JP6152282B2 - 作業支援システムおよびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、作業者による複数の作業項目からなる一連の作業の実施および確認者によるそれらの作業の確認の実施を支援する処理を実行するコンピュータにより構成された作業支援システムおよびプログラムに係り、例えば、コンピュータシステムの保守等に利用できる。
一般に、コンピュータシステムでは、その信頼性を高め、システムを安定して稼働させるために、サーバの保守作業等を行う必要がある。そして、作業品質を向上させるために、作業者とこの作業者による作業をチェックする確認者との2名体制で作業を行うことがある。
また、保守員が点検作業を行うときにサーバから点検項目を携帯端末にダウンロードして表示し、点検結果を携帯端末に記録・蓄積し、それらの点検結果をサーバに一括送信する点検情報管理装置が知られている(特許文献1参照)。
さらに、同じ工程からなる作業を複数の作業者が異なる場所で並行して行う場合に好適な仕組みとして、各作業者の携帯端末から送信された進捗情報をサーバで受信し、インターネットを介してサーバに接続された管理センタ装置に対し、受信した各作業者の進捗情報を一覧表示するWebページを送信する進捗状況管理装置が知られている(特許文献2参照)。
また、選択したジョブの作業ステップ毎に、メモリから、対応する作業手順説明用のマニュアルと作業品質の診断プログラムとを取り出し、これらをそれぞれ表示装置と診断装置とにダウンロードすることにより、習熟しない作業者であっても、効率よく、高い作業品質を維持して作業を遂行できるようにした作業支援システムが知られている(特許文献3参照)。
特開2002−62930号公報 特開2004−38538号公報 特開2003−156993号公報
しかしながら、前述した作業者と確認者とによる2名体制での保守作業は、双方が確実に各自の役割を果たせば、作業品質の向上を図ることができるものの、作業者が一人で作業を進めてしまった場合には、2名体制が名目的なものとなってしまい、作業品質の向上に繋がらないおそれがある。
また、前述した特許文献1〜3では、携帯端末の利用、複数の作業者による同一工程の作業への対応、作業ステップ毎のマニュアル表示および作業品質診断により、ある程度は、作業効率や作業品質の向上を図ることができるものの、前述した作業者と確認者とによる2名体制での保守作業には対応しておらず、また、2名体制での保守作業を行う際に生じる上記のような問題を解消するものでもない。
本発明の目的は、作業の確実性・信頼性の向上を図ることができるとともに、作業の進捗状況の把握が可能となる作業支援システムおよびプログラムを提供するところにある。
本発明は、作業者による複数の作業項目からなる一連の作業の実施および確認者による作業の確認の実施を支援する処理を実行するコンピュータにより構成された作業支援システムであって、複数の作業項目の各作業内容を画面表示するための作業手順書データを記憶する作業手順書データベースと、作業者による作業の進捗状況を示す作業者ステータスおよび確認者による確認の進捗状況を示す確認者ステータス、並びに作業者による作業結果を、作業項目を識別するための項目IDと関連付けて記憶する作業結果データベースと、作業者が操作する携帯型の作業者端末および確認者が操作する携帯型の確認者端末から無線を含むネットワークを介して送信されてくる作業手順書取得要求信号を受信し、作業手順書データベースに記憶された作業手順書データを、ネットワークを介して作業者端末および確認者端末へ送信する処理を実行する作業手順書送信手段と、作業者により入力されて作業者端末からネットワークを介して送信されてくる作業結果および項目IDを受信し、受信した作業結果を、受信した項目IDと関連付けて作業結果データベースに記憶させる処理を実行する作業結果受信手段と、確認者により入力されて確認者端末からネットワークを介して送信されてくる確認結果および項目IDを受信する処理を実行する確認結果受信手段と、作業結果受信手段により作業結果および項目IDを受信した場合に、受信した項目IDに関連付けられて作業結果データベースに記憶されている作業者ステータスを、受信済みであることを示す状態に変更する処理を実行し、確認結果受信手段により確認結果および項目IDを受信した場合に、受信した項目IDに関連付けられて作業結果データベースに記憶されている確認者ステータスを、受信済みであることを示す状態に変更する処理を実行するとともに、作業者ステータスおよび確認者ステータスを監視し、これらの双方が受信済みであることを示す状態になっているという登録完了条件の成否を判断する処理を実行するステータス変更手段と、このステータス変更手段により登録完了条件が成立したと判断された場合に、作業手順書データによる画面表示が行われている作業者端末および確認者端末での次の作業項目への入力許可情報として、作業結果を作業結果データベースに登録したことを示す登録完了通知情報を、ネットワークを介して作業者端末および確認者端末へ送信する処理を実行する登録完了通知手段とを備えたことを特徴とするものである。
ここで、「作業手順書データベース」に記憶された「作業手順書データ」は、作業手順書送信手段により作業者端末および確認者端末に送信される完成または略完成された状態の画面表示用データでもよく、送信される画面表示用データを作成するための部品データの集合でもよい。そして、この画面表示用データまたはその部品データとなる「作業手順書データ」は、見易いという観点から、複数の作業項目の各作業内容を作業順に並べて端末に画面表示するためのデータであることが好ましいが、作業者や確認者が作業の順番を把握することができるようになっていれば、必ずしも各作業内容を作業順に並べた画面表示とする必要はない。
また、「作業結果受信手段」により受信する「作業結果」、および「確認結果受信手段」により受信する「確認結果」は、必ずしも作業者や確認者により入力された文章のテキストデータや添付された写真の画像データである必要はなく、作業者や確認者による選択情報(例えば、「良好」、「不備あり」等の作業の仕上がり具合を示す選択情報、あるいは「5分未満で終了」、「10分以上」等の作業に要した時間を示す選択情報等)でもよく、作業や確認の実施を終了した旨を示すだけの情報(それが何の情報であるかを示すだけのもの)でもよい。
このような本発明の作業支援システムにおいては、作業者ステータスおよび確認者ステータスを監視し、これらの双方が「受信済みであることを示す状態」になっているという登録完了条件が成立した場合に、次の作業項目への入力許可情報となる登録完了通知情報を、作業者端末および確認者端末へ送信するので、作業者が一人で作業を進めてしまうといった不都合を未然に防止することが可能となる。
従って、作業者と確認者とによる2名体制(後述する如く、作業者と確認者との合計人数は3名以上でもよいが、ここでは各作業項目につき、それぞれ必ず作業者と確認者とがいるという意味で、2名体制という。)での作業が、従前に比べ、より確実に行われるようになり、作業者および確認者の双方が各自の役割を適切に果たすことが可能となる。このため、2名体制での作業が実効あるものとなり、作業品質の向上や作業の信頼性確保を図ることが可能となる。
また、作業結果データベースに、各作業項目について、作業者ステータスおよび確認者ステータスが設けられているので、これらを参照することで、作業者や確認者による作業や確認の実施の進捗状況を把握することが可能となり、これらにより前記目的が達成される。
また、本発明では、上述した如く、次の作業項目への入力許可情報となる登録完了通知情報を端末に送信するにあたり、作業者ステータスおよび確認者ステータスの双方が「受信済みであることを示す状態」になっているという登録完了条件の成否を判断するが、この際のステータスの具体的な監視形態は、一通りではなく、例えば、次のような2形態がある。
第1の監視形態は、一方のステータスを変更するプログラムが、他方のステータスを監視するという形態であり、自分(そのプログラム)が変更したステータスについては、自分が把握しているので、他方のステータスを監視することにより、作業者ステータスおよび確認者ステータスの双方を把握することが可能となるというものである。第2の監視形態は、作業者ステータスおよび確認者ステータスの双方を監視する第三者的なプログラムを置くという形態である。
第1の監視形態としては、具体的には、次のような構成をとることができる。すなわち、前述した作業支援システムにおいて、作業者ステータスおよび確認者ステータスとしての受信済みであることを示す状態には、準備状態と完了状態とがあり、ステータス変更手段は、作業結果受信手段により作業結果および項目IDを受信した場合に、受信した項目IDに関連付けられて作業結果データベースに記憶されている作業者ステータスを、準備状態に変更した後に、同一の項目IDに関連付けられて作業結果データベースに記憶されている確認者ステータスを監視し、確認者ステータスが準備状態または完了状態になっている場合に、登録完了条件が成立したと判断し、作業者ステータスを、準備状態から完了状態に変更する処理を実行するとともに、確認結果受信手段により確認結果および項目IDを受信した場合に、受信した項目IDに関連付けられて作業結果データベースに記憶されている確認者ステータスを、準備状態に変更した後に、同一の項目IDに関連付けられて作業結果データベースに記憶されている作業者ステータスを監視し、作業者ステータスが準備状態または完了状態になっている場合に、登録完了条件が成立したと判断し、確認者ステータスを、準備状態から完了状態に変更する処理を実行する構成とされ、登録完了通知手段は、ステータス変更手段により登録完了条件が成立したと判断され、作業者ステータスが完了状態に変更される場合または変更された場合に、作業手順書データによる画面表示が行われている作業者端末での次の作業項目への入力許可情報として、登録完了通知情報を、ネットワークを介して作業者端末へ送信する処理を実行するとともに、ステータス変更手段により登録完了条件が成立したと判断され、確認者ステータスが完了状態に変更される場合または変更された場合に、作業手順書データによる画面表示が行われている確認者端末での次の作業項目への入力許可情報として、登録完了通知情報を、ネットワークを介して確認者端末へ送信する処理を実行する構成とすることができる。
ここで、「登録完了通知手段」において「作業者ステータスが完了状態に変更される場合または変更された場合」とされているのは、登録完了通知手段による登録完了通知情報の作業者端末への送信は、ステータス変更手段が作業者ステータスを完了状態に変更する前でもよく、後でもよく、勿論、同時でもよいという趣旨である。同様に、「登録完了通知手段」において「確認者ステータスが完了状態に変更される場合または変更された場合」とされているのは、登録完了通知手段による登録完了通知情報の確認者端末への送信は、ステータス変更手段が確認者ステータスを完了状態に変更する前でもよく、後でもよく、勿論、同時でもよいという趣旨である。
この第1の監視形態では、登録完了通知手段による登録完了通知情報の作業者端末への送信と、確認者端末への送信とは、いずれもステータス変更手段により登録完了条件が成立したと判断された後に行われるが、登録完了条件の成否判断は、ステータス変更手段を構成する別々のプログラム(ステータス変更手段の一部の機能を実現するプログラムおよび残りの一部の機能を実現するプログラム)により行われるので、それぞれの送信タイミングは、多少ずれていてもよい。従って、この第1の監視形態では、登録完了条件が成立したという判断は、別の視点からの判断で、2回(複数回)行われることになる。
