JP6172630B2 - 力呈示装置 - Google Patents
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Description
前記力測定部により測定した力に基づいて、体験者に伝達する力を決定する決定部と、
前記決定部により決定した力を、前記体験者に伝達する呈示部と、
前記力測定部での時系列の検出結果の情報に基づき、前記呈示部が前記体験者に伝達する力の強弱及び前記力の強弱の切り替えのタイミングを制御する力伝達制御部とを備え、
前記力測定部は、
前記挿入部材が前記生体管全体に加える力を前記生体管の外部から検出する力検出部と、
前記力検出部で検出した力に基づいて、前記挿入部材が前記生体管に加える力を個別に測定する時点を算出する時点算出部と、
前記挿入部材が前記生体管に加える力を個別に算出するための個別力算出部とを備え、
前記時点算出部は、前記生体管に前記挿入部材を挿入する際に、所定の挿入長毎に前記力の変位が所定の変位判定用閾値以上である時点を設定し、
前記個別力算出部は、測定時点での前記力検出部で検出した前記力の情報から直前の前記時点における前記力の情報を減じた値を、前記測定時点までに設定した時点の数で除した値を各々の時点での個別力に加算する力呈示装置を提供する。
前記力測定部により測定した力に基づいて、体験者に伝達する力を決定する決定部と、
前記決定部により決定した力を、前記体験者に伝達する呈示部と、
前記力測定部での時系列の検出結果の情報に基づき、前記呈示部が前記体験者に伝達する力の強弱及び前記力の強弱の切り替えのタイミングを制御する力伝達制御部とを備える力呈示装置を提供する。
前記挿入部材が前記生体管全体に加える力を前記生体管の外部から検出する力検出部と、
前記力検出部で検出した力に基づいて、前記挿入部材が前記生体管に加える力を個別に測定する時点を算出する時点算出部と、
前記挿入部材が前記生体管に加える力を個別に算出するための個別力算出部とを備え、
前記時点算出部は、前記生体管に前記挿入部材を挿入する際に、所定の挿入長毎に前記力の変位が所定の変位判定用閾値以上である時点を設定し、
前記個別力算出部は、測定時点での前記力検出部で検出した前記力の情報から直前の前記時点における前記力の情報を減じた値を、前記測定時点までに設定した時点の数で除した値を各々の時点での個別力に加算する第1の態様に記載の力呈示装置を提供する。
(i)前記生体管に個別に加わる力が所定の個別力判定用閾値未満の場合は、前記挿入部材が前記生体管全体に加わる力を呈示するよう決定し、
(ii)前記生体管に個別に加わる力が前記所定の個別力判定用閾値以上の場合は、前記生体管に個別にかかる力が前記所定の個別力判定用閾値以上の中で前記個別力判定用閾値との差が最も大きい前記生体管に個別に加わる力を呈示するよう決定する第1又は2の態様に記載の力呈示装置を提供する。
(i)前記術者の操作時の挿入速度が所定の挿入速度用閾値未満の場合は、前記挿入部材が前記生体管全体に加わる力を呈示するよう決定し、
(ii)前記挿入速度が前記所定の挿入速度用閾値以上の場合は、前記生体管に個別に加わる力が前記所定の挿入速度用閾値以上の中で前記所定の挿入速度用閾値との差が最も大きい前記生体管に個別に加わる力を呈示するよう決定する第1又は2の態様に記載の力呈示装置を提供する。
(i)前記生体管に個別に加わる力が所定の感度調整用閾値未満の場合は、前記挿入部材が前記生体管全体に加わる力の感度を、前記力測定部で測定中の測定値の感度よりも下げるように呈示するよう決定し、
(ii)前記生体管に個別に加わる力が前記所定の感度調整用閾値以上の場合は、前記挿入部材が前記生体管全体に加わる力の感度を、前記力測定部で測定中の測定値の感度よりも上げるように呈示するよう決定する第1又は2の態様に記載の力呈示装置を提供する。
(i)前記術者の操作時の挿入速度が所定の挿入速度用閾値未満の場合は、前記挿入部材が前記生体管に加わる力の感度を、前記力測定部で測定中の測定値の感度よりもを下げるように呈示するよう決定し、
(ii)前記挿入速度が前記所定の挿入速度用閾値以上の場合は、前記挿入部材が前記生体管に加わる力の感度を、前記力測定部で測定中の測定値の感度よりも上げるように呈示するよう決定する第1の態様に記載の力呈示装置を提供する。
前記個別力算出部で算出した個々の力もしくは前記力判定部で判定した判定結果の情報を前記生体管もしくは前記挿入部材を撮像した画像に付加して表示する通知部とをさらに備える第1〜7のいずれか1つの態様に記載の力呈示装置を提供する。
前記決定部で決定した呈示情報に基づいて、前記生体管に前記挿入部材が挿入されている部位の画像を撮像する撮像装置と、
前記撮像装置を制御する撮像装置制御部と、
前記決定部で決定した呈示情報を、前記撮像装置制御部の制御の下に前記撮像装置で撮像した画像に付加して表示する通知部とをさらに備える第1〜8のいずれか1つの態様に記載の力呈示装置を提供する。
