JP5961697B2 - プラグを備える事前圧壊された容量マイクロマシン・トランスデューサセル - Google Patents

プラグを備える事前圧壊された容量マイクロマシン・トランスデューサセル Download PDF

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Description

本発明は、事前圧壊容量マイクロマシン・トランスデューサセル、特に容量マイクロマシン超音波トランスデューサ(cMUT)セル又は容量マイクロマシン圧力センサセル、及びこれを製造する方法に関する。
近年、マイクロマシン超音波トランスデューサ(MUT)が開発された。マイクロマシン超音波トランスデューサは、2つの設計手法において製造された。1つは、圧電性の特性を持つ半導体層を用いるものであり(pMUT)、もう1つは、メンブレン(又は、隔膜)と、コンデンサを形成する電極(又は、電極板)を備える基板とを用いる、いわゆる容量マイクロマシン超音波トランスデューサ(cMUT)である。
cMUTセルは、メンブレンの下にキャビティを有する。超音波を受信するとき、超音波は、メンブレンが移動する又は振動することをもたらす。電極間の静電容量における変動が検出されることができる。これにより、超音波は、対応する電気信号に変換される。逆に、電極に印加される電気信号は、メンブレンが移動する又は振動することをもたらす。これにより、超音波が送信される。
最初に、cMUTセルは、「非圧壊」モードとして知られるモードで作動するよう生成された。従来の「非圧壊」cMUTセルは、基本的に非線形デバイスである。ここで、効率は、電極間に印加されるバイアス電圧に強く依存する。
この問題を解決するため、いわゆる「事前圧壊された」cMUTセルが最近開発された。事前圧壊cMUTセルにおいて、メンブレンの部分は、キャビティの底部(又は、基板)に永久に圧壊されるか、又は固定される。特定のバイアス電圧を超えると、事前圧壊cMUTセルの効率は実質的にバイアス電圧から独立する。これは、このcMUTセルをかなりより線形なものにする。
事前圧壊cMUTセルにおいて、メンブレンは、異なる方法を用いて、例えば電気的又は機械的圧壊を用いて圧壊されることができる。
電気的圧壊は例えば、バイアス電圧を用いて実現されることができる。第WO2009/037655A2号は、cMUTの生成方法を開示し、この方法は、ほとんど完了されたcMUTを提供するステップであって、このほとんど完了されたcMUTが、(i)基板層、(ii)電極板、(iii)メンブレン層及び(iv)電極リングを含む1つ又は複数のcMUT要素を規定する、ステップと、cMUT要素ごとにメンブレン層を通る少なくとも1つの穴を規定するステップと、基板層に対してメンブレン層を圧壊させるよう、1つ又は複数のcMUT要素のメンブレン及び基板層にわたりバイアス電圧を印加するステップと、ケース層を適用することにより、基板層に対して圧壊されたメンブレン層を固定及び封止するステップとを有する。
機械的な圧壊は例えば、環境空気圧力を用いて実現されることができる。第WO2010/097729A1号は、基板、基板に取り付けられる第1の電極、第1の電極に対して離間関係において形成される可動メンブレン、このメンブレンに取り付けられる第2の電極及び保持部材を有するcMUTセルを開示する。この保持部材は、メンブレンが事前圧壊状態にあるとき、可動メンブレンと重複し、バイアス電圧がない場合その事前圧壊状態にメンブレンを保持するよう機能する。1つの例において、メンブレンへの(大気)圧力の適用によりメンブレンが事前圧壊状態にされる間、保持部材は、cMUTトランスデューサセルにわたりキャスト(cast)される。
第WO2010/097729A1号にて開示されるように、事前圧壊cMUTセルは、相対的に大きな直径のメンブレンを持つ低周波数cMUTセルとして、うまく製造された。圧壊圧力は低く、cMUTセルは、環境空気圧力により事前圧壊される(即ち、メンブレンが、キャビティの底部に触れる)。しかしながら、高周波数cMUTセルに関しては、第WO2010/097729A1号に開示される保持部材は、適用されることができない。なぜなら、圧壊圧力が非常に大きく、例えば5Bar又は10Barさえ容易に超える可能性があるからである。この場合、第WO2010/097729A1号にて開示される保持層は、メンブレンを適所に保持するほど十分強くはない。従って、第WO2010/097729A1号にて開示されるcMUTセルに伴う問題は、それが基本的に「大きなメンブレン」ソリューションであるものの、小さなメンブレン直径を持つ高周波数cMUTセルに関して機能しない点にある。
特に高周波数に関して、斯かる事前圧壊容量マイクロマシン・トランスデューサセルを改良する必要性が存在する。
本発明の目的は、特に高周波事前圧壊容量マイクロマシン・トランスデューサに関して、改良された事前圧壊容量マイクロマシン・トランスデューサセル及びこれを製造する方法を提供することである。
本発明の第1の側面において、事前圧壊容量マイクロマシン・トランスデューサセルが、基板と、総メンブレン領域を覆うメンブレンであって、キャビティが、上記メンブレン及び上記基板の間に形成され、上記メンブレンは、穴及び上記穴を囲むエッジ部分を含み、上記メンブレンのエッジ部分が、上記基板に対して圧壊される、メンブレンと、上記メンブレンの穴において配置されるプラグであって、上記総メンブレン領域のサブエリアにおいてのみ配置される、プラグとを有する。
本発明の更なる側面において、事前圧壊容量マイクロマシン・トランスデューサセルを製造する方法が、基板を提供するステップと、総メンブレン領域を覆うメンブレンを提供するステップであって、キャビティが上記メンブレン及び上記基板の間に形成される、ステップと、上記メンブレンにおいて穴を提供するステップであって、上記メンブレンが、上記穴を囲むエッジ部分を有する、ステップと、上記基板に対して上記メンブレンのエッジ部分を圧壊させるステップと、上記メンブレンの穴に配置されるプラグを提供するステップであって、上記プラグが、上記総メンブレン領域のサブエリアにおいてのみ配置される、ステップとを有する。
