JP6191346B2 - ストレージ制御装置、ディスクアレイ装置の制御方法及びディスクアレイ装置の制御プログラム - Google Patents
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Description
データが冗長化されたディスクアレイ装置において、ディスクが故障すると、故障したディスクに記憶されていたデータが再構築されて、ホットスペア(Hot spare;HS)と呼ばれる予備ディスクなどの代替ディスクに格納される。このような処理は、一般にリビルド処理と呼ばれる。リビルド処理が実行されることで、データの冗長性が回復する。
或いは、ディスク故障の予兆を検知し、RAIDグループの冗長性が失われる前に、代替ディスクにデータをコピーする処理をリダンダントコピーと呼ぶ。リダンダントコピーは、リビルドよりもデータロストの可能性が低く、データの安全性が高い。
又、ストレージ装置においては、Self-Monitoring, Analysis and Reporting Technology(SMART)という技術が広く採用されている。SMARTとは、ディスクが、ディスクの読み取りエラーの発生率や読み書き速度、モーターの起動・停止の通算回数、出荷以来の通算の通電時間等に基づいて自己診断を行ない、自身の故障を予兆するための技術である。現在ではほとんどのストレージ装置にこのSMART機能が具備されている。
このディスクがSMART状態にあるかどうかは、公知の診断手法に基づいて判定される。
例えば、リダンダントコピーが起動されたが、同じRAIDグループ内に、SMART状態に陥りかけているディスクが別に存在する場合、SMART状態に陥りかけているディスクの影響で、リダンダントコピーが失敗する確率が高い。リダンダントコピーが失敗すると、データロストが発生してしまう。
このように、SMART状態となったディスクの他に、同じRAIDグループ内に当該ディスクと同等かそれに近い異常状態のディスクがある場合、多重故障のリスクを解決できない。
この対策として、例えば、RAIDを構成する全ディスクを一定時間毎にチェックし、最も故障する確率の高いディスクのデータを、HSに退避させることが考えられる。
しかし、この方法では、退避を一定時間毎に実施するため、例えば2台のディスクが立て続けに故障した場合には、データロストを回避することができない。
なお、前記目的に限らず、後述する発明を実施するための形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本発明の他の目的の1つとして位置付けることができる。
但し、以下に示す実施形態はあくまでも例示に過ぎず、実施形態で明示しない種々の変形例や技術の適用を排除する意図はない。すなわち、本実施形態を、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形(実施形態及び各変形例を組み合わせる等)して実行することができる。
(A)第1実施形態
(A−1)構成
最初に、第1実施形態の一例としてのディスクアレイ装置2の構成を説明する。
情報処理システム1は、ホスト装置8と、ディスクアレイ装置2とそなえる。
情報処理システム1において、ホスト装置8と、ディスクアレイ装置2とは、例えば、Storage Area Network(SAN)によって相互接続されている。
ディスクアレイ装置2は、Control Module(CM)3−0,3−1と、ディスク(記憶装置)5−0,5−1,…,5−n(nは3以上の整数)とをそなえる。
CM3−0,3−1は、ディスクアレイ装置2内の動作を制御するコントローラであり、ホスト装置8からリード/ライト等のI/Oコマンドを受け取り、種々の制御を行なう。
CM3−0は、ホストインタフェース(Interface;I/F)6−0,6−1、ディスクI/F7−0,7−1、Central Processing Unit(CPU)4−0、及びメモリ9−0をそなえる。
メモリ9−0は、CPU4−0が実行するプログラムや種々のデータ、CPU4−0の動作により得られたデータ等を格納する。又、メモリ9−0は、仮/実ボリューム変換テーブル21−0の格納部としても機能する。メモリ9−0としては、例えばRandom Access Memory(RAM)などを用いることができる。
なお、CM3−0内のホストI/F6−0,6−1、CPU4−0などの構成要素は、例えばPCI Express(PCIe)により相互に接続されている。
ホストI/F6−2,6−3は、例えばSAN経由でホスト装置8とCM3−1とを接続するためのインタフェースである。ホストI/F6−2,6−3は、FC、iSCSI、SAS、FCoE、Infinibandなど、様々な通信規格によりホスト装置8とCM3−1とを接続する。ホストI/F6−2,6−3は二重化されており、ホストI/F6−2,6−3の一方が故障した場合でも、他方が正常に動作している限り、CM3−1は正常に動作を継続することができる。
