JP6190691B2 - 反射板付き対数周期型アンテナ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、移動通信システム等における基地局用アンテナとして好適に使用することができる反射板付き対数周期型アンテナ装置に関する。
従来、移動通信システム等における基地局用アンテナとして、周波数帯域の広い対数周期型アンテナ(ログペリオディックアンテナ)や、ビルの壁面取付け等を想定して反射板を取付けた反射板付き対数周期型アンテナ装置が知られている(例えば、特許文献1−3参照)。
従来、一般的に使用されている反射板付き対数周期型アンテナ装置は、図8及び図9(a)、(b)に示すように、対数周期型アンテナ11に対し、例えば長方形状に形成された反射板12が所定の間隔を保って平行に配置されている。図8は反射板付き対数周期型アンテナ装置10の斜視図、図9(a)は反射板付き対数周期型アンテナ装置10の平面図、同図(b)は正面図である。
上記対数周期型アンテナ11は、図8に示すように、(−)給電側の第1の対数周期アンテナ素子部13aと、(+)給電側の第2の対数周期アンテナ素子部13bが一定の間隔で平行するように対向配置される。第1の対数周期アンテナ素子部13aと第2の対数周期アンテナ素子部13bとは、それぞれの周波数帯の電波を放射する長さの異なる複数のアンテナ素子を交互に配置して自己補対構造となるようにしている。また、第1の対数周期アンテナ素子部13aと第2の対数周期アンテナ素子部13bは、それぞれ給電線路を兼ねた導電性のアーム14a、14bを備え、このアーム14a、14bの両側に上記各アンテナ素子が連結して設けられる。そして、アンテナ素子長が短い先端部近傍に給電部(図示せず)が設けられ、この給電部よりアーム14a、14bを介して各アンテナ素子に給電される。
上記のように構成された反射板付き対数周期型アンテナ装置10は、周波数帯域が非常に広く、例えば800MHz〜2.1GHz帯の周波数帯に対応している。この場合、対数周期型アンテナ11は、図9(b)に示すようにアンテナ素子の長い後端側に800MHz帯の周波数に対応している800MHz素子16a、アンテナ素子の短い先端側(電波放射側)に2.1GHz帯の周波数に対応している2.1GHz素子16bが配置される。
上記対数周期型アンテナ11の各アンテナ素子と反射板12との物理的距離は一定であるが、周波数によって波長λが異なるので、各アンテナ素子によって反射板12との距離が異なって見える。例えば800MHz素子16aと反射板12との距離D1を約0.4λに設定した場合、2.1GHz素子16bと反射板12との距離D2は約1.1λとなり、800MHz素子16aと反射板12との距離D1に比較して遠く見える。
上記のように対数周期型アンテナ11の各アンテナ素子と反射板12との物理的距離が一定であっても、各アンテナ素子と反射板12との距離が異なって見え、図10(a)〜(c)に矢印で示すように周波数帯によってメインビームの放射方向が異なってしまうという問題がある。
図10(a)は上記反射板付き対数周期型アンテナ装置10の800MHz帯の周波数帯域における指向性、同図(b)は1.5GHz帯の周波数帯域における指向性、同図(c)は2.1GHz帯の周波数帯域における指向性を示している。
特許第4503459号公報 特開2011−41318号公報 特開平11−168323号公報
上記のように反射板付き対数周期型アンテナ装置10においては、対数周期型アンテナ11の各アンテナ素子と反射板12との物理的距離が一定となっていても、周波数によって波長λが異なるので、各アンテナ素子から見た反射板12との距離は、周波数が高くなるほど遠くに見え、メインビームの放射方向が目的の方向からずれてしまうという問題がある。
本発明は上記の課題を解決するためになされたもので、使用周波数帯域の各周波数帯におけるメインビームの放射方向を同一方向に向けることができる反射板付き対数周期型アンテナ装置を提供することを目的とする。
