JP6186609B2 - Injection device and molding device - Google Patents
Injection device and molding device Download PDFInfo
- Publication number
- JP6186609B2 JP6186609B2 JP2013263004A JP2013263004A JP6186609B2 JP 6186609 B2 JP6186609 B2 JP 6186609B2 JP 2013263004 A JP2013263004 A JP 2013263004A JP 2013263004 A JP2013263004 A JP 2013263004A JP 6186609 B2 JP6186609 B2 JP 6186609B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- injection
- screw shaft
- nut
- plunger
- piston rod
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
本発明は、成形機(成形装置)及びその射出装置に関する。成形機は、例えば、ダイカストマシンや射出成形機である。 The present invention relates to a molding machine (molding apparatus) and an injection apparatus thereof. The molding machine is, for example, a die casting machine or an injection molding machine.
スリーブ内の成形材料をキャビティへ押し出すプランジャを液圧機器と他の駆動機器(例えば電動機)との組み合わせにより駆動する、いわゆるハイブリッド式の射出装置が知られている。 A so-called hybrid injection device is known in which a plunger that pushes a molding material in a sleeve into a cavity is driven by a combination of a hydraulic device and another driving device (for example, an electric motor).
例えば、特許文献1又は2の射出装置は、プランジャに直列に連結された射出シリンダと、当該射出シリンダに並列に配置され、電動機により駆動されるボールねじ機構とを有している。ボールねじ機構は、ねじ軸に対してナットが軸方向に移動するように設けられている。また、射出装置は、射出シリンダのピストンロッド(プランジャ)と、ボールねじ機構のナットとを着脱する着脱部を有している。
For example, the injection device of
そして、特許文献1又は2の射出装置は、低速射出においては、着脱部によりナットとプランジャとを連結した状態で、ボールねじ機構(電動機)によってプランジャを駆動し、その後、低速射出から高速射出への切り替え時になると着脱部による連結を解除し、高速射出においては、射出シリンダによりプランジャを駆動している。
And the injection device of
このように、特許文献1又は2の技術では、低速射出においては、電動機によって精度良く速度制御を行い、高速射出においては、プランジャとボールねじ機構とを切り離すことによって、プランジャの速度がボールねじ機構の速度に制限される不都合を解消し、液圧機器によって高速の射出速度を実現している。
As described above, in the technique of
スリーブ近傍においては、スリーブへ供給される成形材料が飛散したり、スリーブとプランジャとの間の潤滑のための潤滑剤が飛散したりする。飛散した成形材料又は潤滑剤がボールねじ機構等に付着すると、これらの性能低下又は寿命短縮が生じるおそれがある。従って、駆動装置の動作環境を向上可能な射出装置及び成形装置が提供されることが望まれる。 In the vicinity of the sleeve, the molding material supplied to the sleeve scatters, or a lubricant for lubrication between the sleeve and the plunger scatters. When the scattered molding material or lubricant adheres to the ball screw mechanism or the like, there is a possibility that these performance deterioration or life shortening may occur. Therefore, it is desired to provide an injection device and a molding device that can improve the operating environment of the drive device.
本発明の射出装置は、キャビティに通じるスリーブと、前記スリーブ内の成形材料を前記キャビティに押し出すプランジャと、前記プランジャに連結されたピストンロッドを有する射出シリンダと、駆動装置と、を有し、前記駆動装置は、前記ピストンロッドに平行なねじ軸と、前記ねじ軸に螺合するナットと、前記ねじ軸及び前記ナットの一方である回転部材を回転させ、これにより前記ねじ軸及び前記ナットの他方である移動部材を前記ピストンロッドに平行な方向へ移動させる駆動力を生じる電動機と、前記移動部材と共に移動し、前記ピストンロッドに対する相対的な前進が規制されるとともに、前記ピストンロッドに対する相対的な後退が許容される被規制部材と、を有し、前記ねじ軸は、射出サイクルにおいて前記ナットが前記ねじ軸に対して相対的に移動する範囲である螺合部を有し、前記螺合部及び前記ナットは、前記射出サイクルに亘って前記被規制部材よりも後方に位置している。 The injection device of the present invention has a sleeve that communicates with a cavity, a plunger that pushes the molding material in the sleeve into the cavity, an injection cylinder that has a piston rod connected to the plunger, and a drive device. The drive device rotates a screw shaft parallel to the piston rod, a nut threadedly engaged with the screw shaft, and a rotating member that is one of the screw shaft and the nut, whereby the other of the screw shaft and the nut is rotated. An electric motor that generates a driving force for moving the moving member in a direction parallel to the piston rod, and the moving member moves together with the moving member, and the relative advance with respect to the piston rod is restricted, and the relative movement with respect to the piston rod is restricted. A regulated member that is allowed to retreat, and the screw shaft includes the nut in the injection cycle. Flip has a threaded portion which is a range that moves relative to the axis, the threaded portion and the nut is located rearward than the the controlled member over the injection cycle.
好適には、前記回転部材は前記ねじ軸であり、前記移動部材は前記ナットであり、前記駆動装置は、前記ピストンロッドに平行な方向に延び、一端側が前記ナットに固定されるとともに他端側が前記被規制部材に固定された中継部材を有する。 Preferably, the rotating member is the screw shaft, the moving member is the nut, and the driving device extends in a direction parallel to the piston rod, and one end side is fixed to the nut and the other end side is A relay member fixed to the regulated member;
好適には、前記回転部材は前記ナットであり、前記移動部材は前記ねじ軸であり、前記ねじ軸は、前記螺合部よりも前方に位置し、前記被規制部材が固定される連結部と、前記連結部と前記螺合部との間に位置する中間部と、を有している。 Preferably, the rotating member is the nut, the moving member is the screw shaft, the screw shaft is located in front of the screwing portion, and a connecting portion to which the regulated member is fixed. And an intermediate portion located between the connecting portion and the screwing portion.
本発明の成形装置は、上記のいずれかの射出装置と、型締装置とを有する。 The molding device of the present invention includes any one of the above-described injection devices and a mold clamping device.
本発明によれば、プランジャに対する連結及びその解除がなされる駆動装置の動作環境を向上できる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the operating environment of the drive device with which connection with a plunger and the cancellation | release are made can be improved.
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。なお、第2の実施形態以降において、既に説明された実施形態の構成と同一若しくは類似する構成については、既に説明された実施形態の符号と同一の符号を付し、説明を省略することがある。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. In the second and subsequent embodiments, configurations that are the same as or similar to the configurations of the embodiments that have already been described may be denoted by the same reference numerals as those of the embodiments that have already been described, and description thereof may be omitted. .
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態に係るダイカストマシンDC1の要部の構成を模式的に示す側面図(一部に断面図を含む)である。
<First Embodiment>
FIG. 1 is a side view (partly including a cross-sectional view) schematically showing a configuration of a main part of a die casting machine DC1 according to a first embodiment of the present invention.
