JP6190622B2 - タービン - Google Patents

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Description

本発明はドラムロータおよび動翼を備えるタービンに関する。
軸流タービンは、ケーシング内に、ロータと複数の動翼及び静翼とを備えている。軸流タービンにおけるタービン動翼同士の連結構造は、性能向上と振動応答低減のため、翼先端に翼部と一体に設けられたカバーを介して隣接翼同士を連結する全周連結翼構造を利用することが多い。
軸流タービンのロータ形状は、ドラムロータとディスクロータの2種類に大きく分類されるが、本発明はドラムロータを対象とする。ディスクロータでは、ディスクに圧力が作用するのでスラスト軸受の負荷が大きくなる傾向があり、また、ディスクの寸法分だけタービンがロータ径方向に大きくなり出力・効率の面で相対的に不利になる傾向があるが、ドラムロータにはこの種の事情は存在しない。ドラムロータには、T型溝付きタービン動翼がよく採用される。当該タービン動翼は、翼部と、当該翼部と一体に設けられたカバー部および根元部(溝部)とを備えている。当該根元部は、動翼をドラムロータに固定するためのフック部およびネック部と、翼部とネック部をつなぐプラットフォーム部(根上部)を備えている。ドラムロータは、動翼前後の圧力差が大きい条件で採用する構造であることから、動翼の根元部をロータの凹部(ロータ溝)に挿入し、ロータに作用するスラスト力を低下させる効果が得られる。
ドラムロータを有するタービンの組み立て方法としては、ロータ溝に動翼を挿入して周方向に移動することを繰り返して組み立てていくものがあり、最後に挿入する翼(以下、最終翼と称することがある)では、当該最終翼がロータ回転時の遠心力でロータ溝から脱落しないように、各種方法で固定している。この種の組み立て方法はディスクロータにも見られる。
ドラムロータおよびディスクロータの最終翼の固定方法としては、例えば、(1)ディスクおよび最終翼にキーを嵌め込んで最終翼を固定するもの(例えば、特許第4929316号公報、米国特許出願公開第2004−115052号明細書)、(2)最終翼とともにドラムに挿入したキーやピンを最終翼の挿入後に回転し固定するもの(特開2007−177775号公報、特開2012−102730号公報)、(3)最終翼をねじでロータに固定するもの(英国特許出願公開第704882号明細書)、(4)隣接翼の翼根元間の隙間に最終翼の代わりにくさび(スペーサー)を挿入するもの(米国特許第6929453号明細書、米国特許第6299411号明細書)、(5)隣接翼の翼根元間の隙間に最終翼の代わりにくさび(キー)を挿入し、さらに隣接翼のカバー間に生じる隙間を部材(接続片)で埋めるもの(実公平7−24563号公報)がある。
特許第4929316号公報 米国特許出願公開第2004−115052号明細書 特開2007−177775号公報 特開2012−102730号公報 英国特許出願公開第704882号明細書 米国特許第6929453号明細書 米国特許第6299411号明細書 実公平7−24563号公報
ところが、上記(1)から(5)の方法では次のような課題が生じる。まず、(1)の方法では、ディスク部に半径方向の段差が必要であるため、動翼間に作用するスラスト力が増し、さらにディスク径の小型化を図る場合にはロータ強度が低下するおそれがある。(2)の方法では、翼挿入部において、軸方向にキーやピンの固定場所を長くとる必要がある場合が多く、ロータ部の強度低下またはロータ軸長が長くなる問題がある。一般的に、ロータ軸長の増加は、剛性の低下や振動の発生の原因となる。また、内周側エンドウォールにおいてキーやピンの固定場所に相当する部分にはシールを設けることができなくなるので、効率低下の原因となる場合がある。(3)の方法では、組立や分解が困難になる場合や、ねじ挿入部の強度確保が容易ではない場合がある。(4)の方法では、(1)から(3)の方法のようなデメリットは生じないが、動翼先端の翼カバーを介した全周連結翼構造を採用することができなくなるため、翼の振動応答が増大するおそれがある。(5)の方法では、翼カバーと部材を溶接などで固定するため手間がかかる。以上をまとめると、ロータに対する最終翼の固定方法は各種あるものの、それぞれの手法は一長一短であることが指摘できる。