メモリ9−1は、CPU4−1が実行するプログラムや種々のデータ、CPU4−1の動作により得られたデータ等を格納する。又、メモリ9−1は、仮/実ボリューム変換テーブル21−1の格納部としても機能する。メモリ9−1としては、例えばRAMなどを用いることができる。
なお、CM3−1内のホストI/F6−2,6−3、CPU4−1などの構成要素は、例えばPCIeにより相互に接続されている。
なお、以下、CMを示す符号としては、複数のCMのうち1つを特定する必要があるときには符号3−0,3−1を用いるが、任意のCMを指すときには符号3を用いる。
又、以下、ディスクを示す符号としては、複数のディスクのうち1つを特定する必要があるときには符号5−0,5−1,…,5−nを用いるが、任意のディスクを指すときには符号5を用いる。
又、以下、ディスクI/Fを示す符号としては、複数のディスクI/Fのうち1つを特定する必要があるときには符号7−0〜7−3を用いるが、任意のディスクI/Fを指すときには符号7を用いる。
又、以下、仮/実ボリューム変換テーブルを示す符号としては、複数の仮/実ボリューム変換テーブルのうち1つを特定する必要があるときには符号21−0,21−1を用いるが、任意の仮/実ボリューム変換テーブル指すときには符号21を用いる。
図2は、第1実施形態の一例としてのディスクアレイ装置2の制御部11の機能構成を示す図である。
制御部11は、各ディスク5の状態を監視してその統計加点を行ない、ディスク5単体の統計加点値及び冗長単位(又はRAIDグループ単位)での統計加点に基づいて、ディスク5のリダンダントコピーを実施する。
又、「統計加点を行なう」とは、ディスク5で事象が発生した場合に、その事象に対応する点数を加算(積算)することを言う。例えば、ディスク5でリード又はライトのエラーが発生した場合、リード又はライトのエラーに対応する点数が、そのディスク5の点数に加算される。
制御部11は、統計加点部(計算部)12、故障判定部(判定部)13、リビルド実行部14、リダンダントコピー実行部(復旧部)15、統計加点表(統計値)22、第1の閾値(T1)23、及び第2の閾値(T2)24をそなえる。
一方、ディスク5を即時に縮退すべき事象ではない場合、統計加点部12は、その事象に応じた点数を、事象が発生したディスク5に加算して、後述する統計加点表22を更新する。
ここで、以下、ディスク5の統計加点に影響する事象を「統計加点対象事象」と呼ぶ。なお、統計加点対象事象及びディスク5の統計加点の算出方法については、公知であるためその説明を省略する。
詳細には、故障判定部13は、ディスク5単体での統計加点値を第1の閾値(T1)23と比較し、ディスク5単体での統計加点値が第1の閾値23を超える場合には、当該ディスク5のリダンダントコピーを実行させる。
図2に示すリビルド実行部14は、ディスク5のデータをホットスペア(HS)5に復元してリビルドを実行する。その際、リビルド実行部14は公知のリビルド手法を用いてリビルド処理を実行する。なお、リビルド手法については公知であるため、その説明を省略する。
なお、リダンダントコピー実行部15は、リダンダントコピー中に対象のディスク5以外が縮退された場合、リダンダントコピーを中止して、リビルドに切り替える。
統計加点表22は、例えば、ディスクアレイ装置2内のディスク5毎の統計加点と、冗長単位毎の統計加点とを保持するテーブルである。統計加点表22は、例えば、RAM9に格納される。
(A−2)動作
次に、第1実施形態の一例としてのディスクアレイ装置2の制御部11の動作について説明する。
この故障監視処理は、ディスクアレイ装置2内のディスク5のいずれかにおいて、統計加点対象事象が発生した場合に実行される。
ステップS1において、制御部11の統計加点部12は、ディスク5で発生した事象が、即時縮退対象の事象であるかどうかを判定する。
ディスク5で発生した事象が即時縮退対象の事象である場合(ステップS1のYESルート参照)、ステップS2において、リビルド実行部14は、ディスク5のリビルド処理を実行して、本処理を終了する。
ステップS4において、故障判定部13は、統計加点対象事象が発生したディスク5単体の統計加点値が第1の閾値(T1)23を超えたかどうかを判定する。
一方、ディスク5単体の統計加点値が第1の閾値23を超えていない場合(ステップS4のNOルート参照)、ステップS5において、故障判定部13は、ディスク5の属する冗長単位での加点値が第2の閾値(T2)24を超えたかどうかを判定する。
一方、冗長単位での統計加点値が第2の閾値24を超えた場合(ステップS5のYESルート参照)、処理はステップS6に移行する。