なお、以下において、図1の紙面左側(プランジャ5によりキャビティ105に溶湯を押し出すときのプランジャ5の進む方向)を前方といい、図1の紙面右側を後方ということがある。
In the following, the left side in FIG. 1 (the direction in which the
ダイカストマシンDC1は、例えば、固定金型101及び移動金型103を型締めする型締装置151と、型締装置151に型締めされた固定金型101及び移動金型103により構成されたキャビティ105に成形材料(材料)としての溶湯(溶融状態の金属材料)を射出・充填する射出装置1と、成形されたダイカスト品(成形品)を固定金型101又は移動金型103から押し出す不図示の押出装置と、これら各装置を制御する制御装置153とを有している。なお、制御装置153は、各装置の一部を構成していると捉えられてもよい。
The die casting machine DC1 includes, for example, a
型締装置151は、例えば、不図示のベースと、ベース上に固定され、固定金型101を保持する固定ダイプレート155と、ベース上において型開閉方向に移動可能であり、移動金型103を保持する移動ダイプレート157とを有している。
The
固定ダイプレート155には、射出フレーム159が固定されている。射出フレーム159は、C型やD型等の適宜な形式のものとされてよい。なお、射出フレーム159は、後述するように、射出装置1の型締装置151への固定に供されるから、射出装置1の一部と捉えられてもよい。
An
(射出装置の構成)
図2は、射出装置1の要部の構成を模式的に示す上面図(一部に断面図を含む)である。
(Configuration of injection device)
FIG. 2 is a top view (partly including a cross-sectional view) schematically showing a configuration of a main part of the
射出装置1は、キャビティ105に通じるスリーブ3(図1も参照)と、スリーブ3内の溶湯をキャビティ105へ押し出すプランジャ5と、プランジャ5を駆動する射出シリンダ9と、射出シリンダ9に作動液を供給する液圧装置11と、プランジャ5を駆動する駆動装置13とを有している。
The
スリーブ3及びプランジャ5の構成は、公知の構成と同様でよい。スリーブ3は、例えば、固定ダイプレート155に挿通されるように設けられている。なお、スリーブ3は、固定金型101にも挿通されていてよい。プランジャ5は、スリーブ3を摺動するプランジャチップ5aと、プランジャチップ5aに固定されたプランジャロッド5bとを有している。
The configuration of the
なお、本願においては、原則として、「固定」は、互いに別個に形成された2以上の部材が固定される場合だけでなく、2以上の部材が一体的に形成されることにより固定されている場合を含み得るものとし、「連結」は、互いに別個に形成された2以上の部材が固定(又は係合)されている場合を指し、2以上の部材が一体的に形成されることにより固定されている場合を含まないものとする。 In the present application, as a general rule, “fixing” is not only performed when two or more members formed separately from each other are fixed, but also fixed by forming two or more members integrally. The term “connection” refers to a case where two or more members formed separately are fixed (or engaged), and are fixed by forming two or more members integrally. It shall not include the case where
スリーブ3に形成された給湯口3a(図1も参照)から溶湯がスリーブ3内に供給された状態で、プランジャチップ5aがスリーブ3内をキャビティ105に向かって摺動する(前進する)ことにより、溶湯はキャビティ105内に射出、充填される。
When the molten metal is supplied into the
なお、プランジャ5のストロークの後端は、例えば、図1に示すように、プランジャチップ5aの前側部分がスリーブ3の後端に挿入された状態となる位置とされる。また、プランジャ5のストロークの前端は、適宜なビスケット厚が確保される位置とされる。
Note that the rear end of the stroke of the
プランジャ5の長さは、概略、プランジャ5のストロークと同等である。ただし、プランジャ5の長さは、プランジャ5がストロークの前端に位置するときに、プランジャロッド5bの後端部分がスリーブ3外に位置する長さとされている。
The length of the
射出シリンダ9は、例えば、直結型増圧式シリンダにより構成されている。すなわち、射出シリンダ9は、シリンダ部材15と、シリンダ部材15の内部を摺動可能な射出ピストン17及び増圧ピストン19と、射出ピストン17に固定され、シリンダ部材15から露出するピストンロッド21とを有している。
The
シリンダ部材15は、射出シリンダ部15aと、その後方に位置し、射出シリンダ部15aよりも大径の増圧シリンダ部15bとを有している。射出ピストン17は、射出シリンダ部15aを摺動可能であり、射出シリンダ部15aの内部を前側のロッド側室15rと、その反対側のヘッド側室15hとに区画している。増圧ピストン19は、射出シリンダ部15aを摺動可能な小径部19aと、増圧シリンダ部15bを摺動可能な大径部19bとを有している。大径部19bは、増圧シリンダ部15bの内部を前側の前側室15fと、後側の後側室15eとに区画している。
The
ヘッド側室15hに作動液が供給されると、射出ピストン17は前進する。また、ヘッド側室15hからの作動液の流出が禁止されるとともに前側室15fがタンク圧とされた状態で、後側室15eに作動液が供給されると、増圧ピストン19の前後の受圧面積の差に応じてヘッド側室15hの作動液が増圧される。
When the hydraulic fluid is supplied to the
射出シリンダ9は、プランジャ5に対してその後方に同軸(直列)に配置されている。ピストンロッド21の先端は、プランジャ5の後端に連結されている。従って、ピストンロッド21の前後進に伴ってプランジャ5も前後進する。
The
なお、プランジャ5及びピストンロッド21は、同軸に配置されているとともに互いに連結されているから、これら以外の他の部材がプランジャ5に平行であることとピストンロッド21に平行であることとを特に区別せずに表現することがあり、同様に、他の部材がプランジャ5に連結されていることとピストンロッド21に連結されていることとを特に区別せずに表現することがあるものとする。
In addition, since the
プランジャ5とピストンロッド21との連結は、カップリング23によってなされている。カップリング23は、例えば、プランジャ5の後端とピストンロッド21の前端との間に介在するスペーサ25と、これらを覆うカバー27とを有している。カバー27は、駆動装置13との連結に供される被当接部27bを有している。被当接部27bは、例えば、フランジ部分を有している。
The
射出シリンダ9のストロークは、例えば、射出ピストン17が、射出シリンダ部15a内に設けられた後退限を規定する不図示のストッパに当接する位置から射出シリンダ部15a内に設けられた前進限を規定する不図示のストッパに当接する位置までの距離である。なお、ストッパは、シリンダ部材15の端部内面によって構成されてもよい。
The stroke of the
射出シリンダ9のストロークは、例えば、プランジャ5のストロークよりも若干長い。好ましくは、プランジャ5は、射出ピストン17が後退限に位置するときに、プランジャチップ5aの先端側部分がスリーブ3の後端に挿入されている状態となり、射出ピストン17が前進限の若干手前に位置するときに、適宜なビスケット厚が確保される位置に位置する。
The stroke of the
液圧装置11は、例えば、作動液を貯留するタンク29と、タンク29の作動液を送出するポンプ31と、ポンプ31を駆動するポンプ用電動機33と、蓄圧した作動液を供給するアキュムレータ35と、これらの要素及び射出シリンダ9を互いに接続する液圧回路37とを有している。
The
タンク29は、例えば、開放タンクであり、大気圧下で作動液を保持している。タンク29は、例えば、液圧回路37を介して射出シリンダ9における作動液の過不足を解消し、また、ポンプ31及び液圧回路37を介してアキュムレータ35に作動液を供給する。
The
ポンプ31は、歯車ポンプやベーンポンプ等のロータの回転により作動液を吐出するロータリポンプであってもよいし、アキシャル型のプランジャポンプやラジアル式のプランジャポンプ等のピストンの往復により作動液を吐出するプランジャポンプであってもよい。ポンプ31は、ロータやピストンの1周期の運動における吐出量が固定された定容量ポンプによって構成されていてもよいし、当該吐出量が可変とされた可変容量ポンプによって構成されていてもよい。また、ポンプ31は、1方向に作動液を吐出できれば十分であるが、双方向(2方向)ポンプと構造が同一であってもよい。
The
ポンプ用電動機33は、回転式の電動機である。ポンプ用電動機33は、直流モータでも交流モータでもよいし、誘導モータでも同期モータでもよい。ポンプ用電動機33は、オープンループにおいて設けられた定速電動機として機能するものであってもよいし、クローズドループにおいて設けられたサーボモータとして機能するものであってもよい。
The
なお、後述する動作の説明において、ポンプ用電動機33が停止しているとき、ポンプ用電動機33は、トルクフリーの状態とされてもよいし、(サーボモータの場合は)一定位置に停止するように制御されてもよいし、ブレーキを含んで構成され、ブレーキが使用されてもよい。ポンプ用電動機33が停止される状況等に応じて適切な停止方法が選択されてよい。
In the description of the operation described later, when the
アキュムレータ35は、重量式、ばね式、気体圧式(空気圧式含む)、シリンダ式、プラダ式などの適宜な形式のアキュムレータにより構成されてよい。例えば、アキュムレータ35は、気体圧式、シリンダ式又はプラダ式のアキュムレータであり、アキュムレータ35内に保持されている気体(例えば空気若しくは窒素)が圧縮されることにより蓄圧される。蓄圧された作動液は、液圧回路37を介して射出シリンダ9に供給される。
The
液圧回路37は、特に図示しないが、射出シリンダ9、タンク29、ポンプ31及びアキュムレータ35を互いに接続する複数の流路、及び、当該複数の流路における作動液の流れを制御する複数の弁を有している。複数の流路は、例えば、鋼管、可撓性のホース又は金属ブロックにより構成されている。複数の弁は、例えば、パイロット式でない又はパイロット式の逆止弁、切換弁、流量制御を行うサーボバルブである。液圧回路37は、後述する作動液の流れが実現されるように適宜に構成されてよい。
