JP6195804B2 - 弁装置 - Google Patents

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Description

この発明は、自動車や二輪自動車などの燃料タンクに取り付けられて、開弁状態において燃料タンク内外を連通させるように機能される弁装置の改良に関する。
燃料タンクの通気流路を構成する弁装置として、ケース内への燃料の流入により上昇してタンク外への流路に連なる弁口を閉鎖するフロートを備えたものとして、特許文献1に示されるものがある。
この種のフロートを備えた弁装置では、閉弁状態から燃料がかかるフロートを納めるケース内から流出すると、かかるフロートの下降が可能となり、開弁状態への移行がなされることとなるが、燃料タンク内外の圧力差が大きい場合、フロートの上部が弁口に張り付いて前記開弁状態への移行がスムースになされない場合がある。
前記特許文献1のものは、前記弁口はフロート本体の上部に傾動可能に備えられたプレート状の弁体で閉鎖するようになっている。これにより特許文献1のものでは、傾動される弁体の傾斜下側からこの弁体と弁口との密着状態を解き始めることができ、燃料タンク内外の圧力差が大きい場合であっても前記開弁状態への移行が比較的スムースになされるようになっている。
米国特許第4886089号明細書
この発明が解決しようとする主たる問題点は、この種のフロートを利用した弁装置を、閉弁状態から開弁状態へ一層スムースかつ確実に移行し得るものとする点にある。
前記課題を達成するために、この発明にあっては、弁装置を、フロートと、これを収納するケースとを有し、燃料タンクの通気流路の一部を構成する弁装置であって、
前記フロートは、フロート主体と、このフロート主体の上部に傾動可能に備えられた弁体とを備えてなり、
前記弁体は、前記フロートの上昇時に前記ケース内に形成された弁口を閉塞するシール部と、前記フロート主体の一部に対して引っかかって前記傾動の中心となる引っかかり部と、前記シール部の裏側において突出する当接部とを有しており、
前記傾動による前記フロート主体の被当接部への前記当接部の当接によって、前記弁体の水平方向への移動を生じさせさせるようにしてなる、ものとした。
ケース内への燃料の流入時にはこれにより上昇されるフロートの弁体のシール部によって弁口は閉塞され前記上部室への燃料の流入は阻止される。ケース内から燃料が流出されるとフロートは下降可能となり、弁体は前記引っかかり部側を傾斜下とするように傾動する。それと共に、弁体は、前記傾動により当接部を被当接部に接しさせるところ、被当接部の位置は変わらないことから、前記傾動をしながら水平方向に移動される。これにより、タンク内が高圧である場合であっても、また、前記シール部と弁口とが、例えば、弁口側がゴムやゴム状弾性を備えるプラスチックで構成されると共にシール部側がこれに密着しやすいプラスチックで構成されるなど、互いに密着し易い材料からなる場合であっても、前記シール部と弁口との離弁、つまり、弁装置のスムースな開弁が実現される。
前記水平方向の移動は、前記引っかかり部と前記弁口の中心を通る仮想の直線と間の距離を広げる向きとなるようにしておくことが、この発明の最良の形態の一つとされる。また、前記引っかかり部を、前記水平方向の移動可能に、前記フロート主体の一部に遊びを持って引っかけさせるようにしておけば、前記水平方向の移動量を可及的に大きくすることができる。また、前記当接部を凹部として、前記被当接部は前記凹部に納まる突部としておくことが、この発明の最良の形態の一つとされる。また、前記弁体に、この弁体の所定の傾動位置において前記フロート主体の一部に引っかかってそれ以上の前記傾動を阻止する規制部を備えさせておけば、弁体の前記傾動が一定の範囲でなされるようにできると共に、かかる弁体のフロート主体からの予期しない脱落を阻止できる。
この発明によれば、フロートを利用した弁装置における閉弁状態から開弁状態への移行を一層スムース且つ確実に実現させることができる。
