JP6191177B2 - 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、情報処理プログラム及び記録媒体 - Google Patents

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本発明は、情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、情報処理プログラム及び記録媒体に関する。
開発環境において、電子機器に搭載されるアプリケーションの動作検証を行うため、実機(電子機器)を使用せず、例えばPC(Personal Computer)上で動作するエミュレータによる動作検証が行われている。なお、電子機器は、例えばMFP(Multifunction Peripheral)等の画像形成装置やサーバ等の情報処理装置である。このエミュレータは、アプリケーションの開発範囲を明確化するために、上位モジュールとなる実モジュールに手を加えずに、下位モジュールをスタブ化することで作成される。
また、実機では上位モジュールから下位モジュールを参照する依存関係のみが存在しているが、エミュレータの設計をより単純明瞭化するため、エミュレーションを行う場合にのみ下位モジュールであるスタブモジュールから上位モジュールである実モジュールへの依存関係を新たに設定したい場合がある。
しかしながら、そのような場合、上位モジュールである実モジュールに修正を加えずに下位モジュールから上位モジュールへの依存関係を設定すると、下位モジュールから上位モジュールへの参照ができない場合が生じ得る問題があり、エミュレータの設計を複雑化させてしまっている。
そこで、特許文献1には、開発したプログラムの挙動を画像形成装置により近い挙動を実現することにより、複合機の開発作業を効率化することを目的として、上位モジュールは実際の複合機と同等の実モジュールを用い、下位モジュールはPC上で動作するためにエミュレートしたスタブモジュールを用いた構成にすることで、複合機のエミュレータを実現する技術が開示されている。
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、下位モジュールであるスタブモジュールから上位モジュールである実モジュールへの依存関係を新たに設定する場合、下位モジュールから上位モジュールへの参照ができない場合が生じ得るという問題を解消できない。
そこで、本発明は上記の点に鑑みてなされたものであって、エミュレータの開発において、上位モジュールである実モジュールに修正を加えずに下位モジュールから上位モジュールへ依存した処理を実現することを目的とする。
そこで上記課題を解決するため、情報処理装置は、機器上で動作する所定の処理を実行するためのプログラムの動作を再現する情報処理装置であって、前記機器が動作させる前記プログラムのモジュールと同等のモジュールである上位モジュールと、当該情報処理装置上で前記プログラムの動作を再現させるための下位モジュールとを備え、前記モジュールを識別する識別情報と前記下位モジュールから前記上位モジュールへのアクセスを可能にするアクセス情報とを対応付けて管理するアクセス情報管理手段と、前記下位モジュールからのアクセス対象の前記上位モジュールの前記識別情報に対応する前記アクセス情報に基づき、前記下位モジュールから前記上位モジュールにアクセスするアクセス手段とを有する。
本発明の実施形態によれば、エミュレータの開発において、上位モジュールである実モジュールに修正を加えずに下位モジュールから上位モジュールへ依存した処理を実現できる。
本発明の実施形態におけるエミュレーションシステムの構成の一例を示す図である。 クラスローダの構造の一例を示す図である。 従来のモジュール間の参照可否の状況を説明するための一例を示す図である。 本発明の実施形態におけるモジュール間の参照処理の動作概要の一例を示す図である。 本発明の実施形態における情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態における情報処理装置の機能構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態におけるクラスローダ情報管理テーブルに記憶される情報の一例を示す図である。 本発明の実施形態における情報処理装置のエミュレータの起動後の動作手順の一例を示すシーケンス図である。
以下、本発明の実施の形態(以下、「実施形態」という。)を図面に基づいて説明する。
[システム構成]
図1は、本発明の実施形態におけるエミュレーションシステム1のシステム構成の一例を示す図である。エミュレーションシステム1は、情報処理装置10と、画像形成装置20とを有する。情報処理装置10と画像形成装置20とは、LAN(Local Area Network)又はインターネット等のネットワークN1を介して接続されている。
