JP6190989B1 - 充電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 満充電容量が異なる複数のバッテリユニットを使い分けることができる充電装置を提供する。【解決手段】 電子機器を充電するための充電装置(1)は、バッテリユニット(2)およびケーブルユニット(3)を有する。バッテリユニット(2)は、全固体電池(21)と、全固体電池を収容するバッテリケース(23)とを備えている。ケーブルユニット(3)は、電子機器と着脱可能に接続される第1コネクタ部(31)と、バッテリユニット(2)と着脱可能に接続される第2コネクタ部(32)と、バッテリユニットの放電を制御する放電回路(321)とを備えている。【選択図】 図1

Description

本発明は、電子機器を充電するための充電装置に関する。
スマートフォンなどの電子機器は、充電装置を用いて充電することができる。この充電装置としては、バッテリと、バッテリの放電を制御する放電回路と、充電装置を電子機器に接続するためのケーブルとが一体的に構成されたものがある。
バッテリ、放電回路およびケーブルが一体的に構成された充電装置では、同一種類のバッテリを使用することしかできず、バッテリの満充電容量を変更することができない。このため、満充電容量が異なる複数のバッテリを使い分けようとする場合には、バッテリの満充電容量が異なる複数種類の充電装置を用意しておかなければならない。
ここで、バッテリの満充電容量が最も大きい充電装置だけを用意しておくことも考えられる。しかし、バッテリの満充電容量を大きくするほど、バッテリが大型化してしまい、充電装置も大型化してしまう。このため、大型の充電装置だけを用意して、この充電装置を持ち歩くことは、使用者にとって不便である。また、電子機器の使用状況によっては、バッテリの満充電容量をそれほど大きくなくても、電子機器を十分に充電することができる。このため、電子機器の使用状況に適した満充電容量のバッテリを備えた充電装置を持ち歩くほうが、使用者にとって便利である。
一方、バッテリおよび放電回路を充電装置内に配置すると、放電回路のサイズを考慮して、充電装置のサイズを決めなければならないこともある。この場合には、放電回路によって、充電装置の小型化が妨げられることがある。
本願第1の発明は、電子機器を充電するための充電装置であって、バッテリユニットおよびケーブルユニットを有する。バッテリユニットは、全固体電池と、全固体電池を収容するバッテリケースとを備えている。ケーブルユニットは、電子機器と着脱可能に接続される第1コネクタ部と、バッテリユニットと着脱可能に接続される第2コネクタ部と、バッテリユニットの放電を制御する放電回路とを備えている。
本発明によれば、バッテリユニットおよびケーブルユニットを別体として構成しているため、満充電容量が異なる複数種類のバッテリユニットを用意することができる。また、放電回路は、ケーブルユニットに設けられているため、バッテリユニット内に放電回路を設ける必要が無く、放電回路のサイズを考慮せずに、バッテリユニットのサイズを決めることができる。
充電装置は、第2コネクタ部をバッテリユニットに連結する連結部材を有していてもよい。連結部材は、バッテリケースを貫通して第2コネクタ部と係合することにより、第2コネクタ部をバッテリユニットに連結することができる。連結部材を用いることにより、使用するバッテリユニットに対してケーブルユニットの第2コネクタ部を連結することができる。
バッテリユニットには、バッテリケースの第1表面に露出する第1接点部材と、第1表面とは反対側の第2表面に露出する第2接点部材とを設けることができる。連結部材には、第1接点部材と接触するフランジ部と、フランジ部から突出する柱部と、柱部の先端面に設けられ、第2表面から突出するピンと、を設けることができる。第2コネクタ部は、バッテリケースの第2表面上に配置される。そして、第2コネクタ部には、第2接点部材と接触する第3接点部材と、柱部の先端面と接触する第4接点部材と、ピンと係合する係合部と、を設けることができる。
フランジ部および柱部の外形は、円形に形成することができる。連結部材には、使用者によって保持されるノブを設けることができる。そして、ケーブルユニットには、ノブが挿入される開口部を、第1コネクタ部と隣り合う位置に設けることができる。
充電装置は、第1コネクタ部および第2コネクタ部をバッテリユニットに連結する連結部材を有していてもよい。この連結部材は、第1コネクタ部およびバッテリケースを貫通するとともに、第1コネクタ部及び第2コネクタ部と係合する。
バッテリユニットには、バッテリケースの第1表面に露出する第1接点部材と、第1表面とは反対側の第2表面に露出する第2接点部材とを設けることができる。連結部材は、第2コネクタ部と係合しているとき、第1接点部材と接触させることができる。また、第2コネクタ部は、バッテリケースの第2表面上に配置される。そして、第2コネクタ部には、第2接点部材と接触する接点ピンを設けることができる。
本願第2の発明は、放電回路を備えたケーブルユニットを介して電子機器と接続され、電子機器に電力を供給するためのバッテリユニットである。このバッテリユニットは、全固体電池と、バッテリケースと、第1接点部材と、第2接点部材とを有する。バッテリケースは、全固体電池を収容し、ケーブルユニットをバッテリユニットに接続するための連結部材が貫通する貫通孔を備えている。第1接点部材は、バッテリケースの第1表面に露出している。第2接点部材は、第1表面とは反対側の第2表面に露出しており、第2表面上に配置されるケーブルユニットと電気的に接続される。第1接点部材は、連結部材を介してケーブルユニットと電気的に接続される。
本願第3の発明は、全固体電池を備えたバッテリユニットからの電力を電子機器に供給するためのケーブルユニットである。このケーブルユニットは、ケーブル本体と、第1コネクタ部と、第2コネクタ部とを有する。第1コネクタ部は、ケーブル本体の一端に設けられており、電子機器と着脱可能に接続される。第2コネクタ部は、ケーブル本体の他端に設けられており、バッテリユニットと着脱可能に接続される。第2コネクタ部は、バッテリユニットの放電を制御する放電回路と、バッテリユニットを貫通した連結部材と係合する係合部とを有する。
