JP6194231B2 - 光加入者線終端装置および転送テーブル破損検知方法 - Google Patents

光加入者線終端装置および転送テーブル破損検知方法 Download PDF

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Description

本発明は、1つの光加入者線終端装置(OLT:Optical Line Terminal)および複数の光ネットワーク終端装置(ONU:Optical Network Unit)が光ファイバ伝送路を介してポイント・ツー・マルチポイントの通信を行う受動光ネットワーク(PON:Passive Optical Network)システムにおける、OLTの転送テーブルメモリ破損の検知方法に関する。
OLTおよびONUが光ファイバ伝送路を介して通信を行う光アクセスネットワークが知られている。図1は、1つのOLT100および複数のONU200が光ファイバ伝送路160を介してポイント・ツー・マルチポイントの通信を行うPONを示す図である。図1に示したPONは、OLT100、ONU200、光ファイバ伝送路160およびスプリッタ150から構成されている。OLT100およびONU200は、光ファイバ伝送路160およびスプリッタ150を介して、ポイント・ツー・マルチポイントの通信を行う。
ギガビットクラスのPONの代表的な規格として、IEEE802.3にて標準化されたEPON(Ethernet(登録商標)PON)がある。非特許文献1では、EPONにおけるOLTおよびONUの構成が開示されている。また、10ギガビットクラスのPONの規格として、10G−EPONが標準化されている。
図2は従来のOLT100を示す図である。OLT100は、SNI(Service Node Interface)ポート40、キュー管理部30、PON信号処理部20、及びPON−IF(PON interface)ポート10から構成されている。上り伝送フレームは、PON−IFポート10、PON信号処理部20、キュー管理部30およびSNIポート40を介して、ONUから不図示のサービスノードに向けて転送される。下り伝送フレームは、SNIポート40、キュー管理部30、PON信号処理部20およびPON−IFポート10を介して、不図示のサービスノードからONUに向けて転送される。
PON信号処理部20は、MPCP(Multi−Point Control Protocol)手段、帯域割当手段およびOAM(Operations、Administration And Maintenance)手段を有している。MPCP手段は、各ONUと論理的な接続の識別のために、LLID(Logical Link IDentifier)を各ONUに付与し、LLID単位にフレームの送受信制御を行う。また、MPCP手段は、各ONUに備えられたキュー内のデータ量をレポートフレームを用いてOLTに報告するように各ONUに要求する。帯域割当手段は、各ONUから受信したレポートフレームを基に各ONU内のキューのデータ量を監視し、各ONUへ使用帯域を割り当てる。OAM手段は、各ONUと保守監視用の制御フレームをやり取りする。
図3は、従来のOLTがVLAN(Virtual Local Area Network)タグ付与・削除モードの場合の伝送フレームの転送を示す図である。ONUから送信された上り伝送フレームは、PON−IFポートを介してPON信号処理部に転送される。PON信号処理部は、上り伝送フレームのEPONプリアンブルに記載されているLLID(=0x0001)と、LLID−VID(VLAN identifier)転送テーブルのLLID(=0x0001)を照合し、照合したLLIDに対応するLLID−VID転送テーブルのユーザVID(=0x0A1)を記載したVLANタグを、上り伝送フレームに付与する。さらに、EPONプリアンブルをEthernet(登録商標)のプリアンブルに書き換え、SNIポートを介してサービスノードに転送する。一方、サービスノードから送信された下り伝送フレームは、SNIポートを介してPON信号処理部に転送される。PON信号処理部は、下り伝送フレームのVLANタグに記載されているVID(=0x0A1)と、LLID−VID転送テーブルのユーザVID(=0x0A1)を照合し、照合したユーザVIDに対応するLLID−VID転送テーブルのLLID(=0x0001)をEPONプリアンブルに記載し、下り伝送フレームのEthernet(登録商標)のプリアンブルをそのEPONプリアンブルに書き換える。さらに、VLANタグを削除し、PON−IFポートを介してONUに転送する。
ここで、PON信号処理部は、LLID−VID転送テーブルを次のように作成する。予めネットワーク管理者がOLTにユーザVIDとONUのMAC(Media Access Control)アドレスを設定しておく。その後、任意の時間にONUがOLTに接続されたときに、OLTは、ディスカバリプロセス(Discovery process)によって、ONUに割り当てたLLIDとONUのMACアドレスを把握できる。OLTのPON信号処理部はONUのMACアドレスをキーにして、ONUのLLIDとユーザVIDのテーブルを作成する。
図4は、従来のOLTがVLANタグ上書きモードの場合の伝送フレームの転送を示す図である。ONUから送信された上り伝送フレームは、PON−IFポートを介してPON信号処理部に転送される。PON信号処理部は、上り伝送フレームのPONプリアンブルに記載されているLLID(=0x0001)と、LLID−VID転送テーブルのLLID(=0x0001)を照合し、照合したLLIDに対応するLLID−VID転送テーブルのユーザVID(=0x0A1)を上り伝送フレームのVLANタグのVIDに上書きする。さらに、EPONプリアンブルをEthernet(登録商標)のプリアンブルに書き換え、SNIポートを介してサービスノードに転送する。一方、サービスノードから送信された下り伝送フレームは、SNIポートを介してPON信号処理部に転送される。PON信号処理部は、下り伝送フレームのVLANタグに記載されているVID(=0x0A1)と、LLID−VID転送テーブルのユーザVID(=0x0A1)を照合し、照合したユーザVIDに対応するLLID−VID転送テーブルのLLID(=0x0001)をEPONプリアンブルに記載し、下り伝送フレームのEthernet(登録商標)のプリアンブルをそのEPONプリアンブルに書き換える。さらに、照合したユーザVIDに対応するLLID−VID転送テーブルのPON−VID(=0x100)を、下り伝送フレームのVLANタグのVIDに上書きし、PON−IFポートを介してONUに転送する。ここで、PON−VIDとは、PON区間でのみ用いるVIDである。
