JP6164778B2 - 第2のratを用いて音声通話を実行しながら第1のratを用いてデータ通信を実行する方法 - Google Patents

第2のratを用いて音声通話を実行しながら第1のratを用いてデータ通信を実行する方法 Download PDF

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Description

本出願は、無線デバイスに関し、より詳細には、複数の無線アクセス技術(RAT)をサポートする無線デバイスの改良された性能及び/又は低減された電力消費を提供するシステム及び方法に関する。
無線通信システムの使用が迅速に増加している。更に、無線通信技術は、音声のみの通信から発展して、インターネット及びマルチメディアコンテンツのようなデータ伝送も含むようになっている。従って、無線通信における改良が要求される。特に、ユーザ装置(UE)、例えば携帯電話のような無線デバイスに存在する数多くの機能が、UEのバッテリ寿命に大きな負担をかける可能性がある。更に、UEが複数の無線アクセス技術(RAT)をサポートするよう構成される場合、RATの1又はそれ以上において、他のRATのチューンアウェイ(tune−away)動作などに起因してある一定の性能劣化が生じる可能性がある。その結果として、このような無線UEデバイスの省電力及び/又は改良された性能を提供する技術が求められている。
既存のRATに加えて、新しい改良されたセルラー無線アクセス技術(RAT)が用いられることがある。例えば、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)によって開発及び標準化されたロング・ターム・エボリューション(LTE)技術を実装したネットワークが現在展開されている。LTE及び他の新しいRATは、様々な第2世代(2G)及び第3世代(3G)RATのようなレガシーRATを利用したネットワークよりも高速のデータ転送速度をサポートすることが多い。
しかしながら、一部の展開においては、LTE及び他の新しいRATが、レガシーネッワークにより処理可能な一部のサービスを十分にはサポートしていない場合がある。従って、LTEネットワークは、レガシーネットワークと重なり合う領域において同時に展開されることが多く、サービス又はカバレージが要求する時にUEデバイスがRAT間を遷移する可能性がある。例えば、一部の展開においては、LTEネットワークは、音声通話をサポートすることができない。従って、例えば、UEデバイスが、音声通話をサポートしていないLTEネットワークに接続されている間に回線交換方式の音声通話を受信又は開始する時には、UEデバイスは、他の可能性の中でも、GSM(グローバル・システム・フォー・モバイル・コミュニケーションズ)RAT、又は音声通話をサポートする「1X」(符号分割多元接続2000(CDMA2000)1X)RATを使用するような、レガシーネットワークに遷移することがある。
一部のUEデバイスは、単一の無線機を使用して複数のセルラーRATの動作をサポートする。例えば、一部のUEデバイスは、単一の無線機を使用して、LTE及びGSMネットワークの両方の動作をサポートする。複数のRATに対して単一の無線機を使用することで、着信音声通話又は回線交換サービスのページメッセージに対する応答など、ネットワーク間の遷移がより複雑になる。加えて、複数のRATに対して単一の無線機を使用することにより、特定の電力使用及び性能上の問題が生じる。
例えば、このようなシステムでは、UEは、より最先端のRATを使用する第1ネットワークから、レガシーRATを使用する第2ネットワークに周期的に同調し、例えば音声通話のためのページングチャネルをリッスンすることができる。しかしながら、LTEなどのより最先端のRATからGSMなどのレガシーRATへのチューンアウェイ動作は、LTEネットワークの電力消費の増加及び/又は性能の劣化を結果として生じる可能性がある。
従って、UEデバイスが単一の無線機を使用して複数のセルラーRATの動作をサポートする場合の無線通信システムにおける性能及び消費電力の改善を提供することが望ましいことになる。
本明細書で説明される実施形態は、第2の無線機アクセス技術(RAT)を用いて音声通話を実行しながら、第1のRATを用いてデータ通信を実行するユーザ装置デバイス(UE)及び関連する方法に関する。UEは、第1のRATのデータ通信と第2のRATの音声通話の両方を実行するために第1の無線機(例えば、セルラー通信用の単一の無線機を有することができる)を含むことができる。1つの実施形態において、UEは、第1のRAT及び第2のRATに対して単一のSIMを使用することができる。
UEは、第1の無線機を用いて、最初に第1のRATを使用した第1のデータ通信を実行することができる。第1のデータ通信の間に、UEは、第2のRATを用いて通信することができず、又は、一般に第2のRATへの接続を維持することができない。その後、UEは、移動体発信音声通話の実行又は第2のRATを用いた移動体着信音声通話の受信のうちの少なくとも1つを行うためのインジケーションを受信することができる。従って、UEは、第1の無線機を用いて、インジケーションに応答して第2のRATを用いた音声通話を実行することができる。加えて、UEは、第1の無線機を用いて、音声通話の実行の間に第1のRATを用いた第2のデータ通信を実行することができる。
この概要は、本明細書で記載される主題の態様に関して基本的な理解を提供するために、幾つかの例示的な実施形態を要約することを目的として提供されている。従って、上述の特徴は単なる実施例に過ぎず、本明細書で記載される主題の範囲又は技術的思想をどのようにも限定するものと解釈すべきではない。本明細書に記載される主題の他の特徴、態様及び利点は、以下の詳細な説明、図面、及び請求項から明らかになるであろう。
添付図面と共に以下の実施形態に関する詳細な説明を考察すると、本発明をより良く理解することができる。
1つの実施形態による例示的なユーザ装置(UE)を示す図である。 UEが2つの異なるRATを使用して2つの基地局と通信する場合の例示的な無線通信システムを示す図である。 1つの実施形態による基地局を示す例示的なブロック図である。 1つの実施形態によるUEを示す例示的なブロック図である。 1つの実施形態によるUEの無線通信回路を示す例示的なブロック図である。 1つの実施形態によるUEの無線通信回路を示す例示的なブロック図である。 第1のRATを用いてデータ通信を実行しながら第2のRATを用いて音声通話を実行する例示的な方法を示すフローチャートである。
本発明は、様々な修正形態及び代替形態が可能であるが、本発明の特定の実施形態が例証として図面に示され、本明細書で詳細に説明される。しかしながら、図面及び詳細な説明は、本発明を開示される特定の形態に限定するものではなく、むしろ、添付の請求項によって定義される本発明の技術的思想及び範囲内にある全ての修正形態、均等物及び代替形態を包含するものであることを理解されたい。
頭文字
本開示では以下の頭文字を使用する。
3GPP−第3世代パートナーシッププロジェクト
3GPP2−第3世代パートナーシッププロジェクト2
GSM−グローバル・システム・フォー・モバイル・コミュニケーションズ
UMTS−ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーションズ・システム
LTE−ロング・ターム・エボリューション
RAT−無線アクセス技術
TX−送信
RX−受信
用語
以下は、本出願で使用される用語の解説である。
メモリ媒体−様々な種類のメモリデバイス又は記憶デバイスの何れか。「メモリ媒体」という用語は、インストール媒体、例えば、CD−ROM、フロッピーディスク、又はテープデバイス、DRAM、DDR RAM、SRAM、EDO RAM、ラムバスRAMなどのコンピュータシステムメモリ又はランダムアクセスメモリ、フラッシュのような不揮発性メモリ、磁気媒体、例えば、ハードドライブ、又は光学記憶装置、レジスタ、又は他の類似の種類のメモリ要素などを含むものとする。メモリ媒体は、他の種類のメモリ並びにこれらの組み合せを含むことができる。加えて、メモリ媒体は、プログラムが実行される第1コンピュータシステムに位置付けることができ、又はインターネットのようなネットワークを通じて第1コンピュータシステムに接続する第2の異なるコンピュータシステムに位置付けることができる。後者の場合、この第2コンピュータシステムは、実行のためにプログラム命令を第1コンピュータに提供することができる。「メモリ媒体」という用語は、異なる場所、例えばネットワークを通じて接続された異なるコンピュータシステムに存在することができる2又はそれ以上のメモリ媒体を含むことができる。メモリ媒体は、1又はそれ以上のプロセッサにより実行できるプログラム命令(例えばコンピュータプログラムとして実装される)を記憶することができる。
キャリア媒体−上述のメモリ媒体、並びにバスのような物理的伝送媒体、ネットワーク、及び/又は電気、電磁、又はデジタル信号などの信号を運ぶ他の物理的伝送媒体。
プログラマブルハードウェア要素−プログラマブル相互接続を介して接続された複数のプログラマブル機能ブロックを備えた様々なハードウェアデバイスを含む。例として、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)、PLD(プログラマブル論理デバイス)、FPOA(フィールドプログラマブルオブジェクトアレイ)、及びCPLD(複合PLD)が挙げられる。プログラマブル機能ブロックは、細粒度のもの(組み合せ論理又はルックアップテーブル)から粗粒度(演算論理ユニット又はプロセッサコア)のものまで多岐にわたってことができる。プログラマブルハードウェア要素は「再構成可能論理」と呼ぶことができる。
