JP6171944B2 - 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents
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Description
1.背景
2.情報処理システムの基本構成
2−1.情報処理装置10
2−2.発信機20
3.各実施形態の詳細な説明
3−1.第1の実施形態
3−2.第2の実施形態
3−3.第3の実施形態
3−4.第4の実施形態
3−5.第5の実施形態
4.変形例
本開示は、一例として「3−1.第1の実施形態」〜「3−5.第5の実施形態」において詳細に説明するように、多様な形態で実施され得る。最初に、本開示の特徴を明確に示すために、本開示による情報処理装置を創作するに至った背景について説明する。
次に、各実施形態において共通する情報処理システムの基本構成について図1を参照して説明する。図1に示したように、各実施形態による情報処理システムは、情報処理装置10、および発信機20を含む。
情報処理装置10は、本開示における対象物および情報処理装置の一例である。情報処理装置10は、例えば利用者が携帯可能であるなど、可搬性が高い装置である。例えば、情報処理装置10は、スマートフォンなどの携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)、デジタルカメラ、ウェアラブルコンピュータ、ゲーム機などであってもよい。
なお、情報処理装置10は、例えば図2に示すようなハードウェア構成を有する。図2に示したように、情報処理装置10は、CPU(Central Processing Unit)150、ROM(Read Only Memory)152、RAM(Random Access Memory)154、内部バス156、インターフェース158、出力装置160、ストレージ装置162、通信装置164、加速度センサ166、ジャイロスコープ168、GNSS受信機170、および屋内絶対位置情報受信装置172を備える。
CPU150は、演算処理装置および制御装置として機能し、各種プログラムに従って情報処理装置10内の動作全般を制御する。また、CPU150は、情報処理装置10において制御部100の機能を実現する。なお、CPU150は、マイクロプロセッサなどのプロセッサにより構成される。
ROM152は、CPU150が使用するプログラムや演算パラメータなどの制御用データなどを記憶する。
RAM154は、例えば、CPU150により実行されるプログラムなどを一時的に記憶する。
インターフェース158は、出力装置160、ストレージ装置162、通信装置164、加速度センサ166、ジャイロスコープ168、GNSS受信機170、および屋内絶対位置情報受信装置172を、内部バス156と接続する。例えば出力装置160は、このインターフェース158および内部バス156を介して、CPU150などとの間でデータをやり取りする。
出力装置160は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)装置、OLED(Organic Light Emitting Diode)装置およびランプなどの表示装置を含む。この表示装置は、CPU150により生成された画像などを表示する。
ストレージ装置162は、後述する記憶部130として機能する、データ格納用の装置である。ストレージ装置162は、例えば、記憶媒体、記憶媒体にデータを記録する記録装置、記憶媒体からデータを読み出す読出し装置、または記憶媒体に記録されたデータを削除する削除装置などを含む。
通信装置164は、例えば公衆網やインターネットなどの通信網に接続するための通信デバイス等で構成された通信インターフェースである。また、通信装置164は、無線LAN対応通信装置、LTE(Long Term Evolution)対応通信装置、または有線による通信を行うワイヤー通信装置であってもよい。
加速度センサ166は、情報処理装置10の加速度を測定する。この加速度センサ166は、後述する測定部120として機能する。
ジャイロスコープ168は、情報処理装置10の角速度を測定する。このジャイロスコープ168は、後述する測定部120として機能する。
GNSS受信機170は、例えばGPS(Global Positioning System)、GLONASS(Global Navigation Satellite System)、ガリレオ、北斗、みちびきなどの測位衛星から測位信号を受信して、現在位置を測位する。なお、GNSS受信機170は、一種類の衛星から測位信号を受信することも可能であるし、複数の種類の衛星による測位信号を受信し、受信された信号を組合わせて測位することも可能である。このGNSS受信機170は、後述する発信機情報受信部122として機能する。