本発明の基本的なアイデアは、事前圧壊容量マイクロマシン・トランスデューサセル、特に高周波事前圧壊容量マイクロマシン・トランスデューサセルを提供する簡潔なソリューションを提供することである。プラグが、メンブレンの穴に提供される。このプラグは、総メンブレン領域のサブエリアにおいてのみ(総メンブレン領域の全てにおいてでない)配置される。例えば、円形形状のセル及びメンブレンの場合、総メンブレン領域は、メンブレン(又は、キャビティ)の直径により規定されることができる。プラグは、基板(又は、キャビティの底部)に対して永久にメンブレンを固定するために用いられる。プラグは、メンブレンが基板に対して永久に固定されることを保つのに十分強い。プラグは、全体のメンブレン厚と比較して(かなり)より厚くなることができる。これは、CMUTデバイスに関するより多くの設計の自由を与える。
プラグは、総メンブレン領域のサブエリアにおいてのみ配置されるか、又はこの領域のみを覆う。従って、保持層は、総メンブレン領域の全てに配置されるのではなく、又はこの全てを覆うものでもない(及び可能性として総メンブレン領域を越えて延在することはある)。プラグ30とは異なり、斯かる保持層は、幾分ばねに類似する。なぜなら、それが、メンブレンを表面に保つからである。しかし、十分強い力がメンブレン上で上方に(基板から離れる向きに)適用される(例えば、引かれる)場合、メンブレンは移動する。この処理は、可逆的である。例えば環境圧力(1Bar)において、斯かる保持層は、メンブレンを保持するのに十分強いが、真空では、メンブレンが解放されることが想像されることができる。これとは反対に、プラグは、基板表面に本当にメンブレンを固定する(又は、釘打つ)。メンブレンを解放する唯一の態様は、プラグを破壊することである。
本発明の好ましい実施形態は、従属項において規定される。請求項に記載の製造方法が、請求項に記載のセル及び従属項に記載されるセルと類似する及び/又は同一の好ましい実施形態を持つ点を理解されたい。
ある実施形態では、メンブレンの穴は、総メンブレン領域の中心領域に配置される。こうして、一様な変換特性を持つ対称形の事前圧壊セルが提供されることができる。
別の実施形態では、プラグは、基板に接触する又はこれに固定される。こうして、プラグは、基板に永久に取り付けられることができる。特に、プラグは、静止している(移動不能である)。
更なる実施形態において、プラグは、基板に配置されるステム部と、エッジ部分に配置されるヘッド部分とを有する。この形状が特に適切であることが示された。ステム部は、基板に対して永久に取り付けられるために用いられることができ、ヘッド部分は、メンブレンのエッジ部分に対して永久に取り付けられるために用いられることができる。従って、プラグ及びメンブレンのエッジ部分は、基板に対して永久に取り付けられることができる。
更なる実施形態において、プラグは、メンブレンに対する所定の応力値を持つ応力層を除去することにより形成されるリセスを有する。製造の間、応力層は、メンブレンのエッジ部分を基板に固定するのに役立つことができる。しかし、応力層は、除去される。これにより、プラグにおける特性パターンが、リセスの形にある。リセスは特に、プラグのヘッド部分にあることができる。
更なる実施形態において、プラグは、窒化物、二酸化ケイ素又はこれらの組み合わせから作られる。この物質は、使いやすくて(例えばcMUT処理に対して互換性を持ち)、強くて安価であり、工業処理(例えばPECVDツール)において適用されることができる。
更に別の実施形態において、セルは更に、メンブレン上に応力層を有する。この応力層が所定の応力値を持つ。応力層は、メンブレンのエッジ部分を基板に永久に固定するのに役立つことができる。特に、応力層は、基板に向かう方向においてメンブレン上の曲げモーメント(又は、メンブレンの屈折)を提供することができる。その結果、メンブレンのエッジ部分が基板に対して圧壊される。
更なる実施形態において、セルは更に、メンブレン及び/又はプラグ上に配置されるカバー層を有する。こうして、セルの特定の共鳴周波数又は動作範囲に対するセル又はメンブレン厚のマッチングが、実現されることができる(これは音響特性制御を提供する)。また、カバー層は、化学パシベーションを提供することができる。
別の実施形態では、セルは更に、基板上に又はこの中にある第1の電極、及び/又はメンブレン上に又はこの中にある第2の電極を有する。こうして、容量セルが、簡単な態様において提供されることができる。
更なる実施形態において、第2の電極は、環状の電極である。別の実施形態では、キャビティは、環状のキャビティである。これらの実施形態のいずれかにおいて、セルは、円形形状のセルとすることができる。円形形状は、有利なセル形状である。なぜなら、それが、利用可能な空間のかなり良好なフィリングを提供し、及び/又は高次振動モード、特に、送信されるエネルギーに対する所望のモードと競合する、又は、所望の受信信号を不明確にする望ましくない信号を生成する振動モードをほとんど提供しないからである。
更なる実施形態において、(プラグが配置される)サブエリアは、環状の第2の電極の穴により規定される領域より小さい。こうして、第2の電極は、メンブレンの可動領域に配置され、移動不能な領域には配置されない。その結果、セルの良好な変換性能が維持される。
別の実施形態では、この方法におけるプラグを提供するステップが、少なくとも総メンブレン領域におけるメンブレン上に追加的な層を適用し、サブエリアに配置される層の部分を除いてこの層を除去するステップを有する。こうして、プラグは、簡単な態様において提供されることができる。
更なる実施形態において、この方法は更に、メンブレン上に応力層を提供するステップを含む。応力層は、メンブレンに対する所定の応力値を持つ。応力層は、メンブレンのエッジ部分を基板に永久に固定するのを助けることができる。特に、応力層は基板に向かう方向においてメンブレン上の曲げモーメントを提供することができる。その結果、メンブレンのエッジ部分が、基板に対して圧壊される。