図1は、この発明の一実施の形態にかかる弁装置の側面図である。 図2は、前記弁装置の平面図である。 図3は、前記弁装置の底面図である。 図4は、前記弁装置の断面図であり、閉弁状態を示している。 図5は、前記弁装置の要部断面図であり、閉弁状態を示している。 図6は、前記弁装置の要部断面図であり、図5の状態からフロートが下降し開弁した直後の状態を示している。 図7は、前記弁装置の要部断面図であり、図6状態からフロートがさらに下降した状態を示している。 図8は、前記弁装置を構成するフロート主体の斜視図である。 図9は、前記フロート主体の平面図である。 図10は、前記弁装置を構成する弁体の斜視図である。 図11は、前記弁装置を構成する弁体の斜視図であり、図10の下側からかかる弁体を見て示している。
以下、図1〜図11に基づいて、この発明の典型的な実施の形態について、説明する。この実施の形態にかかる弁装置は、自動車や二輪自動車などの燃料タンクTに取り付けられて、開弁状態において燃料タンクT内外を連通させるように機能されるものである。かかる弁装置は、典型的には、燃料タンクTの上部に取り付けられて、燃料タンクTの通気流路Cの一部を構成する。かかる弁装置は、図示の例のように、燃料タンクTに設けた取り付け穴Tbを利用して、あるいは、図示は省略するが燃料タンクT内に設けたブラケットなどを利用するなどして、燃料タンクTに備えさせることができる。
かかる弁装置は、フロートFと、これを収納するケースHとを有している。ケースHは、このケースH内を上部室3と前記フロートFの収納室4とに区分する隔壁5を有している。上部室3は隔壁5上にあって排気ポート6cを介してタンク外Taに連絡されている。収納室4は隔壁5下にあって内部にはフロートFが上下動可能に納められている。収納室4には、ケースHの底部を構成する後述のキャップ8に形成された流入部8aより燃料が流入可能となっている。フロートFがその下端を前記ケースHの底部に接しさせた下降位置にあるとき(図示は省略する。)、タンク内外は、前記流入部8a、前記隔壁5に形成された弁口5a、排気ポート6cを通じて連絡可能とされる。収納室4内に燃料が流入されるとこの収納室4に臨んだ前記弁口5aの開口縁を弁座5bとして、フロートFはその上部に備えられた弁体1をこの弁座5bに着座させる位置まで上昇される。これによりタンク内外の前記連絡が遮断される。燃料が収納室4内から流出されるとフロートFは再び下降しタンク内外は弁装置を介して再び連絡可能とされる。
図示の例では、ケースHは、フランジ6と、ケース主体7と、キャップ8とを組み合わせてなる。これらは、典型的には、プラスチック製とされる。
ケース主体7は、上部側の中央に前記弁口5aを有し、下端を開放させた実質的に円筒状を呈している。かかるケース主体7の上部は、その余の箇所よりも縮径となっており、この縮径部7aによりケース主体7の上部の外側に周回段差面7cが形成されている。また、かかる縮径部7aの外周部には周回溝7bが形成されている。
より具体的には、前記縮径部7aは、前記隔壁5によってその余の箇所と区分されている。図示の例では、隔壁5の中央に形成された貫通穴5cに、上端に外鍔5eを備えた短寸筒状の弁座構成体5dを上方よりはめ込むことで前記弁口5aが構成されている。図示の例では、前記貫通穴5cに前記外鍔5eを突き当てると共にこの貫通穴5cより下端を下方に突き出す前記弁座構成体5dのこの下端が前記弁座5bとして機能するようになっている。
フランジ6は、前記ケース主体7の縮径部7aの外径と略等しい内径を備えると共に、筒上端を閉塞させ、筒下端を開放させた短寸筒状部6aと、この短寸筒状部6aの筒下端に形成された外鍔部6bと、管一端を短寸筒状部6aの側部に一体に連通させて横向きに延びる管状をなす排気ポート6cとを備えている。
