JP6161449B2 - バイパス式の空気を維持するタイヤ・ポンプ組立体 - Google Patents

バイパス式の空気を維持するタイヤ・ポンプ組立体 Download PDF

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Description

本発明は、概して空気を維持するタイヤに関し、詳細にはタイヤ・一体型ポンプ組立体に関する。
通常の空気拡散は、時間の経過と共にタイヤ圧を低下させる。タイヤの自然な状態は空気の抜けた状態である。したがって、運転者は繰り返しタイヤ圧を維持しようとしなければならず、そうしないと燃費が悪くなり、タイヤの寿命が短くなり、車輌の制動およびハンドリングの性能が低下する。タイヤ圧が著しく低くなったときに運転者に警告する複数のタイヤ圧監視システムが提案されている。
米国特許第8113254号
しかし、このようなシステムでは依然として、警告されたときにタイヤを推奨圧力に再膨張させる回復処置を行うことは運転者に委ねられている。したがって、運転者が介入する必要無しに経時的なタイヤ圧のいかなる低下をも補償するように、適正なタイヤ内空気圧を維持する空気維持機構をタイヤ内に組み込むことが望ましい。
本発明の一態様によれば、空気を維持するタイヤ・ポンプ組立体が提供され、このポンプ組立体は、タイヤの屈曲領域内に含まれている細長く環状の空気通路であって、タイヤの屈曲領域が、回転するタイヤの接地部分(タイヤフットプリント)を通過して空気を空気通路に沿って送るにつれて、各部分毎に開閉するように動作する空気通路を含む。ポンプ組立体は、入口合流点の所で空気通路に連結されて外気を空気通路内に導く空気入口組立体と、流入空気流を両方向に空気通路に流入させるように送るように配置された1対のインライン弁と、各々が各インライン弁の下流側に位置する1対の出口弁であって、両方向の流入空気流を各インライン弁の下流側からタイヤキャビティに向けて導く出口弁と、をさらに含む。インライン弁の下流側同士の間を延びるバイパス弁がさらに設けられており、バイパス弁は、タイヤキャビティ圧力が、予め設定された圧力レベルよりも高い場合に開いて、流入空気流が出口弁を通ってタイヤキャビティに流れるのを回避させ、タイヤキャビティ圧力が予め設定された圧力レベルよりも低いときに閉じるように動作可能である。
他の態様では、バイパス弁は両方向に開いて、バイパス弁の開状態において空気通路内でバイパス空気流が両方向に流れるのを可能にする。
本発明の他の態様では、バイパス弁は、各インライン弁の下流側と各出口弁の上流側との間で空気通路にそれぞれ連結される、互いに向かい合うバイパス弁端部を有する。
他の態様によると、バイパス弁が開状態のときにバイパス弁を通過する空気流の方向は、タイヤの選択的な回転方向によって決定される。
他の態様では、インライン弁および出口弁は、空気通路内の両方向の空気流によって選択的に開かれ、両方向の空気流の方向は、タイヤの順回転方向および逆回転方向によって決定される。
定義
タイヤの「アスペクト比」は、タイヤの断面高さ(SH)のタイヤの断面幅(SW)に対する比を意味し、100を掛けて百分率で表している。
「非対称トレッド」は、タイヤの中心面すなわち赤道面EPに対して対称的でないトレッドパターンを有するトレッドを意味する。
「軸方向の」および「軸方向に」は、タイヤの回転軸に平行なラインまたは方向を意味する。
「ボール逆止弁」は、閉部材、すなわち空気流を遮断する可動部分が球状のボールである逆止弁である。いくつかのボール逆止弁では、ボールは、弁を閉じたままにするのを助けるとともに、弁ばねの付勢力に打ち勝って弁を開くようにボールに所定の大きさの上流側圧力をかける必要のあるばねを備えている。ボールをボール逆止弁の主弁座に案内し、逆流を停止するときに確実にシールするように、主弁座の内面を先細の円錐状にしてもよい。
「チェーファー」は、タイヤビードの外側の周りに配置され、リムとの接触による磨耗および切断からコードプライを保護し、たわみをリムの上方に分散させる狭いストリップ材である。
「逆止弁」は、一方が空気を進入させて他方が空気を排出する2つの開口部を本体に有する2ポート弁である。
「周方向の」は、軸方向に垂直な環状トレッドの表面の周囲に沿って延びるラインまたは方向を意味する。
「クラッキング圧力」は、弁が動作する最小上流側圧力である。通常、逆止弁は、特定のクラッキング圧力向けに設計され、したがって、逆止弁には特定のクラッキング圧力が指定されてもよい。
「下流側」は、動力源から離れる方向、すなわち、空気源から離れる方向である。弁に関しては、「下流側」は、「上流側」の空気流が弁を開くのに十分なクラッキング圧力を弁に加えたときに空気流が弁から流出する側を指す。
「赤道中心面(CP)」は、タイヤの回転軸に垂直であり、かつトレッドの中心を通る面を意味する。
「接地部分(フットプリント)」は、速度が零でかつ標準荷重および標準圧力の下で平坦な面と接触するタイヤトレッドの接触部分すなわち接触領域を意味する。