コンピュータシステム−パーソナルコンピュータシステム(PC)、メインフレームコンピュータシステム、ワークステーション、ネットワーク機器、インターネット機器、携帯情報端末(PDA)、パーソナル通信デバイス、スマートフォン、テレビシステム、グリッドコンピュータシステム、又はその他のデバイス又はデバイスの組み合せを含む、様々な種類のコンピュータ又は処理システムの何れか。一般に、用語「コンピュータシステム」は、メモリ媒体からの命令を実行する少なくとも1つのプロセッサを有する何れかのデバイス(又はデバイスの組み合せ)を包含するように広く定義することができる。
ユーザ装置(UE)(又は「UEデバイス」)−無線通信を実行し移動式又は携帯式の様々な種類のコンピュータシステムデバイスの何れか。UEデバイスの例としては、移動電話又はスマートフォン(例えば、iPhone(商標)、Android(商標)ベースの電話)、携帯式ゲームデバイス(例えば、Nintendo DS(商標)、PlayStation Portable(商標)、Gameboy Advance(商標)、iPhone(商標))、ラップトップ、PDA、携帯式インターネットデバイス、音楽プレーヤ、データ記憶装置、他のハンドヘルドデバイス、並びに腕時計、ヘッドフォン、ペンダント、イヤフォンなどのウェアラブルデバイスが挙げられる。一般に、「UE」又は「UEデバイス」という用語は、ユーザが容易に持ち運び無線通信可能な何れかの電子機器、コンピュータ、及び/又は通信デバイス(又はデバイスの組み合せ)を包含するよう広く定義することができる。
基地局−用語「基地局」は、通常の意味全体の外延を有するが、少なくとも、無線電話システム又は無線システムの一部として通信するのに使用される、固定位置に設置された無線通信局を含む。
処理要素−様々な要素又は要素の組み合せを指す。処理要素には、例えば、ASIC(特定用途向け集積回路)、個別のプロセッサコアの一部又は回路、プロセッサコア全体、個々のプロセッサ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)のようなプログラマブルハードウェアデバイス、及び/又は複数のプロセッサを含むシステムの大きな部分が挙げられる。
自動的に−処理又は動作を直接指定又は実行するユーザ入力なしで、コンピュータシステム(例えば、コンピュータシステムによって実行されるソフトウェア)又はデバイス(例えば、回路、プログラマブルハードウェア要素、ASICなど)によって実行される処理又は動作のことを指す。従って、「自動的に」という用語は、ユーザが動作を直接実行するために入力を提供するような、ユーザによって手動で実行又は指定される動作とは対照的である。自動手順は、ユーザにより提供される入力によって開始することができるが、「自動的に」実行される後続の動作は、ユーザによって指定されず、すなわち実行すべき各動作をユーザが指定するような「手動」では実行されない。例えば、各フィールドを選択して情報を指定する入力(例えば、情報をタイピングする、チェックボックスを選択する、無線機の選択、その他によって)を提供することによるユーザの電子的書式への記入は、コンピュータシステムがユーザ動作に応答してその書式を更新しなければならないとしても、手動での書式への記入になる。この書式は、コンピュータシステムにより自動的に記入することができ、ここではコンピュータシステム(例えば、コンピュータシステムで実行されるソフトウェア)は、書式の記入欄を分析して、その欄に対する回答を指定するどのようなユーザ入力もなしに書式に記入する。上述のように、ユーザは、書式の自動記入を呼出すことができるが、実際の書式の記入には関与しない(例えば、ユーザは、記入欄への回答を手動で指定することはなく、記入欄は自動的に完成される)。本明細書は、ユーザが行った動作に応答して自動的に実行される様々な処理の実施例を提供している。
図1−ユーザ装置
図1は、1つの実施形態による例示的なユーザ装置(UE)106を示す。用語「UE106」は、上記で定義した様々なデバイスの何れかとすることができる。UEデバイス106は、様々な素材の何れかから構成することができるハウジング12を含むことができる。UE106は、容量性タッチ電極を組み入れたタッチスクリーンとすることができるディスプレイ14を有することができる。ディスプレイ14は、様々なディスプレイ技術の何れかに基づくことができる。UE106のハウジング12は、ホームボタン16、スピーカポート18、並びに、マイク、データポート、及び実施可能な様々な他の種類のボタン(例えば、音量ボタン、着信ボタン、その他)のような他の要素(図示せず)など、様々な要素の何れかのための開口部を包含又は含むことができる。
UE106は、複数の無線アクセス技術(RAT)をサポートすることができる。例えば、UE106は、グローバル・システム・フォー・モバイル・コミュニケーションズ(GSM)、ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーションズ・システム(UMTS)、符号分割多元接続(CDMA)(例えば、CDMA2000 1XRTT又は他のCDMA無線アクセス技術)、ロング・ターム・エボリューション(LTE)、アドバンストLTE、及び/又は他のRATのうちの2又はそれ以上など、様々なRATの何れを使用して通信するよう構成することができる。例えば、UE106は、LTE及びGSMのような少なくとも2つの無線アクセス技術をサポートすることができる。必要に応じて種々の異なる又は他のRATをサポートすることができる。
UE106は、1又はそれ以上のアンテナを含むことができる。UE106はまた、1又はそれ以上の送信機チェーン(TXチェーン)及び1又はそれ以上の受信機チェーン(RXチェーン)の様々な組み合せのような、様々な無線機構成の何れかを含むことができる。例えば、UE106は、2又はそれ以上のRATをサポートする無線機を備えることができる。無線機は、単一のTX(送信)チェーン及び単一のRX(受信)チェーンを備えることができる。或いは、無線機は、例えば、同じ周波数で動作する単一のTXチェーンと2つのRXチェーンとを備えることができる。別の実施形態では、UE106は、2又はそれ以上の無線機、すなわち2又はそれ以上のTX/RXチェーン(2又はそれ以上のTXチェーン及び2又はそれ以上のRXチェーン)を備える。
本明細書で説明する実施形態では、UE106は、2又はそれ以上のRATを使用して通信する2つのアンテナを備える。例えば、UE106は、単一の無線機又は共有の無線機に結合された1対の携帯電話アンテナを有することができる。アンテナは、スイッチング回路及び他の無線周波数フロントエンド回路を使用して共有無線機(共有無線通信電気回路)に結合することができる。例えば、UE106は、送受信機又は無線機に結合された第1アンテナ、すなわち送信のため送信機チェーン(TXチェーン)に結合され且つ受信のため第1受信機チェーン(RXチェーン)に結合された第1アンテナを有することができる。UE106はまた、第2RXチェーンに結合された第2アンテナを備えることができる。第1及び第2受信機チェーンは、共通局部発振器を共有することができ、これは、第1及び第2受信機チェーンの双方が同じ周波数に同調されることを意味する。第1及び第2受信機チェーンは、一次受信機チェーン(PRX)及びダイバーシティ受信機チェーン(DRX)と呼ぶことができる。
1つの実施形態において、PRX及びDRX受信機チェーンは、ペアとして動作し、LTE及びGSM又はCDMA1xなどの1又はそれ以上の他のRATのように、2又はそれ以上のRATの間で時分割多重をする。本明細書で説明する基本的な実施形態において、UE106は、1つの送信機チェーンと2つの受信機チェーン(PRX及びDRX)を備え、送信機チェーンと2つの受信機チェーン(ペアとして動作する)は、LTEとGSMのような2つの(又はそれ以上の)RATの間で時分割多重を行う。
各アンテナは、600MHzから3GHzのような広範囲の周波数を受信することができる。従って、例えば、PRX及びDRX受信機チェーンの局部発振器は、LTE周波数帯域のような特定の周波数に同調することができ、(PRX受信機及びDRX受信機が同じ局部発振器を使用する理由から)同じ周波数で、PRX受信機チェーンがアンテナ1からサンプルを受信し、DRX受信機チェーンがアンテナ2からサンプルを受信する。UE106における無線電気回路は、UE106の要求される動作モードに応じて、リアルタイムで構成することができる。本明細書で説明する例示的な実施形態において、UE106は、LTE及びGSM無線アクセス技術をサポートするよう構成される。
図2−通信システム
図2は、例示的な(及び簡易的な)無線通信システムを示す。図2のシステムは、実施可能なシステムの1つの実施例に過ぎず、実施形態は、必要に応じて様々なシステムの何れかにおいて実施できる点に留意されたい。
図示のように、例示的な無線通信システムは、UE106として表した1又はそれ以上のユーザ装置(UE)デバイスと伝送媒体を通じて通信する基地局102A及び102Bを含む。基地局102は、ベーストランシーバ局(BTS)又はセルサイトとすることができ、UE106との無線通信を可能にするハードウェアを含むことができる。各基地局102はまた、コアネットワーク102と通信する機能を備えることができる。例えば、基地局102Aは、コアネットワーク100Aに結合することができ、基地局102Bは、コアネットワーク100Bに結合することができる。各コアネットワークは、それぞれのセルラーサービスプロバイダによって動作することができ、又は複数のコアネットワーク100Aが同じセルラーサービスプロバイダによって動作することができる。各コアネットワーク100はまた、インターネット、公衆交換電話網(PSTN)、及び/又は何れかの他のネットワークを含むことができる、1又はそれ以上の外部ネットワーク(外部ネットワーク108など)に結合することができる。従って、基地局102は、UEデバイス106間及び/又はUEデバイス106とネットワーク100A、100B、及び108との間の通信を可能にすることができる。
