以下図面に基づいて、実施形態について詳細を説明する。
システムについて説明する。図1は、実施形態1のシステムの一実施例を示す図である。図1に示すシステムは、例えば、水道設備、下水道設備、環境設備それぞれを管理するシステムまたは水道設備、下水道設備、環境設備を総合管理するシステムなどが考えられる。
水道設備は、例えば、浄水場の濾過設備、濾過の過程で発生した汚泥の処理設備などの各種機械設備、ならびにプラントを運転するための受変電設備、計装設備、監視制御設備などの各種電気設備などである。下水道設備は、例えば、水処理用散気装置、汚泥脱水機、汚泥焼却炉、下水汚泥のガス化・燃料化システムに加え高速雨水処理システムなどの各種機械設備、ならびに、プラントを運転するための受変電設備、計装設備、監視制御設備などの各種電気設備などである。環境設備は、例えば、都市ゴミのリサイクル、資源化などの都市環境に不可欠なゴミ処理プラント、ガス化溶融炉やリサイクルプラザ、ゴミ炭化プラント、バイオマス発電システム、廃棄プラスチック破袋選別装置などである。
ただし、本システムは水道設備、下水道設備、環境設備を管理するシステムに限定されるものではなく、他の各種プラントを管理するシステムでもよい。図1の情報処理装置1は、例えば、クラウドコンピューティングを提供する側のデータセンタに設けられている情報処理装置(1つ以上のサーバコンピュータから構成される装置)が考えられる。端末2a〜2nは、例えば、携帯情報端末(携帯電話機、Personal Handy-phone System(PHS)、スマートフォン、タブレットパーソナルコンピュータなど)、据え置き型の情報端末などが考えられる。ネットワーク3は、例えば、有線または無線を用いた通信に利用される回線などが考えられる。
情報処理装置と端末について説明をする。図2は、情報処理装置および端末のハードウェアの一実施例を示す図である。図2に示す情報処理装置1および端末2a〜2nのそれぞれのハードウェアは、制御部201、記憶部202、記録媒体読取装置203、入出力インタフェース204、通信部205などを備えている。また、各構成部はバス206によりそれぞれ接続されている。なお、本例では情報処理装置1について、1つのコンピュータのハードウェアについて説明をする。また、端末2a〜2nのうちのいずれか1つの端末(以降、端末2と呼ぶ)のハードウェアについて説明をする。
制御部201はCentral Processing Unit(CPU)、マルチコアCPU、プログラマブルなデバイス(Field Programmable Gate Array(FPGA)、Programmable Logic Device(PLD)など)を用いることが考えられる。
記憶部202は、例えばRead Only Memory(ROM)、Random Access Memory(RAM)などのメモリやハードディスクなどが考えられる。なお、記憶部202にはパラメータ値、変数値などのデータを記録してもよいし、実行時のワークエリアとして用いてもよい。なお、情報処理装置1の記憶部202は外部に設けたデータベースなどの記憶装置でもよい。
記録媒体読取装置203は、制御部201の制御に従って記録媒体207に対するデータのリード/ライトを制御する。そして、記録媒体207に記録媒体読取装置203の制御で書き込まれたデータを記録させたり、記録媒体207に記録されたデータを読み取らせたりする。また、着脱可能な記録媒体207は、コンピュータで読み取り可能なnon-transitory(非一時的)な記録媒体として、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどがある。磁気記録装置には、ハードディスク装置(HDD)などがある。光ディスクには、Digital Versatile Disc(DVD)、DVD−RAM、Compact DiscRead Only Memory(CD−ROM)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)などがある。光磁気記録媒体には、Magneto-Optical disk(MO)などがある。なお、記憶部202もnon-transitory(非一時的)な記録媒体に含まれる。
入出力インタフェース204には、入出力部208が接続され、入出力部208の入力装置から入力された情報を受信し、バス206を介して制御部201に送信する。また、制御部201から送信されたデータに従って入出力部208の出力装置(表示部)の画面に表示をする。
通信部205はネットワーク3に接続され、通信を行う。
端末2への情報の入出力について説明をする。図3は、端末2の入出力インタフェースと入出力部の一実施例を示す図である。端末2の入出力インタフェース204は、タッチパネル制御Integrated Circuit(IC)301、タッチパネル302、表示制御IC303などを有している。タッチパネル制御IC301は、タッチパネル302から入力された情報を制御部201に送信する。例えば、タッチパネル専用ICなどが考えられる。表示制御IC303は、制御部201から送信されたデータに従って表示パネル304に情報を表示する。例えば、表示パネル専用ICなどが考えられる。
端末2の入出力部208は、タッチパネル302、表示パネル304、マイク305、スピーカ306、カメラ307、センサ308などを有することが考えられる。表示パネル304は、例えば、液晶ディスプレイ、有機electroluminescence(EL)ディスプレイなどが考えられる。
図2、図3で説明したハードウェア構成を有する情報処理装置1および端末2のコンピュータを用いることにより、後述する情報処理装置1および端末2の各種処理機能が実現される。その場合情報処理装置1および端末2が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、後述する処理がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体207に記録しておくことができる。
プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROMなどの記録媒体207が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に記録しておき、ネットワーク3を介して、他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、例えば、記録媒体207に記録されたプログラムもしくはコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶部202に記憶する。そして、コンピュータは、自己の記憶部202からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、記録媒体207から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、プログラムが転送されるごとに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
図4は、情報処理装置の一実施例を示す図である。管理部401は、機器管理部402と認証部403を有する。機器管理部402は、機器識別情報管理部404、機器識別情報記憶部405、アクセス制御部406を有し、設備および機器を管理する。機器識別情報管理部404は、機器識別情報記憶部405に記憶されている設備および機器を識別するための機器識別情報を管理する。アクセス制御部406は、外部(端末2)からシステム(情報処理装置1)へのアクセスを制御する。また、外部(端末2)からシステム(情報処理装置1)への情報の書き込み許可などを制御する。なお、機器管理部402、アクセス制御部406をサーバとし、機器識別情報記憶部405をデータベースとしてもよい。