Although not particularly shown, the
図2では、液圧回路37の構成要素として、ロッド側室15rから排出される作動液の流量を制御するサーボバルブ39を例示している。サーボバルブ39は、メータアウト回路を構成している。すなわち、サーボバルブ39によりロッド側室15rから排出される作動液の流量が制御されることにより、ピストンロッド21の前進速度は制御される。
In FIG. 2, a
駆動装置13は、駆動電動機41と、駆動電動機41の駆動力を伝達するねじ機構43と、ねじ機構43から伝達された駆動力により前後方向に駆動されるとともに、プランジャ5(ピストンロッド21)に対して着脱可能な着脱部45とを有している。駆動装置13は、これら駆動電動機41、ねじ機構43及び着脱部45の組み合わせを、例えば、左右対称に2組有している。
The
駆動電動機41は、回転式の電動機であり、特に図示しないが、公知のように、電機子又は界磁の一方を構成するステータと、電機子又は界磁の他方を構成するロータとを有している。ステータは、適宜な方法により固定されて各種の平行移動及び回転移動が規制されており、ロータはステータに対して軸回りに回転する。駆動電動機41は、軸方向をピストンロッド21に平行にして配置されている。
The
駆動電動機41は、直流モータでも交流モータでもよいし、誘導モータでも同期モータでもよい。駆動電動機41は、ブレーキ付きの電動機であることが好ましい。駆動電動機41は、例えば、サーボモータとして構成されており、駆動電動機41の回転を検出するエンコーダ47と、駆動電動機41に電力を供給するサーボドライバ49と共にサーボ機構を構成している。
The
後述する動作の説明において、駆動電動機41が停止しているとき、駆動電動機41が停止される状況等に応じて適切な停止方法が選択されてよいことは、ポンプ用電動機33と同様である。
In the description of the operation to be described later, when the
ねじ機構43は、例えば、ボールねじ機構により構成されており、ねじ軸51と、ねじ軸51に不図示のボールを介して螺合するナット53とを有している。
The
ねじ軸51は、ピストンロッド21に平行に配置されている。また、ねじ軸51は、軸方向の移動が許容されているとともに、着脱部45に固定されることなどにより、軸回りの回転が規制されている。一方、ナット53は、駆動電動機41のロータの内部に同心状に配置されてロータに固定されており、軸方向の移動が規制されるとともに、軸回りの回転が許容されている。
The screw shaft 51 is disposed in parallel to the
従って、駆動電動機41が駆動されると、ナット53が回転し、ねじ軸51がピストンロッド21と平行に(前後方向に)移動する。着脱部45によりねじ軸51とプランジャ5とが連結された状態においては、駆動電動機41が駆動されると、ねじ軸51と共にプランジャ5も前後方向に移動する。
Therefore, when the
ねじ軸51は、ナット53が螺合する螺合部51aと、その前方にて着脱部45によりピストンロッド21に連結される連結部51bと、その間の中間部51cとを有している。中間部51cは、例えば、その全部又は大部分においてねじ溝が切られていない。
The screw shaft 51 has a threaded
なお、螺合部51aは、ねじ軸51においてねじ溝が切られている全体を言うのではなく、射出装置1が行う動作のサイクル(射出サイクル)においてナット53が相対的に移動する範囲(ナット53が射出サイクル亘って螺合する範囲)を指すものとする。従って、例えば、ねじ軸51の全体にねじ溝が切られていたとしても、それだけではねじ軸51が中間部51cを有していないことにはならない。さらには、そのような全体にねじ溝が切られたねじ軸51において、射出サイクルにおいてナット53が移動する範囲の前側に切られたねじ溝が、射出サイクル以外において何らかの用途に用いられたとしても、ねじ軸51が中間部51cを有していないことにはならない。
In addition, the screwing
ねじ溝が切られた範囲の後端は、中間部51cの有無の判断に影響しない。また、ねじ軸51においてナット53が相対的に移動する範囲の後端(螺合部51aの後端)は、ビスケット厚の設定変更やショートスリーブの使用によって変動する。従って、螺合部51aの後端は、ねじ溝が切られた範囲の後端とされてもよい。
The rear end of the range in which the thread groove is cut does not affect the determination of the presence or absence of the
螺合部51aの前端は、本実施形態では、例えば、図2に示すように、連結部51bが着脱部45によってピストンロッド21に連結され、射出ピストン17が射出シリンダ部15a内の不図示のストッパによって後退が規制される位置(後退限)にあるときに、ナット53が螺合している位置である。着脱部45が射出フレーム159に設けられた不図示のストッパに当接する位置とされてもよい。
In the present embodiment, for example, as shown in FIG. 2, the front end of the threaded
連結部51bは、ねじ軸51のうちピストンロッド21との連結に直接的に寄与している部分を指すものとする。例えば、本実施形態では、連結部51bは、ねじ軸51のうち、着脱部45に含まれる部材(基部55)に当接する部分である。より具体的には、先端に形成されたフランジ状部分51fの後側端面からその後方のフランジ状部分51eの前側端面までが連結部51bである。従って、例えば、後側のフランジ状部分51eが後方に厚く(長く)形成されたとしても、中間部51cの長さが短く評価されることはない。
The connecting
ねじ軸51及びナット53のうちねじ軸51が前後方向に移動する構成であり、また、連結部51bは螺合部51aよりも前方に設けられていることから、螺合部51a及びナット53は、射出サイクルに亘って着脱部45よりも後方に位置する。さらに、ねじ軸51に中間部51cが設けられていることによって、螺合部51a等は、より後方に位置する。その結果、スリーブ3に供給される溶湯や潤滑剤の螺合部51a等への飛散が抑制され、螺合部51a等の保護が図られる。
The screw shaft 51 of the screw shaft 51 and the nut 53 is configured to move in the front-rear direction, and the connecting
螺合部51a等の保護の観点からは、中間部51cは、できるだけ長い方が好ましい。その一方で、中間部51cを長くし過ぎると、ねじ軸51の後端が後方に突出し、射出装置1が長大化する。
From the viewpoint of protecting the threaded
そこで、本実施形態では、ねじ軸51が射出サイクルにおける後退限に位置するときに、ねじ軸51の後端と射出シリンダ9の後端とが一致するように中間部51cの長さを設定している。これにより、射出装置1の長大化を避けつつ、中間部51cを最大限に大きくしている。
Therefore, in the present embodiment, the length of the
この場合、例えば、螺合部51aの長さと射出シリンダ9のストロークとが概ね同一であるとすれば、中間部51cの長さは、概ね、射出フレーム159の厚みと、シリンダ部材15の前側端面(ロッドカバー)の厚みと、後退限に位置する射出ピストン17の後端面からシリンダ部材15の後端までの距離とを足し合わせた長さとなる。
In this case, for example, if the length of the threaded
上記の各種の長さは、具体的な製品(ダイカストマシン)毎に異なる。ただし、例えば、経験的に、シリンダ部材15の前側端面の厚みは、概略、射出シリンダ9のストロークの1/10以上と見積もることができ、射出フレーム159の厚みは、概略、射出シリンダ9のストロークの1/10以上と見積もることができる。従って、増圧シリンダ部15bの大きさを過小評価したとしても、中間部51c(又は中間部51cのねじ溝が切られていない部分)は、射出シリンダ9のストロークの1/5を超える長さを有している。
The various lengths described above differ for each specific product (die casting machine). However, for example, empirically, the thickness of the front end surface of the
また、例えば、経験的に、増圧シリンダ部15bの大きさは、概略、射出シリンダ9のストロークの1/5以上と見積もることができる。従って、本実施形態では、中間部51cは、1/3を超える長さを有している。
Further, for example, from experience, the size of the pressure increasing
着脱部45は、基部55と、基部55に揺動可能に支持されたフック57と、フック57を駆動するアクチュエータ59とを有している。
The
基部55は、ねじ軸51の連結部51bと固定されている。従って、基部55は、駆動電動機41の駆動力によりねじ軸51と共に前後方向に駆動される。また、基部55の前後方向の移動により、基部55に支持されているフック57及びアクチュエータ59も前後方向に移動する。
The
基部55は、ピストンロッド21が挿通される孔部が形成された板状部分を有しており、カップリング23の被当接部27bに対して後方から当接可能である。すなわち、基部55は、被当接部27bに対する当接により、ピストンロッド21に対する相対的な前進が規制されるとともに、その当接位置から後方におけるピストンロッド21に対する相対的な後退が許容される。
The
従って、基部55が被当接部27bに対して当接した状態で基部55を前進させることにより、プランジャ5を前進させることができる。すなわち、駆動電動機41の駆動力によりプランジャ5を前進させることができる。また、ヘッド側室15hへ作動液を供給してピストンロッド21を比較的高速に移動させることなどにより、プランジャ5を基部55に対して相対的に前進させることが可能である。
Therefore, the
なお、基部55は、被当接部27bに当接する部分として、被当接部27bとのはねかえりの係数が基部55の他の部分に比較して小さい材料からなる緩衝部を有していることが好ましい。
The
基部55(被規制部材)は、螺合部51aよりも前方に位置する連結部51bに固定されている。すなわち、螺合部51a及びナット53は、射出サイクルに亘って基部55よりも後方に位置している。なお、螺合部51a(その全体)等が基部55よりも後方に位置しているか否かの判断は、基部55のうちピストンロッド21に対する相対的な前進の規制に直接寄与する部分(本実施形態では、基部55のうち、被当接部27bに当接する面)の位置に基づいてなされるものとする。従って、例えば、基部55が後方に延びるガイド軸を有していたとしても、螺合部51aが基部55よりも後方に位置しているか否かの判断には影響しない。
