JP6157224B2 - ローディングユニット検出アセンブリおよびそれと共に用いられる外科手術デバイス - Google Patents

Description

（関連出願への相互参照）
本出願は、２０１２年６月１日に出願された米国仮出願第６１／６５４，１９７号の利益および優先権を主張する。上記文献の全ての内容は、参照することによって本明細書において援用される。

（背景）
１．技術分野
本開示は、外科手術デバイスおよび／またはシステム、ローディングユニット検出アセンブリ、外科手術アダプタ、並びにそれらの使用方法に関する。特に、本開示は、手持ち式動力付きの外科手術デバイス、ローディングユニット検出アセンブリ、外科手術アダプタ、並びに／または、動力付きの外科手術デバイスまたはハンドルアセンブリと、組織をクランプで締め、切断し、ステープルで留め、および／または密封するエンドエフェクタとの間に用いられ、かつ、それらを相互接続するアダプタアセンブリに関する。

２．関連技術の背景
１つのタイプの外科手術デバイスは、線形のクランピング、切断、およびステープリングデバイスである。このようなデバイスは、胃腸管からがん性組織または異常な組織を切除する外科手術処置において使用され得る。従来の線形のクランピング、切断、およびステープリング器具は、細長いシャフトと遠位部分とを有するピストル把持型構造を含む。遠位部分は、１対のはさみ型把持要素を含み、１対のはさみ型把持要素は、結腸の開放端をクランプで締めて閉じた状態にする。このデバイスにおいて、２つのはさみ型把持要素のうちの一方（例えば、アンビル部分）は、構造の全体に対して移動または旋回するが、他方の把持要素は、構造の全体に対して固定のままである。このはさみデバイスの作動（アンビル部分の旋回）は、ハンドルの中に維持された把持トリガーによって制御される。

はさみデバイスに加えて、遠位部分は、ステープリング機構も含む。はさみ機構のうちの固定の把持要素は、ステープルカートリッジ受容領域と、アンビル部分に対して組織のクランプで締められた端部を突き破るようにステープルを駆動することにより、事前に開いた端部を密封する機構とを含む。はさみ要素は、シャフトと一体に形成される得、または、さまざまなはさみ要素とステープリング要素とが互換可能であるように取り外し可能であり得る。

多くの外科手術デバイスメーカーは、外科手術デバイスを動作および／または操作するための専用の駆動システムを有する製品ラインを開発している。多くの場合において、外科手術デバイスは、再使用可能なハンドルアセンブリ、処分可能エンドエフェクタ、または、使用の前にハンドルアセンブリに選択的に接続され、そして処分され、またはいくつかの場合において再使用のために消毒されるために、使用の後にエンドエフェクタから切り離されるものを含む。

多くの現在の外科手術デバイスおよび／またはハンドルアセンブリと共に用いられる多くの現在のエンドエフェクタは、直線力によって駆動される。例えば、胃腸内吻合処置、端々吻合処置、吻合処置腹部を実行するためのエンドエフェクタは、各々、一般的に、動作されるために、線形駆動力を要求する。従って、これらのエンドエフェクタは、電力等を送達するための回転運動を使用する外科手術デバイスおよび／またはハンドルアセンブリに適合されない。

電力を送達するための回転運動を使用する外科手術デバイスおよび／またはハンドルアセンブリに適合可能な線形駆動されるエンドエフェクタを作るために、線形駆動されるエンドエフェクタと回転駆動される外科手術デバイスおよび／またはハンドルアセンブリとの間にインターフェース接続し、かつ、それらを相互接続するアダプタおよび／またはアダプタアセンブリに対するニーズが存在する。加えて、ハンドルアセンブリは、概して、エンドエフェクタがこのようなアダプタとほぼ係合される前に、（例えば、発射ロッドおよび／または関節運動レバーを前進させるように）作動されることが可能である。それ故、ハンドルアセンブリが、外科手術デバイス（例えば、アダプタ）の内視鏡部分と、エンドエフェクタまたはローディングユニットとの間の正しい係合の前に、少なくとも部分的に作動されることを防ぎ、実質的に防ぎまたは妨げ得るシステムを提供することは、有益である。

（要約）
本開示は、手持ち式動力付きの外科手術デバイス、ローディングユニット検出アセンブリ、外科手術アダプタ、並びに／または、動力付きの外科手術デバイスまたはハンドルアセンブリと、組織をクランプで締め、切断し、ステープルで留め、および／または密封するエンドエフェクタとの間に用いられ、かつ、それらを相互接続するアダプタアセンブリに関する。

本開示の局面に従って、外科手術デバイスが提供され、外科手術デバイスは、アダプタアセンブリと選択的に接続するための接続部分を規定するデバイスハウジングと、デバイスハウジングの中に支持され、かつ、少なくとも１つの駆動シャフトを回転させるように構成された少なくとも１つの駆動モータと、少なくとも１つの駆動モータと電気的に連絡するように配置されたバッテリーと、バッテリーから少なくとも１つの駆動モータに送達される電力を制御するために、ハウジング内に配置された回路ボードと、少なくとも１つの機能を実行するように構成されたローディングユニットと、ローディングユニットとデバイスハウジングとを選択的に相互接続するためのアダプタアセンブリと、アダプタアセンブリと機械的に協働するように配置されたローディングユニット検出アセンブリとを含む。ローディングユニット検出アセンブリは、ローディングユニットによって係合されるように構成された検出リンクであって、検出リンクは、ローディングユニットに対して長手方向に並進可能である、検出リンクと、検出リンクと機械的に協働するように配置されたスイッチピンであって、それにより、検出リンクの長手方向並進は、結果として、スイッチピンの対応する長手方向並進をもたらす、スイッチピンと、アダプタアセンブリと機械的に協働するように配置されたスイッチボタンとを含む。使用中、ローディングユニットとローディングユニット検出アセンブリとの間の所定の量の機械的係合は、検出リンクの近位並進を引き起こし、スイッチピンを、スイッチボタンとの接触状態へと近位方向に移動させ、スイッチボタンに対してスイッチピンによって与えられる所定の量の力は、スイッチボタンを起動し、スイッチボタンは、少なくとも１つの駆動モータの作動を可能にするために、デバイスハウジングの一部分と電子通信を行う。

検出リンクの遠位端は、ローディングユニットの保持ラグを係合するカム作用表面を含み得る。

外科手術デバイスは、スイッチピンと検出リンクとの間に配置されたスイッチリンクをさらに含み得、スイッチピンは、スイッチリンクに対して長手方向に並進可能である。スイッチリンクは、検出リンクに対して回転可能であり得る。

スイッチボタンは、少なくとも部分的にスイッチハウジングによって収容され得る。

外科手術デバイスは、スイッチピンと同軸上に配置された第１の付勢要素をさらに含み得、第１の付勢要素は、スイッチリンクの近位部分とスイッチピンの拡大された直径の部分との間に配置されている。スイッチボタンは、少なくとも部分的にスイッチハウジングによって収容され得、ローディングユニット検出アセンブリは、少なくとも部分的にスイッチハウジングとスイッチリンクの一部分との間に配置された収縮ピンをさらに含み、第２の付勢要素が、収縮ピンと同軸上に配置され、スイッチリンクに対して遠位方向への力を与えるように構成されている。

第２の付勢要素は、第１の付勢要素が圧縮を開始する前に、圧縮を開始するように構成され得る。

第１の付勢要素は、スイッチピンとスイッチボタンとの間の接触がなされるまで圧縮を開始しない場合もある。

収縮ピンは、スイッチリンクに対して長手方向に並進可能であり得る。

スイッチピンは、スイッチリンクに対して長手方向に並進可能であり得る。

本開示の別の局面に従って、ローディングユニット検出アセンブリは、ローディングユニットとの選択的係合のために構成された外科手術デバイスと共に用いられるために提供される。ローディングユニット検出アセンブリは、ローディングユニットによって係合されるように構成された検出リンクと、検出リンクの近位に配置されたスイッチボタンとを含む。使用中、ローディングユニットとローディングユニット検出アセンブリとの間の係合は、検出リンクを、ローディングユニットに対して近位方向に並進させ、かつ、スイッチボタンが係合されるようにし、スイッチボタンの係合は、外科手術デバイスの一部分との電子通信を引き起こして、外科手術デバイスの作動を可能にする。

