JP6179781B2 - 特に食品用の容器 - Google Patents

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Description

本発明は容器、特に食品用の容器に関する。
同一の出願人による特許文献1から、特に、容器の開口を開閉するために、シールを形成するスリーブを備える容器を製造することは既知である。このシールは、容器本体および本体に対して旋回するリングに接続され、可撓性弾性素材から作られている。容器の開口を封鎖する、ねじられた状態と、開口を開放する、ねじられていない状態との間でねじることで、シールは変形可能である。
既存の容器は、上記開口を開閉するための操作性、または開口を開閉するために提供される可能性に関して、完全に満足できるものではない。
さらに、既存の容器は、容器に含有される製品を容器から注出するとき、製品残留物が、ねじられた状態において、シールによって形成される膜の外面に残るという具体的な欠点を有する。
特許文献2は、ねじるシールを持つ同じ種類の別の既知の容器を例示する。この容器は、リングを一定の角度位置において固定するための切込みを備える。
フランス特許第2,922,195号 米国出願第2005/082248号
本発明は上記欠点のすべてを解決することを目的とする。
当該本容器は、既知の様式で、
−開口を形成する容器本体、
−本体に対して、開口を開放する位置と開口を封鎖する位置との間で旋回可能な移動リング、および
−可撓性弾性素材で作られるシールを形成するスリーブ(以降「シール」という)であって、一方では上記本体に接続し、他方では上記リングに接続し、リングを本体に対して旋回することによって、上記開放位置と封鎖位置との間でねじられることが可能であり、シールが容器の開口を開放する、ねじられていない状態と、上記シールが開口を封鎖する、ねじられた状態との間で、シールの変形が発生するスリーブを備える。
本発明によれば、上記本体は、円形の周壁を備える。円形の周壁は開口を画定する自由端部で終端し、上記リングは壁の周りに係合するように設計される。
−上記周壁および上記リングのうちの1つは、
−斜めの溝であって、斜めの溝の第1の端部は、上記開口から第1の軸方向の距離に位置し、斜めの溝の第2の端部は、上記開口から第2の軸方向の距離に位置する溝、
−1つの端部が、上記斜めの溝の上記第2の端部と連通する円周溝、および
−上記円周溝に沿って形成される複数の切込みであって、上記溝に対して横向きであり、上記溝と連通する切込みを備える。
−上記周壁と上記リングのもう一方は突起を備える。突起は、上記斜めの溝および上記円周溝に対して係合可能かつ摺動可能であり、上記複数の切込みの上記切込みのうちのいずれかと部分的に係合可能である。
上記斜めの溝が配置される位置では、斜めの溝内で上記突起が移動することによって、上記開放位置から上記封鎖位置までリングが移動する第1の部分の間は、リングおよび上記開口が互いに軸方向に近づく方向に、リングは軸方向に移動し、反対に、斜めの溝内で突起が移動することによって、上記封鎖位置から上記開放位置までリングが移動する第2の部分の間は、リングと上記開口が軸方向に離れる方向に、リングは軸方向に移動する。
上記切込みの少なくとも第1の切込みは、シールが部分的にねじられた状態にあるとき、上記突起を受容するような角度で配置され、上記切込みの第2の切込みは、シールが完全にねじられた状態にあるとき、上記突起を受容するような角度で配置される。
したがって、本発明によって、上記周壁に対してリングを誘導して移動することが可能となる。この移動は、上記突起を上記溝内で誘導し、次に上記切込みのいずれかに誘導することによって行われる。
上記開放位置では、リングは上記開口に対して軸方向に離れた位置にある。シールは、上記周壁の内面に沿って延在する第1の部分、上記自由端部を囲む中間部分、周壁の外面に沿って延在し、リングに接続する上記第2の部分を形成する。この開放位置において、容器に含有される製品が容器から開口を通じて注出されるとき、この製品はシールの上記第1の部分および上記中間部分に沿って流れるが、シールの上記第2の部分の上は流れない。
