JP6184858B2 - 電動補助モータ付き手動巻上機、及び手動巻上機の運転方法 - Google Patents

電動補助モータ付き手動巻上機、及び手動巻上機の運転方法 Download PDF

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Description

本発明は、荷の巻き上げ巻き下げを手動輪に掛けられた手動チェーン等の操作索を手動(人力)で操作する構成の手動チェーンブロックのような手動巻上機において、重量が所定以上の荷を巻き上げる際に操作索の操作負荷(手引き力)を軽減するための電動補助モータを設けた電動補助モータ付き手動巻上機、及び手動巻上機の運転方法に関するものである。
従来、工場や建設現場などにおいて、人力では直接持ち上げることが困難な荷物を移動させる際には、ハンドホイール(手動輪)に掛けられた手動索(手動チェーン等)の手動操作により該ハンドホイールを回転させ、該回転力を減速機構を介してロードホイール(駆動輪)に伝達し、該ロードホイールに掛けられたロード索(ロードチェーン等)に吊り下げた荷物の巻き上げ(上昇)巻き下げ(下降)を手動で行なう手動巻上機(手動チェーンブロック等)が使用されている。このような手動巻上機において、重量が大きい荷物を扱う場合には、ハンドホイールの回転を補助(支援)する電動補助モータを設け、手動索の手引き力(手動引っ張り力)が所定以上となる場合、電動補助モータを運転し、ハンドホイールの回転を補助する電動補助モータ付き手動巻上機(手動チェーンブロック等)が提案されている(例えば、特許文献1参照)。以下、手動巻上機を代表して手動チェーンブロックで説明する。
上記電動補助モータ付きチェーンブロックは、ハンドホイールに加わるトルク(回転力)に応じて作動するトルク応答レバーと、ロードホイールを駆動軸と連係する電動補助モータを設け、トルク応答レバーの動作により電動補助モータを制御するように構成されている。そして電動補助モータは駆動軸と連係し、手動によるハンドホイール回動時には、電動補助モータと駆動軸の連係を切ることにより、ハンドホイール回動時の抵抗とならないようになっている。これによりハンドホイールを回動するために、特別な力を必要とせず、電動補助モータを装備しない手動チェーンブロックと同じ力での巻き上げ作業を行うことができる。また、ハンドホイールに高トルクが加わった場合には、トルク応答レバーにより電動補助モータを駆動するので、巻き上げ時の手動操作負荷を軽減することができるようになっている。
特開2002−362883号公報 特開2009−220953号公報
上記電動補助モータ付きチェーンブロックのように、人力の負担分を軽減する他の技術としては、電動自転車がある。この電動自転車は電動モータを備え、登り坂道でペダルを踏み込む踏力が増加した場合、電動モータを駆動し、自転車の駆動輪である後輪の回転力を支援している。このような電動自転車においては、ペダルを踏み込む踏力を検出し、その踏力に比例させて支援力を変化させる比例制御を行っている。電動自転車の場合は、踏力に比例して電動モータの回転力を増加させる比例制御を行っても、自転車は路上を移動(走行)するから、後に詳細に説明するように、安定した走行(移動)が得られる。しかしながら、荷を垂直方向に巻き上げ巻き下げ(垂直移動)させる電動補助モータ付きチェーンブロックにおいては、巻き上げ時にハンドホイールに掛けられた手動チェーンの手引き力に比例させて電動補助モータの回転力を制御する比例制御では、電動補助モータトルクが手引き力に左右され、巻き上げ操作に安定性を欠くという問題があった。
本発明は上述に鑑みてなされたもので、電動補助モータトルクが手動索の手引き力に左右されることなく、安定した荷の手動巻き上げ操作が実施できる電動補助モータ付き手動巻上機、及び電動補助モータ付き手動巻上機の運転方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため本発明は、荷を吊り下げる荷吊り下げ索が掛けられた駆動輪と手動操作する手動索が掛けられた手動輪と電動補助モータとを備え手動輪の回転力を駆動輪に伝達回転させ、荷を巻き上げ下げすると共に、荷の巻き上げ時にドライバにより電動補助モータを運転し、該電動補助モータの回転力で手動輪の回転を支援するように構成した電動補助モータ付き手動巻上機であって、荷の巻き上げ時に荷の重量値が所定値以上の場合に、重量の一定割合に相当する手動輪の回転力を電動補助モータで支援することを特徴とする。
