JP6177415B1 - ブラシ具の製造方法 - Google Patents

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【課題】ブラシ具を簡便に製造する製造方法を提供する。【解決手段】静電植毛によるブラシ具の製造方法であって、前記ブラシ具は、ベース部2と支持部3とを有する本体10を含み、前記製造方法は、対象部位以外を遮蔽するための遮蔽具100を、前記ベース部2及び前記支持部3の一方又は双方に装着する装着工程と、前記対象部位に接着剤を塗布する塗布工程と、接着剤が塗布された前記対象部位に複数の繊維を植毛する植毛工程と、を含む、ことを特徴とするブラシ具の製造方法。【選択図】図2

Description

本発明は、ブラシ具の製造方法に関する。
従来、ブラシ具として、例えば、静電植毛によるフロッキーブラシ部を備える化粧用ブラシが提案されている(特許文献1)。
特開2002−172019号公報
上記のような化粧用ブラシは、顔の細部への化粧料の塗布やマスカラへの化粧料の塗布等に用いられるため、コンパクトなものが多い。例えば、上記化粧用ブラシは、細い軸体部に、静電植毛によりブラシ毛が固着される。このように静電植毛の対象がコンパクトな物品の一部である場合、対象部分のみに正確に素早く静電植毛することは難しく、製造コストが高くなる要因の一つとなっている。
本発明は、上記課題を解決するためのもので、ブラシ具を簡便に製造する製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本願に係るブラシ具の製造方法は、静電植毛によるブラシ具の製造方法であって、前記ブラシ具は、ベース部と支持部とを有する本体を含み、前記製造方法は、対象部位以外を遮蔽するための遮蔽具を、前記ベース部及び前記支持部の一方又は双方に装着する装着工程と、前記対象部位に接着剤を塗布する塗布工程と、接着剤が塗布された前記対象部位に複数の繊維を植毛する植毛工程と、を含む。
また、装着された前記遮蔽具を取り外す取外し工程と、余分な繊維を除去する除去工程と、を含んでもよい。
また、前記支持部は、略棒状に形成され、前記遮蔽具は、有底又は無底の筒状の支持遮蔽部を含んで形成され、前記装着工程では、前記支持遮蔽部が前記支持部に装着されてもよい。
また、前記遮蔽具は、複数の前記支持遮蔽部を含んでもよい。
また、複数の前記本体同士が連結され、前記装着工程では、前記遮蔽具は、複数の前記支持遮蔽部が複数の前記本体の前記支持部にそれぞれ対応して装着されてもよい。
また、前記支持遮蔽部は、2以上の部分に分割できてもよい。
また、前記遮蔽具は、ベース遮蔽部を含んで形成され、前記装着工程では、前記ベース遮蔽部が前記ベース部の一部を遮蔽するように装着されてもよい。
また、前記遮蔽具は、複数の前記ベース遮蔽部を含んでもよい。
また、前記遮蔽具は、有底又は無底の筒状の支持遮蔽部を含んで形成され、前記支持遮蔽部と前記ベース遮蔽部は、連結部によって連結されていてもよい。
また、前記ブラシ具は、柄部を含んでもよい。
また、前記支持部は、植毛領域を区画するための段差部を含んでもよい。
また、前記遮蔽具は、前記対象部位の素材よりも前記接着剤が付着しにくい素材で構成されていてもよい。
また、前記植毛工程では、複数の繊維を所定量だけ植毛する植毛作業を複数回行ってもよい。
また、複数回の前記植毛作業では、作業毎に用いられる繊維が太さ及び長さの一方又は双方が異なってもよい。
また、前記植毛工程では、植毛作業を、送風機又は吸引機を用いた空気の流れのある環境下で行ってもよい。
また、前記ブラシ具は、化粧用具又は耳清掃具であってもよい。
本発明によれば、ブラシ具を簡便に製造する製造方法を提供することができる。
実施形態1に係るブラシ具の構成を示す図である。 実施形態1に係るブラシ具の製造方法を示す図である。 実施形態1に係るブラシ具の製造方法を示す図である。 実施形態1の変形例1に係るブラシ具の製造方法を示す図である。 実施形態2に係るブラシ具の構成を示す図である。 実施形態2に係るブラシ具の製造方法を示す図である。 実施形態2に係るブラシ具の製造方法を示す図である。 実施形態2に係るブラシ具の製造方法を示す図である。 実施形態2に係るブラシ具の製造方法を示す図である。 実施形態2の変形例1に係るブラシ具の構成を示す図である。 実施形態2の変形例1に係るブラシ具の製造方法を示す図である。
