JP6151145B2 - 医療用の長尺部材、および接続部材 - Google Patents

医療用の長尺部材、および接続部材 Download PDF

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Description

本発明は、肺気道内での処置を行う際に用いられる医療用の長尺部材、および医療用の長尺部材に用いられる接続部材に関する。
患者の病状の診断、病変部に対する治療、生体器官内への各種媒体の送達など、生体の肺気道内での各種の処置を行う際に使用される医療用の長尺部材が知られている。
長尺部材は、例えば、内視鏡のような診断画像を取得するための医療装置を病変部まで移動させる際に、その移動を補助するために用いられたり、また、生体組織の切除等を行う手技において生検器具等の医療器具を病変部へ案内するために用いられたりする。その他にも、例えば、カテーテルデバイスと一体的に構成され、生体内への各種の薬剤の送達や生体内に存在する体液等の吸引などに用いられることがある。
医療用の長尺部材を使用して肺気道内における各種の処置を行うにあたり、気管支の末梢側への長尺部材の到達性を向上させるためには、長尺部材の先端部をより細径に形成することが好ましい。一方で、長尺部材の内腔(ルーメン)を介して基端部側から先端部側へ各種の処置具や薬剤等を気管支の末梢側へデリバリーすることを考慮すると、デリバリーのし易さの観点より、長尺部材の基端部側では内腔の径がより大きく形成されていることが好ましくなる。さらに、肺気道内での長尺部材の操作性を考慮すると、先端部側では柔軟性が備えられており、かつ、基端部側ではプッシャビリティ(押し込み力の伝達性)が備えられていることが求められる。
例えば、特許文献1には、先端側へ向けて内径および外径が小さくなるテーパー形状が付与され、さらに、軸線方向における各部の物性(硬度や剛性)が異なるように構成された医療用の長尺部材が開示されている。また、長尺部材を製造する方法として、単一の材料からなるベース部材の軸線方向の異なる位置に物性の異なる複数の外層部材を被覆する方法を採用し、先端部側へいくほど小さな硬度となる物性を長尺部材に備えさせている。
特開2012−196389号公報
特許文献1に記載された従来技術であれば、所望の内径および外径を備え、かつ、先端部側で柔軟性が確保された長尺部材を提供し得る。しかしながら、単一の材料からなるベース部材を使用して長尺部材を構成しているため、長尺部材には、このベース部材の材質に応じた物性が少なくとも備えられることになる。このため、例えば、長尺部材の先端部側の物性と基端部側の物性を大きく異ならせるように構成するような場合、具体的には、先端部側をより柔軟に変形し易くし、基端部側により大きなプッシャビリティを備えさせるような場合に、長尺部材の物性がベース部材の物性に左右されてしまうため、外層部材を単に被覆しただけでは長尺部材に所望の物性を備えさえることが難しくなる。
上記のような課題に対して、例えば、内腔の径や外径および物性がそれぞれ異なる複数の部材を接続して長尺部材を製作することにより、肺気道内での処置に適した長尺部材を提供することが可能になるとも考えられる。しかしながら、内腔の径が異なる長尺部材を接続した構成とした場合、部材同士が接続される継ぎ目の部分に段差が形成されてしまう。このような段差が形成されてしまうと、所定の医療装置や処置具等を長尺部材の内腔内で進退移動させる際に、段差に引っ掛かってしまい、円滑な移動が妨げられるばかりでなく、医療装置や処置具等の破損を招いてしまう虞がある。また、長尺部材を使用した体液等の吸引や薬剤等の吐出を行う場合においても、各種の流体の円滑な流通が妨げられることになるため、作業効率の低下や作業遅延を招いてしまう虞がある。
そこで本発明は、肺気道内での操作性に優れ、かつ、内腔の径および外径が異なる複数の部材が接続された接続部分に段差が形成されることを防止し、もって内腔における各種の部材および流体等の円滑な移動を可能にした医療用の長尺部材、および当該医療用の長尺部材に用いられる接続部材を提供することを目的とする。
本発明は、下記(1)〜(5)のいずれか1つに記載された手段によって達成される。
(1)肺気道内での処置を行うために用いられる医療用の長尺部材であって、先端側に配置され、軸方向に延在する第1の内腔が形成された第1の部材と、軸方向に延在し前記第1の内腔よりも大きな径を備える第2の内腔が形成されるとともに、前記第1の部材よりも大きな外径を有し前記第1の部材の基端側に配置される第2の部材と、前記第1の部材の基端部が挿入可能な先端挿入孔と、前記第2の部材の先端部が挿入可能な基端挿入孔と、前記先端挿入孔と前記基端挿入孔に連なり基端側から先端側にかけて前記第2の内腔の径から前記第1の内腔の径まで径が漸減する第3の内腔とを備え、前記第1の部材と前記第2の部材とを接続する接続部材と、を有し、前記接続部材の先端部には、先端側へ向けて外径が漸減する先端テーパー部が形成されており、前記接続部材の基端部には、基端側へ向けて外径が漸減する基端テーパー部が形成されており、前記先端テーパー部と前記基端テーパー部との間には、略一定の外径で延在する最大外径部が形成されている、医療用の長尺部材。
(2)前記第1の部材の基端部は、前記接続部材の前記先端挿入孔に対して嵌合により接続可能に構成されており、前記第2の部材の先端部は、前記接続部材の前記基端挿入孔に対して嵌合により接続可能に構成されている、上記(1)に記載の医療用の長尺部材。
)前記第1の部材の外面、前記接続部材の外面、および前記第2の部材の外面を覆って配置される被覆部材を有する上記(1)または記載の医療用の長尺部材。
)軸方向に延在する第1の内腔が形成された第1の部材の基端側に、軸方向に延在し前記第1の内腔よりも大きな内径を備える第2の内腔が形成されるとともに前記第1の部材よりも大きな外径を有する第2の部材を接続することにより、肺気道内での処置を行うために用いられる医療用の長尺部材を組み付ける接続部材であって、当該接続部材は、前記第1の部材の基端部が挿入可能な先端挿入孔と、前記第2の部材の先端部が挿入可能な基端挿入孔と、前記先端挿入孔と前記基端挿入孔に連なり基端側から先端側にかけて前記第2の内腔の径から前記第1の内腔の径まで径が漸減する第3の内腔と、を有し、先端部には、先端側へ向けて外径が漸減する先端テーパー部が形成されており、基端部には、基端側へ向けて外径が漸減する基端テーパー部が形成されており、前記先端テーパー部と前記基端テーパー部との間には、略一定の外径で延在する最大外径部が形成されている、接続部材。
上記(1)に記載の発明によれば、内腔の径、外径、および物性がそれぞれ異なる第1の部材と第2の部材を接続して長尺部材を構成することができるため、長尺部材の各部の寸法や物性に適した部材を適宜選択することにより、先端部側では細径かつ柔軟性に優れた構成とし、基端部側ではプッシャビリティが備えられ、さらに、基端部側における内腔の径が大きく形成された、肺気道での使用に適した医療用の長尺部材を提供することが可能になる。また、第1の部材と第2の部材の接続に用いられる接続部材に、各部材の内腔の径の差に応じて基端側から先端側へかけて連続的に径が変化する内腔を形成しているため、各部材の継ぎ目となる接続部分に段差を形成させることなく、それぞれの部材同士を接続することができる。これにより、内腔における各種の部材および流体等の円滑な移動が実現された医療用の長尺部材を提供することが可能になる。また、長尺部材を肺気道内で移動させる操作を行う際に、接続部材の先端部および基端部のそれぞれに形成された各テーパー部により、接続部材と肺気道の内壁面との間の摩擦を低減することができ、長尺部材のプッシャビリティを向上させることが可能になる。さらに、押し込む操作を行った際に肺気道の内壁面に対する損傷が発生することを未然に防止することが可能になる。