ステップS6において、故障判定部13は、リダンダントコピー実行部15にディスク5のリダンダントコピーを実行させ、故障監視処理が終了する。
(A−3)効果
このように、第1実施形態の一例としての制御装置11の統計加点部12は、ディスク5のエラー発生時にそのディスク5に統計加点を行なう。そして、故障判定部13が、ディスク5単体の統計加点値に加えて、冗長単位での統計加点値を用いて、ディスク5の故障予兆を監視する。そして、故障判定部13は、故障の予兆が検出されると、リダンダントコピー実行部15に、故障の予兆が検出されたディスク5のリダンダントコピーを実行させる。これにより、データの冗長性を担保して、ディスクアレイ装置2の信頼性を向上させる。
これに対して、従来のディスクアレイ装置においては、故障予兆をディスク単位で監視していたため、同じRAIDグループ内の他のディスク5の統計加点値については一切考慮していなかった。しかし、RAIDの特性上一番考慮されるべきは冗長性の確保であると考えられる。一方、第1実施形態の一例としての制御装置11によれば、冗長性が確保される。
又、故障判定部13が冗長単位での統計加点値を併用するので、ディスク5単位ではリダンダントコピー起動条件を満たさない場合でも、冗長単位での統計加点値が設定値を超えれば、リダンダントコピーを起動させることができる。
(A−4)第1実施形態の第1変形例
なお、第1実施形態の第1変形例として、前述の図3のステップS5における冗長単位での統計加点値の判定を、2ステップにまたがって行なってもよい。
ここでは、ディスクアレイ装置2の構成がRAID1である場合を考える。RAID1は冗長度が2であるので、ディスク5のうちの1台が縮退している状態で、別の1台のディスク5が縮退すると二重故障となり、データロストが発生する可能性がある。
ステップS51において、故障判定部13は、冗長性を構成する2台のディスク5の各統計加点値がいずれも閾値T2Aを超えたかどうかを判定する。
なお、上述の閾値T2Aとしての「第1の閾値23の80%」という値は例に過ぎず、ステップS4で比較に用いた値よりも低い値であれば、どのような値であってもよく、ディスクアレイ装置2の運用に応じて増減可能である。
例えば、第1の閾値23を255点とすると、2台のディスク5の統計加点値がともに255点×0.8=204点を超える場合、故障判定部13はリダンダントコピーをリダンダントコピー実行部15に実行させる。図5の例では、ディスク#0の統計加点値が220点、ディスク#1が210点なので、2台のディスク5の統計加点値がともに204点を超える。
ステップS51で冗長性を構成する2台のディスク5の統計加点値が閾値T2Aを超えていない場合(ステップS51のNOルート参照)、ステップS52において、故障判定部13は、冗長性を構成する2台のディスク5の統計加点値の合計が閾値T2Bを超えたかどうかを判定する。
図6の例では、ディスク#0の統計加点値が235点、ディスク#1の統計加点値が130点なので、上位2台のディスク5の統計加点値の合計は235点+130点=365点となり、閾値T2Bの357点を超える。
図6の例では、ディスク5はいずれも第1の閾値T1の255点に達していないのでステップS4のリダンダントコピー起動条件を満たさない。又、ディしく#1が閾値T2Aである204点に達していないのでステップS51のリダンダントコピー起動条件を満たさない。しかしながら、冗長単位の統計加点値(合計値)はリダンダントコピー起動条件を満たすので、リダンダントコピーが起動される。
ステップS52で冗長性を構成する2台のディスク5の統計加点値の合計が閾値T2Bを超えない場合(ステップS52のNOルート参照)、故障監視処理を終了する。
なお、故障判定部13は、冗長単位での統計加点値の判定を、ステップS51,S52の順で行なう。これは、ステップS51の判定条件が成立する場合のほうが、ステップS52の判定条件が成立する場合よりも故障リスクが高いと考えられるからである。
(A−5)第1実施形態の第2変形例
或いは、第1実施形態の第2変形例として、図4のステップS51,S52の判定条件に代えて、冗長性を構成するディスク5の統計加点値の増加や増加傾向の有無を用いてもよい。
図7は、第1実施形態の第2変形例としての制御部11による故障監視処理を示すフローチャート(ステップS1〜S4,S6,S51′,S52′)である。
この例では、故障判定部13は、冗長単位での統計加点値に基づく第2の条件として、「冗長性を構成する2台のディスク5の統計加点値がいずれも増加したかどうか」と、「2台のディスク5のうちの一方の統計加点値が増加し、他方が増加傾向にあるかどうか」とを用いる。すなわち、図1〜図3の第2の閾値24として、ディスク5の統計加点値の差分値や微分値の閾値が用いられる。