The base 55 (a member to be regulated) is fixed to a connecting
フック57は、例えば、概ねL字状に形成されるとともに、一端が基部55によって回転可能に支持されている。そして、フック57は、被当接部27bに対してプランジャ5の後退方向に係合可能な位置(「ON」の位置)と、当該係合が解除される位置(「OFF」の位置)との間で移動可能である。なお、フック57は、ONの位置において、基部55とで被当接部27bを挟持可能である。
For example, the
フック57がOFF(係合解除)されることにより、プランジャ5を基部55に対して相対的に前進させることが可能である。また、フック57がON(係合)されることにより、基部55の後退に伴ってプランジャ5を後退させることができる。すなわち、駆動電動機41の駆動力によりプランジャ5を後退させることができる。
When the
駆動装置13は、射出ピストン17のストロークの全体に亘ってフック57を被当接部27bに係合可能に構成及び配置されている。例えば、ねじ機構43のストロークは、射出シリンダ9のストロークと同等とされており、駆動装置13は、射出ピストン17が後退限に位置するときにねじ軸51も後退限に位置するように配置されている。
The
アクチュエータ59は、例えば、往復動(別の観点では伸縮)を行うアクチュエータにより構成されている。アクチュエータ59は、例えば、リニアモータ、空圧シリンダ若しくは液圧シリンダである。アクチュエータ59の往復動によって、フック57はON若しくはOFFされる。
The
制御装置153は、例えば、特に図示しないが、CPU、ROM、RAM、外部記憶装置、入力回路、及び、出力回路を含んで構成されている。制御装置153は、入力された各種の入力信号に基づいて、各部を制御するための制御信号を出力する。
The
制御装置153に信号を入力するのは、例えば、ユーザの入力操作を受け付ける不図示の入力装置、エンコーダ47、プランジャ5の位置を検出するための位置センサ65、液圧系の適宜な位置において作動液の圧力を検出する不図示の圧力センサである。
The signal is input to the
制御装置153が信号を出力するのは、例えば、ユーザに情報を表示する不図示の表示器、サーボドライバ49、ポンプ用電動機33に電力を供給する不図示のドライバ、液圧回路37(サーボバルブ39含む)、アクチュエータ59(又はそのドライバ)である。
The
位置センサ65は、例えば、不図示のスケール部とともにリニアエンコーダを構成している。例えば、位置センサ65は、シリンダ部材15の前方に固定的に設けられ、スケール部は、ピストンロッド21に設けられ、その軸方向に延びている。そして、位置センサ65は、ピストンロッド21の移動に伴って移動するスケール部の位置を検出することによってプランジャ5の位置を間接的に検出する。なお、位置センサ65、又は、制御装置153は、検出した位置を微分することにより、速度を検出することが可能である。
For example, the
圧力センサは、液圧系において適宜な位置に設けられる。例えば、特に図示しないが、ヘッド側室15hの圧力を検出する圧力センサ及びロッド側室15rの圧力を検出する圧力センサが設けられ、制御装置153は、これらの圧力センサの検出値に基づいて、プランジャ5が溶湯に加える圧力を特定可能である。また、例えば、特に図示しないが、アキュムレータ35の圧力を検出する圧力センサが設けられ、制御装置153は、その検出値に基づいて、アキュムレータ35の充填完了を判定可能である。
The pressure sensor is provided at an appropriate position in the hydraulic system. For example, although not particularly illustrated, a pressure sensor for detecting the pressure of the
(射出装置の動作)
図3は、射出装置1の動作を説明する図である。図3において、横軸は時間を示している。また、実線Lvは射出速度の変化を示し、実線Lpは射出圧力の変化を示している。実線Lv及びLpが描かれたグラフにおいて、縦軸は射出速度及び射出圧力の大きさを示している。また、当該グラフの下方においては、射出シリンダ9の射出ピストン17、駆動電動機41、着脱部45、サーボバルブ39、ポンプ用電動機33及びアキュムレータ35の動作を示している。図3のさらに下方においては、駆動電動機41の負荷を示している。
(Operation of injection device)
FIG. 3 is a diagram for explaining the operation of the
なお、サーボバルブ39の「ON/OFF」は、開口度が制御されている状態/開口度が制御されずに開かれている若しくは閉じられている状態を示している。また、アキュムレータ35の「充填」は、アキュムレータ35を充填可能な状態を示している(「充填」とされた範囲全体に亘って充填が行われている必要は無い)。
“ON / OFF” of the
射出装置1は、概観すると、低速射出、高速射出、及び、増圧(昇圧)を順に行う。すなわち、射出装置1は、射出の初期段階においては、溶湯の空気の巻き込みを防止するために比較的低速でプランジャ5を前進させ、次に、溶湯の凝固に遅れずに溶湯を充填するため等の観点から比較的高速でプランジャ5を前進させる。その後、射出装置1は、成形品のヒケをなくすために、プランジャ5の前進する方向の力によりキャビティ内の溶湯を増圧する。具体的には、以下のとおりである。
In general, the
(低速射出:t0〜t1)
低速射出の開始直前において、射出装置1は、図1及び図2に示す状態となっている。すなわち、射出シリンダ9の射出ピストン17及び駆動装置13のねじ軸51は、後退限等の初期位置に位置している。この初期位置において、着脱部45の基部55はカップリング23の被当接部27bに当接しており、また、着脱部45のフック57は被当接部27bに係合可能である。ただし、必ずしも係合がなされている必要はなく、本実施形態では、係合は解除(OFF)されているものとする。また、駆動電動機41は停止している。ポンプ用電動機33は、アキュムレータ35の充填が完了しているのであれば停止されており、充填が完了していないのであれば駆動されている。液圧回路37は、例えば、射出シリンダ9における作動液の流入出を禁止している。
(Low speed injection: t0 to t1)
Immediately before the start of the low speed injection, the
固定金型101及び移動金型103の型締が終了し、溶湯がスリーブ3に供給されるなど、所定の低速射出開始条件が満たされると、制御装置153は、駆動電動機41を駆動する。その駆動力は、ねじ機構43及び基部55を介して被当接部27bに伝達される。これにより、プランジャ5及びピストンロッド21が前進する。すなわち、駆動装置13の駆動力によって低速射出が行われる。
The
なお、制御装置153は、射出ピストン17の前進に伴って、ロッド側室15rからの作動液の排出及びヘッド側室15hへの作動液の補給が適宜に行われるように、液圧回路37を制御する。
The
例えば、液圧回路37は、ロッド側室15rから排出される作動液をタンク29に排出し、又は、不図示のランアラウンド回路を介してヘッド側室15hに還流する。低速射出の間、サーボバルブ39は、例えば全開とされる。なお、ランアラウンド回路を利用する場合においても、ヘッド側室15hは、ロッド側室15rよりも受圧面積が大きいから、ヘッド側室15hへの作動液の補給は必要である。
For example, the
また、例えば、液圧回路37は、タンク29からヘッド側室15hへの作動液の流れを許容し、ヘッド側室15hへ作動液を補給する。アキュムレータ35の充填を低速射出前に終了させ、ポンプ31からヘッド側室15hへ作動液を補給してもよい。若しくは、不図示のアシスト用のアキュムレータからヘッド側室15hへ作動液を補給してもよい。なお、ポンプ31若しくはアキュムレータから作動液を補給する場合、ヘッド側室15hに負圧が生じない程度に作動液が補給されてもよいし(この場合も駆動装置13のみにより低速射出を行っているといえる)、駆動装置13によるプランジャ5の駆動をアシストするように(例えばプランジャ5を駆動する駆動力の数十%を生じるように)作動液が補給されてもよい。
Further, for example, the
プランジャ5の速度は、駆動電動機41の回転数の調整により制御される。具体的には、制御装置153は、位置センサ65により検出されるプランジャ5の速度に基づいて、駆動電動機41の回転数をフィードバック制御する。
The speed of the
アキュムレータ35の充填は、アキュムレータ35の圧力を検出する不図示の圧力センサの検出値が所定の充填完了圧力に到達したときに、ポンプ用電動機33が停止(OFF)されることにより終了する。ポンプ用電動機33の回転数等は、後述するアキュムレータ35の充填開始時点後、低速射出が終了するまでの適宜な時期において、アキュムレータ35の充填が完了するように適宜に設定されている。
The filling of the
なお、図3では、着脱部45がOFF(係合解除)された状態で低速射出が行われている場合を例示しているが、着脱部45はONされていてもよい。この場合、例えば、減速を含む多段制御を行ったときに、慣性力によってプランジャ5が基部55から離間して前進してしまうことを防止できる。
In addition, although FIG. 3 illustrates the case where the low-speed injection is performed in a state where the attachment /
(高速射出:t1〜t2)
制御装置153は、位置センサ65の検出値に基づくプランジャ5の位置が所定の高速切換位置に到達すると、アキュムレータ35からヘッド側室15hへ作動液が供給されるように液圧回路37を制御する。また、制御装置153は、サーボバルブ39を適宜な開度に調整する。さらに、制御装置153は、低速射出から引き続き着脱部45をOFF(係合解除)とし、若しくは、低速射出においてONであった着脱部45をOFFとする。
(High-speed injection: t1 to t2)
The
これにより、射出ピストン17、ピストンロッド21及びプランジャ5は比較的高速で前進する。このとき、着脱部45の係合が解除されているから、プランジャ5等は、比較的低速で移動する着脱部45及びねじ軸51を置き去りにして前進する。従って、駆動装置13は、プランジャ5等の前進を妨げる負荷とはならない。そして、スリーブ3の溶湯が高速でキャビティ105に射出される。
Thereby, the
なお、射出シリンダ9によってプランジャ5が駆動されることにより、駆動装置13の駆動電動機41の負荷は低速射出時よりも低下する。
In addition, when the
プランジャ5の速度は、サーボバルブ39の開口度の調整により制御される。なお、制御装置153は、位置センサ65により検出されるプランジャ5の速度に基づいて、サーボバルブ39の開口度をフィードバック制御してもよい。
