JP6174837B1 - サーバラック監視システム - Google Patents

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Abstract

本発明に係るサーバラック監視システムでは、制御部とデータの授受を行う親局と接続され前記親局とデータの授受を行う子局を、サーバラック内に設置されサーバに電力を分配する電力分配具に活線挿抜可能とし、前記電力分配具の電力分配回路に電流計測手段を配置する。前記電流計測手段は得られた電流値データを前記子局に引渡し、前記子局は、前記電流値データを前記親局に送信する。本発明によれば、必要な機器を限られたスペースに収容する必要があるサーバラックにおいて、広い空間を要することなく設置でき、稼働中のサーバを停止させることなく補修やシステム構成の変更を行うことができる。【選択図】図1

Description

本発明は、サーバとして機能する演算処理装置の複数が収容されたサーバラックにおいて、電圧や電流などを検出しサーバラック内のサーバの稼働状況を監視するサーバラック監視システムに関する。
大容量データの処理が必要とされている近年、データセンタのように、サーバとして機能する演算処理装置が多数使用されている環境では、使用されるサーバの数の増加に伴う消費電力増加が問題となっている。そこで、サーバが多数使用される環境において、消費電力を低減するための手法が提案されている。
例えば、特開2015−197892号公報には、電力需給が逼迫した際に複数のサーバを有するデータセンタの消費電力を効率良く低減させるデータセンタ節電システムが提案されている。
また、消費電力の低減を図るためには、電圧や電流の情報が必要となり、しかも、これらの変化を継続的に把握すること、すなわち、電圧や電流の監視が必要となるが、そのための様々な手法は、以前から提案されている。
例えば、特開平11−8930号公報には、回路電圧値、電圧と電流から計測される電力量等が通電情報として得られる回路遮断器の通電情報計測装置が提案されている。
更に、特開2002−98715公報には、コンセントから流出する電流を計測し、瞬時電力、CO換算値、又は積算電気料金を演算し、消費電力を表示する機能を備えた消費電力計測テーブルタップが提案されている。
特開2015−197892号公報 特開平11−8930号公報 特開2002−98715公報
通常、サーバの稼働は停止無く継続させることが必要とされている。しかしながら、電圧や電流を監視する従来の手法では、監視のための構成に不具合が生じた場合や新たなサーバが追加された場合、その不具合の解消や追加されたサーバを監視対象とするための作業を行うために、サーバの停止を余儀なくされるものがあった。
また、サーバが収納されるサーバラックでは、必要な機器を限られたスペースに収容する必要がある。そのため、監視のための構成点数が多くなり、或いは、構成装置が大型となる従来の手法では、サーバラックにおける電圧や電流の監視に適用することが難しいものがあった。
そこで、本発明は、必要な機器を限られたスペースに収容する必要があるサーバラックにおいて、広い空間を要することなく設置でき、稼働中のサーバを停止させることなく補修やシステム構成の変更を行うことができるサーバラック監視システムを提供することを目的とする。
本発明に係るサーバラック監視システムでは、制御部とデータの授受を行う親局と接続され前記親局とデータの授受を行う子局を、サーバラック内に設置されサーバに電力を分配する電力分配具に活線挿抜可能とし、前記電力分配具の電力分配回路に電流計測手段を配置する。前記電流計測手段は得られた電流値データを前記子局に引渡し、前記子局は、前記電流値データを前記親局に送信する。
前記電流計測手段は、前記電力分配回路に活線挿抜可能となっていてもよい。
前記電流値データは、前記子局と別体の表示手段に引き渡され、前記表示手段により表示されてもよい。
前記電力分配回路は、複数の電力分配系統に分岐し、前記電流計測手段は前記複数の電力分配系統の夫々に配置されてもよい。
