JP6158005B2 - 楽譜認識装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、楽譜認識装置及びプログラムに関する。
楽曲を表現する楽譜に記載される譜表を複数小節線により区切られた複数小節の各々が演奏されるときに経過する小節長さを算出する小節長算出部を有する楽譜認識装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。リズムパターン修正部は、複数小節のうちの小節長さが譜表に記載される拍子記号に対応しない誤認小節の誤認リズムパターンを拍子記号に対応するように修正する。リズムパターン辞書データベースは、複数リズムパターンを記憶装置に記録する。リズムパターン修正部は、複数リズムパターンから誤認リズムパターンに類似する類似リズムパターンを検索して誤認リズムパターンを類似リズムパターンに変更する。リズムパターン辞書データベースは、複数リズムパターンに複数符号横位置パターンを対応付ける。リズムパターン修正部は、複数符号横位置パターンから誤認小節に記載される複数の符号の横位置のパターンに類似する類似符号横位置パターンを検索し、類似符号横位置パターンに対応する類似リズムパターンに誤認リズムパターンを変更する。
また、楽譜画像データから記号を認識し、認識された記号を元に楽譜データを生成する楽譜認識装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。楽譜認識装置は、手書き楽譜の記号を認識する手書き楽譜認識処理手段を備える。手書き楽譜認識処理手段は、認識用辞書を用いたマッチング処理を実行してマッチング度が最高によい記号を認識とするとともにマッチング度が次によい1つあるいは複数の記号を候補記号として認識する認識機能と、楽譜表記スタイル情報を元に、マッチング度が最高によい記号の妥当性を判定し、妥当でないと判定した場合にマッチング度が最高によい記号を候補記号に変更しつつその妥当性を判定し、妥当と判定された候補記号にマッチング度が最高によい記号を修正する認識結果修正機能を有する。認識結果修正機能は、認識された記号から算出される小節演奏長さと楽譜における楽譜表記スタイル情報としての拍子情報から算出される小節実長さを比較する機能と、小節演奏長さが小節実長さと同じ場合、当該小節のリズムパターンをリズムパターン辞書として保存する機能と、小節演奏長さが小節実長さと異なる場合、当該小節のリズムパターンをリズムパターン辞書と比較し、最も近いリズムパターンになるように記号を修正する機能を含む。
また、紙面の楽譜の情報を含む画像を、画像読み取り手段から取得する画像取得手段を有する楽譜認識装置が知られている(例えば、特許文献3参照)。楽譜認識手段は、画像取得手段により取得された画像に含まれる楽譜を、先ず第1の楽譜認識方法を用いて認識する。間違い箇所検出手段は、認識手段により認識された楽譜の中から間違って認識されている箇所を検出する。制御手段は、間違い箇所検出手段により検出された誤認識箇所を、第1の楽譜認識方法とは異なる楽譜認識方法を用いて楽譜認識を行うように楽譜認識手段を制御する。楽譜修正手段は、第1の楽譜認識方法とは異なる楽譜認識方法を用いて楽譜認識を行った結果、誤認識された箇所が正しく認識された場合に、誤認識された箇所を正しい認識結果で修正する。間違い箇所検出手段は、拍子記号と小節内の音符の拍数とから間違い箇所を検出する。
特許第4738135号公報 特許第5030144号公報 特開2012−73769号公報
楽譜には、印刷楽譜と手書き楽譜がある。手書き楽譜の認識は、印刷楽譜の認識に比べて、誤認識が多く、認識率が低い。
本発明の目的は、楽譜の認識率を向上させることができる楽譜認識装置及びプログラムを提供することである。
本発明の楽譜認識装置は、楽譜画像を基に一部の楽譜記号を認識する事前認識処理部と、前記事前認識処理部の認識結果を修正する修正部と、前記修正部により修正された認識結果を用いて、前記楽譜画像を基に他の楽譜記号を認識する本認識処理部とを有することを特徴とする。
また、本発明のプログラムは、楽譜画像を基に一部の楽譜記号を認識する事前認識処理ステップと、前記事前認識処理ステップの認識結果を修正する修正ステップと、前記修正ステップにより修正された認識結果を用いて、前記楽譜画像を基に他の楽譜記号を認識する本認識処理ステップとをコンピュータに実行させるためのプログラムである。
