JP6190012B1 - データ再生システム、データ再生方法、データ再生端末及びデータ再生用プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
[データ再生システムS1の概要]
図1は、第1の実施形態に係るデータ再生システムS1の構成を示す図である。データ再生システムS1は、放送局が放送した番組をインターネットMで配信するためのシステムである。ユーザは、スマートフォン等のデータ再生端末3を用いて、インターネットNで配信された番組を視聴することができる。
放送装置1は、放送局に設置された、放送番組を配信するための装置である。詳細は後述するが、放送装置1は、本編データに広告(以下、第1広告という)を挿入することにより番組コンテンツを放送する。本明細書において、「本編」は、放送番組における広告以外の部分のことであり、「本編データ」は、本編部分のデータのことである。本編データは、音声データ及び画像データの少なくともいずれかを含む。
以下、放送装置1、データ配信装置2及びデータ再生端末3の構成と動作の詳細について説明する。
図3は、放送装置1及びデータ配信装置2の構成を示す図である。
放送装置1には、本編データと第1広告の広告データとが入力される。放送装置1に入力される本編データは、例えば、俳優やアナウンサー等の出演者が発した音声や出演者の画像のデータ(静止画または動画のいずれであってもよい)である。放送装置1に入力される広告データは、予め蓄積された多数の広告データから順番に選択される。
データ取得部21は、放送番組で放送された本編データを放送装置1から取得する。データ取得部21は、例えば、放送番組で放送された音声のアナログデータを放送装置1から取得する。データ取得部21は、取得したアナログデータを配信データ生成部23に入力する。
図4は、データ再生端末3の構成を示す図である。データ再生端末3は、通信部31と、記憶部32と、制御部33と、スピーカ34と、ディスプレイ35とを有する。制御部33は、例えばCPU(Central Processing Unit)であり、記憶部32に記憶されたプログラムを実行することにより、データ取得部331、広告取得部332及びデータ再生部333として機能する。
図5は、データ再生システムS1における処理の流れを示すシーケンス図である。
まず、データ配信装置2においては、データ取得部21が、放送装置1から本編データを取得する(S11)。続いて、タイミング情報取得部22が、放送装置1から開始タイミング情報を取得する(S12)。配信データ生成部23は、本編データを符号化した番組データと開始タイミング情報とを多重化して、配信データを生成する(S13)。データ配信装置2が生成した配信データは、インターネットNを介して、データ再生端末3に入力される。
上記の説明においては、第1広告が挿入された期間の開始タイミングを示す開始タイミング情報をメタ情報として番組ファイルに付加する例を示したが、開始タイミング情報の態様は任意である。例えば、本編の音声信号に、可聴音域よりも高い周波数(例えば、15KHz以上)の所定の信号を付加することにより、データ再生端末3が、第1広告が挿入された期間の開始タイミングを特定できるようにしてもよい。
上記の説明においては、データ再生端末3が広告サーバ4から広告データを取得する例について説明したが、データ再生端末3が広告データを取得する方法は任意である。例えば、データ再生端末3が予め広告データを記憶部32が記憶しておき、データ配信装置2から配信データを取得した後に、記憶部32に記憶された広告データを読み出して再生してもよい。
以上説明したように、本実施形態のデータ再生システムS1においては、データ配信装置2が、番組データと、放送番組で第1広告が挿入されていた期間の開始タイミングを示す開始タイミング情報とをデータ再生端末3に配信する。そして、データ再生端末3は、広告サーバ4から、放送番組で挿入されていた第1広告と異なる第2広告のデータを取得する。データ再生端末3は、番組データの再生中に、広告の再生開始タイミングになると、番組データの再生を停止して第2広告の再生を開始する。このようにすることで、データ再生端末3は、放送番組の本編を再生するとともに、第1広告よりも適した第2広告をデータ再生端末3のユーザに視聴させることができる。
