JP6173802B2 - 熱交換器及びそれを用いた給湯器 - Google Patents

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Description

本発明は、熱交換器及びそれを用いた給湯器に関する。
従来、同一平面上に配列された複数の伝熱管を螺旋状に巻回・積層して構成された伝熱部を備えた熱交換器が知られている。このような熱交換器は、各伝熱管が細長い配管により構成されているため、各伝熱管の配置関係を一定状態に維持することが困難である。例えば、伝熱管が所定の配設位置からずれた場合には、燃焼排気の排気抵抗や熱効率等の設計上の計算が狂ってしまう。
そこで、熱交換器には、隣接する伝熱管の間隔を一定に保ち、それを維持するためのスペーサが設けられている。例えば、特許文献1には、伝熱部の左右両端部であるコーナ部(伝熱管を折り返してなる部分)において、上下方向に隣接する伝熱管間に平板状のスペーサを挿入して介在させた熱交換器が開示されている。
特許第4963126号公報
ところで、前記特許文献1の熱交換器では、伝熱管の上下方向への巻回数(積層数)が増すにつれて、スペーサの必要枚数が増えることになる。そのため、各スペーサが伝熱管間から脱落するのを防止するための手段が必要となる。この点、前記特許文献1の熱交換器においては、コーナ部の上下両側に、一対の挟み込み部材を配置している。そして、一対の挟み込み部材を長ネジ(連結部材)でネジ止めすることにより、挟み込み部材間の伝熱管及びスペーサを保持している。
しかしながら、前記特許文献1の熱交換器の構成では、スペーサの脱落を防止するために部品点数の増加を招いてしまう。また、伝熱管間という狭いスペースに長ネジを通したり、長ネジを貫通させるためのネジ孔(貫通孔)をスペーサに形成したりする必要があり、製造・組立工程の複雑化を招いてしまう。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたものであり、簡易な構成でありながら、スペーサの脱落を防止することができ、伝熱部を十分かつ確実に保持・位置決めすることができる熱交換器及びそれを用いた給湯器を提供しようとするものである。
本発明の一の態様は、同一平面上に配列された一又は複数の伝熱管を螺旋状に巻回して構成された伝熱部を備え、該伝熱部は、その巻回軸方向に直交する第一方向に対向配置され、前記伝熱管を折り返してなる一対のコーナ部と、該一対のコーナ部を連結する一対の連結部とを有し、前記各コーナ部には、前記巻回軸方向に隣接する前記伝熱管間に介在させるスペーサが配設されており、前記一対のコーナ部の少なくとも一方には、該コーナ部を保持する保持部材が配設されており、該保持部材は、前記コーナ部及び該コーナ部に配設された前記スペーサを前記伝熱部の前記第一方向の外側から覆う被覆部と、該被覆部から前記伝熱部の前記第一方向の内側に向けて突出し、前記コーナ部の前記巻回軸方向の両側をそれぞれ覆うと共に、前記コーナ部を前記巻回軸方向の両側から挟持する一対の巻回軸方向挟持部とを有することを特徴とする熱交換器にある。
前記熱交換器において、保持部材は、被覆部と一対の巻回軸方向挟持部とを有する。そして、被覆部及び一対の巻回軸方向挟持部は、伝熱部のコーナ部を第一方向及び巻回軸方向において外側から覆っている。これにより、コーナ部の伝熱管間に配設されたスペーサの脱落を防止することができる。また、伝熱部のコーナ部において、伝熱管の位置ずれ・広がり(特に第一方向及び巻回軸方向における伝熱管の外側への位置ずれ・広がり)を抑制することができる。
また、保持部材は、前述のように、被覆部及び一対の巻回軸方向挟持部によって伝熱部のコーナ部を外側から覆うと共に、一対の巻回軸方向挟持部によって伝熱部のコーナ部を巻回軸方向の両側から挟持している。そのため、伝熱管間にスペーサを介在させた状態の伝熱部を十分かつ確実に保持・位置決めすることができる。これにより、スペーサによって規制された伝熱管同士の間隔や各伝熱管の配設位置を維持することができ、熱交換器の性能(熱効率等)を高い状態で維持することができる。
また、保持部材を例えば一部品として構成することにより、少ない部品点数で、つまり簡易な構成でありながら、スペーサの脱落防止や伝熱部(伝熱管)の保持・位置決めを容易に実現することができる。これにより、部品点数の削減や製造・組立工程の容易化を図ることも可能となる。
