JP2019168928A - 緊急性判定装置、緊急性判定方法および緊急性判定プログラム - Google Patents

緊急性判定装置、緊急性判定方法および緊急性判定プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】過剰な保守サービスを抑止すること。【解決手段】緊急性判定装置100は、記憶部140と、受信部151と、判定部152とを有する。記憶部140は、複数の装置によって冗長化された製品の構成情報を記憶する。受信部151は、製品に含まれる複数の装置のうち何れかの装置に障害が発生した場合に、障害の発生した装置を特定する情報の通知を受け付ける。判定部152は、障害の発生した装置を特定する情報と構成情報とを基にして、製品に対する保守作業の緊急性を判定する。【選択図】図2

Description

本発明は、緊急性判定装置等に関する。
従来、製品の保守サービスを提供する企業では、保守契約を結んだクライアントの製品に障害が発生した場合に、迅速に対応することが求められてきた。このため、従来型の保守サービスでは、保守対象の製品に含まれる一部の装置に障害が発生したことを示す障害通報を受け付けると、直ちに、保守作業員が現地におもむき、装置交換等の保守作業を行っている。
なお、近年では、HDD(Hard Disk Drive)やPSU(Power Supply Unit)等のコストが低下しており、冗長構成の製品を購入することが昔ほど難しいものではなくなっている。たとえば、一般の企業では、重要なデータを格納するストレージ製品を導入する場合には、保守契約を結びつつも、RAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)構成のものを用いることで、データがロストすることを予防している。
特開平9−184644号公報 特開2008−171231号公報
しかしながら、上述した従来技術では、過剰な保守サービスを抑止することができないという問題がある。
上記のように、保守対象となる製品は冗長化されていることが多く、製品に含まれる一部の製品に障害が発生したとしても、直ちにデータロストすることは希である。このような状況下において、従来のように、保守対象の製品に関する障害通知を受け付けた場合において、直ちに保守作業員を現地に派遣すると、保守作業員の負担が増加するだけでなく、保守コストが増加し、保守サービスを受ける側にとっても適切であるとは言い難い。
1つの側面では、本発明は、過剰な保守サービスを抑止することができる緊急性判定装置、緊急性判定方法および緊急性判定プログラムを提供することを目的とする。
第1の案では、緊急性判定装置は、記憶部と、受信部と、判定部とを有する。記憶部は、複数の装置によって冗長化された製品の構成情報を記憶する。受信部は、製品に含まれる複数の装置のうち何れかの装置に障害が発生した場合に、障害の発生した装置を特定する情報の通知を受け付ける。判定部は、障害の発生した装置を特定する情報と構成情報とを基にして、製品に対する保守作業の緊急性を判定する。
過剰な保守サービスを抑止することができる。
図1は、本実施例に係るシステムの構成を示す図である。 図2は、本実施例に係る緊急性判定装置の構成を示す機能ブロック図である。 図3は、障害通知情報のデータ構造の一例を示す図である。 図4は、構成情報テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 図5は、構成情報のデータ構造の一例を示す図である。 図6は、作業員テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 図7は、本実施例に係る緊急性判定装置の処理手順を示すフローチャートである。 図8は、緊急性判定装置と同様の機能を実現するコンピュータのハードウェア構成の一例を示す図である。
以下に、本願の開示する緊急性判定装置、緊急性判定方法および緊急性判定プログラムの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、本実施例に係るシステムの構成を示す図である。図1に示すように、このシステムは、製品10と、緊急性判定装置100とを有する。製品10と緊急性判定装置100とは、ネットワーク50を介して相互に接続される。
製品10は、保守対象となる製品(ストレージ製品)であり、冗長化されている。たとえば、製品10は、複数のHDD11a,11b,11c,11dを有し、RAID6によって冗長化されているものとする。RAID6によって冗長化された製品10は、同時に2台のHDDが故障した場合でも、データ回復が可能である。以下の説明では、HDD11a〜11dをまとめて、適宜、「HDD11」と表記する。