「溝」は、トレッドの周りを周方向または横方向に、直線状、曲線状、またはジグザグ状に延びる、サイドウォール内の細長い空隙領域を意味する。周方向に延びている溝と横方向に延びている溝は、共通部分を有することもある。「溝幅」は、幅を問題にしている溝または溝部が占める表面積を、その溝または溝部の長さで割った値に等しく、したがって、溝幅は、その溝の全長にわたる平均幅である。溝は、タイヤ内で様々な深さを有していてよい。溝の深さは、トレッドの周囲に沿って変化してよく、あるいは1つの溝の深さは一定であるが、タイヤ内の他の溝の深さとは異なっていてもよい。このような溝は狭くても広くても、相互に連結された広い周方向溝と比べてかなり浅い深さを有している場合には、対応するトレッド領域内にリブ状の特性を有する傾向がある「タイバー」を形成すると考えられる。
「車内側」は、タイヤが車輪に取り付けられ、かつ車輪が車輌に取り付けられたときに、車輌に最も近いタイヤの側を意味する。
「横方向」は軸方向を意味する。
「横方向縁部」は、標準荷重下かつタイヤ膨張状態で測定した時の、軸方向に最も外側のトレッド接触部分すなわち接地部分に接するラインを意味し、そのラインは赤道中心面に平行である。
「正味接触面積」は、トレッドの全周の周りで横方向縁部同士の間のトレッドの、地面に接触する部材の総面積を、横方向縁部同士の間のトレッド全体の総面積で割った値である。
「非方向性トレッド」は、好ましい順走行方向を持たず、トレッドパターンが好ましい走行方向に確実に揃えられるように車輌上の1つまたは複数の特定の車輪位置に配置される必要のないトレッドを意味する。逆に、方向性トレッドパターンは、特定の車輪位置を必要とする好ましい走行方向を有する。
「車外側」は、タイヤが車輪に取り付けられ、かつ車輪が車輌に取り付けられたときに、車輌から最も遠く離れているタイヤの側を意味する。
「蠕動」は、収容された空気等の物質を管状経路に沿って進める、波状の収縮による動作を意味する。
「半径方向の(ラジアル)」および「半径方向に」は、放射状に、タイヤの回転軸に向かうまたは回転軸から離れる方向を意味する。
「リブ」は、少なくとも1つの周方向溝と、同様な第2の溝または横縁部のいずれかとによって形成されている、トレッド上の周方向に延びているゴムストリップを意味し、このストリップは、全深さ溝によって横方向に分割されることがない。
「サイプ」は、タイヤの、トレッド面を細かく分割して牽引力を向上させる、トレッド部材に形成された小さい長穴を意味し、サイプは一般に、幅が狭く、タイヤの接地部分内で開口したままである溝とは異なりタイヤの接地部分内で閉じている。
「トレッド部材」または「牽引部材」は、溝に隣接する形状を有することによって形成されるリブまたはブロック部材を意味する。
「トレッドアーク幅」は、トレッドの横方向縁部同士の間で測定されたトレッドのアーク長を意味する。
「上流側」は、空気流の動力源に向かう方向、すなわち空気が流れてくる、すなわち空気が到来する方向である。弁に関しては、「上流側」は、「上流側」の空気流が弁を開くのに十分なクラッキング圧力を弁に加えたときに空気流が流入する側を指す。
タイヤと、リムと、蠕動ポンプおよび入口弁を有するチューブの等角図である。 タイヤが反時計回りに回転し、地面に接触する接地部分を構成している、タイヤ・蠕動ポンプ組立体の側面図である。 タイヤが地面に接触して時計回りに回転しているタイヤ・蠕動ポンプ組立体の側面図である。 2ポートの入口制御弁が閉位置にある蠕動ポンプの入口ポータルの概略断面図である。 2ポートの入口制御弁が、タイヤが反時計回り方向に回転してタイヤに充填するように動作可能な開位置にある、蠕動ポンプの入口ポータルの概略断面図である。 タイヤが時計回り方向に回転するときの、タイヤに充填する2ポートの入口制御装置を有する蠕動ポンプの両方向弁の入口ポータルの概略断面図である。 代替構成である5ポートの両方向式の入口制御弁が閉位置にある蠕動ポンプの入口ポータルの概略断面図である。 代替構成である5ポートの両方向式の入口制御弁が、タイヤが反時計回り方向に回転するときにタイヤに充填するように動作可能な開位置に示されている、蠕動ポンプの入口ポータルの概略断面図である。 タイヤが時計回りに回転するときの、タイヤに充填する、代替構成である5ポートの入口制御装置を有する、蠕動ポンプの両方向弁の入口ポータルの概略断面図である。 タイヤが反時計回りに回転するときの、タイヤに充填し、5ポートの調整器が組み込まれた、代替構成である蠕動ポンプの両方向弁の入口ポータルの概略断面図である。 タイヤが反時計回りに回転するときの、タイヤに充填する、図5Aに示す代替構成である蠕動ポンプの両方向弁の入口ポータルの概略断面図であり、5ポートの調整器を示す図である。 タイヤが時計回りに回転するときの、バイパスモードである、図5Bに示す代替構成である蠕動ポンプの両方向弁の入口ポータルの概略断面図である。 タイヤが反時計回りに回転するときの、バイパスモードである、図5Bに示す代替構成である蠕動ポンプの両方向弁の入口ポータルの概略断面図である。
