JP6184384B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、電子機器に関する。
例えば通信機能を有する携帯型の電子機器がある。このような電子機器において、落下などの衝撃に対する耐性が求められる。耐性を向上することで使い易くなる。一方、電子機器の表示部には、タッチ入力機能が設けられる。この場合には、タッチ入力のし易さが求められる。衝撃耐性やタッチ入力のし易さや使い易さの向上が望まれる。
特開2012−123224号公報
本発明の実施形態は、使いやすい電子機器を提供する。
本発明の実施形態によれば、電子機器は、表示部と、第1部品と、第2部品と、第1接着部と、第2接着部と、を含む。前記表示部は、表示面と、前記表示面とは反対側の裏面と、を有する。前記表示面は、タッチ入力機能を有する中心領域と、前記中心領域の周りの周辺領域と、を有する。前記第1部品は、前記裏面に対向し前記中心領域と重なる。前記第2部品は、前記裏面に対向し前記周辺領域と重なる。前記第1接着部は、前記裏面と前記第1部品との間に設けられ前記裏面と前記第1部品とを接着する。前記第2接着部は、前記裏面と前記第2部品との間に設けられ前記裏面と前記第2部品とを接着する。前記第2接着部は、前記第1接着部の第1面積比とは異なる第2面積比、及び、前記第1接着部の第1ヤング率とは異なる第2ヤング率、の少なくともいずれかを有する。前記第1面積比は、前記表示面に対して平行な平面内における前記第1接着部の面積の、単位面積に対する比である。前記第2面積比は、前記平面内における前記第2接着部の面積の、前記単位面積に対する比である。
図1(a)〜図1(c)は、第1の実施形態に係る電子機器を例示する模式図である。 第1の実施形態に係る電子機器の一部を例示する模式的断面図である。 第1の実施形態に係る電子機器の一部を例示する模式的平面図である。 図4(a)及び図4(b)は、第1の実施形態に係る電子機器の特性を例示するグラフ図である。 第2の実施形態に係る電子機器の一部を例示する模式的平面図である。 第3の実施形態に係る電子機器の一部を例示する模式的平面図である。
以下に、本発明の各実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
なお、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(第1の実施形態)
図1(a)〜図1(c)は、第1の実施形態に係る電子機器を例示する模式図である。 図1(a)は、平面図である。図1(b)は、図1(a)のA1−A2線断面図である。図1(c)は、図1(a)のB1−B2線断面図である。図1(a)は、図1(b)に示す矢印ARから見たときの平面図である。
図1(b)に示すように、実施形態に係る電子機器110は、表示部10と、第1部品21と、第2部品22と、第1接着部31と、第2接着部32と、を含む。
第1部品21から表示部10に向かう方向をZ軸方向とする。Z軸方向に対して垂直な1つの方向をX軸方向とする。Z軸方向とX軸方向とに対して垂直な方向をY軸方向とする。
表示部10は、表示面10aと、裏面10bと、を有する。裏面10bは、表示面10aとは反対側の面である。表示面10aに、情報が表示される。表示面10aは、Z軸方向に対して実質的に垂直である。表示面10aは、X−Y平面に対して実質的に平行である。
この例では、表示部10は、タッチ入力機能を有する。使用者は、表示面10aに表示される情報を観視する。使用者は、表示部10をタッチ(接触または近接)することで、入力を行う。
タッチ機能は、表示面10aの中央部分で行われる。すなわち、表示面10aは、中心領域10cと、周辺領域10pと、を有する。中心領域10cは、タッチ入力機能を有する。周辺領域10pは、中心領域10cの周りに設けられる。
図1(a)に例示するように、表示部10の表示面10aは、例えば、略長方形(正方形も含む)である。表示面10aの内側に中心領域10cが設けられる。表示面10aの外縁10rに沿って、周辺領域10pが設けられる。
第1部品21は、表示部10の裏面10bに対向する。第1部品21は、中心領域10cと重なる位置に設けられる。