そこで、本発明の目的は、ドラムロータを有し、翼カバーを介した全周連結翼構造のタービンにおいて、組み立て・分解が容易で、動翼固定に起因したロータの軸方向長さの増加を抑制できるタービンを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、凹状に形成されたロータ溝を周方向に備えるドラムロータと、ロータ軸方向の両側に向かって突出するフックが設けられた根元部、当該根元部から突出した翼部、および当該翼部の先端に設けられたカバー部を有し、当該根元部を介して前記ロータ溝に固定される動翼とを備え、前記根元部は、当該根元部をロータ軸方向に3分割することで得られる、ロータ軸方向の一方側の端部に位置し前記フックの一方を有する第1フック部と、ロータ軸方向の他方側の端部に位置し前記フックの他方を有する第2フック部と、当該第1フック部および当該第2フック部の間に位置し前記翼部と一体になった中央部とを備えており、前記中央部は、ロータ径方向に移動不能に前記第1フック部および前記第2フック部に固定されていることを特徴とする。
本発明によれば、動翼固定に起因したロータの軸方向長さの増加を抑制できる組み立て・分解が容易なタービンを提供できる。
T型溝付きタービン動翼の一例を示す図。 本発明が適用されるドラムロータの一例を示す図。 ドラムロータに加工されるロータ溝6の断面形状の一例を示す図。 動翼を植え込みが完了したロータ5上の根上部2mをロータ径方向上から見たタービンの断面図。 本発明におけるNb−2本目までの動翼の挿入方法の一例を示す図。 本発明におけるNb−1本目の動翼の挿入方法の一例を示す図。 Nb−1本目に挿入する翼において、干渉部Kに相当する部分に切り欠き部を設けた場合の斜視図。 本発明の第1の実施の形態に係る最終翼の概略を示す斜視図。 本発明の第1の実施の形態に係る最終翼の中央部2bの断面図。 図9中のX-X面における最終翼の断面図(ロックピン回転前)。 本発明の第1の実施の形態に係るロックピンの概略図。 本発明の第1の実施の形態に係るロックピンの概略図。 本発明の第1の実施の形態におけるフック部2a1,2a2の挿入方法の一例を示す図。 本発明の第1の実施の形態における中央部2bの挿入方法の一例を示す図。 図9中のX-X面における最終翼の断面図(ロックピン回転後)。 4つのロックピンを利用した場合の最終翼の断面図(ロックピン回転前)。 4つのロックピンを利用した場合の最終翼の断面図(ロックピン回転後)。 本発明の第2の実施の形態に係る最終翼以外の動翼の概略構成図。 本発明の第2の実施の形態に係る最終翼の概略構成図。 本発明の第2の実施の形態に係るロックピンの概略図。 本発明の第3の実施の形態に係る最終翼の概略構成図。 本発明の第3の実施の形態の比較例に係る最終翼の概略構成図。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、以下では、蒸気タービンに関して説明を行うが、ガスタービンを含む他のターボ機械等にも本発明は適用できる場合がある。
熱条件の違いによって、蒸気タービンのロータ形状は大きく二種類に分けられる。本発明はそのうちの一つ、ドラムロータによく採用されるT型溝付きタービン動翼に関するものである。図1はT型溝付きタービン動翼の一例を示す図であり、特に、ドラムロータの同一のロータ溝に固定される全動翼から最後に固定される翼(最終翼)を除いた動翼(以下、一般翼と称することがある)に採用されている形状を示す。この図に示すタービン動翼は、ロータ軸方向の両側に向かって突出するフックが設けられた根元部(溝部)2と、根元部2から突出した翼部3と、翼部3の先端に翼部3と一体に設けられたカバー部4を備えている。根元部2は、ロータ軸方向の側面に設けられたフック(凸部)2fおよびネック(凹部)2nと、翼部2とネック2nをつなぐ根上部(プラットフォーム部)2mを備えている。ドラムロータは動翼前後の圧力差が大きい条件で採用する構造であることから、ロータの外周に設けた凹状のロータ溝に根元部2を挿入し、ロータに作用するスラスト力を低下させている。
図2に本発明が適用されるドラムロータの一例を示す。図2はドラムロータ5の概略断面図である。この図に示すロータ5は、シャフトの周囲に円筒状に形成されたロータ本体を有するドラムロータであり、ロータ本体の外周にはロータ周方向に設けられた凹状の溝であるロータ溝6が設けられている。ロータ溝6は、ロータ軸方向に所定の間隔を介して複数設けられている。