前記力測定部により測定した力に基づいて、体験者に伝達する力を決定する決定部と、
前記決定部により決定した力を、前記体験者に伝達する呈示部と、
前記力測定部での時系列の検出結果の情報に基づき、前記呈示部が前記体験者に伝達する力の強弱及び前記力の強弱の切り替えのタイミングを制御する力伝達制御部と、
前記生体管に前記挿入部材が挿入されている部位の画像を撮像する撮像装置と、
前記術者の操作時に前記力測定部で測定した前記挿入部材が前記生体管全体に加わる力又は前記生体管に個別に加わる力と、前記生体管もしくは前記挿入部材を前記撮像装置で撮像した画像とを対にして記憶する症例データ記憶部とを備え、
前記決定部は、前記症例データ記憶部で記憶した力に基づいて、前記体験者に伝達する力を決定する、力呈示装置を提供する。
前記力測定部により測定した力に基づいて、体験者に伝達する力を決定部で決定し、
前記決定部により決定した力を、前記体験者に呈示部で伝達するとともに、
前記力測定部での時系列の検出結果の情報に基づき、前記呈示部が前記体験者に伝達する力の強弱及び前記力の強弱の切り替えのタイミングを力伝達制御部で制御する、力呈示方法を提供する。
術者が生体管に挿入部材を挿入するときの、前記挿入部材が前記生体管の各箇所に個別に加える力を、前記生体管の外部から時系列に検出する力測定部により測定した力に基づいて、体験者に伝達する力を決定する決定部と、
前記決定部により決定した力を、前記体験者に伝達する呈示部と、
前記力測定部での時系列の検出結果の情報に基づき、前記呈示部が前記体験者に伝達する力の強弱及び前記力の強弱の切り替えのタイミングを制御する力伝達制御部と、
として機能させるための力呈示プログラムを提供する。
本発明の第1実施形態における力呈示システム(力呈示装置の一例)100の概要について説明する。
術者6aがガイドワイヤー2aを挿入している間、撮像装置の一例としてのX線撮像装置5は、血管3、あるいはガイドワイヤー2aを体外から撮像し、モニタ8aに、X線撮像装置5で撮像した画像を表示する。撮像装置5で撮像した結果の情報は、通知部8(モニタ8a)に表示するとともに、撮像装置5から、データベース入出力部14を介して、タイマー36を利用して、所定時間毎(例えば、4msec毎)に測定情報データベース9に記憶される。
力測定装置1は、力検出部13と、測定情報データベース9と、タイマー36と、データベース入出力部14と、基準点算出部10と、個別力算出部11と、力判定部12と、通知部8とを備える。
力検出部13は、ガイドワイヤー2aが人体4の外部から血管3に接触したときにガイドワイヤー2に作用する力を検出する。一例として、力検出部13は、ガイドワイヤー2の挿入方向の力とその回転方向の力とを測定する6軸力センサで構成され、図4Aに示すように、トルクデバイス39の先端に配置される。
タイマー36は、所定の時間(例えば、4msec毎)の経過後にデータベース入出力部14及び呈示部18を実行させるための指令信号を出す。
データベース入出力部14は、測定情報データベース9と、力検出部13と、基準点算出部10と、個別力算出部11と、力判定部12とのデータの入出力を行う。
基準点算出部10は、時点算出部の一例として機能するものである。基準点算出部10は、挿入長検出部15と、時点設定部の一例として機能する基準点設定部16とを有する。
個別力算出部11は、データベース入出力部14を介して取得した力検出部13からの情報と基準点算出部10からの情報とを基に、力検出部13により検出した力Ptの合算値から、基準点算出部10により算出した基準点毎にかかる各個別力P1、P2、P3、P4を算出し、データベース入出力部14に出力し、測定情報データベース9に記憶する。
測定情報データベース9は、力検出部13により検出した力に関する情報と、挿入長検出部15により検出した挿入長とを、タイマー36を利用して時刻と共に、データベース入出力部14により格納する。更に、基準点算出部10により算出した基準点に関する情報と、個別力算出部11により各基準点における個別の力に関する情報とを算出し、基準点と対にして、データベース入出力部14により、測定情報データベース9に格納する。測定情報はデータベース入出力部14により、測定情報データベース9に対して入出力される。
力判定部12は、個別力算出部11で算出した情報に基づき、個別力算出部11により算出した力が所定の第2閾値(負荷判定用閾値)(又は、感度調整用閾値)(例えば、0.5N)以上の場合、血管3に負荷がかかっていると判定する。個別力算出部11により算出した力が所定の第2閾値未満であると判定される場合は、負荷がかかっていないと判定する。判定結果の情報は、個別力算出部11により算出した力と共に、通知部8及び決定部27に出力される。