ステップS51′において、故障判定部13は、冗長性を構成する2台のディスク5の統計加点値がいずれも増加したかどうかを判定する。このとき、故障判定部13は、統計加点値が増加したかどうかを、冗長性を構成する2台のディスク5の統計加点値の増分値を所定値と比較することで判定する。
ステップS51′で冗長性を構成する2台のディスク5の統計加点値がいずれも増加していない場合(ステップS51′のNOルート参照)、ステップS52′において、故障判定部13は、冗長性を構成する2台のディスク5のうちの一方の統計加点値が増加し、他方が増加傾向にあるかどうかを判定する。このとき、例えば、故障判定部13は、ディスク5の統計加点が増加傾向にあるかどうかを、統計加点値の微分値が正の値であるかにより判定する。
一方、ステップS52′で冗長性を構成する2台のディスク5のうちの一方の統計加点値が増加し、他方が増加傾向にある場合(ステップS52′のYESルート参照)、処理はステップS6に移行する。
(A−6)第1実施形態の第3変形例
或いは、第1実施形態の第3変形例として、前述の図3のステップS5における冗長単位での統計加点値の判定を、3ステップにまたがって行なってもよい。
ここでは、ディスクアレイ装置2の構成がRAID5である場合を考える。
RAID5の場合は、2台のディスク5が縮退するとデータロストが発生するため、図4に示したRAID1と同様の冗長単位での統計加点値に基づく条件判定が使用できる。但し、RAID5は最小構成ディスク数が3台であるため、各ディスク5のうち統計加点値が上位2台のディスク5について判定を行なう。
ステップS51″において、故障判定部13は、上位2台のディスク5の各統計加点値がいずれも閾値T2Aを超えたかどうかを判定する。
上位2台のディスク5の各統計加点値がいずれも閾値T2Aを超えている場合(ステップS51″のYESルート参照)、処理はステップS6に移行し、対象ディスク5のリダンダントコピーを実行する。
ステップS52″で上位2台のディスク5の統計加点値の合計が閾値T2Bを超えた場合(ステップS52″のYESルート参照)、処理はステップS6に移行する。
RAIDグループ全体の統計加点値が閾値T2Cを超えた場合、ステップS51″,S52″の条件が成立する場合に比べて二重故障になるリスクは低い。しかし、全体的にエラーが発生している傾向にあり、リダンダントコピーの実行が好ましいと考えられる。
但し、構成ディスク数を考慮せずに全ディスク5の統計加点値の総計を判定に使用すると、例えばディスク5が多数(例えば16台)存在する場合に、統計加点値の計算が煩雑となる。
例えば、閾値T2Cを、第1の閾値23の3倍の60%とする。このとき、第1の閾値23を255点とすると、閾値T2Cは459点となる。3台のディスク5の統計加点値の合計が、459点に達した場合は、故障判定部13は、ディスク5単体の統計加点値が最大のディスク5に対するリダンダントコピーを、リダンダントコピー実行部15に実行させる。
図9は、RAID5構成におけるディスク5の統計加点例を示す図である。
図9の例では、3台のディスク5の統計加点値の合計が255点×3ディスク×0.6=459点に達した場合、故障判定部13はリダンダントコピーをリダンダントコピー実行部15に実行させる。ディスク#0の統計加点値が180点、ディスク#1の統計加点値が130点、ディスク#2の統計加点値が165点、ディスク#3の統計加点値が145点なので、上位3台のディスク5の統計加点値の合計は490点となり、459点を超える。
一方、ステップS53でRAIDグループ全体の統計加点値が閾値T2Cを超えた場合(ステップS53のYESルート参照)、処理はステップS6に移行する。
次に、ディスクアレイ装置2の構成がRAID6である場合を考える。
そのため、縮退ディスク5が存在しない場合と、1台のディスク5が縮退している場合とで、リダンダントコピー起動条件が変わってくる。
縮退ディスク5が存在しない場合、3台のディスク5が縮退するとデータロストが発生する。このため、故障判定部13は、図8のステップS53に示したRAID5と同様の判定を行なう。但し、故障判定部13は、図8のステップS53で上位3台のディスク5に関して行なっている判定を、統計加点値が上位4台のディスク5から判定する点が異なる。
一方、縮退ディスク5が1台存在し、縮退ディスク5がリビルド中である場合には、リビルド処理が起動するため、リダンダントコピーが起動されることは少ない。
ディスク5が1台縮退している状態のRAIDグループ単位の統計加点の判定は、図8のステップS53と同様である。RAID6の最小構成ディスク数が4台であり、図8のステップS53の判定も、上位3台のディスク5の統計加点値の合計値に基づいて行なう。
(B)第2実施形態
次に、第2実施形態の一例としてのディスクアレイ装置2について説明する。
