JP6188368B2 - 印刷装置および情報処理装置、制御方法、プログラム - Google Patents

印刷装置および情報処理装置、制御方法、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置と印刷装置が通信する技術に関する。
非特許文献1はクライアントコンピュータがプリンタに特定の要素のリクエストを行う技術と、プリンタが特定の要素のレスポンスを行う技術を開示している。
Print Service Definition v1.1 for Web Services on Devices[WSDPrintServiceV11.doc]2012年7月24日、[2013年3月6日検索]、インターネット(URL:http://download.microsoft.com/download/E/9/7/E974CFCB−4B3B−40CC−AF92−4F7F84477F0B/Printer.zip)
ここで画像処理装置が応答する応答データのサイズに制限サイズがあって、応答データのサイズが制限サイズを超えると応答できないか、あるいはエラーになる環境を想定する。
しかしながら、非特許文献1はレスポンス時の応答データが制限サイズを超える場合について想定していない。よって、非特許文献1の技術を用いても前述の環境では応答(レスポンス)ができないか、エラーになる虞がある。
本発明は応答データのサイズが制限サイズを超える可能性を低減することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明に係る画像処理装置は、第1の要素データと第2の要素データの要求を受信する受信手段と、前記第2の要素データがプライベート要素のデータであるかを判断する第1の判断手段と、前記第2の要素データは遅延して通知可能であるかを判断する第2の判断手段と、前記第1の判断手段が前記第2の要素データはプライベート要素のデータでありかつ前記第2の判断手段が前記第2の要素データは遅延して通知可能であると判断した場合に、前記第2の要素データを遅延して通知することを示す遅延データと前記第1の要素データを、前記受信手段が受信した前記要求に対応する応答データとして応答する応答手段と、前記応答手段が前記応答データを応答した後に、前記第2の要素データを通知する通知手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば応答データのサイズが制限サイズを超える可能性を低減できる。
印刷装置と情報処理装置の構成図 情報処理装置のソフトウェア構成図 アプリケーションから印刷装置までのデータの流れを説明するためのブロック図 情報処理装置と印刷装置の情報通信の流れを示すシーケンス図 Bidi拡張ファイルの内容を示す図 情報取得要求受信後の印刷装置の処理を示すフローチャート 情報取得要求の内容を示す図 応答データを示す図 イベント通知情報の内容を示す図 情報取得要求受信後の印刷装置の処理を示すフローチャート 情報取得要求受信後の印刷装置の処理を示すフローチャート 情報処理装置の情報取得要求処理を示すフローチャート 情報処理装置の情報取得要求処理を示すフローチャート
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態を詳しく説明する。尚、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施の形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
複数の情報処理装置によって画像処理装置の一例である印刷装置を共有するネットワーク印刷システムにおける標準化が進んでいる。例えば、WSD(Web Service on Devices)のプリントサービスを利用したネットワーク印刷システムについて説明する。このネットワーク印刷システムではイベントベースのプロトコルが利用できる。さらに、印刷装置から情報処理装置に対して通知されるイベントを利用して、情報処理装置がこのイベントにより様々な制御を行うことができる。例えば、印刷装置は状態が変化したこと通知するイベント(PrinterElementsChange Event)によって、情報処理装置に印刷装置の現在の状態を伝える。
ところで、新たにネットワークに接続した情報処理装置は、イベントベースの情報通知処理のみを利用すると、ネットワークに接続されてから印刷装置の状態が遷移するまで印刷装置の状態情報が通知されない。つまり新たにネットワークに接続した情報処理装置内で動作するアプリケーションは、次に印刷装置の状態が遷移するまで印刷装置の情報を知り得ないことになる。そのため、情報処理装置側から能動的に印刷装置の情報を要求する(GetPrinterElementsRequest Operation)手段が設けられている。新たにネットワークに接続した情報処理装置は、印刷装置との接続が確立すると、最初に印刷装置の各種情報を要求することによって印刷装置の情報を取得することを可能としている。
また、GetPrinterElementsRequestは、一度に複数の情報の取得要求が行えるように設計されている。取得要求に対する応答であるGetPrinterElementsResponseは、一度のGetPrinterElementsRequestに対して一度の応答を行うよう設計されている。
しかしながら、近年の印刷装置の高機能化に伴い、印刷装置の持つ情報のサイズは大きいものになっている。情報処理装置の受信可能なGetPrinterElementsResponseのサイズには一定量の制限が存在する。GetPrinterElementsRequestに対する応答であるGetPrinterElementsResponseは、情報処理装置の受信可能な受信データサイズを越えてしまう虞があった。受信データサイズの制限を超えないよう情報取得要求を一つずつ行えば、一つの要求に対する受信データサイズは小さくなる。しかし、印刷装置の応答処理負荷は、複数のGetPrinterElementsRequestに対して複数の応答を行う必要があるため、大きくなってしまう。以降、このような課題を解決し得るシステムに関して説明する。