第1の発明に係る反射板付き対数周期型アンテナ装置は、それぞれの周波数帯の電波を放射する長さの異なる複数のアンテナ素子を交互に配置してなる第1の対数周期アンテナ素子部と第2の対数周期アンテナ素子部とをそれぞれ面状に配置してなる対数周期型アンテナと、前記対数周期型アンテナ単体時のメインビームの方向と略平行に配置される反射板と、前記対数周期型アンテナと前記反射板との間において、該対数周期型アンテナの電波を放射する高域周波数帯近傍のアンテナ素子と所定の間隔を保って平行に配置される無給電素子とを具備し、前記無給電素子は、使用周波数帯における低域周波数帯では導波素子として作用し、中域及び高域の周波数帯では反射素子として作用するように大きさを設定し、該無給電素子の大きさ及び前記対数周期型アンテナとの間隔により各周波数帯における指向性を調整してメインビームの放射方向を同じ方向に合わせるように構成したことを特徴とする。
第2の発明は、前記第1の発明に係る反射板付き対数周期型アンテナ装置において、前記無給電素子は、金属板又は金属棒を用いて構成したことを特徴とする。
第3の発明は、前記第1の発明に係る反射板付き対数周期型アンテナ装置において、前記無給電素子は、誘電体基板上に略長方形状に形成された導電性素子を前記対数周期型アンテナのアンテナ素子配列方向と同方向及び垂直方向に所定の間隔で複数配置してなる周波数選択板を用いて構成し、前記周波数選択板は、使用周波数帯における低域周波数帯では透過するため影響が無く、中域及び高域の周波数帯では反射素子として作用するように前記導電性素子の大きさを設定したことを特徴とする。
第4の発明に係る反射板付き対数周期型アンテナ装置は、それぞれの周波数帯の電波を放射する長さの異なる複数のアンテナ素子を交互に配置してなる第1の対数周期アンテナ素子部と第2の対数周期アンテナ素子部とを一定の間隔で平行し且つ自己補対構造となるように対向配置してなる対数周期型アンテナと、前記対数周期型アンテナと所定の間隔で相対向するように平行に配置される反射板と、前記対数周期型アンテナと前記反射板との間において該対数周期型アンテナの中域周波数帯近傍及び高域周波数帯近傍のアンテナ素子と所定の間隔を保って平行に配置され、誘電体基板上に略長方形状に形成された導電性素子を前記対数周期型アンテナのアンテナ素子配列方向と同方向及び垂直方向に所定の間隔で複数配置してなる周波数選択板と、前記対数周期型アンテナと前記周波数選択板との間において、前記対数周期型アンテナの高域周波数帯側のアンテナ素子と所定の間隔を保って平行に配置される金属板又は金属棒からなる無給電素子とを具備し、前記周波数選択板及び無給電素子は、使用周波数帯における低域周波数帯では導波素子として作用し、中域及び高域の周波数帯では反射素子として作用するように大きさを設定し、該周波数選択板及び無給電素子の大きさ並びに前記対数周期型アンテナとの間隔により各周波数帯における指向性を調整してメインビームの放射方向を同じ方向に合わせるように構成したことを特徴とする。
本発明によれば、反射板付き対数周期型アンテナ装置において、使用周波数帯域の各周波数帯におけるメインビームの放射方向を同一方向に向けることができ、アンテナの効率を向上することができる。
本発明の実施例1に係る反射板付き対数周期型アンテナ装置の構成を示す斜視図である。 (a)は同実施例1に係る反射板付き対数周期型アンテナ装置の平面図、(b)は同正面図である。 同実施例1に係る反射板付き対数周期型アンテナ装置の各周波数帯域における指向性を示す図である。 本発明の実施例2に係る反射板付き対数周期型アンテナ装置の構成を示す斜視図である。 (a)は同実施例2に係る反射板付き対数周期型アンテナ装置の平面図、(b)は同正面図である。 本発明の実施例3に係る反射板付き対数周期型アンテナ装置の構成を示す斜視図である。 (a)は同実施例3に係る反射板付き対数周期型アンテナ装置の平面図、(b)は同正面図である。 従来の反射板付き対数周期型アンテナ装置の構成を示す斜視図である。 (a)は従来の反射板付き対数周期型アンテナ装置の平面図、(b)は同正面図である。 従来の反射板付き対数周期型アンテナ装置の各周波数帯域における指向性を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