図1に示す例では、RAID6による冗長構成の製品10を示すが、製品10は、他の種類のRAIDによって冗長化されていてもよい。他の種類のRAIDは、RAID0、RAID1、RAID2、RAID0+1、RAID1+0、RAID3、RAID4、RAID5等を含む。更に、製品10は、RAIDによる冗長化に加えて、スペアとなるHDDを備えていてもよい。また、図1のシステムは、製品10以外のストレージ製品に接続されていてもよい。
製品10は、HDD11の何れかに障害が発生したことを検出すると、障害が発生したことを示す「障害通知情報」を、緊急性判定装置100に送信する。障害通知情報は、障害の発生したHDDを特定する情報を含む。
緊急性判定装置100は、製品10から障害通知情報を受信した場合に、製品10の構成情報と、障害通知情報とを基にして、保守作業の緊急性を判定する装置である。緊急性判定装置100は、製品10でデータロストが発生する危険が高い場合には、保守作業員を直ちに製品10に向かわせる旨の通知を行う。一方、緊急性判定装置100は、製品10でデータロストが発生する危険が高くない場合には、保守作業員を直ちに製品10に向かわせる旨の通知を抑止する。
たとえば、製品10は、RAID6によって冗長化されており、同時に2台のHDD11が故障した場合でも、データ回復が可能である。このため、緊急性判定装置100は、HDD11のうち、何れか1台のHDD11に障害が発生した旨の障害通知情報を受信した場合には、製品10でデータロストが発生する危険が低い(緊急性が低い)と判定する。一方、HDD11のうち、何れか2台のHDD11に障害が発生した旨の障害通知情報を受信した場合には、他のHDD11が故障した時点で、製品10でデータロストが発生するため、データロストが発生する危険が高い(緊急性が高い)と判定する。
上記のように、緊急性判定装置100は、RAID構成により冗長化された製品から障害発生の通知を受け付けた場合に、障害の発生した装置と製品の構成情報とを基にして、製品の保守作業の緊急性を判定する。これによって、過剰な保守サービスを抑止することができる。
また、過剰な保守サービスを抑止することで、緊急性を要しない保守作業の回数を削減でき、保守サービスを行う保守作業員の負担を軽減させることが可能になるだけでなく、保守サービスのコストを低下させることもできる。このため、保守サービスの提供側、受け側の双方にとって、よりよい保守サービスを行うことができる。
次に、本実施例に係る緊急性判定装置100の構成について説明する。図2は、本実施例に係る緊急性判定装置の構成を示す機能ブロック図である。図2に示すように、緊急性判定装置100は、通信部110と、入力部120と、表示部130と、記憶部140と、制御部150とを有する。
通信部110は、製品10との間でデータ通信を実行する処理部である。通信部110は、通信装置の一例である。たとえば、通信部110は、製品10から障害通知情報を受信し、受信した障害通知情報を、制御部150に出力する。
図3は、障害通知情報のデータ構造の一例を示す図である。図3に示すように、この障害通知情報は、製品IDと、故障装置IDと、I/O数情報と、メディアエラー情報とを有する。製品IDは、製品を一意に識別する情報である。故障装置IDは、故障した装置(HDD11)を一意に識別する情報である。
I/O数情報は、製品10に含まれる各HDD11に対する書き込み/読み込みの回数を示す情報である。メディアエラー情報は、各HDD11で発生したメディアエラーの回数を示す情報である。
なお、製品10は、HDD11の障害を検出しない場合でも、定期的に、通知情報を、緊急性判定装置100に送信してもよい。通知情報には、製品ID、装置ID、I/O数情報、メディアエラー情報が含まれる。通信部は、係る通知情報を受信し、受信した通知情報を、制御部150に出力する。
また、通信部110は、図示しない保守作業員の端末装置とデータ通信を実行してもよい。保守作業員の端末装置は、ノートPC、タブレット端末、スマートフォン等に対応する。後述する制御部150は、通信部110を介して、製品10(他の製品)、保守作業員の端末装置とデータをやり取りする。
入力部120は、緊急性判定装置100に各種の情報を入力するための入力装置である。入力部120は、キーボードやマウス、タッチパネル等に対応する。
表示部130は、制御部150から出力される各種の情報を表示する表示装置である。表示部130は、液晶ディスプレイ、タッチパネル等に対応する。
