JP6177375B2 - 電気機械変換装置及びその作製方法 - Google Patents
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Description
図1(a)は、本発明の電気機械変換装置の1つの素子1の上面図である。図1(b)は、図1(a)の一点鎖線で囲まれたセル構造2におけるA−B断面図を示している。本実施形態の素子1は、電気的に接続された複数のセル構造2を有する。図1(a)では、1つの素子1のみ記載しているが、複数の素子1で構成しても構わない。また、図1(a)では、素子1は、9個のセル構造2を配列して構成されているが、個数はいくつであっても構わない。また、セル構造が正方格子状に配列されているが、千鳥に配列されていてもよくどのように配置されていても良い。セル構造の形状は、図1では円形であるが、四角形または六角形などであっても構わない。
本発明の駆動原理を説明する。電気機械変換装置で超音波を受信する場合、図示しない電圧印加手段で、第一の電極と第二の電極との間に電位差が生じるように、第一の電極13に直流電圧を印加しておく。超音波を受信すると、第二の電極17を有する振動膜が撓むため、第二の電極17と第一の電極13との間隔(キャビティ15の深さ方向の距離)が変わり、静電容量が変化する。この静電容量変化によって、引き出し配線6に電流が流れる。この電流を図示しない電流−電圧変換素子によって電圧に変換し、超音波の受信信号とする。上述したように、引き出し配線の構成を変更することによって、第二の電極17に直流電圧を印加し、第一の電極13から素子毎に電気信号を引き出してもよい。
上述したように、本発明は、第一の電極の表面粗さの二乗平均平方根値が6nm以下であることを特徴とする。以降では、振動膜の周波数特性と第一の電極の表面粗さとの関係について図3を用いて説明する。ここでいう表面粗さは、AFM(Atomic Force Microscope:原子間力顕微鏡)を用いて測定し、その値はRms(Roughness Root Mean Square:二乗平均平方根粗さ)で示すものとする。Rmsの測定面積は、5μm×5μmである。また、測定の際に用いたAFMは、VEECO Instruments社製Nanoscope Dimension3000である。また、測定対象の電気機械変換装置は、第一の電極13の厚みを変化させた以外は、後述の実施例1の電気機械変換装置と同様の構成である。
図3(a)と同様にチタンの膜厚を50nmから200nmまで増加させて、振動膜の周波数特性を測定した際の結果を示している。
次に、本発明の電気機械変換装置の作製方法について図2を用いて説明する。図2は、図1(a)(b)に示した電気機械変換装置を作製するための工程図である。図2(a)に示すように基板11上に第一の絶縁膜12を形成する。基板11がシリコン基板のような導電性を有する基板の場合、第一の絶縁膜12は基板11と第一の電極13との絶縁を目的として形成している。よって、基板11がガラス基板のような絶縁性基板の場合、絶縁膜12は必要としない。基板11は、できる限り表面粗さの小さな基板が望ましい。
本発明において基板は、半導体基板、ガラス基板、セラミックス基板並びにそれらの複合的基板等、どのような基板を用いても良い。基板11がガラス基板などの絶縁体である場合、第一の絶縁膜12は無くても構わない。特に本発明では、上述したように、基板11としてシリコン基板を用い、第一の絶縁膜12として熱酸化膜を用いることが好ましい。特に平滑性の高い基板として熱酸化膜を有するシリコン基板が好ましい。
窒化シリコン膜の残留応力による振動膜の大きな変形を防止するためには、引っ張り応力かつ低応力値であることが、望ましい。本発明の電気機械変換装置は、第二の電極17が第一のメンブレン16と第二のメンブレン18との間に形成されている。第二の電極17が第二のメンブレン18上に形成される場合と比べ、第一の電極と第二の電極との距離を小さくできるため、変換効率を高くすることができる。
2 セル構造
5 エッチングホール
6 引き出し配線
11 基板
12 第一の絶縁膜
13 第一の電極
14 第二の絶縁膜
15 キャビティ
16 第一のメンブレン
18 第二のメンブレン
19 メンブレン支持部
Claims (34)
- 静電容量型の電気機械変換装置であって、
基板と、
前記基板上の積層方向に、該基板側から、第一の電極と、絶縁膜と、振動膜とを、この順に、且つ該絶縁膜と該振動膜との間に間隙を介して、有しており、
前記振動膜は、第一のメンブレンと第二の電極とを、該第一のメンブレンが前記間隙側に位置するように構成されており、
前記絶縁膜は、表面粗さの二乗平均平方根値が6nm以下であることを特徴とする静電容量型の電気機械変換装置。 - 前記基板上に、複数のセルが設けられ、前記セルは、前記第一の電極、前記絶縁膜、及び前記振動膜を含み構成されていることを特徴とする請求項1に記載の静電容量型の電気機械変換装置。
- 前記第一の電極及び前記第二の電極の少なくともいずれか一方は、前記複数のセル間で共通して用いられる共通電極であることを特徴とする請求項2に記載の静電容量型の電気機械変換装置。
- 前記複数のセルを含み構成される素子を複数有する請求項2または3に記載の静電容量型の電気機械変換装置。
- 前記第一の電極及び前記第二の電極のいずれか一方は複数の前記素子間で共通して用いられる共通電極であることを特徴とする請求項4に記載の静電容量型の電気機械変換装置。
- 前記絶縁膜は、表面粗さの二乗平均平方根値が2nm以下であることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の静電容量型の電気機械変換装置。
- 前記第一の電極は、表面粗さの二乗平均平方根値が6nm以下であることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の静電容量型の電気機械変換装置。