ローディングユニット検出アセンブリは、検出リンクと機械的に協働するように、かつ、スイッチボタンに隣接して配置されたスイッチピンをさらに含み得、スイッチピンと検出リンクとの間に配置されたスイッチリンクをさらに含み得、スイッチピンは、スイッチリンクに対して長手方向に並進可能である。

検出リンクの遠位端は、ローディングユニットの保持ラグを係合するカム作用表面を含み得る。

スイッチリンクは、検出リンクに対して回転可能であり得る。

ローディングユニット検出アセンブリは、スイッチピンと同軸上に配置された第１の付勢要素をさらに含み得、第１の付勢要素は、スイッチリンクの近位部分とスイッチピンの拡大された直径の部分との間に配置されている。

スイッチボタンは、少なくとも部分的にスイッチハウジングによって収容され得る。ローディングユニット検出アセンブリは、少なくとも部分的にスイッチハウジングとスイッチリンクの一部分との間に配置された収縮ピンをさらに含み得、収縮ピンと同軸上に配置され、かつ、スイッチリンクに対して遠位方向への力を与えるように構成された第２の付勢要素をさらに含み得る。

第２の付勢要素は、第１の付勢要素が圧縮を開始する前に、圧縮を開始するように構成され得る。

第１の付勢要素は、スイッチピンとスイッチボタンとの間の接触がなされるまで圧縮を開始しない場合もある。

収縮ピンは、スイッチリンクに対して長手方向に並進可能であり得る。
本願明細書は、例えば、以下の項目も提供する。
（項目１）
外科手術デバイスであって、該外科手術デバイスは、
アダプタアセンブリと選択的に接続するための接続部分を規定するデバイスハウジングと、
該デバイスハウジングの中に支持され、かつ、少なくとも１つの駆動シャフトを回転させるように構成された少なくとも１つの駆動モータと、
該少なくとも１つの駆動モータと電気的に連絡するように配置されたバッテリーと、
該バッテリーから該少なくとも１つの駆動モータに送達される電力を制御するために、該ハウジング内に配置された回路ボードと、
少なくとも１つの機能を実行するように構成されたローディングユニットと、
該ローディングユニットと該デバイスハウジングとを選択的に相互接続するためのアダプタアセンブリと、
該アダプタアセンブリと機械的に協働するように配置されたローディングユニット検出アセンブリと
を含み、
該ローディングユニット検出アセンブリは、
該ローディングユニットによって係合されるように構成された検出リンクであって、該検出リンクは、該ローディングユニットに対して長手方向に並進可能である、検出リンクと、
該検出リンクと機械的に協働するように配置されたスイッチピンであって、それにより、該検出リンクの長手方向並進は、結果として、該スイッチピンの対応する長手方向並進をもたらす、スイッチピンと、
該アダプタアセンブリと機械的に協働するように配置されたスイッチボタンと
を含み、
該ローディングユニットと該ローディングユニット検出アセンブリとの間の所定の量の機械的係合は、該検出リンクの近位並進を引き起こし、該スイッチピンを、該スイッチボタンとの接触状態へと近位方向に移動させ、該スイッチボタンに対して該スイッチピンによって与えられる所定の量の力は、該スイッチボタンを起動し、該スイッチボタンは、該少なくとも１つの駆動モータの作動を可能にするために、該デバイスハウジングの一部分と電子通信を行う、外科手術デバイス。
（項目２）
上記検出リンクの遠位端は、上記ローディングユニットの保持ラグを係合するカム作用表面を含む、上記項目に記載の外科手術デバイス。
（項目３）
上記スイッチピンと上記検出リンクとの間に配置されたスイッチリンクをさらに含み、該スイッチピンは、該スイッチリンクに対して長手方向に並進可能である、上記項目のいずれかに記載の外科手術デバイス。
（項目４）
上記スイッチリンクは、上記検出リンクに対して回転可能である、上記項目のいずれかに記載の外科手術デバイス。
（項目５）
上記スイッチボタンは、少なくとも部分的にスイッチハウジングによって収容されている、上記項目のいずれかに記載の外科手術デバイス。
（項目６）
スイッチピンと同軸上に配置された第１の付勢要素をさらに含み、該第１の付勢要素は、上記スイッチリンクの近位部分と該スイッチピンの拡大された直径の部分との間に配置されている、上記項目のいずれかに記載の外科手術デバイス。
（項目７）
上記スイッチボタンは、少なくとも部分的にスイッチハウジングによって収容され、上記ローディングユニット検出アセンブリは、少なくとも部分的に該スイッチハウジングと上記スイッチリンクの一部分との間に配置された収縮ピンをさらに含み、第２の付勢要素が、該収縮ピンと同軸上に配置され、該スイッチリンクに対して遠位方向への力を与えるように構成されている、上記項目のいずれかに記載の外科手術デバイス。
（項目８）
上記第２の付勢要素は、上記第１の付勢要素が圧縮を開始する前に、圧縮を開始するように構成されている、上記項目のいずれかに記載の外科手術デバイス。
（項目９）
上記第１の付勢要素は、上記スイッチピンと上記スイッチボタンとの間の接触がなされるまで圧縮を開始しない、上記項目のいずれかに記載の外科手術デバイス。
（項目１０）
上記収縮ピンは、上記スイッチリンクに対して長手方向に並進可能である、上記項目のいずれかに記載の外科手術デバイス。
（項目１１）
上記スイッチピンは、上記スイッチリンクに対して長手方向に並進可能である、上記項目のいずれかに記載の外科手術デバイス。
（項目１２）
ローディングユニットとの選択的係合のために構成された外科手術デバイスと共に用いられるローディングユニット検出アセンブリであって、該ローディングユニット検出アセンブリは、
ローディングユニットによって係合されるように構成された検出リンクと、
該検出リンクの近位に配置されたスイッチボタンと
を含み、
該ローディングユニットと該ローディングユニット検出アセンブリとの間の係合は、該検出リンクを、該ローディングユニットに対して近位方向に並進させ、かつ、該スイッチボタンが係合されるようにし、該スイッチボタンの係合は、該外科手術デバイスの一部分との電子通信を引き起こして、該外科手術デバイスの作動を可能にする、ローディングユニット検出アセンブリ。
（項目１３）
上記検出リンクと機械的に協働するように、かつ、上記スイッチボタンに隣接して配置されたスイッチピンをさらに含み、該スイッチピンと該検出リンクとの間に配置されたスイッチリンクをさらに含み、該スイッチピンは、該スイッチリンクに対して長手方向に並進可能である、上記項目のいずれかに記載のローディングユニット検出アセンブリ。
（項目１４）
上記検出リンクの遠位端は、上記ローディングユニットの保持ラグを係合するカム作用表面を含む、上記項目のいずれかに記載のローディングユニット検出アセンブリ。
（項目１５）
上記スイッチリンクは、上記検出リンクに対して回転可能である、上記項目のいずれかに記載のローディングユニット検出アセンブリ。
（項目１６）
スイッチピンと同軸上に配置された第１の付勢要素をさらに含み、該第１の付勢要素は、上記スイッチリンクの近位部分と該スイッチピンの拡大された直径の部分との間に配置されている、上記項目のいずれかに記載のローディングユニット検出アセンブリ。
（項目１７）
上記スイッチボタンは、少なくとも部分的にスイッチハウジングによって収容され、上記ローディングユニット検出アセンブリは、少なくとも部分的に該スイッチハウジングと上記スイッチリンクの一部分との間に配置された収縮ピンをさらに含み、該収縮ピンと同軸上に配置され、かつ、該スイッチリンクに対して遠位方向への力を与えるように構成された第２の付勢要素をさらに含む、上記項目のいずれかに記載のローディングユニット検出アセンブリ。
（項目１８）
上記第２の付勢要素は、上記第１の付勢要素が圧縮を開始する前に、圧縮を開始するように構成されている、上記項目のいずれかに記載のローディングユニット検出アセンブリ。
（項目１９）
上記第１の付勢要素は、上記スイッチピンと上記スイッチボタンとの間の接触がなされるまで圧縮を開始しない、上記項目のいずれかに記載のローディングユニット検出アセンブリ。
（項目２０）
上記収縮ピンは、上記スイッチリンクに対して長手方向に並進可能である、上記項目のいずれかに記載のローディングユニット検出アセンブリ。
（摘要）
本開示は、手持ち式動力付きの外科手術デバイス、ローディングユニット検出アセンブリ、外科手術アダプタ、並びに／または、動力付きの外科手術デバイスまたはハンドルアセンブリと、組織をクランプで締め、切断し、ステープルで留め、および／または密封するエンドエフェクタとの間に用いられ、かつ、それらを相互接続するアダプタアセンブリに関する。

