JP6177630B2 - レンズ駆動装置およびカメラモジュール - Google Patents

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Description

本発明は、携帯電話等の電子機器に搭載されるカメラモジュールのレンズ駆動装置に関する。
近年の携帯電話においては、携帯電話の内部にカメラモジュールを組み込んだ機種が大半を占めるようになってきている。これらのカメラモジュールは、携帯電話の内部に収納しなければならないため、デジタルカメラ等と比べて小型化および軽量化に対する要求が大きい。
また、レンズ駆動装置によってオートフォーカス(AF)機能を有するタイプのカメラモジュールが携帯電話等の電子機器に搭載される例も増加してきている。レンズ駆動装置には、ステッピングモータを利用するタイプ、圧電素子を利用するタイプ、またはVCM(Voice Coil Motor:ボイスコイルモータ)を利用するタイプ等、様々なタイプが存在している。さらには、手振れ補正機能を有するタイプのカメラモジュールが携帯電話等の電子機器に搭載されており、すでに市場に流通している。
図8は、従来のレンズ駆動装置の構成を模式的に示した断面図である。図8に示すように、レンズ駆動装置101は、レンズを保持するレンズホルダ102および当該レンズホルダ102に固定された駆動用のコイル103を含む可動部と、金属で成型されたケース104を含む固定部とを有している。レンズホルダ102とケース104とは、環状の金属板から成る板バネ105を介して接続されている。具体的には、板バネ105の外環側にケース104の外面が接続され、板バネ105の内環側にレンズホルダ102が固定されることによって、ケース104に対してレンズホルダ102が移動可能に支持されている。また、コイル103の端線131は板バネ105に接続されており、これにより、コイル103と板バネ105とが電気的に接続されている。
ケース104と板バネ105とは、例えば溶接によって接続される。または、ケース104と板バネ105とは、図8に示すように、板バネ105に貫通孔151を形成し、この貫通孔151に充填された導電材料から成る接続部材106によって接続される。導電材料としては半田または導電ペースト等が主に使用され、接続部材106が板バネ105に形成された貫通孔151の内面およびケース104の外面に融着することによって、ケース104と板バネ105とが接続される。
図9は、従来のレンズ駆動装置の別の構成を模式的に示した断面図である。図9に示すように、レンズ駆動装置201では、スペーサ108を介してケース104と板バネ105とが接続されている。
ケース104とスペーサ108、並びに、スペーサ108と板バネ105とは、例えば接着剤によって接続される。または、ケース104、スペーサ108および板バネ105は溶接によって接続される。若しくは、ケース104、スペーサ108および板バネ105は、図9に示すように、板バネ105およびスペーサ108を貫通する貫通孔251に充填された導電材料から成る接続部材106によって接続される。
これらのカメラモジュールのレンズ駆動装置に関する技術として、例えば特許文献1および2が開示されている。
特開2008−58732号公報(2008年03月13日公開) 特開2010−8947号公報(2010年01月14日公開)
しかしながら、特許文献1および2に開示されたレンズ駆動装置には、次に述べるような問題点がある。
すなわち、レンズ駆動装置において、溶接によってケースと板バネとを接続した場合、板バネとケースとの溶接部分が溶融して変形するため凸状部となって突出する。可動部であるレンズホルダが駆動すると、当該レンズホルダに固定されたコイルがケースに接近するが、このとき、ケースと板バネとの溶接部分の凸状部にコイルが接触しコイルの被覆層が破壊されることで、レンズ駆動装置が電気的にショートするといった問題を生ずる。特に、特許文献2に記載されたレンズ駆動装置では、ケースと板バネとの間にスペーサが介設されており、ケース、スペーサおよび板バネの3層の部品が溶接されるために、より多量のエネルギーを必要とし、また、溶接による材料の溶融も広範囲に及ぶ。そのため、溶接部分の凸状部のサイズも大きくなり、当該凸状部に起因するレンズ駆動装置の電気的なショートが生じる可能性が高まる。