通知部8は、力判定部12からの情報を基に、力判定部12により判定された結果の情報を術者6aに通知する装置であり、モニタ8a又はスピーカー8bにより構成される。具体的には、通知部8の一例としての図7のモニタ8aに示すように、個別力算出部11で検出された力P[N]を、X線撮像装置5で撮像されたX線画像と共に表示し、力判定部12で血管3に負荷がかかっていると判定された場合には、「ALERT」などのように警告を表示する。また、力判定部12により血管3に負荷がかかっていると判定された場合、通知部8の別の例のスピーカー8bにより警告音を鳴らして、術者6aに警告を行う。
決定部27は、力検出部13により検出した力と、個別力算出部11により算出した基準点毎にかかる各個別力と、力判定部12により判定した結果の情報とに基づいて、呈示部18に呈示する力に関する情報(呈示情報)を決定する。
呈示部18は、先に述べたように図3に示す構成であって、力測定装置1で検出した力を、決定部27で決定された通知方法に基づいて、体験者6bに力を呈示する装置である。
力伝達制御部21は、決定部27により決定された力情報を提示部18を介して体験者6bの手に伝達するよう制御する。このとき、力呈示部18が呈示する力の強弱及びタイミングを力伝達制御部21で制御することができる。力を発生させる方向については、後述する力呈示部18の力伝達機構26の挿入方向と挿入方向軸回りの回転との2軸である。力伝達制御部21により制御して力を呈示するための位置情報もしくは力情報は、力伝達制御部21から、タイマー36を利用して所定時間毎(例えば、1msec毎)に入出力IF24へ出力する。
周辺装置23は、力伝達機構26と力伝達制御部21との間の情報を伝達する。入出力IF24は、力伝達制御部21からの位置情報もしくは力情報を、タイマー36を利用して、所定時間毎(例えば、1msec毎)に、モータドライバ25に出力する。モータドライバ25は、入出力IF24からの位置情報もしくは力情報に追従するように力伝達機構26の下記するモータをそれぞれ駆動する。
力伝達機構26は、力伝達制御部21から出力された力情報を体験者6bに呈示するための機構であり、力伝達制御部21で出力した位置情報もしくは力情報に追従するように動作する。具体例として、図10Aに示すように、呈示ワイヤー挿入方向の回転と呈示ワイヤー挿入方向とは垂直方向の回転との2軸で構成される。より具体的には、上側ローラ(第1ローラ)33aと下側ローラ(第2ローラ)33bとで呈示ワイヤー2bなどの柔軟物挿入部材を把持し、ローラ33a,33bの動作を制御することによって、呈示ワイヤー2bを送り出す。ここで、制御するローラは、上側ローラ33aと下側ローラ33bとのどちらでも可能である。制御するローラには、ロボットアームの関節部と同様に、モータ33dとエンコーダ33eとが配置されて、ロボットアームの場合と同様にモータドライバ25で制御されている。上側ローラ33aと下側ローラ33bとは、回転可能に図示しない台部で支持されている。さらに、第3のローラ33cを有し、第3のローラ33cで上側ローラ33aと下側ローラ33bとで構成される送り出しユニットを、挿入方向を中心軸として、中心軸回りに回転制御することができる。第3ローラ33cには図示しないブラケットが固定され、ブラケットには、上側ローラ33aと下側ローラ33cとが回転可能に支持されている。第3ローラ33cには、ロボットアームの関節部と同様に、モータ33gとエンコーダ33hとが配置されて、ロボットアームの場合と同様にモータドライバ25で制御されている。第3ローラ33cは、回転可能に図示しない台部で支持されている。このことによって、挿入方向に加えて、挿入方向を中心軸とする回転方向にも、呈示ワイヤー2bの動作を制御することが可能となる。このような図10Aの構成とすることで、体験者6bは、呈示ワイヤー2bを直接把持した状態で、力の呈示を行うことが可能となる。
次に、第1実施形態の力呈示システム100の呈示動作ステップについて説明する。図11は力呈示システム100全体を示すフローチャートであり、図11のステップS201の力測定を行う力測定装置1のフローチャートを図12に示す。
まず、図11のステップS200では、入力IF7により力測定および力呈示の終了指令があった場合は、力測定制御部200を介して、力呈示システム100での力測定及び呈示部18における力呈示を終了する。力測定および力呈示の終了指令がない場合は、呈示動作処理は次のステップS201へ進む。
次に、ステップS201において、力測定装置1は、術者6aがガイドワイヤー2aを挿入している際に、ガイドワイヤー2aが血管3に接触したときの接触力、あるいはガイドワイヤー2aが血管3の蛇行部3a又は分岐部3bに接触したときの摩擦力を個別に測定する。その後、呈示動作処理はステップS202に進む。
次に、決定部27(図11のステップS202)では、力検出部13で検出した力と、個別力算出部11で算出した基準点毎にかかる各力と、力判定部12で判定した血管負荷との判定結果の情報より、呈示部18へ呈示する力に関する情報を決定する。その後、呈示動作処理はステップS202に進む。