第2の監視形態としては、具体的には、次のような構成をとることができる。すなわち、前述した作業支援システムにおいて、作業者ステータスおよび確認者ステータスとしての受信済みであることを示す状態には、準備状態と完了状態とがあり、ステータス変更手段は、作業結果受信手段により作業結果および項目IDを受信した場合に、受信した項目IDに関連付けられて作業結果データベースに記憶されている作業者ステータスを、準備状態に変更し、確認結果受信手段により確認結果および項目IDを受信した場合に、受信した項目IDに関連付けられて作業結果データベースに記憶されている確認者ステータスを、準備状態に変更する処理を実行するとともに、同一の項目IDに関連付けられて作業結果データベースに記憶されている作業者ステータスおよび確認者ステータスを監視し、これらの双方が準備状態になっている場合に、登録完了条件が成立したと判断し、これらの双方を準備状態から完了状態に変更する処理を実行する構成とされ、登録完了通知手段は、ステータス変更手段により登録完了条件が成立したと判断され、作業者ステータスおよび確認者ステータスの双方が完了状態に変更される場合または変更された場合に、作業手順書データによる画面表示が行われている作業者端末および確認者端末での次の作業項目への入力許可情報として、登録完了通知情報を、ネットワークを介して作業者端末および確認者端末へ送信する処理を実行する構成とすることができる。
ここで、「登録完了通知手段」において「作業者ステータスおよび確認者ステータスの双方が完了状態に変更される場合または変更された場合」とされているのは、登録完了通知手段による登録完了通知情報の作業者端末および確認者端末への送信は、ステータス変更手段が作業者ステータスおよび確認者ステータスの双方を完了状態に変更する前でもよく、後でもよく、勿論、同時でもよいという趣旨である。
この第2の監視形態では、登録完了条件が成立したという判断は、前記第1の監視形態の場合とは異なり、1回だけ行われることになる。
さらに、以上に述べた作業支援システムにおいて、作業手順書データベースには、複数の作業項目からなる一連の作業を、複数の作業者により実施する必要があるか若しくは実施することが可能な場合、および/または複数の確認者により確認する必要があるか若しくは確認することが可能な場合に、作業手順書データとして、各作業項目の作業内容データとともに、各作業項目を担当する作業者の担当種別または各作業項目を担当する確認者の担当種別を示す担当種別IDが、各作業項目についての項目IDと関連付けて記憶され、作業手順書送信手段は、作業手順書取得要求信号として、作業者端末から作業者のユーザIDとともに作業者の担当種別の選択情報を受信するか、または確認者端末から確認者のユーザIDとともに確認者の担当種別の選択情報を受信し、選択された担当種別に対応する作業項目とそれ以外の作業項目とを区別した状態で複数の作業項目の各作業内容を画面表示するための作業手順書データを、ネットワークを介して作業者端末および確認者端末へ送信する処理を実行するとともに、担当種別を選択した作業者または確認者のユーザIDを、選択された担当種別についての担当種別IDに関連付けられて作業手順書データベースに記憶されている全ての項目IDと対応させて作業結果データベースに記憶させる構成とされ、登録完了通知手段は、ステータス変更手段により登録完了条件が成立したと判断された場合に、作業結果データベースから、登録完了条件が成立した作業項目およびその次の作業項目についての各項目IDに関連付けられた作業者および確認者のユーザIDを取得し、登録完了条件が成立した作業項目についての項目IDに関連付けられた作業者のユーザIDと、次の作業項目についての項目IDに関連付けられた作業者のユーザIDとが一致している場合には、作業手順書データによる画面表示が行われている作業者端末での次の作業項目への入力許可情報として、登録完了通知情報を、ネットワークを介して作業者端末へ送信し、作業者のユーザIDが一致していない場合には、次の作業項目への入力不許可情報として、登録完了通知情報を、ネットワークを介して作業者端末へ送信するとともに、登録完了条件が成立した作業項目についての項目IDに関連付けられた確認者のユーザIDと、次の作業項目についての項目IDに関連付けられた確認者のユーザIDとが一致している場合には、作業手順書データによる画面表示が行われている確認者端末での次の作業項目への入力許可情報として、登録完了通知情報を、ネットワークを介して確認者端末へ送信し、確認者のユーザIDが一致していない場合には、次の作業項目への入力不許可情報として、登録完了通知情報を、ネットワークを介して確認者端末へ送信する処理を実行する構成とされ、作業者端末または確認者端末からネットワークを介して送信されてくる入力許否問合せ信号を、作業者または確認者のユーザIDとともに受信し、受信した作業者または確認者のユーザIDが、登録完了条件が成立している最後の作業項目の次の作業項目についての項目IDに関連付けられて作業結果データベースに記憶されている作業者または確認者のユーザIDと一致するか否かを判断し、一致している場合には、入力許可情報、またはこの入力許可情報に加えて登録完了条件が成立している最後の作業項目若しくはその次の作業項目についての項目IDを、ネットワークを介して作業者端末または確認者端末へ送信する処理を実行する入力許否判断手段を備えた構成とすることができる。
ここで、「選択された担当種別に対応する作業項目とそれ以外の作業項目とを区別した状態」とは、例えば、着色、枠囲いの有無、網掛けの有無等による区別の他、サーバへの送信用のボタンの設置の有無による区別がある。
このように複数の作業者および/または複数の確認者で行う作業を支援する構成とした場合には、複数の作業項目からなる一連の作業を、複数の作業者により実施する必要があるか若しくは実施することが可能な場合、および/または複数の確認者により確認する必要があるか若しくは確認することが可能な場合に対応することが可能となる。例えば、アプリケーションの担当者と、OSやハードウェアの担当者とで手分けして一連の作業を行ったほうがよい場合、会社内の事業所、部、課、係といった各部署の担当者で手分けして一連の作業を行ったほうがよい場合、作業対象が複数箇所に分散していることから離れた場所で一連の作業を行う必要がある場合等に対応することが可能となる。
この際、作業手順書データベースでは、各作業項目の作業内容に応じて予め定められた担当種別IDと各作業項目についての項目IDとが対応しているが、作業結果データベースでは、担当種別を選択した作業者や確認者のユーザIDと各作業項目についての項目IDとが対応するようになるので、予め用意されていた担当種別IDが、その担当種別を選択した作業者や確認者のユーザIDに置き換えられる状態となる。この置換え処理は、作業手順書送信手段により実行される。
そして、本発明のプログラムは、以上に述べた作業支援システムとして、コンピュータを機能させるためのものである。
なお、上記のプログラムまたはその一部は、例えば、光磁気ディスク(MO)、コンパクトディスク(CD)を利用した読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)を利用した読出し専用メモリ(DVD−ROM)、DVDを利用したランダム・アクセス・メモリ(DVD−RAM)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去および書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM)、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)等の記録媒体に記録して保存や流通等させることが可能であるとともに、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等の有線ネットワーク、あるいは無線通信ネットワーク、さらにはこれらの組合せ等の伝送媒体を用いて伝送することが可能であり、また、搬送波に載せて搬送することも可能である。さらに、上記のプログラムは、他のプログラムの一部分であってもよく、あるいは別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。
以上に述べたように本発明によれば、作業者ステータスおよび確認者ステータスを監視し、これらの双方が「受信済みであることを示す状態」になっているという登録完了条件が成立した場合に、次の作業項目への入力許可情報となる登録完了通知情報を、作業者端末および確認者端末へ送信するので、作業者が一人で作業を進めてしまうといった不都合を未然に防止することができるため、作業の確実性・信頼性の向上を図ることができるとともに、作業の進捗状況の把握が可能となるという効果がある。
本発明の一実施形態の作業支援システムの全体構成図。 前記実施形態の作業手順書データベースの構成図。 前記実施形態の作業結果データベースの構成図。 前記実施形態の作業者端末、確認者端末に表示される作業手順書の画面イメージを示す図。 前記実施形態の作業支援システムによる作業支援処理の流れを示すフローチャートの図。 本発明の変形の形態における作業手順書の一覧表を示す図。 前記変形の形態の作業手順書データベースの構成図。 前記変形の形態の作業結果データベースの構成図。
以下に本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。図1には、本実施形態の作業支援システム10の全体構成が示されている。図2には、作業手順書データベース30の構成が示され、図3には、作業結果データベース31の構成が示され、図4には、作業者端末、確認者端末に表示される作業手順書の画面イメージが示されている。また、図5には、作業支援システム10による作業支援処理の流れがフローチャートで示されている。
図1において、作業支援システム10は、作業支援サーバ20と、作業者(システムの保守員等)が操作する携帯型の作業者端末40および確認者(システムの保守員等)が操作する携帯型の確認者端末50とが、無線を含むネットワーク1で接続されて構成されている。また、作業支援サーバ20には、本システムの管理者が操作する管理者端末60と、作業手順書の作成者が操作する作成者端末70とが、ネットワーク1で接続されている。
ネットワーク1は、本実施形態では、例えば、社内無線LANおよびイントラネット等により構成された社内ネットワークのような内部ネットワークであるが、公衆無線LAN(Wi−Fi等)およびインターネット等により構成されたオープン・ネットワークでもよい。
この作業支援システム10は、例えば、サーバの保守作業等に用いられるものであり、本実施形態では、一例として、作業対象となる本番システム80(顧客相手の各種営業に使用されるシステム等)の保守のための一連の作業を、本番ネットワーク81(実際の営業時に使用されるインターネット等)を介して接続された作業実施端末82の操作により実施するものとする。
作業支援サーバ20は、1台または複数台のコンピュータにより構成され、作業手順書作成手段21と、作業手順書送信手段22と、作業結果受信手段23と、確認結果受信手段24と、ステータス変更手段25と、登録完了通知手段26と、管理手段27と、作業手順書データベース30と、作業結果データベース31とを備えて構成されている。
作業手順書作成手段21は、作成者によりエクセルシート等で作成された作業手順書データについて、作成者端末70からの入力を受け付け、受け付けた作業手順書データを、作業者端末40および確認者端末50へ送信するための画面表示用データに変換するか、または画面表示用データを作成するための部品データの集合に変換し、変換して得られた作業手順書データとしての画面表示用データまたはその部品データを、項目IDと関連付けて作業手順書データベース30(図2参照)に記憶させる処理を実行するものである。
