JP6182927B2 - 位置判定システム、位置判定装置、位置判定処理プログラム、及び位置判定方法 - Google Patents

位置判定システム、位置判定装置、位置判定処理プログラム、及び位置判定方法 Download PDF

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Description

本発明は、物品を配置可能な複数の区画において物品の位置を判定する位置判定システム等の技術分野に関する。
従来、物品を配置可能な複数の区画において物品の位置を判定する方法として、例えば、特許文献1に開示されたシステムが知られている。このシステムでは、複数に区画され、物品に貼付された無線タグと交信する無線タグリーダライタ(ICタグリーダライタ)と発光光源とを各区画の領域内に備える物品用保管棚と、物品ごとに固有に割り当てられた識別番号と物品の保管位置についての情報とを格納する位置管理データベースと、を利用して、物品の保管位置を詳細に把握し、物品の位置の管理を詳細に行うようになっている。
また、棚の一部の区画(例えば、10個の区画を有する棚における4隅の区画)に設置された複数の電波受信センサと物品に貼付された無線タグとの電波受信特性(電波受信強度など)から物品の位置を推定する方法も知られている。
特開2008−037561号公報
しかしながら、特許文献1のシステムでは、物品用保管棚における区画ごとに無線タグリーダライタを設置しなければならず、各区画への配線が困難になり、さらに、コストがかかってしまうという問題がある。また、電波受信特性から物品の位置を推定する方法では、区画内に配置された他の物品の影響による電波の反射などから、安定した電波特性を取得できないことから位置推定の誤差が生じてしまうという問題がある。つまり、区画内に他の物品があるかないかで電波の状況が変わるため、上記位置推定では誤差が大きくなることがある。
そこで、本発明は、上記点等に鑑みてなされたものであり、無線タグリーダライタ又は電波受信センサ等の受信装置を全ての区画内に設置できない場合であっても、区画に設置された物品の位置を精度良く判定することが可能な位置判定システム、位置判定装置、位置判定処理プログラム、及び位置判定方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、無線端末を配置可能な3以上の区画のうちの2以上の区画内それぞれに配置された無線端末と、前記区画の数より少ない数の受信装置であって前記3以上の区画のうちの何れかの区画それぞれに設置された受信装置と、2以上の前記無線端末のうち少なくとも位置判定対象の無線端末に対してアクセスポイントを通じて応答情報発信命令を送信する命令送信手段を備える位置判定装置と、を含む位置判定システムであって、前記位置判定対象の無線端末は、前記アクセスポイントから無線で送信された前記応答情報発信命令を受信した場合、第1の応答情報を電波発信する第1応答情報発信手段を備え前記位置判定対象の無線端末以外の他の無線端末は、前記位置判定対象の無線端末から発信された第1の応答情報を受信した場合、当該第1の応答情報を受信したときの電波特性が、当該他の無線端末が配置された区画と前記位置判定対象の無線端末が配置された区画とが隣接すると見做される電波特性であるか否かを判定する第1電波特性判定手段と、前記第1電波特性判定手段により隣接すると見做される電波特性であると判定された場合、前記第1の応答情報を受信した方向を示す方向情報を含む第2の応答情報を電波発信する第2応答情報発信手段と、を備え、前記位置判定装置は、前記区画に設置された受信装置と当該区画とを対応付ける対応付け情報を記憶する記憶手段と、前記他の無線端末から前記受信装置を介して前記送信された前記第2の応答情報であって、前記受信装置が当該第2の応答情報を受信したときの電波特性を示す電波特性情報が付加された当該第2の応答情報を受信する受信手段と、前記第2の応答情報に付加された前記電波特性情報が示す電波特性が、当該第2の応答情報を送信した前記受信装置が設置された区画内の前記他の無線端末から当該第2の応答情報が発信されたと見做される電波特性であるか否かを判定する第2電波特性判定手段と、前記受信手段により受信された前記第2の応答情報に含まれる前記方向情報と、前記記憶手段に記憶された前記対応付け情報とに基づいて前記何れかの区画に配置された前記位置判定対象の無線端末の位置を判定する位置判定手段と、を備え、前記第2電波特性判定手段により前記受信装置が設置された区画内の前記他の無線端末から前記第2の応答情報が発信されたと見做される電波特性であると判定された場合、前記位置判定手段は、前記位置判定対象の無線端末の位置が、前記第2の応答情報を送信した前記受信装置が設置された区画から前記方向情報が示す方向に隣接する区画内にあると判定することを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の位置判定システムにおいて、前記位置判定装置は、前記第2電波特性判定手段により前記受信装置が設置された区画内の前記他の無線端末から前記第2の応答情報が発信されたと見做される電波特性であると判定されるまで、前記命令送信手段により既に前記応答情報発信命令を送信した無線端末以外の無線端末に対して繰り返し前記応答情報発信命令を送信することを特徴とする。
請求項に記載の発明は、無線端末を配置可能な3以上の区画のうちの2以上の区画内それぞれに配置された無線端末と、前記区画の数より少ない数の受信装置であって前記3以上の区画のうちの何れかの区画それぞれに設置された受信装置と、2以上の前記無線端末のうち少なくとも位置判定対象の無線端末に対してアクセスポイントを通じて応答情報発信命令を送信する命令送信手段を備える位置判定装置と、を含み、前記位置判定対象の無線端末が、前記アクセスポイントから無線で送信された前記応答情報発信命令を受信した場合、第1の応答情報を電波発信する第1応答情報発信手段を備え前記位置判定対象の無線端末以外の他の無線端末が、前記位置判定対象の無線端末から発信された第1の応答情報を受信した場合、当該第1の応答情報を受信したときの電波特性が、当該他の無線端末が配置された区画と前記位置判定対象の無線端末が配置された区画とが隣接すると見做される電波特性であるか否かを判定する第1電波特性判定手段と、前記第1電波特性判定手段により隣接すると見做される電波特性であると判定された場合、前記第1の応答情報を受信した方向を示す方向情報を含む第2の応答情報を電波発信する第2応答情報発信手段と、を備えるように構成された位置判定システムにおける前記位置判定装置であって、前記区画に設置された受信装置と当該区画とを対応付ける対応付け情報を記憶する記憶手段と、前記他の無線端末から前記受信装置を介して前記送信された前記第2の応答情報であって、前記受信装置が当該