JP6197390B2 - オーディオ信号処理装置 - Google Patents

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本発明は、例えばオーディオ信号に様々処理を施すオーディオ信号処理装置に関する。
近年、複数個のスピーカが配置されたルームにおいて、利用者およびスピーカの位置情報を用いて音場を設定するサラウンドシステムが知られている。このサラウンドシステムには、例えば、複数個のスピーカの位置と利用者が聴取する位置との距離をスピーカ毎に比較し、比較した結果を音量調整や遅延時間の設定等に反映させて、利用者が聴取する位置での音場を設定する、という技術が適用される(特許文献1参照)。
特開2007−043320号公報
ところで、一般にサラウンドシステムにあっては操作方法や設定が複雑であるので、利用者に面倒を強いることになる。もちろん、このように使用者に面倒をかけないようにすることは、サラウンドシステムに限られず、オーディオ信号に様々な処理を施す装置において要求される。本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的の一つは、利用者が複雑な操作や使い方を覚える必要がなく、オーディオ信号に適切な信号処理等を付与することが可能なオーディオ信号処理装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係るオーディオ信号処理装置は、利用者によって携帯される端末装置であって、所在位置と、少なくとも速度、加速度または角度のいずれかとを検出する機能を有する端末装置から、情報を受信する受信部と、前記受信部によって受信された情報に関連付けられるとともに、前記利用者の所在位置と当該所在位置における利用者のモーションとに対応付けられた処理であって、入力したオーディオ信号に対する処理または電源に対する処理を実行する処理部と、を具備することを特徴とする。
本発明によれば、利用者の所在位置およびモーションで期待される処理が実行されるので、利用者に対し、複雑な操作や使い方を覚える必要をなくすことができる。なお、処理としては、例えば音場、音量、周波数などの設定・調整や、チャンネルとスピーカとの割当などのほか、後述するようにメイン電源のオンオフなどが含まれる。
また、所在位置の検出については、例えば、GPS(Global Positioning System)などを用いることができる。一方、モーションについては、速度、加速度または角度の時間的な変化等から判別することができる。なお、位置の微分で速度になり、速度の微分で加速度になる一方で、加速度を積分すると速度になり、速度を積分すると位置になる。このため、所在位置を検出する際に、速度、加速度の検出結果を補完的に用いても良いし、逆に、モーションを判別する際に、所在位置の検出結果を補完的に用いても良い。
本発明において、前記処理部は、前記利用者の所在位置が第1の部屋内にあって、前記利用者のモーションが当該第1の部屋において予め定められた複数のモーションのいずれかであったとき、当該第1の部屋と前記利用者のモーションとに対応付けられた処理を実行する構成としても良い。この構成によれば、利用者が第1の部屋に所在し、着席などのモーションをしたときに、当該モーションに期待される処理が実行される。具体的には、メイン電源のオンや再生部に対する再生する処理が実行される。
この構成において、前記処理部は、前記利用者の所在位置が前記第1の部屋とは異なる第2の部屋内にあって、前記利用者のモーションが当該第2の部屋において予め定められた複数のモーションのいずれかであったとき、当該第2の部屋と前記利用者のモーションとに対応付けられた処理を実行する態様としても良い。この態様によれば、利用者が第1の部屋とは異なる第2の部屋の部屋に所在して、予め定められたモーションをしたときに、当該モーションに期待される処理が実行される。
上記目的は、次のような発明によっても達成することができる。すなわち、利用者によって携帯される端末装置であって、所在位置および周辺環境を検出する機能を有する端末装置から、情報を受信する受信部と、前記受信部によって受信された情報に関連付けられるとともに、前記利用者の所在位置と当該所在位置における周辺環境とに対応付けられた処理であって、入力したオーディオ信号に対する処理または電源に対する処理を実行する処理部と、を具備するオーディオ信号処理装置によっても、達成することができる。このオーディオ信号処理装置によれば、利用者の所在位置および当該所在位置における周辺環境で期待される処理等が実行されるので、利用者に対し、複雑な操作や使い方を覚える必要をなくすことができる。なお、処理としては、例えば周辺環境の例として照度が暗くなるのであれば、音量を小さくするような設定や、さらに暗くなったのであれば、メイン電源のオフなどが挙げられる。
ところで、オーディオ信号処理装置において、前記処理には、メイン電源のオンおよびオフの動作が含まれ、前記処理部は、前記利用者の所在位置と、当該所在位置における利用者のモーションまたは当該所在位置における周辺環境とに対応付けられた処理が前記メイン電源のオンまたはオフである場合、当該メイン電源のオンまたはオフを動作モードに応じて禁止または実行しても良い。利用者の所在位置と、当該所在位置における利用者のモーションまたは当該所在位置における周辺環境が適切に検出できない場合、当該利用者の意図を反映しないでメイン電源がオンオフされてしまう事態が発生するが、モードに応じてメイン電源のオンまたはオフを禁止または実行させることによって、このような事態の発生を抑えることができる。
第1実施形態に係るオーディオシステムの構成を示す図である。 スピーカの配置例を示す平面図である。 端末装置における部屋登録テーブルの一例を示す図である。 端末装置における処理内容登録テーブルの一例を示す図である。 オーディオシステムの動作を示すフローチャートである。 利用者における起立・着席動作を示す図である。 利用者に携帯された端末装置で検出される高さ変化を示す図である。 利用者が居る部屋とモーションとにしたがった処理例を示す図である。 利用者が居る部屋とモーションとにしたがった処理例を示す図である。 利用者が居る部屋とモーションとにしたがった処理例を示す図である。 利用者が居る部屋とモーションとにしたがった処理例を示す図である。 第2実施形態に係るオーディオシステムの構成を示す図である。 端末装置における処理内容登録テーブルの一例を示す図である。 第3実施形態に係るオーディオシステムの構成を示す図である。 モード設定・変更処理の動作を示すフローチャートである。 応用例(その1)に係るオーディオシステムの構成を示す図である。 応用例(その2)に係るオーディオシステムの構成を示す図である。 応用例(その3)に係るオーディオシステムの処理例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係るオーディオシステム1の構成を示すブロック図である。この図に示されるように、オーディオシステム1は、オーディオ信号処理装置40のほか、端末装置10と、再生部20と、モニタ30と、スピーカ51〜54、61、62とを含む。
オーディオ信号処理装置40は、いわゆるAVアンプであり、複数のチャンネルのオーディオ信号に対して後述する様々な処理を施す。この処理には、スピーカ51〜54、61、62の各々に対するチャンネルの割り当てを変更することが含まれる。
