JP6183146B2 - 発電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、発電装置に関する。
従来、熱エネルギーから電気エネルギーを得る発電装置が種々知られている。例えば、温度変化によって発電可能な焦電素子を装備し、その焦電素子の温度を変化させるため、焦電素子の加熱源及び焦電素子の冷却源と焦電素子の少なくとも一方を移動させる発電装置が知られている(特許文献1参照)。特許文献1には、焦電素子の温度を変化させるためにシャッタ板を回転させ、ディスク上にアレイ状に配置された焦電素子への熱線の照射状態を変化させる技術も開示されている。さらに、上昇気流の持つエネルギーをプロペラ駆動出力として風車等を回転させ、風力発電を可能とする発電装置が知られている(特許文献2参照)。
特開平11−332266号公報 特開2012−186870号公報
焦電素子を用いて発電を行う場合、焦電素子の温度が変化する必要がある。このため、上述の特許文献1で開示された技術のように、何らかの部材を移動させたり、駆動したりすることがある。これらの移動機構や駆動機構を稼動させるためには動力が必要であり、効率的な発電の面で、改良の余地がある。また、特許文献2のように、上昇気流で風車を回転させ、発電しようとする場合、上昇気流だけでは風車を十分に回転させることが困難であることも想定され、こちらも効率的な発電の面でさらなる改良の余地があった。
そこで、本明細書開示の発電装置は熱エネルギーから効率的に電気エネルギーを得ることを課題とする。なお、上記課題に限らず、後述する発明を実施するための形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本発明の他の課題の1つとして位置付けることができる。
本明細書開示の発電装置は、温度の変化に伴って発生する電力を取り出す焦電体パネルと、前記焦電体パネルに熱を付与する熱源部と、前記熱源部の熱により生じる上昇気流を受けて回転し、前記熱源部が発する熱の前記焦電体パネルへの伝達状態を変化させる板状部を備えた回転部材とを備える。
熱源部が発する熱により生じる上昇気流によって回転部材を回転させ、継続的に焦電体パネルの加温状態と冷却状態とを切り替えることができるので、効率的に焦電体パネルより電力を取り出すことができる。
本明細書開示の発電装置によれば、熱エネルギーから効率的に電気エネルギーを得ることができる。
図1は第1実施形態の発電装置の概略構成を示す説明図である。 図2(A−1)乃至(E−2)は第1実施例の発電装置が備える構成要素の説明図である。 図3は第1実施形態の発電装置の発電原理を示す説明図である。 図4第1実施形態の発電装置における焦電体パネルの温度変化と取り出される電圧を示す説明図である。 図5(A)は第1実施形態の発電装置における焦電体パネルを直列に接続する例を示す説明図であり、図5(B)は焦電体パネルを並列に接続する例を示す説明図である。 図6は第1実施形態における全波整流回路の回路図である。 図7は第2実施形態における回転部材、熱源部及び焦電体パネルの配置を示す説明図である。 図8は第2実施形態における回転部材の概略構成を示す斜視図である。 図9(A)は第3実施形態の発電装置が備える回転部材の概略構成を示す斜視図であり、図9(B)は熱源部の熱が焦電体パネルに放射される様子を模式的に示す説明図であり、図9(C)は赤外線レンズを通過して焦電体パネルに放射された熱を模式的に示す説明図である。 図10は第4実施形態の発電装置が備える回転部材の概略構成を示す斜視図である。 図11は第4実施形態の発電装置において、熱源部の熱が焦電体パネルに放射される様子を模式的に示す説明図である。 図12は第5実施形態における回転部材、熱源部及び焦電体パネルの配置を示す説明図である。 図13は第5実施形態の発電装置における分割された焦電体パネルの寸法及び配置の概略を示す説明図である。 図14は第5実施形態における回転部材の板状部を展開した説明図である。 