本開示の実施形態は、添付の図面を参照して本明細書において説明される。

図１は、本開示の実施形態に従う、パーツが分解された状態での外科手術デバイスおよびアダプタの透視図であり、図１は、エンドエフェクタとの外科手術デバイスおよびアダプタの接続を例示する。 図２は、図１の外科手術デバイスの透視図である。 図３は、パーツが分解された状態での図１および２の外科手術デバイスの透視図である。 図４は、図１〜３の外科手術デバイスに用いられるバテッリーの透視図である。 図５は、そのハウジングが取り外された状態での図１〜３の外科手術デバイスの透視図である。 図６は、その間の接続を例示する、外科手術デバイスとアダプタとのそれぞれの接続端の透視図である。 図７は、図２の７−７に沿ってとられた図１〜３の外科手術デバイスの断面図である。 図８は、図２の８−８に沿ってとられた図１〜３の外科手術デバイスの断面図である。 図９は、パーツが分解された状態での図１〜３の外科手術デバイスのトリガーハウジングの透視図である。 図１０は、図１のアダプタの透視図である。 図１１は、本開示に従う、ローディングユニット検出アセンブリを含むアダプタアセンブリの透視図である。 図１２は、アダプタアセンブリの近位部分の透視図である。 図１３は、アダプタアセンブリの近位部分の透視図である。 図１４は、明確さのために、アダプタアセンブリのさまざまなパーツが省略された状態でのローディングユニット検出アセンブリの透視図である。 図１５は、明確さのために、アダプタアセンブリのさまざまなパーツが省略された状態でのローディングユニット検出アセンブリの透視図である。 図１６は、明確さのために、そのハウジングが省略された状態でのローディングユニット検出アセンブリの透視図である。 図１７は、アダプタの遠位部分とローディングユニットの近位部分との間の係合の前後のそれらの機能的透視図である。 図１８は、アダプタの遠位部分とローディングユニットの近位部分との間の係合の前後のそれらの機能的透視図である。 図１９は、図１０の１９−１９に沿ってとられたアダプタの断面図である。 図２０は、図１９の示された詳細領域の拡大図である。 図２１は、図１９の示された詳細領域の拡大図である。 図２２は、パーツが分解された状態での、本開示の外科手術デバイスおよびアダプタと共に用いられる例示的なエンドエフェクタの透視図である。 図２３は、ＬＥＤへの出力、（クランピング／切断、回転または関節運動を選択するための）モータの選択、および選択された機能を実行するための駆動モータの選択の概略的例示である。

（実施形態の詳細な説明）
ここで開示された外科手術デバイスと、アダプタアセンブリと、外科手術デバイスおよび／またはハンドルアセンブリのためのローディングユニット検出アセンブリとの実施形態は、図面を参照して詳細に説明され、同様の参照数字が、いくつかの図面のそれぞれにおいて同一または対応する要素を示す。本明細に使用されるように、用語「遠位」は、ユーザーからより遠いアダプタアセンブリまたは外科手術デバイス、またはそのコンポーネントの一部を指すが、用語「近位」は、ユーザーにより近いアダプタアセンブリまたは外科手術デバイス、またはそのコンポーネントの一部を指す。

本開示の実施形態に従う外科手術デバイスが、概して１００として示され、外科手術デバイス１００は、複数の異なるエンドエフェクタのそれへの選択的取り付けのために構成された動力付きの手持ち式電気機械的器具の形態であり、複数の異なるエンドエフェクタは、各々、動力付きの手持ち式電気機械的外科手術器具による作動および操作のために構成される。

図１に例示されるように、外科手術デバイス１００は、アダプタ２００との選択的接続のために構成され、次に、アダプタ２００は、ローディングユニット３００（例えば、エンドエフェクタ、複数回使用のローディングユニットまたは使い捨てローディングユニット）との選択的接続のために構成される。

図１〜３に例示されるように、外科手術デバイス１００は、下部ハウジング部分１０４、下部ハウジング部分１０４から延在し、そして／または下部ハウジング部分１０４上に支持された中間ハウジング部分１０６と、中間ハウジング部分１０６から延在し、そして／または中間ハウジング部分１０６上に支持された上部ハウジング部分１０８とを有するハンドルハウジング１０２を含む。中間ハウジング部分１０６および上部ハウジング部分１０８は、下部ハウジング部分１０４と一体に形成され、かつ下部ハウジング部分１０４から延在する遠位ハーフセクション１１０ａと、複数のファスナーによって遠位ハーフセクション１１０ａに接続可能な近位ハーフセクション１１０ｂとに分離される。連結された場合、遠位ハーフセクション１１０ａおよび近位ハーフセクション１１０ｂは、そこにキャビティ１０２ａを有するハンドルハウジング１０２を規定し、キャビティ１０２ａにおいて、制御ボード１５０および駆動機構１６０が配置される。

図３において理解されるように、遠位ハーフセクション１１０ａおよび近位ハーフセクション１１０ｂは、上部ハウジング部分１０８の長手方向軸「Ｘ」を横切る平面に沿って分割される。

ハンドルハウジング１０２は、ガスケット１１２を含み、ガスケット１１２は、遠位ハーフセクション１１０ａおよび／または近位ハーフセクション１１０ｂのリムの周りに完全に延在し、遠位ハーフセクション１１０ａと近位ハーフセクション１１０ｂとの間に配置される。ガスケット１１２は、遠位ハーフセクション１１０ａおよび近位ハーフセクション１１０ｂの周辺を密封する。ガスケット１１２は、遠位ハーフセクション１１０ａと近位ハーフセクション１１０ｂとの間に気密の密封を確立するように機能することにより、回路ボード１５０および駆動機構１６０が、消毒および／または洗浄処置から保護される。

従って、ハンドルハウジング１０２のキャビティ１０２ａは、遠位ハーフセクション１１０ａおよび近位ハーフセクション１１０ｂの周辺に沿って密封されるが、なおハンドルハウジング１０２内において回路ボード１５０および駆動機構１６０のより簡単で、より高効率的な組立を可能にするように構成される。

ハンドルハウジング１０２の中間ハウジング部分１０６は、回路ボード１５０が中に設置されるハウジングを提供する。以下にさらなる詳細に説明されるように、回路ボード１５０は、外科手術デバイス１００のさまざまな動作を制御するように構成される。

外科手術デバイス１００の下部ハウジング部分１０４は、アパーチャ（示されていない）を規定し、アパーチャは、下部ハウジング部分１０４の上部表面に形成され、中間ハウジング部分１０６の下またはその中に位置している。下部ハウジング部分１０４のアパーチャは、通路を提供し、ワイヤ１５２は、通路を通過して、下部ハウジング部分１０４の中に設置された電気コンポーネント（図４において例示されたバッテリー１５６、図３において例示された回路ボード１５４等）を中間ハウジング部分１０６および／または上部ハウジング部分１０８の中に設置された電気コンポーネント（例えば、回路ボード１５０、駆動機構１６０等）と相互接続する。

ハンドルハウジング１０２は、下部ハウジング部分１０４のアパーチャ（示されていない）内に配置されたガスケット１０３を含み、それによって、下部ハウジング部分１０４のアパーチャに差し込み、または密封する間に、ワイヤ１５２がそこに通過することを可能にする。ガスケット１０３は、下部ハウジング部分１０４と中間ハウジング部分１０６との間に気密の密封を確立するように機能することにより、回路ボード１５０および駆動機構１６０が、消毒および／または洗浄処置から保護される。

