JP6186020B2 - Sori値測定方法 - Google Patents
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Description
また、本発明は、ウェハ支持位置に対する依存度を小さくしたSORI値測定方法を提供することを課題とする。
測定基板のSORI値を測定するSORI値測定方法であって、
形状測定手段により前記測定基板の形状データを取得する形状データ取得工程と、
前記測定基板を基に再現した仮想基板に対して数値解析を行うことにより、前記形状データの各計測点に生じている自重たわみ量を算出する自重たわみ量算出工程と、
前記形状データから前記自重たわみ量を減算した補正形状データを用いてSORI値を算出するSORI値算出工程と、
前記仮想基板に複数の仮想厚みを適用して、前記自重たわみ量算出工程及び前記SORI値算出工程を行うことにより、SORI値群を形成するSORI値群形成工程と、
前記SORI値群から最小値を抽出する最小値抽出工程と、を含むことを特徴とする。
このように、フィッティングを行うことにより、さらに高精度にSORI値を測定することができる。
このように、有限要素法解析を行うことにより、自重たわみ量を精度良く算出することができる。
測定基板のSORI値を測定するSORI値測定プログラムであって、
コンピューター装置を、
前記測定基板を基に再現した仮想基板に対して数値解析を行うことにより、自重たわみ量を算出する自重たわみ量算出手段と、
形状測定手段により測定した前記測定基板の形状データから前記自重たわみ量を減算した補正形状データを用いてSORI値を算出するSORI値算出手段と、
前記仮想基板に複数の仮想厚みを適用して、前記自重たわみ量算出手段及び前記SORI値算出手段により、SORI値群を形成するSORI値群形成手段と、
前記SORI値群から最小値から最小値を抽出する最小値抽出手段と、として機能させることを特徴とする。
また、本発明は、ウェハ支持位置に対する依存度を小さくしたSORI値測定方法を提供することができる。
その後、図2に示すフローチャートを参照しつつ、本発明に係るSORI値測定方法について説明する。
まず、図1に示す概略構成図を参照しつつ、本発明のSORI値測定方法に用いる形状測定装置X(形状測定手段の一例)の構成及び形状データD1を取得する工程について説明する。
なお、この支持点1は3点に限られず、1点や2点、又はそれ以上の点で支持しても良い。
この制御部5は、変位計2が計測した計測値と、X−Yステージ3のX−Y平面の各位置(変位計2による各計測点)と、を紐づけて記録することにより、測定ウェハ4の表面の形状データD1を得る。この形状データD1は、制御部5に設けられたデータベース6内に保存される。
次に、自重たわみ量D2を算出する工程について説明する。
シリコンは弾性定数(ヤング率及びポアッソン比)が高精度に求められており、さらに、LSIに用いられるシリコンウェハは純度が高く結晶性も非常に良い。このため、シリコンウェハの自重によるたわみ量は、弾性率の異方性まで考慮にいれた数値解析(有限要素法や有限差分法等)により、非常に精度よく求めることができる。
なお、自重たわみ量D2は、形状データD1の各計測点に対応した位置情報を含んだ情報である。
次に、SORI値を算出する工程について説明する。
まず、形状データ取得工程によって取得された測定ウェハ4の形状データD1と、自重たわみ量算出工程によって算出された仮想ウェハの自重たわみ量D2と、がデータベース6から読みだされる。そして、形状データD1から自重たわみ量D2を減算することにより、自重によるたわみの影響を含まない補正形状データD3が算出される。
続いて、上述した形状データ取得工程、自重たわみ量算出工程、及びSORI値算出工程を用いて、本発明に係るSORI値測定方法について詳細に説明する。図2は、本発明に係るSORI値測定方法の処理の手順を表すフローチャートであり、以下に示すS1〜S9は、処理手順(ステップ)の識別符号を表すものとする。
図3は、本発明のSORI値測定方法のSORI値と仮想厚みとの関係を示すグラフである。この図3のグラフは、形成されたSORI値群に対して、縦軸をSORI値、横軸を仮想厚みとしてグラフ化を行ったものである。
また、フィッティング工程(S8)を行わずに最小値を抽出することも可能であるが、精度の観点からフィッティング工程を行うことが望ましい。
また、上記説明では、ステップS1からステップS9までの処理手順を形状測定装置Xで行う例を示したが、異なる装置を用いて各処理手順を分割することも当然に可能である。例えば、ステップS1からステップS6までを形状測定装置X等で行い、ステップS7からステップS9までをコンピューター装置等で行っても良い。