記憶部140は、構成情報テーブル141、作業員テーブル142を有する。記憶部140は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)などの半導体メモリ素子や、HDD(Hard Disk Drive)などの記憶装置に対応する。
構成情報テーブル141は、ネットワーク50に接続される、製品10および図示しない他の製品の構成情報を保持するテーブルである。図4は、構成情報テーブルのデータ構造の一例を示す図である。図4に示すように、構成情報テーブル141は、製品IDと、保守契約有無と、構成情報とを対応付ける。製品IDは、製品を一意に識別する情報である。本実施例では一例として、製品10の製品IDを「P101」とする。また、図示しない他の製品の製品IDを「P102、P102、P103、P104、・・・」とする。
保守契約有無は、該当する製品IDにより識別される製品に関して保守契約を結んでいるか否かを示す情報である。保守契約を結んでいる場合には、保守契約有無が「有」となる。保守契約を結んでいない場合には、保守契約有無が「無」となる。
構成情報は、該当する製品IDにより識別される製品のRAID構成を示す情報である。図5は、構成情報のデータ構造の一例を示す図である。たとえば、図5の構成情報は、製品ID「P101」の構成情報の一例である。構成情報は、RAID種別と、装置IDと、アクティブフラグと、障害発生フラグと、I/O数履歴情報と、メディアエラー数履歴情報とを対応付ける。
RAID種別は、RAIDの種類を示すものである。装置IDは、HDDを一意に識別する情報である。アクティブフラグは、該当する装置IDのHDDが運用系であるか待機系であるかを区別するフラグである。HDDが運用系である場合には、アクティブフラグが「オン」となる。HDDが待機系(スペア)である場合には、アクティブフラグが「オフ」となる。障害発生フラグは、該当する装置IDのHDDに障害が発生したか否かを示す情報である。
I/O数履歴情報は、製品10から通知されたI/O数の履歴を示すものである。メディアエラー履歴情報は、製品10から通知されたメディアエラー回数の履歴を示すものである。
作業員テーブル142は、保守作業員に関する各種の情報を保持するテーブルである。図6は、作業員テーブルのデータ構造の一例を示す図である。図6に示すように、この作業員テーブル142は、作業員IDと、氏名と、担当製品IDと、連絡先情報と、スケジュール情報とを対応付ける。作業員IDは、保守作業員を一意に識別する情報である。氏名は、保守作業員の氏名である。担当製品IDは、該当する保守作業員が担当する製品の製品IDである。たとえば、作業員ID「U101」の保守作業員「富士太郎」が保守作業を担当する製品の製品IDは「P101」である。
連絡先情報は、該当する保守作業員の連絡先を示す情報である。たとえば、連絡先情報は、保守作業員の使用する端末装置のIP(Internet Protocol)アドレスである。スケジュール情報は、該当する保守作業員のスケジュール情報である。たとえば、スケジュール情報は、定期メンテナンス等のために出張する各出張先と日時とを対応付ける。
図2の説明に戻る。制御部150は、受信部151、判定部152、通知部153を有する。たとえば、制御部150は、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)などによって実現できる。また、制御部150は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードワイヤードロジックによっても実現できる。
受信部151は、製品10または他の製品から、障害通知情報または通知情報を受信する処理部である。受信部151は、障害通知情報を受信した場合には、障害通知情報に含まれる製品IDに対応する、構成情報テーブル141の構成情報を特定し、特定した構成情報を更新する。受信部151は、障害通知情報の故障装置IDに対応する装置IDの障害発生フラグをオンに設定する。また、受信部151は、障害通知情報に含まれるI/O数情報、メディアエラー情報によって、構成情報テーブル141のI/O数履歴情報、メディアエラー履歴情報を更新する。受信部151は、障害通知情報を受信して、構成情報テーブル141を更新した場合に、障害通知情報を、判定部152に出力する。
受信部151は、通知情報を受信した場合には、通知情報に含まれる製品IDに対応する、構成情報テーブル141の構成情報を特定し、特定した構成情報(I/O数履歴情報、メディアエラー履歴情報)を更新する。