認証部403は、端末認証部407、利用者認証部408を有する。認証部403は、利用者と端末2の認証を行う。
端末認証部407は、端末2から送信された端末認証情報を受信し、予め記憶されている端末認証情報と一致するか否かを判定して認証を行う。その後、端末認証部407は端末2に認証されたことを通知する。
利用者認証部408は、端末2から送信された利用者認証情報を受信し、予め記憶されている利用者認証情報と一致するか否かを判定して認証を行う。その後、利用者認証部408は端末2に認証されたことを通知する。
なお、端末認証部407、利用者認証部408をサーバとしてもよい。
コンテンツ部409は、統合ツール410、業務ツール411、識別ツール412、帳票作成ツール413、機器情報ツール414、電子書庫ツール415、監視ツール416などを有する。コンテンツ部409には、端末2からの指示により起動するプログラムと関連するデータなどが記憶されている。
統合ツール410は、業務ツール411、識別ツール412、帳票作成ツール413、機器情報ツール414、電子書庫ツール415、監視ツール416などを統合するプログラム(パッケージコンテンツなど)である。
業務ツール411は、例えば、監視、修繕、点検および保守などに関する業務に用いられるプログラムである。
識別ツール412は、例えば、設備および機器に割り当てられた機器識別情報を含むタグを、カメラ307で撮影して画像処理を行い、画像処理を行った結果を用いて、設備および機器に割り当てられた機器識別情報を取得または登録するプログラムである。機器識別情報は、例えば所定桁数の整数などの番号である。タグは、例えば、Augmented Reality(AR)タグなどを用いることが考えられる。ただし、ARタグに限定されるものではない。
帳票作成ツール413は、監視、修繕、点検および保守などに関する業務に用いられる帳票類を作成し、ストレージ部417に記憶させるプログラムである。例えば、点検報告書、修繕報告書、障害報告書などを、作業者が作成する際に用いられる。
機器情報ツール414は、後述する登録部421を用いて、設備および機器に関連する後述する機器関連情報、階層情報、モノ情報、コト情報を、端末2を用いて利用者に提示するプログラムである。
電子書庫ツール415は、過去に収められた設備および機器に関連する後述するストレージ部417に記憶されている仕様書、部品表、組立図、検査仕様書、過去の台帳などの書類および図面などを電子化したデータ(登録情報)、電子データで登録されている書類および図面などのデータ(登録情報)、過去に作成された監視、修繕、点検および保守などの報告書などを電子化したデータ(登録情報)、電子データで登録されている報告書などのデータ(登録情報)を、端末2で閲覧できるようにするためのプログラムである。
監視ツール416は、設備または機器の監視をするプログラムで、設備および機器を監視する装置や計測などを行う設備または機器などから計測したデータを、端末2を用いて利用者に提示する。
なお、コンテンツ部409をサーバとし、機器識別情報記憶部405をデータベースとしてもよい。
ストレージ部417は、メディア情報記憶部418、図書情報記憶部419、報告書記憶部420などを有している。
メディア情報記憶部418は、画像データ、動画データ、音声データなどを記憶している。例えば、監視、修繕、点検および保守などにおいて取得した画像データ、動画データ、音声データなどを記憶することが考えられる。
図書情報記憶部419は、設備および機器に関連する仕様書、部品表、組立図、検査仕様書、過去の台帳などの書類および図面などを電子化したデータ(登録情報)や電子データで登録されている書類および図面などのデータ(登録情報)が記憶されている。
報告書記憶部420は、帳票作成ツール413を用いて過去に作成された監視、修繕、点検および保守などの報告書などを電子化したデータ(登録情報)や電子データで登録されている報告書などのデータ(登録情報)が記憶されている。
登録部421は、機器情報登録部422、機器関連情報記憶部423、階層情報記憶部424、モノ情報記憶部425、コト情報記憶部426などを有する。
登録部421の機器情報登録部422は、設備または機器に関する情報を取得して、対応する機器関連情報記憶部423、階層情報記憶部424、モノ情報記憶部425、コト情報記憶部426に記憶する。
機器関連情報記憶部423には、設備または機器と、それらの設備または機器に関係する他の設備または機器と、を関連付けるための情報が記憶されている。例えば、ポンプ機場の場合にはポンプとポンプの周辺機器の情報と、ポンプと周辺機器とを関連付ける情報が記憶されている。
階層情報記憶部424には、設備または機器が配置されている位置に関する情報が階層を表すように記憶されている。例えば、水道設備である受変電所(建物)の4階の制御室の配電盤Aに部品1(機器)がある場合、受変電所(建物)の図面、4階の図面、制御室の図面、配電盤Aの図面、部品1(機器)の図面が、後述する階層数情報に関連付けられて記憶されている。また、部品2が配電盤Aに設けられているときは、受変電所(建物)の図面、4階の図面、制御室の図面、配電盤Aの図面、部品2(機器)の図面が、階層数情報に関連付けられて記憶される。
モノ情報記憶部425には、設備または機器の名称、型番、部品番号、仕様、配置されている場所など、設備または機器の詳細な情報が記憶されている。
コト情報記憶部426には、設備または機器それぞれについて、納入後から現在に至るまでの監視、修繕、点検および保守などを行ったことを示す情報と、日時に関する日時情報と、を関連付けて記憶されている。
機器情報登録部422をサーバとし、機器関連情報記憶部423、階層情報記憶部424、モノ情報記憶部425、コト情報記憶部426をデータベースとしてもよい。
第1の画面について説明する。第1の画面は、設備または機器を登録する画面への遷移、設備または機器に関する業務に用いた報告書などを登録する画面への遷移、設備または機器の履歴を閲覧するための画面への遷移などを、管理する画面である。
図5は、第1の画面を表示させる動作の一実施例を示すフロー図である。ステップS501では、端末2を使用する利用者の認証と端末2の認証をするための認証処理を、情報処理装置1の認証部403を用いて行う。
認証処理について説明をする。まず、端末2を用いて入力されたシステムの利用者を認証するための利用者認証情報と、端末2に設定されている端末認証情報と、を端末2から情報処理装置1へ送信する。続いて、情報処理装置1が利用者認証情報と端末認証情報とを受信し、認証部403の端末認証部407と利用者認証部408を用いて認証処理を行い、情報処理装置1から端末2へ認証がされたか否かを示す情報が送信される。認証に成功した場合にはステップS502に移行する。
ステップS502では、端末2の制御部201が第1の画面を表示するための指示を端末2の通信部205を介して情報処理装置1に送信する。情報処理装置1は、統合ツール410を用いて第1の画面を表示させるための情報を、端末2へ送信する。端末2が第1の画面を表示させるための情報を受信すると、第1の画面を表示させる。第1の画面は、例えば図6に示すような画面で、設備または機器を登録するための画面を選択する表示と、業務に関する報告を登録するための画面を選択する表示と、設備または機器に関する情報を閲覧するための画面を選択する表示と、カメラで撮影した画像を表示する、ための画面である。
図6は、第1の画面の表示の一実施例を示す図である。端末2に表示される第1の画面601は、第1の登録表示部602、第2の登録表示部603、機器情報選択表示部604、画像表示部605、位置検索表示部606を有している。
第1の登録表示部602、第2の登録表示部603、機器情報選択表示部604は、タッチパネル302を用いて選択されると、リンク先の画面を表示する。第1の登録表示部602が選択されると、後述する第1の登録画面901を表示する。第2の登録表示部603が選択されると、後述する第2の登録画面1601を表示する。機器情報選択表示部604が選択されると、後述する機器情報表示画面1901を表示する。