図5は、PON信号処理部のLLID−VID転送テーブルを保存しているメモリが、初期不良、経年劣化、ソフトエラー等によって破損し、LLID−VID転送テーブルのLLID=0x0001、0x0003に対応するユーザVIDが、同じ0x0A3となった場合の伝送フレームの転送を示す図である。ここでは、VLANタグ上書きモードの場合について説明する。ONUから送信された上り伝送フレームは、PON−IFポートを介してPON信号処理部に転送される。PON信号処理部は、LLID−VID転送テーブルが破損していることを検知しておらず、上り伝送フレームのPONプリアンブルに記載されているLLID(=0x0001)と、LLID−VID転送テーブルのLLID(=0x0001)を照合する。照合したLLIDに対応するLLID−VID転送テーブルのユーザVID(=0x0A3)を上り伝送フレームのVLANタグのVIDに上書きする。さらに、EPONプリアンブルをEthernet(登録商標)のプリアンブルに書き換え、SNIポートを介してサービスノードに転送する。すると、サービスノードは、LLID=0x0001のONUから送信された上り伝送フレームが、あたかもVID=0x0A3のユーザから送信された上り伝送フレームであると認識してしまう。一方、サービスノードが送信するVID=0x0A3の下り伝送フレームは、SNIポートを介してPON信号処理部に転送され、PON信号処理部は、下り伝送フレームのVLANタグに記載されているVID(=0x0A3)と、LLID−VID転送テーブルのユーザVID(=0x0A3)を照合する。ここで、LLID−VID転送テーブルの照合アルゴリズムとして、LLID−VID転送テーブルの1番上のユーザVIDから照合していくと仮定すると、2つある0x0A3のうち、LLID=0x0001に対応するユーザVIDが照合され(LLID=0x0003ではない)、EPONプリアンブルにLLID=0x0001を記載し、下り伝送フレームのEthernet(登録商標)のプリアンブルをそのEPONプリアンブルに書き換える。ついで、照合したユーザVIDに対応するLLID−VID転送テーブルのPON−VID(=0x100)を、下り伝送フレームのVLANタグのVIDに上書きし、PON−IFポートを介してONUに転送する。
Tsutomu Tatsuta、Noriyuki Oota、 Noriki Miki and Kiyomi Kumozaki、"Design philosophy and performance of a GE−PON system for mass deployment"、Journal of Optical Networking、vol.6、no.6、pp.689−700、June 2007.
図6に示すように、OLTのLLID−VID転送テーブルがメモリの初期不良、経年劣化、ソフトエラー等によって破損した場合、サービスの誤接続が起こるという課題がある。たとえば、LLID−VID転送テーブルが破損し、LLID=0x0001、0x0003に対応するユーザVIDが、同じ0x0A3となった場合、LLID=0x0001のONUを利用しているユーザが送信する伝送フレームは、上位ネットワーク・サーバでは、ユーザVID=0x0A3(LLID=0x0003)のものとして処理される。もし、LLID=0x0001とLLID=0x0002のONUを利用しているユーザ同士がデータ通信を開始すれば、サーバは、ユーザVID=0x0A2(LLID=0x0002)のユーザとユーザVID=0x0A3(LLID=0x0003)が通信サービスを利用しているとして、通信の接続先を誤ることになる。これにより、LLID=0x0001のONUを利用しているユーザが、LLID=0x0002のONUを利用しているユーザにデータを送信すると、そのデータは上位ネットワーク及びサーバでユーザVID=0x0A3(LLID=0x0003)のものとして処理され、LLID=0x0002のONUを利用しているユーザには、LLID=0x0003のONUを利用しているユーザからのデータを受信したように見えることになる。
このサービスの誤接続の対処として、OLTは自身のLLID−VID転送テーブルが破損しているかどうかを検知することが必要である。さらに、OLTはLLID−VID転送テーブルの破損の検知をしたら、サービスの誤接続を起こす伝送フレームをOLTで破棄し、上位ネットワークへ転送しないことも必要となる。
そこで、本発明は、前記課題を解決するために、転送テーブル破損によるサービスの誤接続を防止できるOLT及び転送テーブル破損検知方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る1のOLTは、起動時に転送テーブルのメモリエラーを確認することとした。
具体的には、本発明に係る1のOLTは、VLANを構築する上位ネットワークと接続するPONシステムにおいて、前記上位ネットワークから前記PONシステムのONUへ下り伝送フレームを転送し、前記PONシステムのONUから前記上位ネットワークへ上り伝送フレームを転送するOLTであって、
1つの前記OLTに接続された複数の前記ONUを識別するLLIDと前記VLANを識別するVIDとの組を記載したLLID−VID転送テーブルを有し、前記LLID−VID転送テーブルを参照し、下り伝送フレームのVLANタグに記載されたVIDに対応するLLIDを前記下り伝送フレームに付与し、上り伝送フレームのLLIDに対応するVIDを記載したVLANタグを前記上り伝送フレームに付与、又は前記上り伝送フレームが有するVLANタグに記載するとともに前記LLIDを消去するPON信号処理部と、
起動時に前記PON信号処理部が有する前記LLID−VID転送テーブルの破損を確認する起動チェックを行い、破損を発見したときに起動を停止する制御部と、
を備える。
本OLTは、起動時に制御部がPON信号処理部のLLID−VID転送テーブルのメモリアドレスにテストパターンを一度書き込んだ後それを再度読み出し、テストパターンと読み出し結果を比較することで、メモリエラーの存否を確認する。制御部がメモリエラーを発見した場合、装置故障の警報を発出し、OLTは、起動を中止し、PON−IFポートから光信号の送信を停止させる。このため、本OLTは、ONUとサービスとの誤接続を回避できる。従って、本発明は、転送テーブル破損によるサービスの誤接続を防止できるOLTを提供することができる。
本発明に係る1のOLTの前記制御部は、0x00、0x55、0xAA及び0xFFの4種類のテストパターンを有しており、前記起動チェック時に前記テストパターンの一つを前記LLID−VID転送テーブルのメモリ領域全てに書き込み、前記LLID−VID転送テーブルからテストパターンを読み出し、読み出したテストパターンと前記テストパターンの一つとを照合する作業を前記4種類のテストパターン全てについて行うことを特徴とする。