上記(2)に記載の発明によれば、接続部材の先端挿入孔に対して第1の部材の基端部を挿入し、接続部材の基端挿入孔に対して第2の部材の先端部を挿入する簡単な作業により第1の部材と第2の部材を接続することができるため、製造作業の容易化とともに、製造コストの削減を図ることができる。
上記()に記載の発明によれば、被覆部材により、長尺部材の各部を保護することが可能になるため、使用に際して長尺部材の破損が招かれることを好適に防止することが可能になる。また、長尺部材を使用して各種の流体を流通させる場合に、長尺部材からの流体の漏洩が生じることを好適に防止することが可能になる。
上記()に記載の発明によれば、第1の部材と第2の部材を構成要素に備える医療用の長尺部材を組み付けるために用いられる接続部材であって、各部材が接続される接続部分に段差を形成させるとなく、それぞれの部材を接続することを可能にする接続部材を提供することができる。また、上記接続部材を備える長尺部材を肺気道内で移動させる操作を行う際に、接続部材の先端部および基端部のそれぞれに形成された各テーパー部により、接続部材と肺気道の内壁面との間の摩擦を低減することができ、長尺部材のプッシャビリティを向上させることが可能になる。さらに、押し込む操作を行った際に肺気道の内壁面に対する損傷が発生することを未然に防止することが可能になる。
本発明の実施形態に係る医療器具を示す概観斜視図である。 実施形態に係る医療器具および接続部材を示す図であって、(A)は、医療器具の全体構成を簡略化して示す部分断面図であり、(B)は、接続部材を拡大して示す断面図である。 実施形態に係る医療器具の先端部を拡大して示す断面図である。 実施形態に係る医療器具の各部の断面を拡大して示す図であって、(A)は、図3の4A−4A線に沿う断面図、(B)は、図3の4B−4B線に沿う断面図である。 実施形態に係る医療器具の各部の断面を拡大して示す図であって、(A)は、図3の5A−5A線に沿う断面図、(B)は、図3の5B−5B線に沿う断面図である。 実施形態に係る長尺部材が備える第1の部材を示す図であって、(A)は、第1の部材の一部を拡大して示す部分拡大図、(B)は、第1の部材に形成された湾曲機構を拡大して示す図である。 実施形態に係る医療用の長尺部材の使用例を説明するための図であって、肺気道内へ医療用の長尺部材を導入した様子を模式的に示す図である。 実施形態に係る医療用の長尺部材の使用例を説明するための図であって、図7に示す状態から肺気道の末梢側へ医療用の長尺部材の先端を移動させた様子を模式的に示す図である。 実施形態に係る医療用の長尺部材の使用例を説明するための図であって、医療用の長尺部材の先端部を呼吸細気管支まで到達させた様子を模式的に示す図である。 実施形態に係る医療用の長尺部材の変形例を説明するための図であって、(A)は、対比例に係る医療装置の使用例を模式的に示す図、(B)は、変形例に係る長尺部材の使用例を模式的に示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。なお、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
図1〜図6は、実施形態に係る医療用の長尺部材の各部の構成を示す図であり、図7〜図9は、実施形態に係る医療用の長尺部材の使用例の説明に供する図である。
以下の説明において、図1における下側、図2(A)における左側を「長尺部材の先端側」と称し、図1における上側、図2(A)における右側を「長尺部材の基端側」と称し、図1における上下方向、図2(A)における左右方向を「長尺部材の軸方向」と称する。
図1を参照して、本実施形態に係る医療用の長尺部材10(以下、単に「長尺部材」と記載する)は、先端部側が湾曲可能な部材として構成されており、軸方向に延伸された外形形状を有している。長尺部材10は、肺気道Pでの各種の処置を行うために使用することができ、例えば、内視鏡のような撮像装置の送達や生体組織を採取するための生検器具の送達、当該長尺部材10を使用した薬剤の送達や体液や粘液等の吸引などに使用することができる。また、各種のアクセスデバイス、軟性内視鏡の挿入部、バルーンカテーテル等のシャフト部分を構成する構成部材などとして用いることも可能である。本実施形態の説明では、図9に示すように所定の医療用の処置具150を肺気道Pの所望の位置へ案内するために使用される医療器具100(アクセスデバイス)に適用した例を通じて長尺部材10を説明する。
まず、本実施形態に係る長尺部材の全体構成を説明する。
図1、図2(A)、図2(B)に示すように、概説すれば、長尺部材10は、先端側に配置された第1の部材20と、第1の部材20の基端側に配置された第2の部材50と、第1の部材20と第2の部材50を接続する接続部材40と、を有している。
図3、図4(A)、図4(B)に示すように、第1の部材20には、軸方向に延在する内腔(第1の内腔に相当する)23が形成されている。また、図3、図5(B)に示すように、第2の部材50には、軸方向に延在し、かつ、第1の部材の内腔23よりも大きな径を備える内腔(第2の内腔に相当する)53が形成されている。また、第2の部材50は、第1の部材20よりも大きな外径を有するように構成されている。このように、第1の部材20および第2の部材50は、例えば、内腔23、53が軸方向に延在する中空状の部材により構成される。
図2(B)に示すように、接続部材40は、第1の部材20の基端部22aが挿入可能な先端挿入孔41と、第2の部材50の先端部51aが挿入可能な基端挿入孔42と、先端挿入孔41と基端挿入孔42に連なり基端側から先端側にかけて第2の部材50の内腔53の径から第1の部材20の内腔23の径まで径が漸減する内腔(第3の内腔に相当する)43と、を備えている。
図1、図2に示すように、長尺部材10が備える第2の部材50の基端側には、第1の部材20の湾曲動作を操作するための手元操作部60が設けられている。本実施形態では、第1の部材20は、手元操作部60における所定の操作により、軸方向と交差する方向へ湾曲するように構成されている(図1のA’、B’で湾曲動作を示す)。この手元操作部60と長尺部材10とにより医療器具100を構成している。
図2(A)、(B)を参照して、長尺部材10が備える第1の部材20は、肺気道Pの各分岐において長尺部材10の進行方向を定めることを可能にするために設けられている。図7に示すように、生体の肺気道Pには、中枢側(図中の上側)から末梢側(図中の下側)にかけて複数の分岐が存在する。長尺部材10を使用した各種の処置を行う場合、肺気道P内の所望の位置へ向けて長尺部材10の先端を移動させる操作が行われるが、この際、第1の部材20を適宜湾曲させることにより、各分岐において任意の進路を選択することが可能になる。以下の説明において、第1の部材20を便宜的に「湾曲部20」と記載する。
