JP6151805B2 - バター等の食品用のポーションパッケージ - Google Patents

Description

本発明は、スライスしたパン等の別の食品に塗り広げられる、バター、ソフトチーズ等の食品を収容する小分けのポーションパッケージに関する。パッケージの内容物は例えば、液体、半液体、ソフトまたは半ソフト食品である。このようなパッケージのもっとも頻度の高い用途は、スライスしたパンに塗り広げられる、バターである。本発明は、この特定の用途に関して以下に説明されるが、本発明は上に述べたような他の同様の食品を含んでいることも理解されるべきである。

バターは、一切れまたは数切れのパンに塗るために小分けのポーションパッケージ内に収容されることが多い。この種類のパッケージはレストラン等でよく使われる。ナイフまたは同様の器具でパンにバターをあてるとすぐに、バターを塗り広げることが求められる。そのナイフはその後の食事で使用されるものと同じ器具であることがある。そのナイフにバターが残っていると不愉快であろう。これ以外の欠点は、バターを塗るためには容器を保持する手とナイフを保持する手の両手が必要なことである。

このような不便さを解消するために、例えばナイフ等の一体型塗り具を有する容器内にバターを収容することが知られている。このような容器の例は、米国特許４６４８５０６号、米国特許５１１１９３２号、米国特許３４５３６６１号、米国特許４８８８８１８８号、ドイツ特許２３１７５５３号及びスウェーデン特許５２７８４９号に開示される。他の目的であるが同様の器具が米国特許番号６００７２６４号、米国特許４７９７３０９号、米国特許６４３９７９２号、米国特許３１１６１５２号及び特開平５４−０６７１４３号に開示される。

これら公知の器具は、容器内の食品を塗るための別体の器具を省略する課題を様々な方法で解決するが、製造面及び／または取り扱い面に関して様々な欠点を有している。
本発明の目的は、容器と塗り具とが一体化したこういった種類のポーションパッケージであって、このような器具についての公知の試みに伴う欠点に悩まされないポーションパッケージを実現することにある。

同様の目的は、特許出願のために手元にある未公開の国際出願ＰＣＴ／ＳＥ２０１２／０５０８９８号にある。当該国際出願に係る発明は従来技術に関するほとんどの欠点を克服する。しかし、当該国際出願の器具も改良の余地があることが分かった。

本発明の目的は、請求項１で特定される特徴を含む、パン等に塗り広げられるバター等用の小分けのポーションパッケージで達成される。そうした本発明のパッケージは閉じた容器及び塗り具を含み、その塗り具は容器と一体化されて当該容器から外に突出しており、容器は互いに接合された第１壁及び第２壁によって形成されており、第１壁は塗り具を形成する延出部を有し、第２壁は塗り具の隣で容器の端部に把手具を有し、把手具は、容器の内容物が塗り具の供給側面へ絞り出されることを許容する分注口を設けるために前記端部で容器を開封させるように配置され、供給側面は第１壁において容器と同じ側にあり、こうした把手具は容器から塗り具方向に第２延出部を形成しており、第２延出部は塗り具の供給側面を完全に覆い、把手具の第２延出部は、当該第２延出部が前記塗り具の少なくとも１つの外縁を越えて突出するように第１壁の第１延出部よりも大きい。

供給側面が第１壁において容器と同じ側に配置される構成のおかげで、容器の内容物は塗り具上にとても容易に絞り出される。極めて重要な特徴は、第２延出部が塗り具の供給側面を完全に覆うことにある。これにより、供給側面の表面はパッケージの使用前の汚染から効果的に保護される。したがって、本発明のパッケージはとても衛生的である。把手具によって形成される第２延出部が塗り具の供給側面から外されて容器の分注口を開口させるとき、バターはとても清潔な面に絞り出されることになる。

その２つの延出部は、第１延出部から第２延出部の剥離が簡単になるような比較的弱い接着剤によって接着されていることが好ましい。

第２延出部が把手具であるので、この突出が把手部となり、第１延出部から第２延出部の剥離と、その後のパッケージの開封とを容易にする。
さらなる好ましい実施形態では、前記少なくとも１つの外縁は塗り具の末端縁である。

