JP6169125B2 - ケーブル敷設構造およびケーブル敷設方法 - Google Patents

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本発明は、洋上設備用のケーブルの敷設構造およびケーブル敷設方法に関するものである。
近年、地球温暖化対策の点から、再生可能エネルギーの開発が進められている。例えば、洋上設備である発電用風車から送電する洋上風力発電の実用化が進められている。
洋上設備から送電するためには、海中ケーブルが使用される。海中ケーブルは電力用線心と、この外周にケーブル荷重をサポートするための鎧装線などを設けた構造である。
このような海中ケーブルとしては、良好な可撓性を確保した海中ケーブルがある(特許文献1)。
特開2013−045552号公報
図6(a)は、ケーブルを洋上設備に敷設する方法を示す図である。まず、図6(a)に示すように、洋上設備100に設けられる保護管103にガイドワイヤ105を挿通し、他端を船体等に誘導する。船体においては、ガイドワイヤ105の端部に、ケーブルが接続される。
この状態で、ガイドワイヤ105を保護管103の上方に引き抜くことで、図6(b)に示すように、ケーブル107が保護管103に導入されて、やがて保護管103の上方まで敷設することができる。その後、ケーブル107の一端を洋上設備100と接続するとともに、ケーブル107は、海中に敷設され、他のケーブルや他の洋上設備と接続される。
ここで、ケーブル107は可撓性を有するため、ケーブル107を海中に送り出し、保護管103に引き入れる際に、図7に示すように、ケーブル107の一部が折れ曲がり、キンクが生じる恐れがある。このようなキンクが発生すると、ケーブル107を保護管103に導入することができなくなる。
これに対し、ケーブル107の曲げ剛性を高めることで、キンクの発生を抑制することが可能である。しかし、曲げ剛性を高めることで、ケーブル107の可撓性が悪化するため、取扱い性が悪くなるとともに、ケーブル107が高価となる。また、キンクの発生を抑制するための保護部材(例えば、ベンドスティフナー:US7387469B2や、ベンドリストリクター:EP1586922B1など)を用いる方法もあるが、保護部材が高価であり、コスト増となる。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、他の保護部材などを用いずに、ケーブル敷設時におけるキンクの発生を抑制することが可能なケーブル敷設構造およびケーブル敷設方法を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するため、第1の発明は、洋上設備に用いられるケーブル敷設構造であって、前記洋上設備と接続される第1のケーブル部と、前記第1のケーブル部と連続し、海中に敷設される第2のケーブル部と、を具備し、前記第1のケーブル部が、保護管に挿通され、前記第1のケーブル部の曲げ剛性が、前記第2のケーブル部の曲げ剛性よりも高いことを特徴とするケーブル敷設構造である。
前記第1のケーブル部と前記第2のケーブル部の間において、曲げ剛性が段階的に変化することが望ましい。
前記第1のケーブル部の鎧装に対し、前記第2のケーブル部の鎧装の剛性を低くすることで、前記第1のケーブル部の曲げ剛性を、前記第2のケーブル部の曲げ剛性よりも高くしてもよい。
前記第1のケーブル部の外部シースの層数に対し、前記第2のケーブル部の外部シースの層数を少なくすることで、前記第1のケーブル部の曲げ剛性を、前記第2のケーブル部の曲げ剛性よりも高くしてもよい。
前記第1のケーブル部の電力用線心の剛性に対し、前記第2のケーブル部の電力用線心の剛性を低くすることで、前記第1のケーブル部の曲げ剛性を、前記第2のケーブル部の曲げ剛性よりも高くしてもよい。
前記第1のケーブル部の長さLは、前記洋上設備が敷設される場所の水深Hに対し、H≦L≦2Hであることが望ましい。
第1の発明によれば、保護管に挿通される第1のケーブル部の曲げ剛性を高めることで、キンクの発生を抑制することができる。また、海中に敷設される第2のケーブル部の曲げ剛性は、第1のケーブル部の曲げ剛性よりも低いため、ケーブル全体の曲げ剛性を高める場合と比較して、取扱い性にも優れ、コストも低減することができる。
