JP6160007B2 - コンフリクトを検出し、解決するためのシステム及び方法 - Google Patents

コンフリクトを検出し、解決するためのシステム及び方法 Download PDF

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Description

本明細書は、一般にデジタル通信に関連し、特にコンフリクトを検出し、解決するためのシステム及び方法に関する。
低電力機構で、デバイス内においてバックグラウンドで実行されデバイスに近隣認識させるWi-Fi技術を提供するNAN(neighbor awareness networking)認証プログラムが現在Wi-Fi Alliance(登録商標)NAN技術的タスクグループにより展開されている。NANは、モバイルデバイスに近くで活動している人やサービスを効率的に発見することが可能となる。NANは、近くの人やサービスに関する情報を提供することにより、高密度のWi-Fi環境を効果的に拡大し、Wi-Fiの高いデータレート接続を補完するであろう。NANの典型的なアプリケーションは、Wi-Fiベースのモバイルソーシャルネットワーキング、モバイルコマース、モバイル広告、ワイヤレスマルチプレーヤーゲーム、等を含むことが想定される。
本開示の例示的実施形態は、コンフリクトを検出し、解決するためのシステム及び方法を提供する。
本開示の例示的実施形態によれば、第1デバイスを運用するための方法が提供される。方法は、前記第1デバイスに関連する第1のローカルに割り当てられた識別子を含んでいる第1アドレスフィールドを備えたコンフリクト・クエリ・フレームを送信するステップを含み、前記コンフリクト・クエリ・フレームは、第2アドレスフィールドを備えるとともに、第1レガシーフレームの構造を有しており、前記コンフリクト・クエリ・フレームに対応するコンフリクト通知が、前記コンフリクト・クエリ・フレームが送信された後、特定の時間間隔に受信されたかどうかを判定する。方法は、前記コンフリクト通知が前記特定の時間間隔内に受信されたならば、前記第1のローカルに割り当てられた識別子の使用を中断するステップと、前記コンフリクト通知が前記特定の時間間隔内に受信されていないならば、前記第1のローカルに割り当てられた識別子の使用を継続するステップも含む。
本開示の他の例示的実施形態によれば、第2デバイスを運用するための方法が提供される。方法は、第1デバイスに関連する第1のローカルに割り当てられた識別子を含んでいる第1アドレスフィールドを備えたコンフリクト・クエリ・フレームを受信するステップであって、前記コンフリクト・クエリ・フレームが第2アドレスフィールドをさらに含むとともに第1レガシーフレームの構造を有している、ステップと、前記第1のローカルに割り当てられた識別子が前記第2デバイスと関連する第2のローカルに割り当てられた識別子と合致するかどうかの判定に応答して、コンフリクト・応答フレームの送信を特定の時間に開始するステップであって、前記コンフリクト・応答フレームは、第2レガシーフレームの構造を有する、ステップと、を含む。前記コンフリクト・応答フレームは、前記第2アドレスフィールドに含まれている第2の値と等しい第1の値を含んでいる第3アドレスフィールドと、前記コンフリクト・クエリ・フレームの第1デュレーションフィールドに含まれている第4の値マイナス前記コンフリクト・応答フレームのデュレーションとショート・インターフレーム期間(space)のデュレーションの合計、と等しい第3の値を含んでいる第2デュレーションフィールドと、を備えている。
本開示の他の例示的実施形態によれば、第1のIEEE802.11準拠デバイスを運用するための方法が提供される。方法は、前記第1のIEEE802.11準拠デバイスと関連する第1のローカルに割り当てられた識別子を含んでいる第1レシーバアドレス・フィールドを備えているリクエストツーセンド・フレームを送信するステップであって、前記リクエストツーセンド・フレームは、トランスミッタアドレス・フィールドも備えている、ステップと、前記リクエストツーセンド・フレームに対応するクリアツーセンド・フレームが、前記リクエストツーセンド・フレームが送信された後、特定の時間間隔内に受信されたかどうかを判定するステップであって、前記クリアツーセンド・フレームは、前記トランスミッタアドレス・フィールドに含まれている第2の値と等しい第1の値を含んでいる第2レシーバドレス・フィールドを備えている、ステップと、を含む。方法はまた、前記リクエストツーセンド・フレームに対応する前記クリアツーセンド・フレームが前記特定の時間間隔内に受信されたならば、前記第1のローカルに割り当てられた識別子の使用を切断するステップと、前記リクエストツーセンド・フレームに対応する前記クリアツーセンド・フレームが、前記特定の時間間隔内に受信されないならば、前記第1のローカルに割り当てられた識別子の使用を継続するステップと、を含む。
本開示の他の例示的実施形態によれば、第2のIEEE802.11準拠デバイスを運用するための方法が提供される。方法は、第1デュレーションフィールド、第1レシーバアドレス・フィールド、及びトランスミッタアドレス・フィールドを備えたリクエストツーセンド・フレームを受信するステップと、前記リクエストツーセンド・フレームは、第1のIEEE802.11準拠デバイスと関連する第1のローカルに割り当てられた識別子と、コンフリクトする可能性のテストのためのものであるかどうかを判定するステップであって、前記第1のローカルに割り当てられた識別子は、前記第1レシーバアドレス・フィールドに含まれている、ステップと、を含む。方法はまた、前記リクエストツーセンド・フレームがコンフリクトする可能性のテストのためのものであるとの判定に応答して、前記第1のローカルに割り当てられた識別子が、前記第2のIEEE802.11準拠デバイスと関連する第2のローカルに割り当てられた識別子と合致するかどうかを判定するステップと、前記第1のローカルに割り当てられた識別子が前記第2のローカルに割り当てられた識別子と合致するとの判定に応答して、クリアツーセンド・フレームの送信を特定の時間に開始するステップと、を含む。前記クリアツーセンド・フレームは、前記トランスミッタアドレス・フィールドに含まれている第2の値と等しい第1の値を含んでいる第2レシーバドレス・フィールドと、前記第1デュレーションフィールドに含まれている第4の値マイナス前記クリアツーセンド・フレームのデュレーションとショート・インターフレーム期間のデュレーションの合計、と等しい第3の値を含んでいる第2デュレーションフィールドと、を備えている。
本開示の他の例示的実施形態によれば、デバイスが提供される。デバイスは、トランスミッタと、レシーバと、前記トランスミッタと前記レシーバに動作可能に結合されているプロセッサと、を備えている。トランスミッタは、デバイスに関連するローカルに割り当てられた識別子を含んでいる第1アドレスフィールドを備えているコンフリクト・クエリ・フレームを送信し、前記コンフリクト・クエリ・フレームは、第2アドレスフィールドをさらに備えるとともに、第1レガシーフレームの構造を有している。レシーバはフレームを受信する。プロセッサは、前記コンフリクト・クエリ・フレームに対応するコンフリクト通知が、前記コンフリクト・クエリ・フレームが送信された後、特定の時間間隔内に受信されたかどうかを判定し、前記コンフリクト通知が前記特定の時間間隔内に受信されたならば、前記ローカルに割り当てられた識別子の使用を中断し、前記コンフリクト通知が前記特定の時間間隔内に受信されていないならば、前記ローカルに割り当てられた識別子の使用を継続する。
本開示の他の例示的実施形態によれば、デバイスが提供される。前記第2デバイスは、レシーバと、前記レシーバと動作可能に結合されているプロセッサと、前記プロセッサと動作可能に結合されているトランスミッタと、を備えている。レシーバは、第1デバイスに関連する第1のローカルに割り当てられた識別子を含んでいる第1アドレスフィールドを備えたコンフリクト・クエリ・フレームを受信し、前記コンフリクト・クエリ・フレームは、第2アドレスフィールドをさらに備えるとともに、第1レガシーフレームの構造を有している。プロセッサは、前記第1のローカルに割り当てられた識別子が前記第2デバイスと関連する第2のローカルに割り当てられた識別子と合致するかどうかを判定する。トランスミッタは、前記第1のローカルに割り当てられた識別子が前記第2のローカルに割り当てられた識別子と合致するとの判定に応答して、コンフリクト・応答フレームの送信を特定の時間に開始し、前記コンフリクト・応答フレームは、第2レガシーフレームの構造を有している。前記コンフリクト・応答フレームは、前記第2アドレスフィールドに含まれている第2の値と等しい第1の値を含んでいる第3アドレスフィールドと、前記コンフリクト・クエリ・フレームの第1デュレーションフィールドに含まれている第4の値マイナス前記コンフリクト・応答フレームのデュレーションとショート・インターフレーム期間のデュレーションの合計、と等しい第3の値を含んでいる第2デュレーションフィールドと、を備える。
実施形態の1つの利点は、アドレス及び/または識別子などにおけるコンフリクトが、直ちに検出され、解決され得ることである。
実施形態のさらなる利点は、本明細書で提示される技術は、従来技術と互換性を保っていることである。
本開示のより完全な理解のため、またそれらの利点のため、添付の図面と関連して以下の説明が参照される。
