JP6194074B2 - ノズル装置および積層造形装置 - Google Patents
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Description
ルから材料の粉体を供給するとともにレーザ光を出射することにより粉体を溶融させて材
料の層を形成し、当該層を積み重ねることにより造形物を造形する。また、この種の積層
造形装置として、造形物を載せるステージを動かすものが知られている。
層造形装置が得られれば有意義である。特に、シンプルな構成で機動性の良好なノズル駆
動機構の実現が望まれている。
レール部がそれぞれ設けられ、前記レール部の延びた方向に沿った回転中心軸回りに回転
可能に設けられた三つ以上のレール部材と、前記レール部に沿って移動可能に前記レール
部材のそれぞれに接続された三つ以上のスライダ部材と、それぞれ前記スライダ部材に接
続されるとともに、それぞれ当該スライダ部材を介して前記レール部材のそれぞれに移動
可能かつ回転可能に支持された三つ以上のアーム部材と、前記三つ以上のアーム部材と回
転可能に接続され、材料を射出するノズル部と、構成要素としての前記レール部材、構成
要素としての前記スライダ部材、構成要素としての前記アーム部材、および構成要素とし
ての前記ノズル部のうち互いに接続された二つの前記構成要素の組み合わせのそれぞれに
ついて当該二つの構成要素の相対的な位置および相対的な角度のうち一方を決める、少な
くとも五つのアクチュエータを含む駆動機構とを含む。
実施形態および変形例には、同様の構成要素が含まれている。よって、以下では、それら
同様の構成要素には共通の符号が付与されるとともに、重複する説明が省略される。
図1に示されるように、積層造形装置1は、処理槽11や、処理台12(ステージ)、
材料供給装置13(造形用材料供給装置)、ノズル装置14、光学装置15、計測装置1
6、制御装置17等を備えている。
される材料121(造形用材料)を層状に積み重ねることにより、所定の形状の造形物1
00(積層造形物)を造形する。
ス110aおよび層110bを含む。複数の層110bがベース110aの面110a1
上面に積層される。材料121は、粉末状の金属材料や樹脂材料等である。あるいは、材
料121は、粉末状ではなく、線材であってもよい。造形には、一つ以上の材料121が
用いられうる。
接して設けられている。主室21と副室22との間には扉部23が設けられている。扉部
23が開かれた場合、主室21と副室22とが連通され、扉部23が閉じられた場合、主
室21が気密状態になる。
れず)の動作により、主室21内に給気口21aを介して窒素やアルゴン等の不活性ガス
が供給される。排気装置(図示されず)の動作により、主室21から排気口21bを介し
て主室21内のガスが排出される。
ら副室22にかけて、搬送装置24が設けられている。移送装置は、主室21で処理され
た造形物100を、搬送装置24に渡す。搬送装置24は、移送装置から渡された造形物
100を副室22内に搬送する。すなわち、副室22には、主室21で処理された造形物
100が収容される。造形物100が副室22に収容された後、扉部23が閉じられ、副
室22と主室21とが隔絶される。
処理台12は、ベース110aを支持している。
ル25を移動させる。ノズル25は、処理台12上に位置された対象物110に粉末状(
あるいは線状)の材料121を供給(噴射)する。また、ノズル25は、処理台12上に
位置された対象物110にレーザ光Lを照射する。また、ノズル25は、材料121の供
給と並行してレーザ光Lを照射する。
21は、供給装置31から供給管34の内部(中空部)を通ってノズル25へ供給される
。供給管34は、柔軟性を有し、変形可能に構成されている。
、材料121が収容される。供給部31bは、タンク31aの材料121をノズル25に
所定量供給する。供給部31bは、材料121が粉末状の場合、当該材料121が含まれ
たキャリアガス(気体)をノズル25に供給する。キャリアガスは、例えば、窒素やアル
ゴン等の不活性ガスである。
子(図示されず)を有し、発振素子の発振によりレーザ光Lを出射する。光源41は、出
射するレーザ光Lのパワー密度(強度)を変更することができる。また、ケーブル210
は、例えば光ファイバーである。
ザ光Lを発生させる。光源41から出射されたレーザ光Lは、ケーブル210によってノ
ズル25に導かれる(供給される)。ノズル25は、レーザ光Lを、対象物110や、対
象物110に向けて噴射された材料121に照射する。本実施形態では、エネルギ線とし
て、レーザ光L(光線)を利用している。エネルギ線としては、レーザ光Lのように材料
121を溶融または焼結できるものであればよく、電子ビームや、マイクロ波から紫外線
領域の電磁波などであってもよい。光源41は、エネルギ線発生源の一例である。
測する。計測装置16は、計測した形状の情報を制御装置17に送信する。計測装置16
は、例えば、カメラ51と、画像処理装置52と、を備えている。画像処理装置52は、
カメラ51で計測した情報に基づいて画像処理を行う。なお、計測装置16は、例えば、
干渉方式や光切断方式等によって、層110bおよび造形物100の形状を計測する。