画像表示部605は、カメラで撮影した画像を表示するための画面である。
位置検索表示部606が選択されると、後述する機器情報表示画面1901の閲覧画像表示部1909に図22〜図24に示すような図面を表示する。または、図22〜図23、図26に示すような表示だけをしてもよい。
図7は、第1の画面を表示させるデータの関係を示す図である。統合ツール410は、第1の画面601、第1の登録表示部602、第2の登録表示部603、機器情報選択表示部604、画像表示部605、位置検索表示部606それぞれに関して、「表示識別情報」、「画面表示情報」「位置情報」「関連情報」・・・・などに示されている情報などを用いて処理する。
各表示を識別する情報を記憶する「表示識別情報」には、本例では、第1の画面601の表示識別情報を示す「第1の画面」、第1の登録表示部602の表示識別情報を示す「第1の登録表示部」、第2の登録表示部603の表示識別情報を示す「第2の登録表示部」、機器情報選択表示部604の表示識別情報を示す「機器情報選択表示部」、画像表示部605の表示識別情報を示す「画像表示部」、位置検索表示部606の表示識別情報を示す「位置検索表示部」・・・・などが記憶されている。
各表示のサイズや色などの情報を記憶する「画面表示情報」には、本例では、第1の画面601の画面表示情報を示す「f1_disp」、第1の登録表示部602の画面表示情報を示す「f1_reg1_disp」、第2の登録表示部603の画面表示情報を示す「f1_reg2_disp」、機器情報選択表示部604の画面表示情報を示す「f1_sel_disp」、画像表示部605の画面表示情報を示す「f1_image_disp」、位置検索表示部606の画面表示情報を示す「f1_search_disp」・・・・などが記憶されている。
各表示の画面上の表示位置を示す情報を記憶する「位置情報」には、本例では、第1の画面601の位置情報を示す「f1_pos」、第1の登録表示部602の位置情報を示す「f1_reg1_pos」、第2の登録表示部603の位置情報を示す「f1_reg2_pos」、機器情報選択表示部604の位置情報を示す「f1_sel_pos」、画像表示部605の位置情報を示す「f1_image_pos」、位置検索表示部606の位置情報を示す「f1_search_pos」・・・・などが記憶されている。
各表示が選択された場合に移行するリンク先のプログラムや実行されるプログラムの位置を表す情報を記憶する「関連情報」には、本例では、第1の画面601の関連情報を示す「f1_link」、第1の登録表示部602の関連情報を示す「f1_reg1_link」、第2の登録表示部603の関連情報を示す「f1_reg2_link」、機器情報選択表示部604の関連情報を示す「f1_sel_link」、画像表示部605の関連情報を示す「f1_image_link」、位置検索表示部606の関連情報を示す「f1_search_link」・・・・などが記憶されている。
第1の登録画面について説明する。第1の登録画面は、未登録または移設した設備または機器の基本情報を登録する画面である。基本情報は、例えば、設備または機器の識別番号、名称、設置位置などを示す情報である。
図8は、第1の登録画面を表示させる動作の一実施例を示すフロー図である。ステップS801では、端末2のカメラ307で設備または機器に付けられているARタグなどを撮影し、撮影した画像を制御部201が取得する。
ステップS802では、端末2の画面に表示されている第1の登録表示部602が選択される。続いて、端末2の制御部201が画像を端末2の通信部205を介して情報処理装置1に送信する。情報処理装置1は、統合ツール410を用いて第1の登録画面を表示させるための情報を生成し、生成した情報を端末2へ送信する。
ステップS803では、端末2が第1の登録画面を表示させるための情報を、情報処理装置1から受信すると、端末2の画面に第1の登録画面が表示される。第1の登録画面は未登録の設備または機器、あるいは移設した設備または機器に関連する情報を登録するための画面で、例えば図9に示すような画面である。
図9は、第1の登録画面の表示の一実施例を示す図である。端末2に表示される第1の登録画面901は、識別情報表示部902、入力部903、階層数入力部904、指定図識別情報表示部905、指定図表示部906などを有する。第1の登録画面901に表示させる情報は、情報処理装置1の統合ツール410で生成され、端末2に送信される。
識別情報表示部902は設備または機器に関連付けられた機器識別情報を表示する。機器識別情報は、例えば、識別ツール412が取得した番号である。識別情報表示部902に表示する識別情報について説明する。登録部421に未登録の設備または機器のARタグの画像を取得した場合、機器識別情報管理部404は機器識別情報記憶部405に記憶されているまだ発番されていない識別情報を検出するか新しい識別情報を生成して、統合ツール410に転送する。登録部421に登録済みの設備または機器のARタグの画像を取得した場合、機器識別情報管理部404は設備または機器を移設すると判定し、設備または機器に対応する識別情報を統合ツール410に転送する。
入力部903には未登録の設備または機器の名称を入力するための表示である。移設する場合には登録済みの名称が表示され、変更する場合には新しい名称を再入力してもよい。
階層数入力部904は、設備または機器の設置位置が示されている図面情報に、階層数情報を関連付けて入力する。
指定図識別情報表示部905、指定図表示部906に表示する情報について説明する。指定図識別情報表示部905には、図書情報記憶部419に記憶されている機場、施設、施設内の区域、区域内の部屋、部屋に設けられた盤、盤に設けられた部品などの図面に割り付けられている識別情報(図面番号またはファイル名など)を選択可能に一覧表示またはツリー表示する。
指定図表示部906には指定図識別情報表示部905で指定された図面が表示される。
図10は、第1の画面を表示させるデータの関係を示す図である。統合ツール410は、第1の登録画面901、識別情報表示部902、入力部903、階層数入力部904、指定図識別情報表示部905、指定図表示部906、指定位置表示部907、指定位置表示部908それぞれに関して、「表示識別情報」、「画面表示情報」「位置情報」「関連情報」・・・・などに示されている情報などを用いて処理する。
各表示を識別する表示識別情報を記憶する「表示識別情報」には、本例では、第1の登録画面901の表示識別情報を示す「第1の登録画面」、識別情報表示部902の表示識別情報を示す「識別情報表示部」、入力部903の表示識別情報を示す「入力部」、階層数入力部904の表示識別情報を示す「階層数入力部」、指定図識別情報表示部905の表示識別情報を示す「指定図識別情報表示部」、指定図表示部906の表示識別情報を示す「指定図表示部」、指定位置表示部907の表示識別情報を示す「指定位置表示部1」、指定位置表示部908の表示識別情報を示す「指定位置表示部2」・・・・などが記憶されている。
各表示のサイズや色などの情報を記憶する「画面表示情報」には、本例では、第1の登録画面901の画面表示情報を示す「f2_disp」、識別情報表示部902の画面表示情報を示す「f2_idn1_disp」、入力部903の画面表示情報を示す「f2_input1_disp」、階層数入力部904の画面表示情報を示す「f2_input2_disp」、指定図識別情報表示部905の画面表示情報を示す「f2_idn2_disp」、指定図表示部906の画面表示情報を示す「f2_image1_disp」、指定位置表示部907の画面表示情報を示す「f2_image2_disp」、指定位置表示部908の画面表示情報を示す「f2_image3_disp」・・・・などが記憶されている。