以下、図面を参照して本願に係るブラシ具の実施形態の例を説明する。ブラシ具1は、例えば、化粧用具や耳清掃具である。
<実施形態1>
まず、実施形態1に係るブラシ具の製造方法を説明する。図1は、実施形態1に係るブラシ具1の構成を説明するための図で、図2、図3(a)、図3(b)は実施形態1に係る製造方法を説明するための図である。
ブラシ具1は、ベース部2と、支持部3と、植毛層5とを含む。また、図示のように、ブラシ具1は、さらに、柄部4を含んでもよい。ブラシ具1におけるブラシ部は、ベース部2と、植毛層5とで構成される。
ベース部2は、ブラシ具1の用途等に応じて適宜な形状、大きさとすることができる。一例として、ベース部2は、図示のように略楕円球体状に形成される。
支持部3は、ベース部2を支持する部分で、略棒状に形成される。一例として、支持部3は、図示のように断面形状が円形の棒状に形成され、長手方向の一端にベース部2が配置され、他端が柄部4と接続される。なお、支持部3は、図示しないが、断面が三角形状の三角棒状、断面が多角形の多角棒状に形成されてもよい。また、断面が楕円形状に形成されてもよい。また、支持部3は、板状に形成されてもよい。なお、支持部3は、複数の棒状に成型されたものを切り分けるようにして形成されてもよい。
支持部3は、柄部4と係合するための支持部側係合部31を有し、ここでは、図示のように、支持部側係合部31は、他端端部付近の外周面を一周する溝状に形成される。また、支持部側係合部31には、図示のように、凹部32が設けられてもよい。
支持部3には、植毛領域を区画するための段差部33が設けられてもよい。段差部33は、柄部4に挿入されないように、柄部4の挿入部41の挿入口よりも大きく形成される。支持部3の段差部33以外の部分は、柄部4に挿入されるため、挿入部41に挿入される形状、大きさに形成される。
柄部4は、筒状に形成され、内周の形状が支持部3と対応した形状に形成される。柄部4の内周部である挿入部41に、支持部3が挿入される。
挿入部41には、支持部側係合部31に対応した位置に柄部側係合部が設けられる。柄部側係合部は、例えば、挿入部の壁面から内側に突出する凸部として形成される。また、柄部4には、図示のように、さらに、外周面が凹下して形成される凹部42が設けられる。これによって、支持部3と柄部4とを係合させる際に、さらに、凹部32と凹部42とを嵌合させることで、支持部3が柄部4に対して回転し、これによってベース部2が柄部4に対して回転することを抑制できる。
なお、以上では、支持部側係合部31が溝状で、柄部側係合部が凸部であるものとして説明したが、その逆でもよいことは言うまでもない。また、支持部3と挿入部41との嵌合力を高めて、支持部側係合部31及び柄部側柄部側係合部を省く構成としてもよい。さらには、接着や熱溶着等の方法を用いてもよい。
植毛層5は、複数の短い繊維(パイル)がベース部2に植毛されて形成される層である。後述のように、ここでは、静電植毛法が用いられる。
<製造方法>
ブラシ具1の製造は、少なくとも、対象部位以外を遮蔽するための遮蔽具100を、ベース部2及び支持部3の一方又は双方に装着する装着工程と、対象部位に接着剤を塗布する塗布工程と、接着剤が塗布された対象部位に複数の繊維を植毛する植毛工程を含む。また、取外し工程と、除去工程を含んでもよい。以下では、本実施形態に係るブラシ具1の製造方法の一例を説明する。
まず、造形工程で、ベース部2及び支持部3を含む本体10を形作る。一例として、本体10は、樹脂素材、例えばABS樹脂を用いて射出成型等で形作る。ベース部2及び支持部3は、一体として形成されてもよいし、別体に形成されたものを一体に組み立てたものであってもよい。
次に、装着工程では、本体10に遮蔽具100を装着する。遮蔽具100は、有底又は無底の筒状の支持遮蔽部を含んで形成される。本実施形態では、遮蔽具100は、図2に示すように、有底の筒状に形成され、遮蔽具100全体が支持部3に装着される支持遮蔽部として構成される。