一方、貫通孔に充填された半田から成る接続部材によってケースと板バネとを接続した場合、半田が多量な場合は、板バネ上の半田高が高くなり、機器の小型化に不利となる。また、半田が少量な場合は、貫通孔の内面の一部のみに半田が供給されるため、ケースと板バネとの十分な接続強度を得られないといった問題を生ずる。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、ケースと弾性部材との安定した接続強度を得ることにより、信頼性の高いレンズ駆動装置およびカメラモジュールを提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るレンズ駆動装置は、レンズを含む光学部を保持するホルダと、前記ホルダを囲う導電性のケースと、前記ケースに対して移動可能に前記ホルダを支持する導電性の弾性部材とを備え、前記弾性部材の厚み方向に貫通した第1貫通孔に充填された導電部材によって、前記ケースと前記弾性部材とが接続されたレンズ駆動装置において、前記ケースと前記弾性部材との間にスペーサが介設されており、前記スペーサに、当該スペーサの厚み方向に貫通した、前記第1貫通孔と連通する第2貫通孔が形成されており、前記導電部材が前記第2貫通孔にさらに充填されたことにより、前記ケースと前記弾性部材とが前記スペーサを介して接続されており、前記第1貫通孔の内面に、当該内面の一部が孔内に延出した第1延在部が形成されており、前記第2貫通孔の内面に、当該内面の一部が孔内に延出した第2延在部が形成されていることを特徴とする。
また、本発明の一態様に係るレンズ駆動装置は、レンズを含む光学部を保持するホルダと、前記ホルダを囲う導電性のケースと、前記ケースに対して移動可能に前記ホルダを支持する導電性の弾性部材とを備え、前記弾性部材の厚み方向に貫通した第1貫通孔に充填された導電部材によって、前記ケースと前記弾性部材とが接続されたレンズ駆動装置において、前記ケースと前記弾性部材との間にスペーサが介設されており、前記スペーサに、当該スペーサの厚み方向に貫通した、前記第1貫通孔と連通する第2貫通孔が形成されており、前記導電部材が前記第2貫通孔にさらに充填されたことにより、前記ケースと前記弾性部材とが前記スペーサを介して接続されており、前記第1貫通孔の内面に、当該内面の一部が孔内に延出した第1延在部が形成されており、前記弾性部材の厚み方向における前記第1延在部の2つの端面のうち、前記ケース側に位置する一方の端面の全部、および当該一方の端面とは反対側に位置する他方の端面の全部が、前記導電部材によって覆われていることを特徴とする。
本発明の一態様によれば、第1貫通孔の内面に第1延在部が形成されているため、第1貫通孔の内面と導電部材との接続面積が増大し、その結果、ケースと弾性部材との安定した接続強度を得ることができるので、信頼性の高いレンズ駆動装置およびカメラモジュールを提供することができるという効果を奏する。
図1は本発明の実施形態1に係るレンズ駆動装置の構成を模式的に示す断面図である。 図2の(a)〜図2の(c)は図1に示されるケースと板バネとの接続構造を示す模式図であり、図2の(a)は接続部分の上面図であり、図2の(b)はA−A’断面図であり、図2の(c)はB−B’断面図である。 図3は本発明の実施形態2に係るレンズ駆動装置の構成を模式的に示す断面図である。 図4の(a)〜図4の(c)は図3に示されるスペーサを介したケースと板バネとの接続構造を示す模式図であり、図4の(a)は接続部分の上面図であり、図4の(b)はC−C’断面図であり、図4の(c)はD−D’断面図である。 図5の(a)〜図5の(c)は図4に示されるスペーサを介したケースと板バネとの接続構造の変形例を示す模式図であり、図5の(a)は接続部分の上面図であり、図5の(b)はE−E’断面図であり、図5の(c)はF−F’断面図である。 図6の(a)〜図6の(c)は図4に示されるスペーサを介したケースと板バネとの接続構造の別の変形例を示す模式図であり、図6の(a)は接続部分の上面図であり、図6の(b)はG−G’断面図であり、図6の(c)はH−H’断面図である。 図7は、本発明の実施形態3に係るカメラモジュールの要部構成を模式的に示す断面図である。 図8は従来のレンズ駆動装置の構成を示す断面図である。 図9は従来のレンズ駆動装置の別の構成を示す断面図である。
〔実施形態1〕
本発明の実施形態について、図1および2に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
[レンズ駆動装置1の構成]
まず、図1を参照して、レンズ駆動装置1の構成について説明する。
図1は、本実施形態に係るレンズ駆動装置1の構成を模式的に示す断面図である。図1に示すように、レンズ駆動装置1は、レンズホルダ(ホルダ)2および当該レンズホルダ2に固定された駆動用のコイル3を含む可動部と、ケース4を含む固定部とを備えている。レンズホルダ2とケース4とは、板バネ(弾性部材)5によって接続されている。
(レンズホルダ2)
