JP6177630B2 - レンズ駆動装置およびカメラモジュール - Google Patents
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Description
また、本発明の一態様に係るレンズ駆動装置は、レンズを含む光学部を保持するホルダと、前記ホルダを囲う導電性のケースと、前記ケースに対して移動可能に前記ホルダを支持する導電性の弾性部材とを備え、前記弾性部材の厚み方向に貫通した第1貫通孔に充填された導電部材によって、前記ケースと前記弾性部材とが接続されたレンズ駆動装置において、前記ケースと前記弾性部材との間にスペーサが介設されており、前記スペーサに、当該スペーサの厚み方向に貫通した、前記第1貫通孔と連通する第2貫通孔が形成されており、前記導電部材が前記第2貫通孔にさらに充填されたことにより、前記ケースと前記弾性部材とが前記スペーサを介して接続されており、前記第1貫通孔の内面に、当該内面の一部が孔内に延出した第1延在部が形成されており、前記弾性部材の厚み方向における前記第1延在部の2つの端面のうち、前記ケース側に位置する一方の端面の全部、および当該一方の端面とは反対側に位置する他方の端面の全部が、前記導電部材によって覆われていることを特徴とする。
本発明の実施形態について、図1および2に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
まず、図1を参照して、レンズ駆動装置1の構成について説明する。
レンズホルダ2は、レンズを含む光学部を保持するものである。レンズホルダ2は内部が中空の円筒部材であり、光学部を円筒内に保持する。レンズホルダ2の円筒上端部は板バネ5に固定されており、レンズホルダ2の円筒下端部は図示しない板バネ等の弾性部材に固定されている。これらの弾性部材によって、レンズホルダ2がレンズの光軸方向に移動可能に支持されている。このレンズホルダ2の外周には、レンズホルダ2をレンズの光軸方向に移動させるための駆動用のコイル3が固定されている。
コイル3は、レンズホルダ2の外周に巻き付けらており、このコイル3に電流を供給することによってレンズホルダ2をレンズの光軸方向へ移動させることができる。コイル3の一端から伸びる端線31は板バネ5に接続されており、この端線31によってコイル3と板バネ5とが電気的に接続されている。
ケース4は、レンズホルダ2を囲うカバーであり、金属等が成型されたものである。ケース4の天板には、レンズホルダ2を挿入可能な開口部が形成されており、この開口部内にレンズホルダ2が配置されている。
板バネ5は、レンズホルダ2をケース4に対して相対的に移動可能なように、レンズホルダ2とケース4とを接続するものである。板バネ5は、レンズホルダ2の円筒上端部に対応する開口部が形成された金属等から成る環状の板状部材である。板バネ5は、ケース4の天板に接続されると共に、開口部の外縁に沿ってレンズホルダ2の円筒上端部が固定されている。板バネ5がレンズの光軸方向に撓むことによって、レンズホルダ2をケース4に対して相対的に移動させることができる。
接続部材6は、ケース4と板バネ5とを接続するものである。接続部材6は、板バネ5に形成された板バネ貫通孔51に充填された導電材料から成る。この接続部材6が板バネ貫通孔51の内面およびケース104の天板に融着することによって、ケース4と板バネ5とが接続されている。
次に、図2を参照して、ケース4と板バネ5との接続構造について説明する。
以上のように、本実施形態に係るレンズ駆動装置1は、レンズを含む光学部を保持するレンズホルダ2と、レンズホルダ2を囲う導電性のケース4と、ケース4に接続されると共に、当該ケース4に対して移動可能にレンズホルダ2を支持する導電性の板バネ5とを備え、板バネ5の厚み方向に貫通した板バネ貫通孔51に充填された導電材料から成る接続部材6によって、ケース4と板バネ5とが接続されたレンズ駆動装置1であって、板バネ貫通孔51の内面に、当該内面の一部が孔内に延出した延在部52が形成されている。
本発明の他の実施形態について、図3〜6に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
まず、図3を参照して、レンズ駆動装置11の構成について説明する。
スペーサ8は、ケース4と板バネ5との間に介設され、ケース4に対する板バネ5の取り付け高さを調整するものである。ケース4と板バネ5との間にスペーサ8を介設することによって、板バネ5にかかる予圧を調整することができる。また、レンズホルダ2とケース4と間に位置する、板バネ5の連接部53は、ケース4と接触しないことが望しい。そのため、ケース4と板バネ5との間にスペーサ8を介設することによって、板バネ5の連接部53がケース4と接触しないように、ケース4と連接部53との間に十分な隙間を確保することができる。
次に、図4を参照して、スペーサ8を介したケース4と板バネ5との接続構造について説明する。
以上のように、本実施形態に係るレンズ駆動装置11は、ケース4と板バネ5との間にスペーサ8が介設されており、スペーサ8に、当該スペーサ8の厚み方向に貫通した、板バネ貫通孔51と連通するスペーサ貫通孔81が形成されており、接続部材6がスペーサ貫通孔81にさらに充填されていることにより、ケース4と板バネ5とがスペーサ8を介して接続されていている。
次に、図5および6を参照して、スペーサ8を介したケース4と板バネ5との接続構造の変形例について、説明する。
図5の(a)〜図5の(c)は図4に示されるスペーサ8を介したケース4と板バネ5との接続構造の変形例を示す断面図であり、図5の(a)は接続部分の上面図であり、図5の(b)はE−E’断面図であり、図5の(c)はF−F’断面図である。
図6の(a)〜図6の(c)は図4に示されるスペーサ8を介したケース4と板バネ5との接続構造の別の変形例を示す断面図であり、図6の(a)は接続部分の上面図であり、図6の(b)はG−G’断面図であり、図6の(c)はH−H’断面図である。
〔実施形態3〕
本発明のさらに他の実施形態について、図7に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
図7は、本実施形態に係るカメラモジュール21の要部構成を模式的に示す断面図である。図7に示すように、カメラモジュール21は、レンズ13を含む光学部12と、光学部12を保持するレンズ駆動装置11と、光電変換素子15が実装された基板16とを備えている。
光学部12は、被写体像を形成する撮像光学系である。光学部12は、被写体像を光電変換素子15へと導く、複数(図7では3枚)のレンズ13と、レンズ13を保持するレンズバレル14とから構成されている。レンズバレル14はレンズホルダ2に固定されており、レンズ13の光軸はレンズホルダ2の軸線と一致している。
光電変換素子15は、レンズ13によって形成された被写体像を電気信号に変換するものである。光電変換素子15としては、例えば、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ、またはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等の固体撮像素子が挙げられる。
基板16は、光電変換素子15からの電気信号を取り出すものである。基板16は、光電変換素子15と電気的に接続するために、図示しないパターニングされた配線を有しており、基板16の中央部に光電変換素子15が実装されている。基板16と光電変換素子15とは、ボンディングワイヤ等によって電気的に接続されており、互いに電気信号の送受が可能となっている。基板16としては、例えば、プリント基板,またはセラミック基板等が挙げられる。
以上のように、本実施形態に係るカメラモジュール21は、レンズ駆動装置11と、光学部12と、レンズ13によって形成された被写体像を電気信号に変換する光電変換素子15が実装された基板16とを備える。