画像形成装置20は、印刷、スキャン、コピー及びファクス(FAX)通信等のうちの一以上の機能を一台の筐体によって実現するプリンタや複合機MFP(Multifunction Peripheral)等の電子機器である。画像形成装置20は、汎用OS(Operating System)21及びアプリケーション22等を有し、アプリケーション22には上位モジュール22及び下位モジュール23が含まれる。汎用OS21は、画像形成装置20のアプリケーション22とハードウェアとを仲介し、コンピュータデバイスのリソースの共有の管理、各リソースにアクセスするためのインタフェースの提供、他のアプリケーションに対するサービスの提供を行う汎用OSである。アプリケーション22は、汎用OS21上で動作するプログラムであり、例えばJava(登録商標)アプリケーションである。アプリケーション22に含まれる上位モジュール23は、下位モジュール24を利用するモジュールである。なお、アプリケーション22、上位モジュール23及び下位モジュール24は、複数存在してもよい。
情報処理装置10は、例えば画像形成装置20の開発環境において用いられる、画像形成装置20に搭載されたモジュールを仮想的に実行するコンピュータである。情報処理装置10は、例えばPC(Personal Computer)等である。情報処理装置10は、OS11、アプリケーション12及びエミュレータ16等を有し、アプリケーション12には上位モジュール(実モジュール)13、下位モジュール(スタブモジュール)14及び管理モジュール15が含まれる。OS11は、情報処理装置に搭載されたOSである。アプリケーション12は、OS11上で動作するプログラムであり、例えばJavaアプリケーションである。アプリケーション12に含まれる上位モジュール(実モジュール)13は、画像形成装置20が備える上位モジュール23と同等の実モジュールである。なお、上位モジュール(実モジュール)13は、例えば画像形成装置20が備える上位モジュール23がコピーされたものであり、上位モジュール23の機能(インタフェースを含む)と同一の機能を有するモジュールである。下位モジュール(スタブモジュール)14は、実モジュールである上位モジュール(実モジュール)13により利用される(呼び出される)画像形成装置20が備える下位モジュール24の代用とされる仮のモジュールである。管理モジュール15は、モジュールをロードするクラスローダの情報を管理する。また、クラスローダは、モジュール間の参照(アクセス)を可能にするアクセス情報である。エミュレータ16は、画像形成装置20が備えるアプリケーション22が実行される環境を、情報処理装置10で仮想的に構築するプログラムである。情報処理装置10は、ネットワークN1を介して、取得(コピー)した画像形成装置20が備える上位モジュール23に基づき、上位モジュール(実モジュール)13を生成する。但し、上位モジュール23が記録された外部記録媒体を用いて、情報処理装置10に上位モジュールを移管させてもよい。この場合、情報処理装置10と画像形成装置20とは、ネットワークN1を介して接続していなくてもよい。
エミュレーションシステム1は、画像形成装置20の開発環境で用いられ、画像形成装置20が有するモジュールを、情報処理装置10により構築された仮想環境において実行させるシステムである。エミュレーションシステム1により、例えば、画像形成装置20のオペレーションパネルの表示部への表示命令に対しては、情報処理装置10のエミュレータ16が画像形成装置20上に表示する画面と同様の画面を情報処理装置10のディスプレイ上に表示する。但し、開発環境である情報処理装置10は画像形成装置20におけるエンジン(スキャナ、プリンタ等)を備えていないため、例えばプリント命令に対しては、情報処理装置10の画面上にプリントを行う画像を表示したり、情報処理装置10に接続されているデフォルトのプリンタに印刷したりする。また、ユーザがコピー操作を情報処理装置10のエミュレータ画面上で行った場合は、例えば、ユーザにコピー対象となるファイルをローカルファイルシステムから選ぶように通知し、コピーの宛先を尋ねるダイアログボックスを表示し、選択されたファイルをその指定された宛先にコピーする。
[動作概要]
次に本発明の実施形態におけるエミュレーションシステム1の動作概要を、従来の動作と比較して説明する。
