JP6191829B2 - 無線通信システム、無線局、ネットワーク運用管理装置およびネットワーク最適化方法 - Google Patents

無線通信システム、無線局、ネットワーク運用管理装置およびネットワーク最適化方法 Download PDF

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Description

本発明は無線通信システムに係り、特にネットワーク最適化を行う機能を有する無線局、ネットワーク運用管理装置および無線通信システム、並びにネットワーク最適化方法に関する。
近年、オペレーションコスト(OPEX)削減の観点などから、セルラシステムなどの無線通信システムにおける無線パラメータやネットワーク設定の最適化を自律的に行うSON(Self Organizing Network)の検討が盛んに行われている。3GPP LTE(Long Term Evolution)においてもSON機能の標準化が行われている(非特許文献1)。
SONには、
・自己構成(Self-Configuration)
・自己最適化(Self-Optimization)
・自己修復(Self-Healing)
などの機能があり、それぞれ異なった目的を達成するための技術である。この中で自己最適化の種類としては、セルのカバレッジ最適化や容量(キャパシティ)の最適化(Coverage and Capacity Optimization:CCO)、ハンドオーバパラメータの最適化(Mobility Robustness Optimization:MRO)、負荷分散の最適化(Mobility Load Balancing:MLB)などがある(非特許文献2)。
以下、3GPP LTEの無線通信システムを一例として自己最適化機能について簡単に説明する。なお、無線基地局(enhanced Node B)はeNBと略記する。
図1に示すように、マクロセル(Macro cell)1aおよび2aをそれぞれ管理するマクロeNB(Macro eNB: MeNB)1および2と、ピコセル(Pico cell)3aを管理するピコeNB(Pico eNB: PeNB)3とが存在し、MeNB1および2がベンダAにより提供され、PeNB3がベンダBにより提供されているものとする。さらに、MeNB1および2はベンダAのSONサーバA(SON server A)で管理され、PeNB3はベンダBのSONサーバB(SON server B)で管理されているものとする。自己最適化アルゴリズムの実行や各種パラメータの決定は、当該自己最適化の目的に応じて、各無線基地局あるいはそれを管理するSONサーバにおいて行われる。
たとえば、SONサーバAで、マクロセル1とマクロセル2との間のハンドオーバに関するハンドオーバパラメータの最適化(MRO)を行う場合、このハンドオーバパラメータは、マクロセル1からマクロセル2への(およびその反対方向への)ハンドオーバ特性の統計値(例えば、ハンドオーバ失敗率、ハンドオーバ失敗数)などを考慮して決定され、これにより当該マクロセル間のハンドオーバ特性が改善される。
一方、SONサーバAにおけるMROの実行とは独立して、SONサーバBでピコセル3aの負荷分散の最適化(MLB)を行う場合には、SONサーバBは、例えばピコセル3aの負荷状況(例えば、トラフィック量、PeNBのハードウェア使用率)などを考慮して、ピコセル3aから隣接セルへのハンドオーバパラメータを決定する。これにより、ピコセル3aへの負荷の集中を回避でき、あるいはシステム全体の特性(例えば、システムスループット)を改善する為のピコセル3aへのオフロードの効果を高めることができる。
以上のように、ネットワークが自律的に最適化を行うことで、オペレータが手動で無線パラメータやネットワークパラメータを調整するコスト(OPEX)を大きく削減することができる。
3GPP TS36.300 v10.5.0、 section 22(インターネット<URL>http:www.3gpp.org/ftp/Specs/html−info/36300.htm) 3GPP TR36.902 v9.3.0 (インターネット<URL>http:www.3gpp.org/ftp/Specs/html−info/36902.htm)
しかしながら、上述したようなネットワークの自己最適化技術では、SONサーバが管理するセル(及び当該セル間)で実行されるのであり、その際、管理外のセルの状況については特に考慮されていない。したがって、あるSONサーバにより実行された最適化が他のセルへどのように影響するかについても考慮されない。このことはベンダが異なる場合に顕著である。
たとえばベンダAのSONサーバAが、マクロセル1aからベンダBのピコセル3aへのハンドオーバパラメータの最適化(MRO)を実行し、ベンダBのSONサーバBがピコセル3aの負荷分散の最適化(MLB)を実行する場合を想定する。たとえば、SONサーバAでは、当該ハンドオーバ特性の統計値を基に、マクロセル1aからピコセル3aへのハンドオーバを促進させるようにハンドオーバパラメータの更新が決定される。SONサーバBでは、逆に、ピコセル3aの負荷状況を基に、ピコセル3aからマクロセル1aへのハンドオーバを促進させてピコセル3aの負荷を低減するようにハンドオーバパラメータの更新が決定される。つまり、各ベンダのSONサーバが、同一のセルペア(マクロセル1aとピコセル3a)に対して全く正反対の制御を行おうと決定する場合が生じる。この結果、ベンダ間で自己最適化の方針に不整合が生じ、マクロセル1aにおけるハンドオーバパラメータの自己最適化も、ピコセル3aにおけるハンドオーバパラメータの自己最適化も、共に期待する効果を得られないという状況に陥る。すなわち、システム特性の観点から見た最適化が達成されない。
そこで、本発明の目的は、独自にネットワークの最適化を実行する場合にもシステム全体の特性を最適化できる無線通信システム、無線局、ネットワーク運用管理装置およびネットワーク最適化方法を提供することにある。
本発明による無線通信システムは、複数の無線局と前記無線局を管理するネットワーク運用管理装置とを有し、ネットワーク最適化を行う無線通信システムであって、第1の無線局が第1のネットワーク運用管理装置により管理され、第2の無線局が第2のネットワーク運用管理装置により管理され、前記第1の無線局が、当該第1の無線局のセルにおけるネットワーク最適化に関する第1の最適化情報を、前記第2の無線局および前記第2のネットワーク運用管理装置の少なくとも1つへ通知し、前記第2の無線局あるいは前記第2のネットワーク運用管理装置が、前記第1の最適化情報を考慮して、前記第2の無線局のセルにおけるネットワーク最適化の実行を制御する、ことを特徴とする。
本発明による無線局は、複数の無線局と前記無線局を管理するネットワーク運用管理装置とを有しネットワーク最適化を行う無線通信システムにおける無線局であって、自無線局のセルにおけるネットワーク最適化を実行するための最適化手段と、前記ネットワーク最適化に関する最適化情報を他の無線局、自無線局を管理する第1のネットワーク運用管理装置、前記他の無線局を管理する第2のネットワーク運用管理装置の少なくとも1つへ通知する通知制御手段と、を有し、前記他の無線局あるいは前記第2のネットワーク運用管理装置が、前記最適化情報を考慮して、前記他の無線局のセルにおけるネットワーク最適化の実行を制御することを特徴とする。
また、本発明による無線局は、複数の無線局と前記無線局を管理するネットワーク運用管理装置とを有しネットワーク最適化を行う無線通信システムにおける無線局であって、自無線局を管理する第1のネットワーク運用管理装置とは異なる第2のネットワーク運用管理装置により管理される別の無線局から当該別の無線局のセルにおけるネットワーク最適化に関する最適化情報を受信する通信手段と、前記最適化情報を考慮して自無線局のセルにおけるネットワーク最適化を実行する最適化制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明によるネットワーク運用管理装置は、複数の無線局からなるネットワークの最適化を行う無線通信システムにおけるネットワーク運用管理装置であって、第1の無線局から当該第1の無線局のセルにおけるネットワーク最適化に関する第1の最適化情報を受信するネットワーク監視手段と、前記第1の無線局のセルにおけるネットワーク最適化に関する最適化情報、別のネットワーク運用管理装置が管理する第2の無線局および前記別のネットワーク運用管理装置の少なくとも一つへ通知する通信手段と、前記最適化情報に基づいて、少なくとも前記第1の無線局のセルにおける前記ネットワーク最適化を制御する最適化制御手段と、を有し、前記別のネットワーク運用管理装置あるいは前記第2の無線局が、前記最適化情報を考慮して、少なくとも前記第2の無線局のセルにおけるネットワーク最適化を制御する、ことを特徴とする。