[実施例1]
図1は本発明の実施例1に係る反射板付き対数周期型アンテナ装置20Aの構成を示す斜視図である。図2(a)は同実施例1に係る反射板付き対数周期型アンテナ装置20Aの平面図、(b)は同正面図である。
この実施例1に係る反射板付き対数周期型アンテナ装置20Aは、図1及び図2に示すように対数周期型アンテナ21に対し、例えば長方形状に形成された反射板22が所定の間隔D11を保って平行に配置されると共に、対数周期型アンテナ21と反射板22との間に無給電素子30が平行に配置される。上記反射板22は、対数周期型アンテナ21よりも十分に大きい面積を持つように大きさが設定される。
上記無給電素子30としては、例えば金属板や金属棒等が使用され、対数周期型アンテナ21の電波放射側(先端側)のアンテナ素子、すなわち高い周波数帯近傍の素子と所定の間隔D12を保って平行に、つまり、対数周期型アンテナ21の各アンテナ素子と長手方向が一致するように配置される。
なお、この実施例1では無給電素子30として金属板を使用した場合を例として示している。上記対数周期型アンテナ21と反射板22との間隔D11は例えば約0.4λ(λはLow-band(800MHz帯)の中心周波数の波長を示している)に設定され、対数周期型アンテナ21と無給電素子30との間隔D12は約0.5λ(λはHigh-band(2.1GHz帯)の中心周波数の波長を示している)に設定される。
上記対数周期型アンテナ21は、図1に示すように、(−)給電側の第1の対数周期アンテナ素子部23aと、(+)給電側の第2の対数周期アンテナ素子部23bが一定の間隔で平行するように対向配置される。第1の対数周期アンテナ素子部23aと第2の対数周期アンテナ素子部23bとは、それぞれの周波数帯の電波を放射する長さの異なる複数のアンテナ素子を交互に配置して自己補対構造となるようにしている。また、第1の対数周期アンテナ素子部23aと第2の対数周期アンテナ素子部23bは、それぞれ給電線路を兼ねた導電性のアーム24a、24bを備え、このアーム24a、24bの両側に上記各アンテナ素子が連結して設けられる。そして、アンテナ素子長が短い先端部近傍に給電部(図示せず)が設けられ、この給電部よりアーム24a、24bを介して各アンテナ素子に給電される。
上記反射板付き対数周期型アンテナ装置20Aにおいて、使用周波数帯域を例えば800MHz〜2.1GHz帯に設定した場合、図2(b)に示すように対数周期型アンテナ21の後端側に800MHz帯素子26a、電波を放射する先端側に2.1GHz帯素子26bが配置される。
上記無給電素子30は、2.1GHz帯素子26bと対向するように配置され、800MHz帯の周波数では導波素子として作用し、1.5GHz及び2.1GHz帯の周波数では反射素子として作用するように大きさ特に長さL11が設定される。この無給電素子30の長さL11は、導波素子として動作させたい周波数に対しては短く、反射させたい周波数に対しては長く設定する。
また、上記反射板付き対数周期型アンテナ装置20Aは、必要に応じて例えば合成樹脂等により構成した保護カバーを設けて保護する。
上記のように構成された反射板付き対数周期型アンテナ装置20Aにおいて、800MHz帯の周波数については反射板22の大きさ及び対数周期型アンテナ21との間隔D11によって指向性を調整し、1.5GHz帯及び2.1GHz帯の周波数については無給電素子30の長さ及び対数周期型アンテナ21との間隔D12によって指向性を調整する。
