JP6180261B2 - 水力発電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、水車の回転により発電する水力発電装置に関する。
自動水栓では吐水動作を制御するために人感センサが用いられる。人感センサは、通常、起動した状態で長時間使用される。よって、その消費電力を補うため、自動水栓の給水路に水力発電装置が設置されることがある。これにより得られた電力は二次電池に蓄電され、人感センサ等の電子機器に利用される。
この水力発電装置では、通常、水車の上流側に流体を絞る噴出通路が設けられる。噴出通路を通った流体は流速が速められて水車の羽根に当たるため、小流量でも水車を回転させて発電できる。しかし、大流量の流体を流す場合、噴出通路を通った流体は流速が速くなりすぎ、水車が過度に高速回転してしまう。その結果、軸受け等が早く摩耗しかねない。
電子機器の消費電力を補う用途ではないが、この対策を実現できる水力発電装置が提案されている(特許文献1参照)。この水力発電装置では、サーボモータ等を使用して電気的に噴出通路の大きさが制御される。小流量のときは噴出通路を小さくして水車を回転させ易くし、大流量のときは噴出通路を大きくして水車の高速回転が抑えられる。
特開平10−26072号
特許文献1の構造では、モータ等の駆動のために電力が必要となる。水力発電所等の大規模施設では外部電源を確保し易いが、住宅等の小規模施設では設置場所によっては外部電源を確保し難い。
本発明は、このような課題に鑑みてなされ、その目的は、住宅等の小規模施設での使用に適した水力発電装置を提供することにある。
上述の課題を解決するために、本発明のある態様は、水力発電装置に関する。水力発電装置は、流体流路に配置された水車と、水車の回転により発電する発電機と、流体流路を流れる流体を絞って水車の羽根に吹き付ける噴出通路と、流体流路を流れる流体の圧力を受けて変位して、噴出通路の通路断面積を変化させる受圧変位体と、を備えることを特徴とする。
この態様によれば、流体流路を流れる流体の圧力に応じて噴出通路の通路断面積を変化させて、その圧力に応じた適切な大きさの通路断面積にできる。また、受圧変位体が流体流路を流れる流体の圧力を受けて無電源で変位する。よって、住宅等の小規模施設のように、外部電源を確保し難く、小エネルギーしか利用できない環境での使用に適する。
また、前述の態様において、受圧変位体は、水車の回転軸の軸方向に沿って変位してもよい。この態様によれば、回転軸の軸直交断面において、受圧変位体の動作により噴出通路内で流体の流れる向きが変わらず、噴出通路内での圧力損失を抑えられる。
また、前述の態様において、受圧変位体を付勢する付勢部材を更に備え、受圧変位体は、付勢部材による付勢力に抗して変位してもよい。この態様によれば、付勢部材の付勢力を適切に選択すれば、流体の圧力に対する受圧変位体の応答特性を自由に調整できる。
また、前述の態様において、受圧変位体は、初期位置にあるとき噴出通路を開放してもよい。この態様によれば、小流量の流体が流れるときでも、受圧変位体の変位を伴わずに噴出通路から流体が吹き付けられ、受圧変位体の変位に伴うエネルギー損失が抑えられる。
また、前述の態様において、水車の回転数に基づき流体流路を流れる流体の流量を検出する流量検出部を更に備えてもよい。この態様によれば、水車の回転を利用して発電しつつ流体の流量を測定できる。
また、前述の態様において、発電機により発電された電力により電子情報を送信する送信部を更に備えてもよい。この態様によれば、送信部による電子情報の送信に必要な電力を外部電源を用いずに利用でき、水力発電装置の設置場所が限定され難くなる。また、この態様において、流体流路を流れる流体に関する物理量を測定する測定部を更に備え、送信部は、測定部により測定された測定情報を送信してもよい。この態様によれば、測定部により測定された測定情報を外部の電子機器に送信すれば、その測定情報をエネルギー管理に利用できる。
本発明によれば、住宅等の小規模施設のように、外部電源を確保し難く、小エネルギーしか利用できない環境での使用に適した水力発電装置を提供できる。
