JP6164757B2 - 加工品及びプレス加工方法 - Google Patents

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Description

本発明は、微少な孔から流体または粉体を噴出させる加工品及び該加工品を加工するプレス加工方法に関する。
従来、加工品に穴又はスリットを形成するには、ドリル等で加工することが一般的であった。しかしながら、微少な寸法の穴を加工する場合には、機械加工が困難である。そのため、打抜加工によって成形した複数個の板状部材を係合一体化させて微少寸法の穴を加工する技術が開示されている(特許文献1)。
特許4220590号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、複数枚の板状部材を積層して形成するため、加工時間が長くかかっていた。
本発明は、精度良く加工された微少寸法のスリットを有する加工品及び微少寸法のスリットを容易に精度良く加工することが可能なプレス加工方法を提案することを目的としている。
本発明にかかる加工品は、
孔によって形成された内周部を含む第1部材と、
前記第1部材の前記内周部に嵌め込まれる外周部を含む第2部材と、
を備え、
少なくとも、前記第1部材の前記内周部の一部に形成される内周凹部又は前記第2部材の前記外周部の一部に形成される外周凹部のうち、いずれか1つが形成され、
前記第1部材と前記第2部材との間で、前記内周凹部又は前記外周凹部が対応する位置に表面から裏面へ貫通するスリットが形成される
ことを特徴とする。
本発明にかかる加工品は、
前記内周凹部のうち前記内周部から最も離れた外側の外側面又は前記外周凹部のうち前記外周部から最も離れた内側の内側面は、前記第2部材が前記第1部材に嵌め込まれる方向と交差する
ことを特徴とする。
本発明にかかる加工品は、
前記外側面又は前記内側面は、前記嵌め込まれる方向に対して傾斜する
ことを特徴とする。
本発明にかかる加工品は、
前記外側面と前記内側面は、対向して形成される
ことを特徴とする。
本発明にかかる加工品は、
前記外側面と前記内側面は、平行に形成される
ことを特徴とする。
本発明にかかる加工品は、
前記第1部材と前記第2部材は、プレス加工によって嵌め込まれ、
前記内周凹部と前記外周凹部は、プレス加工によって形成される
ことを特徴とする。
本発明にかかるプレス加工方法は、
材料から第1部材の一部をプレスして、内周部を形成するステップと、
前記内周部の一部をプレスして、内周凹部を形成するステップと、
前記材料から外周部が形成されるように第2部材をプレスして、前記第2部材を保持するステップと、
前記内周凹部によって表面から裏面へ貫通するスリットが形成されるように、前記第2部材をプレスして、前記第2部材の前記外周部を前記第1部材の前記内周部に嵌め込むステップと、
を有する
ことを特徴とする。
本発明にかかるプレス加工方法は、
材料から第1部材の一部をプレスして、内周部を形成するステップと、
前記材料の対応する位置をプレスして、外周凹部を形成するステップと、
前記材料から前記外周凹部を含む外周部が形成されるように、第2部材をプレスして、前記第2部材を保持するステップと、
前記外周凹部によって表面から裏面へ貫通するスリットが形成されるように、前記第2部材をプレスして、前記第2部材の前記外周部を前記第1部材の前記内周部に嵌め込むステップと、
を有する
ことを特徴とする。
本発明にかかるプレス加工方法は、
材料から第1部材の一部をプレスして、内周部を形成するステップと、
前記内周部の一部をプレスして、内周凹部を形成するステップと、
前記材料の対応する位置をプレスして、外周凹部を形成するステップと、
前記材料から前記外周凹部を含む外周部が形成されるように、第2部材をプレスして、前記第2部材を保持するステップと、
前記内周凹部及び前記外周凹部によって表面から裏面へ貫通するスリットが形成されるように、前記第2部材をプレスして、前記第2部材の前記外周部を前記第1部材の前記内周部に嵌め込むステップと、
を有する
ことを特徴とする。
本発明にかかるプレス加工方法は、
前記内周凹部のうち前記内周部から最も離れた外側の外側面又は前記外周凹部のうち前記外周部から最も離れた内側の内側面は、前記第2部材が前記第1部材に嵌め込まれる方向と交差する
ことを特徴とする。
本発明にかかるプレス加工方法は、
前記外側面又は前記内側面は、前記嵌め込まれる方向に対して傾斜する
ことを特徴とする。
本発明にかかるプレス加工方法は、
前記外側面と前記内側面は、対向して形成される
ことを特徴とする。
本発明にかかるプレス加工方法は、
前記外側面と前記内側面は、平行に形成される
ことを特徴とする。
