JP6188537B2 - 無線基地局 - Google Patents

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Description

本発明は、無線基地局に関する。
LTE(Long Term Evolution)方式の移動通信システムにおいて、無線基地局eNBが故障する場合に、かかる無線基地局eNBに接続していた移動局UEの通信を継続することができるように、かかる移動局UEを別の無線基地局eNBに接続させる必要がある。
LTE方式では、移動局UEは、所定期間、下りリンクにおけるRS(Reference Symbol)を検出できない場合に、その時点のベストセルに再接続することが規定されている(非特許文献1参照)。
また、無線基地局eNBの構成の1つとして、L2(Layer 2)機能部及びBB(Base Band)機能部を別々に管理するように構成されることが考えられる。
ここで、L2機能部は、図7に示すように、例えば、移動局UE単位で設定されるように構成されており、各移動局UEのPDCP(Packet Data Convergence Protocol)レイヤ機能及びRLC(Radio Link Control)レイヤ機能と通信するように構成されている。
一方、BB機能部は、図7に示すように、例えば、セル単位で設定されるように構成されており、無線基地局eNB配下の各セルにおいて接続状態の移動局UEのMAC(Media Access Control)レイヤ機能及び物理(PHY)レイヤ機能と通信するように構成されている。
また、CA(Carrier Aggregation)が行われる場合には、1つの移動局UE(PDCPレイヤ機能及びRLCレイヤ機能)に対して複数のMACレイヤ機能及び物理レイヤ機能が関連付けられるため、処理能力を最適化するために、図8に示すように、L2レイヤ機能のリソースをCAを実現するセルで設定されている複数のBB機能部間で共有することも検討されている。
3GPP TS36.331
しかしながら、従来のL2機能部及びBB機能部を別々に管理している無線基地局eNBでは、L2機能部が故障すると、かかるL2機能部において管理されていたL2関連の状態変数が失われるため、これ以降、移動局UEと無線基地局eNBとの間で、PDCPレイヤ機能及びRLCレイヤ機能で処理を行うDCCH(Dedicated Control Channel)により制御を行うことができない。
その結果、ハンドオーバ手順によって移動局UEを別の無線基地局eNBやセルに遷移させたり、「RRC Connection Release」により移動局UEを一旦アイドル状態(RRC_Idle状態)に遷移させたりすることができないという問題点があった。
ここで、上述のL2関連の状態変数には、例えば、PDCP-HFN(Hyper Frame Number)や、PDCP-SN(Sequence Number)や、RLC-SN等が含まれる。
そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、PDCPレイヤ機能及びRLCレイヤ機能で処理を行うDCCHによる制御を用いることなく、配下のセルにおいて接続状態である移動局を別の無線基地局に再接続させることができる無線基地局を提供することを目的とする。
本発明の第1の特徴は、各移動局のPDCPレイヤ機能及びRLCレイヤ機能と通信するように構成されているレイヤ2機能部と、セルごとに設定されており各セルにおいて接続状態の移動局のMACレイヤ機能及び物理レイヤ機能と通信するように構成されているベースバンド機能部とを具備する無線基地局であって、前記レイヤ2機能部の故障を検出した場合、該レイヤ2機能部との間で通信を行っている移動局に対して、ランダムアクセス手順を起動するように指示する指示信号を送信するように構成されており、前記ランダムアクセス手順において、前記移動局からのメッセージ3又はプリアンブルを破棄するように構成されており、前記移動局から再接続要求信号を受信すると、該移動局に対して再接続拒絶信号を送信するように構成されていることを要旨とする。
以上説明したように、本発明によれば、PDCPレイヤ機能及びRLCレイヤ機能で処理を行うDCCHによる制御を用いることなく、配下のセルにおいて接続状態である移動局を別の無線基地局に再接続させることができる無線基地局を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの全体構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る無線基地局eNB#Aの機能ブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの動作の一例を示すシーケンス図である。 本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの動作の一例を示すシーケンス図である。 本発明の第1の実施形態に係る無線基地局eNB#Aの動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る無線基地局eNB#Aの動作の一例を示すフローチャートである。 従来技術を説明するための図である。 従来技術を説明するための図である。
