JP6157834B2 - カードホルダ - Google Patents

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Description

本発明は、カードを間に挟んで保持するカードホルダに関する。
従来、この種のカードホルダとして、1対のプレートでカードを挟んだ状態で、それらプレート同士を接着剤で固定することで、1対のプレートの間にカードを挟んで保持するものが知られている(例えば、特許文献1)。
実用新案登録第3071629号公報([0020]〜[0022]、図5)
しかしながら、上述したカードホルダは、ユーザーがカードホルダにカードをセットする際に、プレート同士を固定するための接着剤を別途準備する必要があり、利便性に欠けるという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、利便性の向上を図ることが可能なカードホルダの提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明に係るカードホルダは、2つ折りにされる発泡樹脂製のメインシートの折り目に対する片側半分を枠状とし、その枠状部分に透明樹脂フィルムを貼り合わせて表示窓を形成すると共に、表示窓の窓枠部とメインシートを2つ折りにしたときに窓枠部に重ね合わされる部分とに、自着性接着剤を塗布してなり、カードを挟んで2つ折りにして使用されるところに特徴を有する。
ここで、「自着性接着剤」とは、その接着剤が塗布された面同士は強固に感圧接着するが、その接着剤が塗布されていない面とは、接着しないか、又は、接着しても容易に剥離可能であるものをいう。なお、自着性接着剤は、ベース樹脂となる天然ゴムのラテックス、エマルジョン又はブレンドに、タッキファイヤーと、酸化防止剤と、溶剤とを配合して構成される。タッキファイヤーの例としては、テルペン系樹脂、ロジンエステル系樹脂、石油系樹脂(脂肪族系、芳香族系)のエマルジョン等が挙げられる。酸化防止剤の例としては、フェノール系酸化防止剤が挙げられる。溶剤の例としてのトルエン等が挙げられる。また、エマルジョンの例としては、エチレン系ワックスエマルジョンまたは変性オレフィン樹脂エマルジョン等がある。
請求項2の発明は、請求項1に記載のカードホルダにおいて、自着性接着剤を、メインシートの片面全体に塗布すると共に、その片面に透明樹脂フィルムを接着し、透明樹脂フィルムの外形寸法を、窓枠部の外形寸法よりも小さくしたところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載のカードホルダにおいて、透明樹脂フィルムから側方に張り出してメインシートの外側に突出した突片部を備え、その突片部にホルダ取付孔を貫通形成したところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項2に記載のカードホルダにおいて、透明樹脂フィルムの外縁部の両面に、自着性接着剤を塗布し、その自着性接着剤にて透明樹脂フィルムをメインシートの片面に接着したところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項2又は4に記載のカードホルダにおいて、メインシートのうち片面と反対側の面には、保護フィルムが貼り合わされているところに特徴を有する。
請求項6の発明に係るカードホルダは、枠状に形成された発泡樹脂製の枠状シートと、枠状シートの内側開口を閉塞して表示窓を形成する透明樹脂フィルムと、透明樹脂フィルムを間に挟んで枠状シートに重ねられる発泡樹脂製のベースシートと、を備えると共に、枠状シートとベースシートの互いの重ね合わせ面に自着性接着剤を塗布してなり、枠状シート、透明樹脂フィルム及びベースシートを重ねて、透明樹脂フィルムとベースシートとの間にカードを挟んで使用されるところに特徴を有する。
[請求項1の発明]
請求項1のカードホルダでは、表示窓の窓枠部と、2つ折りにされたときに窓枠部に重ね合わされる部分とに、自着性接着剤が塗布されているので、カードホルダを2つ折りにしてカードを挟み、自着性接着剤同士を感圧接着するだけで、カードをカードホルダにセットすることができる。このように、本実施形態のカードホルダによれば、ユーザーがカードホルダにカードをセットする際に、接着剤を別途準備する必要がなくなり、利便性の向上が図られる。また、メインシートを発泡樹脂製としたので、カードホルダの耐衝撃性の向上が図られると共に、保持対象であるカードの厚さが大きい場合であっても、そのカードの厚さを吸収してカードの安定した保持が図られる。