第1実施形態である充電装置の外観図である。 第1実施形態であるバッテリユニットの分解図である。 第1実施形態であるバッテリユニットの正面図である。 第1実施形態であるバッテリユニットの背面図である。 第1実施形態であるケーブルユニットの分解図である。 第1実施形態であるケーブルユニットの第2コネクタ部の外観図である。 第1実施形態である第2コネクタ部の内部構造を示す図である。 第1実施形態である連結部材の外観図である。 第1実施形態において、第2コネクタ部をバッテリユニットに固定した状態を示す図である。 第1実施形態において、ケーブルユニットの第1コネクタ部をバッテリユニットに固定した状態を示す図である。 変形例において、バッテリユニットおよびコネクタ部の構造を示す図である。 第2実施形態であるバッテリユニットの分解図である。 第2実施形態であるバッテリユニットの正面図である。 第2実施形態であるバッテリユニットの背面図である。 第2実施形態であるケーブルユニットの分解図である。 第2実施形態において、第1コネクタ部および第2コネクタ部をバッテリユニットに固定した状態を示す図である。 第2実施形態において、第1コネクタ部および第2コネクタ部をバッテリユニットに固定した状態を示す図である。 第2実施形態において、連結部材、第1コネクタ部、第2コネクタ部およびバッテリユニットの断面図である。 第2実施形態において、第1コネクタ部をバッテリユニットから取り外した状態を示す図である。 第2実施形態において、連結部材、第2コネクタ部およびバッテリユニットの断面図である。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態である充電装置について説明する。図1に示す充電装置1は、スマートフォンなどの電子機器(不図示)に内蔵されたバッテリを充電するために用いられる。充電装置1は、バッテリユニット2と、ケーブルユニット3と、連結部材4とを有する。
バッテリユニット2およびケーブルユニット3は分離可能であり、連結部材4を用いることにより、ケーブルユニット3をバッテリユニット2に連結することができる。また、ケーブルユニット3は、電子機器(不図示)に接続することができる。ケーブルユニット3をバッテリユニット2および電子機器に接続することにより、バッテリユニット2から電子機器に電力を供給して電子機器内のバッテリを充電することができる。
まず、バッテリユニット2の構造について、図2〜図4を用いて説明する。
バッテリユニット2は、バッテリモジュール21と、バッテリモジュール21を収容するバッテリケース23とを有する。バッテリモジュール21は、板状に形成された、少なくとも1つの全固体電池によって構成されている。複数の全固体電池を用いるときには、これらの全固体電池を重ねて電気的に並列あるいは直列に接続することにより、バッテリモジュール21を構成することができる。
複数の全固体電池を電気的に並列に接続することにより、バッテリモジュール21の満充電容量を増やすことができる。また、全固体電池の大きさを変更することにより、バッテリモジュール21の満充電容量を増やすことができる。バッテリモジュール21の満充電容量が異なる複数種類のバッテリユニット2を製造することができる。一方、複数の全固体電池を電気的に直列に接続することにより、バッテリモジュール21の出力を増やすことができる。
全固体電池とは、固体電解質を有する二次電池である。全固体電池としては、薄膜型全固体電池やバルク型全固体電池がある。薄膜型全固体電池では、気相法等によって、正極、負極および固体電解質のそれぞれを構成する薄膜が形成され、これらの薄膜が積層されている。バルク型全固体電池では、正極、負極および固体電解質のそれぞれが微粒子の層によって構成されており、これらの層が積層されている。本実施形態では、公知の構造や公知の材料を有する全固定電池を用いて、バッテリモジュール21を構成することができる。
バッテリモジュール21は、負極端子21aおよび正極端子21bを有しており、負極端子21aおよび正極端子21bを除いたバッテリモジュール21の外面は、絶縁層によって覆われている。
バッテリケース23は、バッテリモジュール21の外面に沿って形成されており、バッテリケース23の材料としては、例えば、皮や樹脂を用いることができる。バッテリケース23は、ケース本体231および蓋232を有する。蓋232は、ケース本体231の上面に形成された開口部231aを塞ぐとともに、ケース本体231に固定されている。蓋232がケース本体231に固定されることにより、バッテリケース23の内部は密閉状態となる。
第1接点部材24は、リング状に形成されている。第1接点部材24の外周面は、第1接点ケーシング25に形成された円形の開口部25aに固定されている。また、第1接点部材24は、配線(不図示)を介して、バッテリモジュール21の負極端子21aと電気的に接続されている。第1接点ケーシング25は、樹脂などの絶縁材料で形成されている。
第1接点部材24および第1接点ケーシング25は、バッテリケース23の内部に収容されている。第1接点ケーシング25は、バッテリケース23の内部において、第1接点部材24を位置決めするために用いられる。第1接点ケーシング25の開口部25aは、ケース本体231に形成された円形の開口部231bと重なる位置にある。開口部231bの径は、第1接点部材24の外径以上であり、バッテリケース23の外部(すなわち、図2の矢印D1の方向)から開口部231bを見ると、図3に示すように、開口部231bの内側に第1接点部材24が位置している。すなわち、第1接点部材24は、開口部231bを介して、バッテリケース23の外面に露出している。
第2接点部材26は、第2接点ケーシング27に固定されているとともに、配線(不図示)を介して、バッテリモジュール21の正極端子21bと電気的に接続されている。第2接点ケーシング27は、樹脂などの絶縁材料で形成されており、第1接点ケーシング25に対して重ねられる。第2接点部材26および第2接点ケーシング27は、バッテリケース23の内部に収容されている。第2接点ケーシング27は、バッテリケース23の内部において、第2接点部材26を位置決めするために用いられる。第2接点ケーシング27は、円形の開口部27aを有する。開口部27aの径は、第1接点部材24の内径以下である。
蓋232は、矩形の第1開口部232aと、円形の第2開口部232bとを有する。第2接点部材26は、第1開口部232aを貫通しており、図4に示すように、蓋232の外面に露出している。図4は、図2に示す矢印D2の方向からバッテリユニット2を見たときの図である。
第2開口部232bは、第2接点ケーシング27の開口部27aと重なっており、第2開口部232bの径は、開口部27aの径と略等しい。バッテリケース23の外部から蓋232を見たとき、第1接点部材24は、第2接点ケーシング27および蓋232によって覆われており、第2開口部232bの内側に突出していない(図4参照)。