処理装置52に、信号線220を介して電気的に接続されている。
搬送する。制御装置17は、供給装置31を制御することで、材料121の供給の有無な
らびに供給量を調整する。制御装置17は、光源41を制御することで、光源41から出
射されるレーザ光Lのパワー密度を調整する。制御装置17は、移動装置26を制御する
ことで、ノズル25を移動させる。
0の形状(参照形状)を示すデータ等が記憶されている。
例えば、制御装置17は、計測装置16で取得された層110bまたは造形物100の形
状と、記憶部17aに記憶された参照形状と比較することで、所定の形状でない部位(本
来形成されるべきでない部位)が形成されているか否かを判断する。
でない部位と判断された部位を除去することで、層110bまたは造形物100を所定の
形状にトリミングする機能を備えている。例えば、制御装置17は、まず、層110bま
たは造形物100における所定の形状でない部位に、レーザ光Lが材料121を蒸発可能
なパワー密度となるように光源41を制御する。次いで、制御装置17は、レーザ光Lを
、当該部位に照射して当該部位を蒸発させる。
。図2に示されるように、まずは、材料121の供給およびレーザ光Lの照射が行われる
。制御装置17は、材料121がノズル25から所定の範囲に供給されるよう供給装置3
1等を制御するとともに、供給された材料121がレーザ光Lによって溶融するよう、光
源41を制御する。これにより、図2に示されるように、ベース110a上の層110b
を形成する範囲に、溶融した材料121が所定の量だけ供給される。材料121は、ベー
ス110aや層110bに噴射されると、変形して層状または薄膜状等の材料121の集
合となる。あるいは、材料121は、材料121を運ぶキャリアガスによって冷却される
か若しくは材料121の集合への伝熱によって冷却されることにより、粒状で積層され、
粒状の集合となる。
(図示されず)を用いて行ってもよいが、積層造形装置1内で行ってもよい。後者の場合
、制御装置17は、ベース110a上の材料121の集合にレーザ光Lが照射されるよう
、光源41を制御する。これにより、材料121の集合が再溶融されて層110bになる
。
上の材料121を計測するよう、計測装置16を制御する。制御装置17は、計測装置1
6で取得された層110bまたは造形物100の形状と、記憶部17aに記憶された参照
形状とを比較する。
図示されず)を用いて行ってもよいが、積層造形装置1内で行ってもよい。後者の場合、
制御装置17は、形状計測ならびに参照形状との比較により、例えば、ベース110a上
の材料121が所定の形状とは異なる位置に付着していたことが判明した場合には、当該
位置の材料121が蒸発するよう、光源41を制御する。一方、制御装置17は、形状計
測ならびに参照形状との比較により、層110bが所定の形状であったことが判明した場
合には、トリミングを行わない。
新たな層110bを形成する。積層造形装置1は、層110bを反復的に積み重ねること
により、造形物100を造形する。
置14のノズル25は、本体61(ボディ)を有している。本体61は、中心軸Ax1(
図4参照)に沿って延びた筒状に構成されている。本体61は、中心軸Ax1に沿った方
向の端部61c,61d(図1)を有している。端部61cから粉末状(あるいは線状)
の材料121の噴射とレーザ光Lの出射とが行われる。端部61dは、端部61cと反対
側の端部である。
いる。通路61a,61bは、端部61d(図1)から端部61cへ延びている。通路6
1b内に、本体61の中心軸Ax1が通るとする。通路61bの内部には、光学装置15
からレーザ光Lが導入される。通路61bの途中には、レーザ光Lを平行光に変換する変
換レンズと、平行光に変換されたレーザ光Lを集光する集光レンズと、を含む光学系が設
けられている。レーザ光Lは、集光レンズによって、本体61の外部の集光位置に集光さ
れる。レーザ光Lの集光位置(集光点)は、中心軸Ax1上に位置する。
路61aは、供給管34を介して供給装置31に接続されている。材料121が粉末状の
場合、各通路61aには、供給装置31から、キャリアガスとともに材料121が供給さ
れる。通路61aの端部61c側の部分は、端部61cに向かうにつれ本体61の中心軸
Ax1に近づくように、中心軸Ax1に対して傾斜している。
1をキャリアガスとともに本体61(通路61a)の外側に向けて噴射(射出)する。あ
るいは、ノズル25は、材料121が線状の場合、通路61aの出口から本体61の外側
に向けて材料121を押し出す(射出する)。噴射あるいは押し出された材料121は、
レーザ光Lの集光位置に至る。ノズル25によって供給された材料121は、レーザ光L
によって溶融され、溶融した材料121の集合が形成される。溶融された材料121は、
例えば、材料121を運ぶキャリアガスによって冷却される。ここで、通路61aは、レ
ーザ光Lが照射された材料121を冷却する冷却部35の一部を構成する。冷却部35は
、キャリアガスを供給する供給装置31を含む。
7は、ノズル25と移動装置26のアーム部材74とを連結するための部材である。連結
部材27は、端部61dに結合(固定)されている。図5に示されるように、連結部材2
7は、面27a,27b,27cを有している。面27a(端面)は、端部61dに面し