(本発明の第1の実施形態に係る移動通信システム)
図1乃至図6を参照して、本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムについて説明する。本実施形態に係る移動通信システムとして、LTE方式の移動通信システムを例示して説明するが、本発明は、LTE方式以外の移動通信システムにも適用可能である。
図1に示すように、本実施形態に係る移動通信システムは、セル#A及びセル#Bを管理する無線基地局eNBと、移動局UEとを具備している。
本実施形態では、セル#Aは、マクロセルであり、セル#Bは、スモールセル(或いは、フェムトセル)であり、図1に示すように、セル#Bは、セル#Aのカバーエリア内に設けられているものとする。
また、本実施形態では、移動局UEが、セル#A及びセル#Bを用いてCAを行っているものとする。
図1に示すように、無線基地局eNBは、上述のL2機能部1及びBB機能部2A/2Bを具備している。なお、L2機能部1は、BB機能部2A/2Bに接続されている。
ここで、移動局UEが、セル#A及びセル#Bを用いてCAを行っている場合であっても、L2機能部1は、移動局UEのPDCPレイヤ機能及びRLCレイヤ機能と通信するように構成されている。
一方、BB機能部2Aは、セル#A用として設定されるように構成されており、セル#Aにおいて接続状態の1つ又は複数の移動局UEのMACレイヤ機能及び物理レイヤ機能と通信するように構成されている。
同様に、BB機能部2Bは、セル#B用として設定されるように構成されており、セル#Bにおいて接続状態の1つ又は複数の移動局UEのMACレイヤ機能及び物理レイヤ機能と通信するように構成されている。
図2に示すように、本実施形態に係る無線基地局eNBは、制御部11と、送信部12と、受信部13とを具備している。
制御部11は、セル#A/#Bにおいて接続状態の移動局UEとの間の通信に係る制御を行うように構成されており、送信部12は、かかる移動局UEに対して各種信号を送信するように構成されており、受信部13は、かかる移動局UEから各種信号を受信するように構成されている。
ここで、制御部11が、L2機能部1の故障を検出した場合、送信部12は、L2機能部1との間で通信を行っている移動局UEに対して、RACH(Random Access Channel)手順を起動するように指示する「PDCCH order」を送信するように構成されている。
なお、かかる時点で、制御部11は、移動局UEに対する上りリンク及び下りリンクのスケジューリング処理を停止するように構成されていてもよい。
また、制御部11(或いは、受信部13)は、かかるRACH(Contention based RACH)手順において、移動局UEからの「Message 3」を破棄し、「Message 4(Contention resolution)」を送信しないように構成されている
この時、「Message 3」に対する「MAC-ACK」を送信し、移動局からのHARQ再送を停止させてもよい。
或いは、制御部11(或いは、受信部13)は、かかるRACH(Non-contention based RACH)手順において、移動局UEからの「RA preamble」を破棄し、対応する「RA response」を送信しないように構成されている。
さらに、その後、受信部13が、移動局UEから「RRC connection re-establishment request」を受信すると、受信部13(或いは、制御部11)は、かかる「RRC connection re-establishment request」を破棄し、送信部12は、移動局UEに対して「RRC connection re-establishment reject」を送信するように構成されている。
ここで、送信部12は、「RRC connection re-establishment reject」について、CCCH(Common Control Channel)にマッピングすることで、PDCPレイヤ機能及びRLCレイヤ機能を介さずに、移動局UEに対して送信することができる。
また、受信部13が、送信部11によって「PDCCH order」が送信されてから所定期間内に移動局UEから所定数の「Message 3」又は「RA preamble」を受信しない場合、送信部12は、かかる「PDCCH order」が移動局UEに届いていないと見なして、かかる「PDCCH order」を再送するように構成されていてもよい。
さらに、受信部13が、送信部12によって「PDCCH order」が所定回数送信されても移動局UEから所定数の「Message 3」又は「RA preamble」を受信しない場合、制御部11は、移動局UEに対して割り当てられている通信リソース(例えば、UEコンテキストやC-RNTIや上りリンクリソース等)を解放するように構成されていてもよい。
なお、送信部12(或いは、制御部11)は、1TTI(Transmission Time Interval)当たりに「PDCCH order」を送信する移動局UEの数を所定数に制限するように構成されていてもよい。