また、本発明は、上記電動補助モータ付き手動巻上機において、荷の重量は、手動巻上機に備えた荷重検出手段によって検出することを特徴とする。
また、本発明は、上記電動補助モータ付き手動巻上機において、荷重検出手段は、手動索によって手動輪に加わる回転力とその回転方向を検出するトルクセンサと、ドライバから電動補助モータに供給されるモータ電流を検出する電流センサとを具備し、トルクセンサで検出された手動輪の回転方向が巻き上げ方向の場合に、トルクセンサで検出された手動輪の回転力と、電流センサで検出されたモータ電流から荷吊り下げ索に吊り下げられた荷の重量値を算出することを特徴とする。
また、本発明は、上記電動補助モータ付き手動巻上機において、手動輪の回転力を直接又は間接的に駆動輪に伝達するための出力軸を備え、トルクセンサは、出力軸に加わる回転力とその方向とその大きさを検出する磁歪センサであることを特徴とする。
また、本発明は、上記電動補助モータ付き手動巻上機において、電動補助モータはアウターロータブラシレスモータであることを特徴とする。
また、本発明は、荷を吊り下げる吊り索が掛けられた駆動輪と、手動操作する手動索が掛けられた手動輪と電動補助モータとを備え、手動輪の回転力を駆動輪に伝達回転させ、吊り索に吊り下げられた荷を巻き上げ下げすると共に、ドライバにより電動補助モータを運転し、該電動補助モータの回転力で手動輪の回転を支援するように構成した電動補助モータ付き手動巻上機の運転方法であって、手動索によって手動輪に加わる回転力とその回転方向をトルクセンサで検出し、手動輪の回転方向が巻き上げ方向で、且つその回転力が所定以上であった場合、電動補助モータを運転し、手動輪の回転力と電動補助モータに供給されるモータ電流から荷の重量を検出すると共に、重量から電動補助モータで支援する支援重量を決定し、該支援重量値に対応する電動補助モータに供給する支援電流値を決定し、該支援電流に対応する支援電流をドライバより電動補助モータに供給することを特徴とする。
本発明は、荷の巻き上げ時に荷の重量が所定以上の場合、重の一定割合に相当する手動輪の回転力を電動補助モータで支援するので、巻き上げ時に電動補助モータの支援トルクが操作者の手引力に左右されることなく所定重量値以上の荷巻上操作が安定し、且つ小さい手引き力で実現できる。
また、本発明は、手動巻上機に備えた荷重検出手段で、吊り荷の重量検出するので、荷の巻き上げ操作と同時に荷の重量検出し、該検出した重量の一定割合を電動補助モータで支援することができ、安定した巻き上げ操作が実現できる。
また、本発明は、荷重検出手段がトルクセンサと、電流センサとを具備し、トルクセンサで検出された手動輪の回転方向が巻き上げ方向の場合に手動輪に加わる回転力と電動補助モータ電流から算出された電動補助モータの回転力から、荷の重量を算出するので、簡単な構成で荷の重量を検出できる。
また、本発明は、トルクセンサに磁歪センサを用いるので出力軸に加わるトルクを非接触にて高精度で検出でき、機械的接触により摩耗が無いことからセンサ寿命が長く、手動輪の回転が安定した支援力が得られる。
また、本発明は、電動補助モータはアウターロータブラシレスモータを使用するので、ブラシ等のメンテナンスが不要で長寿命、且つ小型の電動補助モータで、手動輪の回転を支援する大きいトルクが得られる。
また、本発明は、トルクセンサ検出した手動輪の回転方向が巻き上げ方向であった場合で、且つその回転力が所定以上であった場合、電動補助モータを運転し、トルクセンサで検出した回転力と電動補助モータに供給されるモータ電流から巻き上げする荷の重量を検出すると共に、重量の所定の何割を電動補助モータで支援するかを決定し、該決定した支援に対応する支援電流をドライバから電動補助モータに供給し、荷の重量の所定の割合に相当する回転力を電動補助モータから出力し手動輪の回転を支援するので、所定以上の重量の荷の巻上操作を安定し且つ小さい手引き力で実行できる。
