JP6166211B2 - 復帰制御方法、電動機制御装置及び機械ブレーキ制御装置 - Google Patents

復帰制御方法、電動機制御装置及び機械ブレーキ制御装置 Download PDF

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Description

本発明は、空転又は滑走が発生した動輪を再粘着させる再粘着制御において当該動輪の駆動軸を駆動する電動機のトルク指令値を引下げた後にトルクを復帰させる復帰制御方法等に関する。
電動機で動輪を駆動して走行する車両として電気車や電気自動車等が知られているが、以下、その代表例として電気車について説明する。電気車は車輪・レール間の接線力(粘着力ともいう。)によって加減速がなされる。電動機の発生トルクにより生じる駆動力が、車輪とレールとに働く粘着力以下であれば粘着走行がなされるが、粘着力を超えた場合には空転又は滑走(以下、「空転滑走」という。)が生じる。空転滑走の発生が検知された場合には、電動機の発生トルクを引下げて粘着走行に復帰させる制御、すなわち再粘着制御が行われる(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−44804号公報
再粘着制御には、大きく分けて、電動機のトルク指令値を引下げる引下げ制御と、引下げたトルク指令値を復帰させる復帰制御との2つの制御が含まれる。空転滑走が発生したか否かの判定(監視)は常時行われているため、復帰制御中に空転滑走の発生が検知される場合もある。その場合には、復帰制御を打ち切り、引下げ制御をもう一度行って再粘着制御をやり直すこととなる。
この再粘着制御のやり直しが生じる状況の1つに、空転滑走の周期的な誘発連鎖がある。まず、空転滑走の誘発とは、例えば、第1軸に空転滑走が発生したことを契機に、他の駆動軸(第2軸)にも空転滑走が発生することである。誘発を要因する事象には様々なものが考えられる。例えば、第1軸の空転滑走そのものによる駆動力の変動、或いは再粘着制御に係るトルクの変動によって生じる台車ピッチングや軸重移動、連結器を介した車両間の前後動等がある。また、第2軸に空転滑走が誘発されることによって更なる誘発要因事象が生じる結果、空転滑走の誘発が連鎖的に発生し得る。これが空転滑走の誘発連鎖である。この空転滑走の誘発連鎖が一因となって空転滑走の誘発が周期的に発生するのが周期的な誘発連鎖である。周期的な誘発連鎖が生じると、同じ制御対象軸について再粘着制御のやり直しが生じることになる。
また、空転滑走の周期的な誘発連鎖は、一定期間の間、継続して生じ得る。そのため、周期性を断つことができれば、周期的な誘発連鎖を抑制することができると考えられる。
本発明は、上述した課題に鑑みて考案されたものであり、その目的とするところは、空転滑走の誘発連鎖を抑制することである。
以上の課題を解決するための第1の発明は、
空転又は滑走が発生した動輪を再粘着させる再粘着制御において当該動輪の駆動軸(以下「制御対象軸」という)を駆動する電動機のトルク指令値を引下げた後に行うトルク復帰制御方法であって、
他の駆動軸で空転滑走の発生が検知された場合に、前記トルク指令値の復帰制御を緩慢化させる緩慢化処理を適用する適用ステップ(図5のステップS22)、
を含むトルク復帰制御方法である。
この第1の発明によれば、他の駆動軸で空転滑走の発生が検知された場合に、制御対象軸の復帰制御を緩慢化させることができる。空転滑走の周期的な誘発連鎖が生じ得る状況下において緩慢化処理を適用することで、誘発連鎖の周期性を断ち、空転滑走の誘発連鎖を抑制することを可能とする。
また、第2の発明は、第1の発明において、
前記適用ステップが、前記緩慢化処理として前記トルク指令値の復帰制御を一時停止させる一時停止ステップを含む、トルク復帰制御方法である。
この第2の発明によれば、緩慢化処理としてトルク指令値の復帰制御を一時停止させることができるため、空転滑走の誘発連鎖の周期性を断つことができる。
また、第3の発明は、第1又は第2の発明において、
前記適用ステップが、前記緩慢化処理として前記トルク指令値を復帰させる復帰ペースを低減させる復帰ペース低減ステップを含む、トルク復帰制御方法である。
この第3の発明によれば、緩慢化処理としてトルク指令値の復帰ペースを低減させることができるため、トルク指令値を復帰させる上昇速度を抑え、空転滑走の誘発連鎖の周期性を断つことができる。
また、第4の発明は、第1〜第3の何れかの発明において、
前記緩慢化処理の適用継続時間が所定時間に達した場合に、前記緩慢化処理の適用を解除する解除ステップ(例えば図5のステップS24のYES〜ステップS26)、
を更に含むトルク復帰制御方法である。
この第4の発明によれば、緩慢化処理の適用継続時間が所定時間に達した場合に、緩慢化処理の適用が解除される。緩慢化処理の適用を続けた場合、トルクの復帰に時間を要し、結果的に車両全体の駆動力が本来の駆動力に中々復帰しない状態になる。そのため、適用継続時間が所定時間に達する場合には、緩慢化処理の適用を解除して、元の復帰動作に戻し、この問題を解消することができる。
また、第5の発明は、第1〜第4の何れかの発明において、
前記緩慢化処理の適用回数が所定回数に達した場合に、前記緩慢化処理の適用を抑止する抑止ステップ(例えば図5のステップS16)、
を更に含むトルク復帰制御方法である。
この第5の発明によれば、緩慢化処理の適用回数が所定回数に達した場合には、緩慢化処理を適用しないこととすることができる。緩慢化処理の適用を繰り返し行う場合、トルクの復帰に時間を要し、結果的に車両全体の駆動力が本来の駆動力に中々復帰しない状態になるためである。
また、第6の発明は、空転滑走が発生した動輪を再粘着させる再粘着制御において当該動輪の駆動軸を駆動する電動機のトルク指令値を引下げた後に、第1〜第5の何れかの発明のトルク復帰制御方法を行う電動機制御装置(例えば図6の電動機制御装置50)である。
この第6の発明によれば、第1〜第5の発明の作用効果を発揮する電動機制御装置を構成することができる。
再粘着制御を説明するための図。 空転滑走の周期的な誘発連鎖を説明するための図。 緩慢化処理の一例を説明するための図。 参照軸条件を説明するための図。 再粘着制御のロジックの概要を示す図。 電気車の主回路の回路ブロックを示す図。 緩慢化制御部の機能ブロックを示す図。
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施形態を説明する。尚、以下では、本発明を電気車に適用した場合を説明するが、電動機で動輪を駆動して走行する車両(電動車両)であれば、電気自動車や燃料電池自動車にも適用することが可能である。また、空転に適用した場合について説明するが、滑走においても同様に適用することが可能である。滑走時のブレーキ制御としても、回生ブレーキばかりでなく、機械ブレーキによるブレーキ制御を行う電気車への適用も可能であることは勿論である。
また、本発明の考え方の基礎を先に説明した後に、具体的な実施例について詳細に説明する。
[問題の整理]
まず、図1を参照して再粘着制御を具体的に説明する。図1は、空転滑走が発生していない一定加速中の状態から空転滑走が発生し、再粘着制御を行って再粘着するまでの一連の各信号波形の概略例を示している。横軸を時間tとして、上から順に、制御対象の動軸(動輪)の回転に係る軸速度V及び基準速度Vmを示すグラフ、制御対象軸の回転に係る加速度Aを示すグラフ、電動機トルクのトルク指令値τ を示すグラフである。空転滑走が発生していない状態では、軸速度Vは基準速度Vmにほぼ一致し、トルク指令値τ はほぼ一定に保たれている。また、この状態では、トルク指令値τ は、車両速度やノッチ指令等に基づいて演算されたトルクパタン値τ (オリジナルの指令値)となっている。
空転滑走が発生すると、軸速度Vが上昇し始め、基準速度Vmとの差分である空転滑走速度(速度差)ΔVが増加する。そして、時刻t1において、空転滑走速度ΔVが予め定められた空転滑走検知閾値Vsに達すると、空転滑走の発生が検知される。
空転滑走の発生が検知されると、再粘着制御が発動されて、トルク指令値τ の引下げ制御が行われる。すると、加速度Aの増加が次第に抑えられ、減少に転ずる。この間、軸速度Vは上がり続けるが、加速度Aがゼロとなる時刻t3では、軸速度Vの増加もゼロとなる。この加速度Aがゼロとなったことを、空転滑走からもとの粘着走行への回復開始として検知する(回復検知)。この時刻t1から時刻t3までが、引下げ制御である。