- 前記第一の電極は、表面粗さの二乗平均平方根値が2nm以下であることを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載の静電容量型の電気機械変換装置。
- 前記第一の電極はタングステンを含むことを特徴とする請求項1乃至8の何れか一項に記載の静電容量型の電気機械変換装置。
- 前記第一の電極はチタンを含むことを特徴とする請求項1乃至9の何れか一項に記載の静電容量型の電気機械変換装置。
- 前記第一の電極は前記積層方向の厚さが10nm以上100nm以下であることを特徴とする請求項1乃至10の何れか一項に記載の静電容量型の電気機械変換装置。
- 前記基板と前記第一の電極との間に熱酸化膜を有することを特徴とする請求項1乃至11の何れか一項に記載の静電容量型の電気機械変換装置。
- 前記絶縁膜がシリコン酸化膜を有することを特徴とする請求項1乃至12の何れか一項に記載の静電容量型の電気機械変換装置。
- 前記第一のメンブレンが窒化シリコン膜を有することを特徴とする請求項1乃至13の何れか一項に記載の静電容量型の電気機械変換装置。
- 前記振動膜は、前記積層方向に、前記第一のメンブレンと、前記第二の電極と、第二のメンブレンとをこの順に備えることを特徴とする請求項1乃至14の何れか一項に記載の静電容量型の電気機械変換装置。
- 前記第二のメンブレンが窒化シリコン膜を有することを特徴とする請求項15に記載の静電容量型の電気機械変換装置。
- 前記表面粗さの二乗平均平方根値は、前記絶縁膜の表面粗さの測定面積を、5μm×5μmとした場合の値であることを特徴とする請求項1乃至16の何れか一項に記載の静電容量型の電気機械変換装置。
- 前記表面粗さの二乗平均平方根値は、原子間力顕微鏡を用いて測定された値であることを特徴とする請求項1乃至17の何れか一項に記載の静電容量型の電気機械変換装置。
- 前記振動膜の共振周波数を、共振曲線の半値幅で割った値であるQ値が200以上であることを特徴とする請求項1乃至18の何れか一項に記載の静電容量型の電気機械変換装置。
- 前記第一の電極と前記第二の電極との間の距離の変化によって生じる電流を、電圧に変換する電流−電圧変換素子を備えることを特徴とする請求項1乃至19の何れか一項に記載の静電容量型の電気機械変換装置。
- 静電容量型の電気機械変換装置であって、
基板と該基板上に設けられたセルとを備え、
前記セルは、前記基板上に、第1の部材と第2の部材とを間隙を介し、該第2の部材が振動するように構成されており、
前記第1の部材は、第1の電極層と絶縁膜とを含み、該絶縁膜が前記間隙側に位置するように構成されており、
前記第2の部材は、第1のメンブレンと第2の電極層とを含み、該第1のメンブレンが前記間隙側に位置するように構成されており、
前記絶縁膜は、表面粗さの二乗平均平方根値が6nm以下であることを特徴とする静電容量型の電気機械変換装置。 - 前記絶縁膜は、表面粗さの二乗平均平方根値が2nm以下であることを特徴とする請求項21に記載の静電容量型の電気機械変換装置。
- 前記セルを複数備え、前記第1の電極層及び前記第2の電極層の少なくともいずれか一方は、前記複数のセル間で共通して用いられる共通電極であることを特徴とする請求項21または22に記載の静電容量型の電気機械変換装置。
- 静電容量型の電気機械変換装置であって、
基板と該基板上に設けられているセルとを備え、
前記セルは、前記基板上に、第1の部材と第2の部材とを間隙を介し、該第2の部材が音響波を受けることにより振動するように構成されており、
前記第1の部材は、第1の電極層と絶縁膜とを含み、該絶縁膜が前記間隙側に位置するように構成されており、
前記第2の部材は、メンブレンと第2の電極層とを含み、該メンブレンが前記間隙側に位置するように構成されており、
前記第1の電極層は、表面粗さの二乗平均平方根値が2nm以下であることを特徴とする静電容量型の電気機械変換装置。 - 前記基板上に、前記セルを複数備えることを特徴とする請求項24に記載の静電容量型の電気機械変換装置。
- 前記第1の電極層及び前記第2の電極層の少なくともいずれか一方は、前記複数のセル間で共通して用いられる共通電極であることを特徴とする請求項25に記載の静電容量型の電気機械変換装置。
- 前記複数のセルを含み構成される素子を複数有する請求項25または26に記載の静電容量型の電気機械変換装置。
- 前記第1の電極層及び前記第2の電極層のいずれか一方は複数の前記素子間で共通して用いられる共通電極であることを特徴とする請求項27に記載の静電容量型の電気機械変換装置。
- 前記第2の電極層の前記間隙側とは反対側に絶縁層が設けられていることを特徴とする請求項24乃至28のいずれか一項に記載の静電容量型の電気機械変換装置。
- 前記絶縁層は窒化シリコン膜を含み構成されていることを特徴とする請求項29に記載の静電容量型の電気機械変換装置。
- 前記第1の電極層の積層方向の厚さは、10nm以上100nm以下であることを特徴とする請求項24乃至30のいずれか一項に記載の静電容量型の電気機械変換装置。
- 前記絶縁膜はシリコン酸化膜を含み構成され、且つ前記メンブレンは窒化シリコン膜を含み構成されていることを特徴とする請求項24乃至31の何れか一項に記載の静電容量型の電気機械変換装置。
- 前記表面粗さの二乗平均平方根値とは、前記第1の電極層の、5μm×5μmのエリアの表面粗さの二乗平均平方根値である請求項24乃至32の何れか一項に記載の静電容量型の電気機械変換装置。
- 前記表面粗さの二乗平均平方根値は、原子間力顕微鏡を用いて測定された値であることを特徴とする請求項24乃至33の何れか一項に記載の静電容量型の電気機械変換装置。
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