JP6160534B2 - キーマトリクス回路 - Google Patents

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Description

本発明は、キーマトリクス回路に関する。
近年普及している携帯電話、カーナビゲーションのような電子機器類等の操作キー(例えば、テンキー)には、一般的にキーマトリクス回路が用いられている。このようなキーマトリクス回路が用いられている機器類は、その機能の向上に伴い操作が複雑化してきており、従来のようなキーを単独で使用するだけでは機器類が有する複数の機能全てに対応することが困難になってきている。
このため、キーを単独で使用するだけではなく、複数のキーを同時押下げするような使い方を加えることで、キーの数を増やさずにより多くの機能に対応したキー操作を可能にすることが望まれている。しかしながら、キーマトリクス回路では、3個のキーを同時押下げすると、押下げされていない他のキーが押下げされた場合と、区別がつかなくなることがあり、正確に検出ができないという問題があった。
そのような課題を解決するために、従来、例えば、特許文献1には、全てのキースイッチに、抵抗入りのキースイッチを使用することで、3個のキーが同時押下げされても、正確に押下げされているキーを検出することが可能な構成が記載されている。
特開2009−32203号公報
しかしながら、抵抗入りのキースイッチは、特殊な部品であるため高価であり、特許文献1に記載されている構成を採用すると、コストを低く抑えることが難しいという問題がある。一方で、通常のキースイッチに外付け抵抗を付加することで抵抗入りのキースイッチと同様の機能を実現するようにすれば安価に構成できる。このため、特許文献1に記載された抵抗入りのキースイッチを全て通常のキースイッチと外付け抵抗とを組み合わせた構成に置き換えれば、コストを低く抑えることが可能である。
ところが、キーマトリクス回路が用いられる操作キー等には、広い実装スペースを占有することが許されておらず、このため、通常のキースイッチと外付け抵抗とを組み合わせた構成にすれば、新たに必要となる外付け抵抗による実装スペースの増大が問題となる。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、3個のキースイッチが同時押下げされた場合でも、正確に押下げされているキースイッチを検出することが可能なキーマトリクス回路を、低コスト化が可能である通常のキースイッチと外付け抵抗とを用いた構成で実現しつつ、実装スペースの増加を抑制したキーマトリクス回路を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するために本発明は以下の構成によって把握される。
(1)本発明のキーマトリクス回路の1つの態様は、第1のキースキャン出力信号線と、第2のキースキャン出力信号線と、プルアップ抵抗を介して電源電圧が印加された複数のキーリターン入力信号線と、押下されることで前記第1のキースキャン出力信号線と前記各キーリターン入力信号線とを電気的に接続する第1のキースイッチ群と、押下されることで前記第2のキースキャン出力信号線と前記各キーリターン入力信号線とを電気的に接続する第2のキースイッチ群とを備え、前記第1のキースイッチ群のキースイッチと前記第1のキースキャン信号線間、または前記第1のキースイッチ群のキースイッチと前記キーリターン入力信号線間に、抵抗が挿入されている回路と抵抗が挿入されていない回路とが交互に用いられ、前記第2のキースイッチ群のキースイッチと前記第2のキースキャン信号線間、及び前記第2のキースイッチ群のキースイッチと前記キーリターン入力信号線間には抵抗が挿入されていない回路が用いられている。
(2)本発明のキーマトリクス回路の他の態様は、第1のキースキャン出力信号線と、第
2のキースキャン出力信号線と、
プルアップ抵抗を介して電源電圧が印加された複数のキーリターン入力信号線と、
押下されることで前記第1のキースキャン出力信号線と前記各キーリターン入力信号線とを電気的に接続する第1のキースイッチ群と、
押下されることで前記第2のキースキャン出力信号線と前記各キーリターン入力信号線とを電気的に接続する第2のキースイッチ群とを備え、
第1のキーリターン信号入力線に接続された2つのキースイッチと前記第1のキーリターン入力信号線に隣接しない第2のキーリターン入力信号線に接続されたキースイッチとを経由する回り込みルート、及び、他のキースイッチが接続される前記第2のキーリターン入力信号線に接続されるキースイッチだけを経由する通常ルートの2つのルートには、前記キースイッチと前記キースイッチが接続されるキースキャン出力信号線間、または前記キースイッチと前記キースイッチが接続されるキーリターン入力信号線間に抵抗が配置された箇所が各々1箇所以上あり、前記回り込みルートに複数配置された前記抵抗の合成抵抗値前記通常ルートに配置された前記抵抗の抵抗値の2倍の抵抗値となるように、前記抵抗の抵抗値が選択されている。