ステップS203では、ステップS202で決定された力情報が呈示部18の力伝達制御部21に出力され、力伝達機構26で体験者6bに呈示する力の強弱及びタイミングを力伝達制御部21で制御しつつ、力伝達機構26により体験者6bの手に力情報が伝達される。その後、呈示動作処理はステップS200に戻る。
以上のように、術者6aによりガイドワイヤー2aが血管3に接触した時点又はある蛇行を通過する時点など個々の血管3への負荷を推定し、通知部8により、モニタ8aなどに検出された力又は負荷の有無を表示することができる。さらに決定部27により血管3の負荷に応じて、体験者6bに力を直接呈示することができる。
本発明の第2実施形態は、挿入速度に応じて力呈示方法を変更する例である。
基準点算出部10は、挿入長検出部15と、時点設定部の一例として機能する基準点設定部16とを有する。基準点設定部16は第1実施形態と同様の機能であるため、説明を省略する。挿入長検出部15は、第1実施形態と同様の方式で挿入量を検出し、個別力算出部11及び挿入速度検出部20へ出力し、さらに、タイマー36を利用して、所定時間毎(例えば、4msec毎)にデータベース入出力部14を介して測定情報データベース9に記録する。
挿入速度検出部20はガイドワイヤー2aの挿入速度を算出する。時刻と共に記録された測定情報データベース9の挿入長とその時刻とにより、ガイドワイヤー2aの挿入速度を挿入速度検出部20で算出する。具体的には、時刻t1での挿入長p1、時刻t2での挿入長p2とすると、速度s=(p2−p1)/(t2−t1)として挿入速度検出部20で算出する。挿入速度検出部20で算出された挿入速度は、挿入速度検出部20からデータベース入出力部14を介して、タイマー36を利用して、時刻と共に測定情報データベース9に格納する。
測定情報データベース9は、力検出部13により検出した力に関する情報と、挿入長検出部15により検出した挿入長と、挿入速度検出部20で検出した速度とを、タイマー36を利用して、時刻と共に格納する。
データベース入出力部14は、測定情報データベース9と、力検出部13と、基準点算出部10と、個別力算出部11と、力判定部12と、挿入速度検出部20とのデータの入出力を行う。
決定部27は、力検出部13で検出した力と、個別力算出部11で算出した基準点毎にかかる各個別力と、挿入速度検出部20で検出した挿入速度とに基づいて、呈示部18へ呈示する力に関する情報を決定する。
次に、第2実施形態の力呈示システム100Bの呈示動作ステップについて説明する。図18は、第2実施形態の呈示部1Bのフローチャートである。
まず、図18のステップS300では、入力IF7により力測定および力呈示の終了指令があった場合は、力測定制御部200を介して、力呈示システム100Bでの力測定及び呈示部18における力呈示を終了する。力測定および力呈示の終了指令がない場合は、呈示動作処理は次のステップS301へ進む。
次に、ステップS301において、力測定装置1Bは、術者6aがガイドワイヤー2aを挿入している際に、ガイドワイヤー2aが血管3に接触したときの接触力、あるいはガイドワイヤー2aが血管3の蛇行部3a又は分岐部3bに接触したときの摩擦力を個別に測定する。測定方法は、第1実施形態と同様なので省略する。さらに、ガイドワイヤー2aが血管3に接触するとき、力測定装置1Bと力検出部13と挿入速度検出部20とより、力情報および挿入速度を出力する。その後、呈示動作処理はステップS302に進む。
次に、決定部27(ステップS302)では、力検出部13で検出した力と、個別力算出部11で算出した基準点毎にかかる各個別力と、挿入速度とに基づき、呈示部18へ呈示する力に関する情報を決定する。なお、通常、血管3の内径が太い箇所又は蛇行が少ない箇所では、術者6aによるガイドワイヤー2aの挿入作業がそれほど難しくないため、ガイドワイヤー2aの挿入速度は速くなる。一方、血管3の内径が細い箇所、又は、蛇行の多い箇所、又は、瘤など疾患のある箇所では、ガイドワイヤー2aの挿入に注意を要するため、術者6aによるガイドワイヤー2aの挿入速度は遅くなる。従って、挿入速度が遅いときのほうが速いときより、血管3にかかる力を注意深く感知する必要があり、さらに、ガイドワイヤー2aの先端の力など実際に手技をしている箇所を注意深く感知する必要がある。よって、決定部27は、挿入速度の速い箇所では合算力又は力の感度を弱く呈示し、挿入速度の遅い箇所は、挿入速度の速い箇所よりも、個別力又は力の感度を強くするように呈示するように、呈示部18へ呈示する力に関する情報を決定する。その後、呈示動作処理はステップS303に進む。
ステップS303では、ステップS302で決定された力情報が呈示部18の力伝達制御部21に出力され、体験者6bの手に力情報が伝達される。その後、呈示動作処理はステップS300に戻る。