[請求項2の発明]
請求項2の発明によれば、メインシートのうち自着性接着剤が塗布された面に透明樹脂フィルムが接着されているので、カードホルダを、自着性接着剤の塗布面同士が内側を向くように2つ折りにしたときに、透明樹脂フィルムとメインシートとでカードを挟むことが可能になる。また、透明樹脂フィルムの外形寸法は、窓枠部の外形寸法よりも小さくなっているので、透明樹脂フィルムの外側で、メインシートに塗布された自着性接着剤同士を接着させることができる。
[請求項3の発明]
請求項3の発明によれば、突片部のホルダ取付孔に、紐やフックを通すことで、カードホルダを首から下げたり、壁に掛けたりすることが可能になる。
[請求項4の発明]
請求項4の発明によれば、透明樹脂フィルムをメインシートに接着する際に、別途、接着剤を用意する必要がなくなる。また、自着性接着剤は、透明樹脂フィルムの両面に塗布されているので、透明樹脂フィルムの表裏の向きを気にすることなくメインシートに接着することができ、又、その自着性接着剤を利用して、カードホルダを2つ折りにしたときに、折り返されたメインシートとの接着も図られる。
[請求項5の発明]
請求項5の発明によれば、メインシートのうち自着性接着剤が塗布された面と反対側の面、即ち、カードホルダを2つ折りにしたときに外側を向く面に保護フィルムが貼り合わされているので、メインシートの損傷、劣化を抑えることが可能になる。
[請求項6の発明]
請求項6のカードホルダでは、枠状シートとベースシートの互いの重ね合わせ面に、自着性接着剤が塗布されているので、枠状シートと透明樹脂フィルムとベースシートとを順に重ねると共に、透明樹脂フィルムとベースシートとの間にカードを挟んで、自着性接着剤同士を感圧接着するだけで、カードをカードホルダにセットすることができる。このように、本発明のカードホルダによれば、ユーザーがカードホルダにカードをセットする際に、接着剤を別途準備する必要がなくなり、利便性の向上が図られる。また、枠状シートとベースシートを発泡樹脂製としたので、カードホルダの耐衝撃性の向上が図られると共に、保持対象であるカードの厚さが大きい場合であっても、そのカードの厚さを吸収してカードの安定した保持が図られる。
カードホルダの斜視図 カードホルダの上面図 (A)カードホルダのA−A断面図、(B)カードホルダのB−B断面図 (A)メインシートに透明樹脂フィルムを接着するときの斜視図、(B)その断面図 カードをセットするときのカードホルダの断面図 使用状態のカードホルダの斜視図 (A)第2実施形態に係るカードホルダの断面図、(B)カードセットするときのカードホルダの断面図 第3実施形態に係るカードホルダの斜視図 カードをセットするときのカードホルダの断面図 使用状態のカードホルダ斜視図 変形例に係るカードホルダの上面図
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態を図1〜図6を用いて説明する。図1に示すように、本実施形態に係るカードホルダ10は、四角形状のメインシート20に透明樹脂フィルム30が貼り合わされた構造になっていて、同図の矢印で示す方向に2つ折りにして使用される。即ち、本実施形態のカードホルダ10は、透明樹脂フィルム30が内側となるように2つ折りにされる。
メインシート20は、カードホルダ10の折り目21(図1には、二点鎖線で示されている。)に対する片側半分(図1の左側半分)が四角枠状になっていて、その枠状部分に透明樹脂フィルム30が貼り合わされている。そして、メインシート20の片側半分における枠の内側開口24が透明樹脂フィルム30にて閉塞されて、カードホルダ10に表示窓15が形成されている。なお、以下では、メインシート20における前記片側半分を、前側メインシート22と呼び、前側メインシート22と反対側の半分を後側メインシート23と呼ぶことで、これらを、適宜、区別することにする。
図3(A)及び図3(B)に示すように、メインシート20は、発泡樹脂層26に保護フィルム27が積層された構造になっている。そして、カードホルダ10が図1の矢印の方向に2つ折りにされると、保護フィルム27が外側に配置されるようになっている。