本実施形態によれば、第1接点部材24は、バッテリユニット2の第1表面において露出しているだけであり、第2接点部材26は、バッテリユニット2の第2表面において露出しているだけである(図3,4参照)。ここで、第1表面および第2表面とは、バッテリモジュール21の厚さ方向(図2の上下方向)におけるバッテリユニット2の両端面である。
第1接点部材24および第2接点部材26を、バッテリユニット2の2つの表面で露出させることにより、バッテリモジュール21の短絡を抑制することができる。第1接点部材24および第2接点部材26を、バッテリユニット2の同一表面で露出させてしまうと、バッテリユニット2の外部に導電部材が配置されたときに、この導電部材が第1接点部材24および第2接点部材26と接触して、バッテリモジュール21を短絡させてしまうおそれがある。本実施形態によれば、このようなバッテリモジュール21の短絡を抑制することができる。
次に、ケーブルユニット3の構造について、図5を用いて説明する。
ケーブルユニット3は、第1コネクタ部31と、第2コネクタ部32と、ケーブル本体33とを有する。第1コネクタ部31は、ケーブル本体33の一端に設けられており、電子機器(不図示)に接続される。第2コネクタ部32は、ケーブル本体33の他端に設けられており、バッテリユニット2に連結される。なお、図5では、ケーブル本体33の一部を切断して示している。
第1コネクタ部31は、コネクタ311と、第1コネクタケーシング312と、第2コネクタケーシング313と、コネクタカバー314とを有する。コネクタ311の先端部は、第1コネクタケーシング312から突出している。コネクタ311の基端部は、第1コネクタケーシング312および第2コネクタケーシング313に収容されている。
第1コネクタケーシング312は、第2コネクタケーシング313に固定され、第2コネクタケーシング313は、ケーブル本体33の一端に固定されている。コネクタカバー314は、コネクタ311の先端部に着脱可能に取り付けられる。コネクタカバー314をコネクタ311の先端部に装着したとき、コネクタカバー314は、コネクタ311の先端部を覆うことにより、コネクタ311を保護する。
コネクタ311の基端部には、負極ケーブル331および正極ケーブル332が接続されている。負極ケーブル331および正極ケーブル332は、第2コネクタケーシング313を貫通して、ケーブル本体33の内部に延びている。負極ケーブル331および正極ケーブル332は、ケーブル本体33の一端から他端まで延びており、ケーブル本体33の両端から突出している。
ケーブル本体33は、折り曲げることができる材料によって形成されており、ケーブル本体33の変形に応じて、負極ケーブル331および正極ケーブル332も変形する。ケーブル本体33の他端から突出した負極ケーブル331および正極ケーブル332は、第2コネクタ部32に接続されている。ケーブル本体33の一端側には、開口部333が形成されている。開口部333は、負極ケーブル331および正極ケーブル332の間に形成されている。
第2コネクタ部32は、回路基板321と、固定基板322と、コネクタケーシング323と、化粧カバー324とを有する。回路基板321は、負極ケーブル331および正極ケーブル332と接続されている。回路基板321には、バッテリモジュール21の放電を制御するための放電回路が実装されている。この放電回路は、負極ケーブル331および正極ケーブル332と電気的に接続されている。この放電回路には、例えば、バッテリモジュール21の電圧を昇圧するための昇圧回路や、バッテリモジュール21の放電を遮断するための遮断回路が含まれる。
回路基板321に実装された放電回路は、配線を介して固定基板322と電気的に接続されている。なお、回路基板321および固定基板322は、一体的に形成することもできる。固定基板322は、開口部322aを有している。固定基板322には、第3接点スリーブ327aおよび第4接点スリーブ328aが固定されており、第3接点スリーブ327aおよび第4接点スリーブ328aは、円筒状に形成されている。
第3接点スリーブ327aの内側には、第3接点部材327bおよびスプリング327cが配置されている。スプリング327cの一端は、固定基板322に固定されており、スプリング327cの他端は、第3接点部材327bに固定されている。これにより、スプリング327cは、固定基板322から離れる方向に第3接点部材327bを付勢する。第3接点部材327bは、第3接点スリーブ327aやスプリング327cを介して、固定基板322に実装された配線と接続されている。これにより、第3接点部材327bは、固定基板322を介して、回路基板321の放電回路と電気的に接続される。
第4接点スリーブ328aの内側には、第4接点部材328bおよびスプリング328cが配置されている。スプリング328cの一端は、固定基板322に固定されており、スプリング328cの他端は、第4接点部材328bに固定されている。これにより、スプリング328cは、固定基板322から離れる方向に第4接点部材328bを付勢する。第4接点部材328bは、第4接点スリーブ328aやスプリング328cを介して、固定基板322に実装された配線と接続されている。これにより、第4接点部材328bは、固定基板322を介して、回路基板321の放電回路と電気的に接続される。
回路基板321、固定基板322、第3接点スリーブ327aおよび第4接点スリーブ328a等は、コネクタケーシング323に収容されている。コネクタケーシング323は、樹脂などの絶縁材料で形成することができる。コネクタケーシング323の外面は、化粧カバー324によって覆われている。コネクタケーシング323は、ケーシング本体325および蓋326を有する。蓋326は、ケーシング本体325の上面に形成された開口部325aを覆っており、ケーシング本体325に固定されている。
ケーシング本体325の内部には、円筒状に形成されたガイド部325bが設けられている。ガイド部325bは、第3接点スリーブ327aおよび第4接点スリーブ328aの間に配置されている。図6に示すように、ケーシング本体325には、ガイド部325bの内側と連通する開口部325cが形成されている。図6は、図5に示す矢印D3の方向から第2コネクタ部32を見たときの図である。
ケーシング本体325の内部には、一対の棒バネ329が設けられており、各棒バネ329の一部は、ガイド部325bの内側に突出している。ケーシング本体325には、図6および図7に示すように、開口部325d,325eが形成されている。開口部325dは、第3接点スリーブ327aの内側と連通している。開口部325eは、第4接点スリーブ328aの内側と連通している。第3接点部材327bおよび第4接点部材328bの先端は、開口部325d,325eを通過して、ケーシング本体325の外側に突出している。