本発明は、上記4種類のテストパターンを用いることでLLID−VID転送テーブルにメモリエラーが存在するか否かを確認できる。本発明は、全てのテストパターンもしくは多くのテストパターンを用いてメモリエラーの確認をするよりOLTの起動時間を短くすることができる。
上記目的を達成するために、本発明に係る他のOLTは、転送テーブルを2つ備え、上り伝送フレームを利用して互いの記載内容の照合を確認することとした。
具体的には、本発明に係る他のOLTは、VLANを構築する上位ネットワークと接続するPONシステムにおいて、前記上位ネットワークから前記PONシステムのONUへ下り伝送フレームを転送し、前記PONシステムのONUから前記上位ネットワークへ上り伝送フレームを転送するOLTであって、
前記VLANを識別するVIDが記載されるVLANタグを有する上り伝送フレームに付与されている、1つの前記OLTに接続された複数の前記ONUを識別するLLIDを、前記VLANタグ内にコピーするLLIDコピー部と、
LLIDとVIDとの組を記載したLLID−VID転送テーブルを有し、前記LLID−VID転送テーブルを参照し、下り伝送フレームのVLANタグに記載されたVIDに対応するLLIDを前記下り伝送フレームに付与し、前記LLIDコピー部から出力する前記上り伝送フレームのLLIDに対応するVIDを記載した新たなVLANタグを前記上り伝送フレームに付与するとともに前記LLIDを消去するPON信号処理部と、
LLIDとVIDとの組を記載した検知用LLID−VID転送テーブルを有し、前記PON信号処理部から出力される前記上り伝送フレームの前記LLIDコピー部で前記VLANタグにコピーされたLLIDと前記PON信号処理部で付与された前記新たなVLANタグに記載されるVIDとの組を検出して前記検知用LLID−VID転送テーブルに記載されるLLIDとVIDとの組と照合し、一致の場合に前記LLID−VID転送テーブル及び前記検知用LLID−VID転送テーブルが正常と判断し、不一致の場合に前記LLID−VID転送テーブル又は前記検知用LLID−VID転送テーブルが破損と判断する異常フレーム検知部と、
を備える。
本OLTは、PON信号処理部のLLID−VID転送テーブルとは別に検知用LLID−VID転送テーブルを作成する。そして、OLTは、PON信号処理部のLLID−VID転送テーブルにより書き換えられた、ONUから送信された上り伝送フレームを、検知用のLLID−VID転送テーブルを用いて正常に書き換えられたか否かを検査する。つまり、本OLTは、PON信号処理部のLLID−VID転送テーブルにより書き換えられた上り伝送フレームの内容と検知用のLLID−VID転送テーブルの内容とが一致するか否かでPON信号処理部のLLID−VID転送テーブルが破損しているか否かを判定する。内容が不一致の場合、PON信号処理部のLLID−VID転送テーブル又は検知用LLID−VID転送テーブルの破損であるから、OLTは、装置故障の警報を発出し、当該上り伝送フレームを破棄し、SNIポートへ転送しない。
より詳細に説明すると、本OLTは、従来のOLTに対して、PON−IFとPON信号処理部の間にLLIDコピー部を備え、PON信号処理部とキュー管理部の間に異常フレーム検知部を備える。LLIDコピー部は、上り伝送フレームのEPONプリアンブルに記載されているLLIDをVLANタグのVIDにコピーする。また、上り伝送フレームに対して、PON信号処理部のVLANモードを付与・削除モードで動作させる。異常フレーム検知部は、PON信号処理部のLLID−VID転送テーブルとは別に検知用LLID−VID転送テーブルを備える。異常フレーム検知部は、PON−IFポート、LLIDコピー部およびPON信号処理部を経て到達した上り伝送フレームについて、PON信号処理部で付与されたVLANタグのVIDとLLIDコピー部でコピーしたVLANタグのVID(LLIDのコピー)を、検知用LLID−VID転送テーブルと照合する。それら(VIDとLLID)が検知用LLID−VID転送テーブルにあれば、異常フレーム検知部は、PON信号処理部のLLID−VID転送テーブル及び検知用LLID−VID転送テーブルが破損していない(正常)と判断し、それら(VIDとLLID)が検知用LLID−VID転送テーブルになければ、異常フレーム検知部は、PON信号処理部のLLID−VID転送テーブルが破損している、もしくは検知用LLID−VID転送テーブルが破損している(異常)と判断する。
本発明に係る他のOLTの前記異常フレーム検知部は、
前記LLID−VID転送テーブル及び前記検知用LLID−VID転送テーブルが正常と判断した場合、前記上り伝送フレームを前記LLIDコピー部でLLIDがコピーされたVLANタグを削除して前記OLTから出力させ、
前記LLID−VID転送テーブル又は前記検知用LLID−VID転送テーブルが破損と判断した場合、前記上り伝送フレームを廃棄し、前記LLID−VID転送テーブル又は前記検知用LLID−VID転送テーブルの破損の警報を出力する
ことを特徴とする。
異常フレーム検知部は、転送テーブルについて正常と判断した場合、当該上り伝送フレームの2つ目のVLANタグ(VIDがLLIDのコピーであるVLANタグ)を取り除きSNIポートへ転送する。一方、異常フレーム検知部は、転送テーブルについて異常と判断した場合、当該上り伝送フレームを破棄する。
この構成によれば、上り伝送フレームを転送するたびにリアルタイムでPON信号処理部のLLID−VID転送テーブルの破損を検知でき、上位ネットワークに誤ったVIDの伝送フレームが転送されることを防ぐことができ、サービスの誤接続を防ぐことができる。また、前記PON信号処理部のLLID−VID転送テーブルにおいて、破損していないLLIDとユーザVIDの組み合わせのONUは、通信が継続して可能となる。
また、本OLTの異常フレーム検知部は、PON信号処理部のLLID−VID転送テーブルの破損、または検知用LLID−VID転送テーブルの破損を検知した後、警報をDCN(data comunication network)を介して、OSS(operation support system)に通知し、ネットワーク管理・保守者にPON信号処理部のLLID−VID転送テーブルの破損、または検知用LLID−VID転送テーブルの破損を知らせることができる。
このため、本OLTは、ONUとサービスとの誤接続を回避できる。従って、本発明は、転送テーブル破損によるサービスの誤接続を防止できるOLTを提供することができる。なお、OLTのVLANモードとしては上書きモードとして動作してもよい。