遮蔽具100は、少なくとも内周形状が支持部3の形状に対応したものに形成される。遮蔽具100は、本体10の素材(対象部位の素材)よりも接着剤が付着しにくい素材から形成され、例えばポリプロピレン等を用いて射出成型等の方法で形成される。または、表面に接着剤が付きにくいコーティング加工が施されるようにしてもよい。
本実施形態では、図2に示すように、支持部3を遮蔽具100の内周に挿入することで、遮蔽具100を支持部3に装着する。支持部3に段差部33が設けられている場合は、支持部3は段差部33以下の部分が遮蔽具100に挿入される。段差部33を設けることで、後述の塗布工程ではベース部2にむらなく接着剤を塗布することができ、植毛工程では、ベース部2にむらなく植毛することができる。
塗布工程では、図3(a)に示すように、遮蔽具100に遮蔽された部分以外の部分に接着剤を塗布する。塗布作業は、例えば、エアガンによって対象部位にスプレーすることで接着剤を塗布する。接着剤には、安全性が高いものが好ましく、例えば、ポリウレタン系、アクリル酸エステル系などが用いられる。なお、上記のように、遮蔽具100は接着剤が付着しにくい素材を用いられることが望ましいが、図示のようにその一部に付着した場合は、それを拭き取ってもよいし、後述の工程で取り外すので、そのままにしてもよい。
植毛工程では、図3(b)に示すように、対象部位に複数の繊維を植毛する。一例として、例えば10ミクロン〜20ミクロン程度の複数の繊維(パイル)を、3万ボルト〜8万ボルトの高い電圧をかけて静電気の力を利用して、対象部位に植毛する。繊維には、例えば、ナイロン製のもの、レーヨン、ポリエステル等が用いられる。植毛方法は、アップダウン方式や、ダウン方式があるが、ファイバーコート(吹き付け植毛)が適している。なお、図3(b)では、接着剤の図示は省略している。
これで、ベース部2に植毛層5が形成され、ブラシ部が構成される。段差部33にも植毛層が形成されるが、耳清掃具の場合は、この部分を用いて外耳道を清掃できるため、この部分も有用である。
取外し工程では、遮蔽具100から支持部3を抜き取って、支持部3から遮蔽具100を取り外す。
除去工程(除毛工程)では、余分な繊維を除去する。加振や、ブラシ掛け、吸引、風圧で飛ばす等で、余分な繊維を除去する。
組立工程では、支持部3を柄部4の挿入部に挿入し、支持部側係合部31と柄部側係合部とを係合させ(嵌め込んで)、固定させて、ブラシ具1を組み立てる。前述のように、支持部3と挿入部41との嵌合力を高めて、支持部側係合部31等を省く構成としてもよい。さらには、接着や熱溶着等の方法を用いてもよい。
上記のブラシ具の製造方法によれば、装着工程において対象部位以外を遮蔽する遮蔽具を用いることで、静電植毛の対象がコンパクトな物品の一部である場合でも、対象部分のみに正確に素早く静電植毛することでき、製造コストを低減することができる。
また、支持部に段差部を設けることで、ベース部にむらなく接着剤を塗布して植毛層をむらなく形成することができる。
遮蔽具100は、複数回使用したり、洗浄して再使用したりしてもよい。毎回再処理回収したりしてもよい。また、遮蔽具100は、上記のようにプラスチック樹脂で成形してもよいし、金属、例えばステンレス鋼で成形して、洗浄して再使用してもよい。
なお、上記では、ブラシ具本体がベース部と支持部を含むものとして説明したが、支持部のみを含み、支持部の一端に植毛層を形成してもよいことは言うまでもない。
また、植毛工程では、品質を上げるためには、いかに効率的に無駄なく繊維(パイル)をベース部に対し直角方向に植毛するかがカギとなる。ここでは、そのための対策方法と、重複植毛について説明する。