判定部152は、製品10に含まれる装置に障害が発生した場合に、障害の発生した装置IDと、構成情報テーブル141とを基にして、製品10に対する保守作業の緊急性を判定する処理部である。判定部152は、判定結果を通知部153に出力する。以下において、判定部152の処理の一例について説明する。
判定部152は、受信部151から障害通知情報を取得すると、障害通知情報の製品IDと、構成情報テーブル141とを比較し、保守契約有無を参照する。判定部152は、障害通知情報の製品IDに対応する保守契約有無が「無」の場合には、障害通知情報に対応する処理をスキップする。一方、判定部152は、障害通知情報の製品IDに対応する保守契約有無が「有」の場合には、下記に示す処理を実行する。
判定部152は、障害通知情報の製品IDと、構成情報テーブル141とを比較して、障害通知情報の製品IDに対応する構成情報を取得する。判定部152は、取得した構成情報において、障害発生フラグが「オン」となる装置(装置ID)の数をカウントすることで、故障したHDD11の台数を特定する。
判定部152は、RAID種別と、障害許容台数とを対応付けた判定ポリシー情報を保持しているものとする。RAID種別は、RAIDの種類を示す情報である。障害許容台数は、該当するRAID種別の冗長構成よって、障害が発生してもデータロストが発生しない限界台数である。すなわち、障害の発生したHDDの数が、障害許容台数を超えると、データロストが発生する。たとえば、RAID種別「RAID6」の障害許容台数は「2」である。
たとえば、判定部152は、下記の条件(1)を満たす場合に、緊急性が「高」であると判定する。条件(1)において、スペアのHDDの数は、アクティブフラグが「オフ」かつ、障害発生フラグが「オン」となるHDDの数である。
障害許容台数≦障害の発生したHDDの数−スペアのHDDの数・・・条件(1)
判定部152は、条件(1)を満たさない場合には、障害通知情報の製品IDに対応する構成情報のI/O数履歴情報を基にして、繁忙期であるか否かを推定する。たとえば、判定部152は、最新のI/O数が予め設定された閾値以上である場合には、繁忙期であると判定する。判定部152は、最新日時を起点とした所定期間において、I/O数が予め設定された閾値未満である場合には、繁忙期ではないと判定する。
判定部152が「繁忙期である」と判定した場合の処理について説明する。判定部152は、障害通知情報の製品IDに対応する構成情報のメディアエラー履歴情報を基にして、緊急性を判定する。たとえば、判定部152は、最新日時を起点とした所定期間において、メディアエラー回数が「0以上10未満」の範囲に含まれる場合には、緊急性が「低」であると判定する。判定部152は、メディアエラー回数が「10以上30未満」の範囲に含まれる場合には、緊急性が「中」であると判定する。判定部152は、メディアエラー回数が「30以上」の範囲に含まれる場合には、緊急性が「高」であると判定する。
なお、上記のメディアエラー回数は、製品IDに対応する構成情報の各装置ID(障害発生フラグがオフの装置ID)のメディアエラー回数(所定期間のメディアエラー回数)のうち、最大のメディアエラー回数とする。
続いて、判定部152が「繁忙期でない」と判定した場合の処理について説明する。判定部152は、障害通知情報の製品IDに対応する構成情報のI/O数履歴情報を参照し、最新日時より所定期間前から最新日時までの期間において、I/O数が増加傾向にあるか否かを判定する。判定部152は、所定期間前から最新日時までの期間において、I/O数が増加傾向にない場合には、緊急性が「低」であると判定する。
一方、判定部152は、I/O数が増加傾向にある場合には、次の処理を実行する。判定部152は、障害通知情報の製品IDに対応する構成情報のメディアエラー履歴情報を基にして、緊急性を判定する。たとえば、判定部152は、最新日時を起点とした所定期間において、メディアエラー回数が「0以上20未満」の範囲に含まれる場合には、緊急性が「低」であると判定する。判定部152は、メディアエラー回数が「20以上50未満」の範囲に含まれる場合には、緊急性が「中」であると判定する。判定部152は、メディアエラー回数が「50以上」の範囲に含まれる場合には、緊急性が「高」であると判定する。
判定部152は、上記処理を行うことで、緊急性を判定し、判定結果を通知部153に出力する。判定結果には、障害通知情報に含まれる製品IDと、緊急性の情報が含まれる。