本発明によれば、3個のキースイッチが同時押下げされた場合でも、正確に押下げされているキースイッチを検出することが可能なキーマトリクス回路を、低コスト化が可能である通常のキースイッチと外付け抵抗とを用いた構成で実現しつつ、実装スペースの増加を抑制したキーマトリクス回路を提供することができる。
本発明の第1実施形態のキーマトリクス回路の構成を示す図である。 (a)第1実施形態の動作説明の図である。 (b)(a)の等価回路を示した図である。 (a)第1実施形態の動作説明の図である。 (b)(a)の等価回路を示した図である。 (a)キースイッチの同時押下げ時の誤検出を説明する図である。 (b)(a)の等価回路を示した図である。 (a)第2実施形態の動作説明のための図である。 (b)(a)の等価回路を示した図である。 (a)信号制御抵抗Bの抵抗値の選択のし方を説明するための図である。 (b)(a)の等価回路を示した図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、本実施形態という)について詳細に説明する。なお、本実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号を付している。
(第1実施形態の構成)
図1に本実施形態のキーマトリクス回路10の構成が示されている。図1に示すように、本実施形態のキーマトリクス回路10は、キーマトリクス部11と、制御部12とにより構成される。
キーマトリクス部11は、2つのキースキャン出力信号線(スキャンラインKS_A、スキャンラインKS_B)を有する。
以下では、説明の簡略化のために、特に断りの無い限り、スキャンラインKS_Aを第1のキースキャン出力信号線と呼び、スキャンラインKS_Bを第2のキースキャン出力信号線と呼んで説明を行うが、スキャンラインKS_Bを第1のキースキャン出力信号線とした場合は、スキャンラインKS_Aが第2のキースキャン出力信号線である。
図1に示されるように、第1のキースキャン出力信号線(スキャンラインKS_A)と第2のキースキャン出力信号線(スキャンラインKS_B)に対して複数のキーリターン入力信号線(リターンラインKR_1、KR_2、KR_3、KR_4)が交差するように配置されている。尚、キースキャン出力信号線とキーリターン入力信号線は図の上では交差しているが、その交点で電気的に接続はされていない。
なお、図1では、各キーリターン入力信号線もキーマトリクス部11から制御部12までの配線経路上で交差しないようにされているが、キーマトリクス部11から出て制御部12へ導かれる途中では、配線の関係で交差する場合がある。但し、その場合でも電気的に接続されているわけではない。
さらに、スキャンラインKS_AとリターンラインKR_1とはキースイッチSW1が押下されたとき電気的に接続され、スキャンラインKS_AとリターンラインKR_2とはキースイッチSW2が押下されたとき電気的に接続され、スキャンラインKS_AとリターンラインKR_3とはキースイッチSW3が押下されたとき電気的に接続され、スキャンラインKS_AとリターンラインKR_4とはキースイッチSW4が押下されたとき電気的に接続される。尚、以降ではキースイッチと、キースイッチと対応するスキャンラインを接続する配線と、キースイッチと対応するリターンラインを接続する配線及びキースイッチとキースイッチに対応するスキャンライン間またはキースイッチとキースイッチに対応するリターンライン間には後述する信号制御抵抗が配置される場合がある。これらをまとめて表現する場合にはキースイッチ配線と呼ぶ。
以下では、特に断りのない限り、この第1のキースキャン出力信号線(スキャンラインKS_A)と各キーリターン入力信号線(リターンラインKR_1、KR_2、KR_3、KR_4)とを対応するキースイッチが押下されたとき電気的に接続するキースイッチ配線をまとめて表現する場合には、第1のキースイッチ配線群と呼ぶ。
なお、前述したように、スキャンラインKS_Aを第2のキースキャン出力信号線と呼ぶ場合には、この第1のキースイッチ配線群は第2のキースイッチ配線群と呼ばれるものとする。
同様に、スキャンラインKS_BとリターンラインKR_1とはキースイッチSW5が押下されたとき電気的に接続され、スキャンラインKS_BとリターンラインKR_2とはキースイッチSW6が押下されたとき電気的に接続され、スキャンラインKS_BとリターンラインKR_3とはキースイッチSW7が押下されたとき電気的に接続され、スキャンラインKS_BとリターンラインKR_4とはキースイッチSW8が押下されたとき電気的に接続される。