ある実施形態では、セルは、超音波を送信及び/又は受信するための容量性マイクロマシン超音波トランスデューサ(cMUT)セルである。代替的な実施形態において、セルは、圧力を測定する容量性マイクロマシン圧力トランスデューサ(又は、センサ)セルである。
第1の実施形態による事前圧壊容量マイクロマシン・トランスデューサセルの概略的な断面を示す図である。 第2の実施形態による事前圧壊容量マイクロマシン・トランスデューサセルの概略的な断面を示す図である。 第1の実施形態又は第2の実施形態による圧壊容量マイクロマシン・トランスデューサセルを製造する方法の異なる製造ステップを示す図である。 第1の実施形態又は第2の実施形態による圧壊容量マイクロマシン・トランスデューサセルを製造する方法の異なる製造ステップを示す図である。 第1の実施形態又は第2の実施形態による圧壊容量マイクロマシン・トランスデューサセルを製造する方法の異なる製造ステップを示す図である。 第1の実施形態又は第2の実施形態による圧壊容量マイクロマシン・トランスデューサセルを製造する方法の異なる製造ステップを示す図である。 第1の実施形態又は第2の実施形態による圧壊容量マイクロマシン・トランスデューサセルを製造する方法の異なる製造ステップを示す図である。 第2の実施形態による事前圧壊容量マイクロマシン・トランスデューサセルを製造する方法の製造ステップを示す図である。 第2の実施形態による事前圧壊容量マイクロマシン・トランスデューサセルを製造する方法の製造ステップを示す図である。 ある実施形態による事前圧壊容量マイクロマシン・トランスデューサセルに関するマスクのセットの上部表示を示す図である。
本発明のこれらの及び他の態様が、以下に説明される実施形態より明らとなり、これらの実施形態を参照して説明されることになる。
圧壊圧力Pc(即ち、メンブレンがちょうど基板又はキャビティの底部に触れる静的な空気圧又は水圧)は
Figure 0005961697
に等しいことが示されることができる。ここで、gは、キャビティの高さ(ギャップとも呼ばれる)であり、rは、メンブレンの半径であり、tは、メンブレン厚であり、Eは、ヤング率であり、vは、ポアソン(Poison)比である。
上記の式から分かるように、圧壊圧力は、
Figure 0005961697
としてスケール化されることができる。ここで、rは、メンブレンの半径である。メンブレンのより小さな直径は、かなりより高い圧壊圧力を意味する。多くの実用的な超音波デバイスに対して、例えば、10MHzの超音波プローブに対して、圧壊圧力は、5Bar又は10Barを容易に超える。これは特に、高周波セルに関して、例えば中央周波数が約8MHz以上である場合に当てはまる。斯かる場合、例えば第WO2010/097729号に開示されるような保持部材又は層は、圧壊モードを維持することができない。
図1は、第1の実施形態による事前圧壊容量マイクロマシン・トランスデューサセル10の概略的な断面を示し、図2は、第2の実施形態による事前圧壊容量マイクロマシン・トランスデューサセル10の概略的な断面を示す。本書に説明されるセル10は、特に、事前圧壊高周波容量マイクロマシン・トランスデューサセルとすることができ、例えば、150μm未満(特に100μm未満)のメンブレン直径及び/又は8MHz以上、例えば10MHz以上の中心周波数を持つセルとすることができる。例えば、約10MHzの周波数を持つトランスデューサセルは、約60μmのメンブレン直径を持つ。しかしながら、本書に説明されるセルが、より低い周波数に対して適用されることもできる点を理解されたい。
図1又は図2のセル10は、基板12を有する。基板12は、例えばシリコンで作られることができるが、これに限定されるものではない。基板12は例えば、セル10に電気的に接続され、外側の電気接続を提供するASICを搬送することができる。
セル10は更に、(基板における平面において又はこれに平行に)総メンブレン領域Atotalを覆う可動又は柔軟なメンブレン14(又は、隔膜)を有する。キャビティ20は、メンブレン14及び基板12の間に形成される。メンブレン14は、穴15及び穴15を囲む(内側)エッジ部分14aを有する。(内側)エッジ部分15は、ステップ又は棚又は隆起を形成する。言い換えると、エッジ部分14aの上部表面は、メンブレン14(又は、その電極)の上部表面より高い。メンブレン14の穴15は、総メンブレン領域Atotalの中心又は中心領域に配置される。エッジ部分14aは、基板12に対して圧壊され、こうして、事前圧壊セルが提供される。言い換えると、エッジ部分14a(又は、メンブレン14)は、基板12(又は、キャビティ20の底部)と接触する。
図1に示される第1の実施形態又は図2に示される第2の実施形態のセル10は更に、基板12上に又はこの中において形成される第1の電極16と、メンブレン14において(又はこの中に埋め込まれて)形成される第2の電極18とを有する。言い換えると、基板12は、その中に又はその上に第1の電極を有し、メンブレン14は、そこに第2の電極18を有する。特に、第1の電極16は、基板12の部分であるよう表示され、第2の電極18は、メンブレン14の部分であるよう表示されることができる。こうして、容量セルが提供される。セル10は特に、超音波の送信及び/又は受信に関する容量マイクロマシン超音波トランスデューサとすることができる。超音波の受信に関して、超音波は、メンブレン14(及びその電極18)が移動する又は振動することをもたらし、第1の電極16及び第2の電極18の間の静電容量における変動が検出されることができる。これにより、超音波は、対応する電気信号へと変換される。逆に、電極16、18に印加される電気信号は、メンブレン14(及びその電極18)が移動する又は振動することをもたらし、これにより、超音波が送信される。代替的に、セルは、他の任意の適切な容量マイクロマシン・トランスデューサセルとすることができる。例えば、圧力を測定する容量マイクロマシン圧力トランスデューサ(又は、センサ)セルとすることもできる。