図15は第6実施形態における回転部材、熱源部及び焦電体パネルの配置を示す説明図である。 図16は第6実施形態における焦電体パネルの配列を示す説明図である。 図17は焦電体パネルを形成する焦電素子の温度と発電効率との関係を示すグラフである。 図18(A)及び図18(B)は第7実施形態における回転部材、熱源部及び焦電体パネルの配置を示す説明図である。 図19は5相交流電力を取り出す場合の焦電体パネルと遮蔽部との関係の一例を示す説明図である。 図20は第8実施形態における回転部材の展開図である。 図21は取り出された3相交流電力の波形を示す説明図である。 図22は3相直流変換を行う回路図である。 図23は直流化された電力の波形を示すグラフである。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。ただし、図面中、各部の寸法、比率等は、実際のものと完全に一致するようには図示されていない場合がある。また、図面によっては、説明の都合上、実際には存在する構成要素が省略されていたり、寸法が実際よりも誇張されて描かれていたり、模式的に描かれていたりする場合がある。
(第1実施形態)
図1は第1実施形態の発電装置1の概略構成を示す説明図である。図1における発電装置1は、外筒部材2の右側が破断され、外筒部材2の内部の様子が描かれている。図2(A−1)は、ヒートシンク6の平面図であり、図2(A−2)はヒートシンク6の正面図である。図2(B−1)は焦電体パネル4の平面図であり、図2(B−2)は焦電体パネル4の正面図である。図2(C−1)は回転部材7の平面図であり、図2(C−2)は回転部材7の側面図である。図2(D−1)は回転部材7の支持部材8の平面図であり、図2(D−2)は支持部材8の正面図である。図2(E−1)は熱源部3の平面図であり、図3(E−2)は熱源部3の正面図である。なお、以下の説明において、上下方向は、図1に示す方向とする。
図1を参照すると、発電装置1は、地面9に立設される外筒部材2を備える。外筒部材2は、下方側面に気流取り込み口2aを備え、上部に排出口2bが設けられている。発電装置1は、外筒部材2内に、熱源部3、焦電体パネル4、支持部材8に支持された回転部材7を備える。
熱源部3は、板状であり、高温の熱源に接触させて、熱量受けとして機能する。熱源部3は、焦電体パネル4に熱を付与すると共に、外筒部材2内に煙突効果による上昇気流を発生させることができる。熱源部3に接触させる高温の熱源は、排熱配管等、どのようなものであってもよい。本実施形態の熱源部3は、地面9に接するように配置されており、地熱を吸収することができる。すなわち、本実施形態は、地熱を熱源としている。本実施形態における熱源部3は、アルミナ製である。熱源部3を高温の熱源に接触させる場合は、熱伝導性グリースを介することができる。なお、高温の熱源自体を熱源部とすることもできる。
焦電体パネル4は、扇形状の8枚のパネル4a〜4hを組み合わせて円形をなしている。焦電体パネル4からは、その温度の変化に伴って発生する電力が取り出される。各パネル4a〜4hは、温度変化によって誘電体の分極が変化する従来公知の焦電素子を用いることができるが、本実施形態では、チタン酸鉛カルシウム((Pb1−xCa)TiO)が採用されている。ここで、Xは、各成分の割合を示すもので、適宜選択することができる。扇形状の各パネル4a〜4hには、その両面にそれぞれ電極5が設けられている。電極5には、リード線5aが電気的に接続されている。焦電体パネル4は、下側に位置する熱源部3と対向配置されている。
焦電体パネル4の上部には、冷却部に相当するヒートシンク6が搭載されている。ヒートシンク6は、焦電体パネル4の上面側、すなわち、焦電体パネル4の熱源部3と対向する下面の裏面側に搭載されている。これにより、焦電体パネル4の冷却効果が向上する。