なお、回復検知とする加速度Aをゼロとして説明したが、説明の簡明化のためにゼロとしたものであって、所定の回復検知閾値(例えばゼロではなく、“+1”や“−1”)以下に達した場合に回復開始として検知し、引下げ制御を終了してもよい。
回復検知がなされると、トルク指令値τ の引下げ制御を終了し、トルク指令値τ の復帰制御に移る。復帰制御は、2段階の段階復帰制御とし、いわゆるパターン復帰として説明する。すなわち、トルク指令値τ の保持と復帰を一組として2回繰り返することでトルクパタン値τ に戻すこととし、保持・復帰・保持・復帰それぞれの時間配分を予めパターンとして定めておくこととする。なお、本実施形態を、保持と復帰を1回ずつ実行する1段階のパターン復帰制御としてもよいことは勿論である。
復帰制御を開始すると、まず、トルク指令値τ の値を保持する。すると、マイナスとなっていた加速度Aの減少が次第に抑えられ、やがて増加に転じる。また、基準速度Vmからの乖離幅が大きくなっていた軸速度Vが低下し始める。そして、保持期間が経過すると、次に復帰動作を行う。すなわち、トルク指令値τ をトルクパタン値τ に徐々に戻す制御が開始される。
復帰動作では、先ず、トルク一時復帰値τ を目標トルク値として徐々に復帰制御させる。トルク一時復帰値τ は、トルクパタン値τ や加速度Aを用いて算出される。トルク指令値τ がトルク一時復帰値τ となると、再度、保持期間を取る。そして、2回目の保持期間の経過後に、トルクパタン値τ を目標トルク値として、トルク指令値τ を徐々に復帰させる。そして、トルクパタン値τ に復帰した時刻t11において、復帰制御の終了、すなわち再粘着制御の終了となる。再粘着制御の終了後は、トルクパタン値τ がトルク指令値τ となる。
尚、空転滑走検知及び再粘着検知の監視対象を軸速度V(ひいては空転滑走速度ΔV)としたが加速度Aも監視対象に加えて併用することとしてもよい。また、回復検知の監視対象を加速度Aとしたが、軸速度V(ひいては空転滑走速度ΔV)も監視対象に加えて併用し、加速度Aがゼロとなる、或いは、空転滑走速度ΔVが空転滑走検知閾値Vs以下の所定の閾値以下となったことを回復開始と見なして検知する方法も採用され得る。
次に、図2を参照して、従来生じていた空転滑走の周期的な誘発連鎖について説明する。図2は、空転の周期的な誘発連鎖を説明するための図である。2両編成の列車が図面向かって左方向に力行しており、各車両は台車を2つ備え、各台車は駆動軸を2つ備えている。また、いわゆる1C1M制御の電動機個別制御であるとする。進行方向前方から順に第1軸〜第8軸とする。
空転滑走の周期的な誘発連鎖の一例として、図2には、(第1軸,第2軸)→(第3軸,第4軸)→(第7軸,第8軸)→(第5軸,第6軸)→(第1軸,第2軸)・・・の順で周期的な空転の誘発連鎖が生じる例を示している。同一台車内の2つの軸を括弧としているのは、同一台車内で空転滑走の誘発が生じずに、他の台車に誘発が及ぶ場合もあり得るからである。また、図2の例はあくまで想定される一例である。
図2を参照して順を追って誘発要因事象を説明すると、次のようになる。先ず先頭軸である第1軸に空転が発生すると、再粘着制御によって第1軸のトルクが引下げられる。すると、軸重移動が生じて第2軸が空転する、或いは、台車間の軸重移動により第3軸及び/又は第4軸が空転する。空転によって再粘着制御が実行されて第3軸及び/又は第4軸のトルクも引き下げられる。すると、第1車両全体の駆動力が減少したため、相対的に第2車両の方が駆動力の負担が大きい状態となり、連結器を介して第2車両が第1車両を押す状態となって、第2車両に軸重移動が生じる。この軸重移動は、第2車両全体を図面に向かって反時計回り方向に回転させるモーメントとして働く。すると、第2車両の後方の軸重が減少して第7軸及び/又は第8軸に空転が誘発される。そして、再粘着制御によって空転した第7軸及び/又は第8軸のトルクが引下げられると、第2車両内での軸重移動によって第5軸及び/又は第6軸に空転が誘発される。
