JP6164831B2 - 環状コンベヤ型流量計重機の流量制御装置 - Google Patents

環状コンベヤ型流量計重機の流量制御装置 Download PDF

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Description

本発明は、環状コンベヤ型流量計重機により連続供給している粉体の流量を計測し、予め設定した流量値と適合するように粉体供給量を制御する環状コンベヤ型流量計重機の流量制御装置に関する。
今日、各種産業の多くの工程において、粉体の関与する部分はきわめて多い。例えば、粉砕、分級、混合、造粒、乾燥等の処理、並びに中間物の輸送、それらの装置に粉体原材料、中間物を供給する操作が必要である。特に、供給操作の良否は処理装置の効率を左右し、甚だしい場合はプロセス全体の成否を決めることになる。
本出願人は、先に、図2および図3に示すように、円筒部10によって囲繞された空間内で回転体12を水平方向に回転駆動するように配置することにより、粉体を移送すべき移送路14を環状に形成した環状コンベヤ20を構成し、その直径線上の2点を天秤機構的に支承すると共に前記直径線に対し直角位置において前記環状コンベヤ20を平衡させるようにロードセル等の電気的荷重検出器16により支持し、前記2点の支承部と同一直径線上に位置するように前記環状コンベヤ20に設けられた粉体受入口22から受け入れた粉体を、前記回転体12の回転駆動によって前記粉体受入口22と半周ずらした反対側に位置する粉体排出口24に連続的に移送するように構成し、前記回転体12によって移送される粉体の流量および重量の計測を行うように構成した環状コンベヤ型流量計重機に関する提案を行った(特許文献1参照)。
前記特許文献1において提案された環状コンベヤ型流量計重機において、前記回転体12は、その回転駆動軸18に軸結合し前記円筒体12と同心円からなる外周壁部12aを有し、この外周壁部12aと前記円筒体10の内壁面との間に前記環状の移送路14が形成されており、前記回転体12の外周壁部12aからは、前記円筒体10の内壁面に指向してそれぞれ等間隔で複数の仕切羽根13が放射状に突設されて複数の区画室15を形成するように構成されている(図2および図3参照)。
このように構成された前記環状コンベヤ型流量計重機において、前記回転体12を回転駆動する回転駆動軸18に対して、回転速度検出器(図示せず)を適宜設けて前記回転体12の回転数を計測するように構成されている。そして、前記環状コンベヤ20に対して設けたロードセル等の電気的荷重検出器16によって粉体の重量を計測し、このようにして計測された粉体の重量と前記回転体12の回転数との積を演算することにより、粉体の流量を計測するように構成することが開示されている。
特開昭56−027619号公報
しかしながら、前述した従来の環状コンベヤ型流量計重機のように、回転体の回転数に基づいて供給排出される粉体の流量を、ロードセル等の電気的荷重検出器による粉体の重量と前記回転数と積(重量×回転数)のみで演算される流量では、流量誤差が多くなると共に、流量値も不安定となる難点が有る。
すなわち、従来の環状コンベヤ型流量計重機においては、環状コンベヤの上方に設けた粉体供給機から環状コンベヤ経粉体を供給するに際して、環状コンベヤの回転体の仕切羽根上に粉体が付着し、この付着した粉体は回転体に対し回転アンバランス状態を生じ、このような場合においては粉体の流量値が環状コンベヤ1回転に一度の周期で変動することが確認され、従って流量誤差が生じると共に流量値も不安定となる難点がある。
そこで、本発明者等は、前記問題点を解消するため、鋭意検討並びに試作を重ねた結果、ロードセル等の電気的荷重検出器により検出される重量データを、移動平均回路により演算処理して、回転体を直接回転駆動する回転駆動軸の1回転毎の移動平均値を算出し、電気的に回転アンバランスを補正することにより、安定した粉体の流量値を得ることができることを突き止めた。