次に、連結部材4について、図8を用いて説明する。
連結部材4は、ノブ41および留め金具42を有する。ノブ41は、樹脂などの絶縁材料によって形成されており、操作部41a、軸部41bおよび支持部41cを有する。操作部41aは、使用者によって保持される部分である。支持部41cは、留め金具42を支持する。軸部41bは、円柱状に形成されている。軸部41bの一端は、操作部41aに固定されており、軸部41bの他端は、支持部41cに固定されている。
留め金具42は、フランジ部42a、円柱部42bおよびピン42cを有する。フランジ部42aは、円板状に形成されており、ノブ41の支持部41cに固定されている。円柱部42bは、フランジ部42aから突出しており、円柱部42bの先端面からピン42cが突出している。ピン42cは、円柱部42bの先端面の中心に設けられており、ピン42cの先端は、球状に形成されている。
次に、ケーブルユニット3をバッテリユニット2に連結させるときの操作について説明する。
連結部材4の留め金具42は、バッテリユニット2の開口部231bから挿入される。開口部231bの径は、留め金具42のフランジ部42aの径よりも大きいため、開口部231bの内側にフランジ部42aが挿入される。円柱部42bの径は、第1接点部材24の内径よりも小さいため、円柱部42bは、第1接点部材24の内側に挿入される。ここで、フランジ部42aの径は、第1接点部材24の内径よりも大きいため、フランジ部42aは、第1接点部材24の内側に挿入されずに、第1接点部材24に接触する。
円柱部42bの径は、第2接点ケーシング27の開口部27aの径や、蓋232の第2開口部232bの径よりも小さい。このため、円柱部42bは、第1接点部材24を貫通するとともに、開口部27aおよび第2開口部232bを貫通する。円柱部42bの先端面にはピン42cが設けられているため、ピン42cは、バッテリユニット2の外部に突出する。
ケーブルユニット3の第2コネクタ部32は、バッテリユニット2の蓋232に沿って配置される。このとき、バッテリユニット2の外部に突出したピン42cは、ケーシング本体325の開口部325cを貫通して、ガイド部325bの内側に挿入される。ガイド部325bの内側には、一対の棒バネ329の一部が突出しているため、ピン42cが一対の棒バネ329と係合する。これにより、ピン42cがガイド部325bから抜けてしまうことを防止でき、ケーブルユニット3の第2コネクタ部32をバッテリユニット2に連結したままとすることができる(図9参照)。
本実施形態では、ガイド部325bに挿入されたピン42cが固定基板322に接触することを防止するために、固定基板322には、開口部322aが形成されている。なお、固定基板322が、ガイド部325bに挿入されたピン42cから離れていれば、固定基板322に開口部322aを形成しなくてもよい。
ピン42cが一対の棒バネ329と係合しているとき、第3接点部材327bの先端がバッテリユニット2の第2接点部材26に接触する。ここで、第3接点部材327bが正極ケーブル332と電気的に接続されているとともに、第2接点部材26がバッテリモジュール21の正極端子21bと電気的に接続されている。このため、正極ケーブル332は、バッテリモジュール21の正極端子21bと電気的に接続される。
また、ピン42cが一対の棒バネ329と係合しているとき、第4接点部材328bの先端が円柱部42bの先端面に接触する。留め金具42のフランジ部42aは、第1接点部材24と接触しているため、第1接点部材24は、留め金具42および第4接点部材328bを介して、負極ケーブル331と電気的に接続される。また、第1接点部材24は、バッテリモジュール21の負極端子21aと電気的に接続されている。このため、負極ケーブル331は、バッテリモジュール21の負極端子21aと電気的に接続される。
上述したように、ケーブルユニット3の第2コネクタ部32をバッテリユニット2に連結するとともに、ケーブルユニット3のコネクタ311を電子機器(不図示)に接続すれば、ケーブルユニット3を介して、バッテリユニット2および電子機器を電気的に接続することができる。これにより、バッテリモジュール21の電力を電子機器に供給して、電子機器に内蔵されたバッテリを充電することができる。
本実施形態では、ケーブルユニット3の第1コネクタ部31をバッテリユニット2に固定することができる。この点について、以下に説明する。
連結部材4を用いて、ケーブルユニット3の第2コネクタ部32をバッテリユニット2に連結したとき、充電装置1は、図1に示す状態となる。図1に示す状態では、第1コネクタ部31が移動可能である。ここで、ケーブル本体33の開口部333は、ノブ41の操作部41aの外形に沿った形状に形成されている。このため、ノブ41の操作部41aをケーブル本体33の開口部333に挿入することができる。
ノブ41の軸部41bは、ケーブル本体33の厚さよりも長いため、操作部41aは、開口部333を貫通する。操作部41aが開口部333を貫通した状態において、連結部材4を回転させると、充電装置1は、図10に示す状態となる。ここで、連結部材4を回転させたとき、円柱部42bの先端面は、この先端面の中心を回転中心として回転するだけである。このため、円柱部42bの先端面を第4接点部材328bに接触させたままとすることができる。
図10に示すように、連結部材4を回転させて、操作部41aをケーブル本体33の表面に接触させることにより、操作部41aが開口部333から抜けてしまうことを防止できる。これにより、ケーブルユニット3の第1コネクタ部31をバッテリユニット2に固定することができる。上述したように、ケーブルユニット3の第1コネクタ部31および第2コネクタ部32をバッテリユニット2に固定しておくことにより、充電装置1を持ち歩きやすくすることができる。
本実施形態では、第1接点部材24をバッテリモジュール21の負極端子21aと電気的に接続し、第2接点部材26をバッテリモジュール21の正極端子21bと電気的に接続しているが、これに限るものではない。具体的には、第1接点部材24を正極端子21bと電気的に接続し、第2接点部材26を負極端子21aと電気的に接続することもできる。この場合には、負極ケーブル331を第2接点部材26と電気的に接続し、正極ケーブル332を第1接点部材24と電気的に接続すればよい。