本発明によるネットワーク運用管理装置は、複数の無線局からなるネットワークの最適化を行う無線通信システムにおけるネットワーク運用管理装置であって、少なくとも第1の無線局における通信状態を監視するネットワーク監視手段と、別のネットワーク運用管理装置が管理する第2の無線局のセルにおけるネットワーク最適化に関する最適化情報を受信する通信手段と、前記最適化情報を考慮して、少なくとも前記第1の無線局のセルにおける前記ネットワーク最適化を制御する最適化制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明によるネットワーク最適化方法は、複数の無線局と前記無線局を管理するネットワーク運用管理装置とを有し、ネットワーク最適化を行う無線通信システムにおけるネットワーク最適化方法であって、前記ネットワーク運用管理装置が、少なくとも第1の無線局における通信状態を監視し、前記第1の無線局のセルにおけるネットワーク最適化に関する最適化情報を、別のネットワーク運用管理装置が管理する第2の無線局および前記別のネットワーク運用管理装置の少なくとも一つへ通知し、前記最適化情報に基づいて、少なくとも前記第1の無線局のセルにおける前記ネットワーク最適化を制御し、前記別のネットワーク運用管理装置あるいは前記第2の無線局が、前記最適化情報を考慮して、少なくとも前記第2の無線局のセルにおけるネットワーク最適化を制御する、ことを特徴とする。
本発明によるネットワーク最適化方法は、複数の無線局と前記無線局を管理するネットワーク運用管理装置とを有し、ネットワーク最適化を行う無線通信システムにおけるネットワーク運用管理装置のネットワーク最適化方法であって、少なくとも第1の無線局における通信状態を監視し、別のネットワーク運用管理装置が管理する第2の無線局のセルにおけるネットワーク最適化に関する最適化情報を受信し、前記最適化情報を考慮して、少なくとも前記第1の無線局のセルにおける前記ネットワーク最適化を制御する、ことを特徴とする。
本発明によれば、独自にネットワークの最適化を実行する場合にもシステム全体の特性を最適化できる。
図1は既存の無線通信システムにおける自己最適化動作を説明するためのシステム構成図である。 図2は本発明による無線通信ステムの概略を説明するためのシステム構成図である。 図3は本発明の実施例によるネットワーク最適化方法が適用される無線局の機能的構成を示すブロック図である。 図4は本発明の実施例によるネットワーク最適化方法が適用されるネットワーク運用管理装置の機能的構成を示すブロック図である。 図5は本発明の第1実施形態による無線通信システムの動作例を示すシーケンス図である。 図6は本発明の第2実施形態による無線通信システムの動作例を示すシーケンス図である。 図7は本発明の第3実施形態による無線通信システムの動作例を示すシーケンス図である。 図8は本発明による無線通信システムの一例である3GPP LTEシステムの概略を説明するためのシステム構成図である。 図9は本発明の第1実施例による無線通信システムの動作例を示すシーケンス図である。 図10は本発明の第2実施例による無線通信システムの動作例を示すシーケンス図である。 図11は本発明の第3実施例による無線通信システムの動作例を示すシーケンス図である。 図12は本発明の第4実施例による無線通信システムの動作例を示すシーケンス図である。
1.本発明の実施形態の概略
本発明の実施形態によれば、ネットワーク運用管理装置により管理される複数の無線局を有しネットワーク最適化を行う無線通信システムにおいて、無線局が当該無線局のセル(つまり、無線局が管理するセル)のネットワーク最適化に関する情報である最適化情報を別の無線局へ通知する。これにより無線局間で他方の無線局の最適化情報を知ることができ、独自にネットワークの最適化を実行する場合に起こりうるシステム全体の特性劣化を回避することが可能となる。以下、本発明の概略的構成を説明する。
図2に例示する無線通信システムは、セル10a、20aおよび30aをそれぞれ管理する無線局10、20および30と、無線局10および無線局20を制御あるいは管理するネットワーク運用管理装置A(SONサーバA)と、無線局30を制御あるいは管理するネットワーク運用管理装置B(SONサーバB)と、から構成されているものとする。セル10a、20aおよび30aは互いに影響を及ぼしうる程度の近傍に配置されていればよく、必ずしも互いのエッジが接している必要はない。
図2における各無線局は、1つのセルを直接制御する無線基地局だけでなく、複数の無線基地局(従って複数のセル)を制御あるいは管理する上位ネットワーク装置をも含んでもよい。たとえば、無線局として、無線基地局、基地局制御局あるいはコアネットワークなどの他のネットワーク装置などが考えられる。またネットワーク運用管理装置はSONサーバあるいはOperation and Management:O&Mサーバとも呼ばれる。また、その他に上位ネットワーク装置が設けられ、各無線局は上位ネットワーク装置を介して互いに通信可能に接続されてもよい。無線局間はより高速のインタフェースで直接接続することもできる。ここで、高速とは物理的に他のインタフェースよりも高速な回線であってもよいし、処理が簡易又は通信周期が短い等の理由により制御遅延が小さいという意味での高速であってもよい。無線局が、無線局間のインタフェースを介して、ネットワーク最適化に関する情報を通知することで、上位ネットワーク装置を介して通知する場合と比べて、ネットワークの自己最適化に起因するシステムの特性劣化の回避効果が高まる。ネットワークの自己最適化に起因するシステムの特性劣化が発生した場合、情報の通知に要する時間が長くなる程、特性劣化が進行する。よって、無線局が、無線局間の高速インタフェースを介して情報を通知することで、特性劣化の回避効果が大きくなる。
図3において、無線局は、無線局10は、無線端末40から無線信号を受信する無線受信器11と、受信信号を復調する復調部12と、復調した情報や制御情報を上位ネットワークや他の無線局へ送信する送信部13と、上位ネットワークあるいは他の無線局からの信号を受信する受信部14と、上位ネットワークから受信した信号を基に制御を行う制御部15と、無線端末40へ送信するデータや制御情報から送信信号を生成する信号生成部16と、無線端末40へ無線信号を送信する無線送信器17と、を有する。さらに、最適化部18は、無線端末からの信号の復調結果(例えば、測定情報)や通信統計品質(KPI)を基に無線パラメータやネットワークパラメータの最適化を行い、他の無線局へ自局の最適化情報を通知する。なお、無線局20および30も基本的に同じ機能構成を有する。また、制御部13および最適化部18はソフトウエアにより種々の機能を実現するCPU(Central Processing Unit)等のプログラム制御プロセッサであってもよい。
図4において、ネットワーク運用管理装置(SONサーバ)50Aは、無線局や上位ネットワークからの信号を受信する受信部51と、受信信号に含まれる情報(例えば、無線局によるサービス品質の測定結果やサービス品質に関する情報であるネットワーク測定情報)を保存したり通信統計品質(KPI)を算出したりするネットワーク監視部52と、ネットワーク測定情報やKPIの情報を基に無線局における無線パラメータやネットワークパラメータの最適化を行う最適化制御部53と、無線局や上位ネットワークへ最適化の指示などの信号を送信する送信部54と、を有する。なお、他のネットワーク運用管理装置(SONサーバ)50Bも同様の機能構成を有する。
また、無線端末40は、無線局(例えば無線基地局)からの無線信号を受信する無線受信器41と、当該無線信号を復調する復調部42と、復調結果を基に制御を行う制御部43と、受信信号に対して測定を行う測定部44と、データや制御情報から信号を生成する信号生成部45と、無線局へ信号を送信する無線送信器46とを有する。なお、図3および図4に示す構成は一例であり、これらに限定されるものではない。以下、本発明の実施形態および実施例について図面を参照しながら詳細に説明する。
2.実施形態
2.1)第1実施形態
図5に示すように、本発明の第1実施形態によれば、無線局10が当該無線局10のセル10aにおけるネットワーク最適化に関する情報(第1の最適化情報)を別の無線局20および/または30へ通知する(動作101)。これにより無線局20、30の最適化部18は、無線局10の最適化情報(第1の最適化情報)を知ることができ、独自にネットワークの自己最適化を実行する際にシステム全体の特性劣化を回避することが可能となる。同様に、他の無線局20または30が当該無線局のセル20aまたは30aにおけるネットワーク最適化に関する情報(第2の最適化情報)を無線局10へ通知してもよい(動作102)。
2.2)第2実施形態
図6に示すように、本発明の第2実施形態によれば、無線局10が他の無線局20および/または30にそれらのセル(例えば、セル20aやセル30a)におけるネットワーク最適化に関する情報(第2の最適化情報)を要求する(動作201)。これに応じて、他の無線局20および/または30は、無線局10へ第2の最適化情報を通知する(動作202)。第2の最適化情報を受信した無線局10の最適化部18は、当該第2の最適化情報を基に、セル10aにおけるネットワーク最適化を実行する。尚、動作201での第2の最適化情報の要求は、オンデマンド(つまり、要求毎の通知)でも良いし、周期的報告の要求(つまり、ある時点の要求に対して周期的に複数回通知)でも良い。
2.3)第3実施形態