また、環状コンベヤへ粉体を供給する粉体供給機の回転数に基づいて前記供給機の容積流量を演算し、この容積流量と環状コンベヤの流量とから、前記供給機より環状コンベヤへ実際に供給される粉体の見掛け比重を演算して、粉体の見掛け比重管理を行うことにより、前記供給機および環状コンベヤのメンテナンスが容易になることを突き止めた。なお、前記粉体供給機としては、例えば、本出願人が、先に特許出願(特開昭63−278546号公報)により提案した粉体定量供給機等を使用することができる。
さらに、前述した粉体の見掛け比重を演算することにより、前記供給機の流量演算を行って、容積モードで前記供給機および環状コンベヤを運転することにより、例えば前記ロードセル等の電気的荷重検出器の破損等の重大事故が発生しても、通常運転時の見掛け比重値(BD値)を手動入力することにより、安定した運転の継続を行うことができることを突き止めた。
そして、前記供給機と環状コンベヤとを、インバータ制御により同時に回転数制御を行うことによって、環状コンベヤ内の粉体重量をほぼ一定にすることが可能となり、前記ロードセル等の電気的荷重検出器による重量検出の精度を高めることができることを突き止めた。
従って、本発明の目的は、環状コンベヤ型流量計重機により連続供給している粉体の流量を安定かつ正確に計測し、予め設定した流量値と適合するように粉体供給量を適正に制御することができる環状コンベヤ型流量計重機の流量制御装置を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明の請求項1に記載の環状コンベヤ型流量計重機の流量制御装置は、粉体供給機から環状コンベヤに供給される粉体重量をロードセルで検出し、検出された粉体重量と前記環状コンベヤの回転体の回転数とから粉体の流量を演算するように構成した環状コンベヤ型流量計重機の流量制御装置からなり、
前記ロードセルで検出される粉体重量を、ロードセルアンプおよびA/D変換器を介して粉体重量データに変換し、前記回転体の回転数を検出する第1のパルスセンサからの検出信号に基づき前記粉体重量データについて1回転毎の移動平均値として算出し、
前記第1のパルスセンサからの検出信号を、F/V変換器、A/D変換器および回転数変換回路により環状コンベヤの回転数を計測し、
前記算出された粉体重量データの移動平均値と、前記計測された環状コンベヤの回転数との積から重量モードの流量値(PV値)を演算し、前記流量値(PV値)をPID制御回路およびD/A変換器を介して前記環状コンベヤおよび粉体供給機を駆動するモータの回転数をそれぞれPID制御するように構成すると共に、
前記環状コンベヤに粉体を供給する粉体供給機の回転数を検出する第2のパルスセンサからの検出信号を、F/V変換器、A/D変換器および回転数変換回路により粉体供給機の回転数を計測し、
前記第2のパルスセンサにより計測された粉体供給機の回転数から前記粉体供給機の容積流量を演算し、前記環状コンベヤの流量に対し前記容積流量を除算して粉体供給機における粉体の見掛け比重を計算し、
この見掛け比重値(BD値)と、前記第2のパルスセンサにより計測される粉体供給機の回転数とから、容積モードの流量値(PV値)を演算し、
前記重量モードの流量値(PV値)を前記容積モードの流量値(PV値)に切換え選択し、前記PID制御回路およびD/A変換器を介して前記環状コンベヤおよび粉体供給機を駆動するモータの回転数をそれぞれPID制御し得るように構成したことを特徴とする。
本発明の請求項2に記載の環状コンベヤ型流量計重機の流量制御装置は、前記容積モードの流量値(PV値)を選択して、前記環状コンベヤおよび粉体供給機を駆動するモータの回転数をそれぞれPID制御する場合において、
前記第2のパルスセンサにより計測された粉体供給機の回転数から前記粉体供給機の容積流量を演算し、前記環状コンベヤの流量に対し前記容積流量を除算して得られる粉体供給機における粉体の見掛け比重値に代えて、
通常運転時の見掛け比重値を手動入力により切換え設定し、この見掛け比重値(BD値)と、前記第2のパルスセンサにより計測される粉体供給機の回転数とから、容積モードの流量値(PV値)を演算し、前記容積モードの流量値(PV値)により、前記PID制御回路およびD/A変換器を介して前記環状コンベヤおよび粉体供給機を駆動するモータの回転数をそれぞれPID制御するように構成したことを特徴とする。