このように、本発明によれば、簡易な構成でありながら、スペーサの脱落を防止することができ、伝熱部を十分かつ確実に保持・位置決めすることができる熱交換器を提供することができる。
また、前記熱交換器において、前記巻回軸方向挟持部には、前記コーナ部の前記伝熱管に係合する係合片部が設けられていてもよい。この場合には、保持部材が伝熱部のコーナ部から外れることを防止することができる。これにより、保持部材によって伝熱部をより確実に保持・位置決めすることができる。
また、前記巻回軸方向挟持部には、その厚み方向に貫通してなる貫通孔が設けられていてもよい。この場合には、燃焼排気を巻回軸方向挟持部の貫通孔に流通させることにより、保持部材の巻回軸方向挟持部が燃焼排気の流動の妨げとなることを防止することができる。これにより、熱交換器の性能(熱効率等)を高い状態で維持することができる。
また、前記保持部材は、前記被覆部から前記伝熱部の前記第一方向の内側に向けて突出し、前記コーナ部における前記巻回軸方向及び前記第一方向に直交する第二方向の両側をそれぞれ覆うと共に、前記コーナ部を前記第二方向の両側から挟持する一対の第二方向挟持部をさらに有していてもよい。この場合には、伝熱部のコーナ部を巻回軸方向だけでなく第二方向からも挟持することができる。これにより、保持部材によって伝熱部をより一層確実に保持・位置決めすることができる。
次に、本発明の他の態様は、前記熱交換器を備えていることを特徴とする給湯器にある。
前記給湯器は、前述の熱交換器を備えている。そのため、熱交換器において、簡易な構成でありながら、スペーサの脱落を防止することができ、伝熱部を十分かつ確実に保持・位置決めすることができるという効果を得ることができる。
実施形態1における、熱交換器を備えた給湯器を示す説明図である。 実施形態1における、熱交換器を示す説明図である。 実施形態1における、伝熱部を示す斜視図である。 実施形態1における、伝熱部を示す平面図である。 実施形態1における、伝熱部を示す側面図である。 実施形態1における、伝熱管間に配設されたスペーサを示す説明図である。 実施形態1における、保持部材を示す斜視図である。 実施形態1における、保持部材を示す(a)平面図、(b)正面図、(c)側面図である。
(実施形態1)
本発明の実施形態を図面と共に説明する。
図1〜図6に示すように、本実施形態の熱交換器1は、同一平面上に配列された複数の伝熱管3を螺旋状に巻回して構成された伝熱部2を備えている。伝熱部2は、その巻回軸方向(上下方向)に直交する第一方向(左右方向)において対向配置され、伝熱管3を折り返してなる一対のコーナ部21と、一対のコーナ部21を連結する一対の連結部22とを有する。各コーナ部21には、巻回軸方向に隣接する伝熱管3間に介在させるスペーサ4が配設されている。
図3〜図5、図7、図8に示すように、一対のコーナ部21には、コーナ部21を保持する保持部材5が配設されている。保持部材5は、コーナ部21及びコーナ部21に配設されたスペーサ4を伝熱部2の第一方向の外側から覆う被覆部51と、被覆部51から伝熱部2の第一方向の内側に向けて突出し、コーナ部21における巻回軸方向の両側をそれぞれ覆うと共に、コーナ部21巻回軸方向の両側から挟持する一対の巻回軸方向挟持部(上下挟持部)53とを有する。以下、これを詳説する。
なお、本実施形態では、説明の便宜上、第一方向を左右方向、巻回軸方向を上下方向とし、巻回軸方向及び第一方向に直交する方向である第二方向を前後方向とする。また、巻回軸方向挟持部を上下挟持部とする。また、燃焼排気の流通方向は前後方向であり、燃焼排気は後側から前側に流通する。また、前後左右上下の各方向は、後述する給湯器8(熱交換器1)を正面から見た視点(図1参照)で規定している。ただし、これらの各方向は、便宜的に規定した方向にすぎず、給湯器8及び熱交換器1のどちら側を前側と見なすかは任意である。
図1に示すように、給湯器8は、燃焼排気から顕熱及び潜熱を回収する潜熱回収型の燃焼器具であり、燃焼排気から主に顕熱を回収する主熱交換器(図示略)と、主熱交換器での熱交換に伴って温度が低下した燃焼排気中から主に潜熱を回収する二次熱交換器(熱交換器1)とを内蔵している。