端末装置10は、例えば携帯電話機であり、利用者の上着のポケット等に収納されたり、手に持たれたりして携帯される。本実施形態において端末装置10は、当該端末装置を携帯する利用者の所在位置(部屋)および当該利用者のモーション(身体動作)に対応した内容の制御を、オーディオ信号処理装置40に指示するものである。このため、端末装置10は、CPUや、表示装置、タッチパネル、メモリ(いずれも図示省略)を有するコンピュータとなっており、本実施形態にあっては、特に各種のセンサ11、送信部18などを含んだ構成となっている。
端末装置10には、特定の配信サイトからダウンロードされた所定のアプリケーションプログラムが予めインストールされている。利用者が表示装置に表示されたアイコン等を操作するなどして当該アプリケーションプログラムが実行されたときに、端末装置10では、部屋特定部12や、モーション判別部13aの機能ブロックが構築される一方、メモリの記憶領域には、作業領域Wa、部屋情報登録テーブルTB1および処理内容登録テーブルが構築される。なお、部屋情報登録テーブルTB1および処理内容登録テーブルTB2の詳細については後述する。
本実施形態においてセンサ11は、端末装置10の姿勢等を検出するためのジャイロセンサや、地磁気方向を検出して方位を検出する角度センサ、当該端末装置10における所在位置を出力するGPS(Global Positioning System)などを総称したものである。このうち、ジャイロセンサは、例えば端末装置10における3軸(図示省略)の加速度、角加速度とともに、重力(または水平)方向などの基準方向に対する角度の情報を出力し、GPSは、経度、緯度および高度(高さ)の情報を出力する。センサ11によるこれらの出力情報は、作業領域Waに逐一に記録される。なお、この記録の際に、所定時間(例えば3分)分経過した情報は逐次消去されるようにして、作業領域Waの記憶容量を圧迫しないようにしても良い。
部屋特定部12は、作業領域Waにアクセスして所在位置を取得するとともに、当該所在位置が部屋情報登録テーブルTB1に登録された領域情報で示される部屋のいずれかの領域内であるのか、または、領域内にないのかを特定する。なお、部屋特定部12は、その特定した情報をモーション判別部13aに供給する。
一方、モーション判別部13aは、作業領域Waに記録されたセンサ11による出力情報から、当該端末装置10を携帯する利用者のモーション(身体動作)を判別するとともに、利用者の所在位置を領域内とする部屋の情報と、判別したモーションとに対応付けられた処理内容を、処理内容登録テーブルTB2を参照して読み出し、送信部18に供給する。なお、モーション判別部13aは、利用者の所在位置がいずれの部屋の領域内でないとき、後述するようにオーディオ信号処理装置40に対してメイン電源のオフを指示する処理内容を、送信部18に供給する。
送信部18は、モーション判別部13aから供給された処理内容をオーディオ信号処理装置40に、例えば短距離無線通信により送信する。
なお、端末装置10は、携帯電話機に限られず、タブレット型のコンピュータやPDA(Personal Digital Assistant)などでも良い。
再生部20は、CD(compact disk)や、DVD(digital versatile disk)、BD(blu-ray disk)などの各種媒体を再生することによって、または、放送電波を受信することによって、再生信号を生成する。再生信号には音声信号のほか、再生媒体によっては映像信号が含まれる。モニタ30は、液晶表示装置やプラズマディスプレイなどであり、再生信号に含まれる映像信号に基づいた映像を表示する。
一方、オーディオ信号処理装置40は、受信部41、増幅部45を有するほか、例えばファームウェアにしたがった制御によって処理部44が構築される。このうち、受信部41は、端末装置10の送信部18から送信された情報を受信する。処理部44は、再生部20による再生信号に含まれる音声信号を複数のチャンネルのオーディオ信号にデコードするとともに、受信部41によって受信された情報にしたがって様々な処理を施す。増幅部45は、各チャンネルに対応したアンプの集合体であり、各スピーカに割り当てられたチャンネルのオーディオ信号をそれぞれ増幅して、対応するスピーカ51〜54、61、62にそれぞれ出力する。
なお、オーディオ信号処理装置40では、メイン電源がオフされていても、端末装置10からの情報を受信して処理するために、受信部41および処理部44が動作状態を維持する構成となっている。また、オーディオ信号処理装置40は、本実施形態では、2つの部屋A、Bのいずれか一方、あるいは、双方に再生音を出力する機能を有する。詳細には、オーディオ信号処理装置40は、部屋Aにおいて4チャンネルのサラウンドまたは2チャンネルのステレオで出力し、部屋Bにおいて2チャンネルのステレオで出力する。このため、オーディオ信号処理装置40は、部屋Aにおいて4チャンネルに対応した4つの出力端子を有し、部屋Bにおいて2チャンネルに対応した2つの出力端子を有する。なお、4つの出力端子は、FL(フロントレフト)端子、FR(フロントライト)端子、SL(サラウンドレフト)端子およびSR(サラウンドライト)端子であり、2つの出力端子は、L(レフト)端子およびR(ライト)端子である。
図2は、スピーカ51〜54、61、62の配置および接続の一例を示す図であって、これらのスピーカが設置される部屋を平面視で示した図である。
この図に示されるように、リビングルームは、部屋Aに対応しており、モニタ30と、当該モニタ30を利用者が視聴する際に着席するソファ72とが設置されている。このため、ソファ72からモニタ30に向かって左側の地点には、FL端子に接続されたスピーカ51が設置され、同右側の地点には、FR端子に接続されたスピーカ52が設置される一方、ソファ72の後方左側の地点には、SL端子に接続されたスピーカ53が設置され、同後方右側の地点には、SR端子に接続されたスピーカ54が設置されている。なお、リビングルームにおいてソファ72の例えば右側には作業用のパーソナルコンピュータ(PC)74が卓上に設けられている。
一方、ベッドルームは、部屋Bに対応しており、例えば図においてヘッドボード81を下側にしてベッド82が設けられている。ここで、ベッド82において枕を頭にして寝ていた利用者が上体を起こした状態をリスニングポジションとしたとき、図に示されるように、向かって左側の地点には、L端子に接続されたスピーカ61が設置され、同右側の地点には、R端子に接続されたスピーカ62が設置されている。
図3は、端末装置10のメモリで構築される部屋情報登録テーブルTB1の登録内容の一例を示す図である。
この図に示されるように、部屋情報登録テーブルTB1は、スピーカが設置された部屋の領域情報を部屋A、B毎に登録したものである。領域情報には、部屋の領域を特定する情報が記憶される。一般に、平面視したときの部屋の形状は簡易的に多角形で規定されるので、領域情報としては、当該多角形を規定する各頂点の座標(経度、緯度)が登録される。図2の例でいえば、部屋Aであるリビングルームの隅の座標「★1」〜「★4」が領域情報として登録され、部屋Bであるベッドルームの隅の座標「★5」〜「★8」が領域情報として登録される。このため、利用者の所在位置が判明したときに、部屋情報登録テーブルTB1を参照することによって、当該所在位置が当該領域情報で示される部屋の領域内にあるか否かを判別することができる。