本発明に係る電動補助モータ付き手動チェーンブロックの概略構成を示す側断面図である。 本発明に係る電動補助モータ付き手動チェーンブロックのシステム構成を示す図である。 電動自転車の踏力と補助動力と合力の変化の状態を示す図である。 ハンドチェーンの手引き力に比例させて電動補助モータの回転力を変化させた場合を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。なお、本実施形態例では巻上機としてチェーンブロックを例に説明するが、本発明に係る電動補助モータ付き手動巻上機はチェーンブロックに限定されるものではなく、ホイスト等の操作索やロード索にロープ等を用いる手動巻上機でもよいことは当然である。
先ず、始めに本発明に係る電動補助モータ付き手動巻上機の機械的構成の一例を説明する。図1は本発明に係る電動補助モータ付き手動チェーンブロックの概略構成例を示す側断面図である。図1において、11は駆動輪であるロードシーブであり、該ロードシーブ11には、荷(図示せず)を吊り下げる吊り索であるロードチェーン12が掛けられている。また、ロードシーブ11はフレーム15a、15bに軸受16a、16bで回転自在に軸支されている。また、駆動軸18の一端には、ねじ結合により駆動部材19が係合され、該駆動部材19には連結部19aを介して手動輪であるハンドホイール21が固定されている。
駆動軸18の反ハンドホイール21側の一端部は軸受44でケーシング43に回転自在に軸支され、ニードルベアリング11aでロードシーブ11に回転自在に軸支されている。また、ハンドホイール21の反ロードシーブ11側の側面中心部には突起軸21aが設けられ、軸受22でフレーム15cに回転自在に軸支されている。また、駆動軸18の一端に係合された駆動部材19の連結部19aはハンドホイール支持フレーム36のボス部36a内を貫通して軸受38a、38bにより回転自在に軸支されている。これによりハンドホイール21と駆動部材19と駆動軸18は巻き上げ時にフレーム15cとケーシング43に一体となって回転自在に軸支されていることになる。ハンドホイール21には操作索であるハンドチェーン24が掛けられている。
また、駆動軸18のハンドホイール21側の一端にハカップリング27を介して減速機30の出力軸28が連結され、電動補助モータ25の回転軸(図示せず)の回転力が減速機30を介して駆動軸18に伝達されるようになっている。31はブレーキ受、33は制動用爪車、33aは制動用爪車33と係合し該制動用爪車33の荷巻き下げ方向への回転を不能にする爪、34はブレーキ受31と制動用爪車33の間及び制動用爪車33と駆動部材19の間に介在するブレーキ板である。
駆動部材19の連結部19aとハンドホイール支持フレーム36のボス部36aの間には、磁歪式トルクセンサ46が連結部19aの表面に非接触の状態でボス部36aに取付けられている。該磁歪式トルクセンサ46は、ハンドホイール21から駆動部材19に伝達される回転トルクの大きさとその回転方向を連結部19aのねじれ量とねじれ方向から検出するようになっている。ここで、駆動部材19、ブレーキ板34、制動用爪車33、該制動用爪車33に係合する爪33a、ブレーキ受31、及び駆動軸18のねじ部でメカニカルブレーキ50を構成する。このメカニカルブレーキ50はロードシーブ11に吊り荷等による巻き下げ方向の負荷がかかることで、駆動部材19が駆動軸18とのねじ結合の作用によって、ブレーキ板34と制動用爪車33とブレーキ受31を軸方向に押圧(締め付け)しブレーキ力が作用するようになっている。
また、39はロードギヤ、41は駆動軸18に形成された歯車の歯と噛合する減速歯車である。また、図示は省略するが、減速歯車41と同軸のギヤも設けられており、ロードギヤ39、減速歯車41、該減速歯車41と同軸のギヤ等でチェーンブロック本体減速機構60が構成される。チェーンブロック本体減速機構60はケーシング43で覆われている。
上記構成の電動補助モータ付き手動チェーンブロックにおいて、ハンドチェーン24を手引き力で操作して、ハンドホイール21を巻き上げ方向に回転させる。このハンドホイール21の回転力は連結部19aを介して駆動部材19に伝達され、該駆動部材19とねじ結合している駆動軸18が回転する。駆動軸18が回転すると、該駆動軸18に噛合する減速歯車41が回転し、該減速歯車41と同軸の上記ギヤ(図示せず)と噛合するロードギヤ39が回転し、ロードシーブ11が回転することで、ロードチェーン12が巻き上げ方向に移動する。