本発明について、一例として添付の図面を参照して説明する。
図1、2A、2B、および3Aを参照すると、タイヤ・ポンプ組立体は、トレッド14まで延び、タイヤインナーライナ層25によって規定されているタイヤエアキャビティ26を囲む1対のサイドウォール12を有する従来の構成のタイヤを含んでいる。蠕動ポンプ組立体16は、タイヤサイドウォール12の一方または両方の、概ねサイドウォールの高屈曲領域に取り付けられている。蠕動ポンプ組立体16は、タイヤとは別個に形成され、製造後処理においてタイヤに組み付けられる独立したチューブの形をした環状の空気通路20、またはタイヤ製造中にサイドウォール内に一体的な空隙として形成される空気通路を含んでいる。空気通路20は、サイドウォールに囲まれ、タイヤが回転するときに大きなたわみまたは曲げを受けるサイドウォールの領域の周りの環状経路に沿って延びている。空気通路は、独立したチューブ形態である場合には、チューブが、外力を受けて平坦な状態に変形させられ、その外力を解除したときに断面が概ね円形の元の状態に戻るような変形サイクルの繰返しに耐えられる樹脂またはゴムの化合物のような、弾性を有する可撓性の材料によって形成される。空気通路がサイドウォール内で一体的に形成される場合には、タイヤが回転する際に、前記したのと同様に繰り返される変形および回復のサイクルに耐えなければならず、本明細書において説明する目的に十分な量の空気を通過させるように動作するのに十分な直径を有していなければならない。蠕動ポンプ内の空気チューブの一般的な動作は、引用によって本明細書に組み込まれる特許文献1に記載されている。
空気通路の両端部22,24は入口組立体28の所で終わっている。入口組立体は、タイヤが地面132に接触しながら回転するときにタイヤと一緒に回転するように固定されている。タイヤが回転すると、地面132に接触して接地部分(フットプリント)134が形成され、それによってタイヤに圧縮力138が順々に導入される。圧縮力138は、符号140の所で空気通路20に加えられ、タイヤが回転するにつれて空気通路を各部分(各セグメント)毎に潰す。空気通路が各部分毎に潰されることは、タイヤが図2Aのように反時計回り方向136に回転するかそれとも図2Bのように時計回り方向133に回転するかにかかわらず生じる。したがって、蠕動ポンプ組立体は、両方向に動作するか、または反転動作可能であって、タイヤが360度にわたって連続的に回転するときに順方向の空気流と逆方向の空気流の両方においてタイヤキャビティ26に空気を送り込む。
タイヤが図2Aまたは図2Bの順方向136と逆方向133の両方に回転すると、空気通路20が、サイドウォールに埋め込まれた独立したチューブの形であるかそれとも一体的に形成された空隙であるかにかかわらず、各部分毎に平らにされる。空気通路を各部分137毎に順次平らにする動作は、図2Aおよび図2Bのタイヤ回転方向とは逆の方向142に移行する。通路20を各部分毎に順次平らにすることによって、平らになった部分から排出された空気が入口組立体28に向かう方向142に送られ、空気は入口組立体28からタイヤキャビティに送られる。したがって、キャビティ26内の空気圧は所望のしきい値圧力に維持される。入口組立体28に流入した空気は空気通路20に導入されて、タイヤキャビティ内に送られた空気、またはタイヤ圧力を所望のレベルに維持する必要がない場合にポンプ組立体から再循環させられた空気を補充する。
入口組立体28は、調整弁組立体30と濾過後空気入口32とを含む。2つの入口を有し両方向の入口制御装置を備えた実施形態が、図3A〜図3Cに示されている。図3Aは、閉位置にある入口制御装置を表し、図3Bは、空気流が反時計回りに移動してタイヤが時計回りに回転しているときに開位置にある入口制御装置を示し、図3Cは、空気流が時計回りに移動し、タイヤが反時計回りに回転しているときに開位置にある入口制御装置を示している。このシステムが双方向性であり、タイヤが回転したときに通路20内の空気流が両方向に生じ、通路20内の空気流の方向が、タイヤが順方向に回転するかそれとも逆方向に回転するかによって決定されることが理解されるだろう。通路20に沿う送出しが両方向に生じるか、あるいはタイヤの360度の回転全体にわたって生じる。
タイヤサイドウォール12の外面に濾過後空気入口32が位置しており、外気が、円筒形ハウジング36内に収容されたセルラーフィルタ34を通って、この入口に流入する。図3Aは、タイヤの外側からの空気が入口32に進入するのを防ぐ閉状態、すなわち、タイヤキャビティ26内の圧力が、規定された圧力しきい値Preg以上になったときに生じる状態の組立体を示している。空気通路導管56が、フィルタハウジング36から調整弁組立体30まで延びており、流入した空気を弁組立体に送る。調整弁組立体30から、出口導管54が連結導管40に空気流を送り、連結導管40が、入口合流点38の両側に隣接して位置する両方向弁62、64に空気流を導く。本明細書において用いる「入口合流点」は、通路の、流入空気が組立体28からインライン止め弁の上流側に分岐する位置を指す。このシステムの代替構成が、図3A〜図3C、図4A〜図4C、および図5A〜図5Dに示されており、各々の入口合流点はそれぞれの弁構成に関して、以下に説明するように配置されている。