本発明の請求項3に記載の環状コンベヤ型流量計重機の流量制御装置は、粉体供給機から環状コンベヤに供給される粉体重量をロードセルで検出し、検出された粉体重量と前記環状コンベヤの回転体の回転数とから粉体の流量を演算するように構成した環状コンベヤ型流量計重機の流量制御装置からなり、
前記ロードセルにより検出される粉体重量信号を入力してデジタル数値化した重量データに関する信号を出力するロードセルアンプおよびA/D変換器と、
前記環状コンベヤの回転数を検出してこの回転数信号を検出する第1のパルスセンサと、
前記第1のパルスセンサにより検出される回転数信号を分周して重量計測のための1回転パルスの同期信号を発生する分周器と、
前記分周器からの同期パルス信号毎に、前記ロードセルアンプを介してA/D変換器より出力される重量データを、分周器からの同期信号に基づいて順次環状コンベヤの1回転毎に得られる重量信号を移動平均する重量データ平均回路と、
前記重量データ平均回路により得られる1回転毎の平均粉体重量と、前記第1のパルスセンサにより検出される回転数信号をF/V変換器、A/D変換器および回転数変換回路により計測される前記環状コンベヤの回転数とから、重量モードの粉体流量値を演算する流量演算回路と、
前記粉体供給機の回転数を検出してこの回転数に比例した容積流量を得る回転数信号を検出する第2のパルスセンサと、
前記流量演算回路で演算される環状コンベヤの流量と、前記第2のパルスセンサにより検出される回転数信号をF/V変換器、A/D変換器および回転数変換回路により計測される前記粉体供給機の回転数とから、供給粉体の見掛け比重を計算する比重計算回路と、
前記比重計算回路から出力される見掛け比重を示す信号から見掛け比重値を設定する見掛け比重値切換設定回路と、
前記見掛け比重値切換設定回路により設定された見掛け比重値と、前記第2のパルスセンサにより計測される前記粉体供給機の回転数とから、容積モードの粉体流量値を演算する供給機流量演算回路と、をそれぞれ備え、
前記重量モードの粉体流量値を演算する流量演算回路または前記容積モードの粉体流量値を演算する供給機流量演算回路からの粉体流量値(PV値)を重量/容積切換器により切換え選択し、PID制御回路、D/A変換器を介して、前記環状コンベヤおよび粉体供給機のモータの回転数をそれぞれPID制御するように構成したことを特徴とする。
本発明の請求項4に記載の環状コンベヤ型流量計重機の流量制御装置は、前記容積モードの粉体流量値を演算する供給機流量演算回路からの粉体流量値(PV値)を選択する場合において、
前記見掛け比重値切換設定回路に対し、前記比重計算回路により計算される供給粉体の見掛け比重値に代えて、通常運転時の見掛け比重値を手動入力により切換え設定する手動入力設定部をタッチパネルに設けて、前記供給機流量演算回路により演算される容積モードの粉体流量値(PV値)に基づいて、PID制御回路、D/A変換器を介して、前記環状コンベヤおよび粉体供給機のモータの回転数をそれぞれPID制御するように構成したことを特徴とする。

本発明に係る環状コンベヤ型流量計重機の流量制御装置によれば、環状コンベヤから検出される粉体の重量データより、移動平均回路により演算処理して、回転体を直接回転駆動する回転駆動軸の1回転毎の移動平均値を算出し、電気的に前記回転体の回転アンバランスを補正することにより、安定した粉体の流量値を得て、環状コンベヤ型流量計重機において予め設定した流量値と適合する粉体供給量となるように環状コンベヤと粉体供給機の適正な流量制御を達成することができる。
また、本発明に係る環状コンベヤ型流量計重機の流量制御装置によれば、環状コンベヤへ粉体を供給する前記粉体供給機の回転数に基づいて容積流量を演算し、この容積流量と環状コンベヤの流量とから、実際に供給される粉体の見掛け比重を演算し、粉体の見掛け比重管理を行うことで、前記供給機および環状コンベヤのメンテナンスが容易となる。しかも、ロードセルの破損等の重大事故が発生した場合においても、通常運転時の見掛け比重値を手動入力することにより、前記供給機を基にした容積モードで運転制御すれば、安定した運転の継続を行うことができる。さらに、前記供給機と環状コンベヤとを、同時に回転数制御を行うことによって、環状コンベヤ内の粉体重量をほぼ一定にすることが可能となり、ロードセルによる重量検出の精度を高めることができ、粉体の供給排出の精度と信頼性とを大幅に向上することができる。