各表示の画面上の表示位置を示す情報を記憶する「位置情報」には、本例では、第1の登録画面901の位置情報を示す「f2_pos」、識別情報表示部902の位置情報を示す「f2_idn1_pos」、入力部903の位置情報を示す「f2_input1_pos」、階層数入力部904の位置情報を示す「f2_input2_pos」、指定図識別情報表示部905の位置情報を示す「f2_idn2_pos」、指定図表示部906の位置情報を示す「f2_image1_pos」、指定位置表示部907の位置情報を示す「f2_image2_pos」、指定位置表示部908の位置情報を示す「f2_image3_pos」・・・・などが記憶されている。
各表示が選択された場合に移行するリンク先のプログラムや実行されるプログラムの位置を表す情報を記憶する「関連情報」には、本例では、第1の登録画面901の関連情報を示す「f2_link」、識別情報表示部902の関連情報を示す「f2_idn1_link」、入力部903の関連情報を示す「f2_input1_link」、階層数入力部904の関連情報を示す「f2_input2_link」、指定図識別情報表示部905の関連情報を示す「f2_idn2_link」、指定図表示部906の関連情報を示す「f2_image1_link」、指定位置表示部907の関連情報を示す「f2_image2_link」、指定位置表示部908の関連情報を示す「f2_image3_link」・・・・などが記憶されている。
ステップS804では、端末2の画面に表示された入力部903に、ソフトウェアキーボードまたは音声入力などにより入力された設備または機器の名称などの入力情報を取得する。
ステップS805では階層登録処理を行う。
図11は、階層登録処理の動作の一実施例を示すフロー図である。ステップS1101では、入力情報を用いて入力された設備または機器の設置位置に関する図面情報を検索する指示を、端末2から情報処理装置1に送信する。情報処理装置1の統合ツール410は、入力情報に入力された内容と一致または類似する設置位置が示されている図面情報を図書情報記憶部419から検索する。一致または類似する設置位置が示されている図面情報を、情報処理装置1から端末2へ送信する。情報処理装置1から端末2へ送信される図面情報は複数でもよい。なお、検索は作業者が行ってもよい。
図面情報の検索について説明する。図12は、設備および機器の階層を説明するための図である。図12に示される円形は「機場」「施設1」「施設2」「区域」「部屋1」「部屋2」「部屋3」「盤1」「盤2」「盤3」「盤4」「部品1」〜「部品10」の図面情報(例えば、見取図、設計図など)を示している。「機場」「施設1」「施設2」「区域」「部屋1」「部屋2」「部屋3」「盤1」「盤2」「盤3」「盤4」「部品1」〜「部品10」の図面情報は、図書情報記憶部419に記憶されている。また、「機場」の図面には「施設1」「施設2」が示されている。「施設1」の図面には「区域」が示され、「区域」の図面には「部屋1」「部屋2」「部屋3」が示されている。「部屋1」「部屋2」「部屋3」の図面にはそれぞれ「盤1」「盤2」「盤3」が示され、「盤1」の図面には「部品1」が示され、「部品1」の図面には「部品2」「部品3」が示されている。「盤3」の図面には「部品4」「部品6」が示され、「部品4」の図面には「部品5」が示され、「部品6」の図面には「部品7」「部品8」が示されている。「盤4」の図面には「部品9」「部品10」が示されている。
例えば、入力部903に「部品4」が入力されると、識別情報表示部902に表示されている識別情報「12」と「部品4」が関連付けられてモノ情報記憶部425に記憶される。続いて、「部品4」に関連する、図書情報記憶部419に記憶されている図面情報を検索する。
「部品4」に関連する上位階層にある図面情報の検索は、例えば、「部品4」の名称や型番などをキーとして、図書情報記憶部419が記憶している、設備または機器の部品表などの情報を参照し、部品表内に「部品4」の名称や型番などに類似または一致する情報がある場合には、その設備または機器の図面情報を取得する。本例では、「盤3」の部品表などの情報に「部品4」の名称や型番などに類似または一致する情報があるので、「部品4」の上位階層にある「盤3」の図面情報が検出される。続いて、図書情報記憶部419が記憶している「部屋3」の設計図または部品表などの情報に、「盤3」の名称や型番などに類似または一致する情報があるので、「盤3」の上位階層にある「部屋3」の図面情報が検出される。続いて、「区域」の設計図または部品表などの情報に「部屋3」の名称や型番などに類似または一致する情報があるので、「部屋3」の上位階層にある「区域」の図面情報が検出される。続いて、「施設1」の設計図または部品表などの情報に「区域」の名称や型番などに類似または一致する情報があるので、「区域」の上位階層にある「施設1」の図面情報が検出される。続いて、「機場」の設計図または部品表などの情報に「施設1」の名称や型番などに類似または一致する情報があるので、「施設1」の上位階層にある「機場」の図面情報が検出される。
「部品4」に関連する下位階層にある図面情報の検索は、例えば、「部品4」の名称や型番などをキーとして、図書情報記憶部419が記憶している、「部品4」の部品表などの情報を参照し、部品表内の部品に関する図面情報を検索する。本例では、「部品4」に用いられている部品である「部品5」に類似または一致する図面情報が検出される。
上述のように、「機場」、「施設1」、「区域」、「部屋3」、「盤3」、「部品4」、および「部品5」の各図面情報は、図書情報記憶部419が記憶している情報に基づいて互いに関連付けられた階層構造を有している。図書情報記憶部419が記憶している情報は、例えば設計図又は部品表などであって、下位階層の設備又は機器を示す情報を含むが、上位階層および下位階層の少なくとも一方の機器又は施設を示す情報であればよい。
ステップS1102では、端末2の画面に検索された図面情報を表示する。ただし、端末2の画面に入力情報に関連しない図面情報が表示された場合には、再度、ステップS1101で検索をする。
ステップS1103では、端末2の画面に表示された図面に設置位置が指定されたことを、端末2の制御部201が判定する。図9の指定位置表示部907や指定位置表示部908に示す位置などに設置位置を指定する。スタイラスペンや指先でクリックなどして設置位置が指定されると、指定された位置に図形などが描かれる。
ステップS1104では図面情報各々に階層数情報を関連付ける。
図13は、階層数情報とスライダ情報のデータ構造の一実施例を示す図である。図13の階層数情報1301は図12の「部品4」から検索された情報である。階層数情報1301は、設備または機器の登録時に発番される情報「機器識別情報」、設備または機器の図面情報を示す情報「図面情報」、設備または機器の設置位置の階層数を示す情報「階層数情報」、緯度と経度を示す情報「緯度/経度情報」に記憶される情報を有する。「機器識別情報」には、本例では図面情報各々に対応する機器識別情報を示す「1234」「15」「23」「03」「10」「12」「25」が記憶される。「図面情報」には、部品4を含む階層構造を有する複数の図面、即ち本例では機場の図面情報を示す「機場図面情報」、施設の図面情報を示す「施設図面情報」、区域の図面情報を示す「区域図面情報」、部屋の図面情報を示す「部屋図面情報」、盤の図面情報を示す「盤図面情報」、部品4の図面情報を示す「部品1図面情報」、部品5の図面情報を示す「部品2図面情報」が記憶される。「階層数情報」には、本例では図面情報各々に対応する階層数を示す情報「1」「2」「3」「4」「5」「6」「7」が記憶される。
