JP6185954B2 - 球面すべり軸受及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は球面すべり軸受及びその製造方法に関する。
産業用機械、自動車、航空機等で幅広く使用されている球面すべり軸受は、ボール(内輪)をハウジングにより摺動可能に保持した構造を有する。内輪及びハウジングは、一般に、ステンレス鋼などの高い硬度を有する金属で形成されている。
また近年では、内輪をステンレス鋼より軽量の金属、例えばチタンやアルミニウムで形成して球面すべり軸受全体を軽量化することが提案されている。一例として、特許文献1は内輪をチタン合金で形成することを開示している。
特開2007−255712号公報
しかしながら、チタンやアルミニウムは、ステンレス鋼に比べて硬度が低いため、ハウジングと摺動する内輪の外表面に傷が生じ易いという問題がある。またチタンは高価であるため、球面すべり軸受の単価が高くなってしまうという問題もある。
そこで本発明は上記の課題を解決することを目的とし、軽量な球面すべり軸受であって、その内輪の外周面が十分な硬度を有する球面すべり軸受、及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様によれば、
軸受孔を区画する内周面と球面状の外周面とを有する内輪と、前記内輪を摺動可能に保持するハウジングとを備える球面すべり軸受であって、
前記外周面は継目を有さない連続面であり、
前記内輪の外周面と内周面との間に空洞部が形成されており、
前記空洞部を前記内輪の外部と連通する連通孔が形成されている球面すべり軸受が提供される。
本発明の球面すべり軸受は、内輪に空洞部が形成されているため、ステンレス鋼などの、高い硬度を有する一方で比重の大きい材料を用いた場合にも、内輪、ひいては摺動すべり軸受を軽量とすることができる。また本発明の球面すべり軸受は内輪の外周面が継目を有さない連続面であるため、内輪の外周面による外輪の損傷が防止されており、長寿命である。
本発明の球面すべり軸受において、前記連通孔は、前記空洞部を前記軸受孔と連通していてもよい。
本発明の球面すべり軸受において、前記空洞部と前記外周面との間に画成される殻部の前記外周面に直交する方向の厚さは、前記内輪の軸方向における、前記外周面の中央部において最も小さくても良く、前記軸方向において中央部から離れるにしたがって次第に大きくなってもよい。この構成によれば、軽量であり且つ高い耐荷重性を備える内輪を得ることができる。
本発明の球面すべり軸受において、前記空洞部の、前記軸受孔の中心軸を含む面による切断面の断面形状は前記中心軸回りの周方向において略一定であってもよく、前記断面形状は、前記空洞部の前記外周面側を画成する曲線部を含んでもよく、前記曲線部は前記外周面側に凸の放物線形を有してもよく、該放物線形の頂点は、前記軸方向において、前記外周面の中央部に位置してもよい。この構成によれば、軽量であり且つ高い耐荷重性を備える内輪を得ることができる。
本発明の球面すべり軸受において、前記断面形状は、前記空洞部の前記内周面側を画成するとともに、前記軸受孔の軸方向に延在する傾斜部を含んでもよく、前記傾斜部と前記中心軸との前記軸受孔の径方向の距離は、前記軸方向中央部において最も小さく、前記軸方向において中央部から離れるにしたがって次第に大きくなってもよい。この構成によれば、内輪の製造工程において空洞部に残留する金属粉を、良好に連通孔に導くことができる。
本発明の球面すべり軸受において、前記断面形状は、前記曲線部と前記傾斜部との間を接続する円弧部を含んでもよく、前記円弧部は円弧形状であってもよい。このような円弧部を設けることで、曲線部と傾斜部との接続部に生じる応力集中を軽減することができる。
本発明の球面すべり軸受は、前記空洞部の内部に配置され、前記空洞部を画成する面の一部と、前記空洞部を画成する面の他の一部とに渡って設けられたリブを有してもよく、前記リブは、前記外周面と直交する面内に延在してもよい。この構成によれば、内輪の耐荷重性を更に高めることができる。