ここで、エクセルシート等で作成された作業手順書データは、本実施形態では、一例として、システムの保守等のための一連の作業を構成する各作業項目について、項目IDと作業内容(作業内容を説明するための文章および画像)とを対応させた状態で作業順に並べて記載されたものである。
作業手順書送信手段22は、作業者端末40および確認者端末50からネットワーク1を介して送信されてくる作業手順書取得要求信号を、作業者や確認者のユーザID(社員コード等)とともに受信し、作業手順書データベース30(図2参照)に格納されて予め用意されている幾つかの作業手順書データの名称等を並べた作業手順書の一覧表を、ネットワーク1を介して作業者端末40および確認者端末50へ送信し、作業者端末40および確認者端末50からネットワーク1を介して送信されてくる作業手順書の選択情報を受信し、選択された作業手順書データを作業手順書データベース30から取得し、取得した作業手順書データとしての画面表示用データ、または取得した作業手順書データを部品として用いて作成された画面表示用データ(例えば、Webデータ)を、ネットワーク1を介して作業者端末40および確認者端末50へ送信する処理を実行するものである。なお、作業者端末40との接続と、確認者端末50との接続とは、別々に行われる。また、作業者端末40および確認者端末50へ送信される画面表示用データは、本実施形態では、見易いという観点から、複数の作業項目の各作業内容を作業順に並べて端末に画面表示するためのデータであるが、作業者や確認者が作業の順番を把握することができるようになっていれば、必ずしも各作業内容を作業順に並べた画面表示とする必要はない。
また、作業手順書送信手段22は、作業者端末40および確認者端末50に送信する作業手順書データを用いて、作業者による作業結果および確認者による確認結果を格納するためのテーブルを、作業結果データベース31(図3参照)に作成する処理を実行する。この際、作業手順書送信手段22は、受信した作業者や確認者のユーザIDを、項目IDと関連付けて作業結果データベース31に記憶させる。なお、テーブルは、作業結果データベース31に予め用意されていてもよく(例えば、作業手順書作成手段21により作業手順書データを用意した段階で、併せて、作業手順書作成手段21によりテーブルを作成してもよい。)、その場合には、作業手順書送信手段22は、受信した作業者や確認者のユーザIDを、項目IDと関連付けて既設のテーブルに格納する。
また、本実施形態では、基本的には、1人の作業者および1人の確認者による作業・確認を前提としているが、作業者や確認者が途中で(ある作業項目の作業中に、または次の作業項目の作業から)、他の作業者や他の確認者に交代したり、交代後に元の作業者や元の確認者に戻ることができるようにしてもよく、その場合には、交代し得る作業者や確認者が事前に判っていれば、例えば、作業手順書送信手段22により、交代し得る作業者や確認者のユーザIDについても受信し、これらのユーザIDも、項目IDと関連付けて作業結果データベース31(図3参照)に予め記憶させておいてもよく、事前に判っていなければ、例えば、作業者端末40や確認者端末50から、作業者や確認者の交代要求信号とともに、ネットワーク1を介して送信されてくる新たな作業者や確認者のユーザIDを受信し、受信したユーザIDを、項目IDと関連付けて作業結果データベース31に記憶させる(元の作業者や確認者のユーザIDを残して保存してもよく、上書き保存してもよい。)処理を実行する交代要求受付手段を、作業支援サーバ20に設けておいてもよい。
作業結果受信手段23は、作業者により入力されて作業者端末40からネットワーク1を介して送信されてくる作業結果(作業者により入力されたテキストデータ、作業者により撮影・添付された画像データ、作業者による選択情報等であるが、これらが無い場合もある。)およびその作業結果に係る項目IDを、作業者のユーザIDとともに受信し、受信した作業結果および受信時刻を、受信した項目IDおよびユーザIDと関連付けて作業結果データベース31(図3参照)に記憶させる処理を実行するものである。
確認結果受信手段24は、確認者により入力されて確認者端末50からネットワーク1を介して送信されてくる確認結果(確認者により入力されたテキストデータ、確認者により撮影・添付された画像データ、確認者による選択情報等であるが、これらが無い場合もある。)およびその確認結果に係る項目IDを、確認者のユーザIDとともに受信し、受信した確認結果および受信時刻を、受信した項目IDおよびユーザIDと関連付けて作業結果データベース31(図3参照)に記憶させる処理を実行するものである。
ステータス変更手段25は、作業結果受信手段23により作業結果および項目IDを受信した場合に、受信した項目IDに関連付けられて作業結果データベース31(図3参照)に記憶されている作業者ステータスを、「受信済みであることを示す状態」に変更する処理を実行するとともに、確認結果受信手段24により確認結果および項目IDを受信した場合に、受信した項目IDに関連付けられて作業結果データベース31に記憶されている確認者ステータスを、「受信済みであることを示す状態」に変更する処理を実行し、さらに、これらの作業者ステータスおよび確認者ステータスを監視し、これらの双方が「受信済みであることを示す状態」になっているという登録完了条件の成否を判断する処理を実行するものである。
より具体的には、ステータス変更手段25は、本実施形態では、上記の「受信済みであることを示す状態」を準備状態(Ready)および完了状態(Complete)の2段階で構成し、ステータスを、サーバが端末からの受信を待っている受信待状態(Wait)と、作業結果や確認結果についてのデータベースへの登録の完了に向けての準備状態(Ready)と、データベースへの登録完了を示す完了状態(Complete)との3段階でコントロールする。
また、ステータス変更手段25は、上記のように、作業者ステータスおよび確認者ステータスの双方が「受信済みであることを示す状態」になっているという登録完了条件の成否の判断処理を行うが、この際のステータスの具体的な監視形態には、第1の監視形態として、一方のステータスを変更するプログラムが、他方のステータスを監視するという形態があり、第2の監視形態として、作業者ステータスおよび確認者ステータスの双方を監視する第三者的なプログラムを置くという形態があるので、本実施形態では、第1の監視形態を採用するものとして説明を行う。
より詳細には、第1の監視形態では、先ず、ステータス変更手段25は、作業手順書送信手段22により、作業結果データベース31(図3参照)に、作業者による作業結果および確認者による確認結果を格納するためのテーブルが作成された場合に、全作業項目(全ての項目ID)についての作業者ステータスおよび確認者ステータスを、全て「Wait」にする。テーブルが、作業結果データベース31に予め用意されている場合(例えば、作業手順書作成手段21によりテーブルが作成された場合)も同様であり、全作業項目(全ての項目ID)についての作業者ステータスおよび確認者ステータスを、全て「Wait」にする。なお、ある作業項目についての作業結果や確認結果の作業結果データベース31への登録を完了した後に、その次の作業項目(次の項目ID)についての作業者ステータスおよび確認者ステータスだけを「Wait」にする処理を繰り返してもよく、この場合には、「Wait」を格納する前のステータスのカラムは、空欄(NULL)にしておけばよい。
また、第1の監視形態では、ステータス変更手段25は、作業結果受信手段23により作業結果および項目IDを受信した場合に、受信した項目IDに関連付けられて作業結果データベース31(図3参照)に記憶されている作業者ステータスを「Wait」から「Ready」に変更した後に、同一の項目IDに関連付けられて作業結果データベース31に記憶されている確認者ステータスを監視し、確認者ステータスが「Ready」または「Complete」になっている場合に、登録完了条件が成立したと判断し、作業者ステータスを「Ready」から「Complete」に変更する処理を実行する。すなわち、作業者ステータスを「Wait」から「Ready」に変更したプログラムをP1とすれば(このP1は、作業者端末40から作業結果を受信したプログラムでもよく、そのプログラムから作業者端末40への接続情報を受け取ったプログラムでもよい。)、このP1は、作業者ステータスが「Ready」になっていることを把握しているので(自分で変更処理を行ったため当然に把握している。)、あとは確認者ステータスを監視していれば、P1は、双方のステータスが「Ready」になっていること(より正確には、「Ready」以降の状態になっていること)を把握することができ、登録完了条件の成否を判断することができる。そして、登録完了条件が成立すれば、作業者端末40との接続を保持しているP1は、作業者端末40に対し、登録完了通知手段26による登録完了通知情報の送信処理を実行することができる。
さらに、第1の監視形態では、ステータス変更手段25は、確認結果受信手段24により確認結果および項目IDを受信した場合に、受信した項目IDに関連付けられて作業結果データベース31(図3参照)に記憶されている確認者ステータスを「Wait」から「Ready」に変更した後に、同一の項目IDに関連付けられて作業結果データベース31に記憶されている作業者ステータスを監視し、作業者ステータスが「Ready」または「Complete」になっている場合に、登録完了条件が成立したと判断し、確認者ステータスを「Ready」から「Complete」に変更する処理を実行する。すなわち、確認者ステータスを「Wait」から「Ready」に変更したプログラムをP2とすれば(このP2は、確認者端末50から確認結果を受信したプログラムでもよく、そのプログラムから確認者端末50への接続情報を受け取ったプログラムでもよい。)、このP2は、確認者ステータスが「Ready」になっていることを把握しているので(自分で変更処理を行ったため当然に把握している。)、あとは作業者ステータスを監視していれば、P2は、双方のステータスが「Ready」になっていること(より正確には、「Ready」以降の状態になっていること)を把握することができ、登録完了条件の成否を判断することができる。そして、登録完了条件が成立すれば、確認者端末50との接続を保持しているP2は、確認者端末50に対し、登録完了通知手段26による登録完了通知情報の送信処理を実行することができる。
ここで、プログラムP1の監視では、確認者ステータスが「Ready」または「Complete」になっているか否かを判断し、プログラムP2の監視では、作業者ステータスが「Ready」または「Complete」になっているか否かを判断するので、両者とも「Complete」を含めていることになるが、これは、次の理由による。P1は、自分側の作業者ステータスが既に「Ready」になっていることを把握している状況下で、相手側の確認者ステータスが「Ready」になっていることを確認すれば、自分側の作業者ステータスを「Complete」に変更する。この際、同時に並行して稼働しているP2が、自分側の確認者ステータスが既に「Ready」になっていることを把握している状況下で、相手側の作業者ステータスを確認しに行ったとすると、確認しに行くタイミングによっては、相手側の作業者ステータスは、P1によって既に「Complete」に変更されていることもあり得る。これは、P1とP2の立場を入れ替えても同じである。
なお、参考として、第2の監視形態についても記載しておくと、次のようになる。先ず、ステータス変更手段25が、全作業項目(全ての項目ID)についての作業者ステータスおよび確認者ステータスを、全て「Wait」にしておく点は、前述した第1の監視形態の場合と同様である。