上記無給電素子30は、導波素子として動作させているので影響が無いとは言えない。したがって、“800MHz帯の周波数の指向性に影響を与えることなく”という文言を抜いて“上記無給電素子30は、800MHz帯の低い周波数では導波素子として作用し、1.5GHz及び2.1GHz帯の高い周波数では反射素子として作用するので、1.5GHz及び2.1GHz帯における指向性を調整することができる。すなわち、1.5GHz及び2.1GHz帯では、無給電素子30が反射素子として作用するためアンテナ素子に反射板22に近付けて配置した場合と同様の効果が得られ、無給電素子30の長さL11及び対数周期型アンテナ21との間隔D12の値を適宜に設定することにより、図3に示すように指向性を調整してメインビームの放射方向を800MHz帯と同じ方向に合わせることができる。
図3は、上記実施例1に示した反射板付き対数周期型アンテナ装置20Aの各周波数帯の指向性を示したもので、(a)は800MHz帯の指向性、(b)は1.5GHz帯の指向性、(c)は2.1GHz帯の指向性を示し、矢印はメインビームの放射方向を示している。
上記実施例1によれば、図3の指向特性からも明らかなように、800MHz帯、1.5GHz帯、2.1GHz帯の各周波数帯におけるメインビームの放射方向を同一方向に合わせることができ、アンテナの効率を向上することができる。
なお、上記実施例1では、対数周期型アンテナ21の電波放射側(先端側)のアンテナ素子と所定の間隔D12を保って対向するように1つの無給電素子30を設け、1.5GHz帯及び2.1GHz帯の両周波数帯における指向性を調整する場合について示したが、その他、例えば対数周期型アンテナ21における1.5GHz帯のアンテナ素子及び2.1GHz帯のアンテナ素子にそれぞれ所定の間隔を保って対向するように2つの無給電素子を配置し、各無給電素子によって1.5GHz帯及び2.1GHz帯の指向性を別個に調整するようにしても良い。
[実施例2]
次に、本発明の実施例2に係る反射板付き対数周期型アンテナ装置について説明する。
図4は本発明の実施例2に係る反射板付き対数周期型アンテナ装置20Bの構成を示す斜視図である。図5(a)は同実施例2に係る反射板付き対数周期型アンテナ装置20Bの平面図、(b)は同正面図である。
この実施例2に係る反射板付き対数周期型アンテナ装置20Bは、上記実施例1に係る反射板付き対数周期型アンテナ装置20Aにおいて、無給電素子30として周波数選択板31を用いたものである。その他は、実施例1に係る反射板付き対数周期型アンテナ装置20Aと同様の構成であるので、同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
上記周波数選択板31は、誘電体基板例えばプリント基板32上に例えば長方形状に形成した複数の導電性素子(無給電素子)33を所定の間隔で複数段形成したものである。この場合、導電性素子33は、対数周期型アンテナ21の各アンテナ素子と同方向に配置されるもので、その数は任意に設定することが可能である。上記周波数選択板31は、800MHz帯の周波数では作用せず、1.5GHz及び2.1GHz帯の周波数では反射素子として作用するように導電性素子33の大きさが設定され、図5に示すように対数周期型アンテナ21の2.1GHz帯素子26bに所定の間隔D12で対向するように配置される。この実施例2では、1.5GHz帯の周波数に対しても、指向性を確実に調整できるように、2.1GHz帯素子26bだけでなく1.5GHz帯のアンテナ素子に対しても対向するように大きさを設定している。
上記対数周期型アンテナ21の2.1GHz帯素子26bと周波数選択板31との間隔D12は、実施例1で示した無給電素子30の場合と同様に約0.5λに設定される。また、対数周期型アンテナ21の800MHz帯素子26aと反射板22との間隔D11は、実施例1の場合の同様に約0.4λに設定される。