基地局102及びUE106は、GSM、UMTS(WCDMA)、LTE、LTEアドバンスト(LTE−A)、3GPP2CDMA2000(1xRTT、1xEV−DO、HRPD、eHRPDなど)、IEEE802.11(WLAN又はWi−Fi)、IEEE802.16(WiMAX)などのような様々な無線アクセス技術(「RAT」、無線通信技術又は電気通信規格とも呼ばれる)の何れかを使用する伝送媒体を通じて通信するよう構成することができる。
基地局102A及びコアネットワーク100Aは、第1のRAT(LTEなど)に従って動作することができ、基地局102B及びコアネットワーク100Bは、第2(例えば異なる)RAT(GSM、CDMA2000又は他のレガシー又は回線交換技術など)に従って動作することができる。2つのネットワークは、必要に応じて、同じネットワークオペレータ(例えば、セルラーサービスプロバイダ又は「キャリア」)によって又は異なるネットワークオペレータによって制御することができる。加えて、2つのネットワークは、互いに独立して動作することができ(例えば、2つのネットワークが異なるRATに従って動作する場合)、又は一部を結合して又は密接に結合させて動作することができる。
また、図2に示した例示的なネットワーク構成に示すように、2つの異なるRATをサポートするために2つの異なるネットワークを使用することができ、複数のRATを実施する他のネットワーク構成も実施可能である点に留意されたい。1つの実施例として、基地局102A及び102Bは、異なるRATに従って動作するが、同じコアネットワークに結合することができる。別の実施例として、異なるRAT(例えば、LTE及びGSM、LTE及びCDMA2000 1xRTT、及び/又はRATの何れかの他の組み合せなど)を同時にサポートすることができるマルチモード基地局を異なるセルラー通信技術をもサポートするコアネットワークに結合することができる。1つの実施形態において、UE106は、パケット交換技術である第1のRAT(LTEなど)及び回線交換技術である第2のRAT(GSM又は1xRTTなど)を使用するよう構成することができる。
上述のように、UE106は、3GPP、3GPP2又は何れかの要求されるセルラー規格内のものなどの複数のRATを使用して通信することができる。UE106は、WLAN、Bluetooth、1又はそれ以上のグローバルナビゲーション衛星システム(GNSS、例えばGPS又はGLONASS)、1及び/又はそれ以上の移動テレビ放送規格(ATSC−M/H又はDVB−Hなど)、その他を使用して通信するよう構成することができる。ネットワーク通信規格の他の組み合せも実施可能である。
従って、同じ又は異なるRAT又はセルラー通信規格に従って動作する基地局102A及び102B及び他の基地局は、1又はそれ以上の無線アクセス技術(RAT)を介して広域の地理的範囲にわたってUE106及び類似のデバイスに連続又はほぼ連続した重なり合うサービスを提供できるセルのネットワークとして提供することができる。
図3−基地局
図3は、基地局102の例示的なブロック図を示す。図3の基地局は、実施可能な基地局の一例に過ぎない点に留意されたい。図示のように、基地局102は、基地局102に対してプログラム命令を実行することができるプロセッサ504を含むことができる。プロセッサ504はまた、プロセッサ504からアドレスを受信してこのアドレスをメモリ(メモリ560及び読出し専用メモリ(ROM)550など)内の場所又は他の回路又はデバイスに翻訳するよう構成することができる、メモリ管理ユニット(MMU)540に結合することができる。
基地局102は、少なくとも1つのネットワークポート570を含むことができる。ネットワークポート570は、電話ネットワークに結合して、UEデバイス106のような複数のデバイスに上述のような電話ネットワークへのアクセスを提供するよう構成することができる。
加えて又は代替として、ネットワークポート570(又は追加のネットワークポート)は、セルラーネットワーク、例えばセルラーサービスプロバイダのコアネットワークに結合するよう構成することができる。コアネットワークは、モビリティ関連サービス及び/又は他のサービスをUEデバイス106のような複数のデバイスに提供することができる。場合によっては、ネットワークポート570は、コアネットワークを介して電話ネットワークに結合することができる、及び/又はコアネットワークは、(例えば、セルラーサービスプロバイダによりサービスが提供される他のUEデバイス106の間で)電話ネットワークを提供することができる。
基地局102は、少なくとも1つのアンテナ534を含むことができる。少なくとも1つのアンテナ534は、無線送受信機として動作するよう構成することができ、更に、無線機530を介してUEデバイス106と通信するように構成することができる。アンテナ534は、通信チェーン532を介して無線機530と通信する。通信チェーン532は、受信チェーン、送信チェーン又はこの両方とすることができる。無線機530は、限定ではないが、LTE、GSM、WCDMA、CDMA2000、その他を含む様々なRATを介して通信するよう構成することができる。
基地局102のプロセッサ504は、例えば、メモリ媒体(例えば、非一時的コンピュータ可読メモリ媒体)上に記憶されたプログラム命令を実行することによって、本明細書で説明する方法の一部又は全てを実施するよう構成することができる。代替として、プロセッサ504は、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)などのプログラマブルハードウェア要素として、又はASIC(特定用途向け集積回路)として、又はこれらの組み合せとして構成することができる。
図4−ユーザ装置(UE)
図4は、UE106の例示的な簡易ブロック図を示す。図示のように、UE106は、種々の目的の部分を含むことができるシステムオンチップ(SOC)400を備えることができる。SOC400は、UE106の様々な他の回路に結合することができる。例えば、UE106は、様々な種類のメモリ(例えば、NANDフラッシュ410を含む)、コネクタインタフェース420(例えば、コンピュータシステム、ドック、充電ステーション、その他に結合するため)、ディスプレイ460、LTE、GSM、その他などのためのセルラー通信回路430、及び短距離無線通信回路429(例えば、Bluetooth及びWLAN回路)を含むことができる。UE106は更に、1又はそれ以上のUICC(汎用集積回路カード)カード310のようなSIM(加入者識別モジュール)機能を備えた1又はそれ以上のスマートカード310を備えることができる。セルラー通信回路430は、1又はそれ以上のアンテナ、好ましくは図のような2つのアンテナ435及び436に結合することができる。短距離無線通信回路429は、アンテナ435及び436の一方又は双方に結合することができる(この接続は説明を簡単にするために示されていない)。
図示のように、SOC400は、UE106用のプログラム命令を実行することができるプロセッサ402と、グラフィック処理を実行してディスプレイ信号をディスプレイ460に提供することができるディスプレイ回路404とを含むことができる。プロセッサ402は、プロセッサ402からアドレスを受信してこのアドレスをメモリ(メモリ406、読出し専用メモリ(ROM)450、NANDフラッシュメモリ410など)内の場所及び/又は、ディスプレイ回路404、セルラー通信回路430、短距離無線通信回路429、コネクタI/F420、及び/又はディスプレイ460のような他の回路又はデバイスに翻訳するよう構成することができるメモリ管理ユニット(MMU)440に結合することができる。MMU440は、メモリ保護及びページテーブル翻訳又はセットアップを実行するよう構成することができる。一部の実施形態において、MMU440は、プロセッサ402の一部として含めることができる。
1つの実施形態において、上述のように、UE106は、1又はそれ以上の加入者識別モジュール(SIM)アプリケーションを実行する及び/又はSIM機能を実装するUICC310のような少なくとも1つのスマートカード310を備える。少なくとも1つのスマートカード310は、単一のスマートカード310とすることができ、又はUE106が2又はそれ以上のスマートカード310を備えることができる。各スマートカード310を組み込むことができ、例えば、UE106内の回路基板にはんだ結合することができ、又は各スマートカード310を取外し可能スマートカードとして実装することができる。従って、スマートカード310は、1又はそれ以上の取外し可能スマートカード(「SIM」カードと呼ばれることもあるUICCカードなど)とすることができ、及び/又は、スマートカード310は、1又はそれ以上の組み込み式カード(「eSIM」又は「eSIMカード」と呼ばれることもある組み込み式UICC(eUICC)など)とすることができる。一部の実施形態では(スマートカード310がeUICCを含む場合など)、スマートカード310の1又はそれ以上は、組み込み式SIM(eSIM)機能を実装することができ、このような実施形態において、スマートカード310の1つが、複数のSIMアプリケーションを実行することができる。スマートカード310の各々は、プロセッサ及びメモリのような構成要素を含むことができ、SIM/eSIM機能を実行する命令をメモリ内に格納し、プロセッサにより実行することができる。1つの実施形態において、UE106は、必要に応じて取外し可能スマートカード及び固定/取外し不可のスマートカードの組み合せ(eSIM機能を実装する1又はそれ以上のeUICCカードなど)を備えることができる。例えば、UE106は、2つの組み込み式スマートカード310、2つの取外し可能スマートカード310、又は1つの組み込み式スマートカード310と1つの取外し可能スマートカード310の組み合せを備えることができる。様々な他のSIM構成も企図される。
