JP6182991B2 - 通信制御装置、及び通信制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、通信制御装置、移動局、及び通信制御方法に関する。
近年、無線通信技術の発達に伴い、従来のW−CDMA(Wideband-Code Division Multiple Access)等の無線通信方式に加えて、LTE(Long Term Evolution)やLTE Advancedといった新しい方式を用いた無線通信技術が普及しつつある。無線通信の分野では、移動局と基地局との間の限られた無線リソースを効率的に活用するための様々な技術が開発されている。かかる技術の1つとして、例えば、あらかじめ無線通信品質を所定のエリア毎に取得して、基地局の上位に設置した制御装置に保持しておき、取得した通信品質データに基づいて品質の良好なエリア内でのみ移動局が通信を行う様に、制御装置において基地局と移動局間の無線通信を制御する技術がある。これにより、無線通信のオペレータ側では、無線リソースを有効活用することができると共に、ユーザにとっても、移動局の消費電力が抑制されるという効果が得られる。
特開2010−213338号公報 特開2002−262262号公報
上述した制御装置は、基地局のサービスエリアを区切ってグリッド状のエリアを複数設定し、これらのグリッド毎に、SIR(Signal to Interference Ratio)等の無線通信品質を示す情報を事前に収集する。そして、移動局がデータのダウンロード等を要求した際には、制御装置は、移動局の測定した無線通信品質と、該移動局の位置するグリッドの無線通信品質とを比較し、該比較結果に基づき、上記移動局へのダウンロードを実行するか否かを判定する。例えば、移動局のSIRが閾値以上の場合には、制御装置は、ダウンロードを実行するのに十分な無線通信品質が移動局に有るものと判断し、ダウンロードの実行を決定する。しかしながら、かかる判定処理には、ダウンロード制御のための無線シグナリングが伴うため、上記制御装置は、移動局からダウンロードを要求される度に、移動局において発生したシグナリングを処理することとなる。このことが、無線リソースの効率的な利用を阻害する要因となっていた。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、無線リソースの利用効率を向上することのできる通信制御装置、移動局、及び通信制御方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本願の開示する通信制御装置は、一つの態様において、取得部と決定部と制御部とを有する。前記取得部は、複数の移動局の無線通信品質を取得する。前記決定部は、前記取得部により取得された前記無線通信品質を用いて、データのダウンロード先の移動局を決定するための基準となる値を、各移動局毎に算出すると共に、第1の時点における各移動局の前記値を比較し、該比較の結果に基づき、前記値の高い移動局から順に、ダウンロード先の移動局を決定する。前記制御部は、前記決定部によりダウンロード先に決定された移動局に対し、前記データをダウンロードする。
本願の開示する通信制御装置の一つの態様によれば、無線リソースの利用効率を向上することができる。
図1は、通信制御装置の機能的構成を示すブロック図である。 図2は、移動局の機能的構成を示すブロック図である。 図3は、通信制御装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 図4は、移動局のハードウェア構成を示すブロック図である。 図5は、通信制御装置の動作を説明するためのフローチャートである。 図6は、コンテンツサーバと基地局との間におけるダウンロード制御の概要を説明するための図である。 図7は、従来におけるダウンロード制御を説明するための図である。 図8は、本実施例におけるダウンロード制御を説明するための図である。
以下に、本願の開示する通信制御装置、移動局、及び通信制御方法の実施例を、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の実施例により本願の開示する通信制御装置、移動局、及び通信制御方法が限定されるものではない。