また、第1のケーブル部と第2のケーブル部の接続部において、曲げ剛性を段階的に変化させることで、曲げ剛性の変化部分でのキンクや局部曲りなどの発生を抑制することができる。
また、第1のケーブル部の鎧装に対し、第2のケーブル部の鎧装の剛性を低くすることで、曲げ剛性を変化させれば、第1のケーブル部と第2のケーブル部の外径を略同一にすることができる。
また、第1のケーブル部の外部シースの層数に対し、第2のケーブル部の外部シースの層数を少なくことで、曲げ剛性を変化させれば、製造が容易であり、内部の構造を同一にすることができる。
また、第1のケーブル部の長さLが、洋上設備が敷設される場所の水深Hに対し、H≦Lであれば、ケーブルの保護管に挿通される範囲の曲げ剛性を少なくとも高めることができる。また、L≦2Hであれば、ケーブルが保護管に挿通された際に、船体から繰り出されているケーブルについての曲げ剛性を高めることができる。また、この状態で、さらに海中に繰り出されるケーブルの曲げ剛性が低いため、コストを抑制し、取扱い性にも優れる。
第2の発明は、保護管を有する洋上設備にケーブルを敷設する方法であって、前記保護管よりも長さが長い第1のケーブル部と、前記第1のケーブル部の曲げ剛性よりも曲げ剛性が低い第2のケーブル部とを具備するケーブルを用い、前記洋上設備に設置される前記保護管にガイドワイヤを挿通し、前記ガイドワイヤの先端部と、前記第1のケーブル部とを接続して、前記ガイドワイヤを前記保護管の上端から引き抜くことで、前記第1のケーブル部を前記保護管に挿通し、前記第2のケーブル部を海中に敷設することを特徴とするケーブル敷設方法である。
第2の発明によれば、ケーブルのキンクの発生を効率良く抑制し、ケーブルを洋上設備に敷設することができる。
本発明によれば、他の保護部材などを用いずに、ケーブル敷設時におけるキンクの発生を抑制することが可能なケーブル敷設構造およびケーブル敷設方法を提供することができる。
ケーブル1を示す断面図。 ケーブル1の曲げ剛性を示す図。 洋上設備20にケーブル1を敷設する状態を示す図。 ケーブル1aを示す図。 ケーブル1aの断面図であり、(a)は図4のI−I線断面図、(b)は図4のJ−J線断面図、(c)は図4のK−K線断面図、(d)は図4のL−L線断面図。 (a)は保護管103にガイドワイヤ105を挿通した状態を示す図、(b)は保護管103にケーブル107を挿通する状態を示す図。 ケーブル107にキンクが発生した状態を示す図。
以下、本発明の実施の形態にかかるケーブル等について説明する。図1はケーブル1の断面図である。ケーブル1は、主に電力用線心3、鎧装13a、13b、外部シース15等から構成される。
電力用線心3は、導体部5、絶縁部7、内部シース11等から構成される。導体部5は、例えば銅素線を撚り合わせて構成される。導体部5は、素線径を細くし、多数の銅素線で構成し、撚り合わせ時に圧縮させないことで、柔軟で可撓性のある構造としてもよい。
導体部5の外周部には、絶縁部7が設けられる。絶縁部7は、例えば架橋ポリエチレンで構成される。なお、絶縁部7は、内部半導電層、絶縁体層、外部半導電層の三層構造としてもよい。内部半導電層、絶縁体層、外部半導電層の三層構造とすることで、部分放電現象である水トリー劣化抑制と、絶縁体と金属層との機械的緩衝層としての効果を得ることができる。
絶縁部7の外周には、内部シース11が設けられる。内部シース11は、例えば樹脂製である。内部シース11は、内部の各層を保護する為のものである。内部シース11は、例えば、ポリエチレン、エチレン−1−ブテン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレンープロピレンージエン三元共重合体、ナイロン6,6、ナイロン12、ナイロン11等のポリアミド樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂の非架橋タイプが使用できる。
なお、内部シース11と絶縁部7の間には、シールド層や遮水層などを別途設けてもよい。
このようにして構成される電力用線心3が、3相交流送電用に3本集合撚りされる。また、3本の電力用線心3を撚り合わせた後、隙間に樹脂紐等の介在層を形成して略円形のコアを形成する。得られたコアの外周にケーブル1の荷重を支持する鎧装部が設けられる。また、介在層には、必要に応じて光ケーブル9等の通信ケーブルを設けてもよい。
