JP6162265B2 - 基準信号の送信 - Google Patents

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Description

本発明は、通信システムにおける基準信号の送信に関する。より具体的には、排他的な意味ではないが、本発明は、キャリアアグリゲーションを使用するシステムにおけるサウンディング基準信号の送信に関する。
通信システムは、モバイル通信機器、基地局及び/又はその他の通信ノードなどの2又はそれ以上のエンティティ間の通信セッションを可能にする機構と見なすことができる。通常、通信システム及び互換通信エンティティは、システムに関連する様々なエンティティが何をすることができるか、及びいかにしてそれを達成すべきかを示す所与の標準又は仕様に従って動作する。例えば、標準、仕様及びプロトコルは、通信機器がいかにして通信システムにアクセスできるか、通信機器がどのアクセス技術に基づいて通信システムにアクセスできるか、及び通信機器、通信ネットワークの要素及び/又はその他の通信機器の間でいかにして通信を実行すべきかを規定することができる。無線通信システムでは、少なくとも2つの局間の通信の少なくとも一部が無線リンクを介して行われる。無線システムの例としては、セルラーネットワークなどの公衆陸上移動体ネットワーク(PLMN)、衛星通信システム、及び例えば無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)などの様々な無線ローカルネットワークが挙げられる。無線システムは、セルに分割することができ、従ってセルラシステムと呼ばれることが多い。
ユーザは、適当な通信機器によって通信システムにアクセスすることができる。ユーザの通信機器は、ユーザ装置(UE)又はユーザ端末と呼ばれることが多い。通信機器は、他のパーティとの通信を可能にするための適当な信号送受信構成を備える。通常、通信機器は、音声及びデータなどの通信の送受信を可能にするために使用される。無線システムでは、通信機器が、アクセスネットワークの基地局及び/又は別のユーザ装置などの別の通信機器と通信できる送受信局を提供する。通信機器は、例えば基地局などの局が提供するキャリアにアクセスし、このキャリア上で通信を送信及び/又は受信することができる。
キャリアは、複合キャリア、すなわち複数のサブキャリア又はコンポーネントキャリアによって提供されるキャリアを含むことができる。複合キャリアは、キャリアアグリゲーションとして知られているものを利用することによって提供することができる。キャリアアグリゲーションでは、帯域幅を増やすために複数のキャリアが集約(アグリゲート)される。このようなキャリアはアグリゲートキャリアとして知られており、各アグリゲートキャリアは、複数のコンポーネントキャリアを含む。キャリアアグリゲーションは、新たなシステムのために設定される帯域幅及びピークデータレート要件、並びにより高いデータサービス要求を満たすために使用できる技術であると考えられている。
容量に対する需要の増加を満たそうと試みる通信システムの例に、第3世代パートナシッププロジェクト(3GPP)によって標準化が進められている、ユニバーサル移動体通信システム(UMTS)無線アクセス技術のロングタームエボリューション(LTE)として知られているアーキテクチャがある。LTE技術は、例えば、レイテンシの短縮、より高いユーザデータレート、システム容量及びカバレッジの改善、通信事業者コストの削減などの様々な改善を実現することを目的としている。LTEのさらなる発展は、LTE−Advancedと呼ばれることが多い。3GPP LTE仕様の様々な開発段階は、リリースと呼ばれる。
通信システムの動作を可能にするために、様々な基準信号を提供することができる。例えば、3GPPは、アップリンク復調基準信号(UL DM RS)の使用を指定している。LTEリリース8では、サウンディング基準信号(SRS)が規定されている。サウンディング基準信号は、アップリンク(UL)のリンクアダプテーションのために使用される。現在の物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信よりも広い帯域幅では、又はユーザ装置がPUSCH上で送信を行っていない時には、サウンディング基準信号を使用して、アップリンクのチャネル品質に関する情報を提供することができる。通常は、3GPPでeNBと呼ぶ基地局によってチャネル推定が提供され、その後アップリンクスケジューリングの最適化において、取得したチャネル推定を利用することができる。サウンディング基準信号は、ユーザ装置が狭い又は頻度の低いアップリンク送信を行う場合にアップリンクタイミング推定を容易にすることなどの他の目的に使用することもできる。時分割複信(TDD)動作では、ダウンリンク(DL)とアップリンク(UL)の間のチャネル相互依存性により、SRSを用いてDLチャネル状態の推定を行うこともできる。サウンディング基準信号は、サブフレームの最後のシングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)シンボル上で送信することができる。
リリース10では、LTE仕様に、通信システムはアップリンク(UL)の複数アンテナ送信をサポートすべきであるという特徴が追加された。サウンディング基準信号(SRS)を用いてこれを可能にし、アップリンクにおけるリンクアダプテーション及び周波数領域パケットのスケジューリング、並びにプリコーダの選択を可能にすることができる。さらに、時分割複信(TDD)におけるチャネル相互依存性により、ダウンリンク(DL)のリンクアダプテーション及びプリコーディング、並びにマルチアンテナシステムにサウンディング基準信号(SRS)を利用することもできる。
アップリンク多入力多出力(UL MIMO)技術を導入すると、例えばサウンディング基準信号の送信などの様々な面に影響が及ぶ場合がある。3GPPの標準化では、アップリンク復調基準信号(ULDMRS)をデータと同様にプリコーディングすることが合意されている。従って、通常は、リンクアダプテーション及びプリコーダ選択を目的としたチャネル状態情報の取得にこれらの基準を利用することはできない。さらに、UL MIMOでは、複数のアンテナを探る必要があり、従ってより多くのサウンディング基準信号リソースが消費される可能性がある。シングルユーザ多入力多出力(SU−MIMO)では、送信ランク(最大4つ)と同数の巡回シフトが必要とされる。従って、LTEリリース10に基づくような設計では、サウンディング基準信号リソースの利用可能性が障害となることがある。