The speed of the
(減速射出:t2〜t3)
溶湯がキャビティ105にある程度充填されると、プランジャ5は、その充填された溶湯から反力を受けて減速され、その一方で、射出圧力は、急激に上昇していく。なお、各部の動作は、高速射出時と同様である。ただし、充填時の衝撃を緩和するために、プランジャ5が所定の減速位置に到達するなど所定の減速開始条件が満たされたときにサーボバルブ39の開口度を小さくするなど、適宜な減速制御がなされてもよい。
(Decelerated injection: t2 to t3)
When the molten metal is filled to some extent in the
(増圧:t3〜t4)
所定の増圧開始条件が満たされると、制御装置153は、増圧工程を開始するように液圧回路37を制御する。増圧開始条件は、例えば、ヘッド側室15hの圧力を検出する不図示の圧力センサ(及び必要に応じてロッド側室15rの圧力を検出する不図示の圧力センサ)の検出値に基づく射出圧力が所定の値に到達したこと、又は、位置センサ65により検出されるプランジャ5の検出位置が所定の位置に到達したことである。
(Pressure increase: t3 to t4)
When a predetermined pressure increase start condition is satisfied, the
液圧回路37は、増圧開始のために、アキュムレータ35から後側室15eへの作動液の放出の許容、前側室15fからタンク29への作動液の排出の許容、ヘッド側室15hからの作動液の排出の禁止、及び、ロッド側室15rからタンク29への作動液の排出の許容を行う。これにより、ヘッド側室15hの圧力が増圧ピストン19により加圧され、射出圧力は上昇し、射出圧力は終圧に到達する。また、射出速度は、キャビティ105に溶湯が完全に充填されることにより0となる。
The
(保圧:t4〜t6)
制御装置153は、射出圧力が終圧となっている状態を維持する。この間に、溶湯は冷却されて凝固する。溶湯が凝固すると、制御装置153は、アキュムレータ35から後側室15eへの液圧の供給の停止等を行うように液圧回路37を制御し、保圧は終了する。
(Holding pressure: t4 to t6)
The
なお、制御装置153は、適宜に溶湯が凝固したか否かを判定する。例えば、制御装置は、終圧が得られた時点等の所定の時点から所定の時間が経過したか否かにより、溶湯が凝固したか否か判定する。
Note that the
(着脱部の到達:t5)
増圧が開始されてプランジャ5の速度が低下し、さらには、保圧が開始されてプランジャ5が停止することにより、駆動装置13によって低速射出から引き続き駆動されていた着脱部45(基部55)は被当接部27bに追いつく。換言すれば、着脱部45は、被当接部27bに対して係合可能な状態となる。着脱部45が被当接部27bに到達する時点は、好ましくは保圧完了前である。
(Attachment / detachment part: t5)
The pressure increase is started and the speed of the
制御装置153は、位置センサ65及びエンコーダ47の検出値に基づいて着脱部45の被当接部27bへの到達を検出すると、駆動電動機41を停止させる。なお、着脱部45の位置の検出は、位置センサ65と同様の位置センサ(リニアエンコーダ)が設けられることなどによって行われてもよい。
The
高速射出開始から着脱部45が被当接部27bに到達するまでの着脱部45の速度は、低速射出時の速度と同等であってもよいし、異なっていてもよい。また、基部55がプランジャ5に衝撃を与えないように、適宜に減速制御が行われてもよい。
The speed of the attachment /
(押出追従:t7〜t9)
保圧終了後、制御装置153は、不図示の型締装置に型開きを行わせるとともに、不図示の押出装置により固定金型101から成形品を押し出す。このとき、制御装置153は、プランジャ5によりビスケットを押し出すための駆動力を射出シリンダ9及び/又は駆動装置13が生じるようにこれらを制御する。なお、図3では、駆動装置13によりプランジャ5を駆動することを基本としつつ、押出追従の初期(t7〜t8)においては射出シリンダ9も駆動する場合を例示している。
(Extrusion follow-up: t7 to t9)
After completion of the pressure holding, the
(プランジャ後退:t10〜t11)
制御装置153は、着脱部45が被当接部27bに到達した以後(t5以後)からの適宜な時期、好適には、保圧終了後(t6後)、より好適には押出追従の開始時(t7)において、着脱部45をON(係合)状態とする。そして、制御装置153は、押出追従が完了すると、着脱部45を後退させる方向に駆動電動機41を駆動する。これにより、プランジャ5が後退する。
(Plunger retraction: t10 to t11)
The
なお、駆動装置13によりプランジャ5の後退が行われる間、例えば、射出シリンダ9は駆動力を生じない状態とされ、駆動装置13の駆動力によって初期状態に戻される。例えば、液圧回路37は、タンク29からロッド側室15rへの作動液の補給の許容、ヘッド側室15hからの作動液の排出の禁止、タンク29から前側室15fへの作動液の補給の許容、及び、後側室15eからタンク29への作動液の排出の許容を行う。これにより、プランジャ5の後退に伴って、射出ピストン17及び増圧ピストン19は後退する。増圧ピストン19が後退限に到達すると、ヘッド側室15hからタンク29への作動液の排出も許容される。ヘッド側室15hから排出される作動液はロッド側室15rへ還流されてもよい。
While the
上記のようにプランジャ5の後退が行われた結果、プランジャ5、ピストンロッド21及びねじ軸51は、図1及び図2に示す初期位置に復帰する。すなわち、次の成形サイクル(射出サイクル)の準備が整う。
As a result of the retraction of the
(アキュムレータ充填:t9〜t11〜t1)
アキュムレータ35の充填は、アキュムレータ35の放出が行われる高速射出、増圧及び保圧、並びに、アキュムレータ35の放出が行われる可能性のある押出追従を除いて、適宜な時期に行われてよい。
(Accumulator filling: t9 to t11 to t1)
The filling of the
例えば、制御装置153は、押出追従が完了すると(t9)、ポンプ用電動機33の駆動を開始し、アキュムレータ35の充填を開始する。アキュムレータ35の充填完了時期は、既に述べたように、低速射出終了までの間の適宜な時期とされる。
For example, when the extrusion follow-up is completed (t9), the
なお、以上に述べた射出装置1の動作、すなわち、低速射出の開始(t0)からプランジャ5の後退完了による初期状態への復帰(t11)までの動作は、射出サイクルを構成している。既に述べたように、螺合部51aの長さは、この射出サイクルにおけるナット53のねじ軸51に対する相対移動の範囲によって規定される。
The operation of the
以上のとおり、本実施形態では、射出装置1は、キャビティ105に通じるスリーブ3と、スリーブ3内の溶湯をキャビティ105に押し出すプランジャ5と、プランジャ5に連結されたピストンロッド21を有する射出シリンダ9と、駆動装置13とを有している。
As described above, in the present embodiment, the
駆動装置13は、ピストンロッド21に平行なねじ軸51と、ねじ軸51に螺合するナット53と、ナット53を回転させ、これによりねじ軸51をピストンロッド21に平行な方向へ移動させる駆動力を生じる駆動電動機41と、ねじ軸51と共に移動し、ピストンロッド21に対する相対的な前進が規制されるとともに、ピストンロッド21に対する相対的な後退が許容される基部55と、を有している。ねじ軸51は、射出サイクル(t0〜t11)においてナット53がねじ軸51に対して相対的に移動する範囲である螺合部51aを有している。螺合部51a及びナット53は、射出サイクルに亘って基部55よりも後方に位置している。
The driving
従って、既に述べたように、螺合部51a及びナット53等をスリーブ3から後方へ離して配置することができる。その結果、スリーブ3に供給される溶湯又は潤滑剤がねじ機構43等に飛散することが抑制され、ひいては、駆動装置13の性能低下又は寿命短縮が生じることが抑制される。
Therefore, as already described, the screwing
本実施形態とは異なり、プランジャ又はピストンロッドを長くすることによって、ピストンロッドと駆動装置との連結位置(着脱部の位置)をスリーブから後方へ離れた位置とし、ひいては、より後方に駆動装置を配置することが考えられる。ただし、この場合、プランジャ又はピストンロッドは、液圧機器のみによってプランジャを駆動する従来の液圧式射出装置におけるものとの互換性を失う。また、シリンダ部材の配置位置も従来の液圧式射出装置よりも後方になる。その結果、例えば、既設の液圧式射出装置をハイブリッド化することが困難になる。また、シリンダ部材が後方に位置することによって射出装置の長大化も招かれる。 Unlike this embodiment, by making the plunger or piston rod longer, the connecting position (position of the attaching / detaching portion) between the piston rod and the drive device is set to a position away from the sleeve, and as a result, the drive device is moved further rearward. It is possible to arrange. However, in this case, the plunger or the piston rod loses compatibility with that in the conventional hydraulic injection device in which the plunger is driven only by the hydraulic device. Further, the arrangement position of the cylinder member is also behind the conventional hydraulic injection device. As a result, for example, it becomes difficult to hybridize an existing hydraulic injection device. In addition, the length of the injection device is also increased due to the cylinder member being positioned rearward.