具体的には、本発明に係る他のOLTは、起動時に前記PON信号処理部が有する前記LLID−VID転送テーブルの破損を確認する起動チェックを行い、破損を発見したときに起動を停止し、破損を発見しないときに起動を続行し、正常起動後に前記異常フレーム検知部に前記LLID−VID転送テーブル及び前記検知用LLID−VID転送テーブルの破損の検知を常時行わせる制御部をさらに備えることを特徴とする。
本発明は、転送テーブルの破損確認を起動時にも行うことでメモリの初期不良も検出できる。
本発明に係る転送テーブル破損検知方法は、VLANが構築される上位ネットワーク内に接続されるPONのOLTが、前記上位ネットワークから前記PONのONUへ下り伝送フレームを転送し、前記PONのONUから前記上位ネットワークへ上り伝送フレームを転送する際に参照する、PON内のONUと論理的接続するためのLLIDと前記VLANを識別するVIDとの組を記載したLLID−VID転送テーブルの破損を検知する転送テーブル破損検知方法であって、
前記OLTの起動時に前記LLID−VID転送テーブルの破損を確認する起動チェックを行い、破損を発見したときに起動を停止し、破損を発見しないときに起動を続行する起動チェック手順と、
前記OLTの正常起動後に、上り伝送フレームを利用して前記LLID−VID転送テーブルの破損を常時確認するリアルタイムチェック手順と、
を行うことを特徴とする。
本転送テーブル破損検知方法は、OLTの起動時と上り伝送フレームの転送時にLLID−VID転送テーブルの破損を検知でき、確実に転送テーブル破損によるサービスの誤接続を防止できる。従って、本発明は、転送テーブル破損によるサービスの誤接続を防止できる転送テーブル破損検知方法を提供することができる。
本発明に係る転送テーブル破損検知方法は、前記起動チェック手順で、0x00、0x55、0xAA及び0xFFの4種類のテストパターンを用いており、前記起動チェック時に前記テストパターンの一つを前記LLID−VID転送テーブルのメモリ領域全てに書き込み、前記LLID−VID転送テーブルからテストパターンを読み出し、読み出したテストパターンと前記テストパターンの一つとを照合する作業を前記4種類のテストパターン全てについて行うことを特徴とする。
本発明は、OLTの起動時に上記4種類のテストパターンでLLID−VID転送テーブルのメモリエラーの存否を確認する。本発明は、全てのテストパターンもしくは多くのテストパターンを用いてメモリエラーの確認をするよりOLTの起動時間を短くすることができる。
本発明に係る転送テーブル破損検知方法は、前記リアルタイムチェック手順で、
前記VLANを識別するVIDが記載されるVLANタグを有する上り伝送フレームに付与されている、ONUと論理的接続するためのLLIDを前記VLANタグ内にコピーするLLIDコピーステップと、
前記LLID−VID転送テーブルを参照し、前記上り伝送フレームのLLIDに対応するVIDを記載した新たなVLANタグを前記上り伝送フレームに付与するとともに前記LLIDを消去するPON信号処理ステップと、
LLIDとVIDとの組を記載した検知用LLID−VID転送テーブルを参照し、前記上り伝送フレームの前記LLIDコピー手順で前記VLANタグにコピーされたLLIDと前記PON信号処理手順で付与された前記新たなVLANタグに記載されるVIDとの組を検出して前記検知用LLID−VID転送テーブルに記載されるLLIDとVIDとの組と照合し、一致の場合に前記LLID−VID転送テーブル及び前記検知用LLID−VID転送テーブルが正常と判断し、不一致の場合に前記LLID−VID転送テーブル又は前記検知用LLID−VID転送テーブルが破損と判断する異常フレーム検知ステップと、
を行うことを特徴とする。
本発明は、上記のように各ステップを行うことで上り伝送フレームを利用して常時LLID−VID転送テーブルのメモリエラーの存否を確認できる。
本発明は、転送テーブル破損によるサービスの誤接続を防止できるOLT及び転送テーブル破損検知方法を提供することができる。
PONを説明する図である。 従来のOLTを説明する機能ブロック図である。 従来のOLTが行う伝送フレームの転送手法(付与・削除モード)を説明する図である。 従来のOLTが行う伝送フレームの転送手法(上書きモード)を説明する図である。 LLID−VID転送テーブルを保存しているメモリが、初期不良、経年劣化、ソフトエラー等によって破損している場合の伝送フレームの転送状態を説明する図である。 サービスの誤接続を説明する図である。 本発明に係るOLTを説明する機能ブロック図である。 本発明に係る転送テーブル破損検知方法を説明する図である。 本発明に係る転送テーブル破損検知方法を説明する図である。 本発明に係る転送テーブル破損検知方法を説明する図である。 本発明に係る転送テーブル破損検知方法を説明する図である。 本発明に係るOLTを説明する機能ブロック図である。
添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下に説明する実施形態は本発明の実施例であり、本発明は、以下の実施形態に制限されるものではない。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
(実施形態1)
図12は、本実施形態のOLT101を説明する図である。OLT101は、SNIポート40、キュー管理部30、PON信号処理部20、PON−IFポート10及び制御部70を備える。OLT101は、起動時にPON信号処理部20が有するLLID−VID転送テーブルのメモリエラーを確認する起動チェックを行う。
OLT101は、VLANを構築する上位ネットワークと接続するPONシステムにおいて、前記上位ネットワークから前記PONシステムのONUへ下り伝送フレームを転送し、前記PONシステムのONUから前記上位ネットワークへ上り伝送フレームを転送するOLTである。
上り伝送フレームは、PON−IFポート10、PON信号処理部20、キュー管理部30およびSNIポート40を介して、ONUからサービスノードに向けて転送される。下り伝送フレームは、SNIポート40、キュー管理部30、PON信号処理部20およびPON−IFポート10を介して、サービスノードからONUに向けて転送される。
PON信号処理部20は、1つの前記OLTに接続された複数の前記ONUを識別するLLIDと前記VLANを識別するVIDとの組を記載したLLID−VID転送テーブルを有し、前記LLID−VID転送テーブルを参照し、下り伝送フレームのVLANタグに記載されたVIDに対応するLLIDを前記下り伝送フレームに付与し、上り伝送フレームのLLIDに対応するVIDを記載したVLANタグを前記上り伝送フレームに付与、又は前記上り伝送フレームが有するVLANタグに記載するとともに前記LLIDを消去する。