UL MIMOなどによるオーバヘッドを最適化してサウンディング基準信号を効率的に利用できるようにするために、いわゆる動的非周期的サウンディング基準信号の送信が提案されてきた。しかしながら、非周期的基準信号をキャリアアグリゲーションとともに動作させる方法に関する解決策は存在しない。例えば、どのUL CCがサウンディング基準信号を送信すべきかを示す方法に関する機構は存在しない。また、同時にデータに対してPUSCHグラントを与えずに非周期的SRS送信をシグナリングする方法は問題を生じる恐れがある。CC間スケジューリングが構成されていない場合にCC間非周期的SRSシグナリングを実現することも問題を生じる恐れがある。
なお、上記の説明は一例にすぎず、これらの問題点は、いずれかの特定の通信システム、標準、仕様などに限定されるものではなく、非周期的基準信号送信が望ましいあらゆる適当な通信システムにおいて生じ得るものである。
本発明の実施形態は、上記問題点の1つ又はいくつかに対処することを目的とする。
ある実施形態によれば、複数のアグリゲートされたコンポーネントキャリアのうちの少なくとも1つのコンポーネントキャリア上における基準信号送信のためのリソースを決定するステップと、基準信号を送信するように局を構成するための、少なくとも1つのコンポーネントキャリア及び関連リソースを指示する情報を送信するステップと、基準信号送信のトリガを送信するステップと、このトリガに応答して、指示された少なくとも1つのコンポーネントキャリア上における局からの少なくとも1つの基準信号を受け取るステップと、を含む基準信号送信方法が提供される。
別の実施形態によれば、基準信号送信で使用するための、アグリゲートされたコンポーネントキャリアのうちの少なくとも1つのコンポーネントキャリア及び関連リソースを指示する情報を局において受け取るステップと、トリガに応答して、指示された少なくとも1つのコンポーネントキャリア及びリソースを使用して、局から少なくとも1つの基準信号を送信するステップと、を含む基準信号送信方法が提供される。
別の実施形態によれば、少なくとも1つのプロセッサ、及びコンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリを備えた、第1の局の制御装置であって、これらの少なくとも1つのメモリ及びコンピュータプログラムコードが、少なくとも1つのプロセッサにより、複数のアグリゲートされたコンポーネントキャリアのうちの少なくとも1つのコンポーネントキャリア上における基準信号送信のためのリソースを決定し、第2の局が基準信号送信に使用すべき、複数のアグリゲートされたコンポーネントキャリアのうちの少なくとも1つのコンポーネントキャリア及び関連リソースを指示する情報が第2の局に送信されるようにする、ように構成された制御装置が提供される。
さらに別の実施形態によれば、少なくとも1つのプロセッサ、及びコンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリを備えた制御装置であって、これらの少なくとも1つのメモリ及びコンピュータプログラムコードが、少なくとも1つのプロセッサにより、第1の局から受け取ったシグナリングから、第2の局が基準信号送信に使用すべき、アグリゲートされたコンポーネントキャリアのうちの少なくとも1つのコンポーネントキャリア及び関連リソースを指示する情報を決定し、トリガに応答して、指示された少なくとも1つのコンポーネントキャリア及びリソースを使用して、第2の局から少なくとも1つの基準信号が送信されるようにする、ように構成された制御装置が提供される。
より詳細な実施形態によれば、基準信号が、非周期的サウンディング基準信号を含む。
コンポーネントキャリアに関連するリソースについての情報は、コンポーネントキャリア上で基準信号を送信できる少なくとも1つの時点の指示を含むことができる。
関連リソースは、少なくとも1つのコンポーネントキャリアのための送信パラメータを含むことができる。この送信パラメータは、セル固有の基準信号サブフレーム及び/又はユーザ装置固有の基準信号サブフレームの組、及び/又は基準信号の開始位置、及び/又は基準信号の帯域幅、及び/又は基準信号のコーム、及び/又は基準信号のホッピング構成、及び/又は基準信号のシーケンスのうちの少なくとも1つを定めることができる。
局には、基準信号を送信するための考えられるサブフレームを示す時間パターンを提供することができる。
基準信号は、基準信号送信のトリガを搬送するサブフレームに続く最初の利用可能なサブフレームで送信又は受信することができる。
基準信号を送信する局は、他の局からの情報及びトリガを分析して、トリガされる基準信号送信のための少なくとも1つのコンポーネントキャリア、タイミング及びその他のリソースを決定することができる。
前記情報及びトリガは、別個のメッセージで通信することができる。可能性によれば、少なくとも1つのコンポーネントキャリアの指示及びトリガが1つのメッセージで通信される。使用すべき少なくとも1つのコンポーネントキャリアの指示は、リソース割り当てメッセージによって搬送することができる。リソース割り当てメッセージは、物理制御チャネル上でシグナリングされるアップリンクグラント又はダウンリンクグラントを含むことができる。
メッセージの所定のビットの分析に基づいて、基準信号送信で使用するための少なくとも1つのコンポーネントキャリアを決定することができる。
ある実施形態によれば、メッセージが、非周期的チャネル状態情報をシグナリングするためのリソースを割り当てるためだけのものであると判断し、その後、基準信号送信のトリガの状態がチェックされる。このメッセージに基づいて、基準信号のみを送信すべきかどうかを判断することもできる。メッセージの所定の部分の分析に基づいて、基準信号送信のための少なくとも1つのコンポーネントキャリアを決定することができる。
コンポーネントキャリアには、互いに優先順位を付けることができる。
少なくとも1つのコンポーネントキャリアは、リンクされたコンポーネントキャリアに基づいて決定することができる。
別の実施形態によれば、上記方法のうちの少なくとも1つを提供するための装置、及び/又は上記方法のうちの少なくとも1つを提供するためのコンピュータ可読媒体上に具体化できるコンピュータプログラム製品が提供される。
実施形態の少なくとも1つを提供するように構成された制御装置を含む通信機器及び/又は基地局を提供することもできる。この通信機器は、ユーザ装置を含むことができる。
