JP6169868B2 - 無線通信装置、通信システム及び通信方法 - Google Patents

無線通信装置、通信システム及び通信方法 Download PDF

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Description

本発明は、無線通信装置、通信システム及び通信方法に関し、設定情報を設定する通信システム及通信方法に関する。
無線LAN(Local Area Network)通信を行う無線通信装置等の子機が無線アクセスポイント等の親機へ接続し通信を確立するためには親機との接続を確立するために必要な情報を示す設定情報を子機に設定する必要がある。設定情報は、無線アクセスポイントの識別子(SSID:Service Set IDentifier)、暗号化されたデータを解読するための暗号化キー等を含む。子機はこの設定情報を用いてIEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11で規定された無線LAN規格によって親機との通信を確立する。
子機に設定情報を設定する技術が特許文献1に開示されている。特許文献1に開示の無線通信システムは、宅内通信機器と携帯電話とを有する。宅内通信機器は、無線LANアクセスポイント(親機)を備え、これにより無線LAN部を備えた携帯電話(子機)との間で無線LAN接続を確立する。宅内通信機器の筐体の表面には、携帯電話と無線LANアクセスポイントとの間で無線LAN接続を確立するための設定情報を2次元のコードとして記録したQRコードが装着されている。携帯電話は、携帯電話用の通信部と、無線LAN用の無線LAN部と、QRコードリーダとしてのデジタルカメラを備えている。
ここで、宅内通信機器の無線LANアクセスポイントに接続を所望する携帯電話のユーザが、この携帯電話のデジタルカメラにより、宅内通信機器の筐体の表面に装着されたQRコードを撮影する。携帯電話は、撮影されたQRコードを復号化してQRコードに埋め込まれた設定情報を再生する。そして、この再生した設定情報を自身の携帯電話に設定し、無線LANアクセスポイントとの間で無線LAN接続を確立する。
特開2006−157815号公報
上述した特許文献1に記載の無線通信システムは、携帯電話のデジタルカメラにより、宅内通信機器の筐体の表面に装着されたQRコードを撮影し、この撮影したQRコードに埋め込まれた設定情報を再生する。そして、この再生した設定情報を携帯電話に設定して無線LANアクセスポイント(親機)との間で無線LAN接続を確立する。
このように、特許文献1に記載の無線通信システムは、設定情報が宅内通信機器の筐体の表面に装着されたQRコードに埋め込まれている。このため、QRコードを撮影することによりQRコードから直接設定情報を読み取ることができるので、誰でもが親機に対して同じ設定情報で接続することができる。そして、同じ設定情報で接続した子機間では、同一の親機を介して通信が可能になる。このため、この設定情報で親機に接続した子機は、同様にこの設定情報で親機に接続した悪意のユーザの子機から、親機を介して通信により接続され、データを盗まれる等が発生するおそれある。
このように、特許文献1に記載の無線通信システムは、同一の設定情報で親機に接続しているので、子機間でのセキュリティが弱いという問題がある。
本発明の目的は、上記課題を解決して、子機のセキュリティが向上した無線通信装置、通信システム及び通信方法を提供することである。
本発明の無線通信装置は、読み取った第二の生体情報を出力する生体情報読取部と、少なくとも1つの送信元装置で所定の生体情報に基づき生成され、該送信元装置の識別情報である送信元識別信号を含む管理信号を受信する無線部と、入力される前記第二の生体情報に基づいて、前記送信元識別情報のうち通信先となる装置の識別情報と一致する識別情報を有する装置と所定の無線通信方式により通信を行うために必要な情報を含む設定情報を生成し、該設定情報を設定する装置制御部と、を備えている。
本発明の通信システムは、本発明の無線通信装置と、この無線通信装置と無線により通信する第一の無線通信装置と、を備えた通信システムであって、前記第一の無線通信装置は、読み取った第一の生体情報を出力する第一の生体情報読取部と、少なくとも1つの送信元装置で所定の生体情報に基づき生成され、該送信元装置の識別情報である送信元識別信号を含む管理信号を受信する第一の無線部と、入力される前記第二の生体情報に基づいて、前記送信元識別情報のうち通信先となる装置の識別情報と一致する識別情報を有する装置と所定の無線通信方式により通信を行うために必要な情報を含む設定情報を生成し、該設定情報を設定する第一の装置制御部と、を備えている。
本発明の通信方法は、少なくとも1つの送信元装置で所定の生体情報に基づき生成され、該送信元装置の識別情報である送信元識別信号を含む管理信号を受信し、読み取った第二の生体情報に基づいて、前記送信元識別情報のうち通信先となる装置の識別情報と一致する識別情報を有する装置と所定の無線通信方式により通信を行うために必要な情報を含む設定情報を生成し、該設定情報を設定する、ようにしている。
本発明によれば、子機のセキュリティが向上した無線通信装置、通信システム及び通信方法を提供することである。
本発明の第1の実施の形態に係る第二の無線通信装置の一例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る通信システムの一例を示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係る通信システムの一例を示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係る通信システムの動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の通信システムに係る指紋情報読取部の一例を示す図である。 本発明の通信システムに係る指紋情報読取部が読み取った指先の指紋画像の一例を示す図である。 図6で示す指紋画像から特徴点画像を取得し、この特徴点画像から各特徴点の位置情報を取得する処理の一例を説明するための図である。 本発明の第4の実施の形態に係る通信システムの一例を示す図である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る第二の無線通信装置の一例を示す図である。