ケース主体7とフランジ6とは、ケース主体7の周回段差面7cがフランジ6の外鍔部6bに突き当たる位置まで、短寸筒状部6a内にケース主体7の縮径部7aを嵌め入れることで一体化されるようになっている。ケース主体7とフランジ6とをこのように組み合わせた状態において、前記縮径部7aと短寸筒状部6aの閉塞端との間に前記上部室3となる空間が形成される。図中符号Rは前記周回溝7bを利用して縮径部7aに取り付けられるシールリングであり、このシールリングRによって縮径部7aと短寸筒状部6aとの間が気密状態にシールされるようになっている。図中符号7dはケース主体7の外側部に形成された係合部であり、図示の例では、フランジ6の被係合部6dにこの係合部7dを係合させることでケース主体7とフランジ6との前記組み付け状態を維持するようになっている。
キャップ8は、ケース主体7の下端の外径と略等しい内径をを備えた短寸筒状部8bと、この短寸筒状部8bの筒下端を塞ぐ底板8cとを備えてなる。ケース主体7の隔壁5下にフロートFを納めた後、ケース主体7の下端側をキャップ8内に入れ込みきると、ケース主体7に形成された係合突部7eがキャップ8の短寸筒状部8bに形成された係合窓8dに係合されて、かかるキャップ8によりケース主体7の下端が塞がれ、このキャップ8の前記底板8cによって下降位置にあるフロートFが支持されるようになっている。前記流入部8aはかかるキャップ8の底板8cに形成されている。
図示の例では、弁装置は、燃料タンクTの上部に開設された取り付け穴Tbにフランジ6より下方を挿入させた状態でこのフランジ6の外鍔部6bを燃料タンクTの外面部に典型的には溶着により固着させることで、燃料タンクTに取り付けられるようになっている。前記排気ポート6cは前記通気流路Cを構成する管体Pの一端に嵌め入れられるようになっている。
また、図示の例では、前記縮径部7a内において、前記隔壁5上に、円板状のウエイト9が納められており、このウエイト9によって前記弁口5aは通常は前記上部室3側から閉塞されるようになっている。図中符号10は前記弁座構成体5dとウエイト9の間に介在される座体であり、この座体10の中央には前記弁口5aへの連通開口が形成されている。図示の例では、燃料タンク内外の圧力差が所定値以上となると、前記ウエイト9が浮き上がって燃料タンク内外の通気がなされるようになっている。すなわち、かかるウエイト9はチェックバルブ機構を構成する弁体として機能するものとなっている。
フロートFは、フロート主体2と、このフロート主体2の上部に傾動可能に備えられた弁体1とを備えてなる。
図示の例では、フロート主体2は、上端を実質的に閉塞し、内部に芯部2aを巡る環状空間2bを有し、この環状空間2bを下端側で開放させた円筒状を呈している。環状空間2bには、バネ上端をこの環状空間2bの内奥部に当接させ、かつ、バネ下端を前記キャップ8の底板8cに当接させて、フロートFに対し上方への一定の付勢力を常時作用させる圧縮コイルバネ11が納められるようになっている。
弁体1は、以下の(1)〜(4)の各部を有している。
(1)前記フロートFの上昇時に前記弁口5aを閉塞するシール部1a
(2)前記フロート主体2の一部に対して引っかかって前記傾動の中心となる引っかかり部1b
(3)前記シール部1aの裏側において突出する当接部1j’
(4)前記傾動時に前記弁口5aの近傍に当接する支点部1c
そして、この実施の形態にかかる弁装置にあっては、前記傾動による前記フロート主体の被当接部2jへの前記当接部1j’の当接によって、前記弁体の水平方向xへの移動を生じさせさせるようにしている(図6、図7)。
より具体的には、前記水平方向xの移動は、前記引っかかり部1bと前記弁口の中心を通る仮想の直線yと間の距離を広げる向きの移動となっている。
また、前記当接部1j’は凹部1jであり、前記被当接部2jは前記凹部1jに納まる突部2gとなっている。
図示の例では、弁体1は、上端を閉塞させると共に下端を開放させた短寸筒状をなす主体部1dと、この主体部1dの上端側においてこの主体部1dの側部から側方に突き出す第一腕部1e及び第二腕部1gとを備えている。