しかし、本実施形態においては、上記のように駆動装置13の構成を工夫することによって螺合部51a等の後方配置を実現していることから、プランジャ5の構成、射出シリンダ9の構成及び配置位置は、従来の液圧式射出装置と同様でよい。その結果、例えば、既設の液圧式射出装置をハイブリッド化することが容易化される。また、例えば、シリンダ部材15は、従来の液圧式射出装置と同様に、射出フレーム159に固定されることが可能である。シリンダ部材15が後方に位置することによる射出装置の長大化も抑制される。
However, in the present embodiment, since the rear arrangement of the screwing
また、本実施形態では、ナット53を回転させてねじ軸51を前後方向に移動させる構成が採用されている。ねじ軸51は、螺合部51aよりも前方に位置し、基部55が固定される連結部51bと、連結部51bと螺合部51aとの間に位置する中間部51cと、を有している。
Moreover, in this embodiment, the structure which rotates the nut 53 and moves the screw shaft 51 to the front-back direction is employ | adopted. The screw shaft 51 is located in front of the screwing
従って、ねじ軸51に中間部51cを設けるという簡便な方法によって、螺合部51a及びナット53を基部55よりも後方に配置することができる。
Therefore, the screwing
なお、以上の第1の実施形態において、ナット53は本発明の回転部材の一例であり、ねじ軸51は本発明の移動部材の一例であり、基部55は本発明の被規制部材の一例である。
In the above first embodiment, the nut 53 is an example of the rotating member of the present invention, the screw shaft 51 is an example of the moving member of the present invention, and the
<第2の実施形態>
図4は、第2の実施形態に係る射出装置201の要部の構成を模式的に示す上面図(一部に断面図を含む)であり、第1の実施形態の図2に相当する図である。また、寸法のみ第1の実施形態と相違する構成については、第1の実施形態の構成と同一の符号を付すことがある。
<Second Embodiment>
FIG. 4 is a top view (partly including a cross-sectional view) schematically showing a configuration of a main part of the
第1の実施形態では、駆動装置13は、ナット53を回転させてねじ軸51を前後方向に移動させる構成とされた。これに対して、第2の実施形態の駆動装置213は、ねじ軸251を回転させてナット253を前後方向に移動させる構成とされている。具体的には、以下のとおりである。
In the first embodiment, the driving
駆動装置213は、駆動電動機241と、駆動電動機241の駆動力を伝達する伝達機構271と、伝達機構271から伝達された駆動力を伝達するねじ機構243と、ねじ機構243から伝達された駆動力により前後方向に駆動される着脱部45と、を有している。また、駆動装置213は、ねじ機構243と着脱部45との間に介在するガイドシャフト272を有している。駆動装置213は、これら駆動電動機41、伝達機構271、ねじ機構243、着脱部45及びガイドシャフト272の組み合わせを、例えば、左右対称に2組有している。
The
駆動電動機241は、第1の実施形態と異なり、ねじ機構243と一体的に構成されていない。駆動電動機241は、例えば、一般的な電動機と同様に、ロータに固定された出力軸241aを有している。駆動電動機241は、例えば、出力軸241aを後方に向けて配置されている。
Unlike the first embodiment, the
伝達機構271は、例えば、プーリ・ベルト機構により構成されており、出力軸241aに固定された第1プーリ273と、ねじ軸251に固定された第2プーリ274と、第1プーリ273及び第2プーリ274に掛架されたベルト275とを有している。
The transmission mechanism 271 includes, for example, a pulley / belt mechanism, and includes a
従って、駆動電動機241の出力軸241aが回転されると、その回転は伝達機構271を介してねじ軸251に伝達され、ねじ軸251が回転される。
Therefore, when the
なお、ねじ軸251と第2プーリ274とは、例えば、適宜な軸受によって軸方向の移動が規制されるとともに軸回りの回転が許容された伝達軸277を介して同軸状に固定されている。
The
ねじ機構243は、例えば、ボールねじ機構により構成されており、ねじ軸251と、ねじ軸251に不図示のボールを介して螺合するナット253とを有している。
The
ねじ軸251は、ピストンロッド21に平行に配置されている。また、ねじ軸251は、上述の伝達軸277に固定されることなどにより軸方向の移動が規制されているとともに軸回りの回転が許容されている。一方、ナット253は、ガイドシャフト272に固定されることなどにより軸方向の移動が許容されるとともに軸回りの回転が規制されている。従って、ねじ軸251が回転されると、ナット253はピストンロッド21に平行な方向において移動する。
The
ガイドシャフト272は、ピストンロッド21に平行な方向に延びており、一端側がナット253に固定され、他端側が基部55に固定されている。従って、ナット253が前後方向に移動すると、基部55も前後方向に移動する。
The
ガイドシャフト272は、ねじ軸251の螺合部251aに対して適宜な長さ(例えば螺合部251aの長さ以上の長さ)を有している。従って、ナット253が射出サイクルの後退限に位置するときにおいても、基部55(被規制部材)は、螺合部251aよりも前方に位置する。すなわち、射出サイクルに亘って、螺合部251a及びナット253は基部55よりも後方に位置する。
The
なお、螺合部251aの定義は第1の実施形態と同様であり、射出サイクルにおいてナット253がねじ軸251に対して相対移動する範囲によって規定される。また、螺合部251a(その全体)等が基部55よりも後方に位置しているか否かの判断も第1の実施形態と同様に、基部55のうちピストンロッド21に対する相対的な前進の規制に寄与する部分(本実施形態ではカバー227に後方から当接する面)の位置に基づいてなされるものとする。ナット253が基部55の後方に位置しているか否かの判断において、ナット253の大きさはねじ軸251に螺合可能な部分を基準として判断する。例えば、ガイドシャフト272とナット253とが一体化されていたとしても、ねじ軸251と螺合している範囲をナット253と特定することができる。
The definition of the screwing
ナット253が射出サイクルの後退限に位置するときに、基部55が螺合部251aよりも前方に位置するためには、ガイドシャフト272は、螺合部251aの長さからナット253の軸方向の厚みを引いた長さと、ガイドシャフト272とナット253との固定に必要な長さと、ガイドシャフト272と基部55との固定に必要な長さとを足し合わせた長さを有していればよい。
When the
ガイドシャフト272は、例えば、ねじ軸251を収容する中空状に形成されている。中空形状は、例えば、ナット253との固定部分を除いて、断面が円形であり、径が一定である。ガイドシャフト272は、例えば、ナット253が射出サイクルの後退限に位置するときに、螺合部251aのうちナット253よりも前方の全体を覆うことが可能な長さを有している。より好ましくは、ガイドシャフト272は、ナット253が射出サイクルの後退限に位置するときに、ねじ軸251(螺合部251a以外の部分を含み得る)のうちナット253よりも前方の全体を覆っている。この場合、さらに好ましくは、ガイドシャフト272の先端は塞がれている。
For example, the
ガイドシャフト272とナット253との固定は、例えば、ガイドシャフト272の後端が拡径され、その拡径された部分にナット253が嵌合されるとともに抜け止めがなされることによりなされる。なお、ガイドシャフト272のうちナット253が嵌合される部分の内面は、例えば、ナット253の外周面の形状に対応して多角形とされている。
The
ガイドシャフト272と基部55との固定は、例えば、ガイドシャフト272が基部55に挿入され、両者が不図示のねじ等により固定されることによりなされる。なお、ガイドシャフト272と基部55との固定は、ガイドシャフト272の軸回りの回転の規制(ひいてはナット253の回転の規制)に寄与している。
The
ガイドシャフト272は、例えば、射出フレーム161に設けられたブシュ163に摺動可能に挿通されている。これにより、ガイドシャフト272の荷重やガイドシャフト272において生じる不要なモーメントが射出フレーム161に支持され、プランジャ5等に不要な力が加えられることが抑制される。
For example, the
射出装置201のカップリング223は、例えば、第1の実施形態のカップリング23と同様に、プランジャ5とピストンロッド21との間に介在するスペーサ25と、これらを覆うカバー227とを有している。
The
ただし、カバー227は、第1の実施形態のカバー27とは異なり、被当接部227bを後端ではなく前後方向の中途に有している。そして、カバー227の被当接部227bよりも後方部分は、基部55に嵌合されている。従って、カバー227が基部55に挿入されている長さ分で、ピストンロッド21は短くされ、ひいては、シリンダ部材15の後端は前方に位置している。
However, unlike the
第2の実施形態においても、第1の実施形態と同様に、駆動装置213の後端(出力軸241aの後端や伝達軸277の後端)は、概ね射出シリンダ9の後端と一致している。従って、射出装置201の長大化が抑制されつつ、駆動電動機241等は最大限後方に配置されている。
Also in the second embodiment, the rear end of the drive device 213 (the rear end of the
第2の実施形態の射出装置201の動作は、第1の実施形態の射出装置1の動作と概ね同様である。ただし、上記の説明から理解されるように、駆動電動機241の駆動力によりプランジャ5を駆動する際には、ナット253が回転し、ねじ軸251が前後方向に移動する。
The operation of the
以上の第2の実施形態においても、螺合部251a及びナット253が、射出サイクルに亘って基部55(被規制部材)よりも後方に位置する構成を採用していることから、第1の実施形態と同様の効果が奏される。すなわち、駆動装置213をスリーブ3から軸方向へ離して配置することが可能であり、駆動装置213の動作環境を向上させることができる。
Also in the second embodiment described above, since the screwing
また、本実施形態では、ねじ軸251を回転させてナット253を前後方向に移動させる構成が採用されている。駆動装置213は、ピストンロッド21に平行な方向に延び、一端側がナット253に固定されるとともに他端側が基部55に固定されたガイドシャフト272を有している。
Moreover, in this embodiment, the structure which rotates the
従って、基部55等がねじ軸251に沿って移動するから、安定した動作が期待される。また、ねじ軸251として、中間部を有さない一般的なねじ軸を用いることができる。
Accordingly, since the
また、本実施形態では、ガイドシャフト272は、ねじ軸251を収容する中空状に形成されている。
In the present embodiment, the
従って、ガイドシャフト272は、駆動電動機241からねじ機構243までの構成を後方に配置することを可能とするだけでなく、ねじ軸251を直接的に溶湯や離型剤から保護する役割を担う。その結果、駆動装置213の動作環境が飛躍的に向上する。
Therefore, the
なお、以上の第2の実施形態において、ねじ軸251は本発明の回転部材の一例であり、ナット253は本発明の移動部材の一例であり、基部55は本発明の被規制部材の一例であり、ガイドシャフト272は本発明の中継部材の一例である。
In the second embodiment described above, the
本発明は、以上の実施形態に限定されず、種々の態様で実施されてよい。 The present invention is not limited to the above embodiment, and may be implemented in various aspects.
上述した実施形態は、適宜に組み合わされてもよい。例えば、第1の実施形態の駆動装置13と第2の実施形態のカップリング223とが組み合わされてもよい。同様に、第2の実施形態の駆動装置213と第1の実施形態のカップリング23とが組み合わされてもよい。また、例えば、第1の実施形態のねじ機構43と第2の実施形態の駆動電動機241及び伝達機構271とが組み合わされてもよい。具体的には、第1の実施形態のナット53と第2の実施形態の第2プーリ274とが固定されてよい。同様に、第2の実施形態のねじ機構243と第1の実施形態の駆動電動機41とが組み合わされてもよい。具体的には、ねじ軸251の後方部分に駆動電動機41のロータを固定してもよい。
The above-described embodiments may be appropriately combined. For example, the driving
成形機は、ダイカストマシンに限定されない。例えば、成形機は、他の金属成形機であってもよいし、射出成形機であってもよいし、木粉に熱可塑性樹脂等を混合させた材料を成形する成形機であってもよい。また、成形機は、横型締横射出に限定されず、例えば、縦型締縦射出、縦型締横射出、横型締縦射出であってもよい。成形機は、射出フレームを有さないものであってもよい。作動液は、油に限定されず、例えば水でもよい。 The molding machine is not limited to a die casting machine. For example, the molding machine may be another metal molding machine, an injection molding machine, or a molding machine that molds a material obtained by mixing wood powder with a thermoplastic resin or the like. . Further, the molding machine is not limited to horizontal mold clamping horizontal injection, and may be vertical mold clamping vertical injection, vertical mold clamping horizontal injection, horizontal mold clamping vertical injection, for example. The molding machine may not have an injection frame. The hydraulic fluid is not limited to oil and may be water, for example.