本明細書で説明する方法を実行するようになっているプログラムコード手段を含むコンピュータプログラムを提供することもできる。さらなる実施形態によれば、上記方法のうちの少なくとも1つを提供するための装置、及び/又は上記方法のうちの少なくとも1つを提供するためのコンピュータ可読媒体上に具体化できるコンピュータプログラム製品が提供される。
その他の様々な態様及びさらなる実施形態については、以下の本発明を具体化する例についての詳細な説明及び添付の特許請求の範囲に記載する。
以下の例及び添付図面を参照しながら、本発明をほんの一例としてさらに詳細に説明する。
以下で説明する本発明の例を実施できる通信システムの例を示す図である。 通信機器の例を示す図である。 基地局のコントローラ装置の例を示す図である。 キャリアアグリゲーションの例を示す図である。 実施形態を示すフローチャートである。 リソース割り当てパターンの例である。 別の実施形態を示すフローチャートである。
以下、モバイル通信機器にサービスを提供する無線又は移動体通信システムを参照しながら特定の例示的な実施形態について説明する。例示的な実施形態を詳細に説明する前に、説明する例の基礎を成す技術を理解する補助となるように、無線通信システム、その制御装置及びモバイル通信機器のいくつかの一般原理について図1〜図3を参照しながら簡単に説明する。
通信機器は、例えば、音声、電子メール(Eメール)、テキストメッセージ、マルチメディアなどの通信を搬送するためのデータを通信することができる。モバイル通信機器1を使用して、無線通信システムを介して提供される様々なサービス及び/又はアプリケーションにアクセスすることができる。従って、モバイルユーザのモバイル通信機器を介してモバイルユーザに数多くのサービスを提案及び提供することができる。これらのサービスの非限定的な例として、双方向又は多方向通話、データ通信又はマルチメディアサービス、或いは単純に、インターネットなどのデータ通信ネットワークシステムへのアクセスが挙げられる。ユーザに、ブロードキャストデータ又はマルチキャストデータを提供することもできる。これらのコンテンツの非限定的な例としては、ダウンロード、テレビ番組及びラジオ番組、ビデオ、広告、様々な警告及びその他の情報が挙げられる。
通常、モバイル通信機器1には、少なくとも1つの基地局12、又は同様の無線送信機及び/又はアクセスシステムの受信機ノードを介した無線アクセスが提供される。なお、1つのアクセスシステムしか示していないが、通信システムではあらゆる数のアクセスシステムを提供することができる。アクセスシステムは、セルラシステムのセル、又は通信機器が通信システムにアクセスできるようにする別のシステムのセルによって提供することができる。基地局サイト12は、セルラ通信システムの複数のセルのうちの1又はそれ以上のセルを提供することができる。基地局を、セルを提供するように構成することもできるが、基地局が、例えば各々がセルを提供する3つのセクタを提供するようにすることもできる。各モバイル通信機器1及び基地局12は、同時に開く1又はそれ以上の無線チャネルを有することができ、複数のソースとの間で信号の送信及び/又は受信を行うことができる。
通常、基地局12は、少なくとも1つの適当なコントローラにより、基地局の動作及び基地局と通信するモバイル通信機器1の管理を可能にするように制御される。この制御装置は、他の制御エンティティと相互接続することができる。図1には、コントローラ装置が設けられていることをブロック13によって示している。通常、基地局制御装置は、記憶容量15及び少なくとも1つのデータプロセッサ14を備える。この制御装置及びその機能は、複数の制御装置間で分散できると理解されたい。
通信機器1は、符号分割多元接続(CDMA)又は広帯域CDMA(WCDMA(登録商標))などの様々なアクセス技術に基づいて通信システムにアクセスすることができる。他の例としては、時分割多元接続(TDMA)、交互的周波数分割多元接続(IFDMA)、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)及び直交周波数分割多元接続(OFDMA)などの周波数分割多元接続(FDMA)及びその様々な方式、空間分割多元接続(SDMA)などが挙げられる。
最近の通信システム開発の非限定的な例に、第3世代パートナープロジェクト(3GPP)によって標準化が進められているユニバーサル移動体通信システム(UMTS)のロングタームエボリューション(LTE)がある。上述したように、LTEのさらなる発展は、LTE−Advancedと呼ばれる。適当なアクセスノードの非限定的な例には、例えば3GPP仕様書の用語でノードB(NB)として知られている、セルラシステムの基地局がある。LTEは、進化型ユニバーサル地上波無線アクセスネットワーク(E−UTRAN)として知られているモバイルアーキテクチャを採用している。このようなシステムの基地局は、進化型ノードB(eNB)として知られており、ユーザプレーン無線リンク制御/媒体アクセス制御/物理層プロトコル(RLC/MAC/PHY)及び制御プレーン無線リソース制御(RRC)プロトコル終端などのE−UTRAN機能をユーザ装置に提供することができる。無線アクセスシステムのその他の例としては、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)及び/又はWiMax(ワールドワイド・インターオペラビリティ・フォー・マイクロウェーブ・アクセス)などの技術に基づく、システムの基地局により提供されるものが挙げられる。
図1の例では、アクセスシステムの基地局が、より広い通信ネットワーク20に接続されている。ネットワーク20内には、アクセスシステムの動作を調整できるコントローラを提供することができる。図示してはいないが、ネットワーク20を介して別のネットワークに接続するためにゲートウェイ機能を設けることもできる。この別のネットワークは、例えば別の通信ネットワーク、パケットデータネットワークなどのあらゆる適当なネットワークとすることができる。従って、1又はそれ以上の相互接続ネットワーク及びこれらの要素によってより広い通信システムを提供することができ、また様々なネットワークを相互接続するための1又はそれ以上のゲートウェイを設けることができる。