第1実施形態に係る水力発電装置を示す正面断面図である。 図1のA−A線断面図である。 (a)は第1実施形態に係る噴出通路を示す図であり、(b)は受圧変位体の断面積調整部が変位した状態を示す図である。 第1実施形態に係る水力発電装置の受圧変位体が変位した状態を示す正面断面図である。 第1実施形態に係る水力発電装置のブロック図である。 流体流路を流れる流体の流量と水車の回転数との関係の例を示すグラフである。 (a)は第2実施形態に係る水力発電装置を示す拡大平面断面図であり、(b)は受圧変位体が変位した状態を示す図である。 (a)は第2実施形態に係る水力発電装置の噴出通路を示す図であり、(b)は受圧変位体の断面積調整部が変位した状態を示す図である。 (a)は第3実施形態に係る水力発電装置を示す拡大平面断面図であり、(b)は受圧変位体が変位した状態を示す図である。 (a)は第3実施形態に係る水力発電装置の噴出通路を示す図であり、(b)は受圧変位体の断面積調整部が変位した状態を示す図である。
[第1の実施の形態]
図1は第1実施形態に係る水力発電装置10を示し、図2は図1のA−A線断面図を示す。以下、便宜上、図示の状態を基準に各構成要素の位置関係を表現する。
水力発電装置10は、自動水栓(図示せず)の吐水口に給水する給水路の途中に設置されるが、その用途はこれに限定されない。水力発電装置10は、ハウジング20と、水車50と、発電機60と、噴出通路70と、受圧変位体80と、付勢部材100を備える。
ハウジング20は、上側ボディ21(第1ボディ)と、下側ボディ23(第2ボディ)と、蓋ケース25を備える。各ボディ21、23は、合成樹脂等を素材とし、蓋ケース25は、ステンレス鋼等を素材として成形される。
上側ボディ21の上部には凹状の上側収納部21aが形成される。上側収納部21aにはカップ状の蓋ケース25が配置され、蓋ケース25はボルト等の固定具(図示せず)により上側ボディ21に固定される。上側ボディ21の下部には凹状の第1収納部21bが形成される。第1収納部21bには、その凹底面から下側に突出する筒状のガイド部21cが設けられる。上側ボディ21にはガイド部21c内を通して上下に貫通する貫通孔21dが設けられる。下側ボディ23には凹状の第2収納部23aが形成される。上側ボディ21と下側ボディ23は、第1収納部21b、第2収納部23aを対向させて配置され、ボルト等の固定具(図示せず)により固定される。
ハウジング20には、第1収納部21bと第2収納部23aにより構成される下側収納部27が設けられる。下側収納部27には受圧変位体80が配置され、受圧変位体80により副室27aと導出室27bとに区画される。
ハウジング20には、流入路29と、流出路31と、これらを連通する流体流路33が形成される。流入路29は上側ボディ21に形成され、流出路31は下側ボディ23に形成される。流体流路33は、導入室35と、噴出通路70と、水車室37と、導出室27bを含む。これらは流体流路33の上流側から下流側にかけて順に設けられる。また、流体流路33は、副室27aを更に含む。水車室37には水車50が配置される。
導入室35と水車室37は、上側収納部21a内にて上側ボディ21と蓋ケース25との間に設けられる。上側ボディ21と蓋ケース25との間には区画部材39が配置される。区画部材39は、水車50の回転軸51(後述する)と同軸状に設けられる筒状の周壁部39aと、周壁部39aの上部から外周側に延びる環状部39bとを含む。上側ボディ21と蓋ケース25の間は、区画部材39の周壁部39a及び環状部39bにより、導入室35と水車室37に区画される。なお、環状部39bと上側収納部21aはOリング等のシール部材41によりシールされる。
導入室35は、上側ボディ21に形成された通水孔21eを通して副室27aと連通される。導入室35は、図2に示すように、水車室37の水車50を取り囲むように環状に設けられる。
図1に戻り、水車50には水車50と一体に回転可能な回転軸51が取り付けられる。回転軸51は、その上部が上側軸受け(図示せず)により蓋ケース25に回転自在に支持され、その下部が下側軸受け(図示せず)により下側ボディ23に回転自在に支持される。つまり、水車50は、回転軸51を回転中心としてハウジング20に回転自在に支持される。
水車50は、回転軸51を中心として放射状に設けられた複数の羽根57と、羽根57の上下に設けられた円板状の一対の回転板59とを含む。下側の回転板59には上下に貫通する貫通孔59aが形成される。
発電機60は、ロータ部61と、ステータ部63を含む。ロータ部61は、水車50の回転軸51の上部、つまり、回転軸51の一部に設けられる。ロータ部61は、回転軸51と一体に回転可能に設けられる。ロータ部61には永久磁石等の磁石62が取り付けられる。磁石62は、回転軸51の周方向に異なる磁極が交互に位置する。