以上のように、決定部27によりガイドワイヤー2aの挿入速度に応じて、体験者6bに力を直接呈示することができるため、術者6aがガイドワイヤー2aを速く挿入しており、それほど注意していない箇所は合算力又は力の感度を弱く呈示し、術者6aがガイドワイヤー2aの挿入速度を遅くしてガイドワイヤー2aを注意深く挿入している箇所は、個別力又は力の感度を強くして呈示することができる。
図19は、第1実施形態の装置に加えて、術者6aがガイドワイヤー2aを挿入している間、撮像装置の一例としての第1X線撮像装置5a及び第2X線撮像装置5bは、血管3、あるいはガイドワイヤー2aを体外から撮像し、撮像装置制御部41を介して、モニタ8aで、図20に示すように、それぞれ撮像した画像を2画面で表示する。モニタ8aの一方の画面(図20の左画面Aを参照)には、第1X線撮像装置5aで撮像したガイドワイヤー2aの先端部位を表示し、もう一方の画面(図20の右画面Bを参照)には、体験者6bに伝達した力の部位まで第2X線撮像装置5bを移動するよう制御して、その部位を表示する。第1X線撮像装置5a及び第2X線撮像装置5bは、それぞれ、第1実施形態のX線撮像装置5と同様に、X線発生部5gと、X線発生部5gに対応するX線検出部5hとを備える。撮像装置制御部41での制御の下に、第1X線撮像装置5aは第1X線撮像装置移動部5mにより所望の位置まで移動し、第2X線撮像装置5bは第2X線撮像装置移動部5nにより所望の別の位置まで移動する。第1及び第2X線撮像装置5a,5bで撮像した結果の情報は、通知部8(モニタ8a)に表示するとともに、第1及び第2X線撮像装置5a,5bから、データベース入出力部14を介して、タイマー36を利用して、所定時間毎(例えば、4msec毎)に測定情報データベース9に記憶される。
決定部27は、第1実施形態と同様の方法で、力検出部13で検出した力と、個別力算出部11で算出した基準点毎にかかる各個別力と、力判定部12で判定した結果の情報とに基づいて、呈示部18へ呈示する力に関する情報(呈示情報)を決定する。決定部27により呈示する力に関する情報は、呈示部18へ出力するとともに、撮像装置制御部41へ出力する。
第1及び第2X線撮像装置5a,5bは人体4の体外からX線を照射して、体内の血管又はガイドワイヤー2aを撮像する。第1及び第2X線撮像装置5a,5bで撮像した結果の情報は、第1及び第2X線撮像装置5a,5bから通知部8(モニタ8a)に表示する。一例として図20のモニタ8aに示すように2画面で表示し、一方の画面(図19のA8及び図20のAを参照)はガイドワイヤー2aの先端を表示し、もう一方の画面(図19のB8及び図20のBを参照)には決定部27で決定した力がかかっている部位の画像を表示する。表示される情報は、力検出部13もしくは個別力算出部11で算出された力P[N]と、力判定部12で血管3に負荷がかかっていると判定された場合には、「ALERT」などのように警告がわかるように、例えば、モニタ8aに内蔵された画像処理部8cで表示する。
制御情報データベース43は、図22の「X線撮像装置の位置」の欄に示すように、撮像装置制御部41で取得した位置を、データベース入出力部14を介し、タイマー36を利用して、所定時間毎に測定情報データベース9の情報と共に記録する。
データベース入出力部14は、測定情報データベース9と、制御情報データベース43と、力検出部13と、基準点算出部10と、個別力算出部11と、力判定部12と、撮像装置制御部41とのデータの入出力を行う。
撮像装置制御部41は、決定部27で決定した呈示情報に基づいて、第1及び第2X線撮像装置5a,5bの位置を制御したり、現在(測定時点で)の撮像装置の位置を取得する。
具体的には、制御情報データベース43のうち、個別力「fr1」での第2X線撮像装置5bの位置を算出する。図22の例では、個別力「fr1」での第2X線撮像装置5bの撮像すべき位置は「px6」となる。次に、第2X線撮像装置5bの実際の撮像位置が撮像すべき位置「px6」となるように撮像装置制御部41で駆動制御を行い、第2X線撮像装置5bを移動させて撮像を行う。
第3実施形態における力呈示システム100Cの呈示動作ステップを図23のフローチャートを用いて説明する。
まず、入力IF7により力測定および力呈示の開始指令を受けて、力測定制御部200により、力測定装置1Cでの力の測定を開始する。図23のステップS400では、入力IF7により力測定および力呈示の終了指令があった場合は、力測定制御部200により、力呈示システム100Cでの力測定及び呈示部18における力呈示を終了する。力測定および力呈示の終了指令がない場合は、呈示動作処理は次のステップS401およびS402へ進む。