図2(A)、(B)を参照して、長尺部材10が備える接続部材40は、湾曲部20と第2の部材50を軸方向に接続する。この接続部材40を使用することにより、外径、内腔の径、および物性などが異なる複数の部材を接続して長尺部材10を構成することが可能になっている。
接続部材40は、肺気道P内における湾曲部20の移動を補助する機能を備えている。湾曲部20は、手元操作部60で所定の操作が行われた際にはその操作に連動して湾曲し、操作がなされていないとき、つまり、負荷が掛けられていない状態では、略直線状をなすような可撓性を備えるように構成されている。このため、例えば、図8、図9に示すように、長尺部材10の先端(湾曲部20の先端)を肺気道P内へ押し込むような操作を行うと、湾曲部20に撓みが生じてしまい、長尺部材10の円滑な移動が妨げられることがある。湾曲部20とは物性や外形形状などが異なるように構成された接続部材40を長尺部材10の構成部材に使用することにより、肺気道P内において湾曲部20を円滑に移動させることが可能になっている。詳細な説明については後述する。なお、以下の説明において、接続部材40を便宜的に「進入補助部40」と記載する。
図2(A)、(B)を参照して、長尺部材10が備える第2の部材50は、軸方向に沿って所定の長さで延伸されている。第2の部材50は、その先端側に配置された湾曲部20および進入補助部40のそれぞれを、肺気道P内の所望の位置まで到達させ得る長さで形成されている(図9を参照)。以下の説明において、第2の部材50を便宜的に「本体部50」と記載する。
生体の肺気道の構造を説明する。
図7を参照して、肺気道Pは、中枢側および末梢側の各領域でそれぞれ異なる名称が付けられている。各領域の名称は中枢側からそれぞれ、気管P1、主気管支P2、葉気管支P3、気管支P4、細気管支P5、終末細気管支P6、呼吸細気管支P7、肺胞道P8、肺胞嚢P9となっている。また、各領域P1〜P9では、図示するようにその径(断面積)が異なり、末梢側へ行くほど径が小さくなる。
長尺部材10を使用して肺気道Pに対する各種の処置を行う場合、長尺部材10の先端を処置対象部位へ容易に到達させることを可能にするために、長尺部材10の先端部を構成する湾曲部20には柔軟性が備えられていることが好ましい。また、湾曲部20には、処置対象部位が存在する目標領域の径よりも小さな外径を備えるものが選択される。一方で、長尺部材10の基端部側に配置された本体部50には、長尺部材10を肺気道P内へ押し込む力を先端側へ伝達するプッシャビリティが備えられていることが好ましい。これは次のような理由による。
例えば、図8、図9に示すように、肺気道Pの末梢側の領域で長尺部材10を移動させるような場合に、長尺部材10の各部の外表面を肺気道Pの内壁に当接させた状態で操作を行うことにより、肺気道Pに追随させて末梢側へ長尺部材10の先端部側を移動させることが可能になる。基端部側に十分なプッシャビリティが備えられていると、上記のような操作を行う際に、基端部側から先端部側へ押し込み力を十分に伝達させることが可能になるため、肺気道の末梢側に位置する目標領域へ長尺部材10の先端部を容易に到達させることが可能になる。なお、本実施形態においては、COPDのような病変部の発生と関連が深いとされている細気管支P5の末梢(末梢気道)や、肺胞道P8および肺胞嚢P9に近接する呼吸細気管支P7などの末梢側の領域を目標領域とし、この目標領域で各種の処置を円滑に実施することが可能となるように長尺部材10の各部の寸法や物性を設定している。
次に、長尺部材の各部の構成を説明する。
図2(A)、図2(B)、図3に示すように、長尺部材10の湾曲部20は、先端開口部21が形成された先端部21aと、基端開口部22が形成された基端部22aと、先端開口部21および基端開口部22に連なる内腔23とが形成された部材によって構成している。
湾曲部20は、例えば、所定の操作部材70の押し引き操作にしたがって湾曲動作を行うように構成された可撓性を備える中空状の部材により構成することができる。本実施形態では、溝24の形成によって可撓性が付与された管状部材によって湾曲部20を構成している(図6を参照)。
湾曲部20を構成する管状部材としては、例えば、金属材料や硬質の樹脂材料などを用いることができる。金属材料としては、例えば、ステンレス、ニッケルチタン合金などを用いることができ、樹脂材料としては、例えば、PP(ポリプロピレン)、HDPE(高密度ポリエチレン)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)などの硬質ポリエチレン、硬質ウレタン、PI(ポリイミド)、ポリスチレン、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)、ポリアミド、ポリエーテルイミド、ポリアミドイミド、変性ポリフェレンエーテル、ポリカーボネートなどを用いることができる。
図6(A)に示すように、湾曲部20に形成された溝24は、管状部材の外面(または内面)に所定形状のスリット(切れ目)を入れることにより形成されている。スリットを入れるための加工方法は、湾曲部20に使用される材料の材質に応じて選択することができ、特に限定されるものではないが、例えば、レーザー加工やエッチング加工などの公知の方法を選択することができる。
湾曲部20の湾曲操作は、湾曲部20に接続された操作部材70を操作して行うことができる。図6(A)に示すように、操作部材70は、湾曲部20の先端部側の外表面に形成された取付け部71に取り付けている。取付け部71は、例えば、湾曲部20の先端側に配置された溝状の固定部72と、湾曲部20の先端側から基端側へかけて延伸された挿通溝74とにより構成することができる。
操作部材70は、例えば、長尺部材10の長手方向に沿って押し引き操作されることにより、湾曲部20を湾曲または直線状に変形させる押し引き部材によって構成することができる。本実施形態においては、押し引き部材は、可撓性を備えるワイヤによって構成している。ただし、押し引き部材は、例えば、紐状の部材、可撓性を備える板材などによって構成することも可能である。
湾曲部20への操作部材70の取り付けは、固定部72内において操作部材70を固定し、さらに挿通溝74内において操作部材70の一部を固定することにより行うことができる。このように固定を行うことにより、操作部材70を牽引して湾曲部20の湾曲動作を開始させることができ、また牽引した力を緩めることにより湾曲動作を解除して直線形状をなすように湾曲部20を変形させることができる。
図3に示すように、本実施形態では、操作部材70の円滑な押し引き操作や、繰り返して行われる押し引き操作による操作部材70の破損を防止するために、湾曲部20、進入補助部40、本体部50に跨って延伸されたガイド部材80を設置している。ガイド部材80は、操作部材70が挿通可能な細径の部材により構成されている。このガイド部材80を構成する材料には、例えば、湾曲部20を構成する材料と同様の材料を用いることが可能である。また、ガイド部材80は、例えば、内腔が軸方向に延在する中空状の部材により構成することができる。