各図面情報には、階層数情報を介して、後述するスライダ情報が示す、スライダ表示部1913におけるカーソル部1914の位置範囲がそれぞれ対応付けられている。スライダ表示部1913は、一次元方向に所定範囲を移動可能なカーソル部1914を有しており、例えば表示する図面情報を切替えるために用いられる。例えば、スライダ表示部1913においてカーソル部1914が移動可能な全範囲(全スケール)を100〜0に設定した場合には、スケールが100〜51(図19のカーソル部1914が中心より上)までは地図を用いて地図の縮尺を変更して表示する。スケールが50〜0までは、カーソル部1914の位置に応じて図13の階層数情報1301に対応する図面情報を表示する。スケールは、スライダ表示部1913内におけるカーソル部1914の位置である。
図13のスライダ情報1302は、「階層数情報」「スライダ情報」に記憶される情報を有する。「スライダ情報」には、各階層に対応するスケール範囲を示す情報が記憶されている。本例では、階層数「1」に対応するスケール範囲を示す情報「50−40」、階層数「2」に対応するスケール範囲を示す情報「40−30」、階層数「3」に対応するスケール範囲を示す情報「30−20」、階層数「4」に対応するスケール範囲を示す情報「20−10」、階層数「5」に対応するスケール範囲を示す情報「10−7」、階層数「6」に対応するスケール範囲を示す情報「7−3」、階層数「7」に対応するスケール範囲を示す情報「3−0」が記憶されている。
「緯度/経度情報」には、本例では機場の緯度と経度を示す情報「L/L_1」、施設の緯度と経度を示す情報「L/L_2」、区域の緯度と経度を示す情報「L/L_3」、部屋、盤3、部品4、部品5の緯度と経度を示す情報「L/L_4」が記憶される。ただし、緯度と経度の付し方は図13の階層数情報1301に限定されるものではない。
ステップS1105では、情報処理装置1から端末2へ送信される図面情報が複数ある場合で、かつ階層数情報の関連付けが終了していない図面情報がある場合(Yes)にはステップS1104に移行する。また、階層数情報の関連付けが終了して次の図面情報がない場合(No)には階層登録処理を終了する。
図8のステップS806では、端末2が関連付け処理を行うために、ステップS1101〜S1105で生成した図面情報や設置位置(図面に対応する座標情報など)の情報を、端末2から情報処理装置1へ送信する。関連付け処理は、情報処理装置1の機器情報登録部422が、階層情報記憶部424に図面と設置位置の関係を示す情報と、図面の上位階層にある図面および設置位置が示されている下位階層にある図面との関係を示す情報と、を関連付けて記憶する。
続いて、関連付け処理が完了すると、情報処理装置1から端末2に関連付け処理が完了したことが通知される。ステップS807では、第1の登録画面901で行う本処理が完了した場合、端末2の制御部201が本処理を完了させ、本処理が完了したことを情報処理装置1にも通知する。また、本処理が完了していない場合にはステップS804に移行する。
第2の登録画面について説明する。第2の登録画面は業務で使用する画面で、業務に関係する報告書などの情報を作成して記憶するための画面である。
図14、図15は、第2の登録画面を表示させる動作の一実施例を示すフロー図である。ステップS1401では、端末2のカメラ307で設備または機器に付けられているARタグなどを撮影し、撮影した画像を制御部201が取得する。
ステップS1402では、端末2の画面に表示されている第2の登録表示部603が選択される。続いて、端末2の制御部201が画像を端末2の通信部205を介して情報処理装置1に送信する。情報処理装置1は、統合ツール410を用いて第2の登録画面を表示させるための情報を、端末2へ送信する。
ステップS1403では、端末2が第2の登録画面を表示させるための情報を、情報処理装置1から受信すると、端末2の画面に第2の登録画面が表示される。例えば、図16に示すような画面である。
図16は、第2の登録画面の表示の一実施例を示す図である。端末2に表示される第2の登録画面1601は、識別情報表示部1602、設備機器表示部1603、作業担当表示部1604、業務選択表示部1605〜1608、書類表示部1609、関連書類表示部1610、コメント入力部1611、完了選択表示部1612などを有する。第2の登録画面1601に表示させる情報は、情報処理装置1の統合ツール410で生成され、端末2に送信される。
識別情報表示部1602は設備または機器に関連付けられた機器識別情報を表示する。例えば、正の整数などを用いた番号が考えられる。機器識別情報は識別ツール412を用いて取得する。
設備機器表示部1603は、識別情報表示部1602に表示されている機器識別情報に関連付けられた設備または機器の名称が表示される。機器情報ツール414を用いて登録部421から設備または機器の名称に関する情報を取得する。
作業担当表示部1604は業務を行う作業担当の名称を表示する。例えば、メーカー名、作業担当者名などが考えられる。作業担当の情報は、認証に成功すると利用者認証部408からコンテンツ部409に送信される。
業務選択表示部1605〜1608は、タッチパネル302などにより業務を選択するための表示である。業務は、例えば、監視、修繕、点検および保守などが考えられる。業務選択表示部1605〜1608のうち監視業務に対応する表示が選択されると、端末2から監視ツール416を起動させる指示が送信される。修繕、点検および保守業務に対応する表示が選択されると、端末2から業務ツール411を起動させる指示が送信される。その後、書類表示部1609、関連書類表示部1610、コメント入力部1611などに、対象の設備または機器の修繕、点検および保守業務に関する情報が表示される。
書類表示部1609は業務に関連する点検項目リストや各種報告書のフォーマットが表示される。点検項目リストや各種報告書などのフォーマットは、帳票作成ツール413を用いて表示される。
関連書類表示部1610は、対象の設備または機器に関連する登録情報を、アイコンなどに対応づけて表示する。コメント入力部1611は、対象の設備または機器の修繕、点検および保守業務に関するコメントを入力するための表示である。
完了選択表示部1612は、業務が完了したことを知らせるための表示である。端末2の画面の完了選択表示部1612がタッチパネル302などを用いて選択されると、業務が完了したことを情報処理装置1に通知する。
ステップS1404では、端末2の画面に表示されている業務選択表示部1605〜1608のいずれか1つが選択されたことを、制御部201が検出する。続いて、選択された業務処理に移行する。
業務処理の動作を示すフロー図である図15のステップS1501では、端末2が選択された業務に関する業務情報を取得する、書類表示部1609、関連書類表示部1610、コメント入力部1611などに、対象の設備または機器の修繕、点検および保守業務に関する情報が表示される。
ステップS1502では端末2を用いて業務ごとの処理が行われ、業務が完了するとステップS1405に移行する。業務ごとの処理は、対象の設備または機器の修繕、点検および保守業務において作成した点検項目リストや各種報告書に関する情報を、登録部421に登録されている対象の設備または機器に関連付けてストレージ部417の報告書記憶部420に記憶する。
図14のステップS1405では、完了選択表示部1612が選択された場合(Yes)には本処理を完了する。完了選択表示部1612が選択されない場合(No)にはステップS1404に移行する。
図17は、第2の登録画面を表示させるデータの関係を示す図である。統合ツール410は、第2の登録画面1601、識別情報表示部1602、設備機器表示部1603、作業担当表示部1604、業務選択表示部1605〜1608、書類表示部1609、関連書類表示部1610、コメント入力部1611、完了選択表示部1612それぞれに関して、「表示識別情報」、「画面表示情報」「位置情報」「関連情報」・・・・などに示されている情報などを用いて処理する。