第2の応答情報を受信したときの電波特性を示す電波特性情報が付加された当該第2の応答情報を受信する受信手段と、前記第2の応答情報に付加された前記電波特性情報が示す電波特性が、当該第2の応答情報を送信した前記受信装置が設置された区画内の前記他の無線端末から当該第2の応答情報が発信されたと見做される電波特性であるか否かを判定する第2電波特性判定手段と、前記受信手段により受信された前記第2の応答情報に含まれる前記方向情報と、前記記憶手段に記憶された前記対応付け情報とに基づいて前記何れかの区画に配置された前記位置判定対象の無線端末の位置を判定する位置判定手段と、を備え、前記第2電波特性判定手段により前記受信装置が設置された区画内の前記他の無線端末から前記第2の応答情報が発信されたと見做される電波特性であると判定された場合、前記位置判定手段は、前記位置判定対象の無線端末の位置が、前記第2の応答情報を送信した前記受信装置が設置された区画から前記方向情報が示す方向に隣接する区画内にあると判定することを特徴とする。
請求項に記載の位置判定処理プログラムの発明は、無線端末を配置可能な3以上の区画のうちの2以上の区画内それぞれに配置された無線端末と、前記区画の数より少ない数の受信装置であって前記3以上の区画のうちの何れかの区画それぞれに設置された受信装置と、2以上の前記無線端末のうち少なくとも位置判定対象の無線端末に対してアクセスポイントを通じて応答情報発信命令を送信する命令送信手段を備える位置判定装置と、を含み、前記位置判定対象の無線端末が、前記アクセスポイントから無線で送信された前記応答情報発信命令を受信した場合、第1の応答情報を電波発信する第1応答情報発信手段を備え前記位置判定対象の無線端末以外の他の無線端末が、前記位置判定対象の無線端末から発信された第1の応答情報を受信した場合、当該第1の応答情報を受信したときの電波特性が、当該他の無線端末が配置された区画と前記位置判定対象の無線端末が配置された区画とが隣接すると見做される電波特性であるか否かを判定する第1電波特性判定手段と、前記第1電波特性判定手段により隣接すると見做される電波特性であると判定された場合、前記第1の応答情報を受信した方向を示す方向情報を含む第2の応答情報を電波発信する第2応答情報発信手段と、を備えるように構成された位置判定システムにおける前記位置判定装置に含まれるコンピュータを、前記区画に設置された受信装置と当該区画とを対応付ける対応付け情報を記憶する記憶手段と、前記他の無線端末から前記受信装置を介して前記送信された前記第2の応答情報であって、前記受信装置が当該第2の応答情報を受信したときの電波特性を示す電波特性情報が付加された当該第2の応答情報を受信する受信手段と、前記第2の応答情報に付加された前記電波特性情報が示す電波特性が、当該第2の応答情報を送信した前記受信装置が設置された区画内の前記他の無線端末から当該第2の応答情報が発信されたと見做される電波特性であるか否かを判定する第2電波特性判定手段と、前記受信手段により受信された前記第2の応答情報に含まれる前記方向情報と、前記記憶手段に記憶された前記対応付け情報とに基づいて前記何れかの区画に配置された前記位置判定対象の無線端末の位置を判定する位置判定手段として機能させ、前記第2電波特性判定手段により前記受信装置が設置された区画内の前記他の無線端末から前記第2の応答情報が発信されたと見做される電波特性であると判定された場合、前記位置判定手段は、前記位置判定対象の無線端末の位置が、前記第2の応答情報を送信した前記受信装置が設置された区画から前記方向情報が示す方向に隣接する区画内にあると判定することを特徴とする。
請求項に記載の発明は、無線端末を配置可能な3以上の区画のうちの2以上の区画内それぞれに配置された無線端末と、前記区画の数より少ない数の受信装置であって前記3以上の区画のうちの何れかの区画それぞれに設置された受信装置と、2以上の前記無線端末のうち何れかの位置判定対象の無線端末に対してアクセスポイントを通じて応答情報発信命令を送信する位置判定装置と、を含む位置判定システムにおける位置判定方法であって、前記位置判定対象の無線端末が、前記アクセスポイントから無線で送信された前記応答情報発信命令を受信した場合に、第1の応答情報を電波発信するステップと、前記位置判定対象の無線端末以外の他の無線端末が、前記位置判定対象の無線端末から発信された第1の応答情報を受信した場合、当該第1の応答情報を受信したときの電波特性が、当該他の無線端末が配置された区画と前記位置判定対象の無線端末が配置された区画とが隣接すると見做される電波特性であるか否かを判定する電波特性判定ステップと、前記他の無線端末が、前記電波特性判定ステップにより隣接すると見做される電波特性であると判定された場合、前記第1の応答情報を受信した方向を示す方向情報を含む第2の応答情報を電波発信するステップと、前記受信装置が、前記他の無線端末から無線で送信された前記第2の応答情報を受信した場合、当該第2の応答情報を、通信手段を介して前記位置判定装置へ送信するステップと、前記位置判定装置が、前記受信装置から送信された前記第2の応答情報であって、前記受信装置が当該第2の応答情報を受信したときの電波特性を示す電波特性情報が付加された当該第2の応答情報を受信するステップと、前記位置判定装置が、前記第2の応答情報に付加された前記電波特性情報が示す電波特性が、当該第2の応答情報を送信した前記受信装置が設置された区画内の前記他の無線端末から当該第2の応答情報が発信されたと見做される電波特性であるか否かを判定する電波特性判定ステップと、前記受信された前記第2の応答情報に含まれる前記方向情報と、前記区画に設置された受信装置と当該区画とを対応付ける対応付け情報を記憶する記憶手段に記憶された前記対応付け情報とに基づいて何れかの区画に配置された前記位置判定対象の無線端末の位置を判定する位置判定ステップと、を含み、前記電波特性判定ステップにより前記受信装置が設置された区画内の前記他の無線端末から前記第2の応答情報が発信されたと見做される電波特性であると判定された場合、前記位置判定ステップにおいては、前記位置判定対象の無線端末の位置が、前記第2の応答情報を送信した前記受信装置が設置された区画から前記方向情報が示す方向に隣接する区画内にあると判定することを特徴とする。
本発明によれば、無線タグリーダライタ又は電波受信センサ等の受信装置を全ての区画内に設置できない場合であっても、区画に設置された物品の位置を精度良く判定することができる。