また以下では、特に断りが無い限り、この第2のキースキャン出力信号線(スキャンラインKS_B)と各キーリターン入力信号線(リターンラインKR_1、KR_2、KR_3、KR_4)と、対応するキースイッチが押下されたとき電気的に接続されるキースイッチ配線をまとめて表現する場合には、第2のキースイッチ配線群と呼ぶ。
なお、前述したように、スキャンラインKS_Bを第1のキースキャン出力信号線と呼ぶ場合には、この第2のキースイッチ配線群は第1のキースイッチ配線群と呼ばれるものとする。
そして、図1に示される例では、キースイッチSW1が設けられたキースイッチ配線に信号制御抵抗R_SW1が設けられ、キースイッチSW3が設けられたキースイッチ配線には信号制御抵抗R_SW3が設けられている。
なお、以下では、この第1のキースイッチ配線群に設けられている信号制御抵抗のことを信号制御抵抗Aと呼ぶ場合もある。
また、特に断らない限り、信号制御抵抗Aはそれぞれ同じ抵抗値であるものとして説明を進める。
但し、上記で述べた通り、スキャンラインKS_Aを第2のキースキャン出力信号線と呼ぶ場合には、スキャンラインKS_Bが第1のキースキャン出力信号線であり、このスキャンラインKS_Bのキースイッチ配線群が第1のキースイッチ配線群である。
従って、この場合には、信号制御抵抗Aは、キースキャン出力信号線(スキャンラインKS_B)のキースイッチ配線群に設けられている信号制御抵抗のことを意味する。
図1に示されるように、各キーリターン入力信号線(リターンラインKR_1、KR_2、KR_3、KR_4)には、それぞれプルアップ抵抗(R1、R2、R3、R4)を介して電源電圧VDDが印加されている。
なお、一般には、この電源電圧VDDは、いずれのキーリターン入力信号線に対しても同じ電源電圧VDDが印加される場合が多いので、以下では、特別に断らない限り、各キーリターン入力信号線(リターンラインKR_1、KR_2、KR_3、KR_4)には、同じ電源電圧VDDが印加されているものとする。
(キーマトリクス回路の基本動作)
以下では、簡単に、上記構成において、どのようにしてキースイッチのON、OFFが検出されるのかについて基本動作を説明する。なお、以降では、キースイッチがONである場合をキースイッチが押下げされていると言い、OFFである場合をキースイッチが押下げされていないという場合もある。
先ず、各キーリターン入力信号線(リターンラインKR_1、KR_2、KR_3、KR_4)には、それぞれプルアップ抵抗(R1、R2、R3、R4)を介して電源電圧VDDが常に印加されている。
制御部12には、図示を省略した4個のA/D(Analog/Digital)入力ポートを有するマイコンが実装されており、その入力ポートに、それぞれの各キーリターン入力信号線(リターンラインKR_1、KR_2、KR_3、KR_4)が接続されている。
従って、いずれのキースイッチもOFFの場合、つまり、押下げされていない場合には、それぞれの入力ポートでは、印加されている電源電圧VDDに応じた電圧値(電位差)、つまり、電圧値=VDDの状態が検出される。
一方、2つのキースキャン出力信号線(スキャンラインKS_A、スキャンラインKS_B)では、スキャンを行いたいキースキャン出力信号線の電圧値=0とし、他方のキースキャン出力信号線の電圧値=VDDとする。この動作は、一定の時間間隔で切り替えが行われている。
つまり、第1のキースキャン出力信号線(スキャンラインKS_A)の電圧値=0で第2のキースキャン出力信号線(スキャンラインKS_B)の電圧値=VDDの状態が一定時間あり、このときにはスキャンを行っているキースキャン出力信号線は、第1のキースキャン出力信号線(スキャンラインKS_A)である。
一定時間経過後、今度は、第1のキースキャン出力信号線(スキャンラインKS_A)の電圧値がHighで第2のキースキャン出力信号線(スキャンラインKS_B)の電圧値=0の状態とされ、このときにはスキャンを行っているキースキャン出力信号線は、第2のキースキャン出力信号線(スキャンラインKS_B)である。
このように、キースキャン出力信号線のスキャンは、ある時間間隔で交互に繰り返されている。
ここで、スキャンを行っているキースキャン出力信号線が第1のキースキャン出力信号線(スキャンラインKS_A)である場合について以下で説明する。
この場合、SW1、SW2、SW3、SW4のいずれのキースイッチもOFF、つまり、押下げされていない時には、やはり、それぞれの入力ポートでは、印加されている電源電圧VDDに応じた電圧値(電位差)、つまり、電圧値=VDDの状態が検出されている。
一方、例えば、キースイッチSW2がON、つまり、押下げされると、キースイッチSW2を有するキースイッチ配線によって、第1のキースキャン出力信号線(スキャンラインKS_A)とリターンラインKR_2のキーリターン入力信号線とは導通することになる。