各表示を識別する表示識別情報を記憶する「表示識別情報」には、本例では、第2の登録画面1601の表示識別情報を示す「第2の登録画面」、識別情報表示部1602の表示識別情報を示す「識別情報表示部」、設備機器表示部1603の表示識別情報を示す「設備機器表示部」、作業担当表示部1604の表示識別情報を示す「作業担当表示部」、業務選択表示部1605の表示識別情報を示す「業務選択表示部1」、業務選択表示部1606の表示識別情報を示す「業務選択表示部2」、業務選択表示部1607の表示識別情報を示す「業務選択表示部3」、業務選択表示部1608の表示識別情報を示す「業務選択表示部4」、書類表示部1609の表示識別情報を示す「書類表示部」、関連書類表示部1610の表示識別情報を示す「関連書類表示部」、コメント入力部1611の表示識別情報を示す「コメント入力部」、完了選択表示部1612の表示識別情報を示す「完了選択表示部」・・・・などが記憶されている。
各表示のサイズや色などの情報を記憶する「画面表示情報」には、本例では、第2の登録画面1601の画面表示情報を示す「f3_disp」、識別情報表示部1602の画面表示情報を示す「f3_idn_disp」、設備機器表示部1603の画面表示情報を示す「f3_cura_disp」、作業担当表示部1604の画面表示情報を示す「f3_worker_disp」、業務選択表示部1605の画面表示情報を示す「f3_sel1_disp」、業務選択表示部1606の画面表示情報を示す「f3_sel2_disp」、業務選択表示部1607の画面表示情報を示す「f3_sel3_disp」、業務選択表示部1608の画面表示情報を示す「f3_sel4_disp」、書類表示部1609の画面表示情報を示す「f3_image1_disp」、関連書類表示部1610の画面表示情報を示す「f3_image2_disp」、コメント入力部1611の画面表示情報を示す「f3_input_disp」、完了選択表示部1612の画面表示情報を示す「f3_end_disp」・・・・などが記憶されている。
各表示の画面上の表示位置を示す情報を記憶する「位置情報」には、本例では、第2の登録画面1601の位置情報を示す「f3_pos」、識別情報表示部1602の位置情報を示す「f3_idn_pos」、設備機器表示部1603の位置情報を示す「f3_cura_pos」、作業担当表示部1604の位置情報を示す「f3_worker_pos」、業務選択表示部1605の位置情報を示す「f3_sel1_pos」、業務選択表示部1606の位置情報を示す「f3_sel2_pos」、業務選択表示部1607の位置情報を示す「f3_sel3_pos」、業務選択表示部1608の位置情報を示す「f3_sel4_pos」、書類表示部1609の位置情報を示す「f3_image1_pos」、関連書類表示部1610の位置情報を示す「f3_image2_pos」、コメント入力部1611の位置情報を示す「f3_input_pos」、完了選択表示部1612の位置情報を示す「f3_end_pos」・・・・などが記憶されている。
各表示が選択された場合に移行するリンク先のプログラムや実行されるプログラムの位置を表す情報を記憶する「関連情報」には、本例では、第2の登録画面1601の関連情報を示す「f3_link」、識別情報表示部1602の関連情報を示す「f3_idn_link」、設備機器表示部1603の関連情報を示す「f3_cura_link」、作業担当表示部1604の関連情報を示す「f3_worker_link」、業務選択表示部1605の関連情報を示す「f3_sel1_link」、業務選択表示部1606の関連情報を示す「f3_sel2_link」、業務選択表示部1607の関連情報を示す「f3_sel3_link」、業務選択表示部1608の関連情報を示す「f3_sel4_link」、書類表示部1609の関連情報を示す「f3_image1_link」、関連書類表示部1610の関連情報を示す「f3_image2_link」、コメント入力部1611の関連情報を示す「f3_input_link」、完了選択表示部1612の関連情報を示す「f3_end_link」・・・・などが記憶されている。
機器情報表示画面について説明する。機器情報表示画面は特定した設備または機器の情報を閲覧するための画面である。図18は、機器情報表示画面を表示させる動作の一実施例を示すフロー図である。
ステップS1801では、端末2のカメラ307で設備または機器に付けられているARタグなどを撮影し、撮影した画像を制御部201が取得する。ステップS1802では、端末2の画面に表示されている機器情報選択表示部604が選択される。
続いて、端末2の制御部201が画像を端末2の通信部205を介して情報処理装置1に送信する。情報処理装置1は、統合ツール410を用いて機器情報表示画面を表示させるための情報を、端末2へ送信する。
ステップS1803では、端末2が機器情報表示画面を表示させるための情報を、情報処理装置1から受信すると、端末2の画面に機器情報表示画面が表示される。例えば、図16に示すような画面である。
図19は、機器情報表示画面の一実施例を示す図である。端末2に表示される機器情報表示画面1901は、取扱説明表示部1902、設備機器表示部1903、閲覧表示部1904、機器画像表示部1905、報告情報表示部1906、稼動状況表示部1907、在庫表示部1908、閲覧画像表示部1909、計測情報表示部1910、連絡情報表示部1911、関連機器表示部1912、スライダ表示部1913などを有する。機器情報表示画面1901に表示させる情報は、情報処理装置1の統合ツール410で生成され、端末2に送信される。
取扱説明表示部1902には、対象の設備または機器の取扱説明を表示させるために設けられている。端末2で取扱説明表示部1902が選択されると、端末2から情報処理装置1へ取扱説明に関する情報を取得するための指示が送信される。情報処理装置1は指示を受信すると、図書情報記憶部419から取扱説明に関する情報を取得して、端末2へ送信する。端末2は取扱説明に関する情報を取得して取扱説明を閲覧画像表示部1909に表示する。
設備機器表示部1903には、対象の設備または機器の名称が表示される。端末2から情報処理装置1へ対象の設備または機器の名称に関する情報を取得するための指示が送信される。情報処理装置1は指示を受信すると、モノ情報記憶部425から対象の設備または機器の名称に関する情報を取得して、端末2へ送信する。端末2は対象の設備または機器の名称に関する情報を取得して名称を設備機器表示部1903に表示する。
閲覧表示部1904には、対象の設備または機器の情報に対応付けられた表示部(アイコンなど)が、時系列に表示される。図20、21を参照。
機器画像表示部1905には対象の設備または機器の写真が表示される。端末2から情報処理装置1へ対象の設備または機器の写真に関する情報を取得するための指示が送信される。情報処理装置1は指示を受信すると、メディア情報記憶部418から対象の設備または機器の写真に関する情報を取得して、端末2へ送信する。端末2は対象の設備または機器の写真に関する情報を取得して写真を機器画像表示部1905に表示する。
報告情報表示部1906は選択されると、閲覧表示部1904に時系列に表示された表示部に対応する設備または機器の報告書などが閲覧画像表示部1909に表示される。端末2で報告情報表示部1906が選択されると、端末2から情報処理装置1へ報告書に関する情報を取得するための指示が送信される。情報処理装置1は指示を受信すると、報告書記憶部420から報告書に関する情報を取得して、端末2へ送信する。端末2は報告書に関する情報を取得して報告書を閲覧画像表示部1909に表示する。
稼動状況表示部1907は選択されると、閲覧表示部1904に時系列に表示された表示部に対応する設備または機器の稼動状況を示す情報が閲覧画像表示部1909に表示される。端末2で稼動状況表示部1907が選択されると、端末2から情報処理装置1へ稼動状況に関する情報を取得するための指示が送信される。情報処理装置1は指示を受信すると、監視ツール416が取得した設備または機器の稼動状況に関する情報を取得して、端末2へ送信する。端末2は稼動状況に関する情報を取得して稼動状況を閲覧画像表示部1909に表示する。