調整弁組立体30は、シリンダすなわちハウジングチャンバ46内に位置する弁ハウジング42および弁ピストン44を有している。ばね48などの付勢機構は、ピストン44に付勢力(図3B,3Cの矢印72参照)を加え、ピストンをシリンダ46内で下方に付勢し、図3Bおよび図3Cに示されているような「開」位置および「タイヤ充填」位置にする。キャビティ26内の圧力が圧力設定値Preg以上になると、圧力がばね48の付勢力に打ち勝ち、ピストンをシリンダ46内で上方に押し上げ(矢印50参照)、図3Aの「閉」位置すなわち「非充填」位置にする。ピストン44は、ピストン本体を横切って横方向に延びる空気導管52を備えている。図3Aの「閉」位置では、導管52が空気導管54,56に対してずれており、空気がピストンを横切って導管54、56に流れることができず、そこから入口合流点38に流れることができない。したがって、「閉」位置では、空気流が入口制御合流点38に到達するのが妨げられ、弁62,64の上流側に到達するのが妨げられる。したがって、通路20への空気流は、弁組立体30が図3Aの閉位置にあることによって妨げられる。
図3Bは、「開」位置に移動する弁組立体30を示している。「開」位置では、タイヤが時計回り方向に回転し、空気を通路20に沿って反時計回り方向に押し出す。4つの一方向弁からなる構造は、図示されているように設けられ配置される。2つのインライン弁62,64は、入口合流点38の両側に導管40に沿って位置する。2つのインライン弁62,64は、導管40に沿って両方向に開き、開状態である場合には空気流をそれらの方向にそれぞれ導く。導管40は、弁62,64の下流側において空気通路20に連結されている。半径方向に延びる出口導管通路58,60が、通路40と通路20の合流点から、図示されているようにタイヤキャビティ26まで延びている。2つの一方向出口弁66,68が導管58,60に沿ってそれぞれ位置している。弁66,68は、空気流が弁66,68を通って導管58,60に沿ってタイヤキャビティ26内に流入するのを可能にするように、タイヤキャビティに向かう方向に開くように配置されている。
一方向弁62,64,66,および68は、ボール逆止弁またはダイヤフラム逆止弁あるいは他の公知の弁構成等の市販されているタイプの弁である。これらの弁は、弁の上流側の圧力が付勢ばねに打ち勝ってボールをその弁座から押し出したときに、図示されている方向に開くように配置されている。ピストン44は、アクチュエータばね48によって加えられる付勢力により下方に移動する。キャビティ26内の空気圧Pregが所望の圧力しきい値限界よりも低くなると、ピストンが移動してピストン44を横切る空気導管52が導管54,56に揃えられ、流入空気が入口フィルタポート32からピストン導管52を横切って入口制御合流部38まで流れ、さらに連結導管40まで流れるのを可能にする。タイヤは、地面132に接触して時計回りに回転し(図2B参照)、通路20は、形成されるタイヤフットプリント134と向かい合う部分毎に潰される。潰された部分は真空を形成し、反時計回り方向142の通路内の空気流によって各部分毎に再充填され、入口組立体28から引き込まれる。反時計回りの流入空気流は一方向弁64を開き、空気が、図示されている反時計回り方向に通路に流入するのを可能にする。空気は通路20の周りを循環する。空気流は、導管40と半径方向の出口導管60との合流点に到達すると、閉じた弁62を通って流れることができず、その代わりに、必ず出口弁68まで流れる。空気流は弁68を開き、矢印70によって示されているように空気をタイヤキャビティ26内に流入させ続ける。タイヤキャビティ26内の空気圧が事前に設定された所望のレベルに達すると、ピストン44に対するタイヤ圧によって、前述したように、ピストンが図3Aの閉位置に押し込まれ、キャビティへの空気流が停止する。