制御部70は、起動時にPON信号処理部20が有する前記LLID−VID転送テーブルの破損を確認する起動チェックを行い、破損を発見したときに起動を停止する。より詳細には、制御部70は、0x00、0x55、0xAA及び0xFFの4種類のテストパターンを有しており、前記起動チェック時に前記テストパターンの一つを前記LLID−VID転送テーブルのメモリ領域全てに書き込み、前記LLID−VID転送テーブルからテストパターンを読み出し、読み出したテストパターンと前記テストパターンの一つとを照合する作業を前記4種類のテストパターン全てについて行う。
本実施形態では、LLID−VID転送テーブルについて簡単且つ精度の高いメモリテストをするため、テストパターンを4種類としている。この4種類のテストパターンは2進数で表すと以下のようになる。
0x00→0000 0000
0x55→0101 0101
0xAA→1010 1010
0xFF→1111 1111
一般的にメモリはバイト単位なので、この4種類のテストパターンを使用すれば、メモリ領域に、
0000・・・
0101・・・
1010・・・
1111・・・
のビット列の書き出し・読み出しチェックを行うことができる。
まず、制御部70は、OLT101の起動時に“0000”を用いてLLID−VID転送テーブルの書き出し・読み出しチェックを行う。続いて、制御部70は、“0101”、“1010”、“1111”についても同様に書き出し・読み出しチェックを行う。それぞれのテストパターンで書き出し・読み出しチェックを行い、書き込んだテストパターンと読み出したテストパターンに違いがあれば、制御部70は、LLID−VID転送テーブルにメモリエラーがあると判断する。制御部70は、メモリエラーを発見すれば、装置故障の警報を発出し、OLT101の起動を中止し、PON−IFポート10から光信号の送信を停止させる。このようにすることでOLT101はONUとの間でディスカバリ等の処理を行わないため、ONUへ下り伝送フレームを送信することもONUが上り伝送フレームを送出することもない。
全ての(もしくはより多くの)テストパターンを利用するメモリエラー確認と比較すると、この4種類のテストパターンを利用するメモリエラー確認は、メモリエラー検出の精度を維持しつつ、OLTの起動時間を短くすることができる。
(実施形態2)
[装置構成]
図7は、本実施形態のOLT102を説明する図である。OLT102は、SNIポート40、キュー管理部30、異常フレーム検知部60、PON信号処理部20、LLIDコピー部50、及びPON−IFポート10から構成されている。OLT102は、上り伝送フレームを利用してPON信号処理部20が有するLLID−VID転送テーブルのメモリエラーを常時確認するリアルタイムチェックを行う。
OLT102も、VLANを構築する上位ネットワークと接続するPONシステムにおいて、前記上位ネットワークから前記PONシステムのONUへ下り伝送フレームを転送し、前記PONシステムのONUから前記上位ネットワークへ上り伝送フレームを転送するOLTである。
上り伝送フレームは、PON−IFポート10、LLIDコピー部50、PON信号処理部20、異常フレーム検知部60、キュー管理部30およびSNIポート40を介して、ONUからサービスノードに向けて転送される。下り伝送フレームは、SNIポート40、キュー管理部30、PON信号処理部20およびPON−IFポート10を介して、サービスノードからONUに向けて転送される。
LLIDコピー部50は、前記VLANを識別するVIDが記載されるVLANタグを有する上り伝送フレームに付与されている、1つの前記OLTに接続された複数の前記ONUを識別するLLIDを前記VLANタグ内にコピーする。
PON信号処理部20は、LLIDとVIDとの組を記載したLLID−VID転送テーブルを有し、前記LLID−VID転送テーブルを参照し、下り伝送フレームのVLANタグに記載されたVIDに対応するLLIDを前記下り伝送フレームに付与し、前記LLIDコピー部から出力する前記上り伝送フレームのLLIDに対応するVIDを記載した新たなVLANタグを前記上り伝送フレームに付与するとともに前記LLIDを消去する。
異常フレーム検知部60は、LLIDとVIDとの組を記載した検知用LLID−VID転送テーブルを有し、PON信号処理部20から出力される前記上り伝送フレームのLLIDコピー部50で前記VLANタグにコピーされたLLIDとPON信号処理部20で付与された前記新たなVLANタグに記載されるVIDとの組を検出して前記検知用LLID−VID転送テーブルに記載されるLLIDとVIDとの組と照合し、一致の場合に前記LLID−VID転送テーブル及び前記検知用LLID−VID転送テーブルが正常と判断し、不一致の場合に前記LLID−VID転送テーブル又は前記検知用LLID−VID転送テーブルが破損と判断する。
図8は、OLT102がVLANタグ上書きモードで伝送フレームの転送を示す図である。ONUから送信された上り伝送フレームは、PON−IFポート10を介してLLIDコピー部50に転送される。LLIDコピー部50は、上り伝送フレームのEPONプリアンブルに記載されているLLID(0x0001)をVLANタグのVIDに上書きし、PON信号処理部20に転送する。ここで、上書きされる前のVLANタグのVIDは、PON区間のみで使用されるPON−VIDであるから上書きされても問題ない。また、LLIDのサイズは、IEEE802.3の規格では、2バイト使える領域が定義されており、一方、VLANタグのVIDのサイズはIEEE802.1Qの規格では、12ビットと定義されている。LLIDのサイズの方がVIDのそれよりも大きいため、LLIDがVIDで表現できる値よりも大きな値(たとえば、0x1000)はVIDにコピーすることができない。そのため、LLIDは下位ビットから12ビットの領域を使用する制約を設ける必要がある。
PON信号処理部20は、上り伝送フレームのPONプリアンブルに記載されているLLID(=0x0001)と、LLID−VID転送テーブルのLLID(=0x0001)を照合し、照合したLLIDに対応するLLID−VID転送テーブルのユーザVID(=0x0A1)を記載したVLANタグを、上り伝送フレームに付与する。さらに、PON信号処理部20は、上り伝送フレームのEPONプリアンブルをEthernet(登録商標)のプリアンブルに書き換え、異常フレーム検知部60に転送する。