本書において説明される実施形態において、メンブレン14は、複数の(例えば2つの)層を有する。これは、特に電気絶縁層又は誘電層(例えばONO−層)であり、そこに又はその間に埋め込まれる第2の電極を持つ。例えば、各ONO層は、各約0.25μmの厚みを持つことができるが、これに限定されるものではない。更に、例えば、メンブレン14の直径は、25〜150μmの間、特に50〜150μmの間、又は40〜90μmの間、又は60〜90μmの間とすることができる。また、例えば、キャビティの高さ(ギャップ高さ)は、0.25〜0.5μmの間とすることができる。しかしながら、他の任意の適切なメンブレン(例えば単一層メンブレン)又は寸法が用いられることができる点を理解されたい。更に、本書において説明される実施形態において、第2の(上部)電極18は、環状電極(又は、環状形状電極)である。これは、その中心又は中央において穴を持つ。しかしながら、他の任意の適切な第2の電極が用いられることができる点を理解されたい。
図2の第2の実施形態と比較すると、図1の第1の実施形態のセル10は更に、メンブレン上に形成される(永久的な)応力層17を有する。この応力層17は、メンブレン14に対する所定の(特に、非ゼロの)応力又は応力値を持つ。応力層は、基板12に向かう(図1において下向き)方向においてメンブレン14上の曲げモーメント(又は、力)(及び従ってメンブレン14の屈折)を提供するよう構成される。その結果、メンブレン14のエッジ部分14aが、基板12に対して圧壊される。曲げモーメントは、基板12に対してエッジ部分14aを圧壊させるよう十分に大きい。図1の第1の実施形態において、応力層17は、永久に存在し、従って製造される最終的なセルにおいて存在する。従って、本実施形態において、メンブレン14と共に移動する又は振動することが可能であるよう、応力層17も、移動可能であり、又は柔軟である。
図1の第1の実施形態において、応力層17の位置は、基板12に向かう方向においてメンブレン上で曲げモーメント(又は、屈折)を提供するのにも役立つ。図1から分かるように、応力層17は、総メンブレン領域Atotalを越えて延在する。応力層17は更に、穴19を有する。応力層17における穴19は、総メンブレン領域Atotalの中央又は中央領域にあり、メンブレン14における穴15と整列配置される。しかしながら、応力層17の穴19は、メンブレン14の穴15より大きい。
応力層物質の選択に関して、多くの物質が、堆積されるとき組み込み応力を持つ可能性がある。これは例えば、化学組成、堆積温度と環境温度との間の熱収縮、又はこの両方の組合せが原因である。物質層が堆積されるとき、堆積状態は、応力値を決定することができる。例えば、応力層は、(例えば金属応力層の堆積に関して)スパッタリングにより堆積されることができる。斯かる場合、例えばスパッタリングの間のガス圧は、応力値を決定することができる。
応力層17は、特に金属又は金属合金で、特にタングステン(W)、チタン−タングステン(TiW)、モリブデン(Mo)及びモリブデン−クロム(MoCr)を有するグループから選択される少なくとも1つの物質で作られることができる。これらの物質は、所望の応力値を有利な態様で提供することが示された。なぜなら、それらが高い融点を提供するからである。これらの金属(合金)から、応力値は、必要とされる値へとチューニングされることができる。別の例において、応力層17は、圧縮窒化物及びエッチストップ層(好ましくは金属)の組合せから作られることができる。代替的に、応力層17は、非金属材料から作られることもできる。例えば、応力層17は、特に「応力条件」下で堆積されるSi3N4(窒化ケイ素)から作られることができる。
例えば、応力層17(例えばSi3N4から作られる)は、プラズマ強化型化学蒸着により堆積されることができる。例として、窒化ケイ素が、プラズマ強化型化学蒸着システムにおいて堆積される場合、及びシステムの動作パラメタ(例えば両方の要素に関する圧力、温度、プラズマパワー、RF設定又はガス・フローレート)が調整される場合、Nに対するSiの比は変化されることができる(例えば、正確な3:4の比から変化する)。これは例えば、応力層において組み込み応力を誘導するために用いられることができる。
図1の実施形態において、応力層17は、(図1におけるメンブレンの上部で)基板から離れて面するメンブレン14の側に配置される。従って、圧壊状態を提供するため、応力値は、負の、従って圧縮応力であるべきである。言い換えると、図1の応力層17は、所定量の圧縮応力を持つ。しかしながら、代替的に、応力層が、基板に面するメンブレンの側に配置されることもできる点を理解されたい。すると、圧壊状態を提供するため、応力値は、正の、従って引張応力であるべきである。この場合、応力層は、所定量の引張応力を持つ。
応力値は、ジオメトリ、特にメンブレンの厚みt、メンブレンの直径(又は、半径)及び/又はキャビティ20の高さh20(又は、ギャップ値gとも呼ばれる)に依存する。こうして、ある量の屈折が必要とされる。屈折の振幅がキャビティ20の(最大の)高さh20を超えるよう、応力値は特に選択される。その結果、メンブレン14が基板12に対して圧壊される。例えば、応力値は、−100メガパスカル(MPa)の2、3倍のオーダーとすることができる。前述の金属は例えば、−1000MPaまでチューニングされることができる。特に、メンブレン14(及びその電極18)の圧壊圧力Pc(上記式を参照)は、1Bar、又は5Bar、又は10Barより大きくなることができる。
メンブレン14の層(その電極18を含む)、カバー層40、及び図1の実施形態では応力層17が、移動又は振動する。これらの層は、メンブレン又は振動要素の全体の剛性を決定する。全体の剛性は、メンブレン直径及びギャップ高さh20と共に、トランスデューサの特性(例えば共鳴周波数及び電気(圧壊)電圧)に関する重要な要素である。