なお、発泡樹脂層26を構成する樹脂としては、ポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリウレタン系樹脂等が挙げられるが、折り曲げ加工性、耐衝撃性の観点から、ポリプロピレン樹脂、ポリウレタン樹脂が好ましい。また、保護フィルム27としては、PETフィルムやPPフィルム等が挙げられる。
図2に示すように、透明樹脂フィルム30は、全体が四角形状になっていて、その外形寸法は、前側メインシート22の外形寸法(即ち、表示窓15の窓枠部15Aの外形寸法)よりも小さく、内側開口24(即ち、表示窓15の窓開口)よりも大きくなっている。また、前側メインシート22の内側開口24の大きさは、カードホルダ10の保持対象であるカード90よりも大きくなっている。カード90の大きさについては、特に制限はなく、名刺サイズであっても、A4サイズであってもよい。なお、図2では、内側開口24とカード90大きさの比較を容易にするため、カード90を内側開口24に重ねた状態が表示されている。
透明樹脂フィルム30のうちメインシート20の折り目21と反対側の端部からは、突片部31が側方に張り出し、メインシート20の外側に突出している。この突片部31には、ホルダ取付孔32が貫通形成されている。なお、本実施形態では、突片部30は、透明樹脂フィルム30と同じ樹脂で構成され、透明樹脂フィルム30に一体形成されている。
図3(A)に示すように、前側メインシート22と透明樹脂フィルム30とは、自着性接着剤40により接着されている。具体的には、図3(A)及び図3(B)に示すように、メインシート22の上面全体には、自着性接着剤40が塗布され、透明樹脂フィルム30の外縁部の両面にも、自着性接着剤40が塗布されている。そして、前側メインシート22の内側開口24の開口縁の自着性接着剤40と、透明樹脂フィルム30の下面の自着性接着剤40とが、感圧接着して、表示窓15が形成されている。なお、図3(A)、図3(B)、図4(B)及び図5では、保護フィルム27、透明樹脂フィルム30及び自着性接着剤40の厚さが誇張して示されている。
ここで、前側メインシート22の上面のうち透明樹脂フィルム30より外側の部分と、透明樹脂フィルム30の上面のうち内側開口24より外側の部分では、自着性接着剤40が上方に露出している。言い換えれば、カードホルダ10は、表示窓15の窓枠部15Aの上面全体に、自着性接着剤40が塗布された構造になっている。
また、上述したように、自着性接着剤40は、メインシート20の上面全体に塗布されているので、図3(B)に示すように、後側メインシート23は、自着性接着剤40の塗布面を上部に有している。そして、図1に示すように、カードホルダ10が2つ折りにされると、窓枠部15A上面の自着性接着剤40と、後側メインシート23の上面の自着性接着剤40とによって、カードホルダ10の互いの重ね合わせ面の外縁部同士が接着するようになっている(図5参照)。
ところで、カードホルダ10は、以下のようにして製造される。即ち、図4(A)に示すように、前側メインシート22の自着性接着剤40の塗布面に透明樹脂フィルム30を重ね、透明樹脂フィルム30の外縁部を前側メインシート22の枠状部分に押しつける。このとき、突片部31は、折り目21から遠ざかるように配置され、メインシート20の外側にはみ出すように配置される。透明樹脂フィルム30の外縁部が前側メインシート22の枠状部分に押しつけられると、透明樹脂フィルム30と前側メインシート22とが自着性接着剤40により接着し、前側メインシート22の内側開口24が透明樹脂フィルム30にて閉塞される。これにより、表示窓15と突片部31とを有したカードホルダ10が得られる。
このように、本実施形態では、透明樹脂フィルム30の外縁部に、自着性接着剤40が塗布されているので、透明樹脂フィルム30を前側メインシート22に接着する際に、別途、接着剤を用意する必要がなくなる。しかも、自着性接着剤40は、透明樹脂フィルム30の両面に塗布されているので、透明樹脂フィルム30の表裏の向きを気にすることなく前側メインシート22に接着することができる。また、透明樹脂フィルム30のうち前側メインシート22と反対側の面に塗布された自着性接着剤40は、カードホルダ10を2つ折りするときに、後側メインシート23との接着に利用することができる。