図3、図4(A)、図4(B)に示すように、ガイド部材80の先端部側は、例えば、湾曲部20に形成された挿通溝74内に配置することができる。また、図3、図5(B)に示すように、ガイド部材80の基端部側は、例えば、本体部50の内腔53の内面に接するように配置することができる。また、図3、図5(A)に示すように、ガイド部材80の基端部と先端部との間に位置する部分は、例えば、進入補助部40を貫通するように配置することができる。なお、図3に示すように、操作部材70は、先端部側の一部がガイド部材80から導出されており、この導出された部分が湾曲部20に形成された固定部72に固定されている(図6(A)を参照)。
図6(A)に示すように、湾曲部20に形成された挿通溝74は、例えば、長尺部材10において溝24が形成された位置とは異なる位置に形成することができる。図示例では、溝24が形成された位置から周方向に90°位置をずらして配置している(挿通溝74同士が周方向に180°位置をずらして配置されている)。このように配置することにより、各溝24と操作部材70とが相互に干渉してしまうことを防止することができる。
図6(A)に示すように、湾曲部20には、例えば、操作部材70を当該湾曲部20に対してより強固に固定させるための固定補助部73を設けることができる。固定補助部73は、固定部72から所定の長さで湾曲部20の周方向に伸びるように形成された溝によって構成することができる。操作部材70を固定補助部73に係止させるように位置させた状態で固定を行うことにより、固定力を向上させることができる。
操作部材70を湾曲部20に固定させる方法は、湾曲部20と操作部材70の材質に応じて任意の方法を選択することができるが、例えば、樹脂製の接着剤により固定する方法や、熱融着等によって固定する方法を採用することができる。
操作部材70は、例えば、長尺部材10に形成された挿通溝74の数に応じて、周方向に180°位置をずらして2つ取り付けることができる。図2(A)に示すように、各操作部材70の基端部は、手元操作部60に設けられた回転部材65に接続されている。回転部材65は、手元操作部60に設けられた回転軸(図示省略)に対して軸支されている。回転部材65を矢印A方向に回転させると、湾曲部20が一の方向(図1中の矢印A’方向)へ湾曲し、回転部材65を矢印B方向に回転させると、湾曲部20が他の方向(図1中の矢印B’方向)へ湾曲するように構成されている。
図2(A)、図3に示すように、長尺部材10には、湾曲部20の外面、進入補助部40の外面、本体部50の外面を覆って配置される被覆部材75を設けることができる。被覆部材75を設けることにより、長尺部材10の各部を保護することが可能になる。また、長尺部材10を使用して各種の流体を流通させるような場合に、長尺部材10からの流体の漏洩が生じることを好適に防止することが可能になる。これに加えて、湾曲部20の先端開口部21からの体液や分泌物等の吸引効率を向上させることもできる。さらに、湾曲部20の挿通溝74からの操作部材70の脱落を防止することも可能になる。被覆部材75は、例えば、内腔が軸方向に延在する中空状の部材により構成することができる。
被覆部材75を構成する材料としては、例えば、ポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)などのポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート(PET)などのポリエステル、ポリアミド(PA)、ポリイミド(PI)、ポリアミドイミド(PAI)、シリコーン、ポリウレタン(PU)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)やポリビニリデンフルオライド(PVDF)、ペルフルオロアルコキシフッ素樹脂(PFA)などのフッ素系樹脂、熱可塑性エラストマーなどの熱可塑性樹脂などを用いることができる。
図6(B)は、湾曲機構を構成する溝24の一部を拡大して示す図である。溝24には、所定の隙間gと、この隙間gに係合されるガイド部31が形成されている。操作部材70を操作すると、ガイド部31が隙間g内で可動する。その可動が湾曲部20の長手方向に沿って伝達されることにより、湾曲部20全体が湾曲する。例えば、図示するように、ガイド部31を揺動可能に支持する支持点32を設けることにより、ガイド部31の可動を長手方向に沿って良好に伝達させることが可能になる。
図2(B)に示すように、進入補助部40は、先端側に形成された先端挿入孔41と、基端側に形成された基端挿入孔42と、先端挿入孔41および基端挿入孔42に連なる内腔43とが形成された部材によって構成している。進入補助部40は、例えば、内腔43が軸方向に延在する中空状の部材により構成することができる。
図2(B)に示すように、湾曲部20は、その基端部22aが進入補助部40の先端挿入孔41に挿入されている。湾曲部20は、挿入に伴い先端挿入孔41に対して嵌合されるように構成されている。そして、湾曲部20は、嵌合により進入補助部40に対して固定されている。また、本体部50は、その先端部51aが進入補助部40の基端挿入孔42に挿入されている。本体部50は、挿入に伴い基端挿入孔42に対して嵌合されるように構成されている。そして、本体部50は、嵌合により進入補助部40に対して固定されている。このようにして、湾曲部20と本体部50は、進入補助部40を介して相互に接続されている。湾曲部20と進入補助部40との間の固定力、および進入補助部40と本体部50との間の固定力を向上させるために、接着剤等を併用することも可能である。なお、図2(B)においては、湾曲部20、進入補助部40、および本体部50の接続関係を明瞭に示すために、ガイド部材80の図示を省略している。
図2(B)に示すように、進入補助部40の内腔43の軸方向に沿う断面の形状は、基端側から先端側へ向けて径が漸減するテーパー形状に形成されている。進入補助部40の内腔43において基端挿入孔42側に位置する端部42aの内径は、本体部50の内腔53の径と略同一に形成されている。また、進入補助部40の内腔43において先端挿入孔41側に位置する端部41aの内径は、湾曲部20の内腔53の径と略同一に形成されている。このため、湾曲部20の基端開口部22と進入補助部40の先端挿入孔41との間、および本体部50の先端開口部21と進入補助部40の基端挿入孔42との間には段差のない平滑な継ぎ目が形成されている。
進入補助部40を構成する材料としては、例えば、湾曲部20を構成する材料と同様の材料を使用することができる。ただし、後述するように、湾曲部20、進入補助部40、本体部50は、所望の機能を備えるように、それぞれ物性が異なるように構成することができる。したがって、進入補助部40を構成する材料としては、湾曲部20および本体部50に用いられる材料の材質との関係に応じて任意の材料を選択することができる。