(A)は、棚に対して適用された位置判定システムの概要構成例を示す図であり、(B)は、位置検知サーバVの概要構成例を示すブロック図である。 位置判定システムSにおける位置判定動作を示すシーケンス図である。 位置検知サーバVの制御部V5における位置判定処理を示すフローチャートである。 (A)は、応答情報発信命令を受信した無線端末Tnにおける処理を示すフローチャートであり、(B)は、他の無線端末Tnから応答情報を受信した無線端末Tnにおける処理を示すフローチャートである。 (A)は、位置検知サーバVに記憶された位置関係リストの登録内容の一例を示す図であり、(B)は、受信装置R1,R2から受信されたそれぞれの電波特性情報が示す電波特性を、受信装置R1,R2の受信装置ID、及び無線端末T1の端末IDに対応付けて示す図であり、(C)は、無線端末T2,T3に記憶された隣接判定リストの登録内容の一例を示す図であり、(D),(E)は、無線端末T2,T3により取得された方向ごとの電波特性を示す図であり、(G)は、受信装置R1,R2から受信されたそれぞれの電波特性情報が示す電波特性を、受信装置R1,R2の受信装置ID、及び無線端末T2の端末IDに対応付けて示す図であり、(H),(I)は、無線端末T1,T3により取得された方向ごとの電波特性を示す図であり、(J)は、図5(F)に示す周辺端末リストが更新された内容の一例を示す図であり、(K)は、受信装置R1,R2から受信されたそれぞれの電波特性情報が示す電波特性を、受信装置R1,R2の受信装置ID、及び無線端末T3の端末IDに対応付けて示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
[1.位置判定システムの構成及び機能]
先ず、図1(A)を参照して、本実施形態に係る位置判定システムの構成及び機能等について説明する。本実施形態に係る位置判定システムは、物品を配置可能な3以上の区画が設けられた棚に対して適用される。そして、本実施形態に係る位置判定システムは、区画内に配置された物品の位置判定のための受信装置の数をそれほど多くない状況下においても精度良く当該位置を判定(推定)できるシステムである。
図1(A)は、棚に対して適用された位置判定システムの概要構成例を示す図である。図1(A)の例では、棚には12の区画が設けられている。区画の形状は、棚の前面から見て長方形又は四角形になっており、各区画は少なくとも2つの区画と隣接している。例えば、区画1は区画2及び区画4と隣接しており、区画5は区画2、区画4、区画6、及び区画8と隣接している。各区画には、区画ごとに固有の区画ID(識別情報)が割り当てられている。なお、区画の数は、図1(A)に示す数に限定されるものではない。位置判定システムSは、図1(A)に示すように、複数の無線端末Tn(nは、1,2,3の何れか)と、複数の受信装置Rm(mは、1,2,3,4の何れか)と、アクセスポイントPと、位置検知サーバVと、を含んで構成されている。
無線端末Tnは、例えば物品に取り付けられて、無線端末Tnごとに異なる区画内に配置されている。無線端末は、少なくとも2つあれば、本発明を適用することができる。受信装置Rmは、区画内に設置されている。受信装置Rmの設置位置は、区画内の天井部分など、どの位置であってもよい。本発明では、区画に設置される受信装置の数は、区画の数より少なくて済む。アクセスポイントPは、無線端末Tnがどの区画内に配置された場合であっても、当該無線端末Tnと無線通信可能な位置に設置される。また、受信装置Rm、アクセスポイントP、及び位置検知サーバVは、それぞれ例えば有線LAN又は無線LAN等から構成されるネットワークNW(通信手段の一例)に接続されている。
このような構成において、位置判定システムSでは、位置判定対象の無線端末(検知したい物品に取り付けられた無線端末)Tnが発する電波を隣接する無線端末Tnが受信し、位置検知サーバVが無線端末同士の位置関係を求め、受信装置Rmの設置位置により絶対位置が分かる無線端末Tnの位置をもとに位置判定対象の無線端末Tnの位置を判定するようになっている。
次に、位置判定システムSの構成要素について説明する。
無線端末Tnは、それぞれ、CPU、RAM、不揮発性メモリ、指向性アンテナ、無線通信機能、及び電波特性取得機能等を有する。各無線端末Tnには、無線端末Tnごとに固有の端末ID(識別情報)が割り当てられており、当該端末IDは、不揮発性メモリに記憶されている。無線端末Tnは、無線通信機能により、受信装置Rm、アクセスポイントP、及び他の無線端末Tnと無線通信可能になっている。また、無線端末Tnは、電波特性取得機能により、他の無線端末Tnとの通信において当該他の無線端末Tnが発する電波(例えば応答情報を搬送する搬送波)の電波特性(例えば、電波強度)を取得可能になっている。このとき、無線端末Tnは、指向性アンテナにより他の無線端末Tnから発せられた電波がどの方向から受信したかを判断可能になっている。そして、無線端末Tnは、本発明における第1応答情報発信手段、電波特性判定手段、及び第2応答情報発信手段を備える。無線端末Tnは、位置検知サーバVによりアクセスポイントPから無線で送信された応答情報発信命令を受信した場合、応答情報を電波発信する。この応答情報には、当該応答情報を電波した無線端末Tnの端末IDが含まれる。また、無線端末Tnは、他の無線端末Tnから発信された応答情報を受信した場合、当該応答情報を受信したときの電波特性が、当該他の無線端末Tnが配置された区画と自己が配置された区画とが隣接すると見做される電波特性であるか否かを判定する。そして、無線端末Tnは、隣接すると見做される電波特性であると判定された場合、応答情報を電波発信する。この応答情報には、応答情報を受信した無線端末Tnの端末ID、他の無線端末Tnから発信された応答情報を受信した方向を示す方向情報が含まれる。
次に、受信装置Rmは、それぞれ、CPU、RAM、不揮発性メモリ、NW通信機能、無線通信機能、及び電波特性取得機能等を有する。各受信装置Rmには、受信装置Rmごとに固有の受信装置ID(識別情報)が割り当てられており、当該受信装置IDは、不揮発性メモリに記憶されている。受信装置Rmは、NW通信機能により、ネットワークNWを介して位置検知サーバVと通信可能になっている。また、受信装置Rmは、無線通信機能により、無線端末Tnと無線通信可能になっている。また、受信装置Rmは、電波特性取得機能により、無線端末Tnとの通信において当該無線端末Tnが発する電波の電波特性を取得可能になっている。そして、受信装置Rmは、無線端末Tnから発信された応答情報を受信した場合、当該応答情報を、ネットワークNWを介して位置検知サーバVへ送信する。このとき送信される応答情報には、当該受信装置Rmが当該応答情報を受信したときの電波特性を示す電波特性情報が付加される。なお、受信装置Rmには、例えば安価な受信専用アクセスポイントを適用することができる。
次に、アクセスポイントPは、CPU、RAM、不揮発性メモリ、NW通信機能、及び無線通信機能等を有する。アクセスポイントPは、NW通信機能により、ネットワークNWを介して位置検知サーバVと通信可能になっている。また、アクセスポイントPは、無線通信機能により、無線端末Tnと無線通信可能になっている。アクセスポイントPは、位置検知サーバVから送信された応答情報発信命令をネットワークNWを介して受信した場合、当該応答情報発信命令を、位置検知サーバVにより指定された無線端末Tnに対して無線で送信する。