本実施の形態に係る無線通信装置1(第二の無線通信装置)は、生体情報読取部2と、無線部3と、装置制御部4とにより構成される。
第二の無線通信装置1は、例えば子機であって、親機である第一の無線通信装置(不図示)の識別情報を含んだ管理信号を受信してこの第一の無線通信装置と無線により通信する。管理信号は、例えば、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11で規定された無線LAN規格の管理フレームを示すビーコンである。第一の無線通信装置(親機)は、例えば、無線LANアクセスポイント、モバイルルータ等である。第二の無線通信装置1(子機)は、例えば、スマートフォン、携帯電話、タブレット端末、携帯ゲーム機等である。
生体情報読取部2は生体情報を読み取る。無線部3は、指示に基づき無線信号を送信し、ビーコンを含む無線信号を受信する。
装置制御部4は、生体情報読取部2が読み取った指紋、目の虹彩、網膜等の生体情報に基づいて、第一の無線通信装置(親機)(不図示)の識別情報を含んだ設定情報を、所定の方法に基づいて生成する。すなわち、装置制御部4は、例えば、生体情報読取部2が読み取った生体情報から生体の特徴点を抽出し、この抽出した特徴点の位置情報を求め、この位置情報を並べたデータを所定の規則により変形して設定情報を生成する。所定の無線通信方式は、例えば、IEEE802.11で規定された無線LAN規格によって通信する無線LAN通信方式である。設定情報は、所定の無線通信方式により通信を行うために必要な情報(例えば、識別情報(SSID(Service Set IDentifier)と暗号化キー)を含んでいる。
そして、無線部3はビーコンを受信する。ビーコンには通常、親機の識別情報が含まれている。複数の親機が周辺にある場合には複数のビーコンを受信する。
そして、装置制御部4は、無線部3が受信したビーコンに含まれる識別情報と、自身が生成した識別情報とが一致するビーコンを検出する。
ビーコンに含まれる識別情報が一致するのは、親機も自身の第二の無線通信装置1(子機)と同様に、同一の人物の生体情報を読み取り、この読み取った生体情報に基づいて、同一の所定の方法により、親機の識別情報を含んだ設定情報を生成していることを表している。同一の人物とは、親機に接続を希望する子機のユーザであり、このユーザが、親機と子機に自分の生体情報を読み取らせている。
そして、装置制御部4は、自身が生成した識別情報と一致するビーコンを検出したとき、このビーコンを送信した第一の無線通信装置(親機)(不図示)との通信が可能であると判断し、この識別情報に対応する自身の装置制御部4が生成した設定情報を設定する。
これにより、第二の無線通信装置1は、この設定情報を使用することにより、第一の無線通信装置(親機)と無線LAN通信を行うことができるようになる。
このように、本発明の第1の実施の形態によれば、子機は、生体情報に基づいて生成した識別情報を、同一の生体情報に基づいて生成した識別情報を有する親機からのビーコンにより受けたときに、この識別情報に対応した設定情報に基づいて親機と通信することができるようになる。また、子機は、別の生体情報に基づいて生成した識別情報を、この別の生体情報に基づいて生成した識別情報を有する親機からのビーコンにより受けたときに、この識別情報に対応した設定情報に基づいて親機と通信することができるようになる。一方、ある生体情報に基づいて生成した設定情報を設定した子機は、別の生体情報に基づいて生成した設定情報を設定した子機とは、親機が物理的に同じ親機であっても、親機の識別情報が別であるので、親機の制御に基づき異なるネットワークで親機と通信することになる。
このため、本発明の第1の実施の形態によれば、自分以外の子機は、別の設定情報に基づいて親機と通信することになるので、子機のセキュリティが向上する。
(第2の実施の形態)
図2は、本発明の第2の実施の形態に係る通信システムの一例を示す図である。
本第2の実施の形態は、第1の実施の形態の第二の無線通信装置1(子機)を用い、この第二の無線通信装置1と第一の無線通信装置6(親機)とにより通信システム5を構成したものである。このため、第1の実施の形態で説明した内容は省いて説明する。但し、第1の実施の形態の第二の無線通信装置1(子機)の生体情報読取部2、無線部3、及び装置制御部4を、第二の生体情報読取部11、第二の無線部12、及び第二の装置制御部13とし第二の無線通信装置1を第二の無線通信装置7としている。
本実施の形態に係る通信システム5は、第一の無線通信装置6と、第二の無線通信装置7とにより構成される。
第一の無線通信装置6は、第一の生体情報読取部8と、第一の無線部9と、第一の装置制御部10とより構成される。第二の無線通信装置7は、第二の生体情報読取部11と、第二の無線部12と、第二の装置制御部13とより構成される。第二の無線通信装置7は、第1の実施の形態で説明したものである。
第一の無線通信装置6(親機)は、生体情報を読み取り、この読み取った生体情報に基づいて自身の装置(親機)の識別情報を含んだ設定情報を生成し、この生成した識別情報を含んだ管理信号(ビーコン)を送信する。
第一の生体情報読取部8は、生体情報を読み取る。第一の無線部9は、指示に基づきビーコンを含む無線信号を送信し、無線信号を受信する。第一の装置制御部10は、第一の生体情報読取部8が読み取った生体情報に基づいて、自身の装置(親機)の識別情報を含んだ設定情報を生成し、この生成した識別情報を含んだビーコンの送信を第一の無線部9に指示する。