なお、図2で例示した部屋A、Bの形状は平面視で長方形であるので4隅の座標が領域情報として登録されているが、例えば三角形や五角形以上の多角形であっても良いし、曲線を有する形状の部屋であっても、多角形の直線近似で表すことにして、各頂点の座標を登録しても良い。このような頂点の座標については、例えば、予め利用者が端末装置10の測位機能を用いて部屋A、Bのそれぞれについて求めて登録したものが用いられる。
図4は、処理内容登録テーブルTB2における登録内容の一例を示す図である。
この図に示されるように、処理内容登録テーブルTB2は、部屋A、B毎に用意されたテーブルの集合体となっており、各テーブルには、その部屋において想定される利用者のモーション毎に、オーディオ信号処理装置40の処理内容を規定するパラメータなどの情報が登録されている。
図4の(a)は、部屋Aのリビングルームに対応したテーブルであり、利用者のモーションとして例えば「着席」、「着席回転」、「部屋BからAへ移動」が想定されている。このうち、「着席」は、具体的には端末装置10を携帯する利用者が図2におけるソファ72に着席するモーションである。また、「着席回転」とは、端末装置10を携帯する利用者が着席状態で回転する動作であり、本実施形態では、当該利用者がモニタ30からPC74に向かって回転するようなモーションをいう。なお、「部屋BからAへ移動」は、具体的には端末装置10を携帯する利用者が、その名の通り、部屋Bから部屋Aに移動することをいう。
図4の(b)は、部屋Bのベッドルームに対応したテーブルであり、利用者のモーションとして例えば「部屋AからBへ移動」、「横(臥位)になる」、「起き上がる」が想定されている。
このうち、ベッドルームにおける「横(臥位)になる」は、具体的には端末装置10を携帯する利用者がベッド82に対して寝姿、すなわち臥位に変化するモーションである。臥位には、仰向けや、側向き、うつぶせなどを含む。「状態を起こす」は、端末装置10を携帯する利用者が臥位から上体を起こすモーションである。なお、「部屋AからBへ移動」は、具体的には端末装置10を携帯する利用者が、部屋Aから部屋Bに移動することをいう。
処理内容は、本実施形態にあっては、各チャンネルのオーディオ信号に対して共通の処理を示す全体制御と、各チャンネルのオーディオ信号とスピーカとの対応関係を規定するスピーカ割当とに分けられる。全体制御には、例えばメイン電源、音量、ダイナミックレンジ圧縮(以降「D圧縮」と略称する)がある。このうち、メイン電源には、On、Off、スリープタイマ(のセット)などが登録される。音量には、例えば規定値または倍率が登録される。
音量の規定値とは、オーディオ信号処理装置40の制御に際し、音量つまみ等で既に設定された値を用いることを意味し、倍率とは、当該規定値に対する比率の値を用いることを意味する。D圧縮には、出力するオーディオ信号のダイナミックレンジを圧縮する機能のOn、Offが登録される。なお、全体処理において「−」は、その設定内容を変更しない、または、無効であることを意味する。
スピーカ割当には、上記端子に接続されたスピーカ51〜54、61、62に出力されるオーディオ信号のチャンネルが括弧書で登録される。例えば、図4の(a)に示されるリビングルームに対応したテーブルにおいて、モーションが「着席回転」である場合に、FR端子に接続されたスピーカ52にはステレオの(L)チャンネルが割り当てられ、SR端子に接続されたスピーカ54にはステレオの(R)チャンネルが割り当てられることを意味する。なお、スピーカの割当において「−」は、ノンアクティブ、すなわちオーディオ信号がスピーカに供給されないことを意味する。
次に、オーディオシステム1の動作について説明する。
図5は、端末装置10およびオーディオ信号処理装置40における動作を示すフローチャートである。
ここでは、端末装置10を携帯する利用者が、オーディオ信号処理装置40の至近に存在して、当該端末装置10(の送信部18)とオーディオ信号処理装置40(の受信部41)との間で近距離無線通信がすでに確立されるものとする。なお、端末装置10においては、上記アプリケーションプログラムによって以下のステップSa11〜Sa18の一連の処理を、例えば1秒間に4回繰り返して実行する。また、この動作は、オーディオ信号処理装置40のメイン電源がオンされている状態だけでなく、オフされている状態であっても、実行される。
まず、端末装置10において部屋特定部12は、作業領域Waに格納されたセンサ11による出力情報のうち、直近の所在位置を取得する(ステップSa11)。次に、部屋特定部12は、当該所在位置が部屋情報登録テーブルTB1に登録された領域情報で示されるいずれかの部屋の領域内にあるか否かを判別する(ステップSa12)。
直近の所在位置がいずれかの部屋の領域内になければ(ステップSa12の判別結果が「No」であれば)、部屋特定部12は、その旨の情報をモーション判別部13aに供給する。モーション判別部13aは、利用者の所在位置がいずれの部屋の領域内でない、という情報の供給を受けたとき、オーディオ信号処理装置40に対しメイン電源のオフを指示する処理内容を、送信部18に供給する(ステップSa18)。
一方、直近の所在位置がいずれかの部屋の領域内にあれば(ステップSa12の判別結果が「Yes」であれば)、部屋特定部12は、当該所在位置がどの部屋の領域内にあるのかを特定して、当該特定した部屋の情報をモーション判別部13aに供給する(ステップSa13)。
モーション判別部13aは、当該部屋において想定されているモーションが何であるかを、処理内容登録テーブルTB2を参照して特定する。例えば、モーション判別部13aは、現段階の所在位置が部屋Aのリビングルームであれば、想定されるモーションとして「着席」、「着席回転」、「部屋BからAへ移動」であると特定し、また、ベッドルームであれば、想定されるモーションとして「部屋AからBへ移動」、「横(臥位)になる」、「起き上がる」であると特定する。続いて、モーション判別部13aは、作業領域Waにアクセスして、記録されたセンサ11の出力情報を取得・解析して、利用者のモーションを判別する(ステップSa14)。
そして、モーション判別部13aは、当該判別したモーション(端末装置10を携帯する利用者のモーション)が、利用者が所在する部屋において想定されているモーションのいずれかであるか否かを判別する(ステップSa15)。
例えば、端末装置10を携帯する利用者が図6(a)で示されるように「起立」している状態から、(b)で示されるように「着席」した状態へと変化する場合、図7(a)で示されるようにセンサ11によって検出される高さが、時刻Taの前後にわたってΔHだけ低下する。
なお、このようにセンサ11によって検出される高さがΔHだけ低下する現象は、階段や梯子を降りる場合や屈伸運動などでも現れると考えられる。ただし、階段等を降りる場合にセンサ11によって検出される高さは、例えば図7(b)で示されるように、階段1段分の高さ低下がほぼ周期的に繰り返される。また、屈伸運動の場合、検出される高さは、例えば図7(c)で示されるように、膝の屈曲に伴う高さ低下と伸長に伴う高さ上昇とがほぼ周期的に繰り返される。
したがって、センサ11による出力情報から、高さがΔHだけ低下することのみならず、高さが低下した時刻Taから所定時間だけ遡った時刻Tbまでの期間にわたって一定の範囲内に高さが保たれていることを、作業領域Waに記録された情報を参照しつつ検出すれば、モーションが「着席」であるか否かについて、ある程度の確からしさで判別することができる。もちろん、時刻Taから所定時間だけ経過した時刻Tcまでの期間にわたって一定の範囲内に高さが保たれていることを条件にしても良いし、高さ変化の前の期間(TbからTaまで)および後の期間(TaからTcまで)の双方にわたってそれぞれ一定の範囲内に高さが保たれていることを条件にしても良い。