鎧装部は、たとえば鎧装13a、13bの2層構造である。鎧装13a、13bは、例えば金属線(鋼線またはステンレス線)、樹脂線(例えば、ポリエチレン線またはポリエチレンテレフタレート線)や繊維補強プラスチック製の線材である。なお、鎧装13a、13bの材質については後述する。
鎧装部は、それぞれ周方向に併設された複数の鎧装13a、13bがコアの外周にロングピッチで隙間なく巻きつけられる。すなわち、鎧装13a、13bは、鎧装13a、13bの外径に対して巻きつけピッチが十分に長くなるように形成される。
なお、内周側の鎧装13aと外周側の鎧装13bは、コアの外周に互いに逆方向に螺旋巻きされる。このように、鎧装13a、13bを互いに逆向きに螺旋巻きすることで、ケーブル1が曲りや搖動を受ける際に、ねじれが生じることを防止することができる。
鎧装部(鎧装13a、13b)の外周には、外部シース15が設けられる。なお、外部シース15の内周側に遮水層を設けてもよい。外部シース15は、例えば鎧装部の外周に押出被覆や、テープ材または線材を巻き付けて構成される樹脂製である。外部シース15を構成する樹脂としては、例えばポリオレフィン樹脂、ポリアミド樹脂(ポリアミド11、ポリアミド12等)を使用することができる。
なお、図示した例では、交流用の三心ケーブルを示すが、直流用の単心ケーブルであってもよい。この場合には、電力用線心3が一本となる。また、鎧装部は、鎧装13a、13bの2層でなくてもよく、単層であってもよい。
ここで、ケーブル1は、長手方向の位置によって曲げ剛性が異なる。図2は、ケーブル1の曲げ剛性を示す図である。ケーブル1は、第1のケーブル部である補強部17(図中A)と、第2のケーブル部である定常部21(図中E)とが剛性遷移部19(図中B〜D)を介して連続する。
補強部17は、定常部21よりも曲げ剛性が高い。また、剛性遷移部19においては、曲げ剛性が段階的に変化し、補強部17側から定常部21側に向かって、曲げ剛性が低くなる。具体的には、A位置の曲げ剛性>B位置の曲げ剛性>C位置の曲げ剛性>D位置の曲げ剛性>E位置の曲げ剛性となる。
ここで、ケーブル1の曲げ剛性は、主に、電力用線心3の曲げ剛性と、鎧装部の曲げ剛性と、外部シース15の曲げ剛性の和となる。より具体的には、電力用線心3の曲げ剛性は、主に、導体部5の曲げ剛性と、絶縁部7の曲げ剛性と、内部シース11の曲げ剛性の和に、電力用線心3の本数を乗じたものでおおよそ表せられる。
また、鎧装部の曲げ剛性は、鎧装13a、13bの一本当たりの曲げ剛性に、鎧装13a、13bの本数を乗じたもので表せられる。また、外部シース15の曲げ剛性は、円管の曲げ剛性として、弾性率E×π×(外径D−内径d)/64で表される。
なお、各部の曲げ剛性は、その材質(弾性率)やサイズによって決まり、弾性率やサイズを大きくすることで、曲げ剛性を大きくすることができる。また、鎧装部では、鎧装13a、13bの巻き付け角度を小さくする(より直線に近くすることで)ことで、曲げ剛性を大きくすることができる。
このように、曲げ剛性を図2に示すように変えるためには、各部(A〜E)において、上述したいずれかの曲げ剛性を変えればよい。例えば、鎧装13a、13bの材質を変えることで、曲げ剛性を変えることができる。
この場合、例えば、A部の鎧装13a、13bは、全て鋼線とし、B部の鎧装13a、13bは、80%を鋼線、20%を樹脂線とし、C部の鎧装13a、13bは、60%を鋼線、40%を樹脂線とし、D部の鎧装13a、13bは、40%を鋼線、60%を樹脂線とし、E部の鎧装13a、13bは、20%を鋼線、80%を樹脂線とすることで、曲げ剛性を段階的に変化させることができる。なお、この場合には、樹脂線と鋼線とをスリーブ等で接続することで、一本のケーブル1を製造することができる。
なお、本発明では、剛性遷移部19の段数は図示した例には限られない。また、剛性遷移部19を用いずに、補強部17と定常部21とを直接接続してもよい。すなわち、曲げ剛性の変化が1段であってもよい。なお、補強部17と定常部21の接続は、敷設前にあらかじめ接続してもよいし、敷設時に海上で接続してもよい。