図2は上記電動補助モータ付き手動チェーンブロックのシステム構成を示す図であり、図示するように、電動補助モータ25の回転力は減速機30を介して駆動軸18に伝達され、駆動軸18の回転力は、図1のロードギヤ39、減速歯車41等で構成されるチェーンブロック本体減速機構60を介してロードシーブ11に伝達される。また、ハンドホイール21の回転力は連結部19aからメカニカルブレーキ50を介して駆動軸18に伝達される。駆動部材19の回転力は連結部19aからハンドホイール21に伝達される。この駆動部材19の連結部19aに加わる回転力は、駆動軸18が巻き上げ方向に回転している間はハンドチェーン24を手引きすることによる手引き回転力となり、荷Lの重量をM、ロードシーブの半径をrとすると、
M・r=(ハンドチェーン24の手引き回転力)+(電動補助モータ25のモータ回転力)
となる。手引き回転力は磁歪式トルクセンサ46の検出出力をO46とするとK1・O46となるから、電動補助モータ25の回転力はモータ電流センサ65で検出されるモータ電流をI25とするとK2・I25となり、
M・r=K1・O46+K2・I25
となる。ここでK1:比例定数(磁歪式トルクセンサ46の出力O46を回転力に変換する定数)、K2:比例定数(モータ電流I25を回転力に変換する定数)である。
ここで電動補助モータ25による重量Mに対する支援率をK3(0≦K3≦1)とする(K3=0は電動補助モータ25により回転力支援がない場合、K3=1は電動補助モータ25の回転力のみで巻き上げする場合を示す)。支援荷重Waは、
Wa=K3・M=K3・(K1・O46+K2・I25)/r
となり、電動補助モータ25の支援分電流IA25は、
A25=Wa・r/K2=(K3/K2)・(K1・O46+K2・I25
となる。なお、定数K2は減速比や機械効率等を考慮して実験から求められる。支援率K3は、重量Mの値に関係なく一定とする方法が制御も簡単で良好であったが、重量Mの増加に応じて支援率K3を段階的あるいは連続的に増加するように、重い荷Lの時には電動補助モータ25による支援の割合をより大きくし、巻き上げ作業の負荷(ハンドチェーン24の手引き力)を軽減するようにしてもよい。
制御部62にはモータ電流センサ65で検出した電動補助モータ25への入力電流I25と磁歪式トルクセンサ46で検出した検出出力O46が入力されている。制御部62は上記演算を行って、電動補助モータ25の支援分電流IA25を算出し、ドライバ63を介して電動補助モータ25に供給される電流が支援分電流IA25になるように制御し、電動補助モータ25の回転力が支援荷重Waとなるように制御する。即ち荷Lの重量Mの一定割合(支援率K3)に対応する回転力を電動補助モータ25から出力する。このためドライバ63から電動補助モータ25に供給される電流を検出するモータ電流センサ65を設け、検出されたモータ電流を制御部62に入力し、制御部62はドライバ63から電動補助モータ25に供給される電流が支援分電流IA25=(K3/K2)・(K1・O46+K2・I25)になるようドライバ63を制御するのである。
上記のように電動補助モータ25による支援を、ハンドホイール21を巻き上げ方向に回転させるためのハンドチェーン24の手引き力に比例させるのではなく、荷Lの重量Mの値が所定の閾値を越えたら、この重量Mの一定割合を電動補助モータ25の回転力で支援する。これにより荷Lの巻き上げにおいて、ハンドチェーン24の手引き力が小さく、且つ安定した手引き力で巻き上げ操作を行うことができる。このことを電動自転車の踏力の時間的変化との比較において説明する。図3は補助動力(アシスト動力)を踏力Fに比例し変化させる場合を示し、図3(a)は補助動力がない場合の踏力Fの時間的変化を、図3(b)は図3(a)の踏力Fに比例する補助動力AFの時間変化を、図3(c)は踏力Fと補助動力AFの合力TF(TF=F+AF)をそれぞれ示す。
図3(b)、(c)において、時間t1〜t3はアシスト状態を、t3〜t4はアシストカット状態を、t4〜はアシスト状態を示す。図3(b)に示すように電動自転車の場合は、踏力Fの変化に比例して補助動力AFを得ている。自転車のように路面を車輪が回転して走行する場合は、自転車は慣性を得て路面上を走行し、補助動力AFを踏力Fに比例させて変化させても走行速度は補助動力AFの変化に応じて急激に変動することはないから、利用者が違和感を感じることは殆どない。