一方、連結部材4におけるフランジ部42aおよび円柱部42bの形状(外形)としては、円形以外の他の形状(例えば、多角形)とすることができる。ケーブルユニット3の第2コネクタ部32をバッテリユニット2と電気的に接続するためには、フランジ部42aが第1接点部材24と接触し、円柱部42bが第4接点部材328bと接触していればよい。
本実施形態では、連結部材4のピン42cを一対の棒バネ329に係合させているが、これに限るものではない。すなわち、ピン42cと係合する部分(係合部という)は、ピン42cと係合したり、ピン42cとの係合を解除したりすることができればよく、いかなる構造であってもよい。具体的には、ピン42cによって押し込まれたときに係合部が広がり、ピン42cが通過したときに係合部が元の状態に戻ることができればよい。
本実施形態では、連結部材4を回転させることにより、ノブ41の操作部41aをケーブル本体33の開口部333に挿入しているが、これに限るものではない。具体的には、操作部41aを弾性変形させて開口部333に挿入させることができる。操作部41aは、開口部333を通過した後、元の状態に戻るため、操作部41aをケーブル本体33に接触させて、操作部41aが開口部333から抜けてしまうことを抑制できる。これにより、本実施形態と同様に、ケーブルユニット3の第1コネクタ部31をバッテリユニット2に固定することができる。
以下、本実施形態の変形例について説明する。
(変形例1)
本実施形態では、連結部材4を用いて、ケーブルユニット3の第2コネクタ部32をバッテリユニット2に連結しているが、これに限るものではない。すなわち、連結部材4を省略し、第2コネクタ部32をバッテリユニット2に対して直接連結することもできる。この具体的な構造について以下に説明する。
第1接点部材24および第2接点部材26は、バッテリケース23の同一面内に設けることができる。また、第1接点部材24および第2接点部材26が設けられたバッテリケース23の外面には、第2コネクタ部32のガイド部325bに挿入され、棒バネ329と係合するピンを設けることができる。このピンを棒バネ329と係合させることにより、第2コネクタ部32をバッテリユニット2に連結することができる。そして、第2コネクタ部32に設けられた第3接点部材327bおよび第4接点部材328bを、第2接点部材26および第1接点部材24にそれぞれ接触させることができる。
一方、ピンを棒バネ329に係合させなくても、第2コネクタ部32をバッテリユニット2に連結することができる。この構造について、図11を用いて説明する。
図11において、バッテリユニット2の表面(同一面内)には、第1接点部材24および第2接点部材26が設けられている。上述した第2コネクタ部32に相当するコネクタ部34は、バッテリユニット2の一部が挿入される凹部34aを有する。凹部34aには、第2接点部材26と接触する第3接点部材34bと、第1接点部材24と接触する第4接点部材34cが設けられている。
バッテリユニット2に対してコネクタ部34を矢印D4の方向に移動させることにより、バッテリユニット2の一部をコネクタ部34の凹部34aに挿入することができる。ここで、バッテリユニット2の外面および凹部34aに、互いに係合する係合部を設けることにより、コネクタ部34をバッテリユニット2に連結することができる。バッテリユニット2および凹部34aのそれぞれに形成される係合部は、凹凸面によって構成することができる。
バッテリユニット2および凹部34aに形成された係合部を互いに係合させることにより、コネクタ部34が矢印D5の方向に移動して、バッテリユニット2から外れてしまうことを防止できる。すなわち、バッテリユニット2および凹部34aに形成された係合部によって、コネクタ部34を、バッテリユニット2に対して矢印D4の方向にのみ移動させることができる。
上述したコネクタ部34は、本実施形態と同様に、ケーブル本体33の他端に設けることができる。一方、ケーブル本体33を省略し、コネクタ311をコネクタ部34に設けることもできる。
(変形例2)
本実施形態において、ケーブルユニット3は、バッテリユニット2および電子機器に接続され、バッテリユニット2の電力を電子機器に供給するために用いられている。ここで、バッテリユニット2への電力供給以外の機能を有するケーブルユニット3を用意しておくこともできる。
具体的には、本実施形態で説明した放電回路以外の電気部品をケーブルユニット3に設けることができる。電気部品は、第1コネクタ部31および第2コネクタ部32のうちの少なくとも一方に設けることができる。電気部品としては、例えば、LEDなどの発光素子や、GPS(Global Positioning System)で用いられる受信機や、Bluetooth(登録商標)などの無線通信規格で用いられる無線通信機がある。
電気部品の電源としては、ケーブルユニット3の第1コネクタ部31と接続される電子機器内のバッテリを用いたり、ケーブルユニット3の第2コネクタ部32と接続されるバッテリユニット2を用いたりすることができる。
電気部品を第1コネクタ部31に設ける場合、第2コネクタ部32をバッテリユニット2に連結して、バッテリユニット2からの電力を電気部品に供給することができる。ここで、第1コネクタ部31には、電子機器と接続されるコネクタ311を設けなくてもよい。この場合には、ケーブルユニット3は、電気部品を備え、バッテリユニット2に連結されるストラップとして用いることができる。
電気部品を第1コネクタ部31に設ける場合、第1コネクタ部31を電子機器に接続して、電子機器内のバッテリからの電力を電気部品に供給することができる。この場合には、第2コネクタ部32をバッテリユニット2と電気的に接続しなくてもよい。すなわち、第2コネクタ部32は、連結部材4を用いて、バッテリユニット2と機械的に接続されるだけでもよい。この場合には、第2コネクタ部32を第1コネクタ部31と電気的に接続する必要が無いため、負極ケーブル331および正極ケーブル332を省略することができる。
電気部品を第2コネクタ部32に設ける場合、第2コネクタ部32をバッテリユニット2に接続して、バッテリユニット2からの電力を電気部品に供給することができる。ここで、第1コネクタ部31には、電子機器と接続されるコネクタ311を設けなくてもよい。この場合には、ケーブルユニット3は、電気部品を備え、バッテリユニット2に連結されるストラップとして用いることができる。また、第1コネクタ部31および第2コネクタ部32を電気的に接続する必要が無いため、負極ケーブル331および正極ケーブル332を省略することができる。
電気部品を第2コネクタ部32に設ける場合、第1コネクタ部31を電子機器に接続して、電子機器内のバッテリからの電力を電気部品に供給することができる。この場合には、第2コネクタ部32をバッテリユニット2と電気的に接続しなくてもよい。すなわち、第2コネクタ部32は、連結部材4を用いて、バッテリユニット2と機械的に接続されるだけでもよい。