また、第2の監視形態では、ステータス変更手段25は、作業結果受信手段23により作業結果および項目IDを受信した場合に、作業者ステータスを「Wait」から「Ready」に変更する点と、確認結果受信手段24により確認結果および項目IDを受信した場合に、確認者ステータスを「Wait」から「Ready」に変更する点とは、前述した第1の監視形態の場合と同様である。
一方、第2の監視形態では、ステータス変更手段25は、同一の項目IDに関連付けられて作業結果データベース31(図3参照)に記憶されている作業者ステータスおよび確認者ステータスを監視し、これらの双方が「Ready」になっている場合に、登録完了条件が成立したと判断し、これらの双方を「Ready」から「Complete」に変更する処理を実行する。すなわち、作業者ステータスを「Wait」から「Ready」に変更したプログラムをP3とし(このP3は、作業者端末40から作業結果を受信したプログラムでもよく、そのプログラムから作業者端末40への接続情報を受け取ったプログラムでもよい。)、確認者ステータスを「Wait」から「Ready」に変更したプログラムをP4とすれば(このP4は、確認者端末50から確認結果を受信したプログラムでもよく、そのプログラムから確認者端末50への接続情報を受け取ったプログラムでもよい。)、このように作業者ステータスおよび確認者ステータスの双方を監視するプログラムは、P3,P4とは別のプログラムP5となる。このP5は、作業者端末40や確認者端末50への接続情報を持っていないので、例えば、P5が、それらの接続情報を持っているP3,P4に、登録完了条件が成立したことを伝達することにより、作業者端末40との接続を保持しているP3、および確認者端末50との接続を保持しているP4は、作業者端末40および確認者端末50に対し、それぞれ登録完了通知手段26による登録完了通知情報の送信処理を実行することができる。
登録完了通知手段26は、ステータス変更手段25により登録完了条件(作業者ステータスおよび確認者ステータスの双方が「受信済みであることを示す状態」になっているという条件)が成立したと判断された場合に、作業手順書データによる画面表示が行われている作業者端末40および確認者端末50での次の作業項目への入力許可情報として、作業結果を作業結果データベース31(図3参照)に登録したことを示す登録完了通知情報を、ネットワーク1を介して作業者端末40および確認者端末50へ送信する処理を実行するものである。なお、登録完了通知情報には、登録を完了した作業項目についての項目IDを含めてもよく、入力を許可する対象を示すものとして登録を完了した作業項目の次の作業項目についての項目IDを含めてもよく、あるいは、端末側で、次に入力を許可すべき作業項目を把握できる場合には、登録完了通知情報に項目IDを含めなくてもよい。
より具体的には、ステータス変更手段25で第1の監視形態を採用している本実施形態では、登録完了通知手段26は、ステータス変更手段25により登録完了条件が成立したと判断され、作業者ステータスが「Complete」に変更される場合(つまり、変更されることは決まったが、未だ実際に変更されていない段階の場合)または変更された場合(つまり、実際に変更されてしまった後の段階の場合)に、作業手順書データによる画面表示が行われている作業者端末40での次の作業項目への入力許可情報として、作業結果を作業結果データベース31に登録したことを示す登録完了通知情報を、ネットワーク1を介して作業者端末40へ送信する処理を実行する。
また、ステータス変更手段25で第1の監視形態を採用している本実施形態では、登録完了通知手段26は、ステータス変更手段25により登録完了条件が成立したと判断され、確認者ステータスが「Complete」に変更される場合(つまり、変更されることは決まったが、未だ実際に変更されていない段階の場合)または変更された場合(つまり、実際に変更されてしまった後の段階の場合)に、作業手順書データによる画面表示が行われている確認者端末50での次の作業項目への入力許可情報として、作業結果を作業結果データベース31に登録したことを示す登録完了通知情報を、ネットワーク1を介して確認者端末50へ送信する処理を実行する。
なお、参考として、ステータス変更手段25で第2の監視形態を採用した場合における登録完了通知手段26について記載しておくと、次のようになる。この場合には、登録完了通知手段26は、ステータス変更手段25により登録完了条件が成立したと判断され、作業者ステータスおよび確認者ステータスの双方が「Complete」に変更される場合(つまり、変更されることは決まったが、未だ実際に変更されていない段階の場合)または変更された場合(つまり、実際に変更されてしまった後の段階の場合)に、作業手順書データによる画面表示が行われている作業者端末40および確認者端末50での次の作業項目への入力許可情報として、登録完了通知情報を、ネットワーク1を介して作業者端末40および確認者端末50へ送信する処理を実行する。
管理手段27は、管理者端末60からネットワーク1を介して送信されてくる管理者による閲覧要求信号(閲覧する作業の選択情報を含む。)を受信し、作業結果データベース31(図3参照)から、閲覧要求に係る作業(作業手順書)に対応するテーブルに記憶されている各データ(項目ID、ユーザID、作業者ステータス、確認者ステータス、作業結果、確認結果等)を取得し、取得した各データを画面表示するための表示用データ(例えば、Webデータ)を、ネットワーク1を介して管理者端末60へ送信する処理を実行するものである。
作業手順書データベース30は、図2に示すように、各作業手順書データからなる複数のテーブルを備え、各テーブルには、システムの保守等のための一連の作業を構成する各作業項目についての項目IDと、作業内容データ(作業内容を説明するためのテキストデータおよび画像データ)とが対応した状態で作業順に並べられて記憶されている。
作業結果データベース31は、図3に示すように、各作業手順書に従って行われる各作業・確認に対応する複数のテーブルを備え、各テーブルには、システムの保守等のための一連の作業を構成する各作業項目についての項目IDと、作業・確認の別と、作業者や確認者のユーザIDと、作業者端末40や確認者端末50からの作業結果や確認結果の受信時刻と、作業者ステータスや確認者ステータスと、作業結果や確認結果とが対応した状態で作業順に並べられて記憶されている。
そして、作業支援サーバ20に設けられた各手段21〜27は、作業支援サーバ20を構成するコンピュータ本体の内部に設けられた中央演算処理装置(CPU)、およびこのCPUの動作手順を規定する1つまたは複数のプログラムにより実現される。なお、各手段21〜27は、作業支援サーバ20により実行される処理を、機能毎に分けているものであり、プログラム単位で分けているものではない。従って、前述したように、例えば、作業結果受信手段23を構成するプログラムと、確認結果受信手段24を構成するプログラムとを、別のプログラム(ここでは、マルチスレッド・プログラムにおける別のスレッドも、説明の便宜上、別のプログラムとしている。)とする一方で、作業結果受信手段23を構成するプログラムと、ステータス変更手段25の一部の機能を実現するプログラムと、登録完了通知手段26の一部の機能を実現するプログラムとを同じプログラム(例えば、前述した第1の監視形態のプログラムP1)としてもよく、また、確認結果受信手段24を構成するプログラムと、ステータス変更手段25の残りの一部の機能を実現するプログラムと、登録完了通知手段26の残りの一部の機能を実現するプログラムとを同じプログラム(例えば、前述した第1の監視形態のプログラムP2)としてもよい。
また、作業支援サーバ20に設けられた各データベース30,31は、例えばハードディスク等により好適に実現されるが、記憶容量やアクセス速度等に問題が生じない範囲であれば、ROM、EEPROM、フラッシュ・メモリ、RAM、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、FD、磁気テープ、あるいはこれらの組合せ等を採用してもよい。
さらに、作業支援サーバ20は、1台のコンピュータあるいは1つのCPUにより実現されるものに限定されず、複数のコンピュータあるいは複数のCPUで分散処理を行うことにより実現されるものであってもよい。
作業者端末40および確認者端末50は、無線通信機能を有する携帯可能な端末装置であればよく、例えば、タブレット端末(タブレットパソコンを含む。)、スマートフォン(多機能携帯電話機)、ネットブックパソコン、ノートパソコン、携帯情報端末(PDA)等である。これらは、市販のものでよく、通常の汎用ブラウザが搭載されていればよいが、本発明のための専用のアプリケーションプログラムを搭載してもよい。
管理者端末60および作成者端末70は、コンピュータにより構成され、キーボードやマウス等の入力手段と、液晶ディスプレイ等の表示手段とを備えている。
このような本実施形態においては、以下のようにして作業支援システム10による作業支援処理が行われる。
先ず、準備作業として、作成者は、作成者端末70またはその他の端末を操作し、エクセルシート等で作業手順書データを作成した後、作成者端末70から作業支援サーバ20にアクセスし、作成したエクセルシート等による作業手順書データを入力する。作業支援サーバ20では、作業手順書作成手段21により、このエクセルシート等による作業手順書データの入力を受け付け、受け付けた作業手順書データを、作業者端末40および確認者端末50へ送信するための画面表示用データに変換するか、または画面表示用データを作成するための部品データの集合に変換し、変換して得られた作業手順書データとしての画面表示用データまたはその部品データを、項目IDと関連付けて作業手順書データベース30(図2参照)に記憶させておく。
図5において、作業者は、作業者端末40を操作し、確認者は、確認者端末50を操作し、作業者端末40および確認者端末50から、それぞれ別々に、作業手順書取得要求信号を、ネットワーク1を介して作業支援サーバ20へ送信する(ステップS1)。
作業支援サーバ20では、作業手順書送信手段22により、作業者端末40および確認者端末50からネットワーク1を介して送信されてくる作業手順書取得要求信号を、作業者や確認者のユーザID(社員コード等)とともに受信すると(ステップS2)、作業手順書データベース30(図2参照)に格納されて予め用意されている幾つかの作業手順書データの名称等を並べた作業手順書の一覧表を、ネットワーク1を介して作業者端末40および確認者端末50へ送信する(ステップS3)。
作業者端末40および確認者端末50では、作業支援サーバ20からネットワーク1を介して送信されてくる作業手順書の一覧表を受信すると、それが各端末40,50に画面表示されるので(ステップS4)、作業者および確認者は、各自の端末40,50で、これから実施する作業に対応する作業手順書を選択し、その選択情報を、ネットワーク1を介して作業支援サーバ20へ送信する(ステップS5)。なお、作業者および確認者は、2人体制で一連の作業を行うので、同じ作業手順書を選択することになる。
作業支援サーバ20では、作業手順書送信手段22により、作業者端末40および確認者端末50からネットワーク1を介して送信されてくる作業手順書の選択情報を受信すると(ステップS6)、選択された作業手順書データを作業手順書データベース30(図2参照)から取得し、取得した作業手順書データ、または取得した作業手順書データを用いて作成された画面表示用データ(例えば、Webデータ)を、ネットワーク1を介して作業者端末40および確認者端末50へ送信する(ステップS7)。
また、作業手順書送信手段22により、作業者端末40および確認者端末50に送信する作業手順書データを用いて、作業者による作業結果および確認者による確認結果を格納するためのテーブルを、作業結果データベース31(図3参照)に作成する(ステップS7)。さらに、作成されたテーブルにおいて、ステータス変更手段25により、全作業項目(全ての項目ID)についての作業者ステータスおよび確認者ステータスを、全て「Wait」にする。