図3はドラムロータに加工されるロータ溝6の断面形状の一例を示す図である。この図において、ロータ溝6には、動翼の根元部2のフック2fに嵌め合わされるフック6fが設けられている。フック6fは、ロータ溝6においてロータ径方向(Z方向)に延びる2つの平面上からロータ軸方向(X方向)に突出した凸部であり、ロータ周方向に形成されている。図中の符号W_Rfは、ロータ軸方向におけるロータ溝6の長さ(ネック幅)を示している。図に示したロータ溝6の断面形状はロータ周方向にわたって同一である。フック6fは、根元部2のフック2fと接触することで、ロータ回転時に動翼が遠心力によって脱落しない仕組みとなっている。
なお、Z方向に対してフックが左右に1つずつあるとき、ロータ溝6はT字型に見えるため、このような溝形状は一般的にT字型、またはTルート、Tルート型と称される。また、高温部など、フックが左右1つずつでは強度が成立しない段落では、フック数を半径方向に複数備える場合もある。
動翼の植え込みが完了したロータ5上の根上部2mをロータ径方向上から見たタービンの断面図を図4に示す。図中の符号Sは、動翼の根元部2におけるロータ周方向端部を示し、符号Jは、根元部2におけるロータ軸方向端部を示す。この図に示すように、翼部根元3rを根上部2mに配置するため、根上部2mを含む根元部2は、ロータ径方向からみて鋭角αの頂点を有する平行四辺形の形状とすることが多い。なお、ロータ径方向からみた根元部2は、図4に示した平行四辺形以外の形状でも良く、例えば長方形としても良い。
次に、ドラムロータにおけるタービン動翼の組立方法について説明する。ここでは、同一のロータ溝6に、合計でNb本の動翼が埋め込まれる場合を例に挙げて説明する。
まず、動翼Nb本のうち、Nb−2本目までをロータ溝6に挿入する。図5は本発明におけるNb−2本目までの動翼の挿入方法の一例を示す図である。この図に示すように、Nb−2本目までの動翼は、まず、図4に示した姿勢(ロータ5への植え込み完了時の姿勢)から時計回りに約90度回転させた姿勢でロータ溝6内に挿入する。図5の例では、動翼の根元部2におけるロータ周方向端部Sが、ロータ周方向に対してほぼ水平となる姿勢で動翼をロータ溝6内に挿入にすることで、根元部2のフック2fとロータ溝6のフック6fを干渉させることなく動翼を挿入している。このように動翼をロータ溝6内に挿入したら、当該動翼を反時計回りに回転させて、根元部2のフック2fをロータ溝6のフック6fに係合させる。具体的には、動翼をロータ溝6内に挿入したら、当該動翼を反時計回りに約90度回転して、根元部2のロータ軸方向端部Jをロータ周方向とほぼ水平にすることで、図4に示したように、動翼を植え込み時の姿勢にすることができる。
なお、図中の符号W_Bfは、ネック2nにおける根元部2のロータ軸方向の長さを示している。また、動翼を反時計回りに回転するのは、ロータ溝6のロータ軸方向長さW_Rfを根元部2のロータ軸方向長さ以上まで確保しなくても、ロータ溝6内で動翼を回転可能とするためである。
Nb−2本目までの動翼の挿入が完了したら、次に、最終翼の1本前、つまりNb−1本目の動翼を挿入する。図6は本発明におけるNb−1本目の動翼の挿入方法の一例を示す図である。
Nb−1本目の動翼を挿入する際、ロータ溝6において、翼が挿入されていないスペースのロータ周方向長さは、Nb−1本目のピッチPと最終翼のピッチPLの合計PL+Pしかない。そのため、図6に示したように、Nb−1本目の翼の根元部2のロータ軸方向長さがPL+Pより長いときは、斜線で示した干渉部Kによって当該Nb−1本目の翼をロータ溝6に挿入できないおそれがある。これは、図6のように、根元部2の平行四辺形の鋭角αが小さいときほど起こりやすく、かつ鋭角αが小さいほど干渉部Kが大きくなりやすい。そのため、必要に応じて、Nb−1本目に挿入する翼の翼根部2からは、干渉部Kに相当する部分を予め削ぎ落としておき、ロータ溝6に挿入できるようにする必要がある。
図7は、Nb−1本目に挿入する翼において、干渉部Kに相当する部分に切り欠き部を設けた場合の斜視図である。この図に示した動翼の根元部2は、干渉部Kに相当する部分に設けられた切り欠き部2gを備えている。切り欠き部2gは、四角形状の根元部2をロータ径方向からみて対角線上に位置する2つの角部を削ぎ落としたもので、図7の例では図4の鋭角αの部分を平らに加工して形成されている。なお、根元部2と同様にカバー部4の端部が隣接する他の翼のカバー部4と干渉する場合には、当該カバー部4に同様の切り欠き部を設けて干渉を回避しても良い。また、図6,7に示した例では、四角形状からなる根元部2の2つの頂点に切り欠き部2gを設ける場合について説明したが、場合によっては残りの2つの頂点にも切り欠き部2gを設けても良い。