本発明によれば、精度良く加工された微少寸法のスリットを有する加工品及び微少寸法のスリットを容易に精度良く加工することが可能なプレス加工方法を提供することが可能となる。
電動プレス加工機の一実施例構成を示す図である。 電動プレス加工機のインナー・スライド機構の概略図である。 電動プレス加工機のダイセット部付近を示す図である。 第1実施形態の電動プレスシステムを示す図である。 第1実施形態の電動プレス加工機のシステム構成を示す図である。 第1実施形態の加工品を示す。 図6のVII−VII線の断面図を示す。 第1実施形態の加工品の加工方法を示す。 図8の(1)の工程を示す。 図8の(1)の工程を示す。 図8の(2)の工程を示す。 図8の(3)の工程を示す。 図8の(4)の工程を示す。 第1実施形態の加工品を示す。 図14のXV−XV線の断面図を示す。 第2実施形態の加工品の加工方法を示す。 図16の(1)の工程を示す。 図16の(3)の工程を示す。 図16の(4)の工程を示す。 第3実施形態の加工品を示す。 図20のXXI−XXI線の断面図を示す。 第3実施形態の加工品の加工方法を示す。 図22の(2)の工程を示す。 図22の(4)の工程を示す。 図22の(5)の工程を示す。 図22の(6)の工程を示す。 図22の(7)の工程を示す。 第4実施形態の加工品を示す。 図28のXXIX−XXIX線の断面図を示す。 第4実施形態の加工品の加工方法を示す。 図30の(4)の工程を示す。 図30の(5)の工程を示す。 図30の(6)の工程を示す。 図30の(7)の工程を示す。 第5実施形態の加工品を示す。 図35のXXXVI−XXXVI線の断面を示す。 第6実施形態の加工品の断面図を示す。 第7実施形態の加工品を示す。
本発明の実施形態に係る電動プレス加工機によって加工される加工品について図面を参照しつつ説明を行う。なお、以下に説明する図面は、模式的に示した図であって、実際の形状、寸法、配置とは異なる場合もある。
図1は加工品をプレス加工する電動プレス加工機Pの一実施形態を示す図、図2は電動プレス加工機のインナー・スライド機構の概略図である。なお、図2では支柱2、クラウン3及びアウター用モータ22を省略している。また、アウター・スライド機構は、インナー・スライド機構と同様の構造である。
図中の1はベッド、2は支柱、3はクラウン、4は目盛柱、11は第1のスライドとしてのインナー・スライド、12は第1側の駆動源としてのインナー用モータ、13は第1側の送り部材としてのインナー用ボールネジ、14は第1側の位置検出部材としてのインナー用位置検出部材、21は第2のスライドとしてのアウター・スライド、22は第2側の駆動源としてのアウター用モータ、23は第2の第2側の送り部材としてのアウター用ボールネジ、24は第2側の位置検出部材としてのアウター用位置検出部材を示す。
ベッド1は、電動プレス加工機Pを地面に載置するための基台となる部材である。支柱2は、ベッド1から上方に向かって延びる柱である。本実施形態の支柱2は4本あり、ベッド1の4隅にそれぞれ設置される。クラウン3は、支柱2に載置されインナー用モータ12及びアウター用モータ22を載置する。ベッド1、支柱2及びクラウン3で電動プレス加工機の枠体を形成する。なお、支柱2は4本に限らず、少なくとも2本以上有し、クラウン3を支えられればよい。また、柱状のものに限らず、板状のものでもよい。
インナー・スライド11は、支柱2に対して移動可能に取り付けられる台状部11a及び台状部11aから下方に延びる凸部11bを有する。本実施形態では、台状部11aの4隅を支柱2に摺動可能に設置し、凸部11bを台状部11aの中央から下方に延びるように設置する。なお、凸部11bは、台状部11aから複数個延びてもよい。
インナー用モータ12は、クラウン3の上に載置され、インナー用ボールネジ13を駆動する。インナー用ボールネジ13は、図2に示すように、ネジ軸13aと、ナット部13bとを有する。ネジ軸13aは、クラウン3を貫通してインナー用モータ12の出力軸に連結される。ナット部13bは、インナー・スライド11に取り付けられ、図示しない循環する鋼球を内蔵する。
本実施形態では、インナー用モータ12及びインナー用ボールネジ13は、クラウン3及びインナー・スライド11の4隅に対応してそれぞれ4つ有する。4つのインナー用モータ12及びインナー用ボールネジ13は、それぞれ独立して作動する。なお、インナー用モータ12及びインナー用ボールネジ13は、それぞれ4つに限らず、少なくとも2つ以上あればよい。
インナー用位置検出部材14は、目盛柱4を読み取り、インナー・スライド11がベッド1に対して位置する高さを測定するリニア・スケール等が好ましい。本実施形態では、インナー・スライド11の4隅に対応して4つ有する。なお、インナー用位置検出部材14は、少なくとも2つ以上あればよい。