これにより、塗り具の端部で把手具に対する把持が行われて、剥離と開封とがパッケージの長手方向と同じ方向で行われるが、このことはとりわけ簡単で便利である。
さらなる好ましい実施形態では、塗り具は、切込線を有し、この切込線に沿って手の力によって割れる程度に十分に弱い。

これは、前記の実施形態に対する代替解決策であり、延出部同士の簡単な剥離と容器の開封をもたらす。この操作が行われると塗り具は切込線に沿って曲げられて、塗り具は割れる。割れた塗り具の小さい部分は、割れた後も第２延出部の外端に付属したままとなり、把手具の把手部になる。

さらなる好ましい実施形態では、第１壁及び第２壁は完全に１つの平坦面に配置された接合線に沿って互いに接合されている。
接合が第１壁の平面で起こり第２壁の平面でも部分的に起こる場合よりも、１つの平坦面に配置された接合線に沿って２つの壁を接合させる方が、パッケージの製造を複雑にしない。

さらなる好ましい実施形態では、第１壁は完全に１つの平坦面にある。
これはパッケージの製造を容易にすることにさらに貢献する。さらにこの特徴は、塗り具が第１壁の延出部であるので、バターを塗るために塗り具を使う際に良好な剛性を持つ基体をもたらす。

さらなる好ましい実施形態では、塗り具は第１壁から第１壁の面方向に延在している。
塗り具が第１壁と同じ方向に延在しているので、バターを塗るとき、当該塗り具がとても取り扱いやすくなる。

さらなる好ましい実施形態では、塗り具は平面状である。
これは、ほとんどの場合、パンにバターを効率的に塗るのに最適な形状である。
さらなる好ましい実施形態では、第１壁及び塗り具は同一平面にある。

これら２つの部分を同一平面にすることが、塗り具の取り扱いやすさにさらに貢献する。この構成は製造時にも有利である。
さらなる好ましい実施形態では、第１壁及び塗り具は、同じ材料からなる単一部品に形成されている。

これは合理的な製造にさらに貢献する。
さらなる好ましい実施形態では、第１壁は板紙の層を含む。
板紙は、安い材料で切るのが簡単なので、製造の経済効率に貢献する。板紙は比較的硬いものであるべきものと理解される。特に板紙の硬さは、塗り広げに十分な硬さを得るために、塗り具が第１壁と一体化して１つの部品で作られる場合に関係する。第１壁は板紙のみから作られてもよく、もしくはバターが第１壁に染みこまないようにするいくつかの他の材料で被覆又は積層されてもよい。

さらなる好ましい実施形態では、第２壁は、使用者の指によって当該第２壁に加えられる絞り出し力によって変形可能である。
第１壁が塗り具との一体化という別の目的で設計されているので、必要な絞り出し性能を第２壁に関連づけることが妥当である。バターの取り出しを容易にするように、例えば道具が不要になるように、または不便な高い筋力が不要になるように必要とする力量の基準が特定される。

さらなる好ましい実施形態では、第２壁は、第１壁とは別の材料からなっている。
これにより、第１及び第２壁の材料はそれぞれの目的に最適化され得る。
さらなる好ましい実施形態では、第２壁は積層物である。

これにより、この第２壁の材料特性が、その機能に関する様々な特徴、例えば一方の側面でバターと接触し、他方の側面で周囲の空気と接触し、かつ十分な変形能及び十分な強度を付与することなどに最適に適合され得る。

さらなる好ましい実施形態では、把手具は第２壁の延出部である。
これにより、パッケージの取り扱いとその製造が、特に把手具を別体ユニットとして作ることに比べて、容易になる。

さらなる好ましい実施形態では、把手具は、塗り具に最も近い部分で第１壁と第２壁との接合が分離するように構成されている。
これにより、塗り具上へのバターの取り出しが最も便利な方法で達成される。