開放位置から封鎖位置までのリングの移動によって、突起が斜めの溝内を移動し、それによって、リングが開口に向かって軸方向に移動し、同時にシールのねじりが開始される。この軸方向の移動によって、シールの上記第1の部分および上記中間部分が本体の内部に向かって後退し、第1の部分および中間部分に残っている製品残留物は、封止中にねじられるように設計されているシールの領域よりも下部になる。続いて、突起が上記円周溝内を移動することによって、次に、周壁に対してリングの旋回移動が誘導され、さらにシールをねじる。次に、突起が上記切込みのいずれかに係合し、ねじられたシールによってリングに加えられる軸方向の弾性復元力によって、その突起はその切込みに維持される。この係合によって、リングを選択した角度位置に維持し、部分的にまたは完全に容器を封止することができる。
封止後に、上記製品残留物は上記ねじられたシールによって形成される膜の内面に位置し、膜の外面には製品は存在しない。
上記封鎖位置から容器の開口を解放する動きは、前述の順序とは逆の順序で行われる
容器は、前述したように、1つの突起および1セットの溝のみを備えていてもよい。ただし、好ましくは、2つの角度的に対向する突起、および対応して角度的に対向する2セットの溝を備えていてもよい。
このようにして、リングの完全な誘導を行うことができる。
このとき、容器本体は、両方の突起、または両方のセットの溝のうちいずれかを備えることができ、リングはそれぞれ対応して、両方のセットの溝または両方の突起のいずれかを備えることができる。ただし、かさを小さくするために、前述したように、容器本体が第1の突起および第1のセットの溝を備える一方、リングが、上記第1の突起を受容するように設計される第2のセットの溝および上記第1のセットの溝に係合するように設計される第2の突起を備えることが好ましい。
好ましくは、リングの高さ(つまり、軸方向の寸法)は、上記周壁より低い。上記第2のセットの溝はこのとき円周溝を備えず、斜めの溝のみを備える。上記第1の突起は、リングが上記開口に近づく軸方向への移動の終わりに、上記第2のセットの溝から外れる。リングの旋回は第2の突起が上記円周溝を移動することによってのみ誘導されるため、実際の使用時には特に問題とならない。
好ましくは、円周溝は、シールが部分的にねじられた状態のとき、上記突起を受容するような角度で配置される少なくとも2つの切込みを、次のように備える。
−1つの切込みは、半分封止した容器の開口に対応する位置に配置され、容器に含有される製品を、たとえば電子レンジで調理できるように十分な開口を維持する。したがって、この位置は「調理位置」と呼ばれる。
−少なくとも1つの切込みは、開口を完全に封止する位置に対応する切込みの側部に配置され、飲み物用のストローが通過するためにちょうど十分な開口を提供する。したがって、この位置は「ストロー位置」と呼ばれる。
好ましくは、溝の各セットは吸気口を備える。吸気口は、周壁の自由端部、またはリングの自由端部にとつながり、上記斜めの溝の上記第1の端部と連通する。
この吸気口によって、突起と上記溝のセットとの係合が容易になる。
容器の使用中に、望ましくないときに、突起が上記吸気口と係合することを避けるために、つまり、突起を上記溝のセットに維持するために、溝の各セットは、上記斜めの溝と上記吸気口との間に、段差、または他の種類の硬点を備える。上記斜めの溝から上記吸気口に進むためには、突起はこの段差を乗り越えなければならない。
好ましくは、上記吸気口は、上記自由端部に向かって幅が広くなる。
上記溝の側面端部を形成する壁によって、突起が上記斜めの溝内に復元することを誘導でき、結果として、この復元が容易になる。
好ましくは、溝の各セットはさらに、
−上記斜めの溝と上記吸気口との間に位置し、上記吸気口と連通する中間溝、および
−容器本体に対してリングを解放するための溝であって、上記自由端部とつながる中間溝と連通する溝を備える。
突起を開放溝に係合することによって、シールをねじると、リングは上記開放位置を超えて旋回して移動できるようになり、上記リングは、容器の開口を超えるまで、上記周壁に沿って軸方向に移動できる。この移動により、シールを伸ばすことによって、上記壁に対してリングが解放され、したがって、容器を簡単に洗浄することができる。このため、リングの開放位置は「洗浄位置」と呼ばれる。