次に、ステップS401において、力測定装置1Cは、術者6aがガイドワイヤー2aを挿入している際に、ガイドワイヤー2aが血管3に接触したときの接触力、あるいはガイドワイヤー2aが血管3の蛇行部3a又は分岐部3bに接触したときの摩擦力を個別に測定する。測定方法は第1実施形態と同様なので省略する。その後、呈示動作処理はステップS403に進む。
さらに、ステップS401と同時に、撮像装置制御部41は、術者6aが第1X線撮像装置5aを移動させたときの位置を取得して、制御情報データベース43に記録する(ステップS402)。その後、呈示動作処理はステップS403に進む。
次に、決定部27において、力検出部13で検出した力と、個別力算出部11で算出した基準点毎にかかる各個別力と、力判定部12で判定した結果の情報とに基づき、呈示部18へ呈示する力に関する情報(呈示情報)を決定する(ステップS403)。その後、呈示動作処理はステップS404とS405に進む。
ステップ404では、ステップS403で呈示するよう決定された力情報に基づいて、力伝達装置18に出力され体験者6bの手に伝達する。その後、呈示動作処理はステップS400に戻る。
さらに、ステップS404と同時に、撮像装置制御部41により、決定部27で決定した呈示情報に基づいて、第2X線撮像装置5bを制御する(ステップS405)。その後、呈示動作処理はステップS400に戻る。
以上のように、ガイドワイヤー2a先端のX線画像に加えて、体験者6bに呈示した力がかかっている箇所のX線画像をモニタ8aに同時に表示することが可能なる。よって、体験者6bは、より容易に、体験している箇所を理解することができる。
図24及び図25は第4実施形態の力呈示システム100Dの構成を示し、力測定装置1Dと、症例データベース42と、撮像装置5と、呈示部18とを備えて構成される。決定部27以外の力測定装置1Dは、第1実施形態と同様なので説明を省略する。第4実施形態では、まず、第1〜第3実施形態のいずれかの力呈示システム100〜100Cと同様に、術者6aがガイドワイヤー2aを挿入する作業を行い、ガイドワイヤー挿入作業と共に呈示情報をデータベースに記憶しておく。その後、後日、術者6aのガイドワイヤー挿入作業が無い状態で、体験者6bが、データベースに記憶されたガイドワイヤー挿入作業の情報を再生して呈示動作を体験することができる。この点が、第1〜第3実施形態と大きく異なる点である。よって、ガイドワイヤー挿入作業と共に呈示情報を取得する処理は、第1〜第3実施形態のいずれかの力呈示システム100〜100Cの処理と同じであるため、大部分の説明は省略して、異なる点を中心に説明する。
第1〜第3実施形態のいずれかの力呈示システム100〜100Cと同様に、撮像装置5(5a,5b)は、人体4の体外からX線を照射して、体内の血管3又はガイドワイヤー2aを撮像する。第1〜第3実施形態のいずれかの力呈示システム100〜100Cで撮像装置5で撮像した結果の情報は、通知部8(モニタ8a)に表示するとともに、撮像装置5(5a,5b)から、データベース入出力部14を介して、タイマー36を利用して、所定時間毎(例えば、4msec毎)に測定情報データベース9に記憶すると同時に、症例データベース42にも記憶される。 《症例データベース42》
症例データベース42は、症例データ記憶部の一例として機能し、図26の「X線画像」の欄に示すように、撮像装置5(5a,5b)で撮影したX線画像もしくはX線映像を指すIDを測定情報データベース9の情報と共に記録する。IDの一例としてX線画像又はX線映像のファイル名(例えば、x1,x2,....)など一意に識別できるIDとする。
データベース入出力部14は、測定情報データベース9と、力検出部13と、基準点算出部10と、個別力算出部11と、力判定部12と、撮像装置5(5a,5b)とのデータの入出力を行う。
呈示部18は、第1実施形態などと同様に、決定部27から出力された呈示情報に基づいて、体験者6bに力を呈示する。さらに図24及び図27に示すように、後日、ガイドワイヤー挿入作業無しで、呈示動作のみを行わせるときに、呈示情報が予め記憶された症例データベース42を使って、決定部27により呈示する情報を力呈示装置18に出力し、力呈示装置18で体験者6bに力を呈示することができる。このことにより、稀な症例のケース又は症例の少ないケースについて、体験者6bとしての医学生などの教育のために、オフラインで訓練することができるようになる。
第4実施形態における力呈示システム100Dの呈示動作ステップを図28のフローチャートを用いて説明する。
入力IF7により力測定および力呈示の開始指令を受けて、力測定制御部200を介して、力測定装置1Dでの力の測定を開始する。図28のステップS500では、入力IF7により力測定および力呈示の終了指令があった場合は、力測定制御部200を介して、力呈示システム100Dでの力測定及び呈示部18における力呈示を終了する。力測定および力呈示の終了指令がない場合は、呈示動作処理は次のステップS501およびS502へ進む。