在庫表示部1908は選択されると、対象の設備または機器の在庫に関する情報が閲覧画像表示部1909に表示される。端末2で在庫表示部1908が選択されると、端末2から情報処理装置1へ在庫に関する情報を取得するための指示が送信される。情報処理装置1は指示を受信すると、在庫に関する情報を取得して、端末2へ送信する。端末2は在庫に関する情報を取得して稼動状況を閲覧画像表示部1909に表示する。
閲覧画像表示部1909は選択されると、対象の設備または機器に関する画像が表示される。
計測情報表示部1910は、対象の設備または機器の計測に関する情報が表示される。端末2から情報処理装置1へ対象の設備または機器の計測に関する情報を取得するための指示が送信される。情報処理装置1は指示を受信すると、監視ツール416が取得した設備または機器の計測に関する情報を取得して、端末2へ送信する。端末2は計測に関する情報を取得して計測状況を閲覧画像表示部1909に表示する。
連絡情報表示部1911は選択されると、対象の設備または機器に対する連絡先が表示される。端末2で連絡情報表示部1911が選択されると、端末2から情報処理装置1へ連絡先に関する情報を取得するための指示が送信される。情報処理装置1は指示を受信すると、連絡先に関する情報を取得して、端末2へ送信する。端末2は連絡先に関する情報を取得して連絡先を閲覧画像表示部1909に表示する。
関連機器表示部1912は選択されると、対象の設備または機器に関連する機器が表示される。端末2で関連機器表示部1912が選択されると、端末2から情報処理装置1へ関連機器に関する情報を取得するための指示が送信される。情報処理装置1は指示を受信すると、関連機器に関する情報をコト情報記憶部426から取得して、端末2へ送信する。端末2は関連機器に関する情報を取得して関連機器を閲覧画像表示部1909に表示する。
スライダ表示部1913は、閲覧画像表示部1909に表示する図面情報の決定及び図面情報の表示の拡大又は縮小するために用いられる。例えば、スライダ表示部1913のスケールを100〜0に設定した場合には、100〜51(図19のカーソル部1914が中心より上)までは地図を用いて地図の縮尺を変更して表示する。ただし、スケールは100〜0に限定されるものではない。
ステップS1804では、端末2を用いて対象の設備または機器に関連する情報の閲覧がされる(閲覧処理)。ステップS1805では、端末2を用いての閲覧が完了した場合(Yes)には本処理を完了し、本処理を完了しない場合(No)にはステップS1804に移行する。
図20は、機器情報表示画面を表示させるデータの関係を示す図である。統合ツール410は、機器情報表示画面1901、取扱説明表示部1902、設備機器表示部1903、閲覧表示部1904、機器画像表示部1905、報告情報表示部1906、稼動状況表示部1907、在庫表示部1908、閲覧画像表示部1909、計測情報表示部1910、連絡情報表示部1911、関連機器表示部1912、スライダ表示部1913それぞれに関して、「表示識別情報」、「画面表示情報」「位置情報」「関連情報」・・・・などに示されている情報などを用いて処理する。
各表示を識別する表示識別情報を記憶する「表示識別情報」には、本例では、機器情報表示画面1901の表示識別情報を示す「第2の登録画面」、取扱説明表示部1902の表示識別情報を示す「取扱説明表示部」、設備機器表示部1903の表示識別情報を示す「設備機器表示部」、閲覧表示部1904の表示識別情報を示す「閲覧表示部」、機器画像表示部1905の表示識別情報を示す「機器画像表示部」、報告情報表示部1906の表示識別情報を示す「報告情報表示部」、稼動状況表示部1907の表示識別情報を示す「稼動状況表示部」、在庫表示部1908の表示識別情報を示す「在庫表示部」、閲覧画像表示部1909の表示識別情報を示す「閲覧画像表示部」、計測情報表示部1910の表示識別情報を示す「計測情報表示部」、連絡情報表示部1911の表示識別情報を示す「連絡情報表示部」、関連機器表示部1912の表示識別情報を示す「関連機器表示部」、スライダ表示部1913の表示識別情報を示す「スライダ表示部」・・・・などが記憶されている。
各表示のサイズや色などの情報を記憶する「画面表示情報」には、本例では、機器情報表示画面1901の画面表示情報を示す「f4_disp」、取扱説明表示部1902の画面表示情報を示す「f4_ope_disp」、設備機器表示部1903の画面表示情報を示す「f4_cura_disp」、閲覧表示部1904の画面表示情報を示す「f4_consult_disp」、機器画像表示部1905の画面表示情報を示す「f4_report_disp」、報告情報表示部1906の画面表示情報を示す「f4_status_disp」、稼動状況表示部1907の画面表示情報を示す「f4_stock_disp」、在庫表示部1908の画面表示情報を示す「f4_image1_disp」、閲覧画像表示部1909の画面表示情報を示す「f4_image2_disp」、計測情報表示部1910の画面表示情報を示す「f4_image3_disp」、連絡情報表示部1911の画面表示情報を示す「f4_contact_disp」、関連機器表示部1912の画面表示情報を示す「f4_relate_disp」、スライダ表示部1913の画面表示情報を示す「f4_slide_disp」・・・・などが記憶されている。
各表示の画面上の表示位置を示す情報を記憶する「位置情報」には、本例では、機器情報表示画面1901の位置情報を示す「f4_pos」、取扱説明表示部1902の位置情報を示す「f4_ope_pos」、設備機器表示部1903の位置情報を示す「f4_cura_pos」、閲覧表示部1904の位置情報を示す「f4_consult_pos」、機器画像表示部1905の位置情報を示す「f4_report_pos」、報告情報表示部1906の位置情報を示す「」、稼動状況表示部1907の位置情報を示す「f4_status_pos f4_stock_pos」、在庫表示部1908の位置情報を示す「f4_image1_pos」、閲覧画像表示部1909の位置情報を示す「f4_image2_pos」、計測情報表示部1910の位置情報を示す「f4_image3_pos」、連絡情報表示部1911の位置情報を示す「f4_contact_pos」、関連機器表示部1912の位置情報を示す「f4_relate_pos」、スライダ表示部1913の画面表示情報を示す「f4_slide_pos 」・・・・などが記憶されている。
各表示が選択された場合に移行するリンク先のプログラムや実行されるプログラムの位置を表す情報を記憶する「関連情報」には、本例では、機器情報表示画面1901の関連情報を示す「f4_link」、取扱説明表示部1902の関連情報を示す「f4_ope_link」、設備機器表示部1903の関連情報を示す「f4_cura_link」、閲覧表示部1904の関連情報を示す「f4_consult_link」、機器画像表示部1905の関連情報を示す「f4_report_link」、報告情報表示部1906の関連情報を示す「f4_status_link」、稼動状況表示部1907の関連情報を示す「f4_stock_link」、在庫表示部1908の関連情報を示す「f4_image1_link」、閲覧画像表示部1909の関連情報を示す「f4_image2_link」、計測情報表示部1910の関連情報を示す「f4_image3_link」、連絡情報表示部1911の関連情報を示す「f4_contact_link」、関連機器表示部1912の関連情報を示す「f4_relate_link」、スライダ表示部1913の関連情報を示す「f4_slide _link」・・・・などが記憶されている。