第2部品22も、表示部10の裏面10bに対向する。第2部品22は、周辺領域10pと重なる位置に設けられる。
すなわち、表示部10の裏面の側に、第1部品21と第2部品22とが設けられる。第1部品21は、例えば、バッテリである。第2部品22は、電子回路などを含むPCB(Printed Circuit Board)などである。実施形態において、これらの部品は任意である。
第1接着部31は、裏面10bと第1部品21との間に設けられる。第1接着部31は、裏面10bと第1部品21とを接着する。第2接着部32は、裏面10bと第2部品22との間に設けられる。第2接着部32は、裏面10bと第2部品22とを接着する。第1接着部31及び第2接着部32には、例えば、弾性接着剤が用いられる。
図1(c)は、電子機器110の端部を拡大して例示している。板状のリアフレーム61の上に、第1部品21及び第2部品22が配置される。第1部品21の上に、第1接着部31が配置される。第2部品22の上に、第2接着部32が配置される。これらの接着部の上に、表示部10が配置される。表示部10の中心領域10cは、第1接着部31により第1部品21と接着される。表示部10の周辺領域10pは、第2接着部32により第2部品22と接着される。
この例では、表示部10は、基板15と、中間シート16と、表面層17と、を含む。表面層17と接着部との間に基板15が配置される。基板15と接着部との間に中間シート16が配置される。表面層17は、例えば、保護層(保護パネル)である。基板15には、例えば、有機発光層などの表示層が設けられる。表示層は、中間シート16で覆われ保護される。
リアフレーム61の外縁と、表示部10の外縁10rと、が、フロントフレーム62により保持される。フロントフレーム62は、枠状である。
図2は、第1の実施形態に係る電子機器の一部を例示する模式的断面図である。
図2は、表示部10の一部を拡大して示している。図2に示すように、表示部10に、基板15と、複数の画素18と、が設けられる。基板15には、樹脂が用いられる。基板15には、例えば、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PC(ポリカーボネート)、及び、PI(ポリイミド)などの樹脂基板が用いられる。基板15は、変形可能である。基板15のヤング率は、例えば、2GPa(ギガパスカル)以上5GPa以下である。
複数の画素18は、基板15上に設けられる。複数の画素18は、X−Y平面に沿って例えば、マトリクス状に配置される。
実施形態においては、第1接着部31と第2接着部32とにおいて、異なる平面パターンが適用される。
図3は、第1の実施形態に係る電子機器の一部を例示する模式的平面図である。
図3は、第1接着部31及び第2接着部32の平面パターンを例示している。
図3に示すように、第1接着部31は、複数の第1接着領域31rを有する。複数の第1接着領域31rは、X−Y平面(表示面10aに対して平行な平面)に設けられる。すなわち、第1接着部31は、複数の島状に設けられる。
第2接着部32は、複数の第2接着領域32rを有する。複数の第2接着領域32rは、X−Y平面内に設けられる。すなわち、第2接着部32は、複数の島状に設けられる。
本実施形態においては、第1接着部31のサイズは、第2接着部32のサイズとは異なる。すなわち、複数の第1接着領域31rのそれぞれの面積は、複数の第2接着領域32rのそれぞれの面積とは異なる。この例では、複数の第1接着領域31rのそれぞれの面積は、複数の第2接着領域32rのそれぞれの面積よりも小さい。
例えば、X−Y平面(表示面10aに対して平行な平面)内における第1接着部31の面積の、単位面積に対する比を第1面積比とする。第1接着部31の面積は、複数の第1接着領域31rのそれぞれの面積の計である。第1面積比は、例えば、第1接着部31の面密度である。
一方、X−Y平面内における第2接着部32の面積の、単位面積に対する比を第2面積比とする。第2接着部32の面積は、複数の第2接着領域32rのそれぞれの面積の計である。第2面積比は、例えば、第2接着部32の面密度である。
このとき、本実施形態においては、第2面積比は、第1面積比とは異なる。この例では、第1面積比は、第2面積比よりも低い。