すなわち、第一の装置制御部10は、第一の生体情報読取部8が読み取った指紋、目の虹彩、網膜等の生体情報に基づいて、自身の装置(親機)の識別情報を含んだ、所定の無線通信方式により通信を行うために必要な情報を含む設定情報を生成する。例えば、第一の装置制御部10は、第一の生体情報読取部8が読み取った生体情報から生体の特徴点を抽出し、この抽出した特徴点の位置情報を求め、この位置情報を並べたデータを所定の規則により変形して設定情報を生成する。自身の装置(親機)の識別情報は、例えば、SSIDである。所定の無線通信方式は、例えば、無線LAN通信方式である。第一の無線通信装置6の設定情報は、SSIDと暗号化キーを含む。
そして、第一の装置制御部10は、この生成した識別情報を含んだビーコンを第一の無線部9を介して送信する。
そして、第1の実施の形態で説明したように、第二の装置制御部13は、受信したビーコンに含まれる識別情報と、自身が生成した設定情報に含まれる第一の無線通信装置6の識別情報とが同一のビーコンを検出する。そして、第二の装置制御部13は、検出したビーコンに含まれる第一の無線通信装置6の識別情報を含んだ自身の第二の装置制御部13が生成した設定情報を設定する。これにより、第二の無線通信装置7(子機)は、この設定情報を使用することにより、第一の無線通信装置6(親機)と無線LAN通信を行うことができるようになる。
このように、本発明の第2の実施の形態によれば、子機は、生体情報に基づいて識別情報を生成する。そして、この識別情報を、同一の生体情報に基づいて生成した識別情報を有する親機からのビーコンにより受けたときに、この識別情報に対応した設定情報に基づいて親機と通信することができるようになる。また、子機は、別の生体情報に基づいて生成した識別情報を、この別の生体情報に基づいて生成した識別情報を有する親機からのビーコンにより受けたときに、この識別情報に対応した設定情報に基づいて親機と通信することができるようになる。一方、ある生体情報に基づいて生成した設定情報を設定した子機は、別の生体情報に基づいて生成した設定情報を設定した子機とは、親機が物理的に同じ親機であっても、親機の識別情報は別である。このため、親機の制御に基づき異なるネットワークで親機と通信することになる。
このため、本発明の第2の実施の形態によれば、自分以外の子機は、別の設定情報に基づいて親機と通信することになるので、子機のセキュリティが向上する。
(第3の実施の形態)
図3は、本発明の第3の実施の形態に係る通信システムの一例を示す図である。
本第3の実施の形態は、第2の実施の形態をより具体化したものである。すなわち、生体情報を指紋情報に具体化し、第一の生体情報読取部8を第一の指紋情報読取部18に、第二の生体情報読取部11を第二の指紋情報読取部23に変えている。また、第一の装置制御部10を、第一の指紋データ生成部20、第一の設定情報生成部21、及び第一の制御部22に分けた。また、第二の装置制御部13を、第二の指紋データ生成部25、第二の設定情報生成部26、及び第二の制御部27に分けた。主に第2の実施の形態と相違する部分について説明する。
本実施の形態に係る通信システム15は、第一の無線通信装置16と、第二の無線通信装置17とにより構成される。
第一の無線通信装置16は、第一の指紋情報読取部18と、第一の無線部9と、第一の装置制御部19とより構成される。第一の装置制御部19は、第一の指紋データ生成部20と、第一の設定情報生成部21と、第一の制御部22とにより構成される。
第二の無線通信装置17は、第二の指紋情報読取部23と、第二の無線部12と、第二の装置制御部24とより構成される。第二の装置制御部24は、第二の指紋データ生成部25と、第二の設定情報生成部26と、第二の制御部27とにより構成される。
第一の指紋情報読取部18は、例えば、人差し指の第一関節の指先全体を読み取り、第一の指紋画像を指紋情報として出力する。第一の指紋データ生成部20は、第一の指紋情報読取部18が出力した第一の指紋画像から指紋の特徴点を示す第一の特徴点画像を指紋情報データとして生成する。第一の設定情報生成部21は、第一の指紋データ生成部20が生成した第一の特徴点画像に基づいて設定情報を生成する。第一の制御部22は、第一の設定情報生成部21が生成した設定情報に含まれる第一の無線通信装置16の識別情報を含んだ管理信号(ビーコン)の無線信号の送信を第一の無線部9に指示する。
一方、第二の指紋情報読取部23、第二の指紋データ生成部25、第二の設定情報生成部26は、第一の指紋情報読取部18、第一の指紋データ生成部20、第一の設定情報生成部21とそれぞれ同様である。すなわち、第二の指紋情報読取部23は、例えば、人差し指の第一関節の指先全体を読み取り、第二の指紋画像を指紋情報として出力する。第二の指紋データ生成部25は、第二の指紋情報読取部23が出力した第二の指紋画像から指紋の特徴点を示す第二の特徴点画像を指紋情報データとして生成する。第二の設定情報生成部26は、第二の指紋データ生成部25が生成した第二の特徴点画像に基づいて設定情報を生成する。第二の制御部27は、第二の無線部12が受信するビーコンに含まれる第一の無線通信装置16の識別情報と、自身の第二の制御部27が生成した設定情報に含まれる識別情報とが同一のビーコンを検出する。そして、この検出したビーコンに含まれる第一の無線通信装置16の識別情報を含んだ自身の第二の制御部27が生成した設定情報を設定する。
これにより、第二の無線通信装置17(子機)は、この設定情報を使用することにより、第一の無線通信装置16(親機)と無線LAN通信を行うことができるようになる。
次に、本発明の第3の実施の形態に係る通信システムの動作を図4、図5、図6及び図7を参照して詳細に説明する。
図4は、本発明の第3の実施の形態に係る通信システムの動作の一例を示すフローチャートである。
図5は、第一の指紋情報読取部、第二の指紋情報読取部23等の指紋情報読取部の一例を示す図であり、例えば、人差し指の第一関節の指先全体を読み取る指紋情報読取部の一例を示している。