スライダ表示部について説明する。図21は、閲覧画像表示部1909に図面情報を表示させる動作の一実施例を示すフロー図である。ステップS2101では、スライダ表示部1913がタッチパネル302などを用いて選択されると、ステップS2102ではカーソル部1914の位置(スケール)を取得し、端末2から情報処理装置1へ送信する。統合ツール410は、端末2から送信されたスケールに対応する階層数情報に関連付けられた図面情報を取得する。その後、情報処理装置1から端末2へ取得した図面情報を送信する。
ステップS2103では端末2が階層数情報に一致する図面情報を取得し、ステップS2104では閲覧画像表示部1909に取得した図面を表示する(閲覧処理)。ステップS2105では、閲覧処理が完了した場合(Yes)には処理を終了し、閲覧処理が完了していない場合(No)にはステップS2102に移行する。
図22、図23は、スライダのカーソル位置(スケール)と図面との関係を示す図である。図22の図2201は、閲覧画像表示部1909に表示される地図や地図に対応した写真で、機場「1234」の位置が示されている。このとき、スライダ表示部1913のカーソル部1914は、階層数「1」に対応する図面を表示する範囲(「50−40」)にある。
図22の図2202は、閲覧画像表示部1909に表示される図面で、機場「1234」の施設1「15」などの位置を示している。このとき、スライダ表示部1913のカーソル部1914は、階層数「2」に対応する図面を表示する範囲を示す情報「40−30」を示している。
図22の図2203は、閲覧画像表示部1909に表示される図面で、機場「1234」の施設1「15」の区域「23」などの位置を示している。このとき、スライダ表示部1913のカーソル部1914は、階層数「3」に対応する図面を表示する範囲を示す情報「30−20」を示している。
図23の図2301は、閲覧画像表示部1909に表示される図面で、機場「1234」の施設1「15」の区域「23」の部屋3「03」などの位置を示している。このとき、スライダ表示部1913のカーソル部1914は、階層数「4」に対応する図面を表示する範囲を示す情報「20−10」を示している。
図23の図2302は、閲覧画像表示部1909に表示される図面で、機場「1234」の施設1「15」の区域「23」の部屋3「03」の盤3「10」などの位置を示している。このとき、スライダ表示部1913のカーソル部1914は、階層数「5」に対応する図面を表示する範囲を示す情報「10−7」を示している。
なお、スライダ表示部1913のカーソル部1914が、表示している図面情報に対応付けられたスライダ情報が示す位置範囲内において移動されている場合、図22、図23の各閲覧画像表示部1909に示されるカーソル2204(三角形と丸)に選択された箇所を中心として、図面が拡大または縮小される。カーソル部1914が表示している図面情報に対応付けられたスライダ情報が示す位置範囲外になると、上位階層又は下位階層の図面情報に表示が切り替わる。また、下位階層の図面情報に切替える際に、下位階層の図面情報が複数存在する場合、例えば、カーソル2204に選択された箇所に対応する、下位階層の図面情報に表示が切り替わる。
好適には、表示されている図面情報を上位階層の図面情報に切替えるカーソル部1914の移動方向と、表示されている図面情報の表示を縮小するカーソル部1914の移動方向と、が一致するように定める。例えば、階層数「2」に対応する図面を表示するスケール範囲は「40−30」である。係る場合、カーソル部1914の位置(スケール)が40を超えると上位階層(階層数「1」)に対応する図面に表示が切替わる。したがって、スケール範囲「40−30」においてスケールが増加する方向にカーソル部1914が移動すると、階層数「2」に対応する図面が縮小される。一方、スケールが減少する方向にカーソル部1914を移動すると、図面が拡大される。
実施形態によれば、設備または機器の設置位置を把握する時間を短縮することができるため、業務の作業効率を向上できる。また、図面情報の切替え及び図面情報の拡大・縮小を、カーソル部1914の操作により同時に実行するため、業務の作業効率を更に向上できる。
また、表示されている図面情報を上位階層の図面情報に切替えるカーソル部1914の移動方向と、表示されている図面情報の表示を縮小するカーソル部1914の移動方向と、が一致するため、例えば図面を拡大していくとより詳細な下位階層の図面情報に切替わるなど、直感的な操作により業務の作業効率を更に向上できる。
図24は、プラントフロー表示を示す図である。カーソル部2401(1914)をクリックして、図24に示すようなプラントフローを表示してもよい。端末2が各閲覧画像表示部1909に表示している図面に関連するプラントフローを示す図面情報を検索する指示を、情報処理装置1に送信する。情報処理装置1の統合ツール410が図書情報記憶部419に記憶されている表示している図面に関連するプラントフローの図面情報を、図書情報記憶部419を検索して取得し、取得したプラントフローを示す図面情報を情報処理装置1から端末2へ送信する。なお、プラントフローが表示されているときはカーソル部1914の色を変えてもよい。
図25は、タイムスライダの一実施例を示す図である。端末2の画面に閲覧表示部1904(タイムスライダなど)が表示される。矢印表示部2505a、2505bは表示期間を細かく変更する場合に用いる。矢印表示部2505a、2505bがスタイラスペンや指先で選択されごとに、決められた期間だけ表示期間の表示が変更される。表示期間が11月1日から11月30日の期間で、決められた期間が1日であれば、例えば、矢印表示部2505aが1回選択されると表示期間が10月31日から11月29日の期間に変更される。
期間表示部2502(スライダバー)は表示期間のタイムスケールを示す表示である。また、期間表示部2502に表示されているつまみ部2504は、移動させることにより期間表示部2502の位置に対応する日時を表示させる。本例では、年月日だけが表示されているが時間を表示させてもよい。
日時表示部2503a、2503bは表示期間の最初と最後の日時を表示する。本例では、年月日だけが表示されているが時間を表示させてもよい。履歴表示部2506は業務の種類を示す表示で、例えば、アイコンなどである。本例では、上段に上位階層の設備または機器に関係する業務の履歴が表示され、下段に下位階層の設備または機器に関係する業務の履歴が表示されている。
また、本発明は、実施の形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変更が可能である。
例えば、上述の実施形態において、端末2は、スライダ表示部1913が選択されると、カーソル部1914の位置(スケール)に対応する図面情報を情報処理装置1から取得するが、図面情報の検索を実行した際に階層構造を有する複数の図面情報を情報処理装置1から予め取得しておく構成であってもよい。
また、上述の実施形態において、複数の図面情報が有する階層構造は、例えば図書情報記憶部419が記憶している設計図又は部品表などの情報を用いて互いに関連付けることにより規定したが、他の任意の方法により規定してもよい。例えば、各設備および各機器に割当てられた機器識別情報である所定桁数の番号を用いて階層構造を規定可能である。具体的には、最上位層(ルート)の設備又は機器から下位階層に向かって、各設備および各機器に割当てられた番号を直列に付加した情報を、各設備および各機器に対応付けることにより階層構造を規定する。かかる場合、例えば図12に示す「部品4」に対応付けられる情報は、「機場」、「施設1」、「区域」、「部屋3」、「盤3」、および「部品4」の各機器識別情報が示す番号を直列に付加した「12341523031012」となる。このようにして、例えば機器識別情報の番号の桁数を予め定めることにより、当該情報に基づいて、対応する図面情報、階層数、およびルートから対応する図面情報までの各図面情報、すなわち対応する図面情報の上位側の各図面情報を識別可能である。