屋内絶対位置情報受信装置172は、例えばBluetoothアクセスポイント、Wi−Fiアクセスポイント、またはRFIDタグなどから、発信機IDを受信する機能を有する。この屋内絶対位置情報受信装置172は、後述する発信機情報受信部122として機能する。
発信機20は、発信機に関する情報を電波により周囲に伝達する。ここで、発信機に関する情報は、例えば緯度および経度のような、発信機20が設置されている位置の位置情報であったり、または、発信機IDなどである。なお、発信機20は、基本的には、屋内に設置されることが想定されるが、屋外に設置されることも可能である。
以上、各実施形態に共通する情報処理システムの基本構成について説明した。続いて、各実施形態について詳細に説明する。
[3−1−1.情報処理装置10の構成]
まず、第1の実施形態による情報処理装置10の構成について詳細に説明する。図3は、第1の実施形態による情報処理装置10の構成を示した機能ブロック図である。図3に示したように、情報処理装置10は、制御部100、測定部120、および発信機情報受信部122を有する。
制御部100は、情報処理装置10に内蔵されるCPU150、RAM154などのハードウェアを用いて、情報処理装置10の動作を全般的に制御する。また、図3に示したように、制御部100は、自律位置方位情報特定部102、発信機位置情報特定部104、絶対位置情報取得部106、方位補正部108、および位置情報補正部110を有する。
自律位置方位情報特定部102は、本開示における仮位置方位情報取得部および相対位置方位情報特定部の一例である。自律位置方位情報特定部102は、後述する測定部120による測定結果に基づいて情報処理装置10の自律位置情報および自律方位情報を特定する。ここで、自律位置情報は、本開示における仮の位置情報の一例であり、また、自律方位情報は、本開示における仮の方位情報の一例である。
発信機位置情報特定部104は、発信機20から後述する発信機情報受信部122により受信される発信機に関する情報に基づいて、発信機20の位置情報を特定する。より具体的には、発信機位置情報特定部104は、発信機20から受信される例えば緯度・経度などの位置情報を発信機20の位置情報として特定することが可能である。
絶対位置情報取得部106は、本開示における位置情報取得部の一例である。絶対位置情報取得部106は、発信機位置情報特定部104により特定された発信機20の位置情報を情報処理装置10の絶対位置情報として取得する。
方位補正部108は、自律位置方位情報特定部102により特定された自律位置情報、および絶対位置情報取得部106により前回取得された位置情報である前回絶対位置情報を結ぶ直線と、絶対位置情報取得部106により今回取得された位置情報である今回絶対位置情報および前回絶対位置を結ぶ直線とがなす角度に基づいて、自律方位情報を補正するための方位補正量を算出する。ここで、前回絶対位置情報は、本開示における第1の位置情報の一例であり、また、今回絶対位置情報は、本開示における第2の位置情報の一例である。
位置情報補正部110は、絶対位置情報取得部106により取得された今回絶対位置情報に基づいて、自律位置方位情報特定部102により特定された自律位置情報を補正する。
測定部120は、例えば加速度センサ166およびジャイロスコープ168により構成される。測定部120は、例えば情報処理装置10の加速度や角速度の変化などを測定する。
発信機情報受信部122は、本開示における受信部の一例である。発信機情報受信部122は、発信機20から発信機に関する情報を受信する。
記憶部130は、例えば発信機データベース132など、各種のデータを記憶する。
以上、第1の実施形態による構成について説明した。続いて、第1の実施形態による動作について説明する。
以上、例えば図3、図6、図8等を参照して説明したように、第1の実施形態による情報処理装置10は、今回絶対位置情報を取得した場合には、今回自律位置情報および前回絶対位置情報を結ぶ直線と、今回絶対位置情報および前回絶対位置情報を結ぶ直線とがなす角度に基づいて、自律方位情報を補正するための方位補正量を算出する。このため、情報処理装置10は、今回絶対位置情報を取得した際に、自律方位情報を即時的かつ適切に補正することが可能となる。
ここで、上記の効果を具体的に説明するために、図9〜図11を参照して、第1の実施形態によるシミュレーションの例について説明する。図9は、情報処理装置10の真の移動軌跡を示したグラフ50である。なお、図9では、破線の矢印で示したように、情報処理装置10が、原点(0,0)を始点として時計回りに移動する例を示している。