次に、位置検知サーバVは、例えば管理者や作業者等が検知したい物品に取り付けられた無線端末Tnの位置を判定する装置であり、本発明の位置判定装置の一例である。図1(B)は、位置検知サーバVの概要構成例を示すブロック図である。図1(B)に示すように、位置検知サーバVは、記憶部V1、通信部V2、表示部V3、入力部V4、及び制御部V5等を有する。記憶部V1は、記憶手段の一例であり、例えばハードディスクドライブ等により構成されている。記憶部V1には、区画IDリスト、位置関係リスト、及び端末IDリストが記憶されている。区画IDリストは、棚に設けられた区画の区画IDを登録するリストである。位置関係リストは、区画に設置された受信装置Rmと当該区画とを対応付ける対応付け情報等を登録するリストである。対応付け情報には、例えば、受信装置Rmの受信装置IDと、受信装置Rmが設置された区画の区画IDとが対応付けられて記述される。端末IDリストは、無線端末Tnの端末IDを登録するリストである。通信部V2は、ネットワークNWを介してアクセスポイントP、及び受信装置Rmと通信を行う通信機能を有する。表示部V3には、例えば無線端末Tnの位置判定結果が表示される。入力部V4は、例えば管理者や作業者等により指示された情報を入力する機能を有する。例えば、位置判定対象の無線端末の端末IDが入力される。
制御部V5は、例えばCPU、RAM、及び不揮発性メモリ等から構成されている。制御部V5は、CPUが例えば不揮発性メモリや記憶部V1に予め記憶されている位置判定処理プログラムを実行することにより、本発明の命令送信手段、受信手段、対応付け情報、及び位置判定手段として機能する。より具体的には、制御部V5は、無線端末T1〜T3のうち少なくとも位置判定対象の無線端末Tnに対してアクセスポイントPを通じて応答情報発信命令を送信する。そして、制御部V5は、無線端末Tnから受信装置Rmを介して送信された応答情報を受信すると、当該応答情報に付加された電波特性情報が示す電波特性に基づいて、何れかの区画に配置された位置判定対象の無線端末Tnの位置を判定する。例えば、制御部V5は、応答情報に付加された電波特性情報が示す電波特性が、当該応答情報を送信した受信装置Rmが設置された区画内の無線端末Tnから当該応答情報が発信されたと見做される電波特性である場合、当該応答情報を発信した無線端末Tnの位置が当該受信装置Rmが設置された区画内にあると判定する。また、制御部V5は、受信された応答情報に方向情報が含まれる場合、当該応答情報に含まれる方向情報と上記位置関係リストとに基づいて何れかの区画に配置された位置判定対象の無線端末Tnの位置を判定する。例えば、制御部V5は、応答情報に付加された電波特性情報が示す電波特性が、当該応答情報を送信した受信装置Rmが設置された区画内の無線端末Tnから当該応答情報が発信されたと見做される電波特性である場合、位置判定対象の無線端末Tnの位置が、当該応答情報を送信した受信装置Rmが設置された区画から上記方向情報が示す方向に隣接する区画内にあると判定する。なお、制御部V5は、応答情報に付加された電波特性情報が示す電波特性が、当該応答情報を送信した受信装置Rmが設置された区画内の無線端末Tnから応答情報が発信されたと見做される電波特性であると判定されるまで、既に応答情報発信命令を送信した無線端末Tn以外の無線端末Tnに対して繰り返し応答情報発信命令を送信するように構成してもよい。
[2.位置判定システムの位置判定動作]
次に、図2乃至図4を参照して、本実施形態に係る位置判定システムSにおける位置判定動作について説明する。図2は、位置判定システムSにおける位置判定動作を示すシーケンス図である。図3は、位置検知サーバVの制御部V5における位置判定処理を示すフローチャートである。図4(A)は、応答情報発信命令を受信した無線端末Tnにおける処理を示すフローチャートであり、図4(B)は、他の無線端末Tnから応答情報を受信した無線端末Tnにおける処理を示すフローチャートである。なお、図2の例では、無線端末T1を位置判定対象とし、無線端末T2を無線端末1の周辺にある無線端末としている。
先ず、位置検知サーバVは、位置判定対象の無線端末T1の端末IDが入力部V4から入力されると(図3のステップS51)、位置判定対象の無線端末T1に対してアクセスポイントPを通じて応答情報発信命令を送信する(図2のステップS1、図3のステップS52)。無線端末T1は、位置検知サーバVによりアクセスポイントPから無線で送信された応答情報発信命令を受信すると(図4(A)のステップS71)、無線端末T1の端末IDを含む応答情報を電波発信する(図2のステップS2、図4(A)のステップS72)。
次に、位置検知サーバVは、無線端末T1から、何れかの受信装置Rmを介して送信された応答情報を受信(無線端末T1からの受信であるかは、応答情報に含まれる端末IDで判断される)すると(図3のステップS53)、当該応答情報に付加された電波特性情報が示す電波特性に基づいて、当該無線端末T1が当該応答情報を送信した受信装置Rmが設置された区画内にあるかを判定する(図3のステップS54)。つまり、位置検知サーバVの制御部V5は、当該応答情報に付加された電波特性情報が示す電波特性が、当該応答情報を送信した受信装置Rmが設置された区画内の無線端末T1から当該応答情報が発信されたと見做される電波特性であるか否かを判定する。例えば、応答情報に付加された電波特性情報が示す電波強度が、判定閾値(区画内判定の閾値)を超えるか(または、判定閾値以上であるか)否かが判定され、判定閾値を超える場合(または、判定閾値以上の場合)、電波特性情報が示す電波特性が区画内の無線端末T1から応答情報が発信されたと見做される電波特性であると判定される。ここで、判定閾値(区画内判定の閾値)は、例えば、電波強度の実測値に基づき決定される。電波特性情報が示す電波特性が区画内の無線端末T1から応答情報が発信されたと見做される電波特性であると判定された場合、無線端末T1が応答情報を送信した受信装置Rmが設置された区画内にあると判定され(ステップS54:YES)、図3のステップS55へ進む。一方、無線端末T1が応答情報を送信した受信装置Rmが設置された区画内にないと判定された場合(ステップS54:NO)、図3のステップS56へ進む。なお、無線端末T1から発信された応答情報は、受信装置R1〜R4全てにより受信されるので、受信装置R1〜R4全てからの当該応答情報が位置検知サーバVにより受信されることになる。そのため、ステップS54の処理は、受信装置R1〜R4全てからの当該応答情報に対して行われ、その中の1つがステップS54の条件を満たす場合(ステップS54でYES)、図3のステップS55へ進むことになる。図3のステップS55では、位置検知サーバVの制御部V5は、上記応答情報を発信した無線端末T1の位置が、受信装置Rmが設置された区画内にあると判定(位置判定)し、判定された位置(推定位置)を当該区画に設定して表示部V3に表示する。例えば、棚の区画のレイアウトが表示されると共に、判定された区画上に無線端末T1の端末IDが表示される。