図1は、本明細書で説明される例示的実施形態による、通信システムの一例を示している。 図2は、本明細書で説明される例示的実施形態による、チャネルアクセスタイミングの例の図である。 図3は、本明細書で説明される例示的実施形態による、実際のデータ伝送の前に、ワイヤレスチャネルを予約するためにリクエストツーセンド(RTS)及びクリアツーセンド(CTS)フレームを利用しているデバイスによりなされる例示的な伝送及び状態の伝送図を示している。 図4aは、RTSフレームの一例を示している。 図4bは、CTSフレームの一例を示している。 図5は、MACフレームの一例を示している。 図6は、本明細書で説明される例示的実施形態による、NAN準拠デバイスがコンフリクトのための識別子をテストするときのNAN準拠デバイスにおいて生じる動作の例のフローチャートを例示している。 図7は、本明細書で説明される例示的実施形態による、NAN準拠デバイスがコンフリクト・クエリ・フレームに応答するときのNAN準拠デバイスにおいて生じる動作の例のフローチャートを例示している。 図8は、本明細書で説明される例示的実施形態による、NAN準拠デバイスがコンフリクト・クエリ・フレームに応答するときのNAN準拠デバイスにおいて生じる動作の例のフローチャートを例示している。 図9は、本明細書で説明される例示的実施形態による、第1通信デバイスの一例を示している。 図10は、本明細書で説明される例示的実施形態による、第2通信デバイスの一例を示している。
現在の例示的な実施形態の動作及びその構造を以下に詳細に説明する。本開示は、多種多様な特定の背景において具体化され得る多くの適用可能な発明概念を提供することが理解されるべきである。説明される特定の実施形態は、単に特定の開示の構造及び開示の操作の例示であり、本開示の範囲を限定するものではない。
本開示の一実施形態は、分散様式において又は無秩序に、異なる通信局に割り当てられている識別子のコンフリクトを検出し、解決することに関する。例えば、第1デバイスは、前記コンフリクト・クエリ・フレームの第1アドレスフィールドにおける前記第1デバイスに関連する、ローカルに割り当てられた識別子を含んでいるコンフリクト・クエリ・フレームを送信し、前記コンフリクト・クエリ・フレームに対応するコンフリクト通知が、前記コンフリクト・クエリ・フレームが送信された後、特定の時間間隔内に受信されたとの判定に応答して、前記ローカルに割り当てられた識別子の使用を中断し、前記コンフリクト・クエリ・フレームに対応するコンフリクト通知が前記特定の時間間隔内に受信されていないという判定に応答して、前記ローカルに割り当てられた識別子の使用を継続する。
本開示は、特定の背景における例示的実施形態に関連して、すなわち、近隣認識ネットワーキング(NAN:neighbor awareness networking)プロトコルをサポートするIEEE 802.11準拠通信について説明する。本開示は、第3世代パートナーシップ・プロジェクト(3GPP)、IEEE 802.11、WiFi Alliance(登録商標)、などの技術的規格に準拠する規格準拠通信、及び近隣認識ネットワーキング又は類似のプロトコルなどの規格外の準拠通信に適用され得る.
図1は、通信システム100の一例を図示している。通信システム100は、局から発信された通信を受信し、その後通信をそれらの目的の宛先に転送するか又は局宛ての通信を受信し、その後通信をそれらの目的の局に転送することにより、局(STA)110−116などの1つ又は複数の局をサーブ(serve)するアクセスポイント(AP)105を含む。AP105を通じた通信に加え、いくつかの局は、互いに直接通信し得る。説明に役立つ実例として、局116は、直接局118に送信可能である。APは、一般にNodeB、eNB(evolved NodeB)、基地局、コントローラ、通信コントローラ、などと称される。
通信システムは、多くの局と通信可能な複数のAPを利用し得ることが理解されているが、簡素化のためにただ1つのAPと多くの局が示されている。
Wi-Fiシステムにおいて、局への及び/又は局からの送信は、送信したい局が、送信する前にワイヤレスチャネルがアイドル状態であることを判定する必要がある、共有されたワイヤレスチャネル上で生じる。Wi-Fiシステムは、搬送波感知多重アクセス/衝突回避方式(CSMA/CA:carrier sense multiple access with collision avoidance)を利用する。CSMA/CAの利用は、局(STA)又は単にデバイスとしても知られている複数のWi-Fiデバイスからの送信のコリジョンの可能性を減少させることに役立つ。局は、局のトランスミッタステータス及び物理的及び仮想的キャリアセンス機能の双方を使用して、ワイヤレスチャネルの状態を判定し得る。CS機能のいずれかがワイヤレスチャネルがビジーであることを示している場合か、又は局が送信している場合には、ワイヤレスチャネルは、ビジーであると考えられ、そうでない場合は、ワイヤレスチャネルは、アイドル状態であると考えられる。物理的CS機能は、選択されたチャネル上の受信された無線周波数(RF)エネルギーを測定し、それをCCAしきい値と比較することを基本的に必要とするキャリアセンス/空きチャネル判定(CS/CCA)手続を使用して物理層により提供される。CS/CCA手続は、比較の結果に基づき測定されたチャネル上でビジー又はアイドルのどちらかの指標を返す。仮想的CS機能は、ネットワーク割り当てベクタ(NAV)を使用してメディアアクセスコントローラ(MAC)層により提供される。NAVは、ワイヤレスチャネル上での送信が局により開始されていない時の時間間隔の指標であり、各局により維持される。レシーバアドレス(RA)フィールドとしても知られている、局のMACアドレスではないフレームのMACヘッダにおけるアドレス1フィールドの値である有効フレームを受信する局は、フレームのMACヘッダにおけるデュレーションフィールド内で受信された値でそのNAVを更新すべきである。NAVは、定率でカウントダウンしていくカウンタと考え得る。カウンタが0の場合、仮想的CS機能は、ワイヤレスチャネルがアイドルであることを示し、0でない場合には、ワイヤレスチャネルがビジーであることを示す。
図2は、例示的なチャネルアクセスタイミングの図200を図示している。第1トレース205は、第1局(STA1)に対するチャネルアクセスを表し、第2トレース207は、第2局(STA2)に対するチャネルアクセスを表し、第3トレース209は、第3局(STA3)に対するチャネルアクセスを表している。フレームの終わりにおいて、送信を希望する各局は、CS機能の使用を通じてインターフレーム期間(IFS)と称される時間間隔に渡りワイヤレスチャネルがアイドルであることを判定する。別のIFSが、ワイヤレスチャネルへのアクセスのための優先レベルを提供するために定義される。ショート・インターフレーム期間(SIFS)は、異なる局からの送信間のIFSの最短のものである。SIFSは、RTSフレームと、対応するCTSフレームとの間、又はデータフレームと、対応するACKフレームとの間にバックオフ期間を用いずに通常使用される。管理フレームの特定のタイプを送信するためのワイヤレスチャネルへのアクセス優先度を上げるためにバックオフ期間を使用することなく、通常APにより、ポイント調整機能(PCF)インターフレーム期間(PIFS)が使用される。分散調整機能(DCF)インターフレーム期間(DIFS)がSIFSとPIFSの双方よりも長く存続する。データフレームの送信の開始をしたい局は、ワイヤレスチャネルがDIFSの期間アイドル状態であることを判定するためにCS機能を呼び出すべきである。チャネルがDIFSの期間アイドル状態である後、局は送信する前に、付加的な遅延時間のためにランダムバックオフ期間を生成する。このランダムバックオフ処理は、同じイベントを延期している複数の局間のコンテンションの間のコリジョンの機会を最小化する。
しかし、コリジョンは依然として生じ得、特に、システムに隠れたノードがある場合である。コリジョンが大きなデータフレーム間で生じる場合には、衝突したフレームが正しく受信されることができず再送が生じうるため、大きな空白時間(air time)の塊が無駄に消費され得る。図3は、実際のデータ伝送に先立ち、リクエストツーセンド(RTS)及びクリアツーセンド(CTS)フレームを利用して、ワイヤレスチャネルを予約するためのデバイスによりなされる送信と状態の例を図示する送信図300である。第1トレース305は、送信元デバイスにより行われた送信を示し、第2トレース310は、宛先デバイスにより行われた送信を示し、第3トレース315は他のデバイスの状態を図示している。コリジョンが生じたときに空白時間の過大な損失を避けるために、CSMA/CAに加えて、RTS及び/又はCTSフレームが大きなフレームの送信のためのワイヤレス媒体を予約するために使用され得る。RTSフレーム及びCTSフレームにおけるデュレーションフィールドが予想されるCTSフレーム(RTSフレームに対してのみ)、保留中のデータフレーム送信、データフレームの肯定応答のための予想される応答(ACK)フレーム、及びフレーム間に必要とされるSIFSをカバーするワイヤレス媒体予約期間終了まで保護する値に設定される。RTS又はCTSフレームを受信するサードパーティのデバイスは、デュレーション値を使用して、予約された期間中ワイヤレス媒体に対する競合(contending)を避けるために、そのネットワーク割り当てベクトル(NAV)を設定する。RTS/CTS予約機構を用いると、隠れたノードによりコリジョンが生じたとしても、RTS/CTSフレームは通常データフレームよりもはるかに小さいため、空白時間損失(air time lost)はかなり小さい。