続いて、第1車両ではトルク復帰制御によって第1軸(或いは第2軸)のトルクが復帰完了、又は復帰しつつあるため、相対的に第1車両の方が第2車両よりも駆動力が大きい状態となり、連結器を介して第1車両が第2車両を引っ張る状態となる。すると、第1車両の前方の軸の軸重が減少し、これによって第1軸に空転が誘発される。以降、同様に(第1軸,第2軸)→(第3軸,第4軸)→(第7軸,第8軸)→(第5軸,第6軸)→(第1軸,第2軸)・・・の順で空転滑走の連鎖的な誘発が繰り返される。
空転滑走の周期的な誘発連鎖は、数百ミリ秒〜数秒程度の周期性を有し、収まるまでに一定の時間(例えば数秒〜数十秒程度)を要するケースがある。
すなわち、空転滑走の周期的な誘発連鎖は、台車ピッチングや軸重移動、連結器を介した車両間の前後動等が周期的に発生しているためと考えられる。そこで、再粘着制御のトルク復帰制御に緩慢化処理を適用することで、連鎖的な空転滑走の誘発の周期性を断ち切り、空転滑走の周期的な誘発連鎖を抑制するのが本実施形態である。
[原理]
図3は、本実施形態の緩慢化処理の一例を説明するための図である。緩慢化処理とは、再粘着制御における復帰制御中に適用される処理であり、復帰動作を一時停止させる処理、或いは、トルク指令値τ を目標トルク値に近づける復帰ペース(復帰速度とも言える)を低減させる処理である。図3(1)では、時刻t34から開始した1回目の復帰動作中に、緩慢化処理を適用する適用条件を満たしたために、復帰動作が時刻t35〜t36の間、一時停止されたことを示している。この一時停止が緩慢化処理の適用に当たる。
また、図3(2)では、2回目の保持期間が終了して2回目の復帰動作を開始した時刻t29の時点で、緩慢化処理を適用する適用条件を満たしたために、復帰動作の開始がそのまま時刻t30まで一時停止された場合を示している。
適用条件は、参照軸で空転滑走の発生が検知されたことである。なお、制御対象軸が再粘着制御の復帰制御中であることを更なる条件として追加し、制御対象軸が再粘着制御の復帰制御中であり、且つ、参照軸で空転滑走の発生が検知されたことを適用条件としてもよい。参照軸とは、制御対象軸以外の他の駆動軸である。他の駆動軸全てとしてもよいし、所定条件を満たす他の駆動軸を参照軸としてもよい。ただし、制御対象軸を含む駆動軸の組合せであって、空転滑走の周期的な誘発連鎖が発生する可能性がある駆動軸の組合せのうち、制御対象軸以外の駆動軸(1つでもよいし複数でもよい)を参照軸とする。
図4に、参照軸とする条件である参照軸条件を説明するための図を示す。図4(a)に示すように、参照軸条件としては、同一台車内の別の駆動軸(例えば、図4(b)において制御対象軸を第1軸とする場合の第2軸)としたり、同一車両内の別台車の駆動軸(例えば、図4(b)において制御対象軸を第1軸とする場合の第4軸)とすることができる。また、隣接車両の駆動軸(例えば、図4(c)において制御対象軸が第1車両である場合の第2車両の駆動軸)としてもよいし、制御対象軸の直近隣接車両の直近台車(例えば、図4(c)において制御対象軸が第1車両の後方台車(第3軸又は第4軸)の場合の第2車両の前方台車(第5軸又は第6軸))としてもよい。勿論、これらの条件を組合せて参照軸を定めることとしてもよい。
緩慢化処理の適用に当たって、緩慢化処理を継続して適用し続けたり、1回の再粘着制御中に何度も緩慢化処理を適用することは、トルク指令値τ の復帰が遅れることを意味し、好ましくない。そこで、緩慢化処理の適用に当たっては、適用継続時間に基づいて適用を解除したり、一定回数以上の適用を抑止することとする。
図5は、本実施形態の再粘着制御の制御ロジックの概要を示す図である。本実施形態の再粘着制御は、図1を参照して説明した通りの、引下げ制御と復帰制御とを行うが、復帰制御中に適用条件を満たした場合に緩慢化処理を適用する。具体的に説明する。
まず、空転滑走の発生が検知されて再粘着制御を開始すると、引下げ制御を行う(ステップS2)。そして、引下げ制御の後に、今回の再粘着制御の間に適用した緩慢化処理の適用回数を計数するカウンタ値をリセットした後(ステップS4)、復帰制御を開始する(ステップS6)。復帰制御における保持および復帰動作それ自体は、図1を参照して説明した通りであるため、図示及び説明を省略する。
トルク指令値τ がトルクパタン値τ に戻されて復帰制御が終了するまでの間(ステップS8:NO)、ステップS10〜S26を繰り返し行う。