アウター・スライド21は、インナー・スライド11の下方で、支柱2に対して移動可能に取り付けられる台状部21a及び台状部21aの上下方向にインナー・スライド11の凸部11bが移動可能に貫通する孔部21bを有する。本実施形態では、台状部21aの4隅を支柱2に摺動可能に設置し、孔部21bを台状部21aの中央にインナー・スライド11の凸部11bが摺動可能に貫通するように設ける。
アウター用モータ22は、クラウン3の上に載置され、アウター用ボールネジ23を駆動する。アウター用ボールネジ23は、ネジ軸23aと、ナット部23bとを有する。ネジ軸23aは、クラウン3及びインナー・スライド11を貫通してアウター用モータ22の出力軸に連結される。ナット部23bは、アウター・スライド21に取り付けられ、図示しない循環する鋼球を内蔵する。
本実施形態では、アウター用モータ22及びアウター用ボールネジ23は、クラウン3及びアウター・スライド21の4隅に対応してそれぞれ4つ有する。4つのアウター用モータ22及びアウター用ボールネジ23は、それぞれ独立して作動する。なお、アウター用モータ22及びアウター用ボールネジ23は、それぞれ4つに限らず、少なくとも2つ以上あればよい。
アウター用位置検出部24は、目盛柱4を読み取り、アウター・スライド21がベッド1に対して位置する高さを測定するリニア・スケール等が好ましい。本実施形態では、アウター・スライド21の4隅に対応して4つ有する。なお、アウター用位置検出部24は、少なくとも2つ以上あればよい。
目盛柱4は、一方をベッド1に、他方をクラウン3に鉛直方向に取り付けられる。本実施形態では、インナー・スライド11及びアウター・スライド21の外側の4隅に取り付けられる。インナー用位置検出部14及びアウター用位置検出部24は、目盛柱4を共通に利用する。したがって、目盛柱4、インナー用位置検出部14及びアウター用位置検出部24は、それぞれ同数設けられる。
本実施形態は、被成形品をプレス加工する動作が繰り返し自動的に行われるが、本番でのプレス加工期間で、1回ごとの当該プレス加工動作中の各段階ごとに、インナー・スライド11やアウター・スライド21が高精度で水平状態を保つことができるようにされている。
すなわち、本番でのプレス加工期間に先立ってのティーチング加工期間において、プレス加工の各1回のショットの進行途中の各段階ごとに、(i)インナー・スライド11を水平に保つことができるように、インナー用位置検出部14の測定結果を取り込んで、インナー・スライド11を駆動する4つのインナー用モータ12の夫々に供給する駆動エネルギーを調整して決定し、各段階ごとにインナー用モータ12の夫々に供給する駆動エネルギーに関する情報を記憶装置に記憶させ、(ii)アウター・スライド21を水平に保つことができるように、アウター用位置検出部24の測定結果を取り込んで、アウター・スライド21を駆動する4つのアウター用モータ22のそれぞれに供給する駆動エネルギーを調整して決定し、各段階ごとにアウター用モータ22のそれぞれに供給する駆動エネルギーに関する情報を記憶装置に記憶させておく。
続いて、本番加工期間におけるプレス加工中の各1回のショットの進行途中の各段階ごとに、(i)インナー・スライド11を駆動するインナー用モータ12の夫々に、上記記憶しておいた情報にもとづいて駆動エネルギーを供給し、(ii)アウター・スライド21を駆動するアウター用モータ22の夫々に、上記記憶しておいた情報にもとづいて駆動エネルギーを供給する。
本実施形態では、このような制御が行われることから、1回ごとのプレス加工動作の各段階ごとにおいても、インナー・スライド11やアウター・スライド21は高精度で水平状態を保持している。この結果として、インナー・スライド11の4隅の摺動孔と支柱2との間のクリアランスを0.10mmないし0.25mmに決定することができる。
図3は、電動プレス加工機のダイセット部付近を示す図である。
図1に示した電動プレス加工機Pのベッド1には、ダイセット部30が設置される。ダイセット部30は、ベッド1の上方に設置された下サブプレート31と、下サブプレート31から上方に延びる脚部32と、脚部32上に設置される下スペーサープレート33と、下スペーサープレート33上に設置される下スペーサー34と、下スペーサー34上に設置される下ダイセット35と、下ダイセット35の四隅から上方へ延びるガイドポスト36と、ガイドポスト36を移動可能に係合する係合穴を有する上ダイセット37と、上ダイセット37上に設置された上サブプレート38と、を有する。また、下サブプレート31上には、バルブ等を制御することによりクッション力を制御可能な油圧クッション5が設置されている。