前記電力分配回路に回路遮断手段を配置し、前記子局に前記回路遮断手段の下流側の電圧の有無を検出する電圧検出手段を配置してもよい。そして、前記親局または前記子局は、前記子局が前記電圧検出手段により電圧の無いことを検出したとき、前記電流値データに基づいて、前記回路遮断手段の過電流による作動と過電流によらない作動を判別するものであってもよい。
本発明において、回路遮断手段は、広い空間を要することなく設置できるものが好ましい。例えば、ソレノイドによるラッチの係合解除で回路を遮断する遮断器など、遮断する回路に設けたセンサに依存することなく機構的に回路を遮断するものは、その構成が簡単であるため小型化が容易であり好ましい。
前記子局は、前記電流値データが所定の閾値を超えたとき、過電流状態となったことを示す情報を表示し、前記情報の表示は前記電流値データが前記閾値以下となった場合にも保持されるものであってもよい。
前記電力分配回路は、複数の電力分配系統に分岐し、前記電流計測手段および前記回路遮断手段は前記複数の電力分配系統の夫々に配置され、前記電圧検出手段は前記複数の電力分配系統の夫々について電圧の有無を検出するものであってもよい。
本発明に係るサーバラック監視システムは、サーバラック内に設置されサーバに電力を分配する電力分配具を利用し、制御部とデータの授受を行う親局と接続され親局とデータの授受を行う子局をサーバラック内に設置し、電力分配具の電力分配回路に電流計測手段を設置するのみの簡単な構成となるので、設置のための広い空間を不要にできる。
また、電流値データを親局に送信する子局が、電力分配具に活線挿抜可能となっているため、子局に不具合が生じた場合にも、サーバへの電力供給を止めることなく電力分配具から取り外し、正常に動作する子局に交換することができる。すなわち、稼働中のサーバを停止させることなく補修を行うことができる。
更に、制御部とデータの授受を行う親局、および、親局とデータの授受を行う子局を使用して電流値データを収集するため、親局との関係において子局を追加することにより、監視対象を増やすことができる。従って、新たなサーバが追加された場合にも、稼働中のサーバを停止させることなく、新たに追加されたサーバを監視対象としてシステムに加えることができる。
更にまた、電流計測手段が電力分配回路に活線挿抜可能となっていれば、稼働中のサーバに電力を分配している電力分配具の電力分配回路に、サーバを停止させることなく電流計測手段を配置することができる。従って、監視対象とされていなかった稼働中のサーバを、監視対象としてシステムに加えることが可能となる。また、電流計測手段に不具合が生じた場合にも、稼働中のサーバを停止させることなく補修を行うことができる。
更にまた、電流計測手段で得られた電流値データが子局と別体の表示手段に引き渡され、表示手段により表示されるものであれば、子局の設置された向きに関わらず、表示手段を見やすい向きとすることによって電流値データをその場で確認することができる。従って、子局の向きを設置場所に応じて変えることができるため子局の設置状態の自由度が増し、より狭い設置空間への適用が可能となる。
本発明において、電力分配回路は複数の電力分配系統に分岐しているものであってもよい。その場合、電流計測手段は前記複数の電力分配系統の夫々に配置することにより、系統毎の緻密な監視が可能となる。
また、本発明において、電力分配回路に回路遮断手段が配置されていてもよいが、それが機構的に回路を遮断する回路遮断手段の場合、人手により意図的に遮断することが可能となる。そのため、電流の無い状態となった原因が、過電流による遮断であるのか、人手による意図的な過電流によらない遮断であるのかを判別することができず、サーバラックを監視するうえで不都合が生じる場合がある。
そこで、機構的に回路を遮断する回路遮断手段が電力分配回路に配置された場合は、子局に、回路遮断手段の下流側の電圧の有無を検出する電圧検出手段を配置する。そして、子局が電圧検出手段により電圧の無いことを検出したとき、親局または子局は、電流値データに基づいて、回路遮断手段の過電流による作動と過電流によらない作動を判別するものとすることが好ましい。