上記実施例2で示したように、対数周期型アンテナ21の2.1GHz帯素子26bに所定の間隔D12で対向するように周波数選択板31を配置した場合においても、実施例1の場合と同様に、800MHz帯の周波数では、周波数選択板31が導波素子として作用するので800MHz帯素子26aの指向性については影響を与えない。しかし、1.5GHz及び2.1GHz帯では、周波数選択板31が反射素子として作用するため、2.1GHz帯素子26bに反射板を近付けて配置した場合と同様の効果が得られ、周波数選択板31の大きさ及び対数周期型アンテナ21との間隔D12の値を適宜に設定することにより、実施例1の場合と同様に1.5GHz及び2.1GHz帯における指向性を調整してメインビームの放射方向を800MHz帯と同じ方向に揃えることができる。
[実施例3]
次に、本発明の実施例3に係る反射板付き対数周期型アンテナ装置について説明する。
図6は本発明の実施例3に係る反射板付き対数周期型アンテナ装置20Cの構成を示す斜視図である。図7(a)は同実施例3に係る反射板付き対数周期型アンテナ装置20Cの平面図、(b)は同正面図である。
この実施例3に係る反射板付き対数周期型アンテナ装置20Cは、実施例1に示した無給電素子30と、実施例2に示した周波数選択板31とを組み合わせて構成したものである。その他は、実施例1、2に係る反射板付き対数周期型アンテナ装置と同様の構成であるので、同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
この実施例3では、図7に示すように対数周期型アンテナ21に対し、反射板22が所定の間隔D11を保って平行に配置されると共に、対数周期型アンテナ21と反射板22との間に周波数選択板31及び無給電素子30が平行に配置される。この場合、周波数選択板31は、周波数選択板31は、対数周期型アンテナ21の1.5GHz帯素子にD12の間隔で対向するように配置され、無給電素子30は2.1GHz帯素子に所定のD13の間隔で対向するように配置される。上記周波数選択板31の導電性素子33の長さ、及び無給電素子30の長さは、上記各実施例1、2で説明したように800MHz帯の周波数では導波素子として作用し、1.5GHz及び2.1GHz帯の周波数では反射素子として作用するように設定される。
また、対数周期型アンテナ21と周波数選択板31との間隔D12は1.5GHz帯において約0.5λ 、対数周期型アンテナ21と無給電素子30との間隔D13は2.1GHz帯において約0.5λ に設定されるこの場合、周波数選択板31における導電性素子33の長さと構成数、及び対数周期型アンテナ21と周波数選択板31との間隔D12は主に1.5GHz帯の周波数の指向性に作用するように設定され、無給電素子30の長さ及び対数周期型アンテナ21との間隔D13は主に2.1GHz帯の周波数の指向性に作用するように設定される。なお、上記周波数選択板31及び無給電素子30は、指向性を調整する周波数帯のアンテナ素子に対向するように配置することが好ましい。
そして、上記のように構成された反射板付き対数周期型アンテナ装置20Cでは、800MHz帯の低域の周波数については反射板22の大きさ及び対数周期型アンテナ21との間隔D11によって指向性を調整し、1.5GHz帯の中域の周波数については周波数選択板31の長さと構成数、並びに対数周期型アンテナ21との間隔D12によって指向性を調整し、2.1GHz帯の高域の周波数については無給電素子30の長さ及び対数周期型アンテナ21との間隔D13によって調整する。
上記実施例3に係る反射板付き対数周期型アンテナ装置20Cは、指向性の調整素子として周波数選択板31及び無給電素子30を備えているので、800MHz帯の低域の周波数、1.5GHz帯の中域の周波数、及び2.0GHz帯の高域の周波数について、指向性をそれぞれ微細に調整でき、各周波数帯におけるメインビームの放射方向をより確実に同じ方向に揃えることができる。
なお、上記各実施例では、800MHz帯、1.5GHz帯、2.0GHz帯の指向性を調整する場合について示したが、その他の周波数帯の指向性についても上記各実施例と同様にして調整することが可能である。