示されるように、ハンドルハウジング１０２の下部ハウジング部分１０４は、再充電可能なバッテリー１５６が取り外し可能に設置されるハウジングを提供する。バッテリー１５６は、外科手術デバイス１００の電気コンポーネントのいずれかに電力を供給するように構成される。下部ハウジング部分１０４は、バッテリー１５６が挿入されるキャビティ（示されていない）を規定する。下部ハウジング部分１０４は、扉１０５を含み、扉１０５は、下部ハウジング部分１０４のキャビティを閉じて、そこにバッテリー１５６を保持するために、下部ハウジング部分１０４に旋回可能に接続される。

図３および５を参照して、上部ハウジング部分１０８の遠位ハーフセクション１１０ａは、ノーズまたは接続部分１０８ａを規定する。ノーズ円錐１１４は、上部ハウジング部分１０８のノーズ部分１０８ａ上に支持されている。ノーズ円錐１１４は、透明の材料から製造される。照明部材１１６は、ノーズ円錐１１４内に配置されることにより、照明部材１１６が、ノーズ円錐１１４を通して見える。照明部材１１６は、発光ダイオードプリント回路ボード（ＬＥＤ ＰＣＢ）の形態である。照明部材１１６は、特有の個別イベントに関連付けられる特定の色パターンを有する複数の色を照射するように構成される。

ハンドルハウジング１０２の上部ハウジング部分１０８は、駆動機構１６０が配置されるハウジングを提供する。図５において例示されるように、駆動機構１６０は、器具１００のさまざまな動作を実行するために、シャフトおよび／またはギアコンポーネントを駆動するように構成されている。特に、駆動機構１６０は、ローディングユニット３００の近位本体部分３０２に対してローディングユニット３００のツールアセンブリ３０４（図１および２２を参照）を選択的に動かして、長手方向軸「Ｘ」（図３を参照）の周りにハンドルハウジング１０２に対してローディングユニット３００を回転させることと、ローディングユニット３００のカートリッジアセンブリ３０８に対してアンビルアセンブリ３０６を動かすことと、および／またはステープルを発射し、ローディングユニット３００のカートリッジアセンブリ３０８内のカートリッジを切断することを行うために、シャフトおよび／またはギアコンポーネントを駆動するように構成されている。

駆動機構１６０は、アダプタ２００に対してすぐ近位に位置しているセレクタギアボックスアセンブリ１６２を含む。セレクタギアボックスアセンブリ１６２の近位に、第１のモータ１６４を有する機能選択モジュール１６３があり、第１のモータ１６４は、セレクタギアボックスアセンブリ１６２内のギア要素を選択的に動かし、第２のモータ１６６を有する入力駆動コンポーネント１６５と係合させるように機能する。

図１〜４において例示されるように、上部ハウジング部分１０８の遠位ハーフセクション１１０ａは、アダプタ２００の対応する駆動結合アセンブリ２１０を受け取るように構成された接続部分１０８ａを規定する。

図６〜８において例示されるように、外科手術デバイス１００の接続部分１０８ａは、アダプタ２００が外科手術デバイス１００に嵌合されるときにアダプタ２００の駆動結合アセンブリ２１０を受容する円筒形凹部１０８ｂを有する。接続部分１０８ａは、３つの回転可能な駆動コネクタ１１８、１２０、１２２を収容する。

アダプタ２００が外科手術デバイス１００に嵌合されると、外科手術デバイス１００の回転可能な駆動コネクタ１１８、１２０、１２２の各々は、アダプタ２００の対応する回転可能なコネクタスリーブ２１８、２２０、２２２と結合する（図６を参照）。その際に、第１の駆動コネクタ１１８と第１のコネクタスリーブ２１８との間のインターフェースと、第２の駆動コネクタ１２０と第２のコネクタスリーブ２２０との間のインターフェースと、第３の駆動コネクタ１２２と第３のコネクタスリーブ２２２との間のインターフェースとは、外科手術デバイス１００の駆動コネクタ１１８、１２０、１２２の各々の回転がアダプタ２００の対応するコネクタスリーブ２１８、２２０、２２２の対応する回転を引き起こすように、突起を有する。

アダプタ２００のコネクタスリーブ２１８、２２０、２２２との外科手術デバイス１００の駆動コネクタ１１８、１２０、１２２の嵌合は、回転力が、３つのそれぞれのコネクタインターフェースの各々を介して独立的に伝達されることを可能にする。外科手術デバイス１００の駆動コネクタ１１８、１２０、１２２は、駆動機構１６０によって独立的に回転されるように構成されている。その際に、駆動機構１６０の機能選択モジュール１６３は、外科手術デバイス１００のどの駆動コネクタ１１８、１２０、１２２が駆動機構１６０の入力駆動コンポーネント１６５によって駆動されるべきかを選択する。

外科手術デバイス１００の駆動コネクタ１１８、１２０、１２２が、アダプタ２００のそれぞれのコネクタスリーブ２１８、２２０、２２２との突起を有するインターフェース、および／または実質的に回転不可能なインターフェースを有するので、アダプタ２００が外科手術デバイス１００に結合されている場合、回転力は、外科手術デバイス１００の駆動機構１６０からアダプタ２００へ選択的に伝達される。

外科手術デバイス１００の駆動コネクタ１１８、１２０、および／または１２２の選択的回転は、外科手術デバイス１００がローディングユニット３００の異なる機能を選択的に作動させることを可能にする。例えば、外科手術デバイス１００の第１の駆動コネクタ１１８の選択的かつ独立的回転は、ローディングユニット３００のツールアセンブリ３０４の選択的かつ独立的開閉、およびローディングユニット３００のツールアセンブリ３０４のステープリング／切断コンポーネントの駆動に対応する。追加の例として、外科手術デバイス１００の第２の駆動コネクタ１２０の選択的かつ独立的回転は、長手方向軸「Ｘ」（図３を参照）を横切るローディングユニット３００のツールアセンブリ３０４の選択的かつ独立的な作動に対応する。さらに、例として、外科手術デバイス１００の第３の駆動コネクタ１２２の選択的かつ独立的回転は、長手方向軸「Ｘ」（図３を参照）の周りに外科手術デバイス１００のハンドルハウジング１０２に対するローディングユニット３００の選択的かつ独立的の作動に対応する。

前述のように、および図５および８において例示されるように、駆動機構１６０は、セレクタギアボックスアセンブリ１６２と、セレクタギアボックスアセンブリ１６２の近位に位置している機能選択モジュール１６３とを含み、機能選択モジュール１６３は、セレクタギアボックスアセンブリ１６２内のギア要素を選択的に動かし、第２のモータ１６６と係合させるように機能する。従って、駆動機構１６０は、所与の時に外科手術デバイス１００の駆動コネクタ１１８、１２０、１２２のうちの１つを選択的に駆動する。

図１〜３および図９において例示されるように、ハンドルハウジング１０２は、中間ハウジング部分１０６の遠位表面または遠位側においてトリガーハウジング１０７を支持する。トリガーハウジング１０７は、中間ハウジング部分１０６と協働して、１対のフィンガ作動の制御ボタン１２４、１２６と、１対のロッカーデバイス１２８、１３０とを支持する。特に、トリガーハウジング１０７は、第１の制御ボタン１２４を滑り可能に受容する上部アパーチャ１２４ａと、第２の制御ボタン１２６を滑り可能に受容する下部アパーチャ１２６ｂとを規定する。