本発明の球面すべり軸受は、前記空洞部に樹脂が充填されていてもよい。この構成によれば、内輪の耐荷重性を更に高めることができる。また、空洞部に水分が侵入し、空洞部内に錆が生じることを防止することができる。
本発明の球面すべり軸受において、前記空洞部を画成する面が防錆膜を有してもよい。この構成によれば、空洞部内に錆が生じることを防止することができる。
本発明の第2の態様によれば、
軸受孔を区画する内周面と球面状の外周面とを有する内輪と、前記内輪を摺動可能に保持するハウジングとを備える球面すべり軸受の製造方法であって、
3Dプリンタを用いて、前記内輪の外周面と内周面との間に配置された空洞部と、前記空洞部を前記内輪の外部と連通する連通孔とを有する前記内輪を成形することと、
前記空洞部に残留する金属粉末を前記連通孔を介して排出することとを含む製造方法が提供される。
本発明の球面すべり軸受の製造方法は、空洞部に残留する金属粉末を連通孔を介して良好に排出できるため、軽量な内輪を容易に製造することができる。
本発明の製造方法において、前記連通孔を有する前記内輪を成形することは、前記空洞部を前記内輪の軸受孔と連通する連通孔を有する前記内輪を成形することであってもよい。また本発明の製造方法は、3Dプリンタを用いて前記空洞部を画成する面を形成する際に、前記空洞部に残留した金属粉末を前記連通孔に導くための傾斜面を形成することを含んでもよい。
本発明によれば、軽量な球面すべり軸受であって、その内輪の外周面が十分な硬度を有する球面すべり軸受、及びその製造方法が提供される。
図1は本発明の実施形態に係る球面すべり軸受の斜視図である。 図2は本発明の実施形態に係る球面すべり軸受の、中心軸を含む面による断面図である。 図3は本発明の実施形態に係る球面すべり軸受製造方法を示すフローチャートである。 図4は本発明の他の実施形態に係る球面すべり軸受が備える内輪の斜視図であり、一部を切断して断面を示している。 図5は内輪の変形例を示す断面図である。 図6は内輪の他の変形例を示す断面図である。 図7は球面すべり軸受の一例としてのロッドエンドの斜視図である。 図8は球面すべり軸受の他の例を示す斜視図である。
図1〜図8を参照して、本発明の実施形態について説明する。
本実施形態の球面すべり軸受の一例であるスフェリカルベアリング100は、図1、図2に示す通り、互いに球面接触する外輪(レース)1と内輪(ボール)2とを主に備える。外輪1と内輪2は、ともにステンレス鋼で形成されている。
まず、外輪1の構造について説明する。外輪1は中心軸Xを有する略円筒形であり、外周面11と、内周面12(図2)とを有する。外輪1は内輪2を摺動可能に保持するハウジングであり、外輪1の内周面12は後述する内輪2の外周面21の球面形状に対応する球面形状を有する。内周面12は内輪2の外周面21と球面接触するすべり接触面であり同時に内輪2を保持する保持面である。
次に、図1、2を参照して内輪2の構造について説明する。内輪2は球体の一部が欠けた形状を有し、球体の回転中心軸Xと同軸に球体を貫通する貫通孔である軸孔H(軸受孔)を有する。内輪2の中心軸Xと外輪1の中心軸Xが平行となるように内輪2が外輪1内で配置されているときは、中心軸Xと中心軸Xは一致する。以下の説明においては、内輪2について、中心軸Xに沿った方向を軸方向とし、図2の向かって右側を軸方向右側、左側を軸方向左側とする。また中心軸Xに直交して外側に延びる方向を径方向、中心軸Xを中心とする回転方向を周方向とする。なお、外輪1が内輪2を保持するスフェリカルベアリング100において、上記の方向の定義は、図2に示したスフェリカルベアリング100及び外輪1に関する方向の定義でもある。
内輪2は、外輪1に保持されて外輪1に対して自在な方向に摺動する部材であり、外周面21と、内周面22と、それらを連結すると共に軸方向に直交して延在する右端面2R及び左端面2Lとにより画成された本体2Bを有する。