図3に示されているように、DIFS期間の後、送信元デバイスは、RTSフレーム320を送信し得る。RTSフレーム320は、宛先デバイスにアドレス付けされ得るとともに、予想されるCTSフレーム、データフレーム、応答フレーム、及び関連するSIFS期間を含んでいるワイヤレス媒体予約期間の終わりまでカバーする値に設定されたデュレーションフィールドを含み得る。RTSフレーム320は、RTSフレーム320のトランスミッタアドレス(TA)フィールドにおける送信元デバイスのMACアドレスも含み得る。宛先デバイスは、RTSフレーム320を受信した後、SIFS期間を待機した後、CTSフレーム325とともに応答し得る。CTSフレーム325は、送信元デバイスが送信することが明確であることを承認(acknowledge)し得、別のSIFS期間の後それが行われる(データフレーム330)。CTSフレーム325は、CTSフレーム325のレシーバアドレス(RA)フィールドにおける、RTSフレーム320のTAフィールドから得られる送信元デバイスのMACアドレスを含むことにより送信元デバイスにアドレス付けされ得る。さらに、CTSフレーム325は、CTSフレーム325のデュレーションフィールドにおける値を、RTSフレーム320のデュレーションフィールドの値マイナスCTSフレーム325のデュレーションとSIFTのデュレーションの合計、に値を設定することにより、ワイヤレス媒体予約期間の終わりまでカバーする値に設定されたデュレーションフィールドを含み得る。RTSフレーム320に対応するCTSフレーム325を受信した後(受信されたCTSフレームにおけるRAが送信されたRTSフレームのTAと合致又は等しいことを意味する)、送信元デバイスは、さらに別のSIFS期間の後に、データフレーム330を宛先デバイスに送信し得る。データフレーム330を受信した後、宛先デバイスは、アクノリッジメントフレーム335をさらに別のSIFS期間の後に送信し得る。
RTSフレーム320を受信する他のデバイスは、それらのNAVをRTSフレーム320のデュレーションフィールドに従って設定し得る(NAV340として示されている)。同様に、CTSフレーム325を受信する他のデバイスは、それらのNAVをCTSフレーム325のデュレーションフィールドに従って、設定し得る(NAV345として示されている)。RTSフレーム320及びCTSフレーム325は異なる時間において受信されてもよいが、デュレーションフィールドの異なる値のために、NAVにおけるワイヤレス媒体予約期間の終了がほぼ同じ時間に生じることに留意。デバイスは、DIFS期間の後、ワイヤレス媒体へのアクセスのために競合し得る。
図4aは、RTSフレーム400の一例を図示している。RTSフレーム400は、フレームコントロールフィールド405、デュレーションフィールド410、レシーバアドレス(RA)フィールド415、トランスミッタアドレス(TA)フィールド420、及びフレームチェックシーケンス(FCS)フィールド425を含み得る。フレームコントロールフィールド405は、フレームがRTSフレームであることを示しているタイプフィールドとサブタイプフィールドを含んでいる制御情報を含み得る。デュレーションフィールド410は、RTSフレームの終わりから開始されるワイヤレス媒体予約期間のデュレーションを指定し得る。アドレス1フィールドとしても参照されるRAフィールド415は、目的とされるRTSフレーム400の受信デバイスのMACアドレスを指定する。アドレス2フィールドとしても参照されるTAフィールド415は、RTSフレーム400の送信元デバイスのMACアドレスを指定し得る。FCSフィールド425は、RTSフレーム400のための巡回冗長検査値を含み得る。
図4bは、CTSフレーム450の一例を図示している。CTSフレーム450は、フレームコントロールフィールド455、デュレーションフィールド460、RAフィールド465、及びFCSフィールド470を含み得る。フレームコントロールフィールド455は、フレームがCTSフレームであることを示しているタイプフィールド及びサブタイプフィールドを含んでいる制御情報を含み得る。デュレーションフィールド460は、CTSフレームの終わりから開始されるワイヤレス媒体予約期間のデュレーションを指定し得る。RAフィールド465は、目的とされるCTSフレーム450の受信デバイスのMACアドレスを指定し得る。FCSフィールド470は、CTSフレーム450のための巡回冗長検査値を含み得る。
NAN準拠通信システムにおいて、NAN対応のWi-Fiデバイス(又はNANデバイス)は、そのMACアドレスにより識別され得る。Wi-Fiシステムにおいて、MACアドレスは、デバイスの6オクテット長MAC層識別子である。図5は、MACフレーム500の一例を図示している。図5に示されているように、個別/グループ(I/G:Individual/Group)アドレスビットとして参照され得る6オクテット長MACアドレス500の最下位ビット(LSB)505は、MACアドレス500が個別MACアドレスであるか又はグループMACアドレスであるかどうかを示す。ユニバーサル/ローカル(U/L:Universal/Local)アドレスビットとして参照され得る6オクテット長MACアドレス500のオクテット0のLSBの次のビット510は、MACアドレス500がグローバル一意MACアドレス(ハードウェアMACアドレスとしても参照され得る)であるか、又はローカル割り当てされたMACアドレスであるかどうかを示す。
MACアドレスは、アドレス1フィールドとしても参照される、フレームのMACヘッダのRAフィールドにおいて搬送され得、目的とされるフレームの受信者を識別する。MACアドレスは、アドレス2フィールドとしても参照される、フレームのMACヘッダのTAフィールドにおいて搬送され得、フレームの送信デバイスを識別する。
さらに、NAN準拠通信システムにおいて、NANグループは、6オクテット長(MACアドレスと同じ)であるNANクラスタIDにより識別される。NANクラスタIDは、50-6F-9A-<TBD>-00-00から50-6F-9A-<TBD>-FF-FFまでの値(16進表記で)のみとり得ることが提案されており、これにより、65536の可能なNANクラスタIDのみが許容される。NANクラスタIDのオクテット3の値は、標準化機関により決定されることになっている(TBD:To Be Decided)。NANグループのNANクラスタIDは、NANグループの開始時に、NANグループを開始するデバイスにより、許容範囲内から通常ランダムに選択される。
一般に、サービス指向型コンピューティングシステム又は通信システムにおいて、広告される又は求められるサービスは、サービス名により識別され得る。Wi-Fi Alliance(登録商標)(WFA)のWi-Fi Direct(登録商標)サービス(WFDS)規格プロジェクトにおいて、サービス名の6オクテット長の省略されたハッシュ(truncated hash)出力であるサービスID(又はサービスハッシュ)が、一番最初のメッセージフレーム(プローブ要求フレーム)におけるサービスを識別するために使用される。その後サービス名は、引き続くメッセージフレームにおいて使用される。
NANプロトコルは、プライバシー保護を優先順位リストの上位に置いている。デバイスのグローバル一意MACアドレスが、デバイスが送信したフレームにおいて、例えばフレームのTAフィールドにおいて明らかにされたならば、デバイスを識別するために及び/又はデバイスの移動を追跡するため、それによりデバイスのユーザの移動を追跡するために、他により使用され得る。プライバシー保護の方法の1つは、連携前サービス発見段階中にNAN準拠デバイスにより送信されたフレームにおいて使用されるMACアドレスは、NAN準拠デバイスが例えば、ランダムに生成し自身に割り当てるローカル及び/又は一時的MACアドレスであってよいということである。NAN準拠デバイスのグローバル一意(及び永久的な)MACアドレスは、接続が必要である場合のみ又はセキュリティ保護機構(共有暗号鍵のような)が確立された後にのみ使用され得る。そのような状況においては、NAN準拠デバイスが自身に割り当てるローカルMACアドレスが他のNAN準拠デバイス又はレガシーデバイスによりすでに使用されているMACアドレスとコンフリクトし得る(すなわち、偶然同じである)機会はほとんどない(しかし零ではない)。さらに、NANクラスタ識別子(NANクラスタID)もNANグループのオーガナイザーによる分散様式における限定された範囲内からランダムに選択される。したがって、高密度環境において、異なるNANグループのNANクラスタ識別子もコンフリクトし得る。識別子のそのようなコンフリクトは、プロトコルエラーを引き起こし得、システムのロバスト性を危険にさらし得る。
より一般的なケースでは、802.11/Wi-Fi技術の将来の発展において、MAC層レベルでのデバイスの識別のための、ローカルに生成された識別子を使用することにより、プライバシー保護を提供することが望ましくなり得、このローカルに生成された識別子は、デバイス又はエンドユーザの本当の識別情報を明らかにできるデバイスのグローバル一意MACアドレス又は任意の上位層識別子から常に切り離されている。これらの状況において、特に高密度環境では、異なるデバイス間でのローカルに生成された識別子のコンフリクトは、発生し得、プロトコルエラーを引き起こし得る。したがって、そのようなコンフリクトを検出し、解決する機構が必要とされる。
例示的実施形態によれば、MAC層フレームが、識別子のコンフリクトの可能性を検出するために使用され得る。図に例示したように、コンフリクト・クエリ・フレーム及びコンフリクト・応答フレームは、識別子のコンフリクトの可能性を検出するために使用され得る。識別子のコンフリクトの可能性を検出するための別の例示として、IEEE 802.11又はWFA準拠通信システムにおいて、前記コンフリクト・クエリ・フレームが、RTSフレームと同じ構造を有しているだけでなく、RTSフレームにおけるタイプ及びサブタイプフィールドにおいて同じ値を有するように、RTSフレームが、前記コンフリクト・クエリ・フレームとして再利用され得、そして、前記コンフリクト・応答フレームが、CTSフレームと同じ構造を有しているだけでなく、CTSフレームにおけるタイプ及びサブタイプフィールドにおいて同じ値を有するように、CTSフレームが、前記コンフリクト・応答フレームとして再利用され得る。識別子のコンフリクトの可能性を検出するためのさらに別の例示として、IEEE 802.11又はWFA準拠通信システムにおいて、前記コンフリクト・クエリ・フレームが、RTSフレームと同じ構造を有しているだけでなく、RTSフレームにおけるタイプ及びサブタイプフィールドにおいて同じ値を有するように、RTSフレームは、前記コンフリクト・クエリ・フレームとして再利用され得るが、前記コンフリクト・応答フレームは、CTSフレームと同じ構造を有しているけれども、前記コンフリクト・応答フレームがCTSフレームとは異なることを示すCTSフレームにおけるタイプ及びサブタイプフィールドにおいて異なる値を有している。RTS及びCTSフレームは、レガシーデバイスとの後方互換性を保持する方法で使用され得る。RTS及びCTSフレームを再利用することの意義は、レガシーデバイスが、振る舞いのレガシールールに基づいて、RTSのようなコンフリクト・クエリ・フレーム及びCTSのようなコンフリクト応答フレームに適切に反応できることであり、より重要なことは、レガシーデバイスのMACアドレスとのコンフリクトが存在しているならば、前記コンフリクト・クエリ・フレームとしてRTSフレームを再利用することは、振る舞いのレガシールールに基づいて、前記レガシーデバイスが前記コンフリクト・クエリ・フレームに応答を送信可能であり、応答は、コンフリクト・応答フレームであるかのように、前記コンフリクト・クエリ・フレームの開始デバイスにより、コンフリクトの通知であると解釈される。
例示的実施形態によれば、NAN準拠デバイスは、候補識別子の使用を適用する前、又はNAN準拠デバイスが、使用されている識別子とコンフリクトがあることを疑う場合に、MACアドレス、NANクラスタ識別子、サービス識別子、グループ識別子、などの候補識別子の存在をテストするために、コンフリクト・クエリ・フレーム、RTSフレーム、などのコンフリクトクエリのために使用されるMAC層フレームを送信し得る。そのようなフレームは、一般に、コンフリクト・クエリ・フレームとして参照され得る。識別子とのコンフリクトを疑う原因は、MAC層フレームの復号の成功率が高いにもかかわらず異常に高いプロトコルエラー率、上位層データエラー又は復号化の失敗することであり得る。一般に、分散された又は調整されていない様式において割り当てられた識別子のコンフリクトは、本明細書で開示されている例示の実施形態を使用して確認され得る。例示的な例として、前記コンフリクト・クエリ・フレームは、RTSフレームのフレーム構造(図4aに示されている)を再利用し得る。前記コンフリクト・クエリ・フレームにおいて、フレームコントロールフィールドは、データ伝送のためのワイヤレス媒体を予約するために送信された従来のRTSフレームの1つとさらに同一に設定され得、フレームコントロールフィールドにおけるフレームタイプ及びサブタイプフィールドは、前記コンフリクト・クエリ・フレームがRTSフレームであることを示すことを意味する。前記コンフリクト・クエリ・フレームをRTSフレームとして識別することは、互換性の理由であるとともにレガシーデバイスがコンフリクト通知の送信において可能な限り関与できるようにするためである。
前記コンフリクト・クエリ・フレームのデュレーションフィールドは、応答しない局のNAVを、コンフリクト応答又はCTSフレームのフレーム構造(図4に示されている)を有するコンフリクト応答フレームのために使用される予想されるMAC層フレームの終わりをカバーする値に設定するために使用され得、したがって、保留しているデータフレーム又は応答(ACK)フレームはない。前記コンフリクト・応答フレームとSIFSギャップの長さが固定値であるため、そのようなデュレーション値は固定値である。また保留中のデータフレーム及びACKフレームが正常に従う場合、そのようなデュレーション値は、典型的な従来のRTSフレームにおけるデュレーション値より通常短い。コンフリクト応答又はコンフリクト応答フレームのために使用されるMAC層フレームは、コンフリクト・応答フレームとして参照される。前記コンフリクト・クエリ・フレームを従来のRTSフレームから区別するために、コンフリクト・クエリ・フレームのデュレーションフィールドにおける典型的でない値が、NAN準拠デバイスにより使用され得る。区別されたフレーム(前記コンフリクト・クエリ・フレーム、又は従来のRTSフレームのいずれか)を用いて、NAN準拠デバイスは、区別に応じてフレームの残りのフィールドを解釈することができる。
レシーバアドレス(RA)フィールドとしても知られる前記コンフリクト・クエリ・フレームのアドレス1フィールドは、従来のRTSフレームのように、目的とされる受信デバイスのグローバル一意MACアドレスの代わりに前記コンフリクト・クエリ・フレームを送信するNAN準拠デバイスの候補ローカルMACアドレス、候補NANクラスタID、候補サービス識別子、候補グループ識別子、などの候補識別子に設定され得る。トランスミッタアドレス(TA)フィールドとしても知られている前記コンフリクト・クエリ・フレームのアドレス2フィールドは、前記コンフリクト・クエリ・フレームを同様に送信するNAN準拠デバイスの候補識別子に設定され得る。実例として、候補ローカルMACアドレスがコンフリクトのためのテストをされている状況を考える。NAN準拠デバイスが、MACアドレス(永久的でないローカルMACアドレス)をまだ有していないため、候補ローカルMACアドレスをアドレス2フィールドのトランスミッタアドレスとして使用することは自然である。アドレス1フィールドとアドレス2フィールドを同じ値に設定することは、従来のRTSフレームから前記コンフリクト・クエリ・フレームを区別するための、又は生じうるエラーフレームを除去するための別の技術を容易にするために使用され得ることに留意。
例示的実施形態によれば、NAN準拠デバイスがNAN準拠デバイスのローカル識別子と合致する候補識別子をテストする前記コンフリクト・クエリ・フレームを受信する場合、NAN準拠デバイスは、コンフリクト・応答フレームなどを返信することができ、候補識別子とのコンフリクトの通知をするか又はコンフリクトの存在を示す。実例として、前記コンフリクト・応答フレームは、CTSフレームのフレーム構造(図4bに示されている)を再利用し得る。前記コンフリクト・応答フレームにおいて、フレームコントロールフィールドは、従来のCTSフレームにおけるそれと同一になるようにさらに設定され得、フレームコントロールフィールドにおけるフレームタイプ及びサブタイプフィールドは、前記コンフリクト・応答フレームがCTSフレームであることを示していることを意味している。前記コンフリクト・応答フレームをCTSフレームとして識別することは、互換性の理由のためである。
RTS及びCTSフレームのように、前記コンフリクト・応答フレームのデュレーションフィールドは、双方のデュレーションフィールドにおける値がワイヤレス媒体予約期間の同じ終了をカバーするように、コンフリクト・クエリ・フレームに対応するデュレーションフィールドから前記コンフリクト・応答フレームのデュレーションとSIFTのデュレーションの合計を減算して得られる値に設定され得る。結果として、対応するコンフリクト・クエリ・フレームにおけるデュレーションフィールドが前記コンフリクト・応答フレームのデュレーションと、SIFTのデュレーションの合計と等しい値に設定されるならば、前記コンフリクト・応答フレームにおけるデュレーションフィールドはゼロに設定され、ワイヤレス媒体が前記コンフリクト・応答フレームの終わりで解放(free)される(データフレームがなく、ACKフレームも続かないため)ことを意味する。前記コンフリクト・応答フレームのデュレーションフィールドにおける典型的ではないそのような値は、通常データフレーム及びACKフレームが続く従来のCTSフレームから前記コンフリクト・応答フレームを区別するために使用され得る。前記コンフリクト・応答フレームのアドレス1フィールドは、対応するコンフリクト・クエリ・フレームにおけるアドレス2フィールドと同じ値に設定され得る。これも、第2フレームに応答して送信された第1フレームにおけるアドレス1フィールドが、第2フレームのアドレス2フィールドと同じであるという技術的規格の要求と一致する。