ステータ部63は、ロータ部61の外周側に間隔を空けて、つまり、ロータ部61の径方向に間隔を空けて配置される。ロータ部61は、ステータ部63の内周側で回転するインナーロータとして構成されるが、アウターロータとして構成されてもよい。ステータ部63は、図示の例では、蓋ケース25に設けられた凹状のステータ収納室内に設けられる。ステータ部63には、蓋ケース25に接するように軟磁性材料のヨーク64が装着される。ヨーク64は、ボルト等の固定具(図示せず)により上側ボディ21に固定される。ステータ部63のヨーク64内には、ステータコイル65を巻き付けたコイルボビン66が装着される。
発電機60は、水車50の回転によりロータ部61の磁石62が回転すると、磁石62からヨーク64に伝わる磁束の流れが変化し、電磁誘導によりこの変化を妨げる方向にステータコイル65に起電力が生じて発電する。つまり、発電機60は、水車50の回転により、ステータ部63に対してロータ部61が回転して発電する。この起電力による電流は、ステータコイル65に接続された導線等の導体(図示せず)を通じて取り出され、後述する流量検出部113や送信部120で使用される。
噴出通路70は、図2に示すように、水車50の周方向に間隔を空けて複数(図示は3つ)設けられる。噴出通路70は、導入室35と水車室37を連通し、流体流路33にて水車50の上流側に設けられる。噴出通路70は、その中心軸線L1が、水車50の回転軸51から外周側にずれた位置であって、水車50の羽根57と交差する位置を通過するように設けられる。噴出通路70は、導入室35を流れる流体を絞って、流体の流速を速めて水車50の羽根57に吹き付け可能な通路断面積となるように構成される。水車50の羽根57には、導入室35から噴出通路70を通して吹き付けられた流体が周方向側面にあたる。
図3(a)は、噴出通路70を示す図であり、図2のB−B線断面図でもある。噴出通路70は、区画部材39の周壁部39aに形成されたスリット39cと、後述する受圧変位体80の断面積調整部84とにより囲まれて形成される。スリット39cは、水車50の回転軸51の一方(上側)に凹み、他方(下側)に開口する。
図1に戻り、受圧変位体80は、下側スライド部材81と、上側スライド部材83と、ダイアフラム85を含む。下側スライド部材81は、筒状の内側摺動部81aと、筒状の外周部81bを含み、内側摺動部81aと外周部81bにより段付筒状に形成される。内側摺動部81aは、その内側に上側ボディ21のガイド部21cが上下に摺動自在に設けられる。
上側スライド部材83は、筒状の基部83aと、基部83aから上側に突出して設けられた複数の断面積調整部84とを含む。上側スライド部材83は、基部83aに設けられた雌ねじ部を内側摺動部81aに設けられた雄ねじ部にねじ込む等して下側スライド部材81に固定される。
断面積調整部84は、噴出通路70の数に対応した数(図示は3つ)で設けられる。断面積調整部84の上部は、図3(a)に示すように、上側ボディ21に形成された通孔21fを通して区画部材39のスリット39c内に挿入される。断面積調整部84は、スリット39cの少なくとも一部を塞ぐように配置され、そのスリット39c内を上下に摺動自在に設けられる。
図1に戻り、ダイアフラム85は、可撓性を有するゴム等の弾性体により構成される。ダイアフラム85は、内周側の厚肉の内側厚肉部85aと、外周側の厚肉の外側厚肉部85bと、これらの間に架設された薄肉の本体部85cを含む。内側厚肉部85aは、下側スライド部材81の段差面と基部83aの下面とにより挟まれて保持される。外側厚肉部85bは、上側ボディ21の下面に設けられた環状溝としての嵌合部21g内に配置される。外側厚肉部85bは、嵌合部21gの内壁面と下側ボディ23に設けられた環状突起としての押さえ部23bとにより挟まれて保持される。
受圧変位体80は、内側厚肉部85aの一部に副室27a内に露出した受圧面87が設けられる。受圧変位体80は、受圧面87により副室27a内の流体の圧力を受けて変位する。このとき、図4に示すように、下側スライド部材81の内側摺動部81aがガイド部21cをガイドとして上下に摺動し、受圧変位体80が水車50の回転軸51の軸方向に沿って変位する。
なお、図1に戻り、ハウジング20の下側収納部27には、上側スライド部材83の基部83aの上面と対向する第1ストッパ面43が設けられる。下側収納部27には、下側スライド部材81の外周部81bの下面と対向する第2ストッパ面44が設けられる。
付勢部材100は、導出室27b内にて受圧変位体80と下側ボディ23との間に配置される。付勢部材100は、圧縮ばね等の弾性体である。受圧変位体80は、第1ストッパ面43に係合される初期位置にて、回転軸51の軸方向の一方(上側)への変位が規制される。付勢部材100は、この初期位置に向けて受圧変位体80を付勢する。受圧変位体80は、主として、副室27a内の流体の圧力を受圧面87で受けて、付勢部材100による付勢力に抗して下側に向けて変位する。受圧変位体80は、図4に示すように、第2ストッパ面44に係合される停止位置にて、回転軸51の軸方向の他方(下側)への変位が規制される。