図2(A)、図3に示すように、本体部材50は、中空状の第1の素材55aと、第1の素材55aを覆うように配置された中空状の第2の素材55bとによって構成することができる。第1の素材55aとしては、例えば、金属製のコイルによって構成された管状部材を使用することができ、第2の素材55bとしては、例えば、編み込まれた金属製のブレードによって構成された管状部材を使用することができる。第1の素材55aにコイルを使用することにより、本体部50に弾性およびコシを備えさせている。また、第2の素材55bにブレードを使用することにより、本体部50に剛性およびプッシャビリティを備えさせている。なお、例えば、帯状の板を螺旋状に巻回して形成した螺管と、螺管を被覆する網目状のネットと、ネットの外周面を被覆する樹脂製の外皮とからなる管状部材によって本体部50を構成することも可能である。また、例えば、第1の素材55aと第2の素材55bに同種の材料を使用することも可能である。同種の材料を使用することにより、接着剤等を使用して両部材を接合させる場合に、両部材間の接合力を向上させることが可能になる。
本体部50は、先端部側へ押し込み力を伝達し得るプッシャビリティが備えられている限りにおいて材料や構成等は特に限定されず、例えば、多層構造とせずに単層の部材によって構成することも可能である。単層の部材により本体部50を構成する場合、材料としては、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、環状ポリオレフィン、ポリスチレン、ポリ(4−メチルペンテン−1)、ポリカーボネート、アクリル樹脂、アクリルニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル、ブタジエン−スチレン共重合体、ポリアミド(例えば、ナイロン6、ナイロン6・6、ナイロン6・10、ナイロン12)、天然ゴム、ブチルゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、シリコーンゴムのような各種ゴム材料を使用することができる。
図2(A)、図2(B)、図3に示すように、本体部50には、先端開口部51が形成された先端部51aと、基端開口部52が形成された基端部52aと、先端開口部51および基端開口部52に連なる内腔53とが形成されている。
前述したように本体部50の先端部51aは、進入補助部40の基端挿入孔44に対して嵌合されている。また、図2(A)に示すように、本体部50の基端部52aは、手元操作部60に形成された先端開口部61に挿入され、挿入に伴い嵌合されている。本体部50は、この嵌合により手元操作部60に対して固定されている。
図3に示すように、長尺部材10の先端部側から基端部側に延在するガイド部材80は、例えば、本体部50の内面に接するように配置することができる。このように配置することにより、本体部50の内腔53の利用可能なスペースがガイド部材80の設置によって狭められてしまうことを防止することができる。また、例えば、本体部50の内面に軸方向に延伸する所定の溝を形成し、この溝内にガイド部材80を配置することも可能である。
図2(A)に示すように、手元操作部60は、本体部50の基端が挿入される先端開口部61と、軸方向に延在する空間部62と、操作部材70の進退移動を補助する支持部63と、基端部に形成された挿入開口部64と、操作部材70を押し引き操作するために使用される回転部材65と、を有している。
手元操作部60の空間部62は、湾曲部20の内腔23、進入補助部40の内腔43、本体部50の内腔53のそれぞれと同軸上に配置されている。この空間部62および各部の内腔23、43、53は、医療器具100内に所定の医療装置や他の医療器具等を挿通させるためのワーキングルーメンを形成する。例えば、医療器具100を使用して医療用の処置具150等を肺気道P内へ送達する際は(図9を参照)、手元操作部60に形成された挿入開口部64を介して手元操作部60の内部へ処置具150を挿入させる。そして、処置具150をワーキングルーメンに挿通し、湾曲部20の先端開口部21から先端部側を突出させることにより、処置対象部位へ処置具150を案内することができる。
手元操作部60の回転部材65は、操作部材70に接続された状態で回転自在に取り付けられている。回転部材65の表面には、指を掛けることが可能な凹凸部が形成されている。図1に示すように、例えば、片方の手の指を使用して回転部材65を回転させる簡単な操作により湾曲部20の湾曲操作を行うことが可能になっている。
手元操作部60を構成する材料としては、例えば、硬質のプラスチック材料や金属材料などを使用することができる。
次に、長尺部材の各部の寸法や物性等について説明する。
図2(A)を参照して、湾曲部20の軸方向の長さL1は、例えば、10mm以上60mm以下の長さで形成することが好ましい。これは、次のような理由による。なお、ここで説明する湾曲部20の長さL1には、進入補助部40の先端挿入孔42に挿入された部分の長さは含まれない。
図7に示すように、長尺部材10を末梢側へ向けて移動させる際、肺気道Pの内壁面に長尺部材10を当接させながら移動させることにより、肺気道Pに沿わせて長尺部材10を移動させることが可能になる。挿入した初期段階、例えば、中枢側で長尺部材10を移動させている間は、中枢側に位置する葉気管支P3(第2分岐の周辺)の内壁面に対して長尺部材10の湾曲部20を当接させる(引っ掛ける)ことにより、長尺部材10の移動を円滑に行わせることが可能になる。しかしながら、湾曲部20の長さL1が主気管支P2(第1分岐の周辺)の径よりも小さいと、湾曲部20が主気管支P2を移動している最中に、湾曲部20に撓みや屈曲が生じ易くなるため、湾曲部20を葉気管支P3まで到達させることが難しくなる。そこで、一般的な主気管支P2の径10mm以上となるように湾曲部20の長さL1を設定している。なお、上記のような問題が生じることをより確実に防止するために、湾曲部20の長さL1は14mm以上で形成されていることがより好ましい。
また、湾曲部20の先端が末梢気道に到達した後、さらに末梢側へ向けて湾曲部20を進めるために長尺部材10を押し込む操作を行うと、末梢気道の伸長により、末梢側へ向けて最大で60mm移動させることが可能になる。このため、湾曲部20の長さL1の上限を60mmに設定することにより、末梢領域のより広範な領域を処置対象部位に含めることを可能にしつつ、湾曲部20が不要に長く形成されてしまうことを防止している。なお、末梢気道は、40mm以上は伸長するため、湾曲部20が不要に長く形成されてしまうことを防止する観点より、湾曲部20の長さL1は、40mm以下であることがより好ましい。
図2(A)に示すように、湾曲部20の外径D1は、例えば、2.0mm以上4.5mm以下で形成することが好ましい。これは、次のような理由による。なお、ここで説明する湾曲部20の外径は、被覆部材75を使用する場合は被覆部材75の厚み寸法を含めた外径を意味し、後述するコーティング材を使用する場合はコーティング剤の厚み寸法を含めた外径を意味する。
肺気道Pにおける呼吸細気管支P7の径は、一般的に0.5〜1.0mmである(図7を参照)。湾曲部20を呼吸細気管支P7内に押し込むと、呼吸細気管支P7は最大で1.0mm〜2.0mm程度まで伸長する。したがって、湾曲部20の外径D1が2mmに形成されていれば湾曲部20を呼吸細気管支P7の内壁面に当接させた状態で移動させることが可能になる。また、図2(B)に示すように、湾曲部20の内腔23の径R1は、各種の医療装置や医療器具を挿通し得るように1mm以上で形成されていることが好ましい。このため、湾曲部20に最低限必要な肉厚を考慮すると、内腔23の径R1との関係より、湾曲部20の外径D1は2mm以上で形成されることが好ましい。