なお、親局が回路遮断手段の過電流による作動と過電流によらない作動の判別を行う場合、子局は、電圧が無いことを検出した情報、および、電圧が無くなる直前のタイミングの電流値情報を、親局に送信する。これらの情報は、システムの構成に応じて、適宜の形式で送信することができる。例えば、電圧の有無を示すステータス情報と直前の電流値データを常時送信することとしてもよく、或いは、電圧が無いことを検出したときに、直前の電流値データを送信することとしてもよい。
また、子局は、電流値データが所定の閾値を超えたとき、過電流状態となったことを示す情報を表示し、その情報の表示は電流値データが閾値以下となった場合にも保持されるものであれば、回路が遮断されることなく過電流状態となったことを容易に把握できる。なお、過電流状態となる回路では、いずれ回路遮断となる可能性が高いため、その事態を把握し適切な対応をとることにより、将来的なサーバ停止の可能性を低減することができる。
電力分配回路が複数の電力分配系統に分岐するものである場合は、電流計測手段および回路遮断手段を複数の電力分配系統の夫々に配置し、電圧検出手段は複数の電力分配系統の夫々について電圧の有無を検出するものとすることにより、系統毎の緻密な監視が可能となる。
本発明に係るサーバラック監視システムの構成図である。 親局の機能ブロック図である。 システムにおける伝送手順の模式図である。 伝送信号のタイムチャート図である。 子局の機能ブロック図である。
本発明に係るサーバラック監視システムの実施形態を説明する。
このサーバラック監視システムは、複数のサーバ70が収容された複数のサーバラック9の各々において、電圧や電流などを検出しサーバラック9内のサーバ70の稼働状況を監視するものである。図1に示すように、制御部1および共通データ信号線DP、DN(以下、伝送ラインということがある)に接続された親局2と、サーバラック9内に配置され、前記共通データ信号線DP、DNに接続された子局4の複数を備えている。
サーバラック9では、そこに収納された複数のサーバ70に対し、電力分配具6を介し電力が分配されている。そして、子局4は、電力分配具6に接続されている。なお、図1においては、図示の便宜上、複数のサーバラック9のうちの一つについてのみサーバ70が示され、その他のサーバラック9のサーバ70の図示は省略されている。
電力分配具6は電源8に接続され、電力をA系統とB系統の2系統にしてサーバラック9内に分配している。A系統とB系統の分岐部分の直後に、A系統の電流を計測するA系電流計測手段61と、B系統の電流を計測するB系電流計測手段62が配置されている。
また、A系電流計測手段61の下流側にはA系統の回路を遮断するA系回路遮断手段63が、B系電流計測手段62の下流側にはB系統の回路を遮断するB系回路遮断手段64が配置されている。更に、A系回路遮断手段63とB系回路遮断手段64の下流側に、サーバ70へ電力を供給するコンセント(図1において想像線で示す部位)の複数が設けられている。更にまた、A系回路遮断手段63とコンセントの間、および、B系回路遮断手段64とコンセントの間に、電圧検出ラインが設けられている。
A系電流計測手段61およびB系電流計測手段62で得られた情報を子局4に引き渡すための出力ラインは、子局4の図示しない信号入力端子に挿抜可能な状態で接続され、それぞれの計測結果が子局4に引き渡されるものとなっている。また、電圧検出ラインは子局4の図示しない信号入力端子に挿抜可能な状態で接続され、子局4の備える電圧検出手段50に接続されている。すなわち、子局4は、電力分配具6に活線挿抜可能とされている。
この実施形態において、A系電流計測手段61およびB系電流計測手段62には、公知のクランプ式交流電流センサが使用されている。そして、A系電流計測手段61およびB系電流計測手段62のそれぞれが、電力分配回路に活線挿抜可能となっている。
制御部1は、入出力ユニット12を介して親局2からデータを受け取り、管理判断手段11において、サーバ監視に必要なデータ処理を行う。