ここで、噴出通路70は、図3(a)に示すように、受圧変位体80が初期位置にあるとき、噴出通路70を開放する。このとき、噴出通路70は、所定の大きさの通路断面積S1を有する。この通路断面積S1は、本実施形態において、比較的に小さい所定の流量の流体が流体流路33を流れたとき、噴出通路70から吹き付けられる流体により水車50が回転できるように調整される。なお、水車50は、停止時に磁石62が磁力によりステータコイル65に吸引されて保持されるので、その保持力に抗して回転できるように通路断面積S1の大きさが調整される。また、ここでいう通路断面積とは、噴出通路70の中心軸線L1に直交する断面での噴出通路70の断面積をいう。
受圧変位体80が初期位置から変位すると、図3(b)に示すように、区画部材39のスリット39c内において、水車50の回転軸の他方(下側)に断面積調整部84が変位する。断面積調整部84が変位すると、断面積調整部84の変位方向の側面(上面)、つまり、噴出通路70を構成する面の一部が変位して、噴出通路70の通路断面積が大きくなるように変化する。噴出通路70は、受圧変位体80が停止位置まで変位すると、受圧変位体80の変位可能範囲内で最も通路断面積が大きくなる。
図5は、水力発電装置10の概略的な構成を示すブロック図である。水力発電装置10は、水車50と、発電機60との他に、測定部110と、送信部120を含む。
測定部110は、流体流路33を流れる流体に関する物理量を測定する。測定部110は、ハードウェア的には、コンピュータのCPUやメモリ、回路、素子等で実現できる。測定部110は、センサ111と、流量検出部113とを含む。
センサ111は、本実施形態において、下側ボディ23に設置された温度センサ(図示せず)であり、流体流路33を流れる流体の温度を測定する。センサ111は、この他にも、流体流路33を流れる流体の圧力を測定する圧力センサ等の公知のセンサでもよい。
流量検出部113は、水車50の回転数に基づき流体流路33を流れる流体の流量を検出する。この流体の流量は、水車50の回転数に依存している。よって、これらの関係を予め求めたうえで水車50の回転数を求めれば流体の流量が検出される。この関係は、実験、解析等により求めればよい。水車50の回転数は、発電機60から出力される交流電流の周波数に比例している。本実施形態に係る流量検出部113は、発電機60から出力される交流電流の周波数に基づき水車50の回転数を求める。交流電流の周波数は、たとえば、交流電流の波形を矩形波に整形し、その矩形波の数をカウントして算出される。
測定部110は、測定して得られた測定情報を送信部120に出力する。この測定情報には、温度センサにより測定された流体の温度を示す温度情報や、流量検出部113により求めた水車50の回転数を示す情報、つまり、流体の流量を示す流量情報が含まれる。
送信部120は、無線により外部の電子機器(図示せず)に電子情報を送信する送信機により構成される。この電子情報には測定部110により測定された測定情報が含まれる。なお、送信部120は有線により送信してもよい。
測定部110と送信部120は、発電機60により発電された電力により動作する。測定部110は、その電力により動作して流体に関する物理量を測定し、測定情報を送信部120に出力する。送信部120は、その電力により動作して、送信部120から出力された測定情報を含む電子情報を送信する。ここで、発電機60により発電された電力は、ステータコイル65から導体を通じて交流電流として取り出される。測定部110と送信部120は、本実施形態において、その交流電流を全波整流して得られた直流電流により動作する。なお、発電機60により発電された電力を二次電池に蓄電して、その二次電池に蓄電された電力により動作してもよい。
以上の水力発電装置10の動作を説明する。水等の流体は、図1に示すように、流入路29から流入し、流体流路33を通過して、流出路31から流出する。流体流路33では、流入路29から導入室35に流体が流入すると、導入室35から通水孔21eを通して副室27a内にも流入する。導入室35内に流体が貯まると、噴出通路70を通して水車50の羽根57に流体が吹き付けられる。水車50は、羽根57にあたった流体の勢いにより回転軸51と一体に一定方向に回転する。水車50の羽根57にあたった流体は、水車50の回転板59の貫通孔59aと、上側ボディ21のガイド部21cの貫通孔21dとを通して導出室27bに導かれ、導出室27bから流出路31に流出する。