レンズホルダ2は、レンズを含む光学部を保持するものである。レンズホルダ2は内部が中空の円筒部材であり、光学部を円筒内に保持する。レンズホルダ2の円筒上端部は板バネ5に固定されており、レンズホルダ2の円筒下端部は図示しない板バネ等の弾性部材に固定されている。これらの弾性部材によって、レンズホルダ2がレンズの光軸方向に移動可能に支持されている。このレンズホルダ2の外周には、レンズホルダ2をレンズの光軸方向に移動させるための駆動用のコイル3が固定されている。
(コイル3)
コイル3は、レンズホルダ2の外周に巻き付けらており、このコイル3に電流を供給することによってレンズホルダ2をレンズの光軸方向へ移動させることができる。コイル3の一端から伸びる端線31は板バネ5に接続されており、この端線31によってコイル3と板バネ5とが電気的に接続されている。
(ケース4)
ケース4は、レンズホルダ2を囲うカバーであり、金属等が成型されたものである。ケース4の天板には、レンズホルダ2を挿入可能な開口部が形成されており、この開口部内にレンズホルダ2が配置されている。
ケース4の内部には、レンズホルダ2の外周に沿って、磁界を発生するマグネット等の付随部品(図示省略)が配置されている。本実施形態では、ケース4はマグネットの磁気効率を高めるヨークとして機能するものであり、コイル3に流れる電流により発生する磁界と、マグネットおよびケース4により発生する磁界との相互作用によって、レンズの光軸方向にレンズホルダ2を移動させることができる。
(板バネ5)
板バネ5は、レンズホルダ2をケース4に対して相対的に移動可能なように、レンズホルダ2とケース4とを接続するものである。板バネ5は、レンズホルダ2の円筒上端部に対応する開口部が形成された金属等から成る環状の板状部材である。板バネ5は、ケース4の天板に接続されると共に、開口部の外縁に沿ってレンズホルダ2の円筒上端部が固定されている。板バネ5がレンズの光軸方向に撓むことによって、レンズホルダ2をケース4に対して相対的に移動させることができる。
この板バネ5には、板バネ5の厚み方向に貫通した板バネ貫通孔(第1貫通孔)51が複数形成されている。板バネ貫通孔51には、導電材料から成る接続部材(導電部材)6が充填されており、この接続部材6によってケース4と板バネ5とが接続されている。また、板バネ貫通孔51の内面には、当該内面の一部が孔内に延出した延在部(第1延在部)52が形成されており、板バネ貫通孔51の内面と接続部材6との接続面積を増大させることによって、ケース4と板バネ5との接続強度を高めている。なお、ケース4と板バネ5との接続構造の詳細については後述する。
(接続部材6)
接続部材6は、ケース4と板バネ5とを接続するものである。接続部材6は、板バネ5に形成された板バネ貫通孔51に充填された導電材料から成る。この接続部材6が板バネ貫通孔51の内面およびケース104の天板に融着することによって、ケース4と板バネ5とが接続されている。
接続部材6としては、半田ペースト、半田ボール、半田ペレット若しくはAgペースト等が挙げられる。また、必要に応じて、導電材料にフラックスを導電材料に添加してもよい。なお、導電材料として半田を用いる場合、半田を板バネ貫通孔51に充填する半田付けの手法としては、半田ゴテを用いて半田に熱を与えて溶融させてもよく、レーザ照射により半田に熱を与えて溶融させてもよい。また、その際、ケース4と板バネ5とを予め接着剤等で固定しておいてもよい。
[ケース4と板バネ5との接続構造]
次に、図2を参照して、ケース4と板バネ5との接続構造について説明する。
図2の(a)〜図2の(c)は図1に示されるケース4と板バネ5との接続構造を示す模式図であり、図2の(a)は接続部分を示す上面図であり、図2の(b)はA−A’断面図であり、図2の(c)はB−B’断面図である。
図2の(a)〜図2の(c)に示すように、板バネ貫通孔51の内面には、当該内面の一部が孔内に延出した延在部52が形成されている。延在部52は、板バネ貫通孔51の半径方向に延出すると共に、板バネ貫通孔51の軸線方向に沿って、板バネ貫通孔51の全長にわたって形成されている。このような延在部52を形成することによって、板バネ貫通孔51の内面と接続部材6との接続面積が増大するため、ケース4と板バネ5との接続強度を向上させることができる。
従来では、このような延在部52が形成されていないため、板バネ5と接続部材6との接続面積が小さく、ケース4と板バネ5との接続強度が十分ではなかった。そのため、ケース4と板バネ5との接続が切断し、レンズ駆動装置の電気的な動作不良の原因となる可能性があった。
そこで、レンズ駆動装置1では、板バネ貫通孔51の内面に延在部52を形成することによって、ケース4と板バネ5との接続強度を向上させている。これにより、ケース4と板バネ5との接続が切断することを抑制して、レンズ駆動装置1の機械的信頼性を高めることができる。