制御ボタン１２４、１２６およびロッカーデバイス１２８、１３０の各々は、オペレータの作動によって動かされるそれぞれの磁石（示されていない）を含む。加えて、回路ボード１５０は、制御ボタン１２４、１２６およびロッカーデバイス１２８、１３０の各々に対して、制御ボタン１２４、１２６およびロッカーデバイス１２８、１３０における磁石の動きによって作動されるそれぞれのホール効果スイッチ１５０ａ〜１５０ｄを含む。特に、制御ボタン１２４のすぐ近位に位置しているのは、第１のホール効果スイッチ１５０ａ（図３および７を参照）であり、第１のホール効果スイッチ１５０ａは、オペレータが制御ボタン１２４を作動すると、制御ボタン１２４の中の磁石の動きに基づいて作動される。制御ボタン１２４に対する第１のホール効果スイッチ１５０ａの作動は、回路ボード１５０が、駆動機構１６０の機能選択モジュール１６３および入力駆動コンポーネント１６５に適切な信号を提供して、ローディングユニット３００のツールアセンブリ３０４を閉じること、および／またはローディングユニット３００のツールアセンブリ３０４内においてステープリング／切断カートリッジを発射することを行うことを可能にする。

また、ロッカーデバイス１２８のすぐ近位に位置しているのは、第２のホール効果スイッチ１５０ｂ（図３および７を参照）であり、第２のホール効果スイッチ１５０ｂは、オペレータがロッカーデバイス１２８を作動すると、ロッカーデバイス１２８の中の磁石（示されていない）の動きに基づいて作動される。ロッカーデバイス１２８に対する第２のホール効果スイッチ１５０ｂの作動は、回路ボード１５０が、駆動機構１６０の機能選択モジュール１６３および入力駆動コンポーネント１６５に適切な信号を提供して、ローディングユニット３００の本体部分３０２に対してツールアセンブリ３０４を関節運動させることを可能にする。有利に、第１の方向におけるロッカーデバイス１２８の動きは、本体部分３０２に対して第１の方向でツールアセンブリ３０４を関節運動させ、その一方で、反対の（例えば、第２の）方向におけるロッカーデバイス１２８の動きは、本体部分３０２に対して反対の（例えば、第２の）方向でツールアセンブリ３０４を関節運動させる。

さらに、制御ボタン１２６のすぐ近位に位置しているのは、第３のホール効果スイッチ１５０ｃ（図３および７を参照）であり、第３のホール効果スイッチ１５０ｃは、オペレータが制御ボタン１２６を作動すると、制御ボタン１２６の中の磁石の動きに基づいて作動される。制御ボタン１２６に対する第３のホール効果スイッチ１５０ｃ作動は、回路ボード１５０が、駆動機構１６０の機能選択モジュール１６３および入力駆動コンポーネント１６５に適切な信号を提供して、ローディングユニット３００のツールアセンブリ３０４を開くことを可能にする。

加えて、ロッカーデバイス１３０のすぐ近位に位置しているのは、第４のホール効果スイッチ１５０ｄ（図３および７を参照）であり、第４のホール効果スイッチ１５０ｄは、オペレータがロッカーデバイス１３０を作動すると、ロッカーデバイス１３０の中の磁石（示されていない）の動きに基づいて作動される。ロッカーデバイス１３０に対応する第４のホール効果スイッチ１５０ｄの作動は、回路ボード１５０が、駆動機構１６０の機能選択モジュール１６３および入力駆動コンポーネント１６５に適切な信号を提供して、外科手術デバイス１００のハンドルハウジング１０２に対してローディングユニット３００を回転させることを可能にする。特に、第１の方向におけるロッカーデバイス１３０の動きは、ハンドルハウジング１０２に対して第１の方向でローディングユニット３００を回転させ、その一方で、反対の（例えば、第２の）方向におけるロッカーデバイス１３０の動きは、ハンドルハウジング１０２に対して反対の（例えば、第２の）方向でローディングユニットを回転させる。

図１〜３において理解されるように、外科手術デバイス１００は、中間ハウジング部分１０６と上部ハウジング部分との間に支持され、かつ、トリガーハウジング１０７の上に設置された発射ボタンまたは安全スイッチ１３２を含む。使用中、ローディングユニット３００のツールアセンブリ３０４は、必要に応じて、そして／または所望に応じて、開いた状態と閉じた状態との間に作動される。ローディングユニット３００を発射し、ローディングユニット３００のツールアセンブリ３０４が閉じた状態にある場合にローディングユニット３００からファスナーを吐き出すために、安全スイッチ１３２が押し下げられ、それによって、ローディングユニット３００がそこからファスナーを吐き出す準備ができることを外科手術デバイス１００に命令する。

ここで図１０に着目すると、アダプタ２００は、ノブハウジング２０２と、ノブハウジング２０２の遠位端から延在する外側チューブ２０６とを含む。ノブハウジング２０２および外側チューブ２０６は、アダプタ２００のコンポーネントを収容するように構成され、寸法を合わされる。外側チューブ２０６は、内視鏡挿入に対して寸法を合わされ、特に、外側チューブは、典型的なトロカール、カニューレ等を通過可能である。ノブハウジング２０２は、トロカールポート、カニューレ等に進入しないように寸法を合わされる。ノブハウジング２０２は、外科手術デバイス１００の遠位ハーフセクション１１０ａの上部ハウジング部分１０８の接続部分１０８ａに接続するように構成および適合される。

図２２において例示されるように、および以下により詳細に議論されるように、アダプタ２００は、外科手術デバイス１００の駆動コネクタ１２０および１２２のどちらかの回転を、ローディングユニット３００の駆動アセンブリ３６０および関節運動リンク３６６を動作させることに有用である軸方向並進に変換するように構成される。

アダプタ２００は、外科手術デバイス１００の第３の回転可能な駆動コネクタ１２２と、ローディングユニット３００の第１の軸方向に並進可能な駆動部材３６０とを相互接続する第１の駆動伝達／交換アセンブリを含み、第１の駆動伝達／交換アセンブリは、外科手術デバイス１００の第３の回転可能な駆動コネクタ１２２の回転を、ローディングユニット３００の第１の軸方向に並進可能な駆動部材３６０における発射するための軸方向並進に交換および伝達する。

アダプタ２００は、外科手術デバイス１００の第２の回転可能な駆動コネクタ１２０と、ローディングユニット３００の第２の軸方向に並進可能な駆動部材３６６とを相互接続する第２の駆動伝達／交換アセンブリを含み、第２の駆動伝達／交換アセンブリは、外科手術デバイス１００の第２の回転可能な駆動コネクタ１２０の回転を、ローディングユニット３００の関節運動リンク３６６における関節運動のための軸方向並進に交換および伝達する。

図６において理解されるように、アダプタ２００は、外科手術デバイス１００接続部分１０８ａの中に配置された対応する電気プラグ１９０ａ、１９０ｂへの電気的接続のための１対の電気接触ピン２９０ａ、２９０ｂを含む。電気接触２９０ａ、２９０ｂは、回路ボード１５０に電気的に接続される電気プラグ１９０ａ、１９０ｂを介して、外科手術デバイス１００の回路ボード１５０へのキャリブレイションおよびライフサイクル情報の通信を可能にするように機能する。アダプタ２００は、ノブハウジング２０２の中に支持された回路ボードをさらに含み、回路ボードは、電気接触ピン２９０ａ、２９０ｂと電気的に連絡している。

外科手術デバイスのボタンがユーザーによって作動されると、ソフトウェアは、所定の状態をチェックする。状態が満足された場合、ソフトウェアは、モータを制御し、取り付けられた外科手術ステープラに機械的駆動を送達し、次に、これは、押されたボタンの機能に依存して開き、閉じ、回転し、関節運動し、または発射することが可能である。ソフトウェアは、外科手術デバイス１００、アダプタ２００および／またはローディングユニット３００の状態を示すために、所定の方法で色光をオンまたはオフにすることによってユーザーにフィードバックも提供する。