ここで、図4に示すように、導入室35、副室27a、噴出通路70内の流体の圧力が上昇すると、受圧変位体80が変位して、噴出通路70の通路断面積が大きくなる。これら流体の圧力は、主として、受圧変位体80の受圧面87や断面積調整部84の変位方向の側面(上面)により受けられる。一方、受圧変位体80が変位しているとき、導入室35、副室27a内の流体の圧力が低下すると、受圧変位体80が変位して、噴出通路70の通路断面積が小さくなる。このように、受圧変位体80は、流体流路33を流れる流体の圧力を受けて、自動的、かつ、無電源で変位する。受圧変位体80は、初期位置と停止位置との間の変位可能範囲にあるとき、導入室35、副室27a、噴出通路70内の流体から受圧変位体80が受ける圧力と付勢部材100の付勢力が釣り合う位置で停止する。
以上の水力発電装置10によれば、流体流路33を流れる流体の圧力に応じて噴出通路70の通路断面積を変化させて、その圧力に応じた適切な大きさの通路断面積にできる。
つまり、流体流路33を流れる流体の流量が小さいとき、噴出通路70の通路断面積を小さいままとし、その流体を噴出通路70により絞って流速を速めたうえで水車50の羽根57に吹き付けて、水車50を回転させられる。よって、小流量でも水車50を回転させて、発電機60による発電を開始できる。
また、流体流路33を流れる流体の流量が大きいとき、噴出通路70の通路断面積を大きくし、噴出通路70から吹き付けられる流体の流速を抑え、大流量での水車50の高速回転を抑えられる。水車50の高速回転を抑えられると、水車50の回転軸51等の回転に伴う磨耗が抑えられ、ハウジング20の耐久性を向上できる。また、流体の流量が大きいときでも、噴出通路70の通路断面積を大きくできるため、噴出通路70での流体への抵抗が抑えられ、大流量での噴出通路70による圧力損失が抑えられる。
なお、大流量での流体流路での圧力損失が大きいと、流体流路に流体を通過させるため、上流側での流体圧力を増加させる必要がある。しかし、流体圧力を過度に増加させると、ハウジングの負荷が増大し、耐久性の低下を招く。よって、通常、流体流路の上流側に定流量弁を設置し、流体流路に大流量の流体が流れないようにしていた。一方、本実施形態に係る水力発電装置10によれば、大流量での噴出通路70による圧力損失が抑えられるため、使用可能な流量の範囲が広がるうえ、流体流路33の上流側の定流量弁が不要となる。
また、従来では、小流量で発電を開始しつつ、大流量での水車の高速回転を防止するため、特開2005−299634号公報に記載のような、水車を迂回するバイパス流路を設けた水力発電装置が提案されている。この水力発電装置では、小流量のときは全流体を水車に流し、大流量のときは弁を開いて一部の流体をバイパス流路に流している。一方、本実施形態に係る水力発電装置10によれば、バイパス流路を設けなくともよいため、流体流路33を流れる流体の一部を無駄にせずに水車50の回転に利用でき、発電機60により効果的に発電できる。
また、本実施形態に係る水力発電装置10によれば、受圧変位体80が流体流路33を流れる流体の圧力を受けて無電源で変位する。よって、住宅等の小規模施設のように、外部電源を確保し難く、小エネルギーしか利用できない環境での使用に適する。
また、受圧変位体80が水車50の回転軸51の軸方向に沿って変位するため、その回転軸51の軸直交断面において、受圧変位体80の動作により噴出通路70内で流体の流れる向きが変わらず、噴出通路70内での圧力損失を抑えられる。また、噴出通路70から吹き付けられる流体の向きが受圧変位体80の動作により変わらないため、受圧変位体80の動作によらず水車50を安定して回転させられる。
また、受圧変位体80を付勢する付勢部材100が設けられるため、圧縮ばねの弾性力、つまり、付勢部材100の付勢力を適切に選択すれば、流体の圧力に対する受圧変位体80の応答特性を自由に調整できる。よって、後述のように、たとえば、大流量での流体の流量を精度よく測定できるような、流量特性に特化させた水力発電装置10を製造できる。
また、受圧変位体80は、初期位置にあるとき噴出通路70を開放する。よって、小流量の流体が流れるときでも、受圧変位体80の変位を伴わずに噴出通路70から流体が吹き付けられ、受圧変位体80の変位に伴うエネルギー損失が抑えられる。このエネルギー損失は、受圧変位体80が摩擦力、付勢力等の抵抗力に抗して変位して生じる。また、噴出通路70を構成する面の一部(断面積調整部84)で流体の圧力を受けて、初期位置にある受圧変位体80を変位させられる。また、所定の大きさの通路断面積S1に調整等すれば、目的に合わせた流量の流体が流れたときに発電機60で発電を開始できる。