これに対して、電動補助モータ付き手動チェーンブロックのように荷を垂直方向に移動させる場合は、図4に示すように、ハンドホイール21の巻き上げ方向の回転力TAの変化、即ちハンドチェーン24の手引き力の変化に比例させて電動補助モータ25の回転力T25を変化させると、電動補助モータ25のトルクがハンドチェーン24の手引き力に左右されることになり、手動巻上げ操作が不安定となる。そこでここでは、ハンドホイール21の巻き上げ方向の回転力TAの変化、即ちハンドチェーン24の手引き力の変化に比例させてハンドホイール21の回転力を支援するのではなく、ロードチェーン12で吊り下げている荷Lの重量Mが所定以上の場合その重量Mの一定割合に対応するハンドホイールの回転力を電動補助モータ25で支援するようにしたのである。
上記電動補助モータ付き手動チェーンブロックにおいて、ロードチェーン12に吊り下げている荷Lの重量Mは、ハンドチェーン24の手引き力によるハンドホイール21の回転力と電動補助モータ25のモータ回転力との合計であることに着目し、制御部62で磁歪式トルクセンサ46からの検出出力O46とモータ電流センサ65からの検出電流I25とから、上記演算を行い電動補助モータ25の支援分電流IA25=(K3/K2)・(K1・O46+K2・I25)を算出している。そして該支援分電流IA25をドライバ63から電動補助モータ25に供給するようにしている。
電動補助モータ25としては、種々のタイプのモータが考えられるが、ここでは減速機30付きのインナーロータ型のブラシレスモータとしている。しかし、大きいトルクが得られること、高精度の位置制御ができることから、減速機なしのアウターロータ型ブラシレスモータを用いてもよい。アウターロータ型ブラシレスモータは、図示は省略するが、複数相の固定子巻線を絶縁層を介して巻装した固定子鉄心と、該固定子鉄心の外周を回転するように回転自在に軸支された回転子と、スイッチングパワー素子群と、制御回路部と、回転子の位置を検出する位置検出センサを備えた構成である。制御回路部は位置検出センサからの回転子位置検出信号に基づいてスイッチングパワー素子群を制御し、スイッチングパワー素子群から複数相の固定子巻線にパワーパルスを供給して、供給されるパワーパルス数に応じた回転数で回転子を固定子鉄心の外周に回転させるようになっている。
このように、アウターロータ型ブラシレスモータは、回転子が固定子鉄心の外周を回転することで、大きな回転トルクを得ることが容易で、且つ回転子の位置制御が精度よくできるという利点がある。また、ブラシレスモータであることから、電流を供給するために機械的接触を必要とせず、摩耗によるメンテナンス等が不要な点と、図1に示す減速機30が不要で、且つロータが薄型であることから電動補助モータをハンドホイール21の反ロードシーブ11側側面に配置し、電動補助モータのロータをハンドホイール21に直接連結し、その回転を支援することも可能となることから、電動補助モータ付き手動チェーンブロックの電動補助モータとしてはむしろアウターロータ型ブラシレスモータが好ましい。
また、磁歪式トルクセンサ46は検出された連結部19aに加わる回転力を非接触で高精度に検出する特性を有するから、摩擦による摩耗の心配がなく、長寿命であることから、電動補助モータ付き手動チェーンブロックの駆動軸18に加わる回転力を検出するトルクセンサとして好適である。図1では、連結部19aの伝達トルクの変化を透磁率の変化として検出するようにしているが、適宜、磁歪式トルクセンサの種類に応じて連結部19aの表面に磁歪式トルクセンサの感度を上げる皮膜を形成することが好ましい。なお、図2に示すように、電動補助モータ25の回転速度を検出するモータ回転速度センサ64を設け、その検出出力を制御部62に入力しているが、これは電動補助モータ25により、電動補助モータ付き手動チェーンブロックを所定速度を超える高速で運転した場合、減速歯車41やロードギヤ39等で構成されるチェーンブロック本体減速機構60、減速機30等の各部の摩耗や摩耗による故障を防止するために、電動補助モータ25の回転速度を所定の速度以下に制限するためである。