このため、第1のキースキャン出力信号線(スキャンラインKS_A)の電圧値=0を受けてリターンラインKR_2のキーリターン入力信号線の電圧値=0となる。
リターンラインKR_2のキーリターン入力信号線には、SW2とSW6のキースイッチ配線が接続されているが、スキャン中のキースキャン出力信号線は、第1のキースキャン出力信号線(スキャンラインKS_A)であるので、これに対応したキースイッチはSW2である。
従って、第1のキースキャン出力信号線(スキャンラインKS_A)をスキャンしている時に、リターンラインKR_2のキーリターン入力信号線の電圧値(電位差)が変化すると、キースイッチSW2がON、つまり、押下げされていることが検出される。
同様に、キースイッチSW1だけがON、つまり、押下げられている場合も、基本的には上記キースイッチSW2の動作と同じ動作でキースイッチSW1が押下げられていることが検出されることになる。
しかし、キースイッチSW1を有するキースイッチ配線には、信号制御抵抗R_SW1が設けられているので、リターンラインKR_1のキーリターン入力信号線の電圧値Lowは、先ほどのキースイッチSW2の時の電圧値=0とは異なる電圧値(電位差)として検出されることになる。
その他のキースイッチが押下げられている場合も、基本的な動作、つまり、どのキースキャン出力信号線をスキャンしている時に、どのキーリターン入力信号線の電圧値(電位差)の変化が検出されるのかによって、どのキースイッチがON、つまり、押下げされているのかが判断される。
但し、上記で触れたように、キーリターン入力信号線の電圧値(電位差)は、信号制御抵抗を経由しているか否かによって、異なる電圧値(電位差)として検出されている。
(複数のキースイッチが同時押下げされた時の動作)
本発明の基本的な動作は、上記で説明した通りであり、以下では、同時に複数のキースイッチがON、つまり、押下げられる場合について説明する。
図2(a)は、図1と基本的に同じ回路図を示しているが、信号の流れを見やすくするために、キースキャン出力信号線(スキャンラインKS_A、KS_B)とキーリターン入力信号線(リターンラインKR_1、KR_2、KR_3、KR_4)の部分だけを主に示し、制御部12及びプルアップ抵抗(R1、R2、R3、R4)などを省略して図示している。
まず、隣接する4つのキースイッチ配線群(例えば、SW1、SW2、SW5、SW6)のうちの複数のキースイッチが同時押下げされている場合の動作について説明を行う。
以下、特別断らない限りは、キースイッチ配線群は、キースイッチSW1、SW2、SW5、SW6を意味するものとする。
最初に、キースイッチ配線群の中で、図2(a)の斜めのハッチングが施されているキースイッチSW1、SW2、SW5が同時押下げされている状況を想定して説明を進める。
なお、上記のキーマトリクス回路の基本動作では、電圧値が変化していく様子で説明したが、説明の簡略化のため、スキャン信号という表現を用いて、信号の流れとして説明を行う。
図2には図示していないが、スキャンラインKS_Aをスキャンする場合、つまり、スキャンラインKS_Aにスキャン信号が出力された場合には、そのスキャン信号の流れ(電圧の変化の流れ)は、キースイッチSW1とキースイッチSW2を、それぞれ経由してリターンラインKR_1とKR_2とに入力されることになる。
この場合には、スキャンラインKS_Aをスキャンしている時に、押下げされているキースイッチSW1、SW2に対応したリターンラインKR_1、KR_2にスキャン信号が入力される(電圧値(電位差)の変化が検出される。)ことになり、キースイッチSW1、SW2が押下げされていると判定される。これは、正しい判定状態であるので何ら問題はない。
一方、図2(a)に示されるように、スキャンラインKS_Bをスキャンするために、スキャンラインKS_Bからスキャン信号を出力(スキャンラインKS_Bの電圧値Low)すると、リターンラインKR_2にスキャン信号が入力される経路が2つ存在する。
まず、通常の1つのキースイッチが押される場合でリターンラインKR_2にスキャン信号が入力されるのは、図2(a)に示す実線の経路を経由する時、つまり、キースイッチSW6が押下げられている場合である。
なお、1つのキースイッチを押下げる場合の方が一般的であるため、以降では、この場合のスキャン信号の経路のことを通常ルートと呼ぶ。
一方、図2(a)を見るとわかるとおり、この3つのキースイッチ(SW1、SW2、SW5)を同時押下げした場合には、スキャン信号は、点線で示す経路を経由してもリターンラインKR_2に入力されることが可能である。
なお、以降では、このような複数のキースイッチを経由するスキャン信号の経路のことを回り込みルートと呼ぶ。