<実施形態1>
図1を参照して本実施形態における情報処理装置と印刷装置の構成を説明する。
情報処理装置100は入力インタフェース102とCPU103、ROM104、RAM105、外部記憶装置106、出力インタフェース108、表示部107、キーボード101、マウス109、ネットワークインタフェース110を有する。ネットワークインタフェース110はネットワーク190にネットワークケーブル111を介して接続してある。ROM104には初期化プログラムが入っており、外部記憶装置106にはアプリケーションプログラム群、とOS(Operating System)、プリンタドライバやその他各種のデータが保存されている。RAM105は外部記憶装置106に格納される各種プログラムがワークメモリとして使用する。加えて、CPU103が外部記憶装置106に記憶されているプログラムに基づき処理を実行することによって、図2に示されるような情報処理装置100のソフトウェア構成及び後述するフローチャートの各ステップの処理が実現される。
印刷装置150はネットワークインタフェース151とRAM152、プリントエンジン153、ROM154、CPU156を有する。ネットワークインタフェース151はネットワーク190にネットワークケーブル157を介して接続してある。RAM152はCPU156の主メモリとワークメモリとして用いられ、受信した印刷ジョブを一旦保存するための受信バッファーや各種のデータを保存する。プリントエンジン153はRAM152に保存されたデータに基づき印刷を行う。ROM154にはステータス管理プログラム155等、各種の制御プログラムや各制御プログラムが使用するデータが入っており、CPU156はこれらの制御プログラムに従って印刷装置150の各部を制御する。ステータス管理プログラム155は図示していない印刷装置内部にある各種のセンサの情報を元に印刷装置150の状態を監視し、ステータス情報を作成、RAM152にストアするプログラムである。印刷装置150はこうして作成したステータス情報に基づいて後述する応答データやイベントデータを生成する。加えて、CPU156がROM154に記憶されているプログラムに基づき処理を実行することによって後述するフローチャートの各ステップの処理が実現される。
ここでは例として情報処理装置100と印刷装置150の処理分担を上記のように示したが、特にこの分担形態限らず他の形態であっても構わない。
図2は情報処理装置200(100)のソフトウェア構成を示す図である。同図において、207はEthernet(登録商標)を制御するEthernet(登録商標)制御スタックである。206はIP Networkを制御するIP Network制御スタックである。204はWSDを制御するWSD制御スタック、205はIHV(Independent Hardware Vendor)の独自プロトコルを制御するIHVネイティブプロトコル制御スタックである。203はデバイスドライバ群であり、OSに標準で同梱されている標準ドライバ群とIHVから提供されるIHV製ドライバ群から構成される。印刷装置を制御する後述のプリンタドライバ321もドライバ群のひとつである。202はアプリケーション/DDIインタフェースであり、Application Programing Interface(API)、Device Driver Interface(DDI)から構成される。201はアプリケーション群である。
図3はアプリケーションから印刷装置までのデータの流れを説明するためのブロック図である。アプリケーション301(アプリケーション群201内の一つのアプリケーション)は、OSの提供する印刷指示を行うAPIを利用し、OSへ印刷処理の要求を行う。印刷処理の要求はOS内のスプーラ311にて処理される。スプーラ311はアプリケーション301からの印刷要求を受け、プリントキュー312に印刷ジョブ313として格納する。スプーラ311は情報処理装置100内の複数のアプリケーション301からの複数の印刷ジョブ313をプリントキュー312に格納する。スプーラ311はプリントキュー312に格納した印刷ジョブ313を順次プリンタドライバ321へ送信する。プリンタドライバ321は、印刷ジョブ313を受信すると、ページ構成モジュール322にてページ構成処理を行う。ページ構成処理とは、アプリケーション301から指示された印刷設定情報が印刷ジョブ313に付加されており、印刷設定情報に基づいて一つの印刷ジョブ313内のページの順序を並べ替える処理や、複数ページを1ページにレイアウトする処理を指す。ページ構成モジュール322によるページ構成処理が終了すると、プリンタドライバ321はコマンド生成モジュール323で印刷ジョブ313を印刷データの形式へ変換する処理を行う。印刷データの形式とは印刷装置150が解釈可能なデータの形式である。コマンド生成モジュール323によって印刷ジョブ313を印刷データの形式に変換する処理が完了すると、プリンタドライバ321は印刷装置331(150)へポートモニター314を介して印刷ジョブ313を送信する。印刷装置331は印刷ジョブ313に基づいて用紙などの記録媒体にインクなどの記録材料を用いて印刷を行う。ポートモニター314は、印刷装置150へ情報取得要求および印刷装置150から情報受信、又は印刷装置150からのイベントを受信する役割も担う。ポートモニター314は、プリンタドライバ321が必要とする情報を知るために、プリンタドライバ321のBidi拡張ファイル324(後述する)を参照する。
なお、ポートモニター314はOS標準のものであっても構わないし、ベンダー独自のものであっても構わない。