クラス(モジュール)をロードするクラスローダは、図2に示されるような階層構造(ツリー構造)を有する。図2は、クラスローダの構造の一例を示す図である。図2の例では、ブートスラップクラスローダはシステムクラスローダ以下のクラスローダに対して上位のクラスローダであり、システムクラスローダは共有コンポーネントクラスローダ以下のクラスローダに対して上位のクラスローダである。逆にシステムクラスローダは、ブートストラップクラスローダの下位のクラスローダである。なお、図2に示したクラスローダの名称及び構造は一例であって、クラスローダの名称及び構造は図2の例に限らない。
このクラスローダの階層構造により、下位のクラスローダでロードされたモジュールは上位のクラスローダでロードされたモジュールを参照(アクセス)できるが、逆に、上位のクラスローダでロードされたモジュールは、下位のクラスローダでロードされたモジュールを参照できない。例えば、図3に従来のモジュール間の参照可否の状況を説明するための一例を示す。図3に示されるように、下位のクラスローダ(例えば「クラスローダA」)によりロードされた上位モジュール(実モジュール)13に対して、上位のクラスローダ(例えば「クラスローダB」)によりロードされた下位モジュール(スタブモジュール)14から上位のクラスローダ(クラスローダB)を用いて参照(アクセス)することはできない。一方、上位モジュール(実モジュール)13から下位モジュール(スタブモジュール)14への参照(アクセス)は可能である。このように、モジュールとクラスローダの階層との関係によっては、必ずしも下位モジュールから上位モジュールへの参照ができない場合が生じる。
一方、本発明の実施形態における下位モジュール(スタブモジュール)14から上位モジュール(実モジュール)13への参照(アクセス)処理の動作概要を図4に示す。まず、下位のクラスローダ(クラスローダA)によりロードされた上位モジュール(実モジュール)13は、自身をロードしたクラスローダ(クラスローダA)を、管理モジュール13に通知する(S1)。次に、下位モジュール(スタブモジュール)14は、管理モジュール15から、上位モジュール(実モジュール)13がロードされたクラスローダ(クラスローダA)を取得する(S2)。そして、下位モジュール(スタブモジュール)14は、取得したクラスローダ(クラスローダA)を用いて、上位モジュール(実モジュール)13を参照する。
このように、本発明の実施形態では、下位モジュール(スタブモジュール)14から上位モジュール(実モジュール)13への参照(アクセス)時に、下位モジュール(スタブモジュール)14は、実際に上位モジュール(実モジュール)13をロードしたクラスローダを用いて、参照(アクセス)を行う。これにより、クラスローダの階層(上位又は下位)に依存せず、確実に、下位モジュール(スタブモジュール)14から上位モジュール(実モジュール)13を参照(アクセス)できる。
[ハードウェア構成]
図5は、本発明の実施形態における情報処理装置10のハードウェア構成の一例を示す図である。情報処理装置10は、それぞれバスBで相互に接続されているドライブ装置100と、補助記憶装置102と、メモリ装置103と、CPU104と、インタフェース装置105と、表示装置106と、入力装置107とを有する。
情報処理装置10での処理を実現するプログラムは、CD−ROM等の記録媒体101によって提供される。プログラムを記憶した記録媒体101がドライブ装置100にセットされると、プログラムが記録媒体101からドライブ装置100を介して補助記憶装置102にインストールされる。但し、プログラムのインストールは必ずしも記録媒体101より行う必要はなく、ネットワークを介して他のコンピュータよりダウンロードするようにしてもよい。補助記憶装置102は、インストールされたプログラムを格納すると共に、必要なファイルやデータ等を格納する。
メモリ装置103は、プログラムの起動指示があった場合に、補助記憶装置102からプログラムを読み出して格納する。CPU104は、メモリ装置103に格納されたプログラムに従って情報処理装置10に係る機能を実行する。インタフェース装置105は、有線又は無線LAN等のネットワークに接続するためのインタフェースとして用いられる。表示装置106は、例えば液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等のユーザに情報を表示出力するハードウェアである。入力装置107は、例えばマウスやキーボード等のユーザからの情報の入力を受け付けるためのハードウェアである。
[機能構成]
図6は、本発明の実施形態におけるエミュレーションシステムの機能構成の一例を示す図である。