すなわち、参照軸での空転滑走の発生検知を条件とする緩慢化処理の適用条件を満たす場合(ステップS10:YES)、緩慢化処理を適用中でなければ(ステップS14:NO)、原則として緩慢化処理を適用するが、カウンタ値が所定数に達している場合には(ステップS16:YES)、そのままステップS8に移行することとして緩慢化処理の適用を抑止する。所定数は、1回としてもよいし、2回や3回としてもよい。
カウンタ値が所定数に達していない場合には(ステップS16:NO)、カウンタ値を“1”増加させ(ステップS18)、緩慢化処理の適用継続時間を計時するためのタイマーをリセットして計時開始させた後(ステップS20)、緩慢化処理を適用する(ステップS22)。
緩慢化処理の適用条件を満たし(ステップS10:YES)、且つ、緩慢化処理を適用中であるならば(ステップS14:YES)、原則として緩慢化処理の適用を続行するが、タイマー時間すなわち緩慢化処理の適用継続時間が所定時間に達している場合には(ステップS24:YES)、緩慢化処理の適用を解除して(ステップS26)、ステップS8に移行する。所定時間は、例えば250msや500msなど、復帰動作の長期化に支障が生じない範囲で定められる。
一方、ステップS10において緩慢化処理の適用条件を満たさない場合には(ステップS10:NO)、緩慢化処理を適用中でなければ(ステップS12:NO)、ステップS8に戻る。適用中であれば(ステップS12:YES)、原則として緩慢化処理の適用を続行するが、タイマー時間が所定時間に達している場合には(ステップS24:YES)、緩慢化処理の適用を解除して(ステップS26)、ステップS8に移行する。
このように、緩慢化処理を継続して適用し続けたり、1回の再粘着制御中に何度も緩慢化処理を適用することによって、トルク指令値τ の復帰が長期化することを防止する。
[実施例]
次に、上述の原理を適用した実施例を説明する。
図6は、電気車の主回路の回路ブロックのうち、本実施例に関係する構成を概略的に示した図であり、一の動軸について示している。電動機の制御は個別制御(いわゆる1C1M)として以下説明するが、本発明の適用可能な形態がこれに限られるものではない。例えば、動輪2軸を一括して制御する1C2Mに適用することも可能である。
図6において、本実施例に係る電気車の主回路は、電動機10と、パルスジェネレータ20と、インバータ30と、電流センサ40と、電動機制御装置50とを有して構成される。
電動機10は、インバータ30から電力が供給されることで車軸を回転駆動する主電動機(メインモータ)であり、例えば三相誘導電動機で実現される。パルスジェネレータ20は、駆動軸の回転を検出する回転検出器であり、検出信号であるPG信号をベクトル演算制御装置59に出力する。尚、パルスジェネレータの代わりに速度発電機等の他の回転検出器を用いてもよい。電流センサ40は、電動機10の入力端に設けられ、電動機10に流入するU相及びV相の電流Iu,Ivを検出する。インバータ30には、パンタグラフ及びコンバータを介して架線の電力が供給される。そして、ベクトル演算制御装置59から入力されるU相、V相及びW相それぞれの電圧指令値Vu,Vv,Vwに基づいて出力電圧を調整し、電動機10に給電する。
電動機制御装置50は、電動機10をベクトル制御する。この電動機制御装置50は、CPUやROM、RAM等から構成されるコンピュータ等によって実現され、例えば制御ボードとして電気車の制御装置の一部として実装されたり、或いはインバータ30を含めて一体的にインバータ装置として構成される。また、電動機制御装置50は、速度検出部51と、加速度検出部53と、トルクパタン値演算装置55と、再粘着制御装置60と、トルク指令決定部57と、ベクトル演算制御装置59とを備えている。
速度検出部51は、PG信号を時間軸方向に平滑化するフィルタ処理を行って、軸速度Vを検出する。加速度検出部53は、速度検出部51で検出された時間的に前後する軸速度Vに基づいて加速度Aを検出する。なお、いわゆる速度センサレスベクトル制御により電動機10を駆動制御する場合には、パルスジェネレータ20及びPG信号を使用せず、電流センサ40によって検出される電動機10への駆動電流を用いて速度を算出し、これを微分することで加速度を検出することにしても良い。