前記主体部1dは前記弁口5aよりもやや大きい外径であり、この主体部1dの上端が前記シール部1aとして機能するようになっている。
前記第二腕部1gは、第一腕部1eと反対の側において主体部1dの側部から側方に突き出している。かかる第二腕部1gが、前記支点部1cとして機能するようになっている。かかる第二腕部1gは、平面視の状態において、前記シール部1aよりも水平方向xの面積を小さくする仮想の四角形の外郭形状に倣った外郭形状を有すると共に、その内方に通気部1hとなる貫通穴1iを備えた枠状を呈している。
前記第一腕部1eは、第二腕部1gよりも主体部1dからの突き出し寸法が大きくなっている。第一腕部1eは、その突き出し端側を下方に向けてやや湾曲させていると共に、この突き出し端に主体部1d側に突き出す突出部1fを有しており、これによりこの突き出し端側にフック状をなす前記引っかかり部1bを備えている。図示の例では、第一腕部1eの基部と突き出し端との間は開放されており、第一腕部1eは枠状を呈している。
前記フロート主体2の上端には、前記弁体1を納める上部凹所2cが形成されている。かかる上部凹所2cは、弁体1の主体部1dを納める円形穴状の中央部2dと、第一腕部1eを納める第一溝部2eと、第二腕部1gを納める第二溝部2fとを備えている。第一溝部2eは、フロート主体2の側部において開放されている。第二溝部2fにおける前記中央部2dとの連通側の溝端と反対の溝端はフロート主体2の側部において開放されていない。
前記中央部2d内には、この中央部2dの底から上方に突き出す柱状をなす前記突部2gが形成されている。また、前記第一溝部2e内には、その開放側に島状突部2hが形成されている。また、前記第一溝部2eの下方には、フロート主体2の側部において開放されてこのフロート主体2の中心側に向かう係合穴2iが形成されている。
図示の例では、弁体1は、主体部1dの内方に突部2gを納めることで、この突部2g上に傾動可能に支持されるようになっている。すなわち、図示の例では、前記主体部1dの上端下に、前記当接部1j’として機能する凹部1jが形成されている。弁体は、突部2gの上端に凹部1jの内奥部を接しさせることにより、前記開弁時を除きフロート主体2上に前記シール部1aを水平にした状態で安定的に支持されるようになっている。
また、弁体1はフロート主体2の前記係合穴2iに第一腕部1eの引っかかり部1bを入り込ませることで、前記傾動可能な状態でフロート主体2に係合されている。また、第一溝部2e内においては第一腕部1eの内方に島状突部2hが収まるようになっている。第一腕部1eの基部と突き出し端との間の距離L1は、フロート主体2の直径方向における島状突部2hの長さL2よりも大きくなっている(図6)。その一方で、第一腕部1eの基部に島状突部2hの上部凹所2cの中央部2d側に位置される端部が接する位置まで弁体1が水平方向xに移動しても前記係合穴2iから引っかかり部1bは抜け出さないようになっている。すなわち、前記引っかかり部1bは、前記水平方向xの移動可能に、前記フロート主体2の一部に遊びを持って引っかけられている。これにより、弁体1の前記水平方向xの移動が許容されると共に、この移動量を可及的に大きくできるようにようになっている。
ケース内への燃料の流入時にはこれにより上昇されるフロートFの弁体1のシール部1aによって弁口5aは閉塞され前記上部室3への燃料の流入は阻止される。ケース内から燃料が流出されるとフロートFは下降可能となるところ、フロート主体2と弁体1とは前記引っかかり部1b側で連係され支点部1c側では連係されていないことから、弁体1は支点部1cを弁口5aの近傍に当接させてこの当接箇所を支点として引っかかり部1b側を傾斜下とするように傾動する。それと共に、弁体1は、前記傾動により当接部1j’を被当接部2jに接しさせるところ、被当接部2jの水平方向の位置は変わらないことから、前記傾動をしながら水平方向xに移動される。これにより、タンク内が高圧である場合であっても、また、前記シール部1aと弁口5aとが密着し易い材料からなる場合であっても、前記シール部1aと弁口5aとの離弁、つまり、弁装置のスムースな開弁が実現される。