<親局の構成>
親局2は、図2に示すように、出力データ部21、管理データ部22、タイミング発生部23、親局出力部24、親局入力部25、入力データ部26を備える。そして、共通データ信号線DP、DNに接続され、一連のパルス状信号である制御信号を共通データ信号線DP、DNに重畳するとともに、子局4から共通データ信号線DP、DNに重畳された監視信号から抽出された監視データ(電圧データおよび電流データ)を制御部1の入出力ユニット12へ送出する。
出力データ部21は、制御部1から受けたデータをシリアルデータとして親局出力部24へ引き渡す。
管理データ部22は、子局情報テーブルを記憶する不揮発性機能を持つ記憶手段29を備える。そして、制御部1から受けたデータと子局情報テーブルに基づき、後述の管理制御データ領域において子局4の指定に必要となるデータをシリアルデータとして親局出力部24へ引き渡す。
子局情報テーブルには、監視データとして得られない子局側の情報をデータ信号線DP、DNに出力させるための、子局4を指定するための管理制御アドレスデータが含まれている。この実施形態では、管理制御アドレスデータとして子局4のアドレスデータである先頭アドレス番号に、種別の識別子を加えたデータが用いられている。
タイミング発生部23は、発振回路(OSC)31とタイミング発生手段32からなり、発振回路(OSC)31を基にタイミング発生手段32が、このシステムのタイミングクロックを生成し親局出力部24、親局入力部25に引き渡す。
親局出力部24は、制御データ発生手段33とラインドライバ34からなる。制御データ発生手段33が、出力データ部21から受けたデータと、タイミング発生部23から受けたタイミングクロックに基づき、ラインドライバ34を介して共通データ信号線DP、DNに一連のパルス状信号として伝送信号を重畳する。
伝送手順は、図3に示すように、伝送信号のスタート信号STと次のスタート信号STの間の、制御・監視データ領域、そして管理データ領域と続く1フレームサイクルであり、複数のパルス信号が連なって構成される。スタート信号STは、パルス信号の時間幅より長く、伝送信号から伝送クロック信号を生成するための閾値Vst(この実施例では18V)より高い電位レベルとなっている。
伝送信号を構成するパルス信号は、図4に示すように、閾値Vstより高い電位レベルエリア(伝送クロック信号に相当し、この実施例では+24V)と閾値Vstよりも低い電位レベルエリアで構成される。なお、この実施形態では、閾値Vstより高い電位レベルエリアが1周期の後半と、閾値Vstよりも低い電位レベルエリアが1周期の前半とされているが、その順番に制限はなく、これらの順番を逆にしてもよい。
閾値Vstより低い電位レベルエリアのパルス幅が、制御信号のデータを表すものとなっている。そして、閾値Vstより低い電位レベルエリアのパルス幅が制御データとして制御データ領域を構成し、その制御データ領域は、図3(a)における制御・監視データ領域の上段に相当するものとなっている。
この実施形態では、伝送信号を構成するパルス信号の1周期をt0とした時、伝送信号を構成するパルス信号のパルス幅(3/4)t0が論理データ“0”を表し、パルス幅(1/4)t0が論理データ“1”を表している。ただし、制御部1から入力される制御データの値に応じたものであれば、その長さに制限はなく適宜に決めればよい。
伝送データ信号において、閾値Vstよりも低い電位レベルエリアに重畳される電流が所定値より大きいか小さいかで、監視信号のデータを表すものとなっている。そして、閾値Vstよりも低い電位レベルエリアに重畳される電流値が監視データとして監視データ領域を構成し、その監視データ領域は、図3(a)、図3(b)における制御・監視データ領域の下段に相当するものとなっている。
この実施形態では、10mAより小さい電流信号が論理データ“0”を表し、10mAより大きい電流信号が論理データ“1”を表している。