図6は、図5で示す指紋情報読取部が読み取った指先の指紋画像の一例を示す図である。図は、指先の中央部分(盛り上がった部分)の指紋紋様を示している。指先の中央部分の周辺は、盛り上がっていないのでボケている。指紋画像は、指先の中央部分の指紋紋様の作る隆線により構成され、例えば、隆線が途切れる端点(○)と隆線が分かれる分岐点(□)が指紋の特徴点である。
図7は、図6で示す指紋画像から、第一の特徴点画像、第二の特徴点画像等の特徴点画像を取得し、この特徴点画像から各特徴点の位置情報を取得する処理の一例を説明するための図である。(a)は、指紋画像に、指紋の特徴点を示す黒丸(●)を重ねて特徴点画像としたときの一例を示す図である。(b)は、(a)で示す特徴点画像に座標を設定し、この座標に基づいて特徴点画像から各特徴点の各位置情報を取得する処理の一例を説明するための図である。特徴点画像の縦方向に、例えばaからfの英字、横方向に、例えば0から9の数字を設定して座標とする。この図は、特徴点画像の右下の特徴点を座標0fに合わせこれを基準にして、座標0fと他の黒丸間を結んだ直線のうちの最も下の直線が水平になるように回転させる様子を示している。
図4のステップS1では、例えば、図5で示すように、ユーザが、第一の無線通信装置16の第一の指紋情報読取部18に人差し指を設定することにより、第一の指紋情報読取部18が指紋を読み取り、第一の指紋画像を出力する。第一の無線通信装置16が、予めこの装置に設定される指紋認証部等で指紋認証を行い、認証後にこの装置を使用できるようにする場合には、この指紋認証部を第一の指紋情報読取部18に流用しても良い。
図4のステップS2では、第一の指紋データ生成部20が、第一の指紋画像から、一般的な指紋認証技術を用いて指紋の特徴点(隆線の端点、分岐点)を抽出し、図7の(a)に示すように第一の特徴点画像を生成する。
図4のステップS3では、第一の設定情報生成部21は、第一の指紋データ生成部20が生成した第一の特徴点画像を、図7の(b)に示すように移動及び回転し、各特徴点の位置の座標値を例えば、左から右、上から下の順に並べる。すなわち、2の位置にあるのがaとc、3の位置にあるのがcとeとf、8の位置にあるのがaとeとf、9の位置にあるのがd、そして、0の位置にあるのがfであるので、a2、c2、c3、e3、f3、a8、e8、f8、d9、f0と並べる。そして、例えば、最初の10個の特徴点の座標値をとり、特徴点座標データ列を生成する(例えば、10個に満たない場合には、a1a2a3a4・・を付加し、10個の座標値とする)。この場合の特徴点座標データ列はa2c2c3e3f3a8e8f8d9f0である。この特徴点座標データ列の前半(a2c2c3e3f3)を第一の無線通信装置16の識別情報(SSID)、後半(a8e8f8d9f0)を暗号化キーとし、これを設定情報とする。
図4のステップS4では、第一の無線通信装置16の第一の制御部22は、第一の設定情報生成部21が生成した設定情報に含まれる第一の無線通信装置16の識別情報(SSID)を含んだビーコンの送信を第一の無線部9に指示する。
図4のステップS5では、第一の無線通信装置16の第一の無線部9は、第一の制御部22からの指示に基づき第一の無線通信装置16の識別情報を含んだビーコンを送信する。
次に、図4のステップS6では、例えば、図5で示すように、ユーザが、第二の無線通信装置17の第二の指紋情報読取部23に人差し指を設定することにより、第二の指紋情報読取部23が指紋を読み取り、第二の指紋画像を出力する。第二の無線通信装置17が、予めこの装置に設定される指紋認証部等で指紋認証を行い、認証後にこの装置を使用できるようにする場合には、この指紋認証部を第二の指紋情報読取部23に流用しても良い。
図4のステップS7では、第二の指紋データ生成部25が、第二の指紋画像から、指紋の特徴点(隆線の端点、分岐点)を抽出し、図7の(a)に示すように第二の特徴点画像を生成する。
図4のステップS8では、第二の設定情報生成部26は、第二の指紋データ生成部25が生成した第二の特徴点画像を、図7の(b)に示すように移動及び回転する。そして、各特徴点の位置の座標値を例えば、左から右、上から下の順に並べ、図4のステップS3と同様にして、特徴点座標データ列を生成する。このとき、第一の指紋情報読取部18に人差し指を設定したユーザと、第二の指紋情報読取部23に人差し指を設定したユーザとが同じユーザである場合には、図7の(b)に示す画像は同じであるので、同じ特徴点座標データ列(a2c2c3e3f3a8e8f8d9f0)が生成される。そして、この特徴点座標データ列から図4のステップS3と同様にして、設定情報を生成する。そして、この特徴点座標データ列の前半(a2c2c3e3f3)を識別情報(SSID)、後半(a8e8f8d9f0)を暗号化キーとし、これを、設定情報とする。
図4のステップS9では、第二の制御部27は、第二の設定情報生成部26が生成した設定情報を格納部(不図示)に格納する。
次に、図4のステップS10では、第二の無線部12が、ステップS5で第一の無線通信装置16の第一の無線部9が送信したビーコンを受信する。
図4のステップS11では、第二の制御部27は、第二の無線部12のビーコンの受信を待ち、第二の無線部12がビーコンを受信した場合ステップS12へ進む。
図4のステップS12では、第二の制御部27は、受信したビーコンに含まれる第一の無線通信装置16の識別情報(SSID)と、ステップ9で格納した設定情報に含まれる第一の無線通信装置16の識別情報(SSID)との一致不一致を判別する。そして、判別の結果が、一致を示す場合にはステップS13へ進む。判別の結果が、不一致を示す場合にはステップS11に戻る。
そして、図4のステップS13では、第二の制御部27は、第二の設定情報生成部26が生成したステップ9で格納した設定情報を設定する。