図2は、ユーザが通信に使用できる通信機器1の概略部分断面図である。このような通信機器は、ユーザ装置(UE)と呼ばれることが多い。無線信号を送受信できるあらゆる装置により、適当なモバイル通信機器を提供することができる。非限定的な例として、携帯電話機又は「スマートフォン」として知られているものなどの移動局(MS)、無線インターフェイスカード又はその他の無線インターフェイス機構を備えたポータブルコンピュータ、無線通信能力を備えた携帯情報端末(PDA)、又はこれらのあらゆる組み合わせなどが挙げられる。モバイル通信機器は、音声及びビデオ通話、及びサービスアプリケーションへのアクセスなどに使用することができる。モバイル機器1は、受信に適した装置を介して無線インターフェイス11を通じて信号を受信することができ、また無線信号の送信に適した装置を介して信号を送信することができる。図2では、送受信機装置をブロック7によって概略的に示している。この送受信機は、例えば無線部及び関連するアンテナ構成によって実現することができる。このアンテナ構成は、モバイル装置の内部に配置しても、又は外部に配置してもよい。
無線通信機器は、多入力/多出力(MIMO)アンテナシステムを備えることができ、これを4つのアンテナブロック7及び複数の信号11によって示している。このようなものとして、MIMO構成が知られている。MIMOシステムは、高度デジタル信号処理を使用するとともに、送信機及び受信機において複数の送信アンテナを使用してリンク品質及び容量を向上させている。例えば基地局及び移動局に、複数のアンテナを提供することができる。アンテナ要素の数が多ければ、より多くのデータを受信及び/又は送信することができる。局は、複数のアンテナのアレイを含むことができる。
また、ユーザ装置は、単一のアンテナのみを備えることもでき、この場合、単一のアンテナポートを使用するように構成することができる。なお、「単一のアンテナ」と「単一のアンテナポート」の定義の違いは、単一のアンテナを有する装置は単一のアンテナからしか信号を送信できないのに対し、「単一のアンテナポート」では、送信される信号は単一アンテナ送信に類似するものの、複数の送信アンテナから透過的に信号を送信できる点である。
通常、モバイル装置は、少なくとも1つのデータ処理エンティティ3と、少なくとも1つのメモリ4と、アクセスシステム及びその他の通信機器へのアクセス、及びこれらとの通信の制御を含む、モバイル装置が実行するように設計されたソフトウェア及びハードウェア支援によるタスクの実行で使用されるその他の考えられる構成要素9とを備える。データ処理装置、記憶装置、及びその他の関連する制御装置は、適当な回路基板上及び/又はチップセット内に提供することができる。この特徴を参照番号6によって示す。本発明のいくつかの実施形態による、データ処理機構を用いて基準信号を送信するようにモバイル通信機器を構成することに鑑みて考えられる制御機能については、本説明の後の方で説明する。
ユーザは、キーパッド2、音声コマンド、タッチセンサ式画面又はパッド、或いはこれらの組み合わせなどの好適なユーザインターフェイスを介してモバイル装置の動作を制御することができる。通常は、ディスプレイ5、スピーカ及びマイクも設けられる。さらに、モバイル通信機器は、他の装置への、及び/又は他の装置にハンズフリー装置などの外部アクセサリを接続するための(有線又は無線のいずれかの)適当なコネクタを含むことができる。
図3に、例えばアクセスシステムの局に結合される、及び/又はこれを制御するための、通信システムの制御装置30の例を示す。制御装置30は、システムのエリア内に存在するモバイル通信機器による通信を制御するように構成することができる。制御装置30は、以下でより詳細に説明するように、基地局による基準信号の動的送信を容易にするように構成することができる。この目的のために、制御装置は、少なくとも1つのメモリ31、少なくとも1つのデータ処理装置32、33、及び入出力インターフェイス34を含む。この制御装置は、インターフェイスを介して基地局の受信機及び送信機に結合することができる。制御装置30は、後述するような制御機能を提供するのに適したソフトウェアコードを実行するように構成することができる。
必要なデータ処理装置及び基地局装置の機能、通信機器及びその他のいずれかの適当な局は、1又はそれ以上のデータプロセッサによって実現することができる。各端部における説明した機能は、別個のプロセッサ又は統合プロセッサにより提供することができる。データプロセッサは、ローカル技術環境に適したいずれのタイプのものであってもよく、非限定的な例として、1又はそれ以上の汎用コンピュータ、特殊用途向けコンピュータ、マイクロプロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DPS)、特定用途向け集積回路(ASIC)、ゲートレベル回路、及びマルチコアプロセッサアーキテクチャに基づくプロセッサを含むことができる。いくつかのデータ処理モジュールにわたってデータ処理を分散させることもできる。データプロセッサは、例えば少なくとも1つのチップによって実現することもできる。関連装置内に適当な記憶容量を設けることもできる。1又は複数のメモリは、ローカル技術環境に適したいずれのタイプのものであってもよく、半導体ベースの記憶装置、磁気記憶装置及びシステム、光学記憶装置及びシステム、固定メモリ及び取り外し可能なメモリなどのあらゆる好適なデータ記憶技術を用いて実装することができる。
次に、3GPP LTEを参照しながら、本発明のいくつかの例示的な実施形態について説明する。LTEリリース10対応の多入力/多出力(MIMO)システム及びアップリンク(UL)キャリアアグリゲーションを背景として、LTEリリース8及び10を参照しながらいくつかの特定の実施形態について説明する。
LTE−Advanced(LTEリリース10)は、LTEリリース8の20MHzを上回る帯域幅拡張、リレー、協調MIMO、及び高度マルチユーザMIMO(MU−MIMO)及びアップリンクにおけるSU−MIMOの導入などのMIMOの強化を行う。LTE−Advancedにおける、20MHzを上回る帯域幅拡張は、いくつかのリリース8対応キャリアを束ねてより大きな帯域幅を形成するコンポーネントキャリアアグリゲーション(CA)を介して実現される。このことを図4に示す。キャリアアグリゲーションでは、コンポーネントキャリアと呼ばれる2又はそれ以上のキャリアを束ねて、通信機器がその能力に応じて1又は複数のコンポーネントキャリアを同時に受信できるようにする。例えば、受信能力が20MHzを上回るLTE−Advancedのモバイル通信機器は、複数のコンポーネントキャリア上で同時に受信を行うことができる。図4の例では、複数のリリース8帯域幅「チャンク(chunk)」又はコンポーネントキャリアをともに結合して、M×Rel8帯域幅(BW)を形成する。例えば、M=5とすると、1つの通信機器が、5×20MHz=100MHzを有することになる。LTE−Advanced通信では、複数のコンポーネントキャリア上で同時に受信/送信を行うことができ、従ってより高い帯域幅に到達することができる。