上記電動補助モータ付き手動チェーンブロックを巻き上げ方向に操作する時は、ハンドチェーン24を手引き力でハンドホイール21が巻き上げ方向に回転するように引っ張る。このハンドホイール21の巻き上げ方向の回転は、連結部19aを介して駆動部材19を回転し、駆動部材19、ブレーキ板34、制動用爪車33、ブレーキ受31、駆動軸18のねじ部の締めつけ作用で一体となり回転し、駆動軸18、減速歯車41、ロードギヤ39等で構成されるチェーンブロック本体減速機構60を介してロードシーブ11に伝達される。駆動部材19の連結部19aに加わる回転力は上記のように磁歪式トルクセンサ46により、非接触で検出されその検出出力は制御部62に入力される。
制御部62では、磁歪式トルクセンサ46の検出出力O46から巻き上げ方向を検出し且つ検出値が所定値(閾値)を越えたら、ドライバ63に電動補助モータ運転指令を与え、電動補助モータ25を運転する。ドライバ63から電動補助モータ25に供給されるモータ電流I25は、モータ電流センサ65で検出され制御部62に入力される。制御部62は磁歪式トルクセンサ46の検出出力O46とモータ電流I25とから、荷Lの重量Mを上記式(M・r=K1・O46+K2・I25)で算出する。そして該重量Mが所定値(閾値)以上の場合、該重量Mに対する支援重量Waを予め定められた支援率K3から算出し、該算出した支援重量Waに対応するモータ支援分電流IA25を算出し、ドライバ63から電動補助モータ25に該算出したモータ支援分電流IA25を供給する。重量Mが所定値(閾値)以下の場合には制御部62はドライバ63に対して空運転を指示し、電動補助モータ25を電気的にドライバ63から切り離し、手動でハンドチェーン24を操作した際、ハンドホイール21を高速で回転する操作の抵抗とならないように、電動補助モータ25を空運転状態とする。
上記電動補助モータ付き手動チェーンブロックを巻き下げ方向に操作する時は、ハンドチェーン24を手動でハンドホイール21が巻き下げ方向に回転するように引っ張る。このハンドホイール21の巻き下げ方向の回転により、メカニカルブレーキ50の締め付け力(軸方向押圧力)が弱められ、爪33aによって巻き下げ方向に回転不能の制動用爪車33とメカニカルブレーキ50の他の構成要素とのブレーキ力(摩擦力)が弱められる。ロードチェーン12に吊り下げられた荷Lにより、ロードシーブ11に巻き下げ方向の回転力が作用すると、メカニカルブレーキ50が滑る(空転する)ことで、駆動軸18は巻き下げ方向に回転する。
ロードチェーン12に荷Lが吊り下げられていない無負荷状態の場合では、ハンドホイール21が巻き下げ方向に回転すると、メカニカルブレーキ50のブレーキ力は完全に開放され、制動用爪車33が爪33aによって巻き下げ方向に回転不能となっていても、ハンドホイール21に加えられる手動力によって駆動軸18は回転する。ロードシーブ11に巻き下げ方向の回転力が作用している時には、負荷によってメカニカルブレーキ50に作用するブレーキ摩擦力(ブレーキ締め付け力)に抗して、ハンドホイール21を巻き下げ方向に回転する必要がある。このとき手引き力でハンドホイール21を回動する力と回転方向(ハンドチェーン24を手引き力でハンドホイール21を巻き下げ方向に回転させる力と回転方向)を磁歪式トルクセンサ46で検出し、制御部62に入力する。
駆動軸18に巻き下げ方向の回転力が作用している場合は、電動補助モータ25の電機子の回転軸は減速機30の出力軸28、カップリング27を介して駆動軸18と連結しており、ハンドホイール21を巻き下げ方向、即ちメカニカルブレーキ50のブレーキ力弛緩方向に回転させると、ロードシーブ11にロードチェーン12を介して掛かる荷Lにより巻き下げ方向に駆動軸18が回転する。制御部62は磁歪式トルクセンサ46の出力から、巻き下げ方向を検知しているので、このとき電動補助モータ25が駆動軸18の回転力により回転して発生する回生制動電力をドライバ63で直流に変換させ、蓄電池66に蓄電する。この蓄電池66に蓄電した回生電力はドライバ63を介して電動補助モータ25の駆動電力として利用する。なお、蓄電池66に変えて回生制動用コンデンサに蓄電することもできる。また、回生制動抵抗器として回生電力を通電して発熱消費することもできる。