以上の作業により、Nb−1本目に挿入する翼についても、他の翼と同様にロータ溝6に挿入可能となり、反時計回りに回転することで隣接翼と接触した状態で配列することができる。なお、Nb本の動翼に係る翼ピッチ(ロータ周方向における動翼の長さ)は、最終翼を含め全翼で同一ピッチとしてもいいし、Nb−1本目の翼の挿入を容易にするため、最終翼のピッチPLを他の翼よりも大きくとってもよい。
Nb−1本目までの動翼の挿入が完了したら、次に、Nb本目の動翼、つまり最終翼を挿入する。図8は本発明の第1の実施の形態に係る最終翼の概略を示す斜視図である。この図に示す最終翼の根元部2は、図1に示したタイプの動翼の根元部2をロータ軸方向に3分割して得られる第1フック部2a1、第2フック部2a2および中央部2bを備えている。
第1フック部2a1は、根元部2においてロータ軸方向の一方側(上流側)に位置する部分であり、1組のフック2fおよびネック2nの一方を有している。第2フック部2a2は、根元部2においてロータ軸方向の他方側(下流側)に位置する部分であり、1組のフック2fおよびネック2nの他方を有している。中央部2bは、第1フック部2a1と第2フック部2a2の間に位置する部分であり、翼部3、根上部2mおよびカバー部4と一体に成形されている。
図9は中央部2bの断面図であり、図10は図9中のX-X面における動翼の断面図である。図8および図10が示すように、第1フック部2a1および第2フック部2a2は、それぞれ、中央部2bとの対向面に凹状に形成された溝である空洞部(第1溝、第2溝)10aを有している(図8中には第2フック部2a2の空洞部10aのみ示す)。図10に示した例における空洞部10bの断面形状は、扇形の一部で形成されている。
図9および図10に示すように、中央部2bは、中央部2bを第1フック部2a1に固定するための第1ロックピンRと、中央部2bを第2フック部2a2に固定するための第2ロックピンRを備えている。第1ロックピンRは、第1フック部2a1との対向面に凹状に設けられた空洞部10bに収納されており、第2ロックピンRは、第2フック部2a2との対向面に凹状に設けられた空洞部10bに収納されている。図示した例における各空洞部10bの断面形状は、扇形の一部で形成されており、空洞部10bは、フック部2a1,2a2の空洞部10aと一体となって略扇形の断面を形成している。なお、中央部2bのロータ5への挿入時にロックピンRの全体が収納され、中央部2bのロータ5への挿入後にロックピンRの回転が可能であれば空洞部10bの形状に限定はない。
各空洞部10bには、円柱形状の孔部10cが連結している。孔部10cは、根上部2mの上面と空洞部10bを連通する貫通孔であり、ロックピンRを回動する際に利用される回転軸Reが挿入される。次にロックピンRについて詳しく説明する。
図11は本発明の第1の実施の形態に係るロックピンRの概略図である。この図に示したロックピンRは、略直方体状に形成されたキー部Rcと、キー部Rcの上面から突出した円柱状の回転軸Reと、回転軸Reの天面に設けられた切欠きRsを備えている。
キー部Rcは、2つのフック部2a1,2a2と中央部2bをつなげる役目を有しており、ロックピンRに必要不可欠な構成体となっている。また、キー部Rcは、回転軸Reを中心にしてキー部Rcを回転させると、フック部2a1,2a2の空洞部10a内に移動して収納されるように構成されている。そのため、キー部Rcにおいて回転軸Reの中心軸と交差する面は当該回転軸Reと直交するように形成されている。本実施の形態では、キー部Rcは直方体で形成されており、また回転軸Reはロータ径方向に延びているので、回転軸Reの中心軸と交差するキー部Rcの上面と下面は水平面で構成されている。図10に示した例のように、キー部Rcには、スムーズな回動を実現する観点から面取りを施しても良い。
回転軸Reは、キー部Rcの回転を容易にするためのものであり、中央部2bの孔部10cに挿入される。中央部2bと同時に挿入されたキー部Rcを、回転軸Reを介して回転さると、フック部2a1,2a2に形成された空洞部10a内にキー部Rcを移動させることができる。
回転軸Reの軸方向長さには特に限定はない。但し、長くしたほうが孔部10cへの蒸気の流入を塞ぐことができるため、損失を低減できる効果がある。例えば、回転軸Reの上面が根上部2mの上面に到達するまで回転軸Reを長くした場合、根上部2m上に表れる孔部10cの開口を塞ぐことができる。また、回転軸Reの頭頂部を根上部2m上でかしめることが容易になるので、キー部Rcを介してフック部2aと中央部2bを結合させた状態で回転軸Reおよびキー部Rcを固定することも容易となる。