制御・監視データ領域の後には、図3(a)、図3(b)に示すように、管理データ領域が設けられている。なお、図3(a)、図3(b)において、上段は親局2からデータが出力される領域(以下、管理制御データ領域とする)を、下段は親局2へデータが入力される領域(以下、管理監視データ領域とする)を示すものとなっている。
管理制御データ領域には、子局4に対して情報を要求する等の指示をなす第一管理制御データISTo、および、子局アドレスを指定する第二管理制御データIDXoが、親局2から重畳される。また、管理監視データ領域には、第二管理制御データIDXoで指定された子局4から第一管理制御データISToに対応する第一管理監視データSTi及び第二管理監視データIDXiが重畳される。
親局入力部25は監視信号検出手段35と監視データ抽出手段36で構成される。監視信号検出手段35は、子局4から共通データ信号線DP、DNに重畳された監視信号を検出する。
監視信号のデータは、既述のように、閾値Vstより低電位レベルに重畳される電流が10mAより大きいか小さいかで表されており、スタート信号STが送信された後、子局4の各々から監視信号を受け取るものとなっている。そして、監視信号検出手段35で検出された監視信号は、監視データ抽出手段36に引き渡される。
監視データ抽出手段36は、タイミング発生手段32からのタイミングに同期して、監視データおよび管理監視データを抽出し、直列の入力データとして入力データ部26に出力する。
入力データ部26は、監視データ抽出手段36から受け取った直列の入力データを並列(パラレル)データに変換し、監視データおよび管理監視データとして制御部1の入出力ユニット12へ送出する。
<子局の構成>
子局4は、マイクロコンピュータ・コントロール・ユニット(MCU)40、電圧検出手段50、過電流表示手段51およびインターフェース手段52を備えている。また、MCU40と共通データ信号線DP、DNの間には、子局ラインレシーバ53および子局ラインドライバ54が配置され、共通データ信号線DP、DNを介し、親局2とのデータの授受が可能とされている。
MCU40は、図5に示すように、伝送受信手段41、管理制御データ抽出手段42、アドレス抽出手段43、アドレス設定手段44、管理監視データ送信手段45、入力手段46、監視データ送信手段47および判別手段48としての処理を実行するものとなっている。ただし、これら各手段のそれぞれの処理におけるCPU、RAMおよびROMとの関係は、説明の便宜上、図示を省略するものとする。
伝送受信手段41は、共通データ信号線DP、DNに伝送される伝送信号を、子局ラインレシーバ53を介して受け、これを管理制御データ抽出手段42、アドレス抽出手段43および管理監視データ送信手段45に引き渡す。
管理制御データ抽出手段42は、アドレス設定手段44で設定された自局アドレスに自局種別の識別子を付加した管理制御アドレスと一致するアドレスに対する管理制御信号のデータ(管理制御データ)を、伝送信号を構成するパルス信号の管理データ領域から抽出する。抽出された管理制御データは、そのデータに基づいた処理を実行する処理手段に引き渡される。ただし、この実施形態において、管理制御データは、電圧および電流に関する情報の収集、回路遮断手段の過電流による作動と過電流によらない作動の判別には利用されないため、管理制御データの出力先の図示および説明は省略する。
アドレス抽出手段43では、伝送信号の始まりを示すスタート信号STを起点とした伝送信号を構成するパルス信号のカウントが行われる。そのカウント値がアドレス設定手段44で設定された自局アドレスデータと一致するタイミングは、伝送信号の自局に割り当てられた監視データ領域が開始するタイミングとなる。また、監視データ領域は、複数の伝送信号パルスで構成され、その伝送信号パルスの数は予め定められていることから、自局に割り当てられた監視データ領域が開始するタイミングを得ることにより、自局に割り当てられた監視データ領域が終了するタイミングを得ることもできる。そして、アドレス抽出手段43は、自局に割り当てられた監視データ領域が始まるタイミングで、監視データ送信手段47を有効にする。