また、肺気道Pの末梢気道の径は、一般的に2.0mmである。湾曲部20を末梢気道内に押し込むと、末梢気道は最大で4.5mm程度まで伸長する。したがって、湾曲部20の外径D1が4.5mmであれば、湾曲部20を末梢気道の内壁面に当接させた状態で移動させることが可能になる。このため、湾曲部20の外径D1の上限を4.5mmとすることが好ましい。なお、末梢気道は、3.5mm程度までしか伸長しない場合もあるため、侵襲性の観点より、湾曲部20の外径D1は、3.5mm以下であることがより好ましい。
図2(A)を参照して、進入補助部40の軸方向の長さL2は、10mm以上の長さで形成することが好ましい。これは、次のような理由による。なお、ここで説明する進入補助部40の長さL2は、後述する先端テーパー部45aの先端から基端テーパー部45bの基端までの長さである(図3を参照)。
湾曲部20を末梢気道や呼吸細気管支P7で移動させる際に、例えば、進入補助部40を中枢側に位置する葉気管支P3に当接させることにより(図9を参照)、進入補助部40を介して先端側に位置する湾曲部20へ押し込み力を好適に伝達させることが可能になる。ただし、葉気管支P3の径よりも、進入補助部40の長さL2が小さいと、葉気管支P3において進入補助部40が横向きに配置されてしまい、その結果、葉気管支P3に対する進入補助部40の当接状態を維持することが難しくなってしまう。このため、一般的な葉気管支P3の径10mm以上となるように進入補助部40の長さL2を設定することが好ましい。なお、上記のような問題が生じることをより確実に防止するために、進入補助部40の長さL2は15mm以上で形成されていることがより好ましい。
図2(A)を参照して、本体部50の軸方向の長さL3は、230mm以上800mm以下の長さで形成することが好ましい。なお、ここで説明する本体部50の長さには、進入補助部40の基端挿入孔42に挿入された部分の長さ、および、手元操作部60の空間部62に挿入された部分の長さは含まれない。
本体部50が上記のような長さL3で形成されていることにより、経口的または経鼻的に長尺部材10を肺気道P内へ導入する際に、湾曲部20の先端を気管支P4よりも末梢側へ確実に到達させることが可能になるため、細気管支P5を含む末梢気道や呼吸細気管支P7での各種の処置を好適に行うことが可能になる。
図2(B)を参照して、長尺部材10においては進入補助部40の最大外径部の径D2が湾曲部20の外径D1および本体部50の外径D3よりも大きく形成されている。このため、図9に示すように、長尺部材10を肺気道P内で移動させる際に、進入補助部40を中枢側の内壁面に当接させた状態を維持しながら、湾曲部20を末梢側で移動させる操作を行うことが可能になる。また、このような操作を行う際、基端側から付与される押し込み力が進入補助部40を介して湾曲部20側へ好適に伝達されるため、長尺部材10のプッシャビリティを向上させることができる。なお、進入補助部40の最大外径部の径D1は、例えば、3.5mm〜5.5mmに形成することができ、本体部50の外径D3は、例えば、3.0mm〜5.0mmに形成することができる。
長尺部材10においては、進入補助部40の剛性が湾曲部20の剛性よりも大きくなるように構成されている。このように構成することにより、手元側から付与された押し込み力を、進入補助部40を介して効率よく湾曲部20側へ伝達することが可能になるため、長尺部材10のプッシャビリティをより一層向上させることができる。また、長尺部材10においては進入補助部40の剛性が本体部50の剛性よりも大きくなるように構成されている。このように構成することにより、進入補助部40のプッシャビリティを損なうことなく、長尺部材10の操作性をより一層向上させることができる。
また、長尺部材10においては、進入補助部40の弾性が湾曲部20の弾性よりも小さくなるように構成されている。このように構成することにより、進入補助部40の弾性変形を抑制し、進入補助部40を介した押し込み力の伝達性が損なわれることを防止している。また、湾曲部20を弾性変形させながら末梢側で移動させることを可能にし、湾曲部20の移動をより一層円滑に行うことを可能にしている。
進入補助部40の先端部には、先端側へ向けて外径が漸減する先端テーパー部45aを形成している。進入補助部40の基端部には、基端側へ向けて外径が漸減する基端テーパー部45bが形成されている。このような各テーパー部45a、45bを設けることにより、進入補助部40と肺気道Pの内壁面との間の摩擦を低減することができ、長尺部材10のプッシャビリティを向上させることができる。押し込む操作を行った際に、肺気道Pの内壁面に損傷等が発生することを防止することもできる。
図2(B)に示すように、長尺部材10においては、本体部50の内腔53の径R3が湾曲部20の内腔23の径R1よりも大きくなるように構成されている。このため、長尺部材10を使用して各種の処置具150を肺気道P内へ導入する際に、処置具150を本体部50側から湾曲部20側へ容易に移動させることができる。また、長尺部材10を吸引装置や吐出装置に適用する場合には、吸引力を向上させたり、吐出量を増加させたりすることが可能になる。なお、本体部50の内腔53の径は、例えば、2.0mm〜4.5mmに形成することができ、湾曲部20の内腔23の径は、例えば、1.2mm〜3.7mmに形成することができる。
湾曲部20の表面は、すべり性を備えるコーティング材によって覆うことができる。湾曲部20のすべり性を向上させることにより、長尺部材10のプッシャビリティをより一層向上させることが可能になる。コーティング材としては、湾曲部20の表面に塗膜を形成するものや湾曲部20の表面を覆う膜材として構成されたものなどを使用することできる。また、湾曲部20に被覆部材75を設ける場合には、被覆部材75の上からコーティング材を塗布した構成とすることができる。コーティング材としては、例えば、親水性材料もしくは疎水性材料を用いることができる。
親水性材料としては、例えば、セルロース系高分子物質、ポリエチレンオキサイド系高分子物質、無水マレイン酸系高分子物質(例えば、メチルビニルエーテル−無水マレイン酸共重合体のような無水マレイン酸共重合体)、アクリルアミド系高分子物質(例えば、ポリアクリルアミド、ポリグリシジルメタクリレート−ジメチルアクリルアミド(PGMA−DMAA)のブロック共重合体)、水溶性ナイロン、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン等が挙げられる。このような親水性材料は、多くの場合、湿潤(吸水)に
より潤滑性を発揮し、潤湿な生体器官の内壁との摩擦抵抗(摺動抵抗)を低減する。これにより、長尺部材10の摺動性が向上し、操作性がより優れたものとなる。
疎水性材料としては、例えば、ポリアミド、ポリイミド、ポリウレタン、ポリスチレン、シリコーン樹脂、フッ素系樹脂(PTFE、ETFE等)、またはこれらの複合材料が挙げられる。このような疎水性材料を用いても、前述した親水性材料の場合と同様の効果を発揮することができる。