また、着席に伴う高さ低下分のΔHは、一般に約0.5メートルである。階段等を降りる場合の高さ低下分は、階段1段分である蹴上げ寸法の約0.2メートル以下である。一方、屈伸運動に伴う高さ変化分は、着席よりも大きく膝を曲げることから、上記0.5メートルを超えると考えられる。このため、「着席」であるか否かの判別に際し、高さ低下分のΔHが、0.5±α(αはマージン)メートル以内であることを条件として加重しても良い。
なお、センサ11の出力情報のうち、高さについては、GPSの高度情報や、着席に伴う下降を開始した瞬間に発生する重力方向の加速度(下向加速度)、 着席した瞬間に発生する重力方向とは反対方向の加速度(上向加速度)、上記下向加速度から上向加速度までの時間などから求めることができる。
一方、「着席回転」は、「着席」の状態を基準にすると、方位が変化したり、回転方向に角加速度が生じたりする。このため、センサ11の出力情報のうち、方位変化や角加速度から、モーションが「着席回転」であるか否かについて判別することができる。
また、「部屋BからAへ移動」については、 センサ11による出力情報のうち、所在位置が部屋Bの領域内から部屋Aの領域内に変化することによって判別することができる。
このように、端末装置10を携帯する利用者が部屋Aのリビングルームに所在するのであれば、センサ11の出力情報で判別するモーションの候補を「着席」、「着席回転」、「部屋BからAへ移動」として、これらのうちいずれかであるのか否かを判別すれば良く、部屋Bで想定されるモーションまで考慮する必要がない。
また、例えば利用者が端末装置10を上着の胸ポケットに収納した場合に、起立した状態、または、上体を起こした状態にあれば、端末装置10における表示面は、おおよそ重力方向に沿って配置する。利用者が当該状態から仰向け/うつぶせに変化すると、端末装置10の表示面は、重力方向に沿った状態から、ほぼ水平状態に角度が変化する。一方、利用者が当該状態から横に向いた側臥位に変化すると、端末装置10の表示面は、重力方向に沿って状態を保ちつつ、ほぼ90度、角度が変化する。
したがって、モーション判別部13aは、このような角度の変化をセンサ11の出力から、「横(臥位)になる」というモーションを判別することができる。また、利用者が端末装置10の表示装置(タッチパネル)を操作していたが、当該操作を所定期間以上しなくなったことを検出して、「横(臥位)になる」というモーションの判別条件に加重しても良い。
なお、「上体を起こす」は「横になる」とは、逆の関係にある。また、「部屋AからBへ移動」については、 センサ11による出力情報のうち所在位置が部屋Aの領域内から部屋Bの領域内に変化することによって判別することができる。
このように、端末装置10を携帯する利用者が部屋Bのベッドルームに所在するのであれば、センサ11の出力情報で判別するモーションの候補を「部屋AからBへ移動」、「横(臥位)になる」、「上体を起こす」として、これらのうちいずれかであるのか否かを判別すれば良く、部屋Aで想定されるモーションまで考慮する必要がない。
説明を再び図5に戻すと、モーション判別部13aは、判別した利用者のモーションが当該部屋において想定されているモーションであれば(ステップSa15の判別結果が「Yes」であれば)、処理内容登録テーブルTB2のうち、当該部屋に対応したテーブルを参照して、当該モーションに対応付けられた処理内容を読み出し、送信部18に供給する(ステップSa16)。
送信部18は、ステップSa16で供給された処理内容、または、ステップSa18で供給されたオフ指示をオーディオ信号処理装置40に送信する(ステップSa17)。この後、端末装置10における処理手順はステップSa11に戻って、次の実行タイミングまで待機する。
このようにして端末装置10においては、ステップSa11〜Sa18の一連の処理が、所定の操作によって上記アプリケーションプログラムが終了されるまで、繰り返し実行される。
一方、オーディオ信号処理装置40において、受信部41が端末装置10から処理内容(オン、オフ指示を含む)を受信した否かを判別する(ステップSb11)。受信しなければ(ステップSb11の判別結果が「No」であれば)、処理手順がステップSb11に戻る。このため、受信部41が端末装置10から処理内容を受信するまで、処理手順は次のステップSb12に進行しない。
受信部41は、端末装置10から処理内容を受信すれば(ステップSb11の判別結果が「Yes」になれば)、処理部44に転送し、処理部44は、当該処理内容に応じた処理を実行する(ステップSb12)。なお、受信部41は、端末装置10からオフ指示を受信したときにメイン電源が既にオフであるとき、または、端末装置10からオン指示を受信したときにメイン電源が既にオンであるとき、当該指示を無視する。
この後、処理手順は、ステップSb11に戻る。
したがって、オーディオ信号処理装置40では、受信部41が端末装置10から処理内容の受信する毎にステップSb12が実行される。
次に、図8乃至図11を参照して、利用者のモーションを例示しながら、オーディオシステム1の具体的な動作について説明する。
図8に示されるように、端末装置10を携帯する利用者が部屋Aにおけるリビングルームのソファ72に着席した場合について説明する。この場合、端末装置10にあっては、ステップSa13において、直近の所在位置から当該利用者が部屋Aのリビングルームに居る旨が特定されるとともに、ステップSa14において高さ等の変化から利用者のモーションが「着席」であると判別される。このため、処理内容登録テーブルTB2からは、図4(a)のテーブルにおいてモーションの「着席」に対応して登録された処理内容が読み出されて、オーディオ信号処理装置40に送信される。
オーディオ信号処理装置40にあってはステップSb12において、端末装置10から受信した処理が実行される。ここで、当該処理内容を示す情報は、図4(a)のテーブルにおいてモーションの「着席」に対応した処理である。このため、オーディオ信号処理装置40においては、メイン電源がオンされるとともに、音量が、つまみなどによって既に定められる規定値に設定され、D圧縮はオフに設定される。また、スピーカについては、部屋Aに対応した4チャンネルのサラウンドで出力される。すなわち、図8においてハッチングで示されるようにスピーカ51〜54がアクティブとなって、順番にフロントレフト、フロントライト、サラウンドレフト、サラウンドライト、の各チャンネルのオーディオ信号が出力される。なお、この場合、ベッドルームのスピーカ61、62についてはノンアクティブである。
このように、端末装置10を携帯する利用者が部屋Aのリビングルームにおいてソファ72に着席すると、リビングルームでの着席というモーションに期待される処理が実行されることになる。逆にいえば、リビングルームでの着席というモーションに期待する処理内容を 利用者が処理内容登録テーブルTB2に登録することで、当該処理内容を実行させることができる。