図7に示すように、本発明の第3実施形態によれば、無線局10が他の無線局20および/または30に対して、インベトトリガによる第2の最適化情報の通知を要求し(動作301)、この要求に応じて、当該他の無線局が所定のイベントが発生した時又は発生後(動作302)に自局の第2の最適化情報を無線局10へ通知する(動作303)。イベントは予め規定されていても良いし、無線局10が通知(つまり、指定)しても良い。さらに、イベント発生後から所定周期で周期的に通知するようにしても良い。
2.4)その他の実施形態
なお、無線局10は、別の無線局20あるいは30から第2の最適化情報を受信した場合、自局を管理するネットワーク運用管理装置(SONサーバ)50Aに対して、受信した第2の最適化情報などを通知してもよい。ネットワーク運用管理装置(SONサーバ)50Aは、受信した当該第2の最適化情報などを基にネットワーク最適化アルゴリズムを実行して無線パラメータやネットワークパラメータを決定し、これらパラメータを無線局10へ返す。無線局10は、ネットワーク運用管理装置(SONサーバ)50Aから受信したパラメートを用いてネットワーク最適化を実行することもできる。さらに、ネットワーク運用管理装置が第1の最適化情報や第2の最適化情報を生成し、無線局とネットワーク運用管理装置の間、或は、ネットワーク運用管理装置間で、第1の最適化情報や第2の最適化情報を通知するようにしても良い。
3.最適化情報
3.1)最適化情報が示す実行状況
上述した最適化情報がネットワーク最適化の実行状況を示しても良い。実行状況としては、例えば「実行予定」、「実行中」あるいは「実行完了」が考えられる。
「実行予定」とは、無線局又はネットワーク運用管理装置(SONサーバ)が有するネットワーク最適化の種類(機能)において実行する可能性があることを示す。
「実行中」とは、無線局又はネットワーク運用管理装置(SONサーバ)において最適化を実行中(つまり、無線パラメータやネットワークパラメータを変更中)、又は、最適化アルゴリズムを実行中(つまり、無線パラメータやネットワークパラメータを変更すべきか否かを判定中、あるいは変更量を算出中)であることを示す。
「実行完了」とは、無線局又はネットワーク運用管理装置(SONサーバ)において最適化を完了した(つまり、無線パラメータやネットワークパラメータの変更及び最適化アルゴリズムの実行が完了した)、又は、無線パラメータやネットワークパラメータを更新した(例えば、無線パラメータやネットワークパラメータの変更が完了したが、最適化アルゴリズムは継続して実行中である)ことを示す。
3.2)最適化情報の内容
最適化情報には、
a)ネットワーク最適化の種類に関する情報、
b)ネットワーク最適化の目的に関する情報、
c)ネットワーク最適化の制御ポリシに関する情報、
d)最適化対象の無線パラメータやネットワークパラメータ、
e)ネットワーク最適化を実行タイミングに関する情報、
f)無線局の位置情報、
などが含まれる。
a)「ネットワーク最適化の種類に関する情報」としては、例えば、
・カバレッジ最適化、
・容量最適化、
・カバレッジ及び/又は容量最適化、
・ハンドオーバ最適化、
・負荷分散の最適化、
・セルアウテージ補償、
・省電力化制御、
・隣接セルリスト最適化、
・セル間干渉低減
などが考えられるが、これらに限定されない。
b)「ネットワーク最適化の目的に関する情報」としては、例えば、
・特定の隣接セルに対するハンドオーバの最適化、
・複数の隣接セルに対するハンドオーバの最適化、
・隣接セルへのオフローディング、
・隣接セルからのオフローディング、
・カバレッジ最大化、
・カバレッジ拡大、
・カバレッジ縮小、
・不感地の解消、
・セル間干渉対策(Inter Cell Interference Coordination: ICIC)、
・部分的周波数再利用(Fractional Frequency Reuse: FFR)、
など、何についての最適化であるかを特定する情報が含まれる。ここで、隣接セルは、物理的に隣接しているセルのみでなく、周辺に存在するセルを含む概念である。また、カバレッジ拡大や縮小は、既知信号(参照信号とも呼ぶ)の送信電力の増大や減少、又は、送信アンテナのチルト角の低減や増加によって実現する方法が考えられる。不感地(受信品質が所定値未満、又は、通信不可能なエリア。圏外エリアとも呼ぶ。)の解消は、セルアウテージが検出されたセルの隣接セルのカバレッジ拡大や、隣接セルへのハンドオーバの促進などによって実現する方法が考えられる。尚、上述のネットワーク最適化の目的に関する情報の項目において、対象とするセルの識別子(セルID)を付加するようにしても良い。
c)「ネットワーク最適化の制御ポリシに関する情報」としては、例えば、
・長周期の最適化、
・短周期の最適化、
・所定の条件を満足した事をトリガとする最適化、
などの制御の時間的条件が含まれる。ここで、所定の条件とは、例えば、統計品質情報(KPI)が所定量(又は、所定割合)だけ劣化した(又は、変化した)、他の無線局からネットワーク最適化に関する最適化情報を受信した、などが考えられる。
さらに、「ネットワーク最適化の制御ポリシに関する情報」には、
・複数のネットワーク最適化の種類の間の優先順位、
・各ネットワーク最適化の種類の優先度、
・各ネットワーク最適化の種類の重要度、
・最適化モード、
などの制御時に考慮されるべき条件が含まれてもよい。ここで、優先順位は、例えば、ネットワーク最適化の種類と共に明示的に示されていても良いし、当該優先順位に従って(つまり、優先順位の降順又は昇順)ネットワーク最適化の種類が示されていても良い。また、最適化モードは、最適化の制御における事業者(オペレータ)による決定(つまり、事業者の方針)が反映されるか否かで区別されるもので、各最適化制御、又は、所定タイミングの最適化制御において事業者が(最終)決定を行う「オープンモード(オープンループとも呼ぶ)」と、事業者が決定を行わない「クローズドモード(クローズドループとも呼ぶ)」のいずれかを示す情報である。例えば、最適化情報を交換した無線局が、お互いにオープンモードであれば、事業者が決定を行う為、お互いに最適化制御を独立に継続しても良いと判定したりすることが考えられる。或は、片方の無線局がオープンモードを通知し、もう一方の無線局がクローズドモードを通知した場合、事業者の決定を優先する為にオープンモード側の最適化制御を優先するように判定しても良いし、反対にオープンモードは事業者が介入する為に問題発見が迅速に行えることを期待してクローズドモード側の最適化制御を継続するように判定しても良い。
d)「ネットワーク最適化の対象とする無線パラメータやネットワークパラメータ」としては、例えば、
・無線局の送信電力、
・無線局のアンテナ角度(チルト(Tilt)やアジマス(Azimuth))、
・無線局で実際に信号を送受信するアンテナ数、
・ハンドオーバ関連パラメータ、
・セル(再)選択関連パラメータ、
・隣接セルリスト、
・共通チャネル送信パラメータ、
・共有チャネル送信パラメータ、
・制御チャネル送信パラメータ、
・セルのOn/Off切り替え、
などが考えられるが、これらに限定はされない。
e)「ネットワーク最適化を実行タイミングに関する情報」としては、例えば、
・ネットワーク最適化を実行した実行時刻、
・ネットワーク最適化を実行する実行予定時刻、
・ネットワーク最適化を行うタイミングを示す情報、
・ネットワーク最適化の周期、
などが考えられるが、これらに限定はされない。
4.効果
以上説明したように、隣接するセルをそれぞれ管理する無線局の間、無線局とネットワーク運用管理装置(SONサーバ)との間、或は、ネットワーク運用管理装置(SONサーバ)間で、最適化情報を交換することにより、自セルにおけるネットワーク最適化、つまり無線パラメータやネットワークパラメータの最適化を、隣接セルにおけるネットワーク最適化の状況などを考慮して実行することができる。
例えば、図2に示すシステムにおいて次のような事態を想定する。すなわち、SONサーバAが、セル10aからセル30aへのハンドオーバ失敗率を低下させるためにセル10aからセル30aへのハンドオーバの最適化を行おうとし、SONサーバBが、セル30aの負荷を低下させるためにセル30aからセル10aへのオフローディングを行おうとする。このとき、上述した実施形態によれば、最適化情報が無線局10と30との間で交換される。したがって、SONサーバBは、SONサーバAにおいてセル10aからセル30aへのハンドオーバの最適化を行おうとしていることを認識することができ、一方、SONサーバAは、SONサーバBにおいてセル30aからセル10aへのオフローディングを行おうとしていることを認識することができる。
互いに隣接セルにおける最適化の状況を認識しているので、SONサーバBは、一定の規則(たとえばハンドオーバの最適化を優先する等の規則)に従って、SONサーバAにおけるハンドオーバの最適化が完了するのを待ってから、セル30aからセル10aへのオフローディングを実行する等の適切な対応をとることができる。その結果、セル10aからセル30aへのハンドオーバ失敗率を低減させることができる。一方、SONサーバAにおけるハンドオーバの最適化が完了した後でも、SONサーバBにおいてセル30aからセル10aへのオフローディングが依然として必要であると判断された場合には、SONサーバBは当該オフローディングを実行することで、セル30aの負荷を軽減することができる。