また、情報処理装置10は、例えば屋内のような、GPSを用いた測位が難しい場所においても、自律位置情報および自律方位情報を適切に補正することが可能になる。このため、屋内において、ナビゲーションシステムのように、ユーザを目的地に適切に案内し続ける技術を実現できる。
また、屋内においても精度高く自律位置情報および自律方位情報を補正することができるので、補正後の位置情報を記憶し続けることにより、ユーザのライフログとして活用することができる。
また、従来、屋内に関する位置情報のデータベースの作成が望まれていたが、例えばGPSを用いた測位が難しい領域が存在したり、自律測位だけでは測位の精度が低い等の理由により、作成されていない。第1の実施形態によれば、屋内においても精度高く自律位置情報を補正することができるので、情報処理装置10を所持したユーザに屋内を歩いてもらうことにより、屋内に関する位置情報のデータベース化が可能になる。
以上、第1の実施形態について説明した。続いて、第2の実施形態について説明する。上述したように、第1の実施形態では、情報処理装置10は、発信機20からの発信機に関する情報の受信可能範囲では、発信機20が設置されている位置の位置情報を現在位置情報として取得することにより、方位補正量を算出する。このため、情報処理装置10の真の位置情報と発信機20の位置情報が離れている場合には方位補正量に誤差が含まれることが想定される。特に、隣接する発信機20間の距離が短い場合には、この誤差が相対的に大きくなる。後述するように、第2の実施形態によれば、発信機20間の距離が短い場合であっても、方位補正量に含まれる誤差が小さくなるように、方位補正量を算出することができる。
第2の実施形態による情報処理装置10の構成要素は、第1の実施形態と同様である。以下では、第1の実施形態と異なる機能を有する構成要素についてのみ説明を行う。
第2の実施形態による方位補正部108は、今回絶対位置情報の取得時における自律位置情報および前回絶対位置情報を結ぶ直線と、今回絶対位置情報および前回絶対位置情報を結ぶ直線とがなす角度(以下、観測方位誤差角とも称する)を今回絶対位置情報と前回絶対位置情報との距離に基づいて調整することにより、方位補正量を算出する。
方位補正量 = 観測方位誤差角×L/100[m]
方位補正量 = 観測方位誤差角×(1 − 2×R/L)
以上、第2の実施形態による構成について説明した。続いて、第2の実施形態による動作について説明する。
方位補正量 = S105で算出したΔD×発信機間の距離[m]/100[m]
以上、図12〜図15を参照して説明したように、第2の実施形態による情報処理装置10は、前回絶対位置情報と今回絶対位置情報との距離に応じた値を観測方位誤差角に乗じることにより、自律方位情報を補正するための方位補正量を算出する。例えば、情報処理装置10は、前回絶対位置情報と今回絶対位置情報との距離が小さいほど、方位補正量が小さくなるように方位補正量を算出する。
以上、第2の実施形態について説明した。続いて、第3の実施形態について説明する。後述するように、第3の実施形態によれば、発信機20からの受信可能範囲内で絶対位置情報を複数回取得した場合において、絶対位置情報に対応する自律位置情報としてより適切な自律位置情報を選定することができる。
第3の実施形態による情報処理装置10の構成要素は、第1の実施形態と同様である。以下では、第1の実施形態と異なる機能を有する構成要素についてのみ説明を行う。
第3の実施形態による自律位置方位情報特定部102は、発信機20から発信機に関する情報が受信されている間において複数の自律位置情報を特定した場合には、特定された複数の自律位置情報のうちいずれかを今回自律位置情報と定める。
以上、第3の実施形態による構成について説明した。続いて、第3の実施形態による動作について説明する。
以上、図16および図17を参照して説明したように、第3の実施形態による情報処理装置10は、発信機20から発信機に関する情報が受信されている間において複数の自律情報が特定された場合には、特定された複数の自律位置情報のうち、特定時刻または移動距離において中央に相当する位置情報を今回自律位置情報と定める。このため、発信機20からの受信可能範囲内で複数回取得した場合において、絶対位置情報に対応する自律位置情報としてより適切な自律位置情報を選定することができるので、方位補正量の誤差がより小さくなるように方位補正量を算出することができる。
以上、第3の実施形態について説明した。続いて、第4の実施形態について説明する。
第4の実施形態による情報処理装置10の構成要素は、第1の実施形態と同様である。以下では、第1の実施形態と異なる機能を有する構成要素についてのみ説明を行う。