蠕動ポンプ組立体16の上記の動作は、図3Cから理解されるように、タイヤの逆回転方向においても同様に行われる。図2Aおよび図3Cにおいて、タイヤが反時計回り方向に回転すると、空気が時計回り方向142に送られる。図3は、そのような状態における入口組立体28および調整弁組立体30を示している。キャビティ26内の圧力が事前に設定されたレベルPregよりも低い場合、ピストン44はばね48によって、図示されている開位置に付勢される。ピストン導管52は導管54,56に揃い、空気流が合流部40に送られる。タイヤが反時計回り方向に回転すると、空気流が時計回り方向74に流れ、通路20の排気された部分が再充填される。時計回り方向の空気流は一方向弁62を開き、空気を導管40から通路20内に循環させる。加圧された空気は、図3Bの矢印70によって示されているように、通路20を循環し、導管58に入り、弁66に当たってこの弁を開き、それによって弁66を通ってタイヤキャビティ26に至る。図3に示すように、空気流は、導管40と半径方向の出口導管58との合流点に到達すると、閉じた弁64を通って流れることができず、その代わりに、必ず出口弁66まで流れる。弁66を押し開く空気流は、矢印70によって示されているように空気をタイヤキャビティ26内に流入させ続ける。タイヤキャビティ26内の空気圧が、事前に設定された所望のレベルに達すると、ピストン44に対するタイヤ圧によって、前述したように、ピストンが図3Aの閉位置に押し込まれ、キャビティへの空気流が停止する。
図4A〜図4Cは、調整弁組立体78が5ポートの入口制御構成である代替実施形態を示している。本発明を実施する際にこの代替弁構成を採用してもよく、システムが特定の弁の使用に依存しないことが理解されるだろう。図4Aでは、弁は、空気がタイヤキャビティ26に流入しない閉位置にある。図4Bは、タイヤが時計回り方向に回転し空気流が反時計回り方向に流れるときに開位置にある弁を示している。図4Cは、タイヤが反時計回りに回転し空気流が時計回り方向に流れるときに開位置にある弁を示している。理解されるように、図4A〜図4Cに示されている弁では、空気がシステムに流入させられ、入口組立体76を通って調整弁組立体78まで流れる。入口組立体76は、フィルタ入口80と、フィルタハウジング84内に収容されたフィルタ本体82とを含んでいる。フィルタ82を通過する空気は、入口導管86を介してピストン横導管88に送られる。入口導管86とピストン導管88とが交差することによって形成される合流点90は、代替実施形態ではピストン92内に配置される。ピストン92は、第1の実施形態と同様に、キャビティ26内の圧力が、事前に設定されたレベルPregよりも低い場合には、ばね94によって、図4Bおよび図4Cに示されている開状態に付勢される。キャビティ26内の空気圧がレベルPreg以上である場合、キャビティの空気圧が付勢ばね94に打ち勝ち、ピストン92をシリンダ98内で上方に、図4Aの閉位置に移動させる。閉位置では、キャビティに空気が送り込まれることはない。
ピストンの横導管88は、図4Bおよび図4Cの開弁状態において連結導管100、102に揃い、図4Aに示されているように弁が閉じているときには連結導管100、102からずれる。4つの一方向弁106,108,110,および112が配置され、弁108および110はインライン弁を表し、弁112および106は出口弁を表している。インライン弁108,110は、合流点90から離れるように互いに反対向きに開き、出口弁112,106は半径方向内側にタイヤキャビティ26の方へ開く。出口弁112,106は、それぞれ通路20に連結された出口導管103,101内に位置している。導管103,101はそれぞれ、連結導管102,100と交差するとともに連結導管102,100に連結され、出口弁112,106を越えて半径方向内側に連続して延び、タイヤキャビティ26の出口端部22,24に至る。
図4A〜図4Cの5ポートの弁構造の動作は、図3A〜図3Cの2ポートの弁に関して前記したのと同様に行われる。図2B,4Bは、タイヤが時計回りに回転し、通路20内に反時計回りの空気流を生じさせているときに開いている調整弁を示している。流入弁組立体76を通って流入した空気は、導管86によってピストン92の合流点90に送られる。合流点90では、空気流は、閉じた弁108を通過することができず、弁110を開く。空気流は、通路20内を方向114に循環して導管101内に入る。導管101と連結導管100との合流点における空気流は、閉じた弁108を通過できず、したがって、開いた弁106に送られ、送られた空気流がタイヤキャビティ26内に流入することが可能になる。
図2Aおよび図4Cは、タイヤが反時計回り方向136に回転して、通路20内の空気流を時計回り充填方向118に送っているときの調整弁の動作を示している。通路20内の空気流118は、図示されているようにタイヤキャビティ26に送られる。図2Aおよび図4Cのタイヤの回転方向およびその逆の空気流方向における弁の動作は、前記したのと同様に進行する。タイヤキャビティ26内の空気圧が、事前に設定された所望のレベルに達すると、ピストン92に対するタイヤ圧によって、ピストンが図3Aの閉(導管ずれ)位置に押し込まれ、キャビティへの空気流が停止する。キャビティ26内の圧力が、事前に設定された所望のしきい値レベルよりも低いと、ピストン92が図4Bまたは図4Cの開位置に移動し、空気は、通路20内で、タイヤ回転方向によって決定される図示の方向に流れる。空気の送出しは、タイヤの360度の回転全体にわたって継続し、図示されているように、タイヤ(および車両)が順方向に移動しているかそれとも逆方向に移動しているかにかかわらずに生じる。