異常フレーム検知部60は、PON信号処理部20のLLID−VID転送テーブルとは別の検知用LLID−VID転送テーブルを備え、PON−IFポート10、LLIDコピー部50およびPON信号処理部20を経て到達した上り伝送フレームに対し、PON信号処理部20で付与されたVLANタグのVIDと、LLIDコピー部50でコピーしたVLANタグのVID(LLIDのコピー)を、検知用LLID−VID転送テーブルと照合する。異常フレーム検知部60は、それら(付与されたVLANタグのVIDとLLIDのコピー)が検知用LLID−VID転送テーブルにあれば、PON信号処理部20のLLID−VID転送テーブルは破損していないと判断し、当該上り伝送フレームの2つ目のVLANタグ(VIDがLLIDのコピーの方)を取り除きSNIポート40へ転送する。一方、異常フレーム検知部60は、それらが検知用LLID−VID転送テーブルになければ、PON信号処理部20のLLID−VID転送テーブルは破損している、もしくは検知用LLID−VID転送テーブルが破損していると判断し、当該上り伝送フレームを破棄する。
ここで、検知用LLID−VID転送テーブルは、PON信号処理部20のLLID−VID転送テーブルと同様に作成される。すなわち、検知用LLID−VID転送テーブルは、予めネットワーク管理者がOLTに設定したユーザVIDとONUのMACアドレスの組と、ディスカバリプロセス(Discovery process)によって得られるONUに割り当てたLLIDとONUのMACアドレスの組を利用して作成される。
図9は、PON信号処理部20のLLID−VID転送テーブルが破損した場合の検知方法を示す図である。ここでは、PON信号処理部20のLLID−VID転送テーブルのLLID=0x0001に対するユーザVID=0x0A1が、ビット化け等により、ユーザVID=0x0A3に変更された例で説明する。ONUから送信された上り伝送フレームは、PON−IFポート10、LLIDコピー部50、およびPON信号処理部20を介して異常フレーム検知部60に転送される。異常フレーム検知部60は、PON信号処理部20で付与されたVLANタグのVID=0x0A3と、LLIDコピー部50でコピーしたVLANタグのVID(LLIDのコピー)=0x001を、検知用LLID−VID転送テーブルの記載と照合する。ところが、検知用LLID−VID転送テーブルには、それらLLIDとユーザVIDの組み合わせはないため、異常フレーム検知部60は、PON信号処理部20のLLID−VID転送テーブルは破損している、もしくは検知用LLID−VID転送テーブルが破損していると判断する。そして、異常フレーム検知部60は、当該上り伝送フレームを異常フレームとみなして破棄する。さらに、異常フレーム検知部60は、装置故障の警報を発出し、ネットワーク管理者に通知する。
図10は、検知用LLID−VID転送テーブルが破損した場合の検知方法を示す図である。ここでは、検知用LLID−VID転送テーブルのLLID=0x0001に対するユーザVID=0x0A1が、ビット化け等により、ユーザVID=0x0A3に変更された例で説明する。ONUから送信された上り伝送フレームは、PON−IFポート10、LLIDコピー部50、およびPON信号処理部20を介して異常フレーム検知部60に転送される。異常フレーム検知部60は、PON信号処理部20で付与されたVLANタグのVID=0x0A1と、LLIDコピー部50でコピーしたVLANタグのVID(LLIDのコピー)=0x001を、検知用LLID−VID転送テーブルと照合する。ところが、検知用LLID−VID転送テーブルには、それらLLIDとユーザVIDの組み合わせはないため、異常フレーム検知部60は、PON信号処理部20のLLID−VID転送テーブルは破損している、もしくは検知用LLID−VID転送テーブルが破損していると判断し、当該上り伝送フレームを異常フレームとみなして破棄する。さらに、異常フレーム検知部60は、装置故障の警報を発出し、ネットワーク管理者に通知する。なお、図10ではユーザVIDがビット化け等により変更された例を示したが、ユーザVIDではなくLLIDがビット化け等により変更された場合にも、同様にLLID−VID転送テーブルの破損を検知し、上り伝送フレームを異常フレームとみなして破棄する。
(実施形態3)
本実施形態のOLTは、実施形態1で説明した起動チェックと実施形態2で説明したリアルタイムチェックを組み合わせてLLID−VID転送テーブルのメモリエラーを確認する。このため、本実施形態のOLTは、図7のOLT102の構成に図12で説明した制御部70を備える。
本実施形態は、VLANが構築される上位ネットワーク内に接続されるPONのOLTが、前記上位ネットワークから前記PONのONUへ下り伝送フレームを転送し、前記PONのONUから前記上位ネットワークへ上り伝送フレームを転送する際に参照する、PON内のONUと論理的接続するためのLLIDと前記VLANを識別するVIDとの組を記載したLLID−VID転送テーブルの破損を検知する転送テーブル破損検知方法であって、
前記OLTの起動時に前記LLID−VID転送テーブルの破損を確認する起動チェックを行い、破損を発見したときに起動を停止し、破損を発見しないときに起動を続行する起動チェック手順と、
前記OLTの正常起動後に、上り伝送フレームを利用して前記LLID−VID転送テーブルの破損を常時確認するリアルタイムチェック手順と、
を行うことを特徴とする。
図11は、本実施形態の転送テーブル破損検知方法を説明するフローチャートである。まず、OLTは、起動時にPON信号処理部20のLLID−VID転送テーブルのメモリアドレスにテストパターンを一度書き込んだ後それを再度読み出し、テストパターンと読み出し結果を比較する(ステップS01)。ステップS01において、OLTは、LLID−VID転送テーブルにメモリエラーが存在するか否かを調べる。
OLTは、メモリエラーを発見すれば(ステップS02において“No”)、装置故障の警報を発出し、ネットワーク管理者に通知する。さらに、OLTは、起動を中止し、PON−IFポート10から光信号の送信を停止させる(ステップS03)。
一方、OLTは、メモリエラーを発見しなければ(ステップS02において“Yes”)、OLTは起動し(ステップS04)、ONUとサービスノード間での上下伝送フレームの転送を行う。
図11において、ステップS01〜ステップS04が前記起動チェック手順に相当する。なお、テストパターンについては、実施形態1での説明と同じである。すなわち、前記起動チェック手順では、0x00、0x55、0xAA及び0xFFの4種類のテストパターンを用いており、前記起動チェック時に前記テストパターンの一つを前記LLID−VID転送テーブルのメモリ領域全てに書き込み、前記LLID−VID転送テーブルからテストパターンを読み出し、読み出したテストパターンと前記テストパターンの一つとを照合する作業を前記4種類のテストパターン全てについて行う。