情報処理装置10は、上位モジュール(実モジュール)13に含まれるクラスローダ通知手段131及び下位モジュール参照手段132と、下位モジュール(スタブモジュール)14に含まれるクラスローダ取得手段141及び上位モジュール参照手段142と、管理モジュール15に含まれるクラスローダ受付手段151、クラスローダ管理手段152、クラスローダ送信手段153及びクラスローダ情報管理テーブル154と、エミュレータ16に含まれるクラスローダ手段161とを有する。各機能はCPU104がプログラムを実行し、ハードウェアと協働することで実現される。
エミュレータ16に含まれるクラスローダ手段161は、モジュール(上位モジュール(実モジュール)13、下位モジュール(スタブモジュール)14、管理モジュール15)毎に関連付けられたクラスローダに従い、情報処理装置10が備えるメモリ装置103に、各モジュールをロードする。
上位モジュール(実モジュール)13に含まれるクラスローダ通知手段131は、上位モジュール(実モジュール)13がクラスローダによりロードされると、ロードに用いられたクラスローダ情報を、管理モジュール15に通知する。ここでクラスローダ情報とは、各モジュールを識別するためのモジュール識別子及びロードに用いられたクラスローダ(例えば、クラスローダ名)である。
下位モジュール参照手段132は、スタブモジュールである下位モジュール(スタブモジュール)14を参照する。
管理モジュール15に含まれるクラスローダ受付手段151は、上位モジュール(実モジュール)13から通知されたクラスローダ情報を受け付けると、クラスローダ管理手段152に通知する。
クラスローダ管理手段152は、図7に示されるクラスローダ情報管理テーブル154を用いて、クラスローダ情報を管理し、要求に応じてクラスローダの読み出しや書き込み処理を行う。図7は、本発明の実施形態におけるクラスローダ情報管理テーブル154に記憶される情報の一例を示す図である。図7に示されるように、クラスローダ情報管理テーブル154には、「モジュール識別子」に対応付けて「クラスローダ」が記憶されている。
図6に戻り説明する。
クラスローダ送信手段153は、下位モジュール(スタブモジュール)14から送信される、上位モジュール(実モジュール)13のモジュール識別子を含むクラスローダ取得要求を受け付けると、クラスローダ管理手段152を介してクラスローダ情報管理テーブル154からクラスローダ取得要求に含まれるモジュール識別子に対応するクラスローダを取得する。そして、クラスローダ送信手段153は、取得したクラスローダを、下位モジュール(スタブモジュール)14に送信する。
下位モジュール(スタブモジュール)14に含まれるクラスローダ取得手段141は、下位モジュール(スタブモジュール)14に対するユーザからの操作を受け付けた場合、参照先とする上位モジュール(実モジュール)13のモジュール識別情報を含むクラスローダ取得要求を管理モジュール15に送信する。そして、クラスローダ取得手段141は、クラスローダ取得要求に対する応答として、参照先とする上位モジュール(実モジュール)13がロードされたクラスローダを取得すると、上位モジュール参照手段に取得した取得したクラスロード名を通知する。
上位モジュール参照手段142は、クラスローダ取得手段141から通知された上位モジュールのクラスローダに基づき、上位モジュールを参照する。
[動作手順]
図8は、本発明の実施形態における情報処理装置10のエミュレータ16の起動後の動作手順の一例を示すシーケンス図である。
まずユーザは、情報処理装置10のキーボード等の入力装置107を操作し(S101)、エミュレータ16を起動させる(S102)。
エミュレータ16が起動されると、各モジュール(上位モジュール(実モジュール)13、下位モジュール(スタブモジュール)14、管理モジュール15)に関連付けられたクラスローダを用いて、各モジュールをメモリ装置103にロードする(S103、S104、S105)。ここで、例えば上位モジュール(実モジュール)13をロードしたクラスローダを「クラスローダA」、下位モジュール(スタブモジュール)14をロードしたクラスローダを「クラスローダB」とする。また、「クラスローダA」は「クラスローダB」の下位のクラスローダ(上位:クラスローダB、下位:クラスローダA)であるとする。したがって、この状態では、上位のクラスローダBによりロードされた下位モジュール(スタブモジュール)14からは、下位のクラスロードAによりロードされた上位モジュール(実モジュール)13を参照できない。
次に、上位モジュール(実モジュール)13のクラスローダ通知手段131は、「クラスローダA」によりロードされ初期化処理が行われると、初期化処理中にロードに用いられたクラスローダ(「クラスローダA」)及び上位モジュール(実モジュール)13のモジュール識別子(例えば「モジュールA」とする)を含むクラスローダ情報を、管理モジュール15に通知する(S106)。