通知部153は、判定部152の判定結果に応じて、保守作業員の端末装置に保守作業に関する情報を通知する処理部である。通知部153は、判定部152の判定結果に含まれる製品IDと、作業員テーブル142とを比較して、通知先となる保守作業員の端末装置を特定する。通知部153は、緊急性に応じて、保守作業員の端末装置に通知する情報を変更する。
緊急性が「低」である場合の通知部153の処理について説明する。通知部153は、保守作業員担当の製品に障害が発生したこと、次回点検時に障害の発生したHDDを交換することを促す情報を、端末装置に通知する。
緊急性が「中」である場合の通知部153の処理について説明する。通知部153は、保守作業員担当の製品に障害が発生したこと、翌日以降に保守作業を行うことを示す情報を、端末装置に通知する。通知部153は、作業員テーブル142の保守作業員のスケジュール情報を参照して、翌日以降で、障害の発生した製品を有する会社へ保守作業員が出勤する最速の日時を特定し、端末装置に通知してもよい。
緊急性が「高」である場合の通知部153の処理について説明する。通知部153は、保守作業員担当の製品に障害が発生したこと、直ちに障害の発生したHDDを交換することを示す情報を、端末装置に通知する。通知部153は、緊急性が「高」であることを保守作業員により確実に通知するために、端末装置にアラーム音等を出力させてもよい。
次に、本実施例に係る緊急性判定装置100の処理手順の一例について説明する。図7は、本実施例に係る緊急性判定装置の処理手順を示すフローチャートである。図7に示すように、緊急性判定装置100の受信部151は、障害通知情報を受信する(ステップS101)。
緊急性判定装置100の判定部152は、保守契約が有であるか否かを判定する(ステップS102)。判定部152は、保守契約が有でない場合には(ステップS102,No)、処理を終了する。一方、判定部152は、保守契約が有である場合には(ステップS102,Yes)、ステップS103に移行する。
判定部152は、障害通知情報と、構成情報テーブル141の構成情報とを基にして、緊急性を判定する(ステップS103)。緊急性判定装置100の通知部153は、緊急性が「高」の場合には(ステップS104,Yes)、保守作業員の端末装置に即、出動指示を行い(ステップS105)、処理を終了する。
一方、判定部152は、緊急性が「高」でない場合には(ステップS104,No)、I/O数を基にして、繁忙期か否かを判定する(ステップS106)。判定部152は、繁忙期である場合には(ステップS107,Yes)、ステップS108に移行する。判定部152および通知部153は、繁忙期における、メディアエラー回数に応じた通知処理を行う(ステップS108)。
一方、判定部152は、繁忙期でない場合には(ステップS107,No)、ステップS109に移行する。判定部152および通知部153は、I/O数の推移に応じた通知処理を行う(ステップS109)。また、判定部152および通知部153は、非繁忙期における、メディアエラー回数に応じた通知処理を行う(ステップS110)。
次に、本実施例に係る緊急性判定装置100の効果について説明する。緊急性判定装置100は、製品10から障害通知情報を受信した場合に、製品10の構成情報と、障害通知情報とを基にして、保守作業の緊急性を判定する。保守作業員が、緊急性判定装置100の判定結果により保守作業を行うことで、過剰な保守サービスを抑止することができる。
緊急性判定装置100は、障害の発生したHDD11と構成情報とを基にして、障害の発生していないHDD11の何れかに障害が発生した場合においてデータロストが発生するか否かにより、緊急性を判定する。これによって、データロストが発生するか否かの基準により、緊急性を判定することができる。
緊急性判定装置100は、複数のハードディスクに対するデータの書き込みおよび読み込みの回数(I/O回数)の情報を用いて、緊急性を判定する。たとえば、繁忙期においては、非繁忙期と比較して、緊急性のレベルが高くなりやすいようにすることで、繁忙期にデータロストがより発生しないような保守作業を行うことができる。
緊急性判定装置100は、メディアエラー回数を基にして、緊急性を判定するため、今後、発生しえる障害を見越した保守作業を行うことができる。
次に、上記実施例に示した緊急性判定装置100と同様の機能を実現するコンピュータのハードウェア構成の一例について説明する。図8は、緊急性判定装置と同様の機能を実現するコンピュータのハードウェア構成の一例を示す図である。