また、発電機60と流量検出部113を備えるため、水車50の回転を利用して発電しつつ流体の流量を測定できる。特に、後述のように、バイパス流路を利用しないため、大流量でも流体の流量を精度よく求められる。また、流量検出部113は発電機60により発電された電力により動作するため、外部電源を用いずに流体の流量を測定できる。
また、発電機60により発電された電力により送信部120が動作するため、送信部120による電子情報の送信に必要な電力を外部電源を用いずに利用でき、水力発電装置10の設置場所が限定され難くなる。
また、測定部110より流体に関する物理量を測定し、測定情報を送信部120が送信するため、その測定情報を水力発電装置10の外部の電子機器に送信すれば、その測定情報をエネルギー管理に利用できる。また、発電機60により発電された電力により測定部110が動作するため、外部電源を用いずにセンサ等を追加できる。
図6(a)は、流体流路33を流れる流体の流量と水車50の回転数との関係の一例を示す。図示の例では、本実施形態に係る水力発電装置10での流量に対する回転数の関係を実線で示す。また、参考例として、バイパス流路を設けた水力発電装置での関係を一点鎖線で示す。バイパス流路を設けた水力発電装置では、流量Q1のときに弁を開いて一部の流体をバイパス流路に流している。
図示の例では、流量Q1で受圧変位体80が初期位置から変位し、流量Q2で受圧変位体80が停止位置で停止する。つまり、流量Q1から流量Q2までの範囲が受圧変位体80の変位可能範囲となる。付勢部材100は、導入室35、副室27a内の流体の圧力の増大に対して、その変位量が比較的に緩やかとなるようにばね定数等のばね特性が設計される。このとき、流量Q1から流量Q2までの範囲で、流体の流量と水車50の回転数との間にほぼ線形性が成立する。よって、流量Q1から流量Q2までの範囲を流量測定範囲とすれば、水車50の回転数から大流量でも流体の流量を精度よく求められる。
バイパス流路を設けた水力発電装置では、流量Q1以上の範囲のとき、全流体の一部がバイパス流路に流れるため、流体の流量と水車50の回転数との間の線形性が悪化する。よって、水車50の回転数から大流量での流体の流量を精度よく求めにくくなる。一方、本実施形態に係る水力発電装置10によれば、付勢部材100のばね特性等の部材特性の設計により、水車50の回転数から大流量での流体の流量を精度よく求められる。
図6(b)は、流量検出部113により測定される流体の流量と水車50の回転数との関係の別の例を示す。図示の例では、流量Q3から流量Q4までの範囲が受圧変位体80の変位可能範囲となる。付勢部材100は、流量Q3で受圧変位体80が初期位置から変位しはじめたら、早期に停止位置まで変位するようにばね特性が設計される。このとき、流量Q4以上の範囲で、流体の流量と水車50の回転数との間に線形性が成立する。よって、流量Q4以上の範囲を流量測定範囲とすれば、水車50の回転数から流体の流量を精度よく求められる。なお、図示の例では、流量Q4以上流量Q5以下と小流量の限定された範囲を流量測定範囲とすることを想定している。
以上のように、受圧変位体80の変位可能範囲を流量測定範囲としてもよいし、その変位可能範囲以外を流量測定範囲としてもよい。
[第2の実施の形態]
図7(a)は、第2実施形態に係る水力発電装置10の拡大図を示す。本実施形態では、第1実施形態と比較して、ハウジング20、噴出通路70、受圧変位体80、付勢部材100の構成が主に相違する。以下、第1実施形態で説明した要素と同一の要素に同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
ハウジング20は、導入室35内に隔壁体45が固定される。隔壁体45は、噴出通路70の数に対応した数で設けられる。隔壁体45は、その内側に内部空間45aが形成される。内部空間45aは、水車50の回転軸51の軸方向に対して垂直な一方向P1に沿って延びる。内部空間45aは、隔壁体45とハウジング20に形成された通気孔45bを通してハウジング20の外部空間に連通される。
噴出通路70は、区画部材39の周壁部39aに形成されたスリット39cにより囲まれて形成される。噴出通路70は、導入室35から水車室37に向かうにつれて、つまり、水車50側に近づくにつれて先細となるように形成される。