管理モジュール15のクラスローダ受付手段151は、上位モジュール(実モジュール)13からのクラスローダ情報を受け付けると、クラスローダ管理手段152を介してクラスローダ情報管理テーブル154に、モジュール識別子(「モジュールA」)とクラスローダ(「クラスローダA」)とを対応付けて記憶する(S107)。
次に、ユーザが下位モジュール(スタブモジュール)14から上位モジュール(実モジュール)13にアクセス(参照)させる操作を行う(S108)と、エミュレータ16はユーザからの入力指示に基づく操作を下位モジュール(スタブモジュール)14に要求する(S109)。
下位モジュール(スタブモジュール)14がエミュレータ16から操作の要求を受け付けると、クラスローダ取得手段141は、管理モジュール15に、上位モジュール(実モジュール)13のモジュール識別子(「モジュールA」)を含むクラスローダ取得要求を行う(S110)。
管理モジュール15のクラスローダ送信手段153は、クラスローダ管理手段152を介し、クラスローダ情報管理テーブル154からクラスローダ取得要求に含まれるモジュール識別子(「モジュールA」)に対応するクラスローダ(「クラスローダA」)を取得する。そして、クラスローダ送信手段153は、クラスローダ取得要求に対する応答として、クラスローダ(「クラスローダA」)を送信する(S111)。
下位モジュール(スタブモジュール)14のクラスローダ取得手段141が上位モジュール(実モジュール)13のクラスローダ(「クラスローダA」)を取得すると、上位モジュール参照手段142に取得したクラスローダを通知する。そして、上位モジュール参照手段142は、上位モジュール(実モジュール)13がロードされたクラスローダ(「クラスローダA」)を用いて参照する(S112)。
上述したように、本発明の実施形態のエミュレーションシステム1によれば、下位モジュール(スタブモジュール)14が上位モジュール(実モジュール)13を参照する場合、上位モジュール(実モジュール)13がロードされたクラスローダを管理モジュール15が管理し、下位モジュール(スタブモジュール)14が上位モジュール(実モジュール)13をロードしたクラスローダを管理モジュール15から取得する。そして、下位モジュール(スタブモジュール)14は、取得した上位モジュール(実モジュール)13がロードされたクラスロードを用いて上位モジュール(実モジュール)13を参照する。
したがって、下位モジュール(スタブモジュール)14は、下位モジュール(スタブモジュール)14をロードしたクラスローダと、上位モジュール(実モジュール)13をロードしたクラスローダとの関係(上位又は下位)に依存せず、上位モジュール(実モジュール)13をロードしたクラスローダを用いることで確実に上位モジュール(実モジュール)13を参照できる。
これにより、画像形成装置20等の電子機器のエミュレータの開発を行う際に、上位モジュール(実モジュール)13である実モジュールに修正を加えずとも、下位モジュール(スタブモジュール)14から上位モジュール(実モジュール)13へ依存したあらゆる処理を実装できる。
なお、上記各実施の形態は機器の一例として画像形成装置を説明に用いただけであり、例えば、プロジェクタ、スマートフォン、携帯電話又はデジタルカメラ等のようなプログラムがインストールされる画像形成装置10以外の様々な電子機器に適用されてもよい。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明はかかる特定の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
1 エミュレーションシステム
10 情報処理装置
13 上位モジュール(実モジュール)
131 クラスローダ通知手段
132 下位モジュール参照手段
14 下位モジュール(スタブモジュール)
141 クラスローダ取得手段
142 上位モジュール参照手段
15 管理モジュール
151 クラスローダ受付手段
152 クラスローダ管理手段
153 クラスローダ送信手段
154 クラスローダ情報管理テーブル
16 エミュレータ
161 クラスローダ手段
20 画像形成装置
特開2010−218469号公報

Claims (11)

  1. 機器上で動作する所定の処理を実行するためのプログラムの動作を再現する情報処理装置であって、
    前記機器が動作させる前記プログラムのモジュールと同等のモジュールである上位モジュールと、当該情報処理装置上で前記プログラムの動作を再現させるための下位モジュールとを備え、
    前記モジュールを識別する識別情報と前記下位モジュールから前記上位モジュールへのアクセスを可能にするアクセス情報とを対応付けて管理するアクセス情報管理手段と、