上述のように、1つの実施形態において、UE106は、2又はそれ以上のスマートカード310を備え、各スマートカードがSIM機能を実装する。UE106に2又はそれ以上のSIMスマートカード310を含めることで、UE106は、2つの異なる電話番号をサポートすることができ、UE106が、対応する2又はそれ以上のそれぞれのネットワークで通信可能にすることができる。例えば、第1スマートカード310は、LTEのような第1のRATをサポートするためのSIM機能を備えることができ、第2スマートカード310は、GSMのような第2のRATをサポートするためのSIM機能を備えることができる。勿論、他の実施構成及びRATも実施可能である。UE106が2つのスマートカード310を備える場合、UE106は、デュアルSIMデュアルアクティブ(DSDA)機能をサポートすることができる。DSDA機能は、UE106が2つのネットワークに(2つの異なるRATを使用して)同時に同じ時間に接続できるようにする。DSDA機能はまた、UE106が何れかの電話番号で音声通話又はデータトラフィックを同時に受信できるようにする。別の実施形態において、UE106は、デュアルSIMデュアルスタンバイ(DSDS)機能をサポートする。DSDS機能は、UE106において2つのスマートカード310の何れかを音声通話及び/又はデータ接続を待機するスタンバイ状態にできるようにする。DSDSにおいて、通話/データが一方のSIM310で確立された時には、他方のSIM310はもはやアクティブではない。1つの実施形態において、DSDx機能(DSDA又はDSDS機能の何れか)は、異なるキャリア及び/又はRAT用の複数のSIMアプリケーションを実行する1つのスマートカード(eUICCなど)によって実施することができる。
上述のように、UE106は、複数の無線アクセス技術(RAT)を使用して無線通信するよう構成することができる。上述のように、このような事例では、セルラー通信回路(無線機)430は、単一のRATに従って排他的に使用されるよう構成された複数のRAT及び/又は無線構成要素間で共有される無線構成要素を含むことができる。UE106が少なくとも2つのアンテナを備える場合、アンテナ435及び436は、MIMO(マルチ入力マルチ出力)通信を実施するよう構成することができる。
本明細書で説明するように、UE106は、本明細書に説明したような2又はそれ以上のRATを使用して通信するための特徴要素を実装するハードウェア及びソフトウェア構成要素を含むことができる。UEデバイス106のプロセッサ402は、例えば、メモリ媒体(例えば、非一時的コンピュータ可読メモリ媒体)上に記憶されたプログラム命令を実行することによって、本明細書で説明した特徴要素の一部又は全てを実装するよう構成することができる。代替として(又はこれに加えて)、プロセッサ402は、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)のようなプログラマブルハードウェア要素として、又はASIC(特定用途向け集積回路)として構成することができる。代替として(又はこれに加えて)、UEデバイス106のプロセッサ402は、他の構成要素400、404、406、410、420、430、435、440、450、460の1又はそれ以上と共に、本明細書で説明した特徴要素の一部又は全てを実装するように構成することができる。
図5A及び5B−UE送信/受信論理
図5Aは1つの実施形態によるUE106の一部を示す。図示のように、UE106は、UE106において制御アルゴリズムを実施するための制御コードを記憶し実行するよう構成された制御回路42を備えることができる。制御回路42は、記憶及び処理回路28(例えば、マイクロプロセッサ、メモリ回路、その他)を含むことができ、また、ベースバンドプロセッサ集積回路58を含むことができる。ベースバンドプロセッサ58は、無線回路34の一部を形成することができ、メモリ及び処理回路を含むことができる(すなわち、ベースバンドプロセッサ58は、UE106の記憶及び処理回路の一部を形成すると考えられる)。ベースバンドプロセッサ58は、とりわけ、GSM論理72及びLTE論理74のような種々の異なるRATを処理するソフトウェア及び/又は論理を備えることができる。
ベースバンドプロセッサ58は、経路48を介してデータを記憶及び処理回路28(例えば、マイクロプロセッサ、不揮発性メモリ、揮発性メモリ、他の制御回路、その他)に提供することができる。経路48上のデータは、セルラー通信データ、受信信号の無線(アンテナ)性能指標、チューンアウェイ動作に関する情報、ページング動作に関する情報、その他のような、UEセルラー通信及び動作に関連した未加工及び処理済みデータを含むことができる。この情報は、記憶及び処理回路28及び/又はプロセッサ58によって分析することができ、これに応答して、記憶及び処理回路28(又は、必要に応じてベースバンドプロセッサ58)が、無線回路34を制御する制御コマンドを送出することができる。例えば、記憶及び処理回路28が、経路52及び経路50上に制御コマンドを送出することができ、及び/又はベースバンドプロセッサ58が経路46及び経路51上にコマンドを送出することができる。
無線回路34は、無線周波数送受信機回路60及び無線周波数フロントエンド回路62のような無線周波数送受信機回路を含むことができる。無線周波数送受信機回路60は、1又はそれ以上の無線周波数送受信機を含むことができる。図示の実施形態において、無線周波数送受信機回路60は、送受信機(TX)チェーン59、受信機(RX)チェーン61及びRXチェーン63を備える。上述のように、2つのRXチェーン61及び63は、一次RXチェーン61及びダイバーシティRXチェーン63とすることができる。2つのRXチェーン61及び63は、同じ局部発振器(LO)に接続することができ、従ってMIMO動作のために同じ周波数で共に動作することができる。上記のことから、TXチェーン59及び2つのRXチェーン61及び63は、他の必要な回路と合わせて単一の無線機とみなすことができる。当然ながら、他の実施形態も企図される。例えば、無線周波数送受信機回路60は、1つのTXチェーンと1つのRXチェーンだけ、すなわち、単一の無線機の実施形態を備えることができる。従って、用語「無線機」とは、通常の許容される広範囲の意味を有するように定義することができ、例えば、同じLOに接続された単一のTXチェーン及び単一のRXチェーン、又は単一のTXチェーンと2つ(又はそれ以上の)RXチェーンの何れかを含む、無線機において一般的に見出される回路を備える。無線機という用語は、上述した送信及び受信チェーンを包含することができ、また、無線通信の実行に関連した無線周波数回路(例えば、送信及び受信チェーン)に結合されるデジタル信号処理装置を含むことができる。1つの実施例として、送信チェーンは、増幅器、ミキサ、フィルタ、及びデジタルアナログ変換器のような構成要素を含むことができる。同様に、受信チェーンは、例えば、増幅器、ミキサ、フィルタ、及びアナログ−デジタルコンバータのような構成要素を含むことができる。上述のように、複数の受信チェーンは、LOを共有することができるが、他の実施形態においては、それぞれ固有のLOを備えることができる。無線通信回路は、例えば、UEの1又はそれ以上の無線機(送信/受信チェーン及び/又はデジタル信号処理装置)、ベースバンドプロセッサ、その他を含む、構成要素の大きなセットを包含することができる。「セルラー無線通信回路」という用語は、例えば、Bluetoothのような本質的にセルラーではない他のプロトコルとは対照的に、セルラー通信を実行するための様々な回路を含む。本明細書で説明した本発明の特定の実施形態は、単一の無線機(すなわち、単一のTXチェーン及び単一のRXチェーンを備えた無線機、又は2つのRXチェーンが同じLOに接続された単一のTXチェーン及び2つのRXチェーンを備えた無線機)が複数のRATをサポートする場合に性能を向上させるよう動作することができる。
図5Bに示すように、無線周波数送受信機回路60はまた、2又はそれ以上のTXチェーン及び2又はそれ以上のRXチェーンを備えることができる。例えば、図5Bは、TXチェーン59及びRXチェーン61を有する第1の無線機57と、第1TXチェーン65及び第2TXチェーン67を有する第2の無線機63とを備えた実施形態を示す。追加のTX/RX受信チェーンを図5Aの実施形態に含めた、すなわち、図示の1つのTXチェーン59及び2つのRXチェーン61及び63に加えた実施形態も企図される。複数のTX及びRXチェーンを有するこれらの実施形態において、1つの無線機だけが現在アクティブであり、例えば、第2の無線機が節電のためターンオフされている時には、本明細書で説明する本発明の特定の実施形態は、複数のRATをサポートする場合の単一のアクティブ無線の性能を向上させるように動作することができる。
ベースバンドプロセッサ58は、記憶及び処理回路28から送信されることになるデジタルデータを受信することができ、経路46及び無線周波数送受信機回路60を使用して対応する無線周波数信号を送信することができる。無線周波数フロントエンド62は、無線周波数送受信機60とアンテナ40の間に結合することができ、無線周波数送受信機回路60により生成された無線周波数信号をアンテナ40に送るのに用いることができる。無線周波数フロントエンド62は、無線周波数スイッチ、インピーダンスマッチング回路、フィルタ、及びアンテナ40と無線周波数送受信機60との間のインタフェースを形成するための他の回路を含むことができる。
アンテナ40により受信された着信無線周波数信号は、無線周波数フロントエンド62、経路54及び56のような経路、無線周波数送受信機60における受信機回路、及び経路46のような経路を介してベースバンドプロセッサ58に提供することができる。経路54は、例えば、送受信機57に関連した信号を処理する際に用いることができ、経路56は、送受信機63に関連した信号を処理する際に用いることができる。ベースバンドプロセッサ58は、受信した信号をデジタルデータに変換することができ、このデータは記憶及び処理回路28に提供される。ベースバンドプロセッサ58はまた、送受信機が現在同調されているチャネルの信号品質を示す情報を受信した信号から抽出することができる。例えば、ベースバンドプロセッサ58及び/又は制御回路42における他の回路は、受信した信号を分析して、ビット誤り率測定値、着信無線信号に関連した電力量の測定値、信号強度(RSSI)情報、受信信号コードパワー(RSCP)情報、参照シンボル受信電力(RSRP)情報、信号対妨害比(SINR)情報、信号対雑音比(SNR)情報、Ec/Io又はEc/Noデータのような信号品質データに基づくチャネル品質測定値、その他などの様々な測定値を生成することができる。
無線周波数フロントエンド62は、スイッチング回路を含むことができる。このスイッチング回路は、制御回路42から受信した制御信号(例えば、記憶及び処理回路28から経路50を介した制御信号及び/又はベースバンドプロセッサ58から経路51を介した制御信号)によって構成することができる。スイッチング回路は、TX及びRXチェーンをアンテナ40A及び40Bに接続するのに使用されるスイッチ(スイッチ回路)を含むことができる。無線周波数送受信機回路60は、記憶及び処理回路から経路52を通じて受信された制御信号及び/又はベースバンドプロセッサ58から経路46を通じて受信された制御信号によって構成することができる。
使用されるアンテナの数は、UE106の動作モードに応じて変えることができる。例えば、図5Aに示すように、通常のLTE動作において、アンテナ40A及び40Bは、それぞれの受信機61及び63と共に使用して、MIMO動作などのための受信ダイバーシティ方式を実施することができる。この種類の構成によって、ベースバンドプロセッサ58を使用して2つのLTEデータストリームを同時に受信及び処理することができる。着信GSMページ用のGSMページングチャネルをモニタすることが要求される場合、GSMページングチャネル信号を受信する際にアンテナの一方又は双方を一時的に使用することができる。
制御回路42を使用して、1つよりも多い無線アクセス技術を処理するソフトウェアを実行することができる。例えば、ベースバンドプロセッサ58は、GSMプロトコルスタック72及びLTEプロトコルスタック74のような複数のプロトコルスタックを実施するためのメモリ及び制御回路を含むことができる。従って、プロトコルスタック72は、GSM(一例として)のような第1無線アクセス技術に関連付けることができ、プロトコルスタック74は、LTE(一例として)のような第2無線アクセス技術に関連付けることができる。動作中、UE106は、GSMプロトコルスタック72を使用してGSM機能を処理することができ、LTEプロトコルスタック74を使用してLTE機能を処理することができる。必要に応じて、UE106において追加のプロトコルスタック、追加の送受信機、追加のアンテナ40、及び他の追加のハードウェア及び/又はソフトウェアを使用することができる。図5A及び5Bの構成は単なる例証に過ぎない。1つの実施形態において、プロトコルスタックの一方又は双方は、以下のフローチャートに記載される方法を実施するよう構成することができる。
図5A(又は5B)の1つの実施形態において、LTE及びGSMトラフィックの双方をサポートするためにベースバンドプロセッサ58及び無線送受信機回路60が使用される構成を使用して、図5A(又は5B)の無線回路を実装することにより、UE106のコスト及び複雑さを最小限にすることができる。
GSM無線アクセス技術は、一般に、音声トラフィックを伝送するのに使用することができ、LTE無線アクセス技術は、一般に、データトラフィックを伝送するのに使用することができる。GSM音声通話がLTEデータトラフィックに起因して確実に中断されないようにするために、GSM動作は、LTE動作よりも優先権させることができる。着信ページング信号用のGSMページングチャネルを監視するなどの動作がLTE動作を不必要に中断しないように確実にするために、制御回路42は、可能であれば、無線資源がLTE機能とGSM機能の間で共有されるようにUE106の無線回路を構成することができる。
ユーザが着信GSM呼出しを行う時には、GSMネットワークは、基地局102を使用してGSMページングチャネル上でページング信号(ページと呼ばれることもある)をUE106に送信することができる。UE106が、着信ページを検出すると、UE106は、着信GSM呼出しをセットアップして受信するために好適な動作(呼出し設定手順など)を行うことができる。ページは、通常、ネットワークによって固定間隔で複数回送信され、UE106のようなデバイスがページを成功裏に受信する複数の機会が持てるようにする。
適正なGSMページの受信には、UE106の無線回路が、チューンアウェイ動作と呼ばれるGSMページングチャネルに周期的に同調されることが必要とすることができる。送受信機回路60がGSMページングチャネルに同調できなかった場合、又はベースバンドプロセッサ58におけるGSMプロトコルスタック72が着信ページのページングチャネルを監視できなかった場合には、GSMページは得られないことになる。他方、GSMページングチャネルの過剰な監視は、アクティブLTEデータセッションに悪影響を与える可能性がある。本発明の実施形態は、以下に説明するように、チューンアウェイ動作を処理するための改良された方法を含むことができる。
幾つかの実施形態において、UE106の電力を節約するために、GSM及びLTEプロトコルスタック72及び74がアイドルモード動作をサポートすることができる。また、プロトコルスタック72及び74の一方又は双方は、不連続受信(DRX)モード及び/又は接続不連続受信(CDRX)モードをサポートすることができる。DRXモードとは、受信されるべきデータ(又は音声)が存在しない時にUE回路の少なくとも一部分の電源を切るモードのことを指す。UE106は、DRX及びCRDXモードで基地局102と同期し、指定時間又は間隔でウェイクアップしてネットワークをリッスンする。DRXは、UMTS、LTE(ロング・ターム・エボリューション)、WiMAX、その他のような複数の無線規格に含まれる。「アイドルモード」、「DRX」及び「CDRX」という用語は、少なくとも通常の意味の最大限の範囲を明示的に含むものとし、将来の規格の類似の種類のモードを包含するものとする。
第2のRATの音声通話の間の第1のRATのデータ通信の実行
上述のように、UEは、単一の無線機を使用して、2つの異なるRATを使用した通信を行うことができる。例えば、UEは、単一の無線機を使用して第1のRATを使用した通信を行うことができ、また、ページ復号のような第2のRATに対する様々な動作を実行するために周期的にチューンアウェイを行うことができる。この実施例では、UEは、一度に1つのRATを使用してしか通信できないが、同じ無線機を使用して双方のRATへの接続を維持するものとみなすことができる。1つの実施形態において、第1のRATはLTEとすることができ、第2のRATはGSMとすることができるが、RATの他の組み合せも想起される。
単一の無線機を用いて第1のRAT(例えば、LTE)及び第2のRAT(他の可能性の中でも特に、例えば、GSM又はCDMA)の両方をサポートするために、UEは、第1のRATに完全にキャンプオンし、MO(移動体発信)音声通話になった時に第2のRATに切り換え、或いは、第2のRATのMT(移動体着信)呼に対するページを第1のRATから受け取った時に第2のRATに切り換えて、第2のRAT MT呼セットアップを開始することができる。第2のRAT音声通話の間、UEは、完全にGSM NW上にあり、データ通信を実行することができないか、又は二重伝送モード(DTM)を用いた場合の低速のデータ転送速度のみ実行することができるが、DTMは、China Mobile CCのように必ずしも全てのネットワークでサポートされている訳ではない。
同様に、UEは、当初、単一の無線機のタイムシェアリングを用いて第1のRAT及び第2のRATの両方に同時にキャンプオンすることができる。MO呼の開始時、又は第2のRATのMT音声通話のための第2のRAT上のページ受信時には、第1のRATはサスペンドし、第2のRAT音声通話に全ての無線制御を与えることができる。この事例において、第1のRATのデータ通信は実施可能ではない。従って、これらの手法は共に望ましいものではないものとすることができる。
別の可能性として、UEは、例えば、第1のRAT用に第1の無線機と第2のRAT用に第2の無線機など、2つの無線機を用いることができる。しかしながら、2つの無線機の利用は、電力に関して大きな影響がある。例えば、第2のRATがGSMである場合、通常はGSMの470msとして構成される高周波数のGSM DRXウェイクアップは、遙かに大きな電力消費量をもたらす可能性がある。例えば、GSMスタンバイ時間は、LTEにおける300時間(DRXサイクル1.28s)と比べて、210時間(DRXサイクル470ms)となる可能性がある。
従って、UEは、単一の無線機を使用して、第1のRAT上でデータ通信を実行しながら第2のRAT上で音声通話を実行することができる。以下においては、第1のRATはLTEとして記述され、第2のRATはGSMとして記述されるが、望ましいRATのあらゆる組み合せを用いた他の実施形態も想起される。例えば、以下の説明はまた、必要に応じて第1のRATがLTEで第2のRATがCDMA(又はその特定の形態)である場合にも適用することができる。