そして、本発明装置のメンテナンス性については、CPU、I/Oユニット、特殊ユニットが独立しているため、故障したときの交換が容易である。しかも、使用している計装品が全て汎用品であるため、故障した時のメンテナンスが容易である。さらに、シーケンサ内のソフトウエアの変更だけで能力変更が可能であり、粉体物性によって精度が出にくい場合でも、ソフトウエアの変更によって容易に対応でき、従ってフレキシビリティが高く、比率制御や同調制御を容易に行うことができる。また、CPUメモリ容量がある限り何台でも制御できるばかりでなく、表示/設定等はタッチパネル1台で全台数について行えるため、制御盤をコンパクト化でき、台数が多くなればなる程安価となる等の利点が得られる。
本発明に係る環状コンベヤ型流量計重機の流量制御装置を構成する制御系統図である。 従来の環状コンベヤ型流量計重機の要部を切開した状態を示す平面図である。 図2に示す環状コンベヤ型流量計重機のA−A線要部断面図である。
次に、本発明に係る環状コンベヤ型流量計重機の流量制御装置の実施例につき、添付図面を参照しながら以下説明する。
図1は、本発明に係る流量制御を行う環状コンベヤ型流量計重機の流量制御装置を構成する制御系統図を示すものである。すなわち、図1において、参照符号30は、従来の環状コンベヤ型流量計重機と同様の構成からなる環状コンベヤを示し、この環状コンベヤ30には、その粉体の重量を計測するための電気的荷重検出器としてのロードセル31が設けられている。また、前記環状コンベヤ30において、粉体の供給を行う回転体を回転駆動する回転駆動軸の回転数を検出するための第1のパルスセンサ32が設けられると共に、前記回転駆動軸を回転駆動するためのインバータモータ(M1)33が設けられている。
また、環状コンベヤ30の上方には、前記環状コンベヤ30に対し粉体を供給するための粉体供給機34が配置され、この粉体供給機34においても、粉体の供給を行う回転部材を回転駆動する回転駆動軸の回転数を検出するための第2のパルスセンサ36が設けられると共に、前記回転駆動軸を回転駆動するためのインバータモータ(M2)37が設けられている。なお、前記粉体供給機34としては、前述したように、本出願人が先に提案した公知の粉体定量供給機等を使用することができる。
そこで本実施例の環状コンベヤ型流量計重機においては、前記環状コンベヤ30に設けられたロードセル31により粉体重量信号を検出し、ロードセルアンプ40およびA/D変換器41を介してデジタル数値化した重量データを出力するように構成される。このようにして出力された重量データは、重量データ平均回路42に入力する。
前記重量データ平均回路42においては、前記環状コンベヤ30に設けられた第1のパルスセンサ32によって検出された前記環状コンベヤ30の回転数信号を分周器43で分周し、前記重量データ平均回路42に入力することにより、前記重量データについて回転駆動軸(回転体)1回転毎の移動平均値を計測するように構成される。
また、前記環状コンベヤ30に設けられた第1のパルスセンサ32によって検出された前記環状コンベヤ30の回転数信号は、F/V変換器44およびA/D変換器45を介してデジタル数値化した回転数データを出力するように構成される。このようにして出力された回転数データは、回転数変換回路46に入力して環状コンベヤ30の回転数〔rpm〕を計測する。
そして、前記重量データ平均回路42で計測された平均粉体重量と、前記回転数変換回路46で計測された環状コンベヤ30の回転数〔rpm〕との積を流量演算回路47において演算し、「重量モード」の流量値(PV値)を算出することができる。なお、前記回転数変換回路46で計測された回転数〔rpm〕は、タッチパネルにおいて回転数表示48を行うことができる。
また、前記粉体供給機34に設けた第2のパルスセンサ36によって検出された前記粉体供給機34の回転数信号は、F/V変換器49およびA/D変換器50を介してデジタル数値化した回転数データを出力するように構成される。このようにして出力された回転数データは、回転数変換回路51に入力して粉体供給機34の回転数〔rpm〕を計測する。