前記支点部1cは、フロートFの下降が進むに連れて弁口5aの中央側に移動されることとなるが、支点部1cの水平方向xの面積はシール部1aの水平方向xの面積よりも小さくなっており、前記開弁がなされると同時に生じる弁口5aを通じたタンク内の気体のタンク外への流れを前記支点部1cができるだけ妨げないようになっている。特に、この実施の形態にあっては、前記支点部1cは前記通気部1hとなる貫通穴1iを備えていることから、かかる支点部1cの形態は前記開弁と同時の気体の流れをより一層妨げることのないものとなっている。
また、この実施の形態にあっては、前記弁体1に、この弁体1の所定の傾動位置において前記フロート主体2の一部に引っかかってそれ以上の前記傾動を阻止する規制部1kを備えさせている。
図示の例では、弁体1の主体部1dにおける下端であって、支点部1cの直下となる位置に、脚端に外向きに突き出す爪部1nを備えた脚部1mが一体に形成されている。一方、前記第二溝部2fの直下には、フロート主体2の側部において開放されてこのフロート主体2の中央側に続く側部凹所2kが形成されていると共に、この側部凹所2kと前記上部凹所2cとは、前記突部2gと第二溝部2fとの間において、前記中央部2dの底壁と側壁の一部を割り欠く割り欠き部2mを通じて連通されている。そして、前記弁体1は、前記脚部1mをこの割り欠き部2mを通じて側部凹所2k内に入り込ませた状態でフロート主体2の上部に前記のように支持されている。それと共に、弁体1が図7に示される状態よりさらに傾きを大きくした場合、前記脚部1mの爪部1nが前記割り欠き部2mの上端2nに引っかかるようになっている。これにより、この実施の形態にあっては、弁体1の前記傾動が一定の範囲でなされるようにすると共に、かかる弁体1のフロート主体2からの予期しない脱落を阻止している。前記離弁が完了すると、弁体は自重により傾動前の状態に復帰される。
なお、当然のことながら、本発明は以上に説明した実施態様に限定されるものではなく、本発明の目的を達成し得るすべての実施態様を含むものである。
1 弁体
1a シール部
1b 引っかかり部
1J’ 当接部
2 フロート主体
2j 被当接部
5a 弁口
F フロート
H ケース
T 燃料タンク
x 水平方向

Claims (4)

  1. フロートと、これを収納するケースとを有し、燃料タンクの通気流路の一部を構成する弁装置であって、
    前記フロートは、フロート主体と、このフロート主体の上部に傾動可能に備えられた弁体とを備えてなり、
    前記弁体は、前記フロートの上昇時に前記ケース内に形成された弁口を閉塞するシール部と、前記フロート主体の一部に対して引っかかって前記傾動の中心となる引っかかり部と、前記シール部の裏側において突出する当接部とを有しており、
    前記傾動による前記フロート主体の被当接部への前記当接部の当接によって、前記引っかかり部と前記弁口の中心を通る仮想の直線と間の距離を広げる向きとなる前記弁体の水平方向への移動を生じさせさせるようにしてなる、弁装置。
  2. 前記引っかかり部は、前記水平方向の移動可能に、前記フロート主体の一部に遊びを持って引っかけられている、請求項1に記載の弁装置。
  3. 前記当接部は凹部であり、前記被当接部は前記凹部に納まる突部となっている、請求項1又は請求項2に記載の弁装置。
  4. 前記弁体に、この弁体の所定の傾動位置において前記フロート主体の一部に引っかかってそれ以上の前記傾動を阻止する規制部を備えさせてなる、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の弁装置。
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