[データ再生システムS2の構成]
図7は、第2の実施形態に係るデータ再生システムS2の構成を示す図である。第2の実施形態においては、データ再生システムS2が広告配信装置5を有する点で、第1の実施形態に係るデータ再生システムS1と異なる。
図8は、データ再生システムS2における処理の流れを示すシーケンス図である。図8におけるステップS11〜S13は、図5に示したシーケンス図と同じである。広告配信装置5は、データ配信装置2が配信した配信データを取得すると(S31)、配信データに含まれている番組データに対応する番組のタイトル等の番組情報を、予め登録されたデータ再生端末3に送信する(S32)。
上記の説明においては、広告サーバ4と広告配信装置5とが異なる装置であるものとしたが、広告サーバ4と広告配信装置5とが一体の装置であってもよい。例えば、広告配信装置5は、データ再生端末3に配信可能な多数の広告を格納し、広告サーバ4に広告要求を送信することなく、自身が格納している多数の広告からユーザに適した広告を選択してもよい。
以上説明したように、データ再生システムS2においては、広告配信装置5が、番組が放送された際に挿入されていた第1広告と異なる第2広告を広告期間に挿入して、データ再生端末3に配信する。したがって、データ再生端末3は、広告期間に第2広告を挿入するための専用アプリケーションソフトを必要とせず、ユーザは、汎用のコンテンツ再生用アプリケーションソフトを用いて番組を視聴することができる。
図9は、第3の実施形態に係るデータ再生システムS3の構成を示す図である。データ再生システムS3は、データ配信装置2が、インターネットNではなく放送網Bを介して番組データ及び開始タイミング情報を含む配信データを配信するという点で、データ再生システムS1及びデータ再生システムS2と異なる。
以上説明したように、データ再生システムS3においては、データ配信装置2が放送網Bを介して番組データ及び開始タイミング情報を含む配信データを配信する。このようにすることで、放送波を受信するテレビにおいて配信データを取得できるので、ユーザは、通常の放送番組を視聴する時と同じ環境で配信データに含まれる番組を視聴することができる。この際、データ再生システムS3は、放送された番組をリアルタイムで視聴する場合に挿入された第1広告と異なる第2広告をユーザに視聴させることができるので、放送番組における広告の効果を大きくすることができる。
2 データ配信装置
3 データ再生端末
4 広告サーバ
5 広告配信装置
21 データ取得部
22 タイミング情報取得部
23 配信データ生成部
24 配信部
31 通信部
32 記憶部
33 制御部
34 スピーカ
331 データ取得部
332 広告取得部
333 データ再生部
51 データ取得部
52 配信部
S1〜S3 データ再生システム
Claims (13)
- 放送番組で放送された番組データを配信する配信装置と、前記配信装置が配信した前記番組データを再生するデータ再生端末と、を備えるデータ再生システムであって、
前記配信装置は、前記番組データと、前記放送番組が放送された際に前記放送番組中に第1広告が挿入された期間である広告期間の開始タイミングを示す開始タイミング情報とを配信する配信部を有し、
前記データ再生端末は、前記番組データを再生するとともに、前記開始タイミング情報が開始タイミングを示す前記広告期間に前記第1広告と異なる第2広告を再生し、前記第2広告の長さが前記広告期間の長さよりも短い場合に、前記第1広告及び前記第2広告と異なる所定の情報を再生するデータ再生部を有する、データ再生システム。 - 前記配信部は、前記番組データ及び前記開始タイミング情報を多重化した配信データを配信する、
請求項1に記載のデータ再生システム。 - 前記配信部は、前記広告期間の長さを示す期間情報をさらに配信し、
前記データ再生部は、前記期間情報が示す前記広告期間の長さに対応する前記第2広告を再生する、
請求項1又は2に記載のデータ再生システム。 - 前記配信部は、前記広告期間の終了タイミングを示す終了タイミング情報をさらに配信し、
前記データ再生部は、前記開始タイミング情報及び前記終了タイミング情報が示す前記広告期間の長さに対応する前記第2広告を再生する、
請求項1又は2に記載のデータ再生システム。 - 前記データ再生部は、前記広告期間の長さよりも短い複数の前記第2広告を再生する、