このように電動補助モータ25の回生制動運転を継続することにより、吊り荷L等によって駆動軸18に働く巻き下げ方向の回転力は、電動補助モータ25の回生制動作用で負担されるので、メカニカルブレーキ50に作用する巻き下げ方向の回転力も低減され、その結果メカニカルブレーキ50に負荷によって作用するブレーキ摩擦力も低減される。したがって、メカニカルブレーキ50に作用するブレーキ摩擦力に抗して回転する必要があるハンドホイール21を巻き下げ方向に回転するのに要するハンドチェーン24の手引き力を低減できる。特に、連続して巻き下げ操作するときの手引き力の低減効果が大きい。また、巻き上げ操作時における重量Mが所定の値(閾値)に満たない場合に、電動補助モータ25を空運転状態とするようにしても良い。
なお、上記実施形態では、磁歪式トルクセンサ46、及びモータ電流センサ65の検出出力を制御部62に入力し、制御部62はハンドホイール21の回転方向が巻き上げ方向の場合にトルクセンサ46で検出されハンドホイール21の出力軸に加わる回転力とモータ電流センサ65で検出されたモータ電流から算出された電動補助モータの回転力から、荷Lの重量Mを算出するようにしている。しかしながら荷Lの重量Mの検出はこれに限定されるものではなく、例えば電動補助モータ付き手動巻上機の荷Lの重量が加わる部分(例えば、荷吊下げ用フックである下フック(図示せず)、手動巻上機の荷吊下げ用フックである上フック、(図示せず)、ロードシーブ11、ロードチェーン12等)に荷Lの重量Mを測定するストレンゲージ或いはロードセル等の荷重測定手段を設け、荷Lの重量Mを測定し、その測定値を制御部62に入力するようにしてもよい。そして制御部62は、この重量Mbの値が所定値以上であった場合、その重量Mbの一定割合に対応するハンドホイール21の回転力を電動補助モータ25で支援するようにしてもよい。
この場合の支援分電流Ib25は、
b25=(K3/Kb2)・Mb・r
となり、ハンドホイール21が巻き上げ方向に操作されていることを磁歪式トルクセンサ46で検知し、検知した値(検出出力O46)が所定の閾値を越えたときに、上記支援分電流Ib25をドライバ63から電動補助モータ25に供給する。なお、定数Kb2は上記定数K2と同様に減速比や機械効率を考慮して実験から求められる。また、上記実施の形態では、巻き上げ操作時のみ電動補助モータ25を駆動して巻き上げ操作を支援するように記載したが、巻き上げ動作時にのみ補助モータ25を駆動操作するものに限定するものではなく、電動補助モータの出力を駆動部材19又はハンドホイール21に伝達し、巻き下げ操作時も電動補助モータ25を駆動して巻き下げ操作を支援するようにしても良い。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。特に、電動補助モータ付き手動チェーンブロックの機械的構成は、図1に示す構成に限定されるものではなく、図示は省略するが、電動補助モータにアウターロータ型ブラシレスモータを用い、該電動補助モータを上記のように、ハンドホイール21の反ロードシーブ11側側面に配置し、そのロータをハンドホイール21に直接連結する構成とする。この場合は、ハンドホイール21の出力軸に相当する連結部19aがないから、ハンドホイール21の回転力と回転方向を検出する磁歪式トルクセンサ46の取り付け位置も図1とは当然異なり、ハンドホイール21回転力と回転方向を検出に適した位置で回転部とは非接触の状態となるように取り付ける。
電動補助モータ付き手動チェーンブロック(電動補助モータ付き手動巻上機も同様)は、上記のように、電動補助モータでハンドホイールの回転を支援することから、巻上機の機械的構成をより簡略化することできる。例えばチェーンブロック本体減速機構60を省略することも可能である。この場合は、本体減速機構がないことから、手動チェーンブロック(手動巻上機)の機械的構成は更に簡単なものとなる。
本発明は、電動補助モータ付き巻上機において、吊り荷の重量が所定以上の場合、その重量値の一定割合に相当する手動輪の回転力を電動補助モータで支援するので、荷の巻き上げ操作に不安定感(違和感)を感じることなく、安定した荷の移動操作が実施できる電動補助モータ付き手動巻上機として利用できる。また、ドライバを制御する制御部と、手動輪の出力軸に加わる回転力及び回転方向を検出するトルクセンサと、ドライバから電動補助モータに供給されるモータ電流を検出する電流センサとを設け、トルクセンサ、及び電流センサの検出出力を前記制御部に入力し、制御部は、トルクセンサで検出された出力軸の回転方向が巻き上げ方向の場合に、トルクセンサで検出された手動輪の出力軸に加わる回転力と、モータ電流から算出された電動補助モータの回転力から、荷の重量値を算出し、該算出した重量値の所定の一定割合に相当する回転力を電動補助モータから出力し手動輪の回転を支援するので、簡単な構成で荷の重量を測定できる。