また、送信部12(或いは、制御部11)は、1TTI当たりに「RRC connection re-establishment reject」を送信する移動局UEの数を所定数に制限するように構成されていてもよい。
ここで、上述の所定数は、無線基地局eNBの混雑度又はセル#A(或いは、セル#B)の混雑度によって決定されるように構成されていてもよい。
なお、無線基地局eNBの混雑度は、無線基地局eNB配下の全てのセルにおける接続状態の移動局UEの数や、無線基地局eNB配下の全てのセルにおけるDRX(Discontinuous Reception、間欠受信)状態の移動局UEの比率や、無線基地局eNB配下の全てのセルにおいてCAを行っている移動局UEの比率や、無線基地局eNB配下の全てのセルにおける平均スループットや、無線基地局eNB配下の全てのセルにおいて設定されているLCH(Logical Channel)の数等によって決定されるように構成されていてもよい。
同様に、セル#A(或いは、セル#B)の混雑度は、セル#A(或いは、セル#B)における接続状態の移動局UEの数や、セル#A(或いは、セル#B)におけるDRX状態の移動局UEの比率や、セル#A(或いは、セル#B)においてCAを行っている移動局UEの比率や、セル#A(或いは、セル#B)における平均スループットや、セル#A(或いは、セル#B)において設定されているLCHの数等によって決定されるように構成されていてもよい。
また、「PDCCH order」を送信する移動局UEの数の制限に用いられる所定数、及び、「RRC connection re-establishment reject」を送信する移動局UEの数の制限に用いられる所定数は、同じであるように構成されていてもよいし、異なるように構成されていてもよい。
また、受信部13が、上述の「RRC connection re-establishment reject」が送信されてから所定期間内に「UE context release」を受信しない場合、送信部12は、「RRC connection re-establishment reject」を再送するように構成されていてもよい。
また、受信部13が、上述の「RRC connection re-establishment reject」が所定回数送信されても「UE context release」を受信しない場合、制御部11は、移動局UEに対して割り当てられている通信リソースを解放するように構成されていてもよい。
以下、図3乃至図6を参照して、本実施形態に係る移動通信システムの動作の一例について説明する。
第1に、図3を参照して、本実施形態に係る移動通信システムにおいて「Contention based RACH手順」が行われる場合の動作の一例について説明する。
図3に示すように、無線基地局eNBは、ステップS1001において、L2機能部の故障を検出すると、ステップS1002において、移動局UEに対して、「PDCCH order」を送信する。
ステップS1003において、移動局UEは、無線基地局eNBに対して、「RA preamble(contention)」を送信し、「Contention resolution timer」を起動する。
ステップS1004において、無線基地局eNBは、移動局UEに対して、「RA response」を送信し、ステップS1005において、移動局UEは、無線基地局eNBに対して、「Message 3(C-RNTI MAC CE)」を送信する。
ここで、無線基地局eNBは、移動局UEからの「Message 3」を破棄する。
移動局UEは、ステップS1006において、上述の「Contention resolution timer」の満了を検出すると、「Contention based RACH手順」が失敗したものと見なして、無線基地局eNBに対して、再度、「RA preamble(contention)」を送信する。
その後、ステップS1003乃至S1006の処理が繰り返される。
移動局UEは、ステップS1007において、「RA preamble」の再送超過により、RLF(Radio Link Failure)を検出して、ステップS1008において再接続手順を起動し、T301を起動し、無線基地局eNBに対して「RA preamble(contention)」を送信する。
ステップS1009において、無線基地局eNBは、移動局UEに対して、「RA response」を送信し、ステップS1010において、移動局UEは、無線基地局eNBに対して、「RRC connection re-establishment request」を送信する。
無線基地局eNBは、かかる「RRC connection re-establishment request」を破棄する。
ここで、無線基地局eNBは、ステップS1011において、かかる「RRC connection re-establishment request」に対して、「RRC connection re-establishment reject」を返信してもよい。
ステップS1012において、移動局UEは、「RRC connection re-establishment request」に対する応答を受信しない場合、或いは、「RRC connection re-establishment reject」を受信した場合、一旦、アイドル状態に遷移し、上位からの要求により、再度、発信処理を行い、RRCコネクションを新規に確立する(NAS recovery)。