本実施形態においては、このように、表示部10の中心領域10cと周辺領域10pとで、接着部の面密度を変更する。これにより、例えば、タッチ入力がし易くなる。衝撃に対する耐性が向上する。使いやすい電子機器が提供できる。
電子機器110において、タッチ入力を行う際に使用者が感じる感触が良好であることは、重要である。入力操作の感度が低いと、使用し難い。タッチ入力の際には、Z軸方向の応力が表示部10に加わる。このとき、表示部10が過度に変形すると、入力操作に違和感が生じる。例えば、表示部10としてガラス基板が用いられる場合には、表示部10の変形は比較的小さい。これに対して、表示部10に樹脂の基板15が用いられる場合には、表示部10の変形は大きくなる。
例えば、表示部10と第1部品21との間の空間に接着部を設けない参考例がある。この参考例においては、タッチ入力の応力により、表示部10が大きく変形する。このため、違和感が生じる。場合によっては、表示の均一性が低下する場合もある。
これに対して、実施形態においては、表示部10と第1部品21との間に第1接着部31を設け、表示部10と第1部品21とを第1接着部31で接着する。これにより、タッチ入力による応力が加わる部分において、表示部10の変形が抑制される。さらに、接着されているので、応力が加わる部分の周辺において、表示部10と第1部品21との間の距離が拡大することも抑制できる。これにより、違和感が抑制されたタッチ入力が可能になる。
例えば、表示部10の厚さをtとし、表示部10のX−Y平面内の長さ(例えばX軸方向の長さ)をbとしたとき、表示部10の断面2次モーメントI1は、b・t /12となる。一方、リアフレーム61、第1部品21及び第2部品22を含む構造体の厚さをtとする。表示部10の全面が構造体と合体される場合、このときの断面2次モーメントI2は、b(t +t )/12となる。すなわち、表示部10の全面が構造体と合体されると、断面2次モーメントは大きくなる。
実施形態においては、表示部10の一部が、第1接着部31及び第2接着部32によって構造体と接着される。この場合には、その接着面積に応じた断面2次モーメントが得られる。この接着された表示部10の断面2次モーメントは、接着されない場合の表示部10の断面2次モーメントI1よりも大きい。すなわち、実施形態においては、接着部を設けることで、表示部10の剛性を向上できる。
一方、電子機器110が携帯型である場合、落下などの衝撃に対する耐性が高いことが特に要求される。実施形態においては、第1接着部31及び第2接着部32によって、表示部10を第1部品21及び第2部品22に固定することで、衝撃に対する耐性が向上する。衝撃は、表示部10の周辺領域10pにおいて特に大きくなる。周辺領域10pにおいて、表示部10の固定が強固に行われることで、落下などによる衝撃に対する耐性が向上する。すなわち、第2接着部32の面密度を高くすることで、耐性が得られる。
一方、例えば、中心領域10cにおいては、タッチ入力のし易さの観点で、表示部10が適度に変形することが良い。周辺領域10pと同様の面密度を中心領域10cに適用すると、タッチ入力のし易さが低下する場合がある。
このため、実施形態においては、上記のように、表示部10の中心領域10cと周辺領域10pとで、接着部の面密度を変更する。すなわち、中心領域10cにおいては、タッチ入力のし易さの観点で、第1接着部31の面密度が定められる。一方、周辺領域10pにおいては、衝撃への耐性の観点で、第2接着部32の面密度が定められる。
実施形態においては、表示部10の剛性を向上し、タッチ入力の違和感が抑制できる。さらに、衝撃に対する耐性が向上する。これにより、使いやすい電子機器が提供できる。
図3に関して説明したように、複数の第1接着領域31rのそれぞれの面積を、複数の第2接着領域32rのそれぞれの面積と変える場合、複数の接着領域の密度は一定でも良い。例えば、複数の第1接着領域31rのX−Y平面内における密度は、複数の第2接着領域32rのX−Y平面内における密度の0.8倍以上1.2倍以下である。複数の接着領域を一定にすることで、設計が容易になる。