トルクパタン値演算装置55は、基準速度Vm及びノッチ信号に基づいてトルク指令値のトルクパタン値τ を演算して出力する。基準速度Vmは、電車の走行速度であり、例えば運転台から得られる速度としてもよいし、T車の従輪の軸速度としてもよい。また、車両内の各軸の軸速度のうち、力行時であれば最小値、ブレーキ時であれば最大値等として決定してもよい。トルクパタン値τ の演算処理は公知であるため、説明を省略する。
トルク指令決定部57は、空転滑走が検知されていない通常時は、トルクパタン値演算装置55から出力されるトルクパタン値τ をトルク指令値τ として決定し、再粘着制御の実行中は、再粘着制御装置60から出力される再粘着用指令値τ をトルク指令値τ として決定する。なお、再粘着制御の実行中か否かは、再粘着制御装置60からの制御信号(不図示)で判定する。
ベクトル演算制御装置59は、電流センサ40により検出されたIv,Iuをd−q軸座標変換することで得られるd軸成分である励磁電流成分Id及びq軸成分であるトルク電流成分(電動機トルク分電流)Iqや、トルク指令値τ 等に基づいて、インバータ30に対する電圧指令値Vu,Vv,Vwを生成する。なお、電圧指令値Vu,Vv,Vwを算出する演算処理は公知の演算処理であるため、説明は省略する。
再粘着制御装置60は、空転滑走検知部61と、回復検知部63と、再粘着制御部67とを有する。再粘着制御装置60の概略動作は、図1を参照して説明した再粘着制御と同様である。すなわち、基準速度Vm、軸速度V及び加速度Aを用いて空転滑走検知部61が空転滑走の発生を検知すると、再粘着制御部67は、再粘着制御を開始して、トルクパタン値τ を徐々に低減させた指令値を再粘着用指令値τ として生成・出力するトルク引下げ制御を行う。また、再粘着制御の開始信号をトルク指令決定部57に出力する。また、空転滑走検知部61による空転滑走の発生が検知された場合には、他の駆動軸の制御装置にその旨の信号を出力する。
そして、トルクの引下げが行われて空転滑走からもとの粘着走行への回復開始を回復検知部63が検知すると、再粘着制御部67は、引下げ制御を終了して、復帰制御を開始する。この復帰制御を担うのが、復帰制御部70である。
復帰制御部70は、まず、第1の保持期間の間、再粘着用指令値τ を保持した後、再粘着用指令値τ をトルク一時復帰値τ に徐々に近づける復帰動作を行う。その後、第2の保持期間の間、再粘着用指令値τ を保持した後、再粘着用指令値τ をトルクパタン値τ に徐々に近づける復帰動作を行い、一致する値となったら、再粘着制御を完了として、完了信号をトルク指令決定部57に出力する。
復帰制御部70は、緩慢化制御部80と、保持部74と、復帰動作部76とを有する。再粘着用指令値τ の保持を担う機能部が保持部74であり、復帰動作を担う機能部が復帰動作部76である。緩慢化制御部80は、参照軸に空転滑走が発生したか否かを示す参照軸情報ESを用いて緩慢化処理の適用条件を満たすか否かを判定し、満たす場合に緩慢化指示信号を復帰動作部76に出力する。復帰動作部76は、緩慢化指示信号が入力されている間、再粘着用指令値τ の復帰動作を一時停止する。なお、一時停止ではなく、再粘着用指令値τ を目標トルク値に近づける速度(単位時間当たりの増加率:ペース)を低減することとしてもよい。また、緩慢化指示信号が入力されていない時には、通常の復帰動作を行う。また、緩慢化指示信号を保持部74にも出力し、保持部74は緩慢化指示信号を入力する間、保持期間を延長する制御を行うこととしてもよい。
図7は、緩慢化制御部80の機能ブロックを示す図である。
緩慢化制御部80は、論理積回路81,83,89と、タイマー84と、カウンタ87と、比較器88とを備えて構成される。
論理積回路81は、緩慢化処理の適用条件を判定する機能部である。具体的には、論理積回路81は、復帰制御部70が復帰制御中であり、且つ、保持期間でなく、且つ、参照軸情報ESが参照軸で空転滑走の発生が検知されたことを示す情報である場合に適用条件を満たしたと判定してオン信号を出力する。
論理積回路83は、タイマー84のリセット・スタートを制御する機能部である。タイマー84は、緩慢化処理の適用継続時間を計時する機能部であり、論理積回路83の出力信号がオフからオンになることで計時時間をリセットして、計時を開始し、計時時間が所定時間に達することで計時を終了する。計時中の間、タイマー84はオン信号を出力し、計時が終了するとオフ信号を出力する。論理積回路83は、タイマー84の出力信号がオフの間に論理積回路81からオン信号が入力された場合に、オン信号を出力する。