なお、湾曲部20の内腔23の内面をコーティング材によって覆った構成とすることも可能である。このように構成することにより、湾曲部20に処置具150を挿入する作業、または抜去する作業を円滑に行うことが可能になる。
長尺部材10においては、本体部50のトルク伝達性が湾曲部20のトルク伝達性よりも高くなるように構成されている。このように構成することにより、湾曲部20が肺気道Pの末梢側の内壁面に当接した状態で回転操作や捻り操作が行われた際に、湾曲部20が追従して動作することを抑制することができ、肺気道Pに損傷等が生じることを好適に防止することが可能になる。一方で、本体部50のトルク伝達性は維持されるため、回転操作や捻り操作を行いながら本体部50を移動させることが可能になるため、長尺部材10の操作性の低下を抑えることができる。
次に、本実施形態に係る長尺部材の使用例を説明する。
図7を参照して、肺気道Pの中枢側から医療器具100の先端側の部位、すなわち長尺部材10の湾曲部20の先端を肺気道P内へ挿入する。挿入は、例えば、経口的または経鼻的に行うことができる。
湾曲部20の先端が第1分岐に到達した後、図示するように湾曲部20を湾曲させて、湾曲部20の先端を所望の方向へ向ける。長尺部材10を移動させる作業は、内視鏡のような撮像手段を併用して長尺部材10の進路を適宜決定しながら行うことができる。この作業において、医療器具100の内部に形成されたワーキングルーメンを通して湾曲部20の先端開口部21から内視鏡を突出させることにより、長尺部材10の先端側を視野に含む画像を取得することが可能になる。湾曲部20の先端開口部21からの内視鏡の突出、長尺部材10の先端側の状況の確認、長尺部材10の前方への移動を繰り返すことにより、所望の進路に沿って長尺部材10を移動させることができる。
図8を参照して、長尺部材10を肺気道Pの末梢側へさらに押し進める。この際、長尺部材10の本体部50や湾曲部20が肺気道Pの各領域で肺気道Pの内壁面と接触することにより、肺気道Pに追随させて長尺部材10を移動させることが可能になる。
図9を参照して、長尺部材10の湾曲部20が末梢側に位置する呼吸細気管支P7に到達するまで長尺部材10を押し進める。長尺部材10が呼吸細気管支P7に到達すると、呼吸細気管支P7の内壁面と湾曲部20とが当接するため、呼吸細気管支P7の内壁面に沿わせて湾曲部20を移動させることが可能になる。湾曲部20を呼吸細気管支P7内で移動させている間、長尺部材10の進入補助部40は、例えば、葉気管支P3の内壁面に当接させた状態とする。進入補助部40を介して湾曲部20側へ押し込み力を好適に伝達させることが可能になるため、湾曲部20の移動をより一層円滑に行わせることが可能になる。
湾曲部20の先端が肺気道Pの所望の位置に到達した後、長尺部材10を介して処置具150を導入する。処置具150を使用することにより、末梢側に存在する処置目標部位に近接した位置から各種の処置を行うことが可能になる。処置具150としては、例えば、生検デバイス、超音波診断装置、マイクロカテーテル、アブレーションデバイス、クライオカテーテル、高周波アブレーションカテーテル、マイクロ波アブレーションカテーテル、PDTプローブなどを用いることができる。なお、内視鏡を併用している場合には、内視鏡を処置具150と入れ替える作業を適宜行う。
前述したように、長尺部材10の内部において、湾曲部20と本体部50とが接続された継ぎ目となる接続部分には段差が形成されていなため、処置具150をワーキングルーメン内において円滑に移動させることができる。また、段差に引っ掛かることによって処置具150が破損する等の問題が生じる虞もない。なお、体液や分泌物等の吸引、薬剤の吐出を行うための医療装置に長尺部材10を適用する場合には、長尺部材10の内部に段差が形成されていないため、体液や薬剤等の流体を円滑に流通させることができる。
所定の処置を行った後、処置具150を医療器具100から抜去する。処置具150を抜去する作業を行う際にも処置具150が長尺部材10の内部で段差に引っ掛かることがないため、処置具150を円滑に移動させることができる。
処置具150を生体から抜去した後、医療器具100を生体から抜去する作業を行うことで手技を終了する。なお、同様の手順を繰り返して他の処置目標部位へ向けて長尺部材10を再度移動させる操作をし、手技を継続してもよい。
以上、本実施形態によれば、内腔の径、外径、および物性がそれぞれ異なる湾曲部20と本体部50を接続して長尺部材10を構成することができるため、長尺部材10の各部の寸法や物性に適した部材を適宜選択することにより、先端部側では細径かつ柔軟性に優れた構成とし、基端部側ではプッシャビリティが備えられ、さらに、基端部側における内腔の径が大きく形成された、肺気道Pでの使用に適した医療用の長尺部材10を提供することができる。また、湾曲部20と本体部50の接続に用いられる進入補助部40に、湾曲部20の内腔23の径R1と本体部50の内腔の径R3との差に応じて基端側から先端側へかけて連続的に径が変化する内腔43を形成しているため、湾曲部20と本体部50の継ぎ目となる接続部分に段差を形成させることなく、湾曲部20と本体部50を接続することができる。これにより、ワーキングルーメンにおける各種の処置具150や流体等の円滑な移動が実現された医療用の長尺部材10を提供することができる。
また、進入補助部40の先端挿入孔41に対して湾曲部20の基端部22aを挿入し、進入補助部40の基端挿入孔42に対して本体部50の先端部51aを挿入する簡単な作業により湾曲部20と本体部50を接続することができるように構成されているため、製造作業の容易化とともに、製造コストの削減を図ることができる。
また、進入補助部40の先端部および基端部のそれぞれにテーパー部45a、45bを形成しているため、長尺部材10を肺気道p内で移動させる操作を行う際に、進入補助部40と肺気道pの内壁面との間の摩擦を低減することができ、長尺部材10のプッシャビリティを向上させることができる。さらに、長尺部材10を押し込む操作を行った際に肺気道の内壁面に対する損傷が発生することを未然に防止することができる。
また、長尺部材10の各部の外面を被覆部材75により覆っているため、長尺部材10の各部を保護することができ、使用に際して長尺部材10の破損が招かれることを好適に防止することができる。これに加えて、長尺部材10を使用して各種の流体を流通させる場合に、長尺部材10からの流体の漏洩が生じることを好適に防止することが可能になる。
また、湾曲部20と本体部50を構成要素に備える医療用の長尺部材10を組み付けるために用いられる接続部材40であって、各部材20、50が接続される接続部分の内面に段差を形成させるとなく、それぞれの部材20、50を接続することを可能にする接続部材40を提供することができる。
<変形例>