具体的には、移動局UEは、所定期間経過するまで、すなわち、T301が満了するまでに、再接続手順が完了しない場合には、かかる再接続手順が失敗であると判断し、一旦、アイドル状態に遷移し、上位からの要求により、再度、発信処理を行い、RRCコネクションを新規に確立する。
第2に、図4を参照して、本実施形態に係る移動通信システムにおいて「Non-contention based RACH手順」が行われる場合の動作の一例について説明する。
図4に示すように、無線基地局eNBは、ステップS2001において、L2機能部の故障を検出すると、ステップS2002において、移動局UEに対して、「PDCCH order」を送信する。
ステップS2003において、移動局UEは、無線基地局eNBに対して、「RA preamble(non-contention)」を送信し、無線基地局eNBは、かかる「RA preamble(non-contention)」を破棄する。
移動局UEは、ステップS2004において、無線基地局eNBから「RA response」を受信しないため、「Non-contention based RACH手順」が失敗したものと見なして、無線基地局eNBに対して、再度、「RA preamble(non-contention)」を送信する。
移動局UEは、ステップS2005において、「RA preamble」の再送超過により、RLFを検出して、ステップS2006において、再接続手順を起動し、T301を起動し、無線基地局eNBに対して「RA preamble(contention)」を送信する。
ステップS2007において、無線基地局eNBは、移動局UEに対して、「RA response」を送信し、ステップS2008において、移動局UEは、無線基地局eNBに対して、「RRC connection re-establishment request」を送信する。
無線基地局eNBは、かかる「RRC connection re-establishment request」を破棄する。
ここで、無線基地局eNBは、ステップS2009において、かかる「RRC connection re-establishment request」に対して、「RRC connection re-establishment reject」を返信してもよい。
ステップS2010において、移動局UEは、「RRC connection re-establishment request」に対する応答を受信しない場合、或いは、「RRC connection re-establishment reject」を受信した場合、一旦、アイドル状態に遷移し、上位からの要求により、再度、発信処理を行い、RRCコネクションを新規に確立する(NAS recovery)。
具体的には、移動局UEは、所定期間経過するまで、すなわち、T301が満了するまでに、再接続手順が完了しない場合には、かかる再接続手順が失敗であると判断し、一旦、アイドル状態に遷移し、上位からの要求により、再度、発信処理を行い、RRCコネクションを新規に確立する。
第3に、図5を参照して、本実施形態に係る移動通信システムにおいて「Contention based RACH手順」又は「Non-contention based RACH手順」が行われる場合に、無線基地局eNBが移動局UEに再接続手順を行わせるための動作の一例について説明する。
図5に示すように、無線基地局eNBは、ステップS101において、L2機能部の故障を検出すると、ステップS102において、「k=0」と設定し、ステップS103において、移動局UEに対して「PDCCH order」を送信し、ステップS104において、「k」の値を1だけ増加させる。
ステップS105において、無線基地局eNBは、「Message 3」或いは「RA preamble(non-contention)」を受信したか否かについて判定する。
「Yes」の場合、本動作は、ステップS106に進み、「No」の場合、本動作は、ステップS107に進む。
ステップS106において、無線基地局eNBは、「Message 3」或いは「RA preamble(non-contention)」を破棄する。
ステップS107において、無線基地局eNBは、「k」が「k_max」以上であるか否かについて判定する。ここで、「k_max」は、上述の所定回数に対応する。
「Yes」の場合、本動作は、ステップS108に進み、「No」の場合、本動作は、ステップS103に戻る。
ステップS108において、無線基地局eNBは、移動局UEに対して割り当てられている通信リソース(例えば、UEコンテキストやC-RNTIや上りリンクリソース等)を解放する、すなわち、呼を解放する。
第4に、図6を参照して、本実施形態に係る移動通信システムにおいて「Contention based RACH手順」或いは「non-contention based RACH手順」が行われる場合の無線基地局eNBの図5に示すステップS106以降の動作の一例について説明する。