コンフリクト・クエリ・フレームのフレームコントロールフィールドにおけるタイプ及びサブタイプフィールドがそのように示しているため、RTSフレームに基づくコンフリクト・クエリ・フレームを受信するレガシーデバイスは、それがRTSフレームであることを判定し得る。前記レガシーデバイスのMACアドレスは、RTSフレームベースのコンフリクト・クエリ・フレーム(テストされる候補識別子を搬送する)のアドレス1フィールドにおける値と合致し、前記レガシーデバイスは、CTSフレームを、受信されたコンフリクト・クエリ・フレームのデュレーションフィールドの値からCTSフレームのデュレーションと、ショート・インターフレーム期間のデュレーションの合計、を減算した値に設定されたデュレーションフィールドとともに返信し得る。これは、RTSフレームを受信したことに応答してCTSフレームを送信するときの振る舞いのレガシールールに基づいている。このレガシーの振る舞いは、CTSフレームのデュレーションフィールドが、CTSフレームを生じさせるフレームのデュレーションフィールドのそれと同じように、ワイヤレス媒体保護範囲の矛盾しない終わり(consistent end)を有することを保証する。受信されたコンフリクト・クエリ・フレームにおけるデュレーションフィールドが、同じ構造を有するためにCTSフレームと同じデュレーションを有しているコンフリクト・応答フレームのデュレーションとショート・インターフレーム期間の合計と等しい値を有しているため、減算により、送信されたCTSフレームにおけるデュレーションフィールドはゼロとなる(すなわち、ワイヤレス媒体は、CTSフレームの終わりでフリーになる)。前記レガシーデバイスにより送信されたCTSフレームも前記レガシーデバイスにより受信された表面上(seemingly)RTSフレーム(しかし実際はコンフリクト・クエリ・フレーム)のアドレス2フィールドの内容の値に設定されたRAフィールドを含む。これもまたRTSフレームを受信することに応答してCTSフレームを送信する場合の振る舞いのレガシールールに基づいている。前記レガシーデバイスのMACアドレスが、前記コンフリクト・クエリ・フレームのアドレス1フィールドにおける値と合致しないならば、前記レガシーデバイスは、前記コンフリクト・応答フレームの終わりまでの前記コンフリクト・クエリ・フレームのデュレーションフィールドの値に従ってそのNAVを設定し得る。したがって、前記レガシーデバイスは、前記コンフリクト・応答フレーム後、通信媒体の競合に戻ることができ、何らの時間を失うことが無い。
一般に、前記コンフリクト・クエリ・フレームの発信元である第1NAN準拠デバイスが、第2NAN準拠デバイスからコンフリクト・応答フレームか、又はレガシーデバイスからCTSフレームのどちらかを受信した場合、第1NAN準拠デバイスは、前記コンフリクト・クエリ・フレームに含まれている候補識別子とコンフリクトがあると見なされ得る。一方では、あらかじめ定められた応答時間内にコンフリクト応答フレーム又はCTSフレームを受信しないことは、コンフリクトがないことの指示であり得る。コンフリクトの検出の結果として、第1NAN準拠デバイスは、識別子のコンフリクトを解消する試みにおいて別の候補識別子を試す決定をし得る。そのようにするために、第1NAN準拠デバイスは、新たな候補識別子を選択し得、新たなコンフリクト・クエリ・フレームをアドレス1及びアドレス2フィールドに格納されている新たな候補識別子とともに送信し得る。 第1NAN準拠デバイスが新たなコンフリクト・クエリ・フレームに対応するコンフリクト応答フレーム又はCTSフレームを受信しないならば、第1NAN準拠デバイスは、新たな候補識別子に関連するコンフリクトがないと見なすことができ、新たな候補識別子を使用して開始し得る。前記コンフリクト・クエリ・フレームへの前記コンフリクト・応答フレームの応答タイミングは、固定かつ短い従来のRTSフレームへの従来のCTSフレームのそれとほぼ同じであり、それらにより、第1NAN準拠デバイスが候補識別子(複数可)とコンフリクトがあるかどうかを素早く判定することを助けることに留意。
コンフリクトクエリのためにMAC層フレームが使用され、複数の識別子のコンフリクトを検出するためにコンフリクト応答が使用される状況において、識別子タイプフィールドが、どの識別子のタイプがチェックされるのかを示すために使用され得る。しかし、RTS及びCTSフレームなどのレガシーフレームのフレームフォーマットがコンフリクトクエリ及びコンフリクト応答のために使用されるならば、レガシーRTS及びCTSフレームとの後方互換性の必要性のために、識別子タイプフィールドを追加するための空間が不足し得る。
例示的実施形態によれば、NAN準拠デバイスが第1識別子を使用するならば、そのNANインターフェースアドレスとしてローカルに割り当てられたMACアドレスなどの、6オクテット長MACアドレスのオクテット0のLSBの次(すなわち、図5のU/Lアドレスビット510)は、「1」でなければならない。グローバルに割り当てられたMACアドレスは、常に一意であり、コンフリクトのチェックがなされる必要はないため、コンフリクト・クエリ・フレームが候補MACアドレスをテストするために送信される場合、それは、ローカルMACアドレスでなければならない。したがって、候補MACアドレスが搬送されテストされるならば、アドレス1フィールドにおける6オクテット値のオクテット0のLSBの次(すなわちU/Lアドレスビット510)は「1」である。
NANクラスタIDのための基本サービスセット識別子(BSSID)の以下の範囲に割り当てることが提案されている(16進数形式で): 50-6F-9A-<TBD>-00-00から50-6F-9A-<TBD>-FF-FF。たとえオクテット3が決定されていなかったとしても、オクテット0は常に16進数表記で「50」、LSBから始まる二進数形式で「00001010」であることが知られている。これは、別のNANクラスタIDのオクテット0のLSBの次は「0」でなければならないことを意味しており、ローカルに生成されたMACアドレスとは反対の値である。これは、WFA特有のOUI(Organizationally Unique Identifier)値(NANクラスタIDの最初の3オクテット(すなわち「50-6F-9A」))はグローバルに一意であることを意味するというルールと矛盾しない。したがって、NANクラスタIDが搬送されテストされるならば、アドレス1フィールドにおける6オクテット値のオクテット0のLSBの次は、「0」である。
したがって、アドレス1フィールドにおける6オクテット値のオクテット0のLSBの次(すなわち、図5のU/Lアドレスビット510)は、ローカルMACアドレス又はNANクラスタIDがテストされるかどうかの指示として使用され得る。NANグループを管理しているNAN Anchor Master又はNAN MasterなどのNAN準拠デバイスは、コンフリクト・クエリ・フレームのアドレス1フィールドにおける値を比較するために、そのNANグループのローカルMACアドレス及びNANクラスタIDの双方を使用し得る。NANグループを管理しないNAN準拠デバイスは、同じコンフリクト・クエリ・フレームに応答するNAN準拠デバイスが多くなりすぎてしまうことを避けるため、NANクラスタIDをテストするコンフリクト・クエリ・フレームに応答しなくてもよい。したがって、その自身のローカルMACアドレスは、NANクラスタIDと合致しないため、受信したフレームがローカルMACアドレス又はNANクラスタIDをテストしているかどうか判定することなく、NANグループを管理しないNAN準拠デバイスは、コンフリクト・クエリ・フレームのアドレス1フィールドにおける値と比較するために、それらのローカルMACアドレスを使用し得る。
別の例示的実施形態によれば、RAフィールドにおける6オクテット値のオクテット0のLSB(すなわち、図5のI/Gアドレスビット505)は、候補識別子が個別デバイスに正常に割り当てられたローカルMACアドレスであるか、又はデバイスのグループに割り当てられるグループ識別子であるかを指示するために、グループ識別子では、「1」に設定されたI/Gアドレスビットを有するべきであると同時に個別デバイスに割り当てられているローカルMACアドレスでは、「0」に設定されたI/Gアドレスビットを有するべき、のように使用され得る。
図6は、NAN準拠デバイスがコンフリクトのために識別子をテストするときに、NAN準拠デバイスにおいて発生する動作600の例のフローチャートを示している。動作600は、NAN準拠デバイスがコンフリクトのために識別子をテストするときに、eNB105又は局110−118などのNAN準拠デバイスにおいて生じている動作を示し得る。
動作600は、NAN準拠デバイスが、ローカルMACアドレス、NANクラスタID、などの新たな識別子を必要とするかどうか判定するチェックを実行することから開始する(ブロック605)。実例として、ユーザのプライバシーに非常に敏感なNAN準拠デバイスは、追跡されるのを避けるために、新たなローカルMACアドレスが時々必要とされ得る。他の実例として、NANグループを開始するNAN準拠デバイスは、NANクラスタIDが必要とされ得る。NAN準拠デバイスが新たな識別子が必要であると判定する場合、NAN準拠デバイスは、コンフリクトクエリのために使用されるMACフレーム、コンフリクト・クエリ・フレーム、再利用されるRTSフレーム、などのコンフリクト・クエリ・フレームを送信し得る(ブロック610)。前記コンフリクト・クエリ・フレームは、アドレス1及びアドレス2フィールドの双方に挿入された識別子と、長さの合計、時間において、コンフリクト・応答フレームの合計、及びショート・インターフレーム期間(SIFS)の合計と等しい値に設定されたデュレーションフィールドを含み得る。