特に手書き楽譜の認識は誤認識が多いが、一部の楽譜記号の認識結果を修正し、修正された認識結果を用いて、他の楽譜記号を認識することにより、楽譜の認識率を向上させることができる。
図1は、楽譜認識装置の処理方法を示すフローチャートである。 図2は、認識画面を示す図である。 図3は、楽譜画像を示す図である。 図4は、認識対象の楽譜画像の判断結果を示す図である。 図5は、事前認識結果を修正してから全体を認識するか否かの問い合わせ画面を示す図である。 図6は、元の楽譜画像を示す図である。 図7は、事前認識処理部の認識結果を示す図である。 図8は、修正部の修正結果を示す図である。 図9は、第1の手書き楽譜認識部の認識結果を示す図である。 図10は、第2の手書き楽譜認識部の認識結果を示す図である。 図11は、楽譜認識装置を実現するためのコンピュータのハードウエア構成例を示す図である。 図12は、楽譜認識装置の構成例を示す図である。
図12は、本発明の実施形態による楽譜認識装置1200の構成例を示す図である。楽譜認識装置1200は、楽譜画像指定部1201、五線認識処理部1202、認識対象判断部1203、認識指示部1204、第1の手書き楽譜認識部1205、第2の手書き楽譜認識部1206、印刷楽譜認識部1207、及び表示部1208を有する。第1の手書き楽譜認識部1205は、事前認識処理部1211、修正部1212、及び本認識処理部1215を有する。本認識処理部1215は、楽譜認識処理部1213及び推定処理部1214を有する。第2の手書き楽譜認識部1206は、楽譜認識処理部1221及び推定処理部1222を有する。印刷楽譜認識部1207は、楽譜認識処理部1231及び推定処理部1232を有する。
図11は、図12の楽譜認識装置1200を実現するためのコンピュータのハードウエア構成例を示す図である。コンピュータは、例えば、パーソナルコンピュータ又はタブレット型コンピュータである。バス1101には、中央処理装置(CPU)1102、ROM1103、RAM1104、ネットワークインタフェース1105、入力装置1106、出力装置1107及び外部記憶装置1108が接続されている。CPU1102は、データの処理又は演算を行うと共に、バス1101を介して接続された各種構成要素を制御するものである。ROM1103には、予めCPU1102の制御手順(コンピュータプログラム)を記憶させておき、このコンピュータプログラムをCPU1102が実行することにより、起動する。外部記憶装置1108にコンピュータプログラムが記憶されており、そのコンピュータプログラムがRAM1104にコピーされ、CPU1102により実行される。RAM1104は、データの入出力、送受信のためのワークメモリ、各構成要素の制御のための一時記憶として用いられる。外部記憶装置1108は、例えばハードディスク記憶装置やCD−ROM等であり、電源を切っても記憶内容が消えない。CPU1102は、RAM1104内のコンピュータプログラムを実行することにより、楽譜認識装置1200の処理を行う。ネットワークインタフェース1105は、インターネット等のネットワークに接続するためのインタフェースである。入力装置1106は、パーソナルコンピュータではキーボード及びマウス等であり、タブレット型コンピュータではタッチパネルであり、各種指定又は入力等を行うことができる。また、入力装置1106は、楽譜の画像データを生成するためのスキャナを含む。出力装置1107は、表示装置、スピーカ及びプリンタ等である。
本実施形態は、コンピュータがプログラムを実行することによって実現することができる。また、上記のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体及び上記のプログラム等のコンピュータプログラムプロダクトも本発明の実施形態として適用することができる。記録媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
図1は、楽譜認識装置1200の処理方法を示すフローチャートである。図11のCPU1102は、楽譜認識のプログラムを実行することにより、図1のフローチャートの処理を行う。以下、入力装置1106がマウスの例を説明するが、入力装置1106がタッチパネルの場合も同様である。