図10は、第2実施形態の一例としてのディスクアレイ装置2の制御部11′の機能構成を示す図である。
制御部11′の統計加点部12、故障判定部13、リビルド実行部14、リダンダントコピー実行部15、統計加点表22、第1の閾値23及び第2の閾値24の機能及び構成は、図2に示した制御部11の各機能部と同様であるため、その説明を省略する。
詳細には、閾値変更部16は、故障判定部13が冗長単位での統計加点値を比較した際に、冗長単位での統計加点値が第2の閾値24を超えた場合、第1のリダンダントコピー起動条件としての第1の閾値23を引き下げ、リダンダントコピー起動条件を緩和する。
例えば、閾値変更部16は、冗長単位での統計加点値が第2の閾値24を超えた場合、第1の閾値23を20%程度減少させる。
図11は、第2実施形態の一例としての制御部11′による故障監視処理を示すフローチャート(ステップS1〜S6,S10)である。
ステップS1において、制御部11の統計加点部12は、ディスク5で発生した事象が、即時縮退対象の事象であるかどうかを判定する。
一方、ディスク5で発生した事象が即時縮退対象の事象ではない場合(ステップS1のNOルート参照)、ステップS3において、統計加点部12は、ディスク5で生じた事象に応じた統計加点を行ない、統計加点表22を更新する。
ディスク5単体の統計加点値が第1の閾値23を超えた場合(ステップS4のYESルート参照)、処理が後述するステップS6に移行して、ディスク5のリダンダントコピーが実行される。
冗長単位での統計加点値が第2の閾値24を超えていない場合(ステップS5のNOルート参照)、故障監視処理を終了する。
ステップS6において、故障判定部13は、リダンダントコピー実行部15にディスク5のリダンダントコピーを実行させ、故障監視処理が終了する。
(C)第3実施形態
次に、第3実施形態の一例としてのディスクアレイ装置2について説明する。
以下、ホットスペアディスク5をHS5と呼ぶ。
制御部11″は、統計加点部12、故障判定部13、リビルド実行部14、リダンダントコピー実行部15、統計加点表22、第1の閾値(T1)23、第2の閾値(T2)24、及びHS獲得部(優先度決定部)17をそなえる。
HS獲得部17は、ディスクアレイ装置2内のHS5の台数が、リダンダントコピー動作数よりも少ない場合、RAIDグループ間でリカバリ優先度を比較し、最も緊急度の高いRAIDグループから順にHS5を割り当てる。
図13の例では、RAIDグループA、RAIDグループB、RAIDグループCの3つのRAIDグループが存在する。
この例では、RAIDグループAのディスク#1がSMART状態となり、HS#0へのリダンダントコピーが実施されている。その後、RAIDグループBのディスク#3、RAIDグループCのディスク#1が共にSMART状態となり、いずれもリダンダントコピーが必要となる。しかし、HS5はHS#0の1台しか存在しないため、RAIDグループB,Cのリダンダントコピーが実行できない。
例えば、HS獲得部17は、実行中のリダンダントコピーの進捗度が、50%以下であるかどうかを判定する。そして、RAIDグループAのリダンダントコピーの進捗度が50%以下の場合、RAIDグループAのリダンダントコピーを中断させて、RAIDグループBにHS#0を割り当てる。
なお、HS5を奪われた側のRAIDグループ(図の例ではRAID装置グループA)のリダンダントコピーは、ディスクアレイ装置2で再度リダンダントコピーを起動可能になった時点で起動される。
図14は、第3実施形態の一例としての制御部11″の動作を示すフローチャート(ステップS1〜S6,S11,S12)である。
ディスク5で発生した事象が即時縮退対象の事象である場合(ステップS1のYESルート参照)、ステップS2において、リビルド実行部14は、ディスク5のリビルド処理を実行して、本処理を終了する。
ステップS4において、故障判定部13は、統計加点対象事象が発生したディスク5単体の統計加点値が第1の閾値(T1)23を超えたかどうかを判定する。
一方、ディスク5単体の統計加点値が第1の閾値23を超えていない場合(ステップS4のNOルート参照)、ステップS5において、故障判定部13は、ディスク5の属する冗長単位での加点値が第2の閾値(T2)24を超えたかどうかを判定する。
一方、冗長単位での統計加点値が第2の閾値24を超えた場合(ステップS5のYESルート参照)、HS獲得部17は、ステップS11においてHS獲得処理を実行する。このHS獲得処理については図15を用いて後述する。
ステップS11のHS獲得処理によってHS5を獲得できなかった場合(ステップS12のNOルート参照)、本処理が終了する。
一方、ステップS11のHS獲得処理によってHS5を獲得できた場合(ステップS12のYESルート参照)、処理はステップS6に移行する。