なお、回転軸Reの上面を根上部2mの上面まで延長する場合には、キー部Rcと回転軸Reは別体で形成する必要があるが、この場合には、回転軸Reの下端(ロータ径方向内側の端部)に、キー部Rcと接続するための構造を設ければ良い。例えば、図9に示した例のように回転軸Reの下端にねじ部Re1を設けた場合には、これに対応するナット部をキー部Rcに設け、空洞部10bにキー部Rcを挿入した後に、ロータ径方向から回転軸Reを孔部10cに挿入し、ねじRe1を介して回転軸Reとキー部Rcを事後的に合体させればよい。
また、回転軸Reは、図11に示した例のようにキー部Rcと一体成形しても良いし、キー部Rcと別体としても良い。
切欠き部Rsは、回転軸Reの上端面に設けられている。例えば、図11に示した例のように、切り欠き部Rsをマイナスドライバーと係合可能に設ければ、孔部10cにマイナスドライバーを挿入して切り欠き部Rsに係合させた状態で当該マイナスドライバーを回転させれば、キー部Rcに容易にトルクを与えることができる。なお、切欠き部Rsは、キー部Rcを回転できる構成であればどのような形状であってもかまわない。
また、上記では、回転軸Reを備えるロックピンRについて説明したが、回転軸Reは省略することができる。例えば、図12に示したようにキー部Rcの上面に切り欠き部Rsを設ければ、孔部10cにマイナスドライバーを挿入することで切り欠き部Rsを介してキー部Rcを回転させることができる。
次に、上記のように構成される最終翼をロータ溝6に固定する場合の手順について説明する。図13は本発明の第1の実施の形態におけるフック部2a1,2a2の挿入方法の一例を示す図である。この図に示すように、まず、2つのフック部2a1,2a2をロータ溝6内に挿入し、ロータ溝6におけるロータ軸方向の両側に位置する面にそれぞれ当接される。これにより、最終翼の根元部2のフック部2fとロータ溝6のフック部6fがロータ軸方向に配置された面を介して接触する。
次に、ロータ溝6内に挿入された2つのフック部2a1,2a2の間に、2つの空洞部10bにロックピンRが格納された中央部2bを挿入する。図14は本発明の第1の実施の形態における中央部2bの挿入方法の一例を示す図である。このとき、中央部2bとともに、2つの空洞部10b内にそれぞれ収納されたロックピンRがロータ溝6内に挿入される。このときロックピンRは回転前であるため、図10に示したようにロックピンRのキー部Rcはロータ周方向Yに平行に配置されている。そのため、ロックピンRのキー部Rcを2つのフック部2a1,2a2と干渉させることなく中央部2bとともにロータ5内に挿入できる。
中央部2bを挿入したら、回転軸Reを利用してロックピンRを回転し、フック部2a1,2a2の空洞部10a内にキー部Rcの一部を収納させることで、キー部Rcを空洞部10aと空洞部10bに架け渡し、フック部2a1,2a2に対して中央部2bをロータ径方向に移動不能に固定する。
図15は図9中のX-X面における動翼の断面図であって、ロックピンRを回転させた後の状態を示す図である。図10の状態から、図15のようにロックピンRを回転すると、キー部Rcにおけるロータ径方向外側の面(キー部Rcの上面)は、フック部2a1,2a2と中央部2bの両方に接触可能となる。このようにロックピンRを介して第1フック部2a1および第2フック部2a2を中央部2bに固定すると、第1フック部2a1および第2フック部2a2に対する中央部2bのロータ径方向の相対移動を不可能にできる。なお、ロックピンRを回転させた後は、キー部Rcの回転を防止するためにロックピンRを固定する必要があるが、前述したかしめの他、スポット溶接などで固定しても良い。
上記のように構成した最終翼において、ロックピンRのキー部Rcは、中央部2b、翼部3およびカバー部4に作用する遠心力を受け持つことになる。そして、フック部2a1,2a2は、中央部2b、翼部3、カバー部4に加えて、フック部2a1,2a2とロックピンRに作用する遠心力をフック2fを介して受け持つことになる。したがって、本実施の形態によれば、簡易な構造でドラムロータに動翼を固定できるので、動翼固定に起因したロータの軸方向長さの増加が抑制され、剛性の低下や振動の発生を抑制できる。
ところで、フック部2a1,2a2におけるフック2fは、最終翼のピッチPLが大きくなった分だけ増加した遠心力に耐えられるのであれば、最終翼以外の根元部2のフックと同形状にすることが好ましい。このとき、ロータ溝6の断面形状を、ロータ周方向のすべてにわたって同一にできるので、ロータ溝6の加工が容易になる。また、上記の文献(特開2007−177775号公報、特開2012−102730号公報)のタービンのように、ロータ溝6のうち最終翼が固定される部分のみに特別な加工を施したり、強度確保の観点から最終翼に係るフック2fの突出量を他のものより大きくすることでロータ軸長が大きくなったりするおそれも無い。また、同一の軸方向長さを有するロータに対してより多くの動翼を設置することができる。