次に、無線端末T2は、無線端末T1から発信された応答情報を受信すると(図4(B)のステップS81)、指向性アンテナにより無線端末T1からの電波(応答情報を搬送する電波)を受信した方向及び電波特性を取得する(図4(B)のステップS82)。次いで、無線端末T2は、取得した応答情報を受信したときの電波特性が、判定閾値(隣接判定の閾値)を超えるか(または、判定閾値以上か)否かを判定する(図4(B)のステップS83)。つまり、無線端末T2は、無線端末T1が配置された区画と、自己(つまり、無線端末T2)が配置された区画とが隣接すると見做される電波特性であるか否かを判定する。そして、電波強度が判定閾値を超える(または、判定閾値以上である)と判定された場合(ステップS83:YES)、つまり、電波特性が区画内の無線端無線端末T1が配置された区画と、自己が配置された区画とが隣接すると見做される電波特性である場合、図4(B)のステップS84へ進む。この判定閾値(隣接判定の閾値)も、例えば、電波強度の実測値に基づき決定される。一方、電波強度が判定閾値を超えないと判定された場合(ステップS83:NO)、何もせず処理を終了する。図4(B)のステップS84では、無線端末T2は、無線端末T2の端末ID、及び上記ステップS82で取得した方向を示す方向情報を含む応答情報を電波発信する(図2のステップS3)。
次に、位置検知サーバVは、位置判定対象の無線端末T1の周辺の無線端末から受信装置Rmを介して応答情報を受信したか否かを判定する(図3のステップS56)。そして、周辺の無線端末から受信装置Rmを介して応答情報を受信していないと判定された場合(ステップS56:NO)、図3のステップS57へ進む。図3のステップS57では、位置検知サーバVは、無線端末T1から発信された応答情報が、少なくとも3つの受信装置Rmを介して受信されたときにそれぞれの応答情報に付加された電波特性情報が示す電波特性に基づき3点測位によって無線端末T1の位置判定を行い、判定された位置(推定位置)を当該区画に設定して表示部V3に表示する。なお、3点測位では、例えば受信装置R1〜R3それぞれが位置判定対象の無線端末T1から発信された応答情報を受信したときの電波強度(つまり、3つの電波強度)に基づき、無線端末T1の位置が推定される。一方、周辺の無線端末から受信装置Rmを介して応答情報を受信したと判定された場合(ステップS56:YES)、図3のステップS58へ進む。例えば、位置検知サーバVは、無線端末T1の周辺の無線端末T2から何れかの受信装置Rmを介して送信された応答情報を受信する。なお、無線端末T1の周辺の無線端末T2から発信された応答情報は、例えば受信装置R1〜R4全てにより受信されるので、受信装置R1〜R4全てから当該応答情報が位置検知サーバVにより受信されることになる。そして、図3のステップS58では、位置検知サーバVは、例えば無線端末T1の周辺の無線端末T2の端末ID及び方向情報を、ステップS56で受信された応答情報から取得し、取得した無線端末T2の端末ID及び方向情報を、位置判定対象の無線端末T1の端末IDに対応付けて周辺端末リストに登録する。なお、周辺端末リストは、例えば、位置判定対象の無線端末T1の端末IDが入力部V4から入力されたときに作成される。
次に、位置検知サーバVは、無線端末T1の周辺の無線端末T2に対してアクセスポイントPを通じて応答情報発信命令を送信する(図2のステップS4、図3のステップS59)。無線端末T2は、位置検知サーバVによりアクセスポイントPから無線で送信された応答情報発信命令を受信すると、無線端末T2の端末IDを含む応答情報を電波発信する(図2のステップS5)。
次に、位置検知サーバVは、無線端末T2から、何れかの受信装置Rmを介して送信された応答情報を受信すると(図3のステップS60)、当該応答情報に付加された電波特性情報が示す電波特性に基づいて、当該無線端末T2が当該応答情報を送信した受信装置Rmが設置された区画内にあるかを判定する(図3のステップS61)。なお、この処理は、ステップS54と同様であり、電波特性情報が示す電波特性が区画内の無線端末T2から応答情報が発信されたと見做される電波特性であると判定された場合、無線端末T2が応答情報を送信した受信装置Rmが設置された区画内にあると判定され(ステップS61:YES)、図3のステップS62へ進む。一方、無線端末T2が応答情報を送信した受信装置Rmが設置された区画内にないと判定された場合(ステップS61:NO)、図3のステップS63へ進む。図3のステップS62では、位置検知サーバVの制御部V5は、先に、周辺端末リストに登録した方法情報に基づいて、位置判定対象の無線端末T1の位置を判定し、判定された位置を当該区画に設定して表示部V3に表示する。例えば、位置検知サーバVの制御部V5は、位置判定対象の無線端末T1の位置が、無線端末T2からの応答情報を送信した受信装置Rmが設置された区画から当該方向情報が示す方向に隣接する区画内にあると判定する。
次に、位置検知サーバVは、例えば無線端末T2の周辺の無線端末から受信装置Rmを介して応答情報を受信したか否かを判定する(図3のステップS63)。そして、周辺の無線端末から受信装置Rmを介して応答情報を受信していないと判定された場合(ステップS63:NO)、図3のステップS57へ進む。一方、周辺の無線端末から受信装置Rmを介して応答情報を受信したと判定された場合(ステップS63:YES)、図3のステップS64へ進む。なお、受信装置Rmを介して受信された応答情報のうち、位置判定対象の無線端末T1から発信された応答情報は破棄される。図3のステップS64では、位置検知サーバVは、例えば無線端末T3の端末ID及び方向情報を、ステップS63で受信された応答情報から取得し、取得した無線端末T3の端末ID及び方向情報を、位置判定対象の無線端末T1の端末IDに対応付けて周辺端末リストに登録し、ステップS59に戻る。これにより、上記と同様の処理が行われる。そして、無線端末Tnが応答情報を発信した区画に辿り着くまで処理が繰り返される。なお、位置検知サーバVは、上記ステップS59で無線端末T2に対して応答情報発信命令を送信することなく、ステップS61へ移行するように構成してもよい。
[3.位置判定動作の実施例]