受圧変位体80は、導入室35に配置される。受圧変位体80は、断面積調整部84と、膜体91とを備える。断面積調整部84は、その先端に向かうにつれて先細となるように形成される。断面積調整部84は、噴出通路70内に上流側から挿入される。断面積調整部84は、弁孔としての噴出通路70に対する弁体として機能する。断面積調整部84は、図7(b)に示すように、噴出通路70に対して方向P1に離間又は近接して噴出通路70を開閉し、噴出通路70の開度を調整する。断面積調整部84は、その基端側に設けられたロッド92により膜体91に接続される。
膜体91は、隔壁体45の内部空間45aと導入室35とを仕切るように配置される。膜体91は、その厚さ方向の片面が導入室35内に露出した受圧面87となる。受圧変位体80は、受圧面87により導入室35内の流体の圧力を受けて変位する。このとき、膜体91が隔壁体45の内面をガイドとして方向P1に摺動し、受圧変位体80が方向P1に沿って変位する。
付勢部材100は、隔壁体45の内部空間45aに配置される。隔壁体45は、膜体91の受圧面87の一部と対向する第1ストッパ面43が設けられる。受圧変位体80は、膜体91の受圧面87の一部が第1ストッパ面43に係合される初期位置にて、噴出通路70に近接する方向への変位が規制される。付勢部材100は、この初期位置に向けて受圧変位体80を付勢する。
図8(a)は、噴出通路70を示す図である。噴出通路70は、受圧変位体80が初期位置にあるとき、所定の大きさの通路断面積S1を有する。この通路断面積S1は、噴出通路70の中心軸線L1に直交する断面において、スリット39cの断面積から断面積調整部84の断面積を減算した大きさとなる。受圧変位体80が初期位置から変位すると、図8(b)に示すように、噴出通路70から断面積調整部84が離間して噴出通路70の開度が大きくなり、噴出通路70の通路断面積が大きくなる。
以上の水力発電装置10では、導入室35内の流体の圧力が上昇すると、受圧変位体80が変位して、噴出通路70の通断面積が大きくなる。このとき、隔壁体45内の内部空間45aは通気孔45bを通して外部空間と連通されるため、膜体91の変位によりその内部空間45a内の空気が高圧化せず、受圧変位体80の変位の抵抗とならない。
以上のように、受圧変位体80は、第1実施形態のように、噴出通路70を構成する面の一部を変位させて噴出通路70の通路断面積を変化させてもよいし、第2実施形態のように、噴出通路70の開度を調整して噴出通路70の通路断面積を変化させてもよい。
[第3の実施の形態]
図9(a)は第3実施形態の水力発電装置10の拡大図を示す。本実施形態では、第1実施形態と比較して、ハウジング20、噴出通路70、受圧変位体80、付勢部材100の構成が主に相違する。
ハウジング20は、導入室35内にガイド体47が固定される。ガイド体47は、噴出通路70の数に対応した数で設けられる。ガイド体47は、その内側面と区画部材39の周壁部39aとにより囲まれた内側空間47aが形成される。内側空間47aは、水車50の周方向P2に沿って延びる。内側空間47aは、区画部材39の周壁部39aに形成された通気孔45bを通して水車室37と連通する。
噴出通路70は、区画部材39の周壁部39aに形成されたスリット39cと、受圧変位体80の断面積調整部84により囲まれて形成される。
受圧変位体80は、導入室35に配置される。受圧変位体80は、スライド部93と、断面積調整部84を含む。スライド部93は、水車50の周方向P2に沿って形成され、ガイド体47の内側空間47aに配置される。スライド部93は、ガイド体47に対して周方向に摺動自在に設けられる。断面積調整部84は、図9(b)に示すように、スライド部93が周方向P2に摺動すると、区画部材39のスリット39c内で周方向P2に沿って変位する。断面積調整部84は、その周方向端面が導入室35及び噴出通路70内に露出した受圧面87となる。
付勢部材100は、ガイド体47の内側空間47aに配置される。ガイド体47は、断面積調整部84の周方向端面の一部と対向する第1ストッパ面43が設けられる。受圧変位体80は、断面積調整部84の周方向端面の一部が第1ストッパ面43に係合される初期位置にて、周方向の一方(図中左側)への変位が規制される。付勢部材100は、この初期位置に向けて受圧変位体80を付勢する。
図10(a)は、噴出通路70を示す図である。噴出通路70は、受圧変位体80が初期位置にあるとき、所定の大きさの通路断面積S1を有する。この通路断面積S1は、スリット39cの内壁面39dと、断面積調整部84の変位方向(周方向P2)の端面84aとにより囲まれた断面の断面積となる。受圧変位体80が初期位置から変位すると、図10(b)に示すように、スリット39c内で断面積調整部84が周方向P2に沿って変位し、噴出通路70の通路断面積が大きくなる。