OLTは、起動した後、リアルタイムチェック手順を行う。前記リアルタイムチェック手順では、
前記VLANを識別するVIDが記載されるVLANタグを有する上り伝送フレームに付与されている、ONUと論理的接続するためのLLIDを前記VLANタグ内にコピーするLLIDコピーステップと、
前記LLID−VID転送テーブルを参照し、前記上り伝送フレームのLLIDに対応するVIDを記載した新たなVLANタグを前記上り伝送フレームに付与するとともに前記LLIDを消去するPON信号処理ステップと、
LLIDとVIDとの組を記載した検知用LLID−VID転送テーブルを参照し、前記上り伝送フレームの前記LLIDコピー手順で前記VLANタグにコピーされたLLIDと前記PON信号処理手順で付与された前記新たなVLANタグに記載されるVIDとの組を検出して前記検知用LLID−VID転送テーブルに記載されるLLIDとVIDとの組と照合し、一致の場合に前記LLID−VID転送テーブル及び前記検知用LLID−VID転送テーブルが正常と判断し、不一致の場合に前記LLID−VID転送テーブル又は前記検知用LLID−VID転送テーブルが破損と判断する異常フレーム検知ステップと、
を行う。
リアルタイムチェック手順は、図8〜図10で説明したLLID−VID転送テーブル破損の検知方法である。すなわち、異常フレーム検知部60は上り伝送フレームを利用してLLID−VID転送テーブル破損の検知を行う(ステップS05)。もし、上り伝送フレームのVIDとLLIDとの組が検知用LLID−VID転送テーブルに存在しない場合、LLID−VID転送テーブル破損として(ステップS06において“Yes”)、当該上り伝送フレームを異常フレームとして破棄し(ステップS07)、装置故障の警報を発出し、ネットワーク管理者に通知する(ステップS08)。ここで、装置故障の警報は、DCNに余計な帯域を使用しないようにするため、OLTが起動して最初に異常フレームを検知したときの1回のみ発出すればよい。また、ステップS07において、異常フレームではない上り伝送フレームについてはSNIポート40を介して上位ネットワークへ送出してもよい。OLTの機能を全て停止するのではなく、メモリ破損によるサービス誤接続が発生する対象のみ停止できるので、全サービスが停止することを回避できる。
[付記]
以下は、本実施形態のOLT及び検知方法を説明したものである。
[課題]
従来、PONシステムにおいて、OLTの転送テーブルがメモリの初期不良及び経年劣化・ソフトエラーによって破損した場合、サービスの誤接続が起こるなどの課題があった。
[解決手段]
(1):
1つのOLTおよび複数のONUが光ファイバ伝送路を介してポイント・ツー・マルチポイントの通信を行うPONシステムにおいて、
OLTの起動時に、PON信号処理部のLLID−VID転送テーブルに破損(メモリエラー)が存在するかどうかを調べ、もし、メモリエラーを発見すれば、装置故障の警報を発出し、OLTは起動を中止し、PON−IFポートから光信号の送信を停止させる、一方で、メモリエラーを発見しなければ、正常に起動することを特徴とするOLT。
(2):
上記(1)のOLTにおいて、
OLTの起動時に、前記LLID−VID転送テーブルのメモリ領域に4種類のテストパターン(0x00、0x55、0xAA、0xFF)をそれぞれ書き込んだ後それを再度読み出し、テストパターンと読み出し結果を比較することで、メモリエラーが存在するかどうかを調べることを特徴とするOLT。
(3):
1つのOLT)および複数のONUが光ファイバ伝送路を介してポイント・ツー・マルチポイントの通信を行うPONシステムにおいて、
受信した上り伝送フレームのEPONプリアンブルに記載されているLLIDを、VLANタグのVIDにコピーするLLIDコピー部と、
LLIDコピー部およびPON信号処理部を経て到達した上り伝送フレームに対し、PON信号処理部でLLID−VID転送テーブルに基づき付与されたVLANタグのVIDと、LLIDコピー部でコピーしたVLANタグのVID(LLIDのコピー)の組を、異常フレーム検知部が有する、PON信号処理部のLLID−VID転送テーブルとは別の、LLID−VID転送テーブルのLLIDとVIDの組と照合することで、PON信号処理部のLLID−VID転送テーブル破損を検知する異常フレーム検知部を備えることを特徴とするOLT。
(4):
上記(3)に記載のOLTにおいて、
前記異常フレーム検知部は、LLIDコピー部およびPON信号処理部を経て到達した上り伝送フレームに対し、PON信号処理部でLLID−VID転送テーブルに基づき付与されたVLANタグのVIDと、LLIDコピー部でコピーしたVLANタグのVID(LLIDのコピー)の組が、検知用LLID−VID転送テーブルにあれば、PON信号処理部のLLID−VID転送テーブルは破損していないと判断し、当該上り伝送フレームのVLANタグ(VIDがLLIDのコピーの方)を取り除きサービスノードへ転送する、一方、それらがLLID−VID転送テーブルになければ、PON信号処理部のLLID−VID転送テーブルは破損している、もしくは検知用LLID−VID転送テーブルが破損していると判断し、当該上り伝送フレームを破棄するともに、装置故障の警報を発出してネットワーク管理者にLLID−VID転送テーブルの破損を通知することを特徴とするOLT。
(5):
OLTの起動時には、上記(1)および(2)に記載のOLTにおける、前記PON信号処理部のLLID−VID転送テーブルのメモリチェックを行うことで、LLID−VID転送テーブル破損の検知を実施し、
OLTが正常起動後は、上記(3)および(4)に記載のOLTにおける、LLIDコピー部およびPON信号処理部を経て到達した上り伝送フレームに対して、前記異常フレーム検知部でLLID−VID転送テーブル破損の検知をリアルタイムに実施することを特徴とするOLT。
(6):
1つのOLTおよび複数のONUが光ファイバ伝送路を介してポイント・ツー・マルチポイントの通信を行うPONシステムにおいて、
OLTの起動時には、PON信号処理部のLLID−VID転送テーブルのメモリチェックを行うことで、LLID−VID転送テーブル破損の検知を実施し、
OLTが正常起動後は、LLIDコピー部が、受信した上り伝送フレームのEPONプリアンブルに記載されているLLIDを、VLANタグのVIDにコピーし、LLIDコピー部およびPON信号処理部を経て到達した上り伝送フレームに対し、PON信号処理部でLLID−VID転送テーブルに基づき付与されたVLANタグのVIDと、LLIDコピー部でコピーしたVLANタグのVID(LLIDのコピー)の組を、異常フレーム検知部が有する、PON信号処理部のLLID−VID転送テーブルとは別の、LLID−VID転送テーブルのLLIDとVIDの組と照合することで、PON信号処理部のLLID−VID転送テーブル破損を検知することを特徴とするLLID−VID転送テーブル破損の検知方法。