1つの実施形態において、UEは、回線交換フォールバック(CSFB)をサポートするLTEネットワークに完全にキャンプオンすることができ、これにより、例えば、LTEとGSMの両方にキャンプオンすることが回避され、従って、CSFBをサポートするLTE及びGSMネットワークへの複合アタッチが可能となる。この実施形態において、UEの電力消費をより少なくすることができ、これは、UEが、1.28msのLTEアイドルDRXサイクルを有するLTEにのみキャンプオンすればよく、LTE DRXサイクルと、より高周波(例えば、470ms)のGSM DRXサイクルの両方を同時に処理する必要がないことに起因する。
従って、GSM MO音声通話が開始されるか、又はLTEがGSM MT呼に対するLTEページを受信すると、UEは、単一の無線機を共有するLTE及びGSM共有モードを開始することができる。GSM音声通話の間、GSM音声ブロックは4つのGSMフレームを使用し、各GSMフレームに1つのスロットがある。以下の手法及び事例では、例えば、GSM音声通話が4つのGSMフレーム全てを必ずしも完全には使用しないようにし、これによりLTEが無線機を使用するギャップを残しておくようにすることにより、音声通話中の無線機のLTE利用を可能にすることができる。例えば、各GSMフレームが8スロットを有するが、GSMは、音声通話の実行に1スロットしか使用しない。従って、残りの7スロットの1又はそれ以上、もしくは全ては、LTEデータ通信用に用いることができる。
加えて、音声通話の間、一般的には、人の会話には常に停止時と開始時があり、よってGSM音声チャネルは、通話中にDTX、DRXを行うことができ、LTEがデータ通信のためにギャップをしようすることが可能となる。
更に、音声冗長チャネルコードに起因して、GSMフレームの使用を削減(例えば、4つではなく3つのフレーム)するために、人為的に1つのGSM音声ブロックをカットすることも実施可能である。例えば、送信されるGSMフレームパワーを増大させると、カットされるGSMフレームにおいて失われるデータを補償できる高いSNRを得ることができる。例えば、GSM音声冗長性に使用されるフレームは、より高パワーを用いて、より高いSNRを与え、音声冗長性の必要性を低減することによって排除することができる。従って、LTEデータ利用のために更に別のGSMを利用することができる。この作用は、例えば、現在のチャネル状態(例えば、現在のSNRを閾値と比べて、GSM音声フレームの1又はそれ以上がLTE用に使用できるかどうかを判定する)に基づいて動的に適用することができる。
すなわち、LTE側からは、上述のGSM音声チャネルTX/RX低減に起因して、LTEは、26GSMフレーム毎に周期的に無線機制御の複数インスタンスを得ることができる。従って、LTEは、GSM音声通話から解放されたこれらのアイドルスペースをLTE TX及びRXに用いることができる。通常のライブネット上でLTEが高速(例えば、20〜30Mbps)であることに起因して、LTEデータスループットが理論値から低下(例えば、50%)する可能性があるにしても、GSM EDGE又はTDSCDMAに比べて依然として遙かに有効でより高速であり、遙かに良好なユーザエクスペリエンスを提供する。この良好なユーザエクスペリエンスは、音声通話中にはデータ通信がこれまで実施可能ではなかった場合では尚のこと実感される。
図6−第2のRATの音声通話の間の第1のRATのデータ通信の実行
図6は、第2のRATを用いた音声通話の間に第1のRATを用いてデータ通信を実行する方法を示すフローチャートである。UEデバイス(UE106など)は、第1のRAT及び第2のRATの双方に第1の無線機を使用することができる。図6に示した方法は、他のデバイスの中でも、上記の図に示されたシステム又はデバイスの何れかと共に使用することができる。様々な実施形態において、図示された方法の要素の一部は、同時に又は図示とは異なる順序で実行することができ、或いは、省くことができる。また、必要に応じて追加の方法要素も実行できる点に留意されたい。本方法は以下のように実行することができる。
図示のように、602において、UEは、第1の無線機を用いる第1のRATを使用して通信を行うことができる。1つの実施形態において、第1のRATはLTEとすることができるが、他のRATも想起される。加えて、第2のRATは、GSM又はCDMAとすることができる。しかしながら、RATの他の組み合せも想起される。一部の実施形態において、UEは、セルラー通信を実行するために単一の無線機のみを有することができる。或いは、UEは、セルラー通信を実行するために複数の無線機を含むことができ、例えば、図6に関して記載した方式で無線機を周期的にのみ用いることができる。更に、UEは、図6に示す第1のRAT及び第2のRATの両方に対してSIM機能を実装するスマートカードを含むことができる。UEは、必要に応じてSIM機能を有する追加の複数のスマートカードを含むことができるが、1つの実施形態において、UEは、SIM機能を実装する単一のスマートカードのみを含むことができる。
602において、UEは、一般に、第2のRATを用いた接続を維持しないようにすることができる。例えば、第1のRATは、第2のRATの音声通話に対して回線交換フォールバック(CSFB)をサポートすることができる。従って、UEは、第1のRAT及び第2のRAT両方に対する接続を維持するために第1の無線機を使用する必要がなく、一般的には第1のRATに簡単にキャンプオンすることができる。従って、602において、UEは、第1のRATを用いた通信(例えば、データ通信)を実行することができ、一般的にはこの間に第2のRATを用いて通信することはできない。
しかしながら、UEは、適宜、例えば、音声通話が第2のRATに対して開始された場合に第2のRATに対する適切な基地局を認知することを確実にすることができる。従って、UEは、例えば、将来起こり得る音声通話に対して第2のRATを用いた通信を実行するのに適切な基地局を周期的に決定することができる。しかしながら、UEは、これらの周期的な確認を実行する場合でも、第2のRATとの接続を依然として維持することはできない。
604において、UEは、第2のRATを用いて音声通話を実行するためのインジケーションを受信することができる。例えば、1つの実施形態において、UEは、第2のRATに対する移動体着信音声通話を示す要求(例えば、ページ)を第1のRATから受信することができる。或いは、UEは、第2のRATに対する移動体発信音声通話の要求を(例えば、ユーザが別のデバイスに音声通話を行うための入力を提供したことに応答して)受信することができる。
606において、インジケーションに応答して、UEは、第2のRATを用いた音声通話を実行することができる。例えば、UEは、第1の無線機を第2のRATに同調させ、音声通話手続きを開始して第2のRATを用いた音声通話を実行することができる。
加えて、608において、UEは、第2のRATを用いた音声通話の間に第1のRATを用いたデータ通信を実行することができる。例えば、UEは、例えば、602において単一のRATモード(第1のRATに対して無線機を使用する)状態にあることができ、604におけるインジケーションの受信に応答して、二重RATモード(第1のRAT及び第2のRATの両方に第1の無線機を使用する)に入ることができる。従って、604におけるインジケーションに応答して、UEは、第2のRATの音声通話と第1のRATのデータ通信を実行するために第1の無線機を共有することができ、これによりユーザが、同じ第1の無線機を用いてデータ及び音声機能を有することが可能となる。
共有モードに起因して、UEは、通常では行われることになる、インジケーションに応答した第1のRATに対する拡張サービスリクエストを送信することはできない。その代わりに、上記で検討したように、UEは、第2のRATの音声通話の間にデータ通信を実行するために第1のRATへの接続を維持することができる。
UEは、第2のRATを用いた音声通話を実行しながら第1のRATを用いたデータ通信を実行するために、同じ第1のRATを用いて様々な動作を実行することができる。例えば、第2のRATは、音声通話に使用される複数の構造体(例えば、フレーム又はスロット)を指定することができ、UEは、これらのフレーム又はスロットのサブセットを使用して第1のRATに対してデータ通信を実行することができる。例えば、第2のRATは、音声通話に対して1又はそれ以上のフレーム(例えば、4フレーム)を用いて音声ブロックを割り当てることができる。第1のRATは、これらのフレームの間に通信を試みることができる。
各フレーム内では、特定の数のスロットのみ音声通話に使用することができる。例えば、フレームの単一のスロットのみ、音声通話に使用することができる(例えば、他の呼が他のスロットを使用している場合)。従って、第1の無線機は、必要に応じて、これら他のスロットの間に第1のRAT通信に用いることができる。1つよりも多いスロットが音声通話に使用される実施形態もまた、想起される点に留意されたい。
加えて、音声通話の間、音声オーディオの多くの開始及び停止が存在することができる。従って、第1のRATは、これらの無音期間の間に無線機を使用して、例えば、呼の間にDTX/DRXを実行することができる。
音声通話はまた、第2のRATの音声通話に対する冗長チャネル符号化(例えば、音声冗長チャネル符号化)を用いることができる。第2のRATのチャネル品質が十分である場合には、この追加の符号化は必要ではなく、第1のRATのデータ通信に追加のフレーム又は音声ブロック部分を用いることができる。例えば、音声通話に4フレームが使用される場合には、フレームのうちの1つは、適切なチャネル状態下で第1のRATのデータ通信を実行するために確保することができる。一部の実施形態において、これらの追加フレーム又は構造体の使用は、閾値に基づくことができ、例えば、チャネル品質(例えば、SNR)が閾値を上回る場合には、第1のRATのデータ通信に追加のフレームを用いることができるが、閾値を下回る場合には、第1のRATに追加のフレームを用いることはできない。