第4の実施形態による方位補正部108は、絶対位置測位部106により今回絶対位置情報が取得された際に、前回絶対位置情報と今回絶対位置情報との距離が所定の距離未満である場合には、事前に発信機位置情報特定部104により特定された1以上の発信機20の位置情報の中から、今回絶対位置情報から所定の距離以上離れた位置情報を選定し、そして、選定した発信機20の位置情報を前回絶対位置情報として扱うことが可能である。
以上、第4の実施形態による構成について説明した。続いて、第4の実施形態による動作について説明する。
以上、図18〜図20を参照して説明したように、第4の実施形態による情報処理装置10は、今回絶対位置情報が取得された際に、今回絶対位置情報と前回位置情報との距離が所定の距離未満である場合には、発信機位置情報特定部104により予め特定された発信機20の位置情報の中から、今回絶対位置情報から所定の距離以上離れた位置情報を選定し、そして、選定した発信機20の位置情報を前回絶対位置情報として扱う。このため、受信可能範囲の広さに比べて、発信機20の間隔が相対的に短い場合であっても、測位に用いられる発信機20間の距離は所定の距離以上確保することができるので、方位補正量の誤差を小さい値に抑えることができる。
以上、第4の実施形態について説明した。続いて、第5の実施形態について説明する。
第5の実施形態による情報処理装置10の構成要素は、第1の実施形態と同様である。以下では、第1の実施形態と異なる機能を有する構成要素についてのみ説明を行う。
第5の実施形態による方位補正部108は、観測方位誤差角が閾値より大きい場合には、今回絶対位置情報の取得時刻と前回絶対位置情報の取得時刻との差に基づいて観測方位誤差角を調整することにより、方位補正量を算出することが可能である。また、方位補正部108は、観測方位誤差角が閾値以下である場合には、観測方位誤差角を方位補正量として算出することが可能である。ここで、閾値は、観測方位誤差角に含まれ得る誤差の理論上の最大値である。
[3−5−2.動作]
以上、第5の実施形態による構成について説明した。続いて、第5の実施形態による動作について説明する。
以上、図21および図22を参照して説明したように、第5の実施形態による情報処理装置10は、観測方位誤差角が閾値より大きい場合には、今回絶対位置情報の取得時刻と前回絶対位置情報の取得時刻との差に応じた値を観測方位誤差角から減じることにより、方位補正量を算出する。このため、自律方位情報の誤差の原因として初期方位情報の誤差だけでなく、ジャイロスコープ168のオフセット誤差も含まれることが推定される場合において、方位補正量に含まれる誤差がより小さくなるように、方位補正量を算出することができる。
なお、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示はかかる例に限定されない。本開示の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記の説明では、本開示における情報処理装置が携帯型の装置である例を中心として説明したが、本開示はかかる例に限定されない。変形例1として、本開示における情報処理装置がサーバ型の装置(以下、サーバ装置60と称する)であり、本開示における対象物が携帯型の装置(以下、携帯装置70と称する)であるような構成も適用可能である。
また、上記の説明では、情報処理装置10が、発信機20から例えばBluetoothやWi−Fiなどの規格に沿って電波を受信することにより絶対位置情報を取得する例について説明したが、かかる例に限定されない。例えば、情報処理装置10は、発信機20から可視光を受信することにより絶対位置情報を取得することも可能である。
また、上記の説明では、情報処理装置10は、1台の発信機20から発信機に関する情報を受信することにより、当該発信機20の位置情報を情報処理装置10の絶対位置情報として取得する例について説明したが、かかる例に限定されない。情報処理装置10は、複数の発信機20から同時に受信される各発信機に関する情報に基づいて情報処理装置10の絶対位置情報を取得することも可能である。例えば、情報処理装置10は、複数の発信機20から各々の位置情報を受信した場合には、それぞれの受信電波の強度に基づいて三角測量を行うことにより情報処理装置10の絶対位置情報を取得することが可能である。
また、本開示の各実施形態によれば、CPU150、ROM152、およびRAM154などのハードウェアを、上述した情報処理装置10の各構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも提供可能である。また、該コンピュータプログラムが記録された記録媒体も提供される。
(1)
対象物に関する第1の位置情報を取得する位置情報取得部と、