図10(A)に示すように、従来の医療用の長尺部材や細径化された気管支鏡などの医療装置400を使用した処置において、医療装置400を上葉気管支P’へ挿入する場合、医療装置400を大きく屈曲(蛇行)させることが必要となる上に、力のかかる方向(図中矢印fで示す)と医療装置400の進行方向が逆になるため、医療装置400の先端に前進する力が伝わらず、思い通りに医療装置400が進まないことがある。特に、右上葉支に医療装置400の先端を挿入し、区域気管支(第3分岐〜第4分岐)から亜区域気管支(第4分岐〜第5分岐)に進めるときに、医療装置400の長軸部分の屈曲が中間気管支幹内で起こり、図示するように、Jターン状になりそのまま落ち込むことがある。気管支鏡画像で見ると、右上葉支に先端が入り、そのまま推し進めた際に、突然上葉支口が遠のき、右主幹が見えるようになる。
図10(B)に示す変形例に係る長尺部材10’は、進入補助部40の長さが中間気管支幹の径よりも長く形成されている。また、進入補助部40の弾性は、比較的小さく形成されている。なお、弾性を小さくせずに、例えば、剛性および外径を比較的大きく形成してもよい。この長尺部材10’によれば、当該長尺部材10’を使用した処置を行う際に、進入補助部40を中間気管支幹の内壁面に引っ掛けることができるため、中間気管支幹での長尺部材10の落ち込みが生じることを好適に防止することができる。したがって、操作性がより一層優れた長尺部材10’を提供することが可能になる。
以上、本発明に係る長尺部材について実施形態および変形例を通じて説明したが、本発明は上述した各実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて適宜改変することが可能である。
例えば、長尺部材10に設けられた湾曲部20の構成は、溝によって構成された湾曲機構によって湾曲動作が行われるものに限定されず、節輪等の筒状の部材を長手方向に並置して構成されたものであってもよい。また、手元操作部60の構成等は、湾曲部20を湾曲させ得る限りにおいて変更することが可能である。また、手元操作部60を設けることなく、長尺部材10のみを医療器具として単独で使用することも可能である。また、例示した医療用の処置具150および処置内容は一例であり、例示したもの以外の処置具を使用した各種の処置を行うことが可能である。
また、例えば、長尺部材10の先端部を湾曲可能な構成とせずに、柔軟性が備えられた所定の可撓管などによって構成することも可能である。
また、長尺部材は、二つの部材を接続した構成に限定されず、例えば、三つ以上の部材を接続して構成することもできる。このような構成において、接続部材を使用することにより、各接続部材の間の継ぎ目となる部分に段差が形成されることを防止することができる。
また、例えば、長尺部材10の先端側に、医療分野において公知である流体の注入および排出によって拡張・収縮可能に構成されたバルーンを配置することができる。長尺部材10を介して薬剤等を投与する際にバルーンを拡張させることにより、長尺部材10の位置を固定して位置決めした状態で投与作業を行うことができるため、薬剤の投与を効率よく行うことが可能になる。また、肺気道Pの末梢側をバルーンにより閉塞し、閉塞した部位よりも先端側へ薬剤等を投与することが可能になるため、薬剤を局所的に投与することも可能になる。バルーンを使用する場合、バルーンは被覆部材75を覆うように配置されてもよく、長尺部材10の外表面に直接配置されてもよい。バルーンは手元側から流体が導入可能となるように流体導入ルーメンと接続され、当該流体導入ルーメンから流体を導入されることにより、拡張される。流体導入ルーメンは長尺部材10の外側に配置されても、内側に配置されてもよい。バルーンはシリコーン等の伸縮する材料で構成される。これにより、バルーン拡張時に生体管腔に密着し、長尺部材10を所定の位置で固定した状態での作業が可能となる。またこれに限られず、ナイロンやポリエチレン等の伸縮しない材料を折り畳んだ状態で配置してもよい。このような材料で構成されることにより、気管支に生じた狭窄部の拡張を行うことも可能になる。
10 長尺部材、
20 湾曲部(第1の部材)、
21 先端開口部、
21a 先端部、
22 基端開口部、
22a 基端部、
23 内腔(第1の内腔)、
40 進入補助部(接続部材)、
41 先端挿入孔、
42 基端挿入孔、
43 内腔(第3の内腔)、
45a 先端テーパー部
45b 基端テーパー部
50 本体部(第2の部材)、
51 先端開口部、
51a 先端部、
52 基端開口部、
52a 基端部、
53 内腔(第2の内腔)、
55a 第1の素材、
55b 第2の素材、
60 手元操作部、
70 操作部材、
75 被覆部材、
80 ガイド部材
100 医療器具、
150 処置具、
P 肺気道。

Claims (4)

  1. 肺気道内での処置を行うために用いられる医療用の長尺部材であって、
    先端側に配置され、軸方向に延在する第1の内腔が形成された第1の部材と、
    軸方向に延在し前記第1の内腔よりも大きな内径を備える第2の内腔が形成されるとともに、前記第1の部材よりも大きな外径を有し前記第1の部材の基端側に配置される第2の部材と、
    前記第1の部材の基端部が挿入可能な先端挿入孔と、前記第2の部材の先端部が挿入可能な基端挿入孔と、前記先端挿入孔と前記基端挿入孔に連なり基端側から先端側にかけて前記第2の内腔の径から前記第1の内腔の径まで径が漸減する第3の内腔とを備え、前記第1の部材と前記第2の部材とを接続する接続部材と、を有し、
    前記接続部材の先端部には、先端側へ向けて外径が漸減する先端テーパー部が形成されており、
    前記接続部材の基端部には、基端側へ向けて外径が漸減する基端テーパー部が形成されており、
    前記先端テーパー部と前記基端テーパー部との間には、略一定の外径で延在する最大外径部が形成されている、医療用の長尺部材。
  2. 前記第1の部材の基端部は、前記接続部材の前記先端挿入孔に対して嵌合により接続可能に構成されており、
    前記第2の部材の先端部は、前記接続部材の前記基端挿入孔に対して嵌合により接続可能に構成されている、請求項1に記載の医療用の長尺部材。
  3. 前記第1の部材の外面、前記接続部材の外面、および前記第2の部材の外面を覆って配置される被覆部材を有する請求項1または請求項2に記載の医療用の長尺部材。
  4. 軸方向に延在する第1の内腔が形成された第1の部材の基端側に、軸方向に延在し前記第1の内腔よりも大きな内径を備える第2の内腔が形成されるとともに前記第1の部材よりも大きな外径を有する第2の部材を接続することにより、肺気道内での処置を行うために用いられる医療用の長尺部材を組付ける接続部材であって、
    当該接続部材は、
    前記第1の部材の基端部が挿入可能な先端挿入孔と、
    前記第2の部材の先端部が挿入可能な基端挿入孔と、
    前記先端挿入孔と前記基端挿入孔に連なり基端側から先端側にかけて前記第2の内腔の内径から前記第1の内腔の内径まで内径が漸減する第3の内腔と、を有し、
    先端部には、先端側へ向けて外径が漸減する先端テーパー部が形成されており、
    基端部には、基端側へ向けて外径が漸減する基端テーパー部が形成されており、
    前記先端テーパー部と前記基端テーパー部との間には、略一定の外径で延在する最大外径部が形成されている、接続部材。
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