また、上記各実施例におけるアンテナの構成部材は、例えば印刷基板、金属プレス、導電性フィルム等、導電性部材であれば使用することが可能である。なお、導電性フィルム等の柔軟性のある部材は、誘電体基板に貼付して使用することが望ましい。
その他、この発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
20A…実施例1に係る反射板付き対数周期型アンテナ装置、20B…実施例2に係る反射板付き対数周期型アンテナ装置、20C…実施例3に係る反射板付き対数周期型アンテナ装置、21…対数周期型アンテナ、22…反射板、23a…第1の対数周期アンテナ素子部、23b…第2の対数周期アンテナ素子部、24a、24b…アーム、26a…800MHz帯素子、26b…2.1GHz帯素子、30…無給電素子、31…周波数選択板、32…プリント基板、33…導電性素子。

Claims (4)

  1. それぞれの周波数帯の電波を放射する長さの異なる複数のアンテナ素子を交互に配置してなる第1の対数周期アンテナ素子部と第2の対数周期アンテナ素子部とをそれぞれ面状に配置してなる対数周期型アンテナと、前記対数周期型アンテナ単体時のメインビームの方向と略平行に配置される反射板と、前記対数周期型アンテナと前記反射板との間において、該対数周期型アンテナの電波を放射する高域周波数帯近傍のアンテナ素子と所定の間隔を保って平行に配置される無給電素子とを具備し、
    前記無給電素子は、使用周波数帯における低域周波数帯では導波素子として作用し、中域及び高域の周波数帯では反射素子として作用するように大きさを設定し、該無給電素子の大きさ及び前記対数周期型アンテナとの間隔により各周波数帯における指向性を調整してメインビームの放射方向を同じ方向に合わせるように構成したことを特徴とする反射板付き対数周期型アンテナ装置。
  2. 前記無給電素子は、金属板又は金属棒を用いて構成したことを特徴とする請求項1に記載の反射板付き対数周期型アンテナ装置。
  3. 前記無給電素子は、誘電体基板上に略長方形状に形成された導電性素子を前記対数周期型アンテナのアンテナ素子配列方向と同方向及び垂直方向に所定の間隔で複数配置してなる周波数選択板を用いて構成し、前記周波数選択板は、使用周波数帯における低域周波数帯では透過するため影響が無く、中域及び高域の周波数帯では反射素子として作用するように前記導電性素子の大きさを設定したことを特徴とする請求項1に記載の反射板付き対数周期型アンテナ装置。
  4. それぞれの周波数帯の電波を放射する長さの異なる複数のアンテナ素子を交互に配置してなる第1の対数周期アンテナ素子部と第2の対数周期アンテナ素子部とを一定の間隔で平行し且つ自己補対構造となるように対向配置してなる対数周期型アンテナと、前記対数周期型アンテナと所定の間隔で相対向するように平行に配置される反射板と、前記対数周期型アンテナと前記反射板との間において該対数周期型アンテナの中域周波数帯近傍及び高域周波数帯近傍のアンテナ素子と所定の間隔を保って平行に配置され、誘電体基板上に略長方形状に形成された導電性素子を前記対数周期型アンテナのアンテナ素子配列方向と同方向及び垂直方向に所定の間隔で複数配置してなる周波数選択板と、前記対数周期型アンテナと前記周波数選択板との間において、前記対数周期型アンテナの高域周波数帯側のアンテナ素子と所定の間隔を保って平行に配置される金属板又は金属棒からなる無給電素子とを具備し、
    前記周波数選択板及び無給電素子は、使用周波数帯における低域周波数帯では導波素子として作用し、中域及び高域の周波数帯では反射素子として作用するように大きさを設定し、該周波数選択板及び無給電素子の大きさ並びに前記対数周期型アンテナとの間隔により各周波数帯における指向性を調整してメインビームの放射方向を同じ方向に合わせるように構成したことを特徴とする反射板付き対数周期型アンテナ装置。
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