次に、位置判定システムSにおいて、無線端末T1の位置を判定する実施例について手順(1)〜(20)に沿って説明する。なお、この実施例では、無線端末T1〜T3は、図1(A)に示すように配置されているものとし、無線端末T1を位置判定対象とする。また、説明の便宜上、図1(A)に示す受信装置R1〜R4のうち、受信装置R1及びR2を例にとるものとする。
(1)位置検知サーバVは、位置判定対象の無線端末T1に対してアクセスポイントPを通じて応答情報発信命令を送信する。
(2)無線端末T1は、位置検知サーバVによりアクセスポイントPから無線で送信された応答情報発信命令を受信すると、無線端末T1の端末IDを含む応答情報を電波発信(応答情報の発生)する。
(3)受信装置R1,R2は、無線端末T1から発信された応答情報を受信した場合、当該応答情報、及び当該応答情報を受信したときの電波特性を示す電波特性情報を、ネットワークNWを介して位置検知サーバVへ送信する。
(4)位置検知サーバVは、受信装置R1,R2から送信された応答情報及び電波特性情報を受信すると、位置関係リスト及び当該電波特性情報が示す電波特性に基づいて、無線端末T1が応答情報を送信した受信装置R1,R2が設置された区画内にあるかを判定する。図5(A)は、位置検知サーバVに記憶された位置関係リストの登録内容の一例を示す図である。図5(A)に示す位置関係リストには、受信装置IDと、区画IDと、判定閾値(区画内判定の閾値)と、が対応付けられて登録されている。また、図5(B)は、受信装置R1,R2から受信されたそれぞれの電波特性情報が示す電波特性を、受信装置R1,R2の受信装置ID、及び無線端末T1の端末IDに対応付けて示す図である。図5(B)に示す電波特性(電波強度:−70db,−72db)は、それぞれ、図5(A)に示す判定閾値(−50db)よりも小さいため、位置検知サーバVは、無線端末T1は受信装置R1が設置された区画1内、及び受信装置R2が設置された区画3内にはないと判定する。
(5)無線端末T2,T3は、それぞれ、無線端末T1から発信された応答情報を受信すると、指向性アンテナにより無線端末T1からの電波を受信した方向及び電波特性を取得する。そして、無線端末T2,T3は、それぞれ、取得した応答情報を受信したときの電波特性が、判定閾値(隣接判定の閾値)を超えるか否かを判定する。図5(C)は、無線端末T2,T3に記憶された隣接判定リストの登録内容の一例を示す図である。図5(C)に示す隣接判定リストには、上下左右の各方向と、判定閾値(区画内判定の閾値)とが対応付けられて登録されている。図5(D),(E)は、無線端末T2,T3により取得された方向ごとの電波特性を示す図である。図5(D),(E)に示す電波特性において、無線端末T2の右方向からの電波特性(電波強度:−40db)だけが判定閾値(−45db)を超えている(判定閾値より大きい)ため、無線端末T2は、無線端末T2の右方向からの電波特性が判定閾値を超えると判定する。つまり、無線端末T2は、右隣に無線端末1があると判定する。そのため、無線端末T2は、無線端末T2の端末ID及び右方向を示す方向情報を含む応答情報を電波発信する。
(6)受信装置R1,R2は、無線端末T2から発信された、端末ID及び方向情報を含む応答情報を受信した場合、当該応答情報を、ネットワークNWを介して位置検知サーバVへ送信する。
(7)位置検知サーバVは、受信装置R1,R2から送信された応答情報を受信すると、当該応答情報に含まれる端末ID及び方向情報を周辺端末リストに登録する。図5(F)は、位置検知サーバVに記憶された周辺端末リストの登録内容の一例を示す図である。図5(F)に示す周辺端末リストには、無線端末T1の端末IDと、無線端末T2の端末IDと、方向情報が示す方向「右」とが対応付けられて登録されている。
(8)位置検知サーバVは、無線端末T2に対してアクセスポイントPを通じて応答情報発信命令を送信する。
(9)無線端末T2は、位置検知サーバVによりアクセスポイントPから無線で送信された応答情報発信命令を受信すると、無線端末T2の端末IDを含む応答情報を電波発信する。
(10)受信装置R1,R2は、無線端末T2から発信された応答情報を受信した場合、当該応答情報、及び当該応答情報を受信したときの電波特性を示す電波特性情報を、ネットワークNWを介して位置検知サーバVへ送信する。
(11)位置検知サーバVは、受信装置R1,R2から送信された応答情報及び電波特性情報を受信すると、位置関係リスト及び当該電波特性情報が示す電波特性に基づいて、無線端末T2が応答情報を送信した受信装置R1,R2が設置された区画内にあるかを判定する。図5(G)は、受信装置R1,R2から受信されたそれぞれの電波特性情報が示す電波特性を、受信装置R1,R2の受信装置ID、及び無線端末T2の端末IDに対応付けて示す図である。図5(G)に示す電波特性(電波強度:−65db,−80db)は、それぞれ、図5(A)に示す判定閾値(−50db)よりも小さいため、位置検知サーバVは、無線端末T2は受信装置R1が設置された区画1内、及び受信装置R2が設置された区画3内にはないと判定する。
(12)無線端末T1,T3は、それぞれ、無線端末T2から発信された応答情報を受信すると、指向性アンテナにより無線端末T2からの電波を受信した方向及び電波特性を取得する。そして、無線端末T1,T3は、それぞれ、取得した応答情報を受信したときの電波特性が、判定閾値(隣接判定の閾値)を超えるか否かを判定する。図5(H),(I)は、無線端末T1,T3により取得された方向ごとの電波特性を示す図である。図5(H),(I)に示す電波特性において、無線端末T1の左方向からの電波特性(電波強度:−40db)が判定閾値(−45db)を超えているため、無線端末T1は、無線端末T1の左方向からの電波特性が判定閾値を超えると判定する。つまり、無線端末T1は、左隣に無線端末2があると判定する。そのため、無線端末T1は、無線端末T1の端末ID及び左方向を示す方向情報を含む応答情報を電波発信する。また、無線端末T3の下方向からの電波特性(電波強度:−40db)が判定閾値(−45db)を超えているため、無線端末T3は、無線端末T3の下方向からの電波特性が判定閾値を超えると判定する。つまり、無線端末T3は、下に無線端末2があると判定する。そのため、無線端末T3は、無線端末T3の端末ID及び下方向を示す方向情報を含む応答情報を電波発信する。
(13)受信装置R1,R2は、無線端末T1,T3から発信された、端末ID及び方向情報を含む応答情報を受信した場合、当該応答情報を、ネットワークNWを介して位置検知サーバVへ送信する。
(14)位置検知サーバVは、受信装置R1,R2から送信された応答情報を受信すると、無線端末T1(位置判定対象であるため)から発信された応答情報を破棄し、無線端末T3から発信された応答情報に含まれる端末ID及び方向情報を周辺端末リストに登録する。図5(J)は、図5(F)に示す周辺端末リストが更新された内容の一例を示す図である。図5(J)に示す周辺端末リストには、無線端末T2の端末IDと、無線端末T3の端末IDと、方向情報が示す方向「下」とが追加登録されている。