図5A〜図5Dは、バイパス弁120を含むように変更された調整弁組立体78の第3の代替実施形態を示している。弁120は、タイヤキャビティ26内の圧力が値Psetまたは値Pregを越えたときに逆止弁106,112が開くのを回避するように連結された、市販されているタイプの弁である。バイパス弁120は、キャビティ内の空気圧が圧力しきい値Pset以上になったときに空気をタイヤキャビティ26内に導入不能にするようになっている。バイパス弁120は、キャビティ26内の圧力が値Pset以上になったときに空気をいずれかの方向に導き、それによって空気を出口弁106,112に流れないようにし、さらなる空気がキャビティに導入されるのを妨げるように配置されている。バイパス弁120は、ピストン92を通り導管101,103に両端部で連結されている導管に連結されている。図5Aは、キャビティ圧力がPregまたはPsetよりも低い場合に、タイヤが時計回り方向に回転し、充填空気が通路20の周りを反時計回り方向に回転する、5ポートのバイパス調整弁を示している。図5A〜図5Dのバイパス調整器の実施形態では、ピストン92が、導管100,102に揃えられた開位置と、導管100,102からずれた閉位置との間で移動しないが、すべての充填モードにおいて導管100、102に揃えられたままであることに留意されたい。
図5Aを参照すると、キャビティ圧力がPsetよりも低く、バイパス弁120が閉じている。バイパス弁120が閉じている場合、調整弁および空気通路18の動作は、図4Bの条件下の第2の実施形態を参照して前に説明したように行われる。図5Aと図4Bはどちらも、タイヤの時計回りの回転と、フィルタ入口80を介したシステムへの空気の流入(矢印124)と、通路20内の空気の反時計回りの流れ(矢印126)を表している。図5Bにおいて、タイヤが反時計回りに回転し充填方向が時計回りである場合、キャビティ圧力がPregよりも低いままである限り、バイパス弁120は閉じたままである。それによって、バイパス導管に沿う空気流(矢印128)は、閉じた弁120によって遮断される。したがって、図5Bの空気流および充填方向は、図4の調整器が動作する条件と同じ条件の下で、前記したように進行する。図5Bにおいて時計回り方向に循環する空気は出口弁112を開き、空気を方向130に流してタイヤキャビティに流入させるように動作する。図5Cにおいて、キャビティ圧力がしきい値Preg以上である場合には、時計回り方向に循環している空気は出口弁106,112を迂回し、その代わりに、開いているバイパス弁120を通過する。したがって、弁106,112は閉じたままであり、循環する空気(矢印126)が弁106,112を通過してタイヤキャビティに進入することはない。図5Dは、タイヤが逆に時計回りに回転して空気流路が反時計回りであるときの、バイパス調整器の動作を示している。図5Cと同様に、図5Dにおけるタイヤキャビティ圧力はPregよりも高く、それによって、バイパス弁120が開き、反時計回りの空気流(方向矢印126)が、出口弁106,112を開いて通過するのではなくバイパス弁を通過する。したがって、タイヤキャビティ内への空気流が妨げられる。それによって、バイパス調整器は、キャビティ内の圧力が、設定されたしきい値Preg以上であるときには、どのような状況でもタイヤキャビティ内に空気が押し込まれることがなくなるようにする。
前記したことから、蠕動ポンプおよび調整器のシステムが、タイヤキャビティ内の空気圧を、所望の圧力以下の所望の圧力レベルに維持する手段を構成することが理解されるだろう。ポンプ組立体16は、タイヤの屈曲領域内に含まれている細長い環状の空気通路20を含んでいる。空気通路20は、タイヤの屈曲領域が回転するタイヤフットプリントを通過して空気を空気通路に沿って送るときに、各部分毎に開閉するように動作可能である。ポンプ組立体は、入口合流点(38または90)で外気を空気通路20内に導くように配置された空気入口組立体28をさらに含んでいる。1対のインライン弁62,64(または108,110)が、流入空気流を空気通路20内で両方向に送るように配置されている。1対の出口弁66,68(または106,112)の各出口弁は各インライン弁108,110の下流側に位置しており、出口弁は、各インライン弁の下流側から各インライン弁を通ってタイヤキャビティ内に至る両方向の流入空気流を導く。
入口組立体28は、空気入口ポータルとインライン弁の上流側との間を延び、流入空気流を空気入口ポータルとインライン弁の上流側との間で導く制御導管をさらに含んでいる。ピストン44は、弁ばねアクチュエータ48の作用を受けて、タイヤキャビティ内の空気圧がしきい値空気圧レベルよりも高いときに、制御合流点38を通ってインライン弁の上流側に至る流入空気流を遮断するように作動する。インライン弁および出口弁は、タイヤの順回転方向および逆回転方向によって決定される空気通路内の両方向の空気流によって選択的に開かれる。