このように、本発明の実施形態により、SONサーバAやBが互いに独立にネットワーク最適化を実行することで最適化の制御が収束しない、あるいは期待する効果が得られないといった問題を解決することができる。その結果、システム全体で最適化を行うことができる。尚、最適化情報の通知又は交換は、同一システム内の無線局やネットワーク運用管理装置(SONサーバ)のみでなく、異なるシステムの無線局やネットワーク運用管理装置(SONサーバ)との間で行うようにしても良い。
なお、ハンドオーバの最適化をオフローディングよりも優先した理由としては、ハンドオーバ失敗の方が、呼切断やスループット低下に大きく影響することが予想される為である。しかしながら、これはあくまでも一例であり、互いに独立にネットワーク最適化を実行することで最適化の制御が収束しないとか期待する効果が得られないとかの問題を解消できる一定の規則であれば、これに制限はされない。
5.適用例
以下、上述した実施形態を3GPP LTE(Long Term Evolution)の無線通信システムに適用した実施例について説明する。
図8に示すように、LTE無線通信システムは、一例として、マクロ無線基地局(Macro eNB: MeNB)110および120と、MeNB110および120がそれぞれ管理するマクロセル(Macro cell)110aおよび120aと、MeNB110および120を管理するネットワーク運用管理装置(SONサーバとも呼ぶ)150Aと、ピコ無線基地局(Pico eNB: PeNB)130と、PeNB130が管理するピコセル(Pico cell)130aと、PeNB130を管理するネットワーク運用管理装置(SONサーバ)150Bと、を有し、さらに、ホーム無線基地局(Home eNB: HeNB)160と、HeNB160が管理するホームセル(Home cell)160aと、HeNB160を管理するネットワーク運用管理装置(SONサーバ)150Cと、コアネットワーク(Evolved Packet Core: EPC)170と、無線端末(User Equipment: UE)140と、が存在するものとする。ここで、MeNB110、120およびPeNB130は、それぞれX2と呼ばれる直接インタフェースで接続されており、さらにコアネットワーク(EPC)170ともS1と呼ばれるインタフェースで接続されている。一方、HeNB160は、ブロードバンド回線及びインターネット180を経由してコアネットワーク(EPC)170に接続している。尚、ホーム無線基地局(HeNB)160はフェムト基地局(Femto eNB: FeNB)、ホームセル160aはフェムトセル(Femto cell)とも呼ばれる。また、コアネットワーク(EPC)170は、例えば、モビリティ管理装置(Mobility Management Entity: MME)、サービングゲートウェイ(Serving Gateway: S-GW)などを構成要素として含む。
上述したように、マクロ無線基地局(MeNB)110は、マクロセル(Macro Cell)110aにおけるネットワーク最適化に関する第1の最適化情報を生成し、第1の最適化情報をマクロ無線基地局(MeNB)120やピコ無線基地局(PeNB)130に通知する(第1実施形態)。
また、MeNB110は、MeNB120やPeNB130に、マクロセル120aやピコセル130aにおけるネットワーク最適化に関する第2の最適化情報を要求し、MeNB120やPeNB130が第2の最適化情報をMeNB110へ通知する(第2実施形態)。そして、MeNB110は、第2の最適化情報を基に、マクロセル110aにおけるネットワーク最適化を実行する。ただし、当該要求は、オンデマンドでも良いし、周期的報告の要求でも良い。
あるいは、MeNB110が、MeNB120やPeNB130に対し、イベントトリガによる第2の最適化情報の通知を要求し、MeNB120やPeNB130において所定のイベント発生時(又は発生後)に第2の最適化情報を通知するようにしても良い(第3実施形態)。所定のイベントは予め規定されていても良いし、MeNB110が通知(つまり、指定)しても良い。又は、イベント発生後から所定周期で周期的に通知するようにしても良い。さらに、MeNB110が、自局を管理するネットワーク運用管理装置(SONサーバ)150Aに第2の最適化情報などを通知し、SONサーバ150Aが当該第2の最適化情報などを基にネットワーク最適化アルゴリズムを実行し、無線パラメータやネットワークパラメータを決定し、MeNB110へ通知し、ネットワーク最適化を実行するようにしても良い。
ここで、MeNB110、MeNB120およびPeNB130の間の第1の最適化情報や第2の最適化情報の通知は、X2インタフェースを用いても良いし、S1インタフェースを用いても良い。さらに、第1の最適化情報や第2の最適化情報の通知手段は、X2やS1に限定はされない。例えば、MeNB110が、ブロードバンド回線およびEPC170を介してホーム無線基地局(HeNB)160に通知しても良いし、図示していないが異なるHeNB間のインタフェース(Iur−hと呼ばれる)を用いて通知しても良い。さらに、本実施例は、第1の最適化情報や第2の最適化情報を、ネットワーク運用管理装置(SONサーバ)が生成するようにしても良く、この場合、例えばSONサーバ150AとSONサーバ150Bとの間のインタフェースを用いて第1の最適化情報や第2の最適化情報を通知しても良い。MeNB110が、第1の最適化情報や第2の最適化情報をX2インタフェースを介して通知することで、ネットワークの最適化に起因するシステムの特性劣化を回避する効果が高まる。
ここで、第1の最適化情報あるいは第2の最適化情報には、上記3.1項で説明したように、「ネットワーク最適化の機能」の実行状況が「実行予定」、「実行中」あるいは「実行完了」であるか等の情報が含まれるようにしても良い。
さらに、第1の最適化情報又は第2の最適化情報が、ネットワーク最適化の種類(機能)に関する情報、ネットワーク最適化の目的に関する情報、ネットワーク最適化の制御ポリシに関する情報、最適化対象の無線パラメータやネットワークパラメータ、ネットワーク最適化を実行した実行時刻、ネットワーク最適化を実行する実行予定時刻、ネットワーク最適化を行うタイミングを示す情報、ネットワーク最適化の周期、無線基地局の位置情報、などを含むようにしても良い。
「ネットワーク最適化の種類」としては、例えば、
・カバレッジ最適化(Coverage Optimization)
・容量最適化(Capacity Optimization)
・カバレッジ及び容量の最適化(Coverage and Capacity Optimization: CCO)
・ハンドオーバ最適化(Mobility Robustness Optimization: MRO)
・負荷分散の最適化(Mobility Load Balancing: MLB)
・セルアウテージ補償(Cell Outage Compensation: COC)
・省電力化制御(Energy Saving Management: ESM)
・ランダムアクセス最適化(Random Access Channel Optimization: RAO)
・隣接セルリスト最適化(Automatic Neighbour Relation: ANR)
・セルID自動設定(Automated Configuration of Physical Cell Identity)
・セル間干渉低減(Inter Cell Interference Reduction)
などが考えられる。ここで、CCOは、カバレッジのみ、或は容量のみを最適化する場合、つまり、カバレッジ又は容量の最適化を行う場合にも用いても良い。
ネットワーク最適化の目的に関する情報や、ネットワーク最適化の制御ポリシに関する情報としては、例えば、上記3.2項b)やc)に示した情報が考えられるが、それらに限定はされない。尚、ネットワーク最適化の目的に関する情報が、隣接セルへのハンドオーバの最適化である場合、どのようにハンドオーバの最適化を行おうとしているかを示す情報を通知するようにしても良い。例えば、非特許文献1で示されている、”Too Late Handover”、”Too Early Handover”および”Handover To Wrong Cell”のいずれを目的としているかを示す情報などが考えられる。
また、ネットワーク最適化の対象とする無線パラメータやネットワークパラメータとしては、例えば、
・無線基地局の送信電力、
・無線基地局のアンテナ角度(チルト(Tilt)やアジマス(Azimuth))、
・無線基地局で実際に信号を送受信するアンテナ数(Antenna Port数)、
・ハンドオーバ関連パラメータ、
・セル(再)選択関連パラメータ、
・隣接セルリスト(Neighbour Cell List: NCL)、
・共通チャネル送信パラメータ、
・共有チャネル送信パラメータ、
・制御チャネル送信パラメータ、
・セルのOn/Off切り替え、
などが考えられる。
無線基地局の送信電力は、例えば、セル共通参照信号(Common Reference Signal: CRS)、下り制御チャネル(Physical Downlink Control Channel: PDCCH)、下りデータチャネル(Physical Downlink Shared Channel: PDSCH)などの送信電力である。