(変形例3)
本実施形態では、ケーブルユニット3をバッテリユニット2に連結したり、ケーブルユニット3をバッテリユニット2から切り離したりすることができる。本変形例では、ケーブルユニット3およびバッテリユニット2を一体的に構成することができる。具体的には、第2コネクタ部32を省略し、ケーブル本体33の他端から突出した負極ケーブル331および正極ケーブル332を、バッテリモジュール21の負極端子21aおよび正極端子21bと電気的に接続することができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態である充電装置について説明する。本実施形態において、第1実施形態で説明した部材と同等の機能を有する部材については、同一の符号を用いる。以下、第1実施形態と異なる点について、主に説明する。
まず、バッテリユニット2の構造について、図12を用いて説明する。
バッテリユニット2は、バッテリモジュール21およびバッテリケース23を有する。バッテリケース23は、第1ケース233および第2ケース234を有し、第1ケース233および第2ケース234は、バッテリモジュール21の全面を覆う。第1ケース233の外縁に形成されたフランジ部233aは、第2ケース234の外縁に形成されたフランジ部234aと重ねられて互いに固定される。例えば、接着剤を用いて、フランジ部233a,234aを固定することができる。
第1接点部材24は、バッテリモジュール21の負極端子21aに固定されており、負極端子21aと電気的に接続されている。第1接点部材24は、リング状に形成されており、負極端子21aには、第1接点部材24の内側に形成された開口部と重なる開口部(不図示)が形成されている。第2接点部材26は、バッテリモジュール21の正極端子21bに固定されており、正極端子21bと電気的に接続されている。
負極端子21aおよび正極端子21bの上方には、絶縁材料で形成された接点ケーシング25が配置されている。接点ケーシング25には、接点ケーシング25を貫通する開口部25aが形成されており、開口部25aの内側には、第1接点部材24が配置される。第2ケース234において、開口部25aと重なる位置には、第2ケース234を貫通する開口部234bが形成されている。
負極端子21aおよび正極端子21bと、第1ケース233との間には、絶縁材料で形成された絶縁プレート28が配置されている。絶縁プレート28は、第1開口部28aおよび第2開口部28bを有する。
第1開口部28aは、第1ケース233に形成された第1開口部233bと重なっている。バッテリモジュール21の第2接点部材26は、第1開口部28aおよび第1開口部233bを貫通しており、第1ケース233の外面に露出している。第2開口部28bは、負極端子21aの開口部(不図示)と重なっているとともに、第1ケース233に形成された第2開口部233cと重なっている。
図13は、図12に示す矢印D6の方向からバッテリユニット2を見たときの図であり、図14は、図12に示す矢印D7の方向からバッテリユニット2を見たときの図である。図13に示すように、開口部234bの内側には、第1接点部材24が露出している。一方、図14に示すように、第1ケース233の外面では、第1開口部233bから第2接点部材26が露出している。ここで、第2開口部233cの内側には、第1接点部材24が露出していない。
次に、ケーブルユニット3の構造について、図15を用いて説明する。
ケーブルユニット3は、ケーブル本体33と、ケーブル本体33の一端に設けられた第1コネクタ部31と、ケーブル本体33の他端に設けられた第2コネクタ部32とを有する。ケーブル本体33は、2つの分割体33A,33Bと、負極ケーブル331と、正極ケーブル332とを有する。負極ケーブル331および正極ケーブル332は、2つの分割体33A,33Bの間に配置される。
第1コネクタ部31は、コネクタ311を有しており、コネクタ311は、第1コネクタケーシング315に固定されている。負極ケーブル331の一端および正極ケーブル332の一端は、コネクタ311に接続されている。
第1コネクタケーシング315は、第2コネクタケーシング316に収容されている。また、ケーブル本体33の一端部も第2コネクタケーシング316に収容されている。第2コネクタケーシング316は、2つのサブケーシング316A,316Bによって構成されている。
サブケーシング316Aには、円筒状に形成されたガイド部316aが設けられており、ガイド部316aの内周面には、ネジ溝が形成されている。ガイド部316aの内側に形成された穴部は、サブケーシング316Aの外面まで形成されている。ここで、第1コネクタケーシング315は、ガイド部316aと干渉しない位置、具体的には、ガイド部316aに対して図15の左側の位置に配置されている。
また、サブケーシング316Aにはピン316bが形成されている。ピン316bは、分割体33Bの一端に形成された開口部33a2と、分割体33Aの一端に形成された開口部33a1とを貫通する。これにより、ケーブル本体33の一端部を第2コネクタケーシング316に固定することができる。ここで、各開口部33a1,33a2の両側に、負極ケーブル331および正極ケーブル332が配置される。
サブケーシング316Bの外面(上面)には、凹部316cが形成されており、凹部316cの底面には、サブケーシング316Bを貫通する開口部316dが形成されている。開口部316dは、サブケーシング316Aのガイド部316aの内側に形成された穴部と重なっている。
コネクタカバー314は、第2コネクタケーシング316に対して着脱可能に装着される。具体的には、第2コネクタケーシング316には凸部316eが形成されており、凸部316eに対してコネクタカバー314が装着される。凸部316eの半分は、サブケーシング316Aに形成されており、凸部316eの残りの半分(不図示)は、サブケーシング316Bに形成されている。凸部316eの内側には、第1コネクタケーシング315が配置されており、コネクタ311は、第2コネクタケーシング316から突出している。コネクタカバー314を第2コネクタケーシング316に装着することにより、コネクタカバー314はコネクタ311を覆うことができる。