外周面21は外輪1の内周面12と接触するすべり接触面であり、中心軸X上の中心点C(中心軸X上において、内輪2の左端面2Lと右端面2Rとの中間に位置する点)を中心とする球面上に延在している。外周面21は、その全域のいずれの部分にも継目を有さない連続面である。すなわち、本発明の球面すべり軸受の内輪2は、一体成形されているため、複数の部材の組み合せで構成されておらず、その結果、複数の部材同士の接合箇所が内輪2の外周面に存在しない。
内周面22は、中心軸Xと同軸の円筒面であり、スフェリカルベアリング100の使用時に軸が挿入される軸孔Hを画成している。
内輪2の本体2Bの内部には、中空部(空洞部)23が画成されている。中空部23は、内輪2の軸方向の中央に形成されており、中心軸Xを中心とする円環形状を有する。中空部23の、中心軸Xを含む面による断面形状は周方向全域に渡って一定である。すなわち中空部23は、中心軸Xに関して回転対称である。
内周面22には、中心点Cと対向する位置に、中空部23と軸孔Hとを連通する連通孔24が形成されている。連通孔24は、後述する内輪2の製造工程において、中空部23に残留する金属粉末を外部に排出するための孔であり、周方向に等間隔で4つ形成されている。
ここで、中空部23の断面形状について詳述する。中空部23の断面形状は、図2に示す通り、扇形に近い形状を有し、径方向の最も外側であり外周面21に最も近い位置に画成される曲線部Eと、径方向の最も内側であり内周面22に最も近い位置に画成される傾斜部Sと、軸方向の両端側であり左端面2L、右端面2Rにそれぞれ最も近い位置に画成される円弧部Rとを有する。なお、以降の説明においては、中空部23を画成する面のうち、曲線部Eを周方向に一周させて画成される面を曲面ES、傾斜部Sを周方向に一周させて画成される面を傾斜面SS、円弧部Rを周方向に一周させて画成される面を円弧面RSと呼ぶ。
曲線部Eは、中心点Cを中心とし、径方向を長軸方向とする楕円の一部である。ここで外周面21は前述の通り球面であるため、曲線部Eと外周面21との間の径方向の距離は、軸方向の中心近傍において最も小さく、軸方向において中心点Cから離れるにつれて次第に大きくなる。すなわち曲面ESと外周面21との間に画成される内輪2の一部を殻部25とし、殻部25の外周面21に直交する方向の厚さを殻厚tとすると、図2に示す通り、軸方向中心近傍の殻厚tは、円弧部R近傍の殻厚t、tよりも小さい。
このような構成によれば、最も座屈が生じ易い円弧部R近傍における殻厚t、tが、軸方向中心近傍の殻厚tよりも大きく、内輪2に加えられる径方向の荷重及び軸方向の荷重が、殻部25の殻厚t、tを有する部分及びその近傍において良好に保持される。したがって中空部23を大きくしても、内輪2の耐荷重性の低下を防止することができる。一方で殻厚tが左右方向中央部において小さくなっているため、内輪2の軽量化をより良好に達成することができる。
傾斜部Sは、V字(凹形)の断面形状を有しており、軸方向の中心点Cにおいて中心軸Xに最も近くなり、軸方向において中心点Cから離れるにつれて中心軸Xからの距離が遠くなるように配置されている。傾斜部Sの中央部は、図2の断面図に示される通り、連通孔24が形成されている位置においては連通孔24に接続している。このような傾斜部S、ひいては傾斜面SSを設けることにより、後述する内輪2の製造工程において中空部23に残留する金属粉末を、良好に連通孔24に導くことができる。
円弧部Rは、中空部23の断面形状の軸方向両端部において、曲線部Eと傾斜部Sを滑らかに接続する円弧状の部分である。円弧部Rを設けることにより、曲線部Eと傾斜面Rとの接続部に生じ得る応力集中を緩和することができる。これを中空部23全体について言えば、円弧面RSを設けることにより、曲面ESと傾斜面RSとの接続部に生じ得る応力集中を緩和することができ、ひいては内輪2の耐荷重性を高めることができる。
次に、本実施形態の球面すべり軸受の一例であるスフェリカルベアリング100の製造方法について説明する。
スフェリカルベアリング100の製造方法は、図3に示す通り、中空部23の形状を含めた内輪2の形状をCAD等を用いて設計する設計工程S1と、設計工程S1において設計された形状にしたがって金属3Dプリンター等を用いて中空部23及び連通孔24が形成された内輪2を成形する成形工程S2と、成形工程S2において中空部23の内部に残留する金属粉末を連通部24を介して排出する粉末排出工程S3と、内輪2の外周面21及び内周面22を研磨する研磨工程S4と、研磨された内輪2を外輪1によって保持する組み立て工程S5とを有する。