なお、メインシート20は、例えば、発泡樹脂層26としてのポリウレタン発泡体シートに透明樹脂フィルム30をラミネートした積層シートに、公知の塗布装置(例えば、アプリケータ、バーコーター、ディスペンサー、ロールコータ等)により自着性接着剤40を塗布して得られる。透明樹脂フィルム30への自着性接着剤40の塗布についても、メインシート20への自着性接着剤40の塗布と同様に行われる。なお、自着性接着剤40の塗布量は、20〜30g/mが好ましい。
次に、カードホルダ10の使用方法について説明する。上述のように、カードホルダ10は、折り目21で2つ折りにして使用される。具体的には、まず、図1に示すように、カードホルダ10を、透明樹脂フィルム30が貼り合わされた面が上を向くように配置し、後側メインシート23の中央にカード90を置く。カード90としては、名刺、葉書等のように比較的厚さが小さいものであってもよいし、ICカード、磁気カード等のように比較的厚さが大きいものであってもよい。
ここで、カード90は、後側メインシート23の自着性接着剤40の塗布面上に置かれることになるが、上述のように自着性接着剤40は、その接着剤が塗布された面同士は強固に感圧接着するが、その接着剤が塗布されていない面とは、接着しないか、又は、容易に剥離可能となっているので、カード90の設置場所を容易に変更することが可能となっている。
次いで、図1の矢印で示す方向に、カードホルダ10を2つ折りにし、表示窓15の窓枠部15Aと後側メインシート23の外縁部とを押圧する。すると、図5に示すように、窓枠部15Aに塗布された自着性接着剤40と後側メインシート23に塗布された自着性接着剤40とが感圧接着し、カード90が、表示窓15に重ねられると共に、2つ折りにされたカードホルダ10に挟まれて保持される。
上述の如くして得られたカードホルダ10は、折り目21と反対側から突片部31が突出した構造になっている(図6参照)。そして、突片部31のホルダ保持孔32に、例えば、紐80を通すことで、カードホルダ10を首から提げたり、壁に掛けたりすることができるようになっている。
また、使用状態のカードホルダ10では、透明樹脂フィルム30と後側メインシート23でカード90を挟むことになるが、後側メインシート23に塗布された自着性接着剤40は、カード90と接着しないか、又は、接着しても容易に剥離可能であるので、使用済みのカードホルダ10を分解することで、カード90の再利用が図られる。
本実施形態のカードホルダ10の構成に関する説明は以上である。次に、カードホルダ10の作用効果について説明する。本実施形態のカードホルダ10では、表示窓15の窓枠部15Aと、2つ折りにされたときに窓枠部15Aに重ね合わされる部分とに、自着性接着剤40が塗布されているので、カードホルダ10を2つ折りにしてカード90を挟み、自着性接着剤40同士を感圧接着するだけで、カード90をカードホルダ10にセットすることができる。このように、本実施形態のカードホルダ10によれば、ユーザーがカードホルダ10にカード90をセットする際に、接着剤を別途準備する必要がなくなり、利便性の向上が図られる。また、メインシート20を発泡樹脂製としたので、カードホルダ10の耐衝撃性の向上が図られると共に、保持対象であるカード90の厚さが大きい場合であっても、そのカード90の厚みを吸収してカード90の安定した保持が図られる。
[第2実施形態]
以下、本発明の第2実施形態を図7に基づいて説明する。本実施形態のカードホルダ10Vは、上記第1実施形態のカードホルダ10を変形したものであり、図7(A)に示すように、透明樹脂フィルム30が、例えば、ホットメルト接着剤、瞬間接着剤等の自着性接着剤以外の接着剤45(以下、「他の接着剤45」という。)にて前側メインシート22に接着されている点が、上記第1実施形態と異なっている。
なお、透明樹脂フィルム30と前側メインシート22の接着は、透明樹脂フィルム30の外縁部に他の接着剤45を塗布してから、前側メインシート22を接着するようにしてもよいし、前側メインシート22の内側開口24の開口縁に他の接着剤45を塗布してから、透明樹脂フィルム30を接着するようにしてもよい。
また、透明樹脂フィルム30の外形寸法は、上記第1実施形態と同様に、前側メインシート22の外形寸法よりも小さくなっていて、前側メインシート22のうち透明樹脂フィルム30より外側の部分でのみ、自着性接着剤40の塗布面が露出している。カードホルダ10Vのその他の構成については、上記第1実施形態のカードホルダ10と同じになっているので、同一符号を付すことで説明を省略する。