前記した本発明の説明は、図3A〜3C、図4A〜4C、および図5A〜5Dに示されているとおりであるが、本発明は、図示されている実施形態に限定されない。方向を決定するために使用される4つの逆止弁は、タイヤポンプ流路20内のどの場所に位置していてもよく、インナーライナー表面25に取り付けられてもよく、調整器ハウジングの表面に取り付けられてもよく、あるいは、図示されているように調整器に完全に組み込まれてもよい。このような変更は当業者の知見の範囲内である。同様に、図示されている実施形態は2ポートの調整器構成と5ポートの調整器構成を表したものであるが、本発明の範囲から逸脱することなくその他の実施形態に置き換えてもよい。必要に応じて3ポートまたは4ポートの調整器に置き換えてもよい。図示されている調整器の実施形態において、調整器内の空気流方向は常に入口フィルタ34を通過しなければならず、常に調整器の外側におけるタイヤの回転とは逆方向でなければならないことにさらに留意されたい。バイパス調整器の実施形態では、バイパス導管が、高圧の圧縮空気をタイヤに送り込む2つの逆止弁、すなわち、出口弁106,112を連結することをさらに理解されたい。充填モードの間、タイヤキャビティ内の空気圧がPregよりも低い限り、空気がバイパス通路を通って流れることはできない。したがって、空気は出口逆止弁を押し開けて空気をタイヤに送り込むように向けられる。タイヤが必要な圧力に達すると、空気はバイパス弁を通って流れることができる。したがって、空気は通路20の周りを循環し、調整器バイパス通路を通過し、圧縮されない。したがって、タイヤキャビティが過度に充填されることが防止される。したがって、インライン弁と排出弁との間に位置するバイパス弁は、タイヤキャビティの圧力がPsetよりも高いときにバイパスを形成し、キャビティの圧力がPsetよりも低いときにキャビティ内に空気を導入する。それによって、タイヤは、システムの誤動作によって連続的に膨張し続けるのを防止される。
可逆性の蠕動ポンプおよびタイヤ組立体は、任意の空気ポンプ通路の構成に対して作用するとともに、360度までのタイヤの環状外周に対する通路の角度に対して作用する。システムは、組み込まれた空気通路、または硬化後に取付けられたチューブ形通路について機能する。インライン弁および出口逆止弁は、調整器ハウジング構成に組み込まれてもよい。バイパス調整器(第3の実施形態)と入口制御調整器(第1および第2の実施形態)の両方を採用可能である。さらに、空気流経路の中間部において空気の死体積(dead volume)が生じることはない。空気流の経路同士は対称的であり、機能を損なわずに入口と出口を相互に交換してもよい。
本明細書中に記載した本発明の説明を考慮しつつ、本発明の変形例を構成することが可能である。本発明を例示するために、代表的な実施形態および詳細を示したが、当業者には、本発明の範囲から逸脱せずにそれらに様々な変更および修正を施し得ることが明らかであろう。したがって、前記した特定の実施形態に、特許請求の範囲によって定義される本発明の対象となる全範囲内における変更を施してよいことを理解されたい。
12 サイドウォール
14 トレッド
16 蠕動ポンプ組立体
20 空気通路
26 タイヤキャビティ
28,76 入口組立体
32 入口
38 入口合流点
42 弁ハウジング
44 弁ピストン
46 シリンダ
48 ばね
62、64,108,110 インライン弁
66,68,106,112 出口弁
78 調整弁組立体
80 フィルタ入口
82 フィルタ本体
84 フィルタハウジング
88 ピストン導管
90 合流点
92 ピストン
120 バイパス弁
134 接地部分(フットプリント)
137 部分(セグメント)

Claims (16)

  1. 空気を維持するタイヤ・ポンプ組立体において、
    タイヤキャビティと、各々が第1および第2のタイヤビード領域からタイヤトレッド領域まで延びる第1および第2のサイドウォールとを有するタイヤと、
    前記タイヤの屈曲領域内に含まれている細長く実質的に環状の空気通路であって、前記タイヤの前記屈曲領域が、回転するタイヤの接地部分を通過して空気を前記空気通路に沿って送るにつれて、各部分毎に開閉するように動作する前記空気通路と、
    流入空気通路合流点の所で前記空気通路に連結されて、前記空気通路と空気流通可能に連通し、流入空気を前記タイヤの外部から前記空気通路内に導くように動作可能な空気入口組立体と、
    前記入口組立体と空気流通可能に連通するように、前記流入空気通路合流点の両側に位置する、実質的に一列に並ぶ1対のインライン弁であって、互いに反対の向きにそれぞれ選択的に開いて、流入空気流を上流側から下流側に送り、前記空気通路に流入させるように動作可能な、1対のインライン弁と、
    各々が、前記各インライン弁の下流側と空気流通可能に連通するように位置し、選択的に開いて前記流入空気流を前記各インライン弁の下流側から前記タイヤキャビティに導くように動作可能な1対の出口弁と、