インナー用上型部40は、インナー・スライド11によって移動し、アウター用上型部50は、アウター・スライド21によって移動する。また、第1の下型部60が下ダイセット35に載せられている。
図4は、第1実施形態の電動プレスシステムを示す図である。
電動プレスシステム10は、電動プレス加工機P、材料設置部70を備える。
材料設置部70は、加工前の材料Mを設置する部分である。本実施形態の材料設置部70は、加工前の材料Mをコイル状にして外周に巻き付けた円盤状の部材を用いる。
なお、電動プレスシステム10は、材料設置部70から送られた後、電動プレス加工機Pで加工する前に、あらかじめ材料Mの一部を加工する図示しない加工ユニットを備えてもよい。加工ユニットは、被積層材設置部70から送られた材料Mを加工するユニットである。加工ユニットは、特許文献1及び特許文献2に記載された技術と同様に、順送りで材料Mを加工する。加工ユニットでの加工機は、プレス機に限らず、切削機等の加工機械を含んでもよい。また、電動プレス加工機Pを複数並べて使用してもよい。
図5は、第1実施形態の電動プレス加工機のシステム構成を示す図である。
電動プレス加工機Pは、操作者によって操作される操作盤6と、操作盤6からの指令に応じて第1軸〜第4軸のインナー用モータ12及びアウター用モータ22を駆動制御する制御部7と、を有する。
また、各軸に対応して、制御部7から信号を受けてインナー用モータ12及びアウター用モータ22を駆動制御するインナー用サーボアンプ16及びアウター用サーボアンプ26と、インナー用モータ12及びアウター用モータ22の回転数を検出するインナー用エンコーダ15及びアウター用エンコーダ25と、各軸の位置を検出するインナー用位置検出部14及びアウター用位置検出部24と、を有する。
制御部7は、各軸に対応するサーボアンプ16,26に位置を指令する指令部7aと、位置検出部14,24の検出値から指令値を演算する演算部7bと、を有する。
次に、電動プレス加工機によって加工される加工品について説明する。ここで、加工品は、プレス加工時に、上方にある面を表面、下方にある面を裏面とする。
図6は、第1実施形態の加工品を示す。図7は、図6のVII−VII線の断面図を示す。図7(a)は図6のVIIa −VIIa断面を示し、図7(b)は図6のVIIb −VIIb断面を示す。
図6に示すように、第1実施形態の加工品100は、第1部材101と、第2部材102と、を有する。
第1部材101は、孔をあけることによって形成された内周部101aと、内周部101aから外周側に凹んで形成される内周凹部101bと、を有する。第2部材102は、プレスされることで形成される外周部102aを有する。第2部材102の外周部102aは、第1部材101の内周部101aと同じ形状を有する。
したがって、第1部材101に第2部材102が嵌め込まれて形成される加工品100は、第1部材101と第2部材102との間で、内周凹部101bが対応する位置に表面から裏面へ貫通するスリット103が形成される。
このように、第1実施形態の加工品100は、精度良く加工された微少寸法のスリットを有することが可能となる。
図8は、第1実施形態の加工品の加工方法を示す。図9は、図8の(1)の第1工程を示す。図10は、図8の(1)の第2工程を示す。図11は、図8の(2)の工程を示す。図12は、図8の(3)の工程を示す。図13は、図8の(4)の工程を示す。
図8に示すように、第1実施形態の加工品100は、帯状の材料Mから加工される。
まず、図8に示した(1)の工程で、図9に示したように、第1パンチP1で材料Mを円形にプレスして、孔を形成する。続いて、図10に示したように、孔をあけることによって形成された内周部101aの一部を第2パンチP2の凸部P2aでプレスして、外周側に凹んだ内周凹部101bを形成する。打ち抜いた材料Mには、孔S1が形成される。
続いて、図8に示した(2)の工程で、図11に示したように、第3パンチP3で材料Mをプレスして形成した第2部材102を下方で支持する。(2)の工程は、(1)の工程と同時又は先に行ってもよい。
次に、図8に示した(3)の工程で、図11に示したように(2)の工程において下方で支持していた第2部材102の上方に、(1)の工程において形成された孔S1を移動させ、図12に示すように、下方から孔S1に第2部材102をプレスして嵌め込む。
最後に、材料Mに嵌め込まれた状態の第2部材102の周囲を、図13に示すように、第4パンチP4でプレスして、加工品100が完成する。
このように、第1実施形態のプレス加工方法は、微少寸法のスリットを容易に精度良く加工することが可能となる。
図14は、第2実施形態の加工品を示す。図15は、図14のXV−XV線の断面図を示す。図15(a)は図14のXVa −XVa断面を示し、図15(b)は図14のXVb −XVb断面を示す。