図15は、第3実施形態の一例としてのHS獲得部17によるHS獲得処理を示すフローチャート(ステップS21〜S26)である。
ステップS21において、HS獲得部17は、ディスクアレイ装置2に空きHS5が存在するかどうかを判定する。
一方、空きHS5が存在しない場合(ステップS21のNOルート参照)、ステップS23において、HS獲得部17は、リダンダントコピーが実行されているHS5が存在するかどうかを判定する。
一方、リダンダントコピーが実行されているHS5が存在する場合(ステップS23のYESルート参照)、ステップS24において、HS獲得部17は、リダンダントコピーが必要なRAIDグループ(自RAIDグループ)の統計加点値の合計が、リダンダントコピーが実行中のRAIDグループの統計加点値の合計を超えるかどうかを判定する。
一方、自RAIDグループの統計加点値の合計が、リダンダントコピーが実行中のRAIDグループの統計加点値を超える場合(ステップS24のYESルート参照)、ステップS25において、HS獲得部17は、実行中のリダンダントコピーの進捗度が50%以下であるかどうかを判定する。
一方、実行中のリダンダントコピーの進捗度が50%以下の場合(ステップS25のYESルート参照)、ステップS26において、HS獲得部17は、実行中のリダンダントコピーのHS5を奪取して処理を終了する。
このため、リダンダントコピーの先着順でHS5を割り当てるのではなく、故障の発生確率の高いRAIDグループに優先的にHS5を割り当てることにより、ディスクアレイ装置2の多重故障をより効果的に防ぎ、データロストを回避することができる。
(D)第4実施形態
次に、第4実施形態の一例としてのディスクアレイ装置2について説明する。
制御部111は、統計加点部12′、故障判定部13、リビルド実行部14、リダンダントコピー実行部15、統計加点表22′、複数の第1の閾値(T1)23、第2の閾値(T2)24、及びHS獲得部(優先度決定部)17をそなえる。
第4実施形態の一例としてのディスクアレイ装置2の統計加点部12′は、統計加点表22′に複数の統計加点値を保持する。
図17に示すように、第4実施形態の一例としての統計加点部12′は、統計加点表22′に、各ディスク5の統計加点として、10分間隔でクリアする通常統計加点と、24時間間隔でクリアする長期統計加点との2つを保持している。
このように、第4実施形態の一例としての統計加点部12′は、短期のディスク5単位の統計加点値、中期の冗長単位での統計加点値、及び長期のディスク5単位の統計加点値の3種類の統計加点値を保持する。これにより、統計加点部12′は、通常統計加点では縮退対象のエラーとはならないが、エラーが断続的に発生している場合などに、ディスク5を早期にリダンダントコピー(リカバリ)可能にし、ディスク5のI/O性能の低下を回避する。
又、冗長単位での統計加点値間隔を、通常統計加点間隔よりも5分程度ずらすことにより、監視精度を向上させる。
(E)その他
なお、上述した実施形態に関わらず、本実施形態の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
又、図8のフローではステップS51″,S52″,S53の順に冗長単位での統計加点値を評価したが、評価は、ステップS51″のみ、ステップS52″のみ、或いはステップS53のみ、あるいはステップS51″,S52″,S53のいずれか2つを実施してもよい。
なお、上記第1〜第4実施形態の一例においては、CM3のCPU4が、ストレージ制御プログラムを実行することにより、上述した制御部11,11′,11″,111、統計加点部12,12′、故障判定部13、リビルド実行部14、リダンダントコピー実行部15、閾値変更部16、及びHS獲得部17として機能するようになっている。
以上の実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
冗長単位を構成する複数の記憶装置をそなえるディスクアレイ装置の制御装置であって、
前記記憶装置の各々を監視し、該記憶装置で事象が発生したときに、その事象に対応する点数を加算する計算部と、
前記計算部によって前記加点が行なわれた際に、前記事象が発生した記憶装置単体での点数と、前記冗長単位での点数とに基づいて、前記記憶装置の予兆を検知する判定部と、
をそなえることを特徴とするストレージ制御装置。
前記判定部によって、前記記憶装置の故障の予兆を検知した場合に該記憶装置の複製処理を実行する複製部をさらにそなえることを特徴とする付記1記載のストレージ制御装置。
(付記3)
前記判定部は、前記事象が発生した記憶装置単体での前記点数が第1の閾値を超えるか、或いは、前記冗長単位での前記点数が、第2の閾値を超える場合に、前記記憶装置の故障の予兆を検知することを特徴とする付記1又は2記載のストレージ制御装置。