回転部材7は、板状部7aを備える。板状部7aは、羽根形状を有しており、本実施形態における回転部材7は、いわゆるプロペラ態様をなしている。回転部材7は、4枚の板状部7aを備えている。すなわち、板状部7aの枚数と、焦電体パネル4の各パネル4a〜4hとの枚数の比は、1:2となっている。各板状部7aの形状は、焦電体パネル4を形成する各パネル4a〜4hの形状に対応した扇形状となっている。このため、隣り合った板状部7a間の隙間の形状も各パネル4a〜4hに対応した形状となっている。回転部材7は、取付穴7bに回転軸部8cを挿通することによって支持部材8を介して外筒部材2内に回転自在に配置されている。支持部材8は、円形の外枠部8aとスポーク部8bを備え、外枠部8aが外筒部材2の内周面に固定されている。回転部材7は、支持部材8が備える回転軸部8cに回転自在に装着されている。なお、回転部材7は、外筒部材2内に回転自在に装着されていれば、その装着方法は問わない。回転部材7は、羽根形状の板状部7aが上昇気流を受けることによって回転する。回転部材7は、これ自体が発電するものではなく、熱源部3が発する熱の焦電体パネル4への伝達状態を変化させ、焦電体パネル4の加温状態と冷却状態とを切り替えるものである。
ここで、熱源部3、焦電体パネル4及び板状部7aの上下方向の位置関係について整理する。まず、熱源部3は、板状部7aよりも下方に配置されている。焦電体パネル4は、板状部7aよりも上方に配置されている。すなわち、下方より上方に向かって熱源部3、板状部7a、焦電体パネル4の順に配置されている。このような位置関係とすることにより、気流取り込み口2aから外筒部材2内に取り込まれた気流は、熱源部8の熱により上昇気流となり、上方に設けられた排出口に向かう。このとき、板状部7aは、上昇気流を受けて回転部材7を回転させる。上述のように上下方向の位置関係で回転する各板状部7aは、熱源部3が発する熱の焦電体パネル4への伝達状態を変化させ、焦電体パネル4の加温状態と冷却状態とを切り替える。すなわち、各板状部7aは、焦電体パネル4を形成する各パネル4a〜4hに対し、熱源部3が発する熱の遮蔽状態と非遮蔽状態を周期的に創出する。
ここで、図3を参照しつつ、発電装置1における発電原理について説明する。図3は、パネル4aが非遮蔽の状態であり、パネル4aに隣接するパネル4bが板状部7aにより遮蔽された状態を示している。図3中、板状部7aに描かれた矢示は、板状部7aの回転方向を示している。非遮蔽の状態であるパネル4aは、熱源部3から熱放射されるため、加温され、温度が上昇する。一方、板状部7aにより遮蔽された状態であるパネル4bは、熱源部3からの熱の供給が遮断され、ヒートシンク6により、放熱されるため、冷却され、温度が低下する。板状部7aは、回転しているため、パネル4a、4bは、加温状態と冷却状態とが順次入れ替わる。このため、図4に示すように、パネル4aとパネル4bの温度は、周期的に変化する。このように、温度が変化することにより、各パネル4a、4bにおいて電力が得られる。なお、このとき得られる電圧は、加温状態のときと冷却状態とのときとで逆となる。すなわち、隣り合うパネル4aとパネル4bとでは、温度変化の位相が180°異なっており、出力電圧の位相も180°異なったものとなる。そこで、図4に示すようにパネル4aとパネル4bとを電気的に逆向きの接続として直列接続とすると、二倍の電圧を得ることができる。以上、代表してパネル4a、4bにおける発電現象を説明したが、このような発電現象は各パネル4a〜4hで生じている。なお、図4におけるパネル4a、4bに示された黒丸(●)は、温度が上昇したときに正の電圧を出力する側を示している。
以上説明したように、回転部材7により、熱源部3が発する熱の焦電体パネル4への伝達状態を変化させることにより、焦電体パネル4から電力を得ることができる。このとき、回転部材7は、上昇気流によって回転するため、格別の動力は不要である。このため、熱エネルギーから効率的に電気エネルギーを得ることができる。また、熱源部3やヒートシンク6は固定状態であり、電力を得るために、これらを移動させることは不要であり、無駄なエネルギーの消費がないため、この点でも、効率的な発電が可能となる。本実施形態では、煙突効果による気流を利用しているので上方に設置されたヒートシンク6による効果的な冷却が期待され、自然冷却と比較して効率的な発電を行うことができる。ヒートシンク6を装備することによる効果的な冷却は、焦電体パネル4が自発分極を失うキュリー温度に到達することを回避する上で有効である。また、焦電体パネル4自体は回転しないため、電力を得るための配線が容易である。
なお、各パネル4a〜4hの接続は、目的に応じて適宜選択することができる。例えば、高い電圧を得たい場合は、図5(A)に示すように、同一の位相となるパネル4a、4c、4eを直列接続とすることができる。また、電流を大きくしたいときは、図5(B)に示すように、同一の位相となるパネル4a、4c、4eを並列接続とすることで出力抵抗を低減することができる。また、図6に示すように、例えば、全波整流回路や他の方式を用いることにより、交流出力を整流して直流出力電圧として利用することもできる。
また、本実施形態では、焦電体パネル4は、複数のパネルに分割した形態としているが、焦電体パネル4の分割数は、適宜決定することができる。
(第2実施形態)
つぎに、図7、図8を参照して、第2実施形態について説明する。第1実施形態と第2実施形態とが異なる点は、主として、熱源部と焦電体パネルとの位置関係、及び、これに伴う回転部材の形状である。第1実施形態では、熱源部3の上方に焦電体パネル4が配置され、熱源部3と焦電体パネル4との間に板状部7aが回転自在に配置されていた。ここで、板状部7aは、上昇気流を受ける羽根部と、焦電体パネル4を遮蔽する遮蔽部とを兼ねていた。これに対し、第2実施形態では、熱源部13をアルミナ製の柱状ロッドとして、発電装置の中心部に据え、その側方に焦電体パネル14を配置している。そして、回転部材17が備える板状部は、熱源部の上方に配置された羽根部17aと焦電体パネル14と対向可能に設けられた側板部17bとを有する。
図7を参照すると、焦電体パネル14は、熱源部13の側方に位置し、熱源部13を囲うように筒状に配置されている。焦電体パネル14は、短冊状に8枚に分割されている。焦電体パネル14の内周面及び外周面にはそれぞれ電極15が設けられている。電極15には、リード線15aが電気的に接続されている。焦電体パネル14の外側には、ヒートシンク16が設置されている。なお、第2実施形態では、焦電体パネル14及びヒートシンク16が筒状に配置され、これらにより煙突効果が発揮されるため、外筒部材を備えていないが、別途外筒部材を装備してもよい。
回転部材17が備える4枚の板状部17bは、熱源部13の上方に配置された羽根部17aから焦電体パネル14と対向可能に設けられている。すなわち、板状部17bは、熱源部13と焦電体パネル14との間に配置されている。図8を参照すると、板状部17bは、分割された焦電体パネル14の各パネルに対応した短冊形状を有している。このため、隣り合った板状部17b間の隙間の形状も焦電体パネル14を分割した各パネルに対応した形状となっている。このように、第2実施形態の回転部材17は、上昇気流を受けて回転力を得る羽根部17aと、焦電体パネル14を遮蔽し、熱源部13が発する熱の焦電体パネル14への伝達状態を変化させる板状部17bとを別個に備えている。板状部17bの枚数と、分割された焦電体パネル14の枚数の比は、4:8、すなわち、1:2となっている。
焦電体パネル14を上記のような配置とすると、焦電体パネル14の面積を大きく設定することができる。焦電体パネル14の面積を大きく設定することができれば、発電量の向上が期待できる。すなわち、第2実施形態は、第1実施形態と同様の効果を得られると共に、さらなる、発電効率の向上が期待される。
(第3実施形態)
つぎに、第3実施形態につき、図9(A)〜(C)を参照しつつ説明する。図9(A)は第3実施形態の発電装置が備える回転部材27の概略構成を示す斜視図であり、図9(B)は熱源部の熱が焦電体パネル4に放射される様子を模式的に示す説明図である。図9(C)は赤外線レンズを通過して焦電体パネル4に放射された熱を模式的に示す説明図である。
第3実施形態が第1実施形態と異なる点は、第3実施形態が第1実施形態の回転部材7に代えて、回転部材27を備える点である。回転部材27は、羽根形状の板状部27aに加温状態となる焦電体パネル4に対し集熱する赤外線レンズを備える。なお、以下の説明において、第1実施形態と共通する構成要素には、同一の参照番号を用いる。
図9(B)を参照すると焦電体パネル4を分割した各パネル4a〜4hは、加温状態と冷却状態が交互に配置された状態となっている。具体的に、パネル4a、4c、4e及び4gが冷却状態となっており、パネル4b、4d、4f、4hが加温状態となっている。要するに、各板状部27aは、パネル4a、4c、4e及び4gに対向した状態となっている。ここで、板状部27aは、プラスチック製のフレネルレンズを形成しており、受けた赤外線をパネル4b、4d、4f、4hへ向かって屈折させている。これにより、パネル4b、4d、4f、4hは、板状部27a間の隙間を通過した赤外線だけでなく、図9(C)に示すように板状部27aが受けた赤外線も受けることになる。すなわち、本来、板状部27aによって遮蔽される赤外線も有効に活用することができる。このように、加温状態となる焦電体パネルに対し集熱することにより、効果的に温度変化を促し、発電効率を向上させることができる。
(第4実施形態)
つぎに、第4実施形態につき、図10及び図11を参照しつつ説明する。図10は第4実施形態の発電装置が備える回転部材37の概略構成を示す斜視図である。図11は第4実施形態の発電装置において、熱源部の熱が焦電体パネル14に放射される様子を模式的に示す説明図である。
第4実施形態が第2実施形態と異なる点は、第4実施形態が、第2実施形態の回転部材17に代えて、回転部材37を備える点である。回転部材37は、羽根部37aと側板部37bとを有する。側板部37bは、加温状態となる焦電体パネル14に対し集熱する赤外線レンズを備える。
側板部37bは、4枚準備され、4枚の側板部37bが隙間なく筒状に並べて配置されている。すなわち、側板部37bの1枚の大きさは、8枚に分割された焦電体パネル14のうち、2枚分を覆う大きさとなっている。側板部37bは、第2実施形態とは異なり、隙間を空けることなく設けられている。これは、第4実施形態の側板部37bは、第1実施形態の板状部7aや、第3実施形態の板状部27aと異なり、上昇気流を受けて回転部材37を回転させる必要がないからである。すなわち、回転部材37を回転させる機能は、羽根部37aが担うため、赤外線レンズを備える側板部37bは、熱源部の熱(赤外線)を効率よく集めるため、より面積を大きくすべく、周方向に隙間を空けることなく設けられている。熱源部の熱(赤外線)は、側板部37bを通過して加温状態となる焦電体パネルに対し集熱される。これにより、効果的に温度変化を促し、発電効率を向上させることができる。
(第5実施形態)
つぎに、第5実施形態につき、図12乃至図14を参照しつつ説明する。図12は第5実施形態における回転部材57、熱源部53及び焦電体パネル54の配置を示す説明図である。図13は第5実施形態の発電装置における分割された焦電体パネルの寸法及び配置の概略を示す説明図である。図14は第5実施形態における回転部材の板状部を展開した説明図である。
第5実施形態は、第2実施形態と同様に熱源部の上方に配置された羽根部57aと焦電体パネル54と対向可能に設けられた側板部57bとを有する。ただし、第2実施形態が備える柱状の熱源部13に代えて、第1実施形態と同様の板状の熱源部53を備える点で、第2実施形態と異なる。焦電体パネル54を筒状に配置した場合、焦電体パネルの面積を大きくすることができる。ところが、焦電体パネルの面積が大きくなると、焦電体パネル54の位置によって熱源部53からの距離が異なってくる。熱源部53から赤外線として放出されたエネルギーの密度は距離の二乗で減衰する。この結果、熱源部53からの距離に応じて焦電体パネルの定常温度が変化したり、場合によっては、温度変化が大きくなりすぎて、焦電体パネルの材質の使用上限温度を越えたりすることが想定される。焦電体パネルの材質の使用上限温度を越えると、発電能力が低下する。