図6に示すように、無線基地局eNBは、ステップS201において、「Message 3」或いは「RA preamble(non-contention)」を破棄し、ステップS202において、移動局UEに対して、「RRC connection re-establishment reject」を送信する。
ステップS203において、無線基地局eNBは、「UE context release」を受信したか否かについて判定する。
「Yes」の場合、本動作は、ステップS205に進み、「No」の場合、本動作は、ステップS204に進む。
ステップS204において、無線基地局eNBは、所定回数、移動局UEに対して、「RRC connection re-establishment reject」を送信したか否かについて判定する。
「Yes」の場合、本動作は、ステップS205に進み、「No」の場合、本動作は、ステップS202に戻る。
ステップS205において、無線基地局eNBは、移動局UEに対して割り当てられている通信リソース(例えば、UEコンテキストやC-RNTIや上りリンクリソース等)を解放する、すなわち、呼を解放する。
以上に述べた本実施形態の特徴は、以下のように表現されていてもよい。
本実施形態の第1の特徴は、各移動局UEのPDCPレイヤ機能及びRLCレイヤ機能と通信するように構成されているL2機能部(レイヤ2機能部)1と、セル#A/#Bごとに設定されており各セル#A/#Bにおいて接続状態の移動局UEのMACレイヤ機能及び物理レイヤ機能と通信するように構成されているBB機能部(ベースバンド機能部)2A/2Bとを具備する無線基地局eNBであって、L2機能部1の故障を検出した場合、L2機能部1との間で通信を行っている移動局UEに対して、RACH手順(ランダムアクセス手順)を起動するように指示する「PDCCH order(指示信号)」を送信するように構成されており、かかるRACH手順において、移動局UEからの「Message 3(メッセージ3)」又は「RA preamble(プリアンブル)」を破棄するように構成されており、移動局UEから「RRC connection re-establishment request(再接続要求信号)」を受信すると、移動局UEに対して「RRC connection re-establishment reject(再接続拒絶信号)」を送信するように構成されていることを要旨とする。
かかる特徴によれば、無線基地局eNBは、L2機能部1の故障を検出すると、移動局UEに対して「PDCCH order」を送信することによって再接続手順を誘発し、移動局UEからの「RRC connection re-establishment request」を意図的に排除することによって移動局UEを一旦アイドル状態に遷移させ、再度、移動局UEを正常な別の無線基地局eNBに接続させることができる。
その結果、PDCPレイヤ機能及びRLCレイヤ機能で処理を行うDCCHによる制御を用いることなく、配下のセルにおいて接続状態である移動局を別の無線基地局に再接続させることができる。
本実施形態の第1の特徴において、無線基地局eNBは、上述の「PDCCH order」を送信してから所定期間内に移動局UEから所定数の「Message 3」又は「RA preamble」を受信しない場合、かかる「PDCCH order」を再送するように構成されていてもよい。
かかる特徴によれば、「Message 3」又は「RA preamble」の誤検出の可能性を低減することができる。
本実施形態の第1の特徴において、無線基地局eNBは、「PDCCH order」を所定回数送信しても移動局UEから所定数の「Message 3」又は「RA preamble」を受信しない場合、移動局UEに対して割り当てられている通信リソースを解放するように構成されていてもよい。
かかる特徴によれば、無線基地局eNBの処理能力やリソースの浪費を回避することができる。
本実施形態の第1の特徴において、無線基地局eNBは、1TTI当たりに「PDCCH order」を送信する移動局UEの数を所定数に制限するように構成されていてもよい。
かかる特徴によれば、大量の「PDCCH order」の送信によるセル内のスループットの低下を回避することができる。
本実施形態の第1の特徴において、無線基地局eNBは、1TTI当たりに「RRC connection re-establishment reject」を送信する移動局UEの数を所定数に制限するように構成されていてもよい。
かかる特徴によれば、大量の「RRC connection re-establishment reject」の送信によるセル内のスループットの低下を回避することができる。
本実施形態の第1の特徴において、上述の所定数は、無線基地局eNBの混雑度又はセルの混雑度によって決定されるように構成されていてもよい。
かかる特徴によれば、無線基地局eNBの混雑度又はセルの混雑度を考慮して、どの程度の数の「PDCCH order」及び「RRC connection re-establishment reject」を送信することができるかについて調整することができる。
本実施形態の第1の特徴において、無線基地局eNBは、「RRC connection re-establishment reject」を送信してから所定期間内に「UE context release(コンテキスト解放信号)」を受信しない場合、「RRC connection re-establishment reject」を再送するように構成されていてもよい。