容器の使用中に、望ましくないときに、突起が上記解放溝と係合することを避けるために、上記中間溝は段差または他の種類の硬点によって、開放溝と連通する。上記中間溝から上記解放溝まで進むためには、突起はこの段差を乗り越えなければならない。
この洗浄を容易にするために、上記周壁は、有利には、シールの外面にアクセスできる幅広な開口を備える。
当該容器の2つの可能な実施形態を非限定例として示す添付図を参照して、本発明は理解され、本発明の他の特徴および利点が明らかになるであろう。
容器の開口を開放状態で示す斜視図である。 第1の実施形態による、分解および拡大した部分斜視図である。 第1の実施形態による容器を上記開放状態で示す部分側面図である。 第1の実施形態による容器を同じ開放状態で示す上面図である。 第1の実施形態による容器の溝のセット、および容器の突起を、上記開放状態において突起が占める位置において示す展開図である。 第1の実施形態による容器の、図4のVI−VIの線に沿った切断面の拡大側面図である。 第1の実施形態による容器を、容器の開口を封鎖する第1の中間位置(「調理位置」という)において示す、図3に類似する図である。 第1の実施形態による容器を、容器の開口を封鎖する第1の中間位置(「調理位置」という)において示す、図4に類似する図である。 第1の実施形態による容器を、容器の開口を封鎖する第1の中間位置(「調理位置」という)において示す、図5に類似する図である。 第1の実施形態による容器を、容器の開口を封鎖する第1の中間位置(「調理位置」という)において示す、図6に類似する図である。 第1の実施形態による容器を、容器の開口を封鎖する第2の中間位置(「ストロー位置」という)において示す、図3に類似する図である。 第1の実施形態による容器を、容器の開口を封鎖する第2の中間位置(「ストロー位置」という)において示す、図4に類似する図である。 第1の実施形態による容器を、容器の開口を封鎖する第2の中間位置(「ストロー位置」という)において示す、図5に類似する図である。 第1の実施形態による容器を、容器の開口を封鎖する第2の中間位置(「ストロー位置」という)において示す、図6に類似する図である。 第1の実施形態による容器を、容器の開口を完全に封鎖する位置において示す、図3に類似する図である。 第1の実施形態による容器を、容器の開口を完全に封鎖する位置において示す、図4に類似する図である。 第1の実施形態による容器を、容器の開口を完全に封鎖する位置において示す、図5に類似する図である。 第1の実施形態による容器を、容器の開口を完全に封鎖する位置において示す、図6に類似する図である。 第1の実施形態による容器を、容器のリングを解放する位置(「洗浄位置」という)において示す、図3に類似する図である。 第1の実施形態による容器を、容器のリングを解放する位置(「洗浄位置」という)において示す、図4に類似する図である。 第1の実施形態による容器を、容器のリングを解放する位置(「洗浄位置」という)において示す、図5に類似する図である。 第1の実施形態による容器を、容器のリングを解放する位置(「洗浄位置」という)において示す、図6に類似する図である。 第1の実施形態による容器の、外側リングの断面図である。 第2の実施形態による、図1に類似する容器の図である。 第2の実施形態による、図2に類似する容器の分解組立図である。 第2の実施形態による容器の溝のセットおよび、容器の突起を、上記開放状態において突起が占める位置において示す展開図である。 第2の実施形態による容器が備え、図26に類似する上記溝のセットおよび上記突起を、容器の開口を完全に封鎖した位置において示す図である。 図23に類似する、容器の外側リングの断面図である。
図1は特に食品用の容器1を示す。容器1は、上部開口2aを形成する容器本体2、可撓性弾性素材から作られているシール3を形成するスリーブ(以降「シール」という)、および上記本体2に対して旋回可能であり、軸方向に移動可能なリング4を備える。上記シール3は、一方では本体2に接続し、他方ではリング4に接続する。図3から図18に示すように、シール3は、リング4を本体2に対して旋回させることによってねじられることができる。この変形は、シール3が完全に開口2aを開放する、ねじられていない状態(図3から図6を参照)と、シール3が完全に開口2aを封鎖する、完全にねじられた状態(図15から図18を参照)との間で発生する。