図8に示すように、コンピュータ200は、各種演算処理を実行するCPU201と、ユーザからのデータの入力を受け付ける入力装置202と、ディスプレイ203とを有する。また、コンピュータ200は、記憶媒体からプログラム等を読み取る読み取り装置204と、有線または無線ネットワークを介して他装置との間でデータの授受を行うインターフェース装置205とを有する。また、コンピュータ200は、各種情報を一時記憶するRAM206と、ハードディスク装置207とを有する。そして、各装置201〜207は、バス208に接続される。
ハードディスク装置207は、受信プログラム207a、判定プログラム207b、通知プログラム207cを有する。CPU201は、各プログラム207a〜207cを読み出してRAM206に展開する。
受信プログラム207aは、受信プロセス206aとして機能する。判定プログラム207bは、判定プロセス206bとして機能する。通知プログラム207cは、通知プロセス206cとして機能する。
受信プロセス206aの処理は、受信部151の処理に対応する。判定プロセス206bの処理は、判定部152の処理に対応する。通知プロセス206cの処理は、通知部153の処理に対応する。
なお、各プログラム207a〜207cについては、必ずしも最初からハードディスク装置207に記憶させておかなくても良い。例えば、コンピュータ200に挿入されるフレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、DVD、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」に各プログラムを記憶させておく。そして、コンピュータ200が各プログラム207a〜207cを読み出して実行するようにしても良い。
100 緊急性判定装置
110 通信部
120 入力部
130 表示部
140 記憶部
141 構成情報テーブル
142 作業員テーブル
150 制御部
151 受信部
152 判定部
153 通知部

Claims (7)

  1. 複数の装置によって冗長化された製品の構成情報を記憶する記憶部と、
    前記製品に含まれる複数の装置のうち何れかの装置に障害が発生した場合に、障害の発生した装置を特定する情報の通知を受け付ける受信部と、
    前記障害の発生した装置を特定する情報と前記構成情報とを基にして、前記製品に対する保守作業の緊急性を判定する判定部と
    を有することを特徴とする緊急性判定装置。
  2. 前記製品は複数のハードディスクによるRAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)構成によって冗長化されており、前記判定部は、前記障害の発生したハードディスクと前記構成情報とを基にして、障害の発生していないハードディスクの何れかに障害が発生した場合においてデータロストが発生するか否かにより、前記緊急性を判定することを特徴とする請求項1に記載の緊急性判定装置。
  3. 前記判定部は、複数のハードディスクに対するデータの書き込みおよび読み込みの回数の情報を更に用いて、前記緊急性を判定することを特徴とする請求項2に記載の緊急性判定装置。
  4. 前記判定部は、前記障害の発生していないハードディスクで発生するエラーの情報を更に用いて、前記緊急性を判定することを特徴とする請求項2または3に記載の緊急性判定装置。
  5. 前記記憶部は、前記製品の保守作業を行う作業員のスケジュール情報を更に記憶し、
    前記判定部の判定結果と、前記スケジュール情報とを基にして、通知を行う通知部を更に有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の緊急性判定装置。
  6. コンピュータが実行する緊急性判定方法であって、
    複数の装置によって冗長化された製品について、前記複数の装置のうち何れかの装置に障害が発生した場合に、障害の発生した装置を特定する情報の通知を受け付け、
    前記製品の構成情報を記憶する記憶装置を参照し、
    前記障害の発生した装置を特定する情報と前記構成情報とを基にして、前記製品に対する保守作業の緊急性を判定する
    処理を実行することを特徴とする緊急性判定方法。
  7. コンピュータに、
    複数の装置によって冗長化された製品について、前記複数の装置のうち何れかの装置に障害が発生した場合に、障害の発生した装置を特定する情報の通知を受け付け、
    前記製品の構成情報を記憶する記憶装置を参照し、
    前記障害の発生した装置を特定する情報と前記構成情報とを基にして、前記製品に対する保守作業の緊急性を判定する
    処理を実行させることを特徴とする緊急性判定プログラム。
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