ハンドオーバ関連パラメータは、例えば、端末測定情報(UE Measurement Report)の指示に用いられるパラメータ(例えば、CellIndividualOffset: CIOなどのセル個別オフセット値)、端末測定情報の報告判定に用いられるイベントのパラメータ(例えば、a1/a2/a4/a5-Thresholdなどの受信品質の閾値、a3-offsetなどのオフセット値、Time To Triggerなどの判定期間)などである。
セル(再)選択関連パラメータは、例えば、cellReselectionInfoCommon、cellReselectionServingFreqInfo、intraFreqCellReselectionInfo、などである。
共通チャネル送信パラメータは、例えば、システム情報(System Information Block: SIB)、ページング情報(Paging Channel: PCH)、などの送信パラメータである。
共有チャネル送信パラメータは、例えば、ランダムアクセスチャネル(Random Access Channel: RACH)の送信パラメータである。
制御チャネル送信パラメータは、例えば、PDCCH、上り制御チャネル(Physical Uplink Control Channel: PUCCH)の送信パラメータ、などである。
ここで、LTEのシステムにおいて、X2インタフェースを介して最適化情報を通信するメッセージとしては、例えば、X2インタフェース確立時(X2 Setup)のメッセージ(X2 SETUP REQUEST、X2 SETUP RESPONSE)、無線基地局の設定更新時(eNB Configuration Update)のメッセージ(ENB CONFIGURATION UPDATE、ENB CONFIGURATION UPDATE ACKNOWLEDGE)、隣接無線基地局のセルの起動要求時(Cell Activation)のメッセージ(CELL ACTIVATION REQUEST、CELL ACTIVATION RESPONSE)、負荷情報の通知時(Load Indication)のメッセージ(LOAD INFORMATION)、モビリティ関連のパラメータの設定変更(Mobility Settings Change)に関するメッセージ(MOBILITY CHANGE REQUEST、MOBILITY CHANGE ACKNOWLEDGE)、リソース状況報告時(Resource Status Reporting Initiation、Resource Status Reporting)のメッセージ(RESOURCE STATUS REQUEST、RESOURCE STATUS RESPONSE、RESOURCE STATUS UPDATE)、などが考えられる。しかし、これらに限定はされず、新たにメッセージを規定しても良いことは言うまでもない。
以下に、本発明をLTEに適用した場合の実施例を示す。
5.1)第1実施例
本発明の第1実施例によれば、各無線基地局(eNB)がネットワーク自己最適化(SON)の機能を実行する際に、他の無線基地局(eNB)へ最適化情報(SON Function Information)を通知する。
図9において、まずMeNB110の側でSONの機能の一つであるハンドオーバ最適化(MRO)を実行するトリガがかかったものとする(動作401;Trigger and perform MRO)。MeNB110は、周辺のPeNB130へ最適化情報として、例えばハンドオーバ最適化(MRO)が実行中であることを通知する(動作402;SON Function Information (e.g. Performing MRO))。尚、さらに詳細な情報として、マクロセル110aで当該ハンドオーバ最適化を実行中であること、ピコセル130aが当該ハンドオーバ最適化の適用対象(つまり、ハンドオーバ先のセル)であること、ハンドオーバ関連パラメータとしてセル個別オフセット(CellIndividualOffset: CIO)を最適化中であること、などを通知するようにしても良い。当該最適化情報を受けたPeNB130は、MeNB10のMRO処理に干渉しないような適切な対応をとる。例えば、所定期間の間、ハンドオーバ最適化(MRO)を行わないようにする、又は、ネットワーク最適化(SON)の機能を行わないようにする、などの対応が考えられる。
一方、PeNB130の側でピコセル130aにおいて負荷分散の最適化(MLB)のトリガがかかった場合(動作403;Trigger MLB)、周辺のMeNB10へ最適化情報として、例えば負荷分散の最適化(MLB)を実行予定であること、を通知する(動作404;SON Function Information(e.g. Will perform MLB))。尚、さらに詳細な情報として、隣接セルへのオフローディングを目的としていること、当該負荷分散の最適化(MLB)の実行予定時刻、などを通知するようにしても良い。そして、例えば実行予定時刻になった時点でハンドオーバ関連パラメータを更新し、負荷分散の最適化を実行する(動作405;Perform MLB)。当該最適化情報を受けたMeNB110は、例えば、所定期間の間、ハンドオーバ最適化(MRO)、負荷分散の最適化(MLB)又はネットワーク最適化(SON)の機能の全て、を行わないようにする、などの対応をとることが考えられる。或は、PeNB130が、負荷分散の最適化(MLB)の実行予定時刻を通知した場合、当該実行予定時刻を境に、通信品質統計値(Key Performance Indicator: KPI)の収集をリセットし、再開するようにしても良いし、当該実行予定時刻まで最適化の処理を中断し、当該実行予定時刻(又は、それ以降)に最適化の処理を再開するようにしても良い。
以上の動作により、周辺の無線基地局(eNB)において、どのようなネットワーク最適化が行われているか、又は、行われる予定であるか、を考慮しつつ、各無線基地局(eNB)又はネットワーク運用管理装置(SONサーバ)が配下のセルの最適化処理等を適切に実行し、ネットワーク最適化を達成することができる。
なお、本実施例ではMeNB110とPeNB130との間で最適化情報を通知する例を説明したが、MeNB110が最適化情報(SON Function Information)を通知する先はPeNB130に限定されないし、同様に、PeNB130が最適化情報(SON Function Information)を通知する先もMeNB110に限定されない。また、MeNB110からPeNB130へ通知する最適化情報(第1の最適化情報)、又は、PeNB130からMeNB110へ通知する最適化情報(第2の最適化情報)に含まれる情報は、本実施例の説明で例示したものに限定されず、上述で示した第1の最適化情報および第2の最適化情報は全て対象とすることができる。
一方、MeNB110とPeNB130がX2インタフェースの接続を確立していない場合でも、コアネットワーク(EPC)170とのS1インタフェースを介して最適化情報を通知するようにすれば良い。或は、MeNB110を管理するネットワーク運用管理装置(SONサーバ)150Aと、PeNB130を管理するネットワーク運用管理装置(SONサーバ)150Bとの間で最適化情報を通知しあうようにしても良い。
さらに、ネットワーク最適化は無線基地局(eNB)自身が実行してもよいが、それに限定されるものではなく、例えばネットワーク運用管理装置(SONサーバ)が最適化アルゴリズムを実行し、最適化を実行する無線基地局(eNB)に対して無線パラメータやネットワークパラメータの更新の指示を行うようにしても良い。
5.2)第2実施例
本発明の第2実施例によれば、各無線基地局(eNB)がネットワーク自己最適化(SON)の機能を実行する時に他の無線基地局(eNB)へ最適化情報(SON Function Information)を通知し、最適化が完了した時に実行完了を通知する。
図10において、まずMeNB110においてSONの機能の一つであるハンドオーバ最適化(MRO)を実行するトリガがかかったものとする(動作501;Trigger and perform MRO)。MeNB110は、周辺のPeNB130へ最適化情報として、例えばハンドオーバ最適化(MRO)を実行中であることを通知する(動作502;SON Function Information(e.g. Performing MRO))。一方、当該通知を受けたPeNB130がピコセル130aにおいて負荷分散の最適化(MLB)の必要性を検出した場合、負荷分散の為の処理を一時保留する(動作503;Suspend triggered MLB)。MeNB110は、ハンドオーバ最適化(MRO)が完了すると(動作504;Completed MRO)、PeNB130に当該実行完了を通知する(動作505;SON Function Information(e.g. Completed MRO))。PeNB130は、MeNB110からの実行完了通知を受けて、保留していた負荷分散の最適化を実行し(動作506;Perform MLB)、MeNB110へ最適化情報として負荷分散の最適化(MLB)を実行中であることを通知する(動作507;SON Function Information(e.g. Performing MLB))。そして、負荷分散の最適化(MLB)が完了すると(動作508;Completed MLB)、MeNB110に当該実行完了を通知する(動作509;SON Function Information(e.g. Completed MLB))。