図3は、保護管を有する洋上設備20にケーブル1を敷設した敷設構造を示す図である。前述した様に、船体からケーブル1を繰り出しながら、保護管23にガイドワイヤ25を挿通し、保護管23の上端からガイドワイヤ25を引き抜くことによって保護管23にケーブル1を導入する。さらに定常部21が海中に敷設される。この際、保護管23に挿通されるケーブル1が、補強部17であれば、ケーブル1にキンク等が生じにくい。
これに対し、ケーブル1の海中に敷設される部分は、定常部21であるため、過剰な曲げ剛性を有さず、取扱い性が優れ、コストも低減することができる。
なお、補強部17の長さL(図2)としては、保護管23の長さ(≒洋上設備20における水深H(図3))以上であることが望ましい。このようにすることで、ケーブル1を保護管23に完全に挿通するまでに曲げ剛性の低い部分が保護管23に導入されることがない。
なお、ケーブル1の全体を補強部17とすると、取扱い性が悪く、コスト増となる。したがって、補強部17の長さL(図2)としては、保護管23の長さ(概ね洋上設備20における水深H(図3))の2倍以下であることが望ましい。
補強部17の長さLが、水深Hの2倍あれば、ケーブル1を保護管23に完全に挿通するまでは、概ね、船体と保護管23との間に曲げ剛性の高い補強部17が位置する。このため、海中に繰り出したケーブル1に捻じれなどが生じにくい。このため、船体と保護管23との間の捻じれなどの影響が、保護管23の入り口近傍に伝わることがない。また、それ以上の部位では、保護管23に導入させるケーブル1への影響が小さいため、曲げ剛性の低い定常部21とすることで、敷設作業が容易であり、コストも低減することができる。
以上、本実施の形態によれば、保護管23に挿通される部分が、ケーブル1の補強部17であるため、定常部21に対して曲げ剛性が高い。また、補強部17の曲げ剛性を高くすることで、補強部17の捻じり剛性も高くなる。この結果、保護管23に挿通される部分にキンク等が生じにくい。また、海底に敷設される部位が定常部21であるため、保護管23への導入に影響の小さな部位の曲げ剛性を過剰に高めることがない。
また、補強部17と定常部21との間に、剛性遷移部19を設けるため、曲げ剛性が急激に変わることがない。このため、曲げ剛性の急激な変化部に、過剰な応力が付与されたり、境界部でキンク等が生じやすくなることを抑制することができる。
また、曲げ剛性を変化させる方法として、鎧装13a、13bの材質を変えて曲げ剛性を変えることで、ケーブル1の全体として、各部の径が変わることがない。なお、材質を変えることでケーブル1の曲げ剛性を部分的に変える方法としては、鎧装13a、13bの他に、電力用線心3を構成する各部の材質(弾性率)を部分的に変えて曲げ剛性を変えてもよく、または外部シース15の材質(弾性率)を部分的に変えて曲げ剛性を変えてもよい。例えば、電力用線心3については、全体の外径は変えずに、絶縁部7と内部シース11に比べ、弾性率Eが大きい導体部5の外径を変えても良い。補強部17と定常部21とで電力用線心3の外径が同じため、接続が容易である。
次に、第2の実施形態について説明する。図4は、第2の実施形態にかかるケーブル1aを示す図である。ケーブル1aはケーブル1とほぼ同様の構成であるが、曲げ剛性を変化させる手法が異なる。
図5は、ケーブル1aの断面図であり、図5(a)は図4のI−I線断面図、図5(b)は図4のJ−J線断面図、図5(c)は図4のK−K線断面図、図5(d)は図4のL−L線断面図である。
ケーブル1aの断面構造は、ケーブル1とほぼ同様であるが、外部シース15a、15b、15c、15dが積層されて構成される。ここで、補強部17は、外部シース15a、15b、15c、15dの4層からなり、剛性遷移部19では、外部シース15a、15b、15cの3層から外部シース15a、15bの2層と変化し、定常部21では、外部シース15aの1層となる。
このように、ケーブル1aは、部位によって外部シースの層数が異なる。外部シースの層数が多いと、外部シース全体の厚みが厚くなり、曲げ剛性が大きくなる。したがって、補強部17は最も曲げ剛性が大きく、剛性遷移部19、定常部21に行くにつれて曲げ剛性が小さくなる。