複数の第1接着領域31rのそれぞれの面積、及び、複数の第2接着領域32rのそれぞれの面積は、接着部を形成する際に制御できる。例えば、接着部は、スクリーン印刷などの印刷法により形成できる。このときのスクリーンの印刷パターンの変更により、接着領域のパターンを変更できる。例えば、ディスペンサなどを用いても良い。ディスペンサから吐出される接着剤の量の変更により、接着領域のパターンを変更できる。
複数の第1接着領域31rのX−Y平面内における密度は、10個/mm以上100個/mm以下である。密度が過度に低いと、例えば、表示部10の変形がX−Y面内で不均一になり、例えば、タッチ入力の精度が低下する。密度が過度に高いと、例えば、第1接着領域31rの形成における制御性が低下し、生産性が低下する場合がある。
図4(a)及び図4(b)は、第1の実施形態に係る電子機器の特性を例示するグラフ図である。
これらの図は、接着部の面密度を変えたときの表示部10の変形をシミュレーションした結果を例示している。これらの図の横軸は、接着部の面密度Cp(%)である。図4(a)の縦軸は、表示部10の変位Ds(μm)である。図4(b)の縦軸は、硬さ指数HP(規格化した値)である。硬さ指数HPが高いと、表示部10は変形し難い。硬さ指数HPが低いと、表示部10は変形し易い。
図4(a)に例示するように、面密度Cpが4%、4.8%、5.7%及び6.6%のときに、変位Dsは、0.48μm、0.46μm、0.44μm及び0.40μmとなる。なお、面密度Cpが3.9%のときに、変位Dsは、0.50μmである。
図4(b)に示すように、面密度Cpが高くなると、硬さ指数HPが高くなり、表示部10は変形し難い。面密度Cpが高くなると、硬さ指数HPが低くなり、表示部10は変形し易い。
例えば、第1接着部31の面密度Cp(第1面積比)を第1接着部32の面密度Cp(第1面積比)よりも低くする。
実施形態において、第1面積比は、例えば0.045(4.5%)以上0.065(6.5%)以下である。一方、第2面積比は、0.056以上0.081以下である。
(第2の実施形態)
第2の実施形態においても、表示部10と、第1部品21と、第2部品22と、第1接着部31と、第2接着部32と、が設けられる。第2の実施形態においては、第1接着部31及び第2接着部32の平面パターンが、第1の実施形態とは異なる。これらを除く部分は、第1の実施形態と同様なので説明を省略する。以下では、第1接着部31及び第2接着部32について説明する。
図5は、第2の実施形態に係る電子機器の一部を例示する模式的平面図である。
図5は、第1接着部31及び第2接着部32の平面パターンを例示している。
本実施形態に係る電子機器111においても、第1接着部31は、X−Y平面内に設けられた複数の第1接着領域31rを有し、第2接着部32は、X−Y平面内に設けられた複数の第2接着領域32rを有する。
複数の第1接着領域31rのX−Y平面内における密度は、複数の第2接着領域32rのX−Y平面内における密度とは異なる。この例では、複数の第1接着領域31rのX−Y平面内における密度は、複数の第2接着領域32rのX−Y平面内における密度よりも低い。
このように、本実施形態においても、第1面積比は、第2面積比とは異なる。この例では、第1面積比は、第2面積比よりも低い。
接着部の密度を変更することで、面密度(すなわち、面積比)が変更される。表示部10の中心領域10cと周辺領域10pとで、接着部の面密度が異なる。中心領域10cにおいては、タッチ入力のし易さの観点で、第1接着部31の面密度が定められ、周辺領域10pにおいては、衝撃への耐性の観点で、第2接着部32の面密度が定められる。
本実施形態においても、表示部10の剛性を向上し、タッチ入力の違和感が抑制できる。さらに、衝撃に対する耐性が向上する。これにより、使いやすい電子機器が提供できる。
本実施形態において、複数の第1接着領域31rのサイズは、複数の第2接着領域32rのサイズと実質的に同じでも良い。例えば、複数の第1接着領域31rのそれぞれの面積は、複数の第2接着領域32rのそれぞれの面積の0.8倍以上1.2倍以下である。例えば、接着部をディスペンサなどにより形成する場合、高い生産性が得易くなる。