NAN準拠デバイスが、新たな識別子は必要ないと判定した場合、NAN準拠デバイスは、ローカルMACアドレスのコンフリクト、NANクラスタIDのコンフリクト、などの識別子のコンフリクトの疑いがあるかどうか判定するチェックを実行し得る(ブロック615)。実例として、NAN準拠デバイスは、それに向けられたデータフレームを受信し得るが(すなわち、NAN準拠デバイスのMACアドレスが受信されたデータフレームのRAフィールドと合致する)、受信されたデータフレームの一部又はすべてのデータフレームを復号又は他の方法で解析することができない。そのような状況は、NAN準拠デバイスに、同じMACアドレスを持つ別のデバイスがあることの疑いを導き得る。NAN準拠デバイスが、識別子のコンフリクトがあると疑う場合、NAN準拠デバイスは、それを確かめるためにコンフリクト・クエリ・フレームを送信し得る(ブロック610)。
NAN準拠デバイスは、NAN準拠デバイスがテストしている、コンフリクト応答のために使用されるMACフレーム、コンフリクト・応答フレーム、再利用されるCTSフレーム、など候補識別子と合致するレシーバアドレス(すなわち、アドレス1フィールド)を備えたコンフリクト・応答フレームを受信したかどうかを判定するチェックを適時実行し得る(ブロック620)。実例として、NAN準拠デバイスは、SIFS期間後、少ない時間内にコンフリクト・応答フレームを受信することを予期し得る。NAN準拠デバイスが、前記コンフリクト・クエリ・フレームに合致するコンフリクト・応答フレームを適時に受信するならば、NAN準拠デバイスは、新たなMACアドレス、新たなNANクラスタID、などの新たな識別子を選択し得る(ブロック625)。NAN準拠デバイスは、新たな識別子をテストするためにブロック610に戻り得る。NAN準拠デバイスが、前記コンフリクト・クエリ・フレームに合致するコンフリクト・応答フレームを適時に受信しないならば、NAN準拠デバイスは、コンフリクトは無いとみなすことができ、識別子を使用する(ブロック630)。動作600は、終了し得る。同様に、NAN準拠デバイスがブロック615において識別子のコンフリクトを疑わないならば、NAN準拠デバイスは、識別子を使用し得る(ブロック630)。
例示的実施形態によれば、いくつかの識別子のコンフリクトの可能性のための定期的なチェックの代わりに、NAN準拠デバイスは、コンフリクトがあると疑うまで識別子を使用してもよい。識別子のコンフリクトの可能性が比較的低く(MACアドレスなどのいくつかの識別子に対し)、コンフリクト・クエリ・フレームを送信することによりコンフリクトの可能性を継続的にチェックするために通信媒体リソースを使用することは、結局多くのリソースを無駄に浪費して終わることになり得るため、NAN準拠デバイスは、識別子を使用し、コンフリクトがあることを疑う場合のみコンフリクトのチェックを実行するならば、多くの通信リソースを節約できる。NAN準拠デバイスが、コンフリクトがあることを疑う場合、NAN準拠デバイスは、コンフリクトの識別子をチェックするために、図6において開示されている例示的実施形態などのコンフリクトチェック技術を使用し得る。
例示的実施形態によれば、比較的高いコンフリクトの可能性を有する識別子(NANクラスタIDなどの)に対し、特に高密度環境において、高いコンフリクトの可能性を有する識別子を使用しているNAN準拠デバイスは、識別子を使用する前に、コンフリクトの識別子をチェックするために、図6において開示されている例示的実施形態などのコンフリクトチェック技術を使用し得る。実例として、識別子がNANクラスタIDとして使用されている場合、NAN準拠デバイスは、例えば、NANグループを開始するためにそれを使用する前に、NANクラスタIDをテストするために、図6において開示されている例示的実施形態を使用し得る。依然として可能であることに留意。たとえNANクラスタIDを使用する前にテストされたとしても、NANクラスタIDのコンフリクトは依然として生じ得ることに留意。同じNANクラスタIDをもつ2つの個別に開始されたNANグループが遠くに配置され、コンフリクトなく正常に開始されたという場合の状況。2つのNANグループが後に、互いに近くに移動した場合、コンフリクトが生じる可能性がある。NANグループ(複数可)を管理しているNAN準拠デバイス(複数可)がコンフリクトを疑う場合、NAN準拠デバイス(複数可)は、コンフリクトを解決するために、図6において開示されている例示的実施形態を使用し得る。
図7は、NAN準拠デバイスがコンフリクト・クエリ・フレームに応答するときに、NAN準拠デバイスにおいて発生する動作700の例のフローチャートを示している。動作700は、NAN準拠デバイスがコンフリクト・クエリ・フレームに応答するときに、eNB105又は局110−118などのNAN準拠デバイスにおいて発生している動作の表示であり得る。
動作700は、NAN準拠デバイスが、コンフリクト・クエリ・フレームが受信されたかどうかの判定のためのチェックを実行することから開始され得る(ブロック705)。前記コンフリクト・クエリ・フレームは、MACアドレス、NANクラスタID、などの識別子をコンフリクトのテストをする別のNAN準拠デバイスから受信され得る。NAN準拠デバイスが、コンフリクト・クエリ・フレームを受信しなかったならば、動作700は終了してよい。NAN準拠デバイスが、コンフリクト・クエリ・フレームを受信したならば、NAN準拠デバイスは、それがローカル識別子を使用しているかどうかを判定するためにチェックも実行してよい(ブロック710)。一般に、NAN準拠デバイスがローカル識別子を使用していないならば、コンフリクトは発生し得ない。実例として、識別子がMACアドレスである場合、その後ローカルMACアドレスが使用されないならば、グローバルMACアドレスは定義により一意であるため、コンフリクトは存在しえない。NAN準拠デバイスがローカル識別子を使用しないならば、動作700は終了してよい。
NAN準拠デバイスがローカル識別子を使用しているならば、NAN準拠デバイスは、ローカル識別子が前記コンフリクト・クエリ・フレームのアドレス1フィールドにおける値と合致するかどうかを判定するためのチェックを実行し得る(ブロック715)。ローカル識別子がアドレス1フィールドにおける値と合致しないならば、コンフリクトはなく、動作700は終了してよい。NAN準拠デバイスは、合致があるかどうかを判定するために、アドレス1フィールドにおける値を1つ以上のローカル識別子に対して比較し得ることに留意。一致するものがあれば、NAN準拠デバイスは、に前記コンフリクト・応答フレームのRAフィールドの値として格納されたローカル識別子を備え、ゼロに設定されたデュレーションフィールドを備えたコンフリクト・応答フレームを送信し得る(ブロック720)。動作700は終了してよい。
図8は、NAN準拠デバイスがコンフリクト・クエリ・フレームに応答するときに、NAN準拠デバイスにおいて発生する動作800の例のフローチャートを示しており、NAN準拠デバイスは、1つ以上のローカル識別子を利用している。動作800は、NAN準拠デバイスがコンフリクト・クエリ・フレームに応答するときに、eNB105又は局110−118などのNAN準拠デバイスにおいて発生している動作の指示であり得、NAN準拠デバイスは、1つ以上のローカル識別子を利用している。
動作800は、NAN準拠デバイスが、コンフリクト・クエリ・フレームが受信されたかどうかを判定するためのチェックを実行することから開始し得る(ブロック805)。前記コンフリクト・クエリ・フレームは、MACアドレス、NANクラスタID、などのコンフリクトの識別子をテストしている別のNAN準拠デバイスから受信され得る。NAN準拠デバイスがコンフリクト・クエリ・フレームを受信しなかったならば、動作800は終了してよい。NAN準拠デバイスもまたローカルMACアドレスが使用されているかどうかを判定するためのチェックを実行し得る(ブロック810)。NAN準拠デバイスがローカルMACアドレスを使用しているならば、NAN準拠デバイスは、そのローカルMACアドレスが前記コンフリクト・クエリ・フレームのアドレス1フィールドにおいて格納されている値と合致するかどうかを判定するチェックを実行し得る(ブロック815)。一致するものがあれば、NAN準拠デバイスは、前記コンフリクト・応答フレームのRAフィールドにおける値として格納されたローカルMACアドレスを備えるとともに、ゼロに設定されたデュレーションフィールドを備えるコンフリクト・応答フレームを送信し得る(ブロック820)。動作800は、終了してよい。
ローカルMACアドレスと、アドレス1フィールドにおいて格納されている値との間に合致がないか、又はNAN準拠デバイスがローカルMACアドレスを使用していないならば、NAN準拠デバイスは、それがNANグループを管理しているかどうかを判定するためのチェックを実行し得る(ブロック825)。NAN準拠デバイスがNANグループを管理していないならば、動作800は、終了してよい。NAN準拠デバイスがNANグループを管理しているならば、NAN準拠デバイスは、NAN準拠デバイスにより管理されるNANグループのNANクラスタIDが、前記コンフリクト・クエリ・フレームのアドレス1フィールドにおける値と合致するかどうかを判定するチェックを実行し得る(ブロック830)。合致が無いならば、動作800は、終了してよい。合致があるならば、NAN準拠デバイスは、前記コンフリクト・応答フレームのRAフィールドの値として格納されているNANクラスタIDとゼロに設定されたデュレーションフィールドとを備えたコンフリクト・応答フレームを送信し得る(ブロック820)。動作800は、終了することができる。