以上の動作により、周辺の無線基地局(eNB)において、どのようなネットワーク最適化が行われているか、又は、完了したかを考慮しつつ、各無線基地局(eNB)又はネットワーク運用管理装置(SONサーバ)で配下のセルの最適化などを適切に実行しネットワーク最適化を達成することができる。特に本実施例によれば、各無線基地局(eNB)は、周辺の無線基地局(eNB)で行われているネットワーク最適化が自局のセルを対象として実行されていることを知ると、周辺のeNBが行うネットワーク最適化の完了を待つことで問題発生を回避する。すなわち、互いに相反する処理を行うことでシステム全体の特性が劣化したり、互いの制御により本来期待される効果を得られなかったりするなどの問題を回避することができる。
尚、第1実施例と同様に、本実施例においても、例えばネットワーク運用管理装置(SONサーバ)が最適化アルゴリズムを実行し、最適化を実行する無線基地局(eNB)に対して無線パラメータやネットワークパラメータの更新の指示を行うようにしてもよい。
5.3)第3実施例
本発明の第3実施例によれば、無線基地局(eNB)が他の無線基地局(eNB)へ最適化情報(SON Function Information)を要求し、当該要求を受けた無線基地局(eNB)が最適化情報を報告する。ただし、必ずしも全ての無線基地局(eNB)が当該要求を行わなくてもよい。
図11において、まずPeNB130においてSONの機能の一つであるハンドオーバ最適化(MRO)を実行するトリガがかかり、実際にハンドオーバ最適化の処理を行っているものとする(動作601;Trigger and perform MRO)。ある時点で、MeNB110においてカバレッジ及び(又は)容量の最適化(CCO)を実行するトリガがかかったものとする(動作602;Trigger and perform CCO)。このとき、MeNB110は、周辺のMeNB120やPeNB130に対して、オンデマンドの最適化情報の報告を要求する(動作603;SON Function Information Request (On-demand))。尚、当該要求のメッセージに、自局(MeNB10)の最適化情報を含めても良いし(Optionally including SON Function Information)、別のメッセージとして最適化情報を通知しても良い。また、さらに詳細な情報として、マクロセル110aで当該カバレッジ及び(又は)容量の最適化を実行中であること、カバレッジを拡大中であること、最適化中の無線パラメータとして参照信号(Reference Signal)の送信電力を調整(例えば、送信電力の増加)していること、最適化中のネットワークパラメータとしてアンテナチルト角を調整(例えば、アップチルト)していること、などを通知するようにしても良い。これに対して、MeNB120は、ネットワーク最適化を行っていないので何も報告しない、或は、ネットワーク最適化を行っていないことを示す情報を報告する(動作604;SON Function Information Request Response(e.g. “None”))。尚、ネットワーク最適化を行っていないことを示す情報は、フラグを用いて示しても良いし、その他の方法で示しても良い。一方、PeNB130は、ピコセル130aにおいて、ハンドオーバ最適化(MRO)を実行中であるので、MeNB110にハンドオーバ最適化を実行中であることを報告する(動作605;SON Function Information Request Response(e.g. Performing MRO))。このとき、PeNB130からMeNB110への当該報告メッセージは、最適化情報(SON Function Information)でも良いし、最適化情報と異なる形態の情報であっても良い。
こうして周辺eNB(例えば、PeNB130)からの応答(例えば、最適化情報の通知)があると、MeNB110は、PeNB130でのハンドオーバ最適化(MRO)の実行が完了するのを所定の期間待って、マクロセル110aのカバレッジ及び(又は)容量の最適化(CCO)を実行する、或は、マクロセル110aのCCOを保守的(つまり、大きく変更せずに控えめに)行う、などの動作を実行することが考えられる。一方、反対に、PeNB130がMeNB110からカバレッジ及び(又は)容量の最適化を実行していることを通知された時点で、ピコセル130aにおけるハンドオーバ最適化(MRO)を所定の期間中断するようにしても良い。
以上の動作により、周辺の無線基地局(eNB)において、どのようなネットワーク最適化が行われているか、又は、行われる予定であるか、を考慮しつつ、各無線基地局(eNB)又はネットワーク運用管理装置(SONサーバ)が配下のセルの最適化などを適切に実行しネットワーク最適化を達成することができる。
尚、MeNB110からPeNB130へ通知する最適化情報(第1の最適化情報)、又は、PeNB130からMeNB110へ通知する最適化情報(第2の最適化情報)に含まれる情報は、本実施例の説明で例示したものに限定されず、上述で示した第1の最適化情報および第2の最適化情報は全て対象とすることができる。
また、MeNB110、MeNB120およびPeNB130がX2インタフェースの接続を確立していない場合は、コアネットワーク(EPC)70とのS1インタフェースを介して最適化情報を通知するようにすれば良い。或は、MeNB110を管理するネットワーク運用管理装置(SONサーバ)150Aと、PeNB30を管理するネットワーク運用管理装置(SONサーバ)150Bとの間で最適化情報を通知しあうようにしても良い。
尚、第1実施例と同様に、本実施例においても、例えばネットワーク運用管理装置(SONサーバ)が最適化アルゴリズムを実行し、最適化を実行する無線基地局(eNB)に対して無線パラメータやネットワークパラメータの更新の指示を行うようにしてもよい。
5.4)第4実施例
本発明の第4実施例によれば、無線基地局(eNB)が他の無線基地局(eNB)へ最適化情報(SON Function Information)を要求し、当該要求を受けた無線基地局(eNB)は、自局において所定の条件が満たされた時(ここでは所定のイベントが発生した時)、最適化情報を報告する。尚、本実施例における所定のイベントとは何らかのネットワーク最適化のトリガがかかったことをいうものとする。
図12において、ある時点で、MeNB110においてカバレッジ及び(又は)容量の最適化(CCO)を実行するトリガがかかったものとする(動作701;Trigger and perform CCO))。このとき、MeNB110は、周辺のMeNB120やPeNB130に、イベントトリガの(つまり、所定のイベント発生時にトリガがかかる)最適化情報の報告を要求する(動作702;SON Function Information Request(Event-trigger))。尚、当該要求のメッセージに自局(MeNB110)の最適化情報を含めても良いし(Optionally including SON Function Information)、別のメッセージとして最適化情報を通知しても良い。また、さらに詳細な情報として、例えば、マクロセル110aで当該カバレッジ及び(又は)容量の最適化を実行中であること、カバレッジを縮小していること、最適化中の無線パラメータとして参照信号(Reference Signal)の送信電力を調整(例えば、送信電力の低減)していること、最適化中のネットワークパラメータとしてアンテナチルト角を調整(例えば、ダウンチルト)していること、などを通知するようにしても良い。
ここで、別のある時点でPeNB130におけるカバレッジ及び(又は)容量の最適化(CCO)のトリガがかかったものとする(動作703)。PeNB130は、所定のイベント(つまりネットワーク最適化のトリガ)が発生したので、MeNB110に対して最適化情報を報告する(動作704;SON Function Information(e.g. Performing CCO))。また、最適化情報として、例えば、ピコセル130aにおいて当該カバレッジ及び(又は)容量の最適化を実行中であること、カバレッジを拡大していること、などを通知するようにしても良い。尚、当該報告に用いるメッセージが、第2実施例におけるSON Function Information Request Responseでも良い。そして、PeNB130は、MeNB110におけるカバレッジ及び(又は)容量の最適化(CCO)を考慮しつつ、ピコセル130aにおいてカバレッジ及び(又は)容量の最適化(CCO)を実行する。
以上の動作により、周辺の無線基地局(eNB)において、どのようなネットワーク最適化が行われているか、又は、行われる予定であるか、を考慮しつつ、各無線基地局(eNB)又はネットワーク運用管理装置(SONサーバ)が配下のセルの最適化などを適切に実行しネットワーク最適化を達成することができる。
尚、MeNB110からMeNB120やPeNB130へ通知する最適化情報(第1の最適化情報)、又は、PeNB130からMeNB110へ通知する最適化情報(第2の最適化情報)に含まれる情報は、本実施例の説明で例示したものに限定されず、上述で示した第1の最適化情報および第2の最適化情報は全て対象とすることができる。