作業者端末40および確認者端末50では、作業支援サーバ20からネットワーク1を介して送信されてくる作業手順書の画面表示用データを受信すると、図4に示すような作業手順書が、各端末40,50に画面表示される(ステップS8)。本実施形態では、作業者端末40および確認者端末50に画面表示される作業手順書は、同じものであり、作業者および確認者は、同じ画面を見ながら、各自の作業および確認を進めていくことになる。
図4において、画面表示された作業手順書90には、一連の作業を構成する複数の作業項目の区画が作業順に並んでおり、各作業項目の区画には、それぞれ作業内容を説明する文章・図面・画像等が表示されるとともに、作業結果や確認結果を作業支援サーバ20へ送信するための「送信」ボタン91が設けられている。最初は、全ての作業項目の作業・確認が済んでいないことから、全ての作業項目の区画に、これから作業を行う作業項目であることを示す明るい色が付されている。そして、作業が進むにつれて、作業が終了したことを示す暗い色が付された作業項目の区画が増えていくようになっている。また、最初は、作業項目1(項目ID=1)のみが入力許可された状態、すなわち「送信」ボタン91のクリックが有効になるようになっており、その他の作業項目2以降の区画に設けられた「送信」ボタン91をクリックしても、クリック無効の表示が出るようになっている。
作業者は、図4の作業手順書90中の作業項目1の区画に記載された説明を参照しながら、作業実施端末82を操作し、本番ネットワーク81を介して本番システム80にアクセスし、本番システム80の保守作業を行う。そして、作業項目1の作業を終えた作業者が、作業結果を入力すべく、作業項目1の区画に設けられた「送信」ボタン91をクリックすると、例えば、作業結果を入力する窓が表示されるので、ここで作業結果を入力する。そして、送信操作を行うと、入力された作業結果および項目IDが、作業者のユーザIDとともに、ネットワーク1を介して作業支援サーバ20へ送信される(ステップS9)。
作業支援サーバ20では、作業結果受信手段23により、作業者により入力されて作業者端末40からネットワーク1を介して送信されてくる作業結果(作業者により入力されたテキストデータ、作業者により撮影・添付された画像データ、作業者による選択情報等であるが、これらが無い場合もある。)および項目IDを、作業者のユーザIDとともに受信し、受信した作業結果および受信時刻を、受信した項目IDおよびユーザIDと関連付けて作業結果データベース31(図3参照)に記憶させる(ステップS10)。
続いて、ステータス変更手段25により、作業結果受信手段23により受信した項目IDに関連付けられて作業結果データベース31(図3参照)に記憶されている作業者ステータスを「Wait」から「Ready」に変更した後に、同一の項目IDに関連付けられて作業結果データベース31に記憶されている確認者ステータスの監視を開始する(ステップS11)。
その後、図4の作業手順書90中の作業項目1の区画に記載された説明を参照しながら、作業項目1の作業の確認を終えた確認者が、確認結果を入力すべく、作業項目1の区画に設けられた「送信」ボタン91をクリックすると、例えば、確認結果を入力する窓が表示されるので、ここで確認結果を入力する。そして、送信操作を行うと、入力された確認結果および項目IDが、確認者のユーザIDとともに、ネットワーク1を介して作業支援サーバ20へ送信される(ステップS12)。
作業支援サーバ20では、確認結果受信手段24により、確認者により入力されて確認者端末50からネットワーク1を介して送信されてくる確認結果(確認者により入力されたテキストデータ、確認者により撮影・添付された画像データ、確認者による選択情報等であるが、これらが無い場合もある。)および項目IDを、確認者のユーザIDとともに受信し、受信した確認結果および受信時刻を、受信した項目IDおよびユーザIDと関連付けて作業結果データベース31(図3参照)に記憶させる(ステップS13)。
続いて、ステータス変更手段25により、確認結果受信手段24により受信した項目IDに関連付けられて作業結果データベース31(図3参照)に記憶されている確認者ステータスを「Wait」から「Ready」に変更した後に、同一の項目IDに関連付けられて作業結果データベース31に記憶されている作業者ステータスの監視を開始する(ステップS14)。但し、作業者ステータスの監視を開始するといっても、前述したステップS13での確認結果の受信に先立って、前述したステップS10で作業結果の受信が行われ、前述したステップS11で作業者ステータスが「Ready」に変更されていれば(通常は変更されているはずである。)、監視というよりは、作業者ステータスが「Ready」または「Complete」になっているか否かの確認が1回行われるだけである(ステップS14)。
そして、ステータス変更手段25により、作業者ステータスが「Ready」または「Complete」になっていることが確認された場合には、登録完了条件(作業者ステータスおよび確認者ステータスの双方が「受信済みであることを示す状態」になっているという条件)が成立したと判断し、ステータス変更手段25により、確認者ステータスを「Ready」から「Complete」に変更する(ステップS15)。
また、前述したステップS11で確認者ステータスの監視が開始されているので、前述したステップS14で確認者ステータスが「Ready」に変更されれば、ステータス変更手段25により、確認者ステータスが「Ready」または「Complete」になっていることが確認されるので、登録完了条件が成立したと判断し、ステータス変更手段25により、作業者ステータスを「Ready」から「Complete」に変更する(ステップS15)。
続いて、前述したステップS15でステータス変更手段25により登録完了条件が成立したと判断され、作業者ステータスが「Complete」に変更される場合(つまり、変更されることは決まったが、未だ実際に変更されていない段階の場合)または変更された場合(つまり、実際に変更されてしまった後の段階の場合)には、登録完了通知手段26により、作業手順書データによる画面表示が行われている作業者端末40での次の作業項目への入力許可情報として、登録完了通知情報を、ネットワーク1を介して作業者端末40へ送信する(ステップS16)。
また、前述したステップS15でステータス変更手段25により登録完了条件が成立したと判断され、確認者ステータスが「Complete」に変更される場合(つまり、変更されることは決まったが、未だ実際に変更されていない段階の場合)または変更された場合(つまり、実際に変更されてしまった後の段階の場合)には、登録完了通知手段26により、作業手順書データによる画面表示が行われている確認者端末50での次の作業項目への入力許可情報として、登録完了通知情報を、ネットワーク1を介して確認者端末50へ送信する(ステップS16)。
作業者端末40および確認者端末50では、作業支援サーバ20からネットワーク1を介して送信されてくる登録完了通知情報を受信すると、図4の画面表示された作業手順書90において、作業項目2(項目ID=2)のみが入力許可された状態、すなわち「送信」ボタン91のクリックが有効になる(ステップS17)。なお、作業項目3以降の区画に設けられた「送信」ボタン91のクリックは無効のままである。また、作業項目1(項目ID=1)の区画は、作業が終了したため、暗い色が付され、「送信」ボタン91のクリックは無効となる。
以降、作業項目を1つずつ先へ進めながら、すなわち項目IDを1つずつ増やしながら、前述したステップS9〜S17の処理を繰り返し、一連の作業を終了させる。
このような本実施形態によれば、次のような効果がある。すなわち、作業支援システム10では、作業結果データベース31(図3参照)の作業者ステータスおよび確認者ステータスを監視し、これらの双方が「受信済みであることを示す状態」になっているという登録完了条件が成立した場合に、次の作業項目への入力許可情報となる登録完了通知情報を、作業者端末40および確認者端末50へ送信するので、作業者が一人で作業を進めてしまうといった不都合を未然に防止することができる。
従って、作業者と確認者とによる2名体制での作業を、従前に比べ、より確実に行うことができ、作業者および確認者の双方が各自の役割を適切に果たすことができる。このため、2名体制での作業を実効あるものとすることができ、作業品質の向上や作業の信頼性確保を図ることができる。
また、作業結果データベース31(図3参照)には、各作業項目について、作業者ステータスおよび確認者ステータス等が設けられ、作業支援システム10は、これらのステータスを含む情報を参照するための管理手段27を備えているので、作業者や確認者による作業や確認の実施の進捗状況を、容易に把握することができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲内での変形等は本発明に含まれるものである。
例えば、前記実施形態の作業支援システム10では、1人の作業者および1人の確認者による2名体制での作業を前提としていたが、図6〜図8に示すように、複数の作業者および/または複数の確認者により、複数の作業項目からなる一連の作業およびその確認を実施することができる作業支援システム200としてもよい。
この場合には、作業支援システム200の「作業手順書送信手段」により、例えば、図6に示すような作業手順書の一覧表210を、作業者端末40および確認者端末50へ送信することができる。図6の作業手順書の一覧表200において、作業手順書Sについては、作業者および確認者が、それぞれ複数(2つ)の担当種別に分かれているので、複数(2人)の作業者が交代しながら作業を担当し、複数(2人)の確認者が交代しながら確認を担当することができる。また、作業手順書Tについては、前記実施形態の場合と同様であり、1人の作業者および1人の確認者による2名体制での作業・確認となる。さらに、作業手順書Uについては、作業者は、複数(2つ)の担当種別に分かれているので、複数(2人)の作業者が交代しながら作業を担当することになるが、確認者は、担当種別が無いので、複数(2人)の作業者による作業を、1人の確認者が確認することになる。なお、これとは逆に、1人の作業者による作業を、複数(2人)の確認者が確認してもよい。また、作業者および確認者が、ともに複数人である場合に、それらの人数は異なっていてもよく、例えば、3人の作業者による作業を、5人の確認者が確認してもよい。
例えば、作業手順書Sについては、アプリケーションに関する作業を担当する作業者(ユーザID=A)は、担当種別ID=α用の作業手順書Sの選択部211をクリックしてそれをダウンロードし、OSやハードウェアに関する作業を担当する作業者(ユーザID=C)は、担当種別ID=γ用の作業手順書Sの選択部212をクリックしてそれをダウンロードすることができる。また、アプリケーションに関する作業の確認を担当する確認者(ユーザID=B)は、担当種別ID=β用の作業手順書Sの選択部213をクリックしてそれをダウンロードし、OSやハードウェアに関する作業の確認を担当する確認者(ユーザID=D)は、担当種別ID=δ用の作業手順書Sの選択部214をクリックしてそれをダウンロードすることができる。さらに、作業手順書Sは、複数の作業者で作業を担当することができるようになっているが、複数の担当種別を1人で担当することができる場合には、1人で全担当種別(つまり、全作業項目)の作業を担当してもよく、この場合には、その全担当種別を担当可能な作業者は、「全てを担当する場合」の作業手順書Sの選択部215をクリックしてそれをダウンロードすればよい。同様に、作業手順書Sは、複数の確認者で確認を担当することができるようになっているが、複数の担当種別を1人で担当することができる場合には、1人で全担当種別(全作業項目)の確認を担当してもよく、この場合には、その全担当種別を担当可能な確認者は、「全てを担当する場合」の作業手順書Sの選択部215をクリックしてそれをダウンロードすればよい。なお、選択部215をクリックしてダウンロードすることができる「全てを担当する場合」の作業手順書Sは、前記実施形態の場合と同様に、作業者および確認者に共通のものが画面表示されることになる。