延在部52の形状は、接続部材6との接続面積を増大させることができるのであれば特に限定されない。例えば、延在部52は、本実施形態のように板バネ貫通孔51の軸線方向に沿って連なった隆起状に延出した形状(半島形状)ものあってもよく、または、板バネ貫通孔51の内面の一部が凸状に延出した形状であってもよい。若しくは、延在部52は、板バネ貫通孔51の内面の2点を結ぶブリッジ状、または、板バネ貫通孔51の内面の複数点を結ぶ分岐ブリッジ状、或いは網目状に延出した形状であってもよい。
また、板バネ貫通孔51の内面に形成される延在部52の数は1つに限られず、複数形成されていてもよい。これにより、延在部52と接続部材6との接続面積をさらに増大させることができる。
なお、レンズ駆動装置1では、板バネ5は、ケース4の天板の外側に接続されているが、ケース4の天板の内側に接続されていてもよい。
また、接続部材6によって、延在部52の一部または全部を覆っていてもよく、板バネ貫通孔51の開口部周辺のおける板バネ5の表面の一部を覆っていてもよい。接続部材6によって延在部52の全部を覆うことにより、板バネ貫通孔51の内面と接続部材6との接続面積をさらに増大させることができるため、ケース4と板バネ5との接続強度をさらに向上させることができる。
[レンズ駆動装置1の効果]
以上のように、本実施形態に係るレンズ駆動装置1は、レンズを含む光学部を保持するレンズホルダ2と、レンズホルダ2を囲う導電性のケース4と、ケース4に接続されると共に、当該ケース4に対して移動可能にレンズホルダ2を支持する導電性の板バネ5とを備え、板バネ5の厚み方向に貫通した板バネ貫通孔51に充填された導電材料から成る接続部材6によって、ケース4と板バネ5とが接続されたレンズ駆動装置1であって、板バネ貫通孔51の内面に、当該内面の一部が孔内に延出した延在部52が形成されている。
レンズ駆動装置1では、板バネ貫通孔51に充填された導電材料から成る接続部材6によって、ケース4と板バネ5とが接続されており、ケース4と板バネ5とが接続部材6によって物理的、且つ、電気的に接続された構成である。
ここで、レンズ駆動装置1では、板バネ貫通孔51の内面に、当該内面の一部が孔内に延出した延在部52が形成されている。そのため、板バネ貫通孔51の内面と接続部材6との接続面積が増大するので、接続部材6によるケース4と板バネ5との接続強度を向上させることができる。
したがって、本実施形態によれば、ケース4と板バネ5との安定した接続強度が得られるため、機械的信頼性の高いレンズ駆動装置1を実現することができる。
なお、本実施形態では、レンズ駆動装置1が、レンズの光軸方向に可動部を移動させる構成(オートフォーカス機能)について説明したが、本発明はこの構成に限定されない。レンズ駆動装置1は、さらに、レンズの光軸と垂直な方向に可動部を移動させる構成またはレンズの光軸をチルトさせる構成(手振れ補正機能)であってもよい。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、図3〜6に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
本実施形態に係るレンズ駆動装置11は、ケース4と板バネ5との間にスペーサ8が介設されている点において、上述したレンズ駆動装置1と主に異なっている。
[レンズ駆動装置11の構成]
まず、図3を参照して、レンズ駆動装置11の構成について説明する。
図3は、本実施形態に係るレンズ駆動装置11の構成を模式的に示す断面図である。図3に示すように、レンズ駆動装置11では、ケース4と板バネ5との間に、スペーサ8が介設されており、このスペーサ8を介してケース4と板バネ5とが接続されている。
(スペーサ8)
スペーサ8は、ケース4と板バネ5との間に介設され、ケース4に対する板バネ5の取り付け高さを調整するものである。ケース4と板バネ5との間にスペーサ8を介設することによって、板バネ5にかかる予圧を調整することができる。また、レンズホルダ2とケース4と間に位置する、板バネ5の連接部53は、ケース4と接触しないことが望しい。そのため、ケース4と板バネ5との間にスペーサ8を介設することによって、板バネ5の連接部53がケース4と接触しないように、ケース4と連接部53との間に十分な隙間を確保することができる。
このスペーサ8には、板バネ5の板バネ貫通孔51と連通するスペーサ貫通孔(第2貫通孔)81が形成されている。板バネ貫通孔51およびスペーサ貫通孔81には接続部材6が充填されており、この接続部材6によって、ケース4、スペーサ8および板バネ5が接続されている。
[スペーサ8を介したケース4と板バネ5との接続構造]
次に、図4を参照して、スペーサ8を介したケース4と板バネ5との接続構造について説明する。