(15)位置検知サーバVは、無線端末T3に対してアクセスポイントPを通じて応答情報発信命令を送信する。
(16)無線端末T3は、位置検知サーバVによりアクセスポイントPから無線で送信された応答情報発信命令を受信すると、無線端末T3の端末IDを含む応答情報を電波発信する。
(17)受信装置R1,R2は、無線端末T3から発信された応答情報を受信した場合、当該応答情報、及び当該応答情報を受信したときの電波特性を示す電波特性情報を、ネットワークNWを介して位置検知サーバVへ送信する。
(18)位置検知サーバVは、受信装置R1,R2から送信された応答情報及び電波特性情報を受信すると、位置関係リスト及び当該電波特性情報が示す電波特性に基づいて、無線端末T3が応答情報を送信した受信装置R1,R2が設置された区画内にあるかを判定する。図5(K)は、受信装置R1,R2から受信されたそれぞれの電波特性情報が示す電波特性を、受信装置R1,R2の受信装置ID、及び無線端末T3の端末IDに対応付けて示す図である。図5(K)に示す電波特性(電波強度:−45db)は、図5(A)に示す判定閾値(−50db)よりも大きいため、位置検知サーバVは、無線端末T3は受信装置R1が設置された区画1内にあると判定する。
(19)位置検知サーバVは、周辺端末リストから無線端末3→無線端末2→無線端末1と辿り、区画1→区画4(下)→区画5(右)と無線端末1が配置された区画の位置を判定する。
(20)位置検知サーバVは、判定結果に基づき、位置判定対象の無線端末1の位置を表示部V3に表示する。
以上説明したように、上記実施形態によれば、位置判定対象の無線端末Tnが発する電波を隣接する無線端末Tnが受信し、位置検知サーバVが無線端末同士の位置関係を求め、受信装置Rmの設置位置により絶対位置が分かる無線端末Tnの位置をもとに位置判定対象の無線端末Tnの位置を判定するように構成したので、受信装置Rmを全ての区画内に設置できない場合であっても、区画に設置された物品(無線端末Tn)の位置を精度良く判定することができる。また、受信装置Rmを全ての区画内に設置する必要がないので、各区画への配線がし難いケースにおいても対応可能となり、さらに、コストを抑えることができる。
V1 記憶部
V2 通信部
V3 表示部
V4 入力部
V5 制御部
Tn 無線端末
Rm 受信装置
P アクセスポイント
V 位置検知サーバ
S 位置判定システム

Claims (5)

  1. 無線端末を配置可能な3以上の区画のうちの2以上の区画内それぞれに配置された無線端末と、前記区画の数より少ない数の受信装置であって前記3以上の区画のうちの何れかの区画それぞれに設置された受信装置と、2以上の前記無線端末のうち少なくとも位置判定対象の無線端末に対してアクセスポイントを通じて応答情報発信命令を送信する命令送信手段を備える位置判定装置と、を含む位置判定システムであって、
    前記位置判定対象の無線端末は、
    前記アクセスポイントから無線で送信された前記応答情報発信命令を受信した場合、第1の応答情報を電波発信する第1応答情報発信手段を備え
    前記位置判定対象の無線端末以外の他の無線端末は、
    前記位置判定対象の無線端末から発信された第1の応答情報を受信した場合、当該第1の応答情報を受信したときの電波特性が、当該他の無線端末が配置された区画と前記位置判定対象の無線端末が配置された区画とが隣接すると見做される電波特性であるか否かを判定する第1電波特性判定手段と、
    前記第1電波特性判定手段により隣接すると見做される電波特性であると判定された場合、前記第1の応答情報を受信した方向を示す方向情報を含む第2の応答情報を電波発信する第2応答情報発信手段と、
    を備え、
    前記位置判定装置は、
    前記区画に設置された受信装置と当該区画とを対応付ける対応付け情報を記憶する記憶手段と、
    前記他の無線端末から前記受信装置を介して前記送信された前記第2の応答情報であって、前記受信装置が当該第2の応答情報を受信したときの電波特性を示す電波特性情報が付加された当該第2の応答情報を受信する受信手段と、
    前記第2の応答情報に付加された前記電波特性情報が示す電波特性が、当該第2の応答情報を送信した前記受信装置が設置された区画内の前記他の無線端末から当該第2の応答情報が発信されたと見做される電波特性であるか否かを判定する第2電波特性判定手段と、
    前記受信手段により受信された前記第2の応答情報に含まれる前記方向情報と、前記記憶手段に記憶された前記対応付け情報とに基づいて前記何れかの区画に配置された前記位置判定対象の無線端末の位置を判定する位置判定手段と、
    を備え
    前記第2電波特性判定手段により前記受信装置が設置された区画内の前記他の無線端末から前記第2の応答情報が発信されたと見做される電波特性であると判定された場合、前記位置判定手段は、前記位置判定対象の無線端末の位置が、前記第2の応答情報を送信した前記受信装置が設置された区画から前記方向情報が示す方向に隣接する区画内にあると判定することを特徴とする位置判定システム。
  2. 前記位置判定装置は、前記第2電波特性判定手段により前記受信装置が設置された区画内の前記他の無線端末から前記第2の応答情報が発信されたと見做される電波特性であると判定されるまで、前記命令送信手段により既に前記応答情報発信命令を送信した無線端末以外の無線端末に対して繰り返し前記応答情報発信命令を送信することを特徴とする請求項に記載の位置判定システム。
  3. 無線端末を配置可能な3以上の区画のうちの2以上の区画内それぞれに配置された無線端末と、前記区画の数より少ない数の受信装置であって前記3以上の区画のうちの何れかの区画それぞれに設置された受信装置と、2以上の前記無線端末のうち少なくとも位置判定対象の無線端末に対してアクセスポイントを通じて応答情報発信命令を送信する命令送信手段を備える位置判定装置と、を含み、前記位置判定対象の無線端末が、前記アクセスポイントから無線で送信された前記応答情報発信命令を受信した場合、第1の応答情報を電波発信する第1応答情報発信手段を備え前記位置判定対象の無線端末以外の他の無線端末が、前記位置判定対象の無線端末から発信された第1の応答情報を受信した場合、当該第1の応答情報を受信したときの電波特性が、当該他の無線端末が配置された区画と前記位置判定対象の無線端末が配置された区画とが隣接すると見做される電波特性であるか否かを判定する第1電波特性判定手段と、前記第1電波特性判定手段により隣接すると見做される電波特性であると判定された場合、前記第1の応答情報を受信した方向を示す方向情報を含む第2の応答情報を電波発信する第2応答情報発信手段と、を備えるように構成された位置判定システムにおける前記位置判定装置であって、