実施形態において、複数の第1接着領域31rのそれぞれの面積は、例えば、100mm以上2000mm以下である。一方、複数の第2接着領域32rのそれぞれの面積は、例えば、30mm以上1000mm以下である。
第1の実施形態と、第2の実施形態と、を組み合わせて実施しても良い。例えば、複数の第1接着領域31rのそれぞれの面積が、複数の第2接着領域32rのそれぞれの面積とは異なり、複数の第1接着領域31rの密度が、複数の第2接着領域32rの密度とは異なっても良い。
第1、第2の実施形態において、複数の第1接着領域31rは、X−Y平面内において等間隔で配置されていることが好ましい。中心領域10cにおいては、タッチ入力が行われる。複数の第1接着領域31rが等間隔で配置されることで、表示部10の変形がX−Y面内で均一になる。これによりタッチ入力の精度が向上し、違和感をより向上できる。
これに対して、複数の第2接着領域32rのパターンは、X−Y面内で変更しても良い。例えば、表示部10のコーナ部と、辺部と、で、加わる衝撃が異なる場合がある。これに対応して、複数の第2接着領域32rのパターンを変更しても良い。
(第3の実施形態)
第3の実施形態においても、表示部10と、第1部品21と、第2部品22と、第1接着部31と、第2接着部32と、が設けられる。第3の実施形態においては、第1接着部31の特性が第2接着部32の特性とは異なる。これを除く部分は、第1の実施形態と同様なので説明を省略する。以下では、第1接着部31及び第2接着部32について説明する。
図6は、第3の実施形態に係る電子機器の一部を例示する模式的平面図である。
図6は、第1接着部31及び第2接着部32の平面パターンを例示している。
本実施形態に係る電子機器112においても、第1接着部31は、X−Y平面内に設けられた複数の第1接着領域31rを有し、第2接着部32は、X−Y平面内に設けられた複数の第2接着領域32rを有する。第1接着部31の平面パターンは、第2接着部32のパターンと同じである。
本実施形態においては、第1接着部31のヤング率(第1ヤング率)は、第2接着部32のヤング率(第2ヤング率)とは異なる。
これにより、中心領域10cと、周辺領域10pと、において、表示部10の異なる変形特性が得られる。
例えば、中心領域10cにおいては、タッチ入力のし易さの観点で、第1接着部31の第1ヤング率が定められる。周辺領域10pにおいては、衝撃への耐性の観点で、第2接着部32の第2ヤング率が定められる。
本実施形態においても、表示部10の剛性を向上し、タッチ入力の違和感が抑制できる。さらに、衝撃に対する耐性が向上する。これにより、使いやすい電子機器が提供できる。
第1ヤング率及び前記第2ヤング率のそれぞれは、0.1ギガパスカル以上1ギガパスカル以下である。
例えば、第1ヤング率は、第2ヤング率よりも低い。第1ヤング率は、第2ヤング率の0.8倍以上1.0倍下である。第1ヤング率は、例えば、0.1ギガパスカル以上0.4ギガパスカル以下であり、第2ヤング率は、0.125ギガパスカル以上0.5ギガパスカル以下である。
接着部のヤング率は、例えば、接着部に用いられる接着剤の分子量、含有するゴム成分の量、及び、含有するフィラーの量などによって変更できる。
本実施形態においても、複数の第1接着領域31rは、X−Y平面内において等間隔で配置されていることが好ましい。
第1〜第3の実施形態を組み合わせて実施しても良い。すなわち、第2接着部32は、第1接着部31の第1面積比とは異なる第2面積比、及び、第1接着部31の第1ヤング率とは異なる第2ヤング率の少なくともいずれかを有しても良い。第1面積比は、X−Y平面(表示面10aに対して平行な平面)内における第1接着部31の面積の、単位面積に対する比である。第2面積比は、X−Y平面内における第2接着部32の面積の、単位面積に対する比である。
第1〜第3の実施形態において、タッチ入力により、表示部10の中心領域10cは変位可能である。中心領域10cにおける変位は、周辺領域10pにおける変位よりも大きい。例えば、−Z方向(表示部10から第1部品21に向かう方向)の第1の圧力が中心領域10cに加わったときに、中心領域10cの−Z方向に沿う変位を第1変位とする。一方、同じ第1の圧力が周辺領域10pに加わったときの周辺領域10pの−Z方向に沿う変位を第2変位とする。第1変位は、第2変位よりも大きい。