[効果]
本発明の転送テーブル破損の検知方法によれば、OLTのLLID−VID転送テーブルの破損をリアルタイムに検知し、転送テーブル破損による誤ったサービス接続を防止できる。
10:PON−IFポート
20:PON信号処理部
30:キュー管理部
40:SNIポート
50:LLIDコピー部
60:異常フレーム検知部
70:制御部
100、101、102:OLT
150:スプリッタ
160:光ファイバ伝送路
200:ONU

Claims (6)

  1. VLANを構築する上位ネットワークと接続するPONシステムにおいて、前記上位ネットワークから前記PONシステムのONUへ下り伝送フレームを転送し、前記PONシステムのONUから前記上位ネットワークへ上り伝送フレームを転送するOLTであって、
    前記VLANを識別するVIDが記載されるVLANタグを有する上り伝送フレームに付与されている、1つの前記OLTに接続された複数の前記ONUを識別するLLIDを、前記VLANタグ内にコピーするLLIDコピー部と、
    LLIDとVIDとの組を記載したLLID−VID転送テーブルを有し、前記LLID−VID転送テーブルを参照し、下り伝送フレームのVLANタグに記載されたVIDに対応するLLIDを前記下り伝送フレームに付与し、前記LLIDコピー部から出力する前記上り伝送フレームのLLIDに対応するVIDを記載した新たなVLANタグを前記上り伝送フレームに付与するとともに前記LLIDを消去するPON信号処理部と、
    LLIDとVIDとの組を記載した検知用LLID−VID転送テーブルを有し、前記PON信号処理部から出力される前記上り伝送フレームの前記LLIDコピー部で前記VLANタグにコピーされたLLIDと前記PON信号処理部で付与された前記新たなVLANタグに記載されるVIDとの組を検出して前記検知用LLID−VID転送テーブルに記載されるLLIDとVIDとの組と照合し、一致の場合に前記LLID−VID転送テーブル及び前記検知用LLID−VID転送テーブルが正常と判断し、不一致の場合に前記LLID−VID転送テーブル又は前記検知用LLID−VID転送テーブルが破損と判断する異常フレーム検知部と、
    を備えるOLT。
  2. 起動時に前記PON信号処理部が有する前記LLID−VID転送テーブルの破損を確認する起動チェックを行い、破損を発見したときに起動を停止し、破損を発見しないときに起動を続行し、正常起動後に前記異常フレーム検知部に前記LLID−VID転送テーブル及び前記検知用LLID−VID転送テーブルの破損の検知を常時行わせる制御部をさらに備えることを特徴とする請求項に記載のOLT。
  3. 前記制御部は、0x00、0x55、0xAA及び0xFFの4種類のテストパターンを有しており、前記起動チェック時に前記テストパターンの一つを前記LLID−VID転送テーブルのメモリ領域全てに書き込み、前記LLID−VID転送テーブルからテストパターンを読み出し、読み出したテストパターンと前記テストパターンの一つとを照合する作業を前記4種類のテストパターン全てについて行うことを特徴とする請求項に記載のOLT。
  4. 前記異常フレーム検知部は、
    前記LLID−VID転送テーブル及び前記検知用LLID−VID転送テーブルが正常と判断した場合、前記上り伝送フレームを前記LLIDコピー部でLLIDがコピーされたVLANタグを削除して前記OLTから出力させ、
    前記LLID−VID転送テーブル又は前記検知用LLID−VID転送テーブルが破損と判断した場合、前記上り伝送フレームを廃棄し、前記LLID−VID転送テーブル又は前記検知用LLID−VID転送テーブルの破損の警報を出力することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のOLT。
  5. VLANが構築される上位ネットワーク内に接続されるPONのOLTが、前記上位ネットワークから前記PONのONUへ下り伝送フレームを転送し、前記PONのONUから前記上位ネットワークへ上り伝送フレームを転送する際に参照する、PON内のONUと論理的接続するためのLLIDと前記VLANを識別するVIDとの組を記載したLLID−VID転送テーブルの破損を検知する転送テーブル破損検知方法であって、
    前記OLTの起動時に前記LLID−VID転送テーブルの破損を確認する起動チェックを行い、破損を発見したときに起動を停止し、破損を発見しないときに起動を続行する起動チェック手順と、
    前記OLTの正常起動後に、上り伝送フレームを利用して前記LLID−VID転送テーブルの破損を常時確認するリアルタイムチェック手順と、
    を行い、
    前記リアルタイムチェック手順では、
    前記VLANを識別するVIDが記載されるVLANタグを有する上り伝送フレームに付与されている、ONUと論理的接続するためのLLIDを前記VLANタグ内にコピーするLLIDコピーステップと、
    前記LLID−VID転送テーブルを参照し、前記上り伝送フレームのLLIDに対応するVIDを記載した新たなVLANタグを前記上り伝送フレームに付与するとともに前記LLIDを消去するPON信号処理ステップと、
    LLIDとVIDとの組を記載した検知用LLID−VID転送テーブルを参照し、前記上り伝送フレームの前記LLIDコピー手順で前記VLANタグにコピーされたLLIDと前記PON信号処理手順で付与された前記新たなVLANタグに記載されるVIDとの組を検出して前記検知用LLID−VID転送テーブルに記載されるLLIDとVIDとの組と照合し、一致の場合に前記LLID−VID転送テーブル及び前記検知用LLID−VID転送テーブルが正常と判断し、不一致の場合に前記LLID−VID転送テーブル又は前記検知用LLID−VID転送テーブルが破損と判断する異常フレーム検知ステップと、
    を行うことを特徴とする転送テーブル破損検知方法。
  6. 前記起動チェック手順では、0x00、0x55、0xAA及び0xFFの4種類のテストパターンを用いており、前記起動チェック時に前記テストパターンの一つを前記LLID−VID転送テーブルのメモリ領域全てに書き込み、前記LLID−VID転送テーブルからテストパターンを読み出し、読み出したテストパターンと前記テストパターンの一つとを照合する作業を前記4種類のテストパターン全てについて行うことを特徴とする請求項に記載の転送テーブル破損検知方法。
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