前記対象物に関する第2の位置情報が取得された際の、前記第1の位置情報を基準とする、前記対象物の動きに基づく仮の位置情報および仮の方位情報を取得する仮位置方位情報取得部と、
前記第1の位置情報、前記第2の位置情報および前記仮の位置情報に基づいて、前記第1の位置情報と前記第2の位置情報との距離に応じた、前記仮の方位情報を補正する方位補正量を算出する方位補正部と、
を備える、情報処理装置。
(2)
前記方位補正部は、前記仮の位置情報および前記第1の位置情報を結ぶ直線と、前記第2の位置情報および前記第1の位置情報を結ぶ直線とがなす角度を前記第1の位置情報と前記第2の位置情報との距離に基づいて調整することにより、前記方位補正量を算出する、前記(1)に記載の情報処理装置。
(3)
前記方位補正部は、前記第1の位置情報と前記第2の位置情報との距離に応じた値を前記角度に乗じることにより、前記方位補正量を算出する、前記(2)に記載の情報処理装置。
(4)
前記方位補正部は、前記第1の位置情報と前記第2の位置情報との距離が所定の距離以上である場合には、前記角度を前記方位補正量として算出する、前記(2)または(3)に記載の情報処理装置。
(5)
前記対象物は、前記情報処理装置であり、
前記情報処理装置は、発信機から前記発信機に関する情報を受信する受信部と、
受信された前記発信機に関する情報に基づいて前記発信機の位置情報を特定する発信機位置情報特定部と、をさらに備え、
前記位置情報取得部は、前記発信機位置情報特定部により特定された前記発信機の位置情報を前記情報処理装置の位置情報として取得する、前記(1)〜(4)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(6)
前記発信機に関する情報は、前記発信機の位置情報である、前記(5)に記載の情報処理装置。
(7)
前記発信機に関する情報は、前記発信機の識別情報であり、
前記発信機位置情報特定部は、発信機の識別情報と発信機の位置情報とが対応づけて記録されているデータベースから、受信された発信機の識別情報に対応する前記発信機の位置情報を特定する、前記(5)に記載の情報処理装置。
(8)
前記位置情報取得部は、前記発信機から前記発信機に関する情報が受信されない間は、前記情報処理装置の位置情報を取得しない、前記(5)〜(7)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(9)
前記情報処理装置は、前記情報処理装置の動きを測定する測定部と、
測定された前記情報処理装置の動きに基づいて、前記第1の位置情報を基準とした相対的な位置情報、および相対的な方位情報を特定する相対位置方位情報特定部と、をさらに備え、
前記仮位置方位情報取得部は、前記相対位置方位情報特定部により特定された、前記第2の位置情報が取得された際の相対的な位置情報および相対的な方位情報をそれぞれ前記仮の位置情報または前記仮の方位情報として取得する、前記(5)〜(8)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(10)
前記相対位置方位情報特定部は、前記相対的な位置情報および前記相対的な方位情報を複数回特定し、
前記仮位置方位情報取得部は、前記受信部により前記第2の位置情報が示す位置に設置された発信機から前記発信機に関する情報が受信されている間に前記相対位置方位情報特定部により複数の相対的な位置情報が特定された場合には、特定された前記複数の相対的な位置情報のうちいずれかを前記仮の位置情報として取得する、前記(9)に記載の情報処理装置。
(11)
前記仮位置方位情報取得部は、特定された前記複数の相対的な位置情報のうち、特定時刻の平均値に最も近い時刻に特定された相対的な位置情報を前記仮の位置情報として取得する、前記(10)に記載の情報処理装置。
(12)
前記仮位置方位情報取得部は、特定された前記複数の相対的な位置情報のうち、前記複数の相対的な位置情報を平均した位置情報に最も近い相対的な位置情報を前記仮の位置情報として取得する、前記(10)に記載の情報処理装置。
(13)
前記方位補正部は、前記第2の位置情報が取得された際に、前記第1の位置情報と前記第2の位置情報との距離が所定の距離未満である場合には、前記発信機位置情報特定部により予め特定された1以上の発信機の位置情報のうち、前記第2の位置情報から所定の距離以上離れている発信機の位置情報を前記第1の位置情報として扱う、前記(5)〜(12)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(14)
前記仮位置方位情報取得部は、前記対象物に関する第3の位置情報がさらに取得された際の、前記第2の位置情報を基準とする、前記対象物の動きに基づく第2の仮の位置情報および第2の仮の方位情報をさらに取得し、