一部の実施形態において、SNRは、第2のRAT(例えば、音声通話用)のフレームパワーの電力を増大させることにより高くすることができる。この追加パワーを用いることで、音声通話用のフレームの使用を少なくする(例えば、冗長音声符号化を実行する必要性を排除することにより)ことを可能にする。この実施形態は、上記で考察した閾値の実施形態に加えて、又はこれの代替として用いることができる点に留意されたい。
同じ第1の無線機を用いて、第2のRATの音声通話に第1のRATのデータ通信を差し込むための他の方法も想起される。
図6は、UEが第1の無線機を用いて第1のRAT及び第2のRATの両方への接続を維持しない実施形態に関して説明したが、以下のような状況にも適用することができる。例えば、UEは、最初に、第1のRAT及び第2のRATの両方への接続を維持するのに第1の無線機が使用される二重RATモード状態にすることができる。従って、音声通話のインジケーションが使用される時に、UEは二重RATモード状態のままにすることができ、例えば、上記で考察したように、第2のRATの音声通話の間に第1のRATのデータ通信を実行するよう動作することができる。従って、図6の説明はまた、第2のRATに対する音声通話のインジケーションを受信する前にUEが二重RATモード状態にあり及び/又は第1のRAT及び第2のRATの両方への接続を維持する状況にも関連する。
例示的な実施形態
以下の番号の付いた段落は、本開示の例示的な実施形態を記載している。
1.方法であって、第1の無線機アクセス技術(RAT)及び第2のRATを用いて通信するよう構成可能な第1の無線機を備えるユーザ装置デバイス(UE)において、上記方法が、第1の無線機を用いて、第1のRATを用いた第1のデータ通信を実行するステップを含み、第1のデータ通信を実行している間に、UEは第2のRATを用いて通信しておらず、UEが第1のRAT及び第2のRATに対する単一のSIMを備えており、本方法が更に、移動体発信音声通話の実行又は第2のRATを用いた移動体着信音声通話の受信のうちの少なくとも1つを行うためのインジケーションを受信するステップと、第1の無線機を用いて、インジケーションに応答して第2のRATを用いた音声通話を実行するステップと、第1の無線機を用いて、音声通話の実行の間に第1のRATを用いた第2のデータ通信を実行するステップと、を含む。
2.インジケーションを受信するステップが、第2のRATからの移動体着信音声通話に対する移動体着信要求を受信するステップを含み、インジケーションは、第1のRATを用いて受信される、段落1に記載の方法。
3.インジケーションは、移動体発信音声通話を目的としており、該インジケーションが、音声通話を実行するためのUEへのユーザ入力を含む、段落1〜2の何れかに記載の方法。
4.第1のRATが、回線交換フォールバックをサポートする、段落1〜3の何れかに記載の方法。
5.UEが、インジケーションに応答して第1のRATに拡張サービスリクエスト(ESR)を送信しない、段落1〜4の何れかに記載の方法。
6.第1のRATに接続されている間に、第2のRATに対する基地局を決定するために第1の無線機を第2のRATの周波数に周期的に同調するステップを更に含む、段落1〜5の何れかに記載の方法。
7.無線機が、第1のデータ通信を実行している間に単一の無線機モード状態にあり、本方法が更に、インジケーションに応答してUEが共有無線機モードに入るステップを含み、共有無線機モードにおいて、UEの無線機は、第1の無線機を使用して、第1のRAT及び第2のRATの両方を使用した通信を行うように構成され、音声通話の実行及び第2のデータ通信の実行が共有無線機モードで実施される、段落1〜6の何れかに記載の方法。
8.第2のRATが、音声通話に使用される複数の構造体を指定し、UEが第1のRATを用いてデータ通信を実行するステップが、第2のRAT上での音声通話の間に使用するよう指定された複数の構造体の少なくともサブセット上で第1のRATを用いてデータ通信を実行するステップを含む、段落1〜7の何れかに記載の方法。
9.UEが、増大したパワーで第2のRATを用いて音声通話を実行するよう構成されており、増大したパワーでの音声通話の実行により、UEが第2のRATの追加のフレームを使用して、第2のデータ通信を実行することが可能となる、段落1〜8の何れかに記載の方法。
10.第2のRATを用いて音声通話を実行するステップが、フレームにおける第1の1又はそれ以上のスロットを使用しており、第2のデータ通信を実行するステップが、フレームにおける第2の1又はそれ以上のスロットを実行するステップを含み、第1の1又はそれ以上のスロットが、第2の1又はそれ以上のスロットと異なる、段落1〜9の何れかに記載の方法。
11.第2のデータ通信を実行するステップが、第2のRATの音声通話の無音の間に第2のデータ通信を実行するステップを含む、段落1〜10の何れかに記載の方法。
12.UEが、セルラー通信を実行するための単一の無線機を含み、第1の無線機が当該単一の無線機である、段落1〜11の何れかに記載の方法。
13.第1のRATが、ロング・ターム・エボリューション(LTE)を含み、第2のRATが、グローバル・システム・フォー・モバイル・コミュニケーションズ(GSM)を含む、段落1〜12の何れかに記載の方法。
14.第1のRATが、ロング・ターム・エボリューション(LTE)を含み、第2のRATが、符号分割多元接続(CDMA)を含む、段落1〜13の何れかに記載の方法。
15.ユーザ装置デバイス(UE)であって、第1の無線機アクセス技術(RAT)及び第2のRATを用いて通信を実行し、第1のRAT及び第2のRAT両方への接続を同時に維持するよう構成された第1の無線機と、第1のRAT及び第2のRAT両方に対して加入者識別モジュール(SIM)機能を実装するよう構成されたスマートカードと、第1の無線機に結合された1又はそれ以上のプロセッサと、を備え、1又はそれ以上のプロセッサ及び第1の無線機が、第1のRATを用いて第1のデータ通信を実行し、移動体発信音声通話の実行又は第2のRATを用いた移動体着信音声通話の受信のうちの少なくとも1つを行うためのインジケーションを受信し、インジケーションに応答して第2のRATを用いて音声通話を実行し、音声通話の実行の間に第1のRATを用いて第2のデータ通信を実行する、よう構成されている、ユーザ装置デバイス(UE)。
16.インジケーションを受信することが、第2のRATからの移動体着信音声通話に対する移動体着信要求を受信することを含み、インジケーションは、第2のRATを用いて受信される、段落15に記載のUE。
17.第2のRATが、音声通話に使用される複数のフレームを各々有する音声ブロックを指定し、第1のRATを用いて第2のデータ通信を前UEが実行することが、第2のRAT上での音声通話の間に使用するよう指定されたフレームの少なくともサブセット上で第1のRATを用いてデータ通信を実行することを含む、段落15〜16の何れかに記載のUE。
18.UEが、増大したパワーで第2のRATを用いて音声通話を実行するよう構成されており、増大したパワーでの音声通話の実行により、UEが第2のRATの追加のフレームを使用して、第2のデータ通信を実行することが可能となる、段落15〜17の何れかに記載のUE。
19.第2のRATを用いて音声通話を実行することが、フレームにおける第1の1又はそれ以上のスロットを使用しており、第2のデータ通信を実行することが、フレームにおける第2の1又はそれ以上のスロットを実行することを含み、第1の1又はそれ以上のスロットが、第2の1又はそれ以上のスロットと異なる、段落15〜18の何れかに記載のUE。
20.ユーザ装置デバイス(UE)によるハンドオーバーを実行するためのプログラム命令を記憶する非一時的コンピュータアクセス可能メモリ媒体であって、UEが第1の無線機アクセス技術(RAT)及び第2のRATを使用して通信するための第1の無線機を備え、プログラム命令が、第1の無線機を用いて、第1のRATを用いた第1のデータ通信を実行し、第2のRATに対する音声通話のインジケーションを受信し、第1の無線機を用いて、インジケーションに応答して第2のRATを用いた音声通話を実行し、第1の無線機を用いて、音声通話の実行の間に第1のRATを用いた第2のデータ通信を実行する、ようにプロセッサにより実行可能である、非一時的コンピュータアクセス可能メモリ媒体。
本発明の実施形態は、様々な形式の何れかで実施することができる。例えば、一部の実施形態において、本発明は、コンピュータに実装される方法、コンピュータ可読メモリ媒体、又はコンピュータシステムとして実現することができる。他の実施形態において、本発明は、ASICのような1又はそれ以上のカスタム設計ハードウェアデバイスを使用して実現することができる。他の実施形態において、本発明は、FPGAのような1又はそれ以上のプログラマブルハードウェア要素を使用して実現することができる。
幾つかの実施形態において、非一時的コンピュータ可読メモリ媒体は、プログラム命令及び/又はデータを記憶するように構成することができ、ここでプログラム命令は、コンピュータシステムによって実行された時に、コンピュータシステムに対して、方法、例えば本明細書に記載した方法の実施形態の何れか、又は本明細書に記載した方法の実施形態の何れかの組み合せ、又は本明細書に記載した方法の実施形態の何れかのあらゆるサブセット、又はこのようなサブセットの何らかの組み合せを実行させるようにする。