図4の(a)〜図4の(c)は図3に示されるスペーサ8を介したケース4と板バネ5との接続構造を示す模式図であり、図4の(a)は接続部分の上面図であり、図4の(b)はC−C’断面図であり、図4の(c)はD−D’断面図である。
図4の(a)〜図4の(c)に示すように、スペーサ8には、板バネ貫通孔51と連通するスペーサ貫通孔81が形成されている。スペーサ貫通孔81は板バネ貫通孔51と略同一の内径を有しており、板バネ貫通孔51の軸線とスペーサ貫通孔81の軸線とが一致するように、板バネ5とスペーサ8とが位置決めされている。接続部材6は、板バネ貫通孔51およびスペーサ貫通孔81に充填されており、板バネ貫通孔51の内面、スペーサ貫通孔81の内面およびケース104の天板に融着することによって、ケース4、スペーサ8および板バネ5が接続されている。
板バネ貫通孔51の内面には、当該内面の一部が孔内に延出した延在部52が形成されている。延在部52は、板バネ貫通孔51の半径方向に延出すると共に、板バネ貫通孔51の軸線方向に沿って、板バネ貫通孔51の全長にわたって形成されている。延在部52を形成することによって、板バネ貫通孔51の内面と接続部材6との接続面積が増大するため、スペーサ8を介したケース4と板バネ5との接続強度を向上させることができる。これにより、ケース4と板バネ5との接続が切断することを抑制して、レンズ駆動装置1の機械的信頼性を高めることができる。
[レンズ駆動装置11の効果]
以上のように、本実施形態に係るレンズ駆動装置11は、ケース4と板バネ5との間にスペーサ8が介設されており、スペーサ8に、当該スペーサ8の厚み方向に貫通した、板バネ貫通孔51と連通するスペーサ貫通孔81が形成されており、接続部材6がスペーサ貫通孔81にさらに充填されていることにより、ケース4と板バネ5とがスペーサ8を介して接続されていている。
レンズ駆動装置11では、板バネ5に形成された板バネ貫通孔51とスペーサ8に形成されたスペーサ貫通孔81とが連通しており、板バネ貫通孔51およびスペーサ貫通孔81にわたって充填された接続部材6によって、ケース4と板バネ5とがスペーサ8を介して接続されていている。このようにスペーサ8をケース4と板バネ5との間に介設した場合であっても、板バネ貫通孔51の内面に、当該内面の一部が孔内に延出した延在部52が形成されているため、ケース4と板バネ5との接続強度を向上させることができる。
したがって、本実施形態によれば、スペーサ8を介して接続されたケース4と板バネ5との安定した接続強度が得られるため、機械的信頼性の高いレンズ駆動装置11を実現することができる。
また、ケース4と板バネ5との間にスペーサ8を介設することにより、ケース4に対する板バネ5の取り付け高さを調整することが可能となるため、板バネ5にかかる予圧を調整することができる。
[接続構造の変形例]
次に、図5および6を参照して、スペーサ8を介したケース4と板バネ5との接続構造の変形例について、説明する。
(変形例1)
図5の(a)〜図5の(c)は図4に示されるスペーサ8を介したケース4と板バネ5との接続構造の変形例を示す断面図であり、図5の(a)は接続部分の上面図であり、図5の(b)はE−E’断面図であり、図5の(c)はF−F’断面図である。
図5の(a)〜図5の(c)に示すように、板バネ5の厚み方向(すなわち、板バネ貫通孔51の軸線方向)と垂直な方向から見たとき、板バネ5の厚み方向における延在部52の2つの端面のうち少なくとも一方は、板バネ貫通孔51の縁部よりも内側に位置していてもよい。図5の(a)〜図5の(c)では、延在部52の2つの端面のうち、ケース4と反対側にある端面が板バネ貫通孔51の縁部よりも内側に位置している構成を示している。
これにより、板バネ貫通孔51に充填された接続部材6によって、ケース4と反対側にある延在部52の端面を覆うことができるため、延在部52と接続部材6との接続面積を増大させることができる。
このように、接続部材6によって延在部52の全部を覆うことにより、板バネ貫通孔51の内面と接続部材6との接続面積をさらに増大させることができるため、ケース4と板バネ5との接続強度をより向上させることができる。
したがって、本変形例によれば、接続部材6によるケース4、スペーサ8および板バネ5の接続強度をより向上させることができる。
なお、延在部52の端面は、板バネ貫通孔51が形成された板バネ5の表面に対して略平行である必要はない。例えば、延在部52がケース4側に屈曲した形状、または、延在部52の端面が板バネ5の表面に対してオフセットされた形状等であってもよい。このような延在部52は、プレス加工による圧延加工、プレス加工による曲げ加工、またはフォトリソグラフィ技術を用いたエッチング加工等により形成することができる。