図4は、情報処理装置100と印刷装置150の情報通信処理の流れを示すシーケンス図である。情報処理装置100が印刷装置150の情報を取得する流れを説明する。情報処理装置100はGetPrinterElementsRequest Operation(情報取得要求)を印刷装置150に発行する(S401)ことによって印刷装置150へ情報の要求を行う。情報取得要求には固有のID(識別子)であるメッセージIDが格納されている。印刷装置150は情報取得要求を受信する(S402)と、要求に応じた情報を収集し、GetPrinterElementsResponse Operation(情報取得応答)を発行することにより情報処理装置100へ応答する(S403)。情報取得応答では情報処理装置100へ応答データを送信する。応答データには情報取得要求時に送信されたメッセージIDが情報取得応答に関連するIDとして格納されている。これによりどの情報取得要求に対応する情報取得応答(あるいは応答データ)であるのかを情報処理装置100が特定することができる。情報処理装置100は情報取得応答を受信する(S404)と、受信した情報で記憶領域(S450)内の情報を更新する(S405)。
次に、印刷装置150が印刷装置150内の情報に遷移が発生した際に、情報処理装置100へイベント通知を行う流れを説明する。印刷装置150は印刷装置150内の情報に遷移が発生したことを検知する(S411)と、イベントデータを生成してPrinterElementsChangeEventを情報処理装置100へ発行する(S412)。PrinterElementsChangeEvent発行処理をイベント通知、イベント通知の内容をイベントデータと称す。イベント通知は前述の情報取得応答とは異なり、情報処理装置100が要求していなくとも送信することができる。また、イベント通知に関連するIDも存在しない。情報処理装置100は、イベント通知を受信する(S413)と、受信した情報で記憶領域(S450)内の情報を更新する(S414)。
本明細書では情報取得要求を受信した際に、その要求に応えて情報取得応答を発行することを「応答」と表現する。一方、前述のように関連するIDを指定せずにイベントデータを自発的に送信することを「通知」と表現する。
なお、本実施形態において、情報処理装置100側で行う情報取得要求の発行、応答データの受信、イベントデータの受信、受信情報を記憶領域S450へ更新する処理は、OSのポートモニター(WSDポートモニター)314にて行う構成にて説明する。
図5(a)は、Bidi拡張ファイル324の内容を示す図である。Bidi拡張ファイル324には印刷装置に要求すべきプライベート要素のデータが記載されている。プライベート要素のデータについては後述する。以降Bidi拡張ファイル324に記載されている内容について詳細に説明する。501は、ネームスペース「http://www.ihv.com/2008/01/print」の略称が「ihv」である旨を定義している。以降、「ihv」という接頭辞が付されたXML要素や属性情報やデータは、IHVによりカスタマイズされたVender独自(プライベート)の要素や属性情報やデータであることを意味する。
ここで本明細書における属性情報と属性値の関係について502を例に説明すると、「query=“ihv:Status”」が属性情報であり、属性情報の中でダブルクォーテーションに囲まれた「ihv:Status」が属性値である。
502の「query=“ihv:Status”」属性情報は、「ihv:Status」という印刷装置150の要素データを情報処理装置100内のプリンタドライバ321が必要としている旨を示す。「ihv:Status」を必要とすることをポートモニター314が知ることにより、ポートモニター314は記憶領域S450内に「ihv:Status」要素データを残すよう動作する。同様に、503の「query=“ihv:Capability”」属性情報は、「ihv:Capability」という印刷装置150の要素データを情報処理装置100内のプリンタドライバ321が必要としている旨を示す。「ihv:Status」や「ihv:Capability」等のihvから始まる要素をプライベート要素と称す。印刷装置150がXML構成上プライベート要素で括って情報処理装置100へ情報取得応答またはイベント通知する要素データをプライベート要素のデータと称す。要素と要素データの関係については後述する。
情報処理装置100と印刷装置150との接続が確立したことを確認すると、OSは印刷装置150の情報を情報取得要求によって印刷装置150へ取得を要求する。OSが取得を要求する情報は、WSDプリントサービス標準(パブリック)の要素(パブリック要素)とともに、Bidi拡張ファイル324に記されたプライベート要素の要求も併せて行う。
次に要素データと要素の関係について図7の702を用いて説明する。本明細書において<wsdst:Name>や</wsdst:Name>のように括弧によって括られている記述を要素と呼ぶ。また先頭にスラッシュを含まないものが開始要素であり、スラッシュを含むものが終了要素である。そして、この開始要素と終了要素の間にある記述(データ)を本明細書では要素データと呼ぶ。本明細書では要素データを要素によって括られているデータとも表現する。
図7(a)はパブリック要素とプライベート要素を同時に要求する際の情報取得要求で要求する要素データを示す情報である。701に示す「wsdst:RequestedElements」要素の子要素である「wsdst:Name」要素の要素データは、印刷装置150に要求する要素データ(パブリック要素のデータ若しくはプライベート要素のデータ)の名称を示す。情報取得要求の内容には「wsdst:RequestedElements」要素の子要素として「wsdst:Name」を複数記述することが可能である。ここで、「wsdst」という接頭辞は、標準的(パブリック)なWSDプリントサービスのネームスペースの略称である。702は「wsdst:Name」要素に「wsdst:PrinterStatus」データが括られた様子を示している。703は「wsdst:Name」要素に「wsdst:DefaultPrintTicket」データが括られた様子を示している。704は「wsdst:Name」要素に「ihv:Status」データが括られた様子を示している。705は「wsdst:Name」要素に「ihv:Capability」データが括られた様子を示している。以上のとおり、図7(a)の情報取得要求には、702〜704の「wsdst:Name」要素で括られた複数のデータを一度に印刷装置に要求する旨が記されている。