図14に示すように、第2実施形態の加工品100は、第1部材101と、第2部材102と、を有する。
第1部材101は、孔をあけることによって形成された内周部101aと、内周部101aから外周側に凹んで形成される内周凹部101bと、を有する。内周凹部101bのうち、内周部101aから最も離れた外側の外側面101cは、表面から裏面へ向かうに従い内周部101aから遠ざかるようにテーパ状に傾斜して形成される。
第2部材102は、プレスされることで形成される外周部102aを有する。第2部材102の外周部102aは、第1部材101の内周部101aと同じ形状を有する。
したがって、第1部材101に第2部材102が嵌め込まれて形成される加工品100は、第1部材101と第2部材102との間で、内周凹部101bが対応する位置に表面から裏面へ貫通するスリット103が形成される。
このように、第2実施形態の加工品100は、精度良く加工された微少寸法のスリットを有することが可能となる。また、スリットの方向を設定することができ、設計の自由度を増すことが可能となる。
図16は、第2実施形態の加工品の加工方法を示す。図17は、図16の(1)の第2工程を示す。図18は、図16の(3)の工程を示す。図19は、図16の(4)の工程を示す。
図16に示すように、第2実施形態の加工品100は、帯状の材料Mから加工される。
まず、図16に示した(1)の工程で、図9に示したように、第1パンチP1で材料Mを円形にプレスして、孔を形成する。続いて、図17に示したように、孔をあけることによって形成された内周部101aの一部を第2パンチP2の凸部P2aでプレスして、外周側に凹んだ内周凹部101bを形成する。内周凹部101bのうち、内周部101aから最も離れた外側の外側面101cは、表面から裏面へ向かうに従い内周部101aから遠ざかるようにテーパ状に傾斜して形成される。打ち抜いた材料Mには、孔S1が形成される。
続いて、図16に示した(2)の工程で、図11に示したように、第3パンチP3で材料Mを打ち抜いて形成した第2部材102を下方で支持する。(2)の工程は、(1)の工程と同時又は先に行ってもよい。
次に、図16に示した(3)の工程で、図11に示したように(2)の工程において下方で支持していた第2部材102の上方に、(1)の工程において形成された孔S1を移動させ、図18に示すように、下方から孔S1に第2部材102をプレスして嵌め込む。
最後に、材料Mに嵌め込まれた状態の第2部材102の周囲を、図19に示すように、第4パンチP4でプレスして、加工品100が完成する。
このように、第2実施形態のプレス加工方法は、微少寸法のスリットを容易に精度良く加工することが可能となる。また、スリットの方向と第2部材が第1部材に嵌め込まれる方向とが交差しても容易に精度良く加工することが可能となる。
図20は、第3実施形態の加工品を示す。図21は、図20のXXI−XXI線の断面図を示す。図21(a)は図20のXXIa −XXIa断面を示し、図21(b)は図20のXXIb −XXIb断面を示す。
図20に示すように、第3実施形態の加工品100は、第1部材101と、第2部材102と、を有する。
第1部材101は、孔をあけることによって形成された内周部101aと、内周部101aから外周側に凹んで形成される内周凹部101bと、を有する。内周凹部101bのうち、内周部101aから最も離れた外側の外側面101cは、表面から裏面へ向かうに従い内周部101aから遠ざかるようにテーパ状に傾斜して形成される。
第2部材102は、プレスされることで形成される外周部102aと、外周部102aから内周側に凹んで形成される外周凹部102bと、を有する。外周凹部102bのうち、外周部102aから最も離れた内側の内側面102cは、表面から裏面へ向かうに従い外周部102aに近づくようにテーパ状に傾斜して形成される。
第2部材102の外周部102aは、第1部材101の内周部101aと同じ形状を有する。したがって、第1部材101に第2部材102が嵌め込まれて形成される加工品100は、第1部材101と第2部材102との間で、内周凹部101bと外周凹部102bが対応する位置に表面から裏面へ貫通するスリット103が形成される。
このように、第3実施形態の加工品100は、精度良く加工された微少寸法のスリットを有することが可能となる。また、スリットの方向を設定することができ、設計の自由度を増すことが可能となる。
図22は、第3実施形態の加工品の加工方法を示す。図23は、図22の(2)の工程を示す。図24は、図22の(4)の工程を示す。図25は、図22の(5)の工程を示す。図26は、図22の(6)の工程を示す。図27は、図22の(7)の工程を示す。
図22に示すように、第2実施形態の加工品100は、帯状の材料Mから加工される。
まず、図22に示した(1)の工程で、図9に示したように、第1パンチP1で材料Mを円形にプレスして、孔を形成する。続いて、図17に示したように、孔をあけることによって形成された内周部101aの一部を第2パンチP2の凸部P2aでプレスして、外周側に凹んだ内周凹部101bを形成する。打ち抜いた材料Mには、孔S1が形成される。
続いて、図22に示した(2)の工程で、図23に示したように、第3パンチP3で材料Mをプレスする。打ち抜いた材料Mには、孔S2が形成される。なお、(2)の工程は、(1)の工程と同時又は先に行ってもよい。
続いて、図22に示した(3)の工程で、図17に示したように、内周凹部101bのうち、内周部101aから最も離れた外側の外側面101cを、表面から裏面へ向かうに従い内周部101aから遠ざかるようにテーパ状に傾斜して形成する。
続いて、図22に示した(4)の工程で、図24に示したように、(2)の工程で形成された材料Mの4つの孔S2の中心Scに近いそれぞれの内側面102cを、表面から裏面へ向かうに従い4つの孔S2の中心Scから遠ざかるように、第4パンチP4でテーパ状に形成する。なお、(4)の工程は、(3)の工程と同時又は先に行ってもよい。
続いて、図22に示した(5)の工程で、図25に示したように、第5パンチP5で材料Mをプレスして形成した第2部材102を下方で支持する。第2部材102は、(4)の工程で形成された内側面102cを含むように打ち抜かれる。
次に、図22に示した(6)の工程で、図25に示したように(5)の工程において下方で支持していた第2部材102の上方に、(3)の工程において形成された孔S1を移動させ、図26に示すように、下方から孔S1に第2部材102をプレスして嵌め込む。
最後に、図22に示した(7)の工程で、材料Mに嵌め込まれた状態の第2部材102の周囲を、図27に示すように、第6パンチP6でプレスして、加工品100が完成する。
このように、第3実施形態のプレス加工方法は、微少寸法のスリットを容易に精度良く加工することが可能となる。また、スリットの方向と第2部材が第1部材に嵌め込まれる方向とが交差しても容易に精度良く加工することが可能となる。
図28は、第4実施形態の加工品を示す。図29は、図28の断面図を示す。図29(a)は図28のXXIXa −XXIXa断面を示し、図29(b)は図28のXXIXb −XXIXb断面を示す。
図28に示すように、第4実施形態の加工品100は、第1部材101と、第2部材102と、を有する。
第1部材101は、孔をあけることによって形成された内周部101aと、内周部101aから外周側に凹んで形成される内周凹部101bと、を有する。内周凹部101bのうち、内周部101aから最も離れた外側の外側面101cは、表面から裏面へ向かうに従い内周部101aから遠ざかるようにテーパ状に傾斜して形成される。
第2部材102は、プレスされることで形成される外周部102aと、外周部102aから内周側に凹んだ外周凹部102bと、が形成される。外周凹部102bのうち、外周部102aから最も離れた内側の内側面102cは、表面から裏面へ向かうに従い外周部102aから遠ざかるようにテーパ状に傾斜して形成される。
第2部材102の外周部102aは、第1部材101の内周部101aと同じ形状を有する。したがって、第1部材101に第2部材102が嵌め込まれて形成される加工品100は、第1部材101と第2部材102との間で、内周凹部101bと外周凹部102bが対応する位置に表面から裏面へ貫通するスリット103が形成される。
このように、第4実施形態の加工品100は、精度良く加工された微少寸法のスリットを有することが可能となる。また、スリットの方向を設定することができ、設計の自由度を増すことが可能となる。
図30は、第4実施形態の加工品の加工方法を示す。図31は、図30の(4)の工程を示す。図32は、図30の(5)の工程を示す。図33は、図30の(6)の工程を示す。図34は、図30の(7)の工程を示す。
図30に示すように、第4実施形態の加工品100は、帯状の材料Mから加工される。
まず、図30に示した(1)の工程で、図9に示したように、第1パンチP1で材料Mを円形にプレスして、孔を形成する。続いて、図17に示したように、孔をあけることによって形成された内周部101aの一部を第2パンチP2の凸部P2aでプレスして、外周側に凹んだ内周凹部101bを形成する。打ち抜いた材料Mには、孔S1が形成される。
続いて、図30に示した(2)の工程で、図23に示したように、第3パンチP3で材料Mをプレスする。打ち抜いた材料Mには、孔S2が形成される。なお、(2)の工程は、(1)の工程と同時又は先に行ってもよい。