これにより、第二の無線通信装置17(子機)は、この設定情報を使用することにより、第一の無線通信装置16(親機)と無線LAN通信を行うことができるようになる。
このように、本発明の第3の実施の形態によれば、子機の第二の制御部27が、受信したビーコンに含まれる、親機が指紋情報に基づいて生成した設定情報に含まれる親機の識別情報を取り出す。そして、この親機の識別情報と、自身の第二の制御部27が生成した設定情報に含まれる親機の識別情報とが同一のビーコンを検出する。そして、自身の第二の制御部27が、この検出したビーコンに含まれる親機の識別情報を含んだ自身の第二の制御部27が生成した設定情報を設定する。これにより、子機は親機と通信を行うことができるようになる。
このように、本発明の第3の実施の形態によれば、子機は、自身が指紋情報に基づいて生成した識別情報を、同一の指紋情報に基づいて生成した識別情報を有する親機からのビーコンにより受けたときに、この識別情報に対応した設定情報に基づいて親機と通信することができるようになる。また、子機は、自身が別の指紋情報に基づいて生成した識別情報を、この別の指紋情報に基づいて生成した識別情報を有する親機からのビーコンにより受けたときに、この識別情報に対応した設定情報に基づいて親機と通信することができるようになる。一方、ある生体情報に基づいて生成した設定情報を設定した子機は、別の生体情報に基づいて生成した設定情報を設定した子機とは、親機が物理的に同じ親機であっても、親機の識別情報が別であるので、親機の制御に基づき異なるネットワークで親機と通信することになる。
このため、本発明の第3の実施の形態によれば、自分以外の子機は、別の設定情報に基づいて親機と通信することになるので、子機のセキュリティが向上する。
(第4の実施の形態)
図8は、本発明の第4の実施の形態に係る通信システムの一例を示す図である。
本第4の実施の形態は、第3の実施の形態の第一の無線通信装置16にNFC(Near Field Communication)タグ30を、また、第二の無線通信装置17にNFCタグ読取部32を付加したものである。NFCタグ30は、NFCを含む近距離無線通信可能な無線ICタグである。主に第3の実施の形態と相違する部分について説明する。
本実施の形態に係る通信システム28は、第一の無線通信装置29と、第二の無線通信装置31とにより構成される。
第一の無線通信装置29は、第一の指紋情報読取部18と、第一の無線部9と、第一の装置制御部19とより構成される。第一の装置制御部19は、第一の指紋データ生成部20と、第一の設定情報生成部21と、第一の制御部22と、NFCタグ30とにより構成される。
第二の無線通信装置31は、第二の指紋情報読取部23と、第二の無線部12と、第二の装置制御部24とより構成される。第二の装置制御部24は、第二の指紋データ生成部25と、第二の設定情報生成部26と、第二の制御部27と、NFCタグ読取部32とにより構成される。
NFCタグ30は、第一の制御部22により、第一の無線通信装置29に固有の固有情報、乱数を含む所定のデータを書き込まれる。NFCタグ読取部32は、NFCタグ30に書き込まれている所定のデータを読み出す。第一の制御部22は、第一の無線通信装置29に固有の固有情報、乱数を含む所定のデータをNFCタグ30に書き込む。第一の無線通信装置29に固有の固有情報とは、例えば、第一の無線通信装置29に固有のMAC(Media Access Control)アドレスを含む。乱数は、例えば、第一の制御部22が発生させる。MACアドレスは二桁の16進数が6個で構成されているので、第一の制御部22は、このMACアドレスの形態に合わせて二桁の16進数が6個で構成される乱数を発生させる。
第一の設定情報生成部21は、第一の指紋データ生成部20が生成した第一の特徴点画像と、第一の制御部22がNFCタグ30に書き込んだ所定のデータとに基づいて設定情報を生成する。すなわち、第一の設定情報生成部21は、二桁の16進数が6個で構成される所定のデータを、前半分と後半分に分ける。また、第一の特徴点画像から生成する特徴点座標データ列も同様に前半分と後半分に分ける。そして、所定のデータと特徴点座標データ列の前半分同士を足してSSIDとし、所定のデータと特徴点座標データ列の後半分同士を足して、暗号キーとし、これを設定情報とする。
第二の無線通信装置31(子機)のNFCタグ読取部32は、第一の無線通信装置29(親機)に接近し、NFCタグ30が発信した電波を受信して、NFCタグ30から所定のデータを読み取る。
第二の設定情報生成部26は、第二の指紋データ生成部25が生成した第二の特徴点画像と、NFCタグ読取部32が読み取った所定のデータとに基づいて設定情報を生成する。すなわち、第二の設定情報生成部26は、第一の設定情報生成部21と同様にして、所定のデータを、前半分と後半分に分ける。また、第二の特徴点画像から生成する特徴点座標データ列も同様に前半分と後半分に分ける。そして、所定のデータと特徴点座標データ列の前半分同士を足してSSIDとし、所定のデータと特徴点座標データ列の後半分同士を足して、暗号キーとし、これを設定情報とする。
このように、本発明の第4の実施の形態によれば、本発明の第3の実施の形態で獲得された効果に加えて、以下の効果がある。すなわち、本発明の第4の実施の形態によれば、第一の指紋情報読取部18又は第二の指紋情報読取部23が読み取った第一の指紋画像(指紋情報)又は第二の指紋画像に基づいて生成された、特徴点座標データ列と、所定データ(MACアドレス、乱数)とから設定情報を生成する。このため、設定情報を生成することがより難しくなる。このため、他の無線通信装置に設定情報が流用されるおそれが少なくなる。
尚、以上の説明では、第一の無線通信装置(親機)及び第二の無線通信装置(子機)共に、生成して設定した設置情報は、一つであった。しかし、指紋情報読取部が読み取ったそれぞれ異なる複数の指紋情報に応じた複数の設置情報をそれぞれ生成し、これらの設置情報を複数の指紋情報に対応させてそれぞれ格納しておいても良い。