今、実際に、押下げされているのは、キースイッチ(SW1、SW2、SW5)であるが、普通は、一般的なルートを経由してスキャン信号が、リターンラインKR_2に入力されたと考えるので、そうすると、キースイッチSW6は押下げされていないにも関わらず、SW6が押下げられているものと誤検出される可能性がある。
若しくは、このような回り込みルートが存在することを前提とすれば、キースイッチSW5とSW6のどちらのキースイッチが押下げられているのか判定ができないことになる。
以下では、上記のような誤検出の可能性がある2つのルートが存在する時の本構成の動作について、さらに説明する。
図2(b)にスキャン信号の経路を直線的に示した等価回路を示している。
なお、図2(b)でもプルアップ抵抗R1や制御部12等を省略して図示している。
図2(b)の左側は、通常ルートの場合の等価回路を示しており、一方、図2(b)の右側は、回り込みルートの等価回路を示している。
図2(b)に示される通り、本発明の構成では、通常ルートには信号制御抵抗が存在せず、一方、回り込みルートには、信号制御抵抗R_SW1が存在する。
従って、リターンラインKR_2に入力されるスキャン信号は、通常ルートと回り込みルートとでは、この信号制御抵抗の有無の影響を受けるので異なる電圧値(電位差)として検出される。
次に、図3(a)の斜めのハッチングが施されているキースイッチSW1、SW2、SW6が同時押下げされている状況を想定した場合について見てみる。
ここでも、図示を省略しているが、スキャンラインKS_Aをスキャンする時には、先ほど説明したのと同様の結果が得られるので正しい判定状態であり、何ら問題はない。
一方、スキャンラインKS_Bをスキャンする場合には、図3(a)に示すように、やはり、リターンラインKR_1に入力されるルートとして2つのルート、つまり、実線で示す通常ルートと点線で示す回り込みルートとが存在する。
しかしながら、本発明の構成では、図3(b)に示すように、通常ルートの場合(図左側)には信号制御抵抗が存在せず、一方、回り込みルートの場合(図右側)には、信号制御抵抗R_SW1が存在する。
従って、リターンラインKR_1に入力されるスキャン信号は、通常ルートと回り込みルートとでは、通常ルートでは信号制御抵抗が存在せず、回り込みルートでは信号制御抵抗が存在するため、回り込みルートを経由し入力されるスキャン信号の電圧は、通常ルートを経由し入力されるスキャン信号の電圧より信号制御抵抗が介在するため高い電圧となる。この電圧値(電位差)によって、どちらのキースイッチが押下げされているのかが判断でき、誤検出を回避することが可能である。
ここで、図2(a)及び図3(a)の通常ルートと回り込みルートとの関係に着目すると次のことがわかる。
例えば、図2(a)参照して説明を行うと、隣接する4つのキースイッチのうち、回り込みルートは3つのキースイッチ(SW1、SW2、SW5)を経由し、通常ルートは残る1つのキースイッチ(SW6)を経由している。
図3(a)を見ても同じ関係になっている。つまり、回り込みルートは3つのキースイッチ(SW1、SW2、SW6)を経由し、通常ルートは残る1つのキースイッチ(SW5)を経由する。
図2(a)及び図3(a)で示した例では、回り込みルートはキースイッチSW1とSW2との両方を経由し、スキャンラインKS_AのキースイッチSW1のキースイッチ配線に信号制御抵抗R_SW1が設けられていることから必ず回り込みルートは、この抵抗の影響を受ける。
一方、通常ルートはスキャンラインKS_Bをスキャンしている時のキースイッチSW5若しくはキースイッチSW6を経由する時だけであり、これらのキースイッチ配線には信号制御抵抗が無い。
従って、上記の場合、必ず、回り込みルートと通常ルートとでは、異なる電圧値(電位差)となる。
仮に、信号制御抵抗がキースイッチSW1のキースイッチ配線に設けられているのではなく、キースイッチSW2のキースイッチ配線に設けられていたとしても同様の結果となることは明らかである。
一方、隣接する4つのキースイッチの中の3つを同時押下げするパターンとしては、図示していないが、キースイッチSW1、SW5、SW6のキースイッチを押下げし、キースイッチSW2を押下げしないような場合もある。
しかし、この場合も、先ほど説明した回り込みルートは3つのキースイッチを経由し、通常ルートは残る1つのキースイッチを経由する点は同じである。
つまり、スキャンラインKS_Aからのスキャン信号は、キースイッチSW1→SW5→SW6を経由してリターンラインKR_2に入力される回り込みルートとなり、一方、通常ルートはキースイッチSW2を経由してリターンラインKR_2に入力されるルートである。
この回路の特徴としては、スキャンラインKS_Aに設けられる信号制御抵抗が1つ飛びのキースイッチ配線に設けられている点がある。