さらなる好ましい実施形態では、把手具は、容器が開封された後、当該把手具が第２壁に添えられた状態に維持されるように構成される。
これにより、パッケージは、使用後に１つの部品として維持されており、処理すべきごみの数を最少化し、ひいては食卓でごみの散かった状況が減る。

さらなる好ましい実施形態では、容器の幅は、第１壁と第２壁との間での最大距離である容器の高さの２〜１０倍、好ましくは３〜５倍である。
さらなる好ましい実施形態では、容器の長さは容器の幅の２〜１０倍、好ましくは３〜５倍である。

さらなる好ましい実施形態では、容器の長さは塗り具の長さの１〜４倍、好ましくは１．５〜２．５倍である。
これらの実施形態の特定の相対寸法は、パッケージの取り扱いやすさのための最適適合例を示す。

さらなる好ましい実施形態では、容器から最も離れている塗り具の末端は、パッケージの長手方向に対して少なくとも部分的に傾斜しながら延びる末端縁を有する。
その傾斜した末端縁は、スライスされたパンにバターを塗ることを容易にする。その末端縁は、延出部全体に沿って傾斜していてもよく、または延出部の一部分にのみ沿って傾斜していてもよい。その末端縁は直線状及び／または曲線状であってもよい。

前述した好ましい本発明の実施形態は、従属項で特定される。もちろん、前記の好ましい実施形態の任意の可能な組み合わせによって、及びこれらの実施形態と以下の例の説明で言及する特徴との任意の可能な組み合わせによってさらなる好ましい実施形態を構成し得ると理解される。

本発明は、以下の複数の例の詳しい説明を介し、添付した図面を参照してさらに説明される。

本発明の第１例のパッケージの平面図。 図１のパッケージの縦断面図。 図１のパッケージの横断面図。 第１使用段階のパッケージを示す図２に対応する断面図。 第２使用段階のパッケージを示す図２に対応する断面図。 本発明の第２例のパッケージの平面図。 図６のパッケージの縦断面図。 第１使用段階のパッケージを示す図７に対応する断面図。 本発明の第３例のパッケージの平面図。 図９のパッケージの縦断面図。 図９のパッケージの横断面図。

第１例のパッケージが図１〜３に示される。本例のパッケージは容器１及び塗り具２を有する。その容器は、バター１０で充填されており、それらの図面に示されるように、底に第１壁６を、頂部に第２壁３を有する。第１壁６は完全に平面状であり、第２壁３は桶形状の断面をなしている。それら２つの壁は、容器１がバター１０を包むように接合線７及び仮接合線９に沿って互いに接合されている。接合線７に沿った接合は、接着剤または他の適切な固着手段によって作られ得る。仮接合線９に沿った接合は、好ましくは仮接合線９に沿った接合部以外の接合部よりも低い粘着力をもつ接着剤等によって作られ得る。仮接合線９に沿った接合は、使用時に接合解除されることを目的とする。

底にある第１壁６は、塗り具２と一体化されており、当該塗り具が付いている１つの部品から作られている。第１壁６は塗り具２とともに板紙で作られている。その板紙は、塗り具がナイフやへら等と同じ方法で使用できるように比較的硬いものであるべきである。

第２壁３は、非常に小さい力で容易に変形可能であるように、例えばプラスチック等の可撓性の材料から作られている。第２壁３は好ましくは積層物である。この第２壁は、塗り具の隣の容器１の端部にフラップ状延出部を有する。そのフラップ状延出部は、把手具４を形成するものであるが、仮接合線９から塗り具２に沿ってそれよりも少し遠くまで延在している。したがって、把手具４は、塗り具２の上面２ａ全体を覆い、周囲との接触から当該上面を保護する。この表面こそが塗り具２の供給側面２ａである。把手具４は、容易に接合解除可能な接着剤によって塗り具の上面２ａに付着されている。把手具４は塗り具２よりも長く延在していることから、塗り具２に接触しない把手具４の外側部４ａが残っている。この外側部が把手具４の把手部４ａを形成している。