図1の第1の実施形態と比較して、図2の第2の実施形態のセルは、製造される最終的なセル10において、応力層を有しない。しかしながら、斯かる応力層が一時的に存在することができ、従って製造の間にのみ存在し、最終製品において存在しない点を理解されたい。
図2の第2の実施形態は、好ましい実施形態である。これは、以下に説明される。金属が応力層17として用いられるとき、応力値は、熱拡張係数における差が原因で温度依存となる。応力層17が最終的なセル10又は最終製品において残る場合、(特にcMUT)セルの温度依存特性が生じ、これは、例えば圧壊電圧の熱ドリフトをもたらす場合がある。このために、応力層17は、図2の好ましい第2の実施形態において除去される。(メンブレンの音響インピーダンスを改善するために)音響的な理由に関して追加的な金属層が必要とされる場合、それは全体のメンブレンを覆う最後の層として加えられなければならない。ここで、熱ドリフトは、かなり少ないと予想される(理論上は、モーメントがないので、それは正確にゼロである)。
別の実施形態(図示省略)において、応力層17の部分(又はこの残り)だけが、最終的なセル10又は最終製品において存在することができる。この場合、応力層17は、製造の間、かなりの量除去される。しかし、応力層17の残りは、特にセルの中央において存在する(又は、少なくとも可視である)。
図1に示される第1の実施形態又は図2に示される第2の実施形態のセル10は更に、メンブレン14の穴15に配置されるプラグ30を有する。プラグ30は、メンブレン14により覆われる総メンブレン領域AtotalのサブエリアAsubにおいてのみ配置される。総メンブレン領域Atotalは、メンブレン14(又は、キャビティ20)の直径2*R14により規定される。プラグ30は、基板12に接触する、又はこれに固定される。プラグ30は、静止している(移動不能である)。プラグ30の高さ及び/又は幅は、プラグの強度を決定することができる。例えば、1μmのオーダーの最小高さが必要とされることができる。プラグ30は、特に窒化物から作られることができる。別の例において、プラグ30は、二酸化ケイ素又は窒化物及び二酸化ケイ素の組合せから作られる。しかしながら、他の任意の適切な物質が、可能である。
図1の第1の実施形態又は図2の第2の実施形態において、プラグ30は、「キノコのような」形状を持つ。従って、プラグ30は、基板12に配置される(及びこれと接触して又はこれに固定される)ステム部30aと、メンブレンのエッジ部分14aに配置される(及びこれと接触して又はこれに固定される)ヘッド部分30bとを有する。サブエリアAsub(ここにプラグ30が配置される)は、環状の(又は、環状形状の)第2の電極18の穴により規定される領域より小さい。言い換えると、(サブエリアAsubにおける)プラグ30は、第2の電極18の電極リングの穴の内部にある。これは、プラグ30が静止しており(移動不能であり)、第2の電極18は、メンブレン14の可動領域に配置されるべきだからである。第2の電極18が移動不能な領域(例えばプラグ30が配置されるサブエリアAsub)に配置される場合、これは、セルの変換性能を損なわせる。従って、こうして、第2の電極18は、メンブレン14の可動領域に配置され、移動不能な領域には配置されない。その結果、セルの良好な変換性能が維持される。
プラグ30は、総メンブレン領域のサブエリアにのみ配置されるか、この領域のみを覆う。従って、総メンブレン領域の全てに配置される、又はこの領域の全てを覆う(及び可能であれば総メンブレン領域を越えて延在する)のは保持層ではない。プラグ30とは異なり、斯かる保持層が、幾分ばねに類似する。なぜなら、それが表面に対してメンブレンを保つからである。しかし、(基板から離れて)上方へ強い十分な力(例えば、引く)がメンブレンに印加される場合、メンブレンはまだ移動する。この処理は、可逆的である。例えば、環境圧力(1Bar)において、斯かる保持層が、メンブレンを保持するのに十分強いが、真空では、メンブレンが解放されることは想像できるであろう。これとは逆に、プラグ30は、基板表面にメンブレンを本当に固定する(又は、釘で留める)。メンブレンを解放する唯一の態様は、プラグ30を破壊することである。
図2の第2の実施形態の場合において、上述したように応力層17が(製造の間だけ)一時的に存在する場合、プラグ30は、応力層17を除去することにより形成されるリセスを有することができる。このリセスは、応力層17の除去によりもたらされる、ある種類のオーバーハング構造の形のプラグ30(特に窒化物から作られる)における特徴的なパターンである。
図1に示される第1の実施形態又は図2に示される第2の実施形態のセル10は更に、メンブレン14(又は、応力層17)上に及びプラグ30上に配置されるカバー層40を有する。メンブレン14と共に移動する又は振動することが可能であるよう、カバー層40も、移動可能又は柔軟である。しかしながら、斯かるカバー層がオプションである点を理解されたい。cMUTセルの場合、カバー層40は、セルの特定の共鳴周波数へのセル10の整合、又はより詳細には、セル又はメンブレンの厚みの整合を提供する。圧力センサセルの場合、カバー層40は、動作範囲に対する整合を提供する。更にオプションで、例えばパリレン−Cの又は音響レンズ物質(例えばシリコン)の被覆といった追加的な層又は被覆が適用されることができる。
図4は、ある実施形態による、特に上述された第1の実施形態又は第2の実施形態による、事前圧壊容量マイクロマシン・トランスデューサに関する(エッチング)マスクのセット(又は(エッチング)マスク若しくはレチクルレイアウトを含む複数の層)の上部表示を示す。図4から分かるように、セル10は、円形形状のセルである。メンブレン14は、環状のメンブレンである。従って、総メンブレン領域Atotalは、円形形状の領域であり、メンブレン14の(外側の)直径2*R14により、規定される(又は制限される)。最大直径2*R30のプラグ30(図4において図示省略)は、メンブレン14の穴15(直径2*R15を持つ)に配置される。このプラグ30は、総メンブレン領域AtotalのサブエリアAsub(図4において破線のラインにより示される)においてのみ配置される。オプションで、図4に示されるように、中央穴15に加えて、複数のエッチング穴50(図4には3つのエッチング穴50がある)が、メンブレン14の端に存在することができる。