LTEリリース8では、PDCCHのみを使用して、PDCCH自体のDL CC又はその対を成すUL CC上で送信される物理ダウンリンク共有チャネル/物理アップリンク共有チャネル(PDSCH/PUSCH)を示すことができる。LTE−Advancedでは、キャリアインジケータフィールド(CIF)を介していわゆる「CC間スケジューリング」がサポートされ、このことは、PDCCHを使用して、CIFにより示される他のCC上で送信されるPDSCH/PUSCHリソースを示すことができることを意味する。LTE−Advancedは、所定のダウンリンクコンポーネントキャリアとアップリンクコンポーネントキャリアのリンクに基づくCIFビットを伴わないコンポーネント間キャリアスケジューリングもサポートする。
図5は、ある実施形態による、基準信号送信方法を示すフローチャートである。この実施形態では、50において、例えば基地局などの第1の局が、複数のアグリゲートされたコンポーネントキャリアのうちの少なくとも1つのコンポーネントキャリア上における基準信号送信のためのリソースを決定する。次に52において、第1の局は、複数のアグリゲートされたコンポーネントキャリアのうちの、第2の局による基準信号送信に使用すべき少なくとも1つのコンポーネントキャリアを示す情報を送信することができる。この段階で、関連リソースを示す情報を送信することもできる。例えば、各コンポーネントキャリアの構成パラメータ情報及び/又は送信時間パターンを第2の局にシグナリングすることができる。第2の局は、54においてこれらの情報を受け取り、これに応じて、56において第2の局自体を構成することができる。例えば、第2の局は、これらの情報を分析して、関連する1又は複数のコンポーネントキャリアを識別するとともに、1又は複数の基準信号を送信できる時点を発見することができる。
なお、第1の局は、いつでも適当なチャネルで情報を送信することができる。第2の局は、第1の局からのシグナリングをモニタして、第1の局のカバレッジ範囲内に存在する場合に情報を検出することができる。次に第1の局は、58において、第2の局に基準信号送信のトリガを送信することができる。第2の局は、このトリガを受け取ったことに応答して、60において、指示された少なくとも1つのコンポーネントキャリア及びリソース上で少なくとも1つの基準信号を送信することができる。その後、第1の局は、62において、この指示された少なくとも1つのコンポーネントキャリア上の少なくとも1つの基準信号を受信する。
より詳細な実施形態では、基準信号が、キャリアアグリゲーションを採用するシステムで使用される動的非周期的サウンディング基準信号(SRS)を含む。サウンディング基準信号(SRS)を、最適化された物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)で効率的に使用できるように、動的非周期的SRS送信のためのオーバヘッドサポートを提供することができる。動的非周期的SRSは、例えばアップリンク(UL)グラントによってトリガすることができる。可能性によれば、ダウンリンク(DL)割り当て、又は、例えばダウンリンク制御情報(DCI)フォーマット3Xに類似するグループグラントメッセージをトリガとして使用することができる。アグリゲートされたスペクトルを効率的に使用するために、非周期的SRSを、複数のコンポーネントキャリア(CC)をサポートするように調整することができる。
以下、所望のアップリンクコンポーネントキャリアのSRSトリガを可能にするための関連するダウンリンク(DL)シグナリングの態様についてより詳細に説明する。より具体的には、以下では、キャリアアグリゲーションを用いたシステムにおける非周期的チャネル状態情報(CSI)レポートのトリガに使用できるダウンリンクシグナリング機構及びルールの例を示す。チャネル状態情報レポートは、チャネル品質インジケータ(CQI)、プリコーディングマトリクスインジケータ(PMI)、及びランクインジケータ(RI)などの情報を含むことができる。例では、動的非周期的サウンディング基準信号を送信するアップリンクコンポーネントキャリア(UL CC)の指示又は導出方法を提供する。
可能性によれば、動的非周期的SRS送信は、ユーザ装置(UE)の時間(サブフレーム)構成及び基準信号リソース、より具体的には、コンポーネントキャリア固有の非周期的SRSリソースに関連する。例えば、ユーザ装置は、非周期的SRSを送信できる時点(サブフレーム)を示すコンポーネントキャリア固有の(単複の)非周期的SRS構成パターンを有することができる。このような時間パターンの例を図6に示す。ユーザ装置は、適当なトリガを受け取った後、構成パターンによって示すように、1又は複数のアップリンクコンポーネントキャリア(UL CC)上で、第1の考えられるサブフレームでSRSを送信することができる。
各コンポーネントキャリアに対し、適当なSRSパラメータセットを構成することができる。必ずしも必須ではないが、パラメータの少なくとも一部を、コンポーネントキャリアの一部又は全部に共通とすることもできる。可能性によれば、以下のパラメータの少なくともいくつかが構成される。
・ セル固有及びユーザ装置固有のサウンディング基準信号(SRS)サブフレームの組。サブフレームの周期性及び/又はオフセットを定義することができる。
・ サウンディング基準信号の開始位置。
・ サウンディング基準信号の帯域幅。これは、ユーザ装置及びセル固有とすることができる。
・ サウンディング基準信号のコーム。
・ サウンディング基準信号のホッピング構成。
・ サウンディング基準信号のシーケンス。