(変形例2)
図6の(a)〜図6の(c)は図4に示されるスペーサ8を介したケース4と板バネ5との接続構造の別の変形例を示す断面図であり、図6の(a)は接続部分の上面図であり、図6の(b)はG−G’断面図であり、図6の(c)はH−H’断面図である。
図6の(a)〜図6の(c)に示すように、スペーサ貫通孔81の内面に、当該内面の一部が孔内に延出した延在部(第2延在部)82が形成されていてもよい。
延在部82は、スペーサ貫通孔81の半径方向に延出すると共に、スペーサ貫通孔81の軸線方向に沿って、スペーサ貫通孔81の全長にわたって形成されている。また、延在部82は、板バネ貫通孔51の延在部52に対して180°ズレた位置に形成されている。
スペーサ貫通孔81の内面に延在部82を形成することによって、スペーサ貫通孔81の内面と接続部材6との接続面積をさらに増大させることができる。
したがって、本変形例によれば、接続部材6によるケース4、スペーサ8および板バネ5の接続強度をさらに向上させることができる。
なお、延在部82の形状は、接続部材6との接続面積を増大させることができるのであれば特に限定されない。例えば、延在部82は、スペーサ貫通孔81の軸線方向に沿って連なった隆起状に延出した形状ものあってもよく、または、スペーサ貫通孔81の内面が部分的に凸状に延出した形状(半島形状)であってもよい。若しくは、延在部82は、スペーサ貫通孔81の内面の2点を結ぶブリッジ状、または、スペーサ貫通孔81の内面の複数点を結ぶ分岐ブリッジ状或いは網目状に延出した形状であってもよい。
また、スペーサ貫通孔81の延在部82は、板バネ貫通孔51の延在部52に対応する位置にある必要はなく、例えば、スペーサ貫通孔81の延在部82は、板バネ貫通孔51の延在部52に対してズレた位置に形成されていてもよい。
〔実施形態3〕
本発明のさらに他の実施形態について、図7に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
本実施形態では、上述したレンズ駆動装置11を備えたカメラモジュール21について説明する。
[カメラモジュール21の構成]
図7は、本実施形態に係るカメラモジュール21の要部構成を模式的に示す断面図である。図7に示すように、カメラモジュール21は、レンズ13を含む光学部12と、光学部12を保持するレンズ駆動装置11と、光電変換素子15が実装された基板16とを備えている。
(光学部12)
光学部12は、被写体像を形成する撮像光学系である。光学部12は、被写体像を光電変換素子15へと導く、複数(図7では3枚)のレンズ13と、レンズ13を保持するレンズバレル14とから構成されている。レンズバレル14はレンズホルダ2に固定されており、レンズ13の光軸はレンズホルダ2の軸線と一致している。
(光電変換素子15)
光電変換素子15は、レンズ13によって形成された被写体像を電気信号に変換するものである。光電変換素子15としては、例えば、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ、またはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等の固体撮像素子が挙げられる。
(基板16)
基板16は、光電変換素子15からの電気信号を取り出すものである。基板16は、光電変換素子15と電気的に接続するために、図示しないパターニングされた配線を有しており、基板16の中央部に光電変換素子15が実装されている。基板16と光電変換素子15とは、ボンディングワイヤ等によって電気的に接続されており、互いに電気信号の送受が可能となっている。基板16としては、例えば、プリント基板,またはセラミック基板等が挙げられる。
なお、カメラモジュール21には、図示しないベース部材やセンサーカバー等がさらに配置されているが、ここでは説明を省略する。
[カメラモジュール21の効果]
以上のように、本実施形態に係るカメラモジュール21は、レンズ駆動装置11と、光学部12と、レンズ13によって形成された被写体像を電気信号に変換する光電変換素子15が実装された基板16とを備える。
カメラモジュール21では、板バネ貫通孔51の内面に延在部52が形成されているため、板バネ貫通孔51の内面と接続部材6との接続面積が増大し、その結果、ケース4と板バネ5との接続強度を向上させることができる。