動作800の説明は、ローカルMACアドレス及びNANクラスタIDに焦点を置いているが、動作800は、コンフリクトの他の識別子をチェックするために使用されてもよいことに留意。したがって、ローカルMACアドレスとNANクラスタIDの説明は、例示的実施形態の範囲又は精神のいずれかを限定するものとして解釈されるべきではない。
本明細書で提供される例示的実施形態は、アドレス又は識別子のコンフリクトを検出し解決するのみでなく、そのような実施形態を利用する通信システムがレガシー通信システム及びデバイスと共存できるように、後方互換性のある方法で既存のプロトコル及びフレーム構造を再利用することによりそのように行うことを含んでいる。そのような状況において、MACアドレス及び/又は類似の識別子のコンフリクトの可能性を検出するためのシステムにおいてレガシーRTS及びCTSフレームが再利用され得るため、WFAのNAN標準化プロジェクトに加え、現在策定中のIEEE802.11aqプレアソシエーションディスカバリプロジェクト、現在策定中のIEEE802.11aqプレアソシエーションディスカバリプロジェクト、WFAのWi-Fi Direct(登録商標)サービス(WFDS)プロジェクト、WFAのサービスディスカバリプロジェクト、などの他のIEEE 802.11ベースの規格にも本明細書で提供される概念を適用可能である。レガシーRTS及びCTSフレームをそれぞれコンフリクトクエリ及びコンフリクト応答フレームとして再利用することの利点は、レガシーデバイスがそのMACアドレスとテストされている識別子との間のコンフリクトを検出することに関与し、レガシーフレーム及びそれが作成される振る舞いのレガシールールを使用してそのコンフリクトを開始したデバイスに通知することを可能にする点である。それをするために、前記レガシーデバイスにおいて、ハードウェアもソフトウェアもアップグレードする必要はない。実際、前記レガシーデバイスは、表面上RTSフレームが受信されることの新しい目的を知らない。新たなコンフリクト・クエリ・フレーム及びコンフリクト応答フレームをレガシーデバイスが理解できないフレームタイプ又はサブタイプ値で定義することは、コンフリクトの検出及び通知にそれらが関与することを幾分妨げる。そのような場合において、NAN準拠デバイス間のコンフリクトは、検出されるとともに解決できるが、NAN準拠デバイスとレガシーデバイスとの間のコンフリクトは、依然として存在し得、発見されずに残り得る。したがって、レガシーデバイスの識別子とのコンフリクトの検出が望まれる場合においては、レガシーRTS及びCTSフレームをコンフリクトクエリ及びコンフリクト応答フレームとして再利用することが好ましい。
さらに、本明細書で提供される例示的実施形態は、レイヤ3アドレスの助けを必要とすることなく、レイヤ2アドレスコンフリクトを検出し解決するために、任意のアドホックベースの通信システムにおいて使用され得、強化された通信システムがレガシー通信システム及びデバイスと共存できるように、後方互換性のある方法でいくつかの既存のレイヤ2メッセージフレームを再利用することによりそのようにする。そのようなアドホックベースの通信システムは、IEEE 802.15、Bluetooth(登録商標)、ZigBee、等に基づくそれらを含む。
図9は、第1通信デバイス900の一例を示している。通信デバイス900は、eNB、基地局、NodeB,コントローラなどの通信コントローラなどのNAN準拠送信デバイス、又はユーザ、加入者、端末、携帯電話、移動局等のUEの実装であり得る。通信デバイス900は、本明細書で説明された実施形態の種々のものを実装するために使用されてよい。図9に示されているように、トランスミッタ905は、フレーム、コンフリクト・クエリ・フレーム、等を送信するように構成されている。通信デバイス900はまた、フレーム、コンフリクト応答フレーム、等を受信するように構成されているレシーバ910を含む。
クエリフレーム処理ユニット920は、コンフリクト・クエリ・フレーム、RTSフレーム、などのコンフリクト・クエリ・フレームを生成するように構成されている。クエリフレーム処理ユニット920は、前記コンフリクト・クエリ・フレームのアドレス1フィールドとアドレス2フィールドの双方にテストされる識別子を挿入するように構成されている。応答フレーム処理ユニット922は、コンフリクト・応答フレーム、CTSフレーム、などの受信したコンフリクト応答フレームを処理するように構成されている。応答フレーム処理ユニット922は、テストされる識別子が別のNAN準拠デバイス又はレガシーデバイスの識別子とコンフリクトすることを判定するように構成されている。識別子生成ユニット924は、識別子を生成するように構成されている。識別子選択ユニット924は、識別子に関連するルールに従って、MACアドレス、NANクラスタID、などの識別子を生成するように構成されている。コンフリクト識別ユニット926は、非固有の識別子から生じるコンフリクトを検出するように構成されている。メモリ930は、テストされる識別子、コンフリクトしている識別子、コンフリクトしていない識別子、コンフリクト・クエリ・フレーム、コンフリクト応答フレーム、などの識別子を格納するように構成されている。
通信デバイス900の要素は、特定のハードウェアロジックブロックとして実装されてもよい。代替案では、通信デバイス900の要素は、プロセッサ、コントローラ、特定要素向け集積回路、等において実行されるソフトウェアとして実装されてもよい。さらに別の代替案では、通信デバイス900の要素は、ソフトウェア及び/又はハードウェアの組み合わせとして実装されてもよい。
一例として、レシーバ910とトランスミッタ905は、特定のハードウェアブロックとして実装されてよいが、クエリフレーム処理ユニット920、応答フレーム処理ユニット922、識別子選択ユニット924、及びコンフリクト識別ユニット926はマイクロプロセッサ(プロセッサ915のような)又はカスタム回路又はフィールドプログラマブルロジックアレイのカスタムコンパイルドロジックアレイにおいて実行されるソフトウェアモジュールであり得る。クエリフレーム処理ユニット920、応答フレーム処理ユニット922、識別子選択ユニット924、及びコンフリクト識別ユニット926は、メモリ930に格納されているモジュールであり得る。
図10は、第2通信デバイス1000の一例を示している。通信デバイス1000は、eNB、基地局、NodeB,コントローラなどの通信コントローラなどのNAN準拠受信デバイス、又はユーザ、加入者、端末、携帯電話、移動局などのUEの実装でありうる。通信デバイス1000は、本明細書で説明された実施形態の種々のものを実装するために使用されてよい。図10にしめされているように、トランスミッタ1005は、フレーム、コンフリクト応答フレーム、などを送信するように構成されている。通信デバイス1000はまた、フレーム、コンフリクト・クエリ・フレーム、等を受信するように構成されているレシーバ1010を含む。
クエリフレーム処理ユニット1020は、コンフリクト・クエリ・フレーム、RTSフレーム、などの受信したコンフリクト・クエリ・フレームを処理するように構成されている。クエリフレーム処理ユニット1020は、前記コンフリクト・クエリ・フレームにおけるテストされる識別子を判定するように構成されている。識別子処理ユニット1022は、前記コンフリクト・クエリ・フレームのアドレス1フィールドに格納されている識別子が通信デバイス1000により使用されている識別子とコンフリクトするかどうかを判定するように構成されている。応答フレーム処理ユニット1022は、コンフリクト・応答フレーム、CTSフレーム、などのコンフリクト・応答フレームを生成するように構成されている。応答フレーム処理ユニット1022は、受信されたコンフリクト・クエリ・フレームにおいて提供されるテストされる識別子が通信デバイス1000により使用される識別子と合致する場合には、前記コンフリクト・応答フレームを生成するように構成されている。メモリ1030は、識別子、テストされる識別子、コンフリクトしている識別子、コンフリクトしていない識別子、コンフリクト・クエリ・フレーム、コンフリクト応答フレーム、などを格納するように構成されている。
通信デバイス1000の要素は、特定のハードウェアロジックブロックとして実装されてもよい。代替案では、通信デバイス1000の要素は、プロセッサ、コントローラ、特定要素向け集積回路、等において実行されるソフトウェアとして実装されてもよい。さらに別の代替案では、通信デバイス1000の要素は、ソフトウェア及び/又はハードウェアの組み合わせとして実装されてもよい。
一例として、レシーバ1010とトランスミッタ1005は、特定のハードウェアブロックとして実装されてよいが、クエリフレーム処理ユニット1020、識別子処理ユニット1022、及び応答フレーム処理ユニット1024は、マイクロプロセッサ(プロセッサ1015のような)又はカスタム回路又はフィールドプログラマブルロジックアレイのカスタムコンパイルドロジックアレイにおいて実行されるソフトウェアモジュールであり得る。クエリフレーム処理ユニット1020、識別子処理ユニット1022、及び応答フレーム処理ユニット1024は、メモリ1030に格納されているモジュールであり得る。