駆動装置の電動機からねじ機構に駆動力を伝達する伝達機構が設けられる場合、伝達機構は、プーリベルト機構に限定されず、例えば、歯車機構であってもよい。 When a transmission mechanism that transmits a driving force from the electric motor of the driving device to the screw mechanism is provided, the transmission mechanism is not limited to the pulley belt mechanism, and may be a gear mechanism, for example.
駆動装置及び射出シリンダは、射出サイクルにおいて、適宜に単独で又は共に利用されてよい。 The drive and injection cylinder may be used alone or together as appropriate in the injection cycle.
例えば、駆動装置は、プランジャの後退及び押出追従に利用されなくてもよい。具体的には、特許文献1において開示されているように、駆動装置は、低速射出から高速射出への切り換えのときに停止され、プランジャの後退及び押出追従は、シリンダ装置のみによって行われてもよい。
For example, the drive device may not be used for plunger retraction and extrusion tracking. Specifically, as disclosed in
この場合、駆動装置は、低速射出のストロークで駆動可能であればよく、螺合部を短くすることができる。その結果、射出装置の長大化を招くことなく、中間部又は中継部材(ガイドシャフト)を長くし、螺合部、ナット及び駆動電動機等をより後方に配置することができる。 In this case, it is only necessary that the driving device can be driven with a low-speed injection stroke, and the screwing portion can be shortened. As a result, without increasing the length of the injection device, the intermediate portion or the relay member (guide shaft) can be lengthened, and the screwing portion, the nut, the drive motor, and the like can be arranged further rearward.
また、例えば、上記とは逆に、駆動装置は、射出シリンダを補助するように、増圧及び/又は保圧に利用されてもよい。このような駆動装置及びシリンダ装置の協働は、一の工程の一部分のみにおいて行われてもよい。 Further, for example, contrary to the above, the driving device may be used for pressure increase and / or pressure holding so as to assist the injection cylinder. Such cooperation between the driving device and the cylinder device may be performed only in a part of one process.
上述のように、駆動装置は、必ずしもプランジャの後退に供されなくてもよい。従って、射出装置は、ねじ軸のピストンロッドに対する相対的な前進を規制可能且つねじ軸のピストンロッドに対する相対的な後退を許容可能であればよい。すなわち、射出装置において、被規制部材(実施形態では基部55)を含む構成は、ねじ軸のプランジャに対する相対的な後退をも規制可能な構成(着脱部)である必要はない。例えば、実施形態において、フック57及びアクチュエータ59は省略可能である。
As described above, the drive device does not necessarily have to be subjected to the retraction of the plunger. Therefore, the injection device only needs to be able to restrict the relative advancement of the screw shaft with respect to the piston rod and to allow the relative backward movement of the screw shaft with respect to the piston rod. That is, in the injection device, the configuration including the regulated member (
また、着脱部が設けられる場合において、着脱部は、少なくとも被駆動部のピストンロッドに対する相対的な後退を許容するように連結を解除できれば十分であるが、ねじ軸のピストンロッドに対する相対的な前進及び後退の双方を許容するような連結解除を行うものであってもよい。例えば、着脱部は、ピストンロッドに対して前進方向及び後退方向の双方に対して係合する位置と当該係合位置から退避した位置との間で移動可能な係合部材(被規制部材)と、当該係合部材を駆動するアクチュエータとを有するものであってもよい。 Further, in the case where the detachable portion is provided, it is sufficient that the detachable portion can release the connection so as to allow at least the driven portion to move backward relative to the piston rod. Further, the connection may be released so as to allow both the backward movement and the backward movement. For example, the attaching / detaching portion includes an engaging member (a regulated member) that is movable between a position where the piston rod is engaged with both the forward and backward directions and a position retracted from the engaging position. And an actuator for driving the engaging member.
また、着脱部が設けられる場合において、被規制部材は、ピストンロッド又はピストンロッドに固定された部材に対して後方から当接する部材でなくてもよい。例えば、被規制部材は、ピストンロッド若しくはピストンロッドに固定された所定部材を側方から挟持したり、所定部材に側方から吸着したりして、摩擦力のみによってねじ軸のピストンロッドに対する前後方向の相対移動を規制するものであってもよい。その他、ねじ軸とピストンロッドとの相対移動は適宜に規制若しくは許容されてよい。例えば、特許文献1に開示されている種々の態様が適用されてよい。
In addition, in the case where the detachable portion is provided, the regulated member may not be a member that comes into contact with the piston rod or a member fixed to the piston rod from the rear. For example, the regulated member is a front-rear direction of the screw shaft with respect to the piston rod of the screw shaft by holding the piston rod or a predetermined member fixed to the piston rod from the side or adsorbing the predetermined member from the side by the frictional force alone. The relative movement may be restricted. In addition, the relative movement between the screw shaft and the piston rod may be appropriately regulated or allowed. For example, various aspects disclosed in
液圧装置は、適宜に構成することができ、種々の流路の接続及び共用、並びに、種々の弁の配置は、適宜に変更可能である。例えば、実施形態では、メータアウト回路を構成するサーボバルブ39を設けたが、サーボバルブ39に代えて若しくは追加してメータイン回路を構成するサーボバルブが設けられてもよい。
The hydraulic device can be appropriately configured, and the connection and sharing of various flow paths and the arrangement of various valves can be appropriately changed. For example, in the embodiment, the
第1の実施形態により説明した中間部を有するねじ軸において、連結部、中間部及び螺合部は、一体的に形成される必要は無い。例えば、螺合部と中間部とは別部材により構成されて、カップリング等によって互いに連結されていてもよい。また、第2の実施形態により説明した中継部材(ガイドシャフト)は、被規制部材(その一部若しくは全部)及び/又はナットと一体的に形成されていてもよい。 In the screw shaft having the intermediate portion described in the first embodiment, the connecting portion, the intermediate portion, and the screwing portion do not need to be formed integrally. For example, the screwing portion and the intermediate portion may be configured by separate members and connected to each other by a coupling or the like. Further, the relay member (guide shaft) described in the second embodiment may be formed integrally with the regulated member (part or all) and / or the nut.
中間部の長さは、実施形態において例示した、射出シリンダのストロークの1/5又は1/3を超える長さという範囲よりも、より長い範囲で設定されてもよい。例えば、中間部の長さは、射出シリンダのストロークの半分以上、又は、射出シリンダのストロークと同等以上とされてもよい。この場合、ねじ機構の螺合部等の保護が一層確実になされる。特に、中間部が射出シリンダのストロークと同等以上の長さを有する場合においては、ねじ軸が前進した場合においても、螺合部がシリンダ部材の前端(射出フレーム)付近までしか前進せず、螺合部等の保護が確実になる。同様に、中継部材(ガイドシャフト)についても、実施形態において例示した、螺合部の長さ以上の長さという範囲よりも、長い範囲で設定されてもよい。 The length of the intermediate portion may be set in a longer range than the range of a length exceeding 1/5 or 1/3 of the stroke of the injection cylinder exemplified in the embodiment. For example, the length of the intermediate portion may be equal to or greater than half of the stroke of the injection cylinder, or equal to or greater than the stroke of the injection cylinder. In this case, protection of the screwed portion of the screw mechanism and the like is further ensured. In particular, when the intermediate portion has a length equal to or longer than the stroke of the injection cylinder, even when the screw shaft advances, the screwing portion advances only to the vicinity of the front end (injection frame) of the cylinder member. Protection of joints etc. is ensured. Similarly, the relay member (guide shaft) may be set in a longer range than the range of a length equal to or longer than the length of the threaded portion illustrated in the embodiment.
なお、中間部及び中継部材の長さの上限は、射出装置が非現実的なほどに長大化しない限り、適宜に設定されてよい。例えば、中間部及び中継部材の長さの上限は、射出シリンダのストロークの2倍程度である。 In addition, the upper limit of the length of the intermediate part and the relay member may be appropriately set as long as the injection device is not so long as to be unrealistic. For example, the upper limit of the length of the intermediate part and the relay member is about twice the stroke of the injection cylinder.
駆動装置の後端(例えば、第1の実施形態では射出サイクルの後退限に位置するねじ軸の後端、第2の実施形態では出力軸の先端等)は、射出シリンダの後端に一致しなくてもよい。すなわち、駆動装置の後端は、射出シリンダの後端よりも前方に位置してもよいし、後方に位置してもよい。ただし、実施形態において述べたように、射出装置の長大化を抑制しつつ、ねじ機構や駆動電動機を後方に配置する観点からは、駆動装置の後端が射出シリンダの後端から所定の範囲内に収まっていることが好ましい。 The rear end of the drive device (for example, the rear end of the screw shaft located at the retreat limit of the injection cycle in the first embodiment, the front end of the output shaft in the second embodiment, etc.) coincides with the rear end of the injection cylinder. It does not have to be. That is, the rear end of the drive device may be positioned forward or rearward of the rear end of the injection cylinder. However, as described in the embodiment, from the viewpoint of disposing the screw mechanism and the drive motor behind while suppressing an increase in the length of the injection device, the rear end of the drive device is within a predetermined range from the rear end of the injection cylinder. It is preferable to be within the range.