以下、本願の開示する一実施例に係る通信制御装置の構成を説明する。図1は、通信制御装置10の機能的構成を示すブロック図である。図1に示す様に、通信制御装置10は、閾値DB(DataBase)11と、通信品質判定部12と、ランク値算出部13と、タイミング監視部14と、ダウンロード制御部15とを有する。これら各構成部分は、一方向又は双方向に、信号やデータの入出力が可能な様に接続されている。
閾値DB11は、ダウンロードONのランク値である“1”を移動局に設定するか否かを決定するための閾値を、移動局の位置情報毎に記憶する。通信品質判定部12は、閾値DB11を参照し、移動局20から通知される位置情報に対応する閾値を取得した後、移動局20のダウンリンクの無線通信品質(例えば、SIR)が該閾値以上であるか否かを判定する。
ランク値算出部13は、上記無線通信品質が上記閾値以上である場合には、移動局20に対し、ダウンロードONのランク値の初期値f(0)である“1”を設定した後、所定の算定式に基づき、ランク値f(t)を算出し、該ランク値への更新を行う。一方、移動局20の無線通信品質が上記閾値未満である場合には、ランク値算出部13は、ダウンロードOFFのランク値として“0”を設定する。ランク値算出部13は、ダウンロード用のリソースの割当て先となる移動局を決定する時、該時点(以下、「判定タイミング」と記す。)におけるランク値を移動局毎に比較する。ランク値算出部13は、該比較の結果、上位のランク値を有する移動局から所定数分の移動局を、ダウンロード対象として選定する。
タイミング監視部14は、各移動局から通知された上記無線通信品質を基にランク値の初期値(1または0)が設定された時点(以下、「設定タイミング」と記す。)からの経過時間tを、移動局毎に測定する。ダウンロード制御部15は、ランク値算出部13によるダウンロード対象移動局の決定結果に基づき、ダウンロード対象として選定された各移動局に対するデータのダウンロードを実行する。
上述したランク値の算出は、移動局20が行ってもよい。図2は、移動局20の機能的構成を示すブロック図である。図2に示す様に、移動局20は、受信部21と、通信品質判定部22と、タイミング監視部23と、ランク値算出部24と、送信部25とを有する。これら各構成部分は、一方向又は双方向に、信号やデータの入出力が可能な様に接続されている。
受信部21は、移動局20におけるSIR等の無線通信品質を測定する。通信品質判定部22は、通信制御装置10から通知された上記閾値を基に、設定タイミングにおいて、該閾値と上記無線通信品質とを比較する。タイミング監視部23は、該比較を行った時点(上記設定タイミングに相当)からの経過時間tを測定する。
ランク値算出部24は、上記比較の結果、測定された無線通信品質が閾値以上である場合には、ランク値の初期値f(0)として、ダウンロードONに対応する“1”を設定し、閾値未満である場合には、ダウンロードOFFに対応する“0”を設定する。ランク値算出部24は、所定の算定式に基づき、通信制御装置10から通知された判定タイミングにおけるランク値を算出する。送信部25は、ランク値算出部24により算出されたランク値を、通信制御装置10宛に送信する。
続いて、通信制御装置10及び移動局20のハードウェア構成を説明する。図3は、通信制御装置10のハードウェア構成を示すブロック図である。図3に示す様に、通信制御装置10においては、CPU(Central Processing Unit)10bと、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)10cと、HDD(Hard Disk Drive)10dと、NW(NetWork)ボード10eとが、スイッチ10aを介して各種信号やデータの入出力が可能な様に接続されている。通信制御装置10の機能的構成とハードウェア構成との対応関係に関し、通信制御装置10の閾値DB11は、例えば、HDD10dにより実現される。また、通信品質判定部12、ランク値算出部13、タイミング監視部14は、例えば、CPU10bにより実現される。更に、ダウンロード制御部15は、例えば、CPU10bとNWボード10eとにより実現される。
移動局20は、例えば、スマートフォン等の携帯型端末によって実現される。図4は、移動局20のハードウェア構成を示すブロック図である。図4に示す様に、移動局20は、ハードウェア的には、CPU20aと、メモリ20bと、RF(Radio Frequency)回路20cと、表示装置20dとを有する。RF回路20cは、アンテナA1、A2を有する。メモリ20bは、例えば、SDRAM等のRAM、ROM、フラッシュメモリである。表示装置20dは、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、EL(Electro Luminescence)である。機能的構成とハードウェア構成との対応関係に関し、図2に示した各機能的構成要素の内、受信部21、送信部25以外の構成要素は、例えばCPU20a等の集積回路により実現される。また、受信部21と送信部25とは、RF回路20cにより実現される。
次に、本実施例における通信制御装置10の動作を説明する。動作説明の前提として、以下の説明では、上述の説明に倣い、各移動局のランク値の起点となる値(初期値)を設定するタイミングを「設定タイミング」と記載すると共に、各移動局のランク値を比較するタイミングを「判定タイミング」と記載する。
図5は、通信制御装置10の動作を説明するためのフローチャートである。S1では、通信制御装置10のダウンロード制御部15は、移動局20を含む各移動局へのダウンロードに伴うトラヒックの総量を測定する。該測定の結果、総トラヒック量が、ネットワーク側の許容する所定容量(例えば、100MB)の範囲内である場合(S2;Yes)、ダウンロード制御部15は、収容する全ての移動局に対するダウンロードが可能であると判断し、処理を終了する。
上記測定の結果、S1で測定された総トラヒック量が、ネットワーク側の許容する所定容量の範囲を超える場合(S2;No)には、通信制御装置10のダウンロード制御部15は、収容する移動局の内、一部の移動局に対するダウンロードOFF制御を行う。具体的には、まず、ダウンロード制御部15は、ダウンロード対象の候補となる移動局20−1〜20−Nを、判定タイミングにおけるランク値の高い順にソートする(S3)。なお、Nは自然数である。
次のS4では、通信制御装置10のダウンロード制御部15は、ダウンロード対象の候補となる各移動局20−1〜20−Nを識別するための値iに、初期値である“1”を設定する。S5では、ダウンロード制御部15は、i番目の移動局を、コンテンツデータのダウンロード先となる移動局として決定し、ダウンロードONとする。
次のS6では、通信制御装置10のダウンロード制御部15は、現時点における総トラヒック量が、ネットワーク側の許容する上記所定容量(例えば、100MB)の範囲内に収まるか否かの判定を再び行う。該判定の結果、i番目の移動局をダウンロード先として追加した後の総トラヒック量が、ネットワーク側の許容する所定容量の範囲を超えない場合(S6;Yes)には、ダウンロード制御部15は、上記値iに1を加算し、i=i+1とする(S7)。その後、ダウンロード制御部15は、ダウンロードONの移動局を追加した後の総トラヒック量が、上記所定容量を超える値となるまで、上述したS5〜S7の一連の処理を繰り返し実行する。
そして、上記総トラヒック量が上記所定容量を超える値となった時点(S6;No)で、通信制御装置10は、ダウンロード対象の移動局の追加を中止し、一連の処理を終了する。
続いて、図6〜図8を参照し、通信制御装置10の実行するダウンロード制御について、より詳細に説明する。図6は、コンテンツサーバ30と基地局40との間におけるダウンロード制御の概要を説明するための図である。図6に示す様に、通信制御装置10は、コンテンツサーバ30から配信されるダウンロード対象のコンテンツデータD1を中継し、基地局40宛に送信する。送信に先立ち、通信制御装置10は、算出された各移動局のランク値を基に、ダウンロードのONまたはOFFを、移動局毎に決定する。通信制御装置10は、ダウンロードONの移動局(例えば、移動局20)に対してのみ、コンテンツデータD1の転送を行う。
換言すれば、通信制御装置10は、ダウンロードONかOFFかに限らず、その中間の状態を新たに設定して、ランク値で表現することにより、ランク値の高い移動局から順に優先的に、ダウンロード用のリソースを割り当てる。これにより、コンテンツデータD1のダウンロード先の移動局の絞込みが実現される。従って、要求のあった全ての移動局に対してダウンロードを行っていた従来の方法と比較して、ダウンロード用のリソースの効率的な配分が可能となる。その結果、無線リソースの利用効率が向上する。
図7は、従来におけるダウンロード制御を説明するための図である。図8は、本実施例におけるダウンロード制御を説明するための図である。図7に示す様に、従来のダウンロード制御では、時間tの様に、全ての移動局20−1〜20−3においてダウンロードONの状態が重なることがある。この場合、ネットワーク側が割当て可能な無線リソースの量によっては、全ての移動局20−1〜20−3に対して、十分なリソースが割り当てられないことがある。また、ダウンロードONの最小時間単位(シグナリング周期)が、例えば、時間t−tの様に短くなり、その分、シグナリングが増えることとなる。
これに対し、図8に示す本実施例のダウンロード制御では、y軸方向にランク値Rを規定する。通信制御装置10は、各移動局20−1〜20−3の設定タイミングにおける無線通信品質が閾値以上であるか否かに応じて、1(ON)または0(OFF)を設定する。例えば、無線通信品質としてSIRを使用する場合、設定タイミングt11における移動局20−1のSIRの値が閾値(例えば、0dB)以上であるとき、図8に示す様に、設定タイミングt11のランク値Rは、“1”に設定される。設定されたランク値R“1”は、次の設定タイミングt12まで、時間の経過と共に漸減する。一方、設定タイミングt13の様に、設定タイミングにおける移動局20−1のSIRの値が閾値(例えば、0dB)未満である場合には、ランク値Rは、少なくとも次の設定タイミングまで“0”を維持する。
ランク値Rは、他の移動局20−2、20−3に関しても同様に推移する。すなわち、図8に示す様に、設定タイミングt21における移動局20−2のSIRの値が閾値(例えば、0dB)以上であるとき、設定タイミングt21のランク値Rは“1”に設定される。設定されたランク値R“1”は、次の設定タイミングt22まで、時間の経過と共に漸減する。一方、設定タイミングt23の様に、設定タイミングにおける移動局20−2のSIRの値が閾値(例えば、0dB)未満である場合には、ランク値Rは、少なくとも次の設定タイミングまで“0”を維持する。
ランク値Rの漸減の仕方は、上記所定の算定式に従う。算定式は、時間tにおけるランク値f(t)と、無線通信品質の通知間隔(シグナリング周期)Tとを用いて、例えば、下記数式(1)により表される。
f(t)=(T−t)/T・・・(1)
これにより、本実施例に係るダウンロード制御は、従来のダウンロード制御(図7参照)と比較して、シグナリング周期を長くとることができる。従って、各移動局20−1〜20−3と通信制御装置10との間におけるシグナリング数は減少する。
また、通信制御装置10は、判定タイミングでランク値f(t)が上位の移動局を優先してダウンロードONとすることで、長い通知間隔(シグナリング周期)であっても、通知間隔が短い場合と同等のダウンロード制御が可能となる。例えば、図8に示す様に、判定タイミングが時間tである場合、移動局20−1のランク値f(t)は、移動局20−3のランク値f(t)よりも大きい値をとる。また、移動局20−2のランク値f(t)は、“0”である。従って、移動局20−1、20−3、20−2の優先順位で、ダウンロードがONとなる。
同様に、判定タイミングが時間tである場合、ランク値f(t)は、移動局20−1、20−3、20−2の順に高いので、移動局20−1、20−3、20−2の優先順位で、ダウンロード先が決定される。一方、判定タイミングが時間tである場合、各移動局のランク値f(t)は、移動局20−2、20−1、20−3の順に高いため、移動局20−2、20−1、20−3の優先順位で、ダウンロードがONとなる。
なお、通信制御装置10は、上記所定の算定式として、他の数式を適用することで、ランク値Rの挙動の調整が可能である。例えば、所定の算定式が、f(t)=1−(t/T・・・(2)である場合、上記数式(1)の場合と異なり、通信制御装置10は、ランク値Rを非線形的に変化させることができる。その他の算定式として、通信制御装置10は、例えば、f(t)=1−t/nT・・・(3)、f(t)=1−(t/T・・・(4)を適用することで、シグナリング周期をより長くして、シグナリング数を更に減らすことができる。反対に、通信制御装置10は、例えば、f(t)=1−nt/T・・・(5)を用いることで、シグナリング周期を短縮することができる。なお、上記各数式(3)〜(5)において、nは自然数である。
以上説明した様に、本実施例に係る通信制御装置10は、通信品質判定部12とランク値算出部13とダウンロード制御部15とを有する。通信品質判定部12は、複数の移動局の無線通信品質を取得する。ランク値算出部13は、通信品質判定部12により取得された上記無線通信品質を用いて、データのダウンロード先の移動局を決定するための基準となる値(ランク値R)を、各移動局毎に算出する。また、ランク値算出部13は、第1の時点(判定タイミングt、t、t)における各移動局の上記値を比較し、該比較の結果に基づき、上記値の高い移動局から順に、ダウンロード先の移動局を決定する。ダウンロード制御部15は、ランク値算出部13によりダウンロード先に決定された移動局に対し、データをダウンロードする。
通信制御装置10において、通信品質判定部12は、第2の時点(設定タイミングt11〜t14、t21〜t23、t31〜t34)における上記無線通信品質が所定の閾値以上であるか否かを、各移動局毎に判定するものとしてもよい。ランク値算出部13は、通信品質判定部12による上記判定の結果に応じて異なる値を、上記各移動局毎に設定すると共に、設定された上記値を、時間の経過に伴って更新するものとしてもよい。
また、通信制御装置10において、ランク値算出部13は、上記第2の時点における上記無線通信品質が上記所定の閾値以上である移動局に対し、上記値として1を設定する一方、上記第2の時点における上記無線通信品質が上記所定の閾値未満である移動局に対し、上記値として0を設定するものとしてもよい。更に、ランク値算出部13は、設定された上記1の値を、時間の経過に伴って0まで減少させるものとしてもよい。
更に、ランク値算出の主体は、移動局20であってもよい。かかる態様では、移動局20は、ランク値算出部24と送信部25と受信部21とを有する。ランク値算出部24は、移動局20の無線通信品質を用いて、データのダウンロード先の移動局を決定するための基準となる値(ランク値R)を算出する。送信部25は、ランク値算出部24により算出された値を、通信制御装置10に送信する。受信部21は、第1の時点(判定タイミングt、t、t)における上記値に基づき、移動局20がダウンロード先の移動局に決定された場合に、通信制御装置10からダウンロードされるデータを受信する。
上述した様に、通信制御装置10は、ダウンロードのON、OFFに加えて、その中間の状態を創設し、何れの移動局に対してダウンロードを実行するかの判定を行う時点(判定タイミング)でランク値の高い移動局から優先的に、ダウンロード用リソースを割り当てる。通信制御装置10は、上記中間の状態を設定する際、移動局20からの無線通信品質の設定タイミングにおける無線通信品質が閾値以上であれば、ランク値“1”を設定し、閾値未満であれば“0”を設定する。通信制御装置10は、ランク値“1”を、次の設定タイミング(シグナリング周期の終了時)まで、経時的に漸減させる制御を行う。これにより、通信制御装置10は、シグナリングを削減しつつ、無線リソースの利用効率を向上する観点から最適なダウンロード制御の実行を可能とする。
なお、上記実施例では、無線通信品質の通知間隔(シグナリング周期)Tは、各移動局毎に一定の値を採るものとした。しかしながら、通知間隔Tは、移動局毎に、適応的に異なる値を採るものとしてもよい。例えば、通信制御装置10は、パラメータとして、移動局の移動速度を用いる場合、速度の遅い移動局ほど、SIRの時間変動は小さいことから、通知間隔Tを長くとり、ランク値f(t)の時間変動を抑えることが好ましい。これに対し、高速で移動する移動局は、SIRの時間変動が大きいことから、これに合わせて、通信制御装置10は、通知間隔Tを短くすることで、ランク値f(t)の時間変動を大きくすることが好ましい。また、移動局毎に異なる通知間隔Tを設定するためのパラメータは、移動局の移動速度に限らず、他の移動局との干渉の程度や、移動局の周辺環境(例えば、遮蔽物や反射物の有無)等であってもよい。
更に、1つの移動局においても、無線通信品質の通知間隔(シグナリング周期)Tは、時間の経過と共に、適応的に異なる値を採るものとしてもよい。例えば、通信制御装置10は、パラメータとして、移動局の移動速度を用いる場合、移動局20の速度が遅い時には、SIRの時間変動は小さいことから、通知間隔Tを長くとり、ランク値f(t)の時間変動を抑えることが好ましい。これに対し、移動局20が高速で移動している時には、SIRの時間変動が大きいことから、これに合わせて、通信制御装置10は、通知間隔Tを短くすることで、ランク値f(t)の時間変動を大きくすることが好ましい。また、時間tに応じて異なる通知間隔Tを設定するためのパラメータは、移動局の移動速度に限らず、他の移動局との干渉の程度や、移動局の周辺環境(例えば、遮蔽物や反射物の有無)等であってもよい。
また、ダウンロードONのランク値である“1”を移動局に設定するか否かを決定するための閾値の設定に関し、上記実施例では、通信制御装置10は、基地局から離れた位置に在圏する移動局ほど、低い閾値を用いるものとした。しかしながら、通信制御装置10は、基地局からの距離に拘らず、一定の閾値(例えば、0dB)を用いて、ランク値の初期値(0または1)を決定するものとしてもよい。あるいは、基地局からの距離に限らず、移動局の移動速度、他の移動局との干渉の程度、遮蔽物の有無、QoS(Quality of Service)等、他のパラメータを指標として、通信制御装置10は、閾値の設定、及び該閾値を用いたランク初期値の決定を行うものとしてもよい。
更に、上記実施例では、移動局20として、スマートフォンを想定して説明したが、本発明は、スマートフォンに限らず、携帯電話、Personal Digital Assistant(PDA)等、無線通信品質を測定可能な様々な通信機器に対して適用可能である。また、無線通信品質についても、SIR値に限らず、電波強度を表すRSSI(Received Signal Strength Indication)値や、SINR(Signal to Interference and Noise Ratio)値、RSRP(Reference Signal Received Power)値、RSRQ(Reference Signal Received Quality)値であってもよい。あるいは、CQI(Channel Quality Indicator)、PMI(Precoding Matrix Indicator)、RI(Rank Indicator)、LI(Layer Indicator)等のCSI(Channel State Information)であってもよい。
また、各移動局の無線通信品質が閾値以上である場合に設定するランク初期値は、“1”に限らず、“0.5”や“2”等、1以外の数値であってもよい。また、ランク初期値は、無線通信品質を報告した移動局毎に、必ずしも一定の値でなくてもよく、移動局の移動速度等をパラメータとして、可変的に設定されるものとしてもよい。例えば、移動速度の遅い移動局ほど、ランク値は変動し難いため、通信制御装置10は、無線通信品質が閾値以上となった移動局に対し、低めのランク初期値である“0.5”を設定し、ランク値f(t)の時間変動を抑制するものとしてもよい。反対に、移動速度の大きい移動局に対しては、通信制御装置10は、“1”よりも高いランク初期値である“2”を設定することで、ランク値f(t)を変動し易くするといった調整を行ってもよい。更に、シグナリング周期終了時における減少後の値についても、必ずしも“0”でなくてもよく、1未満の値であればよい。
また、通信制御装置10は、図6に示した様に、必ずしも独立した装置でなくてもよく、コンテンツサーバ30内または基地局40内に組み込まれるものとしてもよい。
更に、図1に示した通信制御装置10の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的態様は、図示のものに限らず、その全部又は一部を、各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することもできる。例えば、通信制御装置10のランク値算出部13とタイミング監視部14、あるいは、通信品質判定部12と閾値DB11をそれぞれ1つの構成要素として統合してもよい。反対に、ランク値算出部13に関し、判定タイミングにおける各移動局のランク値Rを算出する部分と、ランク値Rの比較結果に基づき、ダウンロード先の移動局を選定する部分とに分散してもよい。また、HDD10dを、通信制御装置10の外部装置として、ネットワークやケーブル経由で接続する様にしてもよい。
10 通信制御装置
10a スイッチ
10b CPU(Central Processing Unit)
10c SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)
10d HDD(Hard Disk Drive)
10e NW(NetWork)ボード
11 閾値DB(DataBase)
12 通信品質判定部
13 ランク値算出部
14 タイミング監視部
15 ダウンロード制御部
20、20−1、20−2、20−3、・・・、20−N 移動局
20a CPU
20b メモリ
20c RF(Radio Frequency)回路
20d 表示装置
21 受信部
22 通信品質判定部
23 タイミング監視部
24 ランク値算出部
25 送信部
30 コンテンツサーバ
40 基地局
A1、A2 アンテナ
D1、D11、D12、D13、D21、D22、D31、D32 ダウンロードコンテンツデータ
f(t)、R ランク値
t、t、t、t 時間
、t、t 判定タイミング
11〜t14、t21〜t23、t31〜t34 設定タイミング
無線通信品質の通知間隔(シグナリング周期)

Claims (3)

  1. 複数の移動局の無線通信品質を取得する取得部と、
    前記取得部により取得された前記無線通信品質を用いて、データのダウンロード先の移動局を決定するための基準となる値を、各移動局毎に算出すると共に、第1の時点における各移動局の前記値を比較し、該比較の結果に基づき、前記値の高い移動局から順に、ダウンロード先の移動局を決定する決定部と、
    前記決定部によりダウンロード先に決定された移動局に対し、前記データをダウンロードする制御部とを有し、
    前記取得部は、第2の時点における前記無線通信品質が所定の閾値以上であるか否かを、各移動局毎に判定し、
    前記決定部は、前記取得部による前記判定の結果に応じて異なる値を、前記各移動局毎に設定すると共に、設定された前記値を、時間の経過に伴って、前記各移動局毎の新たな前記判定の結果に応じて異なる値に更新することを特徴とする通信制御装置。
  2. 前記決定部は、前記第2の時点における前記無線通信品質が前記所定の閾値以上である移動局に対し、前記値として1を設定する一方、前記第2の時点における前記無線通信品質が前記所定の閾値未満である移動局に対し、前記値として0を設定すると共に、設定された前記1の値を、時間の経過に伴って0まで減少させることを特徴とする請求項に記載の通信制御装置。
  3. 通信制御装置が、
    複数の移動局の無線通信品質を取得し、
    取得された前記無線通信品質を用いて、データのダウンロード先の移動局を決定するための基準となる値を、各移動局毎に算出すると共に、第1の時点における各移動局の前記値を比較し、該比較の結果に基づき、前記値の高い移動局から順に、ダウンロード先の移動局を決定し、
    前記ダウンロード先に決定された移動局に対し、前記データをダウンロードする制御を行い、
    第2の時点における前記無線通信品質が所定の閾値以上であるか否かを、各移動局毎に判定し、
    前記判定の結果に応じて異なる値を、前記各移動局毎に設定すると共に、設定された前記値を、時間の経過に伴って、前記各移動局毎の新たな前記判定の結果に応じて異なる値に更新する
    ことを特徴とする通信制御方法。
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