なお、同一の形状のフック部2a1,2a2に設ける空洞部10aの大きさには限界があるため、ロックピンRの大きさにも上限が存在する。そのため、ロックピンRで遠心力に耐えられない場合には、翼部3、根元部2およびカバー部4の軽量化や、ロックピンの材質変更、またはフック2fの突出量を他の翼より大きくすることによるロックピンRの巨大化などの手段を講じる必要が生じる場合がある。フック2fの突出量の増大を図る場合には、ロータ溝6のうち最終翼が固定される部分のみに特殊な加工が必要となり、当該部分のロータ軸長が他の部分よりも長くなる。しかし、その場合でも、本発明に係るロータ軸長の増長量は、上記文献(特開2007−177775号公報、特開2012−102730号公報)のタービンに比べれば、増長量は少なく済む。
ところで、図10の例では1つの動翼に対して合計2つのロックピンRを利用する場合について説明したが、中央部2bに対して2つのフック部2a1,2a2が固定できればロックピンRの個数は3つ以上でも良い。図16および図17には各フック部2a1,2a2をそれぞれ2つのロックピンRで固定する場合の動翼の断面図を示した。ロックピンRは、設置数を増やすことで、より大きな遠心力が発生する動翼を固定することができ、また、より高温で強度が厳しい条件で耐えることができる。
第1の実施の形態では、根元部2に、フック2fを径方向に1つだけ備える動翼(T型溝付きタービン動翼)について説明したが、フック2fの数は2以上でも良い。その一例として、次に、フック2fが2つ備わる場合について説明する。
図18は本発明の第2の実施の形態に係る最終翼以外の動翼の概略構成図であり、図19は本発明の第2の実施の形態に係る最終翼の概略構成図である。これらの図に示すように、本実施の形態に係る動翼は、ロータ径方向に間隔を介して配置された2つのフック2fを備えている。図19において、中央部2bは、ロータ径方向に間隔を介して設けられた2つの空洞部10bと、2つの空洞部10bと根上部2mの上面を連通する孔部10cを備えている。また、第1フック部2a1および第2フック部2a2は、それぞれ、2つの空洞部10bに対応する位置に2つの空洞部10aを備えている(図19では、第1フック部2a1に係る空洞部10aの図示は省略している)。
図20は本発明の第2の実施の形態に係るロックピンRの概略図である。この図に示したロックピンRは、2つのキー部Rcと、当該2つのキー部Rcを連結する連結軸Rdを備えている。このように2つのキー部Rcを連結軸Rdで連結すると、ロータ径方向の外側に位置するキー部Rcを回転させるだけでロータ径方向の内側のキー部Rcも回転させることができる。
なお、図に示した例では、2つの空洞部10bを1つの孔部10cで連結したが、2つの空洞部10bに対して別々の孔部10cを設け、図11に示したものと同様のロックピンRでフック部2a1,2a2と中央部2bを連結しても良い。
図21は本発明の第3の実施の形態に係る最終翼の概略構成図である。なお、図21では翼部3およびカバー部4の図示は省略している(図22も同様とする)。本実施の形態に係る根元部2bでは、根上部2mの下面の両端に凸部2tが表れるように、第1フック部2a1および第2フック部2a2を分割しており、根元部2bを組み立てた際には、第1フック部2a1および第2フック部2a2におけるロータ径方向の外側端部が凸部2tと中央部2bの間に組み込まれる構成となっている。
ここで本実施の形態の効果の理解を容易にするために本実施の形態の比較例の動翼について説明する。図22は根上部2mに凸部2tを備えない比較例の動翼の概略構成図である。タービン運転時には、翼部3が備わる根元部2bは遠心力によってロータ径方向の外側に引っ張られ、根元部2bとロックピンRのキー部Rcを介して繋がっているフック部2a1,2a2も同様にロータ径方向に引っ張られる。このとき図22に示した例のように根元部2bに凸部2tが備わっていない場合には、フック部2a1,2a2はロータ径方向の内側でロックピンRのキー部Rcとロータ溝6のフック6fとによって接触するだけであるため、ロータ径方向の外側では、図22に示したようにフック部2a1,2a2は中央部2bからロータ周方向に離れてしまうおそれがある。このとき、フック部2a1,2a2は中央部2bの遠心力をバランスよく負担することができない。