11 ロードシーブ
12 ロードチェーン
15a フレーム
15b フレーム
15c フレーム
16a 軸受
16b 軸受
18 駆動軸
19 駆動部材
19a 連結部
21 ハンドホイール
21a 突起軸
22 軸受
24 ハンドチェーン
25 電動補助モータ
27 カップリング
28 出力軸
30 減速機
31 ブレーキ受
33 制動用爪車
33a 爪
34 ブレーキ板
36 ハンドホイール支持フレーム
36a ボス部
38a 軸受
38b 軸受
39 ロードギヤ
41 減速歯車
43 ケーシング
44 軸受
46 磁歪式トルクセンサ
50 メカニカルブレーキ
60 チェーンブロック本体減速機構
62 制御部
63 ドライバ
64 モータ回転速度センサ
65 モータ電流センサ
66 蓄電池

Claims (6)

  1. 荷を吊り下げる荷吊り下げ索が掛けられた駆動輪と手動操作する手動索が掛けられた手動輪と電動補助モータとを備え前記手動輪の回転力を前記駆動輪に伝達回転させ、前記荷を巻き上げ下げすると共に、前記荷の巻き上げ時にドライバにより前記電動補助モータを運転し、該電動補助モータの回転力で前記手動輪の回転を支援するように構成した電動補助モータ付き手動巻上機であって、
    前記荷の巻き上げ時に前記荷の重量値が所定値以上の場合に、前記重量の一定割合に相当する前記手動輪の回転力を前記電動補助モータで支援することを特徴とする電動補助モータ付き手動巻上機。
  2. 請求項1に記載の電動補助モータ付き手動巻上機において、
    前記荷の重量は、前記手動巻上機に備えた荷重検出手段によって検出することを特徴とする電動補助モータ付き手動巻上機。
  3. 請求項2に記載の電動補助モータ付き手動巻上機において、
    前記荷重検出手段は、前記手動索によって前記手動輪に加わる回転力とその回転方向を検出するトルクセンサと、前記ドライバから前記電動補助モータに供給されるモータ電流を検出する電流センサとを具備し、
    前記トルクセンサで検出された前記手動輪の回転方向が巻き上げ方向の場合に、前記トルクセンサで検出された前記手動輪の回転力と、前記電流センサで検出されたモータ電流から前記荷吊り下げ索に吊り下げられた荷の重量値を算出することを特徴とする電動補助モータ付き手動巻上機。
  4. 請求項に記載の電動補助モータ付き手動巻上機において、
    前記手動輪の回転力を直接又は間接的に前記駆動輪に伝達するための出力軸を備え、
    前記トルクセンサは、前記出力軸に加わる回転力とその方向を検出する磁歪センサであることを特徴とする電動補助モータ付き手動巻上機。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電動補助モータ付き手動巻上機において、
    前記電動補助モータはアウターロータブラシレスモータであることを特徴とする電動補助モータ付き手動巻上機。
  6. 荷を吊り下げる吊り索が掛けられた駆動輪と、手動操作する手動索が掛けられた手動輪と電動補助モータとを備え前記手動輪の回転力を前記駆動輪に伝達回転させ、前記吊り索に吊り下げられた荷を巻き上げ下げすると共に、ドライバにより前記電動補助モータを運転し、該電動補助モータの回転力で前記手動輪の回転を支援するように構成した電動補助モータ付き手動巻上機の運転方法であって、
    前記手動索によって前記手動輪に加わる回転力とその回転方向をトルクセンサで検出し、
    前記手動輪の回転方向が巻き上げ方向で、且つその回転力が所定以上であった場合、前記電動補助モータを運転し、
    前記手動輪の回転力と前記電動補助モータに供給されるモータ電流から前記荷の重量を検出すると共に、前記重量から前記電動補助モータで支援する支援重量を決定し、該支援重量に対応する前記電動補助モータに供給する支援電流値を決定し、該支援電流値に対応する支援電流を前記ドライバより前記電動補助モータに供給することを特徴とする電動補助モータ付き手動巻上機の運転方法。
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