管理監視データ送信手段45は、伝送信号のスタート信号STを起点として伝送信号を構成するパルス信号をカウントし、管理データ領域のタイミングを得る。そして、子局ラインドライバ54を介して共通データ信号線DP、DNに管理監視信号を出力する。
この実施形態おいて、電力部分配具6におけるA系回路遮断手段63およびB系回路遮断手段64の夫々のステータス情報(正常、過電流による遮断、過電流によらない遮断)は、監視データ領域を使用して伝送されることになっているが、管理監視データ領域を使用して伝送してもよい。その場合は、図5の破線に示すように、ステータス情報は判別手段48から管理監視データ送信手段45に引き渡される。
入力手段46は、電力分配具6に配置されたA系電流計測手段61およびB系電流計測手段62からの入力に基づき、交流電流複数周期の平均値を算出し、それを監視データ送信手段47に引き渡す。また、電力分配具6に配置されたA系電流計測手段61およびB系電流計測手段62からの入力により得られた電流値のサンプリングデータを判別手段48に引き渡す。
監視データ送信手段47は、アドレス抽出手段43により有効とされた場合に、入力手段46および判別手段48から引き渡されたデータを、子局ラインドライバ54を介して共通データ信号線DP、DNに監視信号として出力する。監視信号は、伝送手順の監視データ領域(図3(b)において、自局に割り当てられた伝送信号のデータM1、M2、M3、M4)に重畳される。
判別手段48は、電圧検出手段50から、電力分配具6のA系統およびB系統の各々における電圧の有無を示す情報を得る。また、既述のように、入力手段46から、電力分配具6のA系およびB系の各々の電流値のサンプリングデータを得る。そして、最新のサンプリングタイミングから交流電流1周期分以上のサンプリングデータを保持する。
電圧検出手段50から得られる電圧の有無を示す情報は、A系回路遮断手段63が作動したときはA系統の電圧が無いことを、B系回路遮断手段64が作動したときはB系統の電圧が無いことを示すものとなる。そして、判別手段48では、電圧が無いことを示す情報が得られたとき、保持している直前のサンプリングデータから電流値の平均値を求め、それを所定の閾値と比較し、電流値データが閾値より大きければ、過電流により回路が遮断されたものと判定する。一方、電流値データが閾値より小さければ、過電流によらず回路が遮断されたものと判定する。
なお、判別手段48における判定は、A系統とB系統の夫々について、系統毎に行われる。従って、A系回路遮断手段63およびB系回路遮断手段64の夫々について、過電流による作動と過電流によらない作動を判別することができる。
A系回路遮断手段63またはB系回路遮断手段64の何れかが、過電流により作動したものと判定されたとき、判別手段48は、過電流表示手段51の表示を有効とする。表示が有効とされた過電流表示手段51は、過電流状態となったことを示す所定の表示(異なる色の点灯など)をする。
判別手段48は、更に、A系回路遮断手段63およびB系回路遮断手段64の夫々のステータス情報(正常、過電流による遮断、過電流によらない遮断)を、監視データ送信手段47およびインターフェース手段52に引き渡す。更に、直前のサンプリングデータから求められた電流値の平均値をA系統、B系統の夫々について、インターフェース手段52に引き渡す。
インターフェース手段52は、別体の表示・設定手段55(本発明の表示手段に相当する)と非接触でデータの授受を行う。そして、表示・設定手段55からデータ引き渡しの要求があった場合は、A系回路遮断手段63およびB系回路遮断手段64の夫々のステータス情報、および、A系統およびB系統の夫々の電流値の平均値を、表示・設定手段55に引き渡す。表示・設定手段55は図示しない表示部を有し、子局4から引き渡されたデータは、表示・設定手段55で表示される。
表示・設定手段55は、また、図示しない入力部(入力操作キー)を有し、子局4のアドレス設定が可能とされている。表示・設定手段55で設定されたアドレスのデータは、インターフェース手段52を介してアドレス設定手段44に引き渡され、アドレス設定手段44に保持される。