なお、サウンディング基準信号の送信は、リソース及びパラメータを考慮して柔軟に構成することができる。サウンディング基準信号の送信は、1回送信であっても、又は周期的送信であってもよく、通常、この周期は2ms〜320msである。システム帯域幅及びセル構成に応じて、複数の異なるサウンディング基準信号帯域幅オプションを利用することができる。また、サウンディング基準信号送信は、周波数をホップすることもできる。このことは、広帯域サウンディング基準信号送信をサポートできないセル境界上の通信機器にとって特に有益である。周波数ホッピングを、システム帯域幅の一部に制限することもできる。このことは、セル間干渉調整にとって有益となり得る。サウンディング基準信号構成は、端末固有の上位層シグナリングを介して明示的にシグナリングすることができる。このシグナリングは、共通であっても、又は専用であってもよい。異なる通信機器からのサウンディング基準信号送信は、例えば周期的SRS送信がサブフレームオフセットによって異なるサブフレーム内に交互になるように時間的に、周波数的に、巡回シフトを用いて、及び分散送信における送信コームによって、などの複数の次元で多重化することができる。
構成は、上位層シグナリングによって行うことができる。例えば、無線リソース制御(RRC)信号又はメディアアクセス制御(MAC)信号によってシグナリングを行うことができる。
その後、ユーザ装置は、例えばDLサブフレーム#nで送信されたPDCCH上で非周期的SRSトリガを受け取ることができる。ユーザ装置は、非周期的SRSトリガを受け取った後、第1の考えられるサブフレーム#n+mの構成に基づいて非周期的SRSを送信することができる。例えば、mを4とすることができる。m=4の選択は、LTEのダウンリンクハイブリッド自動再送要求(DL HARQ)のタイミングサイクルに従う。
考えられる時間パターン構成の例を図6に示す。非周期的サウンディング基準信号(SRS)を送信するアップリンクコンポーネントキャリア(UL CC)は、コンポーネントキャリア(CC)固有の構成、及びユーザ装置が非周期的SRS送信のトリガを受け取った時点から導出される。ダウンリンクサブフレーム#nでSRSトリガを受け取ると、第1のアップリンクサブフレーム#n+4で(m=4の場合)非周期的送信が行われ、又は後でこれがSRS送信のために構成される。
より具体的には、3つのUL CC(#1、#2及び#3)の非周期的SRSが構成されている。この例では、この3つのCCのユーザ装置固有の非周期的SRSサブフレーム構成は重複しない。ユーザ装置は、非周期的SRSサブフレームを受け取ると、アップリンクサブフレーム#n+4のために構成されたユーザ装置固有のSRS構成パターンによって示される構成又はパラメータに従って非周期的SRSを送信することができる。
アップリンクサブフレーム#n+4が、非周期的SRSのサブフレームとなるように構成されていなかった場合、#n+4よりも大きな第1のユーザ装置固有SRSサブフレームからSRS構成を導出することができる。図6の例では、ダウンリンクサブフレーム#1が、アップリンクサブフレーム#5がユーザ装置固有の非周期的SRSサブフレームではないという理由でこれに当てはまる。従って、非周期的SRSは、次のユーザ装置固有の非周期的SRSアップリンクサブフレームであるサブフレーム#6、すなわちサブフレーム#1+5で送信される。
この非周期的SRSパターンを、複数のコンポーネントキャリアのためのユーザ装置固有のSRSリソース/構成が同じサブフレーム内で生じるように構成することも可能である。このような場合、ユーザ装置は、この構成を、複数のコンポーネントキャリアのために非周期的SRSを同時に送信するように解釈することができる。或いは、ユーザ装置は、所定の基準に従って、何らかの1又は複数のコンポーネントキャリアを優先することもできる。優先順位付けの基準の非限定的な例としては、周期性、帯域幅、及び所定の優先順位が挙げられる。例えば、SRS周期性が最も高い又は最も低いコンポーネントキャリアを他のコンポーネントキャリアよりも優先させることができ、SRS帯域幅が最も大きい又は最も小さいコンポーネントキャリアを他のコンポーネントキャリアよりも優先させることができ、又はシステム帯域幅の最も大きい又は最も小さいコンポーネントキャリアを優先させることができる。可能性によれば、優先順位をユーザ装置に明示的にシグナリングすることができる。
図7のフローチャートに、アグリゲートキャリアのうちの少なくとも1つのコンポーネントキャリア上で基準信号を送信するように局を構成する別の可能性を示す。この例では、動的非周期的SRSが、ULのダウンリンク制御情報(DCI)フォーマットを使用してトリガされ、チャネル品質インジケータ(CQI)、プリコーディングマトリクスインジケータ(PMI)及びランクインジケータ(RI)などの、データ及びチャネル状態情報に対する同時アップリンクグラントを使用しない。この実施形態では、未使用の又は無関係のシグナリング状態を利用して、非周期的SRS送信のためのアップリンクコンポーネントキャリアを示す。少なくとも1つのコンポーネントキャリア及び関連リソースを示す情報のため及びトリガのために別個のメッセージを送信する代わりに、第1の局から第2の局に情報及びトリガを単一のメッセージで通信することができる。
より具体的には、少なくとも1つの2次コンポーネントキャリア(SCC)を介して非周期的チャネル状態情報(CSI)及び非周期的SRSを送信するようにユーザ装置を構成できるように、関連するSRS送信パラメータを構成することができる。情報は、セル固有のSRSサブフレーム(周期性、オフセット)とユーザ装置固有のSRSサブフレームの組、SRS開始位置、(ユーザ装置固有及びセル固有の)SRS帯域幅、SRSコーム、SRSホッピング構成、及びSRSシーケンスなどの情報を含むことができる。これらのパラメータは、コンポーネントキャリア固有のものであっても、又は全てのコンポーネントキャリアに共通のものであってもよい。
ユーザ装置は、70において、PDCCHを介してアップリンクリソース割り当て(ULグラント)を受け取ることができる。これを受け取った後、72において、このグラントが通常のPUSCHグラントであるか、それとも「PUSCHにおける非周期的CSIのみ」のグラントであるかを判断する。グラントが後者のタイプのものでない場合、例えばPUSCH割り当てを含む場合、73において、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)上でデータの送信を行うことができる。可能性によれば、以下の場合には、ULグラントが「PUSCHにおける非周期的CSIのみ」のグラントであると判断することができる。
a.IMCS=29であり、
b.DCIフォーマットの「CQI要求」ビット0が1に設定され、
c.NPRB≦4である場合。
式中、I=変調及び符号化方式(MCS)のインデックス、
CQI=チャネル品質インジケータ
DCI=ダウンリンク制御情報
N=物理リソースブロックの数(PRB)