図2に示すように、熱交換器1は、伝熱部2と、その伝熱部2を収容するケース10とを備えている。熱交換器1は、伝熱部2を収容したケース10内の空間に燃焼排気を導入及び排出することにより、燃焼排気と伝熱部2の伝熱管3内を流通する水等の被加熱流体との熱交換を行うよう構成されている。
なお、本実施形態では、ケース10内における燃焼排気の流通方向を前後方向としており、燃焼排気をケース10の後側から導入し、前側から排出する。また、ケース10の右側の側壁部104には、外部から被加熱流体を導入及び排出するための中空状の導入用部材11及び排出用部材12が設けられている。
図3〜図5に示すように、伝熱部2は、同一平面上に配列された5本の伝熱管3を上下方向に2段積み重ね、これらの伝熱管3を上下方向に螺旋状に巻回して構成されている。すなわち、多重螺旋構造を有する。各伝熱管3の一方の端部301は、ケース10の側壁部104を貫通して導入用部材11内に接続されており、他方の端部302は、ケース10の側壁部104を貫通して排出用部材12内に接続されている。
同図に示すように、伝熱部2は、一対のコーナ部21と一対の連結部22とを有する。一対のコーナ部21は、伝熱部2の左右両側に設けられ、左右方向に対向して配置されている。各コーナ部21は、伝熱管3をコの字状に折り返して(折り曲げて)構成されている。一方、一対の連結部22は、伝熱部2の前後両側に設けられ、前後方向に対向して配置されている。各連結部22は、一対のコーナ部21を連結するように、伝熱管3を左右方向に延ばして構成されている。
また、伝熱部2の各コーナ部21には、上下方向に隣接する伝熱管3間に介在させ、伝熱管3同士の上下方向の間隔を維持するための複数のスペーサ4が配設されている。具体的に、左側のコーナ部21には、コの字状に折り返した(折り曲げた)状態の伝熱管3が6段積み重ねられているため(図5参照)、5つのスペーサ4が配設されている。また、右側のコーナ部21には、コの字状に折り返した(折り曲げた)状態の伝熱管3が4段積み重ねられているため(図5参照)、3つのスペーサ4が配設されている。各スペーサ4は、伝熱部2の左右両側から伝熱管3間に挿入して配置されている。
図6に示すように、スペーサ4は、三角形平板状の部材であり、平面部41と、その平面部41から突出して形成された複数の突出部42とを有する。突出部42は、その側面が突出方向(上下方向)に対して傾斜を有しており、全体として円錐形状となっている。そして、突出部42は、伝熱管3を位置決めし、伝熱管3同士の左右方向の間隔を維持している。また、突出部42には、その厚み方向(上下方向)に貫通してなり、燃焼排気を流通させるための貫通孔421が設けられている。なお、図6は、保持部材5を除いた状態の伝熱部2の左側のコーナ部21を拡大して示したものである。また、図示を省略したが、右側のコーナ部21も左側のコーナ部21と同様の構成となっている。
図3〜図5に示すように、伝熱部2の各コーナ部21には、それぞれ保持部材5が配設されている。保持部材5は、伝熱部2のコーナ部21を外側から覆うようにして保持している。以下、保持部材5の具体的な構成や形状について説明する。
図3〜図5、図7、図8に示すように、保持部材5は、平板状の被覆部51と、平板状の一対の上下挟持部53とを有する。被覆部51は、伝熱部2のコーナ部21を左右方向の外側から覆っている。一対の上下挟持部53は、被覆部51の上下両端から伝熱部2の左右方向の内側に向けて突出形成されており、伝熱部2のコーナ部21の上下両側をそれぞれ覆っている。また、一対の上下挟持部53は、伝熱部2のコーナ部21を上下両側から挟持している。
また、各上下挟持部53には、その厚み方向(本実施形態では上下方向)に貫通してなり、燃焼排気を流通させるための複数の貫通孔531が設けられている。また、各上下挟持部53の先端部には、伝熱部2のコーナ部21の伝熱管3に係合する係合片部532が設けられている。上側の上下挟持部53の係合片部532は、下側に折り曲げられ、最上段最内側の伝熱管3の内側に引っ掛けられている(図3参照)。一方、下側の上下挟持部53の係合片部532は、上側に折り曲げられ、最下段最内側の伝熱管3の内側に引っ掛けられている(図示略)。なお、図7、図8では、折り曲げられる前の状態の係合片部532を示している。また、係合片部532は、前記以外の他の伝熱管3に係合する構成とすることもできる。