このパッケージが使用されるとき、使用者は、把手具４の把手部４ａをつまみ、矢印によって示されるように上向きに引っ張る。すると、把手部４は、塗り具２の上面２ａから剥がされ、第１壁と第２壁との間の仮接合線９での接合が解かれて、図４に示されるように容器１のこの端部で分注口５が開口する。

その後、使用者が第２壁３に指を押しつけると、第２壁３は変形することとなる。これによりバター１０は、分注口５を通って絞り出されて、図５に示されるように、塗り具２の上面２ａに配置されることとなる。その後に、パッケージ端部をナイフハンドルのごとく使うことによって、本例のパッケージはバターナイフと同じ方法で使用される。

塗り具の外側の末端縁８は、パッケージの長手方向に直交する方向に対して傾斜している。
図６〜９に示した例のパッケージは、把手具４と塗り具２との関係の点で前述したものと異なる。それ以外の全ての点で両者はほぼ同じである。

本例のパッケージの部４も塗り具２の上面２ａを完全に覆うが、それより遠くには延びていない。その代わりに、塗り具２は、切込線１１を有し、当該切込線１１に沿って手による力で容易に割れうる。その切込線１１の外側に把手部２ｂがある。

このパッケージが使用されるとき、使用者は、まず切込線１１のある場所で塗り具を曲げて、塗り具を当該切込線に沿って割る。その後、使用者は、把手部２ｂと、把手具４に付着したままである把手具４の外側部分とを一緒に把持する。次に、把手具４は上向きに引っ張られる。そうすることによって塗り具２の残りの部分から把手具４を取り外し、分注口５を開口させる。その後の使用方法は第１例のパッケージで前述したことと同様である。

第３例のパッケージが図９〜１１に開示される。本例のパッケージの主な違いは、第１壁１０６と第２壁１０３と間の関係である。本例では、塗り具１０２と整列されている第１壁１０６は、薄い可撓性の材料から作られ桶形状断面をなしている。その第１壁は、より硬い材料から作られ、実質的に平坦である。その２つの壁１０３、１０６間の接合は、単一の平面にはない。図１０に示されるように、右端と両側１０７に沿った接合は第２壁の平面にある一方で、他の末端にある仮接合１０９は第１壁と塗り具１０２との平面にある。

本例では、第１壁１０６はプラスチック層を含む積層物であり、第２壁はより硬いプラスチックまたは板紙からなりうる。本例でバターを絞り出すとき、圧力は第１壁１０６に加えられる。

本例では、把手具１０４は、延出部無しで塗り具１０２を完全に覆い、塗り具１０２に切込線はない。しかし、塗り具から把手具１０２を外すことを容易にするための第１または第２例の構造を本例に適用してもよいと理解されるべきである。

Claims (21)