ている。面27b(端面)は、面27aの反対側の面である。面27c(亘面)は、面2
7aと面27bとに亘って設けられている。また、連結部材27には、三つのボール受部
27d(連結部)が設けられている。三つのボール受部27dは、中心軸Ax1回りに略
同じ角度間隔で、すなわち120°おきに配置されている。ボール受部27d(受面)は
、面27bと面27cとに亘る凹状に構成されている。これらのボール受部27dには、
アーム部材74のボール部74bが回動可能に収容されている。ボール受部27dとボー
ル部74bとは、ボールジョイント(連結部、連結構造)を構成している。すなわち、ボ
ール部74bとボール受部27dとは、互いに3次元的に回転可能(任意の方向に回転可
能)に構成されている。また、連結部材27には、孔27e,27fが設けられている。
孔27e,27fは、面27aと27bとに亘って設けられている。孔27eには、供給
管34が挿入されており、この供給管34から通路61aに材料121が供給される。一
方、孔27fには、ケーブル210が挿入されており、このケーブル210から本体61
の内部にレーザ光Lが導入される。連結部材27とノズル25とは、ノズル部28を構成
している。
持機構71は、ベース110aに設置されている(図1参照)。移動装置26は、三つの
支持機構71によって、ノズル部28の三箇所を支持している。三つの支持機構71は、
少なくともベース110aの面110a1上の造形物100が造形される造形領域S(空
間)内で、ノズル部28の位置および姿勢を変化させることができる。このように、三つ
の支持機構71は、互いに同部品から構成される。このため、移動装置26の構造がシン
プルになり、コスト低減効果がある。
と、アーム部材74と、を有している。すなわち、移動装置26は、三つのレール部材7
2と、三つのスライダ部材73と、三つのアーム部材74とを有している。レール部材7
2は、ベース110aに支持され、スライダ部材73は、レール部材72に支持され、ア
ーム部材74は、スライダ部材73に支持されている。また、アーム部材74は、ノズル
部28を支持している。
1から突出している(図1参照)。図3に示されるように、三つのレール部材72は、材
料121の噴射およびレーザ光Lの照射による造形中の造形物100を囲む位置に位置さ
れている。また、レール部材72は、レール部72d〜72gに沿った回転中心Ax2回
り(方向D4)に回転可能に、ベース110aに支持されている。
D1は、鉛直方向であってもよいし、鉛直方向と交差する方向であってもよい。レール部
材72は、本体72aと、軸部72b,72cと、を有している。本体72aは、方向D
1に沿って延びており、軸部72b,72cは、本体72aの方向D1の両端部に設けら
れている。
る。四つのレール部72d〜72gは、方向D1に沿って延びており、互いに略平行であ
る。四つのレール部72d〜72gは、回転中心Ax2回りに互いに間隔を空けて位置さ
れている。レール部72dとレール部72gとは、レール対72h(第一のレール対)を
構成し、レール部72eとレール部72fとは、別のレール対72i(第二のレール対)
を構成している。
体72aの他端部に設けられている。軸部72b,72cは、回転中心Ax2(以下、回
転中心とは回転中心軸のことを示す)を中心とする円柱状に構成されている。軸部72b
は、ベース110aの支持部110a2に回転中心Ax2回りに回転可能に支持されてい
る。ここで、図9に示されるように、ベース110aの面110a1には、三つの支持部
110a2が、回転中心Ax2に沿った方向(方向D1)からの視線で仮想三角形Pの各
頂点に位置するように設けられている。なお、軸部72cも図示されない支持部に回転可
能に支持されていてもよい。
)に沿って移動可能にレール部材72に接続(支持)されているとともに、回転中心Ax
2と交差(例えば、直交)する回転中心Ax3回りに回転可能にレール部材72に接続(
支持)されている。スライダ部材73は、筐体73aと、軸部73b,73cと、を有し
ている。
は、略直方体状(六面体状)に構成されている。筐体73aは、面73d〜73iを有し
ている。面73dは、レール対72hに面し、面73fは、レール対72iに面している
。面73eは、レール部72dとレール部72eとの間から露出され、面73gは、レー
ル部72fとレール部72gとの間から露出されている。また、筐体73aには、ボール
ねじナット部73k(ねじ部材)が設けられている。ボールねじナット部73kは、面7
3eに開口している。ボールねじナット部73kは、筐体73aに固定されている。
Ax3に沿って面73fから突出している。軸部73b,73cは、回転中心Ax3を中
心とする円柱状に構成されている。軸部73bは、レール部72dとレール部72gとの
間に位置され、軸部73cは、レール部72eとレール部72fとの間に位置されている
。軸部73bは、レール部72dとレール部72gとに、レール部72d,72gに沿っ
て移動可能に、接続されているとともに、回転中心Ax3回りに回転可能に接続されてい
る。軸部73cは、レール部72eとレール部72fとに、レール部72e,72fに沿
って移動可能に接続されているとともに、回転中心Ax3回りに回転可能に接続されてい