そこで、前記回転数変換回路51で計測された粉体供給機34の回転数〔rpm〕は、粉体供給機34の容積流量と比例関係にある[容積流量(L/h)=K×rpm]ことから、前記環状コンベヤ30の流量はそのまま粉体供給機34の流量であり、前記流量演算回路47で演算された流量(kg/h)と、前記粉体供給機34の容積流量(Lit/h)と、比重計算回路52において演算、すなわち前記流量(kg/h)を容積流量(Lit/h)で除算することにより、粉体の見掛け比重(kg/Lit)を算出することができる。
従って、前記比重計算回路52で算出された粉体の見掛け比重(kg/Lit)は、見掛け比重値(BD値)切換設定回路53を介して、前記回転数変換回路51で計測された粉体供給機34の回転数〔rpm〕と共に、供給機流量演算回路54に入力して演算することにより「容積モード」の流量値(PV値)を算出することができる。なお、前記回転数変換回路51で計測された回転数〔rpm〕は、タッチパネルにおいて回転数表示55を行うことができる。また、前記見掛け比重値(BD値)切換設定回路53により設定される見掛け比重値(BD値)は、タッチパネルにおいて見掛け比重値(BD値)表示56を行うことができる。
前述したように構成される本発明の流量制御装置においては、前記流量演算回路47において算出された「重量モード」の流量値(PV値)は、重量/容積切換器57による重量モードの切換え信号に基づいてアンド回路58およびオア回路60を介して流量値(PV値)計算回路61に入力されて粉体の供給流量(PV値)が計算される。前記流量値(PV値)計算回路61で計算された粉体の供給流量PV値は、PID(比例積分微分)制御回路62に入力され、タッチパネルにおいて予め流量設定63された流量設定値(SV値)と比較される。
前記PID制御回路62から出力される制御信号は、D/A変換器64でアナログ電圧に変換され、第1のインバータ65および第2のインバータ66にそれぞれ入力される。そして、前記第1のインバータ65は、PID制御回路62からの制御信号により、環状コンベヤ30のインバータモータ(M1)33に供給される電圧と周波数を可変制御して、インバータモータ(M1)33の回転数を可変し、粉体の供給流量をPID(比例積分微分)制御すると共に、前記第2のインバータ66は、PID制御回路62からの制御信号により、粉体供給機34のインバータモータ(M2)37に供給される電圧と周波数を可変制御して、インバータモータ(M2)37の回転数を可変し、粉体の供給流量をPID(比例積分微分)制御する。
また、前記供給機流量演算回路54において算出された「容積モード」の流量値(PV値)は、重量/容積切換器57による容積モードの切換え信号に基づいてアンド回路59およびオア回路60を介して流量値(PV値)計算回路61に入力されて粉体の供給流量(PV値)が計算される。前記流量値(PV値)計算回路61で計算された粉体の供給流量PV値は、PID(比例積分微分)制御回路62に入力され、タッチパネルにおいて予め流量設定63された流量設定値(SV値)と比較される。
従って、前記PID制御回路62から出力される制御信号は、前記と同様にして、D/A変換器64でアナログ電圧に変換され、第1のインバータ65および第2のインバータ66にそれぞれ入力される。そして、前記第1のインバータ65は、PID制御回路62からの制御信号により、環状コンベヤ30のインバータモータ(M1)33に供給される電圧と周波数を可変制御して、インバータモータ(M1)33の回転数を可変し、粉体の供給流量をPID(比例積分微分)制御すると共に、前記第2のインバータ66は、PID制御回路62からの制御信号により、粉体供給機34のインバータモータ(M2)37に供給される電圧と周波数を可変制御して、インバータモータ(M2)37の回転数を可変し、粉体の供給流量をPID(比例積分微分)制御する。
なお、前記流量値(PV値)計算回路61で計算された前記「重量モード」または「容積モード」の流量値(PV値)は、タッチパネルにおいて流量値(PV値)表示67される。また、前記流量値(PV値)計算回路61の出力は、払出積算パルス出力回路68に入力されて積算カウンタにより積算され、タッチパネルにおいて積算値表示69される。