    前記インライン弁の下流側同士の間を延びるバイパス弁であって、タイヤキャビティ圧力が、予め設定された圧力レベルよりも高い場合に開いて、前記流入空気流が前記出口弁を通って前記タイヤキャビティに流れるのを回避させ、タイヤキャビティ圧力が前記予め設定された圧力レベルよりも低いときに閉じるように動作可能なバイパス弁と、
    を有することを特徴とする、空気を維持するタイヤ・ポンプ組立体。
  2. 前記空気通路は、タイヤサイドウォール内の実質的に周方向の、包囲された位置の内部を環状に延びている、請求項1に記載の空気を維持するタイヤ・ポンプ組立体。
  3. 前記出口弁の各々は、前記各インライン弁の下流側に隣接して近接する位置関係に配置されている、請求項1に記載の空気を維持するタイヤ・ポンプ組立体。
  4. 前記出口弁は開いて、出口空気流を実質的に半径方向に前記タイヤキャビティまで導く、請求項3に記載の空気を維持するタイヤ・ポンプ組立体。
  5. 前記バイパス弁は両方向に開いて、前記バイパス弁の開状態において前記空気通路内でバイパス空気流が両方向に流れるのを可能にする、請求項4に記載の空気を維持するタイヤ・ポンプ組立体。
  6. 前記バイパス弁は、前記各インライン弁の下流側と前記各出口弁の上流側との間で前記空気通路にそれぞれ連結される、互いに向かい合うバイパス弁端部を有する、請求項5に記載の空気を維持するタイヤ・ポンプ組立体。
  7. 前記バイパス弁が前記開状態のときに前記バイパス弁を通過する空気流の方向は、前記タイヤの選択的な回転方向によって決定される、請求項6に記載の空気を維持するタイヤ・ポンプ組立体。
  8. 前記出口弁は、前記インライン弁のそれぞれの下流側の空気圧に応じて開閉する、請求項7に記載の空気を維持するタイヤ・ポンプ組立体。
  9. 空気を維持するタイヤ・ポンプ組立体において、
    タイヤキャビティと、各々が第1および第2のタイヤビード領域からタイヤトレッド領域まで延びる第1および第2のサイドウォールとを有するタイヤと、
    前記タイヤの屈曲領域内に含まれている細長く実質的に環状の空気通路であって、前記タイヤの前記屈曲領域が、回転するタイヤの接地部分を通過して空気を前記空気通路に沿って送るにつれて、各部分毎に開閉するように動作する前記空気通路と、
    入口合流点の所で前記空気通路に連結されて、流入空気を前記タイヤの外部から前記空気通路内に導くように動作可能な空気入口組立体と、
    前記入口組立体と空気流通可能に連通するように、前記入口合流点の両側に位置する、実質的に一列に並ぶ1対のインライン弁であって、互いに反対の向きにそれぞれ選択的に開いて、流入空気流を上流側から下流側に送り、前記空気通路に流入させるように動作可能な、1対のインライン弁と、
    各々が、前記各インライン弁の下流側と空気流通可能に連通するように位置し、選択的に開いて前記流入空気流を前記各インライン弁の下流側から前記タイヤキャビティに導くように動作可能な1対の出口弁と、
    前記インライン弁の下流側同士の間を延びるバイパス弁であって、タイヤキャビティ圧力が、予め設定された圧力レベルよりも高い場合に開いて、前記流入空気流が前記空気通路から前記出口弁を通って前記タイヤキャビティに流れるのを回避させ、タイヤキャビティ圧力が前記予め設定された圧力レベルよりも低いときに閉じるように動作可能なバイパス弁と、
    を有することを特徴とする、空気を維持するタイヤ・ポンプ組立体。
  10. 前記空気通路は、タイヤサイドウォール内の実質的に周方向の、包囲された位置の内部を環状に延びている、請求項9に記載の空気を維持するタイヤ・ポンプ組立体。
  11. 前記出口弁の各々は、前記各インライン弁の下流側に隣接して近接する位置関係に配置されている、請求項10に記載の空気を維持するタイヤ・ポンプ組立体。
  12. 前記出口弁は開いて、出口空気流を実質的に半径方向に前記タイヤキャビティまで導く、請求項11に記載の空気を維持するタイヤ・ポンプ組立体。
  13. 前記バイパス弁は両方向に開いて、前記バイパス弁の開状態において前記空気通路内でバイパス空気流が両方向に流れるのを可能にする、請求項12に記載の空気を維持するタイヤ・ポンプ組立体。
  14. 前記バイパス弁は、前記各インライン弁の下流側と前記各出口弁の上流側との間で前記空気通路にそれぞれ連結される、互いに向かい合うバイパス弁端部を有する、請求項13に記載の空気を維持するタイヤ・ポンプ組立体。
  15. 前記バイパス弁が前記開状態のときに前記バイパス弁を通過する空気流の方向は、前記タイヤの選択的な回転方向によって決定される、請求項14に記載の空気を維持するタイヤ・ポンプ組立体。
  16. 前記出口弁は、前記インライン弁のそれぞれの下流側での空気圧に応じて開閉する、請求項15に記載の空気を維持するタイヤ・ポンプ組立体。
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