例えば、概ね、射出フレームの厚み、ロッドカバーの厚み及びヘッドカバーの厚みが射出シリンダのストロークの1/10以上と見積もると、第1の実施形態では、射出サイクルの後退限に位置するねじ軸の後端が射出シリンダの後端から前記ストロークの1/10未満に収まれば、中間部の長さとして前記ストロークの1/5を超える長さが確保され、好ましい。同様に、第2の実施形態においても、駆動装置の後端が射出シリンダの後端から射出シリンダのストロークの1/10未満に収まれば、被規制部材と螺合部との間に上記ストロークの1/5を超える距離を確保しやすくなり、好ましい。 For example, if the thickness of the injection frame, the thickness of the rod cover, and the thickness of the head cover are estimated to be 1/10 or more of the stroke of the injection cylinder, in the first embodiment, after the screw shaft positioned at the backward limit of the injection cycle, If the end is less than 1/10 of the stroke from the rear end of the injection cylinder, the length of the intermediate portion is preferably more than 1/5 of the stroke. Similarly, also in the second embodiment, if the rear end of the drive device is less than 1/10 of the stroke of the injection cylinder from the rear end of the injection cylinder, the stroke of the above-described stroke is between the regulated member and the screwed portion. A distance exceeding 1/5 is easily secured, which is preferable.
第2の実施形態では、ナットと被規制部材とを連結する中継部材をねじ軸を覆うものとしたが、中継部材は、ねじ軸を覆わなくてもよい。例えば、中継部材は、ねじ軸と平行に延びる中実の軸部材であってもよい。 In the second embodiment, the relay member that connects the nut and the regulated member covers the screw shaft, but the relay member may not cover the screw shaft. For example, the relay member may be a solid shaft member that extends parallel to the screw shaft.
1…射出装置、3…スリーブ、5…プランジャ、9…射出シリンダ、13…駆動装置、51…ねじ軸、51a…螺合部、51b…連結部、51c…中間部、53…ナット、41…電動機、105…キャビティ。
DESCRIPTION OF
Claims (4)
前記スリーブ内の材料を前記キャビティに押し出すプランジャと、
前記プランジャに連結されたピストンロッドを有する射出シリンダと、
駆動装置と、
を有し、
前記駆動装置は、
前記ピストンロッドに平行なねじ軸と、
前記ねじ軸に螺合するナットと、
前記ねじ軸及び前記ナットの一方である回転部材を回転させ、これにより前記ねじ軸及び前記ナットの他方である移動部材を前記ピストンロッドに平行な方向へ移動させる駆動力を生じる電動機と、
前記移動部材と共に移動し、前記ピストンロッドに対する相対的な前進が規制されるとともに、前記ピストンロッドに対する相対的な後退が許容される被規制部材と、を有し、
前記ねじ軸は、射出サイクルにおいて前記ナットが前記ねじ軸に対して相対的に移動する範囲である螺合部を有し、
前記螺合部及び前記ナットは、その全体が前記射出サイクルに亘って前記被規制部材よりも後方に位置している
射出装置。 A sleeve leading to the cavity;
A plunger that pushes the material in the sleeve into the cavity;
An injection cylinder having a piston rod coupled to the plunger;
A driving device;
Have
The driving device includes:
A screw shaft parallel to the piston rod;
A nut screwed onto the screw shaft;
An electric motor that generates a driving force that rotates a rotating member that is one of the screw shaft and the nut, thereby moving a moving member that is the other of the screw shaft and the nut in a direction parallel to the piston rod;
A regulated member that moves together with the moving member, is restricted relative to the piston rod, and is allowed to move backward relative to the piston rod;
The screw shaft has a threaded portion that is a range in which the nut moves relative to the screw shaft in an injection cycle,
The threaded portion and the nut, the injection apparatus in its entirety is positioned behind the object to be restricting member over the injection cycle.
前記移動部材は前記ナットであり、
前記駆動装置は、前記ピストンロッドに平行な方向に延び、一端側が前記ナットに固定されるとともに他端側が前記被規制部材に固定された中継部材を有する
請求項1に記載の射出装置。 The rotating member is the screw shaft;
The moving member is the nut;
The injection device according to claim 1, wherein the driving device includes a relay member extending in a direction parallel to the piston rod, one end side being fixed to the nut and the other end side being fixed to the regulated member.
前記移動部材は前記ねじ軸であり、
前記ねじ軸は、
前記螺合部よりも前方に位置し、前記被規制部材が固定される連結部と、
前記連結部と前記螺合部との間に位置する中間部と、を有しており、
前記駆動装置は、前記ナット及び前記ねじ軸を含むねじ機構を前記射出シリンダに並列に2つ有している
請求項1に記載の射出装置。 The rotating member is the nut;
The moving member is the screw shaft;
The screw shaft is
A connecting portion that is positioned in front of the screwing portion and to which the regulated member is fixed;
An intermediate portion located between the connecting portion and the screwing portion ,
The injection device according to claim 1, wherein the drive device has two screw mechanisms including the nut and the screw shaft in parallel with the injection cylinder .
型締装置と、
を有する成形装置。 The injection device according to any one of claims 1 to 3,
A mold clamping device;
A molding apparatus having:
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013263004A JP6186609B2 (en) | 2013-12-19 | 2013-12-19 | Injection device and molding device |
CN201410662796.7A CN104722739B (en) | 2013-12-19 | 2014-11-19 | Injection device and building mortion |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013263004A JP6186609B2 (en) | 2013-12-19 | 2013-12-19 | Injection device and molding device |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015116600A JP2015116600A (en) | 2015-06-25 |
JP6186609B2 true JP6186609B2 (en) | 2017-08-30 |
Family
ID=53447489
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013263004A Active JP6186609B2 (en) | 2013-12-19 | 2013-12-19 | Injection device and molding device |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6186609B2 (en) |
CN (1) | CN104722739B (en) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6970730B2 (en) * | 2019-12-04 | 2021-11-24 | 芝浦機械株式会社 | Hybrid core drive and molding machine |
JP7234975B2 (en) * | 2020-02-27 | 2023-03-08 | トヨタ自動車株式会社 | Die casting method and die casting apparatus |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4041994B2 (en) * | 2004-06-17 | 2008-02-06 | トヨタ自動車株式会社 | Injection device |
JP4458291B2 (en) * | 2006-06-09 | 2010-04-28 | トヨタ自動車株式会社 | Injection device and injection control method |
JP5294807B2 (en) * | 2008-11-10 | 2013-09-18 | ヤマザキマザック株式会社 | Machine tool with long table |
JP5657355B2 (en) * | 2010-11-24 | 2015-01-21 | 東洋機械金属株式会社 | Die-casting machine and abnormality detection method for die-casting machine |
JP4782250B1 (en) * | 2011-02-28 | 2011-09-28 | 東芝機械株式会社 | Injection machine for molding machine |
JP4960527B1 (en) * | 2011-09-29 | 2012-06-27 | 東芝機械株式会社 | Injection machine for molding machine |
JP4790869B1 (en) * | 2011-05-02 | 2011-10-12 | 東芝機械株式会社 | Injection machine for molding machine |
JP2013154526A (en) * | 2012-01-30 | 2013-08-15 | Japan Steel Works Ltd:The | Driving device for powered injection molding machine |
JP5960508B2 (en) * | 2012-05-28 | 2016-08-02 | 東芝機械株式会社 | Injection machine for molding machine |
-
2013
- 2013-12-19 JP JP2013263004A patent/JP6186609B2/en active Active
-
2014
- 2014-11-19 CN CN201410662796.7A patent/CN104722739B/en active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN104722739B (en) | 2018-04-10 |
CN104722739A (en) | 2015-06-24 |
JP2015116600A (en) | 2015-06-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4790869B1 (en) | Injection machine for molding machine | |
JP2015163411A (en) | Injection device, and molding apparatus | |
JP6017408B2 (en) | Injection device and molding device | |
JP6764276B2 (en) | Injection device and molding machine | |
JP6186609B2 (en) | Injection device and molding device | |
JP6860382B2 (en) | Injection device and molding machine | |
WO2012150720A1 (en) | Injection device for molding machine | |
JP4960527B1 (en) | Injection machine for molding machine | |
JP6401997B2 (en) | INJECTION DEVICE, MOLDING DEVICE, AND MOLDED PRODUCT MANUFACTURING METHOD | |
JP2013018011A (en) | Injection apparatus of molding machine | |
JP6784569B2 (en) | Injection device and molding machine | |
JP6764272B2 (en) | Injection device and molding machine | |
JP5960508B2 (en) | Injection machine for molding machine | |
JP7057707B2 (en) | Injection device and molding machine | |
JP6687482B2 (en) | Injection device and molding machine | |
JP6083088B2 (en) | Injection device | |
US20150352764A1 (en) | Injection device and molding apparatus | |
JP5558227B2 (en) | Injection machine for molding machine | |
JP6784568B2 (en) | Injection device and molding machine | |
JP6450152B2 (en) | Electric die casting machine | |
JP2018030135A (en) | Injection device and molding device | |
JP5634776B2 (en) | Injection machine for molding machine and molding machine | |
JP5491270B2 (en) | Injection machine for molding machine | |
JP2016055307A (en) | Injection unit, and molding machine | |
JP2013193093A (en) | Injection device of molding machine |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160623 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170310 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170321 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170522 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170704 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170707 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6186609 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |