JP6164651B2 - 電子装置、経路探索方法および経路探索プログラム - Google Patents

電子装置、経路探索方法および経路探索プログラム Download PDF

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Description

本発明は、施設の位置を地図に表示し、出発地点から経由地を経由し目的地までの経路を探索する電子装置に関し、特に、その経路探索方法および経路探索プログラムに関するものである。
従来、車両に搭載されたナビゲーション装置などの電子装置は、現在位置からユーザによって指定された目的地までの経路を探索し、探索された経路の誘導案内を行うことで、ユーザが容易に目的地に到達できるようにしている。
例えば、特許文献1および特許文献2には、所定の施設を目的地に設定する操作を行うと、目的地設定操作した施設に対応付いた提携駐車場を検索し、出発地点から目的地設定した施設を経由し、検索された提携駐車場に至る経路を案内するナビゲーション装置が開示されている。このように、現在位置から経由地を経由し、目的地に至る経路を探索することも可能となっている。
この種のナビゲーション装置に備わる地図データベースには、施設の位置を施設アイコンなどにより地図に表示するために使用する施設表示位置の座標情報と、施設を目的地や経由地に設定したときに設定された施設を目的地点および経由地点として経路探索および案内を行うために使用する施設案内位置の座標情報とを、別データで施設毎に対応付けて格納されている。そして、ナビゲーション装置は、施設を地図に表示する場合には、地図データベースに格納されている施設表示位置の座標情報を用いて、地図上のその位置に施設アイコンなどを表示し、また、施設までの経路を探索する場合には、地図データベースに格納されている施設案内位置の座標情報を用いて、その位置を経路案内の目的地点にして経路探索および案内を行っている。
特開2012−002609号公報 特開2011−128003号公報
上述するナビゲーション装置において、1つの施設に対する施設案内位置が施設表示位置と異なる場合が存在する。これは、施設が実際に存在する位置より、当該施設と関連深い他の施設に案内した方がユーザにとって便利であるからである。例えば、テーマパークやショッピングモールなどの施設は、実際にそれらが存在する位置に案内するよりも、駐車場に案内した方がユーザにとって親切となる。このようなテーマパークやショッピングモールなどの大型駐車場を持つ施設では、1つの駐車場だけではなく、複数の駐車場を持つ場合もあり、その場合最も面積が広い駐車場の入り口を施設案内位置として地図データに格納していることが多い。
例えば、上記のような施設表示位置と施設案内位置が異なる状態を図8に示す。図8に示す例において、ショッピングモールであるAモールに対して、施設表示位置の情報に基づき、Aモールが実際に存在する位置にPOIアイコン(PI1)が表示されている。一方、施設案内位置は、Aモールの駐車場(PA1)の入口地点(SP1)に設定されているため、このAモールを目的地に設定するための操作を行うと、ナビゲーション装置は施設案内位置である地点SP1までの経路RP1を探索し、実際の位置とは異なる位置に案内されてしまう。また、ユーザは表示された経路RP1に従って、車両を運転し、駐車場PA1に到達すると、目的のAモールに行くために、駐車場PA1からAモールに向け、歩き出す。そして、ユーザが地点SP1から地点SP2までRP2に示す道のりを歩いている最中に、Aモール周辺に駐車場PA2やPA3を発見する。このとき、ユーザは「先にAモールの位置に案内してくれていれば、駐車場PA2やPA3の存在を知ることができたのに。」と不満を感じてしまう。
以上のように、施設表示位置と施設案内位置とが異なる施設を目的地に設定するための操作を行うと、目的地設定操作をした施設に対応付く施設案内位置までの経路が探索され、地図上で表示される位置(施設表示位置)とは異なる位置に案内される場合があり、さらに案内された関連施設と同類(同ジャンル)の施設が、実際の施設位置周辺に存在する場合、なぜ違う場所に案内されたか分からず、不満を感じる。
上述する特許文献1および特許文献2は、施設案内位置を用いて施設や周辺の駐車場を目的地や経由地に設定するものであるため、上記課題を何ら解決し得るものではない。
そこで、本発明は、上記課題に鑑みて創作されたものであり、その目的は、実際に施設が存在する位置と探索された経路の目的地とが異なる場合に生じるユーザの不満を解消することができる電子装置、経路探索方法および経路探索プログラムを提供することにある。
本発明の電子装置は、地図データに基づき目的地までの経路を探索するナビゲーション機能を備えた電子装置であって、施設を目的地として設定する目的地設定手段と、施設の位置を地図に表示するために使用される施設表示座標と、施設までの経路を案内するために使用される施設案内座標と、を施設毎に対応付けて記憶する施設情報記憶手段と、前記目的地設定手段によって目的地に設定された施設の前記施設表示座標と前記施設案内座標とを前記施設情報記憶手段から読み出し、前記施設表示座標を経由し、前記施設案内座標に至る経路を探索する経路探索手段と、を有する。
前記経路探索手段は、前記読み出した前記施設表示座標と前記施設案内座標との距離を算出する算出手段を、含み、前記経路探索手段は、前記算出手段により算出された距離が所定距離以上離れている場合に、前記施設表示座標を経由し、前記施設案内座標に至る経路を探索し、前記算出手段により算出された距離が所定距離未満である場合に、前記施設案内座標に至る経路を探索する。
このとき、前記算出手段は、前記施設表示座標と前記施設案内座標との道程距離または直線距離を算出する。
なお、前記経路探索手段は、前記施設表示座標に最も近い道路上の地点を経由地に設定する。
さらに、前記探索された経路を地図に表示する表示手段を有し、前記表示手段は、出発地から経由地までの経路と経由地から目的地までの経路とを異なる表示形態で表示する。
好ましくは、さらに、前記地図データから前記施設案内座標によって特定される地点の属性情報を取得する属性情報取得手段と、前記属性情報を用いて、前記経路を音声案内する音声案内手段と、を有する。
本発明の電子装置の経路探索方法は、地図データに基づき目的地までの経路を探索する電子装置の経路探索方法であって、施設の位置を地図に表示するために使用される施設表示座標と、施設までの経路を案内するために使用される施設案内座標と、を施設毎に対応付けて記憶しておき、施設を目的地として設定する目的地設定ステップと、前記目的地設定ステップによって目的地に設定された施設の前記施設表示座標と前記施設案内座標とを前記施設情報記憶手段から読み出し、前記施設表示座標を経由し、前記施設案内座標に至る経路を探索する経路探索ステップと、を有する。
本発明の電子装置の経路探索プログラムは、地図データに基づき目的地までの経路を探索する電子装置の経路探索プログラムであって、施設の位置を地図に表示するために使用される施設表示座標と、施設までの経路を案内するために使用される施設案内座標と、を施設毎に対応付けて記憶しておき、施設を目的地として設定する目的地設定ステップと、前記目的地設定ステップによって目的地に設定された施設の前記施設表示座標と前記施設案内座標とを前記施設情報記憶手段から読み出し、前記施設表示座標を経由し、前記施設案内座標に至る経路を探索する経路探索ステップと、を有する。
本発明によれば、施設表示座標を経由して施設案内座標に至る経路を探索するようにしたことで、施設表示座標と施設案内座標とが異なる施設を目的地に設定した場合でも、ユーザにとって不満の少ない経路を探索し、案内することができる。
本発明の実施例に係るナビゲーション装置1の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施例に係る経路探索プログラムおよび誘導案内プログラムにより実行される機能ブロック図である。 本発明の実施例に係る経路探索処理および誘導案内処理の動作フローを示す図である。 本発明の実施例に係る経路探索処理および誘導案内処理の具体例を示す図である。 本発明の応用例に係る経路探索プログラムおよび誘導案内プログラムナビゲーション装置2の構成例を示すブロック図である。 本発明の応用例に係る経路探索処理および誘導案内処理の動作フローを示す図である。 本発明の応用例に係る経路探索処理および誘導案内処理の具体例を示す図である。 本発明の課題を説明するための図である。
本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。本発明の電子装置は、自動車などの移動体上に固定的に搭載されるもの、ユーザによって移動体に持ち込むことができるもの、あるいは、移動体から着脱可能なもののいずれであってもよい。また、本発明の電子装置は、例えば、ノート型パーソナルコンピュータ、タブレット型パーソナルコンピュータ、パームトップ型コンピュータ、多機能携帯電話端末(スマートフォン)、携帯電話端末、車載装置、車載システム、ナビゲーション装置、ナビゲーションシステム等の電子装置または電子システムにおいて実施することができる。
以下の説明では、電子装置の一例として、移動体である車両に搭載されたナビゲーション装置を例にとって説明する。
図1は、本発明の実施例に係るナビゲーション装置1の構成を示す図である。同図において、ナビゲーション装置1は、ユーザインタフェースを構成する入力部10と、GPS受信機11と、自律航法センサ12と、音声をスピーカ13Aから出力する音声出力部13と、各種画像や映像をディスプレイ14Aに表示する表示出力部14と、他の電子装置とのインタフェースを構成する外部インタフェース(外部I/F)15と、各種データを格納するデータメモリ20と、各種プログラムやアプリケーションを記憶するプログラムメモリ25と、各部を制御する制御部30と、を含んで構成される。ただし、図1に示すナビゲーション装置1の構成は一例であることに留意すべきである。ナビゲーション装置1は、例えば、記憶媒体に記憶されたマルチメディアデータを再生する機能、ラジオやテレビ放送を受信する機能、携帯電話やスマートフォンなどの外部装置を接続する機能、有線や無線通信機能などを適宜備えるものであってもよい。
入力部10は、ナビゲーション装置1における各種指示操作を受け付けるためのものであり、各種ボタンやディスプレイ14Aに取り付けられたタッチパネル、音声入力などの入力手段を含むことができ、ユーザ操作に応じた指示を制御部30に出力する。
GPS受信機11は、GPS衛星から配信されるGPS信号(時刻や軌道に関する情報)を受信し、受信したGPS信号を、制御部30に出力する。
自律航法センサ12は、車両の回転角度を検出するジャイロなどの角度センサや一定走行距離ごとにパルスを発生する距離センサなどにより構成され、車両の速度、角速度や自車方位などの情報を検出し、この検出信号を制御部30に出力する。なお、これらの情報は、車両と接続するための通信バスを介して、車両に備え付けられた各自律航法センサから取得するような構成であってもよい。
音声出力部13は、制御部30から提供される誘導案内音声などの音声信号をD/A変換し、アンプやスピーカ13Aを介して、音声出力する。
表示出力部14は、制御部30から提供される地図画像や拡大図画像、目的地設定画面などの各種画像データをディスプレイ14Aに表示させる。
外部I/F15は、無線や有線により他の電子装置との接続を可能にし、各種データ通信を行う。
データメモリ20は、HDD(Hard Disc Drive)、フラッシュメモリなどの記憶装置であり、地図データの集合である地図データベース(以下、地図DB)21や音声案内を行う際に用いる音声データ、各種画面を作成する際に用いる画像データなど、ナビゲーション装置1で利用する各種データを記憶する。
地図DB21の地図データは、地図データの作成日時やバージョン情報などを記述した管理データ、道路ネットワークを表す道路ネットワークデータ、地図を描画するための地図描画データ、施設、店舗、建物、建築物などの詳細情報を表す施設情報データ、経路探索時に利用するコスト情報などを有する経路探索データ、誘導案内に利用する誘導案内データなどを含んで構成され、所定の地理的区域ごとに図葉と呼ばれる矩形単位や縮尺レベル単位に格納されている。
道路ネットワークデータは、交差点などの道路の連結点を表すノードと、ノード間を連結するリンクのデータを含んでいる。地図描画データは、地図を描画するために必要な地形、森林、公園、海洋、河川、湖池沼など各種ポリゴン、ポリラインデータを含んでいる。施設情報データは、施設毎に、施設名称、住所、電話番号、ジャンル情報、地図表示アイコンなどの情報や、施設表示位置、施設案内位置などの経度緯度で示される座標情報を含んでいる。
なお、この地図データは、外部I/F15が、無線ネットワークを介して外部のデータセンターなどのサーバと接続されている場合、このサーバから取得することもできる。
プログラムメモリ25は、制御部30が実行する各種プログラムやアプリケーションを格納する。ナビゲーション装置1が実行する主なプログラムには、現在位置特定プログラム251と、地図描画プログラム252と、目的地設定プログラム253と、経路探索プログラム254と、誘導案内プログラム255とが、存在する。
現在位置特定プログラム251は、GPS受信機11や自律航法センサ12からの検出信号に基づき、現在位置の特定を実行する。このとき、必要に応じて、データメモリ20の地図データに基づき、マップマッチングなどの処理を行う。
地図描画プログラム252は、現在位置特定プログラム251によって特定された現在位置周辺や、入力部10により指定されたカーソル位置周辺の地図データを地図DB21から読み出し、地図画像の描画を実行する。地図描画プログラム252によって作成された地図画像は表示出力部14に出力され、表示出力部14がディスプレイ14Aに表示する。
目的地設定プログラム253は、ユーザによって選択指示された施設や地点などを目的地に設定する。目的地の設定は、施設名称検索やジャンル検索、住所検索、電話番号検索などの施設検索メニューにより、所望の施設を検索し、選択することで、当該施設が目的地に設定される。また、ユーザが入力部10を用いて地図上のカーソルなどを動かし、所望の地点を指定すると、当該地点を目的地に設定することができる。
経路探索プログラム254は、現在位置特定プログラム251によって特定された現在位置あるいは入力部10を介してユーザによって指定された位置を出発地とし、目的地設定プログラム253によって目的地に設定された施設や地点までの最適な経路を探索する。さらに、経路探索プログラム254は、経由地が設定されると、経由地設定された施設や地点を経由して、目的地に設定された施設や地点までの最適な経路を探索する。そして、探索された経路は、誘導経路として誘導案内プログラム255に提供される。
この経路探索プログラム254が行う経路探索処理の詳細は後述する。
以下、経路探索プログラム254が行う経路探索は、現在位置特定プログラム251によって特定された現在位置を出発地とする例で説明するが、上述するように、入力部10を介してユーザによって指定された位置を出発地とすることも可能である。
誘導案内プログラム255は、経路探索プログラム254から提供される誘導経路に基づき、音声出力部13や表示出力部14を介して、地図への経路描画や分岐点や交差点での拡大図表示、音声案内など各種誘導案内を行う。
この誘導案内プログラム255が行う誘導案内処理の詳細は後述する。
制御部30は、中央処理装置、マイクロコンピュータ、またはマイクロプロセッサなどの装置を含み、プログラムメモリ25に記憶された各種プログラムを実行し、ナビゲーション装置1の各部の制御を行う。
次に、本発明の実施例に係るナビゲーション装置1の経路探索処理および誘導案内処理に関する機能的な構成ブロック図を図2に示す。この経路探索処理は、経路探索プログラム254によって実行され、図2に示すように、目的地種別判定部261と、位置情報取得部262と、経路探索実行部263と、誘導経路設定部264と、を含んで構成される。また、誘導案内処理は、誘導案内プログラム255によって実行され、図2に示すように、経路描画部271と、拡大図描画部272と、音声案内部273と、を含んで構成される。ただし、同図には、本発明の実施例に係る経路探索処理および誘導案内処理を実現するための機能ブロックのみを示している。
目的地種別判定部261は、目的地設定プログラム253によって設定された目的地が施設であるか地点であるかの種別を判定する。そして、判定した結果を位置情報取得部262に提供する。
目的地種別判定部261は、例えば、目的地設定プログラム253で施設名称検索、ジャンル検索、住所検索、電話番号検索などの施設検索メニューからどの検索を利用して目的地が設定されたか、ユーザによるカーソル移動で目的地が設定されたか等に基づき、判定することができ、例えば、施設検索メニューから目的地が設定されたときに、施設であると判定し、一方、カーソル移動で目的地が設定されたときに、地点であると判定する。
また、目的地種別判定部261は、目的地設定プログラム253で目的地設定された位置に施設情報が存在するか否かに基づき、種別を判定することができ、施設情報が存在するときに、施設であると判定し、一方、施設情報が存在しないときに、地点であると判定するようにしてもよい。
なお、上記判定例は一例であり、目的地設定プログラム253により設定された目的地が施設か地点かを判定できる態様であれば、これに限定されない。
位置情報取得部262は、目的地種別判定部261により、施設が目的地に設定されたと判定されたとき、目的地設定された施設に関する施設表示位置および施設案内位置のそれぞれの座標情報を地図DB21の施設情報データから取得する。そして、取得した施設表示位置および施設案内位置の各座標情報を経路探索実行部263に提供する。
また、位置情報取得部262は、目的地種別判定部261により地点が目的地に設定されたと判定されたとき、目的地設定された地点に関する座標を地図DB21から取得する。そして、取得した地点の座標情報を経路探索実行部263に提供する。
経路探索実行部263は、位置情報取得部262から施設表示位置および施設案内位置の各座標情報が提供されると、現在位置特定プログラム251が特定した現在位置から、施設表示位置を経由して、施設案内位置に至る経路を探索する。そして、経路探索実行部263は、探索した経路を誘導経路設定部264に提供する。
また、経路探索実行部263は、位置情報取得部261から地点の座標情報が提供されると、現在位置特定プログラム251が特定した現在位置から、位置情報取得部262から提供された地点に至る経路を探索する。そして、経路探索実行部263は、探索した経路を誘導経路設定部264に提供する。
経路探索実行部263は、もし施設表示位置、施設案内位置、あるいはユーザによって目的地設定された地点が道路上に存在しないとき、これらの位置から最も近い道路上の地点を代替地点として、この代替地点に基づき、経路を探索する。
なお、誘導経路の探索は、ダイクストラ法などの周知のアルゴリズムにより、所定の探索条件(最短距離となる経路、最短時間となる経路、一般道のみを利用する経路、道幅が広い道路を利用する経路など)を満たすように探索される。また、好ましい態様では、ある所定の探索条件を満たす経路を探索し、その探索した経路を誘導経路設定部264に提供する。また別の態様では、複数の探索条件毎に経路を探索し、それらの探索された複数の経路を誘導経路設定部264に提供するようにしてもよい。
誘導経路設定部264は、経路探索実行部263が探索した経路を誘導経路に設定して、この誘導経路の情報を誘導案内プログラム255に提供する。
好ましい態様では、経路探索実行部263から1つの経路が提供されるので、その提供された経路を誘導経路に設定する。また別の態様では、経路探索実行部263から複数の経路が提供された場合には、複数の経路をディスプレイ14Aに表示し、ユーザによって選択された所望の経路を誘導経路に設定することもできる。
経路描画部271は、誘導経路設定部264から提供される誘導経路の情報に基づき、その誘導経路を地図に強調表示するための経路画像データを作成し、表示出力部14に出力する。このとき、経路描画部271は、現在位置から施設表示位置までの経路と、施設表示位置から目的地までの経路とを異なる表示形態で表示させた経路画像データを作成する。例えば、表示色、線種(実線、点線、破線、一点鎖線、二点鎖線など)、線の太さ、およびこれらの組合せにより表示形態を異ならせる。
そして、表示出力部14が、地図描画プログラム252によって描画された地図画像に入力された経路画像データを重畳表示した地図をディスプレイ14Aに表示させる。
拡大図描画部272は、誘導経路設定部264によって提供される誘導経路の情報に基づき、所定の案内ポイント(例えば分岐点や交差点)での進行方向を表示する拡大図画像の画像データを作成し、表示出力部14に出力する。そして、表示出力部14が、入力された拡大図画像データを、ディスプレイ14Aに表示させる。
音声案内部273は、誘導経路設定部264によって提供される誘導経路の情報に基づき、所定の案内ポイントで右折、左折、直進など音声案内に必要な音声案内データを音声出力部13に出力する。そして、音声出力部13が音声案内データを再生し、スピーカ13Aを介して、音声案内を行う。このとき、音声案内部273は、施設案内位置に対応付く属性情報(例えば、施設ジャンルや施設名称、ポリゴン情報等)を地図DB21から取得し、この属性情報を用いて音声案内を行う。
例えば、施設案内位置に対する属性情報として施設ジャンルが駐車場であった場合、施設表示位置に到着する際に、「目的の施設付近に到着しました。これより駐車場へ案内致します。」という音声案内データを出力する。また、施設案内位置に到着する際には、「目的の施設の駐車場付近に到着しました。案内を終了致します。」という音声案内データを出力する。もし、施設案内位置に対応付く属性情報が存在しない場合は、特にこの属性情報用いた音声案内は行わない。
次に、上記のように構成された実施例に係るナビゲーション装置1の経路探索処理および誘導案内処理の動作を、図3を参照して説明する。
ユーザが入力部10を用いて、施設名称検索やジャンル検索、住所検索、電話番号検索などの施設検索メニューや地図上のカーソル移動などにより目的地設定操作を行うと、目的地設定プログラム253によってその施設や地点が目的地として設定される(ステップS101)。そして、目的地種別判定部261によって設定された目的地が施設であるか地点であるかの判定が行われる(ステップS103)。
目的地種別判定部261により目的地が施設であると判定された場合、位置情報取得部262は、その施設に対する施設表示位置と施設案内位置の各座標情報を地図DB21から取得する(ステップS105)。そして、位置情報取得部262は、取得した施設表示位置と施設案内位置の各座標情報を経路探索実行部263に提供する。
経路探索実行部263は、位置情報取得部262から施設表示位置と施設案内位置の座標情報が提供されると、現在位置特定プログラム251により特定された現在位置を出発し、位置情報取得部262から提供された施設表示位置を経由し、施設案内位置に至る経路を探索する(ステップS107)。このとき、経路探索実行部263は、施設表示位置および施設案内位置が道路上ではないとき、その位置に最も近い道路上の地点に基づき経路を探索する。そして、誘導経路設定部264は、経路探索実行部263によって探索された経路を誘導経路に設定し、それを誘導案内プログラム255に提供する。
一方、ステップS103による判定の結果、目的地種別判定部261により目的地が地点であると判定された場合、位置情報取得部262は、その地点に対する座標情報を地図DB21から取得する(ステップS109)。
経路探索実行部263は、現在位置を出発し、位置情報取得部262から提供された地点の座標位置に至る経路を探索する(ステップS111)。提供された地点が道路上ではないとき、その位置に最も近い道路上の地点に基づき経路が探索され、探索された経路が誘導経路として誘導案内プログラム255に提供される。
誘導案内プログラム255は、ステップS107またはステップS111にて探索され、誘導経路設定部264によって設定された誘導経路に基づき、その誘導案内を行う(ステップS113)。
詳細には、経路描画部271は、誘導経路設定部264によって提供される誘導経路の情報に基づき、地図上に誘導経路を強調表示するための経路画像データを作成し、表示出力部14に出力する。このとき、経路描画部271は、ステップS107で探索され、設定された誘導経路については、現在位置から施設表示位置までの経路と施設表示位置から施設案内位置までの経路とを異なる表示形態で表示されるような経路画像データを作成する。表示出力部14は、地図描画プログラム252によって描画された地図画像に経路描画部271によって作成された経路画像データを重畳表示した地図をディスプレイ14Aに表示する。
また、拡大図描画部272は、誘導経路設定部264によって提供される誘導経路の情報に基づき、現在位置特定プログラム251によって特定される現在位置が案内ポイントに到達したとき、拡大図画像データを作成し、表示出力部14に出力する。そして、表示出力部14は、拡大図画像データが入力される度に、この拡大図画像データをディスプレイ14Aに表示する。
そして、音声案内部273は、誘導経路設定部264によって提供される誘導経路の情報に基づき、現在位置特定プログラム251によって特定される現在位置が案内ポイントに到達したとき、音声案内するための音声案内データを音声出力部13に出力し、音声出力部13がこの音声案内データをスピーカ13Aから再生する。また、音声案内部273は、施設案内位置を用いて探索された経路(例えばステップS107)については、その施設案内位置が示す地点の属性情報を地図DB21から取得し、取得した属性情報を用いた音声案内を実行する。
具体例を、図4を用いて説明する。図4では、PO1で示す位置に車両があり、ユーザがこの車両に乗車しているとする。また、施設アイコン(PI2やPIn)で示す位置に施設が存在し、その施設の領域を示すポリゴンや道路などが図のように存在する状況を示している。
このような状況において、ユーザが入力部10を用いて、例えば施設名称検索により、Aモール(FA1)を検索し、目的地設定操作を行うと、目的地設定プログラム253がこのAモールを目的地に設定する。
Aモールが目的地に設定されると、目的地種別判定部261は、設定された目的地が施設であると判定し、その結果を位置情報取得部262に提供する。位置情報取得部262は、その判定結果に基づき、地図DB21の施設情報データからこのAモール(FA1)の施設表示位置と施設案内位置の座標情報を取得する。図4において施設表示位置は、施設アイコンPI2が表示されている位置であり、施設案内位置は、地点SP4で示される位置である。
位置情報取得部262が、施設表示位置と施設案内位置の座標情報を取得し、経路探索実行部263に提供すると、経路探索実行部263は、現在位置PO1から施設表示位置を経由し、施設案内位置に至る経路を探索する。このとき、経路探索実行部263は、位置情報取得部262が取得した施設表示位置(PI2が表示される位置)が道路でないため、その位置に一番近い道路上の地点(SP3)を特定し、その地点(SP3)を経由するように探索する。つまり、経路探索実行部263は、現在位置PO1を出発した後、地点SP3を経由し、地点SP4に至る経路を探索する。そして、誘導経路設定部264は、探索された経路を誘導経路として設定する。
続いて、経路描画部271は、決定された誘導経路に基づき、現在位置PO1から施設表示位置SP3までの誘導経路を実線(RP3)、施設表示位置SP3から施設案内位置SP4までの経路を破線(RP4)で表現した経路画像データを作成し、表示出力部14に出力する。そして、表示出力部14は、地図描画プログラム252が描画した地図にこの経路画像データを重畳させた地図を、ディスプレイ14Aに表示する。
その後、車両が誘導経路RP3に従い走行し、現在位置が地点SP3またはその近傍に到達すると、音声案内部273は、施設案内位置の座標情報に基づき、その位置に対応付く属性情報(施設ジャンル;駐車場)を取得し、「目的の施設付近に到着しました。これより駐車場へ案内致します。」という音声案内データを音声出力部13に出力し、音声出力部13がスピーカ13Aから再生する。
さらに、車両が誘導経路RP4に従い走行し、現在位置が地点SP4に到達すると、「目的の施設の駐車場付近に到着しました。案内を終了致します。」という音声案内データを音声出力部13に出力し、音声出力部13がスピーカ13Aから再生する。
このように、実施例に係るナビゲーション装置は、施設が目的地に設定されると、目的地設定された施設の施設表示位置を経由して、当該施設の施設案内位置に至る経路を探索、案内するようにしたことで、地図DBに格納される1つの施設に対する施設表示位置と施設案内位置が異なる場合でも、ユーザにとって不満の少ない経路を探索し、案内することができる。
上述する実施例に係るナビゲーション装置では、施設が目的地に設定されたときに、全て施設表示位置を経由して施設案内位置に至る経路を探索する例を説明したが、これに限らず、施設表示位置と施設案内位置の距離が、所定距離以上離れている場合にのみ、上述する経路探索処理と経路案内処理を行うようにすることも可能である。こうすることで、施設表示位置と施設案内位置の距離が離れている場合にのみ処理を行うように制限することができ、施設表示位置と施設案内位置が同じ(もしくは非常に近い)場合に処理を行わずに済み、ナビゲーション装置の処理負荷を低減することができる。
このような応用例に係るナビゲーション装置2について図面を参照しながら説明する。なお、上記実施例に係るナビゲーション装置1と同じ構成については、同じ符号番号を付してその説明を省略する。
応用例に係るナビゲーション装置2は、図1のときと同様に、ユーザインタフェースを構成する入力部10と、GPS受信機11と、自律航法センサ12と、音声をスピーカ13Aから出力する音声出力部13と、各種画像や映像をディスプレイ14Aに表示する表示出力部14と、他の電子装置とのインタフェースを構成する外部インタフェース(外部I/F)15と、各種データを格納するデータメモリ20と、各種プログラムやアプリケーションを記憶するプログラムメモリ25と、各部を制御する制御部30と、を含んで構成される。なお、応用例に係るナビゲーション装置2の構成は一例であることに留意すべきである。
次に、本発明の応用例に係るナビゲーション装置2の経路探索処理および誘導案内処理に関する機能的な構成ブロック図を図5に示す。この経路探索処理は、経路探索プログラム254によって実行され、図5に示すように、目的地種別判定部281と、位置情報取得部282と、距離算出部283と、経路探索実行部284と、誘導経路設定部285と、を含んで構成される。また、誘導案内処理は、誘導案内プログラム255によって実行され、図5に示すように、経路描画部271と、拡大図描画部272と、音声案内部273と、を含んで構成される。ただし、同図には、本発明の応用例に係る経路探索処理および誘導案内処理を実現するための機能ブロックのみを示している。
目的地種別判定部281は、目的地設定プログラム253によって設定された目的地が施設であるか地点であるかの種別を判定し、判定した結果を位置情報取得部262に提供する。
目的地種別判定部281の判定は、目的地種別判定部261の判定と同じためその説明を省略する。
位置情報取得部282は、目的地種別判定部281により、施設が目的地に設定されたと判定されたとき、目的地設定された施設に関する施設表示位置と施設案内位置の座標情報を地図DB21の施設情報データから取得する。そして、取得した施設表示位置および施設案内位置の座標情報を距離計算部283および経路探索実行部284に提供する。
また、位置情報取得部262は、目的地種別判定部261により地点が目的地に設定されたと判定されたとき、目的地設定された地点に関する座標を地図DB21から取得する。そして、取得した地点の座標情報を経路探索実行部284に提供する。
距離算出部283は、位置情報取得部282から提供される施設表示位置と施設案内位置との座標情報に基づき、この2つの地点間の距離(2地点間距離)を算出する。好ましい態様として、距離算出部283は、施設表示位置の座標と施設案内位置の座標との間の直線距離を算出する。また別の態様として、距離算出部283は、施設表示位置の座標と施設案内位置の座標との間の最短経路距離(道程距離)を算出する。距離算出部283は、算出した2地点間距離(値)を経路探索実行部284に提供する。
経路探索実行部284は、距離算出部283から提供されるこれらの2地点間距離が所定距離以上であるとき、現在位置特定プログラム251が特定した現在位置から、施設表示位置を経由して、施設案内位置に至る経路を探索する。一方、距離算出部283から提供されるこれらの2地点間距離が所定距離未満であるとき、現在位置特定プログラム251が特定した現在位置から、施設案内位置に至る経路を探索する。経路探索実行部284は、探索した経路を誘導経路設定部285に提供する。
また、経路探索実行部284は、位置情報取得部282から地点の座標情報が提供されたときにも、上述した実施例のときと同様に地点に至る経路を探索し、探索した経路を誘導経路設定部285に提供する。さらに、経路探索実行部284は、もし施設表示位置、施設案内位置、あるいはユーザによって目的地設定された地点が道路上に存在しないとき、実施例の経路探索実行部263のときと同様に代替地点に基づき、経路を探索する。
そして、経路探索実行部284が行う誘導経路探索のアルゴリズムは、上述する実施例の経路探索実行部263が行うアルゴリズムと同じである。
誘導経路設定部285は、経路探索実行部284が探索した経路を誘導経路に設定して、この誘導経路の情報を誘導案内プログラム255に提供する。誘導経路設定部285が行う処理は、上述する実施例の誘導経路設定部264が行う処理と同じため、その詳細の説明を省略する。
次に、上記のように構成された応用例に係るナビゲーション装置2の経路探索処理および誘導案内処理の動作を、図6を参照して説明する。
ユーザが入力部10を用いて、施設名称検索やジャンル検索、住所検索、電話番号検索などの施設検索メニューや地図上のカーソル移動などにより目的地設定操作を行うと、目的地設定プログラム253によってその施設や地点が目的地として設定される(ステップS201)。そして、目的地種別判定部281が、設定された目的地が施設であるか地点であるかの判定を行う(ステップS203)。
目的地種別判定部261により目的地が施設であると判定された場合、位置情報取得部282は、その施設に対する施設表示位置と施設案内位置の座標情報を地図DB21から取得する(ステップS205)。そして、位置情報取得部282は、取得した施設表示位置と施設案内位置の座標情報を距離算出部283および経路探索実行部284に提供する。
距離算出部283は、位置情報取得部282から施設表示位置と施設案内位置の座標情報が提供されると、この2つの地点間の距離(直線距離または道程距離のいずれか一方)を算出する(ステップS207)。そして、距離算出部283は、算出した2地点間距離を経路探索実行部284に提供する。
続いて、経路探索実行部284は、距離算出部283から提供された2地点間距離が所定距離以上であるか所定距離未満であるかを確認する(ステップS209)。そして、所定距離以上であれば、経路探索実行部284は、現在位置特定プログラム251により特定された現在位置を出発し、位置情報取得部282から提供された施設表示位置を経由し、施設案内位置に至る経路を探索する(ステップS211)。このとき経路探索実行部284は、施設表示位置および施設案内位置が道路上ではないとき、その位置に最も近い道路上の地点に基づき経路を探索する。そして、誘導経路設定部285は、経路探索実行部284によって探索された経路を誘導経路に設定し、それを誘導経路案内プログラム255に提供する。
一方、所定距離未満であれば、経路探索実行部284は、現在位置特定プログラム251により特定された現在位置を出発し、位置情報取得部282から提供された施設案内位置に至る経路を探索する(ステップS213)。このとき経路探索実行部284は、施設案内位置が道路上ではないとき、その位置に最も近い道路上の地点に基づき経路を探索する。そして、誘導経路設定部285は、経路探索実行部284によって探索された経路を誘導経路に設定し、それを誘導経路案内プログラム255に提供する。
ステップS215およびS217の処理は、図3に示すステップS109およびS111と同様に行われる。
誘導案内プログラム255は、ステップS211またはステップS213、ステップS217にて探索され、誘導経路設定部285によって設定された誘導経路に基づき、その誘導案内を行う(ステップS219)。
詳細には、経路描画部271は、誘導経路設定部285によって提供される誘導経路の情報に基づき、地図に誘導経路を強調表示するための経路画像データを作成し、表示出力部14に出力する。このとき、経路描画部271は、ステップS211で探索され、設定された誘導経路については、現在位置から施設表示位置までの経路と施設表示位置から施設案内位置までの経路とを異なる表示形態で表示された経路画像データを作成する。表示出力部14は、地図描画プログラム252によって描画された地図画像に経路描画部271によって作成された経路画像データを重畳表示した地図をディスプレイ14Aに表示する。
また、拡大図描画部272は、誘導経路設定部285によって提供される誘導経路の情報に基づき、現在位置特定プログラム251によって特定される現在位置が案内ポイントに到達したとき、拡大図画像データを作成し、表示出力部14に出力する。そして表示出力部14は、拡大図画像データが入力される度に、この拡大図画像データをディスプレイ14Aに表示する。
そして、音声案内部273は、誘導経路設定部285によって提供される誘導経路の情報に基づき、現在位置特定プログラム251によって特定される現在位置が案内ポイントに到達したとき、音声案内するための音声案内データを音声出力部13に出力し、音声出力部13がこの音声案内データをスピーカ13Aから再生する。また、音声案内部273は、施設案内位置を用いて探索された経路(例えばステップS211、ステップS213)については、その施設案内位置が示す地点の属性情報を地図DB21から取得し、取得した属性情報を用いた音声案内を実行する。
例えば、図7(a)に示す状況において、DP5が施設FA5の施設アイコンを表示する施設表示位置を示し、GP5が施設FA5を目的地に設定したときの施設案内位置を示しており、これらの座標情報が施設FA5の施設情報データに格納されている。この状況では、施設表示位置DP5と施設案内位置GP5の2地点間距離が近い(所定距離未満である)ため、施設表示位置DP5は特に考慮せず、現在位置から施設案内位置GP5に至る経路が探索される。その結果、図7(b)に示す誘導経路RP5が案内される。
一方、図7(c)に示す状況において、DP7が施設FA7の施設アイコンを表示する施設表示位置を示し、GP7が施設FA7を目的地に設定したときの施設案内位置を示しており、これらの座標情報が施設FA7の施設情報データに格納されている。この状況では、施設表示位置DP7と施設案内位置GP7の2地点間距離が遠い(所定距離以上である)ため、現在位置から施設表示位置DP7(詳細には、施設表示位置DP7に一番近い道路上の地点DP7’)を経由し、施設案内位置GP7に至る経路が探索される。その結果、図7(d)に示す誘導経路RP7およびRP8が案内される。
このように、応用例に係るナビゲーション装置は、施設が目的地に設定されると、目的地設定された施設に対応する施設表示位置と施設案内位置の2地点間の距離を算出し、その距離が所定距離以上離れているときに、施設表示位置を経由して施設案内位置に至る経路を探索、案内するようにしたことで、地図DBに格納される1つの施設に対する施設表示位置と施設案内位置が異なる場合でも、ユーザが不満の抱くことのない経路を探索し、案内することができる。さらに、施設表示位置と施設案内位置の距離が離れている場合にのみ処理を行うようにすることで、ナビゲーション装置による処理の負荷を低減することができる。
1、2 ナビゲーション装置 10 入力部
11 GPS受信機 12 自律航法センサ
13 音声出力部 13A スピーカ
14 表示出力部 14A ディスプレイ
15 外部インタフェース 20 データメモリ
21 地図データベース 25 プログラムメモリ
30 制御部 251 現在位置特定プログラム
252 地図描画プログラム 253 目的地設定プログラム
254 経路探索プログラム 255 誘導案内プログラム
261、281 目的地種別判別部 262、282 位置情報取得部
263、284 経路探索実行部 264、285 誘導経路設定部
271 経路描画部 272 拡大図描画部
273 音声案内部 283 距離算出部
RP1、RP3、RP4、RP5、RP7、RP8 経路

Claims (8)

  1. 地図データに基づき目的地までの経路を探索するナビゲーション機能を備えた電子装置であって、
    施設を目的地として設定する目的地設定手段と、
    施設の位置を地図に表示するために使用される施設表示座標と、施設までの経路を案内するために使用される施設案内座標と、を施設毎に対応付けて記憶する施設情報記憶手段と、
    前記目的地設定手段によって目的地に設定された施設の前記施設表示座標と前記施設案内座標とを前記施設情報記憶手段から読み出し、前記施設表示座標を経由し、前記施設案内座標に至る経路を探索する経路探索手段と、
    を有する電子装置。
  2. 前記経路探索手段は、
    前記読み出した前記施設表示座標と前記施設案内座標との距離を算出する算出手段を、含み、
    前記経路探索手段は、前記算出手段により算出された距離が所定距離以上離れている場合に、前記施設表示座標を経由し、前記施設案内座標に至る経路を探索し、前記算出手段により算出された距離が所定距離未満である場合に、前記施設案内座標に至る経路を探索する、
    請求項1に記載の電子装置。
  3. 前記算出手段は、前記施設表示座標と前記施設案内座標との道程距離または直線距離を算出する、
    請求項2に記載の電子装置。
  4. 前記経路探索手段は、前記施設表示座標に最も近い道路上の地点を経由地に設定する、
    請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の電子装置。
  5. 前記探索された経路を地図に表示する表示手段を、さらに有し、
    前記表示手段は、出発地から経由地までの経路と経由地から目的地までの経路とを異なる表示形態で表示する、
    請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の電子装置。
  6. 前記地図データから前記施設案内座標によって特定される地点の属性情報を取得する属性情報取得手段と、
    前記属性情報を用いて、前記経路を音声案内する音声案内手段と、をさらに有する、
    請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の電子装置。
  7. 地図データに基づき目的地までの経路を探索する電子装置の経路探索方法であって、
    施設の位置を地図に表示するために使用される施設表示座標と、施設までの経路を案内するために使用される施設案内座標と、を施設毎に対応付けて記憶しておき、
    施設を目的地として設定する目的地設定ステップと、
    前記目的地設定ステップによって目的地に設定された施設の前記施設表示座標と前記施設案内座標とを前記施設情報記憶手段から読み出し、前記施設表示座標を経由し、前記施設案内座標に至る経路を探索する経路探索ステップと、
    を有する経路探索方法。
  8. 地図データに基づき目的地までの経路を探索する電子装置の経路探索プログラムであって、
    施設の位置を地図に表示するために使用される施設表示座標と、施設までの経路を案内するために使用される施設案内座標と、を施設毎に対応付けて記憶しておき、
    施設を目的地として設定する目的地設定ステップと、
    前記目的地設定ステップによって目的地に設定された施設の前記施設表示座標と前記施設案内座標とを前記施設情報記憶手段から読み出し、前記施設表示座標を経由し、前記施設案内座標に至る経路を探索する経路探索ステップと、
    を有する経路探索プログラム。
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