である。
ユーザ装置は、非周期的CSIにしか対応していないPUSCHグラントを受け取ったと判断した場合、次に74において、非周期的SRSのトリガビット/状態をチェックして、アップリンク送信に非周期的SRSを含めるべきかどうかを確認することができる。SRSが不要であると判断された場合、処理手順は、ステップ75に入ることができる。
74において、非周期的サウンディング基準信号の必要性が判断された場合、ユーザ装置は、76において、所定のシグナリングビット又はシグナリング状態をチェックして、「SRSのみ」をシグナリングすべきか、それとも「非周期CSIと組み合わせたSRS」をシグナリングすべきかを確認することができる。後者の場合、処理はステップ78に入る。76において、新しいデータインジケータ(NDI)ビットを使用して、「SRSのみ」の送信を使用するかどうかを示すことができる。例えば、ユーザ装置は、CQIのみの送信に対応するアップリンク(UL)グラントを受け取り、非周期的SRSトリガが有効であり、新しいデータインジケータNDI=1の場合、77において、SRSシグナリングフィールドによって示されるように、アップリンクコンポーネントキャリア上で非周期的SRSを送信すべきである。
なお、リソース割り当てメッセージは、適当な物理制御チャネル上でシグナリングされたダウンリンクグラントを含むことができる。
77においてSRSのみの送信が行われた場合、リソース割り当てフィールドを、SRS送信に使用すべきアップリンクコンポーネントキャリアの指示として使用するように解釈し直すことができる。考えられる代替例によれば、例えば変調及び符号化方式(MCS)フィールドをこの目的に使用することができる。
ある実施形態によれば、リンクされたコンポーネントキャリアに基づいて、少なくとも1つのコンポーネントキャリアが決定される。例えば、システム情報(SI)に基づいて、リソース割り当てグラント(アップリンクグラントなど)と、非周期的サウンディング基準信号を搬送するアップリンクコンポーネントキャリアとの間のリンクを非明示的に形成することができる。アップリンクリソース割り当てグラントを搬送するダウンリンクコンポーネントキャリアを使用して、非周期的SRSを搬送するアップリンクコンポーネントキャリアを定めることができる。ネットワークによりシステム情報の一部としてシグナリングされた、ダウンリンクキャリアとアップリンクキャリアの間の所定のセル固有のリンクをこの目的に使用することができる。例えば、ランダムアクセスチャネル(RACH)上の初期アクセスに起因して、この種のリンクを提供することが必要となる場合がある。
例えば、適切な構成の決定及び様々なノード間における情報の通信を行わせるために、適切に適合する1又は複数のコンピュータプログラムコード製品を適当なデータ処理装置にロードし、又は別様に提供した場合、この1又は複数のコンピュータプログラムコード製品を使用して実施形態を実施することができる。この動作を可能にするプログラムコード製品を適当なキャリア媒体上に記憶し、この適当なキャリア媒体によって提供し、具体化することができる。適当なコンピュータプログラムをコンピュータ可読記録媒体上に具体化することもできる。データネットワークを介してプログラムコード製品をダウンロードすることもできる。一般に、様々な実施形態は、ハードウェア又は専用回路、ソフトウェア、論理回路、又はこれらのあらゆる組み合わせの形で実現することができる。従って、本発明の実施形態は、集積回路モジュールなどの様々な構成要素内で実施することができる。集積回路の設計は、概して高度に自動化されたプロセスである。論理レベルの設計を半導体基板上にエッチング及び形成できる状態の半導体回路設計に変換するための複雑かつ強力なソフトウェアツールを利用することができる。
上述した実施形態は、様々な利点を提供することができる。例えば、コンポーネントキャリア間における非周期的サウンディング基準信号のトリガを行って、いずれかのアップリンクコンポーネントキャリア上での非周期的サウンディング基準信号の送信を要求することができる。キャリアアグリゲーションによる非周期的SRSをサポートするための、単純な、実装及び標準化に適した方法を提供することができる。PDCCHのペイロードを増やす必要はない。
なお、LTE及び3GPPベースのシステムに基づくような通信システムに関連して実施形態を説明したが、基準信号を使用する他のあらゆる通信システムにも同様の原理を適用することができる。アップリンク基準信号送信の代わりに、ダウンリンク又は実質的に同様の局間で基準信号送信を行うこともできる。従って、基地局と、ユーザ装置などの通信機器との間の通信の代わりに、2又はそれ以上のユーザ装置間で直接通信を行うこともできる。例えば、このことは、例えばアドホックネットワークにおいて、固定局装置が提供されずに複数のユーザ装置によって通信システムが提供されるような用途に当てはまり得る。また、局間の送信をリレーするためにリレーノードを採用するようなネットワークにおいても、上記の原理を使用することができる。従って、無線ネットワーク、技術及び標準のためのいくつかの例示的なアーキテクチャを参照しながらいくつかの実施形態を一例として説明したが、本明細書で図示し説明した以外のあらゆる好適な形の通信システムに実施形態を適用することもできる。
以上、本発明の例示的な実施形態について説明したが、本発明の思想及び範囲から逸脱することなく、本明細書に開示した解決策に様々な変形及び修正を行うことができる。
1 モバイル通信機器
12 基地局
13 ブロック
14 データプロセッサ
15 記憶容量
20 通信ネットワーク

Claims (22)

  1. 制御装置によって各ステップが実行される基準信号送信方法において、
    複数のアグリゲートされたコンポーネントキャリアのうちの少なくとも1つのコンポーネントキャリア上における基準信号送信のためのリソースを決定するステップと、
    準信号を送信するように局を構成するための、前記少なくとも1つのコンポーネントキャリア及び関連リソースを指示する情報を送信するステップと、
    基準信号送信のトリガを送信するステップと、
    前記トリガに応答して、前記指示された少なくとも1つのコンポーネントキャリア上における前記局からの少なくとも1つの基準信号を受け取るステップと、
    を含
    前記関連リソースが、前記少なくとも1つのコンポーネントキャリアのための送信パラメータを含み、該送信パラメータが、セル固有の基準信号サブフレーム及び/又はユーザ装置固有の基準信号サブフレームの組、基準信号の開始位置、基準信号の帯域幅、基準信号のコーム、基準信号のホッピング構成、及び基準信号のシーケンスのうちの少なくとも1つを定める、