一部の実施形態において、デバイス(UEなど)は、プロセッサ(又はプロセッサのセット)及びメモリ媒体を含めるように構成することができ、ここでメモリ媒体は、プログラム命令を記憶し、プロセッサは、メモリ媒体からプログラム命令を読み出して実行するよう構成され、プログラム命令は、本明細書に記載した様々な方法の実施形態の何れか(又は、本明細書に記載した方法の実施形態の何れかの組み合せ、又は本明細書に記載した方法の実施形態の何れのあらゆるサブセット、又はこのようなサブセットの何らかの組み合せ)を実施するよう実行可能である。このデバイスは、様々な形式の何れかで実現することができる。
上記の実施形態について詳細に説明してきたが、上記の開示が十分に理解されると、多くの変形形態及び修正形態が当業者には明らかになるであろう。添付の請求項は、全てのこのような変形形態及び修正形態を包含すると解釈すべきである。

Claims (19)

  1. 方法であって、
    第1の無線機アクセス技術(RAT)及び第2のRATを用いて通信するよう構成可能な第1の無線機を備えるユーザ装置デバイス(UE)において、前記方法が、
    前記第1の無線機を用いて、前記第1のRATを用いた第1のデータ通信を実行するステップを含み、前記第1のデータ通信を実行している間に、前記UEは前記第2のRATを用いて通信しておらず、前記UEが前記第1のRAT及び前記第2のRATに対する単一のSIMを備えており、
    前記方法が更に、
    移動体発信音声通話の実行又は前記第2のRATを用いた移動体着信音声通話の受信のうちの少なくとも1つを行うためのインジケーションを受信するステップと、
    前記第1の無線機を用いて、前記インジケーションに応答して前記第2のRATを用いた音声通話を実行するステップと、
    前記第1の無線機を用いて、前記音声通話の実行の間に前記第1のRATを用いた第2のデータ通信を実行するステップであって、前記第2のデータ通信は前記第1の無線機を用いながら送受信を行い、前記UEは、前記音声通話の間前記第2のデータ通信を実行することに基づき、増大したパワーで前記第2のRATを用いて所定数のフレームによって前記音声通話を実行するよう構成されており、これにより、前記UEが前記第2のRATの追加のフレームを使用して前記第2のデータ通信を実行することが可能となる当該ステップと、
    を含む、方法。
  2. 前記インジケーションを受信するステップが、前記第2のRATからの移動体着信音声通話に対する移動体着信要求を受信するステップを含み、前記インジケーションは、前記第1のRATを用いて受信される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記インジケーションは、移動体発信音声通話を目的としており、該インジケーションが、前記音声通話を実行するための前記UEへのユーザ入力を含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記第1のRATが、回線交換フォールバックをサポートする、請求項1に記載の方法。
  5. 前記UEが、前記インジケーションに応答して前記第1のRATに拡張サービスリクエスト(ESR)を送信しない、請求項1に記載の方法。
  6. 前記第1のRATに接続されている間に、前記第2のRATに対する基地局を決定するために前記第1の無線機を前記第2のRATの周波数に周期的に同調するステップを更に含む、請求項1に記載の方法。
  7. 前記無線機が、前記第1のデータ通信を実行している間に単一の無線機モード状態にあり、前記方法が更に、前記インジケーションに応答して前記UEが共有無線機モードに入るステップを含み、前記共有無線機モードにおいて、前記UEの無線機は、前記第1の無線機を使用して、前記第1のRAT及び前記第2のRATの両方を使用した通信を行うように構成され、前記音声通話の実行及び前記第2のデータ通信の実行が前記共有無線機モードで実施される、請求項1に記載の方法。
  8. 前記第2のRATが、音声通話に使用される複数の通信要素を指定し、前記UEが前記第1のRATを用いてデータ通信を実行するステップが、前記第2のRAT上での前記音声通話の間に使用するよう指定された前記複数の通信要素の少なくともサブセット上で前記第1のRATを用いてデータ通信を実行するステップを含む、請求項1に記載の方法。
  9. 前記第2のRATを用いて音声通話を実行するステップが、フレームにおける第1の1又はそれ以上のスロットを使用しており、前記第2のデータ通信を実行するステップが、前記フレームにおける第2の1又はそれ以上のスロットを実行するステップを含み、前記第1の1又はそれ以上のスロットが、前記第2の1又はそれ以上のスロットと異なる、請求項1に記載の方法。
  10. 前記第2のデータ通信を実行するステップが、前記第2のRATの音声通話の無音の間に前記第2のデータ通信を実行するステップを含む、請求項1に記載の方法。
  11. 前記UEが、セルラー通信を実行するための単一の無線機を含み、前記第1の無線機が当該単一の無線機である、請求項1に記載の方法。
  12. 前記第1のRATが、ロング・ターム・エボリューション(LTE)を含み、前記第2のRATが、グローバル・システム・フォー・モバイル・コミュニケーションズ(GSM)を含む、請求項1に記載の方法。
  13. 前記第1のRATが、ロング・ターム・エボリューション(LTE)を含み、前記第2のRATが、符号分割多元接続(CDMA)を含む、請求項1に記載の方法。
  14. ユーザ装置デバイス(UE)であって、
    同じ周波数上でオペレートする1以上の受信チェーンを含む第1の無線機であって、第1の無線機アクセス技術(RAT)及び第2のRATを用いて通信を実行し、前記第1のRAT及び前記第2のRAT両方への接続を同時に維持するよう構成された前記第1の無線機と、
    前記第1のRAT及び前記第2のRAT両方に対して加入者識別モジュール(SIM)機能を実装するよう構成されたスマートカードと、
    前記第1の無線機に結合された1又はそれ以上のプロセッサと、
    を備え、前記1又はそれ以上のプロセッサ及び前記第1の無線機が、
    前記第1のRATを用いて第1のデータ通信を実行し、
    移動体発信音声通話の実行又は前記第2のRATを用いた移動体着信音声通話の受信のうちの少なくとも1つを行うためのインジケーションを受信し、
    前記インジケーションに応答して前記第2のRATを用いて音声通話を実行し、
    前記音声通話の実行の間に前記第1のRATを用いて第2のデータ通信を実行し、前記第2のデータ通信は前記第1の無線機を用いながら送受信を行い、前記1以上の受信チェーンは、前記第1のRAT及び前記第2のRATの間で時分割多重が行われ、前記UEは、前記音声通話の間前記第2のデータ通信を実行することに基づき、増大したパワーで前記第2のRATを用いて所定数のフレームによって前記音声通話を実行するよう構成されており、これにより、前記UEが前記第2のRATの追加のフレームを使用して前記第2のデータ通信を実行することが可能である
    よう構成されている、ユーザ装置デバイス(UE)。
  15. 前記インジケーションを受信することが、前記第2のRATからの移動体着信音声通話に対する移動体着信要求を受信することを含み、前記インジケーションは、前記第1のRATを用いて受信される、請求項14に記載のUE。
  16. 前記第2のRATが、音声通話に使用される複数のフレームを各々有する音声ブロックを指定し、前記第1のRATを用いて第2のデータ通信を前UEが実行することが、前記第2のRAT上での前記音声通話の間に使用するよう指定された前記フレームの少なくともサブセット上で前記第1のRATを用いてデータ通信を実行することを含む、請求項14に記載のUE。
  17. 前記UEが、増大したパワーで前記第2のRATを用いて音声通話を実行するよう構成されており、前記増大したパワーでの前記音声通話の実行により、前記UEが前記第2のRATの追加のフレームを使用して、前記第2のデータ通信を実行することが可能となる、請求項14に記載のUE。
  18. 前記第2のRATを用いて音声通話を実行することが、フレームにおける第1の1又はそれ以上のスロットを使用しており、前記第2のデータ通信を実行することが、前記フレームにおける第2の1又はそれ以上のスロットを実行することを含み、前記第1の1又はそれ以上のスロットが、前記第2の1又はそれ以上のスロットと異なる、請求項14に記載のUE。
  19. ユーザ装置デバイス(UE)による無線通信を実行するためのプログラム命令を記憶する非一時的コンピュータアクセス可能メモリ媒体であって、前記UEが第1の無線機アクセス技術(RAT)及び第2のRATを使用して通信するための第1の無線機を備え、
    前記プログラム命令が、
    前記第1の無線機を用いて、前記第1のRATを用いた第1のデータ通信を実行し、
    前記第2のRATに対する音声通話のインジケーションを受信し、
    前記第1の無線機を用いて、前記インジケーションに応答して前記第2のRATを用いた音声通話を実行し、
    前記第1の無線機を用いて、前記音声通話の実行の間に前記第1のRATを用いた第2のデータ通信を実行し、前記第2のデータ通信は前記第1の無線機を用いながら送受信を行い、前記UEは、前記音声通話の間前記第2のデータ通信を実行することに基づき、増大したパワーで前記第2のRATを用いて所定数のフレームによって前記音声通話を実行するよう構成されており、これにより、前記UEが前記第2のRATの追加のフレームを使用して前記第2のデータ通信を実行することが可能である
    ようにプロセッサにより実行可能である、非一時的コンピュータアクセス可能メモリ媒体。
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