次に、図9に示されるように、リビングルームにおいて端末装置10を携帯する利用者がソファ72に着席した状態を保って、図において時計回りにほぼ90度回転して、PC74に向かって作業し始めた場合について説明する。この場合、端末装置10にあっては、当該角度等の変化から利用者のモーションが「着席回転」であると判別される。このため、処理内容登録テーブルTB2からは、図4(a)のテーブルにおいてモーションの「着席回転」に対応して登録された処理内容が読み出されて、オーディオ信号処理装置40に送信される。
オーディオ信号処理装置40にあってステップSb12において実行される処理は、図4(a)のテーブルにおいてモーションの「着席回転」に対応した内容である。このため、オーディオ信号処理装置40においては、メイン電源の状態が維持され、音量が規定値の半分に設定され、D圧縮はオフに設定される。また、スピーカについては、角度が回転に応じて2チャンネルのステレオで出力される。すなわち、図9においてハッチングで示されるように、FR端子に接続されたスピーカ52にレフト、SR端子に接続されたスピーカ54にライト、の各チャンネルのオーディオ信号が出力される。
したがって、モーションの「着席回転」によって、PC74での作業に支障を与えない程度に音量が下げられるとともに、回転方向に合わせてスピーカの割当が変更されるので、ステレオのチャンネルを正しく聴取させることができる。なお、この場合、スピーカ52、54以外のスピーカについてはノンアクティブである。
なお、ここでは「着席回転」が図において時計回りにほぼ90度回転した場合を例にとって説明したが、例えば反時計回りにほぼ90度回転した場合、SL端子に接続されたスピーカ53にレフト、FL端子に接続されたスピーカ51にライトの各チャンネルのオーディオ信号を出力する構成としても良い。また、なんら作業を与えないのであれば、2チャンネルではなく、4チャンネルで出力しても良い。いずれにしても、スピーカの割当については部屋Aのリビングルームに対応したテーブルにおいて各端子に接続されたスピーカに対するチャンネルを登録すれば、当該回転後の位置に応じて適切に設定することが可能になる。
さらには、スピーカの設置地点に対する利用者(端末装置10)の所在位置および方位に応じて音場を規定するパラメータを演算して設定するようにしても良い。
続いて、図10に示されるように、利用者が、ソファ72から離席して部屋Bのベッドルームに移動した場合について説明する。この場合、端末装置10にあっては、ステップSa13において当該利用者が部屋Bのベッドルームに居る旨が特定されるとともに、ステップSa14において、所在位置の変遷から、すなわち部屋Bの前に部屋Aに居たことから、利用者のモーションが「部屋AからBへ移動」と判別される。このため、処理内容登録テーブルTB2からは、図4(b)のテーブルにおいてモーションの「部屋AからBへ移動」に対応して登録された処理内容が読み出されて、オーディオ信号処理装置40に送信される。
当該オーディオ信号処理装置40においては、メイン電源の状態、D圧縮は変更されない一方で、スピーカについては、部屋Bに対応した2チャンネルのステレオで出力される。すなわち、スピーカの割当については、図10においてハッチングで示されるようにスピーカ61、62がアクティブとなって、順番にレフト、ライトの各チャンネルのオーディオ信号が出力される。なお、この場合、スピーカ61、62以外のスピーカについてはノンアクティブである。
したがって、モーションの「部屋AからBへ移動」によって、オーディオ信号の出力先は、スピーカ51〜54からスピーカ61、62に切り替わるので、端末装置10を携帯する利用者は、引き続き音楽等を視聴することができる。
なお、部屋Aに居たときにオーディオ信号処理装置40のメイン電源がオフであれば、モーションの「部屋AからBへ移動」に対応するメイン電源の処理が現状の維持を示す「−」であるので、部屋Bに移動してもオフである。
また逆に、利用者が部屋Bから部屋Aに移動した場合、部屋Aのリビングルームにおいて利用者のモーションが「部屋BからAへ移動」と判別されるので、オーディオ信号の出力先は、スピーカ61、62からスピーカ51〜54に切り替わる。このため、同様に利用者は、引き続き音楽等を視聴することができる。なお、部屋Bに居たときにオーディオ信号処理装置40のメイン電源がオフであれば、部屋Aに移動してもオフである。
次に、利用者が、部屋Aのソファ72から離席して部屋Bのベッドルームに移動し、さらに、端末装置10を上着の胸ポケットに収納した状態で、 図11に示されるように、ベッド82に横になった場合について説明する。この場合、端末装置10にあっては、ステップSa13において当該利用者が部屋Bのベッドルームに居る旨が特定されるとともに、ステップSa14において角度等の変化から利用者のモーションが「横(臥位)になる」と判別される。このため、処理内容登録テーブルTB2からは、図4(b)のテーブルにおいてモーションの「横(臥位)になる」に対応して登録された処理内容が読み出されて、オーディオ信号処理装置40に送信される。
当該オーディオ信号処理装置40においては、スリープタイマがセットされるとともに、音量が規定値の1/4に設定され、D圧縮がオンに設定される。また、スピーカについては、モーションが「部屋BからAへ移動」から引き続いて、部屋Bに対応した2チャンネルのステレオで出力される。
したがって、モーションの「横(臥位)になる」によって、ベッドルームにおいて横になった利用者の睡眠を妨げない程度にまで、音量が下げられるとともに、D圧縮によって突発的な大音量の発生が抑えられる。また、横になった状態がセットされたスリープタイマの時間経過したときにメイン電源がオフにされる。
特に図示しないが、ベッド82で横になっていた利用者が上体を起こした場合、端末装置10にあっては、当該角度等の変化から利用者のモーションが「上体を起こした」と判別される。このため、処理内容登録テーブルTB2からは、図4(b)のテーブルにおいてモーションの「上体を起こす」に対応して登録された処理内容が読み出されて、オーディオ信号処理装置40に送信されるので、当該オーディオ信号処理装置40においては、メイン電源がオンされるとともに、音量が規定値に設定され、D圧縮はオフに設定される。また、スピーカについては、部屋Bに対応した2チャンネルのステレオで出力される。
なお、端末装置10を携帯する利用者が部屋A、Bのいずれにも居なくなった場合、ステップSa18によるオフ指示がオーディオ信号処理装置40に送信されるので、当該オーディオ信号処理装置40においてはメイン電源がオフされる。
このように第1実施形態では、端末装置10を携帯する利用者が部屋A、Bに所在して、各部屋においてモーションすると、当該モーションで期待される処理をオーディオ信号処理装置40が実行するので、利用者は面倒な操作をしなくても良い。このため、複雑な操作や使い方を覚える煩わしさから解放されることになる。
なお、本実施形態において、部屋A、Bに想定されるモーションについては、上記以外であっても良いのは勿論であり、また、所在位置についても部屋A、Bに限る必要もないが、具体例については、後述する応用例で説明することにする。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第1実施形態においてモーション判別部13aは、センサ11によって出力された情報から当該端末装置10を携帯する利用者のモーションを判別して、利用者の所在位置(部屋)と当該所在位置におけるモーションとで規定される処理内容を、オーディオ信号処理装置40が実行する構成である。これに対して、第2実施形態では、利用者の所在位置と当該所在位置の周辺環境とで規定される処理内容を実行する構成としたものである。なお、第2実施形態では、周辺環境の例として、明るさ、すなわち照度の変化をとりあげる。