前記実施形態では、作業手順書データベース30(図2参照)では、項目IDと作業内容データとが関連付けられているだけであったが、作業支援システム200では、図6に示すような作業手順書の一覧表210を実現すべく、図7に示すような作業手順書データベース230の構成としてもよい。この作業手順書データベース230には、各作業項目についての項目IDと、各作業項目を担当する作業者の担当種別IDと、各作業項目を担当する確認者の担当種別IDと、作業内容データとが関連付けられて記憶されている。項目IDと担当種別IDとの関係は、例えば、ある作業項目(ある項目ID)の作業内容が、アプリケーションに関するものなのか、OSやハードウェアに関するものなのか等により、定められるものであり、作業手順書データの作成者が、エクセルシート等で作業手順書データの元データを作成する段階で、予め定めておくものである。
図7の例では、作業項目1(項目ID=1)については、作業内容がアプリケーションに関するものであることから、アプリケーションを担当する作業者の担当種別ID(=α)と、アプリケーションを担当する確認者の担当種別ID(=β)とが関連付けられている。また、図7の例では、確認者は、アプリケーションを担当する確認者(担当種別ID=β)と、OSやハードウェアを担当する確認者(担当種別ID=δ)とに分けられていたが、例えば、作業者は分けるが、確認者は分けない場合には、図7の作業手順書データベース230において、確認者の担当種別IDのカラムの全てに(全作業項目のレコードに)、同じ担当種別IDを格納しておくか、または全てを空欄(NULL)としておけばよい。その逆で確認者は分けるが、作業者は分けない場合も同様であり、作業者の担当種別IDのカラムの全てに(全作業項目のレコードに)、同じ担当種別IDを格納しておくか、または全てを空欄(NULL)としておけばよい。
そして、図7に示すような作業手順書データベース230を用意しておくことで、作業支援システム200の「作業手順書送信手段」は、作業手順書取得要求信号として、作業者端末40から作業者のユーザIDとともに作業者の担当種別の選択情報を受信するか、または確認者端末50から確認者のユーザIDとともに確認者の担当種別の選択情報を受信し、選択された担当種別に対応する作業項目とそれ以外の作業項目とを区別した状態で複数の作業項目の各作業内容を画面表示するための作業手順書データを、ネットワーク1を介して作業者端末40および確認者端末50へ送信する処理を実行する構成とすることができる。
ここで、「作業者の担当種別の選択情報」を受信するということは、図6の例では、作業手順書の一覧表210において、選択部211,212のクリックによるダウンロード要求信号を受信することであり、「確認者の担当種別の選択情報」を受信するということは、選択部213,214のクリックによるダウンロード要求信号を受信することである。
また、「選択された担当種別に対応する作業項目とそれ以外の作業項目とを区別した状態で複数の作業項目の各作業内容を画面表示するための作業手順書データ」というのは、図6および図7の例では、選択部211をクリックしてダウンロードした担当種別ID=α用の作業手順書Sを作業者端末40で画面表示した場合には、担当種別ID=αに対応する項目ID=1,3,…の作業項目の区画が、着色、枠囲い、網掛け等により、それ以外の項目ID=2,…の作業項目の区画と区別されるということであり、選択部212をクリックしてダウンロードした担当種別ID=γ用の作業手順書Sを作業者端末40で画面表示した場合には、担当種別ID=γに対応する項目ID=2,…の作業項目の区画が、着色、枠囲い、網掛け等により、それ以外の項目ID=1,3,…の作業項目の区画と区別されるということでる。確認者が選択部213,214をクリックしてダウンロードした担当種別ID=β,δ用の作業手順書Sを確認者端末50で画面表示した場合も同様である。さらに、着色、枠囲い、網掛け等による区別とともに、あるいは、それらによる区別に代えて、選択された担当種別に対応する作業項目以外の作業項目の区画には、作業支援サーバへの送信用のボタンを設けないことにより、それらの区画では、作業結果や確認結果の送信のための入力を行うことができないようにしてもよい。なお、選択された担当種別に対応する作業項目以外の作業項目の区画に、作業支援サーバへの送信用のボタンを表示する場合(例えば暗い色でボタンを表示する場合等)には、それをクリックすると、クリック無効の表示が出るか、あるいは反応しないようにしておけばよい。
従って、前記実施形態では、1人の作業者および1人の確認者による2名体制での作業およびその確認を前提としていたので、作業者端末40および確認者端末50には、同じ作業手順書が画面表示されるようになっていたが、作業支援システム200のように、複数の作業者および/または複数の確認者を考慮する場合には、作業者端末40に画面表示される作業手順書は、作業者毎に異なるものとなり、確認者端末50に画面表示される作業手順書も、確認者毎に異なるものとなるので、例えば、アプリケーションを担当する作業者と、OSやハードウェアを担当する確認者の如く、作業者と確認者とで担当する作業項目が異なっていれば、作業者端末40に画面表示される作業手順書と、確認者端末50に画面表示される作業手順書とは、異なるものとなる。
さらに、図7に示すような作業手順書データベース230を用意しておくことで、作業支援システム200の「作業手順書送信手段」は、担当種別を選択した作業者または確認者のユーザIDを、選択された担当種別についての担当種別IDに関連付けられて作業手順書データベース230に記憶されている全ての項目IDと対応させて作業結果データベース231(図8参照)に記憶させる構成とすることができる。
図8において、作業結果データベース231には、各作業項目についての項目IDと、作業・確認の別と、各作業項目を担当する作業者や確認者のユーザIDと、作業者端末40や確認者端末50からの作業結果や確認結果の受信時刻と、作業者ステータスや確認者ステータスと、作業結果や確認結果とが対応した状態で作業順に並べられて記憶されている。
従って、図7の作業手順書データベース230では、各作業項目の作業内容に応じて予め定められた担当種別IDと各作業項目についての項目IDとが対応しているが、図8の作業結果データベース231では、担当種別を選択した作業者や確認者のユーザIDと各作業項目についての項目IDとが対応するようになるので、予め用意されていた担当種別IDが、その担当種別を選択した作業者や確認者のユーザIDに置き換えられる状態となる。この置換え処理は、作業支援システム200の「作業手順書送信手段」により実行される。
また、前記実施形態の作業支援システム10の登録完了通知手段26は、ステータス変更手段25により登録完了条件が成立したと判断された場合に、次の作業項目への入力許可情報としての登録完了通知情報を、ネットワーク1を介して作業者端末40および確認者端末50へ送信する構成とされていたが、この処理は、登録完了条件が成立した作業項目を担当する作業者および確認者と、その次の作業項目を担当する作業者および確認者とが一致することを前提とした処理である。しかし、図6〜図8の作業支援システム200では、複数の作業者および/または複数の確認者を考慮するので、次の作業項目を担当する作業者および確認者は、別の作業者または別の確認者であるかもしれないため、次の作業項目への入力許可情報としての登録完了通知情報を、一律に送信することはできない。そこで、作業支援システム200の「登録完了通知手段」は、次のような構成とする。
すなわち、作業支援システム200の「登録完了通知手段」は、「ステータス変更手段」(ステータスの管理は、前記実施形態のステータス変更手段25と同様でよい。)により登録完了条件が成立したと判断された場合に、作業結果データベース231(図8参照)から、登録完了条件が成立した作業項目およびその次の作業項目についての各項目IDに関連付けられた作業者および確認者のユーザIDを取得する。
そして、登録完了条件が成立した作業項目についての項目IDに関連付けられた作業者のユーザIDと、次の作業項目についての項目IDに関連付けられた作業者のユーザIDとが一致している場合には、作業者の交代が無いことになるので、作業手順書データによる画面表示が行われている作業者端末40での次の作業項目への入力許可情報として、作業結果を作業結果データベース231に登録したことを示す登録完了通知情報を、ネットワーク1を介して作業者端末40へ送信し、作業者のユーザIDが一致していない場合には、作業者の交代があることになるので、次の作業項目への入力不許可情報として、登録完了通知情報を、ネットワーク1を介して作業者端末40へ送信する。
また、登録完了条件が成立した作業項目についての項目IDに関連付けられた確認者のユーザIDと、次の作業項目についての項目IDに関連付けられた確認者のユーザIDとが一致している場合には、確認者の交代が無いことになるので、作業手順書データによる画面表示が行われている確認者端末50での次の作業項目への入力許可情報として、作業結果を作業結果データベース231に登録したことを示す登録完了通知情報を、ネットワーク1を介して確認者端末50へ送信し、確認者のユーザIDが一致していない場合には、確認者の交代があることになるので、次の作業項目への入力不許可情報として、登録完了通知情報を、ネットワーク1を介して確認者端末50へ送信する。
これにより、作業者端末40や確認者端末50で画面表示されている作業手順書において、登録完了通知情報の受信により、登録を完了した作業項目の区画を、登録完了を示す暗い色に変える等の処理を行うことができるが、その一方で、次の作業項目については、入力許可が行われる場合と、入力許可が行われない場合とが生じることになる。例えば、図8に示すように、作業項目1を担当する作業者が、ユーザID=Aの作業者であり、作業項目2を担当する作業者が、ユーザID=Cの作業者である場合において、作業項目1についての作業結果および確認結果の登録を完了したときには、ユーザID=Aの作業者が操作する作業者端末40には、作業項目1についての登録完了通知情報は送信されるものの、それは、入力不許可情報としての登録完了通知情報(入力を許可しないことを示す情報が含まれる登録完了通知情報)であるため、次の作業項目2についての入力許可は行われない。作業項目2を担当する作業者は、ユーザID=Cの作業者であるから、その他の者による入力を防ぐ必要があるためである。
ところが、この時点まで作業支援サーバに接続されていたのは、ユーザID=Aの作業者が操作する作業者端末40であるため、作業項目2を担当するユーザID=Cの作業者が操作する作業者端末40は、作業支援サーバに接続されていない。従って、作業支援サーバのほうからのアクションで、ユーザID=Cの作業者が操作する作業者端末40に対し、入力許可情報を送信することは困難であるので、ユーザID=Cの作業者は、自分が担当することになっている作業項目2についての作業結果を入力することはできない。確認者の場合も、作業項目1を担当する確認者が、ユーザID=Bの確認者であり、作業項目2を担当する確認者が、ユーザID=Dの確認者であるから、同様な問題が生じる。そこで、この例のように、一連の作業において、作業者または確認者が変わるときに対応できるようにするため、作業支援システム200は、次のような「入力許否判断手段」を備えている。