1. パン等に塗り広げられる、バター、ソフトチーズ等の食品を収容する小分けのポーションパッケージであって、
   前記パッケージは閉じた容器（１）及び塗り具（２）を含み、前記塗り具（２）は前記容器（１）と一体化されて前記容器（１）から外に突出しており、前記容器は互いに接合された第１壁（６）及び第２壁（３）によって形成されており、前記第１壁（６）は前記塗り具（２）を形成する第１延出部を有し、前記第２壁（３）は前記塗り具（２）の隣で前記容器（１）の端部に把手具（４）を有し、前記把手具（４）は、前記容器の内容物が前記塗り具（２）の供給側面（２ａ）に絞り出されることを許容する分注口（５）を設けるために前記端部で前記容器（１）を開封させるように配置され、前記供給側面（２ａ）は前記第１壁（６）において前記容器と同じ側にあり、前記把手具（４）は前記容器（１）から前記塗り具（２）方向に第２延出部を形成しており、前記第２延出部は前記塗り具（２）の前記供給側面（２ａ）を完全に覆い、前記把手具（４）の前記第２延出部は、当該第２延出部が前記塗り具（２）の少なくとも１つの外縁を越えて突出するように前記第１壁（６）の前記第１延出部よりも大きいことを特徴とする前記ポーションパッケージ。
2. 前記少なくとも１つの外縁は、前記塗り具（２）の末端縁（８）であることを特徴とする請求項１に記載のポーションパッケージ。
3. 前記塗り具（２）は、切込線（１１）を有し、この切込線（１１）に沿って手で割れる程度に十分弱いものであることを特徴とする請求項１に記載のポーションパッケージ。
4. 前記第１壁（６）と前記第２壁（３）とは、完全に１つの平坦面に配置された接合線（７、９）に沿って互いに接合されていることを特徴とする請求項１〜３の何れか１項に記載のポーションパッケージ。
5. 前記第１壁（６）は、完全に１つの平坦面にあることを特徴とする請求項１〜４の何れか１項に記載のポーションパッケージ。
6. 前記塗り具は、前記第１壁（６）から前記第１壁（６）の面方向に延在していることを特徴とする請求項５に記載のポーションパッケージ。
7. 前記塗り具は、平面状であることを特徴とする請求項１〜６の何れか１項に記載のポーションパッケージ。
8. 前記第１壁（６）と前記塗り具（２）とは、同一平面にあることを特徴とする請求項７に記載のポーションパッケージ。
9. 前記第１壁（６）及び前記塗り具（２）は、同じ材料からなる単一部品に形成されていることを特徴とする請求項１〜８の何れか１項に記載のポーションパッケージ。
10. 前記第１壁（６）は、板紙の層を含むことを特徴とする請求項１〜９の何れか１項に記載のポーションパッケージ。
11. 前記第２壁（３）は、使用者の指によって当該第２壁（３）に加えられる絞り出し力によって変形可能であることを特徴とする請求項１〜１０の何れか１項に記載のポーションパッケージ。
12. 前記第２壁（３）は、前記第１壁（６）の材料とは別の材料でなっていることを特徴とする請求項１〜１１の何れか１項に記載のポーションパッケージ。
13. 前記第２壁（３）は、積層物であることを特徴とする請求項１〜１２の何れか１項に記載のポーションパッケージ。
14. 前記把手具（４）は、前記第２壁（３）の延出部であることを特徴とする請求項１〜１３の何れか１項に記載のポーションパッケージ。
15. 前記把手具（４）は、前記塗り具（２）に最も近い部分で前記第１壁（６）と前記第２壁（３）との接合が分離するように構成されていることを特徴とする請求項１〜１４の何れか１項に記載のポーションパッケージ。
16. 前記把手具（４）は、前記容器（１）が開封された後、当該把手具（４）が前記第２壁（３）に添えられた状態に維持されるように構成されることを特徴とする請求項１〜１５の何れか１項に記載のポーションパッケージ。
17. 前記容器（１）の幅は、前記第１壁（６）と前記第２壁（３）との間の最大距離である前記容器（１）の高さの２〜１０倍であることを特徴とする請求項１〜１６の何れか１項に記載のポーションパッケージ。
18. 前記容器（１）の長さは、前記容器（１）の幅の２〜１０倍であることを特徴とする請求項１〜１７の何れか１項に記載のポーションパッケージ。
19. 前記容器（３）の長さは、前記塗り具（２）の長さの１〜４倍であることを特徴とする請求項１〜１８の何れか１項に記載のポーションパッケージ。
20. 前記容器（３）から最も離れている前記塗り具（２）の末端は、前記パッケージの長手方向に対して少なくとも部分的に傾斜しながら延びる末端縁（８）を有することを特徴とする請求項１〜１９の何れか１項に記載のポーションパッケージ。
21. 前記把手具（４）の前記第２延出部は、前記容器（１）から最も離れた前記パッケージの先端まで延び、
    前記第１壁（６）と前記第２壁（３）とは少なくとも仮接合線（９）において接合されており、
    前記仮接合線（９）での前記第１壁（６）と前記第２壁（３）との接合を解くことによって前記分注口（５）は開口し、
    前記仮接合線（９）は２つの端と当該２つの端の間の中間部とを含む円弧状の線であり、前記円弧状の線の前記中間部は、前記円弧状の線の前記２つの端よりも、前記パッケージの前記先端から遠くに設けられていることを特徴とする請求項１〜２０の何れか１項に記載のポーションパッケージ。

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