情報処理装置100と印刷装置150との接続が確立した直後のOSは、図7(a)に示すように複数のデータを一度に要求する。しかしながら、情報取得要求に対して印刷装置150が応答する情報取得応答のデータ(応答データ)のサイズには制限がある。応答データのサイズを小さくし、且つ、全ての印刷装置150の情報を得るために、単純に全てのパブリック要素とプライベート要素を一つずつ分割して情報取得要求を行う手法が考えられる。しかし、全ての要素を分割して情報取得要求を行うと、情報処理装置100が情報取得要求を行う回数が増えてしまう。また、情報取得要求に対する応答データを応答する印刷装置150の負荷も増えてしまう。そのため、情報処理装置100はできる限りまとめて印刷装置150の情報取得の要求を行うことが求められる。また、パブリック要素のデータは、OSも利用することが考えられるため、情報取得要求を分割して情報の取得の遅延を発生させることは望ましくない。そのため、パブリック要素のデータ取得はまとめて行い、プライベート要素のデータ取得は可能な限り分割する手法について、図5(b)、図6、図7(b)を用いて説明する。
図5(b)は、Bidi拡張ファイル324の内容を示す図である。511の「query=“ihv:Status”」属性情報は、「ihv:Status」という印刷装置150の要素データを情報処理装置100内のプリンタドライバ321が必要としている旨を示す。513の「query=“ihv:Capability”」属性情報は、「ihv:Capability」という印刷装置150の要素データを情報処理装置100内のプリンタドライバ321が必要としている旨を示す。512の「query=“ihv:Status_delay”」属性情報は、511の「ihv:Status」という要素名に「_delay」という識別子が付与されている様子を示す。「_delay」という識別子が付与された「ihv:Status_delay」512は、「ihv:Status」要素データ(以降単に「Status」データと呼ぶ。)の取得要求に対して、「Status」データを遅延して通知してもよい旨を示す。要素データを遅延して通知する処理については、後に図6を用いて説明する。OSは印刷装置150との接続が確立すると、複数のパブリック要素とともに3つのプライベート要素(「ihv:Status」、「ihv:Status_delay」、「ihv:Capability」)の要素データをまとめて要求する。
図7(b)は図5(b)のBidi拡張ファイル324を読み取ったOSが要求する情報取得要求の内容を示す。図7(a)と比べて、図7(b)は711の要素が追加されている。711は「wsdst:Name」要素に「ihv:Status_delay」データが括られた様子を示している。これは「ihv:Status」データの取得要求に対して、「Status」データを遅延して通知してもよい旨を示す。
図6は情報取得要求を受信後(S402)の印刷装置150の処理を示すフローチャートである。印刷装置150は、情報取得要求を受信する(S601)と要求された要素データの確認を行う(S602)。要素データの確認処理(S602)は、要求された要素データの数と、パブリック要素かプライベート要素かの要素タイプと、要素タイプがプライベート要素であった場合は遅延可能か、を確認する処理である。次に印刷装置150は要素タイプの判断(S603)を行い、要素タイプがパブリック要素である場合は応答データとして要求されたパブリック要素のデータを収集し、要素データを応答データとして記憶領域A(S650)に保存する(S604)。その後、印刷装置150は要求された要素データの中で処理していない残りの要素データが存在するか否かを判断(S605)し、残りの要素データが存在する場合は、処理S602に戻る。判断S603において、印刷装置150は要素データがプライベート要素のデータであると判断した場合、遅延して通知可能かどうかを判断する(S606)。判断S606において、印刷装置150は遅延して通知してもよい要素データではないと判断した場合、プライベート要素のデータを収集して応答データとして記憶領域A(S650)に保存する(S604)。判断S606において、印刷装置150は遅延して通知してもよい要素データであると判断した場合、プライベート要素のデータを収集して、イベント通知用の要素データ(イベントデータ)として記憶領域B(S651)に保存する(S607)。さらに、遅延して通知してもよい要素データ(511)と遅延識別子が付加された要素データ(512)の空データ(EmptyElement)を生成し、記憶領域A(S650)の応答データに保存する(S608)。判断S605にて、全ての要求のあった要素データに対する処理が完了したと判断すると、印刷装置150は処理S609へ進む。処理S609では、印刷装置150は記憶領域A(S650)に保存された応答データを取り出し、情報取得要求のあった情報処理装置100にまとめて応答する。本実施例ではこのように要素データを遅延して通知することを示す遅延データとして空データを応答する。空データにすることで要求された要素データのサイズよりも小さくすることが可能である。その後、イベントデータが記憶領域B(S651)に保存されていた場合、印刷装置150は要求元の情報処理装置100へイベント通知する(S610)。処理S610でイベントを通知する先は、情報取得要求にて要求があった情報処理装置100のみに限定してもよい。何故ならばその他のネットワーク上の情報処理装置は、情報取得要求にて要求があった情報処理装置100の要求が行われる前に印刷装置のイベント通知を受けて、既に最新の情報を得ている可能性があるためである。その後、印刷装置150は情報取得要求受信後の処理を終了する(S611)。