なお、ケーブル1aは、まず、外部シース15a、15b、15c、15dを押出被覆して形成し、剛性遷移部19と定常部21に対応する部位では、所定の外部シースを剥離すればよい。
第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。また、外部シースの層数を変えることで、曲げ剛性を変化させるため、製造が容易である。
なお、外部シースの層数は、図示した例には限られない。また、内部シース11を複数層に構成して、各部で層数を変えてもよい。
以上、添付図を参照しながら、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の技術的範囲は、前述した実施の形態に左右されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1、1a………ケーブル
3………電力用線心
5………導体部
7………絶縁部
9………光ケーブル
11………内部シース
13a、13b………鎧装
15、15a、15b、15c、15d………外部シース
17………補強部
19………剛性遷移部
21………定常部
20………洋上設備
23………保護管
25………ガイドワイヤ
100………洋上設備
103………保護管
105………ガイドワイヤ
107………ケーブル

Claims (8)

  1. 洋上設備に用いられるケーブル敷設構造であって、
    前記洋上設備と接続される第1のケーブル部と、
    前記第1のケーブル部と連続し、海中に敷設される第2のケーブル部と、
    を具備し、
    前記第1のケーブル部が、保護管に挿通され、
    前記第1のケーブル部の曲げ剛性が、前記第2のケーブル部の曲げ剛性よりも高いことを特徴とするケーブル敷設構造。
  2. 前記第1のケーブル部と前記第2のケーブル部の間において、曲げ剛性が段階的に変化することを特徴とする請求項1記載のケーブル敷設構造。
  3. 前記第1のケーブル部の鎧装に対し、前記第2のケーブル部の鎧装の剛性を低くすることで、前記第1のケーブル部の曲げ剛性を、前記第2のケーブル部の曲げ剛性よりも高くすることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のケーブル敷設構造。
  4. 前記第1のケーブル部の外部シースに対し、前記第2のケーブル部の外部シースの剛性を低くすることで、前記第1のケーブル部の曲げ剛性を、前記第2のケーブル部の曲げ剛性よりも高くすることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のケーブル敷設構造。
  5. 前記第1のケーブル部の外部シースの層数に対し、前記第2のケーブル部の外部シースの層数を少なくすることで、前記第1のケーブル部の曲げ剛性を、前記第2のケーブル部の曲げ剛性よりも高くすることを特徴とする請求項4に記載のケーブル敷設構造。
  6. 前記第1のケーブル部の電力用線心の剛性に対し、前記第2のケーブル部の電力用線心の剛性を低くすることで、前記第1のケーブル部の曲げ剛性を、前記第2のケーブル部の曲げ剛性よりも高くすることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のケーブル敷設構造。
  7. 前記第1のケーブル部の長さLは、前記洋上設備が敷設される場所の水深Hに対し、H≦L≦2Hであることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載のケーブル敷設構造。
  8. 保護管を有する洋上設備にケーブルを敷設する方法であって、
    前記保護管よりも長さが長い第1のケーブル部と、前記第1のケーブル部の曲げ剛性よりも曲げ剛性が低い第2のケーブル部とを具備するケーブルを用い、
    前記洋上設備に設置される前記保護管にガイドワイヤを挿通し、前記ガイドワイヤの先端部と、前記第1のケーブル部とを接続して、前記ガイドワイヤを前記保護管の上端から引き抜くことで、前記第1のケーブル部を前記保護管に挿通し、前記第2のケーブル部を海中に敷設することを特徴とするケーブル敷設方法。
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