図4において、環状の第2の電極18の穴は、2*R18の直径を持つか、又は、第2の電極18の内径と呼ばれる。図4に示される例において、第2の電極18の外径は、総メンブレン領域Atotalを越えて延在する。言い換えると、この例において、第2の電極18の外径は、メンブレン14の外径より大きい。しかしながら、例えば、図1又は図2の実施形態に示されるように、第2の電極18の外径が、メンブレン14の外径より小さくなる(又は、総メンブレン領域Atotalに含まれる)ことができる点を理解されたい。
図4において、複数の(4つの)追加的なセルが、中間のセル10の周りに示される。セルは、セル又はトランスデューサ要素のアレイを形成することができる。中間のセル10(又は、その電極)は、電気接続60により他のセルに電気的に接続される。
円形形状のセルの場合、図1又は図2に戻って参照すると、第2の電極18は、環状の電極である。キャビティ20は、環状のキャビティである。斯かる円形形状のセルの場合、再度、応力層17は、環状の層である。この場合、図1から分かるように、応力層17の外側半径Rは、メンブレン14の半径R14又は総メンブレン領域Atotalより大きくなることができる。従って、前述のように、応力層17は、総メンブレン領域Atotalを越えて延在することができる。代替的に、理論上、必要な曲げモーメントが提供される限り、応力層17の外側半径Rは、半径R14より小さくなることもできる。更にこの場合、図1から分かるように、応力層17の内側半径Rは、メンブレン14の穴15の半径R15より大きくなることができる。従って、前述のように、応力層17の穴19(直径2*Rを持つ)は、メンブレン14の穴15(直径2*R15を持つ)より大きくなることができる。
斯かる円形形状のセルの場合、プラグ30は、円形形状のプラグ30である。プラグ30は、環状の第2の電極18における穴(直径2*R18を持つ)より小さい。言い換えると、図1又は図2から分かるように、円形形状のプラグ30の半径R30は、環状の第2の電極18における穴の半径R18(又は、第2の電極18の内側半径R18)より小さい。従って、前述したように、(プラグ30が配置される)サブエリアAsubが、環状の第2の電極18の穴により規定される領域より小さい。セルの形状は、円形形状のセルであることが有利である。しかしながら、他の任意の適切なセル形状が可能である点を理解されたい。
図3a〜図3iはそれぞれ、第1の実施形態又は第2の実施形態による圧壊容量マイクロマシン・トランスデューサセル10を製造する方法の異なる製造ステップを示す。図1、図2及び図4に関連してなされる説明は、図3に示される方法にも適用され、逆もまた同じである。
図3aに示される初期ステップにおいて、最初に、基板12は提供される。ここで、第1の電極16は、基板において又はこの上に存在する。すると、(総メンブレン領域Atotalを覆う)メンブレン14が、基板12上に提供される。上述したように、メンブレン14は、2つの層(例えばONO−層又はON−層又はO−層又はN−層又はこれらの組み合わせ)を有し、この中に又はこの間に第2の電極18が埋め込まれる。図3aから分かるように、この例において、厚みh20の犠牲層21が、基板12上に提供される。犠牲層21が除去される(例えばドライエッチング又はウェットエッチングされる)とき、犠牲層21は、キャビティ20を形成するために用いられる。メンブレン14は、犠牲層21上に提供される。しかしながら、キャビティ20を提供する他の任意の適切な態様が用いられることができる点を理解されたい。
更なるステップにおいて、図3bに示されるように、応力層17は、メンブレン14上に提供又は形成される(例えば印加又は堆積される)。応力層17は、第1の実施形態に関連して前述したように、メンブレン14に対する所定の応力値を持つ。図3bに示される応力層17は、上手に規定された内側半径R及び外側半径Rを持つ。好ましくは、応力層17の外径2*Rは、メンブレン14の直径2*R14を超える。代替的に、理論上、応力層17の外径2*Rは、直径2*R14より小さくもすることができる。目的は、一旦メンブレン14が解放されれば、基板12又はキャビティ20の底部へとメンブレン14を曲げるよう十分大きい曲げモーメントを誘導することである。
すると、図3cを参照して、メンブレン14は、メンブレン14における穴15を提供する(例えばエッチングする)ことにより解放される。犠牲層21を用いるこの例の場合、メンブレン14は、穴15を提供することにより、及び犠牲層21の犠牲エッチングを実行することにより解放される。穴15を提供した後、メンブレン14は、穴15を囲むエッジ部分14aを有する。メンブレン14のエッジ部分14aは、基板12(又は、キャビティ20の底部)に対して圧壊する。より詳細には、メンブレン14のエッジ部分14aは、メンブレン14において穴15が提供されるとき、又はこの後に、基板12に対して圧壊する。これは、前述したように、応力層17が、基板12に向かう方向においてメンブレン14上で曲げモーメントを提供するという事実が原因である。メンブレン14は、基板12(又は、キャビティ20の底部)と接触する。
この例において、高さh20を持つキャビティ20が、犠牲層21を除去する(例えばエッチングする)ことにより、メンブレン14及び基板12の間に形成される。ここで、これは、メンブレン14において穴14が提供されるステップにおいて、又は穴14が提供されるステップに続いて実現される。特に、第1のエッチングステップにおいて、メンブレン14における穴15が提供されることができ、及び後続のエッチングステップにおいて、犠牲層21が除去されることができる。穴15は、従ってエッチング穴としても機能する。オプションで、例えば図4におけるエッチング穴50といった追加的なエッチング穴は、メンブレンの端に存在することができる。