リング4はまた、「調理位置」と呼ばれる中間封鎖位置に配置および維持されることもあり(図7から図10を参照)、「ストロー位置」と呼ばれる中間封鎖位置(図11から図14を参照)に配置および維持されることもある。
リング4はさらに、「洗浄位置」と呼ばれる隆起した開放位置に配置されることもある(図19から図22を参照)。
図2および図6にさらに具体的に示すように、例示する例では、容器1は内側カップおよび外側カップを組み立てることによって形成され、それによって、容器1は二重壁を有する。これらの内側および外側カップの上部自由端部は一緒に、円形の周壁10を受容するシートを形成し、開口2aを画定する自由端部で終端する。
この壁10は、壁の中空に配置される溝のセットを備える。溝は外面から、図2の右から左に延在し、溝のセットは、吸気口13、中間溝12、開放溝17、11、斜めの溝14、円周溝15、および上記円周溝15に沿って配置された複数の切込み16によって形成される。
このセットを展開して図5に示す。
吸気口13は壁10の上部自由端部とつながり、軸方向に自由端部から離れた位置で中間溝12と連通する。吸気口13は、溝12との連通部から自由端部に向かって膨張する形を有する。図2に示すように、吸気口13の底部と溝12の深底部の間にはさらに水平面で差があり、段差を形成する。
中間溝12は開放溝17、11と連通する。開放溝17、11は、上記自由端部から離れた位置で中間溝12と連通する斜めの溝17を備え、軸方向の溝11は自由端部とつながる。溝17の底部と溝12の深底部との間には水平面の差が存在し、それによって、段差を形成する。
溝12はまた、溝17と反対の長手方向側で、斜めの溝14と連通する。
斜めの溝14は第1の端部で、上記開口2aから第1の軸方向の距離に位置する第1の位置において、溝12と連通する。斜めの溝14は第2の端部で、開口2aから第2の軸方向の距離に位置する第2の位置において、円周溝15と連通する。第2の軸方向の距離は第1の軸方向の距離より短い。
円周溝15は溝14と連通し、壁10の周囲の広範な部分にわたって延在する。
切込み16は溝15に対して、上記自由端部に最も近い溝15の側面に横方向に配置され、自由端部と連通する。図9に示すように、斜めの溝14に最も近い切込み16は、上記「調理位置」においてリング4に固定された突起21を受容し、この位置にリング4を差し込むことを可能にする。図13に示すように、一連の4つの中間切込みの一部である切込み16は、突起21を上記「ストロー位置」で受容し、この位置にリング4を差し込むことを可能にし、ストローの回りにシール3が形成する膜で封止する。これらの4つの中間切込み16によって、様々なストローの直径に適応する複数の直径を得ることが可能となる。図17に示すように、斜めの溝14の反対側の溝15の端部に位置する切込み16は、突起21を完全封鎖位置で受容し、この位置にリング4を差し込むことを可能にする。
前述した上記中空アセンブリとは別に、壁10はまた、図6に示す突起18を備える。突起18は、壁10から径方向外側に突出し、吸気口13とは正反対の場所に位置する。
壁10はさらに、本体2の上記カップが形成するシートを補完するアセンブリシートを形成する下端部と共に、壁10を貫通する幅広い洗浄用開口を備える。
シール3は、図6に示すように、上記内側カップと壁10の下部との間に軸方向の端部のうちの1つを挟むことによって、本体2に接続する。図6に示すように、開口2aを開放する上記位置において、シール3は、上記壁10の内面に沿って延在する第1の部分、壁10の自由端部を囲む中間部分、および壁10の外面に沿って延在し、リング4に接続するする第2の部分を有する。
リング4の高さ(つまり、軸方向の寸法)は、周壁10より低い。リング4は、内側リング4aと外側リング4bとのアセンブリによって形成される。内側リング4aと外側リング4bとの間にはシール3の第2の軸方向の端部が挟まれる。