続いて、図30に示した(3)の工程で、図17に示したように、内周凹部101bのうち、内周部101aから最も離れた外側の外側面101cを、表面から裏面へ向かうに従い内周部101aから遠ざかるようにテーパ状に傾斜して形成する。
続いて、図30に示した(4)の工程で、図31に示したように、(2)の工程において形成された材料Mの4つの孔S2の中心Scに近いそれぞれの内側面102cを、表面から裏面へ向かうに従い4つの孔S2の中心Scへ近づくように、第4パンチP4でテーパ状に形成する。なお、(4)の工程は、(3)の工程と同時又は先に行ってもよい。
続いて、図30に示した(5)の工程で、図32に示したように、第5パンチP5で材料Mを打ち抜いて形成した第2部材102を下方で支持する。第2部材102は、(4)の工程で形成された内側面102cを含むように打ち抜かれる。
次に、図30に示した(6)の工程で、図33に示したように(5)の工程において下方で支持していた第2部材102の上方に、(3)の工程において形成された孔S1を移動させ、図33に示すように、下方から孔S1に第2部材102をプレスして嵌め込む。
最後に、図30に示した(7)の工程で、材料Mに嵌め込まれた状態の第2部材102の周囲を、図34に示すように、第6パンチP6でプレスして、加工品100が完成する。
このように、第4実施形態のプレス加工方法は、微少寸法のスリットを容易に精度良く加工することが可能となる。また、スリットの方向と第2部材が第1部材に嵌め込まれる方向とが交差しても容易に精度良く加工することが可能となる。
図35は、第5実施形態の加工品を示す。図36は、図35のXXXVI−XXXVI線の断面を示す。断面図を示す。図36(a)は図35のXXXVIa −XXXVIa断面を示し、図36(b)は図35のXXXVIb −XXXVIb断面を示す。
図35に示すように、第5実施形態の加工品100は、第1部材101と、第2部材102と、を有する。
第1部材101は、孔をあけることによって形成された内周部101aと、内周部101aから外周側に凹んだ内周凹部101bと、を有する。内周凹部101bのうち、内周部101aから最も離れた外側の外側面101cは、表面から裏面へ向かうに従い内周部101aへ近づくようにテーパ状に傾斜して形成される。
第2部材102は、プレスされることで形成される外周部102aと、外周部102aから内周側に凹んだ外周凹部102bと、を有する。外周凹部102bのうち、外周部102aから最も離れた内側の内側面102cは、表面から裏面へ向かうに従い外周部102aに遠ざかるようにテーパ状に傾斜して形成される。
第2部材102の外周部102aは、第1部材101の内周部101aと同じ形状を有する。したがって、第1部材101に第2部材102が嵌め込まれて形成される加工品100は、第1部材101と第2部材102との間で、内周凹部101bと外周凹部102bが対応する位置に表面から裏面へ貫通するスリット103が形成される。
第5実施形態の加工品は、第3実施形態の加工品に用いた加工方法を上下反対方向に行えばよい。
このように、第5実施形態の加工品100は、精度良く加工された微少寸法のスリットを有することが可能となる。また、スリットの方向を設定することができ、設計の自由度を増すことが可能となる。
図37は、第6実施形態の加工品の断面図を示す。
図37に示すように、第6実施形態の加工品100は、第1部材101と第2部材102との間に形成されるスリット103において、第1部材101の内周凹部101bのうち、内周部101aから最も離れた外側の外側面101c及び第2部材102の外周凹部102bのうち、外周部102aから最も離れた内側の内側面102cを、曲面によって形成する。
第1部材101の外側面101cは、表面から裏面へ向かうに従い内周部101aから遠ざかるように形成される。第2部材102の内側面102cは、表面から裏面へ向かうに従い外周部102aに近づくように形成される。
このように、第6実施形態の加工品100は、精度良く加工された微少寸法のスリットを有することが可能となる。また、スリットの方向及び形状を設定することができ、より設計の自由度を増すことが可能となる。
図38は、第7実施形態の加工品を示す。図38(a)は、加工品の平面図を示し、図37(b)は図38(a)のXXXIIXb −XXXIIXb断面を示す。
図38に示すように、第7実施形態の加工品100は、第2部材102に少なくとも1つの貫通孔104が形成される。このように、貫通孔104を形成することで、流体または粉体を噴出させる量を調整することが可能となる。
以上、加工品100及びプレス加工方法をいくつかの実施例に基づいて説明してきたが、本発明はこれら実施例に限定されず種々の組み合わせ又は変形が可能である。
1…ベッド(枠体)
2…支柱(枠体)