図12は、第2実施形態におけるオーディオシステム1の概略構成を示すブロック図である。第2実施形態において、センサ11は、位置および姿勢を検出するセンサとともに、端末装置10の周辺における照度(明るさ)を検出する照度センサを総称したものである。なお、端末装置10においては、表示装置の輝度を周辺の明るさに応じて制御する構成が一般的であるので、照度センサについては、表示装置の輝度を制御するためのセンサと兼用することができる。
第2実施形態において照度判別部13bは、センサ11によって出力された情報を処理して、当該端末装置10における周辺の照度変化を判別する。また、照度判別部13bは、利用者の所在位置や照度変化に対応付けられた処理内容を、処理内容登録テーブルTB2を参照して読み出し、送信部18を介してオーディオ信号処理装置40に供給する。
なお、センサ11による出力情報が、逐一、作業領域Waに記録される点については第1実施形態と同様である。
図13は、第2実施形態の処理内容登録テーブルTB2のうち、部屋Bのベッドルームに対応したテーブルを示している。
この図に示されるように、このテーブルでは、部屋Bにおいて想定される照度(の変化)毎に、オーディオ信号処理装置40の処理内容を規定するパラメータなどの情報が登録されている。詳細には、図の例では、照度変化として例えば「やや暗」、「暗」が想定されている。
このうち、「やや暗」は、具体的には端末装置10のセンサ11で検出される照度が、所定時間(例えば1秒間)に1/2程度に減少する変化をいう。「暗」は、センサ11で照度がほとんど検出できない状態(部屋が消灯される状態)の変化や、検出される照度が所定時間に1/4程度に減少する変化をいう。
また、第2実施形態では、照度に対する処理内容として周波数特性制御(以降「f特」と略称する)がある。このf特には、周波数特性を制御する場合に、その制御内容が登録される。図13の例において、高低カットとは、高音域と低温域とを所定量だけ減衰させる周波数制御のオンを指定する。なお、第2実施形態における処理内容として第1実施形態におけるD圧縮を設けても良い。
この第2実施形態において、当該端末装置10を手に持った利用者がベッドルームに居る場合に、例えば利用者が照明を減灯させて、センサ11によって検出される照度が半分になる程度に低下したとき、端末装置10にあっては照度変化が「やや暗」と判別される。このため、処理内容登録テーブルTB2からは、図13のテーブルにおいて照度の「やや暗」に対応して登録された処理内容が読み出されて、オーディオ信号処理装置40に送信される。このため、当該オーディオ信号処理装置40においては、音量が規定値の規定値の半分に設定されるとともに、オーディオ信号の高音域と低温域とが減衰されて出力される。なお、スピーカの割当については、第1実施形態と同様に、2チャンネルのステレオである。
したがって、第2実施形態では、照明の減灯に応じて、音量が低下するとともに、高域成分と低域成分とがカットされて出力されるので、利用者に耳障りと感じさせないようにすることができる。なお、D圧縮を設けた場合には、発音量が抑えられるので、音量変化の少ない出力となる。このため、D圧縮を設けると、f特と同様に、利用者に耳障りと感じさせないようにすることができる。
また、第2実施形態において、当該端末装置10を手に持った利用者がベッドルームに居る場合に、例えば利用者が照明を(全)消灯させたときに、端末装置10にあっては照度変化が「暗」と判別される。このため、処理内容登録テーブルTB2からは、図12のテーブルにおいて照度変化の「暗」に対応して登録された処理内容が読み出されて、オーディオ信号処理装置40に送信される。このため、当該オーディオ信号処理装置40においては、メイン電源がオフされるので、スピーカ61、62からの再生音の出力が停止する。
このように第2実施形態では、端末装置10を携帯する利用者が部屋Bに所在して、各部屋において照度が変化すると、当該部屋において当該照度の変化に応じた処理内容をオーディオ信号処理装置が実行するので、利用者は面倒な操作をしなくても良い。このため、複雑な操作や使い方を覚える煩わしさから解放されることになる。
なお、第2実施形態では、照度変化の例として「やや暗」、「暗」のように照度が低下した場合のみを例示したが、逆に「やや明」、「明」のように照度が上昇した場合を含めて良いのは勿論である。また、時間的な照度の変化ではなく、照度そのもので判断しても良い。
また、ここでは部屋Bのみを例示したが、部屋Aでも同様に照度変化で処理内容を規定しても良い。
<第3実施形態>
上述した第1実施形態では利用者の所在位置とモーションとによって、第2実施形態では利用者の所在位置と照度変化のような環境変化とによって、それぞれメイン電源のオンまたはオフが制御される内容である。このような制御において、センサ11における誤検出やモーション等の推定ミス等によって、利用者の意図に反してオーディオ信号処理装置40のメイン電源がオンオフしてしまう場合が考えられる。そこで、利用者の意図に反してオーディオ信号処理装置40のメイン電源がオンオフしてしまう点を改善した第3実施形態について説明する。
まず、第3実施形態では、オーディオ信号処理装置40に対して次のような4つのモードを持たせて、センサ11の検出結果に対応したメイン電源のオンオフの指示を禁止また実行するような構成としている。すなわち、本実施形態における4つのモードとは、フルオートモード(完全Autoモード)、マニュアルオンモード(再生同期モード)、マニュアルオフモード(オン同期モード)、および、電源操作なしモードである。
このうち、フルオートモードとは、オーディオ信号処理装置40におけるメイン電源のオンからオフに至るまでの制御を、端末装置10におけるセンサ11の検出結果を用いて指示するモードである。マニュアルオンモードとは、オーディオ信号処理装置40におけるメイン電源のオンについては、利用者の直接的な指示、すなわちフロントパネルに対するボタン(図示省略)によってなされるが、メイン電源のオフについては、センサ11の検出結果を用いて指示するモードである。マニュアルオフモードとは、オーディオ信号処理装置40におけるメイン電源のオンについては、センサ11の検出結果を用いて指示するが、メイン電源のオフについては、利用者の直接的な指示によってなされるモードである。電源操作なしモードとは、メイン電源のオンおよびオフについては、センサ11の検出結果を用いずに、利用者の直接的な指示のみによってなされるモードである。
図14は、第3実施形態に係るオーディオシステム1の構成を示すブロック図である。この図に示されるように、第3実施形態では、第1実施形態(図1参照)におけるオーディオ信号処理装置40に蓄積部46が設けられるとともに、処理部44が当該蓄積部46の内容を参照してモードを決定する点にある。
ここで、蓄積部46は、図示省略した内部メモリで構築されて、メイン電源のオンまたはオフされた場合に、それが利用者による直接的な指示でなされたものか、あるいは、端末装置10におけるセンサ11の検出結果に応じてなされたものであるか、を時系列的に記録した電源操作履歴を格納する。