カードホルダ10Vへのカード90のセットは、上記第1実施形態と同様にして行う。即ち、後側メインシート23の中央にカード90を載置し、カードホルダ10を2つ折りにする。すると、表示窓15の窓枠部15Aの外縁部(前側メインシート22のうち透明樹脂フィルム30より外側に配置された部分)と、後側メインシート23のうち窓枠部15Aの外縁部に重ね合わされる部分とに、塗布された自着性接着剤40同士が感圧接着し、カード90が、2つ折りにされたカードホルダ10に挟まれて保持される(図7(B)参照)。
[第3実施形態]
以下、本発明の第3実施形態を図8〜図10に基づいて説明する。本実施形態に係るカードホルダ10Wは、上記第1実施形態のカードホルダ10を変形したものであり、図8に示すように、枠状シート51とベースシート52を備えている。これら枠状シート51及びベースシート52は、上記第1実施形態のメインシート20を折り目21で切断した前側部分及び後側部分と同じ構造になっている。
即ち、枠状シート51とベースシート52は、外形が共に四角形であって、同じ大きさになっていて、枠状シート51の内側開口24は、上記第1実施形態におけるメインシート20の前側メインシート22の内側開口24と同じ構造になっている。また、図9に示すように、枠状シート51とベースシート52は共に、発泡樹脂層26に保護フィルム27が積層された構造になっていて、発泡樹脂層26のうち保護フィルム27と反対側の面に、自着性接着剤40が塗布されている。
また、図8に示すように、カードホルダ10Wは、枠状シート51及びベースシート52とは別に、上記第1実施形態の透明樹脂フィルム30を備えている。なお、本実施形態では、図9に示すように、透明樹脂フィルム30には、自着性接着剤40が塗布されていない点が、上記第1実施形態と異なっている。
本実施形態のカードホルダ10Wの構成に関する説明は以上である。次に、カードホルダ10Wへのカード90のセットについて説明する。カード90をカードホルダ10Wにセットするには、まず、ベースシート52のうち自着性接着剤40の塗布面にカード90を重ねる。
次いで、ベースシート52に、カート90を挟むようにして、透明樹脂フィルム30、枠状シート51を順番に重ね(図9参照)、ベースシート52の外縁部と枠状シート51とを押圧する。すると、透明樹脂フィルム30がそれよりも大きなサイズの枠状シート51とベースシート52との間に挟まれて固定され、表示窓15が形成される(図10参照)。また、カード90は、透明樹脂フィルム30とベースシート52の間に挟まれて保持される。
このように、本実施形態のカードホルダ10Wでは、枠状シート51とベースシート52の互いの重ね合わせ面に、自着性接着剤40が塗布されているので、枠状シート51と透明樹脂フィルム30とベースシート52とを順に重ねると共に、透明樹脂フィルム30とベースシート52との間にカード90挟んで、自着性接着剤40同士を感圧接着するだけで、カード90をカードホルダ10Wにセットすることができる。即ち、本実施形態のカードホルダ10Wによれば、ユーザーがカードホルダ10Wにカード90をセットする際に、接着剤を別途準備する必要がなくなり、利便性の向上が図られる。また、枠状シート51とベースシート52を発泡樹脂製としたので、カードホルダ10Wの耐衝撃性の向上が図られると共に、保持対象であるカード90の厚さが大きい場合であっても、そのカード90の厚さを吸収してカード90の安定した保持が図られる。
[他の実施形態]
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、透明樹脂フィルム30は、メインシート20のうちカードホルダ10を2つ折りしたときに内側を向く面に接着されていたが、外側を向く面に接着されてもよい。なお、この構成において、透明樹脂フィルム30は、メインシート20の保護フィルム27に接着されてもよいし、メインシート20に保護フィルム27を備えない構成として、発泡樹脂層26に接着されてもよい。
(2)内側開口24の大きさは、カード90と同じ大きさであってもよいし、カード90よりも若干小さくてもよい。
(3)突片部31を設ける代わりに、後側メインシート23(保護フィルム27)の後面にクリップを取り付けて、そのクリップにより衣服等にカードホルダ10を着脱可能な構成としてもよい。