    ことを特徴とする基準信号送信方法。
  2. 前記基準信号が、非周期的サウンディング基準信号を含む、
    ことを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. コンポーネントキャリアに関連するリソースについての前記情報が、前記コンポーネントキャリア上で基準信号を送信できる少なくとも1つの時点の指示を含む、
    ことを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の方法。
  4. 基準信号を送信するための考えられるサブフレームを示す時間パターンを局に提供するテップを含む、
    ことを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載の方法。
  5. 前記トリガを搬送するサブフレームに続く最初の利用可能なサブフレームで基準信号を受信又は送信するステップを含む、
    ことを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載の方法。
  6. 前記情報及び前記トリガが、別個のメッセージで通信される、
    ことを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載の方法。
  7. 前記少なくとも1つのコンポーネントキャリアの指示及び前記トリガが、同じメッセージで通信される、
    ことを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載の方法。
  8. 前記使用すべき少なくとも1つのコンポーネントキャリアの指示が、リソース割り当てメッセージによって搬送される、
    ことを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載の方法。
  9. 前記リソース割り当てメッセージが、物理制御チャネル上でシグナリングされるアップリンクグラント又はダウンリンクグラントを含む、
    ことを特徴とする請求項に記載の方法。
  10. 前記少なくとも1つの基準信号をシグナリングするために使用する層よりも上位のシグナリング層で前記情報をシグナリングするステップを含む、
    ことを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載の方法。
  11. 基準信号送信のために、同時に1つのコンポーネントキャリアを使用するステップを含む、
    ことを特徴とする請求項1から請求項10のいずれかに記載の方法。
  12. 基準信号のために、同時に少なくとも2つのコンポーネントキャリアを使用するステップを含む、
    ことを特徴とする請求項1から請求項10のいずれかに記載の方法。
  13. コンポーネントキャリアに優先順位を付けるステップを含む、
    ことを特徴とする請求項1から請求項12のいずれかに記載の方法。
  14. 少なくとも1つのプロセッサ、及びコンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリを備えた、第1の局の制御装置であって、前記少なくとも1つのメモリ及び前記コンピュータプログラムコードが、前記少なくとも1つのプロセッサにより、
    複数のアグリゲートされたコンポーネントキャリアのうちの少なくとも1つのコンポーネントキャリア上における基準信号送信のためのリソースを決定し、
    2の局が基準信号送信に使用すべき、前記複数のアグリゲートされたコンポーネントキャリアのうちの前記少なくとも1つのコンポーネントキャリア及び関連リソースを指示する情報が前記第2の局に送信されるようにする、
    ように構成され、
    前記少なくとも1つのコンポーネントキャリアの指示及びリガを1つのメッセージで通信し、
    前記メッセージの所定の部分の分析に基づいて、基準信号送信で使用する少なくとも1つのコンポーネントキャリアを前記第2の局によって決定させるように構成され
    セル固有の基準信号サブフレーム及び/又はユーザ装置固有の基準信号サブフレームの組、基準信号の開始位置、基準信号の帯域幅、基準信号のコーム、基準信号のホッピング構成、及び基準信号のシーケンスのうちの少なくとも1つを含むリソース情報を前記第2の局に提供するようにさらに構成されることを特徴とする制御装置。
  15. 前記基準信号が、非周期的サウンディング基準信号を含む、
    ことを特徴とする請求項14に記載の制御装置。
  16. コンポーネントキャリアに関連するリソースについての前記情報が、前記コンポーネントキャリア上で基準信号を送信できる少なくとも1つの時点の指示を含む、
    ことを特徴とする請求項14又は15のいずれかに記載の制御装置。
  17. 基準信号を送信するための考えられるサブフレームを示す時間パターンを前記第2の局に提供するように構成される、
    ことを特徴とする請求項14から請求項16のいずれかに記載の制御装置。
  18. 前記少なくとも1つのコンポーネントキャリアの指示及び前記トリガが1つのメッセージで通信される、
    ことを特徴とする請求項14から請求項17のいずれかに記載の制御装置。
  19. リソース割り当てメッセージを通じて、前記基準信号送信のための少なくとも1つのコンポーネントキャリアの指示を通信するように構成される、
    ことを特徴とする請求項14から請求項18のいずれかに記載の制御装置。
  20. 前記メッセージが、非周期的チャネル状態情報をシグナリングするためのリソースを割り当てるためだけのものであると判断し、前記基準信号送信のトリガの状態をチェックし、基準信号のみを送信すべきであると判断するように構成される、
    ことを特徴とする請求項18又は19に記載の制御装置。
  21. 請求項14から請求項20のいずれかに記載の制御装置を備える、
    ことを特徴とする通信機器。
  22. データ処理装置上で実行された時に請求項1から請求項13のいずれかに記載のステップを実行するようになっているプログラムコード手段を含む、
    ことを特徴とするコンピュータプログラム。
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