上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のように記載され得るが、以下には限られない。
(付記1)
読み取った第二の生体情報を出力する生体情報読取部と、
少なくとも1つの送信元装置で所定の生体情報に基づき生成され、該送信元装置の識別情報である送信元識別信号を含む管理信号を受信する無線部と、
入力される前記第二の生体情報に基づいて、前記送信元識別情報のうち通信先となる装置の識別情報と一致する識別情報を有する装置と所定の無線通信方式により通信を行うために必要な情報を含む設定情報を生成し、該設定情報を設定する装置制御部と、
を備えることを特徴とする無線通信装置。
(付記2)
前記装置制御部は、前記生体情報読取部が読み取った前記第二の生体情報から特徴点を抽出し、この特徴点の位置情報を並べたデータを所定の規則により変形して前記設定情報を生成する、ことを特徴とする付記1記載の無線通信装置。
(付記3)
前記第二の生体情報は、指紋、目の虹彩、網膜を含む、ことを特徴とする付記1又は2記載の無線通信装置。
(付記4)
前記所定の無線通信方式は、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11で規定された無線LAN規格によって通信する無線LAN通信方式であり、前記管理信号は、IEEE802.11で規定された無線LAN規格の管理フレームを示すビーコンであり、前記設定情報は、識別情報であるSSID(Service Set IDentifier)と暗号化キーを含む、ことを特徴とする付記1、2又は3記載の無線通信装置。
(付記5)
前記生体情報読取部は指紋情報読取部を含み、前記第二の生体情報は指紋情報を含み、前記指紋情報読取部は、指先を読み取った指紋画像を前記指紋情報として出力し、
前記装置制御部は、
前記指紋情報読取部が出力した前記指紋画像から指紋の特徴点を示す特徴点画像を生成する指紋データ生成部と、
前記指紋データ生成部が生成した前記特徴点画像に基づいて前記設定情報を生成する設定情報生成部と、
前記送信元装置を示す第一の無線通信装置が前記指紋情報に基づいて生成する設定情報に含まれる前記第一の無線通信装置の識別情報と、前記設定情報生成部が生成した前記設定情報に含まれる前記第一の無線通信装置の識別情報とが同一の管理信号を検出し、前記設定情報生成部が生成した前記設定情報を設定する制御部と、
を備えることを特徴とする付記4記載の無線通信装置。
(付記6)
前記指紋データ生成部は、前記指紋画像から、指先の指紋紋様の端点と分岐点を含む指紋の特徴点を示す前記特徴点画像を生成する、ことを特徴とする付記5記載の無線通信装置。
(付記7)
前記設定情報生成部は、前記指紋データ生成部が生成した前記特徴点画像から各特徴点の各位置情報を取得し、これらの位置情報を所定の規則に従って並べて前記設定情報とする、ことを特徴とする付記6記載の無線通信装置。
(付記8)
前記設定情報生成部は、取得した各位置情報を所定の規則に従って並べ、この並べた各位置情報を分割してSSIDと、暗号化キーとしこれを前記設定情報とする、ことを特徴とする付記7載の無線通信装置。
(付記9)
前記第一の無線通信装置の有するNFC(Near Field Communication)タグから前記第一の無線通信装置に固有の固有情報、乱数を含む所定のデータを読み取るNFCタグ読取部を、更に備え、
前記第一の無線通信装置は、前記NFCタグに格納されている前記所定のデータと、前記指紋情報とに基づいて前記設定情報を生成し、
前記設定情報生成部は、前記指紋データ生成部が生成した前記特徴点画像と、前記NFCタグ読取部が読み取った前記所定のデータとに基づいて前記設定情報を生成する、ことを特徴とする付記5、6、7又は8記載の無線通信装置。
(付記10)
付記1に記載の前記無線通信装置と、この無線通信装置と無線により通信する第一の無線通信装置と、を備えた通信システムであって、
前記第一の無線通信装置は、
読み取った第一の生体情報を出力する第一の生体情報読取部と、
少なくとも1つの送信元装置で所定の生体情報に基づき生成され、該送信元装置の識別情報である送信元識別信号を含む管理信号を受信する第一の無線部と、
入力される前記第二の生体情報に基づいて、前記送信元識別情報のうち通信先となる装置の識別情報と一致する識別情報を有する装置と所定の無線通信方式により通信を行うために必要な情報を含む設定情報を生成し、該設定情報を設定する第一の装置制御部と、
を備えたことを特徴とする通信システム。
(付記11)
前記第一の記装置制御部は、前記第一の生体情報読取部が読み取った前記第一の生体情報から特徴点を抽出し、この特徴点の位置情報を並べたデータを所定の規則により変形して前記設定情報を生成する、ことを特徴とする付記10記載の通信システム。
(付記12)
前記所定の無線通信方式は、IEEE802.11で規定された無線LAN規格によって通信する無線LAN通信方式であり、前記管理信号は、IEEE802.11で規定された無線LAN規格の管理フレームを示すビーコンであり、前記設定情報は、SSIDと暗号化キーを含む、ことを特徴とする付記10または11記載の通信システム。
(付記13)
付記5から8のいずれかに記載の前記無線通信装置と、
前記第一の無線通信装置と、を備え、
前記第一の生体情報読取部は第一の指紋情報読取部を含み、前記第一の生体情報は指紋情報を含み、前記第一の指紋情報読取部は、指先を読み取った第一の指紋画像を前記指紋情報として出力し、
前記第一の装置制御部は、
前記第一の指紋情報読取部が出力した前記第一の指紋画像から指紋の特徴点を示す第一の特徴点画像を生成する第一の指紋データ生成部と、
前記第一の指紋データ生成部が生成した前記第一の特徴点画像に基づいて前記設定情報を生成する第一の設定情報生成部と、
前記第一の設定情報生成部が生成した前記設定情報に含まれる前記第一の無線通信装置の識別情報を含んだ前記管理信号の無線信号の送信を前記第一の無線部に指示する第一の制御部と、