例えば、上記の第1の圧力が、0.1MPaであるとき、中心領域10cの−Z方向の第1変位は、0.4μm以上1.0μm以下である。これにより、違和感の小さいタッチ入力が提供できる。
実施形態は、以下の構成を含む。
(付記1)
表示面と、前記表示面とは反対側の裏面と、を有し、前記表示面は、タッチ入力機能を有する中心領域と、前記中心領域の周りの周辺領域と、を有する、表示部と、
前記裏面に対向し前記中心領域と重なる第1部品と、
前記裏面に対向し前記周辺領域と重なる第2部品と、
前記裏面と前記第1部品との間に設けられ前記裏面と前記第1部品とを接着する第1接着部と、
前記裏面と前記第2部品との間に設けられ前記裏面と前記第2部品とを接着する第2接着部と、
を備え、
前記第2接着部は、
前記第1接着部の第1面積比とは異なる第2面積比、及び、
前記第1接着部の第1ヤング率とは異なる第2ヤング率、
の少なくともいずれかを有し、
前記第1面積比は、前記表示面に対して平行な平面内における前記第1接着部の面積の、単位面積に対する比であり、
前記第2面積比は、前記平面内における前記第2接着部の面積の、前記単位面積に対する比である電子機器。
(付記2)
前記第1面積比は、前記第2面積比よりも低い付記1記載の電子機器。
(付記3)
前記第1接着部及び前記第2接着部は、弾性接着剤を含む付記1または2に記載の電子機器。
(付記4)
前記第1接着部は、前記平面内に設けられた前記複数の第1接着領域を有し、
前記第2接着部は、前記平面内に設けられた前記複数の第2接着領域を有し、
前記複数の第1接着領域のそれぞれの面積は、前記複数の第2接着領域のそれぞれの面積よりも小さい付記1〜3のいずれか1つに記載の電子機器。
(付記5)
前記複数の第1接着領域の前記平面内における密度は、前記複数の第2接着領域の前記平面内における密度の0.8倍以上1.2倍以下である付記4記載の電子機器。
(付記6)
前記複数の第1接着領域の前記平面内における前記密度は、10個/mm2以上100個/mm以下である付記5記載の電子機器。
(付記7)
前記第1接着部は、前記平面内に設けられた前記複数の第1接着領域を有し、
前記第2接着部は、前記平面内に設けられた前記複数の第2接着領域を有し、
前記複数の第1接着領域の前記平面内における密度は、前記複数の第2接着領域の前記平面内における密度よりも低い付記1〜3のいずれか1つに記載の電子機器。
(付記8)
前記複数の第1接着領域のそれぞれの面積は、前記複数の第2接着領域のそれぞれの面積の0.8倍以上1.2倍以下である付記7記載の電子機器。
(付記9)
前記複数の第1接着領域のそれぞれの前記面積は、100mm以上2000mm以下である付記8記載の電子機器。
(付記10)
前記複数の第1接着領域は、前記平面内において等間隔で配置されている付記4〜9のいずれか1つに記載の電子機器。
(付記11)
前記第1面積比は、0.045以上0.065以下である付記1〜10のいずれか1つに記載の電子機器。
(付記12)
前記第2面積比は、0.065以上0.081以下である付記1〜11のいずれか1つに記載の電子機器。
(付記13)
前記第1ヤング率及び前記第2ヤング率のそれぞれは、0.1ギガパスカル以上1ギガパスカル以下である付記1〜12のいずれか1つに記載の電子機器。
(付記14)
前記第1ヤング率は、前記第2ヤング率よりも低い付記1記載の電子機器。
(付記15)
前記第1ヤング率は、前記第2ヤング率の0.8倍以上1倍下である付記1記載の電子機器。
(付記16)
前記第1ヤング率は、0.1ギガパスカル以上0.4ギガパスカル以下であり、
前記第2ヤング率は、0.125ギガパスカル以上0.5ギガパスカル以下である付記1記載の電子機器。
(付記17)
前記表示部は、樹脂の基板と、前記基板上に設けられた複数の画素と、を含む付記1〜16のいずれか1つに記載の電子機器。
(付記18)
前記基板のヤング率は、3ギガパスカル以上5ギガパスカル以下である付記17記載の電子機器。
(付記19)
前記表示部から前記第1部品に向かう方向の第1の圧力が前記中心領域に加わったときの前記中心領域の前記方向に沿う第1変位は、