したがって、本実施形態によれば、ケース4と板バネ5との安定した接続強度が得られるため、機械的信頼性の高いカメラモジュール21を実現することができる。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係るレンズ駆動装置は、レンズを含む光学部を保持するホルダ(レンズホルダ2)と、前記ホルダを囲う導電性のケースと、前記ケースに対して移動可能に前記ホルダを支持する導電性の弾性部材(板バネ5)とを備え、前記弾性部材の厚み方向に貫通した第1貫通孔(板バネ貫通孔51)に充填された導電部材(接続部材6)によって、前記ケースと前記弾性部材とが接続されたレンズ駆動装置において、前記第1貫通孔の内面に、当該内面の一部が孔内に延出した第1延在部(延在部52)が形成されていることを特徴とする。
上記の構成では、弾性部材に形成された第1貫通孔に充填された導電部材によって、ケースと弾性部材とが接続されている。すなわち、ケースと弾性部材とが、導電部材によって物理的、且つ、電気的に接続されている。
ここで、上記の構成では、第1貫通孔の内面に、当該内面の一部が孔内に延出した第1延在部が形成されている。そのため、第1貫通孔の内面と導電部材との接続面積が増大するので、導電部材によるケースと弾性部材との接続強度を向上させることができる。
したがって、上記の構成によれば、ケースと弾性部材との安定した接続強度が得られるため、機械的信頼性の高いレンズ駆動装置を実現することができる。
本発明の態様2に係るレンズ駆動装置では、上記態様1において、前記ケースと前記弾性部材との間にスペーサが介設されており、前記スペーサに、当該スペーサの厚み方向に貫通した、前記第1貫通孔と連通する第2貫通孔(スペーサ貫通孔81)が形成されており、前記導電部材が前記第2貫通孔にさらに充填されたことにより、前記ケースと前記弾性部材とが前記スペーサを介して接続されていてもよい。
上記の構成では、弾性部材に形成された第1貫通孔とスペーサに形成された第2貫通孔とが連通しており、第1貫通孔および第2貫通孔にわたって充填された導電部材によって、ケースと弾性部材とがスペーサを介して接続されている。このようにスペーサをケースと弾性部材との間に介設した場合であっても、第1貫通孔の内面に当該内面の一部が孔内に延出した第1延在部が形成されているため、ケースと弾性部材との接続強度を向上させることができる。
したがって、上記の構成によれば、スペーサを介して接続されたケースと弾性部材との安定した接続強度が得られるため、機械的信頼性の高いレンズ駆動装置を実現することができる。
また、上記発明によれば、ケースと弾性部材との間にスペーサを介設することにより、ケースに対する弾性部材の取り付け高さを調整することが可能となるため、弾性部材にかかる予圧を調整することができる。
本発明の態様3に係るレンズ駆動装置では、上記態様2において、前記第2貫通孔の内面に、当該内面の一部が孔内に延出した第2延在部(延在部82)が形成されていてもよい。
上記の構成では、第2貫通孔の内面に、当該内面の一部が孔内に延出した第2延在部が形成されている。そのため、第2貫通孔の内面と導電部材との接続面積をより増大させることができる。
したがって、上記の構成によれば、導電部材によるケース、スペーサおよび弾性部材の接続強度をより向上させることができる。
本発明の態様4に係るレンズ駆動装置では、上記態様1〜3において、前記弾性部材の厚み方向と垂直な方向から見たとき、前記弾性部材の厚み方向における前記第1延在部の端面のうち少なくとも一方は、前記第1貫通孔の縁部よりも内側に位置していてもよい。
上記の構成によれば、弾性部材の厚み方向における第1延在部の端面のうち少なくとも一方が、第1貫通孔の縁部よりも内側に位置しているため、第1貫通孔に充填された導電部材によって第1延在部の上記端面を覆うことができる。そのため、第1延在部と導電部材との接続面積を増大させることができる。
したがって、上記の構成によれば、第1貫通孔の内面と導電部材との接続面積をさらに増大させることができるため、導電部材によるケースと弾性部材との接続強度をさらに向上させることができる。
本発明の態様5に係るカメラモジュールは、上記態様1〜4におけるレンズ駆動装置と、前記光学部と、前記光学部によって形成された被写体像を電気信号に変換する光電変換素子が実装された基板とを備えることを特徴とする。
上記の構成では、第1貫通孔の内面に第1延在部が形成されているため、第1貫通孔の内面と導電部材との接続面積が増大し、その結果、ケースと弾性部材との接続強度を向上させることができる。
したがって、上記の構成によれば、ケースと弾性部材との安定した接続強度が得られるため、機械的信頼性の高いカメラモジュールを実現することができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
〔補足〕