本実施形態の球面すべり軸受の効果を以下にまとめる。
本実施形態の球面すべり軸受は、外輪1と内輪2のうち、球面すべり軸受の全体積の多くを占め、ひいては球面すべり軸受の全重量の多くを占める内輪2に中空部23を形成し、内輪2を軽量化している。したがって本実施形態の球面すべり軸受においては、従来の球面すべり軸受に対して大幅な軽量化が実現されており、一例として内輪2の外径が48mmの球面すべり軸受においては35〜45%、内輪2の外径が90mmの球面すべり軸受においては25〜35%程度の軽量化が可能である。
本実施形態の球面すべり軸受の内輪2は、金属3Dプリンター等を用いて一体成形されており、その外周面21は継目を有さない連続面である。よって本実施形態の球面すべり軸受においては、外輪1の内周面12に対する内輪2の外周面21の摺動は低摩擦で行われ、内輪2の摺動により生じ得る外輪1の内周面12の損傷も防止されている。そのため本実施形態の球面すべり軸受は長寿命である。
本実施形態の球面すべり軸受は、上述の通り軽量であり、高い耐荷重性を備え、且つ長寿命である。したがって、軽量であり且つ高い信頼性を備えることが要求される航空機の部品としても好適に使用することができる。
本実施形態の球面すべり軸受の内輪2には中空部23が形成されている。そして、中空部23の断面形状が曲線部Eを有することにより(中空部23を画成する面が曲面ESを有することにより)、内輪2の外周面21と中空部23との間の殻部25の殻厚が軸方向中央部において小さく、軸方向両端部において大きくなっている。したがって本実施形態の球面すべり軸受2は、軽量であり、且つ高い耐荷重性を備える。
また、中空部23の断面形状が円弧部Rを有することにより(中空部23を画成する面が円弧面RSを有することにより)、曲面ESと傾斜面RSとの接続部に生じ得る応力集中が緩和されている。したがって本実施形態の球面すべり軸受2は高い耐荷重性を備える。
本実施形態の球面すべり軸受は、外輪1及び内輪2がともにステンレス鋼で形成されており、接触すべり面である外輪1の内周面12及び内輪2の外周面22が共に高い硬度を有している。したがって本実施形態の球面すべり軸受は高い耐久性を備え長寿命である。
本実施形態の球面すべり軸受の製造方法の効果は次の通りである。
本実施形態の球面すべり軸受の製造方法においては、CADと金属3Dプリンタを用いて、任意形状の中空部23を有する内輪2を容易に成形することができる。
本実施形態の球面すべり軸受の製造方法においては、成形工程S2において連通孔24を形成する。したがって粉末排出工程S3においては、成形工程S2において中空部23に残留した金属粉末を、連通孔24を介して良好に排出することができる。
本実施形態の球面すべり軸受の製造方法においては、成形工程S2において、中空部23を画成する面の一部を傾斜面SSとして形成する。したがって続く粉末排出工程S3においては、金属粉末を傾斜面SSを用いて連通孔24に導き、良好に中空部23の外部に排出することができる。
次に本実施形態の球面すべり軸受1の内輪2の変形例を説明する。
<変形例1>
変形例1の内輪2は、図4に示すように、中空部23に配置されたリブ26を有する点で上記実施形態の内輪2と異なる。リブ26は、中心点Cにおいて中心軸Xに直交する面内に延在して中空部23を中心軸X方向に2分割している。リブ26の径方向外側が曲面ESに、径方向内側が傾斜面SSにそれぞれ連結されている。また周方向において連通孔24が配置された位置においてはリブ26は形成されていない。すなわちリブ26は、円環形状の中空部23に沿って、4つの扇形の平板として形成されている。