また、本発明の環状コンベヤ型流量計重機の流量制御装置において、前記環状コンベヤ30に設けた粉体重量を検出するロードセル31が、破損等の事故を発生した場合は、前述した「容積モード」による運転を行い、タッチパネルにおいて通常運転時の見掛け比重値(BD値)を手動入力設定70し、この手動入力設定された通常運転時の見掛け比重値(BD値)を前記見掛け比重値(BD値)切換設定回路53により設定し、前記供給機流量演算回路54に入力する。これにより、前記回転数変換回路51で計測された粉体供給機34の回転数〔rpm〕と共に、供給機流量演算回路54において「容積モード」の流量値(PV値)を演算して、前述したように環状コンベヤ30および粉体供給機34を適正に運転することができる。
以上、本発明の好適な実施例について説明したが、本発明は前述した実施例に限定されることなく、本発明の精神を逸脱しない範囲内において、種々の設計変更を行うことができる。
10 円筒部 12 回転体
12a 外周壁部 13 仕切羽根
14 移送路 15 区画室
16 電気的荷重検出器 18 回転駆動軸
20 環状コンベヤ 22 粉体受入口
24 粉体排出口
30 環状コンベヤ 31 ロードセル
32 第1のパルスセンサ 33 インバータモータ(M1)
34 粉体供給機 36 第2のパルスセンサ
37 インバータモータ(M2)
40 ロードセルアンプ 41 A/D変換器
42 重量データ平均回路 43 分周器
44 F/V変換器 45 A/D変換器
46 回転数変換回路 47 流量演算回路
48 回転数表示 49 F/V変換器
50 A/D変換器 51 回転数変換回路
52 比重計算回路 53 見掛け比重値切換設定回路
54 供給機流量演算回路 55 回転数表示
56 見掛け比重値(BD値)表示 57 重量/容積切換器
58、59 アンド回路 60 オア回路
61 流量値(PV値)計算回路 62 PID制御回路
63 粉体流量設定 64 D/A変換器
65 第1のインバータ 66 第2のインバータ
67 流量値表示 68 払出積算パルス出力回路
69 積算値表示 70 手動入力設定

Claims (4)

  1. 粉体供給機から環状コンベヤに供給される粉体重量をロードセルで検出し、検出された粉体重量と前記環状コンベヤの回転体の回転数とから粉体の流量を演算するように構成した環状コンベヤ型流量計重機の流量制御装置からなり、
    前記ロードセルで検出される粉体重量を、ロードセルアンプおよびA/D変換器を介して粉体重量データに変換し、前記回転体の回転数を検出する第1のパルスセンサからの検出信号に基づき前記粉体重量データについて1回転毎の移動平均値として算出し、
    前記第1のパルスセンサからの検出信号を、F/V変換器、A/D変換器および回転数変換回路により環状コンベヤの回転数を計測し、
    前記算出された粉体重量データの移動平均値と、前記計測された環状コンベヤの回転数との積から重量モードの流量値(PV値)を演算し、前記流量値(PV値)をPID制御回路およびD/A変換器を介して前記環状コンベヤおよび粉体供給機を駆動するモータの回転数をそれぞれPID制御するように構成すると共に、
    前記環状コンベヤに粉体を供給する粉体供給機の回転数を検出する第2のパルスセンサからの検出信号を、F/V変換器、A/D変換器および回転数変換回路により粉体供給機の回転数を計測し、
    前記第2のパルスセンサにより計測された粉体供給機の回転数から前記粉体供給機の容積流量を演算し、前記環状コンベヤの流量に対し前記容積流量を除算して粉体供給機における粉体の見掛け比重を計算し、
    この見掛け比重値(BD値)と、前記第2のパルスセンサにより計測される粉体供給機の回転数とから、容積モードの流量値(PV値)を演算し、
    前記重量モードの流量値(PV値)を前記容積モードの流量値(PV値)に切換え選択し、前記PID制御回路およびD/A変換器を介して前記環状コンベヤおよび粉体供給機を駆動するモータの回転数をそれぞれPID制御し得るように構成したことを特徴とする環状コンベヤ型流量計重機の流量制御装置。