これに対して、本実施の形態に係るフック部2a1,2a2は、ロータ径方向の外側において、凸部2tと中央部2bの間に挟まれる構成となっている。そのため、中央部2bに遠心力が作用してもフック部2a1,2a2がロータ周方向に離れることが防止でき、中央部2bの遠心力をバランスよく負担することができる。
以上において説明したように、ドラムロータおよび動翼を備えるタービンにおいて、最後にロータ溝に挿入する動翼に本発明を適用すれば、ロータ溝のロータ軸長を不必要に増加させることなく、容易に組立・分解が可能な方法で動翼を固定することができる。そして、本発明に係る固定方法を採用したタービンを製造することにより、ロータ軸長を短くしたタービンを実現することができる。
なお、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内の様々な変形例が含まれる。例えば、本発明は、上記の実施の形態で説明した全ての構成を備えるものに限定されず、その構成の一部を削除したものも含まれる。また、ある実施の形態に係る構成の一部を、他の実施の形態に係る構成に追加又は置換することが可能である。
J…根元部のロータ軸方向端部、K…隣接する根元部との干渉域、P…根元部ピッチ、PL…最終翼の根元部ピッチ、R…ロックピン、Rc…ロックピンのキー部、Rd…連結軸、Re…ロックピンのキー回転軸、Re1…ロックピンのキー回転軸に備わるねじ部、Rs…ロックピンのキー回転用切欠き、S…根元部のロータ周方向端部、W_Bf…根元部フック幅、W_Rf…ロータ溝フック幅、X…ロータ軸方向、Y…ロータ周方向、Z…ロータ径方向、1…動翼、2…根元部(翼溝部)、2a1…第1フック部、2a2…第2フック部、2b…中央部、2f…フック、2g…切り欠き部、2m…根上部、2n…ネック部、2t…凸部、3…翼部、3r…翼部の根元、4…カバー部、5…ロータ、6…ロータ溝、6f…フック、10a…フック部2aの空洞部、10b…中央部2bの空洞部、10c…孔部

Claims (6)

  1. 凹状に形成されたロータ溝を周方向に備えるドラムロータと、
    ロータ軸方向の両側に向かって突出するフックが設けられた根元部、当該根元部から突出した翼部、および当該翼部の先端に設けられたカバー部を有し、当該根元部を介して前記ロータ溝に固定される動翼とを備え、
    前記ロータ溝の断面形状は、ロータ周方向にわたって同一であり、
    前記根元部は、当該根元部をロータ軸方向に3分割することで得られる、ロータ軸方向の一方側の端部に位置し前記フックの一方を有する第1フック部と、ロータ軸方向の他方側の端部に位置し前記フックの他方を有する第2フック部と、当該第1フック部および当該第2フック部の間に位置し前記翼部と一体になった中央部とを備えており、
    前記中央部は、ロータ径方向に移動不能に前記第1フック部および前記第2フック部に固定されていることを特徴とするタービン。
  2. ロータ軸方向の両側に向かって突出するフックが設けられた根元部、当該根元部から突出した翼部、および当該翼部の先端に設けられたカバー部を有し、当該根元部を介してロータの凹状に形成されたロータ溝に固定されるタービン動翼であって、
    前記根元部は、当該根元部をロータ軸方向に3分割することで得られる、ロータ軸方向の一方側の端部に位置し前記フックの一方を有する第1フック部と、ロータ軸方向の他方側の端部に位置し前記フックの他方を有する第2フック部と、当該第1フック部および当該第2フック部の間に位置し前記翼部と一体になった中央部とを備えており、
    前記第1フック部は、前記中央部と対向する第1面に凹状に形成された第1溝を備え、
    前記第2フック部は、前記中央部と対向する第2面に凹状に形成された第2溝を備え、
    前記中央部は、
    前記第1フック部の前記第1面との対向面に凹状に設けられ、前記第1溝とともに空洞を形成する第1空洞部と、
    前記第1空洞部に全体が収納される第1ロックピンと、
    前記第2フック部の前記第2面との対向面に凹状に設けられ、前記第2溝とともに空洞を形成する第2空洞部と、
    前記第2空洞部に全体が収納される第2ロックピンとを備え、
    前記第1ロックピンは、回転して前記第1溝に一部が収納されることで前記第1溝と前記第1空洞部に架け渡され、ロータ径方向に移動不能に前記中央部を前記第1フック部に固定