カウンタ87は、緩慢化処理の適用回数を計数する機能部であり、タイマー84の出力信号がオフからオンに変化する毎にカウンタ値を“1”増加させ、カウンタ値を比較器86に出力する。また、復帰制御部70が復帰制御中であり、且つ、保持期間でないことを示す信号が入力される(オフからオンに変化する)毎にカウンタ値をリセットする。
比較器88は、カウンタ87から入力されるカウンタ値、すなわち緩慢化処理の適用回数と、設定された所定回数とを比較して、所定回数に達していない場合にオン信号を出力し、達した場合にオフ信号を出力する。
論理積回路89は、復帰制御部70が復帰制御中であり、且つ、保持期間でなく、タイマー84及び比較器88の出力信号がともにオン信号である場合にのみ、緩慢化信号を復帰動作部76に出力する。これにより、緩慢化処理の適用継続時間が所定時間に達した場合(タイマー84の出力信号がオフ信号の場合)や、緩慢化処理の適用回数が所定回数に達した場合(比較器88の出力信号がオフ信号の場合)には緩慢化指示信号が出力されないこととなる。
以上の実施例によれば、再粘着制御において、参照軸で空転滑走の発生が検知されて緩慢化処理の適用条件を満たした場合に緩慢化処理が適用されて、復帰動作が一時停止されたり、復帰ペースが低減される。このため、空転滑走の誘発連鎖の周期性を断ち(例えば、誘発連鎖の周期性を狂わせ、一定とさせないことで)、空転滑走の誘発連鎖を抑制する技術を実現できる。
また、緩慢化処理を継続して適用し続けたり、何度も緩慢化処理を適用することによって、トルク指令値τ の復帰が長期化することを防止することができる。
[変形例]
本発明が適用可能な実施例は上述の実施例に限られるわけではない。例えば、再粘着制御部67が再粘着用指令値τ を生成し、トルク指令決定部57がトルクパタン値τ と再粘着用指令値τ とを切り替えてトルク指令値τ を決定することとして説明した。これを、再粘着制御部67は、再粘着用指令値τ を生成するのではなく、トルクパタン値τ に対する引下げ量(或いは引下げ割合)を算定し、トルク指令決定部57が、トルクパタン値τ から引下げ量分のトルクを減算してトルク指令値τ を決定することとしてもよい。
また、復帰制御を段階復帰制御として説明したが、段階を設けずに、一度の復帰動作でトルクパタン値τ までトルク指令値τ を徐々に復帰させることとしてもよい。
また、緩慢化処理の適用継続時間を可変にしてもよい。例えば、復帰制御の期間中のどのタイミングで緩慢化処理を適用するかに応じて適用継続時間を変更したり(例えば、復帰制御の終期に近づくにつれて適用継続時間を短くしたり)、緩慢化処理の適用回数が増えるにつれて適用継続時間を短くすることとしてもよい。
また、緩慢化処理の適用を解除する例として、緩慢化処理の適用継続時間が所定時間に達した場合と、適用回数が所定回数に達した場合との両方の例について説明したが、適用回数については復帰制御中であれば無制限としてもよい。
50 電動機制御装置
60 再粘着制御装置
67 再粘着制御部
70 復帰制御部
74 保持部
76 復帰動作部
80 緩慢化制御部

Claims (12)

  1. 空転又は滑走(以下包括して「空転滑走」という。)が発生した動輪を再粘着させる再粘着制御において当該動輪の駆動軸(以下「制御対象軸」という)を駆動する電動機のトルク指令値を引下げた後にトルクを復帰させる復帰制御方法であって、
    他の駆動軸で空転滑走の発生が検知された場合に、前記トルク指令値を復帰させる復帰制御を一時停止させることで当該復帰制御を緩慢化させる緩慢化処理を適用する適用ステップ、
    を含む復帰制御方法。
  2. 空転又は滑走(以下包括して「空転滑走」という。)が発生した動輪を再粘着させる再粘着制御において当該動輪の駆動軸(以下「制御対象軸」という)を駆動する電動機のトルク指令値を引下げた後にトルクを復帰させる復帰制御方法であって、
    他の駆動軸で空転滑走の発生が検知された場合に、前記トルク指令値を復帰させる復帰ペースを低減させることで復帰制御を緩慢化させる緩慢化処理を適用する適用ステップ、