すなわち、測定ウェハ4を90°周方向に回転させて測定した結果(R2)は、仮想厚みが700μmの時に、SORI値が最小の値である13.0μmを示している。また、180°周方向に回転させて測定した結果(R3)は、仮想厚みが600μmの時に、SORI値が最小の値である12.0μmを示している。また、270°周方向に回転させて測定した結果(R4)は、仮想厚みが600μmの時に、SORI値が最小の値である12.0μmを示している。このことから、支持点が変わった時に適応する仮想厚みが変わることが分かる。しかしながら、このような支持点の変動に応じて、自重たわみ量D2を算出するための厚みを変更することは、従来法では行われていなかった。
また、図5においては、本発明に係るSORI値測定方法の測定結果(表面:R5、裏面:R6)を実線で示し、反転法の測定結果(表面:I1、裏面:I2)を点線で示し、従来法の測定結果(表面:C1、裏面:C2)を一点鎖線で示している。さらに裏面の測定結果は、各線上にマークを設け、表面の測定結果には、マークを設けていない。
なお、従来法は、仮想ウェハの厚みとして、測定ウェハの規格値付近である726μmを採用している。さらに、反転法の表面と裏面の結果は、ほぼ一致している。
この表1における、標準偏差(表面)は、測定ウェハ4の表面について測定した4データ(0°、90°、180°、270°)を基に算出した標準偏差を示し、標準偏差(両面)は、測定ウェハ4の両面について測定した8データを基に算出した標準偏差を示す。
すなわち、測定ウェハ4の形状データD1を一度取得するだけで、反転法と少なくとも同程度の精度でSORI値を算出することができる。
11 湾曲部
12 段部
1a、1b、1c 支持点
2 変位計
3 X−Yステージ
3x Xステージ
3y Yステージ
4 測定ウェハ
5 制御部
6 データベース
S1〜S9 処理手順(ステップ)
P SORI値群算出処理
X 形状測定装置
Claims (6)
- 測定基板のSORI値を測定するSORI値測定方法であって、
形状測定手段により前記測定基板の形状データを取得する形状データ取得工程と、
前記測定基板を基に再現した仮想基板に対して数値解析を行うことにより、前記形状データの各計測点に生じている自重たわみ量を算出する自重たわみ量算出工程と、
前記形状データから前記自重たわみ量を減算した補正形状データを用いてSORI値を算出するSORI値算出工程と、
前記仮想基板に複数の仮想厚みを適用して、前記自重たわみ量算出工程及び前記SORI値算出工程を行うことにより、SORI値群を形成するSORI値群形成工程と、
前記SORI値群から最小値を抽出する最小値抽出工程と、を含むことを特徴とする、SORI値測定方法。 - 前記SORI値群に対して関数でフィッティングを行うフィッティング工程をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載のSORI値測定方法。
- 前記数値解析は、有限要素法解析であることを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載のSORI値測定方法。
- 測定基板のSORI値を測定するSORI値測定プログラムであって、
コンピューター装置を、
前記測定基板を基に再現した仮想基板に対して数値解析を行うことにより、自重たわみ量を算出する自重たわみ量算出手段と、
形状測定手段により測定した前記測定基板の形状データから前記自重たわみ量を減算した補正形状データを用いてSORI値を算出するSORI値算出手段と、
前記仮想基板に複数の仮想厚みを適用して、前記自重たわみ量算出手段及び前記SORI値算出手段により、SORI値群を形成するSORI値群形成手段と、
前記SORI値群から最小値を抽出する最小値抽出手段と、として機能させることを特徴とする、SORI値測定プログラム。 - 前記SORI値群に対して関数でフィッティングを行うフィッティング手段をさらに含むことを特徴とする、請求項4に記載のSORI値測定プログラム。
- 前記数値解析は、有限要素法解析であることを特徴とする、請求項4又は請求項5に記載のSORI値測定プログラム。
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JP4531685B2 (ja) * | 2005-11-24 | 2010-08-25 | 株式会社神戸製鋼所 | 形状測定装置、形状測定方法 |
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