なお、本実施例では応答データの応答(S609)直後にイベント通知する例を示したが、これに限らず次に印刷装置150の情報に遷移が発生したときに他の情報処理装置への通知と合わせてイベント通知するように構成しても構わない。
このように、遅延して通知してもよい要素データについては情報取得要求に対する応答データには含めず(空データとして含める)に、イベントデータとして通知することにより、応答データのサイズを縮小することができる。
図8(a)を用いて印刷装置から要求された要素データのうち全ての要素データを応答した場合の応答データを説明する。801は「wsdst:ElementData」要素に、「Name=“wsdst:PrinterStatus”」属性情報と、「Valid=”true”」属性情報が付加されている様子を示している。「wsdst:PrinterStatus」属性値は、「wsdst:ElementData」の要素データが「PrinterStatus」である旨を示している。「true」属性値は、「wsdst:ElementData」要素で括られたデータが有効である旨を示している。802は、「wsdst:PrinterStatus」開始要素であり、開始要素から終了要素の間に「PrinterStatus」要素データが格納されている。「wsdst:PrinterStatus」開始要素802は、「wsdst」という接頭辞で括られていることから、「PrinterStatus」データはパブリック要素のデータである旨を示している。同様に803は、「wsdst:DefaultPrintTicket」開始要素であり、開始要素から終了要素の間にパブリック要素の「DefaultPrintTicket」要素データが格納されていることを示している。804と805はそれぞれ「ihv:Status」開始要素と「ihv:Capability」開始要素であり、「ihv」という接頭辞であるためプライベート要素であることを示している。また、それぞれの開始要素から終了要素の間に「Status」データと「Capability」要素データがそれぞれ格納されている。このように、図8(a)で示す応答データは、複数のデータが一度に返却される様子を示している。図8(a)で示す応答データには複数のプライベート要素のデータと複数のパブリック要素のデータとが含まれるため、情報処理装置100が受信可能なデータサイズ制限を越える恐れがある。
一方、図8(b)は、図8(a)の「Status」データが空データで返却された様子を示している。811は「wsdst:ElementData」要素に、「Name=“ihv:Status”」属性情報と、「Valid=“false”」属性情報が付加されている様子を示している。801の「wsdst:ElementData」要素とは異なり、811の「wsdst:ElementData」要素は、最後が「/>」で閉じられている空データとなっている。「false」属性値は、「wsdst:ElementData」要素の要素データが無効である(存在しない)旨を示している。また、812も同様に空データとなっている。812は811の要素を空データとしてもよい、即ち遅延してもよいことを示すための要素データ「_delay」に対する応答であるため印刷装置150は812を空データで応答する。
なお、空データは最後が「/>」で閉じられている要素として示す他に、nullや何も記述していないデータとして表現しても構わない。
このように、図8(b)は、図5(b)のBidi拡張ファイルの512を参照した印刷装置150が、図6の処理S606で「Status」要素のデータは遅延してもよい事を確認し、「Status」データを間引いた情報取得要求の内容を示している。印刷装置150は、この図8(b)の情報取得応答を、図6の処理S609で応答する。
図9は図6の処理S610で通知するPirnterElementsChangeEventの内容を示している。901は「wsdst:PrinterElementsChangeEvent」要素である。前述したように902は「ihv:Status」開始要素であり、プライベート要素の「Status」データが要素902に括られている様子を示している。図8(b)の情報取得応答で空データとして応答した「Status」データは、処理S610で図9のイベントデータとして通知される。情報処理装置100は、図8(b)の情報取得応答を受信(S404)し、後に図9のイベントデータを受信(S413)することとなる。つまり、情報処理装置100のS405の情報更新処理時は「Status」データは空データである。しかし、情報処理装置100はS414の情報更新処理時によって「Status」データを得ることができる。
なお、本実施形態では、情報処理装置100と印刷装置150の接続が確立した直後にOSが複数の要素データをまとめて情報取得要求を行う際の動作を想定して説明した。しかし、情報処理装置100内のOS以外のソフトウェアが複数の要素データをまとめて情報取得要求を行う際の動作であってもよい。
<実施形態2>
実施形態1では、情報取得応答のサイズ制限を越えないための手段として、遅延して通知してもよいことを示す識別子「_Delay」が付加されたプライベート要素(512)に対応するプライベート要素(511)を、遅延データの一例である空データ(811)として通知する構成を説明した。
本実施形態では、パブリック要素のデータ(802・803)のみを応答し、プライベート要素のデータはイベント通知(902)することにより課題を解決する手段を説明する。また、本実施形態では、情報処理装置100から簡易を示す識別子「_Delay」が付加されたプライベート要素(512)を送信することが不要な構成である。