そこで、焦電体パネル54の各領域において、温度変化量が同一となるように、熱源部53からの距離に応じて焦電体パネルを分割したパネルの幅を変化させる。第5実施形態では、まず、焦電体パネル54を、回転部材57の回転方向に沿って分割する。このとき、分割された焦電体パネル54の回転部材57の回転方向に沿った幅を、熱源部53からの距離に応じて異ならせる。ここで、熱源部53は、底部に配置されているため、焦電体パネル54の上部に行くに従って、熱源部53との距離が長くなる。これを考慮し、焦電体パネル54を回転部材57の回転方向と直交する方向、具体的に、上下方向に分割する。分割数は、任意に決定することができるが、第5実施形態では、焦電体パネル54を上下方向に沿ってパネル54a〜54eまでの5つに分割している。そして、各パネル54a〜54eの幅、すなわち、角度φを上側のパネルほど広くする。
上記の措置は、焦電体パネル54を分割した各パネルにおいて、赤外線等の熱の放射を受けている間の温度変化ΔTが一定になるようにするために行われる。温度変化ΔTを一定にするために、以下の式に従って焦電体パネル1枚の占める角度φを決定する。
まず、
ΔT∝(Q/C)・t
C:焦電体パネル1枚当たりの熱容量、Q:放射される熱量、t照射時間
の関係がある。
ここで、
Q∝(1/r)・S, C∝S, t=φ/2πf
r:熱源部からの距離, S:焦電体パネル1枚の面積
φ:焦電体パネルの占める回転方向の角度, f:回転部材の回転数
である。
回転部材の回転数fが一定であると仮定すると、ΔTが一定となるためには、
cosθ/φ=const.
の関係が満たされていればよい。
分割された焦電体パネル54の各パネル54a〜54eの幅は、以上のように決定することができる。第5実施形態では、これと共に、回転部材57が備える側板部57bの形状も変更している。具体的に、側板部57bは、図14に示すように、回転部材57の回転方向に沿って開口部57b1と遮蔽部57b2とを交互に備え、開口部57b1の開口率が、熱源部53からの距離に応じて異ならせている。側板部57bは、焦電体パネル54の分割に対応させて上下方向に5分割されている。そして、開口部57b1と遮蔽部57b2の幅も焦電体パネル54の分割に対応させている。従って、上側に行くほど、すなわち、熱源部53から遠ざかるほど、開口部57b1と遮蔽部57b2の幅は大きくなっている。この結果、一つの開口部57b1に着目した場合、その開口率は熱源部53から遠ざかるほど大きくなっている。開口率が大きくなるということは、一回の放射時間が長くなることを意味する。このように、熱源部53から遠ざかるほど放射時間が長くなることにより、上下方向で均質に熱を付与し、ΔTを一定にすることができる。
(第6実施形態)
つぎに、第6実施形態につき、図15乃至図17を参照しつつ説明する。図15は第6実施形態における回転部材、熱源部及び焦電体パネルの配置を示す説明図である。図16は第6実施形態における焦電体パネル64の配列を示す説明図である。図17は焦電体パネル64を形成する焦電素子の温度と発電効率との関係を示すグラフである。回転部材67は、第2実施形態と同様に、羽根部67aと、遮蔽部としての側板部67bを備えている。
第5実施形態では、熱源部53から焦電体パネル54までの距離の相違に起因する温度変化の違いを解消するために、焦電体パネル54を上下方向に沿って分割し、分割された焦電体パネル54の回転方向に沿った幅を調整した。これに対し、第6実施形態では、焦電素子の組成物を異ならせることによって発電特性のピークを変更することによって対応する。