植毛工程では、所定量だけ植毛する植毛作業を繰り返して、重複植毛することもできる。また、それぞれの植毛作業において植毛する繊維は、その都度長さが異なるもの、太さが異なるもの、長さ及び太さの双方が異なるものとしてもよい。例えば、ファイバーコート(吹き付け植毛)方法による場合は、長さが短い繊維(パイル)を所定量コートしてから、長さが長い繊維を所定量コートしてもよい。また、アップダウン方法による場合は、所定のパイル量を制限供給することで、次の重複植毛を可能にする。また、制限供給は弁を設けてパイプなどで供給してもよい。また、次の重複植毛の前に、植毛できていない余分なパイルを送風や吸引で除去してから、次の植毛作業を行っても良い。また、複数の植毛作業において、植毛作業毎に静電気の電圧を調整してもよい。例えば、1回目の植毛作業では低く、2回目の植毛作業では高く調整してもよい。これにより、次の植毛作業の植毛確率を向上させることが可能である。また、複数の植毛作業において、電圧をかける時間で調整してもよい。もちろん、上記を組み合わせることで重複植毛を向上させることは言うまでもない。
また、植毛工程では、繊維の植毛方向を所定方向とするために、振動、例えば可聴域の振動から超音波振動、2KHzから30KHzを加えるとともに、繊維が篩(網目)から飛び出すようにすることで、繊維が目的地に直線的に到達して立つように植毛することができる。振動数は、パイルの太さにより変化させることも有効である。各パイルを格納したそれぞれの篩のついた容器を一定時間振動させることでパイルの供給量(噴出量)を調整し、植毛量を調節することが可能である。例えば10ミクロンのパイルであれば、網目を20〜50ミクロンとしてもよい。また、篩は複数組み合わせることができる。例えば、大きい目を通してから小さい目を通すことにより、パイルの方向性を誘発させることが可能である。または、送風機や吸引機を用いて空気の流れを作り、その環境下で植毛を行っても良い。例えば、風、トルネードを利用する方法、例えば、対象物付近に吸引機を設け、対象物側に吸引する方法等を用いて、繊維の植毛方向を所定方向に誘導するようにしてもよい。風の吹き出しと、吸引部を組み合わせて、対流状態を作ることや、吹き出しと吸引を斜めに複数設けることでトルネードを起こすことで、植毛の毛並みをそろえたり、植毛効果を高めたりすることができる。さらには、吸引もパイルの飛び出しと同期をとって吸引時間を制御することで、植毛効率を高めても良い。また、これらの方法は、略球体状等の立体的な対象物に均一に全体的に植毛するために用いられてもよい。
<実施形態1の変形例1>
図4は、本実施形態1の変形例1に係るブラシ具の製造方法を示す図である。ここでは、遮蔽具100aが上記実施形態と異なる。
遮蔽具100aは、複数の支持遮蔽部101aと第1連結部102aを含む。支持遮蔽部101aは、筒状に形成され、内周形状が支持部3の形状に対応したものに形成される。複数の支持遮蔽部101aは、第1連結部102aによって連結される。
遮蔽具100aを用いれば、装着工程ではより簡便に支持部に遮蔽具を装着することができ、取外し工程ではより簡便に遮蔽具を取り外すことができ、さらにコストを低減することができる。
<実施形態2>
図5は、実施形態2に係るブラシ具1bの構成を説明するための図で、図6〜図9は実施形態2に係る製造方法を説明するための図である。ここでは、ブラシ具1bが変化部を含む点、遮蔽具100b等が上記実施形態と異なる。
ベース部2bは、図示のように、変化部21bを含む。変化部21bは、植毛を必要としない部分であってもよいし、植毛の密度や長さ、繊維の種類等に変化を加える部分であってもよい。変化部21bは、ベース部2bに変化を加えない形状であってもよいし、ベース部2bに変化を加える形状、例えば、ベース部2bの外周面から凹下する凹部状や、図示のようにベース部2bを板圧方向に貫通する貫通穴であってもよい。もちろん、内部が複数のスリットや穴を有したり、網構造などであってもよい。
<製造方法>
ブラシ具1bの製造は、少なくとも、対象部位以外を遮蔽するための遮蔽具100bを、ベース部2b及び支持部3bの一方又は双方に装着する装着工程と、対象部位に接着剤を塗布する塗布工程と、接着剤が塗布された対象部位に複数の繊維を植毛する植毛工程を含む。また、取外し工程と、除去工程を含んでもよい。以下では、本実施形態1と異なる点を中心に説明する。
まず、造形工程で、ベース部2b及び支持部3bを含む本体10bを形作る。一例として、本体10bは、樹脂素材、例えばABS樹脂を用いて射出成型等で形作る。また、ここでは、本体10bは、互いに連結された状態となるように成形されてもよい。例えば、図6に示のように、それぞれの本体10b同士を支持部3bで連結する本体連結部6bを含むように成型されてもよい。本体連結部6bは、射出成型の際のゲート部であってもよい。