さらに、ステップS501と同時に、X線撮像装置5で撮像したX線画像を症例データベース42に記録する。なお、ステップS501の力の情報とステップS502の画像の情報とは、タイマー36の指令により同期をとることとする。その後、呈示動作処理はステップS503に進む。
次に、決定部27において、力検出部13で検出した力と、個別力算出部11で算出した基準点毎にかかる各個別力と、力判定部12で判定した結果の情報とに基づき、呈示部18へ呈示する力に関する情報を決定する。その後、呈示動作処理はステップS504に進む。
決定部27において決定された、呈示部18へ呈示する力に関する情報を、データベース入出力部14を介して、症例データベース42に記憶する。その後、呈示動作処理はステップS500に戻る。
前記したように、症例データベース42に呈示情報を記憶させて取得したのち、後日、体験者6bが呈示動作を体験したいときに、呈示情報が、症例データベース42から決定部27を介して力伝達装置18に出力され、X線画像と同期して、体験者6bの手に伝達される。図29は、図24及び図27に示すように、既に記憶した症例データベース4を使って決定部27により通知する情報を決定し、体験者6bに力を呈示する場合のフローチャートである。
入力IF7により力呈示の開始指令を受けて、力測定制御部200を介して、力測定装置1Dでの力の測定を開始する。図29のステップS600では、入力IF7により力呈示の終了指令があった場合は、力測定制御部200を介して、力呈示システム100Dでの呈示部18における力呈示を終了する。力呈示の終了指令がない場合は、呈示動作処理は次のステップS601へ進む。
次に、ステップS601において、決定部27により、既に記録している症例データベース42の読み出しを行う。その後、呈示動作処理はステップS602に進む。
次に、決定部27において、力検出部13で検出した力と、個別力算出部11で算出した基準点毎にかかる各個別力と、力判定部12で判定した結果の情報とに基づき、呈示部18へ呈示する力に関する情報を決定する。その後、呈示動作処理はステップS603に進む。すなわち、ここでは、体験を行うごとに、呈示情報を決定している。一例として、症例データベース42には、呈示情報を記憶しておき、体験者に応じて、感度のみ変更可能としてもよい。
ステップ603では、ステップS602で呈示するよう決定部27で決定された力情報が、決定部27から力伝達装置18に出力され、タイマー36(データベース入出力部14)による、モニタ8aでのX線画像の表示と同期して、体験者6bの手に伝達する。その後、呈示動作処理はステップS600に戻る。
以上のように、術者6aの挿入時の力およびX線画像を症例データベース42に記録しておくことで、術者6aがいなくても、症例データベース42を使って体験者6bが術者6aの力を感じながらX線画像と同期して確認することが可能となる。
なお、第1〜第4実施形態において、基準点算出部10又は力判定部12で所定の閾値(第1閾値又は第2閾値又は第3閾値又は第4閾値)を設けているが、図31に示すように、挿入長に応じて、閾値を変更しても良い。さらに、閾値は、治療方法又は患者(人体4)によって個別に修正しても良い。これにより、例えば、足の付け根の血管3からガイドワイヤー2aを挿入する場合、ガイドワイヤー2aを挿入するに従って血管3が細くなっていくため、ガイドワイヤー2aを挿入したばかりのときは閾値の値を大きくし、ガイドワイヤー2の挿入が進んでくると、血管3が細くなるため、閾値を小さくすることなどが可能となる。
術者が生体管に挿入部材を挿入するときの、前記挿入部材が前記生体管の各箇所に個別に加える力を、前記生体管の外部から時系列に検出する力測定部により測定した力に基づいて、体験者に伝達する力を決定する決定部と、
前記決定部により決定した力を、前記体験者に伝達する呈示部と、
前記力測定部での時系列の検出結果の情報に基づき、前記呈示部が前記体験者に伝達する力の強弱及び前記力の強弱の切り替えのタイミングを制御する力伝達制御部と、
として機能させるための力呈示プログラムである。
2a ガイドワイヤー
2b 体験用ガイドワイヤー
3 血管
4 人体
5 X線撮像装置
5a 第1X線撮像装置
5b 第2X線撮像装置
5g X線発生部
5h X線検出部
6a 術者
6b 体験者
7 入力IF
8 通知部
8a モニタ
8b スピーカー
9 測定情報データベース
10 基準点算出部
11 個別力算出部
12 力判定部
13 力検出部
14 データベース入出力部
15 挿入長検出部
15a 距離センサ
15b 挿入長検出部用演算部
15c カメラ
15d 画像認識部
15e 挿入長検出部用第2演算部
16 基準点設定部
18 呈示部
19 症例データベース
20 挿入速度検出部
21 力伝達制御部
23 周辺装置
24 入出力IF
25 モータードライバ
26 力伝達機構
27 決定部