また、MeNB110、MeNB120およびPeNB130がX2インタフェースの接続を確立していない場合には、コアネットワーク(EPC)170とのS1インタフェースを介して最適化情報を通知するようにすれば良い。或は、MeNB110を管理するネットワーク運用管理装置(SONサーバ)150Aと、PeNB130を管理するネットワーク運用管理装置(SONサーバ)150Bとの間で最適化情報を通知しあうようにしても良い。
尚、第1実施例と同様に、本実施例においても、例えばネットワーク運用管理装置(SONサーバ)が最適化アルゴリズムを実行し、最適化を実行する無線基地局(eNB)に対して無線パラメータやネットワークパラメータの更新の指示を行うようにしてもよい。
5.5)その他の実施例
上述した各実施例では、図8に示すようにLTEの無線通信システムを想定して説明を行ったが、本発明は、LTEにおけるホーム無線基地局(Home eNB: HeNBあるいは小規模無線基地局(Femto eNB: FeNB)とも呼ぶ)にも適用は可能である。この場合、無線基地局(eNB)間のX2インタフェースや無線基地局(eNB)とコアネットワーク(EPC)との間のS1インタフェースの代わりに、ホーム無線基地局(HeNB)間のX2インタフェース、ホーム無線基地局(HeNB)とホーム無線基地局ゲートウェイ(HeNB GW)間のS1インタフェース、などを用いる。また、RIM(RAN Information Management)のプロセスを流用しても良い。
さらに、本発明は3GPP UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)にも適用可能である。UMTSの場合、LTEにおけるX2インタフェースやS1インタフェースの代わりに、無線基地局(NB)と基地局制御局(Radio Network Controller:RNC)間のIubインタフェース、基地局制御局(RNC)とコアネットワーク(Core Network: CN)間のIuインタフェース、基地局制御局(RNC)間のIurインタフェース、ホーム無線基地局(HNB)間のIur−hインタフェース、ホーム無線基地局(HNB)とホーム無線基地局ゲートウェイ(HNB GW)間のIuhインタフェース、などを用いる。
また、本発明は3GPP2 CDMA(Code Division Multiple Access)2000系(例えば、CDMA 1x EV-DO: Evolution Data Only、1xRTT: Single-Carrier Radio Transmission Technology、HRPD: High Rate Packet Data)、GSM(Global System for Mobile communications)にも適用可能である。CDMA2000系の場合、LTEにおけるX2インタフェースやS1インタフェースの代わりに、LTEのコアネットワーク(EPC)とCDMA1xのコアネットワークとのインタフェースであるS101、S102インタフェースなどを用いたり、LTEのeNBとCDMAのBSC(Base Station Controller)間の直接インタフェースを確立して当該インタフェースを用いたりしても良い。GSMの場合、Iur−gインタフェースを用いる。さらに、本発明は、WiMAX(Worldwide interoperability for Microwave Access)などにも適用可能である。
本発明はSON機能を有する無線通信システム、たとえば3GPP LTE、3GPP UMTS、3GPP2 CDMA2000系、GSM、WiMAXなどのシステムに適用可能である。
10,20、30、60 無線局、無線基地局
10a,20a,30a 60a セル
11 無線受信器
12 復調部
13 送信部
14 受信部
15 制御部
16 信号生成部
17 無線送信器
18 最適化部
50 ネットワーク運用管理装置(SONサーバ)
51 受信部
52 ネットワーク監視部
53 最適化制御部
54 送信部

Claims (42)

  1. 複数の無線局と前記無線局を管理するネットワーク運用管理装置とを有し、ネットワーク最適化を行う無線通信システムであって、
    第1の無線局が第1のネットワーク運用管理装置により管理され、第2の無線局が第2のネットワーク運用管理装置により管理され、
    前記第1の無線局が、当該第1の無線局のセルにおけるネットワーク最適化に関する第1の最適化情報を、前記第2の無線局および前記第2のネットワーク運用管理装置の少なくとも1つへ通知し、
    前記第2の無線局あるいは前記第2のネットワーク運用管理装置が、前記第1の最適化情報を考慮して、前記第2の無線局のセルにおけるネットワーク最適化の実行を制御する、
    ことを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記第2の無線局又は前記第2のネットワーク運用管理装置が前記第1の無線局に対して前記第1の最適化情報の通知を要求し、当該通知要求に応じて、前記第1の無線局が前記第1の最適化情報を前記第2の無線局又は前記第2のネットワーク運用管理装置へ通知する、ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記第1の最適化情報は、ネットワーク最適化の種類に関する情報を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の無線通信システム。
  4. 前記ネットワーク最適化の種類は、カバレッジ最適化、容量最適化、カバレッジ及び容量の最適化、ハンドオーバ最適化、負荷分散の最適化、セルアウテージ補償、省電力化制御、ランダムアクセス最適化、隣接セルリスト最適化、セルID自動設定、セル間干渉低減、の少なくとも1つであることを特徴とする請求項に記載の無線通信システム。
  5. 前記第1の最適化情報には、前記第1の無線局のセルにおけるネットワーク最適化の実行状況に関する情報が含まれる、ことを特徴とする請求項1−のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  6. 前記第1の最適化情報は、ネットワーク最適化の目的に関する情報を含むことを特徴とする請求項1−のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  7. 前記ネットワーク最適化の目的は、特定の隣接セルに対するハンドオーバの最適化、複数の隣接セルに対するハンドオーバの最適化、隣接セルへのオフローディング、隣接セルからのオフローディング、カバレッジ最大化、カバレッジ拡大、カバレッジ縮小、不感地の解消、セル間干渉対策、および、部分的周波数再利用の少なくとも1つであることを特徴とする請求項に記載の無線通信システム。
  8. 前記第1の最適化情報はネットワーク最適化の制御ポリシに関する情報を含むことを特徴とする請求項1−のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  9. 前記ネットワーク最適化の制御ポリシに関する情報は、長周期の最適化、短周期の最適化、所定の条件を満足したことをトリガとする最適化の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項に記載の無線通信システム。
  10. 前記ネットワーク最適化の制御ポリシに関する情報は、複数のネットワーク最適化の種類の間の優先順位、各ネットワーク最適化の種類の優先度あるいは各ネットワーク最適化の種類の重要度、最適化モード、の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項またはに記載の無線通信システム。
  11. 前記第1の最適化情報は、ネットワーク最適化の実行タイミングに関する情報を含むことを特徴とする請求項1−10のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  12. 前記ネットワーク最適化の実行タイミングに関する情報は、ネットワーク最適化を実行した実行時刻、ネットワーク最適化を実行する実行予定時刻、ネットワーク最適化を行うタイミングを示す情報、ネットワーク最適化の周期の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項11に記載の無線通信システム。
  13. 前記第1の最適化情報は最適化対象の無線パラメータやネットワークパラメータを含む請求項1−12のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  14. 前記第2の無線局は、前記第1の無線局から受信した前記第1の最適化情報を考慮して、自局のセルにおけるネットワーク最適化の実行を制御する、ことを特徴とする請求項1−13のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  15. 前記第1および第2のネットワーク運用管理装置間で、前記第1の最適化情報又は前記第2の無線局のセルにおけるネットワーク最適化に関する第2の最適化情報を通信することを特徴とする請求項1−14のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  16. 前記無線局が、無線基地局、基地局制御局あるいはネットワーク装置のいずれかであることを特徴とする請求項1−15のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  17. 複数の無線局と前記無線局を管理するネットワーク運用管理装置とを有しネットワーク最適化を行う無線通信システムにおける無線局であって、