システムの高レベル電気的構造図は、図２３において表示され、さまざまなハードウェアおよびソフトウェアインターフェースへの接続を示す。ボタン１２４、１２６の押圧から、および駆動シャフトのモータエンコーダーからの入力は、図２３の左側に示される。マイクロコントローラは、外科手術デバイス１００、アダプタ２００および／またはローディングユニット３００を動作させるデバイスソフトウェアを含む。マイクロコントローラは、マイクロＬＡＮ、ウルトラＩＤチップ、バッテリーＩＤチップ、およびアダプタＩＤチップから入力を受信し、かつ、それらに出力を送信する。マイクロＬＡＮ、ウルトラＩＤチップ、バッテリーＩＤチップ、およびアダプタＩＤチップは、以下のように、外科手術デバイス１００、アダプタ２００および／またはローディングユニット３００を制御する。
マイクロＬＡＮ − シリアル１−ワイヤが、システムコンポーネントＩＤ情報を読み取る／書き込むように通信を輸送する。
ウルトラＩＤチップ − 外科手術デバイス１００を識別し、使用情報を記録する。
バッテリーＩＤチップ − バッテリー１５６を識別し、使用情報を記録する。
アダプタＩＤチップ − アダプタ２００のタイプを識別し、エンドエフェクタ３００の存在を記録し、使用情報を記録する。

図２３において概略的に例示された図の右側は、ＬＥＤへの出力、（クランピング／切断、回転または関節運動を選択するための）モータの選択、および選択される機能を実行するための駆動モータの選択を示す。

図１１〜２１において例示されるように、外科手術デバイス１００のアダプタ２００は、ローディングユニット検出アセンブリ５００を含む。ローディングユニット検出アセンブリ５００は、ローディングユニット３００がアダプタ２００の遠位端に機械的に結合される前に、外科手術デバイス１００の作動を防ぐように構成される。

ローディングユニット検出アセンブリ５００は、検出リンク５２０、検出リンクリング５４０、スイッチリンクリング５６０、スイッチリンク５８０、スイッチピン６００、第１の付勢要素６１０、収縮ピン６２０、第２の付勢要素６４０、スイッチハウジング６６０、スイッチボタン６８０、回路７００、およびピン７２０ａ、７２０ｂを含む。概して、ローディングユニット３００がアダプタ２００とロード／係合されると、ローディングユニット３００の保持ラグ３０１は、検出リンク５２０を近位にカム作用し、従って、スイッチリンク５８０およびスイッチピン６００の近位並進を引き起こし、その結果、スイッチピン６００は、スイッチボタン６８０と接触する。スイッチピン６００とスイッチボタン６８０との間の接触の際に、回路７００およびピン７２０ａ、７２０ｂは、ローディングユニット３００がアダプタ２００と係合されていることを外科手術デバイス１００に連絡し、従って、外科手術デバイスの作動を許可する。

図１１〜１６、１９および２１を参照して、検出リンク５２０は、ローディングユニット３００と、アダプタ２００のノブハウジング２０２との間に延在する細長い部材である。検出リンク５２０の遠位部分５２０ａは、以下に議論されるように、ローディングユニット３００の保持ラグ３０１との係合のために構成されたカム作用表面５２２を含む。検出リンク５２０の近位部分５２０ｂは、検出リンクリング５４０に機械的に係合されている。例示された実施形態において、検出リンクリング５４０は、完全なリングを形成し、アダプタ２００の一部分を取り囲む。加えて、例示された実施形態において、検出リンク５２０は、検出リンクリング５４０の外側半径方向エッジに隣接して配置される。検出リンク５２０は、検出リンクリング５４０の一部分と半径方向に整列され、および／または検出リンクリング５４０と一体的に形成されることも予想される。さらに、検出リンクリング５４０は、例えば、ノブハウジング２０２の回転に応答して、軸Ａ−Ａの周りにアダプタ２００の近位部分２０４に対して回転可能である。

引き続き図１１〜１６、１９および２１を参照して、スイッチリンクリング５６０は、検出リンクリング５４０に隣接して近位に配置される。スイッチリンクリング５６０は、軸Ａ−Ａの周りにアダプタ２００の近位部分２０４に対して回転させられることができないことが予想される。従って、検出リンクリング５４０は、スイッチリンクリング５６０に対して回転可能である。例示された実施形態において、スイッチリンクリング５６０は、完全なリングを形成し、アダプタ２００の一部分を取り囲む。スイッチリンク５８０の遠位部分５８０ａは、スイッチリンクリング５６０と一体的に形成され、スイッチリンクリング５６０から近位方向に延在するように示される。スイッチリンク５８０の近位部分５８０ｂは、スイッチフィンガ５９０に（例えば、一体的に形成されるように）接続される。示されるように、スイッチフィンガ５９０は、スイッチリンク５８０から実質的に垂直方向に延在する。

特に図１４〜１６および２１を参照して、スイッチピン６００は、スイッチフィンガ５９０から近位方向に延在し、実質的にスイッチリンク５８０と平行である。スイッチピン６００の遠位部分６００ａは、スイッチフィンガ５９０内のロット５９２を通って延在する。スイッチピン６００の少なくとも一部分の周囲は、スロット５９２の少なくとも一部分の周囲より小さく、従って、スイッチピン６００の遠位部分６００ａがスロット５９２を通って移動することを可能にする。スイッチピン６００の近位部分６００ｂは、スイッチピン６００がスイッチボタン６８０に隣接するように、スイッチハウジング６６０の中に延在する。以下に議論されるように、スイッチピン６００の近位面６０１（図１６を参照）は、スイッチボタン６８０と接触するように移動可能である。第１の付勢要素６１０は、スイッチピン６００の一部分の周りに同軸上に配置される。より具体的には、第１の付勢要素６１０の遠位端６１０ａは、スイッチフィンガ５９０の近位面５９０ａと接触するように配置され（図１６）、スイッチハウジング６６０内に配置されている第１の付勢要素６１０の近位端６１０ｂは、スイッチピンの拡大された直径の近位部分６００ｂの遠位面と接触するように配置される（図１６を参照）。

図１４、１５および２１を参照して、収縮ピン６２０は、スイッチフィンガ５９０から近位方向に延在し、実質的にスイッチリンク５８０に平行である。収縮ピン６２０の遠位部分６２０ａは、スイッチフィンガ５９０内の孔５９４（図１６）を通って延在する。収縮ピン６２０の少なくとも一部分の周囲は、孔５９４の少なくとも一部分の周囲より小さく、従って、収縮ピン６２０の遠位部分６２０ａが孔５９４を通って移動することを可能にする。収縮ピン６２０の近位部分６２０ｂは、スイッチピン６００の遠位面６６０ａに当接している。さらに、例示された実施形態において、収縮ピン６２０の近位部分６２０ｂは、収縮ピン６２０の遠位部分６２０ａに対して、拡大された直径を含む。第２の付勢要素６４０は、収縮ピン６２０の一部分の周りに同軸上に配置される。より具体的には、第２の付勢要素６４０の遠位端６４０ａは、スイッチフィンガ５９０の近位面５９０ａと接触するように配置され（図１６）、第２の付勢要素６４０の近位端６４０ｂは、収縮ピン６２０の拡大された直径の近位部分６２０ｂの遠位面と接触するように配置される。

図１５、１６および２１を参照して、回路７００は、スイッチボタン６８０に隣接して配置され、スイッチハウジング６６０の近位面上に示される。回路７００は、スイッチボタン６８０と、スイッチハウジング６６０の一部分から近位方向に延在するピン７２０ａ、７２０ｂとの電子通信を行う。回路７００は、（例えば、ピン７２０ａを介して）スイッチボタン６８０の状態（すなわち、スイッチピン６００と接触しているか否か）を外科手術デバイス１００の回路ボード１５０に電気的に連絡する。スイッチボタン６８０が、スイッチピン６００と接触していない場合（すなわち、ローディングユニット３００がアダプタ２００と係合されていない（または正しく係合されていない）場合）、外科手術デバイスが作動されることが電子的に防がれる。スイッチボタン６８０が、スイッチピン６００と接触している場合（すなわち、ローディングユニット３００が、アダプタ２００と正しく係合されている場合）、外科手術デバイスの作動が、電子的に許可される。