る。
って移動される。図6,8に示されるように、駆動部76は、モータ76aと、ボールね
じ軸76bと、筐体76cと、ボールねじナット部76dと、を有している。
びている。筐体76cは、両端部が閉じられた円筒状に構成されている。筐体76cには
、ボールねじナット部76d(ねじ部材)が設けられている。ボールねじナット部76d
は、ボール(図示されず)を介してボールねじ77と噛み合わされている。筐体76c内
には、モータ77a(図8)が収容されている。筐体76cは、モータ77aを介して、
軸部73bに連結されている。ボールねじ軸76bとボールねじナット部76dとは、ボ
ールねじを構成している。モータ76aの回転軸は、ボールねじ軸76bに接続されてい
る。モータ76aは、例えばステッピングモータである。
ナット部76dとによって、ボールねじ軸76bの回転運動が筐体76cの直線運動に変
換され、筐体76cとともにスライダ部材73が方向D1に沿って移動される。モータ7
6aの回転軸が一方向に回転(正回転)することによって、筐体76cとともにスライダ
部材73が方向D1の一方側(例えば図1,5では上方)に移動される。また、モータ7
6aの回転軸が他方向に回転(逆回転)することによって、筐体76cとともにスライダ
部材73が方向D1の他方側(例えば図1,5では下方)に移動される。モータ76aは
、回転軸の回転が停止した状態では、筐体76cおよびスライダ部材73の位置(方向D
1の位置)を保持(ロック)する。すなわち、モータ76aは、レール部材72とスライ
ダ部材73との相対的な位置(方向D1の位置)を決めることができる。モータ76aは
、第一のアクチュエータの一例である。
図8に示されるように、駆動部77は、モータ77aを有する。モータ77aは、例えば
ステッピングモータである。モータ77aは、筐体76c内に収納され筐体76cに支持
されている。モータ77aの回転軸は、軸部73bに接続されている。モータ77aの回
転軸が一方向に回転(正回転)することによって、スライダ部材73が回転中心Ax3回
りの方向D2の一方側に回転される。モータ77aの回転軸が他方向に回転(逆回転)す
ることによって、スライダ部材73が回転中心Ax3回りの方向D2の他方向側(逆方向
)に回転される。モータ77aは、回転軸が停止した状態では、レール部材72に対する
スライダ部材73(アーム部材74)の角度を保持(ロック)する。なお、駆動部77は
、モータ77aと軸部73bとの間に介在する動力伝達機構(図示されず)を有する構成
であってもよい。
回転軸)に沿って移動可能に、接続されている。中心軸Ax4の軸方向D3は、回転中心
Ax2に沿った方向D1および回転中心Ax3に沿った方向と交差する。図3,5,6等
に示されるように、アーム部材74は、ボールねじ軸74aと、ボール部74bと、を有
している。ボールねじ軸74a(ねじ部材)は、スライダ部材73のボールねじナット部
73kにボール(図示されず)を介して噛み合わされた状態で、筐体73a(面73e,
73g)を貫通している。ボールねじ軸74aは、軸方向D3に移動可能に、ボールねじ
ナット部73kに接続されている。ボールねじ軸74aとボールねじナット部73kとは
、ボールねじを構成している。
の一端部に結合(固定)されている。ボール部74bは、連結部材27のボール受部27
dと結合されている。アーム部材74は、ノズル部28を支持している。
8は、モータ78a(図8)と、動力伝達機構(図示されず)と、を有している。モータ
78aは、筐体73a内に設けられて、筐体73aに支持されている。モータ78aは、
例えばステッピングモータである。モータ78aは、動力伝達機構を介してボールねじ軸
74aと連結されている。動力伝達機構は、スライダ部材73の筐体73aに対して回転
可能なボールねじナット部を含むことができる。
て回転することにより、ボールねじ軸74aが中心軸Ax4に沿って移動される。モータ
78aが一方向に回転(正回転)することにより、アーム部材74が軸方向D3の一方側
(例えば、図8では左側)に移動され、モータ78aが他方向に回転(逆回転)すること
により、アーム部材74が軸方向D3の他方側(例えば、図8では右側)に移動される。
また、モータ78aは、回転軸の回転が停止した状態では、スライダ部材73に対するア
ーム部材74の位置を保持(ロック)する。以上の構成では、アーム部材74とスライダ
部材73との接続部71a(図1,6参照)と、アーム部材74とノズル部28との接続
部71b(図2,5参照)との間の距離(軸方向D3の距離)は変更可能である。モータ
78aは、接続部71aと接続部71bとの相対的な位置を決めることができる。接続部
71aは第一の接続部の一例であり、接続部71bは第二の接続部の一例であり、モータ
78aは、第三のアクチュエータの一例である。
2d〜72gに沿って移動される。また、アーム部材74は、駆動部77によって、スラ
イダ部材73と一体にレール部材72に対して回転される。すなわち、アーム部材74は
、スライダ部材73に接続されるとともに、当該スライダ部材73を介してレール部材7
2に移動可能かつ回転可能に支持されている。駆動部77のモータ77aは、レール部材