    自無線局のセルにおけるネットワーク最適化を実行するための最適化手段と、
    前記ネットワーク最適化に関する最適化情報を他の無線局、自無線局を管理する第1のネットワーク運用管理装置、前記他の無線局を管理する第2のネットワーク運用管理装置の少なくとも1つへ通知する通知制御手段と、
    を有し、前記他の無線局あるいは前記第2のネットワーク運用管理装置が、前記最適化情報を考慮して、前記他の無線局のセルにおけるネットワーク最適化の実行を制御することを特徴とする無線局。
  18. 前記通知制御手段は、前記他の無線局、前記第1のネットワーク運用管理装置、前記第2のネットワーク運用管理装置のいずれかから前記最適化情報の通知要求を受けると、当該通知要求に応じて、少なくとも当該通知要求の送信元へ前記最適化情報を通知する、ことを特徴とする請求項17に記載の無線局。
  19. 前記最適化情報は、ネットワーク最適化の種類に関する情報を含むことを特徴とする請求項17または18に記載の無線局。
  20. 前記ネットワーク最適化の種類は、カバレッジ最適化、容量最適化、カバレッジ及び容量の最適化、ハンドオーバ最適化、負荷分散の最適化、セルアウテージ補償、省電力化制御、ランダムアクセス最適化、隣接セルリスト最適化、セルID自動設定、セル間干渉低減、の少なくとも1つであることを特徴とする請求項19に記載の無線局。
  21. 前記最適化情報には、当該無線局のセルにおけるネットワーク最適化の実行状況に関する情報が含まれる、ことを特徴とする請求項1720のいずれか1項に記載の無線局。
  22. 前記最適化情報は、ネットワーク最適化の目的に関する情報を含むことを特徴とする請求項1721のいずれか1項に記載の無線局。
  23. 前記ネットワーク最適化の目的は、特定の隣接セルに対するハンドオーバの最適化、複数の隣接セルに対するハンドオーバの最適化、隣接セルへのオフローディング、隣接セルからのオフローディング、カバレッジ最大化、カバレッジ拡大、カバレッジ縮小、不感地の解消、セル間干渉対策、および、部分的周波数再利用のいずれかであることを特徴とする請求項22に記載の無線局。
  24. 前記最適化情報はネットワーク最適化の制御ポリシに関する情報を含むことを特徴とする請求項1723のいずれか1項に記載の無線局。
  25. 前記最適化情報は、ネットワーク最適化の実行タイミングに関する情報を含むことを特徴とする請求項1724のいずれか1項に記載の無線局。
  26. 前記最適化情報は最適化対象の無線パラメータやネットワークパラメータを含む請求項17−25のいずれか1項に記載の無線局。
  27. 複数の無線局と前記無線局を管理するネットワーク運用管理装置とを有しネットワーク最適化を行う無線通信システムにおける無線局であって、
    自無線局を管理する第1のネットワーク運用管理装置とは異なる第2のネットワーク運用管理装置により管理される別の無線局から当該別の無線局のセルにおけるネットワーク最適化に関する最適化情報を受信する通信手段と、
    前記最適化情報を考慮して自無線局のセルにおけるネットワーク最適化を実行する最適化制御手段と、
    を有することを特徴とする無線局。
  28. 前記通信手段は、前記別の無線局又は前記第2のネットワーク運用管理装置へ前記最適化情報の通知を要求し、当該通知要求に応じて前記最適化情報を受信する、ことを特徴とする請求項27に記載の無線局。
  29. 前記最適化情報は、ネットワーク最適化の種類に関する情報を含むことを特徴とする請求項27または28に記載の無線局。
  30. 前記ネットワーク最適化の種類は、カバレッジ最適化、容量最適化、カバレッジ及び容量の最適化、ハンドオーバ最適化、負荷分散の最適化、セルアウテージ補償、省電力化制御、ランダムアクセス最適化、隣接セルリスト最適化、セルID自動設定、セル間干渉低減、の少なくとも1つであることを特徴とする請求項29に記載の無線局。
  31. 前記最適化情報には、当該無線局のセルにおけるネットワーク最適化の実行状況に関する情報が含まれる、ことを特徴とする請求項2730のいずれか1項に記載の無線局。
  32. 前記最適化情報は、ネットワーク最適化の目的に関する情報を含むことを特徴とする請求項2731のいずれか1項に記載の無線局。
  33. 前記ネットワーク最適化の目的は、特定の隣接セルに対するハンドオーバの最適化、複数の隣接セルに対するハンドオーバの最適化、隣接セルへのオフローディング、隣接セルからのオフローディング、カバレッジ最大化、カバレッジ拡大、カバレッジ縮小、不感地の解消、セル間干渉対策、および、部分的周波数再利用のいずれかであることを特徴とする請求項32に記載の無線局。
  34. 前記最適化情報はネットワーク最適化の制御ポリシに関する情報を含むことを特徴とする請求項2733のいずれか1項に記載の無線局。
  35. 前記最適化情報は、ネットワーク最適化の実行タイミングに関する情報を含むことを特徴とする請求項2734のいずれか1項に記載の無線局。
  36. 前記最適化情報は最適化対象の無線パラメータやネットワークパラメータを含む請求項2735のいずれか1項に記載の無線局。
  37. 前記最適化制御手段は、前記別の無線局から受信した前記最適化情報を考慮して、自無線局のセルにおけるネットワーク最適化を実行する、ことを特徴とする請求項2736のいずれか1項に記載の無線局。
  38. 複数の無線局からなるネットワークの最適化を行う無線通信システムにおけるネットワーク運用管理装置であって、
    少なくとも第1の無線局における通信状態を監視するネットワーク監視手段と、
    前記第1の無線局のセルにおけるネットワーク最適化に関する最適化情報、別のネットワーク運用管理装置が管理する第2の無線局および前記別のネットワーク運用管理装置の少なくとも一つへ通知する通信手段と、
    前記最適化情報に基づいて、少なくとも前記第1の無線局のセルにおける前記ネットワーク最適化を制御する最適化制御手段と、
    を有し、前記別のネットワーク運用管理装置あるいは前記第2の無線局が、前記最適化情報を考慮して、少なくとも前記第2の無線局のセルにおけるネットワーク最適化を制御する、ことを特徴とするネットワーク運用管理装置。
  39. 前記最適化制御手段が、前記最適化情報に基づいてネットワーク最適化のための無線パラメータ又はネットワークパラメータを決定し、前記パラメータを制御情報として前記第2の無線局へ通知する、ことを特徴とする請求項38に記載のネットワーク運用管理装置。
  40. 複数の無線局からなるネットワークの最適化を行う無線通信システムにおけるネットワーク運用管理装置であって、
    少なくとも第1の無線局における通信状態を監視するネットワーク監視手段と、
    別のネットワーク運用管理装置が管理する第2の無線局のセルにおけるネットワーク最適化に関する最適化情報を受信する通信手段と、
    前記最適化情報を考慮して、少なくとも前記第1の無線局のセルにおける前記ネットワーク最適化を制御する最適化制御手段と、
    を有することを特徴とするネットワーク運用管理装置。
  41. 複数の無線局と前記無線局を管理するネットワーク運用管理装置とを有し、ネットワーク最適化を行う無線通信システムにおけるネットワーク最適化方法であって、
    前記ネットワーク運用管理装置が、
    少なくとも第1の無線局における通信状態を監視し、
    前記第1の無線局のセルにおけるネットワーク最適化に関する最適化情報を、別のネットワーク運用管理装置が管理する第2の無線局および前記別のネットワーク運用管理装置の少なくとも一つへ通知し、
    前記最適化情報に基づいて、少なくとも前記第1の無線局のセルにおける前記ネットワーク最適化を制御し、
    前記別のネットワーク運用管理装置あるいは前記第2の無線局が、前記最適化情報を考慮して、少なくとも前記第2の無線局のセルにおけるネットワーク最適化を制御する、
    ことを特徴とするネットワーク最適化方法。
  42. 複数の無線局と前記無線局を管理するネットワーク運用管理装置とを有し、ネットワーク最適化を行う無線通信システムにおけるネットワーク運用管理装置のネットワーク最適化方法であって、
    少なくとも第1の無線局における通信状態を監視し、
    別のネットワーク運用管理装置が管理する第2の無線局のセルにおけるネットワーク最適化に関する最適化情報を受信し、
    前記最適化情報を考慮して、少なくとも前記第1の無線局のセルにおける前記ネットワーク最適化を制御する、
    ことを特徴とするネットワーク最適化方法。
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