を備えることを特徴とする付記12記載の通信システム。
(付記14)
前記第一の指紋データ生成部は、前記第一の指紋画像から、指先の指紋紋様の端点と分岐点を含む指紋の特徴点を示す第一の特徴点画像を生成する、ことを特徴とする付記13記載の通信システム。
(付記15)
前記第一の設定情報生成部は、前記第一の指紋データ生成部が生成した前記第一の特徴点画像から各特徴点の各位置情報を取得し、これらの位置情報を所定の規則に従って並べて前記設定情報とする、ことを特徴とする付記14記載の通信システム。
(付記16)
前記第一の設定情報生成部は、取得した各位置情報を所定の規則に従って並べ、この並べた各位置情報を分割してSSIDと、暗号化キーとしこれを前記設定情報とする、ことを特徴とする付記15記載の通信システム。
(付記17)
前記第一の無線通信装置はNFCタグを備え、
前記第一の制御部は、前記第一の無線通信装置に固有の固有情報、乱数を含む所定のデータを前記NFCタグに書き込み、前記所定のデータと前記指紋情報とに基づいて前記設定情報を生成し、
前記無線通信装置は、前記NFCタグから前記所定のデータを読み取るNFCタグ読取部を、更に備え、
前記第二の設定情報生成部は、前記第二の指紋データ生成部が生成した前記第二の特徴点画像と、前記NFCタグ読取部が読み取った前記所定のデータとに基づいて前記設定情報を生成する、
ことを特徴とする付記13から16のいずれかに記載の通信システム。
(付記18)
少なくとも1つの送信元装置で所定の生体情報に基づき生成され、該送信元装置の識別情報である送信元識別信号を含む管理信号を受信し、
読み取った第二の生体情報に基づいて、前記送信元識別情報のうち通信先となる装置の識別情報と一致する識別情報を有する装置と所定の無線通信方式により通信を行うために必要な情報を含む設定情報を生成し、
該設定情報を設定する、ことを特徴とする通信方法。
(付記19)
前記読み取った前記第二の生体情報から特徴点を抽出し、この特徴点の位置情報を並べたデータを所定の規則により変形して前記設定情報を生成する、ことを特徴とする付記18記載の通信方法。
(付記20)
前記所定の無線通信方式は、IEEE802.11で規定された無線LAN規格によって通信する無線LAN通信方式であり、前記管理信号は、IEEE802.11で規定された無線LAN規格の管理フレームを示すビーコンであり、前記設定情報は、識別情報を示すSSIDと暗号化キーを含む、ことを特徴とする付記18又は19記載の通信方法。
(付記21)
前記第二の生体情報は指紋情報を含み、
指先を読み取った指紋画像を前記指紋情報として出力し、
前記指紋画像から指紋の特徴点を示す特徴点画像を生成し、
前記生成した前記特徴点画像に基づいて前記設定情報を生成し、
前記第一の無線通信装置が前記指紋情報に基づいて生成する設定情報に含まれる前記第一の無線通信装置の識別情報と、前記生成した前記設定情報に含まれる前記第一の無線通信装置の識別情報とが同一の管理信号を検出し、
前記生成した前記設定情報を設定する、ことを特徴とする付記20記載の通信方法。
(付記22)
前記指紋画像から、指先の指紋紋様の端点と分岐点を含む指紋の特徴点を示す前記特徴点画像を生成する、ことを特徴とする付記21記載の通信方法。
(付記23)
前記生成した前記特徴点画像から各特徴点の各位置情報を取得し、これらの位置情報を所定の規則に従って並べて前記設定情報とする、ことを特徴とする付記22記載の通信方法。
(付記24)
前記所定の規則に従って並べた各位置情報を分割してSSIDと、暗号化キーとしこれを前記設定情報とする、ことを特徴とする付記23載の通信方法。
(付記25)
付記18に記載の前記無線通信装置の通信方法に、前記無線通信装置と無線により通信する前記送信元装置を示す第一の無線通信装置の通信方法を含めた通信方法であって、
前記第一の無線通信装置は、前記第一の生体情報を読み取り、この第一の生体情報に基づいて、前記自身の装置の前記識別情報を含んだ前記設定情報を生成し、この生成した前記識別情報を含んだ前記管理信号の無線信号を送信する、ことを特徴とする通信方法。
(付記26)
前記第一の記装置制御部は、前記第一の生体情報から特徴点を抽出し、この特徴点の位置情報を並べたデータを所定の規則により変形して前記設定情報を生成する、ことを特徴とする付記25記載の通信方法。
(付記27)
所定の無線通信方式は、IEEE802.11で規定された無線LAN規格によって通信する無線LAN通信方式であり、前記管理信号は、IEEE802.11で規定された無線LAN規格の管理フレームを示すビーコンであり、前記設定情報は、識別情報を示すSSIDと暗号化キーを含む、ことを特徴とする付記25または26記載の通信方法。
(付記28)
付記21から24のいずれかに記載の前記無線通信装置の通信方法に、この無線通信装置と無線により通信する第一の無線通信装置の通信方法を含めた通信方法であって、
前記第一の生体情報は指紋情報を含み、
前記第一の無線通信装置は、指先を読み取った第一の指紋画像を前記指紋情報として出力し、
前記第一の指紋画像から指紋の特徴点を示す第一の特徴点画像を生成し、
前記生成した前記第一の特徴点画像に基づいて前記設定情報を生成し、
前記生成した前記設定情報に含まれる前記第一の無線通信装置の識別情報を含んだ前記管理信号を送信する、
ことを特徴とする付記27記載の通信方法。
(付記29)
前記第一の指紋画像から、指先の指紋紋様の端点と分岐点を含む指紋の特徴点を示す前記第一の特徴点画像を生成する、ことを特徴とする付記28記載の通信方法。
(付記30)
前記生成した前記第一の特徴点画像から各特徴点の各位置情報を取得し、これらの位置情報を所定の規則に従って並べて前記設定情報とする、ことを特徴とする付記29記載の通信方法。
(付記31)
前記所定の規則に従って並べた各位置情報を分割してSSIDと、暗号化キーとしこれを前記設定情報とする、ことを特徴とする付記30記載の通信方法。
1 無線通信装置、第二の無線通信装置