以上、実施の形態に基づき本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用を示すにすぎない。また、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を逸脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が可能である。
発電機60は、水車50の回転により、ステータ部63に対してロータ部61が回転して発電するものであれば、図示の例に限定されず、公知の発電機が用いられてよい。
噴出通路70は、スリット39cの少なくとも一部を受圧変位体80の断面積調整部84で塞いで設けられる例を説明したが、スリットの他にも、ノズルのノズル孔等の少なくとも一部を断面積調整部84により塞いで設けられてもよい。噴出通路70は、受圧変位体80が初期位置にあるとき、受圧変位体80の断面積調整部84により一部が塞がれた例を説明したが、すべてが塞がれてもよい。
受圧変位体80は、流体流路33を流れる流体の圧力が上昇すると、噴出通路70の通路断面積が大きくなるように変化させた例を説明したが、噴出通路70の通路断面積が小さくなるように変化させてもよい。また、受圧変位体80は、複数の噴出通路70のうち、すべての噴出通路70の通路断面積を変化させたが、そのうちの一部の噴出通路70の通路断面積のみを変化させてもよい。
流量検出部113は、発電機60の出力に基づき水車50の回転数を求め、その回転数に基づき流体流路33を流れる流体の流量を検出したが、その方法は実施形態に限定されず、公知の方法が用いられてもよい。また、流量検出部113は、発電機60の出力を用いずに、公知の方法により流体の流量を検出してもよい。この場合、たとえば、水車50の回転軸51や羽根57等に別の磁石を設け、流量検出部113は、その磁石を検出するピックアップコイル等の磁気センサにより構成される。流量検出部113は、磁気センサの検出範囲を磁石が通過する度にパルス信号を出力し、そのパルス数をカウントして水車50の回転数を求められる。
10 水力発電装置、20 ハウジング、33 流体流路、35 導入室、37 水車室、39 区画部材、39a 周壁部、39b 環状部、39c スリット、50 水車、51 回転軸、57 羽根、60 発電機、61 ロータ部、62 磁石、63 ステータ部、65 ステータコイル、70 噴出通路、80 受圧変位体、84 断面積調整部、87 受圧面、100 付勢部材、110 測定部、111 センサ、113 流量検出部、120 送信部。

Claims (6)

  1. 流体流路が形成され、前記流体流路は上流側から順に導入室と水車室と導出室を含むハウジングと、
    前記水車室に配置された水車と、
    前記水車の回転により発電する発電機と、
    前記流体流路の一部として前記導入室と前記水車室の間に設けられ、前記導入室を流れる流体を絞って前記水車の羽根に吹き付ける噴出通路と、
    前記流体流路を流れる流体の圧力を受けて変位して、前記噴出通路の通路断面積を変化させる受圧変位体と
    前記受圧変位体を付勢する付勢部材と、を備え、
    前記受圧変位体は、前記付勢部材による付勢力に抗して変位し、
    前記付勢部材は弾性体であることを特徴とする水力発電装置。
  2. 前記受圧変位体は、前記水車の回転軸の軸方向に沿って変位することを特徴とする請求項1に記載の水力発電装置。
  3. 前記受圧変位体は、初期位置にあるとき前記噴出通路を開放することを特徴とする請求項1または2に記載の水力発電装置。
  4. 前記水車の回転数に基づき前記流体流路を流れる流体の流量を検出する流量検出部を更に備えることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の水力発電装置。
  5. 前記発電機により発電された電力により電子情報を送信する送信部を更に備えることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の水力発電装置。
  6. 前記流体流路を流れる流体に関する物理量を測定する測定部を更に備え、
    前記送信部は、前記測定部により測定された測定情報を送信することを特徴とする請求項に記載の水力発電装置。
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