(4)突片部31を設ける代わりに、図11に示すカードホルダ10Xのように、表示窓15の外側に通し孔33を貫通形成した構成であってもよい。この構成によっても、通し孔33に紐やフックを通すことで、カードホルダ10Xを首から下げたり、壁に掛けたりすることが可能になる。
(5)上記第1実施形態では、透明樹脂フィルム30の外縁部の両面に自着性接着剤40が塗布されていたが、透明樹脂フィルム30の両面全体に自着性接着剤40が塗布されていてもよい。このような構成としても、自着性接着剤40は、その接着剤が塗布されていない面とは、接着しないか、又は、接着しても容易に剥離可能であるので、カード90と透明樹脂フィルム30とが強固に接着することがなく、使用済みのカードホルダ10を分解することで、カード90を再利用することができる。
また、透明樹脂フィルム30の両面全体に自着性接着剤40が塗布されていなくてもよい。このような構成としても、透明樹脂フィルム30が前側メインシート22と後側メインシート23よりも小さなサイズであるため、透明樹脂フィルム30が前側メインシート22と後側メインシート23に挟まれ、透明樹脂フィルム30の外側に位置する各メインシート22,23の自着性接着剤40により透明樹脂フィルム30の外周が固定化され挟まれて、カード90を保持できる。
(6)上記第1実施形態において、透明樹脂フィルム30の外形寸法を、表示窓15の窓枠部15Aの外形寸法(前側メインシート22の外形寸法)と同じ大きさにしてもよい。この構成によっても、透明樹脂フィルム30のうち前側メインシート22と反対側に塗布された自着性接着剤40と、後側メインシート23の自着性接着剤40とが感圧接着して、カード90を保持することができる。
(7)上記第3実施形態において、透明樹脂フィルム30の外縁部の片面又は両面に自着性接着剤40が塗布されていてもよい。この構成によっても、ユーザーが接着剤を別途準備することなく、カード90をカードホルダ10Wにセットすることができる。
10,10V,10W,10X カードホルダ
15 表示窓
15A 窓枠部
20 メインシート
21 折り目
22 前側メインシート
23 後側メインシート
26 発泡樹脂層
27 保護フィルム
30 透明樹脂フィルム
31 突片部
32 ホルダ取付孔
40 自着性接着剤
51 枠状シート
52 ベースシート
90 カード

Claims (6)

  1. 2つ折りにされる発泡樹脂製のメインシートの折り目に対する片側半分を枠状とし、その枠状部分に透明樹脂フィルムを貼り合わせて表示窓を形成すると共に、前記表示窓の窓枠部と前記メインシートを2つ折りにしたときに前記窓枠部に重ね合わされる部分とに、自着性接着剤を塗布してなり、
    カードを挟んで2つ折りにして使用されることを特徴とするカードホルダ。
  2. 前記自着性接着剤を、前記メインシートの片面全体に塗布すると共に、その片面に前記透明樹脂フィルムを接着し、
    前記透明樹脂フィルムの外形寸法を、前記窓枠部の外形寸法よりも小さくしたことを特徴とする請求項1に記載のカードホルダ。
  3. 前記透明樹脂フィルムから側方に張り出して前記メインシートの外側に突出した突片部を備え、その突片部にホルダ取付孔を貫通形成したことを特徴とする請求項1又は2に記載のカードホルダ。
  4. 前記透明樹脂フィルムの外縁部の両面に、前記自着性接着剤を塗布し、その自着性接着剤にて前記透明樹脂フィルムを前記メインシートの前記片面に接着したことを特徴とする請求項2に記載のカードホルダ。
  5. 前記メインシートのうち前記片面と反対側の面には、保護フィルムが貼り合わされていることを特徴とする請求項2又は4に記載のカードホルダ。
  6. 枠状に形成された発泡樹脂製の枠状シートと、
    前記枠状シートの内側開口を閉塞して表示窓を形成する透明樹脂フィルムと、
    前記透明樹脂フィルムを間に挟んで前記枠状シートに重ねられる発泡樹脂製のベースシートと、を備えると共に、
    前記枠状シートと前記ベースシートの互いの重ね合わせ面に自着性接着剤を塗布してなり、
    前記枠状シート、前記透明樹脂フィルム及び前記ベースシートを重ねて、前記透明樹脂フィルムと前記ベースシートとの間にカードを挟んで使用されるカードホルダ。
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