    前記区画に設置された受信装置と当該区画とを対応付ける対応付け情報を記憶する記憶手段と、
    前記他の無線端末から前記受信装置を介して前記送信された前記第2の応答情報であって、前記受信装置が当該第2の応答情報を受信したときの電波特性を示す電波特性情報が付加された当該第2の応答情報を受信する受信手段と、
    前記第2の応答情報に付加された前記電波特性情報が示す電波特性が、当該第2の応答情報を送信した前記受信装置が設置された区画内の前記他の無線端末から当該第2の応答情報が発信されたと見做される電波特性であるか否かを判定する第2電波特性判定手段と、
    前記受信手段により受信された前記第2の応答情報に含まれる前記方向情報と、前記記憶手段に記憶された前記対応付け情報とに基づいて前記何れかの区画に配置された前記位置判定対象の無線端末の位置を判定する位置判定手段と、
    を備え
    前記第2電波特性判定手段により前記受信装置が設置された区画内の前記他の無線端末から前記第2の応答情報が発信されたと見做される電波特性であると判定された場合、前記位置判定手段は、前記位置判定対象の無線端末の位置が、前記第2の応答情報を送信した前記受信装置が設置された区画から前記方向情報が示す方向に隣接する区画内にあると判定することを特徴とする位置判定装置。
  4. 無線端末を配置可能な3以上の区画のうちの2以上の区画内それぞれに配置された無線端末と、前記区画の数より少ない数の受信装置であって前記3以上の区画のうちの何れかの区画それぞれに設置された受信装置と、2以上の前記無線端末のうち少なくとも位置判定対象の無線端末に対してアクセスポイントを通じて応答情報発信命令を送信する命令送信手段を備える位置判定装置と、を含み、前記位置判定対象の無線端末が、前記アクセスポイントから無線で送信された前記応答情報発信命令を受信した場合、第1の応答情報を電波発信する第1応答情報発信手段を備え前記位置判定対象の無線端末以外の他の無線端末が、前記位置判定対象の無線端末から発信された第1の応答情報を受信した場合、当該第1の応答情報を受信したときの電波特性が、当該他の無線端末が配置された区画と前記位置判定対象の無線端末が配置された区画とが隣接すると見做される電波特性であるか否かを判定する第1電波特性判定手段と、前記第1電波特性判定手段により隣接すると見做される電波特性であると判定された場合、前記第1の応答情報を受信した方向を示す方向情報を含む第2の応答情報を電波発信する第2応答情報発信手段と、を備えるように構成された位置判定システムにおける前記位置判定装置に含まれるコンピュータを、
    前記区画に設置された受信装置と当該区画とを対応付ける対応付け情報を記憶する記憶手段と、
    前記他の無線端末から前記受信装置を介して前記送信された前記第2の応答情報であって、前記受信装置が当該第2の応答情報を受信したときの電波特性を示す電波特性情報が付加された当該第2の応答情報を受信する受信手段と、
    前記第2の応答情報に付加された前記電波特性情報が示す電波特性が、当該第2の応答情報を送信した前記受信装置が設置された区画内の前記他の無線端末から当該第2の応答情報が発信されたと見做される電波特性であるか否かを判定する第2電波特性判定手段と、
    前記受信手段により受信された前記第2の応答情報に含まれる前記方向情報と、前記記憶手段に記憶された前記対応付け情報とに基づいて前記何れかの区画に配置された前記位置判定対象の無線端末の位置を判定する位置判定手段として機能させ
    前記第2電波特性判定手段により前記受信装置が設置された区画内の前記他の無線端末から前記第2の応答情報が発信されたと見做される電波特性であると判定された場合、前記位置判定手段は、前記位置判定対象の無線端末の位置が、前記第2の応答情報を送信した前記受信装置が設置された区画から前記方向情報が示す方向に隣接する区画内にあると判定することを特徴とする位置判定処理プログラム。
  5. 無線端末を配置可能な3以上の区画のうちの2以上の区画内それぞれに配置された無線端末と、前記区画の数より少ない数の受信装置であって前記3以上の区画のうちの何れかの区画それぞれに設置された受信装置と、2以上の前記無線端末のうち何れかの位置判定対象の無線端末に対してアクセスポイントを通じて応答情報発信命令を送信する位置判定装置と、を含む位置判定システムにおける位置判定方法であって、
    前記位置判定対象の無線端末が、前記アクセスポイントから無線で送信された前記応答情報発信命令を受信した場合に、第1の応答情報を電波発信するステップと、
    前記位置判定対象の無線端末以外の他の無線端末が、前記位置判定対象の無線端末から発信された第1の応答情報を受信した場合、当該第1の応答情報を受信したときの電波特性が、当該他の無線端末が配置された区画と前記位置判定対象の無線端末が配置された区画とが隣接すると見做される電波特性であるか否かを判定する電波特性判定ステップと、
    前記他の無線端末が、前記電波特性判定ステップにより隣接すると見做される電波特性であると判定された場合、前記第1の応答情報を受信した方向を示す方向情報を含む第2の応答情報を電波発信するステップと、
    前記受信装置が、前記他の無線端末から無線で送信された前記第2の応答情報を受信した場合、当該第2の応答情報を、通信手段を介して前記位置判定装置へ送信するステップと、
    前記位置判定装置が、前記受信装置から送信された前記第2の応答情報であって、前記受信装置が当該第2の応答情報を受信したときの電波特性を示す電波特性情報が付加された当該第2の応答情報を受信するステップと、
    前記位置判定装置が、前記第2の応答情報に付加された前記電波特性情報が示す電波特性が、当該第2の応答情報を送信した前記受信装置が設置された区画内の前記他の無線端末から当該第2の応答情報が発信されたと見做される電波特性であるか否かを判定する電波特性判定ステップと、
    前記受信された前記第2の応答情報に含まれる前記方向情報と、前記区画に設置された受信装置と当該区画とを対応付ける対応付け情報を記憶する記憶手段に記憶された前記対応付け情報とに基づいて何れかの区画に配置された前記位置判定対象の無線端末の位置を判定する位置判定ステップと、
    を含み、
    前記電波特性判定ステップにより前記受信装置が設置された区画内の前記他の無線端末から前記第2の応答情報が発信されたと見做される電波特性であると判定された場合、前記位置判定ステップにおいては、前記位置判定対象の無線端末の位置が、前記第2の応答情報を送信した前記受信装置が設置された区画から前記方向情報が示す方向に隣接する区画内にあると判定することを特徴とする位置判定方法。
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