請求項1から4のいずれか一項に記載のデータ再生システム。 - 前記データ再生部は、前記データ再生端末のユーザの属性に対応する前記第2広告を再生する、
請求項1から5のいずれか一項に記載のデータ再生システム。 - 前記放送番組の放送中に前記番組データの出力と前記第1広告の出力とを切り替えたタイミングに基づいて前記開始タイミング情報を生成するタイミング情報生成部をさらに有する、
請求項1から6のいずれか一項に記載のデータ再生システム。 - 前記放送番組の放送中に前記番組データを出力するか前記第1広告を出力するかを番組制作者の操作に基づき切り替える切替部をさらに有し、
前記タイミング情報生成部は、前記番組制作者が前記切替部を操作したタイミングに基づいて前記開始タイミング情報を生成する、
請求項7に記載のデータ再生システム。 - 前記データ再生端末は、前記開始タイミングよりも前のタイミングで前記第2広告を取得する広告取得部をさらに有する、
請求項1から8のいずれか一項に記載のデータ再生システム。 - 前記第2広告を前記データ再生端末に配信する広告配信装置をさらに備え、
前記配信部は、前記番組データと、前記開始タイミング情報とを前記広告配信装置に配信し、
前記広告配信装置は、前記開始タイミング情報が開始タイミングを示す前記広告期間に挿入した前記第2広告を前記番組データと共に前記データ再生端末に配信し、
前記データ再生端末は、前記広告配信装置が送信した前記番組データ及び前記第2広告を再生する、
請求項1から8のいずれか一項に記載のデータ再生システム。 - 放送番組で放送された番組データと、前記放送番組が放送された際に第1広告が挿入された期間である広告期間の開始タイミングを示す開始タイミング情報とを、前記番組データを配信する配信装置から配信するステップと、
前記番組データを再生するデータ再生端末が、前記番組データに含まれる第1番組データを再生するステップと、
前記データ再生端末が、前記第1番組データを再生した後に、前記開始タイミング情報が開始タイミングを示す前記広告期間に前記第1広告と異なる第2広告を再生するステップと、
前記データ再生端末が、前記第2広告の長さが前記広告期間の長さよりも短い場合に、前記第1広告及び前記第2広告と異なる所定の情報を再生するステップと、
を有するデータ再生方法。 - 放送番組で放送された番組データ、及び前記放送番組が放送された際に第1広告が挿入された期間である広告期間の開始タイミングを示す開始タイミング情報を取得するデータ取得部と、
前記第1広告と異なる第2広告を取得する広告取得部と、
前記番組データを再生するとともに、前記開始タイミング情報が開始タイミングを示す前記広告期間に前記第2広告を再生し、前記第2広告の長さが前記広告期間の長さよりも短い場合に、前記第1広告及び前記第2広告と異なる所定の情報を再生するデータ再生部と、
を有するデータ再生端末。 - コンピュータに、
放送番組で放送された番組データ、及び前記放送番組が放送された際に第1広告が挿入された期間である広告期間の開始タイミングを示す開始タイミング情報を取得するステップと、
前記番組データに含まれる第1番組データを再生するステップと、
前記第1番組データを再生した後に、前記開始タイミング情報が開始タイミングを示す前記広告期間に前記第1広告と異なる第2広告を再生するステップと、
前記第2広告の長さが前記広告期間の長さよりも短い場合に、前記第1広告及び前記第2広告と異なる所定の情報を再生するステップと、
を実行させるためのデータ再生用プログラム。
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JP2005184183A (ja) * | 2003-12-17 | 2005-07-07 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | テレビ番組受信装置及びそれを用いたテレビ番組受信システム |
JP2008530944A (ja) * | 2005-02-25 | 2008-08-07 | ケーティーフリーテル・カンパニー・リミテッド | 放送サービスの遂行中に独自広告を出力する方法及びその方法を行う利用者端末 |
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