まず、第5実施形態と同様に、上下方向に沿って複数のパネルに分割する。分割数は、任意に決定することができるが、第6実施形態では、焦電体パネル64を上下方向に沿ってパネル64a〜64eまでの5つに分割している。そして、各パネル64a〜64eの焦電素子の組成物を、熱源部53から離れるほど、発電特性のピークが低温側となるように選定する。熱源部53から離れるほど、温度が上がりにくいため、熱源部53から離れるほど、発電特性のピークが低温側となるようにして、低温であっても発電効率を向上させる趣旨である。
図17を参照すると、チタン酸鉛カルシウム((Pb1−xCa)TiO)において、例えば、X=20である組成物を選択した場合、そのキュリー温度が高く、発電特性のピークが高温側となっている。一方、例えば、X=28である組成物を選択した場合、そのキュリー温度が低く、発電特性のピークが低温側となっている。このように、焦電素子は、その組成物によって発電特性のピークが異なる。そこで、例えば、X=20であるような組成物により熱源部53に近い焦電体パネル64aを形成し、熱源部53からに離れるに従って、発電特性のピークが低温側となる組成物を選択する。これにより、焦電体パネル64全体を通して発電特性を一定に近づけることができる。
(第7実施形態)
つぎに、第7実施形態について、図18及び図19を参照しつつ説明する。図18(A)及び図18(B)は第7実施形態における回転部材、熱源部及び焦電体パネルの配置を示す説明図である。図19はn相交流電力を取り出す場合の焦電体パネルと遮蔽部との関係の一例を示す説明図である。
図18(A)及び図18(B)に示す例は、いずれも、3相交流電力を得る例である。まず、図18(A)に示す例では、中心部に柱状の熱源部13を配置し、その周囲に焦電体パネル74を筒状に配置している。そして、熱源部13と焦電体パネル74との間に側板部77bを配置している。焦電体パネル74は、12枚に分割されており、一方、側板部77bは、4枚準備されている。従って、側板部77bの枚数と、焦電体パネル74の分割された枚数との比は、1:3となっている。このような比とすることにより、焦電体パネル74において、隣り合う3枚のパネルに着目すると、遮蔽と、熱の放射を受けるタイミングが(2/3)πだけずれた3相交流の電力を出力することができる。
また、図18(B)に示すように、円板状の焦電体パネル84と、羽根形状の板状部87aを用い、焦電体パネル84を12枚に分割し、板状部87aを4枚として、その枚数比を1:3とすることで3相交流の電力を得ることができる。
このように、焦電体パネルと板状部との枚数比によって、n相の交流電力を得ることができる。これを、一般化して示すと、以下の如くである。筒状又は円板状に配置される焦電体パネルの数pをnの整数倍とする。そして、回転部材は、等間隔に配置され、熱源部が焦電体パネルに向かって放射する熱を遮蔽するf枚の羽根部又は遮蔽部を備える。隣接する羽根部又は遮蔽部間の距離を、羽根部又は遮蔽部の一枚毎の幅と同一であるとした場合に、f/pをn−1/n以下となる約分できない分数に設定する。
ここで、図19を参照して、5相交流電力を取り出す場合の例について説明する。まず、焦電体パネル90を5の整数倍である5枚に分割している。そして、羽根部又は遮蔽部の枚数fを1〜4の中から選定する。fを1〜4の中から選択すれば、f/pをn−1/n以下となる約分できない分数に設定することができ、いずれも5相交流電力を得ることができる。ここで、fの違いは、交流周波数に影響を及ぼす。すなわち、fが多いほど、同じ遮蔽状態に至るまでに羽根部又は遮蔽部が移動しなければならない距離が短くなる。このため、回転部材が同じ回転速度で回転する場合には、fが多いほど、高い交流周波数の多層交流電力が得られることになる。なお、図19に示す例で、f=5とすると、焦電体パネルを分割したパネルの枚数と、羽根部又は遮蔽部(板状部)の枚数との比が、5:5=1:1となることから、単相交流となる。
(第8実施形態)
つぎに、第8実施形態につき、図20乃至23を参照しつつ説明する。図20は第8実施形態における回転部材の展開図である。図21は取り出された3相交流電力の波形を示す説明図である。図22は3相直流変換を行う回路図である。図23は直流化された電力の波形を示すグラフである。