本発明の態様1に係るレンズ駆動装置は、レンズを含む光学部を保持するホルダ(レンズホルダ2)と、前記ホルダを囲う導電性のケースと、前記ケースに対して移動可能に前記ホルダを支持する導電性の弾性部材(板バネ5)とを備え、前記弾性部材の厚み方向に貫通した第1貫通孔(板バネ貫通孔51)に充填された導電部材(接続部材6)によって、前記ケースと前記弾性部材とが接続されたレンズ駆動装置において、前記第1貫通孔の内面に、当該内面の一部が孔内に延出した第1延在部(延在部52)が形成されていることを特徴とする。
なお、本発明は以下のように表現することもできる。すなわち、本発明に係るレンズ駆動装置は、固定部が、金属で成型されたケースと、前記ケースに付随する付随部分を備え、可動部が、レンズを保持するホルダと、ホルダに固定されたコイルを備え、前記固定部と、前記可動部が弾性体で連接されており、前記コイルの一端が、前記弾性体と電気的に接続されており、前記弾性体と前記ケースとが電気的に接続されているレンズ駆動装置であって、前記弾性体に開口部があって、前記弾性体の前記開口部に、開口の内側から、開口の内壁に向かって、延在部があって、前記延在部と、前記ケースと、が導電材料によって、接続されていることを特徴としている。
2 レンズホルダ(ホルダ)
3 コイル
4 ケース
5 板バネ(弾性部材)
6 接続部材(導電部材)
8 スペーサ
11 レンズ駆動装置
12 光学部
13 レンズ
14 レンズバレル
15 光電変換素子
16 基板
21 カメラモジュール
51 板バネ貫通孔(第1貫通孔)
52 延在部(第1延在部)
53 連接部
81 スペーサ貫通孔(第2貫通孔)
82 延在部(第2延在部)
Claims (4)
- レンズを含む光学部を保持するホルダと、
前記ホルダを囲う導電性のケースと、
前記ケースに対して移動可能に前記ホルダを支持する導電性の弾性部材とを備え、
前記弾性部材の厚み方向に貫通した第1貫通孔に充填された導電部材によって、前記ケースと前記弾性部材とが接続されたレンズ駆動装置において、
前記ケースと前記弾性部材との間にスペーサが介設されており、
前記スペーサに、当該スペーサの厚み方向に貫通した、前記第1貫通孔と連通する第2貫通孔が形成されており、
前記導電部材が前記第2貫通孔にさらに充填されたことにより、前記ケースと前記弾性部材とが前記スペーサを介して接続されており、
前記第1貫通孔の内面に、当該内面の一部が孔内に延出した第1延在部が形成されており、
前記第2貫通孔の内面に、当該内面の一部が孔内に延出した第2延在部が形成されていることを特徴とするレンズ駆動装置。 - 前記弾性部材の厚み方向と垂直な方向から見たとき、前記弾性部材の厚み方向における前記第1延在部の端面のうち少なくとも一方は、前記第1貫通孔の縁部よりも内側に位置していることを特徴とする請求項1に記載のレンズ駆動装置。
- 請求項1または2に記載のレンズ駆動装置と、
前記光学部と、
前記光学部によって形成された被写体像を電気信号に変換する光電変換素子が実装された基板とを備えることを特徴とするカメラモジュール。 - レンズを含む光学部を保持するホルダと、
前記ホルダを囲う導電性のケースと、
前記ケースに対して移動可能に前記ホルダを支持する導電性の弾性部材とを備え、
前記弾性部材の厚み方向に貫通した第1貫通孔に充填された導電部材によって、前記ケースと前記弾性部材とが接続されたレンズ駆動装置において、
前記ケースと前記弾性部材との間にスペーサが介設されており、
前記スペーサに、当該スペーサの厚み方向に貫通した、前記第1貫通孔と連通する第2貫通孔が形成されており、
前記導電部材が前記第2貫通孔にさらに充填されたことにより、前記ケースと前記弾性部材とが前記スペーサを介して接続されており、
前記第1貫通孔の内面に、当該内面の一部が孔内に延出した第1延在部が形成されており、
前記弾性部材の厚み方向における前記第1延在部の2つの端面のうち、前記ケース側に位置する一方の端面の全部、および当該一方の端面とは反対側に位置する他方の端面の全部が、前記導電部材によって覆われていることを特徴とするレンズ駆動装置。
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