本開示及びその利点が詳細に説明されてきたが、種々の変更、置換、改変は、添付の特許請求の範囲により定義されるような本開示の精神及び範囲を逸脱することなく本明細書になされ得る理解すべきである。
105 アクセスポイント
405 フレームコントロール
410 デュレーション
455 フレームコントロール
460 デュレーション
905 トランスミッタ
910 レシーバ
920 クエリフレーム処理ユニット
922 応答フレーム処理ユニット
924 識別子選択ユニット
926 コンフリクト識別ユニット
930 メモリ
1005 トランスミッタ
1010 レシーバ
1030 メモリ
1020 クエリフレーム処理ユニット
1022 識別子処理ユニット
1024 応答フレーム処理ユニット

Claims (21)

  1. 第1デバイスを運用するための方法であって、
    前記第1デバイスにより、前記第1デバイスに関連する第1のローカルに割り当てられた識別子を含んでいる第1アドレスフィールドを備えたコンフリクト・クエリ・フレームを送信するステップであって、前記コンフリクト・クエリ・フレームは、第2アドレスフィールドをさらに備えるとともに、第1レガシーフレームの構造を有している、ステップと、
    前記第1デバイスが、前記コンフリクト・クエリ・フレームに対応するコンフリクト通知が、前記コンフリクト・クエリ・フレームが送信された後、特定の時間間隔内に受信されたかどうかを判定するステップと、
    前記コンフリクト通知が前記特定の時間間隔内に受信されたならば、前記第1デバイスは、前記第1のローカルに割り当てられた識別子の使用を中止するステップと、
    前記コンフリクト通知が前記特定の時間間隔内に受信されていないならば、前記第1デバイスは、前記第1のローカルに割り当てられた識別子の使用を継続するステップと、
    を具備し、
    前記コンフリクト・クエリ・フレームは、前記第1のローカルに割り当てられた識別子も前記第2アドレスフィールドに含まれている点で、データ伝送のための媒体を予約するために送信された前記第1レガシーフレームと区別されることを特徴とする第1デバイスを運用するための方法。
  2. 前記第1のローカルに割り当てられた識別子は、ローカルMACアドレス、NANクラスタ識別子、サービス識別子、及びグループ識別子の内の1つを具備することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記コンフリクト通知は、コンフリクト・応答フレームと、第2レガシーフレームの一方を具備し、前記コンフリクト・応答フレームは、前記第2レガシーフレームの構造を有しており、前記コンフリクト通知は、前記第2アドレスフィールド内に含まれている第2の値と等しい第1の値を含む第3アドレスフィールドを具備していることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 前記コンフリクト・クエリ・フレームは、第1デュレーションフィールドを含み、前記コンフリクト通知は、前記第1デュレーションフィールドに含まれている第4の値マイナス前記コンフリクト通知のデュレーションとショート・インターフレーム期間のデュレーションの合計、と等しい第3の値を含んでいる第2デュレーションフィールドをさらに含むことを特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. 前記コンフリクト・クエリ・フレームのフレームタイプフィールド及びサブタイプフィールドの値と、前記第1レガシーフレームのフレームタイプフィールド及びサブタイプフィールドの値は、等しいことを特徴とする請求項3に記載の方法。
  6. 前記コンフリクト・応答フレームのフレームタイプフィールド及びサブタイプフィールドの値と、前記第2レガシーフレームのフレームタイプフィールド及びサブタイプフィールドの値は、等しいことを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 前記コンフリクト・応答フレームのフレームタイプフィールド又はサブタイプフィールドの値と、前記第2レガシーフレームのフレームタイプフィールド又はサブタイプフィールドの値は、異なっていることを特徴とする請求項5に記載の方法。
  8. 前記第1レガシーフレームは、リクエストツーセンド・フレームを具備し、前記第2レガシーフレームは、クリアツーセンド・フレームを具備することを特徴とする請求項5に記載の方法。
  9. 前記第2レガシーフレームは、レガシーデバイスから受信され、前記第1アドレスフィールド内に含まれている前記第1のローカルに割り当てられた識別子は、前記レガシーデバイスと関連するMACアドレスと合致することを特徴とする請求項5に記載の方法。
  10. 前記コンフリクト・応答フレームは、第2デバイスから受信され、前記第1アドレスフィールド内に含まれている前記第1のローカルに割り当てられた識別子は、前記第2デバイスに関連する第2のローカルに割り当てられた識別子と合致することを特徴とする請求項3に記載の方法。
  11. 前記コンフリクト・クエリ・フレームは、前記コンフリクト・応答フレームのデュレーションと、ショート・インターフレーム期間のデュレーションの合計、と等しい第5の値を含んでいる第1デュレーションフィールドを具備することを特徴とする請求項3に記載の方法。
  12. 前記第1のローカルに割り当てられた識別子は、前記第2アドレスフィールドにも含まれていることを特徴とする請求項3に記載の方法。
  13. 前記第1アドレスフィールドは、レシーバアドレス・フィールドであり、前記第2アドレスフィールドは、トランスミッタアドレス・フィールドであり、前記第3アドレスフィールドは、レシーバアドレス・フィールドであることを特徴とする請求項12に記載の方法。
  14. 第2デバイスを運用するための方法であって、
    前記第2デバイスが、第1デバイスに関連する第1のローカルに割り当てられた識別子を含んでいる第1アドレスフィールドを備えたコンフリクト・クエリ・フレームを受信するステップであって、前記コンフリクト・クエリ・フレームは、第2アドレスフィールドをさらに備えるとともに、第1レガシーフレームの構造を有している、ステップと、
    前記第2デバイスが、前記第1のローカルに割り当てられた識別子が前記第2デバイスに関連する第2のローカルに割り当てられた識別子と合致するとの判定に応答して、コンフリクト・応答フレームの送信を特定の時間に開始するステップであって、前記コンフリクト・応答フレームは、第2レガシーフレームの構造を有している、ステップと、
    を具備し、
    前記コンフリクト・応答フレームは、
    前記第2アドレスフィールドに含まれている第2の値と等しい第1の値を含んでいる第3アドレスフィールドと、
    前記コンフリクト・クエリ・フレームの第1デュレーションフィールドに含まれている第4の値マイナス前記コンフリクト・応答フレームデュレーションとショート・インターフレーム期間デュレーションの合計、と等しい第3の値を含んでいる第2デュレーションフィールドと、
    を具備し、
    前記コンフリクト・クエリ・フレームは、前記第1のローカルに割り当てられた識別子も前記第2アドレスフィールドに含まれている点で、データ伝送のための媒体を予約するために送信された前記第1レガシーフレームと区別されることを特徴とする第2デバイスを運用するための方法。
  15. 前記第1及び第2のローカルに割り当てられた識別子は、ローカルMACアドレス、NANクラスタ識別子、サービス識別子、及びグループ識別子の内の1つを具備することを特徴とする請求項14に記載の方法。
  16. 前記コンフリクト・クエリ・フレームのフレームタイプフィールド及びサブタイプフィールドの値と、前記第1レガシーフレームのフレームタイプフィールド及びサブタイプフィールドの値は、等しいことを特徴とする請求項15に記載の方法。
  17. 前記第1レガシーフレームは、リクエストツーセンド・フレームを具備し、前記第2レガシーフレームは、クリアツーセンド・フレームを具備することを特徴とする請求項16に記載の方法。
  18. 前記コンフリクト・応答フレーム及び前記第2レガシーフレームのフレームタイプフィールドとサブタイプフィールドの値は等しいことを特徴とする請求項16に記載の方法。
  19. 前記コンフリクト・応答フレーム及び前記第2レガシーフレームのフレームタイプフィールド又はサブタイプフィールドの値は異なっていることを特徴とする請求項16に記載の方法。
  20. 前記コンフリクト・クエリ・フレームは、前記第1デュレーションフィールドは、前記コンフリクト・応答フレームのデュレーションと前記ショート・インターフレーム期間のデュレーションの合計、と等しい第5の値を含む点で、データ伝送のための媒体を予約するために送信された前記第1レガシーフレームと区別されることを特徴とする請求項16に記載の方法。
  21. 前記第1アドレスフィールドは、レシーバアドレス・フィールドであり、前記第2アドレスフィールドは、トランスミッタアドレス・フィールドであり、前記第3アドレスフィールドは、レシーバアドレス・フィールドであることを特徴とする請求項15に記載の方法。
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