72とアーム部材74との相対的な角度(回転中心Ax3回りの角度)を決めることがで
きる。モータ77aは、第二のアクチュエータの一例である。
よび三つの駆動部78が設けられている。これら三つの駆動部76、三つの駆動部77、
および三つの駆動部78によって、駆動機構80(図6参照)が構成されている。したが
って、駆動機構80は、三つのモータ76a、三つのモータ77a、および三つのモータ
78aを有している。モータ76a,77a,78aは、互いに接続された二つの構成要
素(レール部材72、スライダ部材73、アーム部材74)の相対的な位置および相対的
な角度のうち一方を決めることができる。例えば、モータ76aは、レール部材72と、
スライダ部材73およびアーム部材74との相対的な位置を決めることができる。また、
モータ77aは、レール部材72と、スライダ部材73およびアーム部材74との相対的
な角度を決めることができる。また、モータ78aは、スライダ部材73とアーム部材7
4との相対的な位置を決めることができる。各部材の相対的な位置決めおよび相対的な角
度が変化する際、レール部材72は、スライダ部材73を介してアーム部材74から受け
る力によって回転中心Ax2回りに回転される。上記のモータ76a,77a,78aの
動作によって、移動装置26は、ノズル部28の位置および姿勢を変更することができる
。
説明する。図10において、XYZ座標系におけるベクトルVの終点は、ノズル25によ
る加工点(造形点)に対応し、ベクトルVの方向はノズル25の中心軸Ax1の方向に対
応する。また、図10において、線X1は、ベクトルVの始点座標(x,y,z)を通り
X軸に平行な線であり、線Y1は、ベクトルVの始点座標(x,y,z)を通りY軸に平
行な線であり、線Z1は、ベクトルVの始点座標(x,y,z)を通りZ軸に平行な線で
ある。また、線Z1とベクトルVとの間の角度をθ1とし、線X1と線Y1とを含む平面
へのベクトルVの写像E(投影線)と、線X1と、の間の角度をθ2とする。この場合、
ベクトルVの位置および姿勢は、ベクトルVの始点座標(x,y,z)と、角度θ1、角
度θ2を用いて表すことができる。したがって、ノズル25(ノズル部28)の位置およ
び姿勢は、五自由度の駆動ができれば決定できる。本実施形態では、レール部材72の回
転中心Ax2回りに回転可能にし、スライダ部材73を方向D1に沿って移動可能にし、
スライダ部材73を回転中心Ax3回りに回転可能にし、アーム部材74を軸方向D3に
沿って移動可能にし、アーム部材74とノズル部28とを回転可能に接続することで、上
記の五自由度の駆動を実現している。
数の層110bを方向D1に沿って積み重ねる場合(図11(a))、移動装置26は、
ノズル部28を、中心軸Ax1が方向D1に沿ってかつ端部61cがベース110a側に
向いた姿勢にする。そして、移動装置26は、当該姿勢のノズル部28によるレーザ光L
の出射および材料121の噴射位置が移動するように、当該ノズル部28を移動させる。
このようにして形成した複数の層110bの側面(方向D1と交差する面)に層110b
を形成する場合、移動装置26は、ノズル部28を、例えば、中心軸Ax1が方向D1と
交差(例えば直交)しかつ端部61cが当該側面側に向いた姿勢にする(図11(b))
。次に、移動装置26は、ノズル部28の当該姿勢を保持したまま、ノズル部28による
レーザ光Lの出射および材料121の噴射位置が移動するように、当該ノズル部28を移
動させる。これにより、複数の層110bの側面(方向D1と交差する面)に層110b
を形成(壁面造形)することができる(図11(c))。
3との接続部71aと、アーム部材74とノズル部28との接続部71b間の距離を一定
に保持した状態で、ノズル部28の位置を変更することができる。この場合、スライダ部
材73の方向D1に沿った移動やスライダ部材73の回転中心Ax3回りの回転、アーム
部材74の回転中心回りの回転が行われる。この場合、ノズル部28の姿勢は一定に保持
される。また、移動装置26は、スライダ部材73の方向D1の位置を保持した状態でア
ーム部材74を軸方向D3に沿って移動させることにより、ノズル部28を軸方向D3に
沿って移動させることができる。また、移動装置26は、アーム部材74で囲まれる空間
のベース110aとは反対側にノズル部28を位置させることができる。
と、三つ以上(例えば三つ)のスライダ部材73と、三つ以上(例えば三つ)のアーム部
材74と、ノズル部28と、駆動機構80と、を備えている。三つ以上のレール部材72
には、互いに略平行なレール部72d〜72gがそれぞれ設けられている。三つ以上のス
ライダ部材73は、レール部72d〜72gに沿って移動可能にレール部材72のそれぞ
れに接続されている。三つ以上のアーム部材74は、それぞれスライダ部材73に接続さ
れるとともに、それぞれ当該スライダ部材73を介してレール部材72のそれぞれに移動
可能かつ回転可能に支持されている。ノズル部28は、三つ以上のアーム部材74と回転
可能に接続され、粉末状(あるいは線状)の材料121を噴射するとともにレーザ光L(
エネルギ線)を照射する。駆動機構80は、構成要素としてのレール部材72、構成要素
としてのスライダ部材73、および構成要素としてのアーム部材74のうち互いに接続さ