3…クラウン(枠体)
4…目盛柱
5…油圧クッション
7…制御部
11…インナー・スライド(第1のスライド)
12…インナー用モータ(第1側の駆動源)
13…インナー用ボールネジ
14…インナー用位置検出部(第1側の位置検出部)
21…アウター・スライド(第2のスライド)
22…アウター用モータ(第2側の駆動源)
23…アウター用ボールネジ
24…アウター用位置検出部(第2側の位置検出部)
30…ダイセット
31…ダイセット下台
32…ガイドポスト
33…ダイセット上台
40…インナー用上型部(第1の上型)
50…アウター用上型部(第2の上型)
60…第1の下型部(下型)
100…加工品
101…第1部材
101a…内周部
101b…内周凹部
101c…外側面
102…第2部材
102a…外周部
102b…外周凹部
102c…内側面
103…スリット
104…貫通孔

Claims (12)

  1. 孔によって形成された内周部を含む第1部材と、
    前記第1部材の前記内周部に嵌め込まれる外周部を含む第2部材と、
    を備え、
    少なくとも、前記第1部材の前記内周部の一部に形成される内周凹部又は前記第2部材の前記外周部の一部に形成される外周凹部のうち、いずれか1つが形成され、
    前記第1部材と前記第2部材との間で、前記内周凹部又は前記外周凹部が対応する位置に表面から裏面へ貫通するスリットが形成され
    前記内周凹部のうち前記内周部から最も離れた外側の外側面又は前記外周凹部のうち前記外周部から最も離れた内側の内側面は、前記第2部材が前記第1部材に嵌め込まれる方向と交差する
    加工品。
  2. 前記外側面又は前記内側面は、前記嵌め込まれる方向に対して傾斜する
    請求項1に記載の加工品。
  3. 前記外側面と前記内側面は、対向して形成される
    請求項1又は2に記載の加工品。
  4. 前記外側面と前記内側面は、平行に形成される
    請求項3に記載の加工品。
  5. 前記第1部材と前記第2部材は、プレス加工によって嵌め込まれ、
    前記内周凹部と前記外周凹部は、プレス加工によって形成される
    請求項1乃至4のいずれか1つに記載の加工品。
  6. 材料から第1部材の一部をプレスして、内周部を形成するステップと、
    前記内周部の一部をプレスして、内周凹部を形成するステップと、
    前記材料から外周部が形成されるように第2部材をプレスして、前記第2部材を保持するステップと、
    前記内周凹部によって表面から裏面へ貫通するスリットが形成されるように、前記第2部材をプレスして、前記第2部材の前記外周部を前記第1部材の前記内周部に嵌め込むステップと、
    を有する
    プレス加工方法。
  7. 材料から第1部材の一部をプレスして、内周部を形成するステップと、
    前記材料の対応する位置をプレスして、外周凹部を形成するステップと、
    前記材料から前記外周凹部を含む外周部が形成されるように、第2部材をプレスして、前記第2部材を保持するステップと、
    前記外周凹部によって表面から裏面へ貫通するスリットが形成されるように、前記第2部材をプレスして、前記第2部材の前記外周部を前記第1部材の前記内周部に嵌め込むステップと、
    を有する
    プレス加工方法。
  8. 材料から第1部材の一部をプレスして、内周部を形成するステップと、
    前記内周部の一部をプレスして、内周凹部を形成するステップと、
    前記材料の対応する位置をプレスして、外周凹部を形成するステップと、
    前記材料から前記外周凹部を含む外周部が形成されるように、第2部材をプレスして、前記第2部材を保持するステップと、
    前記内周凹部及び前記外周凹部によって表面から裏面へ貫通するスリットが形成されるように、前記第2部材をプレスして、前記第2部材の前記外周部を前記第1部材の前記内周部に嵌め込むステップと、
    を有する
    プレス加工方法。
  9. 前記内周凹部のうち前記内周部から最も離れた外側の外側面又は前記外周凹部のうち前記外周部から最も離れた内側の内側面は、前記第2部材が前記第1部材に嵌め込まれる方向と交差する
    請求項6乃至8のいずれか1つに記載のプレス加工方法。
  10. 前記外側面又は前記内側面は、前記嵌め込まれる方向に対して傾斜する
    請求項9に記載のプレス加工方法。
  11. 前記外側面と前記内側面は、対向して形成される
    請求項9又は10に記載のプレス加工方法。
  12. 前記外側面と前記内側面は、平行に形成される
    請求項11に記載のプレス加工方法。
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