28 磁界発生源
29 磁力測定部
33a 第1ローラ
33b 第21ローラ
33c 第3ローラ
33d モータ
33e エンコーダ
33f モータドライバ
33g モータ
33h エンコーダ
36 タイマー
37 第1の固定部
38 第2の固定部
39 トルクデバイス
41 撮像装置制御部
42 症例データベース
43 制御情報データベース
100,100B,100C,100D 力呈示システム
Claims (9)
- 術者が生体管に挿入部材を挿入するときの、前記挿入部材が前記生体管の各箇所に個別に加える力を、前記生体管の外部から時系列に検出する力測定部と、
前記力測定部により測定した力に基づいて、体験者に伝達する力を決定する決定部と、
前記決定部により決定した力を、前記体験者に伝達する呈示部と、
前記力測定部での時系列の検出結果の情報に基づき、前記呈示部が前記体験者に伝達する力の強弱及び前記力の強弱の切り替えのタイミングを制御する力伝達制御部とを備え、
前記力測定部は、
前記挿入部材が前記生体管全体に加える力を前記生体管の外部から検出する力検出部と、
前記力検出部で検出した力に基づいて、前記挿入部材が前記生体管に加える力を個別に測定する時点を算出する時点算出部と、
前記挿入部材が前記生体管に加える力を個別に算出するための個別力算出部とを備え、
前記時点算出部は、前記生体管に前記挿入部材を挿入する際に、所定の挿入長毎に前記力の変位が所定の変位判定用閾値以上である時点を設定し、
前記個別力算出部は、測定時点での前記力検出部で検出した前記力の情報から直前の前記時点における前記力の情報を減じた値を、前記測定時点までに設定した時点の数で除した値を各々の時点での個別力に加算する力呈示装置。 - 前記決定部は、
(i)前記生体管に個別に加わる力が所定の個別力判定用閾値未満の場合は、前記挿入部材が前記生体管全体に加わる力を呈示するよう決定し、
(ii)前記生体管に個別に加わる力が前記所定の個別力判定用閾値以上の場合は、前記生体管に個別にかかる力が前記所定の個別力判定用閾値以上の中で前記個別力判定用閾値との差が最も大きい前記生体管に個別に加わる力を呈示するよう決定する請求項1に記載の力呈示装置。 - 前記決定部は、
(i)前記術者の操作時の挿入速度が所定の挿入速度用閾値未満の場合は、前記挿入部材が前記生体管全体に加わる力を呈示するよう決定し、
(ii)前記挿入速度が前記所定の挿入速度用閾値以上の場合は、前記生体管に個別に加わる力が前記所定の挿入速度用閾値以上の中で前記所定の挿入速度用閾値との差が最も大きい前記生体管に個別に加わる力を呈示するよう決定する請求項1に記載の力呈示装置。 - 前記決定部は、
(i)前記生体管に個別に加わる力が所定の感度調整用閾値未満の場合は、前記挿入部材が前記生体管全体に加わる力の感度を、前記力測定部で測定中の測定値の感度よりも下げるように呈示するよう決定し、
(ii)前記生体管に個別に加わる力が前記所定の感度調整用閾値以上の場合は、前記挿入部材が前記生体管全体に加わる力の感度を、前記力測定部で測定中の測定値の感度よりも上げるように呈示するよう決定する請求項1に記載の力呈示装置。 - 前記決定部は、
(i)前記術者の操作時の挿入速度が所定の挿入速度用閾値未満の場合は、前記挿入部材が前記生体管に加わる力の感度を、前記力測定部で測定中の測定値の感度よりもを下げるように呈示するよう決定し、
(ii)前記挿入速度が前記所定の挿入速度用閾値以上の場合は、前記挿入部材が前記生体管に加わる力の感度を、前記力測定部で測定中の測定値の感度よりも上げるように呈示するよう決定する請求項1に記載の力呈示装置。 - 前記個別力算出部で算出した個々の力情報が所定の負荷判定用閾値以上の場合は、前記生体管もしくは前記挿入部材に負荷をかけていると判定する力判定部を備える請求項1に記載の力呈示装置。
- 前記生体管に前記挿入部材が挿入されている部位の画像を撮像する撮像装置と、
前記個別力算出部で算出した個々の力もしくは前記力判定部で判定した判定結果の情報を前記生体管もしくは前記挿入部材を撮像した画像に付加して表示する通知部とをさらに備える請求項6に記載の力呈示装置。 - 前記個別力算出部で算出した個々の力もしくは前記力判定部で判定した判定結果の情報を音声又は画像で前記術者に知らせる出力部を備える請求項6に記載の力呈示装置。
- 前記決定部は、前記力判定部で判定した判定結果の情報に基づいて、呈示すべき情報を決定するとともに、
前記決定部で決定した呈示情報に基づいて、前記生体管に前記挿入部材が挿入されている部位の画像を撮像する撮像装置と、
前記撮像装置を制御する撮像装置制御部と、
前記決定部で決定した呈示情報を、前記撮像装置制御部の制御の下に前記撮像装置で撮像した画像に付加して表示する通知部とをさらに備える請求項6に記載の力呈示装置。
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