図2および図23が示すように、内側リング4aは、上記内側リングの内面から離れて中空に配置される、溝12’、13’、14’および17’からなるセット20を備える。これらの溝は、上記溝12、13、14および17と実質的に同一の構造を有するが、セット20は前述のセットに対して逆の構成であり、吸気口13’およびセット20の開放溝17’は、内側リング4aの下部自由端部につながる。溝14’および17’の長さは、壁10に対してリング4の高さが低いため、溝14および17の長さよりも短い。突起18は、リング4の軸方向の移動中にセット20内を移動し、リング4が上記開口2aに近づくことによって、軸方向への移動の終わりにセット20から外れる。
図2に示すように、このセット20の吸気口13’は、同じ図2に示す、シール3がねじられていない上記開放位置における壁10の吸気口13とは正反対である。
内側リング4aはまた、リング4aの内面からリング4aの内部に径方向に突出する突起21を備える。上記突起21は、上記セット20が備える吸気口13’とは正反対に位置する。図6に示す開放位置において、上記突起21は突起18とは正反対に位置する。
図を参照して分かるように、容器1は、突起18および21を上記吸気口13、13’にはめ、次に、上記段差を横切り、上記中間溝12、12’に到達することによって組み立てられる。容器1はこのとき、図3から図6に示すように、開口2aが完全に開放された位置にある。この開放位置では、リング4は軸方向の位置にあり、壁10の自由端部からは離れており、シール3は上記第1の部分、上記中間部分および上記第2の部分を形成する。この開放位置において、容器1に含有される製品が容器から開口2aを通じて注出されるとき、この製品はシール3の上記第1の部分および上記中間部分に沿って流れるが、シールの上記第2の部分の上は流れない。
上記開放位置から、容器1を封鎖する動きは以下のように行われる。
−突起18および21が斜めの溝14、14’内で移動すると、まず、リング4が開口2aに向かって軸方向に移動し(図7から図10を参照)、同時にシール3のねじりが開始される。この軸方向の移動によって、シール3の上記第1の部分および上記中間部分が本体2の内部に向かって後退し、第1の部分および中間部分に残っている製品残留物は、封鎖中にねじられるように設計されているシール3の領域よりも下部になる。
−突起18が溝14’の外側に外れ、突起21が円周溝15内で移動することによって、周壁10に対するリング4の旋回移動が誘導され、さらにシールをねじる。
−突起21が切込み16のいずれかに係合し、その突起がその切込みに維持されると、リング4上でねじられたシール3によって加えられる軸方向の弾性復元力によって、突起は切込みに維持される。この係合によって、リング4を選択した角度位置に維持し、部分的にまたは完全に容器1を封鎖することができる。
この部分的または完全な封鎖中に、上記製品残留物はねじられたシール3によって形成される膜の内面に位置し、膜の外面には製品は存在しない。
溝14に最も近い切込み16によって、リング4を図7から図10に示す「調理位置」に維持することができる。次の4つの切込み16のうちいずれかによって、リング4を図11から図14に示す「ストロー位置」に維持することができ、このとき、ストローの周りにシール3が形成する膜によって封止が適用される。溝15の端部に位置する切込み16によって、リング4を図15から図18に示す完全に閉じた位置に維持することができる。
開口2aを上記封鎖位置から解放する動きは、前述の順序とは逆の順序で行われる。
容器1を洗浄するためには、リング4は上記開放位置にある。ユーザは、溝12、17と12’、17’を分離している段差を超えるように、力を込めてリングを旋回させる。図19から図22に示すように、突起18、21は次に、開放溝17、11、17’を超えて開放位置まで移動する。リング4のこの移動によって、シール3を伸ばすことができ、したがって、容器1の洗浄がより簡単になる。この位置において、シール3が本来の位置に戻ろうとする弾性復元によって、突起18、21は、吸気口13、13’から後退する。
洗浄が済むと、吸気口13の張り出した形状によって、突起21を溝12まで誘導することができる。その結果として、2つの突起18、21が溝12、12’にそれぞれ復元することが容易になる。
図24から図27までは容器1の第2の実施形態を示す。簡略化するために、第1の実施形態の説明と同一の符号を用いて、同一または類似の要素または部分を示す。