図3d及び図3eに示されるステップは、前述したように、メンブレン14の穴15に配置されるプラグ30を提供するために用いられる。プラグ30は、総メンブレン領域AtotalのサブエリアAsubにおいてのみ配置される。第1に、図3dを参照して、追加的な層29(例えば窒化物から作られる)は、(総メンブレン領域Atotalの全てにおける)少なくとも総メンブレン領域Atotalにおいてメンブレン14上に提供される。図3dにおいて、追加的な層29は、総メンブレン領域Atotalを越えて延在する。追加的な層29は、その周囲からキャビティ20を封止し、基板12(又は、キャビティ20の底部)に対して、永久にメンブレン14を固定する。また、エッチング穴50は、追加的な層29により閉じられることができる。この時点で、セルは、外部汚染から守られる。
プラグを提供するため、図3eを参照して、追加的な層29は、サブエリアAsubに配置される層部分を除いて除去される。こうして、プラグ30(例えば窒化物から作られる)が提供される。従って、追加的な層29は、パターン化され、及びサブエリアAsubにおいてのみ存在する。これは、メンブレン14の中心にある。特に、プラグ30の高さは、追加的な層29(例えば窒化物から作られる)の高さとすることができる。メンブレン14は、プラグ30により基板12(又は、キャビティ20の底部)に対して、永久に固定される。
特定の例として、追加的な層29(又は、プラグ層)が窒化物から作られる場合、追加的な層29の堆積は、通常300℃から400℃にある。こうして、応力は、(室温でではなく)その温度での応力値である。斯かる特定の例において、応力層物質としてはタングステンが、良好な選択である。
このポイントまで、図1に示される第1の実施形態及び図2に示される第2の実施形態によるセルの製造は、同一である。以下、図2の第2の実施形態の更なる製造ステップが説明される。図3f及び図3gはそれぞれ、第2の実施形態による事前圧壊容量マイクロマシン・トランスデューサセルを製造する方法の製造ステップを示す。図3fに示されるように、この方法は、応力層17を除去するステップを有する。これは例えば、メンブレン14(例えばONO層)に対する、選択的なエッチングにより実行されることができる。メンブレン14は、プラグ30(例えば窒化物から作られる)により基板12又はキャビティ20の底部に対して永久に固定されるので、裏返ることができない。図3fにおいて、全体の応力層17が除去される。しかしながら、(例えば、応力層のいくつかだけを残して)応力層の実質的な部分だけが除去されることもできる点を理解されたい。例えば、ウェットエッチング処理(等方性)が、応力層(例えば金属から作られる)の全てを除去することができる。別の例として、ドライエッチング処理(指向性又は異方性)が、応力層の実質的な部分だけを除去することができ、残り(特にプラグ30のリセスにおける残り)をそのままにすることができる。
オプションで、図3gを参照して、カバー層40は、(例えば、N−堆積を用いて)メンブレン14及びプラグ30上に提供されることができ、又はこの上に配置されることができる。斯かるカバー層40は、セルの特定の共鳴周波数に対して、セル10を、又はより詳細にはセル又はメンブレンの厚みを整合させることを提供する。
更にオプションで、複数の追加的な処理ステップが実行されることができる。例えば、セル10の電源への電気接続(例えばバイアス及びRFの電力供給のため)又はセルのアレイの異なるセル間の電気接続が提供されることができる。例えば、いくつかの層(例えば窒化層)は、電極に対する導電経路を作るため、ボンドパッドから除去されることができる。更に、別の例として、電気絶縁(例えばパリレン−C)に関する保護層又は被覆が適用されることができる。
技術的な観点から、本発明の事前圧壊容量マイクロマシン・トランスデューサ・セル(特にcMUT)は原則として、従来の「非圧壊」容量マイクロマシン・トランスデューサ・セル(特にcMUT)と同じ又は類似する態様で製造されることができる。これは例えば、第WO2010/032156号において詳細に説明され、これは、本書において参照により含まれる。これは例えば、CMOS互換性の利点を持つ。その結果、cMUTは、特にいわゆるマイクロビーム形成器といったASICと結合されることができる。
本発明は更に、以下の実施形態に基づき説明されることができる。
ある実施形態では、セル又はcMUTセルは、埋め込まれた環状電極を持つメンブレンを有する。例えば第WO2010/032156号において詳細に説明されるように、スタックは、電極に関するアルミニウム、メンブレンに関するONO及び窒化物を含む。
別の実施形態では、一時的なパターン化された応力層の堆積が、犠牲層のエッチングにより追従される。メンブレンが解放されるとき、応力層は、メンブレンを圧壊させる曲げモーメントを生じさせる。
別の実施形態では、窒化層が、キャビティの底部に対してメンブレンを永久に固定するために用いられる。ここで、セル又はcMUTセルは、事前圧壊される。この窒化層は、パターン化され、窒化物の中央プラグ又はリベットのみを残して、かなりの割合が除去される。
更なる実施形態において、一時的なパターン化された応力層は、完全に除去される(好ましい実施形態)。
別の実施形態では、事前圧壊セル又はcMUTセルは、最終的な窒化層により仕上げられる。ここで、メンブレン厚は、例えば共鳴周波数といった所望の特性と整合される。
本発明は、任意のcMUT用途において適用可能であり、特に、超音波用途を含むが、原理上は、例えば圧力センサ又は圧力トランスデューサといった他の任意の事前圧壊容量マイクロマシン・トランスデューサに適用可能である。圧力センサに適用する場合、線形性は、感度を犠牲にして改良される。