前記冗長単位での前記点数が前記第2の閾値を超える場合に、前記第1の閾値の値を変更する変更部をさらに備えることを特徴とする付記1〜3のいずれか1項に記載のストレージ制御装置。
(付記5)
前記ディスクアレイ装置は複数の冗長単位と、前記記憶装置の複製処理に使用するための予備記憶装置とをそなえ、
記憶装置の複製処理が必要な冗長単位の数が利用可能な予備記憶装置の数を超える場合に、複製処理が必要な前記冗長単位間で複製の優先度を決定する優先度決定部をさらに備えることを特徴とする付記1〜4のいずれか1項に記載のストレージ制御装置。
前記優先度決定部は、複製の優先度の低い冗長単位で実行中の複製処理を中断させて、複製の優先度の高い冗長単位の複製処理を開始させることを特徴とする付記5記載のストレージ制御装置。
(付記7)
冗長単位を構成する複数の記憶装置をそなえるディスクアレイ装置の制御方法であって、
前記記憶装置の各々を監視し、該記憶装置で事象が発生したときに、その事象に対応する点数を加算し、
前記加点が行なわれた際に、前記事象が発生した記憶装置単体での点数と、前記冗長単位での点数とに基づいて、前記記憶装置の故障の有無を予測する、
ことを特徴とする制御方法。
前記記憶装置の故障の予兆を検知した場合に該記憶装置の複製処理を実行することを特徴とする付記7記載の制御方法。
(付記9)
前記事象が発生した記憶装置単体での前記点数が第1の閾値を超えるか、或いは、前記冗長単位での前記点数が、第2の閾値を超える場合に、前記記憶装置の故障の予兆を検知することを特徴とする付記7又は8記載の制御方法。
前記冗長単位での前記点数が前記第2の閾値を超える場合に、前記第1の閾値の値を変更することを特徴とする付記7〜9のいずれか1項に記載の制御方法。
(付記11)
前記ディスクアレイ装置は複数の冗長単位と、前記記憶装置の複製処理に使用するための予備記憶装置とをそなえ、
記憶装置の複製処理が必要な冗長単位の数が利用可能な予備記憶装置の数を超える場合に、複製処理が必要な前記冗長単位間で複製の優先度を決定することを特徴とする付記7〜10のいずれか1項に記載の制御方法。
複製の優先度の低い冗長単位で実行中の複製処理を中断させて、複製の優先度の高い冗長単位の複製処理を開始させることを特徴とする付記11記載の制御方法。
(付記13)
冗長単位を構成する複数の記憶装置をそなえるディスクアレイ装置の制御プログラムであって、
前記記憶装置の各々を監視し、該記憶装置で事象が発生したときに、その事象に対応する点数を加算し、
前記加点が行なわれた際に、前記事象が発生した記憶装置単体での点数と、前記冗長単位での点数とに基づいて、前記記憶装置の故障の有無を予測する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする制御プログラム。
前記記憶装置の故障の予兆を検知した場合に該記憶装置の複製処理を実行することを特徴とする付記13記載の制御プログラム。
(付記15)
前記事象が発生した記憶装置単体での前記点数が第1の閾値を超えるか、或いは、前記冗長単位での前記点数が、第2の閾値を超える場合に、前記記憶装置の故障の予兆を検知する処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする付記13又は14記載の制御プログラム。
前記冗長単位での前記点数が前記第2の閾値を超える場合に、前記第1の閾値の値を変更する処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする付記13〜15のいずれか1項に記載の制御プログラム。
(付記17)
前記ディスクアレイ装置は複数の冗長単位と、前記記憶装置の複製処理に使用するための予備記憶装置とをそなえ、
記憶装置の複製処理が必要な冗長単位の数が利用可能な予備記憶装置の数を超える場合に、複製処理が必要な前記冗長単位間で複製の優先度を決定する処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする付記13〜16のいずれか1項に記載の制御プログラム。
複製の優先度の低い冗長単位で実行中の複製処理を中断させて、複製の優先度の高い冗長単位の複製処理を開始させる処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする付記17記載の制御プログラム。
(付記19)
冗長単位を構成する複数の記憶装置と、
前記記憶装置の各々を監視し、該記憶装置で事象が発生したときに、その事象に対応する点数を加算する計算部と、
前記計算部によって前記加点が行なわれた際に、前記事象が発生した記憶装置単体での点数と、前記冗長単位での点数とに基づいて、前記記憶装置の予兆を検知する判定部と、
をそなえることを特徴とするディスクアレイ装置。