    を含む復帰制御方法。
  3. 空転又は滑走(以下包括して「空転滑走」という。)が発生した動輪を再粘着させる再粘着制御において当該動輪の駆動軸(以下「制御対象軸」という)を駆動する電動機のトルク指令値を引下げた後にトルクを復帰させる復帰制御方法であって、
    他の駆動軸で空転滑走の発生が検知された場合に、前記トルク指令値を復帰させる復帰制御を緩慢化させる緩慢化処理を適用する適用ステップ
    前記緩慢化処理の適用継続時間が所定時間に達した場合に、前記緩慢化処理の適用を解除する解除ステップと、
    を含む復帰制御方法。
  4. 空転又は滑走(以下包括して「空転滑走」という。)が発生した動輪を再粘着させる再粘着制御において当該動輪の駆動軸(以下「制御対象軸」という)を駆動する電動機のトルク指令値を引下げた後にトルクを復帰させる復帰制御方法であって、
    他の駆動軸で空転滑走の発生が検知された場合に、前記トルク指令値を復帰させる復帰制御を緩慢化させる緩慢化処理を適用する適用ステップ
    前記緩慢化処理の適用回数が所定回数に達した場合に、前記緩慢化処理の適用を抑止する抑止ステップと、
    を含む復帰制御方法。
  5. 機械ブレーキによるブレーキ時に滑走が発生した軸(以下「制御対象軸」という)を再粘着させる再粘着制御において前記機械ブレーキの制動力を引下げた後に行う制動力の復帰制御方法であって、
    前記制御対象軸以外の他軸で滑走の発生が検知された場合に、前記制動力を復帰させる復帰制御を一時停止させることで当該復帰制御を緩慢化させる緩慢化処理を適用する適用ステップ、
    を含む復帰制御方法。
  6. 機械ブレーキによるブレーキ時に滑走が発生した軸(以下「制御対象軸」という)を再粘着させる再粘着制御において前記機械ブレーキの制動力を引下げた後に行う制動力の復帰制御方法であって、
    前記制御対象軸以外の他軸で滑走の発生が検知された場合に、前記制動力を復帰させる復帰ペースを低減させることで復帰制御を緩慢化させる緩慢化処理を適用する適用ステップ、
    を含む復帰制御方法。
  7. 機械ブレーキによるブレーキ時に滑走が発生した軸(以下「制御対象軸」という)を再粘着させる再粘着制御において前記機械ブレーキの制動力を引下げた後に行う制動力の復帰制御方法であって、
    前記制御対象軸以外の他軸で滑走の発生が検知された場合に、前記制動力を復帰させる復帰制御を緩慢化させる緩慢化処理を適用する適用ステップ
    前記緩慢化処理の適用継続時間が所定時間に達した場合に、前記緩慢化処理の適用を解除する解除ステップと、
    を含む復帰制御方法。
  8. 機械ブレーキによるブレーキ時に滑走が発生した軸(以下「制御対象軸」という)を再粘着させる再粘着制御において前記機械ブレーキの制動力を引下げた後に行う制動力の復帰制御方法であって、
    前記制御対象軸以外の他軸で滑走の発生が検知された場合に、前記制動力を復帰させる復帰制御を緩慢化させる緩慢化処理を適用する適用ステップ
    前記緩慢化処理の適用回数が所定回数に達した場合に、前記緩慢化処理の適用を抑止する抑止ステップと、
    を含む復帰制御方法。
  9. 前記緩慢化処理の適用継続時間が所定時間に達した場合に、前記緩慢化処理の適用を解除する解除ステップ、
    を更に含む請求項1、2、5又は6に記載の復帰制御方法。
  10. 前記緩慢化処理の適用回数が所定回数に達した場合に、前記緩慢化処理の適用を抑止する抑止ステップ、
    を更に含む請求項1、2、5、6又は9に記載の復帰制御方法。
  11. 空転滑走が発生した動輪を再粘着させる再粘着制御において当該動輪の駆動軸を駆動する電動機のトルク指令値を引下げた後に、請求項1〜4の何れか一項に記載の復帰制御方法を行う電動機制御装置。
  12. 機械ブレーキによるブレーキ時に滑走が発生した制御対象軸を再粘着させる再粘着制御において前記機械ブレーキの制動力を引下げた後に、請求項5〜8の何れか一項に記載の復帰制御方法を行う機械ブレーキ制御装置。
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