すなわち、作業支援システム200の「入力許否判断手段」は、作業者端末40または確認者端末50からネットワーク1を介して送信されてくる入力許否問合せ信号を、作業者または確認者のユーザIDとともに受信し、受信した作業者または確認者のユーザIDが、登録完了条件が成立している最後の作業項目の次の作業項目についての項目IDに関連付けられて作業結果データベース231(図8参照)に記憶されている作業者または確認者のユーザIDと一致するか否かを判断し、一致している場合には、入力許可情報、またはこの入力許可情報に加えて登録完了条件が成立している最後の作業項目若しくはその次の作業項目についての項目IDを、ネットワーク1を介して作業者端末40または確認者端末50へ送信する処理を実行する。
また、作業支援システム200の「入力許否判断手段」は、受信した作業者または確認者のユーザIDが、登録完了条件が成立している最後の作業項目の次の作業項目を担当する作業者または確認者のユーザIDと一致していない場合には、何も送信しないか、あるいは入力不許可情報を、ネットワーク1を介して作業者端末40または確認者端末50へ送信する。入力許否問合せ信号を送信してきた作業者または確認者は、次の作業項目の担当者ではないので、入力許可情報を送信することはできないためである。なお、一致していない場合でも、入力許可情報の送信はできないものの、登録完了条件が成立している最後の作業項目についての項目IDの送信は行ってもよく、そうすることにより、入力許否問合せ信号を送信してきた作業者端末40または確認者端末50に画面表示されている作業手順書において、いずれの作業項目まで作業結果や確認結果の登録が完了しているのかを示す表示を行うことができる。
ここで、作業者端末40または確認者端末50から「入力許否問合せ信号」を送信するためのボタンは、特定の作業項目と関連しているわけではないので、作業者端末40または確認者端末50に画面表示されている作業手順書のいずれの場所に設けてもよい。
そして、複数の作業項目からなる一連の作業が進行する過程で、自分が担当する作業項目の順番が来るのを待っている作業者または確認者は、自分が担当する作業項目の順番が来るタイミングを見計らって、あるいは適宜な時間間隔で、あるいは自分の担当の作業項目よりも前の作業項目の担当者からの連絡を受けて、自分が操作する作業者端末40または確認者端末50から、「入力許否問合せ信号」を、自分のユーザIDとともに、ネットワーク1を介して作業支援サーバに送信する。作業支援システム200の作業支援サーバでは、「入力許否判断手段」により、この「入力許否問合せ信号」を受信し、前述した入力許否の判断を実行する。
その後、作業支援システム200の作業支援サーバからネットワーク1を介して送信されてくる入力許可情報を受信した場合には、自分が担当する作業項目について入力が許可されるので、作業や確認を行ってから、その作業結果や確認結果および項目IDを、ユーザIDとともに、ネットワーク1を介して作業支援サーバへ送信する。作業支援システム200の作業支援サーバでは、これを「作業結果受信手段」や「確認結果受信手段」により受信した後、「ステータス変更手段」により、作業者ステータスや確認者ステータスの変更および監視処理を行うが、これらの処理は、前記実施形態の作業結果受信手段23や確認結果受信手段24およびステータス変更手段25による処理と同様である。
なお、作業支援システム200についても、前記実施形態の場合と同様に、作業者や確認者が途中で(ある作業項目の作業中に、または次の作業項目の作業から)、他の作業者や他の確認者に交代したり(ここでいう交代は、担当種別に応じて交代する予定された交代のことではない。)、交代後に元の作業者や元の確認者に戻ることができるようにしてもよい。
以上のように、本発明の作業支援システムおよびプログラムは、例えば、コンピュータシステムの保守作業を行う場合等に用いるのに適している。
1 ネットワーク
10,200 作業支援システム
22 作業手順書送信手段
23 作業結果受信手段
24 確認結果受信手段
25 ステータス変更手段
26 登録完了通知手段
30,230 作業手順書データベース
31,231 作業結果データベース
40 作業者端末
50 確認者端末

Claims (5)

  1. 作業者による複数の作業項目からなる一連の作業の実施および確認者による前記作業の確認の実施を支援する処理を実行するコンピュータにより構成された作業支援システムであって、
    前記複数の作業項目の各作業内容を画面表示するための作業手順書データを記憶する作業手順書データベースと、
    作業者による作業の進捗状況を示す作業者ステータスおよび確認者による確認の進捗状況を示す確認者ステータス、並びに作業者による作業結果を、作業項目を識別するための項目IDと関連付けて記憶する作業結果データベースと、
    作業者が操作する携帯型の作業者端末および確認者が操作する携帯型の確認者端末から無線を含むネットワークを介して送信されてくる作業手順書取得要求信号を受信し、前記作業手順書データベースに記憶された前記作業手順書データを、前記ネットワークを介して前記作業者端末および前記確認者端末へ送信する処理を実行する作業手順書送信手段と、
    作業者により入力されて前記作業者端末から前記ネットワークを介して送信されてくる作業結果および項目IDを受信し、受信した前記作業結果を、受信した前記項目IDと関連付けて前記作業結果データベースに記憶させる処理を実行する作業結果受信手段と、
    確認者により入力されて前記確認者端末から前記ネットワークを介して送信されてくる確認結果および項目IDを受信する処理を実行する確認結果受信手段と、
    前記作業結果受信手段により前記作業結果および前記項目IDを受信した場合に、受信した前記項目IDに関連付けられて前記作業結果データベースに記憶されている前記作業者ステータスを、受信済みであることを示す状態に変更する処理を実行し、前記確認結果受信手段により前記確認結果および前記項目IDを受信した場合に、受信した前記項目IDに関連付けられて前記作業結果データベースに記憶されている前記確認者ステータスを、受信済みであることを示す状態に変更する処理を実行するとともに、前記作業者ステータスおよび前記確認者ステータスを監視し、これらの双方が受信済みであることを示す状態になっているという登録完了条件の成否を判断する処理を実行するステータス変更手段と、
    このステータス変更手段により前記登録完了条件が成立したと判断された場合に、前記作業手順書データによる画面表示が行われている前記作業者端末および前記確認者端末での次の作業項目への入力許可情報として、前記作業結果を前記作業結果データベースに登録したことを示す登録完了通知情報を、前記ネットワークを介して前記作業者端末および前記確認者端末へ送信する処理を実行する登録完了通知手段とを備え
    前記作業者ステータスおよび前記確認者ステータスとしての前記受信済みであることを示す状態には、準備状態と完了状態とがあり、
    前記ステータス変更手段は、
    前記作業結果受信手段により前記作業結果および前記項目IDを受信した場合に、受信した前記項目IDに関連付けられて前記作業結果データベースに記憶されている前記作業者ステータスを、準備状態に変更した後に、同一の前記項目IDに関連付けられて前記作業結果データベースに記憶されている前記確認者ステータスを監視し、前記確認者ステータスが準備状態または完了状態になっている場合に、前記登録完了条件が成立したと判断し、前記作業者ステータスを、準備状態から完了状態に変更する処理を実行するとともに、
    前記確認結果受信手段により前記確認結果および前記項目IDを受信した場合に、受信した前記項目IDに関連付けられて前記作業結果データベースに記憶されている前記確認者ステータスを、準備状態に変更した後に、同一の前記項目IDに関連付けられて前記作業結果データベースに記憶されている前記作業者ステータスを監視し、前記作業者ステータスが準備状態または完了状態になっている場合に、前記登録完了条件が成立したと判断し、前記確認者ステータスを、準備状態から完了状態に変更する処理を実行する構成とされ、
    前記登録完了通知手段は、
    前記ステータス変更手段により前記登録完了条件が成立したと判断され、前記作業者ステータスが完了状態に変更される場合または変更された場合に、前記作業手順書データによる画面表示が行われている前記作業者端末での次の作業項目への入力許可情報として、前記登録完了通知情報を、前記ネットワークを介して前記作業者端末へ送信する処理を実行するとともに、
    前記ステータス変更手段により前記登録完了条件が成立したと判断され、前記確認者ステータスが完了状態に変更される場合または変更された場合に、前記作業手順書データによる画面表示が行われている前記確認者端末での次の作業項目への入力許可情報として、前記登録完了通知情報を、前記ネットワークを介して前記確認者端末へ送信する処理を実行する構成とされている
    ことを特徴とする作業支援システム。
  2. 作業者による複数の作業項目からなる一連の作業の実施および確認者による前記作業の確認の実施を支援する処理を実行するコンピュータにより構成された作業支援システムであって、
    前記複数の作業項目の各作業内容を画面表示するための作業手順書データを記憶する作業手順書データベースと、
    作業者による作業の進捗状況を示す作業者ステータスおよび確認者による確認の進捗状況を示す確認者ステータス、並びに作業者による作業結果を、作業項目を識別するための項目IDと関連付けて記憶する作業結果データベースと、
    作業者が操作する携帯型の作業者端末および確認者が操作する携帯型の確認者端末から無線を含むネットワークを介して送信されてくる作業手順書取得要求信号を受信し、前記作業手順書データベースに記憶された前記作業手順書データを、前記ネットワークを介して前記作業者端末および前記確認者端末へ送信する処理を実行する作業手順書送信手段と、
    作業者により入力されて前記作業者端末から前記ネットワークを介して送信されてくる作業結果および項目IDを受信し、受信した前記作業結果を、受信した前記項目IDと関連付けて前記作業結果データベースに記憶させる処理を実行する作業結果受信手段と、
    確認者により入力されて前記確認者端末から前記ネットワークを介して送信されてくる確認結果および項目IDを受信する処理を実行する確認結果受信手段と、
    前記作業結果受信手段により前記作業結果および前記項目IDを受信した場合に、受信した前記項目IDに関連付けられて前記作業結果データベースに記憶されている前記作業者ステータスを、受信済みであることを示す状態に変更する処理を実行し、前記確認結果受信手段により前記確認結果および前記項目IDを受信した場合に、受信した前記項目IDに関連付けられて前記作業結果データベースに記憶されている前記確認者ステータスを、受信済みであることを示す状態に変更する処理を実行するとともに、前記作業者ステータスおよび前記確認者ステータスを監視し、これらの双方が受信済みであることを示す状態になっているという登録完了条件の成否を判断する処理を実行するステータス変更手段と、
    このステータス変更手段により前記登録完了条件が成立したと判断された場合に、前記作業手順書データによる画面表示が行われている前記作業者端末および前記確認者端末での次の作業項目への入力許可情報として、前記作業結果を前記作業結果データベースに登録したことを示す登録完了通知情報を、前記ネットワークを介して前記作業者端末および前記確認者端末へ送信する処理を実行する登録完了通知手段とを備え
    前記作業者ステータスおよび前記確認者ステータスとしての前記受信済みであることを示す状態には、準備状態と完了状態とがあり、