図10は情報取得要求を受信後(S402)の印刷装置150の処理を示すフローチャートである。印刷装置150は、情報取得要求を受信する(S1001)と要求された要素データの確認を行う(S1002)。印刷装置150は、情報取得要求で要求する要素データにパブリック要素のデータとプライベート要素のデータが含まれているかを判断する(判断S1003)。判断S1003にて要求された情報はパブリック要素のデータのみ若しくはプライベート要素のデータのみであると判断した場合、印刷装置150は応答データを生成する(S1004)。処理S1004で生成される応答データは、パブリック要素のデータのみ若しくはプライベート要素のデータのみで構成される。印刷装置150は、処理S1004で生成した応答データを情報処理装置100へ応答する(S1006)。その後、印刷装置150は、記憶領域S1050にイベントデータが保存されているかを確認し(S1007)、イベントデータが保存されていなければ情報取得要求受信後の処理を終了する(S1008)。
一方、判断S1003にて、印刷装置150は要求された情報は、パブリック要素のデータ且つプライベート要素のデータであると判断した場合、印刷装置は要求されたプライベート要素をイベントデータとして記憶領域S1050に保存する(S1005)。その後、印刷装置150は要求されたパブリック要素のデータと要求されたプライベート要素のデータに対応する空データで構成される応答データを生成し(S1004)、生成した応答データを情報処理装置100へ応答する(S1006)。印刷装置150は記憶領域S1050に保存されたイベントデータを読み出して、情報取得要求のあった情報処理装置100へイベントデータを送信することでイベント通知し(S1007)、情報取得要求受信後の処理を終了する(S1008)。
以上のように、本実施形態によれば、パブリック要素のデータのみを応答し、プライベート要素のデータはイベント通知することで、情報取得応答のサイズを縮小することを可能とする。なお、イベント通知によって情報処理装置100へ送信するプライベート要素のデータが複数ある場合、印刷装置150は複数のプライベート要素のデータをまとめてイベント通知してもよいし、一つずつイベント通知してもよい。
<実施形態3>
実施形態2では、情報取得応答のサイズを縮小する手段として、パブリック要素のデータ(802・803)とプライベート要素のデータ(902)とを分割する(S1003・S1005)構成を説明した。
本実施形態では、応答データのサイズが制限を越える場合のみ、プライベート要素(511)をイベント通知する(902)ことにより課題を解決する手段を説明する。
図11は情報取得要求を受信後(S402)の印刷装置150の処理を示すフローチャートである。印刷装置150は、情報取得要求を受信する(S1101)と要求された要素データの確認を行う(S1102)。印刷装置150は、要求されたパブリック要素とプライベート要素のデータをまとめて応答データとして生成する(S1103)。印刷装置150は、処理S1103で生成した応答データのサイズが制限量を越えているか否かを判断する(S1104)。応答データのサイズが制限サイズを越えていない場合と判断した場合、印刷装置150は処理S1103で生成した応答データを情報処理装置100へ応答する(S1105)。その後、印刷装置150は記憶領域S1150にイベントデータが保存されているかを確認し(S1106)、イベントデータが保存されていなければ情報取得要求受信後の処理を終了する(S1107)。
一方、判断S1104にて、印刷装置150は応答データが制限サイズを越えていると判断した場合、印刷装置150は応答データから一つ以上のプライベート要素のデータを間引いて、間引いたプライベート要素のデータを記憶領域S1150へ保存する(S1108)。ここで、プライベート要素のデータを間引くとは、応答データにおける間引く対象のプライベート要素のデータを、具体的には図8(b)の811で示すような空データとすることを指す。その後、印刷装置150は処理S1108でプライベート要素のデータを間引いた後の応答データを情報処理装置100へ応答する(1105)。続いて、印刷装置150は記憶領域S1150に保存されたプライベート要素の要素データを読み出して、情報取得要求のあった情報処理装置100へイベントデータとしてイベント通知し(S1106)、情報取得要求受信後の処理を終了する(S1107)。
以上のように、本実施形態によれば、応答データのサイズが制限を越える場合にのみ、印刷装置150はプライベート要素(502・503)の要素データをイベント通知することで、情報取得応答のサイズを適切に縮小することを可能とする。
<実施形態4>
実施形態1〜3では、情報取得応答のサイズ制限を越えないための手段として、プライベート要素のデータをイベント通知することによって解決した。
本実施形態では、情報処理装置100が情報取得要求を分割して行うことによって解決する。しかし、情報処理装置100は、印刷装置150との接続が確立した後に行う情報取得要求を、すべての要素を分割して一つずつ要求ことは通信の無駄となる。また、情報処理装置100内のソフトウェア(OS及びプリンタドライバ321、アプリケーション301)によっては、印刷装置150との接続確立後に即座に得たい要素データである場合も想定される。よって、分割して要求すべき要素データは、プライベート要素であり、且つ、印刷装置150との接続確立後に即座に得られなくとも支障のない要素データであることが望まれる。
印刷装置150との接続確立後に即座に得たい要素データの一例としては、印刷装置150の印刷能力を示す情報「Capability」805が挙げられる。OSは「Capability」805の情報を元に、アプリケーション301へ印刷設定として用いることのできる用紙のサイズや、用紙の種類などの設定可能情報を生成する。ユーザーは情報処理装置100と印刷装置150とを接続した後に、アプリケーション301で設定可能情報が適用された印刷設定が即座に行えることを望む。