使用中、特に図１７、１８および２０を参照して、ユーザーが、ローディングユニット３００をアダプタアセンブリ２００に接近させるとき、保持ラグ３０１は、アダプタ２００の開口部２３１内に進入し、ローディングユニット３００のフラッグ３０３は、アダプタ２００の駆動バー２５８内のスロット２７２に隣接して位置決めされる。次に、ユーザーは、アダプタ２００に対して（図１７および１８における矢印「Ａ」の一般的な方向で）ローディングユニット３００を回転して、ローディングユニット３００とアダプタ２００とを機械的に結合する。回転の間に、フラッグ３０３は、スロット２７２内に進入し、保持ラグを検出リンク５２０のカム作用表面５２２と接触させる。保持ラグ３０１とカム作用表面５２２との間の係合は、検出リンク５２０を、図１８の矢印「Ｂ」の一般的な方向で近位方向に移動させる。

検出リンク５２０が近位方向に移動すると、検出リンクリング５４０も近位方向に移動する。検出リンク５２０および検出リンクリング５４０の半径方向位置（図１６）にかかわらず、検出リンクリング５４０およびスイッチリンクリング５６０が３６０°に沿って互いに当接するので、検出リンクリング５４０の近位方向移動は、スイッチリンクリング５６０の近位方向移動を引き起こす。スイッチリンクリング５６０が近位方向に移動すると、スイッチリンク５８０およびスイッチフィンガ５９０も、第２の付勢要素６４０の付勢に対抗して近位方向に並進する。（スイッチピン６００とスイッチボタン６８０との間の係合の前に、スイッチピン６００の近位面６０１に対して働く力がないので、第１の付勢要素６１０は、スイッチフィンガ５９０に対して遠位方向への力を提供しない。）アダプタ２００に対するローディングユニット３００の連続した回転で、保持ラグ３０１は、カム作用表面５２２に対してカム作用し続け、従って、検出リンク５２０をより近位に移動させる。検出リンク５２０のさらなる近位移動で、従って、スイッチリンク５８０およびスイッチピン６００は、スイッチピン６００の近位面６０１をスイッチボタン６８０と接触させる。上に議論されたように、スイッチピン６００がスイッチボタン６８０と十分に接触している場合（例えば、スイッチボタン６８０の所定の圧縮量）、適切な信号は、外科手術デバイス１００回路ボード１５０に送信され、外科手術デバイス１００の作動を許可する。

外科手術デバイス１００の作動を許可することに加えて、スイッチピン６００がスイッチボタン６８０と接触する（および／またはスイッチボタン６８０を押圧する）と、第１の付勢要素６１０は、係合され、かつ、スイッチリンク５８０のスイッチフィンガ５９０に対して遠位方向への力を提供する。より具体的には、スイッチピン６００と接触しているスイッチボタン６８０は、スイッチピン６００に対して遠位に向く力を提供する。さらに、第１の付勢要素６１０は、ユーザーがローディングユニット検出アセンブリ５００を「オーバー打撃」して、スイッチピン６００とスイッチボタン６８０との間に信頼性のある接触が存在することを確実にすることを助けることを可能にする。さらに、第１の付勢要素６１０は、ローディングユニット検出アセンブリ５００のさまざまなパーツが、パーツの長さのより大きな許容範囲（すなわち、制限がより少ない）を有することを可能にし、その一方で、なおスイッチピン６００とスイッチボタン６８０との間の信頼性のある接触を確実にする。

図１４および２１を参照して、上に議論されたように、第２の付勢要素６４０は、スイッチフィンガ５９０に対して遠位に向く力（例えば、収縮力）を提供する。従って、ローディングユニット３００がアダプタ２００との係合から取り外されると、ローディングユニット３００の保持ラグ３０１は、検出リンク５２０のカム作用表面５２２との接触の外に移動し、第２の付勢要素６４０によって提供される遠位に向く力は、スイッチフィンガ５９０、スイッチリンク５８０、スイッチリンクリング５６０、検出リンクリング５４０および検出リンク５２０の遠位移動を引き起こす。さらに、スイッチフィンガ５９０の遠位移動は、スイッチピン６００を、遠位方向へ、スイッチボタン６８０との接触の外に移動させる。上に議論されたように、スイッチピン６００がスイッチボタン６８０と接触していないとき、外科手術デバイス１００は、作動されることができない。従って、ローディングユニット３００がアダプタ２００と係合されていないとき、外科手術デバイス１００の作動ができない。

図１および２２を参照して、ローディングユニット３００は、カニューレ、トロカール等を通る内視鏡挿入のために構成され、寸法を合わされる。特に、図１および２２において例示された実施形態において、ローディングユニット３００は、ローディングユニット３００が閉じた状態にある場合にカニューレまたはトロカールを通過し得る。

ローディングユニット３００は、近位本体部分３０２とツールアセンブリ３０４とを含む。近位本体部分３０２は、アダプタ２００の遠位結合２３０に解放可能に取り付けられ、ツールアセンブリ３０４は、近位本体部分３０２の遠位端に旋回可能に取り付けられる。ツールアセンブリ３０４は、アンビルアセンブリ３０６とカートリッジアセンブリ３０８とを含む。カートリッジアセンブリ３０８は、アンビルアセンブリ３０６に関連して旋回可能であり、トロカールのカニューレを通る挿入のために、開いた位置またはクランプで締められていない位置と、閉じた位置またはクランプで締められた位置との間において移動可能である。近位本体部分３０２は、少なくとも、駆動アセンブリ３６０と関節運動リンク３６６とを含む。

引き続き図２２を参照して、駆動アセンブリ３６０は、動的クランピング部材３６５に固定される遠位端を有する可撓性駆動ビーム３６４と、近位係合セクション３６８とを含む。係合セクション３６８は、ショルダー３７０を規定する階段状部分を含む。係合セクション３６８の近位は、直径方向に反対の内側に延在するフィンガ３７２を含む。フィンガ３７２は、駆動部材３７４をビーム３６４の近位端に固定して固定するために、中空の駆動部材３７４を係合する。駆動部材３７４は、近位のぞき窓３７６を規定し、近位のぞき窓３７６は、ローディングユニット３００がアダプタ２００の遠位結合２３０に取り付けられるとき、アダプタ２００の第１の駆動コンバータアセンブリ２４０の駆動チューブ２４６の接続部材２４７を受け取る。

駆動アセンブリ３６０は、ツールアセンブリ３０４内において遠位に前進される場合、クランピング部材３６５の上部ビームは、アンビルプレート３１２とアンビルカバー３１０との間に規定されたチャンネル内において移動し、下部ビームは、ツールアセンブリ３０４を閉じ、そこからステープルを発射するために、キャリア３１６の外部表面上に移動する。

ローディングユニット３００の近位本体部分３０２は、関節運動リンク３６６を含み、関節運動リンク３６６は、ローディングユニット３００の近位端から延在するフック付きの近位端３６６ａを有する。関節運動リンク３６６のフック付きの近位端３６６ａは、ローディングユニット３００がアダプタ２００の遠位ハウジング２３２に固定されるとき、アダプタ２００の駆動バー２５８の結合フック２５８ｃを係合する。アダプタ２００の駆動バー２５８が前述のように前進または後退させられるとき、ローディングユニット３００の関節運動リンク３６６は、ローディングユニット３００内において前進または収縮させられて、近位本体部分３０２の遠位端に関連してツールアセンブリ３０４を旋回させる。

図２２において例示されるように、ツールアセンブリ３０４のカートリッジアセンブリ３０８は、キャリア３１６の中に支持可能なステープルカートリッジ３０５を含む。ステープルカートリッジ３０５は、中央長手方向スロット３０５ａと、長手方向スロット３０５ａの両側の各々に位置決めされた３つの直線列のステープル保持スロット３０５ｂとを規定する。ステープル保持スロット３０５ｂの各々は、単一のステープル３０７とステープルプッシャー３０９の一部とを受け取る。外科手術デバイス１００の動作の間に、駆動アセンブリ３６０は、作動スレッドに接し、カートリッジ３０５を通して作動スレッドを押す。作動スレッドがカートリッジ３０５を通して移動すると、作動スレッドのカムウェッジは、連続してステープルプッシャー３０９を係合して、ステープル保持スロット３０５ｂ内においてステープルプッシャー３０９を垂直に移動させ、アンビルプレート３１２に当接するような形成のために、そこから単一ステープル３０７を連続して射出する。