つまり、本例では、キースイッチSW1のキースイッチ配線に信号制御抵抗R_SW1が設けられ、次のキースイッチSW2のキースイッチ配線には信号制御抵抗がなく、キースイッチSW3のキースイッチ配線に信号制御抵抗R_SW3が設けられ、キースイッチSW4のキースイッチ配線には信号制御抵抗がないというように、信号制御抵抗の有無が交互に現れるようにされている。
このように配置すると、上記で説明したように、通常ルートは回り込みルートが経由しない残る1つのキースイッチのみを経由するので、通常ルートに信号制御抵抗が無い場合(キースイッチSW2を経由)には、回り込みルート(SW1→SW5→SW6経由)に信号制御抵抗R_SW1が存在することになり、やはり、通常ルートと回り込みルートとでは異なる電圧値(電位差)となる。
同様に、キースイッチSW2、SW5、SW6のキースイッチを押下げし、キースイッチSW1を押下げしないような場合であっても、通常ルートの場合はキースイッチSW1を経由して信号制御抵抗R_SW1の影響を受けたスキャン信号がリターンラインKR_1に入力されることになるが、回り込みルート(SW2→SW6→SW5経由)には信号制御抵抗が存在しないので、回り込みルートでリターンラインKR_1に入力されるスキャン信号は、信号制御抵抗の影響を受けていない。
従って、通常ルートと回り込みルートとでは異なる電圧値(電位差)となる。
この関係は、仮に、信号制御抵抗がキースイッチSW1のキースイッチ配線に設けられているのではなく、キースイッチSW2のキースイッチ配線に設けられていたとしても同様の結果となることは明らかである。
そして、キースイッチSW2のキースイッチ配線に信号制御抵抗が設けられている場合のキースイッチSW1、SW2、SW5、SW6の配置状態は、図2(a)で見れば、キースイッチSW2、SW3、SW6、SW7のキースイッチ配線群でキースイッチSW3に信号制御抵抗R_SW3が設けられている状態と変わる所が無い。
このことから、本構成であれば、どのように隣接する4つのキースイッチ配線群を決めたとしても誤検出することはない。
一方、リターンラインKR_4より先に、さらに、リターンラインKR_5やリターンラインKR_6といったリターンラインを設けてキースイッチを増やすことを考えても、このリターンラインの増加は、隣接する4つのキースイッチ配線群の数が増えるだけであるので、やはり、誤検出を回避することが可能である。
従って、本構成では、リターンラインの数には特に限定されない。
ここで、本構成を見ると、4つのキースイッチ配線のうち、1つに信号制御抵抗が設けられているだけである。
従って、全てのキースイッチ配線に信号制御抵抗を配置する場合に比べ、1/4の数の信号制御抵抗しか必要が無いので、信号制御抵抗を配置するために必要なスペースを大幅に削減することが可能である。
(第2実施形態の構成)
上記第1実施形態では、第1のキースイッチ配線群に交互に信号制御抵抗Aを設け、第2のキースイッチ配線群に信号制御抵抗を設けないものとしていた。
第2実施形態は、第2のキースイッチ配線群にも信号制御抵抗Bを設けるものである。
第1実施形態では、隣接する4つのキースイッチ配線群での誤検出が確実に回避できることを示したが、この第2実施形態では、隣接する4つのキースイッチ配線群でなくても誤検出を回避することが可能になる。
例えば、第1実施形態の場合、図4(a)の斜めのハッチングが施されているキースイッチSW3、SW7、SW5が同時押下げされている状況を想定すると、スキャンラインKS_Aをスキャンする時に、実線で示す通常ルートと点線で示す回り込みルートが存在する。
そして、図4(b)に示すように、この場合、通常ルートには信号制御抵抗R_SW1があり、回り込みルートにも信号制御抵抗R_SW3があるので、抵抗値R_SW1=抵抗値R_SW3であるとすると、押下げされていないキースイッチSW1が押下げされているものと誤検出する可能性がある。
ここで、抵抗値R_SW1≠抵抗値R_SW3とすれば、再び、誤検出を回避することができる。
しかしながら、この関係は、リターンラインの数がもっと多い場合を考えると、キースイッチSW3、SW7が押下げされている時に、キースイッチSW5と同じ関係となるキースイッチが押された場合、常に発生する。
つまり、キースイッチSW5は、信号制御抵抗R_SW1が設けられているキースイッチSW1のキースイッチ配線が接続されているリターンラインKR_1に接続されているもう一方のキースイッチ配線にあるキースイッチであり、このキースイッチSW5を有するキースイッチ配線には信号制御抵抗がない。これと、同じ状態にあるキースイッチが押下げされれば、同じことが起こる。
より具体的に説明すれば、仮に、図示していないが、図の左側に、さらに、リターンラインKR_−1があり、さらに左側にリターンラインKR_−2があったとすると、交互に信号制御抵抗が配置されるので、リターンラインKR_−2とスキャンラインKS_Aとを接続するキースイッチSW−2のキースイッチ配線には、信号制御抵抗R_SW−2が設けられることになる。