図5(c)は、Bidi拡張ファイル324の内容を示す図である。図5(a)との差異は、521に示す通り「delay=“true”」属性情報が付加されている点である。「delay」属性の属性値が「true」であることにより、情報処理装置100は「ihv:Status」という印刷装置150の情報は遅れて情報取得要求(遅延データ取得要求)を行ってもよいことを示す。
図12は情報処理装置100の情報取得要求処理を示すフローチャートである。情報処理装置100は情報取得要求処理を開始する(S1201)と、Bidi拡張ファイル324の内容を参照し、要求すべきプライベート要素のデータと遅延データ取得要求の可否を確認する(S1202)。情報処理装置100は、要求すべき要素のデータはパブリック要素のデータのみか否かを判断し(S1203)、パブリック要素のデータのみであった場合は、全てのパブリック要素のデータをまとめて情報取得要求する(S1204)。
ここで、S1203の判断はBidi拡張ファイルに要求すべきプライベート要素のデータが記載されているかどうか判断することにより行う。Bidi拡張ファイルに要求すべきプライベート要素のデータが記載されていなければ、要求すべき要素データはOSによるパブリック要素のデータの要求のみであると判断し、S1203ではYESと判断される。一方、Bidi拡張ファイルに要求すべきプライベート要素のデータが記載されていれば、要求すべき要素データはOSによるパブリック要素のデータとBidi拡張ファイルによるプライベート要素のデータであると判断する。よって、S1203ではNOと判断される。
処理S1204に対する応答データを得ると、情報処理装置100は取得した応答データを記憶領域S1250へ保存(S1205)後、情報取得要求処理を終了する(S1206)。
一方、判断S1203で取得すべき要素のデータはパブリック要素のデータのみではないと判断した場合、情報処理装置100は全てのパブリック要素のデータと、全ての遅延が許可されていないプライベート要素のデータをまとめて情報取得要求する(S1207)。処理S1207に対する応答データを得ると、情報処理装置100は取得した応答データを記憶領域S1250へ保存(S1208)する。その後、情報処理装置100は遅延許可されたプライベート要素のデータを情報取得要求する(S1209)。処理S1209に対する応答データを得ると、情報処理装置100は取得した応答データを記憶領域S1250へ保存(S1210)後、情報取得要求処理を終了する(S1206)。
以上のように、本実施形態によれば、遅延データ取得要求を行ってもよい情報のみ遅延して要求を行うことにより、応答データが制限サイズを越えることが無いよう、適切に分割して情報取得要求を行うことができる。
上記のようにS1208の処理の完了後にS1209を行うことにより、画像処理装置の単位時間あたりの処理負荷を減らすことが可能である。なお、S1208の処理の完了後にS1209を行わずに、すなわち、S1208の応答データの受信や保存を待たずに、S1209のプライベートデータの要求を行うように構成しても構わない。
本実施形態においては、図12の処理をOSのポートモニター314で行う想定である。そのため、遅延データ取得要求が発生することを想定していないIHV製のプリンタドライバ321に影響が発生しないよう、遅延データ取得要求を許可する旨をプリンタドライバ321のBidi拡張ファイル324によってポートモニター314に伝える構成である。
しかし、全てのIHV製プリンタドライバが、遅延データ取得要求が起こり得ることを認識している場合、Bidi拡張ファイル324の遅延許可情報521は必須ではない。つまり、ポートモニター314は常にプライベート要素のデータとパブリック要素のデータとを分けて情報取得要求を行うよう構成しても、本件における課題は解決することが可能である。
<実施形態5>
実施形態4は情報処理装置100で行う情報取得要求を予め分割する構成を説明した。実施形態4は応答データのサイズを予め情報処理装置100が知ることができないため、予め分割して情報取得要求を行う構成であった。
本実施形態では、情報処理装置100は全ての要素データをまとめて情報取得要求を行い、例えば応答データが制限サイズを越える場合に、情報処理装置100から再度情報取得要求を行う構成について説明する。
図13は情報処理装置100の情報取得要求処理を示すフローチャートである。情報処理装置100は情報取得要求処理を開始する(S1301)と、Bidi拡張ファイル324を参照し要求すべきプライベート要素のデータを確認する(S1302)。次に、情報処理装置100は全ての要素のデータをまとめて情報取得要求を行う(S1303)。ここでは印刷装置150は情報取得要求を受信後に要求された要素データのうち少なくとも一つの要素データに後述する「retry」属性値を付与して応答データを送信する。処理S1303に対する応答データを得ると、情報処理装置100は取得した応答データを記憶領域S1350へ保存する(S1304)。その後、情報処理装置100は処理1304で受信した応答データを確認し、再試行識別子が付加されたデータが存在するか否かを判断する(S1305)。
再試行識別子は情報処理装置100が印刷装置150から識別子が付与された要素データを再度取得することを示す識別子である。ここで図8(c)を用いて、再試行識別子について詳しく説明する。図8(c)は応答データを示している。821の要素には、「Valid」属性に「retry」属性値が付加されている。「retry」属性値は、「ihv:Status」要素のデータを取得するには再度情報取得要求が必要である旨を示している。
判断S1305で再試行識別子「retry」が付加された要素があると判断した場合、情報処理装置100は再試行識別子「retry」が付加された要素「ihv:Status」のみ再度要求する(S1306)。具体的には再度情報取得要求を行うことにより実現する。処理S1306に対する応答データを得ると、情報処理装置100は取得した応答データを記憶領域S1350へ保存(S1307)後、情報取得要求処理を終了する(S1308)。