本事例では、溝15は、互いに隣接する多くの切込み16を形成する。切込み16のそれぞれは、実質的に互いに直角な2つの壁側面によって画定される。溝15は、したがって、鋸歯の形状の縁によって長手方向に画定される。
突起21は、切込み16に向かう側面上に切込みを有する。それによって、突起は、上記縁によって形成される鋸歯のいずれかと係合することができる。したがって、壁10に対してリング4が取る可能性のある多くの角度位置において、この突起21は縁と係合可能である。
突起21はまた、2つの対向する斜めの形状の側面も有する。それによって、図26に破線で示すように、突起21は、調整された様式で斜めの溝14内で摺動することができる。このように、突起21を斜めの溝14内に完全に誘導することが可能となる。
さらに、リング4は、容器1に沿って突出する壁25を備える。容器1は、こぶ26を備える。容器1の完全解放位置において、壁25はこぶ26に当接する(図24を参照)。それによって、完全開放位置において、容器1に対してリング4を安定した角度で確実に配置する。
図28は、前述の例、つまり第1の実施形態に対して説明したような実施形態とは正反対である、溝12’14’および吸気口13’のセットを示す。この第2の実施形態では、図26および図27に示すように、開放溝17は、溝14と14との間に位置することに留意されたい。
以上により示したように、本発明は容器を提供し、特に食品用の容器を提供する。これらの容器は、開口を開閉するための操作性、または開口を開閉するために提供される可能性に関して、完全に満足できるという決定的な有利点を有する。これらの容器は、ねじられた状態において、シールによって形成される膜の外面に製品残留物が残るというリスクを取り除く。
記載した実施形態を単に例として参照して、本発明を説明してきた。当然のことながら、本発明はこれらの実施形態には限定されず、添付請求項が網羅するすべての実施形態を含有する。

Claims (10)

  1. 特に食品用の容器(1)であって、
    −開口(2a)を形成する容器本体(2)と、
    −前記容器本体(2)に対して、前記開口(2a)を開放する位置と前記開口(2a)を封鎖する位置との間で旋回可能な移動リング(4)と、
    −可撓性弾性素材で作られるシール(3)であって、一方では前記本体(2)に接続し、他方では前記リング(4)に接続し、前記リング(4)を前記本体(2)に対して旋回することによって、前記開放位置と封鎖位置との間でねじられることが可能であり、前記シール(3)の変形は、前記シール(3)が前記容器(1)の前記開口を開放する、ねじられていない状態と、前記シールが開口を封鎖する、ねじられた状態との間で発生するシール(3)と、
    を備える、容器(1)であって、
    前記本体(2)は円形の周壁(10)を備え、前記円形の周壁(10)は前記開口(2a)を画定する自由端部で終端し、前記リング(4)は前記壁(10)の周りに係合するように設計されることを特徴とし、
    −前記周壁(10)および前記リング(4)のうち1つは、
    −斜めの溝(14)であって、前記斜めの溝(14)の第1の端部は、前記開口(2a)から第1の軸方向の距離に位置し、前記斜めの溝(14)の第2の端部は、前記開口(2a)から第2の軸方向の距離に位置する斜めの溝(14)と、
    −円周溝(15)であって、前記円周溝(15)の1つの端部が前記斜めの溝(14)の前記第2の端部と連通する円周溝(15)と、
    −前記円周溝(15)に沿って形成される複数の切込み(16)であって、前記溝(15)に対して横向きであり、前記溝(15)と連通する切込み(16)と、
    を備え、
    −前記周壁(10)と前記リング(4)のもう一方は突起(21)を備え、前記突起(21)は前記斜めの溝(14)および前記円周溝(15)に対して係合可能かつ摺動可能であり、前記複数の切込みの前記切込み(16)のうちのいずれかと部分的に係合可能であり、