まず、ステップS101では、表示部1208は、図2に示す認識画面を出力装置(表示装置)1107に表示する。ユーザが「スキャン」ボタン201をマウスでクリックすると、スキャナは、楽譜をスキャンし、楽譜画像のファイルを生成する。なお、スキャナを用いずに、楽譜画像のファイルを準備してもよい。
次に、ステップS102では、楽譜画像指定部1201は、楽譜画像のファイルが登録されたか否かをチェックする。楽譜画像指定部1201は、スキャナを用いて楽譜画像のファイルが生成された場合は自動でファイルを登録し、ユーザが直接ファイル指定した場合は指定されたファイルを登録する。ユーザの直接ファイル指定により登録する場合は、例えば画像ファイル202を選択して登録する。すると、表示部1208は、図3に示すように、登録された楽譜画像301を表示する。楽譜画像が登録された場合にはステップS103に進み、登録されていない場合にはステップS104に進む。
ステップS103では、五線認識処理部1202は、楽譜画像301の五線の認識処理を行う。その後、ステップS104に進む。
ステップS104では、CPU1102は、楽譜画像が1ページ以上登録されているか否かをチェックする。登録されていない場合にはステップS102に戻り、登録されている場合にはステップS105に進む。
ステップS105では、CPU1102は、ユーザにより「認識実行」ボタン302がマウスでクリックされたか否かをチェックする。「認識実行」ボタン302がクリックされた場合にはステップS106に進み、クリックされていない場合にはステップS102に戻る。
ステップS106では、認識対象判断部1203は、楽譜画像301が印刷楽譜及び手書き楽譜のいずれであるかを判断する。楽譜画像301内の音符は、符頭(たま)を有する。例えば、認識対象判断部1203は、楽譜画像301内の複数の音符の符頭(たま)の形状のばらつきが閾値より小さい場合には、楽譜画像301が印刷楽譜であると判断し、閾値より大きい場合には、楽譜画像301が手書き楽譜であると判断する。
次に、ステップS107では、表示部1208は、図4に示すように、上記の認識対象判断部1203の判断結果を出力装置(表示装置)1107に表示する。例えば、「印刷楽譜と判断しました。」と表示される。
次に、ステップS108では、認識指示部1204は、ユーザにより「印刷楽譜として認識」ボタン401及び「手書き楽譜として認識」ボタン402のいずれがマウスでクリックされたかをチェックする。なお、上記の認識対象判断部1203により印刷楽譜であると判断された場合には、「印刷楽譜として認識」ボタン401の位置にカーソルがデフォルト設定され、「印刷楽譜として認識」の設定が容易になる。「印刷楽譜として認識」ボタン401がクリックされた場合には、ステップS116に進み、「手書き楽譜として認識」ボタン402がクリックされた場合には、ステップS109に進む。
ステップS109では、表示部1208は、図5に示す画面を出力装置(表示装置)1107に表示し、事前認識を行い、結果を修正してから全体を認識するか否かをユーザに問い合わせる。認識指示部1204は、ユーザにより「はい」ボタン501及び「いいえ」ボタン502のいずれがマウスでクリックされたかをチェックする。「はい」ボタン501がクリックされた場合には、ステップS110に進み、「いいえ」ボタン502がクリックされた場合には、ステップS115に進む。
ステップS110〜S114の処理は、第1の手書き楽譜認識部1205により行われる。第1の手書き楽譜認識部1205は、事前認識処理部1211、修正部1212、及び本認識処理部1215を有する。
ステップS110では、事前認識処理部1211は、登録された楽譜画像301を基に全楽譜記号のうちの一部の重要楽譜記号の認識を行う。重要楽譜記号は、拍子記号、小節線、音部記号及び調号である。例えば、事前認識処理部1211は、図6に示すように、楽譜画像301内の音部記号(ヘ音記号)601、拍子記号602及び小節線603〜605の認識処理を行う。