    前記ステータス変更手段は、
    前記作業結果受信手段により前記作業結果および前記項目IDを受信した場合に、受信した前記項目IDに関連付けられて前記作業結果データベースに記憶されている前記作業者ステータスを、準備状態に変更し、前記確認結果受信手段により前記確認結果および前記項目IDを受信した場合に、受信した前記項目IDに関連付けられて前記作業結果データベースに記憶されている前記確認者ステータスを、準備状態に変更する処理を実行するとともに、
    同一の前記項目IDに関連付けられて前記作業結果データベースに記憶されている前記作業者ステータスおよび前記確認者ステータスを監視し、これらの双方が準備状態になっている場合に、前記登録完了条件が成立したと判断し、これらの双方を準備状態から完了状態に変更する処理を実行する構成とされ、
    前記登録完了通知手段は、
    前記ステータス変更手段により前記登録完了条件が成立したと判断され、前記作業者ステータスおよび前記確認者ステータスの双方が完了状態に変更される場合または変更された場合に、前記作業手順書データによる画面表示が行われている前記作業者端末および前記確認者端末での次の作業項目への入力許可情報として、前記登録完了通知情報を、前記ネットワークを介して前記作業者端末および前記確認者端末へ送信する処理を実行する構成とされている
    ことを特徴とする作業支援システム。
  3. 作業者による複数の作業項目からなる一連の作業の実施および確認者による前記作業の確認の実施を支援する処理を実行するコンピュータにより構成された作業支援システムであって、
    前記複数の作業項目の各作業内容を画面表示するための作業手順書データを記憶する作業手順書データベースと、
    作業者による作業の進捗状況を示す作業者ステータスおよび確認者による確認の進捗状況を示す確認者ステータス、並びに作業者による作業結果を、作業項目を識別するための項目IDと関連付けて記憶する作業結果データベースと、
    作業者が操作する携帯型の作業者端末および確認者が操作する携帯型の確認者端末から無線を含むネットワークを介して送信されてくる作業手順書取得要求信号を受信し、前記作業手順書データベースに記憶された前記作業手順書データを、前記ネットワークを介して前記作業者端末および前記確認者端末へ送信する処理を実行する作業手順書送信手段と、
    作業者により入力されて前記作業者端末から前記ネットワークを介して送信されてくる作業結果および項目IDを受信し、受信した前記作業結果を、受信した前記項目IDと関連付けて前記作業結果データベースに記憶させる処理を実行する作業結果受信手段と、
    確認者により入力されて前記確認者端末から前記ネットワークを介して送信されてくる確認結果および項目IDを受信する処理を実行する確認結果受信手段と、
    前記作業結果受信手段により前記作業結果および前記項目IDを受信した場合に、受信した前記項目IDに関連付けられて前記作業結果データベースに記憶されている前記作業者ステータスを、受信済みであることを示す状態に変更する処理を実行し、前記確認結果受信手段により前記確認結果および前記項目IDを受信した場合に、受信した前記項目IDに関連付けられて前記作業結果データベースに記憶されている前記確認者ステータスを、受信済みであることを示す状態に変更する処理を実行するとともに、前記作業者ステータスおよび前記確認者ステータスを監視し、これらの双方が受信済みであることを示す状態になっているという登録完了条件の成否を判断する処理を実行するステータス変更手段と、
    このステータス変更手段により前記登録完了条件が成立したと判断された場合に、前記作業手順書データによる画面表示が行われている前記作業者端末および前記確認者端末での次の作業項目への入力許可情報として、前記作業結果を前記作業結果データベースに登録したことを示す登録完了通知情報を、前記ネットワークを介して前記作業者端末および前記確認者端末へ送信する処理を実行する登録完了通知手段とを備え
    前記作業手順書データベースには、
    前記複数の作業項目からなる一連の作業を、複数の作業者により実施する必要があるか若しくは実施することが可能な場合、および/または複数の確認者により確認する必要があるか若しくは確認することが可能な場合に、前記作業手順書データとして、各作業項目の作業内容データとともに、各作業項目を担当する作業者の担当種別または各作業項目を担当する確認者の担当種別を示す担当種別IDが、各作業項目についての項目IDと関連付けて記憶され、
    前記作業手順書送信手段は、
    前記作業手順書取得要求信号として、前記作業者端末から作業者のユーザIDとともに作業者の担当種別の選択情報を受信するか、または前記確認者端末から確認者のユーザIDとともに確認者の担当種別の選択情報を受信し、選択された担当種別に対応する作業項目とそれ以外の作業項目とを区別した状態で前記複数の作業項目の各作業内容を画面表示するための前記作業手順書データを、前記ネットワークを介して前記作業者端末および前記確認者端末へ送信する処理を実行するとともに、
    担当種別を選択した作業者または確認者のユーザIDを、選択された担当種別についての担当種別IDに関連付けられて前記作業手順書データベースに記憶されている全ての項目IDと対応させて前記作業結果データベースに記憶させる構成とされ、
    前記登録完了通知手段は、
    前記ステータス変更手段により前記登録完了条件が成立したと判断された場合に、前記作業結果データベースから、前記登録完了条件が成立した作業項目およびその次の作業項目についての各項目IDに関連付けられた作業者および確認者のユーザIDを取得し、
    前記登録完了条件が成立した作業項目についての項目IDに関連付けられた作業者のユーザIDと、次の作業項目についての項目IDに関連付けられた作業者のユーザIDとが一致している場合には、前記作業手順書データによる画面表示が行われている前記作業者端末での次の作業項目への入力許可情報として、前記登録完了通知情報を、前記ネットワークを介して前記作業者端末へ送信し、作業者のユーザIDが一致していない場合には、次の作業項目への入力不許可情報として、前記登録完了通知情報を、前記ネットワークを介して前記作業者端末へ送信するとともに、
    前記登録完了条件が成立した作業項目についての項目IDに関連付けられた確認者のユーザIDと、次の作業項目についての項目IDに関連付けられた確認者のユーザIDとが一致している場合には、前記作業手順書データによる画面表示が行われている前記確認者端末での次の作業項目への入力許可情報として、前記登録完了通知情報を、前記ネットワークを介して前記確認者端末へ送信し、確認者のユーザIDが一致していない場合には、次の作業項目への入力不許可情報として、前記登録完了通知情報を、前記ネットワークを介して前記確認者端末へ送信する処理を実行する構成とされ、
    前記作業者端末または前記確認者端末から前記ネットワークを介して送信されてくる入力許否問合せ信号を、作業者または確認者のユーザIDとともに受信し、受信した作業者または確認者のユーザIDが、前記登録完了条件が成立している最後の作業項目の次の作業項目についての項目IDに関連付けられて前記作業結果データベースに記憶されている作業者または確認者のユーザIDと一致するか否かを判断し、一致している場合には、入力許可情報、またはこの入力許可情報に加えて前記登録完了条件が成立している最後の作業項目若しくはその次の作業項目についての項目IDを、前記ネットワークを介して前記作業者端末または前記確認者端末へ送信する処理を実行する入力許否判断手段を備えた
    ことを特徴とする作業支援システム。
  4. 前記作業手順書データベースには、
    前記複数の作業項目からなる一連の作業を、複数の作業者により実施する必要があるか若しくは実施することが可能な場合、および/または複数の確認者により確認する必要があるか若しくは確認することが可能な場合に、前記作業手順書データとして、各作業項目の作業内容データとともに、各作業項目を担当する作業者の担当種別または各作業項目を担当する確認者の担当種別を示す担当種別IDが、各作業項目についての項目IDと関連付けて記憶され、
    前記作業手順書送信手段は、
    前記作業手順書取得要求信号として、前記作業者端末から作業者のユーザIDとともに作業者の担当種別の選択情報を受信するか、または前記確認者端末から確認者のユーザIDとともに確認者の担当種別の選択情報を受信し、選択された担当種別に対応する作業項目とそれ以外の作業項目とを区別した状態で前記複数の作業項目の各作業内容を画面表示するための前記作業手順書データを、前記ネットワークを介して前記作業者端末および前記確認者端末へ送信する処理を実行するとともに、
    担当種別を選択した作業者または確認者のユーザIDを、選択された担当種別についての担当種別IDに関連付けられて前記作業手順書データベースに記憶されている全ての項目IDと対応させて前記作業結果データベースに記憶させる構成とされ、
    前記登録完了通知手段は、
    前記ステータス変更手段により前記登録完了条件が成立したと判断された場合に、前記作業結果データベースから、前記登録完了条件が成立した作業項目およびその次の作業項目についての各項目IDに関連付けられた作業者および確認者のユーザIDを取得し、
    前記登録完了条件が成立した作業項目についての項目IDに関連付けられた作業者のユーザIDと、次の作業項目についての項目IDに関連付けられた作業者のユーザIDとが一致している場合には、前記作業手順書データによる画面表示が行われている前記作業者端末での次の作業項目への入力許可情報として、前記登録完了通知情報を、前記ネットワークを介して前記作業者端末へ送信し、作業者のユーザIDが一致していない場合には、次の作業項目への入力不許可情報として、前記登録完了通知情報を、前記ネットワークを介して前記作業者端末へ送信するとともに、
    前記登録完了条件が成立した作業項目についての項目IDに関連付けられた確認者のユーザIDと、次の作業項目についての項目IDに関連付けられた確認者のユーザIDとが一致している場合には、前記作業手順書データによる画面表示が行われている前記確認者端末での次の作業項目への入力許可情報として、前記登録完了通知情報を、前記ネットワークを介して前記確認者端末へ送信し、確認者のユーザIDが一致していない場合には、次の作業項目への入力不許可情報として、前記登録完了通知情報を、前記ネットワークを介して前記確認者端末へ送信する処理を実行する構成とされ、
    前記作業者端末または前記確認者端末から前記ネットワークを介して送信されてくる入力許否問合せ信号を、作業者または確認者のユーザIDとともに受信し、受信した作業者または確認者のユーザIDが、前記登録完了条件が成立している最後の作業項目の次の作業項目についての項目IDに関連付けられて前記作業結果データベースに記憶されている作業者または確認者のユーザIDと一致するか否かを判断し、一致している場合には、入力許可情報、またはこの入力許可情報に加えて前記登録完了条件が成立している最後の作業項目若しくはその次の作業項目についての項目IDを、前記ネットワークを介して前記作業者端末または前記確認者端末へ送信する処理を実行する入力許否判断手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の作業支援システム。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の作業支援システムとして、コンピュータを機能させるためのプログラム。
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