なお、このような電源操作履歴は、メイン電源がオフまたはオフについて時系列的な記録したものではなく、メイン電源のオン、オフについて、利用者による直接的な指示回数およびセンサ11の検出結果による回数で分類して記録したものであっても良い。いずれにしても、電源操作履歴は、メイン電源がオフまたはオフされる毎に処理部44によって更新される構成となっている。また、この電源操作履歴の詳細については図示省略する。
第4実施形態では、4つのモードに応じて、端末装置10におけるセンサ11の検出結果に対応したメイン電源のオンオフの指示が禁止または実行される。そこでまず、オーディオ信号処理装置40においてモードを設定・変更するモード設定・変更処理について説明する。
図15は、モード設定・変更処理の動作を示すフローチャートである。
このモード設定・変更処理は、メイン電源のオンオフとは無関係であって、例えば利用者による特定の操作、例えば図示省略したリセットボタンの操作された場合に起動される。
初めに、オーディオ信号処理装置40において処理部44は、デフォルトとしてフルオートモードに設定する(ステップSc11)。次に、処理部44は、モードを次に変更するまでの所定時間(例えば24時間)が経過するまで、このモード設定・変更処理の動作を待機状態にする(ステップSc12)。
なお、モード設定・変更処理の動作が待機状態になっていても、メイン電源は、利用者による直接的な指示、または、センサ11の検出結果に応じた端末装置10が指示によってオンオフされる。メイン電源がオンまたはオフされたとき、処理部44は、それが利用者による直接的な指示でなされたものか、あるいは、センサ11の検出結果に応じてなされたものであるか、を蓄積部46に時系列的に記録する。これにより、蓄積部46では、上述した電源操作履歴が記録されることになる。
所定時間が経過すると、処理部44は、蓄積部46にアクセスして、例えば前回の処理から今回の処理に至るまでの期間における電源操作履歴を取得する(ステップSc13)。そして、処理部44は、取得した電源操作履歴を解析して、次のステップSc14、Sc16、Sc18によって当該解析の結果に応じてモードを変更する。
詳細には、処理部44は、解析の結果、第1に、利用者によるメイン電源のオンおよびオフの操作が頻繁になければ、すなわち、センサ11の検出結果によるものではなく、利用者の直接的な指示によるオンの回数およびオフの回数がともに閾値以下であれば(ステップSc14の判別結果が「Yes」であれば)、電源モードをフルオートモードに再設定する(ステップSc15)。
利用者によるメイン電源の頻繁なオンおよびオフの双方の操作が頻繁ではなかった、という状態は、センサ11による検出結果に応じてメイン電源オンオフが適切になされて、すなわち、利用者が自らマニュアルでオンオフする操作を不要とするほどに、利用者の意図が適切に反映されている、ということを意味している。そこで、処理部44は、当該状態を継続すべく電源モードとしてフルオートモードに再設定する。
処理部44は、第2に、利用者によるメイン電源のオンまたはオフの頻繁な操作があって(ステップSc14の判別結果が「No」であって)、その操作がオフのみ頻繁であれば(ステップSc16の判別結果が「Yes」であれば)、電源モードをマニュアルオンモードに変更する(ステップSc17)。
利用者によるメイン電源のオフの操作が頻繁にあったという状況は、センサ11による検出結果に応じてメイン電源がオンされた後、利用者自身がメイン電源を頻繁にオフさせたということを意味し、いわば利用者が望まないメイン電源のオンが頻出した、という状況にある。
そこで、動作モードをマニュアルオンモードに変更し、以降、メイン電源のオンについては、センサ11による検出結果を用いることを禁止し、利用者の直接的な指示によることにする一方、メイン電源のオフについては、センサ11による検出結果を用いることにする。これにより、以降、センサ11の検出結果によって、意図しないメイン電源がオンしてしまう状況を防ぐことができる。
処理部44は、第3に、利用者によるメイン電源のオンまたはオフの頻繁な操作があって(ステップSc14の判別結果が「No」であって)、その操作がオンのみ頻繁であれば(ステップSc16の判別結果が「No」であって、ステップSc18の判別結果が「Yes」であれば)、電源モードをマニュアルオフモードに変更する(ステップSc19)。
利用者によるメイン電源のオンの操作が頻繁にあったという状況は、センサ11による検出結果に応じてメイン電源がオフされた後、利用者自身がメイン電源を再度オンにしたということを意味し、いわば利用者が望まないメイン電源のオフが頻出した、という状況にある。
そこで、動作モードをマニュアルオフモードに変更し、以降、メイン電源のオフについては、センサ11による検出結果を用いることを禁止し、利用者の直接的な指示によることにする一方、メイン電源のオンについては、センサ11による検出結果を用いることにする。これにより、以降、センサ11の検出結果によって、意図しないメイン電源がオフしてしまう状況を防ぐことができる。
処理部44は、第4に、利用者によるメイン電源のオンおよびオフの操作ともに頻繁であれば、すなわち、オンの回数およびオフの回数がともに閾値を超えていれば(ステップSc14、Sc16、Sc18の判別結果がいずれも「No」であれば)、電源モードを電源操作なしモードに再設定する(ステップSc20)。
利用者によるメイン電源の頻繁なオンおよびオフの双方の操作が頻繁にあった、という状態は、センサ11による検出結果に応じてメイン電源オンオフがともに適切になされず、すなわち、利用者が自らマニュアルでオンオフする操作を必要とするほどに、利用者の意図が反映されていない、ということを意味している。
そこで、動作モードを電源操作なしモードに変更し、以降、メイン電源のオンオフについては、センサ11による検出結果を用いることを禁止し、利用者の直接的な指示によることにする。これにより、以降、センサ11の検出結果によって意図しないメイン電源がオンおよびオフしてしまう状況を防ぐことができる。
なお、ステップSc15、Sc17、Sc19、Sc21の処理後、このモード設定・変更処理は終了する。ただし、上記のような特定の操作によって再度、モード設定・変更処理を実行して、動作モードを変更または維持しても良い。
電源モードは、上記4モードに限られず、別のモードを用意しても良いし、利用者が動作モードを直接設定しても良い。
また、第3実施形態については、利用者の所在位置とモーションとに対応した処理内容を実行させる第1実施形態への適用を想定して説明したが、利用者の所在位置と環境変化とに対応した処理内容を実行させる第2実施形態に適用しても良い。
<応用例・変形例>
本発明は、上述した第1乃至第3実施形態に限定されるものではなく、例えば次に述べるような各種の応用・変形が可能である。また、次に述べる応用・変形の態様は、任意に選択された一または複数を適宜に組み合わせることもできる。
第1(第2)実施形態では、端末装置10が、利用者の所在位置とモーション(照度変化)とを特定するとともに、特定した所在位置とモーション(照度変化)とに対応付けられた信号処理等の必要な情報を、オーディオ信号処理装置40に供給する構成とした。この構成に限らず、例えば、図16に示される応用・変形例(その1)のように、部屋情報登録テーブルTB1を端末装置10の側で記憶させる一方、処理内容登録テーブルTB2をオーディオ信号処理装置40の側で記憶させた構成としても良い。詳細には、この例においてモーション判別部13aは、作業領域Waに記録されたセンサ11による出力情報から、当該端末装置10を携帯する利用者のモーションを判別する機能にとどまり、処理内容登録テーブルTB2を参照する機能を有さない。このため、モーション判別部13aは、判別したモーションを示す情報を送信部18に供給する。送信部18は、部屋特定部12によって判別された利用者が所在する部屋の情報と、モーション判別部13aによって判別されたモーションの情報を示す情報とをオーディオ信号処理装置40に送信する。一方、オーディオ信号処理装置40の例えば処理部44が当該所在位置とモーション(照度変化)とに対応付けられた信号処理等の必要な情報を、処理内容登録テーブルTB2から読み出して処理する構成である。