2 生体情報読取部
3 無線部
4 装置制御部
5 通信システム
6 第一の無線通信装置
7 第二の無線通信装置
8 第一の生体情報読取部
9 第一の無線部
10 第一の装置制御部
11 第二の生体情報読取部
12 第二の無線部
13 第二の装置制御部
15 通信システム
16 第一の無線通信装置
17 第二の無線通信装置
18 第一の指紋情報読取部
19 第一の装置制御部
20 第一の指紋データ生成部
21 第一の設定情報生成部
22 第一の制御部
23 第二の指紋情報読取部
24 第二の装置制御部
25 第二の指紋データ生成部
26 第二の設定情報生成部
27 第二の制御部
28 通信システム
29 第一の無線通信装置
30 NFCタグ
31 第二の無線通信装置
32 NFCタグ読取部

Claims (10)

  1. 読み取った第二の生体情報を出力する生体情報読取部と、
    少なくとも1つの送信元装置で所定の生体情報に基づき生成され、該送信元装置の識別情報である送信元識別情報を含む管理信号を受信する無線部と、
    入力される前記第二の生体情報に基づいて、前記送信元識別情報のうち通信先となる装置の識別情報と一致する識別情報を有する装置と所定の無線通信方式により通信を行うために必要な情報を含む設定情報を生成し、該設定情報を設定する装置制御部と、
    を備えることを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記装置制御部は、前記生体情報読取部が読み取った前記第二の生体情報から特徴点を抽出し、この特徴点の位置情報を並べたデータを所定の規則により変形して前記設定情報を生成する、ことを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
  3. 前記所定の無線通信方式は、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11で規定された無線LAN規格によって通信する無線LAN通信方式であり、前記管理信号は、IEEE802.11で規定された無線LAN規格の管理フレームを示すビーコンであり、前記設定情報は、識別情報であるSSID(Service Set IDentifier)と暗号化キーを含む、ことを特徴とする請求項1又は2記載の無線通信装置。
  4. 前記生体情報読取部は指紋情報読取部を含み、前記第二の生体情報は指紋情報を含み、前記指紋情報読取部は、指先を読み取った指紋画像を前記指紋情報として出力し、
    前記装置制御部は、
    前記指紋情報読取部が出力した前記指紋画像から指紋の特徴点を示す特徴点画像を生成する指紋データ生成部と、
    前記指紋データ生成部が生成した前記特徴点画像に基づいて前記設定情報を生成する設定情報生成部と、
    前記送信元装置を示す第一の無線通信装置が前記指紋情報に基づいて生成する設定情報に含まれる前記第一の無線通信装置の識別情報と、前記設定情報生成部が生成した前記設定情報に含まれる前記第一の無線通信装置の識別情報とが同一の管理信号を検出し、前記設定情報生成部が生成した前記設定情報を設定する制御部と、
    を備えることを特徴とする請求項3記載の無線通信装置。
  5. 前記指紋データ生成部は、前記指紋画像から、指先の指紋紋様の端点と分岐点を含む指紋の特徴点を示す前記特徴点画像を生成する、ことを特徴とする請求項4記載の無線通信装置。
  6. 前記設定情報生成部は、前記指紋データ生成部が生成した前記特徴点画像から各特徴点の各位置情報を取得し、これらの位置情報を所定の規則に従って並べて前記設定情報とする、ことを特徴とする請求項5記載の無線通信装置。
  7. 請求項1に記載の前記無線通信装置と、この無線通信装置と無線により通信する第一の無線通信装置と、を備えた通信システムであって、
    前記第一の無線通信装置は、
    読み取った第一の生体情報を出力する第一の生体情報読取部と、
    入力される前記第一の生体情報に基づいて、前記第一の無線通信装置の識別情報を含む設定情報を生成する第一の装置制御部と
    前記識別情報を含む管理信号を送信する第一の無線部と、
    を備えたことを特徴とする通信システム。
  8. 請求項4から6のいずれかに記載の前記無線通信装置と、
    前記第一の無線通信装置と、を備え、
    前記第一の生体情報読取部は第一の指紋情報読取部を含み、前記第一の生体情報は指紋情報を含み、前記第一の指紋情報読取部は、指先を読み取った第一の指紋画像を前記指紋情報として出力し、
    前記第一の装置制御部は、
    前記第一の指紋情報読取部が出力した前記第一の指紋画像から指紋の特徴点を示す第一の特徴点画像を生成する第一の指紋データ生成部と、
    前記第一の指紋データ生成部が生成した前記第一の特徴点画像に基づいて前記設定情報を生成する第一の設定情報生成部と、
    前記第一の設定情報生成部が生成した前記設定情報に含まれる前記第一の無線通信装置の識別情報を含んだ前記管理信号の無線信号の送信を前記第一の無線部に指示する第一の制御部と、
    を備えることを特徴とする請求項7記載の通信システム。
  9. 前記第一の指紋データ生成部は、前記第一の指紋画像から、指先の指紋紋様の端点と分岐点を含む指紋の特徴点を示す第一の特徴点画像を生成する、ことを特徴とする請求項8記載の通信システム。
  10. 少なくとも1つの送信元装置で所定の生体情報に基づき生成され、該送信元装置の識別情報である送信元識別情報を含む管理信号を受信し、
    読み取った第二の生体情報に基づいて、前記送信元識別情報のうち通信先となる装置の識別情報と一致する識別情報を有する装置と所定の無線通信方式により通信を行うために必要な情報を含む設定情報を生成し、
    該設定情報を設定する、ことを特徴とする通信方法。
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