次に、ステップS111では、表示部1208は、図6の元の楽譜画像301を黒色で表示し、それに対して、事前認識処理部1211の図7の認識結果の楽譜記号702,703,705を赤色で重ねて表示する。本来は、図6の画面と図7の画面が重なって表示されるが、表示内容の明確化のため、図6の画面と図7の画面を分けて示す。事前認識処理部1211は、図6の楽譜画像301内の手書きの音部記号(ヘ音記号)601を認識することができず、図7の認識結果に表示させることができなかった。また、事前認識処理部1211は、図6の楽譜画像301内の手書きの「2/4」の拍子記号602を、図7の「2/8」の拍子記号702に誤認識している。また、事前認識処理部1211は、図6の楽譜画像301内の小節線603を、図7の小節線703として正しく認識している。また、事前認識処理部1211は、図6の楽譜画像301内のかすれた小節線604を認識することができず、図7の認識結果に表示させることができなかった。また、事前認識処理部1211は、図6の楽譜画像301内の小節線605を、図7の小節線705として正しく認識している。
次に、ステップS112では、修正部1212は、ユーザの指示により、事前認識処理部1211の図7の認識結果を、図8の正しい認識結果に修正する。ユーザは、「ヘ音記号」ボタン812をマウスでクリックし、図6の音部記号(ヘ音記号)601の位置をマウスで指定する。すると、修正部1212は、図6の音部記号(ヘ音記号)601の認識結果として図8の音部記号(ヘ音記号)801を追加する。表示部1208は、図6の音部記号(ヘ音記号)601の上に重ねて、図8の赤色の音部記号(ヘ音記号)801を表示する。
また、ユーザは、「消しゴム」ボタン811をマウスでクリックし、図7の誤認識の「2/8」の拍子記号702の位置をマウスで指定する。すると、修正部1212は、図7の認識結果の「2/8」の拍子記号702を削除する。表示部1208は、図7の認識結果の「2/8」の拍子記号702の表示を削除する。
次に、ユーザは、「2/4」拍子記号ボタン813をマウスでクリックし、図6の拍子記号602の位置をマウスで指定する。すると、修正部1212は、図6の拍子記号602の認識結果として図8の「2/4」の拍子記号802を追加する。表示部1208は、図6の拍子記号602の上に重ねて、図8の赤色の「2/4」の拍子記号802を表示する。
次に、ユーザは、「小節線」ボタン814をマウスでクリックし、図6の小節線604の位置をマウスで指定する。すると、修正部1212は、図6の小節線604の認識結果として図8の小節線804を追加する。表示部1208は、図6の小節線604の上に重ねて、図8の赤色の小節線804を表示する。
次に、ステップS113では、修正部1212は、修正が完了したか否かをチェックする。具体的には、修正部1212は、ユーザにより、「OK]ボタン815がマウスでクリックされた場合には、修正が完了したと判断し、ステップS114に進む。「OK」ボタン815がクリックされていない場合には、ステップS112に戻る。
ステップS114では、本認識処理部1215は、修正部1212により修正された認識結果を用いて、楽譜画像301を基に、上記の重要楽譜記号(拍子記号、小節線、音部記号及び調号)の認識を行わず、他の非重要楽譜記号を認識する。非重要楽譜記号は、重要楽譜記号(拍子記号、小節線、音部記号及び調号)以外の楽譜記号であり、音符及び休符を含む。
具体的には、本認識処理部1215は、楽譜認識処理部1213及び推定処理部1214を有する。楽譜認識処理部1213は、楽譜画像301を基に非重要楽譜記号(音符及び休符等)を認識する。ここで、楽譜認識処理部1213は、楽譜画像301内の音符606を2個の8分音符として認識する。
推定処理部1214は、修正部1212により修正された図8の認識結果を用いて、楽譜認識処理部1213の非重要楽譜記号(音符及び/又は休符等)の認識結果を修正する。例えば、推定処理部1213は、図8の認識結果の「2/4」の拍子記号802及び小節線703,804,705の情報を用いて、非重要楽譜記号(音符及び/又は休符等)の認識結果を修正する。すなわち、小節線703,804,705間の各小節内の音符及び/又は休符の長さの合計が、「2/4」の拍子記号802に合うように、音符及び/又は休符の長さを修正する。例えば、第1小節は、1個の2分音符と、2個の8分音符を有するものとして、楽譜認識処理部1213により認識されている。しかし、これでは、第1小節は、3拍になってしまい、「2/4」の拍子記号802の拍数に合わない。この場合、推定処理部1222は、「2/4」の拍子記号802の拍数に合うように、第1小節の音符を修正する。具体的には、推定処理部1222は、図6の楽譜画像301内の音符606を、2個の8分音符から2個の装飾音符906(図9)に修正する。装飾音符906は、短い飾りの音であり、小さな音符記号で表記される。上記のように、第1の手書き楽譜認識部1205は、楽譜画像301内の楽譜記号を認識し、楽譜データを生成する。