また例えば、図17に示される応用・変形例(その2)のように、端末装置10は、センサ11の出力情報をオーディオ信号処理装置40に供給するだけであり、所在位置およびモーションの判別以降の処理についてはオーディオ信号処理装置40の側で実行する構成としても良い。詳細には、オーディオ信号処理装置40の側に、作業領域Wa、部屋特定部12、モーション判別部13a、部屋情報登録テーブルTB1および処理内容登録テーブルTB2を移設して、処理部44が、モーション判別部13aによって読み出された処理内容、すなわち、所在位置とモーション(照度変化)とに対応付けられた処理内容を実行する構成である。
なお、オーディオ信号処理装置40における処理部44とともに、作業領域Wa、部屋特定部12、モーション判別部13a、部屋情報登録テーブルTB1および処理内容登録テーブルTB2については、例えばファームウェアの制御によって構築される。
また、応用・変形例(その1、その2)については、利用者の所在位置とモーションとに対応した処理内容を実行させる第1実施形態への適用を想定して説明したが、利用者の所在位置と環境変化とに対応した処理内容を実行させる第2実施形態に適用しても良いのは勿論である。
第1実施形態等では、スピーカを部屋A、Bの2部屋に設置した状態で説明したが、3以上の部屋に設置しても良い。また、利用者の所在位置と、モーションまたは環境変化のいずれかとではなく、利用者の所在位置と、モーションと、環境変化とを組み合わせて、オーディオ信号処理装置40における制御内容を決定するようにしても良い。
例えば、図18に示されるように、スピーカを部屋A、Bのほか、C、Dに設置しても良い。なお、この例において、部屋Cは、部屋Aのリビングルームに隣接するとともに当該リビングルームに設置されたモニタ30を見通せるキッチンルームとし、部屋Dは、利用者が部屋Aのリビングルームから移動可能な書斎としている例である。
また、この例では、オーディオ信号処理装置40からモニタ30に対して再生するソースの選択や、モニタ30における電源のオンオフの制御が可能な構成となっている。
図18の例において(1)は、利用者が明るいリビングリームでソファ72に着座してモニタ30側に向いていることから、再生ソースとしてTV放送に切り替える内容である。(2)は、(1)のうち、モニタ30以外の側に向いていることから、再生ソースとして音楽としている内容である。(3)は、暗いリビングリームでソファ72に着座してモニタ30側に向いていることから、深夜であると推定されるので、再生ソースをTV放送として、音量を小さくする内容である。(4)は、(3)のうち、モニタ30以外の側に向いていることから、再生ソースとして音楽としている内容である。
また、(5)は、利用者がベッドルームに所在している場合であって、就眠のために照明を消しているが、少なくとも上半身を起こした状態であると推定されるので、部屋Bに設置されたスピーカに対応するチャンネルのみをアクティブにするとともに、再生ソースを音楽とし、音量を小さくし、かつ、スリープタイマをセットする内容である。(6)は、利用者が睡眠のために仰向けになった推定されるので、メイン電源をオフにする内容である。(7)は、起床直前の明るい状態にあると推定されるので、メイン電源をオンとし、再生 ソースを音楽とし、音量を徐々に大きくする内容である。(8)は、起床した状態であると推定されるので、音量を規定値とする内容である。
一方、(9)は、キッチンに所在する利用者がモニタ30に向いた場合、当該利用者がTV等を視聴しながらの作業を所望していると推定されるので、部屋Cに設置されたスピーカに対応するチャンネルのみをアクティブにするとともに、モニタ30をオンさせ、再生ソースをTV放送としている内容である。(10)は、キッチンに所在する利用者がモニタ30以外の方向に向いている場合であり、当該利用者がキッチンでの作業に専念していると推定されるので、モニタ30をオフさせるとともに、再生ソースをBGMとしての音楽にしている内容である。
(11)は、利用者が書斎に所在し、机に向かって着座していると推定されるので、部屋Dに設置されたスピーカに対応するチャンネルのみをアクティブにするとともに、再生ソースを音楽としている内容である。(12)は、着座状態から起立して、部屋Aへの移動のために消灯してドアに向かっていると推定されるので、再生ソースを音楽として、移動予定先である部屋Aに設置されたスピーカに対応したチャンネルをアクティブとしている内容である。
このように、スピーカについては、2部屋以上であっても良いし、利用者の所在位置と、当該利用者のモーションと、照度のような環境変化とを組み合わせて、オーディオ信号処理装置40における制御内容を様々に決定するようにしても良い。
10…端末装置、11…センサ、12…部屋特定部、13a…モーション判別部、13b…照度判別部、18…送信部、40…オーディオ信号処理装置、41…受信部、44…処理部、51〜54、61、62…スピーカ。

Claims (4)

  1. 利用者によって携帯される端末装置であって、所在位置と、少なくとも速度、加速度または角度のいずれかとを検出する機能を有する端末装置から、情報を受信する受信部と、
    前記利用者の所在位置に予め対応付けられた複数のモーションのうち、前記少なくとも速度、加速度または角度のいずれかの検出結果から判別された利用者のモーションに対応付けられた処理であって、入力したオーディオ信号に対する処理または電源に対する処理を実行する処理部と、
    を具備することを特徴とするオーディオ信号処理装置。
  2. 前記処理部は、
    前記利用者の所在位置が第1の部屋内にあって、前記利用者のモーションが当該第1の部屋において予め定められた複数のモーションのいずれかであったとき、当該第1の部屋と前記利用者のモーションとに対応付けられた処理を実行する
    ことを特徴とする請求項1に記載のオーディオ信号処理装置。
  3. 前記処理部は、
    前記利用者の所在位置が前記第1の部屋とは異なる第2の部屋内にあって、前記利用者のモーションが当該第2の部屋において予め定められた複数のモーションのいずれかであったとき、当該第2の部屋と前記利用者のモーションとに対応付けられた処理を実行する
    ことを特徴とする請求項2に記載のオーディオ信号処理装置。
  4. 前記処理には、メイン電源のオンおよびオフの動作が含まれ、
    前記処理部は、
    前記利用者の所在位置と、当該所在位置における利用者のモーションまたは当該所在位置における周辺環境とに対応付けられた処理が前記メイン電源のオンまたはオフである場合、当該メイン電源のオンまたはオフを動作モードに応じて禁止または実行する
    ことを特徴とする請求項に記載のオーディオ信号処理装置。
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