また、図3〜図5、図7、図8に示すように、本実施形態において、保持部材5は、被覆部51及び一対の上下挟持部53に加えて、さらに平板状の一対の第二方向挟持部(以下、前後挟持部52という)を有する。一対の前後挟持部52は、被覆部51の前後両端から伝熱部2の左右方向の内側に向けて突出形成されており、伝熱部2のコーナ部21の前後両側をそれぞれ覆っている。また、一対の前後挟持部52は、伝熱部2のコーナ部21を前後両側から挟持している。
また、被覆部51の前後両端部には、前後挟持部52と連結する一対の連結角部511が設けられている。各連結角部511には、その厚み方向に貫通してなり、燃焼排気を流通させるための複数の貫通孔512が設けられている。
また、各前後挟持部52には、その厚み方向(本実施形態では前後方向)に貫通してなり、燃焼排気を流通させるための複数の貫通孔521が設けられている。また、各前後挟持部52の上下両端部には、一対の抑え片部522が設けられている。一対の抑え片部522は、伝熱部2の前後方向の内側に向けて突出形成されており、伝熱部2のコーナ部21を上下両側から抑えている。
次に、本実施形態の熱交換器1及びそれを用いた給湯器8の作用効果を説明する。
本実施形態の熱交換器1において、保持部材5は、被覆部51と一対の上下挟持部53とを有する。そして、被覆部51及び一対の上下挟持部53は、伝熱部2のコーナ部21を左右方向及び上下方向において外側から覆っている。これにより、コーナ部21の伝熱管3間に配設されたスペーサ4の脱落を防止することができる。また、伝熱部2のコーナ部21において、伝熱管3の位置ずれ・広がり(特に左右方向及び上下方向における伝熱管3の外側への位置ずれ・広がり)を抑制することができる。
また、保持部材5は、前述のように、被覆部51及び一対の上下挟持部53によって伝熱部2のコーナ部21を外側から覆うと共に、一対の上下挟持部53によって伝熱部2のコーナ部21を上下方向の両側から挟持している。そのため、伝熱管3間にスペーサ4を介在させた状態の伝熱部2を十分かつ確実に保持・位置決めすることができる。これにより、スペーサ4によって規制された伝熱管3同士の間隔や各伝熱管3の配設位置を維持することができる。その結果、熱交換器1の性能(熱効率等)を高い状態で維持することができる。
また、保持部材5を一部品として構成することにより、少ない部品点数で、つまり簡易な構成でありながら、スペーサ4の脱落防止や伝熱部2(伝熱管3)の保持・位置決めを容易に実現することができる。これにより、部品点数の削減や製造・組立工程の容易化を図ることも可能となる。
また、本実施形態において、保持部材5の上下挟持部53には、係合片部532が設けられている。そのため、保持部材5が伝熱部2のコーナ部21から外れることを防止することができる。これにより、保持部材5によって伝熱部2をより確実に保持・位置決めすることができる。
また、保持部材5の上下挟持部53には、複数の貫通孔531が設けられている。そのため、燃焼排気を上下挟持部53の貫通孔531に流通させることにより、上下挟持部53が燃焼排気の流動の妨げとなることを防止することができる。これにより、熱交換器の性能(熱効率等)を高い状態で維持することができる。
また、保持部材5は、被覆部51及び一対の上下挟持部53に加えて、さらに一対の前後挟持部52を有する。そのため、伝熱部2のコーナ部21を上下方向だけでなく前後方向からも挟持することができる。これにより、保持部材5によって伝熱部2をより一層確実に保持・位置決めすることができる。
また、保持部材5の前後挟持部52には、一対の抑え片部522が設けられている。そのため、伝熱部2のコーナ部21において、伝熱管3の位置ずれ・広がり(特に上下方向における伝熱管3の外側への位置ずれ・広がり)を抑制することができる。これにより、保持部材5によって伝熱部2をより確実に保持・位置決めすることができる。
また、保持部材5の前後挟持部52には、複数の貫通孔521が設けられている。そのため、燃焼排気を前後挟持部52の貫通孔521に流通させることにより、保持部材5の前後挟持部52が燃焼排気の流動の妨げとなることを防止することができる。これにより、熱交換器1の性能(熱効率等)を高い状態で維持することができる。