    前記下位モジュールからのアクセス対象の前記上位モジュールの前記識別情報に対応する前記アクセス情報に基づき、前記下位モジュールから前記上位モジュールにアクセスするアクセス手段とを有する情報処理装置。
  2. 前記上位モジュールが起動された場合、該上位モジュールの起動に用いられた前記アクセス情報を、該上位モジュールの前記識別情報とともに、前記アクセス情報管理手段に通知するアクセス情報通知手段を有し、
    前記アクセス情報管理手段は、前記アクセス情報通知手段により通知された前記識別情報と前記アクセス情報とを対応付けて管理する請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記下位モジュールに対して前記上位モジュールへのアクセスを要求する操作が行われた場合、前記上位モジュールの前記識別情報に基づき、前記アクセス情報管理手段から前記アクセス情報を取得するアクセス情報取得手段を有する請求項1又は2記載の情報処理装置。
  4. 前記アクセス情報は、クラスローダである請求項1乃至3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記クラスローダは、階層構造を有し、
    上位のクラスローダにより起動されたモジュールから、該上位のクラスローダを用いることによる下位のクラスローダにより起動されたモジュールへのアクセスは不可である請求項4記載の情報処理装置。
  6. 前記下位モジュールは、前記機器において前記機器が動作させる前記プログラムのモジュールがアクセスする他のモジュールの代用であるスタブモジュールである請求項1乃至5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 前記同等のモジュールは、前記機器が動作させる前記プログラムのモジュールと同一の機能を有するモジュールである請求項1乃至6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  8. 所定の処理を実行するためのプログラムを動作させる機器と、該プログラムの動作を再現する情報処理装置とを有する情報処理システムであって、
    前記情報処理装置は、
    前記機器が動作させる前記プログラムのモジュールと同等のモジュールである上位モジュールと、当該情報処理装置上で前記プログラムの動作を再現させるための下位モジュールとを備え、
    前記モジュールを識別する識別情報と前記下位モジュールから前記上位モジュールへのアクセスを可能にするアクセス情報とを対応付けて管理するアクセス情報管理手段と、
    前記下位モジュールからのアクセス対象の前記上位モジュールの前記識別情報に対応する前記アクセス情報に基づき、前記下位モジュールから前記上位モジュールにアクセスするアクセス手段とを有する情報処理システム。
  9. 機器上で動作する所定の処理を実行するためのプログラムの動作を再現し、前記機器が動作させる前記プログラムのモジュールと同等のモジュールである上位モジュールと、当該情報処理装置上で前記プログラムの動作を再現させるための下位モジュールとを備える情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    前記モジュールを識別する識別情報と前記下位モジュールから前記上位モジュールへのアクセスを可能にするアクセス情報とを対応付けて管理するアクセス情報管理ステップと、
    前記下位モジュールからのアクセス対象の前記上位モジュールの前記識別情報に対応する前記アクセス情報に基づき、前記下位モジュールから前記上位モジュールにアクセスするアクセスステップとを有する情報処理方法。
  10. 機器上で動作する所定の処理を実行するためのプログラムの動作を再現し、前記機器が動作させる前記プログラムのモジュールと同等のモジュールである上位モジュールと、当該情報処理装置上で前記プログラムの動作を再現させるための下位モジュールとを備える情報処理装置において実行される情報処理プログラムであって、
    前記情報処理装置を、
    前記モジュールを識別する識別情報と前記下位モジュールから前記上位モジュールへのアクセスを可能にするアクセス情報とを対応付けて管理するアクセス情報管理手段、
    前記下位モジュールからのアクセス対象の前記上位モジュールの前記識別情報に対応する前記アクセス情報に基づき、前記下位モジュールから前記上位モジュールにアクセスするアクセス手段として機能させる情報処理プログラム。
  11. 請求項10記載の情報処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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