次に、ステップS117では、表示部1208は、図9に示すように、上記の第1の手書き楽譜認識部1205の認識結果の楽譜を出力装置(表示装置)1107に表示する。第1の手書き楽譜認識部1205が認識した楽譜記号は、すべてが正しいものになっている。
ステップS115では、第2の手書き楽譜認識部1206は、楽譜認識処理部1221及び推定処理部1222を有し、楽譜画像301の楽譜認識処理を行う。楽譜認識処理部1221は、楽譜画像301を基にすべての楽譜記号(重要楽譜記号及び非重要楽譜記号を含む)の認識処理を行う。推定処理部1222は、楽譜認識処理部1221の認識結果を修正する。
この場合、楽譜認識処理部1221は、ステップS110と同様に、図6の楽譜画像301内の手書きの音部記号(ヘ音記号)601を認識することができない(図7参照)。これでは、音部記号がなくなってしまうので、推定処理部1222は、デフォルトの音部記号(ト音記号)1001(図10)を追加する。
また、楽譜認識処理部1221は、ステップS110と同様に、図6の楽譜画像301内の手書きの「2/4」の拍子記号602を、図7の「2/8」の拍子記号702に誤認識する。また、楽譜認識処理部1221は、図6の楽譜画像301内の小節線603を、図7の小節線703として正しく認識する。また、楽譜認識処理部1221は、図6の楽譜画像301内のかすれた小節線604を認識することができない(図7参照)。また、楽譜認識処理部1221は、図6の楽譜画像301内の小節線605を、図7の小節線705として正しく認識する。その結果、図10のように、小節線703及び705の間の第2小節の間には、4個の4分音符が認識されている。
推定処理部1222は、図10の第2小節内の4個の4分音符を基に拍子を推定すると、楽譜認識処理部1221により認識された図7の「2/8」の拍子記号702が誤りであると判断し、図7の「2/8」の拍子記号702を図10の「4/4」の拍子記号1002に修正する。
また、楽譜認識処理部1221は、図6の音符606を図10の2個の8分音符1006として認識する。
次に、ステップS117では、表示部1208は、図10に示すように、上記の第2の手書き楽譜認識部1206の認識結果の楽譜を出力装置(表示装置)1107に表示する。図10の楽譜は、図6の楽譜画像301に対して、4個の誤認識が存在する。第1に、図6のヘ音記号601が図10のト音記号1001に誤認識されている。第2に、図6の「2/4」の拍子記号602が図10の「4/4」の拍子記号1002に誤認識されている。第3に、図6の装飾音符606が図10の2個の8分音符1006に誤認識されている。第4に、図6の小節線604が認識されておらず、図6の楽譜は3小節であるが、図10の楽譜は2小節に誤認識されている。
これに対し、図9に示したように、第1の手書き楽譜認識部1205が認識した楽譜記号は、すべてが正しいものになっている。第1の手書き楽譜認識部1205のステップS110〜S114の認識処理は、第2の手書き楽譜認識部1206のステップS115の認識処理に比べ、認識率を向上させることができる。
ステップS116では、印刷楽譜認識部1207は、楽譜認識処理部1231及び推定処理部1232を有し、楽譜画像301の楽譜認識処理を行う。楽譜認識処理部1231は、第2の手書き楽譜認識部1206の楽譜認識処理部1221と同様に、楽譜画像301を基にすべての楽譜記号(重要楽譜記号及び非重要楽譜記号を含む)の認識処理を行う。推定処理部1232は、第2の手書き楽譜認識部1206の推定処理部1222と同様に、楽譜認識処理部1231の認識結果を修正する。その後、ステップS117では、表示部1208は、上記の印刷楽譜認識部1207の認識結果の楽譜を出力装置(表示装置)1107に表示する。