第8実施形態は、多相交流電力を得るための他の形態を示している。ここでは、3相交流の電力を得るための形態につき、説明する。図20を参照すると、焦電体パネル104は、回転部材の回転方向に沿って、12枚に短冊状のパネルに分割されている。一方、側板部107bは、上下方向に3分割し、各層枚に回転部材の回転方向に沿って位相をずらす。これにより、図21に示すような3相交流の電力を得ることができる。なお、各層において側板部107bとその配置間隔は、短冊状のパネル1枚の幅と一致している。
このように、各層の位相をずらすことにより、所望の交流電力を得ることができる。得られた交流電力を図22に示すような3相直流変換回路を経由することで、図23に示すように、直流化した電力を得ることができる。このような直流化は、第7実施形態に適用することもできる。
以上本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
1 発電装置
2 外筒部材
2a 気流取り込み口
2b 排出口
3、13、53 熱源部
4(4a〜4h)、14、54、64、74、84、90、104 焦電パネル
6、16 ヒートシンク
7、17、27、37、57、67 回転部材
7a、27a、87a 板状部
17a、37a 羽根部
17b、37b、57b、67b、77b、107b 側板部
8 支持部材

Claims (10)

  1. 温度の変化に伴って発生する電力を取り出す焦電体パネルと、
    前記焦電体パネルに熱を付与する熱源部と、
    前記熱源部の熱により生じる上昇気流を受けて回転し、前記熱源部が発する熱の前記焦電体パネルへの伝達状態を変化させる板状部を備えた回転部材と、
    を備えた発電装置。
  2. 前記焦電体パネルを冷却する冷却部を備える請求項1に記載の発電装置。
  3. 前記板状部は、前記上昇気流を受ける羽根形状を有し、
    前記熱源部は、前記板状部よりも下方に配置され、
    前記焦電体パネルは、前記板状部よりも上方に配置された請求項1又は2に記載された発電装置。
  4. 前記焦電体パネルは、前記熱源部の側方に位置し、
    前記板状部は、前記熱源部の上方に配置された羽根部と前記焦電体パネルと対向可能に設けられた側板部とを有する請求項1又は2に記載の発電装置。
  5. 前記板状部は、加温状態となる前記焦電体パネルに対し集熱する赤外線レンズを備える請求項1乃至4のいずれか一項に記載の発電装置。
  6. 前記板状部は、前記回転部材の回転方向に沿って開口部と遮蔽部とを交互に備え、
    前記開口部の開口率が、前記熱源部からの距離に応じて異なる請求項1乃至5のいずれか一項に記載の発電装置。
  7. 前記焦電体パネルは、前記回転部材の回転方向に沿って分割され、分割された前記焦電体パネルの前記回転方向に沿った幅が、前記熱源部からの距離に応じて異なる請求項1乃至6のいずれか一項に記載の発電装置。
  8. 前記焦電体パネルは、前記熱源部からの距離に応じて、焦電素子の組成物が異なり、前記熱源部から離れるほど、発電特性のピークが低温側となる請求項1乃至7のいずれか一項に記載の発電装置。
  9. 加温状態となる前記焦電体パネルと、冷却状態となる前記焦電体パネルとを、前記回転部材の回転方向に沿って交互に配置し、同一の状態となる前記焦電体パネル同士を直列又は並列に接続する請求項1乃至8のいずれか一項に記載の発電装置。
  10. 筒状又は円板状に配置される前記焦電体パネルの数pをnの整数倍とし、
    前記回転部材は、等間隔に配置され、前記熱源部が前記焦電体パネルに向かって放射する熱を遮蔽するf枚の羽根部又は遮蔽部を備え、隣接する前記羽根部又は遮蔽部間の距離が、当該羽根部又は遮蔽部の一枚毎の幅と同一である場合に、
    f/pをn−1/n以下となる約分できない分数に設定した請求項1又は2に記載の発電装置。
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