前記方位補正部は、前記第2の仮の位置情報および前記第2の位置情報を結ぶ直線と、前記第3の位置情報および前記第2の位置情報を結ぶ直線とがなす第2の角度が閾値より大きい場合には、前記第3の位置情報の取得時刻と前記第2の位置情報の取得時刻との差に基づいて前記第2の角度を調整することにより、第2の方位補正量をさらに算出する、前記(1)〜(13)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(15)
前記方位補正部は、前記第2の角度が前記閾値以下である場合には、前記第2の角度を前記第2の方位補正量として算出する、前記(14)に記載の情報処理装置。
(16)
前記閾値は、前記第1の位置情報と前記第2の位置情報との距離および前記第1の位置情報が示す位置に設置された発信機からの前記発信機に関する情報の受信可能距離に応じた値である、前記(15)に記載の情報処理装置。
(17)
前記情報処理装置は、前記第2の位置情報に基いて、前記仮の位置情報を補正する位置情報補正部をさらに備える、前記(1)〜(16)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(18)
前記位置情報補正部は、前記仮の位置情報を前記第2の位置情報に補正する、前記(17)に記載の情報処理装置。
(19)
対象物に関する第1の位置情報を取得することと、
前記対象物に関する第2の位置情報が取得された際の、前記第1の位置情報を基準とする、前記対象物の動きに基づく仮の位置情報および仮の方位情報を取得することと、
前記第1の位置情報、前記第2の位置情報および前記仮の位置情報に基づいて、前記第1の位置情報と前記第2の位置情報との距離に応じた、前記仮の方位情報を補正する方位補正量をプロセッサにより算出することと、
を備える、情報処理方法。
(20)
コンピュータを、
対象物に関する第1の位置情報を取得する位置情報取得部と、
前記対象物に関する第2の位置情報が取得された際の、前記第1の位置情報を基準とする、前記対象物の動きに基づく仮の位置情報および仮の方位情報を取得する仮位置方位情報取得部と、
前記第1の位置情報、前記第2の位置情報および前記仮の位置情報に基づいて、前記第1の位置情報と前記第2の位置情報との距離に応じた、前記仮の方位情報を補正する方位補正量を算出する方位補正部、
として機能させるためのプログラム。
20 発信機
100 制御部
102 自律位置方位情報特定部
104 発信機位置情報特定部
106 絶対位置情報取得部
108 方位補正部
110 位置情報補正部
120 測定部
122 発信機情報受信部
130 記憶部
132 発信機データベース
150 CPU
152 ROM
154 RAM
156 内部バス
158 インターフェース
160 出力装置
162 ストレージ装置
164 通信装置
166 加速度センサ
168 ジャイロスコープ
170 GNSS受信機
172 屋内絶対位置情報受信装置
Claims (17)
- 屋内に設置された発信機から対象物が受信した前記発信機に関する情報に基づいて、前記屋内における前記対象物に関する第1の位置情報を取得する位置情報取得部と、
前記屋内における前記対象物に関する第2の位置情報が取得された際の、前記第1の位置情報を基準とする、前記対象物の動きに基づく仮の位置情報および仮の方位情報を取得する仮位置方位情報取得部と、
前記第1の位置情報、前記第2の位置情報および前記仮の位置情報に基づいて、前記第1の位置情報と前記第2の位置情報との距離に応じた、前記仮の方位情報を補正する方位補正量を算出する方位補正部と、
を備える、情報処理装置。 - 前記方位補正部は、前記仮の位置情報および前記第1の位置情報を結ぶ直線と、前記第2の位置情報および前記第1の位置情報を結ぶ直線とがなす角度を前記第1の位置情報と前記第2の位置情報との距離に基づいて調整することにより、前記方位補正量を算出する、請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記方位補正部は、前記第1の位置情報と前記第2の位置情報との距離に応じた値を前記角度に乗じることにより、前記方位補正量を算出する、請求項2に記載の情報処理装置。
- 前記方位補正部は、前記第1の位置情報と前記第2の位置情報との距離が所定の距離以上である場合には、前記角度を前記方位補正量として算出する、請求項2に記載の情報処理装置。
- 前記対象物は、前記情報処理装置であり、
前記情報処理装置は、前記発信機から前記発信機に関する情報を受信する受信部と、
受信された前記発信機に関する情報に基づいて前記発信機の位置情報を特定する発信機位置情報特定部と、をさらに備え、