また、本実施形態の給湯器8は、前述の熱交換器1を備えている。そのため、給湯器8は、熱交換器1において、簡易な構成でありながら、スペーサ4の脱落を防止することができ、伝熱部2を十分かつ確実に保持・位置決めすることができるという効果を得ることができる。
このように、本実施形態によれば、簡易な構成でありながら、スペーサ4の脱落を防止することができ、伝熱部2を十分かつ確実に保持・位置決めすることができる熱交換器1及びそれを用いた給湯器8を提供することができる。
なお、本発明は、前述の実施形態1に何ら限定されるものではなく、本発明を逸脱しない範囲において種々の態様で実施しうることはいうまでもない。
例えば、前述の実施形態1において、熱交換器1の伝熱部2に対する燃焼排気の流通方向は、伝熱部2の前後方向(第二方向)であるが、この方向に限定されるものではなく、その他の方向であってもよい。
また、前述の実施形態1において、熱交換器1は、保持部材5を伝熱部2の両方のコーナ部21に配設する構成としているが、保持部材5を一方のコーナ部21に配設する構成としてもよい。また、例えば、伝熱部2の製造過程において両方のコーナ部21に保持部材5を配設しておき、製造後に一方のコーナ部21から保持部材5を取り外すようにしてもよい。
1…熱交換器
2…伝熱部
21…コーナ部
22…連結部
3…伝熱管
4…スペーサ
5…保持部材
51…被覆部
53…上下挟持部(巻回軸方向挟持部)

Claims (5)

  1. 同一平面上に配列された複数の伝熱管を螺旋状に巻回して構成された伝熱部を備え、
    該伝熱部は、その巻回軸方向に直交する第一方向に対向配置され、前記伝熱管を折り返してなる一対のコーナ部と、該一対のコーナ部を連結する一対の連結部とを有し、
    前記各コーナ部には、前記巻回軸方向に隣接する前記伝熱管間に介在させるスペーサが配設されており、
    前記一対のコーナ部の少なくとも一方には、該コーナ部を保持する保持部材が配設されており、
    該保持部材は、前記コーナ部及び該コーナ部に配設された前記スペーサを前記伝熱部の前記第一方向の外側から覆う被覆部と、該被覆部から前記伝熱部の前記第一方向の内側に向けて突出し、前記コーナ部の前記巻回軸方向の両側をそれぞれ覆うと共に、前記コーナ部を前記巻回軸方向の両側から挟持する一対の巻回軸方向挟持部とを有し、
    前記コーナ部では、前記複数の伝熱管が、前記巻回軸方向に直交する方向に間隔を空けて並列に配列された状態を保ったまま、前記巻回軸方向から見てコの字状に折り返されることにより、前記複数の伝熱管が前記巻回軸方向及び前記第一方向に直交する第二方向へ延びる部分と、前記複数の伝熱管が前記第一方向へ延びる部分とが構成され、
    前記巻回軸方向挟持部は、前記被覆部からの突出方向先端側ほど前記第二方向の幅が狭くなる形状とされることにより、前記複数の伝熱管が前記第二方向へ延びる部分において、前記コーナ部の前記巻回軸方向の両側を覆い、かつ、前記複数の伝熱管が前記第一方向へ延びる部分では、前記コーナ部の前記巻回軸方向の両側を覆わないように構成されていることを特徴とする熱交換器。
  2. 前記巻回軸方向挟持部には、前記伝熱部の前記コーナ部の前記伝熱管に係合する係合片部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
  3. 前記巻回軸方向挟持部には、その厚み方向に貫通してなる貫通孔が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の熱交換器。
  4. 前記保持部材は、前記被覆部から前記伝熱部の前記第一方向の内側に向けて突出し、前記コーナ部における前記巻回軸方向及び前記第一方向に直交する第二方向の両側をそれぞれ覆うと共に、前記コーナ部を前記第二方向の両側から挟持する一対の第二方向挟持部をさらに有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の熱交換器。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の熱交換器を備えていることを特徴とする給湯器。
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