なお、本発明は以下のように表現することもできる。すなわち、本発明に係るレンズ駆動装置は、固定部が、金属で成型されたケースと、前記ケースに付随する付随部分を備え、可動部が、レンズを保持するホルダと、ホルダに固定されたコイルを備え、前記固定部と、前記可動部が弾性体で連接されており、前記コイルの一端が、前記弾性体と電気的に接続されており、前記弾性体と前記ケースとが電気的に接続されているレンズ駆動装置であって、前記弾性体に開口部があって、前記弾性体の前記開口部に、開口の内側から、開口の内壁に向かって、延在部があって、前記延在部と、前記ケースと、が導電材料によって、接続されていることを特徴としている。
また、本発明に係るレンズ駆動装置では、前記弾性体と、前記ケースとの間に、スペーサが設けられており、前記スペーサに開口部があって、前記弾性体の開口部に対応する位置に、前記スペーサの開口部が配置されており、前記弾性体と、前記ケースと、が導電材料によって、接続されていてもよい。
また、本発明に係るレンズ駆動装置では、前記弾性体と、前記弾性体の延在部は、前記ケース側の第1面と、他方の第2面があって、前記弾性体の上前記延在部の第2面が、前記弾性体の第2面よりも凹んでいてもよい。
また、本発明に係るレンズ駆動装置では、前記スペーサの前記開口部に、開口の内側から、開口の内壁に向かって、延在部があってもよい。
また、本発明に係るカメラモジュールでは、前記レンズ駆動装置と、光電変換素子が設置された基板と、前記レンズ駆動装置に実装されて、前記光電変換素子に入射光を集光する為の集光手段と、を有することを特徴としている。
本発明は、カメラモジュールの製造分野において利用可能であり、特に、携帯用端末等の通信機器を含む各種電気器に搭載されるカメラモジュールの製造分野において好適に利用可能である。
1 レンズ駆動装置
2 レンズホルダ(ホルダ)
3 コイル
4 ケース
5 板バネ(弾性部材)
6 接続部材(導電部材)
8 スペーサ
11 レンズ駆動装置
12 光学部
13 レンズ
14 レンズバレル
15 光電変換素子
16 基板
21 カメラモジュール
51 板バネ貫通孔(第1貫通孔)
52 延在部(第1延在部)
53 連接部
81 スペーサ貫通孔(第2貫通孔)
82 延在部(第2延在部)

Claims (4)

  1. レンズを含む光学部を保持するホルダと、
    前記ホルダを囲う導電性のケースと、
    前記ケースに対して移動可能に前記ホルダを支持する導電性の弾性部材とを備え、
    前記弾性部材の厚み方向に貫通した第1貫通孔に充填された導電部材によって、前記ケースと前記弾性部材とが接続されたレンズ駆動装置において、
    前記ケースと前記弾性部材との間にスペーサが介設されており、
    前記スペーサに、当該スペーサの厚み方向に貫通した、前記第1貫通孔と連通する第2貫通孔が形成されており、
    前記導電部材が前記第2貫通孔にさらに充填されたことにより、前記ケースと前記弾性部材とが前記スペーサを介して接続されており、
    前記第1貫通孔の内面に、当該内面の一部が孔内に延出した第1延在部が形成されており、
    前記第2貫通孔の内面に、当該内面の一部が孔内に延出した第2延在部が形成されていることを特徴とするレンズ駆動装置。
  2. 前記弾性部材の厚み方向と垂直な方向から見たとき、前記弾性部材の厚み方向における前記第1延在部の端面のうち少なくとも一方は、前記第1貫通孔の縁部よりも内側に位置していることを特徴とする請求項1に記載のレンズ駆動装置。
  3. 請求項1または2に記載のレンズ駆動装置と、
    前記光学部と、
    前記光学部によって形成された被写体像を電気信号に変換する光電変換素子が実装された基板とを備えることを特徴とするカメラモジュール。
  4. レンズを含む光学部を保持するホルダと、
    前記ホルダを囲う導電性のケースと、
    前記ケースに対して移動可能に前記ホルダを支持する導電性の弾性部材とを備え、
    前記弾性部材の厚み方向に貫通した第1貫通孔に充填された導電部材によって、前記ケースと前記弾性部材とが接続されたレンズ駆動装置において、
    前記ケースと前記弾性部材との間にスペーサが介設されており、
    前記スペーサに、当該スペーサの厚み方向に貫通した、前記第1貫通孔と連通する第2貫通孔が形成されており、
    前記導電部材が前記第2貫通孔にさらに充填されたことにより、前記ケースと前記弾性部材とが前記スペーサを介して接続されており、
    前記第1貫通孔の内面に、当該内面の一部が孔内に延出した第1延在部が形成されており、
    前記弾性部材の厚み方向における前記第1延在部の2つの端面のうち、前記ケース側に位置する一方の端面の全部、および当該一方の端面とは反対側に位置する他方の端面の全部が、前記導電部材によって覆われていることを特徴とするレンズ駆動装置。
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