次に、装着工程では、本体10bに遮蔽具100bを装着する。遮蔽具100bは、支持部3bを遮蔽する支持遮蔽部101bと、ベース部2bの一部を遮蔽するベース遮蔽部103bを含む。図7及び8に示のように、遮蔽具100bは、複数の支持部をそれぞれ遮蔽する複数の支持遮蔽部101bと、複数のベース部2bをそれぞれ遮蔽する複数のベース遮蔽部103bを含むことができる。
支持遮蔽部101bは、2以上の部分に分割することができる。一例として、図7に示すように、支持遮蔽部101bは、長軸方向に沿って2分割して、対向する2つの半筒状部分に分割することができる。複数の支持遮蔽部101bは、それぞれ同様に分割され、複数の支持遮蔽部における同方向の一方の半筒状部分同士は、一方の第1連結部102bによって連結され、同方向の他方の半筒状部分同士は、他方の第1連結部102bによって連結される。また、それぞれの支持遮蔽部101bは、一方の半筒状部分には爪部104bが設けられ、他方の半筒状部分には凹部105bが設けられ、両者が係合することで、両者が緊密に接合するようにしてもよい。
ベース遮蔽部103bは、変化部21bに応じて形成される。例えば、変化部21bがベース部2bの一方の面に設けられる場合は、1つのベース遮蔽部103bを含む。また、図示のように、変化部21bが貫通穴状に形成される場合は、一対のベース遮蔽部103bを含む。
一対のベース遮蔽部103bは、それぞれが支持遮蔽部101bのそれぞれの半筒状部分と対応した側に位置し、同じ側のベース遮蔽部103bと支持遮蔽部101bの半筒状部分は、第2連結部106bによって連結される。
取外し工程では、まず、図8における、第1連結部102bによって連結されている同方向の一方の半筒状部分と、第1連結部102bによって連結されている同方向の他方の半筒状部分とを係合している爪部104bと、凹部105bとの係合を解除する。そして、一方の第2連結部106bによって連結されている一方のベース遮蔽部103b及び支持遮蔽部101bと、他方の第2連結部106bによって連結されている他方のベース遮蔽部103b及び支持遮蔽部101bとを互いに離間する方向に動かすことで、本体10bから遮蔽具100bを取り外す。
組立工程では、本体連結部6bを切断したりして本体10b同士を切り離してから、柄部4と組み立てる。また、組立を使用者側で行われる場合は、本体10同士が連結された状態のままでもよい。
上述のように、遮蔽具100bにおいて、支持遮蔽部を2以上の部分に分割することで、装着工程及び取外し工程でより素早く作業をすることができる。
また、遮蔽具100bがベース遮蔽部を含むことで、ブラシ具が変化部を含む場合でも、簡便に対応することができる。
また、遮蔽具100bは、支持遮蔽部の分割と、ベース遮蔽部とを対応させることで、さらに簡便に作業を行うことができる。
さらに、上述のように、ベース部2b及び支持部3bを含む複数の本体10b同士が、互いに連結された状態となるように形成し、これに対応して、遮蔽具も複数の支持遮蔽部、ベース遮蔽部を備えることで、複数の本体に遮蔽具を一回の作業で装着することができ、取り外す際にも、一回の作業で、複数の本体から遮蔽具を取り外すことができるので、製造コストを削減できる。特に、小物を安価で製作したいという要望に応えることができる。
また、本体10b同士を連結する本体連結部は、成型時のゲート部を利用することで、造形工程におけるゲート切断作業を省くことができるとともに、その後の工程においても複数の本体に対して一括して作業を行うことができ、作業工数を削減することができる。また、複数の本体が連結されている状態で使用者側に出荷される場合(組立工程を使用者側で行う等)は、本数を数える工数や、揃える工数、梱包材のコスト等を削減することができる。
<実施形態2の変形例1>
図10は、実施形態2の変形例1に係るブラシ具1cの構成を説明するための図で、図11はその製造方法を説明するための図である。ここでは、ブラシ具1cのベース部2c及び遮蔽具100cが上記実施形態と異なる。