連結部材5は、頭部5aと、頭部5aから突出する第1軸部5bと、第1軸部5bから突出する第2軸部5cと、第2軸部5cから突出する第3軸部5dとを有する。頭部5aの外面(上面)には、溝5eが形成されている。本実施形態では、頭部5aが円形に形成されているが、他の形状に形成されていてもよい。頭部5aに治具(不図示)を挿入することにより、頭部5a(すなわち、連結部材5)を回転させることができる。
第1軸部5bの外周面および第3軸部5dの外周面には、ネジ溝が形成されている。第2軸部5cの径は、第1軸部5bの径よりも小さいとともに、第3軸部5dの径よりも小さい。また、第3軸部5dの径は、第1軸部5bの径よりも小さい。なお、第3軸部5dの径は、第1軸部5bの径と等しくしてもよい。第2軸部5cの外周面には、絶縁材料で形成された絶縁リング5fが固定される。
連結部材5は、第2コネクタケーシング316の凹部316cおよび開口部316dに挿入される。ここで、凹部316cは、頭部5aが収まるサイズに形成されている。開口部316dの径は、頭部5aの径よりも小さくなっており、開口部316dには、第1軸部5b、第2軸部5cおよび第3軸部5dが挿入される。頭部5aを凹部316cの底面に接触させたとき、第2軸部5cおよび第3軸部5dは、ガイド部316aを貫通して、サブケーシング316Aの外面から突出する。
第2コネクタ部32は、コネクタケーシング323を有しており、コネクタケーシング323は、サブケーシング323A,323Bによって構成されている。サブケーシング323Aは、開口部323aおよびピン323bを有しており、サブケーシング323Aの外面は化粧カバー324によって覆われている。開口部323aは、サブケーシング323Aを貫通している。サブケーシング323Bは、第1開口部323cと、第2開口部323dと、スペーサ部323eとを有する。第1開口部323cおよび第2開口部323dは、サブケーシング323Bを貫通している。スペーサ部323eは、サブケーシング323Bの外面(上面)から突出している。
コネクタケーシング323の内部には、固定基板322が配置されている。固定基板322には、第1実施形態と同様に、バッテリモジュール21の放電を制御するための放電回路が実装されている。ここで、固定基板322は、サブケーシング323Aのピン323bと干渉しない位置に配置される。固定基板322には、負極ケーブル331の他端および正極ケーブル332の他端が固定されている。
固定基板322は、円筒状に形成されたガイド部322bを有しており、ガイド部322bの内周面にはネジ溝が形成されている。ガイド部322bは、負極ケーブル331と電気的に接続されている。ガイド部322bの内側に形成された穴部は、固定基板322を貫通している。ガイド部322bの内側に形成された穴部の上端は、サブケーシング323Bの第1開口部323cと重なっており、この穴部の下端は、サブケーシング323Aの開口部323aと重なっている。
固定基板322は、接点ピン322cを有しており、接点ピン322cは、正極ケーブル332と電気的に接続されている。接点ピン322cの外周面(先端部を除く)は、絶縁材料で形成された絶縁層によって覆われている。接点ピン322cは、サブケーシング323Bの第2開口部323dに挿入される。これにより、固定基板322をサブケーシング323Bに対して位置決めすることができる。
ケーブル本体33の他端部は、コネクタケーシング323に収容されている。ケーブル本体33の分割体33Aの他端には、開口部33b1が形成されており、分割体33Bの他端には、開口部33b2が形成されている。サブケーシング323Aのピン323bは、分割体33A,33Bの開口部33b1,33b2を貫通する。これにより、ケーブル本体33の他端部をコネクタケーシング323に固定することができる。
図16および図17に示すように、連結部材5を用いることにより、第1コネクタ部31および第2コネクタ部32をバッテリユニット2に固定することができる。図16は、主に、第1コネクタ部31がバッテリユニット2に固定された状態を示す図である。図17は、主に、第2コネクタ部32がバッテリユニット2に固定された状態を示す図である。
第1コネクタ部31および第2コネクタ部32をバッテリユニット2に固定したとき、第1コネクタ部31の一部および第2コネクタ部32の一部は、バッテリユニット2から外れた位置に配置される。そして、バッテリユニット2の外部において、第1コネクタ部31および第2コネクタ部32の間には、コネクタケーシング323のスペーサ部323eが配置される。
このようにスペーサ部323eを配置することにより、第1コネクタ部31および第2コネクタ部32の間隔を所定間隔に維持することができる。これにより、第1コネクタ部31がバッテリユニット2に対して傾いたり、第2コネクタ部32がバッテリユニット2に対して傾いたりすることを抑制できる。なお、スペーサ部323eの先端は、第2コネクタケーシング316(具体的には、サブケーシング316A)の外面に接触していてもよいし、第2コネクタケーシング316(具体的には、サブケーシング316A)の外面から離れていてもよい。
図18は、図16に示すA−A断面図である。図18に示すように、連結部材5の頭部5aが凹部316cに接触しているとき、第1軸部5bは、ガイド部316aの内側に位置しており、第1軸部5bの外周面に形成されたネジ溝は、ガイド部316aの内周面に形成されたネジ溝と係合する。ここで、第1軸部5bの下端面は、第1接点部材24から離れており、第1軸部5bおよび第1接点部材24は、非導通状態となっている。
第2軸部5cは、接点ケーシング25の開口部25aの内側に位置しているとともに、第1接点部材24の開口部の内側に位置している。ここで、第2軸部5cの外周面には、絶縁リング5fが配置されているため、第2軸部5cおよび第1接点部材24は、非導通状態となっている。このように、第1軸部5bおよび第2軸部5cが、第1接点部材24に対して非導通状態となっているため、連結部材5および第1接点部材24は、非導通状態となる。
連結部材5の第3軸部5dは、固定基板322のガイド部322bの内側に位置しており、第3軸部5dの外周面に形成されたネジ溝は、ガイド部322bの内周面に形成されたネジ溝と係合している。上述したように、連結部材5の第1軸部5bがガイド部316aと係合するとともに、第3軸部5dがガイド部322bと係合することにより、連結部材5を介して、第1コネクタ部31および第2コネクタ部32をバッテリユニット2に固定することができる。
第3軸部5dがガイド部322bと係合することにより、第3軸部5d(すなわち、連結部材5)は、固定基板322に固定された負極ケーブル331と電気的に接続される。ただし、上述したように、連結部材5および第1接点部材24は、非導通状態となっているため、第1接点部材24は、負極ケーブル331と電気的に接続されていない。