かかる特徴によれば、移動局UEによって「RRC connection re-establishment reject」が受信される確率を高めることができる。
本実施形態の第1の特徴において、無線基地局eNBは、「RRC connection re-establishment reject」を所定回数送信しても「UE context release」を受信しない場合、移動局UEに対して割り当てられている通信リソースを解放するように構成されていてもよい。
かかる特徴によれば、無線基地局eNBの処理能力やリソースの浪費を回避することができる。
なお、上述の無線基地局eNBや移動局UEの動作は、ハードウェアによって実施されてもよいし、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールによって実施されてもよいし、両者の組み合わせによって実施されてもよい。
ソフトウェアモジュールは、RAM(Random Access Memory)や、フラッシュメモリや、ROM(Read Only Memory)や、EPROM(Erasable Programmable ROM)や、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable ROM)や、レジスタや、ハードディスクや、リムーバブルディスクや、CD-ROMといった任意形式の記憶媒体内に設けられていてもよい。
かかる記憶媒体は、プロセッサが当該記憶媒体に情報を読み書きできるように、当該プロセッサに接続されている。また、かかる記憶媒体は、プロセッサに集積されていてもよい。また、かかる記憶媒体及びプロセッサは、ASIC内に設けられていてもよい。かかるASICは、無線基地局eNBや移動局UE内に設けられていてもよい。また、かかる記憶媒体及びプロセッサは、ディスクリートコンポーネントとして無線基地局eNBや移動局UE内に設けられていてもよい。
以上、上述の実施形態を用いて本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。従って、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
UE…移動局
eNB…無線基地局
1…L2機能部
2A、2B…BB機能部
11…制御部
12…送信部
13…受信部

Claims (8)

  1. 各移動局のPDCPレイヤ機能及びRLCレイヤ機能と通信するように構成されているレイヤ2機能部と、セルごとに設定されており各セルにおいて接続状態の移動局のMACレイヤ機能及び物理レイヤ機能と通信するように構成されているベースバンド機能部とを具備する無線基地局であって、
    前記レイヤ2機能部の故障を検出した場合、該レイヤ2機能部との間で通信を行っている移動局に対して、ランダムアクセス手順を起動するように指示する指示信号を送信するように構成されており、
    前記ランダムアクセス手順において、前記移動局からのメッセージ3又はプリアンブルを破棄するように構成されており、
    前記移動局から再接続要求信号を受信すると、該移動局に対して再接続拒絶信号を送信するように構成されていることを特徴とする無線基地局。
  2. 前記指示信号を送信してから所定期間内に前記移動局から所定数のメッセージ3又はプリアンブルを受信しない場合、該指示信号を再送するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の無線基地局。
  3. 前記指示信号を所定回数送信しても前記移動局から所定数のメッセージ3又はプリアンブルを受信しない場合、該移動局に対して割り当てられている通信リソースを解放するように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の無線基地局。
  4. 1TTI当たりに前記指示信号を送信する移動局の数を所定数に制限するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の無線基地局。
  5. 1TTI当たりに前記再接続拒絶信号を送信する移動局の数を所定数に制限するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の無線基地局。
  6. 前記所定数は、前記無線基地局の混雑度又は前記セルの混雑度によって決定されるように構成されていることを特徴とする請求項4又は5に記載の無線基地局。
  7. 前記再接続拒絶信号を送信してから所定期間内にコンテキスト解放信号を受信しない場合、該再接続拒絶信号を再送するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の無線基地局。
  8. 前記再接続拒絶信号を所定回数送信しても前記コンテキスト解放信号を受信しない場合、該移動局に対して割り当てられている通信リソースを解放するように構成されていることを特徴とする請求項7に記載の無線基地局。
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