前記位置情報取得部は、前記発信機位置情報特定部により特定された前記発信機の位置情報を前記情報処理装置の位置情報として取得する、請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記発信機に関する情報は、前記発信機の位置情報である、請求項5に記載の情報処理装置。
- 前記発信機に関する情報は、前記発信機の識別情報であり、
前記発信機位置情報特定部は、発信機の識別情報と発信機の位置情報とが対応づけて記録されているデータベースから、受信された発信機の識別情報に対応する前記発信機の位置情報を特定する、請求項5に記載の情報処理装置。 - 前記位置情報取得部は、前記発信機から前記発信機に関する情報が受信されない間は、前記情報処理装置の位置情報を取得しない、請求項5に記載の情報処理装置。
- 前記情報処理装置は、前記情報処理装置の動きを測定する測定部と、
測定された前記情報処理装置の動きに基づいて、前記第1の位置情報を基準とした相対的な位置情報、および相対的な方位情報を特定する相対位置方位情報特定部と、をさらに備え、
前記仮位置方位情報取得部は、前記相対位置方位情報特定部により特定された、前記第2の位置情報が取得された際の相対的な位置情報および相対的な方位情報をそれぞれ前記仮の位置情報または前記仮の方位情報として取得する、請求項5に記載の情報処理装置。 - 前記相対位置方位情報特定部は、前記相対的な位置情報および前記相対的な方位情報を複数回特定し、
前記仮位置方位情報取得部は、前記受信部により前記第2の位置情報が示す位置に設置された発信機から前記発信機に関する情報が受信されている間に前記相対位置方位情報特定部により複数の相対的な位置情報が特定された場合には、特定された前記複数の相対的な位置情報のうちいずれかを前記仮の位置情報として取得する、請求項9に記載の情報処理装置。 - 前記仮位置方位情報取得部は、前記対象物に関する第3の位置情報がさらに取得された際の、前記第2の位置情報を基準とする、前記対象物の動きに基づく第2の仮の位置情報および第2の仮の方位情報をさらに取得し、
前記方位補正部は、前記第2の仮の位置情報および前記第2の位置情報を結ぶ直線と、前記第3の位置情報および前記第2の位置情報を結ぶ直線とがなす第2の角度が閾値より大きい場合には、前記第3の位置情報の取得時刻と前記第2の位置情報の取得時刻との差に基づいて前記第2の角度を調整することにより、第2の方位補正量をさらに算出する、請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記方位補正部は、前記第2の角度が前記閾値以下である場合には、前記第2の角度を前記第2の方位補正量として算出する、請求項11に記載の情報処理装置。
- 前記閾値は、前記第1の位置情報と前記第2の位置情報との距離および前記第1の位置情報が示す位置に設置された発信機からの前記発信機に関する情報の受信可能距離に応じた値である、請求項12に記載の情報処理装置。
- 前記情報処理装置は、前記第2の位置情報に基いて、前記仮の位置情報を補正する位置情報補正部をさらに備える、請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記位置情報補正部は、前記仮の位置情報を前記第2の位置情報に補正する、請求項14に記載の情報処理装置。
- 屋内に設置された発信機から対象物が受信した前記発信機に関する情報に基づいて、前記屋内における前記対象物に関する第1の位置情報を取得することと、
前記屋内における前記対象物に関する第2の位置情報が取得された際の、前記第1の位置情報を基準とする、前記対象物の動きに基づく仮の位置情報および仮の方位情報を取得することと、
前記第1の位置情報、前記第2の位置情報および前記仮の位置情報に基づいて、前記第1の位置情報と前記第2の位置情報との距離に応じた、前記仮の方位情報を補正する方位補正量をプロセッサにより算出することと、
を備える、情報処理方法。 - コンピュータを、
屋内に設置された発信機から対象物が受信した前記発信機に関する情報に基づいて、前記屋内における前記対象物に関する第1の位置情報を取得する位置情報取得部と、
前記屋内における前記対象物に関する第2の位置情報が取得された際の、前記第1の位置情報を基準とする、前記対象物の動きに基づく仮の位置情報および仮の方位情報を取得する仮位置方位情報取得部と、
前記第1の位置情報、前記第2の位置情報および前記仮の位置情報に基づいて、前記第1の位置情報と前記第2の位置情報との距離に応じた、前記仮の方位情報を補正する方位補正量を算出する方位補正部、
として機能させるためのプログラム。
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