前記第1の圧力が前記周辺領域に加わったときの前記周辺領域の前記方向に沿う第2変位よりも大きい付記1〜18記載の電子機器。
(付記20)
前記第1の圧力が、0.1メガパスカルであるとき、前記第1変位は、0.4マイクロメートル以上1マイクロメートル以下である付記19記載の電子機器。
実施形態によれば、使いやすい電子機器が提供できる。
なお、本願明細書において、「垂直」及び「平行」は、厳密な垂直及び厳密な平行だけではなく、例えば製造工程におけるばらつきなどを含むものであり、実質的に垂直及び実質的に平行であれば良い。
以上、具体例を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。例えば、電子機器に含まれる基板、表示部、部品及び接着部などの各要素の具体的な構成に関しては、当業者が公知の範囲から適宜選択することにより本発明を同様に実施し、同様の効果を得ることができる限り、本発明の範囲に包含される。
また、各具体例のいずれか2つ以上の要素を技術的に可能な範囲で組み合わせたものも、本発明の要旨を包含する限り本発明の範囲に含まれる。
その他、本発明の実施の形態として上述した電子機器を基にして、当業者が適宜設計変更して実施し得る全ての電子機器も、本発明の要旨を包含する限り、本発明の範囲に属する。
その他、本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の範囲に属するものと了解される。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…表示部、 10a…表示面、 10b…裏面、 10c…中心領域、 10p…周辺領域、 10r…外縁、 15…基板、 16…中間シート、 17…表面層、 18…画素、 21…第1部品、 22…第2部品、 31…第1接着部、 31r…第1接着領域、 32…第2接着部、 32r…第2接着領域、 61…リアフレーム、 62…フロントフレーム、 110〜112…電子機器、 AR…矢印、 Cp…面密度、
Ds…変位、 HP…硬さ指数

Claims (5)

  1. 表示面と、前記表示面とは反対側の裏面と、を有し、前記表示面は、タッチ入力機能を有する中心領域と、前記中心領域の周りの周辺領域と、を有する、表示部と、
    前記裏面に対向し前記中心領域と重なる第1部品と、
    前記裏面に対向し前記周辺領域と重なる第2部品と、
    前記裏面と前記第1部品との間に設けられ前記裏面と前記第1部品とを接着する第1接着部と、
    前記裏面と前記第2部品との間に設けられ前記裏面と前記第2部品とを接着する第2接着部と、
    を備え、
    前記第2接着部は、
    前記第1接着部の第1面積比とは異なる第2面積比、及び、
    前記第1接着部の第1ヤング率とは異なる第2ヤング率、
    の少なくともいずれかを有し、
    前記第1面積比は、前記表示面に対して平行な平面内における前記第1接着部の面積の、単位面積に対する比であり、
    前記第2面積比は、前記平面内における前記第2接着部の面積の、前記単位面積に対する比である電子機器。
  2. 前記第1面積比は、前記第2面積比よりも低い請求項1記載の電子機器。
  3. 前記第1接着部は、前記平面内に設けられた前記複数の第1接着領域を有し、
    前記第2接着部は、前記平面内に設けられた前記複数の第2接着領域を有し、
    前記複数の第1接着領域のそれぞれの面積は、前記複数の第2接着領域のそれぞれの面積よりも小さい請求項1または2に記載の電子機器。
  4. 前記第1接着部は、前記平面内に設けられた前記複数の第1接着領域を有し、
    前記第2接着部は、前記平面内に設けられた前記複数の第2接着領域を有し、
    前記複数の第1接着領域の前記平面内における密度は、前記複数の第2接着領域の前記平面内における密度よりも低い請求項1または2に記載の電子機器。
  5. 前記第1ヤング率は、前記第2ヤング率よりも低い請求項1〜4のいずれか1つに記載の電子機器。
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