変形例1の内輪2は、リブ26を備えることでより高い耐荷重性を備えることができる。なお、リブの数、形状は任意であり、例えばリブ26と同様に中心軸Xに直交する面内に延在して中空部23の曲面ESと傾斜面SSとに連結するリブを、軸方向に複数個設けてもよい。また、このようにして設けられた複数個のリブは、それぞれ中心軸Xに直交する面内ではなく、外周面21に直交する面内に延在していてもよい。或いはリブは、中心軸Xを含む面内に延在して、曲面ESと円弧面RSと傾斜面SSとに連結されていてもよい。リブの形状及び配置は、求められる耐荷重性と許容される重量の増加とに基づき適宜定めてよい。
リブは、中空部23を複数個の空洞部に分けて互いに完全に遮断するように配置されてもよい。この場合は、各空洞部に対して少なくとも1つの連通孔24を設け、空洞部と軸孔Hとを連通させる。
<変形例2>
変形例2の内輪2は、図5に示すように、中空部23に充填された樹脂27を有する点で上記実施形態の内輪2と異なる。樹脂27は、中空部23内で、中空部23を画成する曲面ES、円弧面RS、傾斜面SSのすべてに密着して設けられており、かつ連通孔24を閉塞している。
樹脂27としては、熱硬化性樹脂を用いることができる。熱硬化性樹脂の一例はエポキシ樹脂、フェノール樹脂等である。熱硬化性樹脂を使用する場合は、連通孔24を介して中空部23内に樹脂27を注入した後に、内輪2を加熱して、中空部23の内部で樹脂27を硬化させることができる。
また、樹脂27として、二液性樹脂を用いることもできる。二液性樹脂の一例は二液性アクリル樹脂、二液性エポキシ樹脂等である。例えば、二液性アクリル樹脂を使用する場合は、液状アクリル樹脂及び硬化剤を均一に混合してから連通孔24を介して中空部23内に注入し、内輪2内でアクリル樹脂を硬化することができる。また、樹脂27として、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)やポリアミドイミド(PAI)等の熱可塑性樹脂を用いることもできる。
このように中空部23の内部に、高強度で、かつ金属と比較して軽量な樹脂27を充填することで、内輪2の重量を大きく増加することなく、内輪2の耐荷重性を高めることができる。また中空部23に樹脂27を充填して連通孔24を閉塞することで、連通孔24を介して中空部23に水分が入り、中空部23の内部で錆が発生することを防止できる。
<変形例3>
変形例2の内輪2は、図6に示すように、中空部23の内壁、すなわち中空部23を画成する曲面ES、傾斜面SS、円弧面RS、及び連通孔24を画成する内表面に防錆剤28がコーティングされている点で上記実施形態の内輪2と異なる。防錆剤28としては、二硫化モリブデン、エポキシプライマー等を使用することができる。
中空部23を画成する各面及び連通孔24を画成する内表面に防錆剤28によるコーティングを施すことで、連通孔24を介して中空部23に侵入し得る水分により、中空部23の内部で錆が発生することを防止できる。
なお、変形例1〜変形例3の特徴を組み合せて使用することもできる。例えば、リブ26を有する内輪2の中空部23に樹脂27を充填してもよく、リブ26を有する内輪2において、中空部23を画成する面、連通孔24を画成する内表面、及びリブ26に防錆剤28のコーティングを施してもよい。
なお、上記の実施形態では球面すべり軸受の一例としてスフェリカルベアリング100を挙げて説明を行ったが、球面すべり軸受はロッドエンドベアリング700(図7)であってもよい。ロッドエンドベアリング700は、内輪2と、内輪2を摺動可能に保持する外輪1と、外輪1を保持するロッドエンドボディ71とを有する。また、球面すべり軸受は図8に示すような球面すべり軸受800であってもよい。球面すべり軸受800は、複数個の内輪2と、複数個の内輪2を摺動可能に保持する板状のハウジング80とを有する。このように本発明では、種々の形状のハウジングを用いることができる。
なお、上記実施形態では外輪1及び内輪2をステンレス鋼で形成していたがこれには限られず、耐熱合金、チタン合金、マルエージング鋼等を用いて外輪1、内輪2を形成することもできる。