そして、このリターンラインKR_−2とスキャンラインKS_Bとを接続するキースイッチSWのキースイッチ配線には、先ほどのキースイッチSW5のキースイッチ配線のように信号制御抵抗が設けられていないので、このキースイッチ配線のキースイッチSWは、キースイッチSW5と同じ状態にあり、このため、このキースイッチSWが押下げされると、先ほどのキースイッチSW5が押下げられた場合と同様の状態が発生する。
先ほど、キースイッチSW5を押下げたときの誤検出を回避するために抵抗値R_SW1≠抵抗値R_SW3とすれば誤検出が回避できることを説明したが、同様の手法で誤検出を回避するのであれば、抵抗値R_SW−2≠抵抗値R_SW3を満たすようにしなければならない。
このことを、順次各キースイッチについて繰り返して検証すればわかるが、この方法で誤検出を回避しようとすると、結局のところ、第1のキースイッチ配線群に設けられる信号制御抵抗Aが全て異なる抵抗値を有していなければならないことになる。
一方、上記でも述べたように、第2実施形態では、第2のキースイッチ配線群にも信号制御抵抗Bを適宜配置する。
つまり、図5(a)に示すように、キースイッチSW5を有するキースイッチ配線に信号制御抵抗B(R_SW5)を設けることで、図5(b)に示されるように、通常ルートではスキャン信号が経由する信号制御抵抗としては信号制御抵抗R_SW1だけであるが、回り込みルートでは信号制御抵抗R_SW3とR_SW5とが直列に存在する状態となる。
従って、抵抗値R_SW1=抵抗値R_SW3の関係であったとしても回り込みルートに信号制御抵抗R_SW5が存在するため、通常ルートと回り込みルートとでは電圧値(電位差)が異なり、誤検出を回避することができる。
先ほど、説明したリターンラインKR_−2とスキャンラインKS_Bとを接続するキースイッチSWのキースイッチ配線にも信号制御抵抗Bが配置されれば、抵抗値R_SW−2=抵抗値R_SW3であったとしても誤検出が回避される。
従って、当然、本発明の第1実施形態で、信号制御抵抗Aの全ての抵抗値を異なるものとしても良いが、リターンラインの数が増えれば、それだけ多くの種類の信号制御抵抗が必要になる。
そして、信号制御抵抗の種類は無制限にあるわけではないので、このことを考えれば、リターンラインの数が多い場合には、本発明の第2実施形態の第2のキースイッチ配線群に、適宜、信号制御抵抗Bを配置する方が好ましいといえる。
但し、この場合、信号制御抵抗Bの抵抗値としては、回り込みルートの抵抗値と通常ルートの抵抗値とが異なる抵抗値となるように選択する。
例えば、図6は、図5と同様の抵抗配置とした場合を示しているが、図5では、キースイッチSW5が押下げられていたのをキースイッチSW1が押下げられ、キースイッチSW5を押下げないようにした場合を示している。
そして、図6(a)に示すように、スキャンラインKS_Bをスキャンする場合、実線の通常ルートと点線の回り込みルートが存在する。
図6(b)に通常ルートと回り込みルートの等価回路を示しているが、通常ルートの抵抗値は信号制御抵抗B(R_SW5)の抵抗値となる。
一方、回り込みルートには、信号制御抵抗A(R_SW1、R_SW3)があるので、回り込みルートの抵抗値(合成抵抗値)は、信号制御抵抗Aの抵抗値の2倍の抵抗値である。
ここで、信号制御抵抗B(R_SW5)が信号制御抵抗Aの2倍の抵抗値とされていると、通常ルートの抵抗値と回り込みルートの抵抗値とが同じになる。
したがって、この場合、通常ルートと回り込みルートとでは電圧値(電位差)が同じになり、誤検出することになる。
このことから、信号制御抵抗Bを設ける場合には、回り込みルートの抵抗値と通常ルートの抵抗値とが異なる抵抗値となるように、信号制御抵抗Bの抵抗値を選択する。
なお、上記では、3つを同時押下げする場合を例にとって、説明してきたが同時押下げするキースイッチの数はもっと多くても良い。
この場合、第2実施形態で示したように、第2のキースイッチ配線群の中の適切なキースイッチ配線に信号制御抵抗Bを設けることで回り込みルートによる誤検出を抑制することができる。
また、信号制御抵抗Bの種類を何種類か設けておき、配置場所だけでなく、抵抗値の違いも利用することで、さらに、誤検出を抑止することが可能になる。
この第2実施形態において、仮に、第2のキースイッチ配線群のキースイッチ配線の全てに信号制御抵抗Bを設けたとしても、第1のキースイッチ配線群には、交互にしか信号制御抵抗Aが設けられていないので、全てのキースイッチ配線に信号制御抵抗を設けることを考えれば、必要とされる信号制御抵抗の数は25%削減される。したがって、全てのキースイッチ配線に信号制御抵抗を設ける場合に比べ、やはり、信号制御抵抗を配置するのに必要なスペースを削減することが可能である。