    前記第2ロックピンは、回転して前記第2溝に一部が収納されることで前記第2溝と前記第2空洞部に架け渡され、ロータ径方向に移動不能に前記中央部を前記第2フック部に固定することを特徴とするタービン動翼
  3. 凹状に形成されたロータ溝を周方向に備えるドラムロータと、
    ロータ軸方向の両側に向かって突出するフックが設けられた根元部、当該根元部から突出した翼部、および当該翼部の先端に設けられたカバー部を有し、当該根元部を介して前記ロータ溝に固定される動翼とを備え、
    前記根元部は、当該根元部をロータ軸方向に3分割することで得られる、ロータ軸方向の一方側の端部に位置し前記フックの一方を有する第1フック部と、ロータ軸方向の他方側の端部に位置し前記フックの他方を有する第2フック部と、当該第1フック部および当該第2フック部の間に位置し前記翼部と一体になった中央部とを備えており、
    前記中央部は、ロータ径方向に移動不能に前記第1フック部および前記第2フック部に固定されており、
    前記動翼は、前記ロータ溝に固定される複数の動翼のうち最後に固定される最終翼であり、
    前記複数の動翼のうち前記最終翼の1つ前に前記ロータ溝に固定される動翼は、当該動翼をロータ径方向からみて対角線上に位置する2つの角部を削ぎ落とした切り欠き部を少なくとも1つ備えることを特徴とするタービン。
  4. 凹状に形成されたロータ溝を周方向に備えるドラムロータと、
    ロータ軸方向の両側に向かって突出するフックが設けられた根元部、当該根元部から突出した翼部、および当該翼部の先端に設けられたカバー部を有し、当該根元部を介して前記ロータ溝に固定される動翼とを備え、
    前記根元部は、当該根元部をロータ軸方向に3分割することで得られる、ロータ軸方向の一方側の端部に位置し前記フックの一方を有する第1フック部と、ロータ軸方向の他方側の端部に位置し前記フックの他方を有する第2フック部と、当該第1フック部および当該第2フック部の間に位置し前記翼部と一体になった中央部とを備えており、
    前記中央部は、ロータ径方向に移動不能に前記第1フック部および前記第2フック部に固定されており、
    前記動翼は、前記ロータ溝に固定される複数の動翼のうち最後に固定される最終翼であり、
    ロータ周方向における当該最終翼の長さは、前記複数の動翼から前記最終翼を除いた他の動翼のロータ周方向長さよりも長いことを特徴とするタービン。
  5. 請求項1に記載のタービンにおいて、
    前記動翼は、前記ロータ溝に固定される複数の動翼のうち最後に固定される最終翼であり、
    当該最終翼における前記フックの突出量は、前記複数の動翼から前記最終翼を除いた他の動翼におけるフックの突出量よりも大きいことを特徴とするタービン。
  6. 凹状に形成されたロータ溝を周方向に備えるドラムロータと、ロータ軸方向の両側に向かって突出するフックが設けられた根元部、及び当該根元部から突出した翼部を有し、当該根元部を介して前記ロータ溝に固定される動翼とを備えるタービンの組み立て方法において、
    前記根元部をロータ軸方向に3分割して、ロータ軸方向の一方側の端部に位置し前記フックの一方を有する第1フック部と、ロータ軸方向の他方側の端部に位置し前記フックの他方を有する第2フック部と、当該第1フック部および当該第2フック部の間に位置し前記翼部と一体となった中央部とにし、
    前記第1フック部および前記第2フック部を前記ロータ溝内に挿入し、
    前記ロータ溝内に挿入された当該第1フック部および当該第2フック部の間に、第1ロックピンおよび第2ロックピンが格納された前記中央部を挿入し、
    前記第1フック部に設けられた溝に前記第1ロックピンを回転させて収納させつつ、前記第2フック部に設けられた溝に前記第2ロックピンを回転させて収納させることで、前記第1フック部および前記第2フック部に対して前記中央部をロータ径方向に移動不能に固定
    前記動翼は、前記ロータ溝に固定される複数の動翼のうち最後に固定される最終翼であり、前記複数の動翼から前記最終翼を除いた他の複数の動翼の根元部は3分割されておらず、
    前記最終翼を前記ロータ溝に固定する手順の前に、前記他の複数の動翼の根元部のフックが前記ロータ溝と干渉しないように当該動翼を前記ロータ溝内に挿入し、
    当該動翼を反時計回りに回転させて当該動翼のフックを前記ロータ溝に係合させることで当該動翼を前記ロータ溝に固定することを特徴とするタービンの組み立て方法。
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