なお、上記実施形態では外輪1の内周面12が内輪2の外周面22と接触するすべり接触面であるとして説明を行った。しかしながら、外輪1は、内周面12を覆って配置された自己潤滑性ライナー等のライナーを備えてもよく、この場合はライナーの表面が内輪2の外周面22と接触するすべり接触面となる。本発明においては、内輪の外周面は継ぎ目のない連続面なので金属よりも柔らかい自己潤滑性ライナー等を用いてもライナーを損傷することを防止できる。
なお、上記実施形態では中空部23の中心軸Xを含む面による断面形状は、曲線部E、傾斜部S、円弧部Sを有していたが、これには限られない。
例えば曲線部Eは必ずしも楕円形の一部である必要はなく、軸方向中央部が内輪2の外周面21側に湾曲した任意の形状であってもよい。この場合も殻部25の軸方向中央部の殻厚tが、軸方向の両端部近傍の殻厚t、tよりも大きくなるため、内輪2の軽量化と耐荷重性の確保を同時に達成することができる。一例として、曲線部Eを外周面21側に凸の放物線形としてもよく、該放物線形の頂点が軸方向において中心点Cと同じ位置、すなわち外周面21の軸方向の中央部と同じ位置であってもよい。
その他、中空部23の中心軸Xを含む面による断面形状は任意であり、楕円形の曲線部Eに代えて内輪2の外周面21と等間隔を保って延在する円弧状の部分が画成されていてもよいし、傾斜部Sに代えて内輪2の内周面22と平行に延在する平坦部が画成されていてもよい。或いは、曲線部E、傾斜部S、円弧部Sのいずれをも有さない円形、多角形等であってもよい。
なお、上記実施形態では中空部23の中心軸Xを含む面による断面形状は周方向全域に渡って一定であるとしたが、中空部23の中心軸Xを含む面による断面形状は周方向において変化してもよい。また、上記実施形態では中空部23は軸方向の中央部に形成されているとしたが、これには限られない。中空部23は、軸方向の端部近傍に形成されていてもよい。また上記実施形態においては、中空部23は、リブ26により複数の部分に分けられて互いに完全に遮蔽される場合を除いて単一の空洞であった。しかしこれには限られず、複数箇所にそれぞれ独立した複数の中空部を形成してもよい。
すなわち中空部23の形状、数、配置は任意であり、所望する軽量化の程度及び必要な耐荷重性に基づいて適宜決定してよい。
なお、上記実施形態では連通孔24は中心点Cに対向して周方向に均等間隔で4つ設けられていたが、連通孔24の数及び配置は任意である。また、上記実施形態の連通孔24は中空部23と軸孔Hとを連通して中空部23と内輪2の外部とを連通していたが、連通孔24は中空部23と内輪2の左端面2L側又は右端面2R側とを連通して、中空部23と内輪2の外部とを連通してもよい。ここで左端面2L及び右端面2Rは、外周面21と内周面22とを繋ぐ接続面である。
なお、上記実施形態では周方向全域に渡る傾斜面SSが形成されていたが、傾斜面SSを、連通孔24が形成された部分の近傍にのみ設けてもよい。
なお、上記実施形態において、連通孔24だけを溶接、樹脂充填または栓のような部材で塞いでもよい。
本発明の特徴を維持する限り、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の形態についても、本発明の範囲内に含まれる。
本発明の球面すべり軸受は、軽量であり、かつ高い耐荷重性と耐久性とを備える。したがって、軽量であり且つ高い信頼性を有する部品を必要とする航空機分野に、好適な部品を提供することができる。また、その他の産業分野に対しても軽量且つ耐久性の高い球面すべり軸受を提供することができるため、一般産業機械の軽量化、省エネ化、高速化に貢献することができる。
1 外輪(レース)
2 内輪(ボール)
11、21 外周面
21、22 内周面
23 中空部
24 連通孔
25 殻部
26 リブ
27 樹脂
28 防錆剤
E 曲線部
R 円弧部
S 傾斜部
100 スフェリカルベアリング
700 ロッドエンドベアリング
800 球面すべり軸受

Claims (15)

  1. 軸受孔を区画する内周面と球面状の外周面とを有する内輪と、前記内輪を摺動可能に保持するハウジングとを備える球面すべり軸受であって、
    前記外周面は継目を有さない連続面であり、