  2. 前記容積モードの流量値(PV値)を選択して、前記環状コンベヤおよび粉体供給機を駆動するモータの回転数をそれぞれPID制御する場合において、
    前記第2のパルスセンサにより計測された粉体供給機の回転数から前記粉体供給機の容積流量を演算し、前記環状コンベヤの流量に対し前記容積流量を除算して得られる粉体供給機における粉体の見掛け比重値に代えて、
    通常運転時の見掛け比重値を手動入力により切換え設定し、この見掛け比重値(BD値)と、前記第2のパルスセンサにより計測される粉体供給機の回転数とから、容積モードの流量値(PV値)を演算し、前記容積モードの流量値(PV値)により、前記PID制御回路およびD/A変換器を介して前記環状コンベヤおよび粉体供給機を駆動するモータの回転数をそれぞれPID制御するように構成したことを特徴とする請求項1記載の環状コンベヤ型流量計重機の流量制御装置。
  3. 粉体供給機から環状コンベヤに供給される粉体重量をロードセルで検出し、検出された粉体重量と前記環状コンベヤの回転体の回転数とから粉体の流量を演算するように構成した環状コンベヤ型流量計重機の流量制御装置からなり、
    前記ロードセルにより検出される粉体重量信号を入力してデジタル数値化した重量データに関する信号を出力するロードセルアンプおよびA/D変換器と、
    前記環状コンベヤの回転数を検出してこの回転数信号を検出する第1のパルスセンサと、
    前記第1のパルスセンサにより検出される回転数信号を分周して重量計測のための1回転パルスの同期信号を発生する分周器と、
    前記分周器からの同期パルス信号毎に、前記ロードセルアンプを介してA/D変換器より出力される重量データを、分周器からの同期信号に基づいて順次環状コンベヤの1回転毎に得られる重量信号を移動平均する重量データ平均回路と、
    前記重量データ平均回路により得られる1回転毎の平均粉体重量と、前記第1のパルスセンサにより検出される回転数信号をF/V変換器、A/D変換器および回転数変換回路により計測される前記環状コンベヤの回転数とから、重量モードの粉体流量値を演算する流量演算回路と、
    前記粉体供給機の回転数を検出してこの回転数に比例した容積流量を得る回転数信号を検出する第2のパルスセンサと、
    前記流量演算回路で演算される環状コンベヤの流量と、前記第2のパルスセンサにより検出される回転数信号をF/V変換器、A/D変換器および回転数変換回路により計測される前記粉体供給機の回転数とから、供給粉体の見掛け比重を計算する比重計算回路と、
    前記比重計算回路から出力される見掛け比重を示す信号から見掛け比重値を設定する見掛け比重値切換設定回路と、
    前記見掛け比重値切換設定回路により設定された見掛け比重値と、前記第2のパルスセンサにより計測される前記粉体供給機の回転数とから、容積モードの粉体流量値を演算する供給機流量演算回路と、をそれぞれ備え、
    前記重量モードの粉体流量値を演算する流量演算回路または前記容積モードの粉体流量値を演算する供給機流量演算回路からの粉体流量値(PV値)を重量/容積切換器により切換え選択し、PID制御回路、D/A変換器を介して、前記環状コンベヤおよび粉体供給機のモータの回転数をそれぞれPID制御するように構成したことを特徴とする環状コンベヤ型流量計重機の流量制御装置。
  4. 前記容積モードの粉体流量値を演算する供給機流量演算回路からの粉体流量値(PV値)を選択する場合において、
    前記見掛け比重値切換設定回路に対し、前記比重計算回路により計算される供給粉体の見掛け比重値に代えて、通常運転時の見掛け比重値を手動入力により切換え設定する手動入力設定部をタッチパネルに設けて、前記供給機流量演算回路により演算される容積モードの粉体流量値(PV値)に基づいて、PID制御回路、D/A変換器を介して、前記環状コンベヤおよび粉体供給機のモータの回転数をそれぞれPID制御するように構成したことを特徴とする請求項3記載の環状コンベヤ型流量計重機の流量制御装置。
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