ベース部2cは、図示のように、複数のリブと複数の谷部が交互に設けられる形状であってもよい。変化部21cは、複数の谷部の底を貫通して形成される1つの貫通穴として形成されてもよい。
遮蔽具100cは、複数の谷部の数に対応して形成され、図示のように、ブラシ具1cが4つの谷部を含む場合は、4つのベース遮蔽部103bを含んで形成される。
遮蔽具100cは、必要とするベース部や植毛層、変化部の形状に合わせて、適宜なベース遮蔽部を設けることで、多様なブラシ具を簡便に製造することができる。
以上、本発明に係るブラシ具及びその製造方法の実施形態について説明したが、これらは本発明の実施形態の一例に過ぎず、本発明はこれらに限定されるものではない。本発明には、以上の各実施形態を組み合わせた形態や、様々な変形例が含まれる。
1、1b、1c ブラシ具
10、10b 本体
2、2b、2c ベース部
21b、21c 変化部
3 支持部
33 段差部
4 柄部
5 植毛層
100a、100b、100c 遮蔽具
101a、101b 支持遮蔽部
102a、102b 第1連結部
103b ベース遮蔽部
106b 第2連結部

Claims (8)

  1. 静電植毛によるブラシ具の製造方法であって、
    前記ブラシ具は、ベース部と支持部とを有する本体を含み、
    前記製造方法は、
    対象部位以外を遮蔽するための遮蔽具を、前記ベース部及び前記支持部の一方又は双方に装着する装着工程と、
    前記対象部位に接着剤を塗布する塗布工程と、
    接着剤が塗布された前記対象部位に複数の繊維を植毛する植毛工程と、を含
    前記支持部は、略棒状に形成され、
    前記遮蔽具は、有底又は無底の筒状の支持遮蔽部を含んで形成され、
    前記装着工程では、前記支持遮蔽部が前記支持部に装着される
    ことを特徴とするブラシ具の製造方法。
  2. 請求項に記載のブラシ具の製造方法であって、
    前記遮蔽具は、複数の前記支持遮蔽部を含む
    ことを特徴とするブラシ具の製造方法。
  3. 請求項に記載のブラシ具の製造方法であって、
    複数の前記本体同士が連結され、
    前記装着工程では、前記遮蔽具は、複数の前記支持遮蔽部が複数の前記本体の前記支持部にそれぞれ対応して装着される
    ことを特徴とするブラシ具の製造方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のブラシ具の製造方法であって、
    前記支持遮蔽部は、2以上の部分に分割できる
    ことを特徴とするブラシ具の製造方法。
  5. 静電植毛によるブラシ具の製造方法であって、
    前記ブラシ具は、ベース部と支持部とを有する本体を含み、
    前記製造方法は、
    対象部位以外を遮蔽するための遮蔽具を、前記ベース部及び前記支持部の一方又は双方に装着する装着工程と、
    前記対象部位に接着剤を塗布する塗布工程と、
    接着剤が塗布された前記対象部位に複数の繊維を植毛する植毛工程と、を含み
    前記遮蔽具は、ベース遮蔽部を含んで形成され、
    前記装着工程では、前記ベース遮蔽部が前記ベース部の一部を遮蔽するように装着される
    ことを特徴とするブラシ具の製造方法。
  6. 請求項に記載のブラシ具の製造方法であって、
    前記遮蔽具は、複数の前記ベース遮蔽部を含む
    ことを特徴とするブラシ具の製造方法。
  7. 請求項に記載のブラシ具の製造方法であって、
    前記遮蔽具は、有底又は無底の筒状の支持遮蔽部を含んで形成され、
    前記支持遮蔽部と前記ベース遮蔽部は、連結部によって連結されている
    ことを特徴とするブラシ具の製造方法。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載のブラシ具の製造方法であって、
    前記ブラシ具は、化粧用具又は耳清掃具である
    ことを特徴とするブラシ具の製造方法。
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