容量マイクロマシン圧力センサ又はトランスデューサは、電極間の容量値を測定する。距離dにより隔てられ面積Aを持つ2つのフラット電極に対して、容量値Cは、
Figure 0005961697
である。簡単化のため、電極間の誘電絶縁層の存在は、この式において省略される。
1つの例において、電子的に、圧力センサは、電子発振回路の部分でありえる。ここで、発振器周波数fは、
Figure 0005961697
であり、Rは、いくつかの外部レジスタの抵抗である。この場合、圧力センサ出力は、電子回路の周波数であり、距離dにおける線形距離である。この周波数が、メンブレンの機械的な共鳴周波数と何ら関係がない点に留意されたい。こうして圧力が増加されるので、2つのプレートは、互いの方へ進み、容量値は、増加し、周波数は下がる。圧力Pは、
Figure 0005961697
として表されるこができるhの量によりメンブレンが下方に移動することをもたらす。ここで、rは、メンブレンの半径であり、Dは、定数である。以下、電極の間の距離dは、
Figure 0005961697
である。なぜなら、ギャップgは、量hにより減少されるか、又は
Figure 0005961697
となるからである。従って、圧力は、メンブレンの圧壊まで、周波数と共におよそ線形である。しかしながら、実際は、電極又はメンブレンの形状は、フラットでない。メンブレンは曲がる。これは、電極にわたる距離における変動を与える。最良の線形性は従って、電極が小さい場合、小さな容量値を測定しなければならないことを犠牲にして、得られる。実際には、メンブレン半径と比較して50%の半径を持つ電極が、すでに非常に線形である。
ここで、電気容量値を測定する1つの例が説明された。しかしながら、電気容量値が、他の任意の適切な態様で測定されることもできる点を理解されたい。
本発明が図面及び前述の説明において詳細に図示され及び説明されたが、斯かる図示及び説明は、説明的又は例示的であると考えられ、本発明を限定するものではない。本発明は、開示された実施形態に限定されるものではない。図面、開示及び添付された請求項の研究から、開示された実施形態に対する他の変形が、請求項に記載の本発明を実施する当業者により理解され、実行されることができる。
請求項において、単語「有する」は他の要素又はステップを除外するものではなく、不定冠詞「a」又は「an」は複数性を除外するものではない。単一の要素又は他のユニットが、請求項に記載される複数のアイテムの機能を満たすことができる。特定の手段が相互に異なる従属項に記載されるという単なる事実は、これらの手段の組み合わせが有利に使用されることができないことを意味するものではない。
請求項における任意の参照符号は、発明の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。

Claims (14)

  1. 事前圧壊容量マイクロマシン・トランスデューサセルであって、
    基板と、
    メンブレンであって、キャビティが、前記メンブレン及び前記基板の間に形成され、前記メンブレンは、穴及び前記穴を囲むエッジ部分を含み、前記メンブレンのエッジ部分が、前記基板に対して圧壊される、メンブレンと、
    前記メンブレンの穴において配置されるプラグであって、総メンブレン領域のサブエリアにおいてのみ配置される、プラグとを有する、事前圧壊容量マイクロマシン・トランスデューサセルにおいて、前記プラグは前記基板接触するか又は固定される事前圧壊容量マイクロマシン・トランスデューサセル
  2. 前記メンブレンの穴が、前記総メンブレン領域の中心領域に配置される、請求項1に記載のセル。
  3. 前記プラグが、前記基板に配置されるステム部と、前記エッジ部分に配置されるヘッド部分とを有する、請求項1に記載のセル。
  4. 前記プラグが、前記メンブレンに対する所定の応力値を持つ応力層を除去することにより形成されるリセスを有する、請求項1に記載のセル。
  5. 前記メンブレン上に応力層を更に有し、前記応力層が、所定の応力値を持つ、請求項1に記載のセル。
  6. 前記プラグは、窒化物、二酸化ケイ素又はこれらの組み合わせから作られる、請求項1に記載のセル。
  7. 前記メンブレン及び/又は前記プラグに配置されるカバー層を更に有する、請求項1に記載のセル。
  8. 前記基板上に又はこの中にある第1の電極と、前記メンブレン上に又はこの中にある第2の電極とを更に有する、請求項1に記載のセル。
  9. 前記第2の電極が、環状の電極である、請求項8に記載のセル。
  10. 前記キャビティが、環状のキャビティである、請求項1に記載のセル。
  11. 前記セルが、超音波の送信及び/又は受信に関する、容量マイクロマシン超音波トランスデューサセルである、請求項1に記載のセル。
  12. 事前圧壊容量マイクロマシン・トランスデューサセルを製造する方法において、
    基板を提供するステップと、
    総メンブレン領域を覆うメンブレンを提供するステップであって、キャビティが前記メンブレン及び前記基板の間に形成される、ステップと、
    前記メンブレンにおいて穴を提供するステップであって、前記メンブレンが、前記穴を囲むエッジ部分を有する、ステップと、
    前記基板に対して前記メンブレンのエッジ部分を圧壊させるステップと、
    前記メンブレンの穴に配置されるプラグを提供するステップであって、前記プラグが、前記総メンブレン領域のサブエリアにおいてのみ配置され、前記基板に接触するか又は固定される、ステップとを有する、方法。
  13. 前記プラグを提供するステップが、少なくとも前記総メンブレン領域における前記メンブレンに追加的な層を適用し、前記サブエリアに配置される前記層の部分を除いて前記層を除去するステップを有する、請求項12に記載の方法。
  14. 前記メンブレン上に応力層を提供するステップを更に有し、前記応力層が、前記メンブレンに対する所定の応力値を持つ、請求項12に記載の方法。
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