上記のように、手書き楽譜は、印刷楽譜に比べ、楽譜内の複数の音符の符頭(たま)の形状や大きさのばらつき、及び符頭(たま)に対する符幹(ぼう)の位置等のばらつきが大きい。そのため、手書き楽譜認識部1205及び1206内の楽譜認識処理部1213及び1221は、印刷楽譜認識部1207内の楽譜認識処理部1231に比べ、上記のばらつきの閾値を大きくして認識を行う。
なお、上記の重要楽譜記号は、拍子記号、小節線、音部記号及び調号に限定されない。重要楽譜記号は、拍子記号又は小節線を含むものであればよく、非重要楽譜記号は、音符又は休符を含むものであればよい。好ましくは、重要楽譜記号は、拍子記号及び小節線を含み、非重要楽譜記号は、音符又は休符を含む。より好ましくは、重要楽譜記号は、拍子記号、小節線、音部記号及び調号を含む。
事前認識処理部1211は、少なくとも拍子記号及び小節線を認識する。修正部1212は、事前認識処理部1211により認識された拍子記号及び/又は小節線を修正する。楽譜認識処理部1213は、少なくとも音符及び休符を認識する。推定処理部1214は、修正部1212により修正された拍子記号及び/又は小節線を用いて、楽譜認識処理部1213により認識された音符及び/又は休符を修正する。
特に、手書き楽譜の認識は誤認識が多い。第1の手書き楽譜認識部1205は、ステップS110〜S114の処理により、事前認識処理部1211の一部の楽譜記号の認識結果を修正し、修正された認識結果を用いて、他の楽譜記号を認識することにより、楽譜の認識率を向上させることができる。なお、印刷楽譜であっても認識率が悪い場合があるので、印刷楽譜の場合にも事前認識と修正の処理を加えてもよい。
なお、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
1200 楽譜認識装置
1201 楽譜画像指定部
1202 五線認識処理部
1203 認識対象判断部
1204 認識指示部
1205 第1の手書き楽譜認識部
1206 第2の手書き楽譜認識部
1207 印刷楽譜認識部
1208 表示部
1211 事前認識処理部
1212 修正部
1213 楽譜認識処理部
1214 推定処理部
1215 本認識処理部
1221 楽譜認識処理部
1222 推定処理部
1231 楽譜認識処理部
1232 推定処理部

Claims (7)

  1. 楽譜画像を基に一部の楽譜記号を認識する事前認識処理部と、
    前記事前認識処理部の認識結果を修正する修正部と、
    前記修正部により修正された認識結果を用いて、前記楽譜画像を基に他の楽譜記号を認識する本認識処理部と
    を有することを特徴とする楽譜認識装置。
  2. 前記事前認識処理部は、拍子記号又は小節線を認識し、
    前記本認識処理部は、音符又は休符を認識することを特徴とする請求項1記載の楽譜認識装置。
  3. 前記事前認識処理部は、拍子記号及び小節線を認識し、
    前記本認識処理部は、音符及び休符を認識することを特徴とする請求項1記載の楽譜認識装置。
  4. 前記事前認識処理部は、拍子記号、小節線、音部記号及び調号を認識し、
    前記本認識処理部は、音符及び休符を認識することを特徴とする請求項1記載の楽譜認識装置。
  5. 前記本認識処理部は、
    前記楽譜画像を基に他の楽譜記号を認識する楽譜認識処理部と、
    前記修正部により修正された認識結果を用いて、前記楽譜認識処理部の認識結果を修正する推定処理部とを有することを特徴とする請求項1記載の楽譜認識装置。
  6. 前記事前認識処理部は、拍子記号及び小節線を認識し、
    前記修正部は、前記事前認識処理部により認識された拍子記号及び/又は小節線を修正し、
    前記楽譜認識処理部は、音符及び休符を認識し、
    前記推定処理部は、前記修正部により修正された拍子記号及び/又は小節線を用いて、前記楽譜認識処理部により認識された音符及び/又は休符を修正することを特徴とする請求項5記載の楽譜認識装置。
  7. 楽譜画像を基に一部の楽譜記号を認識する事前認識処理ステップと、
    前記事前認識処理ステップの認識結果を修正する修正ステップと、
    前記修正ステップにより修正された認識結果を用いて、前記楽譜画像を基に他の楽譜記号を認識する本認識処理ステップとをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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