    前記内輪の外周面と内周面との間に空洞部が形成されており、
    前記空洞部を前記内輪の外部と連通する連通孔が形成されており、
    前記連通孔は、前記空洞部を前記軸受孔と連通する球面すべり軸受。
  2. 軸受孔を区画する内周面と球面状の外周面とを有する内輪と、前記内輪を摺動可能に保持するハウジングとを備える球面すべり軸受であって、
    前記内輪は複数の部材を組み合せることなく一体成形されており、
    前記外周面は継目を有さない連続面であり、
    前記内輪の外周面と内周面との間に空洞部が形成されており、
    前記空洞部を前記内輪の外部と連通する連通孔が形成されている球面すべり軸受。
  3. 前記空洞部と前記外周面との間に画成される殻部の前記外周面に直交する方向の厚さは、前記内輪の軸方向における、前記外周面の中央部において最も小さい請求項1又は2に記載の球面すべり軸受。
  4. 前記殻部の前記外周面に直交する方向の厚さは、前記内輪の軸方向における、前記外周面の中央部において最も小さく、軸方向において中央部から離れるにしたがって次第に大きくなる請求項3に記載の球面すべり軸受。
  5. 前記空洞部の、前記軸受孔の中心軸を含む面による切断面の断面形状は前記中心軸回りの周方向において略一定である請求項1〜4のいずれか一項に記載の球面すべり軸受。
  6. 前記断面形状は、前記空洞部の前記外周面側を画成する曲線部を有し、
    前記曲線部は前記外周面側に凸の放物線形を有し、該放物線形の頂点は、前記軸受孔の中心軸方向において、前記外周面の中央部に位置する請求項5に記載の球面すべり軸受。
  7. 前記断面形状は、前記空洞部の前記内周面側を画成するとともに、前記軸受孔の中心軸方向に延在する傾斜部を含み、
    前記傾斜部と前記中心軸との前記軸受孔の径方向の距離は、前記中心軸方向中央部において最も小さく、前記中心軸方向において中央部から離れるにしたがって次第に大きくなる請求項5又は6に記載の球面すべり軸受。
  8. 前記断面形状は曲線部と、傾斜部と、前記曲線部と前記傾斜部との間を接続する円弧部とを含み、
    前記曲線部は前記外周面側に凸の放物線形を有し、該放物線形の頂点は、前記軸受孔の中心軸方向において、前記外周面の中央部に位置し、前記傾斜部と前記中心軸との前記軸受孔の径方向の距離は、前記中心軸方向中央部において最も小さく、前記中心軸方向において中央部から離れるにしたがって次第に大きくなり、
    前記円弧部は円弧形状である請求項5に記載の球面すべり軸受。
  9. 前記空洞部の内部に配置され、前記空洞部を画成する面の一部と、前記空洞部を画成する面の他の一部とに渡って設けられたリブを有する請求項1〜8のいずれか一項に記載の球面すべり軸受。
  10. 前記リブは、前記外周面と直交する面内に延在している請求項9に記載の球面すべり軸受。
  11. 前記空洞部に樹脂が充填されている請求項1〜10のいずれか一項に記載の球面すべり軸受。
  12. 前記空洞部を画成する面が防錆膜を有する請求項1〜11のいずれか一項に記載の球面すべり軸受。
  13. 軸受孔を区画する内周面と球面状の外周面とを有する内輪と、前記内輪を摺動可能に保持するハウジングとを備える球面すべり軸受の製造方法であって、
    3Dプリンタを用いて、前記内輪の外周面と内周面との間に配置された空洞部と、前記空洞部を前記内輪の外部と連通する連通孔とを有する前記内輪を成形することと、
    前記空洞部に残留する金属粉末を前記連通孔を介して排出することとを含む製造方法。
  14. 前記連通孔を有する前記内輪を成形することは、前記空洞部を前記内輪の軸受孔と連通する連通孔を有する前記内輪を成形することである請求項13に記載の製造方法。
  15. 3Dプリンタを用いて前記空洞部を画成する面を形成する際に、前記空洞部に残留した金属粉末を前記連通孔に導くための傾斜面を形成することを含む請求項13又は14に記載の製造方法。
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