この実施形態において、A系回路遮断手段63およびB系回路遮断手段64の過電流による作動と過電流によらない作動の判別は子局4において実行されているが、これを親局2で実行することとしてもよい。
その場合、子局4から親局2へ送信されるデータとして、ステータス情報の代わりに、電圧が無いことを示す情報を得た判別手段48によって算出された、電圧が無くなる直前の電流値の平均値(遮断直前電流値データ)を送信するものとしてもよい。この場合、遮断直前電流値データは、電圧が無いことを示す情報を得たときにのみ送信することとし、常時は送信しないこととする。
親局2では、遮断直前電流値データが送信されたとき、そのデータ値を所定の閾値と比較し、遮断直前電流値データが閾値より大きければ、過電流により回路が遮断されたものと判定する。一方、遮断直前電流値データが閾値より小さければ、過電流によらず回路が遮断されたものと判定する。
1 制御部
2 親局
4 子局
6 電力分配具
8 電源
9 サーバラック
11 管理判断手段
12 入出力ユニット
21 出力データ部
22 管理データ部
23 タイミング発生部
24 親局出力部
25 親局入力部
26 入力データ部
29 記憶手段
31 OSC
32 タイミング発生手段
33 制御データ発生手段
34 ラインドライバ
35 監視信号検出手段
36 監視データ抽出手段
40 MCU
41 伝送受信手段
42 管理制御データ抽出手段
43 アドレス抽出手段
44 アドレス設定手段
45 管理監視データ送信手段
46 入力手段
47 監視データ送信手段
48 判別手段
50 電圧検出手段
51 過電流表示手段
52 インターフェース手段
53 子局ラインレシーバ
54 子局ラインドライバ
55 表示・設定手段
61 A系電流計測手段
62 B系電流計測手段
63 A系回路遮断手段
64 B系回路遮断手段
70 サーバ

Claims (7)

  1. 制御部とデータの授受を行う親局と接続され前記親局とデータの授受を行う子局を、サーバラック内に設置されサーバに電力を分配する電力分配具に活線挿抜可能とし、前記電力分配具の電力分配回路に電流計測手段を配置し、前記電流計測手段は得られた電流値データを前記子局に引渡し、前記子局は、前記電流値データを前記親局に送信することを特徴とするサーバラック監視システム。
  2. 前記電流計測手段は、前記電力分配回路に活線挿抜可能となっている請求項1に記載のサーバラック監視システム。
  3. 前記電流値データは、前記子局と別体の表示手段に引き渡され、前記表示手段により表示される請求項1または2に記載のサーバラック監視システム。
  4. 前記電力分配回路に回路遮断手段を配置し、前記子局に前記回路遮断手段の下流側の電圧の有無を検出する電圧検出手段を配置し、前記親局または前記子局は、前記子局が前記電圧検出手段により電圧の無いことを検出したとき、前記電流値データに基づいて、前記回路遮断手段の過電流による作動と過電流によらない作動を判別する請求項1、2または3に記載のサーバラック監視システム。
  5. 前記子局は、前記電流値データが所定の閾値を超えたとき、過電流状態となったことを示す情報を表示し、前記情報の表示は前記電流値データが前記閾値以下となった場合にも保持される請求項1〜4のいずれか1項に記載のサーバラック監視システム。
  6. 前記電力分配回路は、複数の電力分配系統に分岐し、前記電流計測手段は前記複数の電力分配系統の夫々に配置されている請求項1、2または3に記載のサーバラック監視システム。
  7. 前記電力分配回路は、複数の電力分配系統に分岐し、前記電流計測手段および前記回路遮断手段は前記複数の電力分配系統の夫々に配置され、前記電圧検出手段は前記複数の電力分配系統の夫々について電圧の有無を検出する請求項に記載のサーバラック監視システム。
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