2 ディスクアレイ装置
3,3−0,3−1 CM
4,4−0,4−1 CPU
5,5−0,5−1 ディスク(記憶装置)
11〜111 制御部(ストレージ制御装置)
12,12′ 統計加点部(計算部)
13 故障判定部(判定部)
15 リダンダントコピー実行部(復旧部)
14 リビルド実行部
16 閾値変更部(変更部)
17 HS獲得部(優先度決定部)
22,22′ 統計加点表(統計値)
23 第1の閾値
24 第2の閾値
Claims (8)
- 冗長単位を構成する複数の記憶装置をそなえるディスクアレイ装置の制御装置であって、
前記記憶装置の各々を監視し、該記憶装置で事象が発生したときに、その事象に対応する点数を加算する計算部と、
前記計算部によって前記加点が行なわれた際に、前記事象が発生した記憶装置単体での点数と、前記複数の記憶装置のうち前記点数が上位2台の記憶装置の各点数と、前記上位2台の記憶装置の点数の合計と、前記冗長単位での点数とに基づいて、前記記憶装置の予兆を検知する判定部と、をそなえることを特徴とするストレージ制御装置。 - 前記ディスクアレイ装置は複数の冗長単位と、前記記憶装置の複製処理に使用するための予備記憶装置とをそなえ、
記憶装置の複製処理が必要な冗長単位の数が利用可能な予備記憶装置の数を超える場合に、複製処理が必要な前記冗長単位間で複製の優先度を決定する優先度決定部をさらに備えることを特徴とする請求項1記載のストレージ制御装置。 - 前記優先度決定部は、複製の優先度の低い冗長単位で実行中の複製処理を中断させて、複製の優先度の高い冗長単位の複製処理を開始させることを特徴とする請求項2記載のストレージ制御装置。
- 冗長単位を構成する複数の記憶装置をそなえるディスクアレイ装置の制御方法であって、
前記記憶装置の各々を監視し、該記憶装置で事象が発生したときに、その事象に対応する点数を加算し、
前記加点が行なわれた際に、前記事象が発生した記憶装置単体での点数と、前記複数の記憶装置のうち前記点数が上位2台の記憶装置の各点数と、前記上位2台の記憶装置の点数の合計と、前記冗長単位での点数とに基づいて、前記記憶装置の故障の有無を予測する、
ことを特徴とするディスクアレイ装置の制御方法。 - 冗長単位を構成する複数の記憶装置をそなえるディスクアレイ装置の制御プログラムであって、
前記記憶装置の各々を監視し、該記憶装置で事象が発生したときに、その事象に対応する点数を加算し、
前記加点が行なわれた際に、前記事象が発生した記憶装置単体での点数と、前記複数の記憶装置のうち前記点数が上位2台の記憶装置の各点数と、前記上位2台の記憶装置の点数の合計と、前記冗長単位での点数とに基づいて、前記記憶装置の故障の有無を予測する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とするディスクアレイ装置の制御プログラム。 - 使用されていない予備記憶装置が存在せず、且つ、複製処理が実行中の予備記憶装置が存在し、さらに、
複製処理が必要な冗長単位での点数の合計が、複製処理が実行中の冗長単位での点数の合計を超え、且つ、実行中の複製処理の進捗度が所定値以下の場合、
前記実行中の複製処理を中断させて、複製の優先度の高い冗長単位に、前記複製処理を中断させた前記予備記憶装置を優先的に割り当てることを特徴とする請求項2又は3記載のストレージ制御装置。 - 前記ディスクアレイ装置は複数の冗長単位と、前記記憶装置の複製処理に使用するための予備記憶装置とをそなえ、
使用されていない予備記憶装置が存在せず、且つ、複製処理が実行中の予備記憶装置が存在し、さらに、
複製処理が必要な冗長単位での点数の合計が、複製処理が実行中の冗長単位での点数の合計を超え、且つ、実行中の複製処理の進捗度が所定値以下の場合、
前記実行中の複製処理を中断させて、複製の優先度の高い冗長単位に、前記複製処理を中断させた前記予備記憶装置を優先的に割り当てることを特徴とする請求項4記載のディスクアレイ装置の制御方法。 - 前記ディスクアレイ装置は複数の冗長単位と、前記記憶装置の複製処理に使用するための予備記憶装置とをそなえ、
使用されていない予備記憶装置が存在せず、且つ、複製処理が実行中の予備記憶装置が存在し、さらに、
複製処理が必要な冗長単位での点数の合計が、複製処理が実行中の冗長単位での点数の合計を超え、且つ、実行中の複製処理の進捗度が所定値以下の場合、
前記実行中の複製処理を中断させて、複製の優先度の高い冗長単位に、前記複製処理を中断させた前記予備記憶装置を優先的に割り当てる処理をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項5記載のディスクアレイ装置の制御プログラム。
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