一方、判断S1305で再試行識別子「retry」が付加された要素がないと判断した場合、情報処理装置100は情報取得要求処理を終了する。
以上のように、本実施形態によれば、例えば応答データが制限サイズを越える場合に、情報処理装置100は再試行識別子が付加された要素のデータのみ、再度情報取得要求を行えばよく、情報取得要求を行う回数を最低限に留めることが可能となる。
なお、再試行識別子は「valid」属性の「retry」属性値を用いる構成で説明したが、「valid」属性とは異なる属性によって表現されてもよい。
<実施形態6>
本発明の目的は前述した実施例の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUまたはMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することとなり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVDなどを用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施例の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOperating System(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施例の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書きこまれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。

Claims (8)

  1. 第1の要素データと第2の要素データの要求を受信する受信手段と、
    前記第2の要素データがプライベート要素のデータであるかを判断する第1の判断手段と、
    前記第2の要素データは遅延して通知可能であるかを判断する第2の判断手段と、
    前記第1の判断手段が前記第2の要素データはプライベート要素のデータでありかつ前記第2の判断手段が前記第2の要素データは遅延して通知可能であると判断した場合に、前記第2の要素データを遅延して通知することを示す遅延データと前記第1の要素データを、前記受信手段が受信した前記要求に対応する応答データとして応答する応答手段と、
    前記応答手段が前記応答データを応答した後に、前記第2の要素データを通知する通知手段と、を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 第1の要素データと第2の要素データの要求を受信する受信手段と、
    前記第1の要素データがパブリック要素のデータでありかつ前記第2の要素データがプライベート要素のデータであるかを判断する判断手段と、
    前記判断手段が前記第1の要素データはパブリック要素のデータでありかつ前記第2の要素データはプライベート要素のデータであると判断した場合に前記第2の要素データを遅延して通知することを示す遅延データと前記第1の要素データを、前記受信手段が受信した前記要求に対応する答データとして応答する応答手段と、
    前記応答手段が前記応答データを応答した後に、前記第2の要素データを通知する通知手段と、を有することを特徴とする画像処理装置。
  3. 前記遅延データは空データであることを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記受信手段は識別子を受信して、
    前記応答手段は前記応答データに前記識別子を含めることにより、前記受信手段が受信する前記要求に対応する前記応答データとして応答することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. コンピュータに、
    第1の要素データと第2の要素データの要求を受信する受信工程と、
    前記第2の要素データがプライベート要素のデータであるかを判断する第1の判断工程と、
    前記第2の要素データは遅延して通知可能であるかを判断する第2の判断工程と、
    前記第1の判断工程で前記第2の要素データはプライベート要素のデータでありかつ前記第2の判断工程で前記第2の要素データは遅延して通知可能であると判断した場合に、前記第2の要素データを遅延して通知することを示す遅延データと前記第1の要素データを、前記受信工程で受信した前記要求に対応する応答データとして応答する応答工程と、
    前記応答工程で前記応答データを応答した後に、前記第2の要素データを通知する通知工程と、を実行させることを特徴とするプログラム。
  6. コンピュータに、
    第1の要素データと第2の要素データの要求を受信する受信工程と、
    前記第1の要素データがパブリック要素のデータでありかつ前記第2の要素データがプライベート要素のデータであるかを判断する判断工程と、
    前記判断工程で前記第1の要素データはパブリック要素のデータでありかつ前記第2の要素データはプライベート要素のデータであると判断した場合に、前記第2の要素データを遅延して通知することを示す遅延データと前記第1の要素データを、前記受信工程で受信した前記要求に対応する答データとして応答する応答工程と、
    前記応答工程で前記応答データを応答した後に、前記第2の要素データを通知する通知工程と、を実行させることを特徴とするプログラム。
  7. 前記遅延データは空データであることを特徴とする請求項5または6に記載のプログラム。
  8. 前記受信工程は識別子を受信して、
    前記応答工程は前記応答データに前記識別子を含めることにより、前記受信工程で受信する前記要求に対応する前記応答データとして応答することを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1項に記載のプログラム。
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