第2コネクタ部32をバッテリユニット2に固定したとき、第1ケース233の外面に露出している第2接点部材26は、コネクタケーシング323(サブケーシング323B)の外面に露出している接点ピン322cと接触する。これにより、第2接点部材26および固定基板322は導通状態となり、第2接点部材26は、固定基板322に固定された正極ケーブル332と電気的に接続される。ここで、上述したように、第1接点部材24および負極ケーブル331は、電気的に接続されていないため、バッテリユニット2は、ケーブルユニット3および連結部材5を介して短絡することはない。
図16〜図18に示す状態において、治具(不図示)を用いて連結部材5を回転させることにより、第1コネクタ部31、バッテリユニット2および第2コネクタ部32から連結部材5を取り外すことができる。すなわち、連結部材5を回転させることにより、第1軸部5bおよびガイド部316aの係合を解除することができるとともに、第3軸部5dおよびガイド部322bの係合を解除することができる。連結部材5を取り外せば、第1コネクタ部31および第2コネクタ部32は、バッテリユニット2から外れることになる。
上述したように連結部材5を取り外した後、連結部材5を用いて、第2コネクタ部32だけをバッテリユニット2に固定することができる。図19は、第2コネクタ部32だけをバッテリユニット2に固定した状態を示す図である。図19に示すように、第1コネクタ部31をバッテリユニット2から外すことにより、第1実施形態と同様に、第1コネクタ部31のコネクタ311を電子機器(不図示)に接続することができる。
図20は、図19に示すB−B断面図である。図20に示すように、第1コネクタ部31をバッテリユニット2から外すことにより、連結部材5の第1軸部5bの下端面を第1接点部材24に接触させることができる。これにより、連結部材5および第1接点部材24は、導通状態となる。
また、連結部材5の第3軸部5dは、ガイド部322bと係合しており、固定基板322に固定された負極ケーブル331と電気的に接続される。これにより、負極ケーブル331は、固定基板322、連結部材5および第1接点部材24を介して、バッテリモジュール21の負極端子21aと電気的に接続される。
図18に示す状態と同様に、第2接点部材26および接点ピン322cは、互いに接触して導通状態となっている。これにより、正極ケーブル332は、接点ピン322cおよび第2接点部材26を介して、バッテリモジュール21の正極端子21bと電気的に接続される。
図19および図20に示す状態において、第1コネクタ部31のコネクタ311を電子機器(不図示)に接続することにより、バッテリモジュール21の電力を電子機器に供給することができる。なお、図20に示すように、第1軸部5bの下端面が第1接点部材24に接触するとともに、第3軸部5dがガイド部322bと係合することにより、第2コネクタ部32は、連結部材5を介して、バッテリユニット2に固定されたままとなる。
上述した変形例2,3は、第2実施形態にも適用することができる。
1:充電装置、2:バッテリユニット、3:ケーブルユニット、
4:連結部材、21:バッテリモジュール、
23:バッテリケース、24:第1接点部材、
26:第2接点部材、31:第1コネクタ部、
32:第2コネクタ部、33:ケーブル本体、311:コネクタ、
321:回路基板、323:コネクタケーシング、
327b:第3接点部材、328b:第4接点部材、41:ノブ、
41a:操作部、41b:軸部、41c:支持部、
42:留め金具、42a:フランジ部、42b:円柱部、
42c:ピン

Claims (6)

  1. 電子機器を充電するための充電装置であって、
    全固体電池と、前記全固体電池を収容するバッテリケースとを備えたバッテリユニットと、
    前記電子機器と着脱可能に接続される第1コネクタ部と、前記バッテリユニットと着脱可能に接続される第2コネクタ部と、前記バッテリユニットの放電を制御する放電回路とを備えたケーブルユニットと、
    前記バッテリケースを貫通して前記第2コネクタ部と係合することにより、前記第2コネクタ部を前記バッテリユニットに連結する連結部材と、
    を有することを特徴とする充電装置。
  2. 前記バッテリユニットは、前記バッテリケースの第1表面に露出する第1接点部材と、前記第1表面とは反対側の第2表面に露出する第2接点部材と、を有し、
    前記連結部材は、前記第1接点部材と接触するフランジ部と、前記フランジ部から突出する柱部と、前記柱部の先端面に設けられ、前記第2表面から突出するピンと、を有し、
    前記第2コネクタ部は、前記バッテリケースの前記第2表面上に配置されており、前記第2接点部材と接触する第3接点部材と、前記柱部の前記先端面と接触する第4接点部材と、前記ピンと係合する係合部と、を有する、
    ことを特徴とする請求項に記載の充電装置。
  3. 前記フランジ部および前記柱部の外形が円形に形成されていることを特徴とする請求項に記載の充電装置。
  4. 前記連結部材は、使用者によって保持されるノブを有しており、
    前記ケーブルユニットは、前記第1コネクタ部と隣り合う位置において、前記ノブが挿入される開口部を有することを特徴とする請求項からのいずれか1つに記載の充電装置。
  5. 電子機器を充電するための充電装置であって、
    全固体電池と、前記全固体電池を収容するバッテリケースとを備えたバッテリユニットと、
    前記電子機器と着脱可能に接続される第1コネクタ部と、前記バッテリユニットと着脱可能に接続される第2コネクタ部と、前記バッテリユニットの放電を制御する放電回路とを備えたケーブルユニットと、
    前記第1コネクタ部および前記バッテリケースを貫通するとともに、前記第1コネクタ部及び前記第2コネクタ部と係合することにより、前記第1コネクタ部および前記第2コネクタ部を前記バッテリユニットに連結する連結部材と、
    を有することを特徴とする充電装置。
  6. 前記バッテリユニットは、前記バッテリケースの第1表面に露出する第1接点部材と、前記第1表面とは反対側の第2表面に露出する第2接点部材と、を有し、
    前記連結部材は、前記第2コネクタ部と係合しているとき、前記第1接点部材と接触しており、
    前記第2コネクタ部は、前記バッテリケースの前記第2表面上に配置されており、前記第2接点部材と接触する接点ピンを有する、
    ことを特徴とする請求項に記載の充電装置。
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