    前記斜めの溝(14)が配置される位置では、前記斜めの溝(14)内で前記突起(21)が移動することによって、前記開放位置から前記封鎖位置までの前記リング(4)の前記移動の第1の部分の間は、前記リング(4)および前記開口(2a)が互いに軸方向に近づく方向に、前記リング(4)は軸方向に移動し、反対に、前記斜めの溝(14)内で前記突起(21)が移動することによって、前記封鎖位置から前記開放位置までの前記リング(4)の前記移動の第2の部分の間は、前記リング(4)と前記開口(2a)が前記軸方向に離れる方向に、前記リング(4)は軸方向に移動し、
    前記切込み(16)の少なくとも第1の切込みは、前記シール(3)が部分的にねじられた状態にあるとき、前記突起(21)を受容するような角度で配置され、前記切込み(16)の第2の切込みは、前記シール(3)が完全にねじられた状態にあるとき、前記突起(21)を受容するような角度で配置される、容器。
  2. 2つの角度的に対向する突起(18、21)と、対応するように角度的に対向する2つの溝(14、15;14’)のセットを備えることを特徴とする、請求項1に記載の容器(1)。
  3. 前記容器本体(2)は、前記第1の突起(18)と、前記第1の溝(14、15)のセットとを備える一方、前記リング(4)は、前記第1の突起(18)を受容するように設計される第2の溝(14’)のセット(20)と、前記第1の溝のセット(14、15)を受容するように設計される第2の突起(21)とを備えることを特徴とする、請求項2に記載の容器(1)。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載の容器(1)であって、前記円周溝(15)は、前記シール(3)が部分的にねじられた状態にあるとき、前記突起(21)を受容するような角度に配置される少なくとも2つの切込み(16)を備え、
    −1つの切込み(16)は、前記容器(1)の前記開口(2a)を半分封止するように対応する位置に配置され、前記容器に含有される製品(1)が調理されるように十分な開口(2a)を維持し、
    −少なくとも1つの切込み(16)は、前記開口(2a)を完全に封止する位置に対応して、前記切込み(16)の側部に配置され、飲み物用のストローが通過できるだけの十分な開口(2a)を維持することを特徴とする、容器(1)。
  5. 溝(14、15;14’)の各セットは吸気口(13、13’)を備え、前記吸気口(13、13’)は前記周壁(10)の前記自由端部または前記リング(4)の自由端部とつながり、前記斜めの溝(14、14’)の前記第1の端部と連通することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1つに記載の容器(1)。
  6. 溝の各セットは、前記斜めの溝(14、14’)と前記吸気口(13、13’)との間に段差、または他の種類の硬点を有し、前記斜めの溝から前記吸気口(13、13’)まで進むためには、前記突起(21、18)は前記段差を乗り越えなければならないことを特徴とする、請求項5に記載の容器(1)。
  7. 前記吸気口(13、13’)は、前記自由端部に向かって幅が広くなることを特徴とする、請求項6に記載の容器(1)。
  8. 請求項5〜7のいずれか1つに記載の容器(1)であって、溝の各セットはさらに、
    −前記斜めの溝(14、14’)と前記吸気口(13、13’)との間に位置し、前記吸気口(13、13’)のそれぞれと連通する中間溝(12、12’)と、
    −前記リング(4)を前記容器本体(2)から解放するための溝(11、17;17’)であって、中間溝(12、12’)と連通し、前記自由端部とつながる溝(11、17;17’)と
    を備えることを特徴とする、容器(1)。
  9. 前記中間溝(12、12’)は前記開放溝(11、17;17’)と段差、または他の種類の硬点によって連通し、前記中間溝から前記開放溝まで進むためには、前記突起(21、18)は前記段差を乗り越えなければならないことを特徴とする、請求項8に記載の容器(1)。
  10. 前記周壁(10)は、前記シール(3)の外面にアクセスできるように、幅広な開口を備えることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか1つに記載の容器(1)。
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