れた二つの構成要素の組み合わせのそれぞれについて、当該二つの構成要素の相対的な位
置および相対的な角度のうち一方を決める少なくとも五つのモータ76a,77a,78
a(アクチュエータ)を含む。よって、ノズル部28(ノズル25)を動かす新規な構成
のノズル装置14および積層造形装置1を得ることができる。したがって、ノズル部28
による造形物100の造形中に造形物100をノズル部28に対して移動させずに済む。
よって、例えば、ノズル部28による造形物100の造形中に造形物100に移動による
揺れが発生するのを抑制することができる。これにより、造形物100の形状精度が向上
されやすい。また、ノズルを固定し、ステージや造形物を移動させる構成の場合、ステー
ジの移動範囲が広い上、重量物を移動する分、駆動機構が大掛かりになる。造形物は、造
形が進むに連れて重くなるため、その重量増加による機動性の低下も造形スピードと造形
精度の減少の原因になる。また、ノズルをロボットアームで動かす構成の場合、各アーム
の屈曲姿勢を考慮すると、各アームの3次元的な移動範囲は造形領域の外側に広がりやす
い。これに対し、本実施形態の駆動機構80では、例えば、アーム部材74やノズル部2
8の移動範囲は、造形領域Sに近い範囲内に収められる。よって、本実施形態によれば、
例えば、ステージや造形物を移動させる構成や、ロボットアームでノズルを動かす構成に
比べて、よりコンパクトに構成されうる。また、本実施形態の移動装置26は、三つの同
様な構造を有する支持機構71から構成される。このため、移動装置26全体の構造がシ
ンプルになり、コスト低減の効果も見込める。さらに、光源41と材料供給装置13は、
ノズル25から離間されて設置されている。つまり、ノズル25にそれらを直接備え付け
る必要がなく、ノズル25の軽量化が図れる。これにより、ノズル25の機動性が向上し
、造形スピードと造形精度の向上が実現できる。
モータ76a(第一のアクチュエータ)を含む。よって、レール部材72とスライダ部材
73との相対的な位置をモータ76aによって決めることができる。
ータ77a(第二のアクチュエータ)を含む。よってレール部材72とアーム部材74と
の相対的な角度を決めるモータ77aによって決めることができる。
2回りに回転可能に設けられている。よって、回転中心Ax2回りに、レール部材72と
スライダ部材73とアーム部材74とを一体に回転させることができる。
接続部)とアーム部材74とノズル部28との接続部71b(第二の接続部)との間の距
離を変更可能に構成されている。駆動機構80は、接続部71aと接続部71bとの相対
的な位置を決めるモータ78a(第三のアクチュエータ)を含む。よって、モータ78a
によって、接続部71aと接続部71bとの相対的な位置を決めることができる。
ライダ部材73を移動させることにより、アーム部材74とノズル部28との接続部71
bを移動させることができる。
なくとも一部(通路61a)が設けられている。よって、例えば壁面造形の際に、レーザ
光Lの照射によって溶融した材料121を、冷却部35の冷却によって固化することによ
り、材料121が垂れるのを抑制することができる。
しやすいので、モータ76a,77a,78aに掛かる負荷を低減しやすい。これにより
、ノズル部28の位置決め精度を向上しやすい。
に造形物100からの反力(負荷)が作用しない。よって、移動装置26を軽量化しやす
い。
る。よって、ノズル装置14の運搬がしやすい。
管34やケーブル210等を取り外すことにより、ノズル装置14を取り外すことができ
る。
制御がしやすい。
の制御が比較的やりやすい。
置された構成を説明したが、これに限るものではない。三つのレール部材72は、図12
に示されるように、造形中の造形物100を囲まない位置に位置されていてもよい。また
、積層造形装置1は、造形物100にオーバーハング部を造形し、当該オーバーハング部
の下方から上向きに材料121を噴射あるいは押し出して、当該オーバーハング部の下部
に層110bを追加で造形することが可能である。
本変形例の積層造形装置1Aは、積層造形装置1と同様の構成を備える。但し、本変形
例の積層造形装置1Aは、三つのレール部材72の配置が変更可能に構成された点が積層
造形装置1に対して主に異なる。
つ)の支持部110a2がベース110aに設けられている。一つのレール部材72に対
応する複数の支持部110a2は、レール部72d〜72gに沿った方向(方向D1)と
交差(直交)する方向に互いに間隔を空けて設けられている。
ことにより、三つのレール部材72の配置を変更することができる。よって、例えば、造
形する造形物100の大きさに応じて三つのレール部材72間の距離を変更することがで
きる。よって、大きさが比較的小さい造形物100の場合、三つのレール部材72間の距
離が短くなるようにレール部材72を配置することにより、ノズル部28の重量によるア
ーム部材74の撓みが抑制されやすい。なお、一つ以上のレール部材72の設置位置が変
更可能であれば、三つのレール部材72の配置が変更可能であるので、三つ全てのレール
部材72の設置位置が変更可能な構成に限るものではない。つまり、一つまたは二つのレ
ール部材72の設置位置が変更可能である構成であってもよい。