以上の通り、本発明の基本構成である第1実施形態では、隣接する4つのスイッチ群の中で任意の3つのキースイッチを押下げしたとしても、誤検出することなく確実に押下げされているキースイッチを判定することが可能である。
キーマトリクス回路の主要な使用形態の一つは、携帯電話、カーナビゲーションのような電子機器類等の操作キー(例えば、テンキー等)であり、当然、この操作は人が手動で行うことが多い。
従って、複数のキースイッチが同時押下げされる場合、指が届く範囲内で行われることが多いといえる。
このことから、同時押下げされる場合は、隣接間のキースイッチが同時押下げされる頻度が高いが、本発明の基本構成では、その頻度が高い隣接キースイッチ間での同時押下げを良好に検出できる。
その上で、それを実現するために全てのキースイッチを有するキースイッチ配線に信号制御抵抗を設けていないので、信号制御抵抗を配置するためのスペースの増加を大幅に削減することができるのでキーマトリクス回路に求められる省スペース化の点でも良好である。
本発明の第2実施形態では、信号制御抵抗の数は、第1実施形態よりも少し増えるが、隣接キースイッチだけでなく、離れたキースイッチ間での同時押下げを行う場合でも誤検出を抑制したキーマトリクス回路が実現できる。信号制御抵抗の配置箇所や抵抗値を適切に設計することで、より複雑で、より数が多いキースイッチの同時押下げに対応したキーマトリクス回路を実現することが可能である。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。またその様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
10…キーマトリクス回路、11…キーマトリクス部、12…制御部、KS_A,KS_B…スキャンライン(キースキャン出力信号線)、KR_1〜KR_4…リターンライン(キーリターン入力信号線)、SW1,SW2,SW3,SW4…キースイッチ(第1のキースイッチ配線群)、SW5,SW6,SW7,SW8…キースイッチ(第2のキースイッチ配線群)、R_SW1,R_SW3,R_SW5,R_SW7…信号制御抵抗

Claims (2)

  1. キーマトリクス回路であって、
    第1のキースキャン出力信号線と、第2のキースキャン出力信号線と、
    プルアップ抵抗を介して電源電圧が印加された複数のキーリターン入力信号線と、
    押下されることで前記第1のキースキャン出力信号線と前記各キーリターン入力信号線とを電気的に接続する第1のキースイッチ群と、
    押下されることで前記第2のキースキャン出力信号線と前記各キーリターン入力信号線とを電気的に接続する第2のキースイッチ群とを備え、
    前記第1のキースイッチ群のキースイッチと前記第1のキースキャン信号線間、または前記第1のキースイッチ群のキースイッチと前記キーリターン入力信号線間には、抵抗が挿入されている回路と抵抗が挿入されていない回路とが交互に用いられ、前記第2のキースイッチ群のキースイッチと前記第2のキースキャン信号線間、及び前記第2のキースイッチ群のキースイッチと前記キーリターン入力信号線間には抵抗が挿入されていない回路が用いられたことを特徴とするキーマトリクス回路。
  2. キーマトリクス回路であって、
    第1のキースキャン出力信号線と、第2のキースキャン出力信号線と、
    プルアップ抵抗を介して電源電圧が印加された複数のキーリターン入力信号線と、
    押下されることで前記第1のキースキャン出力信号線と前記各キーリターン入力信号線とを電気的に接続する第1のキースイッチ群と、
    押下されることで前記第2のキースキャン出力信号線と前記各キーリターン入力信号線とを電気的に接続する第2のキースイッチ群とを備え、
    第1のキーリターン信号入力線に接続された2つのキースイッチと前記第1のキーリターン入力信号線に隣接しない第2のキーリターン入力信号線に接続されたキースイッチとを経由する回り込みルート、及び、他のキースイッチが接続される前記第2のキーリターン入力信号線に接続されるキースイッチだけを経由する通常ルートの2つのルートには、前記キースイッチと前記キースイッチが接続されるキースキャン出力信号線間、または前記キースイッチと前記キースイッチが接続されるキーリターン入力信号線間に抵抗が配置された箇所が各々1箇所以上あり、前記回り込みルートに複数配置された前記抵抗の合成抵抗値前記通常ルートに配置された前記抵抗の抵抗値の2倍の抵抗値となるように、前記抵抗の抵抗値が選択されていることを特徴とするキーマトリクス回路。
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