ローディングユニット３００の構成および動作の詳細な議論に対して、２００９年８月３１日に出願された「ＴＯＯＬ ＡＳＳＥＭＢＬＹ ＦＯＲ Ａ ＳＵＲＧＩＣＡＬ ＳＴＡＰＬＩＮＧ ＤＥＶＩＣＥ」という題名の米国特許出願第２００９／０３１４８２１号が参照になされ得る。

さまざまな変更は、ここで開示されたアダプタアセンブリの実施形態になされ得ることが理解される。例えば、本開示が、アダプタ２００を含む外科手術デバイス１００と共に用いられるローディングユニット検出アセンブリ５００を議論したが、ローディングユニット検出アセンブリ５００は、細長い内視鏡部分を含み、かつ、アダプタを含まない外科手術デバイス１００と共に使用可能であることが予想され、本開示の範囲内にある。さらに、ローディングユニット検出アセンブリ５００は、手持ち式動力付きの外科手術器具（例えば、ジョー部材を作動させること、ファスナーを発射させること、電気外科手術エネルギーを組織に適用すること、ジョー部材を回転させること、ジョー部材を関節運動させること等を行い、かつ、少なくとも１つの移動可能なハンドルを含む外科手術器具）と共に使用可能である。なおさらに、バッテリー１５６は、ライン電圧（ＡＣかまたはＤＣか）または燃料電池のような電気的動力の代替的な供給源と取り替えられ得る。それゆえ、上記説明は、限定としてではなく、単に実施形態の例示として解釈されるべきである。当業者は、本開示の範囲および精神内において他の変更を予想する。

１００ 外科手術デバイス
１０２ ハンドルハウジング
１０４ 下部ハウジング部分
１０５ 扉
１０７ トリガーハウジング
１０８ａ 接続部分
１１４ ノーズ円錐
１３２ 発射ボタンまたは安全スイッチ
２００ アダプタ
２１０ 駆動結合アセンブリ
２３０ 遠位結合
３００ ローディングユニット
３０２ 近位本体部分
３０４ ツールアセンブリ
３０６ アンビルアセンブリ
３０８ カートリッジアセンブリ

Claims (13)

1. 外科手術デバイスであって、該外科手術デバイスは、
   アダプタアセンブリと選択的に接続するための接続部分を規定するデバイスハウジングと、
   該デバイスハウジングの中に支持され、かつ、少なくとも１つの駆動シャフトを回転させるように構成された少なくとも１つの駆動モータと、
   該少なくとも１つの駆動モータと電気的に連絡するように配置されたバッテリーと、
   該バッテリーから該少なくとも１つの駆動モータに送達される電力を制御するために、該ハウジング内に配置された回路ボードと、
   少なくとも１つの機能を実行するように構成されたローディングユニットと、
   該ローディングユニットと該デバイスハウジングとを選択的に相互接続するためのアダプタアセンブリと、
   該アダプタアセンブリと機械的に協働するように配置されたローディングユニット検出アセンブリと
   を含み、
   該ローディングユニット検出アセンブリは、
   該ローディングユニットによって係合されるように構成された検出リンクであって、該検出リンクは、該ローディングユニットに対して長手方向に並進可能である、検出リンクと、
   該検出リンクと機械的に協働するように配置されたスイッチピンであって、それにより、該検出リンクの長手方向並進は、結果として、該スイッチピンの対応する長手方向並進をもたらす、スイッチピンと、
   該アダプタアセンブリと機械的に協働するように配置されたスイッチボタンであって、該スイッチボタンは、少なくとも部分的にスイッチハウジングによって収容されている、スイッチボタンと、
   該スイッチピンと該検出リンクとの間に配置されたスイッチリンクであって、該スイッチピンは、該スイッチリンクに対して長手方向に並進可能である、スイッチリンクと、
   該スイッチピンと同軸上に配置された第１の付勢要素であって、該第１の付勢要素は、該スイッチリンクの近位部分と該スイッチピンの拡大された直径の部分との間に配置されている、第１の付勢要素と
   少なくとも部分的に該スイッチハウジングと該スイッチリンクの一部分との間に配置された収縮ピンと、
   該収縮ピンと同軸上に配置され、かつ、該スイッチリンクに対して遠位方向への力を与えるように構成された第２の付勢要素と
   を含み、
   該ローディングユニットと該ローディングユニット検出アセンブリとの間の所定の量の機械的係合は、該検出リンクの近位並進を引き起こし、該スイッチピンを、該スイッチボタンとの接触状態へと近位方向に移動させ、該スイッチボタンに対して該スイッチピンによって与えられる所定の量の力は、該スイッチボタンを起動し、該スイッチボタンは、該少なくとも１つの駆動モータの作動を可能にするために、該デバイスハウジングの一部分と電子通信を行う、外科手術デバイス。
2. 前記検出リンクの遠位端は、前記ローディングユニットの保持ラグを係合するカム作用表面を含む、請求項１に記載の外科手術デバイス。
3. 前記スイッチリンクは、前記検出リンクに対して回転可能である、請求項１に記載の外科手術デバイス。
4. 前記第２の付勢要素は、前記第１の付勢要素が圧縮を開始する前に、圧縮を開始するように構成されている、請求項１に記載の外科手術デバイス。
5. 前記第１の付勢要素は、前記スイッチピンと前記スイッチボタンとの間の接触がなされるまで圧縮を開始しない、請求項１に記載の外科手術デバイス。
6. 前記収縮ピンは、前記スイッチリンクに対して長手方向に並進可能である、請求項１に記載の外科手術デバイス。
7. 前記スイッチピンは、前記スイッチリンクに対して長手方向に並進可能である、請求項６に記載の外科手術デバイス。
8. ローディングユニットとの選択的係合のために構成された外科手術デバイスと共に用いられるローディングユニット検出アセンブリであって、該ローディングユニット検出アセンブリは、
   ローディングユニットによって係合されるように構成された検出リンクと、
   該検出リンクの近位に配置されたスイッチボタンであって、該スイッチボタンは、少なくとも部分的にスイッチハウジングによって収容されている、スイッチボタンと、
   該検出リンクと機械的に協働するように、かつ、該スイッチボタンに隣接して配置されたスイッチピンと、
   該スイッチピンと該検出リンクとの間に配置されたスイッチリンクであって、該スイッチピンは、該スイッチリンクに対して長手方向に並進可能である、スイッチリンクと、
   該スイッチピンと同軸上に配置された第１の付勢要素であって、該第１の付勢要素は、該スイッチリンクの近位部分と該スイッチピンの拡大された直径の部分との間に配置されている、第１の付勢要素と
   少なくとも部分的に該スイッチハウジングと該スイッチリンクの一部分との間に配置された収縮ピンと、
   該収縮ピンと同軸上に配置され、かつ、該スイッチリンクに対して遠位方向への力を与えるように構成された第２の付勢要素と
   を含み、
   該ローディングユニットと該ローディングユニット検出アセンブリとの間の係合は、該検出リンクを、該ローディングユニットに対して近位方向に並進させ、かつ、該スイッチボタンが係合されるようにし、該スイッチボタンの係合は、該外科手術デバイスの一部分との電子通信を引き起こして、該外科手術デバイスの作動を可能にする、ローディングユニット検出アセンブリ。
9. 前記検出リンクの遠位端は、前記ローディングユニットの保持ラグを係合するカム作用表面を含む、請求項８に記載のローディングユニット検出アセンブリ。
10. 前記スイッチリンクは、前記検出リンクに対して回転可能である、請求項８に記載のローディングユニット検出アセンブリ。
11. 前記第２の付勢要素は、前記第１の付勢要素が圧縮を開始する前に、圧縮を開始するように構成されている、請求項８に記載のローディングユニット検出アセンブリ。
12. 前記第１の付勢要素は、前記スイッチピンと前記スイッチボタンとの間の接触がなされるまで圧縮を開始しない、請求項８に記載のローディングユニット検出アセンブリ。
13. 前記収縮ピンは、前記スイッチリンクに対して長手方向に並進可能である、請求項８に記載のローディングユニット検出アセンブリ。