本変形例の積層造形装置1Bは、積層造形装置1と同様の構成を備える。但し、本変形
例の積層造形装置1Bは、三つのレール部材72の配置が変更可能に構成された点が積層
造形装置1に対して主に異なる。
イダ部材90が設けられている。スライダ部材90には、支持部110a2が設けられて
いる。支持部110a2にレール部材72が支持されている。
底面には、レール部110a4が設けられている。支持部110a3およびレール部11
0a4は、レール部72d〜72gに沿った方向(方向D1)と交差(直交)する方向に
延びている。スライダ部材90は、レール部110a4に沿って移動可能に、レール部1
10a4に支持されている。スライダ部材90は、手動で移動させても良いし、モータ等
の駆動源の駆動力によって移動させてもよい。
ダ部材90を移動させて変更することにより、三つのレール部材72の配置を変更するこ
とができる。よって、第1の変形例と同様の効果を奏することができる。また、例えば、
各レール部材72を所定の位置(造形位置)に位置させた状態で造形物100の造形を行
い、造形物100が完了した場合に、各レール部材72同士の距離が造形位置の場合より
も長くなる位置(退避位置)にレール部材72が位置するように、スライダ部材90を手
動または駆動源を用いて自動で動かしてもよい。これにより、完成した造形物100が取
り出しやすくなる。
本変形例の積層造形装置1Cは、積層造形装置1と同様の構成を備える。但し、本変形
例の積層造形装置1Cは、供給管34とケーブル210とがアーム部材74の中を通って
いる点が積層造形装置1に対して主に異なる。
の他に、筒部材74cと接続部材74dとを有している。
部74g〜74iを有している。壁部74gは、ボール部74bに結合されている。壁部
74hは、壁部74gの反対側に位置されている。壁部74hは、壁部74gと壁部74
hとに亘って設けられている。壁部74h,74iには、開口部74k,74mが設けら
れている。開口部74k,74mは、接続部材74dの内部と連通している。
側の端部には、フランジ74eが設けられている。ボールねじ軸74aは、開口部74k
に挿入されており、フランジ74eは、接続部材74dの内部に位置されている。フラン
ジ74eは、壁部74hの内面に面している。ボールねじ軸74aは、接続部材74dと
相対的に回転可能に接続部材74dに接続されている。
ルねじ軸74aに沿った筒状に構成されている。筒部材74cは、ボールねじ軸74aに
と相対的に回転可能に設けられている。筒部材74cとボールねじ軸74aとの間に、軸
受部材が設けられていてもよい。また、筒部材74cのボール部74b側の端部には、フ
ランジ74fが設けられている。フランジ74fは、フランジ74eに重ねられている。
筒部材74cは、接続部材74dに固定されている。
び開口部74mを通って、ノズル25に至る。供給管34は、複数のアーム部材74の少
なくとも一つに設けられていればよい。また、ケーブル210も、複数のアーム部材74
の少なくとも一つに設けられていればよい。また、供給管34とケーブル210とは、本
変形例のように同じアーム部材74に設けられていてもよいし、互いに異なるアーム部材
74に設けられていてもよい。供給管34は、材料121の通路の一例であり、ケーブル
210は、レーザ光L(エネルギ線)の伝送路の一例である。
34(通路)が設けられ、複数のアーム部材74の少なくとも一つに、レーザ光Lのケー
ブル210(伝送路)が設けられている。よって、供給管34とケーブル210とが保護
されやすい。
料121をノズル25に供給して、ノズル25から複数の異なる材料121を選択的に供
給し、複数の材料121の比率を調整(変更)するようにしてもよい。これにより、造形
物100の位置(場所)によって複数の材料121の比率が変化(漸減または漸増)する
傾斜材料(傾斜機能材料)を造形することができる。具体的には、例えば、層110bの
形成に際し、制御装置17が、造形物100の三次元座標の各位置に対応して設定された
(記憶された)材料121の比率となるように、供給装置31を制御することにより、造
形物100を、材料121の比率が三次元の任意の方向に変化する傾斜材料(傾斜機能材
料)として造形することが可能である。単位長さあたりの材料121の比率の変化量(変
化率)も、種々に設定することが可能である。この場合、材料毎に供給管34を設けても
よいし、供給管34の内部を仕切って供給管34の内部に材料毎の通路を設けてもよい。
また、供給装置31の内部に混合部を設け、当該混合部によって種類の異なる複数の材料
121を予め混合し、混合した複数の材料121をノズル25に供給してもよい。
)を動かす新規な構成のノズル装置14および積層造形装置1,1A,1B,1Cを得る
ことができる。
のであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その
他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の
省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や
要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる
。
三つ以上であればよく、四つ等であってもよい。支持機構71が四つの場合には、例えば
仮想四角形の頂点にレール部材72を配置してもよい。また、光源41は、ノズル25に
設けられていてもよい。また、冷却部として、ノズル25に送風ファンを設けて、当該送
風ファンの送風によって、溶融した材料121を冷却するようにしてもよい。また、接続
部71aと接続部71bとの間の距離を変更する構成としては、アーム部材74が伸縮す
るものであってもよい。また、駆動機構80は、アーム部材74(構成要素)とノズル部
28(構成要素)との相対的な角度を決めるモータ(アクチュエータ)を有していてもよ
い。
…ノズル部(構成要素)、34…供給管(通路、管)、35…冷却部、41…光源(エネ
ルギ線発生源)、61a…通路(冷却部の一部)、71a…接続部(第一の接続部)、7
1b…接続部(第二の接続部)、72d〜72g…レール部、72…レール部材(構成要
素)、73…スライダ部材(構成要素)、74…アーム部材(構成要素)、76a…モー
タ(第一のアクチュエータ)、77a…モータ(第二のアクチュエータ)、78a…モー
タ(第三のアクチュエータ)、80…駆動機構、100…造形物、121…材料、210
…ケーブル(伝送路)、Ax2…回転中心(回転中心軸)、L…レーザ光(エネルギ線、
光線)。
Claims (14)
- 互いに略平行なレール部がそれぞれ設けられ、前記レール部の延びた方向に沿った回転
中心軸回りに回転可能に設けられた三つ以上のレール部材と、
前記レール部に沿って移動可能に前記レール部材のそれぞれに接続された三つ以上のス
ライダ部材と、
それぞれ前記スライダ部材に接続されるとともに、それぞれ当該スライダ部材を介して
前記レール部材のそれぞれに移動可能かつ回転可能に支持された三つ以上のアーム部材と
、
前記三つ以上のアーム部材と回転可能に接続され、材料を射出するノズル部と、
構成要素としての前記レール部材、構成要素としての前記スライダ部材、構成要素とし
ての前記アーム部材、および構成要素としての前記ノズル部のうち互いに接続された二つ
の前記構成要素の組み合わせのそれぞれについて当該二つの構成要素の相対的な位置およ
び相対的な角度のうち一方を決める、少なくとも五つのアクチュエータを含む駆動機構と
、
を備えた積層造形装置用のノズル装置。 - 互いに略平行なレール部がそれぞれ設けられた三つ以上のレール部材と、
前記レール部に沿って移動可能に前記レール部材のそれぞれに接続された三つ以上のス
ライダ部材と、
それぞれ前記スライダ部材に接続されるとともに、それぞれ当該スライダ部材を介して
前記レール部材のそれぞれに移動可能かつ回転可能に支持された三つ以上のアーム部材と
、
前記三つ以上のアーム部材と回転可能に接続され、材料を射出するノズル部と、
構成要素としての前記レール部材、構成要素としての前記スライダ部材、構成要素とし
ての前記アーム部材、および構成要素としての前記ノズル部のうち互いに接続された二つ
の前記構成要素の組み合わせのそれぞれについて当該二つの構成要素の相対的な位置およ
び相対的な角度のうち一方を決める、少なくとも五つのアクチュエータを含む駆動機構と
、
を備え、
複数の前記アーム部材のうち少なくとも一つに、前記材料の通路が設けられた、積層造
形装置用のノズル装置。 - 前記レール部材は、前記レール部の延びた方向に沿った回転中心軸回りに回転可能に設
けられた、請求項2に記載のノズル装置。 - 前記駆動機構は、前記レール部材と前記スライダ部材との相対的な位置を決める第一の
前記アクチュエータを含む、請求項1〜3のうちいずれか一つに記載のノズル装置。 - 前記駆動機構は、前記レール部材と前記アーム部材との相対的な角度を決める第二の前
記アクチュエータを含む、請求項1〜4のうちいずれか一つに記載のノズル装置。 - 前記アーム部材と前記スライダ部材との第一の接続部と前記アーム部材と前記ノズル部
との第二の接続部との間の距離を変更可能に構成され、
前記駆動機構は、前記第一の接続部と前記第二の接続部との相対的な位置を決める第三
の前記アクチュエータを含む、請求項1〜5のうちいずれか一つに記載のノズル装置。 - 前記アーム部材は、前記スライダ部材に移動可能に接続された、請求項1〜6のうちい
ずれか一つに記載のノズル装置。 - 前記レール部材は、前記材料の射出による造形中の造形物を囲む位置に位置された、請
求項1〜7のうちいずれか一つに記載のノズル装置。 - 前記レール部材の配置が変更可能に構成された、請求項1〜8のうちいずれか一つに記
載のノズル装置。 - 前記ノズル部に、材料を冷却する冷却部の少なくとも一部が設けられた、請求項1〜9
のうちいずれか一つに記載のノズル装置。 - 前記材料は、粉体である、請求項1〜10のうちいずれか一つに記載のノズル装置。
- 前記材料は、線材である、請求項1〜10のうちいずれか一つに記載のノズル装置。
- 請求項1〜12のうちいずれか一つに記載のノズル装置と、
材料供給装置と、
を備えた積層造形装置。 - 前記材料供給装置は、管を備え、
前記材料は、前記管の内部を通って前記ノズルに供給される、請求項13に記載の積層
造形装置。
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